JP4540003B2 - インク補充カートリッジ及び該インク補充カートリッジを用いる中綿式筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、筆記具に対しインクを補充するためのインク補充カートリッジに関し、特に軸筒内に中綿を備えた中綿式筆記具に対しインクを補充するのに好適なインク補充カートリッジ、及び該インク補充カートリッジを用いる中綿式筆記具に関するものである。
従来の中綿式筆記具には、例えば、特許文献1に記載された発明のように、軸筒(1)内に、その前端開口部から二つ折り状の中綿(繊維束5)を挿入し、該中綿(繊維束5)における軸筒(1)外に残された部分に硬化剤を含浸させ、その硬化剤が硬化した後に、中綿(繊維束5)の前記軸筒(1)外の部分を、切削して筆記部(15b)とするようにしたものがある。
また、他の従来技術としては、例えば、特許文献2に記載されている発明のように、軸筒(12)内の中綿(11)と、筆記部(ペン体14)とが別体であって、インクを消費し切った際に、その使用済みの中綿(11)を、インクが充填された新たな中綿(交換用中綿21)と交換できるようにした中綿式筆記具がある。
前者の中綿式筆記具では、中綿が筆記部を一体に備えた構成であるため、中綿と筆記部とが別体である後者の中綿式筆記具に比較して、中綿に含浸されているインクを、筆記部の前端側へスムーズに供給することができ、インク吐出量が多く、筆記掠れが生じ難い等の利点を有していた。
その反面、前者の中綿式筆記具では、中綿が圧縮された状態で軸筒に内在され、その中綿における軸筒外に突出した部分に筆記部を加工した構成であるため、インクを消費し切ってしまった場合でも、後者の従来技術のように、使用済みの中綿をインクが充填された新たな中綿に交換することができず、インクの補充が困難であった。
特開昭60−42099号公報 特開2003−63190号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、インクを使い切った筆記具に対し、容易に新しいインクを補充することができるインク補充カートリッジおよび該インク補充カートリッジを用いる筆記具を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、インク吐出口を有するインクタンクと、該インクタンクに充填されたインクと、インクタンクに対しインク吐出口を閉鎖するようにして着脱可能に装着された閉鎖キャップとを備え、前記インクタンクは、着脱可能な尾栓が外された筆記具の軸筒後端開口部に対し、前記インク吐出口を連通させて装着されるように形成されていることを特徴とする。
ここで、筆記具の軸筒後端開口部に対し上記インクタンクを装着する手段は、例えば、嵌合や螺合等とすることができ、特に着脱を容易にする観点からは、筆記具との軸筒後端に上記インクタンクが螺合されるようにすることが好ましい。
また、他の手段では、上記インクタンクは、そのインク吐出口が、筆記具の軸筒後端開口部に挿入されて軸筒内の中綿に接触するように形成されていることを特徴とする。
また、他の手段では、インクタンクの前端側に小径部を設け、該小径部の内側に上記インク吐出口を設けるとともに、同小径部の外側に通気孔を設け、該通気孔を上記閉鎖キャップにより塞ぐようにしたことを特徴とする。
また、他の手段では、尾栓を外した際の軸筒後端開口部に、上記インク補充カートリッジを着脱可能にしている筆記具であって、その軸筒に、二つ折りにされた中綿を内在していることを特徴とする
上記手段は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
上記一手段によれば、筆記具のインクを使い切ってしまった際、該筆記具の尾栓を外す一方、当該インク補充カートリッジの閉鎖キャップも外し、筆記具の軸筒後端開口部に、インクタンクを装着すれば、インクタンク内のインクが軸筒内に供給される。
よって、インクをこぼしてしまったり、手を汚してしまったりすることがなく、筆記具のインクを簡単に補充することができる。
しかも、筆記具の軸筒の後端部に装着するようにした構成であるため、例えば筆記具の軸筒内に装着されるインク補充カートリッジのように、軸筒内に装着スペースを必要としない。したがって、比較的細めの筆記具に対しても装着が容易である。
