JP4517828B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
転写ロール等の接触転写部材を用いた接触転写方式では、非接触転写方式であるコロナ方式の問題点であったオゾンの発生量を減少させることができ、また、転写画像のぼけを抑えられるという利点を有している。
しかしながら、従来の設定手法においては、この感光体ドラムの帯電電位を無視した状態で転写バイアスの設定を行っていたため、本当に必要な転写バイアスに対して過不足が生じ、転写不良を招くおそれがあった。これを具体的に説明すると、例えば感光体ドラムの帯電電位が高い場合には、帯電電位に引きずられて検知電圧値が高くなるため、転写部が高抵抗状態にあると見なされ、転写電流の値が低く設定される可能性がある。しかし、実際の転写部の抵抗が低い場合には、転写不足が発生してしまうことになる。逆に、感光体ドラムの帯電電位が低い場合には、帯電電位に引きずられて検知電圧値が低くなるため、転写部が低抵抗状態にあると見なされ、転写電流の値が高く設定される可能性がある。しかし、実際の転写部の抵抗が高い場合には、放電による転写不良が発生してしまうことになる。
従来においては、感光体ドラムに表面電位センサ等を対向配置することによって感光体ドラムの表面電位をモニタし、感光体ドラムの寿命等を判断していたが、表面電位センサ等を設けなければならない分、装置構成が大型化、複雑化し、また、かかるコストも増加してしまうという問題があった。
また、他の目的は、簡易な構成で、感光体ドラム等の像担持体の寿命を判断することにある。
また、設定手段により設定される転写パラメータは、像担持体に対する帯電バイアスの大きさであることを特徴とすることができる。
ここで、判断部は、複数の電圧と対応する複数の電流との関係から一次回帰分析を行い、一次回帰分析によって求められた切片に基づいて像担持体の寿命を判断することを特徴とすることができる。また、像担持体は、表面に感光層を備えた感光体からなり、判断部は、切片に基づいて感光層の膜厚を推定することを特徴とすることができる。
ここで、転写電流値を決定するステップでは、第1の電流値、第1の電圧値、第2の電流値、および第2の電圧値から一次回帰分析を行い、一次回帰分析によって求められた傾きに応じて転写電流値を決定することを特徴とすることができる。
また、本発明によれば、転写部に流れる電流と電圧との関係から、像担持体の寿命を判断することができる。
―実施の形態1―
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示している。この画像形成装置は、矢印A方向に回転可能に配設される感光体ドラム11、矢印B方向に回動可能に配設され、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)して保持させる中間転写ベルト20を備えている。またこのカラー画像形成装置は、中間転写ベルト20上に転写された重ねトナー像を用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置30、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置50を備えている。
また、支持ロール22は、中間転写ベルト20の位置決めや平坦な一次転写面の形成に用いられる金属製のアイドルロールである。さらに、支持ロール23は中間転写ベルト20の搬送方向に略直交する方向の蛇行を規制する補正ロール(ステアリングロール:軸方向一端部を支点として傾動自在に配設される)である。支持ロール24は、後述する二次転写装置30のバックアップロールである。そして、駆動ロール21を挟んで中間転写ベルト20と対向する位置には、二次転写後の中間転写ベルト20上の残留物を除去するベルトクリーナ25が配設されている。中間転写ベルト20は、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、アクリル、塩化ビニル等の樹脂または各種ゴム等に導電剤としてカーボンブラックを適量含有させたものからなり、その体積抵抗率が106〜1015Ω・cmとなるように形成され、その厚みは例えば0.1mmに設定される。
そして、中間転写ベルト20を挟んで駆動ロール21と対向する部位には、二次転写後の中間転写ベルト20上の残留物を除去するベルトクリーナ25が配設されている。なお、二次転写ロール31及びベルトクリーナ25は、中間転写ベルト20と接離自在に配設されており、カラー(複数色)画像が形成される場合には最終色前のトナー像が二次転写ロール31、ベルトクリーナ25を通過するまで、これらは中間転写ベルト20から離間している。
