JP4560292B2 - シリコンフィンガーコンタクタを有するコンタクトストラクチャ - Google Patents

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Description

この発明は、パッドや電極のようなコンタクトターゲットと電気接触を確立するため、あるいは電子回路や電子デバイスのリードとして使用するためのコンタクトストラクチャに関する。特に、本発明は、半導体ウエハ、パッケージされた半導体デバイス、ICチップ、プリント回路基板等をテストするために、例えばプローブカードに搭載して用いる高速、高周波数範囲、高密度、そして高品質のコンタクトストラクチャに関する。
LSIやVLSI回路のような高速、また高密度な電子部品をテストするにあたっては、プローブコンタクタのような高性能コンタクトストラクチャを使用する必要がある。本発明のコンタクトストラクチャは、半導体ウエハやダイのバーンインテスト等への応用のみに限られず、パッケージされた半導体デバイスやプリント回路基板等のテストおよびバーンインへの応用も可能である。しかし、以下においては、説明の便宜のために、主として半導体ウエハテストに関連して本発明を説明する。
被試験半導体部品が半導体ウエハの場合は、ICテスタのような半導体テストシステムは、自動的に半導体ウエハをテストするために、自動ウエハプローバのような基板ハンドラーと接続して用いられる。そのような例が図1に示されており、この図において半導体テストシステムは、一般に別のハウジングとして形成されたテストヘッド100を有している。テストヘッド100はケーブル束110により、テストシステム本体に接続されている。テストヘッド100と基板ハンドラー400は、モーター510により駆動されるマニピュレータ500により、互いに機械的および電気的に接続している。被試験半導体ウエハは、基板ハンドラー400によって、テストヘッド100のテスト位置に自動的に供給される。
テストヘッド100において、被試験半導体ウエハには、半導体テストシステムにより生成されたテスト信号が供給される。被試験半導体ウエハ上に形成されたIC回路から、テスト信号の結果としての出力信号が発生され、半導体テストシステムに送信される。半導体テストシステムは、半導体ウエハからの出力信号を期待値データと比較することにより、半導体ウエハ上のIC回路が正しく機能しているかを検証する。
図2において、テストヘッド100と基板ハンドラー400は、インターフェイス部140を介して互いに接続されている。インターフェイス部140は、テストヘッドの電気的配線形状に固有の電気回路接続を有するプリント回路基板であるパフォーマンスボード120と、同軸ケーブル、ポゴピン、コネクタとにより構成している。テストヘッド100は、多数のプリント回路基板150を有し、それら回路基板は半導体テストシステムのテストチャンネルまたはテストピンの数に対応している。プリント回路基板150のそれぞれは、パフォーマンスボード120に備えられた対応する接続端子121と接続するためのコネクタ160を有している。パフォーマンスボード120上には、さらにフロッグリング130が、基板ハンドラー400に対するコンタクト位置を正確に決定するために搭載されている。フロッグリング130は、例えばZIFコネクタまたはポゴピンのような、多数のコンタクトピン141を有している。それらのコンタクトピン141は、同軸ケーブル124を介して、パフォーマンスボード120の接続端子121に接続している。
基板ハンドラー400では、チャック180上に被試験半導体ウエハ300が搭載されている。この例では、プローブカード170が被試験半導体ウエハ300の上部に備えられている。プローブカード170は、被試験半導体ウエハ300上のIC回路の回路端子またはコンタクトターゲットと接触するために、多数のプローブコンタクまたはコンタクトストラクチャ(カンチレバーまたはニードル)190を有している。
プローブカード170の接続端子は、フロッグリング130に備えられたコンタクトピン141と電気的に接続している。さらにコンタクトピン141は、同軸ケーブル124を介して、パフォーマンスボード120上の接続端子121に接続している。それぞれの接続端子121は、テストヘッド100内の対応するプリント回路基板150に接続している。また、プリント回路基板150は、数百の内部ケーブルを有するケーブル束110を介して、半導体テストシステム本体と接続している。
この構成の下で、チャック180上の半導体ウエハ300の表面に、コンタクタ190が接触し、半導体ウエハ300にテスト信号を印加し、かつ半導体ウエハ300から結果出力信号を受信する。被試験半導体ウエハ300からの結果出力信号は、半導体テストシステムにおいて期待値と比較され、半導体ウエハ300上の回路が正しく機能しているかが検証される。
図3は、図2のプローブカード170の底面図を示している。この例では、プローブカード170は、ニードルまたはカンチレバーと呼ばれるコンタクタ190が複数個搭載されたエポキシリングを有している。図2において半導体ウエハ300を搭載したチャック180が上方に移動すると、カンチレバーコンタクタ190の先端は、半導体ウエハ300上のコンタクトパッドまたはバンプと接触する。コンタクタ190の他端はワイヤ194に接続され、そのワイヤ194は更にプローブカード170に形成された送信ライン(図示せず)に接続されている。送信ラインは複数の電極197に接続されており、その電極197は更に第2図のポゴピン141に接続されている。
一般に、プローブカード170は、グラウンド層、パワー層、および信号伝送ライン層等による多数のポリイミド基板により構成された多層基板となっている。この技術分野では周知のように、それぞれの信号伝送ラインは、例えば50オームのような特性インピーダンスとなるように、ポリイミド基板の比誘電率、プローブカード170内の信号経路のインダクタンスやキャパシタンス等のパラメターを設計している。従って、信号伝送ラインはインピーダンスマッチした信号路となっており、半導体ウエハに定常状態で電流を供給するとともに、過渡状態においても瞬間的な高ピーク電流を供給できるような高周波数伝送帯域を確立している。プローブカード170には、ノイズ除去の為に、キャパシタ193と195がパワー層とグラウンド層間に備えられている。
