JP7415446B2 - 液体補給装置 - Google Patents

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Description

本開示は、液体タンクに液体を補給するために使用される液体補給装置に関する。
従来、ユーザがインクを何度も補給可能なインクタンクを搭載したインクジェットプリンタが知られている。そして、このようなインクタンクにインクを補給する方式として気液交換方式が知られている。この気液交換方式では、インクが流れるインク流路及び空気が流れる空気流路を有するインク供給筒を用いて、インクボトル内からインクタンク内へのインクの補給が行われる。
即ち、ユーザは、インクタンクの注入部にインク供給筒を装着する。そして、ユーザは、インク供給筒がインクタンクの注入部に装着された状態でインクタンクの外側に位置するインク供給筒の端部をインクボトルの先端部に差し込む。これにより、インクボトル内のインクは、インク流路内を流れてインクタンク内に流出し、一方、インクタンク内の空気は、空気流路内を流れてインクボトル内に流出する。このようなインク流路内におけるインクの流れと空気流路内における空気の流れとが同時に発生することにより、気液交換によって、インクボトル内からインクタンク内へのインクの補給が行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-161887号公報
しかしながら、従来の構成では、インクタンクの注入部にインク供給筒を着脱するとき、特に、インクの補給を終了してインクタンクの注入部からインク供給筒を取り外すときに、ユーザの手指がインク供給筒に接触してしまうおそれがあり、ユーザの手指がインクで汚れてしまうという課題がある。
本開示は上記事情に鑑みてなされたものであり、液体タンクの注入部に着脱するときに、ユーザの手指が液体供給筒の端部に接触してしまうことを抑制することができ、ユーザの手指が液体で汚れてしまうことを回避できるようにした液体補給装置を提供することである。
本開示に係る液体補給装置は、液体を貯留する貯留室と、この貯留室に連通されている注入口を備える注入部と、を有する液体タンクと、第1開口と第2開口とで形成される液体流路と、第3開口と第4開口とで形成される気体流路とを有する本体部を備え、前記注入部に前記本体部を着脱可能であって、前記第1開口及び前記第3開口が配置されている第1端と、前記第2開口及び前記第4開口のうち少なくとも前記第2開口が配置されている第2端と、を有する液体供給筒と、前記液体供給筒の前記本体部が前記液体タンクの前記注入部に装着された状態で、前記液体タンクの外側に位置する前記第1端を覆うキャップ部材と、を備え、前記液体供給筒は、前記キャップ部材とともに前記注入部に着脱可能であることを特徴とする。
本開示に係る液体補給装置によれば、液体供給筒をキャップ部材とともに注入部に着脱することができ、液体供給筒を液体タンクの注入部に着脱するときに、ユーザの手指が液体供給筒の端部に接触してしまうことをキャップ部材によって抑制することができ、ユーザの手指が液体で汚れてしまうことを回避することができる。
第1実施形態に係るインク消費装置の構成例を概略的に示す斜視図 第1実施形態に係るインク補給装置の構成例を概略的に示すものであって、インク供給筒がインクタンクの注入部に取り付けられた状態例を示す図 第1実施形態に係るインク供給筒の図2中A-A線における水平断面図 第1実施形態に係るインク補給装置の構成例を概略的に示すものであって、インク供給筒がインクタンクの注入部から取り外された状態例を示す図 第1実施形態に係るインク補給装置の構成例を概略的に示すものであって、インク供給筒がインクタンクの注入部に取り付けられ、且つ、キャップ部材が取り外された状態例を示す図 第1実施形態に係るインク補給装置の構成例を概略的に示すものであって、インクボトルの先端部にインク供給筒の端部が差し込まれた状態例を示す図 第1実施形態に係るキャップ部材がインクタンクの注入部に取り付けられた状態例を示す図 第2実施形態に係るインク補給装置の構成例を概略的に示すものであって、インク供給筒がインクタンクの注入部から取り外された状態例を示す図 変形実施形態に係るインク補給装置の構成例を概略的に示すものであって、インク供給筒がインクタンクの注入部に取り付けられた状態例を示す図 変形実施形態に係るインク補給装置の構成例を概略的に示すものであって、インク供給筒が、インクタンクの傾斜面に設けられている注入部に取り付けられた状態例を示す図 変形実施形態に係るインク補給装置の構成例を概略的に示すものであって、インクボトルの先端部にインク供給筒の端部が差し込まれた状態例を示す図(その1) 変形実施形態に係るインク補給装置の構成例を概略的に示すものであって、インクボトルの先端部にインク供給筒の端部が差し込まれた状態例を示す図(その2)
