JP4499881B2 - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光磁気ディスクに対して情報の記録再生を行うる光磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的に光磁気ディスクを駆動する光磁気ディスク装置としては、例えば特開平9−69281号公報に開示されているように電磁石を使ってバイアス磁界を記録媒体に印加して、情報の記録及び消去を行う。
【0003】
ここで、1.3ギガの容量の光磁気ディスク装置は、MSR(磁気超解像)再生のため、再生時にも記録方向のバイアス磁界が必要であり、この場合の磁界の強さとして300[Oe]程度が必要となっている。また、記録時及び消去時はバイアス磁界の強さとしてISO規格で200〜400[Oe]と定められている。
【0004】
バイアス磁界の発生装置としては、一般的に電磁石が使用されるが、磁界の強さを大きくする場合には、コイルに電流を多く流す必要があり、発熱量が増大して、光磁気ディスク装置内部の温度が高くなり、信頼性が低下してしまう。このため記録時及び消去時にはISO規格下限に近い250[Oe]程度の磁界を発生させるのが一般的である。
【0005】
しかしながら、MSR再生時は、300[Oe]程度の磁界が必要なため、コイルの電流値を増やして磁界を確保しており、光磁気ディスク装置内部の温度が高く、信頼性が低下するという問題が発生していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記上述したように従来の光磁気ディスク装置では、MSR再生時は300 [Oe]程度の磁界が必要なため、コイルの電流値を増やして磁界を確保しており、発熱量が増大して、ディスク装置内部の温度が高くなり、信頼性が低下するという問題が発生していた。
【0007】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、発熱量の増大させることなく、MSR再生の再生磁界、記録磁界及び消去磁界が確保できる光磁気ディスク装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の第1の光磁気ディスク装置は、カートリッジ内に収納された磁気超解像用光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、対物レンズと、外部磁界を発生して前記光磁気ディスクに印加する磁界発生装置と、この磁界発生装置が前記光磁気ディスクに外部磁界を印加した状態で、光ビームを前記対物レンズを通して前記光磁気ディスクに照射して情報の記録再生を行う半導体レーザと、前記記録再生の際に、磁気回路によって前記対物レンズを前記光磁気ディスクの半径方向に駆動するとともに、該磁気回路からの漏れ磁界の方向が、前記光磁気ディスクの記録スポットにおいて記録側の方向となると共に、磁気超解像再生時においては再生磁界の方向となる対物レンズ駆動装置と、を具備したことを特徴とする。
【0009】
この構成により、磁界発生装置の外部磁界とともに対物レンズ駆動装置の磁気回路の漏れ磁界を光磁気ディスクの記録スポットに印加するので、発熱量の増大させることなく、MSR再生の再生磁界、記録磁界及び消去磁界が確保できる。
【0010】
前記目的を達成するため本発明の第2の光磁気ディスク装置は、カートリッジ内に収納された磁気超解像用光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、対物レンズと、外部磁界を発生して前記光磁気ディスクに印加する磁界発生装置と、この磁界発生装置が前記光磁気ディスクに外部磁界を印加した状態で、光ビームを前記対物レンズを通して前記光磁気ディスクに照射して情報の記録再生を行う半導体レーザと、前記記録再生の際に、第1の磁気回路によって前記対物レンズを前記光磁気ディスクの半径方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、前記記録再生の際に、第2の磁気回路によって前記対物レンズ駆動装置を前記光磁気ディスクの半径方向に駆動するとともに、該第2の磁気回路からの漏れ磁界の方向が、前記光磁気ディスクの記録スポットにおいて記録側の方向となると共に、磁気超解像再生時においては再生磁界の方向となるボイスコイルモータと、を具備したことを特徴とする。
