JP4517840B2 - プレス成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ダイ、ポンチ、およびクッションリングを備えるプレス成形装置に関し、特にクッションリングの剛性を向上させるための構成に関する。
従来から、ダイ、ポンチ、およびクッションリングを備えた、絞り成形加工を行うプレス成形装置であって、成形加工時にダイとクッションリングとでワークを挟持しつつ、ワークをダイに対向して配置したポンチに押し付けることで、成形加工を行うプレス成形装置が知られている。例えば、特許文献1に記載される装置である。
このようなプレス成形装置には、クッションリングを複数備えたものがある。例えば、図16に示すプレス成形装置は、上型となるダイ102と、ダイ102に対向して配置されるポンチ103と、ポンチ103と一体的に構成される下型104と、ポンチ103の周囲に配置される環状部材である第1のクッションリング105および第1のクッションリング105の内側に配設される第2のクッションリング106と、を備えている。
そして、ダイ102を下降させて成形をおこなう時に、該ダイ102のしわ押さえ面102aと、第1のクッションリング105のしわ押さえ面105aおよび第2のクッションリング106のしわ押さえ面106aとで、ダイ102とポンチ103との間に介在されたワークWを挟持して、加工後のワークWにしわや割れが発生することを防止している。
特開2002−86219号公報
前述のプレス成形装置での成形時には、ダイ102を下降させて、該ダイ102のしわ押さえ面102aと、第1のクッションリング105のしわ押さえ面105aおよび第2のクッションリング106のしわ押さえ面106aとでワークWを挟持した後に、ダイ102をさらに下降させ、ワークWをポンチ103に押し付けて変形させることによりワークWの成形加工を行い、ポンチ103とダイ102とでワークWを完全に挟み込むことにより成形が完了する。
ワークWをポンチ103に押し付けて成形加工する場合、ワークWの被加工部分には内側へ移動する方向に力がかかるため、例えば外側に配置されワークWの周縁部を挟持している第1のクッションリング105の上部には、内側方向の引っ張り力が作用する。
この第1のクッションリング105の上部にかかる内側方向の力により、環状形状の第1のクッションリング105の剛性が不足して、該第1のクッションリング105の下部が外側へ広がる方向へ撓んで変形してしまう。成形加工時に第1のクッションリング105に変形が生じると、該ダイ102のしわ押さえ面102aと第1のクッションリング105のしわ押さえ面105aとの当たりが悪くなる。これにより、ワークWを充分に挟持することができず、加工後のワークWにしわや割れ等の不具合が生じ易くなるという問題がある。
また、内側の第2のクッションリング106は他の部品との接触面積が少ないため成形加工時に姿勢が不安定となって傾斜することがある。第2のクッションリング106が傾斜することにより、ポンチ103やダイ102に異常摩耗が生じたり、加工後のワークWにしわや割れ等の不具合が生じたり、といった問題が発生し易くなる。
特に、自動車のサイドパネル等といった大型のワークを絞り加工する際には、第1のクッションリング105の剛性が不足してクッションリング105の変形が顕著となったり、第2のクッションリング106の姿勢変化や姿勢の乱れが大きくなったりする。
上記課題を解決するプレス成形装置は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、ダイ、ポンチ、およびクッションリングを備えるプレス成形装置であって、クッションリングは複数のクッションリングを備え、該複数のクッションリングは互いに補強構造物にて接続されており、複数のクッションリングはポンチに対して、摺動自在に嵌装される。
これにより、各クッションリングの剛性を向上して、ワークの成形加工時のクッションリングの撓み・変形を防止するとともに、成形加工時におけるクッションリングの姿勢の乱れを抑制することができる。
これにより、煩雑な調整作業等を要することなく、成形加工後のワークにしわや割れの発生を抑えることができて、成形加工精度を向上することができる。
また、各クッションリングに機械加工を施すときの加工力による撓みや姿勢変化も抑制することができ、機械加工精度を向上することもできる。
また、請求項2記載の如く、ダイ、ポンチ、およびクッションリングを備えるプレス成形装置であって、クッションリングは複数のクッションリングで構成され、一方のクッションリングはポンチの周囲に配設され、ポンチには他方のクッションリングを収容するための空隙が設けられ、一方のクッションリングと他方のクッションリングとが、補強構造物で接続されている。
これにより、各クッションリングの剛性を向上することができ、ワークの成形加工時のクッションリングの撓み・変形を防止することができるとともに、成形加工時におけるクッションリングの姿勢の乱れを抑制することができる。
