JP4508259B2 - 積層コンデンサ - Google Patents

積層コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP4508259B2
JP4508259B2 JP2008072927A JP2008072927A JP4508259B2 JP 4508259 B2 JP4508259 B2 JP 4508259B2 JP 2008072927 A JP2008072927 A JP 2008072927A JP 2008072927 A JP2008072927 A JP 2008072927A JP 4508259 B2 JP4508259 B2 JP 4508259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
capacitance
inductance
ghz
capacitance forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2008072927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008187192A (ja
Inventor
誉一 黒田
慶雄 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2008072927A priority Critical patent/JP4508259B2/ja
Publication of JP2008187192A publication Critical patent/JP2008187192A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4508259B2 publication Critical patent/JP4508259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

この発明は、積層コンデンサに関するもので、特に、高周波回路において有利に適用され得る積層コンデンサに関するものである。
積層コンデンサの周波数特性は、その容量成分とインダクタンス成分とによって決まるが、一般的には、広い周波数域にわたって一様に良好な通過特性を実現することが困難である。
図19には、積層コンデンサの周波数特性の一例が示されている。図19に周波数特性が示された積層コンデンサは、その平面寸法が1.0mm×0.5mmであって、静電容量が220nFの市販の積層セラミックコンデンサである。
図19からわかるように、一般的な積層コンデンサは、大体において、10GHz近傍およびそれを超える周波数域において、インダクタンス成分が大きくなり、通過特性(SパラメータにおけるS21)が悪くなる傾向がある。
他方、たとえば特開2000−243657号公報(特許文献1)には、通過特性の広帯域化が図られた積層コンデンサが提案されている。この積層コンデンサは、高速光通信の分野において直流成分カット用コンデンサとして有利に用いられるもので、低容量部分と高容量部分とを組み合わせた構成を備えることを特徴としている。
特開2000−243657号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された積層コンデンサでは、その通過特性の広帯域化は、せいぜい20GHz程度までであり、さらに高い周波数域、たとえば40GHz程度の高周波域には十分に対応しきれない。
そこで、この発明の目的は、たとえば10kHzの低周波域から40GHzの高周波域までの通過特性を良好なものとすることができる積層コンデンサを提供しようとすることである。
この発明に係る積層コンデンサは、少なくとも第1、第2および第3のコンデンサ素子を与える、複合コンデンサを構成するものであって、積層された複数の誘電体層と、誘電体層間の複数の界面に沿ってそれぞれ形成されるとともに積層方向に交互に配置される、各々複数の第1および第2の内部電極とをもって構成される、積層構造のコンデンサ本体と、コンデンサ本体の底面上に形成される、第1の端子電極と、コンデンサ本体の底面上において、第1の端子電極と同一面上に形成された部分を有し、かつ、前記同一面に隣接する隣接面に延びるように形成された第2の端子電極とを備えている。ここで、複数の誘電体層の積層方向は、コンデンサ本体の厚み方向に対して垂直であり、コンデンサ本体の前記隣接面は、第1および第2の内部電極の面に対して垂直となるように配置される。
上記第1および第2の内部電極は、それぞれ、誘電体層を介して互いに対向する四角形状の第1および第2の容量形成部と、第1および第2の容量形成部の各々から引き出されかつ第1および第2の端子電極にそれぞれ接続される第1および第2の引出し部とを備えている。
第2の引出し部は、上記底面および第2の端子電極が延びている隣接面に近接して位置する第2の容量形成部のコーナー部に接続され、かつ、底面に向かって延びる第1の辺と、隣接面に向かって延びる第2の辺とを有するようにして、底面および隣接面に引出される。
また、上記底面および第2の端子電極が延びている隣接面に近接して位置する第1の容量形成部のコーナー部が、第2の引出し部の第2の辺よりも第1の辺に近接するように位置する。