【0011】
この構成により、磁界発生装置の外部磁界とともにボイスコイルモータの第2の磁気回路の漏れ磁界を光磁気ディスクの記録スポットに印加するので、発熱量の増大させることなく、MSR再生の再生磁界、記録磁界及び消去磁界が確保できる。
【0012】
前記目的を達成するため本発明の第3の光磁気ディスク装置は、カートリッジ内に収納された磁気超解像用光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、対物レンズと、外部磁界を発生して前記光磁気ディスクに印加する磁界発生装置と、この磁界発生装置が前記光磁気ディスクに外部磁界を印加した状態で、光ビームを前記対物レンズを通して前記光磁気ディスクに照射して情報の記録再生を行う半導体レーザと、前記記録再生の際に、第1の磁気回路によって前記対物レンズを前記光磁気ディスクの半径方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、前記光磁気ディスクの近傍に設けられ、磁界の方向が、前記光磁気ディスクの記録スポットにおいて記録側の方向となると共に、磁気超解像再生時においては再生磁界の方向となる補助永久磁石と、を具備したことを特徴とする。
【0013】
この構成により、磁界発生装置の外部磁界とともに補助永久磁石の磁界を光磁気ディスクの記録スポットに印加するので、発熱量の増大させることなく、MSR再生の再生磁界、記録磁界及び消去磁界が確保できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
図1乃至図8は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は光磁気ディスク装置を示す分解斜視図、図2は図1のフレームの爪部を拡大して示す斜視図、図3は図1のフレームのインシュレータ取り付け部を拡大して示す斜視図、図4は光学式可動ピックアップ及びその周辺部を示す斜視図、図5は光学式可動ピックアップの分解斜視図。図6は光学式可動ピックアップと光磁気ディスクとバイアス磁界用電磁石の位置関係を示す説明図、図7は磁気回路の漏れ磁界の大きさを調整する第1の方法を示す説明図、図8は磁気回路の漏れ磁界の大きさを調整する第2の方法を示す説明図である。
【0016】
図1に示すように、光磁気ディスク装置1は、ディスクの情報を読み書きするデッキ部2と、このデッキ部2を4個のインシュレータ3を介して支えるフレーム4と、回路基板5と、トップカバー61と、リアカバー62、ボトムカバー63とから成る。光磁気ディスク装置1の前面にはディスクカートリッジを挿入するための開口64が設けられている。
【0017】
デッキ部2は、カートリッジ内に収納されたディスク状情報記録媒体の光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、光磁気ディスクの信号の読み書きを行う光学式可動ピックアップ74(図4参照)及び光学式固定ピックアップ25と、光磁気ディスクにバイアス磁界を加えるためのバイアス磁界用電磁石20と、光磁気ディスクを電動イジェクトするための直流モータとが設けられている。
【0018】
光学式固定ピックアップ25には、光ビームを光学式可動ピックアップ74の対物レンズ8(図4参照)を通して前記光磁気ディスクに照射する半導体レーザが設けられている。
【0019】
デッキ部2には、回路基板5へ接続されるFPC(フレキシブルプリント配線板)21、22、23、24が設けられている。FPC21はスピンドルモータ用、FPC22は光学式可動ピックアップ74用、FPC23はバイアス磁界用電磁石20及び光磁気ディスクを電動イジェクトするための直流モータ用、FPC24は光学式固定ピックアップ25用である。FPC21、22、23、24は、それぞれ回路基板5のFPCコネクタ51、52、53、54に接続される。回路基板5のFPCコネクタ51、52、53はFPCを横方向から挿入するタイプであり、FPCコネクタ54は縦方向からFPCを挿入するタイプである。また、FPC24は光学式固定ピックアップ25からの信号の劣化防止のために極力短くなっており、FPCコネクタ54に接続される。
【0020】
フレーム4に対するインシュレータ3の取り付け構造を図2及び図3を参照して説明する。
【0021】
図2に示すように、フレーム4には、上下二つの爪部41,42が内側に湾曲されて形成されている。