図4は、従来プローブカード技術における帯域幅の限界を説明するために、図3のプローブカード170の等価回路を示している。図4Aと図4Bに示されているように、プローブカード170上の信号伝送ラインは、電極197から、ストリップライン196(インピーダンスマッチしている)、ワイヤ(伝送路)194、コンタクタ(ニードル)190にいたっている。ワイヤ194とコンタクタ190はインピーダンスマッチしていないので、これらの部分は、図4Cに示すように、高周波数帯域では等価的にインダクタLとして作用する。ワイヤ194とコンタクタ190の全体の長さが20−30mm程度にもなるので、被試験部品の高周波性能のテストは、このインダクタによって大きく制限される。
プローブカード170の周波数帯域を制限する他の要素は、図4Dと図4Eに示すパワーニードルとグラウンドニードルである。もしパワーラインが被試験部品に十分な電流を供給できるのであれば、被試験部品のテストにおける周波数帯域をさほど制限することはない。しかし、パワー供給のための直列接続したワイヤ194とコンタクタ190(図4D)や、パワーと信号をグラウンドするための直列接続したワイヤ194とコンタクタ190は、インダクタと等価になるので、高速電流は大きくに制限される。
さらに、パワーライン上のサージパルスあるいはノイズを除去して被試験部品の正しい性能を検証するために、キャパシタ193とキャパシタ195がパワーラインとグラウンドラインの間に備えられている。キャパシタ193は、10マイクロファラッドのような比較的に大きな値であり、必要に応じてスウィチでパワーラインから接続をはずすこともできる。キャパシタ195は、0.01マイクロファラッドのような比較的小さいキャパシタンスの値をとり、DUTの近くに固定的に取り付けられている。これらのキャパシタは、パワーラインにおける高周波成分を除去する機能を果たす。
従って、上述したもっとも広く使用されるプローブコンタクタでは、周波数帯域が約200MHz程度に制限されてしまい、最近の半導体部品をテストするには不十分である。半導体業界では、近い将来には、現在では1GHzからそれ以上である、テスター自体の性能の周波数帯域に相当するだけの周波数帯域がプローブコンタクタに必要になると考えられている。また、テストのスループットを向上するために、プローブカードにより、特にメモリデバイスのような半導体部品を同時に多数取り扱えること(並列テスト)が望ましい。
従来の技術では、図3に示すようなプローブカードとプローブコンタクタは、手作業で製造され、そのため品質にばらつきがある。そのような品質のばらつきは、サイズ、周波数帯域、コンタクトフォース(接触力)、コンタクトレジスタンス(接触抵抗)等のばらつきとして現れる。従来技術のプローブコンタクタにおいて、コンタクトパフォーマンス(接触性能)の信頼性を低下させている他の要因は、プローブコンタクタと被テスト半導体ウエハが異なる温度膨張係数であることである。従って、温度が変化すると、コンタクト位置が変位してしまい、コンタクトフォース(接触力)、コンタクトレジスタンス(接触抵抗)、周波数帯域等に悪影響を与えてしまう。
従って、本発明の目的は、半導体ウエハやパッケージICのようなコンタクトターゲットと高周波数動作により電気的接触を確立するためのコンタクトストラクチャを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、半導体ウエハやパッケージICのようなコンタクトターゲットと電気的コミュニケーションを確立するためのコンタクトストラクチャであり且つ多数の半導体部品を並列・同時テストするに適したコンタクトストラクチャを提供することにある。
また、本発明の更に他の目的は、半導体ウエハやパッケージLSI等をテストするためのコンタクトストラクチャであり、手作業によるアセンブリや取り扱いをすることなく、半導体製造工程を介して製造することにより、均一な品質を達成したコンタクトストラクチャを提供することにある。
また、本発明の更に他の目的は、被試験半導体ウエハの温度膨張係数を補償することができ、半導体ウエハやパッケージLSI等をテストするためのプローブカードに搭載して用いるコンタクトストラクチャを提供することにある。
本発明の1の様態において、コンタクトストラクチャは、複数のビーム状コンタクタとそのコンタクタを搭載するコンタクト基板により構成されている。典型的には、このコンタクタは、フォトリソグラフィー技術を用いて形成される。コンタクタは、各端に傾斜部を有するシリコンベースと、そのシリコンベース上に形成され、そのシリコンベースから突起し、各端に傾斜部を有するシリコンビームと、そのシリコンビームの上部表面にわたって形成された導電層と、から構成されている。
特に、本発明おいて、コンタクトストラクチャは、それぞれがボンディング用ステップ部を有する複数のフィンガー状コンタクタと、それらのコンタクタを搭載したコンタクト基板により構成されている。典型的には、コンタクタは、フォトリソグラフィー技術を用いて形成される。コンタクタは、各端に傾斜部を有するシリコンベースと、そのシリコンベース上に形成され、そのシリコンベースから突起し、各端に傾斜部を有するシリコンビームと、そのシリコンビームの上部表面にわたって形成された導電層と、その導電層の表面に形成されたボンディング用ステップ部と、により構成されている。
本発明他の様態は、本発明のコンタクトストラクチャを製造するプロセスである。コンタクトストラクチャを製造するプロセスは、(100)結晶面にカットしたシリコン基板を供給するステップと、そのシリコン基板の上部表面にマスクパターンを形成するステップと、シリコンビームを形成するためにそのシリコン基板の上部表面にエッチングプロセスを適用するステップと、シリコン基板の下部表面にマスクパターンを形成するステップと、シリコンベースを形成するためにそのシリコン基板の下部表面にエッチングプロセスを適用するステップと、そのシリコンビームの上部表面に導電材料をデポジットするステップと、を含んでいる。
本発明によれば、コンタクトストラクチャは、次世代の半導体技術に必要とされる高周波数帯域を実現している。コンタクタは、半導体製造工程を介して製造されるので、多数のコンタクタが、極めて小さなスペースで配列でき、したがって多数の半導体部品を同時にテストするに適切である。
