JP4515821B2 - 駆動回路、動作状態検出回路及び表示装置 - Google Patents

駆動回路、動作状態検出回路及び表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4515821B2
JP4515821B2 JP2004154439A JP2004154439A JP4515821B2 JP 4515821 B2 JP4515821 B2 JP 4515821B2 JP 2004154439 A JP2004154439 A JP 2004154439A JP 2004154439 A JP2004154439 A JP 2004154439A JP 4515821 B2 JP4515821 B2 JP 4515821B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
circuit
transistor
channel mos
mos transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004154439A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005341018A (ja
Inventor
淳 嶋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2004154439A priority Critical patent/JP4515821B2/ja
Priority to US11/128,390 priority patent/US7760180B2/en
Priority to CN200510074307A priority patent/CN100578596C/zh
Publication of JP2005341018A publication Critical patent/JP2005341018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4515821B2 publication Critical patent/JP4515821B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/34Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
    • G09G3/36Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using liquid crystals
    • G09G3/3611Control of matrices with row and column drivers
    • G09G3/3685Details of drivers for data electrodes
    • G09G3/3688Details of drivers for data electrodes suitable for active matrices only
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2310/00Command of the display device
    • G09G2310/02Addressing, scanning or driving the display screen or processing steps related thereto
    • G09G2310/0264Details of driving circuits
    • G09G2310/027Details of drivers for data electrodes, the drivers handling digital grey scale data, e.g. use of D/A converters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

本発明は、駆動回路、動作状態検出回路及び表示装置に関し、特に、液晶パネルなどの容量性負荷を駆動する駆動回路、動作状態検出回路及び表示装置に関する。
近年、液晶パネルは多様化が進んでおり、携帯ゲーム向けの小型のものから、大型TV向けのものまで、幅広く利用されている。これに伴い、液晶パネルを駆動する駆動回路は、様々な負荷条件において所望の動作をする必要がある。
液晶パネルの形状が異なる場合に限らず、同一形状の液晶パネル間においても、液晶パネルはその製造工程でバラツキが生じるため、駆動回路の負荷条件は、液晶パネルのドレインライン毎、つまり、駆動回路の出力ごとに異なるものとなる。また、駆動回路は、液晶パネルの水平ドット数が駆動回路の出力数で割り切れない場合には、余った出力をオープン状態で使用することもあり、この場合にも駆動回路の出力ごとに異なる負荷条件となる。さらに、駆動回路はその製造工程でテスタ装置等での特性評価を行っており、このテスタ評価時の負荷条件は液晶パネルの負荷条件とは全く違ったものとなっている。すなわち、駆動回路が駆動する負荷条件は、多種多様であり、1つの駆動回路の出力間ごとですら異なる事がある。
このような駆動回路の出力回路として、ボルテージフォロワ接続された演算増幅器が用いられることが一般的である。演算増幅器は、駆動する負荷条件の変動により位相余裕が変化する。駆動回路に用いられる演算増幅器において、位相余裕が悪化すると、演算増幅器は発振し液晶パネルの表示に不具合が生じる。そのため、駆動回路に用いられる演算増幅器は、前述したような駆動回路の出力に接続される負荷条件すべてを想定した設計が行われる。
一般的に演算増幅器の位相余裕向上の手段の一つとして、ミラー容量による位相補償が知られている。ミラー容量による位相補償は、演算増幅器の第1極と第2極を分離させ、所望の周波数特性を実現する方法であり、位相補償容量は大きければ大きいほど位相余裕は向上する。前述した負荷条件の変動に対して十分な容量値で位相補償を行えば、演算増幅器の位相余裕は向上し発振する事はない。
しかし、駆動回路には、低消費電力・高負荷駆動能力も同時に求められる。駆動回路の低消費電力化・高負荷駆動能力化には、出力回路に用いられる演算増幅器の低消費電力化・高負荷駆動能力化が不可欠である。演算増幅器のスルーレート(SR)と差動段電流(Id)、位相補償容量値(Cc)には、次の数1の関係が成り立っている。
Figure 0004515821
すなわち、演算増幅器の位相余裕を維持するために、位相補償容量値を大きくするということは、駆動能力を劣化させることになる。駆動能力を劣化させないためには演算増幅器の消費電力を増大させなければならない。つまり、低消費電力・高負荷駆動能力を実現するためには演算増幅器の位相補償容量値は小さい方が望ましい。演算増幅器の対容量性負荷の位相余裕向上の手段として、特に容量性の負荷に直列に抵抗を接続する方法が知られている。
ここで、演算増幅器の発振のメカニズムについて説明する。図5に一般的な帰還回路の基本ブロック図を示す。図5において、24は演算増幅器、23は帰還部を示している。図5のように演算増幅器24を帰還した場合に、演算増幅器24の開ループ電圧利得をAo、帰還部23の帰還率をβとすると閉ループ電圧利得は、次の数2のようになる。
Figure 0004515821
これより、Aoβ=−1、つまり|Ao|=|1/β|の時、入出力の位相が逆転していると、フィードバックによりアンプは発振を起こす。また、図6に、図5の帰還回路の周波数特性を示すボーデ線図を示す。図6のボーデ線図では、Aoと1/βが交わる点で勾配差が40dB/dec以上であると、演算増幅器24は交点の周波数foで発振する。
図7に従来の帰還回路の一例を示すブロック図を示す。駆動回路の出力回路に使われる演算増幅器は、図7のようにボルテージフォロワ接続をして使われる。図7において、25は演算増幅器、26は演算増幅器の出力抵抗Ro、27は位相余裕改善用の抵抗RL、28は負荷容量CLである。この例では、1/βは次の数3となり、ボーデ線図は図8のようになる。
Figure 0004515821