図2は、本実施の形態に係るカラー画像形成装置における一次転写系を説明するための図である。本実施の形態において、像担持体としての感光体ドラム11は、例えば円筒状のアルミニウムで構成される基材11aと、この基材11aの外周面に形成される有機系の感光層11bとを有している。また、帯電装置12は、感光体ドラム11に対して回転可能に圧接配置され、感光体ドラム11の回転に伴って従動回転する帯電ロール12aと、この帯電ロール12aに所定の帯電バイアス(本実施の形態では負極性)を印加する帯電電源12bとを備えている。さらに、転写部材としての一次転写ロール15は、例えばステンレス製の導電性心材の外周にゴム製の導電性発泡弾性体を被覆して構成されている。そして、この導電性発泡弾性体に、イオン伝導性を有する物質(例えばNBRゴム)や電子伝導性を有する物質(例えばカーボンブラック)等を混入することで、適宜抵抗調整を行っている。
なお、この説明では、第2の電流値I2が第1の電流値I1よりも大きい値に設定されているものとする。
なお、上述したステップ102およびステップ104では、一次転写ロール15のロール表面に対して同一位置を外して、例えば10msec毎に30箇所の出力電圧を測定した後、全測定値の上下3点ずつを削除した値を用いて平均化を行い、第1の電圧値V1または第2の電圧値V2を求めている。
これは、本発明者が行った実験に基づいて得られたものである。以下、この理由について説明する。
図6は、実験の結果として得られたI-V特性を示している。図6に示すように、一般的に使用される一次転写電流値の範囲(〜60μA程度)において、I-V特性は、
V=RI+A
と線形回帰で表すことができる。ここで、Iは電流値、Vは電圧値である。また、傾きを表すRは感光体ドラム11(感光層11b)、中間転写ベルト20、一次転写ロール15全体のシステム抵抗である。このシステム抵抗Rには、感光体ドラム11、中間転写ベルト20、一次転写ロール15それぞれが有する抵抗の他、一次転写ニップ部における接触抵抗(感光体ドラム11−中間転写ベルト20間、中間転写ベルト20−一次転写ロール15間)等も含まれている。さらに、切片を表すAは感光体ドラム11の初期帯電電位によるオフセット電位である。オフセット電位は、帯電装置12によって帯電された感光体ドラム11(感光層11b)が、一次転写部位において示す電位を意味している。このことから、I-V特性の直線回帰から求めた傾きRは、一次転写部(感光体ドラム11、中間転写ベルト20、一次転写ロール15)の電気抵抗を、切片Aは感光体ドラム11側の帯電状態を、それぞれ示すものであるといえる。
したがって、システム抵抗Rの変化は、一次転写部、特に中間転写ベルト20および一次転写ロールの状態の変化に伴って発生するものとして判別することができる。また、オフセット電位Aの変化は、主として感光体ドラム11(特に感光層11b)の状態の変化に伴って発生するものとして判別することができる。
図7は、実験の結果として得られたI-V特性を示している。図7より、感光層11bの膜厚だけが変化している場合には、システム抵抗Rはほとんど変わらない(傾きがほとんど変わらない)一方で、オフセット電位Aが変化していることがわかる。具体的には、感光層11bの膜厚が薄くなるほど、オフセット電位Aの値が低下している。つまり、オフセット電位Aは、感光層11bの膜厚変化に伴う帯電電位の変化に対応するものであることが理解される。また、図7からは、感光体ドラム11の感光層11bの厚さが変わっても、感光体ドラム11(感光層11b)、中間転写ベルト20および一次転写ロール15全体のシステム抵抗Rにはほとんど影響を与えていないということが理解される。
図8は、実験の結果として得られたI-V特性を示している。高温高湿環境下では、一次転写ロール15および中間転写ベルト20の抵抗が低下するため、一次転写電流を流したときに発生する電圧は低くなり、システム抵抗Rは小さくなる。一方、低温低湿環境下では、一次転写ロール15および中間転写ベルト20の抵抗が増加するため、一次転写電流を流したときに発生する電圧も高くなり、システム抵抗Rが大きくなる。
このとき、測定される電圧は、上述したようにシステム抵抗R(主として一次転写ロール15、中間転写ベルト20の状態によって決まる)に起因するものと、オフセット電位A(主として感光体ドラム11の感光層11bの膜厚によって決まる)に起因するものとが含まれている。しかしながら、得られた電圧と流した電流とを用いて見かけ上のシステム抵抗を求めた場合には、オフセット電位Aだけ誤差が含まれることになってしまう。このため、この見かけ上のシステム抵抗に基づいて転写電流値を設定した場合には、本来必要な転写電流値からずれが生じ、結果として転写不良を招いてしまうおそれがあった。