更に、他の手段によれば、インクをインクタンクから筆記具の軸筒内へ補充する際に、インクが表面張力等によりインクタンク内に残ってしまうのを防ぎ、インクをスムーズにインクタンク内から中綿へ染み込ませることができる。
更に、他の手段によれば、閉鎖キャップが装着された状態では、その閉鎖キャップによってインク吐出口および通気孔を塞ぐことができる。
また、インクタンクを筆記具の軸筒後端開口部に装着してインクを充填する際には、インク吐出口からインクが吐出されるのに伴って、軸筒内の空気が通気孔によりインクタンク内へ導かれる。よって、インクタンクから軸箇内へインクをスムーズに供給することができる。
更に、他の手段によれば、二つ折りにされた中綿を内在し、中綿交換が困難な筆記具を、当該インク補充カートリッジによって容易にインク補充することが可能な筆記具とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
このインク補充カートリッジAは、インク吐出口12b1を有するインクタンク10と、該インクタンク10に充填されたインクMと、インクタンク10に対しインク吐出口12b1を閉鎖するようにして着脱可能に装着された閉鎖キャップ20と、インクタンク10と閉鎖キャップ20との間に介在されるパッキン30とを備え、後述する中綿式筆記具Bに対しインクMを補充することが可能なように構成されている。
インクタンク10は、インクMを貯溜する空間を形成しているタンク本体11と、インク吐出口12b1を形成している吐出口部材12とから一体的に構成されている。
タンク本体11は、略有底筒状を呈し、その外周面に、後述する閉鎖キャップ20を螺合接続するための雄螺子部11aを有するとともに、同外周面における雄螺子部11aよりも前端側(図1における下端側)に、後述する筆記具Bに装着された際に、筆記具Bにおける軸筒40の後端側内周面に対し圧接される環状突部11bを有する。
前記雄螺子部11aは、後述する筆記具Bから着脱可能な尾栓が外された際に、その筆記具Bの軸筒後端開口部に対し、インク吐出口12b1を連通させた状態で、螺合するように形成されている。
そして、該タンク本体11の前端開口部には、その内側に、吐出口部材12が嵌合接続されている。
吐出口部材12は、タンク本体11の前端開口部に圧入された略筒状の圧入部12aと、該圧入部12aの内径よりも小径に形成された小径部12bと、これら圧入部と小径部12bとを接続する接続部12cとから一体に形成されている。
圧入部12aは、タンク本体11の前端開口部に対し圧入されることで、タンク本体11に対し水密に装着されている。なお、その水密性を更に向上するために、圧入部12a外周面又はタンク本体11内周面に、環状突起等の水密構造を設けるようにしてもよい。
また、小径部12bは、圧入部12aの内径よりも小さい外径の略筒状に形成され、その前端側開口部を、インクMを突出させるためのインク吐出口12b1としている。
この小径部12bの長さは、該小径部12bの前端面が、後述する筆記具Bの軸筒後端開口部に挿入されて軸筒40内の中綿60に接触するように、適宜に設定されている。
この小径部12bにおける周壁の前端面には、その内周面側を面取り状に加工することで、角部12b2が形成されている。
角部12b2は、全周にわたって閉鎖キャップ20の前端内面に接触することで、インク吐出口12b1を水密に塞いでいる。
また、接続部12cは、圧入部12aの前端と、小径部12bの後端とを接続する環状部分であり、単数もしくは複数(図示例によれば単数)の通気孔12c1を、軸方向に貫通している。
そして、この接続部12cの周縁部12c2は、圧入部12aよりも大きな外径に形成され、タンク本体11の前端に当接されている。
また、閉鎖キャップ20は、上記インクタンク10の前端側形状に沿うように形成され、詳細には、タンク本体11の外周面に螺合される略筒状の螺合筒部21と、該螺合筒部21の内周面よりも小さい径の略有底筒状に形成された頭部22と、これら頭部22と螺合筒部21とを接続するように配置されるとともに後述するパッキン30を押圧するパッキン押圧部23とからなり、パッキン押圧部23の内面に、パッキン30を嵌合している。
螺合筒部21は、その内周面に、タンク本体11の雄螺子部11aに螺合させるための雌螺子部21aを形成している。
また、この螺合筒部21の外周面には、閉鎖キャップ20をインクタンク10に対し回転操作し易いように、滑り止めとなる縦リブ21bを、周方向へわたって複数突出させている。
また、頭部22は、前端面を閉鎖した略有底筒状に形成され、その底部内面に、吐出口部材12前端の角部12b2に当接させて、インク吐出口12b1内を水密に保持する曲面部22aを形成している。
また、パッキン押圧部23は、閉鎖キャップ20の螺合筒部21と頭部22とを接続する環状の部分であり、その内面には、後述するパッキン30を後方へ突出させて嵌合する環状凹部23aが形成されている。
パッキン30は、図示例によれば、ゴムやエラストマー樹脂等の弾性体からなる略座金状の部材であり、吐出口部材12の通気孔12c1を塞ぐようにして、吐出口部材12の接続部12cと、閉鎖キャップ20のパッキン押圧部23との間で圧縮される。
このパッキン30は、タンク本体11内のインクMが通気孔12c1から洩れるのを防ぐとともに、上述した吐出口部材12の角部12b2と閉鎖キャップ20の曲面部22aとの間から万が一インクMが洩れた場合に、そのインクMを外部へ流出させないように作用している。
なお、図示例以外の態様としては、座金状の上記パッキン30を、Oリングに置換することも可能である。
次に、上記インク補充カートリッジAによってインクMが補充されるように構成した中綿式筆記具Bについて、詳細に説明する。
中綿式筆記具Bは、略筒状の軸筒40と、該軸筒40内に挿入された中綿60と、該軸筒40の後端に着脱可能に装着された尾栓50と、軸筒40の前端に着脱可能に装着されたキャップ70とを備え、中綿60の前端側を軸筒40前端から突出させて筆記部61としている。
そして、この中綿式筆記具Bは、尾栓50が外された際の軸筒後端開口部に、上記インク補充カートリッジAを着脱可能にしている。
軸筒40は、合成樹脂材料により一体に形成され、略筒状の軸筒本体部41と、該本体部41の前端側に配置されたキャップ嵌合部42と、該キャップ嵌合部42よりも更に前端側に配置された先口部43とを有する。
軸筒本体部41は、その内周面の前部側に、中綿60の外周面に当接するように、軸方向へ延びる一対の縦リブ41a,41aを形成するとともに、これら一対の縦リブ41a,41a間の空間を、空気流通溝41dとしている。
これら一対の縦リブ41a,41aは、その一方の縦リブ41aを、他方の縦リブ41aに対し、近接して配置することで、これら一対の縦リブ41a,41a間の空気流通溝41dに、中綿60の外周面側が食い込んでしまうのを防いでいる。
前記空気流通溝41dは、その前端側が後述する空気流通空間sに連通しており、通気孔42cによって外部から取り入れられる空気を、軸筒40内の後方へ流通させる。
そして、上記一対の縦リブ41a,41aは、軸筒本体部41内周面の周方向へわたって所定間隔置きに複数組配設される。
また、軸筒本体部41の後端側内周面には、尾栓50及びインクタンク10を螺合可能な雌螺子部41bが形成されている。
そして、軸筒本体部41内周面における前記雌螺子部41bよりも前方側の部分は、尾栓50の環状突部51、又はインクタンク10の環状突部11bを圧接させるために、凹凸の無い圧接面41cとしている。
また、キャップ嵌合部42は、その外周面に、キャップ70を乗り越えさせるようにして嵌合させるための環状突部42aを有する。
このキャップ嵌合部42の内部には、環状の空気流通空間sを隔てて、中綿固定筒部42bが形成されている。
前記空気流通空間sは、軸筒前方へ延設され、その前端側の途中箇所で、軸筒遠心方向へ延びる通気孔42cに連通している。
通気孔42cは、軸筒40の周方向にわたって所定間隔置きに複数設けられている。
上記構成によれば、通常筆記時には、筆記部61からのインクMの吐出に伴って、通気孔42cから空気を取り入れ、その空気を空気流通空間sを介して後方へ導き、そして、その空気を一対の縦リブ41a,41a間の空気流通溝41dに導き、更に、その空気を、中綿60の外周面に導くことができる。
したがって、中綿60は、外部から取り込まれた空気を吸入しながらインクMをスムーズに吐出することになる。
また、当該中綿式筆記具Bに落下衝撃等が加わって、空気流通空間sにインクMが侵入した際には、そのインクMを空気流通空間sの前端面に当てるようにして、該インクMが通気孔42cから外部へ流出してしまうのを阻む。
また、先口部43は、上記中綿固定筒部42bに連続するようにして略筒状に形成されている。
この先口部43の内周面には、環状突起43aが形成され、該内周面における環状突起43a以外の部分は、中綿固定筒部42bの内周面と略同径に形成されている。
環状突起43aは、中綿60の外周面を押圧する環状の突起であり、中綿60内を流通するインクMの流量を適量に調整するとともに、中綿60が前後方向へ移動してしまうのを防ぐように、その突出寸法が適宜に設定されている。
また、中綿60は、ポリエステル繊維等からなる長尺状の綿材であって、軸筒40の内容積よりも膨張した状態の綿材を、二つ折りにし、その折り曲げ部分を、先頭にして、軸筒40の前端側から軸筒40内へ圧入したものである。
その圧入の際、中綿60の前端側部分(折り曲げ部分と逆側の部分)は外部に残され、この前端側部分が、後述する筆記部61を形成することになる。
なお、この中綿60の外周に、合成樹脂等からなる被覆材は設けられていない。
上記のようにして、軸筒40内に部分的に挿入された中綿60の前端側部分は、適宜寸法に切断され、その切断後の中綿60に対し、ウレタン樹脂等からなる硬化剤xが含浸される。
この際、硬化剤xは、中綿60前端側の外周面側において、環状突起43aの前後にわたるように含浸される。
そして、前記のようにして硬化剤xが含浸され、その硬化剤xが加熱されて硬化した後、中綿60の前端側部分が略砲弾状に削られることで、筆記部61が形成される。
なお、図示例において、中綿固定筒部42bを含む該中綿固定筒部42bから前端側のハッチングで示す部分は、硬化剤xが含浸されている部分である。
上記構成によれば、中綿60は、その外周面側における環状突起43aの前後にわたって硬化剤xが含浸され硬化した状態にあり、更に、該中綿60には、二つ折りの状態から元の状態に戻ろうとする復元力が作用する。
したがって、環状突起43aと、硬化剤xを含浸させ硬化させた中綿60とが、前記復元力によって強力に嵌り合うことになり、この嵌り合いによって、中綿60及び筆記部61が軸方向へ移動してしまうのを防ぐことができる。
そして、前記のように筆記部61が形成された後、軸筒40内には、その後端開口部からインクMが注入され、該インクMが中綿60内に含浸される。
また、尾栓50は、インク補充カートリッジAのタンク本体11と略同形の有底筒状の部材であり、その前端側外周面に、雄螺子部51及び環状突部52を形成しており、該雄螺子部51を軸筒40の雌螺子部41bに螺合させるとともに、環状突部52を軸筒40の圧接面41cに圧接させて、軸筒40の後端開口部を閉鎖している。
これら雄螺子部51及び環状突部52は、タンク本体11の雄螺子部11a及び環状突部11bと略同様に構成されている。
この尾栓50によれば、該尾栓50とタンク本体11とを共通部品にすることで、インク補充カートリッジA及び中綿式筆記具B双方の生産性を向上することが可能である。
また、キャップ70は、軸筒40前端側のキャップ嵌合部42、先口部43、及び筆記部61を覆い包む略有底筒状の部材であり、その底部には、筆記部61前端の乾燥を防止するために、ウレタン発泡材等の吸水性材料からなる乾燥防止部材71が挿入されている。
この乾燥防止部材71は、キャップ70の内周面前端側の環状突起72によって、後方へ抜けることがないように係止されている。
また、このキャップ70の後端側内周面には、キャップ嵌合部42の環状突部42aに対し、乗り越えるようにして嵌合させるための環状突起73が形成されている。
次に、インク補充カートリッジAによって中綿式筆記具BにインクMを補充する手順について詳細に説明する。
先ず、中綿式筆記具Bの軸筒40から尾栓50が外される。この際、軸筒40を固定した状態で、尾栓50をねじ込み方向と逆の方向へ回すことで、尾栓50を軸筒40から容易に離脱することができる。
その一方で、インク補充カートリッジAについては、インクタンク10から閉鎖キャップ20が外される。
そして、尾栓50の外れた軸筒40に対し、インクタンク10が装着される。
より詳細に説明すれば、図3(a)(b)に示すように、後端開口部を下方へ向けた軸筒40に対し、その下側から、インク吐出口12b1を上方へ向けたインクタンク10がねじ込まれ、インク吐出口12b1が軸筒40内の中綿60後端に押し付けられる。
この際、軸筒40内の中綿60が、その後方側から、インクタンク10のインク吐出口12b1により押されることになるが、該中綿60と一体的な筆記部61の外周面が硬化剤xにより硬化した状態で、環状突起43aと嵌合し、且つ、その嵌合力が、二つ折り状態から元の状態に戻ろうとする中綿の復元力によっても補助されるため、該中綿60が前方へ移動して筆記部61が定位置よりも突出してしまうようなことがない。
そして、中綿式筆記具Bの筆記部61を下方へ向ければ、インクタンク10内のインクMは、自重によって軸筒40内の中綿60へ吐出される。
この際、インクタンク10からインクMが吐出されるのに伴って、通気孔12c1からインクタンク10内へ軸筒40内の空気が入り込むため、インクタンク10内のインクMは、スムーズにインクタンク10内へ吐出される。
しかも、インクタンク10のインク吐出口12b1が、軸筒40内の中綿60後端に接触しているため、インクMが表面張力等によってインクタンク10内に残存してしまうのを防ぐことができ、インクタンク10内の殆どのインクMを中綿60に染み込ませることができる。
そして、中綿式筆記具Bは、その軸筒40の後端に、尾栓50の代りにインクタンク10を装着したままの状態で、支障なく筆記を行うことができる。
なお、使用者の好みによっては、インクタンク10を外して、再度、元の尾栓50を装着するようにしてもよい。
本発明に係わるインク補充カートリッジの一例を示す断面図である。 本発明に係わるインク補充カートリッジを用いる中綿式筆記具の一例を示す断面図である。 (3A)はインク補充カートリッジを中綿式筆記具の軸筒に装着する前の状態を示す断面図であり、(3B)はインク補充カートリッジを中綿式筆記具の軸筒に装着した状態を示す断面図である。
符号の説明
10:インクタンク
12b:小径部
12b1:インク吐出口
12c1:通気孔
20:閉鎖キャップ
50:尾栓
60:中綿
61:筆記部
A:インク補充カートリッジ
B:中綿式筆記具
インクM

Claims (5)

  1. インク吐出口を有するインクタンクと、該インクタンクに充填されたインクと、インクタンクに対しインク吐出口を閉鎖するようにして着脱可能に装着された閉鎖キャップとを備え、
    前記インクタンクは、着脱可能な尾栓が外された筆記具の軸筒後端開口部に対し、前記インク吐出口を連通させて装着されるように形成され、
    前記インクタンクの前端側には、小径部を設け、該小径部の内側に前記インク吐出口を設けるとともに、同小径部の外側に通気孔を設け、該通気孔を前記閉鎖キャップにより塞ぐようにしたことを特徴とするインク補充カートリッジ。
  2. 上記インクタンクは、そのインク吐出口が、筆記具の軸筒後端開口部に挿入されて軸筒内の中綿に接触するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のインク補充カートリッジ。
  3. 上記インク吐出口の前端面には、上記閉鎖キャップの前端内面の曲面部に対し全周にわたって接触する角部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のインク補充カートリッジ。
  4. 上記インクタンクにおける上記小径部の周囲に、上記通気孔を塞ぐとともに、上記閉鎖キャップによって押圧されるように座金状のパッキンを設けたことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載のインク補充カートリッジ。
  5. 尾栓を外した際の軸筒後端開口部に、上記インク補充カートリッジを着脱可能にしている筆記具であって、その軸筒に、二つ折りにされた中綿を内在していることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の上記インク補充カートリッジを用いる中綿式筆記具。
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