図8に示すように、演算増幅器の負荷容量CLと直列に抵抗RLを接続すると位相余裕が改善し、接続する抵抗RLの抵抗値は大きければ大きいほど1/βの傾きが小さくなる。すなわち、抵抗RLの抵抗値を大きくすると、1/βとAoとの勾配差がより小さくなるので、位相余裕の改善の効果はより大きくなる。
しかし、前述したように駆動回路には、低消費電力・高負荷駆動能力も同時に求められ、これは、すなわち出力回路に用いられる演算増幅器の低消費電力化・高負荷駆動能力化を意味する。演算増幅器の負荷と直列に抵抗を接続するということは、演算増幅器の駆動能力を劣化させ、さらには駆動能力を劣化させないためには演算増幅器の消費電力を増大させなければならない。つまり、低消費電力・高負荷駆動能力を実現するためには、演算増幅器の負荷に直列に接続する抵抗の抵抗値は小さい方が望ましい。
このような背景に鑑みて、演算増幅器に接続される負荷の抵抗値を切り替える方法が知られている。図9は、従来の液晶表示装置の駆動回路及び表示パネルの構成例を示すブロック図であり、図10は、従来の駆動回路の構成例を示すブロック図である。以下、これらの図面に基づき説明する。
図9に示されるように、この液晶表示装置は、制御回路29、階調電源30、走査線駆動回路31、データ線駆動回路32、走査線駆動回路31とデータ線駆動回路32によって駆動される表示パネル33を備えている。
ここで、表示パネル33は、薄膜MOSトランジスタ(TFT)38をスイッチ素子に用いたアクティブマトリクス駆動方式のカラー液晶パネルであり、行方向および列方向にそれぞれ所定間隔で設けられた走査線35およびデータ線34の交点に画素を行列配置している。各画素は、等価的に容量性負荷である液晶容量36と、走査線35にゲートを接続したTFT38とをデータ線34および共通電極線37の間に直列接続して備えている。
この表示パネル33の各行の走査線35には、水平同期信号および垂直同期信号などに基づいて走査線駆動回路31により生成された走査パルスが印加され、表示パネルの各列のデータ線34には、共通電極線37に共通電位Vcomを印加している状態において、デジタル表示データに基づいてデータ線駆動回路32により色ごとに生成されたアナログデータ信号が印加される。これにより、表示パネル33にはカラーの文字や画像などが表示される。
次に、データ線駆動回路32について説明する。このデータ線駆動回路32は、各列の表示データを階調電圧の択一によりそれぞれデジタル信号からアナログ信号へ変換(D/A変換)するD/A変換回路39とインピーダンス変換し各列のデータ線34を駆動しアナログ表示データ信号を出力する出力回路41を備えている。
図9と図10に示されるように、この出力回路41は、それぞれボルテージフォロワ接続されたRail−to−rail入出力可能な複数の演算増幅器401、データ線駆動回路32の出力Voutと演算増幅器401の出力Sout間に接続された低抵抗である第1のスイッチ402、第1のスイッチ402と並列に接続された高抵抗である第2のスイッチ403、これら複数の演算増幅器401へ共通のバイアス電圧を供給する共通バイアス回路40とを備えている。例えば、スイッチ402は、外部制御信号S1がロウレベルのときにオンし、スイッチ403は、外部制御信号S2がハイレベルのときにオンする。
図11は、駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。例えば、図11のt2の期間、すなわち、演算増幅器401が負荷駆動状態の時は、外部制御信号S1、S2により低抵抗である第1のスイッチ402、高抵抗である第2のスイッチ403がともにオンするよう制御される。これにより、演算増幅器401に入力されたD/A変換回路39から出力される階調電圧は、低抵抗出力スイッチ402と高抵抗出力スイッチ403を通して表示パネル33に入力された階調電圧まで駆動する。
この時、低抵抗出力スイッチ402と高抵抗出力スイッチ403は並列接続されているため、演算増幅器401の出力スイッチの総抵抗値は低抵抗出力スイッチ402の抵抗値とほぼ同じ値となる。そのため、演算増幅器401の出力スイッチは低抵抗となり、高駆動化を実現可能にする。また、演算増幅器401の出力スイッチの抵抗値を小さくする事は、高駆動化を実現する一方で演算増幅器401の位相余裕を悪化させる。しかし、パネル負荷駆動時は、演算増幅器401は過渡状態であり位相余裕を考慮する必要はない。そのため、出力スイッチの抵抗値を小さくすることで高駆動能力を実現しても問題ない。
また、図11のt1、t2以外の期間、すなわち、演算増幅器401が定常状態の時は、外部制御信号S1、S2により低抵抗である第1のスイッチ402はオフ、高抵抗である第2のスイッチ403はオンするように制御される。これにより、演算増幅器401に入力されたD/A変換回路39から出力される階調電圧は、高抵抗出力スイッチ403を通して保持される。
前述したように、演算増幅器401の出力と負荷間に大きな抵抗素子を接続する事は、演算増幅器401の位相余裕を向上させ、負荷条件変動の影響を受けにくくする。このように、演算増幅器401が定常時は高抵抗である第2のスイッチ403が位相余裕改善抵抗の役割を果たすため、負荷変動に対しても良好な位相余裕が維持できる。
しかしながら、上述した従来技術であるデータ線駆動回路32では、抵抗値の切り替えを行う制御信号のタイミングが一定であり、データ線駆動回路32の全出力を同一に制御するため、特定の負荷条件にしか対応できないという問題点がある。
従来技術では、通常、上述の外部制御信号S1、S2はデータ線駆動回路32内に設けられた論理回路(不図示)において内部クロックに応じてタイミング生成され、複数ある演算増幅器401を一括で制御する。この論理回路は、データ線駆動回路32を製造する過程で決定してしまうため、外部制御信号S1、S2の制御タイミングも同時に決定してしまう。
すなわち、外部制御信号S1、S2の制御タイミングは、あらかじめデータ線駆動回路32の設計者が負荷条件を想定して設計したタイミングとなるため、想定外の負荷条件に対応することは不可能である。例えば、負荷条件に応じて、負荷駆動時における出力回路401の出力信号Voutの傾きが変動し、負荷駆動期間t2の長さが変動する。従って、演算増幅器401の設計には負荷条件のバラツキを考慮し、ある程度、位相余裕にマージンを持たす必要がある。
さらに、液晶パネルの製造工程におけるデータライン間負荷のばらつきや、データ線駆動回路32の出力回路401が出力する各出力の電圧差等、負荷条件は演算増幅器の出力ごとに異なる。さらに、データ線駆動回路32は、液晶パネルの解像度により全出力を液晶パネルに接続しない場合がある。
たとえば、384出力のデータ線駆動回路32を用いる場合、解像度がXGA(1024×768)の液晶パネルの場合には、データ線駆動回路32を8個用いる事によりデータ線駆動回路32の全出力を液晶パネルに接続して使用されるが、解像度がUXGA(1600×1200)の液晶パネルの場合にはデータ線駆動回路32を13個用いる事になるが、そのなかの1個のデータ線駆動回路32は、384出力のうちの192出力分が液晶パネルに接続されない出力オープン状態での使用となる。つまり、データ線駆動回路32の演算増幅器401のうち192出力は重負荷であるパネル負荷を、残りの192出力は軽負荷である寄生成分負荷を駆動する事となる。
このような場合に、従来のデータ線駆動回路32のように複数の演算増幅器401を一括制御する方式では、各ピンの負荷条件の変動には対応することは不可能である。データ線駆動回路32の出力回路41に使われる演算増幅器401はこの多様な負荷条件下すべてにおいて良好な位相余裕を持つように設計する必要があるため、位相余裕がワーストである出力ピンの負荷条件を想定したある程度のマージンを持った設計が必要となる。
演算増幅器401の位相余裕にマージンを持たすということは、大きな位相補償容量を必要とするということである。表示装置の駆動回路の演算増幅器401は、データ線駆動回路32の1チップごとに400以上配置されるため、演算増幅器401が大きな位相補償容量をもつということは高集積化の妨げとなる。さらに、大きな位相補償容量は演算増幅器401の駆動能力の低下を招き、演算増幅器401の駆動能力を維持するために消費電力の増加を余儀なくされる。
また、外部制御信号をデータ線駆動回路32外から個別に制御できたとしても、諸所のバラツキや使用条件を考慮し、演算増幅器の負荷条件を正確に把握する事は困難であり、また、制御信号用の配線が膨大になるため高集積化の妨げとなる。