以下、本開示の液体補給装置に係る複数の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に例示するインク消費装置10は、液体消費装置の一例であり、例えばシートなどの画像形成対象物にインクを消費することにより画像を形成するインクジェット式のプリンタとして構成されている。インク消費装置10は、その左右方向のほぼ中央部に搬送経路11を備えている。搬送経路11は、この場合、インク消費装置10の前後方向に沿って延びており、図示しない周知の搬送機構により、画像形成対象物であるシートを前後方向に沿って搬送する。
インク消費装置10は、その外郭を構成する本体ケース12の内部に複数のインクタンク110を備えている。インクタンク110は、液体タンクの一例であり、内部に液体の一例であるインクを貯留する。インクタンク110は、例えば透明あるいは半透明の樹脂材料により構成されており、内部のインクの残量を当該インクタンク110の外部から視認可能となっている。
インクタンク110内に貯留されているインクは、搬送経路11の上部を左右方向に往復移動可能に設けられているインク吐出ヘッド13に供給される。そして、このインク吐出ヘッド13から搬送経路11上の画像形成対象物にインクが吐出される。これにより、画像形成対象物に、インクによって模様や文字などを含む画像が形成されるようになっている。インクタンク110内に貯留されるインクは、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクなどである。
インク消費装置10は、ユーザがインクを何度も補給可能なインクタンク110を搭載した構成である。次に、このインクタンク110内にインクを補給するためのインク補給装置100の構成例について説明する。図2及び図4に例示するインク補給装置100は、液体補給装置の一例である。インク補給装置100は、上述したインクタンク110を備えるとともに、さらに、インク供給筒120と、キャップ部材130と、を備えている。
インクタンク110は、内部にインクを貯留する貯留室111と、インクが注入される注入部112と、を備えている。注入部112は、円筒状の壁部112aを有している。この壁部112aは、第1筒状壁部の一例であり、貯留室111内に連通されている注入口112bを形成している。また、この壁部112aの外周面には、タンク側螺子部112cが設けられている。このタンク側螺子部112cは、第1係合部の一例である。
インク供給筒120は、液体供給筒の一例である。インク供給筒120の本体部121は、インク流路122及び空気流路123を有する。インク流路122は、液体の一例であるインクが流れる液体流路の一例であり、その両端部に外側開口122a及び内側開口122bを有するほぼ直線状の流路である。外側開口122aは、第1開口の一例であり、内側開口122bは、第2開口の一例である。空気流路123は、気体の一例である空気が流れる気体流路の一例であり、その両端部に外側開口123a及び内側開口123bを有するほぼ直線状の流路である。外側開口123aは、第3開口の一例であり、内側開口123bは、第4開口の一例である。インクタンク110の注入部112にインク供給筒120が装着された状態において、本体部121は、上下方向に延びる概略円筒形状をなしており、且つ、図3に例示するように、インク流路122及び空気流路123の水平断面形状は、それぞれ半円形状をなしている。また、インク流路122及び空気流路123は、それぞれの半円弧側の部分を外側に向けた状態となっている。
インク供給筒120の本体部121は、その両端部に外側端120A及び内側端120Bを有している。外側端120Aは、第1端の一例であり、この場合、外側端120Aにはインク流路122の外側開口122a及び空気流路123の外側開口123aが配置されている。一方、内側端120Bは、第2端の一例であり、この場合、内側端120Bにはインク流路122の内側開口122bが配置されている。なお、この場合、空気流路の内側開口123bは、外側端120Aと内側端120Bとの間にあって内側端120B寄りに配置されている。よって、インク供給筒120は、インク流路122と空気流路123の長さが異なる構成となっており、この場合、空気流路123がインク流路122よりも短い構成となっている。