従って、煩雑な調整作業等を要することなく、成形加工後のワークにしわや割れの発生を抑えることができて、成形加工精度を向上することができる。
また、クッションリングの剛性が向上することで、該クッションリングに機械加工を施すときの加工力による撓みや姿勢変化も抑制することができ、機械加工精度を向上することもできる。
また、請求項3記載の如く、前記補強構造物は、一方のクッションリングおよび他方のクッションリングにおけるダイとの当接面側とは反対側の部分に構成される
これにより、第1のクッションリングおよび第2クッションリングの、撓み防止や姿勢の乱れ防止の効果を大きくすることができる。
また、請求項4記載の如く、前記補強構造物は、一方のクッションリングと他方のクッションリングとの間に形成される補強リブである。
これにより、補強材を設けるための特別な材料や作業を要することがなく、プレス成形装置がコストアップすることもない。
また、請求項5記載の如く、前記補強リブは、一方のクッションリングおよび他方のクッションリングと一体成形され、または締結部材により一方のクッションリングおよび他方のクッションリングと締結されている。
これにより、第1のクッションリングおよび第2のクッションリングを強固に補強することができ、第1のクッションリングおよび第2のクッションリングの撓みや姿勢の乱れを効果的に抑えることが可能となる。
本発明によれば、各クッションリングの剛性を向上して、ワークの成形加工時のクッションリングの撓み・変形を防止することができるとともに、クッションリングの姿勢の乱れを抑制することができる。
従って、煩雑な調整作業等を要することなく、成形加工後のワークにしわや割れの発生を抑えることができて、成形加工精度を向上することができる。
また、各クッションリングの剛性が向上することで、該クッションリングに機械加工を施すときの加工力による撓みや姿勢変化も抑制することができ、機械加工精度を向上することもできる。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1〜図3に示すプレス成形装置1は絞り成形を行うものであり、上型となるダイ2と、ダイ2に対向して(図1においては下方に)配置されるポンチ3と、ポンチ3の周囲に配置される環状部材である第1クッションリング5と、第1クッションリング5の内周側に配置される第2クッションリング6とを備えている。
ダイ2は上下駆動可能に構成されており、第1クッションリング5および第2クッションリング6はダイ2に従動可能(つまりダイ2の上下動に追随して上下動が可能)に構成されている。
そして、第1クッションリング5、第2クッションリング6、およびポンチ3はボルスター7上に載置されている。ポンチ3は、第1クッションリング5と第2クッションリング6との間の空間5bに、その空間5bの形状に対応した形状で配置されている。
また、第1クッションリング5の上面および第2クッションリング6の上面には、それぞれしわ押さえ面5aおよびしわ押さえ面6aが形成され、ダイ2下面には、第1・第2クッションリング5・6のしわ押さえ面5a・6aに対応する位置に、しわ押さえ面2aが形成されており、しわ押さえ面2aとしわ押さえ面5a・6aとは当接可能に構成されている。
なお、第1クッションリング5のしわ押さえ面5aに対応するダイ2のしわ押さえ面2aは、ダイ2の該周部に位置している。
ダイ2とポンチ3との間には被加工部材である板状のワークWが介在しており、該ワークWをプレス成形装置1により成形加工するときには、まず、ダイ2を下降させて、該ダイ2のしわ押さえ面2aと、第1クッションリング5のしわ押さえ面5aとでワークWの周縁部を挟持する(図1に示す状態)。また、この状態では、第2クッションリング6のしわ押さえ面6aと、ダイ2のしわ押さえ面2aとでもワークWが挟持される。
その後、ダイ2をさらに下降させ、ワークWをポンチ3の加工面3aに押し付けて変形させることによりワークWの成形加工を行い、図4に示すように、ポンチ3の加工面3aとダイ2の加工面2bとでワークWを完全に挟み込むことにより成形が完了する。
この際、第1クッションリング5および第2クッションリング6は、ワークWを挟持した状態を保持しながら、ダイ2とともに下降する。
複数設けられるクッションリングの、一方の第1クッションリング5と、他方の第2クッションリング6との間の空間5bには、複数のリブ51が形成されており、該リブ51により第1クッションリング5の内周面下部と第2クッションリング6の外周面下部とが接続されている。
このように、第1クッションリング5と第2クッションリング6との間に架設されるリブ51は、第1クッションリング5および第2クッションリング6の補強構造物として作用している。