尚、従来の液晶表示装置の駆動回路として特許文献1及び2が知られている。
特開平11−85113号公報 特開2000−295044号公報
このように、従来の液晶表示装置の駆動回路では、抵抗値の切替を行う制御信号のタイミングが一定であり全出力を同一に制御するため、特定の負荷条件に対応した動作しかできず、負荷条件によっては位相余裕や駆動能力が悪化することがあるという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、任意の負荷条件に対応して動作し、位相余裕や駆動能力を向上できる駆動回路を提供することを目的とする。
本発明にかかる駆動回路は、容量性負荷を駆動する駆動回路であって、入力信号を増幅し、前記増幅した信号を前記容量性負荷へ出力する増幅回路と、前記容量性負荷に対する前記増幅回路の動作状態を検出する動作状態検出回路と、前記増幅回路の出力に接続され、前記動作状態検出回路によって検出された動作状態に応じて抵抗値を変化させる可変抵抗器と、を備えるものである。これにより、負荷条件によって変化する増幅回路の動作状態を検出するため、任意の負荷条件に対応して動作し、位相余裕や駆動能力を向上することができる。
上述の駆動回路において、前記動作状態検出回路は、前記増幅回路の動作状態が、前記容量性負荷の電荷を充放電する駆動状態又は前記容量性負荷の電荷を充放電しない定常状態であるか検出し、前記可変抵抗器は、前記動作状態が駆動状態の場合と定常状態の場合とで前記抵抗値を異なる値にしてもよい。これにより、負荷条件を効率よく検出することができる。
上述の駆動回路において、前記可変抵抗器は、前記動作状態が定常状態のときの前記抵抗値よりも前記動作状態が駆動状態のときの前記抵抗値を小さくしてもよい。これにより、駆動能力を効果的に向上することができる。
上述の駆動回路において、前記動作状態検出回路は、前記増幅回路の出力電流が基準値より大きい場合、前記動作状態が駆動状態であることを検出し、前記増幅回路の出力電流が基準値より小さい場合、前記動作状態が定常状態であることを検出してもよい。これにより、増幅回路の動作状態を精度よく検出することができる。
上述の駆動回路において、前記増幅回路は、前記増幅回路の出力信号を出力する出力段トランジスタを備え、前記動作状態検出回路は、前記出力段トランジスタの制御信号を入力とする出力参照トランジスタと、前記出力参照トランジスタの電流値を基準値と比較するコンパレータと、前記コンパレータの出力に基づき、前記可変抵抗器の抵抗値を制御する抵抗制御信号を出力する抵抗制御出力回路と、を備えていてもよい。これにより、増幅回路の動作状態をより精度よく検出することができる。
上述の駆動回路において、前記増幅回路は、前記増幅回路の出力信号を出力する出力段トランジスタを備え、前記出力段トランジスタは、プッシュプル回路を構成する第1及び第2のトランジスタを有し、前記動作状態検出回路は、前記第1のトランジスタの制御信号を入力とする第1の出力参照トランジスタと、前記第1の出力参照トランジスタの電流値を基準値と比較する第1のコンパレータと、前記第2のトランジスタの制御信号を入力とする第2の出力参照トランジスタと、前記第2の出力参照トランジスタの電流値を基準値と比較する第2のコンパレータと、前記第1又は第2のコンパレータの出力に基づき、前記可変抵抗器の抵抗値を制御する抵抗制御信号を出力する抵抗制御出力回路と、を備えていてもよい。これにより、増幅回路がプッシュプル回路であっても、効率よく増幅回路の動作状態を検出することができる。
上述の駆動回路において、前記増幅回路は、前記出力段トランジスタよりも前段に差動増幅器をさらに備え、前記出力段トランジスタの出力が前記差動増幅器に帰還していてもよい。これにより、帰還回路の発振を防止することができる。
上述の駆動回路において、前記可変抵抗器は、異なる抵抗値を有する複数のトランジスタを備え、前記動作状態検出回路から出力される前記抵抗制御信号に基づいて、前記複数のトランジスタから選択されたトランジスタをオンオフし、前記抵抗値を変化させてもよい。これにより、効率よく位相余裕や駆動能力を向上することができる。
本発明にかかる動作状態検出回路は、容量性負荷を駆動する駆動回路の動作状態を検出する動作状態検出回路であって、前記駆動回路の出力電流が基準値よりも大きい場合、前記動作状態が前記容量性負荷の電荷を充放電する駆動状態であることを検出し、前記駆動回路の出力電流が基準値よりも小さい場合、前記動作状態が前記容量性負荷の電荷を充放電しない定常状態であることを検出するものである。これにより、負荷条件によって変化する増幅回路の動作状態を効率よく検出することができる。
本発明にかかる表示装置は、複数の画素と、前記複数の画素に信号を伝送する複数の配線と、を有する表示パネルと、前記複数の配線に接続され、前記複数の画素に信号を出力する駆動回路と、を備える表示装置であって、前記駆動回路は、入力されたデータをデジタル信号からアナログ信号へ変換(D/A変換)するD/A変換器と、前記D/A変換された信号を増幅し出力する出力回路と、を有し、前記出力回路は、前記D/A変換器の出力信号を増幅し、前記増幅した信号を前記複数の配線を介して前記複数の画素へ出力する増幅回路と、前記画素の容量性負荷に対する前記増幅回路の動作状態を検出する動作状態検出回路と、前記増幅回路の出力に接続され、前記動作状態検出回路によって検出された動作状態に応じて抵抗値を変化させる可変抵抗器と、を有するものである。これにより、任意の負荷条件に対応して動作し、位相余裕や駆動能力を向上することができ、表示装置の性能向上を図ることができる。
本発明によれば、任意の負荷条件に対応して動作し、位相余裕や駆動能力を向上できる駆動回路を提供することができる。
発明の実施の形態1.
まず、図1及び図2を用いて、本発明の実施の形態1に係る駆動回路の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る駆動回路の構成の概略を示すブロック図である。また、図2は本実施形態に係る駆動回路の構成を詳細に示す回路図である。以下、これらの図面に基づき説明する。
この駆動回路は、図10の駆動回路と同様に、図9のような表示パネル33を駆動するデータ線駆動回路32の出力回路41として用いられる。例えば、表示パネル33のデータ線ごとにこの駆動回路が設けられている。
図1に示されるように、本実施形態の駆動回路は、それぞれボルテージフォロワ接続されたRail−to−rail入出力可能な演算増幅器1、演算増幅器1に接続された動作状態検出回路2、駆動回路の出力Voutと演算増幅器1の出力Sout間に接続され動作状態検出回路2によって制御される可変抵抗器3を備えている。動作状態検出回路2は、演算増幅器1の出力信号を参照することにより、負荷条件に対する演算増幅器1の動作状態を検出し、可変抵抗器3の抵抗値の切り替えを行う。
図2に示されるように、演算増幅器1は、正転入力Vin(+)と反転入力Vin(−)をそれぞれ共通接続した第1の差動増幅器4、第2の差動増幅器5と、正の電源端子VDD2にソースを接続し、出力端子Soutにドレインを接続し、第1の差動増幅器4の出力V1にゲートを接続した第1のPチャンネルMOSトランジスタ9と、負の電源端子VSS2にソースを接続し、出力端子Soutにドレインを接続し、第2の差動増幅器5の出力V2にゲートを接続した第1のNチャンネルMOSトランジスタ10と、第1の差動増幅器4の出力V1と第2の差動増幅器5の出力V2間に接続されたAB級制御回路6と、第1の差動増幅器4の出力V1と出力端子Sout間に接続された第1の容量7と、第2の差動増幅器5の出力V2と出力端子Sout間に接続された第2の容量8とを備えている。
第1の差動増幅器4と第2の差動増幅器5は、正の電源端子VDD2の電位から負の電源端子VSS2の電位までの範囲の信号を動作領域とするために設けられている。Vinに入力された信号のうち、正の電源端子VDD2の電位側の信号は、第1の差動増幅器4を介して第1のPチャンネルMOSトランジスタ9によって増幅され、負の電源端子VSS2の電位側の信号は、第2の差動増幅器5を介して第1のNチャンネルMOSトランジスタ10によって増幅される。すなわち、演算増幅器1はプッシュプル型の増幅器である。