【0022】
図3に示すように、インシュレータ3は、円筒状に形成されるとともに、一端側の壁面31に十字穴32が形成されている。インシュレータ3の材質はブチルゴム等の弾性を有するものを用いている。インシュレータ3は、他端側の開口からフレーム4の爪部41,42が挿入され、爪部41,42の先端が、十字穴32の縦方向部分に嵌入される。
【0023】
さらに、図1に示すデッキ部2の爪部26(4ヵ所)を図3に示すインシュレータ3の十字穴32の水平方向部分に挿入することにより、デッキ部2がフレーム4に弾性支持される。この場合、デッキ部2はフレーム4のコの字を開くようにして組み込む。
【0024】
図4に示すように、デッキ部2のデッキベース71は、対物レンズ8を取り付けた光学式可動ピックアップ74が軸72,73によって前記光磁気ディスクの半径方向Aにスライド可能な状態で取り付けられている。光学式可動ピックアップ74のスライド方向Aに対する左右側方には、ボイスコイルモータ(VCM)75,76が設けられている。VCM75,76は、記録再生の際に、前記光学式可動ピックアップ74を前記光磁気ディスクの半径方向に駆動する。また、デッキベース71には図1の光学式固定ピックアップ25からの光ビームを通過させる貫通孔70が形成されている。
【0025】
図5に示すように、光学式可動ピックアップ74には、対物レンズ8と、記録再生の際に、磁気回路によって前記対物レンズ8を前記光磁気ディスクの半径方向に駆動する対物レンズ駆動装置81が設けられている。
【0026】
対物レンズ駆動装置81は、VCM75,76のコイル77,78が取り付け固定された下側フレーム82と、上側フレーム83と、対物レンズ8を取り付ける対物レンズ取り付け部84とから成る。
【0027】
下側フレーム82は、上側が開口した箱型に形成され、光学式固定ピックアップ25側の壁85に図1の光学式固定ピックアップ25からの光ビームを通過させる貫通孔86が形成され、中央には光学式固定ピックアップ25からの光ビームを上方に反射させる立ち上げミラー87が設けらてている。また、下側フレーム82は、図4の軸72,73が挿入される貫通孔88,89が形成されている。上側フレーム83の下面には、4本の軸90が設けられ、下側フレーム82には4本の軸90が挿入れる4個の貫通孔91が形成されている。
【0028】
上側フレーム83には、対物レンズ取り付け部84を前記光磁気ディスクの半径方向に移動可能な状態で指示する指示部材92,92と、ヨーク93,94と永久磁石95,96が設けられている。対物レンズ取り付け部84にはトラッキングコイル97,98が設けられており、トラッキングコイル97,98に流れる電流を制御することにより、トラッキング駆動が行われるようになっている。
【0029】
このような構造により、対物レンズ駆動装置81は、記録再生の際に、第1の磁気回路(ヨーク93,94、永久磁石95,96、トラッキングコイル97,98)によって前記対物レンズ8を前記光磁気ディスクの半径方向に駆動する。VCM75,76は、記録再生の際に、第2の磁気回路(ヨーク、永久磁石、コイル77,78)によって前記対物レンズ駆動装置81を前記光磁気ディスクの半径方向に駆動する。
【0030】
図6に示すように、光学式ピックアップ74の光磁気ディスク99を挟んだ反対側には、バイアス磁界用電磁石20が配置されている。バイアス磁界用電磁石20は、記録再生の際に、外部磁界を発生して前記光磁気ディスクに印加する磁界発生装置となっている。
【0031】
ヨーク93,94は、金属板をコ字状に曲げて形成したものであり、それぞれ光学式ピックアップ内部の左右両側に配置され、それぞれ外側の壁部201,202の内面に永久磁石95,96を取り付けている。バイアス磁界用電磁石20は、バイアスコイル101をバイアスコイルホルダ102により保持し、バイアスコイル101の中心に円柱状のヨーク103を設けた構造になっている。
【0032】
この図の矢印は光学式可動ピックアップ74の対物レンズ駆動装置81の永久磁石95,96及びヨーク93,94による磁気回路からディスク側に漏れてくる磁界の向きを表しており、該磁気回路からの漏れ磁界の方向が、前記光磁気ディスク99の記録スポット104において記録側となり、また、MSR再生時の再生磁界の方向となっている。
【0033】
(作用)