第1クッションリング5と第2クッションリング6との間の空間5bにはポンチ3が上下摺動自在に嵌装されている。また、ポンチ3に形成されている空隙3cには第2クッションリング6が上下摺動自在に嵌装されている。つまり、第1クッションリング5と第2クッションリング6は、ポンチ3に対して摺動自在に嵌装されている。
第1クッションリング5と第2クッションリング6との間の空間5bに嵌装されるポンチ3の下部には、リブ51との干渉を避けるための凹部31が形成されている。
つまり、該凹部31は、第1クッションリング5、第2クッションリング6、およびポンチ3がボルスター7上に載置されている状態でリブ51とポンチ3とが干渉しないように、第1クッションリング5に形成されるリブ51の形状に合わせて形成されている。
ここで、ダイ2の下降により、ワークWをポンチ3の加工面3aに押し付けて変形させる場合、ワークWの被加工部分には内側へ移動する方向に力がかかるため、ワークWの周縁部を挟持している第1クッションリング5の上部にも、内側方向の引っ張り力が作用する。
第1クッションリング5の上部に内側方向への引っ張り力が作用した場合、図14に示すクッションリング105のように補強構造物を備えていないと、クッションリング105の下部が外側へ広がる方向に撓んでしまうが、本第1クッションリング5では、複数のリブ51を架設することで、撓みが発生することを抑えている。
このように、第1クッションリング5と第2クッションリング6との間の空間5bに補強構造物となるリブ51を設けて、該リブ51により、第1クッションリング5と第2クッションリング6とを互いに接続することで、第1クッションリング5の剛性を向上することができ、ワークWの成形加工時の第1クッションリング5の撓み・変形を防止することができる。
また、図5に示すように、リブ51を設けることで、第2クッションリング6も補強することができ、第2クッションリング6に力がかかる成形加工時における、第2クッションリング6の姿勢の乱れを抑制することができる。
これにより、煩雑な調整作業等を要することなく、成形加工後のワークWにしわや割れの発生を抑えることができて、成形加工精度を向上することができる。
また、第1クッションリング5の剛性が向上することで、該第1クッションリング5および第2クッションリング6に機械加工を施すときの加工力による撓みや姿勢変化も抑制することができ、機械加工精度を向上することもできる。
特に、リブ51は、内側方向への力がかかる第1・第2クッションリング5・6の上部とは反対側の下部に架設されているので、撓み防止や姿勢の乱れ防止の効果が大きい。
また、第1・第2クッションリング5・6の補強構造物となるリブ51は、第1・第2クッションリング5・6の鋳造時に同時に一体成形することが可能であるので、補強構造物を設けるための特別な材料や作業を要することがなく、プレス成形装置1がコストアップすることもない。
また、図14に示す従来のプレス成形装置では、ワークWの下方の型をポンチ103と下型104とで構成していたが、本プレス成形装置1では下型を省略してポンチ3のみにて構成しているため、プレス成形装置1を全体的にコンパクトに構成することが可能となっている。
また、前述の第1クッションリング5と第2クッションリング6との間に設けられる補強構造物としてのリブ51は、第1・第2クッションリング5・6と一体的に成形されるものであるが、図6に示すように、第1クッションリング51および第2クッションリング6と別体に構成される補強棒52を空間5bに架設することも可能である。
つまり、補強棒52の一端部には支持部52aが形成されており、該支持部52aが第1クッションリング5の下部に形成された支持孔5cに挿入されている。また、補強棒52の他端部には螺子部52cが形成され、該螺子部52cは第2クッションリング6に螺装されている。
支持部52aの先端部には螺子が形成されており、該先端部は第1クッションリング5の外側に突出している。この外側に突出した支持部52aの先端部にナット等の締結部材を締結している。
このようにして、補強棒52を第1クッションリング5の開口部5bに架設している。
本例のように、金属部材等の剛体にて構成される補強棒52を第1クッションリング5と第2クッションリング6との間に架設することで、補強構造物を架設する場所や架設する補強材の本数等の変更を比較的容易に行うことが可能となる。
また、第1クッションリング5および第2クッションリング6の補強構造物を前記リブ51や補強棒52といったような剛体にて構成することで、第1クッションリング5および第2クッションリング6を強固に補強することができ、第1クッションリング5および第2クッションリング6の撓みや姿勢の乱れを効果的に抑えることが可能となる。
また、第1クッションリング51および第2クッションリング6の補強構造としては、図7に示すように、第1クッションリング51や第2クッションリング6が載置されるベースプレート46に、該第1クッションリング51および第2クッションリング6を、ボルト47等で締結する構成でもよい。