まず、感光体ドラム11、中間転写ベルト20、一次転写ロール15の組み合わせを変えたサンプルを三つ準備した。これらをそれぞれサンプル1〜3とする。そして、各サンプル1〜3に対して第1の電流値I1=20μA、第2の電流値I2=30μAを流し、対応する第1の電圧値V1,第2の電圧値V2を測定した。結果を以下に示す。また、これらサンプル1〜3のI−V特性を図9に示す。なお、図9には、参考のため、サンプル1〜3のI−V特性から求められた一次回帰直線も例示している。
サンプル1:I1=20μAのとき、V1=450V
I2=30μAのとき、V2=700V
ΔV=700−450=250V
サンプル2:I1=20μAのとき、V1=220V
I2=30μAのとき、V2=300V
ΔV=300−220=80V
サンプル3:I1=20μAのとき、V1=580V
I2=30μAのとき、V2=900V
ΔV=900−580=320V
図9より、電圧差ΔVの大きさが、傾きすなわちシステム抵抗Rに対応していることが理解される。具体的には、システム抵抗Rが大きければ電圧差ΔVは大きくなり、システム抵抗Rが小さければ電圧差ΔVは小さくなる。
そこで、本実施の形態では、補正値格納部73に格納される補正値kの大きさをA>B>C>D>E>F>Gに設定している。つまり、電圧差ΔVが大きくなるほど、補正値kは小さくなっている。これにより、転写電流値Iを適正な大きさに設定することが可能となる。
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、第1の電流値I1と対応する第1の電圧値V1とから求められる見かけ上のシステム抵抗R1と、第2の電流値I2と対応する第2の電圧値V2とから求められる見かけ上のシステム抵抗R2とに基づいて、転写電流値Iの設定を行うようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、実施の形態1と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
このプロセスでは、まず、転写電流値設定部71により第1の電流値I1が設定され、一次転写電流源61によって一次転写ロール15に第1の電流値I1が流される(ステップ201)。そして、第1の電流値I1が流された状態において、一次転写電圧計62により第1の電圧値V1が測定される(ステップ202)。転写電流値設定部71にて設定された第1の電流値I1および一次転写電圧計62によって測定された第1の電圧値V1はシステム抵抗計算部75に入力され、第1のシステム抵抗R1=V1/I1が計算される(ステップ203)。求められた第1のシステム抵抗R1は、システム抵抗計算部75に設けられたメモリ(図示せず)に一時的に格納される。
なお、この説明では、第2の電流値I2が第1の電流値I1よりも大きい値に設定されているものとする。
一方、ステップ207において、第1のシステム抵抗R1が第2のシステム抵抗R2よりも著しく大きくなっていない場合には、次に、第2のシステム抵抗R2が第1のシステム抵抗R1よりも著しく大きくなっているか否かを判断する(ステップ209)。ここで、第2のシステム抵抗R2が第1のシステム抵抗R1よりも著しく大きくなっている場合には、補正値格納部73に格納される補正値テーブル2より対応する補正値kを読み出す(ステップ210)。
他方、ステップ209において、第2のシステム抵抗R2が第1のシステム抵抗R1よりも著しく大きくなっていない場合、換言すれば、第1のシステム抵抗R1と第2のシステム抵抗R2とが略同じである場合には、補正値格納部73に格納される補正値テーブル3より対応する補正値kを読み出す(ステップ211)。
補正部74では、流すべき転写電流値I=k×I0を計算して(ステップ212)、転写電流値設定部71に出力する。その後、転写電流値設定部71では、設定された転写電流値Iを一次転写電流源61に対して設定し(ステップ213)、処理を終了する。
上述したように、本実施の形態では、第1の電流値I1よりも第2の電流値I2の方が大きい値に設定される。このため、第1のシステム抵抗R1が第2のシステム抵抗R2より著しく大きくなるということは、電流が大きくなるほど真のシステム抵抗Rが低下することを意味する。一方、第1のシステム抵抗R1が第2のシステム抵抗R2よりも著しく小さくなるということは、電流が大きくなるほど真のシステム抵抗Rが増加することを意味する。つまり、これらにおいては、真のシステム抵抗Rが電流依存性を有している(I−V特性が非線形である)ことが理解される。これに対し、第1のシステム抵抗R1≒第2のシステム抵抗R2になるということは、真のシステム抵抗Rが電流依存性を持たない(I−V特性が線形である)ことが理解される。