また、インク供給筒120の本体部121は、さらにフランジ部124を有している。この場合、フランジ部124は、外側端120Aと内側端120Bとの間に設けられている。フランジ部124は、インク流路122及び空気流路123を有するインク供給筒120の本体部121の周囲を囲むようにして設けられている。また、フランジ部124は、円筒状の壁部124aを有している。この壁部124aは、第2筒状壁部の一例であり、インク供給筒120の本体部121がインクタンク110の注入口112b内に取り付けられた状態において、注入部112の壁部112aの外周面を覆うように設けられている。また、この壁部124aの内周面には、供給筒側螺子部124bが設けられている。この供給筒側螺子部124bは、第2係合部の一例である。
この場合、タンク側螺子部112cと供給筒側螺子部124bは、互いに螺合可能な螺子部として構成されている。よって、インク供給筒120の本体部121は、タンク側螺子部112cと供給筒側螺子部124bとの螺合による係合によりインクタンク110の注入口112bに着脱可能に取り付けられる。
また、フランジ部124は、上述した壁部124aとは反対側に、さらに円筒状の壁部124cを有している。この壁部124cは、インク供給筒120の外側端120Aの周囲において、後述するキャップ部材130が差し込まれる円形の開口を形成している。また、壁部124cの開口径は、壁部124aの開口径よりも小さくなっている。
また、インク供給筒120の本体部121は、導出孔125を備えている。この場合、導出孔125は、フランジ部124において本体部121と壁部124cとの間の部分に設けられており、当該フランジ部124を本体部121の軸方向に沿って貫通している。この導出孔125は、インク供給筒120の本体部121の外側端120A、つまり、外側開口122a及び外側開口123aが配置されている端部からインクが漏れ出た場合に、その漏れ出たインクをインクタンク110内に導くものである。
キャップ部材130は、径大部131、内側径小部132、外側径小部133を一体的に備えている。径大部131は、キャップ部材130の主体部を構成するものであり、当該キャップ部材130において最も径大な部分となっている。内側径小部132は、径大部131よりも径小な部分であり、フランジ部124の壁部124cが形成する開口に差し込まれる。外側径小部133は、キャップ部材130において内側径小部132とは反対側に設けられている径小な部分となっている。キャップ部材130を着脱する際に、ユーザは、外側径小部133又は径大部131をキャップ部材130着脱用の把持部として把持し、キャップ部材130を着脱するとよい。このとき、ユーザにとっては、外側径小部133及び径大部131のうち、より大きい部分である径大部131の外周面を持つ方がキャップ部材130の着脱を容易に行うことができる。
キャップ部材130において、内側径小部132の中央部には、径大部131の途中部まで延びる凹部132aが設けられている。キャップ部材130の内側径小部132がフランジ部124の壁部124cが形成する開口に差し込まれた状態では、インク供給筒120の外側端120Aは、内側径小部132の凹部132a内に収容される。即ち、キャップ部材130は、インク供給筒120の本体部121がインクタンク110の注入口112bに装着された状態で、当該インクタンク110の外側に位置する外側端120Aを覆うことが可能な部材となっている。
以上のように構成されるインク補給装置100によれば、図2及び図4に例示するように、インク供給筒120の本体部121は、キャップ部材130とともにインクタンク110の注入口112bに着脱可能となっている。
即ち、ユーザは、キャップ部材130が装着されたインク供給筒120のフランジ部124の壁部124aを持って、タンク側螺子部112cと供給筒側螺子部124bとが係合するようにインク供給筒120をキャップ部材130とともに回すことで、インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bに取り付けることができる。このとき、インク供給筒120を回す方向は、上下方向ではなく、主として水平方向である。
また、ユーザは、キャップ部材130が装着されたインク供給筒120のフランジ部124の壁部124aを持って、タンク側螺子部112cと供給筒側螺子部124bとの係合が外れるようにインク供給筒120をキャップ部材130とともに回すことで、インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bから取り外すことができる。このとき、インク供給筒120を回す方向は、上下方向ではなく、主として水平方向である。