AB級制御回路6は、演算増幅器1をAB級増幅器として動作させるために、第1のPチャンネルMOSトランジスタ9と第1のNチャンネルMOSトランジスタ10に流れるバイアス電流を制御する回路である。例えば、負荷充電時は、主に、第1のPチャンネルMOSトランジスタ9を動作させ、第1のNチャンネルMOSトランジスタ10を動作させないが、この場合でも、第1のNチャンネルMOSトランジスタ10にバイアス電流を少し流して、スイッチングひずみの発生を低減させる。尚、スイッチングひずみを低減させるために、演算増幅器1をAB級増幅器として動作させることが好ましいが、A級増幅器やB級増幅器としてもよい。
また、第1の容量7と第2の容量8は、ミラー容量であり、これにより、位相補償し位相余裕を向上させることができる。
動作状態検出回路2は、正の電源端子VDD2にソースを接続し、第1の差動増幅器4の出力V1にゲートを接続した第2のPチャンネルMOSトランジスタ11と、負の電源端子VSS2にソースを接続し、第2の差動増幅器5の出力V2にゲートを接続した第2のNチャンネルMOSトランジスタ12と、正の電源端子VDD2と第2のPチャンネルMOSトランジスタ11のドレイン間に接続された第1の定電流源13と、負の電源端子VSS2と第2のNチャンネルMOSトランジスタ12間に接続された第2の定電流源14と、第2のPチャンネルMOSトランジスタ11のドレインに入力が接続された第1のインバータ15と、第1のインバータ15の出力と第2のNチャンネルMOSトランジスタ12のドレインに入力が接続された第1の2入力AND16と、外部制御信号ROBと第1の2入力AND16の出力に入力が接続された第1の2入力NOR17と、第1の2入力NOR17の出力に入力が接続された第2のインバータ18を備えている。
外部制御信号ROBは、外部制御信号ROを反転させた信号であり、外部制御信号RO及びROBは、図10の従来の回路における外部制御信号S1及びS2と同様に、データ線駆動回路32内に設けられた論理回路において、内部クロックに応じて生成される。
可変抵抗器3は、演算増幅器1の出力Soutにソースが接続され駆動回路の出力Voutにドレインが接続され、動作状態検出回路2から出力される抵抗値制御信号RO2Bがゲートに接続された第3のPチャンネルMOSトランジスタ19と、演算増幅器1の出力Soutにソースが接続され、駆動回路の出力Voutにドレインが接続され、動作状態検出回路2から出力される抵抗値制御信号RO2がゲートに接続された第3のNチャンネルMOSトランジスタ20と、演算増幅器1の出力Soutにソースが接続され、駆動回路の出力Voutにドレインが接続され、外部制御信号ROBがゲートに接続された第4のPチャンネルMOSトランジスタ21と、演算増幅器1の出力Soutにソースが接続され駆動回路の出力Voutにドレインが接続され外部制御信号ROがゲートに接続された第4のNチャンネルMOSトランジスタ22とを備えている。
例えば、第3のPチャンネルMOSトランジスタ19と第3のNチャンネルMOSトランジスタ20は同時にオン/オフされ、オンされたときに所定の抵抗値を有する抵抗として動作し、同様に、第4のPチャンネルMOSトランジスタ21と第4のNチャンネルMOSトランジスタ22も同時にオン/オフされ、オンされたときに所定の抵抗値を有する抵抗として動作する。この例では、第3のPチャンネルMOSトランジスタ19と第3のNチャンネルMOSトランジスタ20がオンしたときの抵抗値は、第4のPチャンネルMOSトランジスタ21と第4のNチャンネルMOSトランジスタ22がオンしたときの抵抗値よりも小さい。
ここで、動作状態検出回路2の動作について説明する。演算増幅器1の第1のPチャンネルMOSトランジスタ9と動作状態検出回路2の第2のPチャンネルMOSトランジスタ11はそれぞれソースとゲートが共通接続された構成となっている。そのため、第1のPチャンネルMOSトランジスタ9のゲートサイズをW1/L1、ドレイン電流をIsp、第2のPチャンネルMOSトランジスタ11のゲートサイズをW2/L2、ドレイン電流をIdpとすると、第2のPチャンネルMOSトランジスタ11のドレイン電流Idpは、次の数4であらわされる。
Figure 0004515821
一方で、第2のPチャンネルMOSトランジスタ11のドレインに接続されている第1の定電流源13は、一定の電流Irpを流そうとする。そうすると、第2のPチャンネルMOSトランジスタ11と第1の定電流源13は、それぞれの電流値の大小により出力を変化させる第1の電流コンパレータとして動作する。
また、演算増幅器1の第1のNチャンネルMOSトランジスタ10と動作状態検出回路2の第2のNチャンネルMOSトランジスタ12はそれぞれソースとゲートが共通接続された構成となっている。そのため、第1のNチャンネルMOSトランジスタ10のゲートサイズをW3/L3、ドレイン電流をIsn、第2のNチャンネルMOSトランジスタ12のゲートサイズをW4/L4、ドレイン電流Idnとすると、第2のNチャンネルMOSトランジスタ12のドレイン電流Idnは、次の数5であらわされる。
Figure 0004515821
一方で、第2のNチャンネルMOSトランジスタ12のドレインに接続されている第2の定電流源14は、一定の電流Irnを流そうとする。そうすると、第2のNチャンネルMOSトランジスタ12と第2の定電流源14は、それぞれの電流値の大小により出力を変化させる第2の電流コンパレータとして動作する。
このように、本実施形態では、第1のPチャンネルMOSトランジスタ9のゲート電圧や第1のNチャンネルMOSトランジスタ10のゲート電圧を所定のゲートサイズ比のトランジスタのゲート電圧とすることで、ゲートサイズ比に比例したドレイン電流を生成し、このドレイン電流の変化によって、演算増幅器1の出力信号の変化、すなわち、演算増幅器1に接続される負荷の状態の変化に起因する演算増幅器1の動作状態を検出している。
尚、この例では、第1のPチャンネルMOSトランジスタ9のゲート電圧や第1のNチャンネルMOSトランジスタ10のゲート電圧に基づいてドレイン電流と基準電流を比較しているが、ゲート電圧を基準電圧と比較してもよい。例えば、第1のPチャンネルMOSトランジスタ9のゲート電圧や第1のNチャンネルMOSトランジスタ10のゲート電圧をインバータに入力し、当該インバータの閾値電圧を基準電圧として、動作させてもよい。ただし、インバータの閾値電圧を基準電圧として動作させた場合は、より回路構成を簡略化することはできるが、閾値電圧の精度を確保する必要がある。
また、第1のPチャンネルMOSトランジスタ9のゲート電圧や第1のNチャンネルMOSトランジスタ10のゲート電圧ではなく、その他の信号を参照してもよい。演算増幅器1の動作状態を検出できる信号であればよく、例えば、第1のPチャンネルMOSトランジスタ9のドレイン電流Ispや第1のNチャンネルMOSトランジスタ10のドレイン電流Isn、演算増幅器401の出力Sout等を直接参照してもよい。ただし、この場合には、ドレイン電流Ispやドレイン電流Isn、出力Soutのレベルを検出するその他の手段が必要となる。
図3に、本実施形態の駆動回路の動作を示すタイミングチャートを示す。図3において、t3及びt4の期間は、演算増幅器1が負荷駆動状態の期間であり、t3の期間は負荷充電時(負荷の電荷充電時)、t4の期間は負荷放電時(負荷の電荷放電時)である。また、t3及びt4以外の期間は、演算増幅器1が定常状態の期間であり、この間、負荷の電荷は充放電されない。t1の期間は、演算増幅器1と負荷との接続を切り離す期間であり、例えば、t1によって、負荷の電荷がリセットされる。t1と次のt1との間が表示データとなる。
図3に示されるように、t3及びt4以外の期間、すなわち、演算増幅器1が定常状態の時は、入力Vin(+)と入力Vin(−)の差がないことから、第1のPチャンネルMOSトランジスタ9に流れる電流Ispは数μA程度であるため、第2のPチャンネルMOSトランジスタ11に流れる電流Idpも数μA程度となっている。また、第1の定電流源13の電流値Irpは、数十μA程度に設計されている。そのため、演算増幅器1が定常状態の時は、第2のPチャンネルMOSトランジスタ11が流そうとする電流Idpに比べ、第1の定電流源13が流そうとする電流Irpの方が大きいため、第1の電流コンパレータはロウレベルを出力する。