そこで、本実施の形態では、第1のシステム抵抗R1および第2のシステム抵抗R2から抵抗変動の傾向を確認し、これに応じた補正テーブルにて転写電流値を補正している。これにより、転写電流値Iを適正な大きさに設定することが可能となる。
本実施の形態は、実施の形態2と略同様であるが、第1の電流値および対応する第1の電圧値と、第2の電流値および対応する第2の電圧値とから一次回帰分析を行い、傾きであるシステム抵抗Rおよび切片であるオフセット電位Aを求め、得られたシステム抵抗Rに基づいて転写電流値Iの設定を行うようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、実施の形態1と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
このプロセスでは、まず、転写電流値設定部71により第1の電流値I1が設定され、一次転写電流源61によって一次転写ロール15に第1の電流値I1が流される(ステップ301)。そして、第1の電流値I1が流された状態において、一次転写電圧計62により第1の電圧値V1が測定される(ステップ302)。転写電流値設定部71にて設定された第1の電流値I1および一次転写電圧計62によって測定された第1の電圧値V1は一次回帰分析部76に出力され、一次回帰分析部76に設けられたメモリ(図示せず)に一時的に格納される。
なお、この説明では、第2の電流値I2が第1の電流値I1よりも大きい値に設定されているものとする。
補正部74では、求められたシステム抵抗Rに応じ、転写電界を形成するのに適した転写電流値Iを計算して(ステップ306)、転写電流値設定部71に出力する。その後、転写電流値設定部71では、設定された転写電流値Iを一次転写電流源61に対して設定し(ステップ307)、処理を終了する。
本実施の形態は、実施の形態3と略同様であるが、一次回帰分析の結果から転写電流値Iの設定を行うのではなく、感光体ドラム11の帯電電位の調整あるいは感光体ドラム11の寿命の判断を行うようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、実施の形態3と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
このプロセスでは、まず、帯電設定部77によって帯電バイアスが所定の基準値に設定される(ステップ401)。次に、転写電流値設定部71により第1の電流値I1が設定され、一次転写電流源61によって一次転写ロール15に第1の電流値I1が流される(ステップ402)。そして、第1の電流値I1が流された状態において、一次転写電圧計62により第1の電圧値V1が測定される(ステップ403)。転写電流値設定部71にて設定された第1の電流値I1および一次転写電圧計62によって測定された第1の電圧値V1は一次回帰分析部76に出力され、一次回帰分析部76に設けられたメモリ(図示せず)に一時的に格納される。
なお、この説明では、第2の電流値I2が第1の電流値I1よりも大きい値に設定されているものとする。
帯電設定部77では、求められたオフセット電位Aが予め定められた閾値A0以下となっているか否かを判断する(ステップ407)。なお、閾値A0については後述する。ここで、オフセット電位Aが閾値A0より大きい場合、帯電設定部77では、求められたオフセット電位Aに応じ、適切な帯電電位とするのに適した帯電バイアスを計算し(ステップ408)、求められた帯電バイアスを帯電電源12aに設定し(ステップ409)、処理を終了する。一方、オフセット電位Aが閾値A0以下の場合、帯電設定部77は、UI63に対して感光体ドラム11の寿命が到達したことを表示させ(ステップ410)、処理を終了する。
そして、得られたオフセット電位Aに基づいて、感光体ドラム11を帯電する帯電ロール12aに印加する帯電バイアスの設定を行うようにした。これにより、的確な帯電バイアスの設定を行うことができる。また、本実施の形態では、得られたオフセット電位Aに基づいて、感光体ドラム11の感光層11bの膜厚を予測し、感光体ドラム11の寿命判断を行うことができる。
また、本実施の形態では、オフセット電位Aから感光体ドラム11に印加する帯電バイアスを設定したり、あるいは、感光体ドラム11の寿命判断を行ったりしているが、これと併せて、システム抵抗Rに基づく転写電流値Iの設定も行ってもよいことは勿論である。
図16は、本実施の形態が適用される画像形成装置の概要を示す図である。この画像形成装置は、本体100内に、例えば電子写真方式にて各色成分トナー像が形成される複数(本実施の形態では四つ)の画像形成ユニット110(具体的には110K,110Y,110M,110C)、各画像形成ユニット110で形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)保持させる中間転写ベルト120を備えている。また、画像形成装置は、中間転写ベルト120に転写された重ね画像を用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置130、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置150を備えている。
図17(a)において、感光体ドラム111は、例えば円筒状のアルミニウムで構成される基材111aと、この基材111aの外周面に形成される有機系の感光層111bとを有している。また、帯電装置112は、感光体ドラム111に対して回転可能に圧接配置され、感光体ドラム111の回転に伴って従動回転する帯電ロール112aと、この帯電ロール112aに所定の帯電バイアス(本実施の形態では負極性)を印加する帯電電源112bとを備えている。さらに、一次転写ロール115は、例えばステンレス製の導電性心材の外周にゴム製の導電性発泡弾性体を被覆して構成されている。そして、この導電性発泡弾性体に、イオン伝導性を有する物質(例えばNBRゴム)や電子伝導性を有する物質(例えばカーボンブラック)等を混入することで、適宜抵抗調整を行っている。
一方、二次転写系では、中間転写ベルト120が像担持体として機能し、被転写体である用紙Pにトナー像を転写している。このとき、転写部材としての二次転写ロール131は中間転写ベルト120に直接圧接配置されることになる。また、二次転写系では、二次転写電流源183が転写電源として機能し、二次転写電圧計184が電圧検出手段あるいは電圧測定部として機能している。
また、二次転写電流値Isの設定手法も、基本的に実施の形態1で説明したものと同様である。ただし、本実施の形態では、既に得られた一次転写電流値IfK,IfY,IfM,IfCの情報を加味して、二次転写電流値Isを設定している。
また、中間転写型の画像形成装置の場合、一次転写電流値Ifと二次転写電流値Isとを関連性を持たせずに設定したのでは、二次転写時に転写不良を生じてしまうおそれがある。これに対し、本実施の形態では、一次転写電流値を参照しながら二次転写電流値を設定しているので、このような不具合の発生を防止することができる。
Claims (3)
- 像担持体と、
前記像担持体を帯電する帯電手段と、
前記帯電手段で帯電された前記像担持体を露光する露光手段と、
前記露光手段で露光された前記像担持体をトナーで現像する現像手段と、
前記像担持体に直接または間接的に圧接配置され、転写電流が供給されることにより当該像担持体上のトナー像を被転写体に転写する転写部材と、
前記像担持体および前記転写部材にかかる電圧を検出する電圧検出手段と、
前記帯電手段によって基準となる帯電バイアスにて前記像担持体を帯電するとともに、当該帯電手段によって帯電された当該像担持体と接する前記転写部材に第1の電流値にて電流を流したときに前記電圧検出手段で検出される第1の電圧値および当該転写部材に第2の電流値にて電流を流したときに当該電圧検出手段で検出される第2の電圧値を用いて一次回帰分析を行い、当該一次回帰分析によって求められた切片に基づいて当該帯電バイアスの大きさを設定し、当該一次回帰分析によって求められた傾きに基づいて前記転写部材に供給する転写電流値を設定する設定手段と
を含む画像形成装置。 - 前記一次回帰分析によって求められた前記切片に基づいて前記像担持体が寿命に到達したか否かを判断する判断手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は、前記転写部材と対向する側に感光層を備え、
前記判断手段は、前記切片に基づいて推定される前記感光層の膜厚に基づいて前記像担持体が寿命に到達したか否かを判断することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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