また、インクタンク110内にインクを補給する場合には、図2に例示するように、ユーザは、インク供給筒120をキャップ部材130とともにインクタンク110の注入口112bに取り付け、そして、図5に例示するように、インク供給筒120からキャップ部材130を取り外す。そして、図6に例示するように、ユーザは、インク供給筒120がインクタンク110の注入口112bに装着された状態でインクタンク110の外側に位置するインク供給筒120の端部、この場合、外側端120Aをインクボトル200の先端部201に差し込む。なお、インクボトル200の先端部201には挿入部201aが設けられており、この挿入部201aが、フランジ部124の壁部124cが形成する開口に差し込まれるようになっている。
そして、このようにインク供給筒120の外側端120Aがインクボトル200の先端部201に差し込まれると、インクボトル200内に収容されているインクは、矢印Aで例示するようにインク流路122内を流れてインクタンク110の貯留室111内に流出し、一方、インクタンク110の貯留室111内の空気は、矢印Bで例示するように空気流路123内を流れてインクボトル200内に流出する。このようなインク流路122内におけるインクの流れと空気流路123内における空気の流れとが同時に発生することにより、気液交換によって、インクボトル200内からインクタンク110の貯留室111内へのインクの補給が行われる。
なお、このような気液交換に基づくインクの補給は、インクタンク110の貯留室111内のインクの液面が空気流路123の端部、この場合、第4開口の一例である内側開口123bに到達することで自動的に停止する。即ち、気液交換に基づくインクの補給は、インクタンク110内のインクによって空気流路123の内側開口123bが塞がれることで自動的に停止する。
また、図7に例示するように、キャップ部材130は、インクタンク110の注入口112bにも着脱可能である。即ち、この場合、インクタンク110の注入口112bの開口径は、フランジ部124の壁部124cが形成する開口の開口径と同じ寸法となっている。よって、フランジ部124の壁部124cが形成する開口に、キャップ部材130の内側径小部132を差し込むことが可能であり、つまり、キャップ部材130は、インクタンク110の注入口112bを閉塞する蓋部材としても共用できるようになっている。
以上のように構成されるインク補給装置100によれば、インク供給筒120をキャップ部材130とともにインクタンク110の注入口112bに着脱することができる。この構成によれば、インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bに着脱するときに、ユーザの手指がインク供給筒120の端部、特に、インクタンク110の外側に位置する外側端120Aに接触してしまうことをキャップ部材130によって抑制することができ、ユーザの手指がインクで汚れてしまうことを回避することができる。
また、インク補給装置100によれば、空気流路123の内側開口123bは、インク供給筒120の本体部121のうち外側端120Aと内側端120Bとの間に配置されている。即ち、空気流路123は、インク流路122よりも短くなっている。この構成によれば、空気流路123の内側開口123bの高さ、換言すれば、インク流路122の内側開口122bの高さよりも高い位置までインクを補給することができ、インクタンク110の貯留室111内に、より多くのインクを補給することができる。なお、空気流路123の内側開口123bは、インク供給筒120の本体部121の内側端120Bに配置された構成としてもよい。即ち、インク供給筒120は、インク流路122とインク流路122が同じ長さである構成としてもよい。
また、インク供給筒120の本体部121は、外側端120Aと内側端120Bとの間にフランジ部124を有しており、このフランジ部124は、インク供給筒120の本体部121の周囲、換言すれば、インク流路122及び空気流路123の周囲を囲むようにして設けられている。この構成によれば、ユーザは、インク供給筒120の本体部121に直接的に接触することなく、このフランジ部124を持ってインク供給筒120の着脱を行うことができ、ユーザの手指がインクで汚れてしまうことを一層確実に回避することができる。
また、インク供給筒120の本体部121は、タンク側螺子部112cと供給筒側螺子部124bとの螺合による係合によりインクタンク110の注入口112bに着脱可能に取り付けられる。この構成によれば、インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bに容易に取り付けることができ、また、インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bから容易に取り外すことができる。つまり、インク供給筒120の着脱を螺子部の螺合により容易に行うことができるから、ユーザの手指がインクで汚れてしまうことを一層確実に回避することができる。
また、キャップ部材130は、インクタンク110の注入口112bにも着脱可能である。この構成によれば、ユーザは、気液交換方式のインクボトル200を使用する場合には、キャップ部材130をインク供給筒120のカバー部材として用いることができ、一方、いわゆるポンピング方式のインクボトルを使用する場合には、キャップ部材130をインクタンク110の注入口112bを閉塞する蓋部材として用いることができる。即ち、ユーザの好みに応じて、気液交換方式及びポンピング方式の何れの方式にも対応することができ、使い勝手の向上を図ることができる。なお、ポンピング方式は、ユーザがインクボトルの先端部をインクタンク110の注入口112bに差し込み、インクボトルの本体部を何度も押し潰す動作を繰り返すことで、インクボトル内のインクをインクタンク110の貯留室111内に補給する方式である。
また、インク供給筒120の本体部121は、導出孔125を備えており、この導出孔125を介して、インク供給筒120の本体部121の外側端120A、つまり、外側開口122a及び空気流路123が配置されている端部からインクが漏れ出た場合に、その漏れ出たインクをインクタンク110の貯留室111内に導くことが可能である。この構成によれば、漏れ出たインクが、インク供給筒120の外面、特に、着脱の際にユーザが持つ部分であるフランジ部124の外面に付着することを抑制することができ、ユーザの手指がインクで汚れてしまうことを一層確実に回避することができる。
(第2実施形態)
この実施形態は、インクタンク110の注入口112bに対するインク供給筒120の係合の態様が上述した実施形態と異なっている。即ち、図8に例示するように、インクタンク110の注入口112bの外周面には、溝部300が設けられている。溝部300は、第1係合部の一例である。溝部300は、上下方向に延びる上下溝部300aと、この上下溝部300aの下端部から水平方向に延びる水平溝部300bとを一体的に備えた構成である。
一方、フランジ部124の壁部124aの内周面には、突起部301が設けられている。突起部301は、溝部300と係合可能な第2係合部の一例である。
インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bに取り付ける場合、ユーザは、キャップ部材130が装着されたインク供給筒120のフランジ部124の壁部124aを持って、まず、溝部300の上下溝部300aに沿って突起部301が移動するようにインク供給筒120を下方に移動させる。そして、ユーザは、溝部300の水平溝部300bに沿って突起部301が移動するようにインク供給筒120を水平方向に回動させる。これにより、インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bに取り付けることができる。
また、インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bから取り外す場合、ユーザは、キャップ部材130が装着されたインク供給筒120のフランジ部124の壁部124aを持って、まず、溝部300の水平溝部300bに沿って突起部301が移動するようにインク供給筒120を水平方向に回動させる。そして、ユーザは、溝部300の上下溝部300aに沿って突起部301が移動するようにインク供給筒120を上方に移動させる。これにより、インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bから取り外すことができる。
以上のように構成される第2実施形態によっても、インク供給筒120をキャップ部材130とともにインクタンク110の注入口112bに着脱することができる。よって、インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bに着脱するときに、ユーザの手指がインク供給筒120の端部、特に、インクタンク110の外側に位置する外側端120Aに接触してしまうことをキャップ部材130によって抑制することができ、ユーザの手指がインクで汚れてしまうことを回避することができる。
また、インク供給筒120の本体部121は、溝部300と突起部301との係合によりインクタンク110の注入口112bに着脱可能に取り付けられる。この構成によれば、インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bに容易に取り付けることができ、また、インク供給筒120をインクタンク110の注入口112bから容易に取り外すことができる。つまり、インク供給筒120の着脱を溝部と突起部との係合により容易に行うことができるから、ユーザの手指がインクで汚れてしまうことを一層確実に回避することができる。
なお、溝部300は、上下溝部300aに代えて、水平溝部300bに向かって下降傾斜する傾斜溝部を備える構成としてもよい。この場合、傾斜溝部は、直線状に傾斜する溝部であってもよいし、湾曲状に傾斜する溝部であってもよい。また、インクタンク110の壁部112aの外周面に突起部を設け、インク供給筒120のフランジ部124の壁部124aの内周面に溝部を設けた構成としてもよい。
(その他の実施形態)
なお、本開示は、上述した複数の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形、拡張が可能である。例えば、上述した複数の実施形態を、適宜選択して組み合わせて実施してもよい。また、インク供給筒120の第2端には、第2開口及び第4開口のうち少なくとも第2開口が配置されていればよいが、第2開口及び第4開口の双方が配置されていてもよい。
また、図9に例示するように、インク供給筒120は、フランジ部124の壁部124cの外側に、さらに円筒状の壁部124dを備える構成としてもよい。この壁部124dは、壁部124aを壁部124c側に延長することで構成することができる。この構成によれば、インクタンク110の注入口112bに対するインク供給筒120の着脱の際にユーザが持つ部分の面積を大きく確保することができ、インク供給筒120の着脱を一層行いやすくできる。なお、壁部124dの直径は、壁部124aの直径と同じ寸法にしてもよいし、壁部124aと異なる寸法にしてもよい。
また、図10に例示するように、インク供給筒120は、インクタンク110において仮想の上下方向に対して交差する傾斜面に設けられた注入部112に、キャップ部材130とともに着脱することも可能である。この場合、インクタンク110の前方の壁面は、仮想の上下方向に沿って延びていてもよい。この構成によれば、注入部112がユーザに向かって傾斜する傾斜面に設けられているので、ユーザは、インクタンク110の注入部112にインク供給筒120をキャップ部材130とともに着脱しやすく、ひいては、インクタンク110の貯留室111内にインクを補給しやすい。
また、図11に例示するように、フランジ部124は、壁部124aの内側にリブ126を備える構成としてもよい。このリブ126は、少なくとも導出孔125よりも外側に設けられる。この構成によれば、導出孔125から流出するインクが外側、つまり、インク供給筒120の本体部121とは反対側に向かうことをリブ126によって抑制することができ、導出孔125から流出するインクをインクタンク110の貯留室111内に効率良く導くことができる。
また、図12に例示するように、フランジ部124は、導出孔125をインク供給筒120の本体部121に接触するように配置する構成としてもよい。この構成によれば、導出孔125から流出するインクがインク供給筒120の本体部121の外周面を伝うようにして流れるようになり、導出孔125から流出するインクをインクタンク110の貯留室111内に効率良く導くことができる。なお、この場合、フランジ部124は、壁部124aの内側において導出孔125よりも外側となる部分にリブ126を備える構成としてもよい。この構成によれば、導出孔125から流出するインクをリブ126によってインク供給筒120の本体部121側に導くことができ、インク供給筒120の本体部121の外周面にインクを伝えやすくすることができる。また、フランジ部124は、壁部124cの内側において導出部125よりも外側となる部分に、導出部125に向かって下降傾斜する傾斜面部127を備える構成としてもよい。この構成によれば、インク供給筒120の外側端120Aから漏れ出たインクを導出部125側に流しやすくすることができ、導出孔125を介したインクタンク110の貯留室111内へのインクの導出を一層促進することができる。
100:インク補給装置(液体補給装置)、110:インクタンク(液体タンク)、111:貯留室、112:注入部、112a:壁部(第1筒状壁部)、112b:注入口、112c:タンク側螺子部(第1係合部、螺子部)、120:インク供給筒(液体供給筒)、120A:外側端(第1端)、120B:内側端(第2端)、121:本体部、122:インク流路(液体流路)、122a:外側開口(第1開口)、122b:内側開口(第2開口)、123:空気流路(気体流路)、123a:外側開口(第3開口)、123b:内側開口(第4開口)、124:フランジ部、124a:壁部(第2筒状壁部)、124b:供給筒側螺子部(第2係合部、螺子部)、125:導出孔、130:キャップ部材、300:溝部(第1係合部)、301:突起部(第2係合部)

Claims (8)

  1. 液体を貯留する貯留室と、この貯留室に連通されている注入口を備える注入部と、を有する液体タンクと、
    第1開口と第2開口とで形成される液体流路と、第3開口と第4開口とで形成される気体流路とを有する本体部を備え、前記注入部に前記本体部を着脱可能であって、前記第1開口及び前記第3開口が配置されている第1端と、前記第2開口及び前記第4開口のうち少なくとも前記第2開口が配置されている第2端と、を有する液体供給筒と、
    前記液体供給筒の前記本体部が前記液体タンクの前記注入部に装着された状態で、前記液体タンクの外側に位置する前記第1端を覆うキャップ部材と、
    を備え、
    前記液体供給筒は、前記キャップ部材とともに前記注入部に着脱可能であり、
    前記キャップ部材は、前記注入部にも着脱可能であることを特徴とする液体補給装置。
  2. 前記第4開口は、前記第1端と前記第2端との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体補給装置。
  3. 前記本体部は、前記第1端と前記第2端との間にフランジ部を有し、
    前記フランジ部は、前記液体流路及び前記気体流路の周囲を囲むようにして設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体補給装置。
  4. 前記液体タンクの前記注入部は、前記注入口を形成する第1筒状壁部を有し、
    前記第1筒状壁部は、その外周面に第1係合部を有し、
    前記液体供給筒の前記フランジ部は、前記第1筒状壁部の外周面を覆う第2筒状壁部を有し、
    前記第2筒状壁部は、その内周面に前記第1係合部と係合する第2係合部を有し、
    前記液体供給筒の前記本体部は、前記第1係合部と前記第2係合部との係合により前記液体タンクの前記注入部に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の液体補給装置。
  5. 前記第1係合部と前記第2係合部は、互いに螺合可能な螺子部で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の液体補給装置。
  6. 前記第1係合部は、突起部及び溝部のうち一方で構成されており、
    前記第2係合部は、突起部及び溝部のうち他方で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の液体補給装置。
  7. 前記本体部は、前記第1開口及び前記第3開口から漏れた液体を前記液体タンク内に導く導出孔を備えることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の液体補給装置。
  8. 液体を貯留する貯留室と、この貯留室に連通されている注入口を備える注入部と、を有する液体タンクと、
    第1開口と第2開口とで形成される液体流路と、第3開口と第4開口とで形成される気体流路とを有する本体部を備え、前記注入部に前記本体部を着脱可能であって、前記第1開口及び前記第3開口が配置されている第1端と、前記第2開口及び前記第4開口のうち少なくとも前記第2開口が配置されている第2端と、を有する液体供給筒と、
    前記液体供給筒の前記本体部が前記液体タンクの前記注入部に装着された状態で、前記液体タンクの外側に位置する前記第1端を覆うキャップ部材と、
    を備え、
    前記注入部は、前記液体タンクの傾斜面に設けられており、
    前記液体供給筒は、前記キャップ部材とともに、前記傾斜面に設けられている前記注入部に着脱可能であり、
    前記キャップ部材は、前記注入部にも着脱可能であることを特徴とする液体補給装置。
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