同様に、演算増幅器1が定常状態の時は、通常、第1のNチャンネルMOSトランジスタ10に流れる電流Isnは数μA程度であるため、第2のNチャンネルMOSトランジスタ12に流れる電流Idnも数μA程度となっている。また、第2の定電流源14の電流値Irnは数十μA程度に設計されている。そのため、演算増幅器1が定常状態の時は、第2のNチャンネルMOSトランジスタ12が流そうとする電流Idnに比べ、第2の定電流源14が流そうとする電流Irnの方が大きいため、第2の電流コンパレータはハイレベルを出力する。
これら第1、第2の電流コンパレータの出力を、インバータ15、第1の2入力AND16、第1の2入力NOR17、第2のインバータ18によって可変抵抗器制御信号へと変換することにより、動作状態検出回路2の出力RO2はロウレベル、出力RO2Bはハイレベルを出力する。
すなわち、インバータ15は、第1の電流コンパレータからロウレベルが入力され、ハイレベルを出力する。次いで、第1の2入力AND16は、インバータ15と第2の電流コンパレータからハイレベルが入力され、ハイレベルを出力する。次いで、第1の2入力NOR17は、第1の2入力AND16からハイレベルが入力され、ロウレベルをRO2として出力する。次いで、第2のインバータ18は、第1の2入力NOR17からロウレベルが入力され、ハイレベルをRO2Bとして出力する。
図3に示されるように、t3の期間、すなわち、演算増幅器1が負荷充電する負荷駆動状態の時は、入力Vin(+)と入力Vin(−)に差が生じることから、第1のPチャンネルMOSトランジスタ9に流れる電流Ispは、数百μAに増加するため、第2のPチャンネルMOSトランジスタ11に流れる電流Idpも数百μAに増加する。また、第1の定電流源13の電流値Irpは数十μA程度に設計されている。そのため、演算増幅器1が負荷充電する負荷駆動状態の時は、第2のPチャンネルMOSトランジスタ11が流そうとする電流Idpに比べ、第1の定電流源13が流そうとする電流Irpの方が小さいため、第1の電流コンパレータはハイレベルを出力する。
また、演算増幅器1が負荷充電する負荷駆動状態の時は、演算増幅器1の第1のNチャンネルMOSトランジスタ10に流れる電流Isnは、定常状態の時と変わらないため、第2の電流コンパレータはハイレベルを出力したままとなる。
これら第1、第2の電流コンパレータの出力を、上記と同様に、インバータ15、第1の2入力AND16、第1の2入力NOR17、第2のインバータ18によって可変抵抗器制御信号へと変換することにより、動作状態検出回路2の出力RO2は、制御信号ROBがハイレベルの時はロウレベル、制御信号ROBがロウレベルの時はハイレベルを出力し、出力RO2Bは、制御信号ROBがハイレベルの時はハイレベル、制御信号ROBがロウレベルの時はロウレベルを出力する。
すなわち、インバータ15は、第1の電流コンパレータからハイレベルが入力され、ロウレベルを出力する。次いで、第1の2入力AND16は、インバータ15からロウレベルが入力され、ロウレベルを出力する。次いで、第1の2入力NOR17は、第1の2入力AND16からロウレベルが入力されるため、制御信号ROBがハイレベルのときはロウレベル、制御信号ROBがロウレベルのときはハイレベルをRO2として出力する。次いで、第2のインバータ18は、第1の2入力NOR17からロウレベルが入力されたときはハイレベル、第1の2入力NOR17からハイレベルが入力されたときはロウレベルをRO2Bとして出力する。
また、制御信号ROBは、制御信号ROの反転信号なので、t1の期間はハイレベル、t3の期間はロウレベルである。よって、t3の期間において、RO2はハイレベル、RO2Bはロウレベルとなる。尚、出力Soutが入力Vin(−)として帰還しているため、t3の期間が終了すると、入力Vin(+)と入力Vin(−)の差がなくなり、上記の定常状態の時の動作となる。
図3に示されるように、t4の期間、すなわち、演算増幅器1が負荷放電する負荷駆動状態の時は、入力Vin(+)と入力Vin(−)に差が生じることから、第1のNチャンネルMOSトランジスタ10に流れる電流Isnは、数百μAに増加するため、第2のNチャンネルMOSトランジスタ12に流れる電流Idnも数百μAに増加する。また、第2の定電流源14の電流値Irnは数十μA程度に設計されている。そのため、演算増幅器1が負荷放電する負荷駆動状態の時は、第2のNチャンネルMOSトランジスタ12の流そうとする電流Idnに比べ、第2の定電流源14が流そうとする電流Irnの方が小さいため、第2の電流コンパレータはロウレベルを出力する。
演算増幅器1が負荷放電する負荷駆動状態の時は、演算増幅器1の第1のPチャンネルMOSトランジスタ9に流れる電流Ispは、定常状態の時と変わらないため、第1の電流コンパレータはロウレベルを出力したままとなる。
これら第1、第2の電流コンパレータの出力を上記と同様に可変抵抗器制御信号へ変換することにより、動作状態検出回路2の出力RO2は、制御信号ROBがハイレベルの時はロウレベル、制御信号ROBがロウレベルの時はハイレベルを出力し、出力RO2Bは、制御信号ROBがハイレベルの時はハイレベル、制御信号ROBがロウレベルの時はロウレベルを出力する。
また、上記と同様に、制御信号ROBは、t4の期間はロウレベルであるので、t4の期間において、RO2はハイレベル、RO2Bはロウレベルとなる。尚、t3と同様、t4の期間が終了すると、入力Vin(+)と入力Vin(−)の差がなくなり、上記の定常状態の時の動作となる。
このような動作状態検出回路2の出力信号によって、可変抵抗器3は、負荷充電期間のt3と負荷放電期間のt4の間、抵抗値を小さくするように動作する。すなわち、可変抵抗器3は、動作状態検出回路2の出力RO2がハイレベル、RO2Bがロウレベルの期間は出力スイッチの抵抗値が小さくなるように制御し、それ以外の期間は出力スイッチの抵抗値が大きくなるように制御する。
例えば、定常状態の時は、ROがハイレベル、ROBがロウレベルとなり、第4のPチャンネルMOSトランジスタ21と第4のNチャンネルMOSトランジスタ22がオンし、RO2がロウレベル、RO2Bがハイレベルとなり、第3のNチャンネルMOSトランジスタ20と第3のPチャンネルMOSトランジスタ19がオフする。これにより、第4のPチャンネルMOSトランジスタ21と第4のNチャンネルMOSトランジスタ22による抵抗のみとなり、より高い抵抗値となる。
負荷駆動状態の時は、RO2がハイレベル、RO2Bがロウレベルとなり、第3のNチャンネルMOSトランジスタ20と第3のPチャンネルMOSトランジスタ19がオンする。これにより、第3のNチャンネルMOSトランジスタ20と第3のPチャンネルMOSトランジスタ19による抵抗値とほぼ同じ値となり、より低い抵抗値となる。
このように、本実施形態の駆動回路では、駆動回路の出力回路に使われる演算増幅器1が個々に負荷の電荷を充放電している期間、つまり、演算増幅器1にとって位相余裕を考慮する必要のない期間を自動的に第1、第2の電流コンパレータにより検出でき、可変抵抗器3への制御信号RO2をハイレベル、RO2Bをロウレベルに制御し、演算増幅器1の出力に接続されている可変抵抗器3の抵抗値を下げる事ができる。また、演算増幅器1が定常状態、つまり位相余裕を考慮すべき期間は可変抵抗器3への制御信号RO2をロウレベル、RO2Bをハイレベルに制御し、演算増幅器1の出力に接続されている可変抵抗器3の抵抗値を上げる事ができる。これにより、駆動回路が駆動する負荷が出力ピンごとに変動した場合でも、各出力の演算増幅器がそれを自動で検出するため、演算増幅器自身が負荷駆動状態の時は出力スイッチを低抵抗とすることにより高駆動化を実現し、定常状態の時には出力スイッチを高抵抗とすることで安定な位相余裕を維持できるため、上述したあらゆる負荷変動に対応可能となる。
そのため、演算増幅器の負荷条件を考慮してマージンを持った設計を行う必要がないため、演算増幅器の位相補償容量値を小さくできる。演算増幅器にとって位相補償容量を小さくできるということは、少ない電流で高速に負荷を充放電できるということであり、低消費電力化・高駆動化を可能とする。さらに、位相補償容量を小さくできるということは、多数の演算増幅器を集積する必要のある表示装置の駆動回路にとって、チップ高集積化を可能とする。
発明の実施の形態2.