前述の第1のコンデンサ素子は、第1および第2の容量形成部の対向によって与えられる第1の容量成分を有し、第2のコンデンサ素子は、第1および第2の端子電極の対向によって与えられる第2の容量成分を有し、第3のコンデンサ素子は、複数の第1および第2の容量形成部の集合体と第1および第2の端子電極の各々との対向によって与えられる第3の容量成分を有している。
また、第1および第2の端子電極を所定方向に向けた場合、この所定方向に向かって第1および第2の端子電極よりも突出するものが存在しない。
好ましくは、第1のコンデンサ素子に流れる電流によって形成される第1のインダクタンス成分のインダクタンス値は、500pH以下であり、かつ第2のコンデンサ素子に流れる電流によって形成される第2のインダクタンス成分のインダクタンス値および第3のコンデンサ素子に流れる電流によって形成される第3のインダクタンス成分のインダクタンス値のいずれよりも大きい。
この発明に係る積層コンデンサは、前述したように、少なくとも第1、第2および第3のコンデンサ素子を与える、複合コンデンサを構成するものであって、積層構造のコンデンサ本体と、第1および第2の端子電極とを備え、第2の端子電極は、コンデンサ本体の底面上において、第1の端子電極と同一面上に形成された部分を有し、かつ、この同一面に隣接する隣接面に延びるように形成され、複数の誘電体層の積層方向は、コンデンサ本体の厚み方向に対して垂直であり、コンデンサ本体の前記隣接面は、第1および第2の内部電極の面に対して垂直となるように配置され、第1および第2の内部電極が、それぞれ、四角形状の第1および第2の容量形成部と、第1および第2の引出し部とを備え、第2の引出し部は、上記底面および第2の端子電極が延びている隣接面に近接して位置する第2の容量形成部のコーナー部に接続され、かつ、底面に向かって延びる第1の辺と、隣接面に向かって延びる第2の辺とを有するようにして、底面および隣接面に引出され、上記底面および第2の端子電極が延びている隣接面に近接して位置する第1の容量形成部のコーナー部が、第2の引出し部の第2の辺よりも第1の辺に近接するように位置するものであるが、この発明の他の局面では、前述の第1ないし第3のコンデンサ素子は、次のような特徴的構成を備えている。
すなわち、第1のコンデンサ素子は、第1および第2の容量形成部の対向によって与えられる第1の容量成分と、第1および第2の内部電極における第1および第2の引出し部間の電流経路によって与えられる第1のインダクタンス成分とを有している。
第2のコンデンサ素子は、第1および第2の端子電極の対向によって与えられる第2の容量成分と、誘電体層における第1および第2の端子電極間の電流経路によって与えられる第2のインダクタンス成分とを有している。
第3のコンデンサ素子は、複数の第1および第2の容量形成部の集合体と前記第1および第2の端子電極の各々との対向によって与えられる第3の容量成分と、第1および第2の容量形成部の周辺部の電流経路によって与えられる第3のインダクタンス成分とを有している。
そして、この発明に係る積層コンデンサは、上述したような第1ないし第3の容量成分ならびに第1ないし第3のインダクタンス成分のいずれか少なくとも1つによって通過帯域を構成する。
なお、この発明の他の局面においても、第1および第2の端子電極を所定方向に向けた場合、この所定方向に向かって第1および第2の端子電極よりも突出するものが存在しない。
上述した積層コンデンサにおいて、好ましくは、上記通過帯域に対して、10GHzまでの周波数域では、第1の容量成分と第1のインダクタンス成分とが機能し、10〜15GHzの周波数域では、第1のインダクタンス成分と第2のインダクタンス成分とが機能し、15〜20GHzの周波数域では、第2のインダクタンス成分が機能し、20〜30GHzの周波数域では、第2および第3のインダクタンス成分が機能し、30GHz以上の周波数域では、第3のインダクタンス成分が機能する。
また、好ましくは、15GHzまでの周波数域では、通過特性が−0.5dB以上となり、15GHz以上の周波数域では、通過特性が−1.0dB以上となるようにされる。
この発明によれば、少なくとも第1、第2および第3のコンデンサ素子を与える、複合コンデンサを構成し、比較的低い周波数域では、第1のコンデンサ素子が機能し、それより高い周波数域では、第2のコンデンサ素子が機能し、さらに高い周波数域では、第3のコンデンサ素子が機能するというように、周波数域により機能するコンデンサ素子を変えることができる。その結果、これら第1、第2および第3のコンデンサ素子の組み合わせによって、広い周波数域にわたって、連なった状態の通過特性を実現することができる。
たとえば、0.1GHzまでの周波数域では、第1のコンデンサ素子が与える第1の容量成分が大きくなるようにすることにより、挿入損失を低くし、0.1〜10GHzの周波数域では、第1のコンデンサ素子が与える第1のインダクタンス成分となる第1および第2の引出し部間の電流経路を短くすることにより、挿入損失を低くし、15〜20GHzの周波数域では、第2のコンデンサ素子が与える第2のインダクタンス成分となる第1および第2の端子電極間の電流経路を短くすることにより、挿入損失を低くし、30GHz以上の周波数域では、第3のコンデンサ素子が与える第3のインダクタンス成分となる第1および第2の容量形成部の周辺部の電流経路を短くすることにより、挿入損失を低くすることができる。
したがって、この発明に係る積層コンデンサにおいて、たとえば、10GHzまでの周波数域では、第1の容量成分と第2のインダクタンス成分とが機能し、10〜15GHzの周波数域では、第1のインダクタンス成分と第2のインダクタンス成分とが機能し、15〜20GHzの周波数域では、第2のインダクタンス成分が機能し、20〜30GHzの周波数域では、第2および第3のインダクタンス成分が機能し、30GHz以上の周波数域では、第3のインダクタンス成分が機能するようにすれば、前述のように、広い周波数域にわたって、良好な通過特性を得ることができる。
図1ないし図3は、この発明の一実施形態による積層コンデンサ1を説明するためのものである。ここで、図1は、積層コンデンサ1の内部を透視して示す正面図であり、図2は、積層コンデンサ1の特定の断面を示す正面図であり、(a)と(b)とは互いに異なる断面を示している。また、図3は、図1をより拡大して示したもので、積層コンデンサ1において構成される複合コンデンサを説明するための図である。
主として図1および図2を参照して、積層コンデンサ1は、たとえば誘電体セラミックからなる積層された複数の誘電体層2と、誘電体層2間の複数の界面に沿ってそれぞれ形成されるとともに積層方向に交互に配置される、各々複数の第1および第2の内部電極3および4とをもって構成される、積層構造のコンデンサ本体5を備えている。
積層コンデンサ1は、また、コンデンサ本体5の外表面上に形成される、第1および第2の端子電極6および7を備えている。第1の端子電極6は、コンデンサ本体5の底面上に形成される。第2の端子電極7は、コンデンサ本体5の底面上において、第1の端子電極6と同一面上に形成された部分を有し、かつ、この同一面に隣接する隣接面に延びるように形成される。複数の誘電体層2の積層方向は、コンデンサ本体の厚み方向(T)に対して垂直である。また、第1および第2の端子電極6および7を所定方向に向けた場合、この所定方向に向かって第1および第2の端子電極6および7よりも突出するものが存在しない。
図2(a)に第1の内部電極3が図示され、他方、図2(b)に第2の内部電極4が図示されていることからわかるように、図2(a)は第1の内部電極3を通る断面を示し、図2(b)は第2の内部電極4が通る断面を示している。コンデンサ本体5の、第2の端子電極7が形成された面であって、第1の端子電極6が形成された面と同一面に隣接する前述の隣接面は、第1および第2の内部電極3および4の面に対して垂直となるように配置される。
第1および第2の内部電極3および4は、それぞれ、誘電体層2を介して互いに対向する四角形状の第1および第2の容量形成部8および9と、第1および第2の容量形成部8および9の各々から引き出されかつ第1および第2の端子電極6および7にそれぞれ接続される第1および第2の引出し部10および11とを備えている。
第2の引出し部11は、上記底面および第2の端子電極7が延びている隣接面に近接して位置する第2の容量形成部9のコーナー部に接続され、かつ、底面に向かって延びる第1の辺(図1〜図3において縦方向に延びる辺)と、隣接面に向かって延びる第2の辺(図1〜図3において横方向に延びる辺)とを有するようにして、底面および隣接面に引出される。また、上記底面および第2の端子電極7が延びている隣接面に近接して位置する第1の容量形成部8のコーナー部が、第2の引出し部11の第2の辺よりも第1の辺に近接するように位置する。すなわち、図3を参照して説明すると、第1の内部電極3の右下のコーナー部が、L1で表わされるインダクタンス成分が寄生する電流経路の近くに配置される。
以上のような構成を備える積層コンデンサ1は、少なくとも第1、第2および第3のコンデンサ素子を与える、複合コンデンサを構成するものである。
図3を参照して、第1コンデンサ素子は、第1および第2の容量形成部8および9の対向によって与えられる第1の容量成分C1と、第1および第2の内部電極3および4における第1および第2の引出し部10および11間の電流経路、すなわち、一方の引出し部10または11から容量形成部8または9の一部を通って他方の引出し部11または10へと至る電流経路によって与えられる等価直列インダクタンスとしての第1のインダクタンス成分L1とを有している。
第2のコンデンサ素子は、第1および第2の端子電極6および7の対向によって与えられる第2の容量成分C2と、誘電体層2における第1および第2の端子電極6および7間の電流経路、すなわち一方の端子電極6または7から誘電体層2の一部を通って他方の端子電極7または6へと至る電流経路によって与えられる等価直列インダクタンスとしての第2のインダクタンス成分L2とを有している。
第3のコンデンサ素子は、複数の第1および第2の容量形成部8および9の集合体と第1および第2の端子電極6および7の各々との対向によって与えられる第3の容量成分C3と、第1および第2の容量形成部8および9の周辺部の電流経路によって与えられる等価直列インダクタンスとしての第3のインダクタンス成分L3とを有している。
上述した第1ないし第3のコンデンサ素子は、周波数域によって機能するものが変わる。すなわち、比較的低い周波数域では、第1のコンデンサ素子が機能し、それより高い周波数域では、第2のコンデンサ素子が機能し、さらに高い周波数域では、第3のコンデンサ素子が機能する。そして、第1ないし第3の容量成分C1ないしC3ならびに第1ないし第3のインダクタンス成分L1ないしL3のいずれか少なくとも1つによって、この積層コンデンサ1の通過帯域が構成される。
その結果、積層コンデンサ1は、これら第1、第2および第3のコンデンサ素子の組み合わせによって、広い周波数域にわたって、良好な通過特性を実現することができる。
実施例1として、図1に示すような積層コンデンサ1を、以下のよう設計に基づいて作製した。
まず、誘電体層2を構成する誘電体として、比誘電率が2500の誘電体セラミックを用い、誘電体層2の厚みを3μmとした。また、第1および第2の内部電極3および4の合計積層数を75とし、積層コンデンサ1が与える静電容量を220nFとした。
また、図1を参照して、積層コンデンサ1の各部の寸法について説明すると、コンデンサ本体5の長手方向寸法Lを1.0mmとし、厚み方向寸法Tを0.8mmとした。図1紙面に直交する方向の幅方向寸法Wを0.5mmとした。
また、引出し部10および11の長さAを0.1mmとし、引出し部10および11間の距離Bを0.2mmとし、端子電極6および7間の距離Cを0.1mmとし、容量形成部8および9の垂直方向長さDを0.6mmとし、同じく水平方向長さEを0.8mmとした。
以上のような設計に基づいて作製された積層コンデンサ1の35GHzまでの通過特性(挿入損失)S21が図4に示されている。
10GHzまでの周波数域では、電流はインピーダンスの低い容量成形部8および9に流れる。また、このときの電流は、第1および第2の引出し部10および11間の距離が最短になるように流れる。その結果、第1および第2の容量形成部8および9の対向によって与えられる第1の容量成分C1と、第1および第2の引出し部10および11間の電流経路によって与えられる第1のインダクタンス成分L1とを有する、第1のコンデンサ素子が機能する。
実施例1による積層コンデンサ1では、第1の容量成分C1が220nFとなり、第1のインダクタンス成分L1が250pHとなる。これら第1の容量成分C1と第1のインダクタンス成分L1との共振周波数は21MHzであり、図4に示した通過特性における5〜10GHzのS21は、第1のインダクタンス成分L1が与える250pHの等価直列インダクタンス値による。
次に、10GHzを超える周波数域では、第1のコンデンサ素子が有する第1のインダクタンス成分L1によりインピーダンスが高くなり、電流は、インピーダンスのより低い第1および第2の端子電極6および7間に流れ始める。ここで、15〜20GHzの周波数域では、第1および第2の端子電極6および7の対向によって与えられる第2の容量成分C2と、第1および第2の端子電極6および7間の電流経路によって与えられる第2のインダクタンス成分L2とを有する、第2のコンデンサ素子が機能する。
実施例1による積層コンデンサ1では、第2の容量成分C2が11pFとなり、第2のインダクタンス成分L2が200pHとなる。したがって、第2の容量成分C2と第2のインダクタンス成分L2との共振周波数は3.4GHzであり、図4に示した15〜20GHzでのS21は、第2のインダクタンス成分L2が与える200pHの等価直列インダクタンス値による。
次に、20GHzを超える周波数域では、第1および第2の端子電極6および7間のインピーダンスが高くなり、電流は、第1および第2の容量形成部8および9の端縁およびその周辺部の誘電体中に流れ始める。
特に、30GHzを超えると、各々複数の第1および第2の容量形成部8および9が1つの金属の塊のように挙動し、電流は、表皮効果により、容量形成部8および9の集合体の表面に流れ、複数の第1および第2の容量形成部8および9の集合体と第1および第2の端子電極6および7の各々との対向によって与えられる第3の容量成分C3と、第1および第2の容量形成部8および9の周辺部の電流経路によって与えられる第3のインダクタンス成分L3とを有する、第3のコンデンサ素子が機能する。
実施例1による積層コンデンサ1では、第3の容量成分C3が40pFとなり、第3のインダクタンス成分L3が230pHとなる。第3の容量成分C3と第3のインダクタンス成分L3との共振周波数は1.6GHzであり、図4に示した30GHz以上の周波数域でのS21は、第3のインダクタンス成分L3が与える230pHの等価直列インダクタンス値による。
広い周波数域において、挿入損失S21を平坦でかつ小さくするには、第1、第2および第3のインダクタンス成分L1、L2およびL3の各々のインダクタンス値を小さく、かつこれらインダクタンス値を互いに近いレベルにする必要がある。
上記実施例1の場合には、第1および第2の引出し部10および11間の電流経路を短くすることによって、第1のインダクタンス成分L1の値を小さくし、かつ第1および第2の端子電極6および7間の電流経路を短くすることによって、第2のインダクタンス成分L2の値を小さくし、さらに、容量形成部8および9周辺の距離を短くして、この周辺部の電流経路を短くすることによって、第3のインダクタンス成分L3の値を小さくしている。
図1に示した構造を有しかつ図4に示した通過特性を与える実施例1は、この発明の範囲内の標準設計によるものである。以下に、この発明に基づいて種々に設計を異ならせた、いくつかの他の実施例、すなわち実施例2〜8について説明する。
これら実施例2〜8に係る積層コンデンサの各部の寸法については、表1に示され、その第1ないし第3のコンデンサ素子の各々が有する容量成分C1ないしC3ならびにインダクタンス成分L1ないしL3の各値については、表2に示されている。
なお、表1および表2において、前述の実施例1に対する比較を容易にするため、実施例1についての数値も示され、また、実施例1とは異なる数値については、これを枠で囲んで示している。
Figure 0004508259
Figure 0004508259
図5および図6は、実施例2を示す、図1および図4にそれぞれ対応する図である。
実施例2では、実施例1と比較して、表1に示すように、引出し部10および11の長さAが0.2mmと長くされ、それに伴って、コンデンサ本体5の厚み方向寸法Tが0.9mmと長くされている。実施例2のその他の構成は、実施例1の場合と同様である。
上述の寸法変更の結果、第1のコンデンサ素子が有する第1のインダクタンス成分L1を与える電流経路が長くなり、表2に示すように、第1のインダクタンス成分L1の値が600pHと大きくなり、この影響で、図6に示すように、10GHz近傍において、S21が約−0.6dBと損失が大きくなっている。
また、第3のコンデンサ素子においては、第3の容量成分C3を与える容量形成部8および9の集合体と端子電極6および7の各々との間隔が長くなり、第3の容量成分C3の値が20pFと小さくなっている。
図7および図8は、実施例3を示す、図1および図4にそれぞれ対応する図である。
実施例3では、実施例1と比較して、表1に示すように、引出し部10および11間の距離Bが0.5mmと長くされている。実施例3のその他の構成は、実施例1の場合と同様である。
上述の寸法変更の結果、第1のコンデンサ素子が有する第1のインダクタンス成分L1を与える引出し部10および11間の電流経路が長くなり、表2に示すように、第1のインダクタンス成分L1の値が550pHと大きくなっている。この影響で、図8に示すように、12〜13GHz近傍でのS21が約−0.6dBと損失が大きくなっている。
また、第3のコンデンサ素子が有する第3の容量成分C3を与える容量形成部8および9の集合体に対向する第1および第2の端子電極6および7のうち、第1の端子電極6の面積が大きくなっているため、表2に示すように、第3の容量成分C3の値は60pFと大きくなっている。なお、第3の容量成分C3は、通過特性にほとんど影響を与えていない。
図9および図10は、実施例4を示す、図1および図4にそれぞれ対応する図である。
実施例4では、表1に示すように、引出し部10および11間の距離Bが、実施例3より小さいが、実施例1より大きく、0.45mmとされている。実施例4のその他の構成は、実施例1の場合と同様である。
そのため、表2に示すように、第1のコンデンサ素子が有する第1のインダクタンス成分L1が、実施例3よりは小さいが、実施例1より大きく、その値が500pHとなっている。この影響で、図10に示すように、13GHz近傍でS21が低下しているが、−0.5dB以上の値を維持している。そして、15GHz以上の周波数域においても、S21は−1.0dB以上の値を維持している。これらのことから、第1のインダクタンス成分L1の値は、500pH以下であれば、損失を小さく押さえることができるので、好ましいことがわかる。
第3のコンデンサ素子が有する第3の容量成分C3は、実施例3の場合と同様、実施例1より大きく、55pFの値を示しているが、これは、通過特性にほとんど影響を及ぼしていない。
図11および図12は、実施例5を示す、図1および図4にそれぞれ対応する図である。
実施例5では、実施例1と比較して、表1に示すように、引出し部10および11間の距離Bを0.5mmと長くするとともに、端子電極6および7間の距離Cを0.35mmと長くしている。実施例5のその他の構成は、実施例1の場合と同様である。
上述の寸法変更の結果、まず、第1のコンデンサ素子が有する第1のインダクタンス成分L1を与える引出し部10および11間の電流経路が長くなり、表2に示すように、第1のインダクタンス成分L1の値が550pHと大きくなっている。そのため、図12に示すように、12〜13GHz近傍でのS21が約−0.6dBと損失が大きくなっている。
また、第2のコンデンサ素子が有する第2のインダクタンス成分L2を与える第1および第2の端子電極6および7間の電流経路が長くなるため、表2に示すように、第2のインダクタンス成分L2の値が400pHと大きくなっている。そのため、図12に示すように、20GHz近傍でのS21が約−1.1dBと損失が大きくなっている。
また、第2のコンデンサ素子が有する第2の容量成分C2を与える第1の端子電極6と第2の端子電極7との間隔が広くなるため、第2の容量成分C2の値が8.5pFと小さくなっている。
図13および図14は、実施例6を示す、図1および図4にそれぞれ対応する図である。
実施例6では、実施例1と比較して、表1に示すように、容量形成部8および9の垂直方向長さDが0.8mmと長くされ、これに伴って、コンデンサ本体5の厚み方向寸法Tが1.0mmと大きくなっている。実施例6のその他の構成は、実施例1の場合と同様である。
上述の寸法変更の結果、第3のコンデンサ素子が有する第3のインダクタンス成分L3を与える容量形成部8および9の周辺部の電流経路が長くなり、表2に示すように、第3のインダクタンス成分L3の値が320pHと大きくなっている。この影響で、図14に示すように、35GHz付近でのS21が−1.7dB以下と損失が大きくなっている。
図15および図16は、実施例7を示す、図1および図4にそれぞれ対応する図である。
実施例7では、実施例1と比較して、表1に示すように、容量形成部8および9の水平方向長さEが1.0mmと長くされ、これに伴って、コンデンサ本体5の長さ方向寸法Lが1.2mmと大きくなっている。実施例7のその他の構成は、実施例1の場合と同様である。
上述の寸法変更の結果、第3のコンデンサ素子が有する第3のインダクタンス成分L3を与える容量形成部8および9の周辺部の電流経路が長くなり、表2に示すように、第3のインダクタンス成分L3の値が270pHと大きくなっている。この影響で、図16に示すように、35GHz近傍でのS21が約−1.1dBと損失が大きくなっている。
図17および図18は、実施例8を示す、図1および図4にそれぞれ対応する図である。
実施例8では、表1に示すように、実施例1と同様の各部の寸法を有しているが、図17に示すように、第1および第2の引出し部10および11ならびに第1および第2の端子電極6および7の各々の数が2つずつであり、また、引出し部10および11ならびに端子電極6および7が、コンデンサ本体5の相対向する面の各々の中央部に位置している。なお、実施例8は、第2の端子電極7が、コンデンサ本体5の外表面上において、第1の端子電極6と同一面上に形成された部分を有するが、この同一面に隣接する隣接面にまで延びていない点で、この発明の範囲外のものである。
上述したような実施例1との差異は、表2に示すように、第3のコンデンサ素子が有する第3の容量成分C3において影響を及ぼしているが、図18に示した通過特性については、図4に示した実施例1の場合と実質的に同様である。
この発明の一実施形態を説明するためのもので、実施例1に係る積層コンデンサ1の内部を透視して示す正面図である。 図1に示した積層コンデンサ1の特定の断面を示す正面図であり、(a)と(b)とは互いに異なる断面を示している。 図1をより拡大して示したもので、積層コンデンサ1において構成される複合コンデンサを説明するための図である。 図1に示した積層コンデンサ1を特定の設計に従って作製した実施例1において得られた通過特性を示す図である。 実施例2を示す、図1に対応する図である。 実施例2を示す、図4に対応する図である。 実施例3を示す、図1に対応する図である。 実施例3を示す、図4に対応する図である。 実施例4を示す、図1に対応する図である。 実施例4を示す、図4に対応する図である。 実施例5を示す、図1に対応する図である。 実施例5を示す、図4に対応する図である。 実施例6を示す、図1に対応する図である。 実施例6を示す、図4に対応する図である。 実施例7を示す、図1に対応する図である。 実施例7を示す、図4に対応する図である。 実施例8を示す、図1に対応する図である。 実施例8を示す、図4に対応する図である。 従来の積層コンデンサの通過特性の一例を示す図である。
符号の説明
1 積層コンデンサ
2 誘電体層
3,4 内部電極
5 コンデンサ本体
6,7 端子電極
8,9 容量形成部
10,11 引出し部
C1 第1の容量成分
C2 第2の容量成分
C3 第3の容量成分
L1 第1のインダクタンス成分
L2 第2のインダクタンス成分
L3 第3のインダクタンス成分

Claims (5)

  1. 少なくとも第1、第2および第3のコンデンサ素子を与える、複合コンデンサを構成するものであって、
    積層された複数の誘電体層と、前記誘電体層間の複数の界面に沿ってそれぞれ形成されるとともに積層方向に交互に配置される、各々複数の第1および第2の内部電極とをもって構成される、積層構造のコンデンサ本体と、
    前記コンデンサ本体の底面上に形成される第1の端子電極と、
    前記コンデンサ本体の底面上において、前記第1の端子電極と同一面上に形成された部分を有し、かつ、前記同一面に隣接する隣接面に延びるように形成された第2の端子電極と
    を備え、
    複数の前記誘電体層の積層方向は、前記コンデンサ本体の厚み方向に対して垂直であり、
    前記コンデンサ本体の前記隣接面は、前記第1および第2の内部電極の面に対して垂直となるように配置され、
    前記第1および第2の内部電極は、それぞれ、前記誘電体層を介して互いに対向する四角形状の第1および第2の容量形成部と、前記第1および第2の容量形成部の各々から引き出されかつ前記第1および第2の端子電極にそれぞれ接続される第1および第2の引出し部とを備え、
    前記第2の引出し部は、前記底面および前記第2の端子電極が延びている前記隣接面に近接して位置する前記第2の容量形成部のコーナー部に接続され、かつ、前記底面に向かって延びる第1の辺と、前記隣接面に向かって延びる第2の辺とを有するようにして、前記底面および前記隣接面に引出され、
    前記底面および前記第2の端子電極が延びている前記隣接面に近接して位置する前記第1の容量形成部のコーナー部が、前記第2の引出し部の前記第2の辺よりも前記第1の辺に近接するように位置し、
    前記第1のコンデンサ素子は、前記第1および第2の容量形成部の対向によって与えられる第1の容量成分を有し、
    前記第2のコンデンサ素子は、前記第1および第2の端子電極の対向によって与えられる第2の容量成分を有し、
    前記第3のコンデンサ素子は、複数の前記第1および第2の容量形成部の集合体と前記第1および第2の端子電極の各々との対向によって与えられる第3の容量成分を有し、
    前記第1および第2の端子電極を所定方向に向けた場合、前記所定方向に向かって前記第1および第2の端子電極よりも突出するものが存在しない、
    積層コンデンサ。
  2. 前記第1のコンデンサ素子に流れる電流によって形成される第1のインダクタンス成分のインダクタンス値は、500pH以下であり、かつ前記第2のコンデンサ素子に流れる電流によって形成される第2のインダクタンス成分のインダクタンス値および前記第3のコンデンサ素子に流れる電流によって形成される第3のインダクタンス成分のインダクタンス値のいずれよりも大きい、請求項1に記載の積層コンデンサ
  3. 少なくとも第1、第2および第3のコンデンサ素子を与える、複合コンデンサを構成するものであって、
    積層された複数の誘電体層と、前記誘電体層間の複数の界面に沿ってそれぞれ形成されるとともに積層方向に交互に配置される、各々複数の第1および第2の内部電極とをもって構成される、積層構造のコンデンサ本体と、
    前記コンデンサ本体の底面上に形成される第1の端子電極と、
    前記コンデンサ本体の底面上において、前記第1の端子電極と同一面上に形成された部分を有し、かつ、前記同一面に隣接する隣接面に延びるように形成された第2の端子電極と
    を備え、
    複数の前記誘電体層の積層方向は、前記コンデンサ本体の厚み方向に対して垂直であり、
    前記コンデンサ本体の前記隣接面は、前記第1および第2の内部電極の面に対して垂直となるように配置され、
    前記第1および第2の内部電極は、それぞれ、前記誘電体層を介して互いに対向する四角形状の第1および第2の容量形成部と、前記第1および第2の容量形成部の各々から引き出されかつ前記第1および第2の端子電極にそれぞれ接続される第1および第2の引出し部とを備え、
    前記第2の引出し部は、前記底面および前記第2の端子電極が延びている前記隣接面に近接して位置する前記第2の容量形成部のコーナー部に接続され、かつ、前記底面に向かって延びる第1の辺と、前記隣接面に向かって延びる第2の辺とを有するようにして、前記底面および前記隣接面に引出され、
    前記底面および前記第2の端子電極が延びている前記隣接面に近接して位置する前記第1の容量形成部のコーナー部が、前記第2の引出し部の前記第2の辺よりも前記第1の辺に近接するように位置し、
    前記第1のコンデンサ素子は、前記第1および第2の容量形成部の対向によって与えられる第1の容量成分と、前記第1および第2の内部電極における前記第1および第2の引出し部間の電流経路によって与えられる第1のインダクタンス成分とを有し、
    前記第2のコンデンサ素子は、前記第1および第2の端子電極の対向によって与えられる第2の容量成分と、前記誘電体層における前記第1および第2の端子電極間の電流経路によって与えられる第2のインダクタンス成分とを有し、
    前記第3のコンデンサ素子は、複数の前記第1および第2の容量形成部の集合体と前記第1および第2の端子電極の各々との対向によって与えられる第3の容量成分と、前記第1および第2の容量形成部の周辺部の電流経路によって与えられる第3のインダクタンス成分とを有し、
    前記第1ないし第3の容量成分ならびに前記第1ないし第3のインダクタンス成分のいずれか少なくとも1つによって通過帯域を構成し、
    前記第1および第2の端子電極を所定方向に向けた場合、前記所定方向に向かって前記第1および第2の端子電極よりも突出するものが存在しない、
    積層コンデンサ。
  4. 前記通過帯域に対して、10GHzまでの周波数域では、前記第1の容量成分と前記第1のインダクタンス成分とが機能し、10〜15GHzの周波数域では、前記第1のインダクタンス成分と前記第2のインダクタンス成分とが機能し、15〜20GHzの周波数域では、前記第2のインダクタンス成分が機能し、20〜30GHzの周波数域では、前記第2および第3のインダクタンス成分が機能し、30GHz以上の周波数域では、前記第3のインダクタンス成分が機能する、請求項に記載の積層コンデンサ。
  5. 15GHzまでの周波数域では、通過特性が−0.5dB以上となり、15GHz以上の周波数域では、通過特性が−1.0dB以上となる、請求項またはに記載の積層コンデンサ。
JP2008072927A 2008-03-21 2008-03-21 積層コンデンサ Expired - Lifetime JP4508259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008072927A JP4508259B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 積層コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008072927A JP4508259B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 積層コンデンサ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003384740A Division JP4507566B2 (ja) 2003-11-14 2003-11-14 積層コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008187192A JP2008187192A (ja) 2008-08-14
JP4508259B2 true JP4508259B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=39729977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008072927A Expired - Lifetime JP4508259B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 積層コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4508259B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101452058B1 (ko) 2012-12-06 2014-10-22 삼성전기주식회사 적층 세라믹 전자부품
JP6136916B2 (ja) * 2013-03-15 2017-05-31 株式会社村田製作所 積層コンデンサ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02125323U (ja) * 1989-03-24 1990-10-16
JPH11214249A (ja) * 1998-01-29 1999-08-06 Kyocera Corp 薄膜コンデンサ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02125323U (ja) * 1989-03-24 1990-10-16
JPH11214249A (ja) * 1998-01-29 1999-08-06 Kyocera Corp 薄膜コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008187192A (ja) 2008-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3476127B2 (ja) 積層コンデンサ
JP4650007B2 (ja) 積層コンデンサ
JP4225507B2 (ja) 積層コンデンサ
JP4049182B2 (ja) 積層コンデンサ
JP3850398B2 (ja) 積層コンデンサ
JP4049181B2 (ja) 積層コンデンサ
JP4299258B2 (ja) 積層コンデンサ
CN101055802B (zh) 积层电容器
JP4086086B2 (ja) 積層コンデンサおよびその実装構造
JP2000208361A (ja) 積層コンデンサ
JP2006203168A (ja) 積層コンデンサおよびその実装構造
KR101051620B1 (ko) 적층 콘덴서
JP3832504B2 (ja) 積層コンデンサおよびその実装構造
JP4507566B2 (ja) 積層コンデンサ
JP4961818B2 (ja) 積層コンデンサ
JP4508259B2 (ja) 積層コンデンサ
JP4508258B2 (ja) 積層コンデンサ
JP4096993B2 (ja) 積層コンデンサおよびその実装構造
JP5418701B2 (ja) 積層コンデンサ
JP2007300148A (ja) 積層コンデンサ
JP3998033B2 (ja) 積層コンデンサおよびその実装構造
JP4107352B2 (ja) 積層コンデンサ
JP2008211238A (ja) 積層コンデンサ
JP2002231559A (ja) 積層貫通型コンデンサ
JP2009219069A (ja) ノイズフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100426

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4508259

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term