JP4554750B2 - 内視鏡用組織採取具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱されて肝生検等を行うのに用いられる内視鏡用組織採取具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の内視鏡用組織採取具として用いられているいわゆるメンギーニ組織採取針の先端部分を示しており、棒状の針軸10の先端には尖った針先11が形成されると共に、切り取った標本組織を収納するための組織収納凹部12が、針先11の近傍を側面から窪ませた形状に形成されている。図7は、組織収納凹部12における針軸10の、軸線に対して垂直な断面の断面図である。
【0003】
針軸10に軸線方向に進退自在に被嵌された外套管20の先端には、組織収納凹部12に入り込んだ組織を切り取るための環状の刃21が内周側に形成されている。
【0004】
図8と図9は、そのような従来の内視鏡用組織採取具を用いて生検組織を採取している状態を示しており、図8に示されるように、組織100に突き刺した外套管20を少し引き戻して組織収納凹部12内に組織100の目標部分を入れ込み、次いで図9に示されるように、外套管20を瞬時に送り出して、組織収納凹部12内に入り込んでいる組織100から標本組織101を切り取るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、組織収納凹部12部分が図7に示されるような断面形状の針軸10は、その部分で上下方向に簡単に曲がってしまうので、針軸10を外套管20から突出した状態で組織100に突き刺す際や、組織100に突き刺された針軸10を軸にして外套管20を強く送り出す際に、図10に示されるように、針軸10が組織収納凹部12部分で折れ曲がって使用できなくなってしまう場合がある。
【0006】
そこで、例えば図11に示されるように、組織収納凹部12部分の針軸10の肉厚を厚くすることが考えられるが、そのようにすると、曲げに対する強度は向上するが、組織収納凹部12の容量が小さくなって十分な量の標本組織を採取することができない。
【0007】
そこで本発明は、組織収納凹部部分において針軸が優れた曲げ強度を有し、しかも十分な量の標本組織を採取することができる内視鏡用組織採取具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用組織採取具は、前方に向けて針先が形成されると共にその針先の近傍部分の側面に組織収納凹部が形成された針軸と、上記針軸に軸線方向に進退自在に被嵌されて上記組織収納凹部に入り込んだ組織を切り取るための刃が先端に形成された外套管とを有する内視鏡用組織採取具において、組織収納凹部が、針軸を略C字状の断面形状に窪ませて形成されているものである。
【0009】
その場合、組織収納凹部における針軸の断面形状が、少なくとも半円程度以上の円弧状であればよい。
また、組織収納凹部における針軸の断面形状が、先側から後方へ次第に角度の大きな円弧状に形成されていてもよく、その場合には、組織収納凹部における針軸の断面形状が、最も後方部分において少なくとも半円程度以上の円弧状であればよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例等について説明する。
図1は、本発明の参考例の内視鏡用組織採取具の先端部分を示しており、(A)は外套管20の先端が所定の先端位置まで押し出された状態を示し、(B)は、外套管20の先端が後方に引き戻された状態を示している。
【0011】
断面形状が円形の針軸10の先端には、前方に向けて尖った無孔の針先11が形成されており、針先11の直後の部分には、組織を収納するための組織収納凹部12が、針軸10を側面から窪ませた形状に形成されている。
【0012】
針軸10には、外套管20が軸線方向に進退自在に略全長にわたって被嵌されている。外套管20の先端部分は先細りのテーパ状に形成されており、その結果、外套管20の内周先端部分が環状の刃21になっている。
【0013】
そして、外套管20を手元側で進退操作することにより、図1の(A)、(B)に示されるように、外套管20の先端部分が組織収納凹部12を完全に覆う状態と組織収納凹部12より後方に退避した状態との間を移動し、組織収納凹部12に入り込んだ組織を刃21によって切り取ることができる。
【0014】
組織収納凹部12における針軸10の、軸線に対して垂直な断面の断面形状は、II−II断面を図示する図2に示されるように、針軸10の半部が完全に切り欠かれ、残りの半部には外周面に沿う一定の厚さの円弧状の壁が残されて、略C字状に形成されている。
【0015】
言い換えると、組織収納凹部12における針軸10の、軸線に対して垂直な断面の断面形状は、針軸10の元々の外周面を外面とする円弧状に形成されており、少なくとも半円程度以上の円弧状であればよい。