次に、図4を用いて、本発明の実施の形態2に係る駆動回路の構成について説明する。図4は、本実施形態に係る駆動回路の構成を示す回路図である。この駆動回路は、図1及び図2と同様に、演算増幅器1、動作状態検出回路2、可変抵抗器3を備えており、可変抵抗器3については、図2と同様のため図示を省略している。
図4に示されるように、演算増幅器1は、PチャンネルMOSトランジスタ44〜51、NチャンネルMOSトランジスタ52〜59、定電流源60〜62、および定電圧源63〜66、容量67、68を備える。
NチャンネルMOSトランジスタ52のゲートに反転入力端子Vin(−)を接続し、NチャンネルMOSトランジスタ53のゲートに正転入力端子Vin(+)にゲートを接続し、定電流源60は、NチャンネルMOSトランジスタ52、53のソースおよび負の電源端子VSS2の間に接続される。PチャンネルMOSトランジスタ44のゲートに反転入力端子Vin(−)を接続し、PチャンネルMOSトランジスタ45のゲートに正転入力端子Vin(+)を接続し、定電流源61は、PチャンネルMOSトランジスタ44、45のソースおよび正の電源端子VDD2の間に接続される。
PチャンネルMOSトランジスタ46、47は、正の電源端子VDD2にそれぞれソースを接続し、それぞれのゲートを互いに接続している。PチャンネルMOSトランジスタ46のドレインは、ノードAを介してNチャンネルMOSトランジスタ52のドレインに接続され、PチャンネルMOSトランジスタ47のドレインは、ノードBを介してNチャンネルMOSトランジスタ53のドレインに接続されている。
PチャンネルMOSトランジスタ48は、PチャンネルMOSトランジスタ46のドレインにソースを接続し、PチャンネルMOSトランジスタ46、47のゲートにドレインを接続し、PチャンネルMOSトランジスタ49のゲートにゲートを接続するとともに、正の電源端子VDD2の電位より定電圧源64の一定の電圧だけ低くゲートをバイアスしている。PチャンネルMOSトランジスタ49は、PチャンネルMOSトランジスタ47のドレインにソースを接続し、PチャンネルMOSトランジスタ48と同様、正の電源端子VDD2の電位より定電圧源64の電圧だけ低くゲートをバイアスしている。
NチャンネルMOSトランジスタ54、55は、負の電源端子VSS2にそれぞれソースを接続し、それぞれのゲートを互いに接続している。NチャンネルMOSトランジスタ54のドレインは、ノードCを介してPチャンネルMOSトランジスタ44のドレインに接続され、NチャンネルMOSトランジスタ55のドレインは、ノードDを介してPチャンネルMOSトランジスタ45のドレインに接続されている。
NチャンネルMOSトランジスタ56は、NチャンネルMOSトランジスタ54のドレインにソースを接続し、NチャンネルMOSトランジスタ54、55のゲートにドレインを接続し、NチャンネルMOSトランジスタ57のゲートにゲートを接続するとともに、負の電源端子VSS2の電位より定電圧源66の一定の電圧だけ高くゲートをバイアスしている。NチャンネルMOSトランジスタ57は、NチャンネルMOSトランジスタ55のドレインにソースを接続し、NチャンネルMOSトランジスタ56と同様、負の電源端子VSS2の電位より定電圧源66の電圧だけ高くゲートをバイアスしている。
定電流源62は、PチャンネルMOSトランジスタ48のドレインと、NチャンネルMOSトランジスタ56のドレイン間に接続され、PチャンネルMOSトランジスタ50は、PチャンネルMOSトランジスタ49のドレインにソースを接続し、正の電源端子VDD2の電位より定電圧源63の一定の電圧だけ低くゲートをバイアスし、NチャンネルMOSトランジスタ57のドレインにドレインを接続し、NチャンネルMOSトランジスタ58は、NチャンネルMOSトランジスタ57のドレインにソースを接続し、負の電源端子VSS2の電位より定電圧源65の一定の電圧だけ低くゲートをバイアスし、PチャンネルMOSトランジスタ49のドレインにドレインを接続している。
PチャンネルMOSトランジスタ51は、正の電源端子VDD2にソースを接続し、PチャンネルMOSトランジスタ49のドレインにゲートを接続し、出力端子Soutにドレインを接続し、NチャンネルMOSトランジスタ59は、負の電源端子VSS2にソースを接続し、NチャンネルMOSトランジスタ57のドレインにゲートを接続し、出力端子Soutにドレインを接続する。
容量67は、PチャンネルMOSトランジスタ47のドレインと出力端子Soutの間に接続され、容量68は、NチャンネルMOSトランジスタ55のドレインのドレインと出力端子Soutの間に接続されている。
動作状態検出回路2は、図2と同様の構成であり、ここでは、第1のインバータ15と第1の2入力AND16と第1の2入力NOR17と第2のインバータ18を制御回路としている。PチャンネルMOSトランジスタ51のゲートPGは、動作状態検出回路2のPチャンネルMOSトランジスタ11のゲートに接続され、NチャンネルMOSトランジスタ59のゲートNGは、動作状態検出回路2のNチャンネルMOSトランジスタ12のゲートに接続される。
本実施形態の駆動回路は、図2の駆動回路と全く同様な動作原理により動作する。PチャンネルMOSトランジスタ51は図2のPチャンネルMOSトランジスタ9、NチャンネルMOSトランジスタ59は図2のNチャンネルMOSトランジスタ10、容量67は図2の容量7、容量68は図2の容量8、PチャンネルMOSトランジスタ50とNチャンネルMOSトランジスタ58は図2のAB級制御回路6、NチャンネルMOSトランジスタ52、53及び定電流源60は図2の第1の差動増幅器4、PチャンネルMOSトランジスタ44、45及び定電流源61は図2の第1の差動増幅器5と同様の構成要素である。その他の部分は、NチャンネルMOSトランジスタ52、53の出力電流と、PチャンネルMOSトランジスタ44、45の出力電流を足して、PチャンネルMOSトランジスタ51とNチャンネルMOSトランジスタ59に流れる電流のバランスをとっている。
このように、本発明にかかる動作状態検出回路は、図2や図4のようなプッシュプル出力回路を有する演算増幅器すべてに適用でき、プッシュプル出力回路を有する演算増幅器すべてにおいて低消費電力・高駆動能力・高集積化を可能とする。例えば、演算増幅器において出力段のトランジスタがゲート駆動される構成であれば、同様に、動作状態検出回路によって負荷条件の変動による動作状態を検出し、可変抵抗器の抵抗値を変更することができる。
上述のようにして、近年の多様化した駆動回路の駆動する負荷条件に対応すべく、駆動回路の出力ごとに動作状態を自動検出し、出力抵抗を制御する手段を持つ演算増幅器を発明する事により、従来のオーバースペックな演算増幅器の設計マージンを軽減する事が可能となるため、従来の演算増幅器の低消費電力・高駆動能力・高集積といった特性を飛躍的に改善することができる。
尚、上述の例では、可変抵抗器3によって切り替えられる抵抗値は、演算増幅器の動作状態が定常状態と負荷駆動状態であるため、2つであるが、これに限らず、任意の数の抵抗値としてもよい。より多くの抵抗値とした場合、より細かく抵抗値の調整が可能となるが、動作状態検出回路の構成が複雑になり、回路面積が増大する。
また、上述の例では、本発明にかかる駆動回路を液晶表示パネルのデータ線駆動回路に設けられる出力回路に用いるとしたが、これに限らず、容量性負荷を駆動する回路であればその他の回路でもよい。例えば、液晶表示パネルの走査線駆動回路や、有機EL表示装置の駆動回路等としてもよい。
本発明に係る駆動回路の構成を示すブロック図である。 本発明に係る駆動回路の構成を示す回路図である。 本発明に係る駆動回路動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係る駆動回路の構成を示す回路図である。 帰還回路の基本ブロック図である。 帰還回路の周波数特性を示すボーデ線図である。 帰還回路の構成例を示すブロック図である。 帰還回路の周波数特性を示すボーデ線図である。 従来の表示装置の駆動回路の構成例および表示パネルを示すブロック図である。 従来の駆動回路の構成を示すブロック図である。 従来の駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 演算増幅器
2 動作状態検出回路
3 可変抵抗器
4、5 差動増幅器
6 AB級制御回路
7、8 容量
9、11、19、21 PチャンネルMOSトランジスタ
10、12、20、22 NチャンネルMOSトランジスタ
13、14 定電流源
15、18 インバータ
16 2入力AND
17 2入力NOR

Claims (9)

  1. 容量性負荷を駆動する駆動回路であって、
    入力信号を増幅し、前記増幅した信号を前記容量性負荷へ出力する増幅回路と、
    前記容量性負荷に対する前記増幅回路の動作状態を検出する動作状態検出回路と、
    前記増幅回路の出力に接続され、前記動作状態検出回路によって検出された動作状態に応じて抵抗値を変化させる可変抵抗器と、を備え、
    前記増幅回路は、前記増幅回路の出力信号を出力する出力段トランジスタを備え、
    前記動作状態検出回路は、
    前記出力段トランジスタの制御信号を入力とする出力参照トランジスタと、
    前記出力参照トランジスタの電流値を基準値と比較するコンパレータと、
    前記コンパレータの出力に基づき、前記可変抵抗器の抵抗値を制御する抵抗制御信号を出力する抵抗制御出力回路と、を備える駆動回路。