この場合は、ベースプレート46が第1クッションリング51と第2クッションリング6とを接続する補強構造物となる。
また、従来のプレス成形装置では、下方に配置したポンチ103の上方からクッションリングを嵌装するようにしていたが、図8に示すように、補強構造物であるリブ51により接続した本発明にかかる第1クッションリング5および第2クッションリング6を、段取り作業時等にポンチ103の上方から嵌装しようとすると、ポンチ103とリブ51とが干渉して嵌装することができない。
従って、図9に示すように、プレス成形装置1では、ポンチ3の下部におけるリブ51の形成箇所に相当する部分に、第1クッションリング5および第2クッションリング6をポンチ3へ嵌装した際にリブ51との干渉を避ける凹溝31を形成するとともに、第1クッションリング5および第2クッションリング6に対してポンチ3を引き抜くような構造としている。
なお、図9では第2クッションリング6を省略して第1クッションリングのみを表わしている。
このように、ポンチ3を上方へ引き抜く際には、ポンチ3に吊り下げ用フック等を付設して、該フックに吊り下げ用のワイヤ等を掛けてポンチ3を吊り下げることが必要となる。この吊り下げ用のフックは、ポンチ3に形成されるフック付設用穴に挿入または螺装されるが、この吊り穴はワークWの加工形状を決定するポンチ3の加工面3aには形成することができず、ポンチ3の側面に形成する必要がある。
しかし、図10(第2クッションリング6は省略している)に示すように、ポンチ3の側面3bに形成されるフック付設用穴3gは、その周囲を第1クッションリング5に覆われているため、このままではフック付設用穴3gにフックを挿入等することができない。
そこで、本例のプレス成形装置1においては、図11(第2クッションリング6は省略している)に示すように、脚部9aを備えた型台9の上に第1クッションリング5、第2クッションリング6、およびポンチ3を載置して、ポンチ3の側面3bに吊り下げ用フック3dを取り付けることを可能としている。
つまり、通常のワークWの成形加工時には平板状のボルスター7の上に第1クッションリング5、第2クッションリング6、およびポンチ3を載置して、該ポンチの加工面3aのみが第1クッションリング5の上方に出て、側面3bの周囲は第1クッションリング5に覆われるようにする。
そして、段取り作業等を行う際には、ポンチ3を第1・第2クッションリング5・6とともに吊り下げて他所へ持ち運び、前記型台9上に載置する。
なお、ポンチ3と第1クッションリング5とを持ち運ぶ場合には、第1クッションリング5の外周部に取り付けられたフック5eを用いて吊り下げを行う。
型台9の脚部9aはポンチ3の載置位置に合わせて形成されており、ポンチ3は脚部9aの上に載置されて、第1・第2クッションリング5・6よりもせり上がる。
これにより、フック付設用穴3gが形成されたポンチ3の側面3bが第1クッションリング5の上方に位置することとなる。
ポンチ3の側面3bを第1クッションリング5よりも上方に位置させた状態とすることで、ポンチ3の側面3bに吊り下げ用フック3dを取り付け、該フック3dを用いてポンチ3を吊り下げて、上方へ引き抜くことが可能となる。
逆に、ポンチ3を第1・第2クッションリング5・6にセットする場合は、図11に示す状態で吊り下げ用フック3dを取り外し、その後ポンチ3を第1・第2クッションリング5・6とともに吊り下げて他所へ持ち運び、ボルスター7に載置すればよい。
また、図12に示すように、本プレス成形装置1においては、第1クッションリング5および第2クッションリング6がリブ51等により接続されているので、第1クッションリング5および第2クッションリング6を同時に機械加工具10により機械加工することができる。
例えば、第1クッションリング5および第2クッションリング6を、共に同じ治具に同時にセットして機械加工を行うことが可能となるため、第1クッションリング5および第2クッションリング6を高い精度で機械加工することができ、プレス成形装置1のプレス精度を向上することが可能となる。
また、第1クッションリング5と第2クッションリング6とを接続せずに、互いに独立して構成した場合、第1クッションリング5および第2クッションリング6をポンチ3に対してスライド可能とするために、該第1クッションリング5および第2クッションリング6の両方にスライドプレートを取り付ける必要がある。
しかし、本プレス成形装置1のように、第1クッションリング5と第2クッションリング6とを接続リブ51等で接続した場合は、第1クッションリング5と第2クッションリング6とを一体的にスライドさせることができるので、図13に示すように、第2クッションリング6側のスライドプレート6eは設ける必要がなく、第1クッションリング5側にのみスライドプレート5eを設ければよい。
これにより、プレス成形装置1を構成する部品の点数や保全時の調整部位を削減することが可能となる。