多数のコンタクタは、手作業を伴わず、半導体微細化製造技術を用いて基板上に同時に製造されるので、均一なコンタクト性能、高品質や高信頼性、また長寿命を達成することが可能である。また、コンタクタは、被試験デバイスと同じ基板材料により形成することができるので、被試験デバイスの温度膨張係数を補償し、位置的エラーを防止することができる。
本発明のコンタクトストラクチャを、図5−図20を参照して説明する。図5は、本発明の前提となる発明のコンタクトストラクチャの例を示しており、コンタクタ30とそのコンタクタ30を搭載したコンタクト基板20とにより構成されている。コンタクタ30は、フォトリソグラフィー技術を介して製造される。コンタクトストラクチャは、被試験半導体ウエハ300のコンタクトパッド320のようなコンタクトターゲット上に配置され、コンタクタ30と半導体ウエハ300が互いに押されたときにその間で電気的接続が形成される。図5には、2つのコンタクタ30しか示していないが、実際の半導体ウエハのテストにおいては、多数のコンタクタ30がコンタクト基板20上に配列される。
後で説明するように、このような多数のコンタクタ30は、同一のフォトリソグラフィー技術を介してシリコン基板上に同時に製造される。被試験半導体ウエハ300が上方に移動すると、コンタクタ30は半導体ウエハ300上の対応するコンタクトターゲット(コンタクトパッド、電極)320と接触する。コンタクトパッド320間のピッチは、50マイクロメータ以下のピッチであり、コンタクタ30は、半導体ウエハ300と同じ半導体製造工程を介して製造されるので、同等のピッチに容易に配列することができる。
基板20上のコンタクタ30は、スペーストランスフォーマを介して、あるいは図3に示すように直接プローブカードに搭載することができる。別の方法として、コンタクタ30を、リードを有する従来型のICのようなパッケージに成形して取り付け、そのパッケージをプローブカードに搭載し、あるいは他の基板に接続してもよい。コンタクタ30は微少サイズに形成することができるのでコンタクトストラクチャを搭載するプローブカードの動作可能な周波数範囲を容易に2GHz以上に増大することができる。また、このような微少サイズを有するので、プローブカードのコンタクタ数は例えば2000以上に増大することができ、結果として32個以上の半導体部品を並列に且つ同時にテストすることができる。
また、本発明の前提となる発明のコンタクタ30は、典型的にはシリコン基板であるコンタクト基板20上に形成されるので、被試験半導体ウエハ300と同じ温度膨張率等の環境変化特性を有する。従って、コンタクタ30とコンタクトターゲット320間の正確な位置関係を、テストや他の応用においてその全期間にわたり維持することができる。
図5では、コンタクタ30は、フィンガー(ビーム)状の導電層35を有する。またコンタクタ30は、コンタクト基板20に接続するためのベース部40を有する。相互接続トレース24は、コンタクト基板20の下部表面に設けられ、導電層35と接続している。このような相互接続トレース24と導電層35間の接続は、例えばソルダーボール(図示せず)を介して形成される。基板20は更に、バイアホール23と電極22とを有する。電極22は、ワイヤーまたはリードを介して、コンタクト基板20をプローブカードまたはICパッケージのような外部部品と相互接続する。
したがって、半導体ウエハ300が上方に移動すると、コンタクト基板20上のコンタクタ30と半導体ウエハ300上のコンタクトターゲット320は、相互に機械的および電気的に接触する。結果として、コンタクトターゲット320からコンタクト基板20の電極22に至る信号路が形成される。接続トレース24、バイアホール23、電極22は、コンタクタ30の小間隔をプローブカードまたはICパッケージに適した大間隔にファンアウト(拡大)する。
コンタクト基板20上に傾斜方向にビーム状コンタクタ30が搭載されるので、そのビーム形状によりバネ力を発生するため、導電層35は、半導体ウエハ300がコンタクトストラクチャに押されるとき、弾力性の接触力を発生する。導電層35の先端部は、コンタクトパッド320に押されたときに、コンタクトパッド320の上部表面の金属酸化層を破って削り作用(スクラビング効果)を達成するように、鋭利な形状にすることが好ましい。
例えば、半導体ウエハ300上のコンタクトパッド320の表面に金属酸化層を有する場合は、金属酸化層を破って低接触抵抗で電気接触を形成するためには、削り作用が必要である。ビーム状コンタクタ30により発揮されるバネ力により、コンタクトターゲット320との間で、信頼性のあるコンタクト性能を達成する。また、コンタクトストラクチャのバネ力により発揮される柔軟性のために、コンタクト基板20、コンタクトターゲット320、ウエハ300およびコンタクタ30の寸法のばらつきや平面の不均一性を補償できる。
導電層35の材料の例として、ニッケル、アルミニウム、銅、ニッケルパラジウム、ロジウム、ニッケル金、イリジウム、その他のデポジット可能な材料がある。テストプローブへの応用の場合のコンタクタ30のサイズの例としては、高さ100−500μm、水平方向長さ100−600μm、そしてコンタクトターゲット320間の50μm以上のピッチに対し30−50μmの幅を有する。
図6は、コンタクト基板20上に複数のコンタクタ30を有する図5のコンタクトストラクチャの底面図である。実際のテストシステムでは、例えば数百のような多数のコンタクタ30が、図6に示すように配列される。相互接続トレース24、バイアホール23、電極22により、導電層35の先端から信号路を確立し、かつコンタクタ30の小間隔をプローブカードやICパッケージに適する大きな間隔にファンアウト(拡大)する。
図7および図8は、本発明の前提となる発明のコンタクタ30をより詳細にあらわしている。図7の断面図に示すように、コンタクタ30は、シリコンベース40、ボロンドープ層48、絶縁層52および導電層35から構成されている。シリコンベース40は、コンタクタ30のフィンガー状部分を支持するための傾斜支持部62を有する。後で説明するように、傾斜支持部62は、特定の結晶面において異方性エッチング法を介して形成される。ボロンドープ層48は、製造行程においてエッチングを停止するエッチストッパとして機能する。ボロンドープ層48は、コンタクタ30の製造行程に必須ではないが、エッチングのプロセスを制御するために便利である。絶縁層52は、典型的には二酸化シリコン層であり、コンタクタ30の他の部分から導電層35を電気的に絶縁する。
図8は、図7のコンタクトストラクチャの上面図であり、複数のフィンガー状導電層35を示している。隣接する導電層35間には空間36があり、そこはコンタクトストラクチャの各フィンガー(ビーム)部がそれぞれ互いに独立的にまた動作可能に構成されている。このような空間36は、後で説明するように、シリコン基板の所定部分にボロンドープ層48を形成しないことにより、その所定部分のシリコン基板をエッチングにより除去して形成される。
図9A−図9Jは、本発明の前提となる発明のコンタクタ30をフォトリソグラフィー技術を用いて形成する工程の例を示す。この例では、多数の対になったコンタクタ30がシリコン基板上に形成され、そのコンタクタの各対は後の工程で分離される。
図9Aの行程において、フォトレジスト層42が、シリコン基板40上に形成される。フォトレジスト層42は、シリコン基板40上にボロンドープ層を形成するためのものである。図に示していないが、フォトマスクが、フォトレジスト層42に位置合わせされ、フォトレジスト層はフォトマスクを介して紫外線のようなフォトエネルギーにより露光される。従って、図9Aの基板の上面図である図9Bに示すようなパターンがフォトレジスト上に形成される。特定部43は、紫外線を露光した結果としてキュア(凝固)されたフォトレジストを示している。フォトレジスト層42の露光されなかった部分は、溶解して洗い流され、特定部43がシリコン基板40上に残される。
ボロンのようなエッチストッパを、シリコン基板の上部表面でキュアされたフォトレジストを有する特定部43にドープする。シリコン基板40上の特定部43は、フォトレジストを有するのでボロンによるドープはされない。従って、特定部43からフォトレジストを取り除くと、図9Cに示すような、ボロンドープ層48が形成される。すなわち、ボロンは、シリコン基板40上において特定部43以外の部分に、薄いドープ層として形成される。ボロンがドープされていない特定部43のシリコン基板は、後で説明する異方性エッチングプロセスによってエッチング除去される。
図9Dの行程では、二酸化シリコン(SiO)層52および54が、シリコン基板40の上部表面と下部表面にそれぞれ形成される。二酸化シリコン層52は、導電層35(図7に示すような)を形成する際の絶縁層として機能する。この絶縁層は、誘電材料等のような他の材料により構成してもよい。シリコン基板40の下部表面に有する二酸化シリコン層54は、図9Eに示すようにエッチングマスクとして機能する。二酸化シリコン層54の一部を、フォトリソグラフィーの行程により除去して、エッチング領域56を形成する。この例では、エッチング領域56は、シリコン基板40の下部表面の中央に形成されている。
図9Fの行程では、シリコン基板40に対し異方性エッチングの行程を実施している。この技術分野で周知のように、シリコン基板40が(100)結晶面にカットされている場合において、エッチング領域56にエッチ剤が付与すると、異方性エッチングによりV字型の溝が形成される。溝の角度は、シリコン基板40の下部表面に対し54.7°である。この溝の角度は、シリコン基板40の(111)結晶面と同じである。この行程に用いるエッチ剤の例としては、EDP(エチレンジアミンピロカテコール)、TMAH(テトラメチル水酸化アンモニウム)、およびKOH(水酸化カリウム)がある。
異方性エッチングのプロセスを実施した結果として、図9Fに示すように、傾斜支持部62が形成される。この傾斜支持部62のサイズは、エッチング領域(エッチング窓)56のサイズとエッチングの時間長により左右される。ボロンドープ層48を有するので、エッチングはそのボロンドープ層48で停止するが、特定部43にはボロンがドープされていないので、そのままエッチングされて除去される。結果として、後で説明するように、コンタクタ30のビーム部を半分に切断したとき、各ビーム間に図8に示すような空間36が形成される。この空間36を有するため、各コンタクタ30は互いに物理的に分離される。この技術分野で周知のように、このようなエッチングの停止は、エッチストッパを用いずに、エッチング時間を制御して停止することも可能である。
図9Gの行程において、メッキシード層(図示せず)を、二酸化シリコン層52上に形成する。シリコン基板40には、更にフォトリソグラフィー行程を実施して、導電層35を形成するためのフォトレジストパターンを作成する。図9Gはこのフォトリソグラフィーのプロセスの結果として形成されたフォトレジスト58を示している。そしてメッキ行程を実行して、図9Hに示すような導電層35を形成する。この技術分野で周知のように、導電層35を形成するためにメッキ以外のデポジション工程を用いることも可能である。
導電層35の材料の例として、ニッケル、アルミニウムおよび銅がある。また、メッキ以外の導電層形成方法として、真空蒸発、陰極スパッタリング、気相デポジション等を含む各種デポジション技術を用いて導電層35を形成することができる。フォトレジスト58は、図9Iにおいて取り除かれる。そして、図9Jに示すように、シリコン基板40を、その中央(ビーム部)で半分に分離する。シリコン基板40の両端の必要のない部分も切り取る。
図10A−図10Cは、本発明の前提となる発明のコンタクタ30をフォトリソグラフィー技術を用いて製造するための他の工程例を示す。図9A−図9Jに示したような、多数のコンタクタの対を一体的に形成し、後の段階で分離する製造プロセスと異なり、この製造プロセス例では、多数の個別のコンタクタをシリコン基板の端部に形成する。
図10Aにおいて、ボロンドープ層148を、シリコン基板140上に形成し、特定部(エッチングにより除去する部分)143を、ボロンでドープされていない部分として規定する。二酸化シリコン(SiO)層のような誘電層152を、絶縁層としてボロンドープ層148上に形成する。二酸化シリコンSiO層154を、エッチングマスクとしてシリコン基板140の下部表面に形成する。エッチング窓56を、上述で説明した異方性エッチングを行うために、フォトリソグラフィーのプロセス(図示せず)により形成する。
異方性エッチングを、シリコン基板140に実施することにより、図10Bに示すような傾斜部を(111)結晶面に沿って形成する。上述したように、この傾斜角度は、シリコン基板140の下部表面に対し54.7゜である。特定部143は、ボロンでドープされていないので、この部分のシリコン基板はエッチングにより除去される。その結果、図10Bの右端に示す平面にフィンガー状(櫛状)の構造が形成される。図9Fを参照して上で説明したように、このようなエッチング停止は、ボロンのようなエッチングストッパを用いずに、エッチング時間により制御してもよい。
図10Cのプロセスにおいて、フォトレジスト層(図示せず)を形成するために更にフォトリソグラフィーの行程を実施し、さらにメッキのプロセスを用いて導電層135を形成する。このようにして形成したコンタクタ30は、図7に示すように適切な形状に切断する。
図11A−図11Cは、シリコン基板(シリコンウエハ)40上に多数のコンタクタを製造するための工程例を示す概略図である。図9A−図9Jに示すフォトリソグラフィー技術により、多数のコンタクタが形成され、それらの導電ビーム(導電層)35が図11Aのシリコン基板40上に示されている。シリコン基板40は、例えばA−A線、B−B線、C−C線でダイシングまたはエッチングにより切断される。その切断されたシリコン基板を、図11Bに示すようにコンタクタのグループ毎に、必要に応じてさらに小さく切断する。すなわち、図11Cに示すように、意図したアプリケーションに適合するような導電ビーム35(コンタクタ30)数となるように、シリコン基板40を更にD−D線、E−E線で切り取る。
図12Aおよび図12Bは、コンタクト基板20上にコンタクタ30を搭載することによりコンタクトストラクチャをアセンブリする方法例を示す概略断面図である。コンタクト基板20の材料の例として、シリコンやセラミックがある。コンタクト基板がシリコンから構成される場合は、コンタクタ30を搭載する溝271、272を、異方性エッチングまたは他のエッチングプロセスをコンタクト基板20の表面に適用して形成する。
コンタクト基板がシリコンにより構成される場合は、コンタクト基板の温度膨張は、被試験半導体ウエハの温度膨張を同じとなるので、相互間の位置変化を補償することができる。セラミック基板は、シリコン基板よりも優れた機械的強度や物理的安定性を有する。コンタクトストラクチャのシリコンベース40を、コンタクト基板20に形成された溝271または272に挿入し、例えば接着剤またはエポクシ樹脂を用いて固定する。
図13A−図13Dはコンタクタを製造する他の工程例を示す概略断面図である。この例において、図13Dに示すコンタクタは、その下部に2つの傾斜部2621、2622を有する。傾斜部2622は、後で説明するように、図14のコンタクト基板の平面にコンタクタを搭載する際に、コンタクト基板に対するビーム角度を決定するためのものである。
図13Aの行程において、ボロンドープ層248を、特定部243(エッチングにより除去する部分)以外の部分のシリコン基板240に形成する。二酸化シリコンSiO2のような誘電層252を、絶縁層としてボロンドープ層248上に形成する。また、二酸化シリコンSiO2層254を、エッチングマスクとしてシリコン基板240の下部表面に形成する。さらにエッチング窓256を、フォトリソグラフィーのプロセス(図示せず)を用いて規定し、上述した異方性エッチングをエッチング窓から実行する。
異方性エッチングを、シリコン基板240に実施することにより、図13Bに示すような、傾斜部262および262が、(111)結晶面に沿って形成される。上述したように、この傾斜角度は、シリコン基板240の下部表面に対し54.7゜である。傾斜部262を、このようなエッチングのプロセスを用いずに他の方法、例えばシリコン基板240をダイシングによりカットして形成することも可能である。特定部243にはボロンがドープされていないので、この部分のシリコン基板はエッチングにより除去され、図13B平面図の右端に示すような、フィンガー(櫛)状の構成が得られる。
図13Cの行程では、図にはないが、更にフォトリソグラフィーのプロセスを実施してフォトレジスト層(図示せず)を形成し、その上に導電層235をメッキのようなデポジション工程を介して形成する。このようにして形成したコンタクタ30を、図13Dに示すように適当な形状となるように切断する。
図14は、コンタクタ30とそれを搭載したコンタクト基板20とにより構成される本発明の前提となる発明のコンタクトストラクチャを示す断面図である。コンタクタ30は、図13A−図13Dのフォトリソグラフィー技術を介して製造される。コンタクトストラクチャは、コンタクトターゲット320を有する半導体ウエハ300上に配置されている。図5および図12の例とは異なり、この例のコンタクタ30は、コンタクト基板20の平表面に搭載されている。すなわち、図13Dのシリコン基板(ベース)240の傾斜部2622は、コンタクト基板20の平面に取り付けられている。コンタクタ30は、高温接着剤のような接着剤によりコンタクト基板20の下部平面に固定される。
図14の例において、図5の場合と同様に、相互接続トレース24はコンタクト基板20の下部表面に形成された導電層235に接続されている。このような接続は、例えばソルダーボール28を介して実現することができる。コンタクト基板20は更に、バイアホール23と電極22とを有する。電極22は、ワイヤあるいはリードを介して、コンタクト基板20をプローブカードまたはICパッケージのような外部部材と相互接続する。
従って、半導体ウエハ300が上方に移動すると、コンタクタ30とコンタクトターゲット320は、互いに機械的および電気的に接触する。したがって、コンタクトターゲット320から電極22にいたるまでの信号路が形成される。相互接続トレース24、バイアホール23および電極22は、コンタクタ30の小ピッチ(間隔)をプローブカードまたはICパッケージに適合するような大きなピッチにファンアウト(拡大)する機能も果たす。
図15は、基板の平表面に搭載したコンタクタを有する図14のコンタクトストラクチャの底面を示す概略図である。この例では、接着剤330を、コンタクタ30をコンタクト基板20の表面に固定するために用いており、一組のコンタクタ30の両端と、図14に示すようなシリコンベース240とコンタクト基板20とによる角部とに接着剤を使用している。
図16Aおよび図16Bは、本発明の前提となる発明のコンタクトストラクチャの構成の更に他の例と、コンタクト基板コンタクタをアセンブリする更に他の方法とを示す断面図である。図16Aおよび図16Bにおいて、コンタクタ530は、シリコンビーム532、シリコンベース540および導電層535により構成されている。コンタクタ530は、接着剤560を介して、シリコンベース540をコンタクト基板の表面に固定することによりコンタクト基板520に搭載されている。コンタクト基板520は、電極522、電極524(接続トレース)と、バイアホール523とを有する。
図16Aに示すコンタクトストラクチャと図16Bに示すコンタクトストラクチャの相違は、コンタクタ530の導電層535とコンタクト基板520の電極522との間を接続する方法にある。図16Aでは、ボンディングワイヤ572により電極(接続トレース)524と導電層535を接続している。図16Bでは、ソルダーボール580により電極(接続トレース)524と導電層535を接続している。一般に、ソルダーボール580による接続は、ソルダーをリフローさせるために、電極524と導電層535は十分に接近させなければならない。すなわち、その製造およびアセンブリ工程に高精度が要求される。また、ソルダーをする部分に残っている接着剤により、ソルダーボール580による十分な接続が損なわれる可能性もある。従って、実際の応用においては、図16Aに示すボンディングワイヤによる接続が好ましい。
図16Aおよび図16Bの例に示すコンタクタ530は、シリコンビーム532の近端(支持端)および遠端(接触端)において、異方性エッチングのプロセスを用いて形成された傾斜部を有する。図13および図14の例で示したシリコンベース240と同様に、この例のシリコンベース540も異方性エッチングを実施して形成した傾斜部を両側に有している。図16Aおよび図16Bの例では、シリコンビーム532の近端部(支持端)とシリコンベース540が、コンタクト基板520の表面に結合されている。コンタクタ530とコンタクト基板520間の空間には接着剤560が使用され、そのためコンタクタ530はコンタクト基板520に確実に固定される。
図17は、本発明のコンタクトストラクチャ例を示す断面図である。図17のコンタクタ630は、シリコンビーム632を有しこのシリコンビーム632にはその近端(支持端)に近接した位置にステップ部650を構成している。ステップ部650は、後で説明するように、異方性エッチングのプロセスを用いて形成される。シリコンビーム632上の導電層635は、ステップ部650まで引き渡されており、これにより導電層によるステップ部を形成している。コンタクタ630をコンタクト基板620に搭載する際に、ステップ部650上の導電層635は、ワイヤボンディングのために好都合となるような水平面を形成している。
シリコンビーム632の近端(支持端)とシリコンベース640は、接着剤660を用いてコンタクト基板520の表面に取り付けられている。接着剤660は、コンタクタ630の傾斜したくぼみにより形成されたコンタクタ630とコンタクト基板520間の空間に付与されている。コンタクタ630は、コンタクト基板520に搭載する際に、シリコンベース640の寸法とシリコンビーム632の近端部の形状とによって規定された所定の方向に傾斜する。ボンディングワイヤ672は、コンタクト基板520の電極524とコンタクタ630の導電層635とを接続する。
図18は、図17に示した本発明のコンタクタ630と本発明のアセンブリ方法を用いたコンタクトストラクチャの断面図を示す。コンタクタ630は、シリコンベース640とシリコンビーム632の近端部(支持端)とをコンタクト基板520の表面に取り付けることにより、コンタクト基板520上に搭載される。ボンディングワイヤ672により、コンタクト基板520の電極524(接続トレース)と、コンタクタ630の導電層635に形成されたステップ部とを接続する。コンタクトストラクチャは、コンタクトパッド320を有する半導体ウエハ300上に配置している。コンタクトストラクチャと半導体ウエハ300が互いに押しつけられると、コンタクタ630とコンタクトパッド320間に電気的コミュニケーションが確立する。その結果として、例えば半導体テストシステムにより半導体ウエハ300をテストすることが可能となる。
図19A−図19Fは、図16A、図16Bに示す本発明の前提となる発明のコンタクタ530を製造するための工程の例を示す。図19Aの上面図では、マスクパターン552を、(100)結晶面にカットされたシリコン基板540の表面に、例えばフォトリソグラフィー技術を介して形成する。マスクパターン552は、例えば二酸化シリコン(SiO2)により構成される。この二酸化シリコンSiO2層(マスクパターン)552は、異方性エッチングを実行する際にエッチマスクとして機能し、かつ導電層535とシリコンビーム532との間で絶縁層として機能する。この例では、4つのコンタクタを製造するために4つのパターンしか示していないが、実際の応用においては、より多数のコンタクタが同時に製造される。
例えばエッチングの時間長でエッチングの進行を制御しながら、シリコン基板540の上部表面に異方性エッチングのプロセスを実行すると、シリコンビーム532が図19Bの断面図に示すような形状でシリコン基板上に形成される。シリコン基板540は、(100)結晶面でカットされているので、異方性エッチング法を施すことにより、シリコンビーム532の各端部(支持端および接触端)に傾斜部が形成される。この傾斜部の角度は、シリコン基板540の表面に対し54.7゜である。この端部の角度は、シリコン基板540の(111)結晶面と同じである。
同様に、図19Cに示すように、マスクパターン554をシリコン基板の下部表面に形成する。マスクパターン554は、シリコンベース540を形成するための異方性エッチングのプロセスにおいて、エッチマスクとして機能する。従って、例えばエッチングの時間長でエッチングの進行を制御しながらシリコン基板540の下部表面に異方性エッチング行程を実行すると、図19Dの断面図に示すように、シリコンベース540がシリコン基板上に形成される。シリコンベース540は、両端に傾斜部を有しており、その角度は、シリコン基板540の表面に対し54.7゜である。したがって図19Dの断面図において、コンタクタ530は、シリコンベース540とシリコンビーム532を有している。
図19Eは、本発明の前提となる発明のコンタクタ530の上面図である。異方性エッチングを用いるので、シリコンビーム532とシリコンベース540以外のシリコン基板はエッチングにより除去され、これによりシリコンビーム532間に空間536が形成される。図19Fの断面図では、導電材料を、例えばメッキの行程を用いてシリコンビーム532の上部表面にデポシット(導電材料を付着)する。従って、導電層535が、シリコンビーム532の両端間にわたって形成され、これによりコンタクタ30の製造工程が終了する。図にはないが、上述のように、二酸化シリコン(SiO2)のような絶縁層を、シリコンビーム532と導電層535間に形成して電気的絶縁を確立する。
図20A−図20Hは、図17および図18に示す本発明のコンタクタ630を製造するための工程の例を示す。シリコン基板640の上面図である図20Aでは、マスクパターン652が、(100)結晶面でカットしたシリコン基板640の上部表面に形成されている。一般に、マスクパターン652は、二酸化シリコン(SiO)により構成されている。上述したように、マスクパターン652は、異方性エッチングを行うときにエッチマスクとして機能し、またコンタクタ630の導電層635とシリコンビーム632間の絶縁層として機能する。実際の応用においては、多数のコンタクタが同時に製造されるが、簡明のために、この例では4個のコンタクタ630を製造するための4つのパターンしか示していない。
例えばエッチングの時間長でエッチングの進行を制御しながらシリコン基板640の表面に異方性エッチングプロセスを適用すると、図20Bの断面図に示すように、ステップ部650がシリコン基板640上に形成される。シリコン基板640は、(100)結晶面でカットされているので、異方性エッチングにより、各ステップ部650は、平坦面とその両端に傾斜部を有した構造となる。
図20Cの工程において、マスクパターン654が、シリコン基板640の上部表面に形成されている。各マスクパターン654は、対応するステップ部650をカバーし、さらにシリコン基板640の水平表面に延長している。図20Dにおいて、エッチング時間を制御しながらシリコン基板640の上部表面に異方性エッチングのプロセスを実施すると、シリコンビーム632がシリコン基板640上に形成される。各シリコンビーム632は、その上部にステップ部650を有しており、そのステップ部は、図17および図18に示すようにボンディング用ステップ部として機能する。異方性エッチングの結果、シリコンビーム632の両端には、傾斜面が形成される。
同様に、図20Eに示すように、マスクパターン656をシリコン基板640の下部表面に形成する。従って、エッチング時間を制御しながらシリコン基板640の下部表面に異方性エッチングのプロセスを適用すると、図20Fの断面図に示すように、シリコンベース640が、シリコン基板に形成される。シリコンベース640は、その両側に傾斜部を有しており、その角度はシリコン基板640の表面に対し54.7゜である。図20Eのコンタクタ630の断面図には、シリコンベース640、シリコンビーム632、そしてそのシリコンビーム632上に有するステップ部650を示している。
図20Gは、本発明のコンタクタ630の上面図である。シリコン基板は、異方性エッチングを実施することにより、シリコンビーム632、ステップ部650、シリコンベース640以外はエッチングにより除去される。したがって、隣接したシリコンビーム632間に空間636が形成される。図20Hの断面図では、導電材料が、例えばメッキ行程によりシリコンビーム632の上部表面にデポジットされる。従って、導電層635が、シリコンビーム632の両端にわたって形成され、これによりコンタクタ630の製造工程が完了する。図には示してないが、上述したように、二酸化シリコン(SiO)のような絶縁層を、シリコンビーム632と導電層635間に形成して、その間に電気的絶縁を確立する。
本発明によると、コンタクトストラクチャは、次世代の半導体技術に適した高周波数帯域を有する。プローブコンタクタは、半導体製造工程に用いる最近の微少化技術を用いて形成されるので、多数のコンタクタを、多数の半導体部品を同時にテストすることに適した小スペースに配置することができる。
多数のコンタクトストラクチャは、手作業なしで小形化製造技術を用いて同時に基板上に製造されるので、一定の品質、およびコンタクト性能の高信頼性、長寿命を達成することが可能である。更に、コンタクトストラクチャは、被試験デバイスと同じ基板材料上に形成することができるので、被試験デバイスの温度膨張係数を補償することができ、したがって位置的エラーを防止することができる。
好ましい実施例しか明記していないが、上述した開示に基づき、添付した請求範囲で、本発明の精神と範囲を離れることなく、本発明の様々な形態や変形が可能である。
図1は、基板ハンドラーとテストヘッドを有する半導体テストシステムとの構成関係を示す概念図である。 図2は、半導体テストシステムのテストヘッドを基板ハンドラーに接続するための構成例を示す概念図である。 図3は、プローブコンタクタとして複数のカンチレバーを搭載するためのエポキシリングを有したプローブカードの構成例を示す底面図である。 図4A−図4Eは、図3のプローブカードの等価回路をあらわした回路図である。 図5は、コンタクト基板とその基板に搭載されたコンタクタとにより構成された本発明の前提となる発明のコンタクトストラクチャを示す断面図である。 図6は、本発明の前提となる発明のコンタクタを有する図5のコンタクト基板の底面を示す概念図である。 図7は、本発明の前提となる発明のコンタクタの1つについて、そのより詳細な断面構造を示す概念図である。 図8は、図7のコンタクタの上面を示す概念図である。 図9Aおよび図9C−図9Jは、本発明の前提となる発明のコンタクタを製造するための工程を示す概略断面図である。図9Bは、基板の上面図であり、図9Aの断面図に対応している。 図10A−図10Cは、本発明の前提となる発明のコンタクタを製造するための他のプロセス例を示す概略断面図である。 図11A−図11Cは、本発明の前提となる発明の多数のコンタクタを同時に製造するためのシリコンウエハとその切断を示す上面図である。 図12Aおよび図12Bは、本発明の前提となる発明のコンタクタをコンタクト基板上にアセンブリする方法を示す断面図である。 図13A−図13Dは、本発明の前提となる発明のコンタクタを製造するための更に他の工程例を示す概略断面図である。 図14は、コンタクトターゲットを有する半導体ウエハと、図13A−図13Dの工程を介して製造されたコンタクタおよびそのコンタクタを搭載するコンタクト基板とにより構成されるコンタクトストラクチャの他の例を示す断面図である。 図15は、コンタクト基板上に搭載しコンタクタを有する図14のコンタクトストラクチャの底面を示す概略図である。 図16Aおよび図16Bは、本発明の前提となる発明のコンタクトストラクチャとコンタクタをコンタクト基板上にアセンブリするための他の方法の例を示す概略断面図である。 図17は、本発明のコンタクトストラクチャと、本発明のコンタクタをコンタクト基板上にアセンブリするため方法の例を示す概略断面図である。 図18は、半導体ウエハ上部に配置され、図17に示した本発明のアセンブリ方法を用いたコンタクトストラクチャの例を示す概略断面図である。 図19A−図19Fは、図16Aおよび図16Bに示す本発明のコンタクタを製造するための工程例を示す概略図である。 図20A−図20Hは、図17および図18に示す本発明のコンタクタを製造するための工程例を示す概略図である。

Claims (13)

  1. コンタクトターゲットと電気接続を確立するためのコンタクトストラクチャにおいて、
    複数のコンタクタと、
    該複数のコンタクタをその表面に搭載したコンタクト基板と、により構成され、
    上記複数のコンタクタの各コンタクタは、
    両側端に傾斜部を有し、その角度はシリコン基板の結晶面に依存するシリコンベースと、
    支持端と接触端を有して該シリコンベース上に形成され、該接触端がシリコンベースから充分に突出したシリコンビームと、
    該シリコンビームの上部表面に形成され、所定の結晶面に沿って傾斜する端部として形成されたステップ部を有する導電層と、により構成され、
    該コンタクタは、シリコンベースとシリコンビームの支持端とが該コンタクト基板の表面に接触するとともに、上記ステップ部上の導電層がワイヤボンディングのための水平面を形成するように接着剤により該コンタクト基板に搭載され、これによりシリコンビームを所定の傾斜方向に配置したことを特徴とするコンタクトストラクチャ。
  2. 上記シリコンビームの上記支持端と接触端のそれぞれは傾斜部を有し、その角度は上記結晶面に依存しており、上記支持端は該シリコンベースからわずかに突出して上記コンタクト基板の表面と接触している請求項に記載のコンタクトストラクチャ。
  3. 上記コンタクト基板はシリコンから形成構成されている、請求項に記載のコンタクトストラクチャ。
  4. 上記コンタクト基板はセラミックから構成されている請求項に記載のコンタクトストラクチャ。
  5. 上記コンタクト基板の表面に設けられた複数の接続トレースを更に有し、その接続トレースのそれぞれが対応する上記コンタクタの導電層の一端に接続されている請求項に記載のコンタクトストラクチャ。
  6. 上記コンタクト基板に設けられた接続トレースと上記コンタクタの導電層との間は、ボンディングワイヤにより接続され、そのボンディングワイヤの一端はその導電層上に形成された上記ステップ部と接続される請求項に記載のコンタクトストラクチャ。
  7. 上記コンタクト基板の上部表面と下部表面間にわたって形成され、上記接続トレースの他端に接続された複数のバイアホールと、
    外部部品と電気接触するためにその複数のバイアホールに接続された複数の電極と、をさらに有して構成されている請求項に記載のコンタクトストラクチャ。
  8. コンタクトターゲットと電気コミュニケーションを確立するためのコンタクトストラクチャの製造方法において、
    (100)結晶面でカットされたシリコン基板を供給するステップと、
    該シリコン基板の上部表面に第1エッチマスクパターンを形成するステップと、
    該シリコン基板の上部表面に第1エッチング行程を実施して導電層用ステップ部を形成するステップと、
    上記ステップ部を含む該シリコン基板の上部表面に第2エッチングマスクパターンを形成するステップと、
    該シリコン基板の上部表面に第2エッチング行程を実施してコンタクタのシリコンビームを形成するステップと、
    該シリコン基板の下部表面に第3エッチングマスクパターンを形成するステップと、
    該シリコン基板の下部表面に第3エッチング行程を実施してコンタクタのシリコンベースを形成するステップと、
    該シリコンビームの上部表面に導電材料をデポジットして上記ステップ部を有する導電層を形成するステップと、
    上記各ステップを用いて形成した複数のコンタクタを、上記ステップ部上の導電層がワイヤボンディングのための水平面を形成するとともに、コンタクト基板上に所定の傾斜方向となるように搭載するステップと、
    を有することを特徴とするコンタクトストラクチャの製造方法。
  9. 上記第エッチング行程として異方性エッチングを実施すると、該シリコンベースにはその両側に傾斜部が形成され、その傾斜部の角度は、該シリコン基板の結晶面に依存する請求項に記載のコンタクトストラクチャの製造方法。
  10. 上記第エッチング行程として異方性エッチングを実施すると、該シリコンビームには支持端と接触端が形成され、その支持端と接触端のそれぞれは、その角度が該シリコン基板の結晶面により定まる傾斜部を有する請求項に記載のコンタクトストラクチャの製造方法。
  11. 上記コンタクタを該コンタクト基板に搭載するステップは、上記シリコンベースと上記シリコンビームの支持端をそのコンタクト基板の表面に接着剤により接続して該シリコンビームを所定の傾斜方向に配置するステップを含む請求項10に記載のコンタクトストラクチャの製造方法。
  12. 上記コンタクタを上記コンタクト基板に搭載するステップは、上記シリコンベースとシリコンビームの支持端をそのコンタクト基板の表面に接着剤により接続して、そのシリコンビームを所定の傾斜方向に配置するステップと、コンタクト基板に形成した接続トレースを上記コンタクタに接続するステップとを有する請求項に記載のコンタクトストラクチャの製造方法。
  13. 上記接続トレースを該コンタクタに接続するステップは、その接続トレースと導電層上の上記ステップとの間にワイヤボンディングにより結合するステップを有する請求項12に記載のコンタクトストラクチャの製造方法。
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