  2. 前記動作状態検出回路は、前記増幅回路の動作状態が、前記容量性負荷の電荷を充放電する駆動状態又は前記容量性負荷の電荷を充放電しない定常状態であるか検出し、
    前記可変抵抗器は、前記動作状態が駆動状態の場合と定常状態の場合とで前記抵抗値を異なる値にする、
    請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記可変抵抗器は、前記動作状態が定常状態のときの前記抵抗値よりも前記動作状態が駆動状態のときの前記抵抗値を小さくする、
    請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記動作状態検出回路は、
    前記増幅回路の出力電流が基準値より大きい場合、前記動作状態が駆動状態であることを検出し、
    前記増幅回路の出力電流が基準値より小さい場合、前記動作状態が定常状態であることを検出する、
    請求項2又は3に記載の駆動回路。
  5. 前記出力段トランジスタは、プッシュプル回路を構成する第1及び第2のトランジスタを有し、
    前記出力参照トランジスタは、前記第1のトランジスタの制御信号を入力とする第1の出力参照トランジスタと、前記第2のトランジスタの制御信号を入力とする第2の出力参照トランジスタと、を含み、
    前記コンパレータは、前記第1の出力参照トランジスタの電流値を基準値と比較する第1のコンパレータと、前記第2の出力参照トランジスタの電流値を基準値と比較する第2のコンパレータと、を含み、
    前記抵抗制御出力回路は、前記第1又は第2のコンパレータの出力に基づき、前記可変抵抗器の抵抗値を制御する抵抗制御信号を出力する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の駆動回路。
  6. 前記増幅回路は、前記出力段トランジスタよりも前段に差動増幅器をさらに備え、
    前記出力段トランジスタの出力が前記差動増幅器に帰還している、
    請求項に記載の駆動回路。
  7. 前記可変抵抗器は、異なる抵抗値を有する複数のトランジスタを備え、
    前記動作状態検出回路から出力される前記抵抗制御信号に基づいて、前記複数のトランジスタから選択されたトランジスタをオンオフし、前記抵抗値を変化させる、
    請求項5又は6に記載の駆動回路。
  8. 容量性負荷を駆動する駆動回路の動作状態を検出する動作状態検出回路であって、
    前記駆動回路の出力信号を出力する出力段トランジスタの制御信号を入力とする出力参照トランジスタと、
    前記出力参照トランジスタの電流値を基準値と比較するコンパレータと、
    前記コンパレータの出力に基づき、前記可変抵抗器の抵抗値を制御する抵抗制御信号を出力する抵抗制御出力回路と、を備え、
    前記出力参照トランジスタの電流値前記基準値よりも大きい場合、前記動作状態が前記容量性負荷の電荷を充放電する駆動状態であることを検出し、前記出力参照トランジスタの電流値前記基準値よりも小さい場合、前記動作状態が前記容量性負荷の電荷を充放電しない定常状態であることを検出する、
    動作状態検出回路。
  9. 複数の画素と、前記複数の画素に信号を伝送する複数の配線と、を有する表示パネルと、
    前記複数の配線に接続され、前記複数の画素に信号を出力する駆動回路と、を備える表示装置であって、
    前記駆動回路は、
    入力されたデータをデジタル信号からアナログ信号へ変換(D/A変換)するD/A変換器と、
    前記D/A変換された信号を増幅し出力する出力回路と、を有し、
    前記出力回路は、
    前記D/A変換器の出力信号を増幅し、前記増幅した信号を前記複数の配線を介して前記複数の画素へ出力する増幅回路と、
    前記画素の容量性負荷に対する前記増幅回路の動作状態を検出する動作状態検出回路と、
    前記増幅回路の出力に接続され、前記動作状態検出回路によって検出された動作状態に応じて抵抗値を変化させる可変抵抗器と、を有し、
    前記増幅回路は、前記増幅回路の出力信号を出力する出力段トランジスタを備え、
    前記動作状態検出回路は、
    前記出力段トランジスタの制御信号を入力とする出力参照トランジスタと、
    前記出力参照トランジスタの電流値を基準値と比較するコンパレータと、
    前記コンパレータの出力に基づき、前記可変抵抗器の抵抗値を制御する抵抗制御信号を出力する抵抗制御出力回路と、を備える表示装置。
JP2004154439A 2004-05-25 2004-05-25 駆動回路、動作状態検出回路及び表示装置 Expired - Fee Related JP4515821B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004154439A JP4515821B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 駆動回路、動作状態検出回路及び表示装置
US11/128,390 US7760180B2 (en) 2004-05-25 2005-05-13 Drive circuit, operation state detection circuit, and display device
CN200510074307A CN100578596C (zh) 2004-05-25 2005-05-25 驱动电路、操作状态检测电路和显示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004154439A JP4515821B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 駆動回路、動作状態検出回路及び表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005341018A JP2005341018A (ja) 2005-12-08
JP4515821B2 true JP4515821B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=35424642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004154439A Expired - Fee Related JP4515821B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 駆動回路、動作状態検出回路及び表示装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7760180B2 (ja)
JP (1) JP4515821B2 (ja)
CN (1) CN100578596C (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4842564B2 (ja) * 2005-05-18 2011-12-21 株式会社 日立ディスプレイズ 表示装置
JP4757623B2 (ja) * 2005-12-21 2011-08-24 パナソニック株式会社 電源回路
JP2007281876A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Nec Electronics Corp 比較回路及びその増幅回路
JP5057868B2 (ja) * 2007-07-06 2012-10-24 ルネサスエレクトロニクス株式会社 表示装置、及び表示パネルドライバ
JP4953948B2 (ja) * 2007-07-09 2012-06-13 ルネサスエレクトロニクス株式会社 表示装置のデータドライバ、そのテスト方法及びプローブカード
TW200905642A (en) * 2007-07-16 2009-02-01 Mstar Semiconductor Inc Liquid crystal driving device capable of self-adjusting driving force and its method
CN101359456B (zh) * 2007-08-03 2012-09-05 晨星半导体股份有限公司 液晶驱动装置及驱动方法
JP5001805B2 (ja) * 2007-11-30 2012-08-15 ラピスセミコンダクタ株式会社 増幅回路
JP5086153B2 (ja) * 2008-03-31 2012-11-28 オンセミコンダクター・トレーディング・リミテッド 位相補償増幅回路
JP5172434B2 (ja) * 2008-04-01 2013-03-27 ラピスセミコンダクタ株式会社 表示用駆動装置、及び駆動回路のレイアウト方法
JP5187150B2 (ja) * 2008-11-13 2013-04-24 セイコーエプソン株式会社 集積回路装置、電気光学装置及び電子機器
KR20100112861A (ko) * 2009-04-10 2010-10-20 삼성전자주식회사 영상표시장치
TWI398098B (zh) * 2010-02-04 2013-06-01 Novatek Microelectronics Corp 可提高穩定性之輸出緩衝電路
CN103856202A (zh) * 2010-03-04 2014-06-11 联咏科技股份有限公司 可提高稳定性的输出缓冲电路