また、複数のクッションリングを、互いに補強構造物にて接続し、該複数のクッションリングをポンチに対して、摺動自在に嵌装したプレス成形装置は、図14、図15に示すように構成することもできる。
図14、図15において複数設けられるクッションリングである、第1クッションリング5および第2クッションリング6は、前述の構成のように第2クッションリング6が第1クッションリング5の内側に配置されているのではなく、第1クッションリング5と第2クッションリング6とが隣り合うように並設されている。
本例の第1クッションリング5および第2クッションリング6も、補強構造物であるリブ51にて互いに接続されており、該リブ51は、第1クッションリング5および第2クッションリング6の下部に配置されている。
また、リブ51bにより互いに接続される第1クッションリング5および第2クッションリング6は、ポンチ3に形成される空隙3cに摺動自在に嵌装されている。
このように、第1クッションリング5と第2クッションリング6とを補強構造物となるリブ51により接続することで、各クッションリング5・6の剛性を向上して、ワークWの成形加工時のクッションリング5・6の撓み・変形を防止するとともに、成形加工時におけるクッションリング5・6の姿勢の乱れを抑制することができる。
これにより、煩雑な調整作業等を要することなく、成形加工後のワークWにしわや割れの発生を抑えることができて、成形加工精度を向上することができる。
また、第1クッションリング5および第2クッションリング6に機械加工を施すときの加工力による撓みや姿勢変化も抑制することができ、機械加工精度を向上することもできる。
本発明にかかるプレス成形装置を示す側面断面図である。 プレス成形装置に備えられるクッションリングを示す平面図である。 プレス成形装置に備えられるポンチを示す平面図である。 ポンチの加工面とダイの加工面とでワークを完全に挟み込んで成形加工が行われている様子を示す側面断面図である。 第1クッションリングと第2クッションリングとを接続するリブにより第2クッションリングの姿勢の乱れが抑えられる様子を示す側面断面図である。 クッションリングの補強材の第二の実施例を示す側面断面図である。 クッションリングの補強材の第三の実施例を示す側面断面図である。 従来のポンチおよび下型の構造では、本発明にかかるクッションリングを上方から嵌装できないことを示す側面断面図である。 ポンチをクッションリングに対して上方へ引き抜き可能とした構造を示す側面断面図である。 脚部を設けたポンチの成形加工時の状態を示す側面断面図である。 段取り作業時にポンチを脚部付きの型台上に載置した状態を示す側面断面図である。 第1クッションリングと第2クッションリングとが同時に機械加工可能な様子を示す側面断面図である。 第2クッションリングに取り付けるスライドプレートが省略可能な様子を示す側面断面図である。 補強構造物にて互いに接続した複数のクッションリングの別実施形態を示す斜視図である。 図14に示すクッションリングをポンチに嵌装した状態を示す平面図である。 従来のプレス成形装置を示す平面図である。
符号の説明
W ワーク
1 プレス成形装置
2 ダイ
3 ポンチ
5 第1クッションリング
6 第2クッションリング
51 リブ

Claims (5)

  1. ダイ、ポンチ、およびクッションリングを備えるプレス成形装置であって、
    クッションリングは複数のクッションリングを備え、
    該複数のクッションリングは互いに補強構造物にて接続されており、
    複数のクッションリングはポンチに対して、摺動自在に嵌装される、
    ことを特徴とするプレス成形装置。
  2. ダイ、ポンチ、およびクッションリングを備えるプレス成形装置であって、
    クッションリングは複数のクッションリングで構成され、
    一方のクッションリングはポンチの周囲に配設され、
    ポンチには他方のクッションリングを収容するための空隙が設けられ、
    一方のクッションリングと他方のクッションリングとが、補強構造物で接続されていることを特徴とするプレス成形装置。
  3. 前記補強構造物は、一方のクッションリングおよび他方のクッションリングにおけるダイとの当接面側とは反対側の部分に構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプレス成形装置。
  4. 前記補強構造物は、一方のクッションリングと他方のクッションリングとの間に形成される補強リブであることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のプレス成形装置。
  5. 前記補強リブは、一方のクッションリングおよび他方のクッションリングと一体成形され、または締結部材により一方のクッションリングおよび他方のクッションリングと締結されていることを特徴とする請求項4に記載のプレス成形装置。

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