【0016】
組織収納凹部12において針軸10をこのような断面形状に形成することにより、組織収納凹部12の容積をさほど減少させることなく優れた曲げ強度を得ることができ、その結果、組織収納凹部12が折り曲がることなく十分な量の標本組織を採取することができる。
【0017】
図3は、本発明の実施例の内視鏡用組織採取具の全体構成を示しており、前述の参考例と同様にC字状の断面形状に形成された組織収納凹部12が、IV−IV断面を図示する図4及びV−V断面を図示する図5にも示されるように、先側から後方へ次第に角度の大きな円弧状に形成されている。この場合、組織収納凹部12の断面形状が、最も後方部分において少なくとも半円程度以上の円弧状であればよい。
【0018】
針軸10の針先11に力が加わると、組織収納凹部12には後方へいくほど大きな曲げ力が作用するので、組織収納凹部12における針軸10の断面形状をこのように先側から後方へ次第に角度の大きな円弧状に形成すればよく、組織収納凹部12の容量を最大限に確保することができる。
【0019】
なお、この実施例の内視鏡用組織採取具では、針軸10の組織収納凹部12より後方部分がパイプ状に形成されていて、その内孔部分が手元側から組織収納凹部12に通じる吸引路13になっている。したがって、標本組織を組織収納凹部12内に吸い付けた状態にしてから外套管20の刃21で切断することができる。
【0020】
針軸10と外套管20の手元側には、各々指掛け14,22が形成され、針軸10の手元側端部には、吸引具50を接続するための口金16が吸引路13に連通して形成されている。
【0021】
また、針軸10に対する外套管20の押し込み量を目視するための目盛り15が針軸10の外周面に形成されており、針軸10に対して外套管20を任意の位置で固定するための手動固定ネジ23が外套管20側に取り付けられている。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、組織収納凹部が、針軸を略C字状の断面形状に窪ませて形成されていることにより、組織収納凹部において針軸が優れた曲げ強度を有するので、使用時に針軸が折れ曲がって使用できなくなってしまうようなケースが大幅に減少し、しかも十分な量の標本組織を組織収納凹部内に採取することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例の内視鏡用組織採取具の先端部分の側面断面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】 本発明の実施例の内視鏡用組織採取具の全体構成を示す側面断面図である。
【図4】図3におけるIV−IV断面図である。
【図5】図3におけるV−V断面図である。
【図6】従来の内視鏡用組織採取具の先端部分の側面断面図である。
【図7】図6におけるVII−VII断面図である。
【図8】従来の内視鏡用組織採取具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図9】従来の内視鏡用組織採取具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図10】従来の内視鏡用組織採取具の針軸が組織収納凹部で曲がってしまった状態を示す側面断面図である。
【図11】組織収納凹部における針軸の断面形状の改良例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 針軸
11 針先
12 組織収納凹部
20 外套管
21 刃

Claims (2)

  1. 前方に向けて針先が形成されると共にその針先の近傍部分の側面に組織収納凹部が形成された針軸と、上記針軸に軸線方向に進退自在に被嵌されて上記組織収納凹部に入り込んだ組織を切り取るための刃が先端に形成された外套管とを有する内視鏡用組織採取具において、
    上記組織収納凹部が上記針軸を略C字状の断面形状に窪ませて形成され、上記組織収納凹部における上記針軸の断面形状が先側から後方へ次第に角度の大きな円弧状に形成されていることを特徴とする内視鏡用組織採取具。
  2. 上記組織収納凹部における上記針軸の断面形状が、最も後方部分において少なくとも半円程度以上の円弧状である請求項記載の内視鏡用組織採取具。
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JPH09504979A (ja) * 1994-03-14 1997-05-20 ジョン アール ハーガ, 生検針の改良された切開チップ
JPH10507952A (ja) * 1994-10-31 1998-08-04 ボストン・サイエンティフィック・コーポレーション バイオプシー針

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