CN102195635A (zh) * 2010-03-04 2011-09-21 联咏科技股份有限公司 可提高稳定性的输出缓冲电路
JP2012088550A (ja) 2010-10-20 2012-05-10 Canon Inc 画像表示装置及びその制御方法
US9768774B2 (en) * 2014-06-30 2017-09-19 Fujitsu Limited Impedance matching driver
KR102192722B1 (ko) * 2014-07-08 2020-12-18 삼성디스플레이 주식회사 표시장치
TWI569243B (zh) * 2016-01-29 2017-02-01 瑞鼎科技股份有限公司 驅動電路
TWI595466B (zh) * 2016-01-29 2017-08-11 立錡科技股份有限公司 具有測試功能之顯示裝置及其中之驅動電路及其驅動方法
JP2017181701A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 ラピスセミコンダクタ株式会社 表示ドライバ
JP6737256B2 (ja) * 2017-11-29 2020-08-05 セイコーエプソン株式会社 表示ドライバー、電気光学装置及び電子機器
CN109410807B (zh) 2018-11-21 2020-08-28 惠科股份有限公司 驱动电路和显示面板
CN213303616U (zh) * 2019-11-20 2021-05-28 联詠科技股份有限公司 电子装置与显示驱动晶片
CN112702024B (zh) * 2020-12-29 2024-01-26 武汉邮电科学研究院有限公司 一种高线性度的分布式光驱动电路
CN113643652B (zh) * 2021-08-05 2022-10-14 深圳市合科泰电子有限公司 内置有电荷泵的驱动芯片

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000295044A (ja) * 1999-04-05 2000-10-20 Nec Corp 出力回路

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177009A (ja) * 1985-01-31 1986-08-08 Omron Tateisi Electronics Co スイツチト・カレント・ミラ−
JPH03166589A (ja) * 1989-11-27 1991-07-18 Toshiba Micro Electron Kk 差動増幅回路
FR2700614B1 (fr) * 1993-01-19 1995-04-14 Sextant Avionique Accéléromètre capacitif à circuit de correction de l'effet perturbateur de capacités parasites.
JP2812162B2 (ja) * 1993-11-11 1998-10-22 日本電気株式会社 電流比較器
US5673001A (en) * 1995-06-07 1997-09-30 Motorola, Inc. Method and apparatus for amplifying a signal
JPH09219636A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Sharp Corp 駆動回路
JP3488054B2 (ja) * 1997-09-12 2004-01-19 Necエレクトロニクス株式会社 液晶駆動用装置
IT1298054B1 (it) * 1997-11-19 1999-12-20 Sgs Thomson Microelectronics Stadio di uscita cmos in classe ab per amplificatore operazionale
ITTO20010157A1 (it) * 2001-02-21 2002-08-21 St Microelectronics Srl Metodo e circuito di rilevamento di spostamenti tramite sensori micro-elettro-meccanici con compensazione di capacita' parassite e di movime
JP3791355B2 (ja) * 2001-06-04 2006-06-28 セイコーエプソン株式会社 駆動回路、及び駆動方法
JP3707680B2 (ja) * 2002-01-25 2005-10-19 松下電器産業株式会社 駆動電圧制御装置
KR100560652B1 (ko) * 2003-01-14 2006-03-16 삼성전자주식회사 전원 전압과 온도 변화에 둔감한 온도 검출 회로

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000295044A (ja) * 1999-04-05 2000-10-20 Nec Corp 出力回路

Also Published As

Publication number Publication date
US7760180B2 (en) 2010-07-20
US20050264510A1 (en) 2005-12-01
CN1702729A (zh) 2005-11-30
CN100578596C (zh) 2010-01-06
JP2005341018A (ja) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4515821B2 (ja) 駆動回路、動作状態検出回路及び表示装置
US6567327B2 (en) Driving circuit, charge/discharge circuit and the like
US6392485B1 (en) High slew rate differential amplifier circuit
KR100375259B1 (ko) 출력 회로
CN101174397B (zh) 数据驱动器及显示装置
US7903078B2 (en) Data driver and display device
US20110148893A1 (en) Output buffer having high slew rate, method of controlling output buffer, and display driving device including output buffer
US7646371B2 (en) Driver circuit, electro-optical device, and electronic instrument
US8139015B2 (en) Amplification circuit, driver circuit for display, and display
US20120019502A1 (en) Source driver for a liquid crystal display device and liquid crystal display device using the same
US20150310822A1 (en) Differential amplifier circuit and display drive circuit
JP4103468B2 (ja) 差動回路と増幅回路及び該増幅回路を用いた表示装置
JP5089775B2 (ja) 容量負荷駆動回路およびこれを備えた表示装置
JP3368819B2 (ja) 液晶駆動回路
JP3405333B2 (ja) 電圧供給装置並びにそれを用いた半導体装置、電気光学装置及び電子機器
US20070176675A1 (en) Differential amplifier and digital-to-analog converter
US7116171B2 (en) Operational amplifier and driver circuit using the same
CN113963648A (zh) 转换速率增强装置以及显示面板
US8310428B2 (en) Display panel driving voltage output circuit
US8294653B2 (en) Display panel driving voltage output circuit
JP3770377B2 (ja) ボルテージフォロア回路および表示装置用駆動装置
JP2009198801A (ja) 負荷容量の駆動回路
US8384641B2 (en) Amplifier circuit and display device including same
JPH07235844A (ja) アナログドライバicの出力バッファ回路
JP4159935B2 (ja) オフセット補償回路と、それを用いたオフセット補償機能付駆動回路および液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4515821

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140521

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees