JP2006106667A - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体上に転写されるトナー画像中のスポット的な画像の乱れを低減することができる構成の転写装置及び画像形成装置を実現する。
【解決手段】像担持体に形成されたトナー像が転写される無端ベルト状の中間転写体201と、中間転写体との間で記録媒体を挟み込む外部ローラ308と、中間転写体の内側に配置され外部ローラとの間で中間転写体を挟み込む内部ローラ304を備え、外部ローラ308または内部ローラ304にバイアスを印加することにより中間転写体上のトナー像を記録媒体に転写する転写装置において、外部ローラ及び内部ローラの表面硬度を共にアスカーCで50度以上とし、中間転写体の体積抵抗率の対数(LogR)を10.0以下とする。これにより外部ローラ上の残存トナーに起因するスポット的な画像の乱れを低減でき、転写ニップにおける中間転写体の速度変動に起因するスポット的な画像の乱れも低減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、像担持体に形成されたトナー像を中間転写体を介して記録媒体に転写する転写装置及び、その転写装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、感光体等からなる像担持体に帯電、露光(光書き込み)、現像のプロセスを経てトナー像を形成し、この像担持体に形成したトナー像を一旦中間転写体に一次転写した後、中間転写体上のトナー像を用紙等の記録媒体に二次転写し、記録媒体に転写されたトナー像を定着して画像を得るようにした画像形成装置が知られており、複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、印刷装置等に応用されている。
ここで、中間転写体に一次転写されたトナー像を記録媒体へ二次転写するに当たり、環境変動や経時的な使用に拘わらず、常に安定した転写電界を形成してトナー像の転写不良を防止することが可能な転写装置や、その転写装置を備えた画像形成装置として、無端ベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)との間で記録媒体を挟み込む外部ローラ(バイアスロール等)と、該外部ローラとの間で中間転写体を挟み込む内部ローラ(バックアップロール等)を備え、外部ローラまたは内部ローラにバイアスを印加することにより、中間転写体上のトナー像を記録媒体に転写する構成のものが知られているが、これらの転写装置や画像形成装置においては、転写電界の安定化や二次転写電流の変動を防止して、高画質の画像を安定して得るために、内部ローラ(バックアップロール等)の表面層の構成や表面抵抗率を規定したものが提案されている(特許文献1参照)。
特許第3482802号公報(特開平10−254262号公報)
前述の従来技術のように、内部ローラの表面層の構成や表面抵抗率を規定することにより転写電界の安定化や二次転写電流の変動を防止して、高画質の画像を安定して得ることが可能となるが、上記従来技術では外部ローラ(バイアスロール等)側の構成や、中間転写体との関係については考慮されておらず、記録媒体に転写されたトナー画像中にスポット的な画像の乱れ、例えば白ポチが発生することがあり、この点に関しては不十分であった。なお、白ポチとは、二次転写ニップ中でスポット状放電によりベタ部やハーフトーン部に0.1〜0.3mmの白点または白斑状の白抜けが発生する現象をいう。
また、上記従来技術では外部ローラ(バイアスロール等)のクリーニング性については考慮されておらず、外部ローラにトナー等が付着した場合には記録媒体の裏汚れが発生するという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、記録媒体上に転写されるトナー画像中のスポット的な画像の乱れを低減することができる構成の転写装置を提供することを目的とする。さらに本発明は、その転写装置を備え、高画質な画像を安定して得ることができる構成の画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では以下のような手段を採っている。
本発明の第1の手段は、像担持体に形成されたトナー像が転写される無端ベルト状の中間転写体と、前記中間転写体の外側に配置され該中間転写体との間で記録媒体を挟み込む外部ローラと、前記中間転写体の内側に配置され前記外部ローラとの間で前記中間転写体を挟み込む内部ローラを備え、前記外部ローラまたは前記内部ローラにバイアスを印加することにより、前記中間転写体上のトナー像を前記記録媒体に転写する転写装置において、前記外部ローラ及び前記内部ローラの表面硬度が共にアスカーCで50度以上であり、前記中間転写体の体積抵抗率の対数(LogR)が10.0以下であることを特徴とするものである(請求項1)。
また、本発明の第2の手段は、第1の手段の転写装置において、前記外部ローラと前記内部ローラの合成抵抗の対数(LogR)が6.5以上であることを特徴とするものである(請求項2)。
本発明の第3の手段は、第1または第2の手段の転写装置において、前記外部ローラまたは前記内部ローラの表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.4以下であることを特徴とするものである(請求項3)。
また、本発明の第4の手段は、第1または第2の手段の転写装置において、前記外部ローラまたは前記内部ローラ表面の残留電位が120V以下であることを特徴とするものである(請求項4)。
さらに、本発明の第5の手段は、第1〜第4のいずれか一つの手段の転写装置において、前記中間転写体の体積抵抗の対数(LogR)が7.5以上であることを特徴とするものである(請求項5)。
本発明の第6の手段は、第1〜第5のいずれか一つの手段に記載の転写装置において、前記外部ローラまたは前記内部ローラの合成抵抗の対数(LogR)が9.0以下であることを特徴とするものである(請求項6)。
また、本発明の第7の手段は、第1〜第6のいずれか一つの手段に記載の転写装置において、前記外部ローラまたは前記内部ローラの表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.05以上であることを特徴とするものである(請求項7)。
さらに本発明の第8の手段は、第1〜第6のいずれか一つの手段の転写装置において、前記外部ローラまたは前記内部ローラ表面の残留電位が5V以上であることを特徴とするものである(請求項8)。
さらに本発明の第9の手段は、第1〜第8のいずれか一つの手段の転写装置において、前記外部ローラ及び前記内部ローラのうち、抵抗の低い方のローラに表面高抵抗層を設けたことを特徴とするものである(請求項9)。
本発明の第10の手段は、第1または第2の手段の転写装置において、前記外部ローラまたは前記内部ローラの表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.4以上であり、かつ前記外部ローラまたは前記内部ローラに除電手段を設けたことを特徴とするものである(請求項10)。
また、本発明の第11の手段は、第1または第2の手段の転写装置において、前記外部ローラまたは前記内部ローラ表面の残留電位が120V以上であり、かつ前記外部ローラまたは前記内部ローラに除電手段を設けたことを特徴とするものである(請求項11)。
さらに本発明の第12の手段は、第10または第11の手段の転写装置において、前記除電手段として導電性のブラシまたはローラを用いたことを特徴とするものである(請求項12)。
さらに本発明の第13の手段は、第10または第11の手段の転写装置において、前記除電手段として前記外部ローラまたは前記内部ローラと非接触に配置された除電針を用いたことを特徴とするものである(請求項13)。
さらに本発明の第14の手段は、第10〜第13のいずれか一つの手段の転写装置において、前記除電手段に交流を印加することを特徴とするものである(請求項14)。
本発明の第15の手段は、像担持体と該像担持体にトナー像を形成する画像形成手段を有する画像形成部と、前記像担持体に形成されたトナー像を中間転写体を介して記録媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写されたトナー像を定着する定着手段を備えた画像形成装置において、前記転写手段として、第1〜第14のいずれか一つの手段の転写装置を備えたことを特徴とするものである(請求項15)。
また、本発明の第16の手段は、第15の手段の画像形成装置において、前記画像形成部を前記中間転写体に沿って複数配設したことを特徴とするものである(請求項16)。
第1の手段の転写装置においては、外部ローラの表面硬度をアスカーCで50度以上にすることにより、外部ローラ上の残存トナーを容易に除去することができる。これにより、外部ローラ上の残存トナーに起因するスポット的な画像の乱れが低減される。
また、内部ローラの表面硬度をアスカーCで50度以上にすることにより、転写ニップにおける中間転写体の速度変動を低減することができる。これにより、転写ニップにおける中間転写体の速度変動に起因するスポット的な画像の乱れが低減される。
さらに、中間転写体の体積抵抗率の対数(LogR)を10.0以下にすることにより、中間転写体の残留電位を低減することができる。これにより、中間転写体の残留電位に起因するスポット的な画像の乱れを低減することができる。
また、第2の手段の転写装置においては、第1の手段の構成及び効果に加え、外部ローラと内部ローラの合成抵抗の対数(LogR)を6.5以上にすることにより、記録媒体が小サイズ紙の場合でも、中間転写体の体積抵抗率の対数(LogR)を10.0以下にすることに起因して過度に非通紙部へ流れる電流が増加することなく、適切な転写電界が得られ、良好な画像が得られる。
第3の手段の転写装置においては、第1または第2の手段の構成及び効果に加え、外部ローラまたは内部ローラの表面抵抗変化量の対数(LogR)を0.4以下にすることにより、スポット状放電を防止し白ポチの発生を防止することができる。特に、外部ローラと内部ローラの合成抵抗の対数(LogR)を6.5以上、外部ローラまたは内部ローラの表面抵抗変化量の対数(LogR)を0.4以下にすることにより、用紙サイズによる転写不良の発生が無く、紙転写におけるスポット状放電の発生を防止することができ、トナー画像中の白ポチを低減することができる。
また、第4の手段の転写装置においては、第1または第2の手段の構成及び効果に加え、外部ローラまたは内部ローラ表面の残留電位を120V以下にすることにより、スポット状放電を防止し白ポチの発生を防止することができる。
また、第5の手段の転写装置においては、第1〜第4のいずれか一つの手段の構成及び効果に加え、中間転写体の体積抵抗の対数(LogR)が7.5以上であることにより、残留電位上昇による転写不良の発生を防止することができ、白ポチの発生をより低減することができる。
第6の手段の転写装置においては、第1〜第5のいずれか一つの手段の構成及び効果に加え、外部ローラまたは内部ローラの合成抵抗の対数(LogR)を9.0以下にすることにより、転写電圧の上昇を防止でき、電源電圧不足の防止、高電圧によるリークを防止し、白ポチ発生を低減することができる。
また、第7の手段の転写装置においては、第1〜第6のいずれか一つの手段の構成及び効果に加え、外部ローラまたは内部ローラの表面抵抗変化量の対数(LogR)を0.05以上とすることにより、ローラ電位上昇による転写不良発生を防止し、且つ、スポット状放電による白ポチの発生を防止することができる。
さらに、第8の手段の転写装置においては、第1〜第6のいずれか一つの手段の構成及び効果に加え、外部ローラまたは内部ローラ表面の残留電位を5V以上とすることにより、転写不良発生を防止し、且つ、スポット状放電による白ポチの発生を防止することができる。
さらに、第9の手段の転写装置においては、第1〜第8のいずれか一つの手段の構成及び効果に加え、外部ローラ及び内部ローラのうち、抵抗の低い方のローラに表面高抵抗層を設けたことにより、安定した抵抗のローラを製造することができ、白ポチの発生を低減することができる。
第10の手段の転写装置においては、第1または第2の手段の構成及び効果に加え、外部ローラまたは内部ローラの表面抵抗変化量の対数(LogR)を0.4以上にし、かつ外部ローラまたは内部ローラに除電手段を設けたことにより、用紙サイズによる転写不良の発生が無く、紙転写におけるスポット状放電の発生を防止することができ、トナー画像中の白ポチの発生を低減することができる。
また、第11の手段の転写装置においては、第1または第2の手段の構成及び効果に加え、外部ローラまたは内部ローラ表面の残留電位が120V以上であり、かつ外部ローラまたは内部ローラに除電手段を設けたことにより、用紙サイズによる転写不良の発生が無く、紙転写におけるスポット状放電の発生を防止することができ、トナー画像中の白ポチの発生を低減することができる。
第12の手段の転写装置においては、第10または第11の手段の構成及び効果に加え、前記除電手段として導電性のブラシまたはローラを用いたことにより、簡単な構成で除電効果が得られ、外部ローラまたは内部ローラの残留電位上昇による転写性の低下を防止しでき、白ポチの発生を防止することができる。
また、第13の手段の転写装置においては、第10または第11の手段の構成及び効果に加え、前記除電手段として外部ローラまたは内部ローラと非接触に配置された除電針を用いたことにより、外部ローラまたは内部ローラを傷つけることなく除電することができ、外部ローラまたは内部ローラの残留電位上昇による転写性の低下を防止しでき、白ポチの発生を防止することができる。
さらに、第14の手段の転写装置においては、第10〜第13のいずれか一つの手段の構成及び効果に加え、前記除電手段に交流を印加することにより、より高い除電効果を得ることができる。
第15の手段の画像形成装置においては、転写手段として、第1〜第14のいずれか一つの手段の転写装置を備えたことにより、白ポチの発生を低減することができ、高画質な画像を安定して得ることができる。
また、第16の手段の画像形成装置においては、第15の手段の構成及び効果に加え、像担持体と該像担持体にトナー像を形成する画像形成手段を有する画像形成部を、中間転写体に沿って複数配設したことにより、複数の画像形成部で色の異なるトナー像を形成して中間転写体に重ね合わせて転写することによりカラー画像を形成でき、高画質なカラー画像を安定して得ることができる。
[実施形態1]
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。この実施形態は、複数の画像形成部101Y〜101Bkを中間転写体201に沿って並設した構成のタンデム型間接転写方式の画像形成装置を示している。この画像形成装置の中央には、無端ベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)201を備えた転写装置が設けられている。中間転写体201は、複数の支持ローラに掛け回されて、図中時計回りに回転搬送可能である。
本実施形態においては、複数ある支持ローラのうち、第1の支持ローラ202の図中左側に、画像転写後に中間転写体201上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置210が設けられている。また、第1の支持ローラ202と第2の支持ローラ203との間に張り渡された中間転写体201上には、その搬送方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色用の4つの画像形成部(画像形成ユニット)101Y,101M,101C,101Bkが横に並べて配置されており、これらの画像形成部(画像形成ユニット)101Y,101M,101C,101Bkはタンデム型画像形成部を構成している。このタンデム型画像形成部の各画像形成部(画像形成ユニット)101Y,101M,101C,101Bkの構成は同じであり、例えば図2に示すように構成されている。
図2はブラック(Bk)用の画像形成部101Bkを例に上げたものであり、この画像形成部101Bkには、像担持体であるドラム状の感光体102Bkと、該感光体にトナー像を形成するための画像形成手段を構成する帯電装置103Bk、露光装置110Bk、現像装置104Bkが設けられている。
ここで、帯電装置103Bkは、例えば直流電圧が印加された帯電ブラシを用いて感光体102Bkを均一に帯電するものであるが、帯電ブラシの他、帯電ローラ、帯電チャージャ等を用いることができる。
露光装置110Bkは、図示の例では感光体102Bkの軸方向(主走査方向)に配置された発光ダイオード(LED)アレイとレンズアレイからなるLED書込み方式の露光装置であり、画像信号に応じてLEDを発光して感光体上に静電潜像を形成するものであるが、この他、レーザ光源と光偏向器(回転多面鏡等)と結像走査光学系からなるレーザ走査方式の露光装置を用いることができる。
現像装置104Bkは、現像剤を担持して回転する現像ローラ(または現像スリーブ)と、現像剤を撹拌・搬送して現像ローラ(または現像スリーブ)に供給する撹拌・搬送部材等で構成され、感光体102Bk上に形成された静電潜像を現像剤のトナーで現像して可視像化する。現像剤としては、トナーのみからなる一成分現像剤、あるいはトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤が用いられる。なお、図2はブラック(Bk)用の画像形成部101Bkの例であるので、トナーには、ブラック色のトナーが用いられるが、図1に示す他の色の画像形成部101Y,101M,101Cでは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナーが用いられる。
上記の帯電、露光、現像により感光体102Bk上に形成されたトナー像は、一次転写部で中間転写体201に転写されるが、一次転写部の中間転写体201を挟んで感光体102Bkと対向する位置には一次転写手段である転写ブラシ105Bkが配設されており、この転写ブラシ105Bkには直流電源により転写バイアスが印加される。さらに感光体102Bkの回転方向で一次転写部の下流側には、画像転写後に感光体102Bk上に残留する残留トナーを除去するための感光体クリーニング装置106Bkが設けられている。
以上、ブラック(Bk)用の画像形成部101Bkを例に上げて説明したが、他のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像形成部101Y,101M,101Cの構成も同様である。そして図1では同じ構成部材には同じ番号を付け、各番号の後にY,M,C,Bkの記号を付けて色の区別をしている。
以上に説明したタンデム型画像形成部では、カラー画像形成時には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色の画像形成部(画像形成ユニット)101Y,101M,101C,101Bkで、それぞれ感光体102Y,102M,102C,102Bk上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナー像を形成して中間転写体201上に重ね合わせて転写し、カラー画像を形成する。また、白黒画像形成時には、ブラック用の画像形成部101Bkのみで画像形成を行い、中間転写体201上に転写する。
一方、中間転写体201を挟んでタンデム型画像形成装置と反対の側には、二次転写部が設けられている。この二次転写部は、外部ローラである二次転写ローラ308と、クリーニングブレード305と、除電針307から構成されている。外部ローラである二次転写ローラ308は、中間転写体201を介して内部ローラである第3の支持ローラ304に押し当てられるように配置され、中間転写体201上のトナー画像を、用紙等の記録媒体に転写する。また、記録媒体の搬送方向で二次転写部の上流側には、給紙カセット151や給紙コロ152からなる給紙部と、給紙ローラ153を有する給紙路155、及びレジストローラ154が設けられている。また、二次転写部の下流側には、画像が転写された記録媒体を搬送する搬送ユニット156と、記録媒体上の転写画像を定着する定着装置107、及び定着後の記録媒体を排紙部に排紙する排紙ローラ108が設けられている。
次に、上記の構成の画像形成装置による画像形成についてより詳しく説明する。図示しない操作部のスタートスイッチが押されると、図示しない駆動モータにより支持ローラ202,203,304のうちの1つが回転駆動されると共に、他の2つの支持ローラが従動回転され、中間転写体(中間転写ベルト)201が回転搬送される。また、これと同時に、各色の画像形成部(画像形成ユニット)101Y,101M,101C,101Bkで、像担持体である感光体102Y,102M,102C,102Bkが回転され、各感光体102Y,102M,102C,102Bk上にそれぞれイエロ−、マゼンタ、シアン、ブラックの単色画像が形成される。そして、中間転写体201の搬送とともに、それらの単色画像が一次転写部で中間転写体201に順次重ね合わせて転写され、中間転写体201上に合成カラー画像が形成される。
また、前述のようにスタートスイッチが押されると、給紙コロ152が回転され、給紙カセット151から用紙等のシート状の記録媒体が繰り出され、給紙路155に導かれた後、レジストローラ154に突き当てられて止められる。
その後、中間転写体201上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ154が回転され、中間転写体201と二次転写部の二次転写ローラ(外部ローラ)308との間に記録媒体が送り込まれる。そして、二次転写ローラ308による転写によって、記録媒体上にカラー画像が転写される。
ここで、本実施形態では、図3に示すように、二次転写ローラ(外部ローラ)308に対向して中間転写体201の内側に配置された内部ローラ304に、直流電源によりトナーと同極性のバイアスを印加(本実施形態では、トナーがマイナス(−)帯電であるため、マイナス(−)のバイアス電圧を印加)させ、トナーを記録媒体に転写させている。また、二次転写ローラ(外部ローラ)308は接地されている。
画像転写後の記録媒体は、搬送ユニット156によって搬送されて定着装置107へと送り込まれ、定着装置107で熱と圧力とが加えられて転写画像が定着された後、排紙部の図示しない排紙トレイ上にスタックされる。
一方、画像転写後の中間転写体201は、中間転写体クリーニング装置210により、画像転写後に中間転写体201上に残留する残留トナーが除去され、次のタンデム画像形成部101Y〜101Bkによる再度の画像形成に備える。
なお、中間転写体201の抵抗は残留電位による残像問題が無く安定した転写画像が得られるように、体積抵抗率の対数(LogR)を10.0以下にしている。
また、二次転写部の二次転写ローラ308は、中間転写体201に接しているため、転写用紙等の記録媒体が載らない部分や紙間では、中間転写体上の地肌汚れのトナーや、プロセス制御用のパターン等が転写し、二次転写ローラ308を汚しているため、二次転写ローラ308は2層構造からなり(例えばゴム層308aに表層308bを塗装してあり、表層308bはクリーニング性のため離型性のよいフッ素系樹脂からなる)、二次転写クリーニングブレード305で二次転写ローラ308上のトナー等を除去している。
さらに本実施形態では、二次転写部の下流側に除電針307を設けてあり、画像転写後の記録媒体(転写用紙等)が中間転写体201に巻きついていかないように(二次転写後の記録媒体は、中間転写体201に密着し剥離しにくくなっている)、記録媒体の裏面より除電針307で交流を印加し、記録媒体の蓄積電荷を中和(除電)させている。
以上、本発明に係る転写装置及び画像形成装置の構成例について説明したが、本実施形態では、以上のような構成の転写装置及び画像形成装置において、二次転写ローラ(外部ローラ)308及び内部ローラ304の表面硬度が共にアスカーCで50度以上であり、中間転写体201の体積抵抗率の対数(LogR)が10.0以下である構成としている。さらに本実施形態では、二次転写ローラ(外部ローラ)308と内部ローラ304の合成抵抗の対数(LogR)が6.5以上であり、二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304の表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.4以下である構成としている。
ここで、外部ローラ308の表面硬度をアスカーCで50度以上にすることにより、外部ローラ上の残存トナーを容易に除去することができる。これにより、外部ローラ308上の残存トナーに起因するスポット的な画像の乱れが低減される。また、表面硬度を高くすることにより、転写圧を大きくすることができる。これにより、厚紙や凹凸の記録媒体に起因するスポット的な画像の乱れが低減される。さらに、表面硬度が高いローラは、永久歪みを小さくすることができる(変形量は少ない)のでローラの変形に対し有利に働くことで転写性が継続安定しやすい。
また、二次転写ローラ(外部ローラ)308の表面クリーニングにブレード305を用いることができ、静電的クリーニング方式に比べ接離機構を設ける必要が無く、タイミング考慮が不要な高性能なクリーニングが得られる。なお、表面硬度がアスカーCで50度以下になるとクリーニングブレードの当接により、ローラ表面にブレードが喰込みやすくなり適正なクリーニング角度を得ることができなくなり、クリーニング不良となりやすい。
次に、内部ローラ304の表面硬度を50度(アスカーC)以上にすることにより、転写ニップにおける中間転写体201の速度変動を低減することができる。これにより、転写ニップにおける中間転写体201の速度変動に起因するスポット的な画像の乱れが低減される。
さらに、中間転写体201の体積抵抗率の対数(LogR)が10.0以下となるようにすることにより、中間転写体201の残留電位を低減することができる。これにより、中間転写体201の残留電位に起因するスポット的な画像の乱れを低減することができる。
しかし一方では中間転写体201の体積抵抗率の対数(LogR)を10.0以下にする転写装置では、記録媒体に高電圧がかかりやすい。そして、表面硬度の高いローラを用いた転写装置では、転写ニップの低減、転写圧の不均一により転写不良が発生しやすくなり、転写性改善のため転写電圧をより高くすることとなる。
併せて低湿環境や両面コピーの裏面コピー時等、用紙抵抗が高くなると一層高電圧となり、ベタ部画像部でスポット状放電が発生し、約0.1〜0.3mmの白抜け(白ポチ)が発生する虞がある。
二次転写ローラ(外部ローラ)308と内部ローラ304の合成抵抗は転写システムの設計上重要である。合成抵抗の対数(LogR)が6.5以下は用紙サイズにより用紙に流れる電流が変化する。
A5サイズ等の小サイズ紙は、二次転写ローラ308から中間転写体201の非通紙部に直接電流が流れやすく、必要とする実効転写電界が得られず転写不良画像となりやすい。そこで合成抵抗の対数(LogR)を6.5以上にすることで、小サイズ紙でも過度に非通紙部へ流れる電流が増加することなく、適切な転写電界が得られ、良好な画像が得られる。
ところで、図3に示す二次転写ローラ308のように、ゴム層308aの表面を高抵抗薄層308bで被覆したローラ表面の抵抗は、従来から表面抵抗測定で行われている。しかし、表面抵抗はゴム層抵抗を含めて測定されるため、正しく表層抵抗の測定を行うことができなかった。
また、表層材塗料を金属板に塗装し表面抵抗率、体積抵抗率で特性管理を行うこともあるが、ローラ表面に被覆した薄層抵抗と金属板に塗装した薄層抵抗とは必ずしも一致しているものでなく、ローラ表面抵抗のバラツキの原因となっていた。
そこで本発明者らが研究開発した結果、表面抵抗変化量で表面薄層抵抗を正しく評価することができることが判明した。
すなわち、二次転写ローラ(外部ローラ)308の表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.4以上は、白ポチの防止効果は高いが、表層高抵抗化により残留電位上昇が生じ連続コピー(プリント)により、順次転写性が低下する現象が生じる。これに対して表面抵抗変化量の対数(LogR)を0.4以下にすることにより、ローラ電位上昇による転写性の低下もなく、スポット状放電を防止し、白ポチの発生を防止することができる。
また、本発明者らが研究開発した結果、ローラ表面の残留電位でも表面薄層抵抗を正しく評価することができることが判明した。
すなわち、二次転写ローラ(外部ローラ)308のローラ表面残留電位が120V以上は、白ポチの防止効果は高いが、表層高抵抗化により残留電位上昇が生じ連続コピー(プリント)により、順次転写性が低下する現象が生じる。これに対してローラ表面残留電位を120V以下にすることにより、ローラ電位上昇による転写性の低下もなく、スポット状放電を防止し、白ポチの発生を防止することができる。
以上のことから、二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ305の合成抵抗の対数(LogR)は6.5以上、表面抵抗変化量の対数(LogR)を0.4以下にする(あるいはローラ表面残留電位を120V以下にする)ことにより、用紙サイズによる転写不良の発生が無く、紙転写におけるスポット状放電発生を防止することができ、トナー画像中の白ポチの発生を低減することができる。
なお、前述したように、二次転写ローラ(外部ローラ)308及び内部ローラ304の表面硬度は共にアスカーCで50度以上であることにより、ブレードクリーニングの当接圧を適切に設定することができ、クリーニング不良による裏汚れの発生が無く、白ポチの発生も低減することができる。
さらに本実施形態では、中間転写体201の体積抵抗の対数(LogR)が7.5以上である。中間転写体201の体積抵抗の対数(LogR)が7.5以上であることから、残留電位上昇による転写不良の発生を防止し、白ポチの発生を低減することができる。
一方、中間転写体201の体積抵抗の対数(LogR)が7.5以下となると、中間転写体201に転写電流が流れやすくなり、転写電界制御が定電圧制御の場合は電流増大のため電源容量が大きくなり、電源のコストアップとなり、定電流制御の場合は電源電圧が低下するため、必要とする転写電界が得られなくなる虞が生じる。また、中間転写体201の平面方向に電流が流れやすくなるため、近接部材(ローラ等)に流れることで転写電流変動を生じやすい。
さらに本実施形態では、二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304の合成抵抗の対数(LogR)が9.0以下である。二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304の合成抵抗の対数(LogR)を9.0以下にすることにより、転写電圧の上昇を防止でき、電源電圧不足の防止や、高電圧によるリークを防止し、白ポチの発生を低減することができる。なお、合成抵抗の対数(LogR)が9.0以上となると、転写電圧が高くなる。特に、厚紙、両面、低温・低湿時等は一層高電圧になり転写不足画像、白ポチ発生、異常放電等によるリークの発生の虞が多くなる。
さらに本実施形態では、二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304の表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.05以上である。二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304の表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.05以上であることにより、ローラ電位上昇による転写不良の発生を防止し、且つ、スポット状放電による白ポチの発生を防止することができる。なお、二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304の表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.05以下の場合は、表層抵抗が低くなり、スポット状放電の発生により白ポチが発生する。
さらに本実施形態では、二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304のローラ表面残留電位が5V以上である。二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304のローラ表面残留電位が5V以上であることにより、ローラ電位上昇による転写不良の発生を防止し、且つ、スポット状放電による白ポチの発生を防止することができる。なお、二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304のローラ表面残留電位が5V以下の場合は、表層抵抗が低くなり、スポット状放電の発生により白ポチが発生する。
さらに本実施形態では、二次転写ローラ(外部ローラ)308と内部ローラ304のうち、抵抗の低いローラに表面高抵抗層を設けた(図3の例では二次転写ローラ(外部ローラ)308に表面高抵抗層308bを設けている)。このように、抵抗の低いローラに表面高抵抗層を設けたことにより、安定した抵抗のローラを製造することができ、白ポチの発生をより低減することができる。
一般的にローラの抵抗が対数(LogR)で6以下の低抵抗制御は、容易で安定したバラツキのないローラを製造することができる。一方、中抵抗になると抵抗制御は困難となり、バラツキが増え、製造上や品質管理上等、コストアップとなりやすい。従って、中抵抗ゴム層、中抵抗(より高抵抗)表層からなるローラの抵抗制御はより困難となる。
そこで、二次転写ローラ(外部ローラ)308と内部ローラ304のうち、安定して製造できる低抵抗ローラに表面高抵抗層を設けることで、安定して抵抗制御されたローラを得ることができ、白ポチの発生を低減することができる。
[実施形態2]
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。図4は本発明の第二の実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。この実施形態は、図1と同様に複数の画像形成部101Y〜101Bkを中間転写体201に沿って並設した構成のタンデム型間接転写方式の画像形成装置を示している。この画像形成装置の中央には、無端ベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)201を備えた転写装置が設けられている。中間転写体201は、複数の支持ローラに掛け回されて、図中時計回りに回転搬送可能である。
本実施形態の画像形成装置の基本的な構成、動作は第一の実施形態(図1〜3)と同様であり、前述した通りであるのでここでは説明を省略するが、本実施形態では二次転写部309の構成が異なっている。すなわち、本実施形態では、図4及び図5に示すように、二次転写ローラ(外部ローラ)308の回転方向でクリーニングブレード305の上流側には、回転可能な除電手段、例えば導電性のブラシまたはローラからなる除電部材306を備えており、この除電部材306を接地させている。そして、この除電部材306に、紙粉除去効果および二次転写ローラ308の除電効果の役割を持たせることで、二次転写ローラ308の表面抵抗変化量の対数(LogR)を0.4以上(高抵抗化)にするか、あるいは二次転写ローラ308の表面残留電位を120V以上(高抵抗化)にし、白ポチの発生がないようにしている。
また、本実施形態でも二次転写部309には除電針307を設けてあり、画像転写後の記録媒体が中間転写体201に巻きついていかないように記録媒体の裏面より除電針で交流を印加し、記録媒体の蓄積電荷を中和(除電)させている。
本来、除電針307には、記録媒体が来たときのみACバイアスを印加させているが、本実施形態では、記録媒体が来ないときでもACバイアスを印加させ、二次転写ローラ308を非接触で除電させる役割を持たせている。
さて、本実施形態では、図4、図5に示すような構成の転写装置及び画像形成装置において、二次転写ローラ(外部ローラ)308及び内部ローラ304の表面硬度が共にアスカーCで50度以上であり、中間転写体201の体積抵抗率の対数(LogR)が10.0以下である構成としている。さらに本実施形態では、二次転写ローラ(外部ローラ)308と内部ローラ304の合成抵抗の対数(LogR)が6.5以上であり、二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304の表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.4以上であり、かつ該ローラに除電手段を設けた構成としている。あるいは本実施形態では、二次転写ローラ(外部ローラ)308と内部ローラ304の合成抵抗の対数(LogR)が6.5以上であり、二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304のローラ表面残留電位が120V以上であり、かつ該ローラに除電手段を設けた構成としている。
ここで、外部ローラ308及び内部ローラ304の表面硬度を共に50度(アスカーC)以上、中間転写体201の体積抵抗率の対数(LogR)が10.0以下となるようにすることにより、中間転写体201の残留電位による残像問題が無く安定した転写画像が得られる。また、二次転写ローラ(外部ローラ)308の表面クリーニングにブレード305を用いることができ、静電的クリーニング方式に比べ接離機構を設ける必要が無く、タイミング考慮が不要な高性能なクリーニングが得られる。なお、表面硬度がアスカーCで50度以下になるとクリーニングブレードの当接により、ローラ表面にブレードが喰込みやすくなり適正なクリーニング角度を得ることができなくなり、クリーニング不良となりやすい。
しかし一方では表面硬度の高いローラを用いた転写装置では、転写ニップの低減、転写圧の不均一により転写不良が発生しやすくなり、転写性改善のため転写電圧を高くすることとなる。
併せて低湿環境や両面コピーの裏面コピー時等、用紙抵抗が高くなると一層高電圧となり、ベタ部画像部でスポット状放電が発生し、約0.1〜0.3mmの白抜け(白ポチ)が発生する虞がある。
二次転写ローラ(外部ローラ)308と内部ローラ304の合成抵抗は転写システムの設計上重要である。合成抵抗の対数(LogR)が6.5以下は用紙サイズにより用紙に流れる電流が変化する。
A5サイズ等の小サイズ紙は、二次転写ローラ308から中間転写体201の非通紙部に直接電流が流れやすく、必要とする実効転写電界が得られず転写不良画像となりやすい。そこで合成抵抗の対数(LogR)を6.5以上にすることで、小サイズ紙でも過度に非通紙部へ流れる電流が増加することなく、適切な転写電界が得られ、良好な画像が得られる。
ところで、図5に示す二次転写ローラ308のように、ゴム層308aの表面を高抵抗薄層308bで被覆したローラ表面の抵抗は、従来から表面抵抗測定で行われている。しかし、表面抵抗はゴム層抵抗を含めて測定されるため、正しく表層抵抗の測定を行うことができなかった。
また、表層材塗料を金属板に塗装し表面抵抗率、体積抵抗率で特性管理を行うこともあるが、ローラ表面に被覆した薄層抵抗と金属板に塗装した薄層抵抗とは必ずしも一致しているものでなく、ローラ表面抵抗のバラツキの原因となっていた。
そこで本発明者らが研究開発した結果、表面抵抗変化量で表面薄層抵抗を正しく評価することができることが判明した。
例えば二次転写ローラ(外部ローラ)308の表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.4以上では、白ポチの防止効果が高くなる。しかし、表層高抵抗化により残留電位上昇が生じ連続コピー(プリント)により、順次転写性が低下する現象が生じる。
そこで本実施形態では、二次転写ローラ(外部ローラ)308を除電する除電手段(除電部材306、または除電針307)を設けることで、表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.4以上でもローラ電位上昇による転写性の低下がなく、スポット状放電を防止し白ポチ発生を防止することができるようにした。
また、本発明者らが研究開発した結果、ローラ表面残留電位でも表面薄層抵抗を正しく評価することができることが判明した。
例えば二次転写ローラ(外部ローラ)308のローラ表面残留電位が120V以上では、白ポチの防止効果が高くなる。しかし、表層高抵抗化により残留電位上昇が生じ連続コピー(プリント)により、順次転写性が低下する現象が生じる。
そこで本実施形態では、二次転写ローラ(外部ローラ)308を除電する除電手段(除電部材306、または除電針307)を設けることで、ローラ表面残留電位が120V以上でもローラ電位上昇による転写性の低下がなく、スポット状放電を防止し白ポチ発生を防止することができるようにした。
以上のように本実施形態では、二次転写ローラ(外部ローラ)308または内部ローラ304の合成抵抗の対数(LogR)が6.5以上、表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.4以上になるようにするか、あるいはローラ表面残留電位が120V以上になるようにし、且つ除電手段(除電部材306、または除電針307)を設けることにより、用紙サイズによる転写不良の発生が無く、紙転写におけるスポット状放電の発生を防止することができ、トナー画像中の白ポチの発生を低減することができるようにしたものである。
さらに本実施形態では、除電手段として導電性のブラシまたはローラからなる除電部材306を用いるものであり、除電手段としてこのような除電部材306を用いることにより、簡単な構成で除電効果が得られ、ローラの残留電位上昇による転写性の低下を防止でき、白ポチの発生を防止することができる。
さらに本実施形態では、除電手段としてローラと非接触に配置された除電針307を用いることができ、除電手段としてローラと非接触に配置された除電針307で除電をさせることにより、ローラを傷つけることなく除電することができる。
また、上記の除電手段に交流を印加することにより、より高い除電効果が得られる。
次に本発明の具体的な実施例および比較例について述べる。
[実施形態1の実施例]
まず、前述の第一の実施形態の構成(図1〜3)に対応する実施例と比較例を示す。
本実施例の内部ローラ304は、アルミニウムからなるローラに厚み0.5mmのNBRゴムを被覆したものであり、図6に示すように軸径φ8mm、外径φ23.9mmである。また、抵抗は7.5(LogR)/500V、ローラの表面硬度は55度(アスカーC)である。
二次転写ローラ(外部ローラ)308は、直径φ16mmのアルミニウム芯金にゴム層308aとしてNBRゴムを被覆し、さらにその表面に厚みが20μmのフッ素含有アクリル樹脂を被覆形成したものであり、ローラの表面硬度は53度(アスカーC)である。
中間転写体201としては、材質がポリイミドからなる厚み0.08mmの単層の無端ベルトを使用した。
下記の表1及び表2に比較例1〜8と実施例1〜20の特性対比表を示す。尚、表1はローラ表面抵抗変化量を表記したものであり、表2はローラ表面残留電位を表記したものである。
画像評価としては、白ポチ、転写画像、放電画像、裏汚れを以下のように評価した。
・白ポチ
環境:低温・低湿環境(10℃、15%RH)。
用紙:110Kg紙等の厚紙モード(定着速度を下げる)設定用紙。
両面コピーの裏面画像。
原稿:ベタ画像、ハーフトーンベタ画像部にて白ポチを評価。
・転写画像
二次転写ローラのチャージアップ(残留電位上昇):連続コピー1枚目と10枚目の画像を評価。
小サイズ紙の転写性:A3サイズ画像とA5サイズ画像で、ベタ部トナー画像の埋まりを評価。
・放電画像
ベタ部、ハーフトーン部の部分的なトナー画像の乱れで評価。
・裏汚れ
連続100枚の画像の裏面汚れを評価。
Figure 2006106667
Figure 2006106667
なお、表1中の中間転写ベルト体積抵抗、内側・外側合成抵抗、ローラ表面抵抗変化量はいずれも対数(LogR)で表記している。また、表2中の中間転写ベルト体積抵抗、内側・外側合成抵抗も対数(LogR)で表記している。
表1、表2から明らかなように、前述の実施形態1で説明した条件を満たしている実施例1〜20においては、画像評価(白ポチ、転写画像、放電画像、裏汚れ)の結果がいずれも普通(△)〜良好(○)であり、白ポチの発生の低減と画質の向上、裏汚れの防止が達成されている。これに対して比較例1〜8では、画像評価(白ポチ、転写画像、放電画像、裏汚れ)の結果に不良(×)のものが発生している。
なお、以上の評価において用いた測定方法は以下のとおりである。
・ローラ抵抗
図7に示すように、金属ローラ400上に一定圧で測定ローラ(例えば転写ローラ308)を押圧する。金属ローラ400と測定ローラ308の間に直流電源と電流計を接続し、金属ローラ400と測定ローラ308間に一定電圧を印加して、電流から抵抗を求める。測定条件は、
電圧:500V(定電圧)、
印加圧:2.6Kgf、
測定時間:5sec値、
である。
・ローラ表面抵抗測定法
図8に示すように、測定ローラ(例えば転写ローラ308)に接触させて直径φ8mmの金属ローラ401,402を14mm間隔で平行に設置する。金属ローラ間に直流電源と電流計を接続し、200Vを印加して電流から表面抵抗を測定する。
ここで、表面抵抗率:ρs(Ω/□)、表面抵抗:R(Ω)、測定ローラ長:L(cm)、金属ローラ間距離:d(cm)とした場合、表面抵抗率ρsは、
ρs=R×L/d
である。
・ローラ表面電位測定
図9に示すように、測定ローラ(例えば転写ローラ308)の表面に当接する電源電極にスイッチを介して直流電源を接続し、電源により電源電極に一定電圧(印加電圧:200V)を一定時間(印加時間:10sec)印加する。一定時間印加後、スイッチを切り替え、電源をオフにし、測定電極と接続する。これによりローラ表面に接触する電源電極と測定電極にはローラ表面と同電位が誘起されるので、測定電極の電位を表面電位計(トレック344)にて測定する。なお、本発明においてはスイッチ切り替え後1sec値を残留電位とする。
・中間転写ベルト体積抵抗
ハイレスタ−UP(三菱化学株式会社製)とURSプローブ(導電ゴム使用)を用い、測定電圧:100V、測定時間:10sec値、で測定する。
なお、以上に示した測定方法で測定した結果の一例を図10〜図13に示す。
図10は、表層コート材抵抗を振った転写ローラの表面抵抗の測定結果を示すグラフである。ゴム層抵抗は同一のため表層抵抗による表面抵抗測定結果となる。
図11は、転写ローラの10sec値の表面抵抗を横軸に、30sec値と1sec値の変化量を縦軸としたグラフである。表面抵抗率に応じて抵抗変化量が変化することがわかる。また、表層材抵抗に応じて表層界面にトラップされる電荷量が異なり抵抗変化量となっている。
図12は、表層コート材抵抗を振った転写ローラの表面電位の減衰結果を示すグラフであり、図15はその電位減衰をより詳細に示すグラフである。測定系の制約により、スイッチ切り替え後0.05secから測定が開始される。また、対数グラフの便宜上、印加電圧を0.01secとしている。表層材抵抗に応じて表面電位の減衰速度が異なっていることがわかる。
図13は、転写ローラの10sec値の表面抵抗を横軸に,1sec値の電位を縦軸にしたグラフである。表面抵抗率に比例して残留電位は増大する。
[実施形態2の実施例]
次に、前述の第二の実施形態の構成(図4,5)に対応する実施例と比較例を示す。
本実施例の内部ローラ304は、アルミニウムからなるローラに厚み0.5mmのNBRゴムを被覆したものであり、図6に示すように軸径φ8mm、外径φ23.9mmである。また、抵抗は7.5(LogR)/500V、ローラの表面硬度は75度(アスカーC)である。
二次転写ローラ(外部ローラ)308は、直径φ16mmのアルミニウム芯金にゴム層308aとしてヒドリンゴムを被覆し、さらにその表面に厚みが20μmのフッ素含有アクリル樹脂を被覆形成したものであり、ローラの表面硬度は70度(アスカーC)である。
中間転写体201としては、材質がポリイミドからなる厚み0.08mmの単層の無端ベルトを使用した。
下記の表3に比較例9〜11と実施例21の特性対比表を示す。
ローラ表面抵抗の測定法は前述と同様であり、ローラ表面抵抗変化量は対数(LogR)で表記している。
画像評価としては、白ポチ、転写画像を以下のように評価した。
・白ポチ
環境:低温・低湿環境(10℃、15%RH)。
用紙:110Kg紙等の厚紙モード(定着速度を下げる)設定用紙。
両面コピーの裏面画像。
原稿:ベタ画像、ハーフトーンベタ画像部にて白ポチを評価。
・転写画像
二次転写ローラのチャージアップ(残留電位上昇):連続コピー1枚目と10枚目の画像を評価。
Figure 2006106667
表3から明らかなように、前述の実施形態2で説明した条件を満たしている実施例21においては、画像評価(白ポチ、転写画像)の結果がいずれも良好(○)であり、白ポチの発生の低減と転写画像の画質の向上が達成されている。これに対して除電手段を設けていない比較例9、11では、画像評価(白ポチ、転写画像)の結果に不良(×)のものが発生している。また、比較例10は、除電手段は設けていないが、ローラ表面抵抗変化量が前述の実施形態1の条件を満たしているため、普通(△)以上の評価結果が得られている。
次に図14は、除電手段の有無によるローラ表面の電位減衰を測定した結果を示すグラフである。
除電手段が無い場合には、図12に示したように表層材抵抗に応じて減衰速度が異なっており、抵抗変化量の対数(LogR)が0.4以上のローラ(例として抵抗変化量の対数(LogR)が0.6のローラ)では減衰時間が長くなっているが、図14に示すように、除電手段を設けたローラではローラ電位の減衰時間が短くなり、ローラがチャージアップされて電位上昇が起きるのを防止することができる。
以上説明したように、本発明によれば、記録媒体上に転写されるトナー画像の画質を向上させると共に、トナー画像中の白ポチの発生を低減することができ、また、外部ローラのクリーニング性を向上して裏汚れの発生も防止することができる構成の転写装置を実現することができる。そして、この転写装置は、電子写真プロセスを応用した複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、印刷装置等の画像形成装置に好適に利用でき、高画質な画像を安定して得ることができる構成の画像形成装置を実現することができる。さらに、像担持体と該像担持体にトナー像を形成する画像形成手段を有する画像形成部を、中間転写体に沿って複数配設した構成とし、複数の画像形成部で色の異なるトナー像を形成して中間転写体に重ね合わせて転写することによりカラー画像を形成でき、高画質なカラー画像を安定して得ることができるカラー複写機、カラープリンタ、カラープロッタ、カラーファクシミリ、カラー印刷装置等のカラー画像形成装置を実現することができる。
本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。 図1に示す画像形成装置の中の一つの画像形成部の構成例を示す図である。 図1に示す画像形成装置の中の二次転写部の構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。 図4に示す画像形成装置の中の二次転写部の構成例を示す図である。 本発明に係る転写装置に用いられる内部ローラの一実施例を示す図である。 ローラ抵抗の測定方法の説明図である。 ローラの表面抵抗の測定方法の説明図である。 ローラの表面電位測定方法の説明図である。 表層コート材抵抗を振った転写ローラの表面抵抗の測定結果を示すグラフである。 転写ローラの10sec値の表面抵抗を横軸に、30sec値と1sec値の変化量を縦軸としたグラフである。 表層コート材抵抗を振った転写ローラの表面電位減衰結果を示すグラフである。 転写ローラの10sec値の表面抵抗を横軸に,1sec値の電位を縦軸にしたグラフである。 除電手段の有無によるローラ表面の電位減衰を測定した結果を示すグラフである。 図12の表面電位減衰をより詳細に示すグラフである。
符号の説明
101Y,101M,101C,101Bk:画像形成部
102Y,102M,102C,102Bk:感光体(像担持体)
103Y,103M,103C,103Bk:帯電装置
104Y,104M,104C,104Bk:現像装置
105Y,105M,105C,105Bk:転写ブラシ(一次転写手段)
106Y,106M,106C,106Bk:感光体クリーニング装置
107:定着装置
110Y,110M,110C,110Bk:露光装置
151:給紙カセット
152:給紙コロ
153:給紙ローラ
154:レジストローラ
156:搬送ユニット
201:中間転写体(中間転写ベルト)
202,203:支持ローラ
210:中間転写体クリーニング装置
304:内部ローラ
305:クリーニングブレード
306:除電部材(除電手段)
307:除電針(除電手段)
308:二次転写ローラ(外部ローラ)
309:二次転写部

Claims (16)

  1. 像担持体に形成されたトナー像が転写される無端ベルト状の中間転写体と、前記中間転写体の外側に配置され該中間転写体との間で記録媒体を挟み込む外部ローラと、前記中間転写体の内側に配置され前記外部ローラとの間で前記中間転写体を挟み込む内部ローラを備え、前記外部ローラまたは前記内部ローラにバイアスを印加することにより、前記中間転写体上のトナー像を前記記録媒体に転写する転写装置において、
    前記外部ローラ及び前記内部ローラの表面硬度が共にアスカーCで50度以上であり、前記中間転写体の体積抵抗率の対数(LogR)が10.0以下であることを特徴とする転写装置。
  2. 請求項1記載の転写装置において、
    前記外部ローラと前記内部ローラの合成抵抗の対数(LogR)が6.5以上であることを特徴とする転写装置。
  3. 請求項1または2記載の転写装置において、
    前記外部ローラまたは前記内部ローラの表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.4以下であることを特徴とする転写装置。
  4. 請求項1または2記載の転写装置において、
    前記外部ローラまたは前記内部ローラ表面の残留電位が120V以下であることを特徴とする転写装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の転写装置において、
    前記中間転写体の体積抵抗の対数(LogR)が7.5以上であることを特徴とする転写装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の転写装置において、
    前記外部ローラまたは前記内部ローラの合成抵抗の対数(LogR)が9.0以下であることを特徴とする転写装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の転写装置において、
    前記外部ローラまたは前記内部ローラの表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.05以上であることを特徴とする転写装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の転写装置において、
    前記外部ローラまたは前記内部ローラ表面の残留電位が5V以上であることを特徴とする転写装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の転写装置において、
    前記外部ローラ及び前記内部ローラのうち、抵抗の低い方のローラに表面高抵抗層を設けたことを特徴とする転写装置。
  10. 請求項1または2記載の転写装置において、
    前記外部ローラまたは前記内部ローラの表面抵抗変化量の対数(LogR)が0.4以上であり、かつ前記外部ローラまたは前記内部ローラに除電手段を設けたことを特徴とする転写装置。
  11. 請求項1または2記載の転写装置において、
    前記外部ローラまたは前記内部ローラ表面の残留電位が120V以上であり、かつ前記外部ローラまたは前記内部ローラに除電手段を設けたことを特徴とする転写装置。
  12. 請求項10または11記載の転写装置において、
    前記除電手段として導電性のブラシまたはローラを用いたことを特徴とする転写装置。
  13. 請求項10または11記載の転写装置において、
    前記除電手段として前記外部ローラまたは前記内部ローラと非接触に配置された除電針を用いたことを特徴とする転写装置。
  14. 請求項10〜13のいずれか一つに記載の転写装置において、
    前記除電手段に交流を印加することを特徴とする転写装置。
  15. 像担持体と該像担持体にトナー像を形成する画像形成手段を有する画像形成部と、前記像担持体に形成されたトナー像を中間転写体を介して記録媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写されたトナー像を定着する定着手段を備えた画像形成装置において、
    前記転写手段として、請求項1〜14のいずれか一つに記載の転写装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項15記載の画像形成装置において、
    前記画像形成部を前記中間転写体に沿って複数配設したことを特徴とする画像形成装置。
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