本実施の形態の場合、漏れ磁界の大きさを50[Oe]となるように対物レンズ駆動装置81の第1の磁気回路を設計し、バイアス磁界用電磁石20が発生する磁界の大きさを250[Oe]とすれば、MSR再生時及び記録時の光磁気ディスク99の記録面上の磁界は250十50=300[Oe]、消去時は250−50=200[Oe]となる。この様にすれば、発熱量の増大を招かずにMSR再生磁界300[Oe]を確保できる。
対物レンズ駆動装置内磁気回路の漏れ磁界の大きさを調整する方法としては、図7に示すように永久磁石95,96の大きさを破線の状態に調整する、図8に示すようにヨーク93,94の厚さを破線の状態に調整する等の方法がある。
【0034】
対物レンズ駆動装置内磁気回路の漏れ磁界の大きさを調整する方法としては、図7に示すように永久磁石95,96の大きさを破線の状態に調整する、図8に示すようにヨーク93,94の厚さを破線の状態に調整する等の方法がある。
【0035】
(効果)
このような実施の形態によれば、バイアス磁界用電磁石20の外部磁界とともに対物レンズ駆動装置81の磁気回路の漏れ磁界を光磁気ディスク99の記録スポット104に印加するので、発熱量の増大させることなく、MSR再生の再生磁界、記録磁界及び消去磁界が確保でき、これにより、光磁気ディスク装置を冷却する冷却機構の簡素化が行え、光磁気ディスク装置を搭載する製品の小形化、低コスト化省エネルギー化を図れる。
【0036】
(第2の実施の形態)
図9乃至図12は本発明の第2の実施の形態に係り、図9はVCMと光磁気ディスクとバイアス磁界用電磁石の位置関係を示す説明図、図10はVCMのヨークの横から見た断面図、図11は磁気回路の漏れ磁界の大きさを調整する第1の方法を示す説明図、図12は磁気回路の漏れ磁界の大きさを調整する第2の方法を示す説明図である。図9乃至図12以外の構成要素は、図1乃至図5に示した実施の形態と同様になっている。
【0037】
図9に示すように、矢印はVCM75,76の第2の磁気回路(永久磁石111,112、VCMヨーク113,114)から光磁気ディスク99側に漏れてくる磁界の向きを表している。図10に示すように、VCMヨーク113,114は、平面の板状の下側ヨーク121と、前後を下側に湾曲させ下側ヨークに接合ようようにした上側ヨーク122とから成り、上側ヨーク121の下面に永久磁石111,112を取り付けている。
【0038】
図9に示すように、VCM75,76の第2の磁気回路からの漏れ磁界の方向は前記光磁気ディスク99の記録スポット104において記録側となり、MSR再生時の再生磁界の方向となっている。
【0039】
(作用)
本実施の形態において、漏れ磁界の大きさを50[Oe]となるように第2の磁気回路を設計し、バイアス磁界用電磁石20が発生する磁界の大きさを250[Oe]とすれば、MSR再生時及び記録時の光磁気ディスク99の記録面上の磁界は250十50で300[Oe]、消去時は250−50で200[Oe]となる。この様にすれば、発熱量の増大を招かずにMSR再生磁界300[Oe]を確保できる。この場合、対物レンズ駆動装置74の第1の磁気回路からディスク側に漏れてくる磁界はゼロに近くなるように磁気回路を設計する。
【0040】
VCM75,76の漏れ磁界の大きさを調整する方法としては、図11に示すように永久磁石95,96の大きさを破線の状態に調整する、図12に示すようにヨーク93,94の厚さを破線の状態に調整する等の方法がある。
【0041】
(効果)
このような発明の実施の形態によれば、バイアス磁界用電磁石20の外部磁界とともにVCM75,76の第2の磁気回路の漏れ磁界を光磁気ディスクの記録スポットに印加するので、発熱量の増大させることなく、MSR再生の再生磁界、記録磁界及び消去磁界が確保でき、図1乃至図8に示した実施例と同様の効果が得られる。
【0042】
(第3の実施の形態)
図13は本発明の第3の実施の形態に係る光磁気ディスクとバイアス磁界用電磁石の位置関係を示す説明図である。
【0043】
図13に示すように、バイアス磁界用電磁石220のヨーク221の上端に補助永久磁石222を設けている。補助永久磁石222は、磁界の方向が前記光磁気ディスク99の記録スポット104において記録方向となるように極性を設定するとともに、記録スポット104において磁界の大きさが50[0e](方向はMSR再生磁界の方向)となるように、補助永久磁石222の大きさを設定している。
【0044】
(作用)
この様な構成にすれば、補助永久磁石222の磁界により、発熱量の増大を招かずにMSR再生磁界300[Oe]を確保できる。
【0045】
(効果)
バイアス磁界用電磁石20の外部磁界とともに補助永久磁石222の磁界を光磁気ディスクの記録スポットに印加するので、この構成でも図1乃至図8に示した実施例と同様の効果が得られる。
【0046】
図13の実施の形態では、補助永久磁石222を設ける位置として、バイアス磁界用電磁石220のヨーク221の上端を用いたが、これ以外でも、前記光磁気ディスク99の近傍で、磁界の方向が光磁気ディスク99の記録スポット104において記録方向となるという条件を満たせば各種適用可能である。
【0047】
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0048】
(1) カートリッジ内に収納された光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、
対物レンズと、
外部磁界を発生して前記光磁気ディスクに印加する磁界発生装置と、
この磁界発生装置が前記光磁気ディスクに外部磁界を印加した状態で、光ビームを前記対物レンズを通して前記光磁気ディスクに照射して情報の記録再生を行う半導体レーザと、
前記記録再生の際に、磁気回路によって前記対物レンズを前記光磁気ディスクの半径方向に駆動するとともに、該磁気回路からの漏れ磁界の方向が、前記光磁気ディスクの記録スポットにおいて記録方向となる対物レンズ駆動装置と、
を具備したことを特徴とする光磁気ディスク装置。
【0049】
(2) カートリッジ内に収納された光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、
対物レンズと、
外部磁界を発生して前記光磁気ディスクに印加する磁界発生装置と、
この磁界発生装置が前記光磁気ディスクに外部磁界を印加した状態で、光ビームを前記対物レンズを通して前記光磁気ディスクに照射して情報の記録再生を行う半導体レーザと、
前記記録再生の際に、第1の磁気回路によって前記対物レンズを前記光磁気ディスクの半径方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、
前記記録再生の際に、第2の磁気回路によって前記対物レンズ駆動装置を前記光磁気ディスクの半径方向に駆動するとともに、該第2の磁気回路からの漏れ磁界の方向が、前記光磁気ディスクの記録スポットにおいて記録方向となるボイスコイルモータと、
を具備したことを特徴とする光磁気ディスク装置。
【0050】
(3) カートリッジ内に収納された光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、
対物レンズと、
外部磁界を発生して前記光磁気ディスクに印加する磁界発生装置と、
この磁界発生装置が前記光磁気ディスクに外部磁界を印加した状態で、光ビームを前記対物レンズを通して前記光磁気ディスクに照射して情報の記録再生を行う半導体レーザと、
前記記録再生の際に、第1の磁気回路によって前記対物レンズを前記光磁気ディスクの半径方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、
前記記録再生の際に、第2の磁気回路によって前記対物レンズ駆動装置を前記光磁気ディスクの半径方向に駆動するボイスコイルモータと、
前記光磁気ディスクの近傍に設けられ、磁界の方向が、前記光磁気ディスクの記録スポットにおいて記録方向となる補助永久磁石と、
を具備したことを特徴とする光磁気ディスク装置。
【0051】
(4)前記磁気回路に永久磁石を用いたことを特徴とする付記1に記載の電源装置。
【0052】
(5)前記第2の磁気回路に永久磁石を用いたことを特徴とする付記2に記載の電源装置。
【0053】
【発明の効果】
以上述べた様に請求項1乃至3に記載の発明によれば、発熱量の増大を招かずに、MSR再生の再生磁界、記録磁界及び消去磁界が確保でき、光磁気ディスク装置を冷却する冷却機構の簡素化が行え、光磁気ディスク装置を搭載する製品の小形化、低コスト化省エネルギー化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光磁気ディスク装置を説明する説明斜視図。
【図2】図1のフレームの爪部を拡大して示す斜視図。
【図3】図1のフレームのインシュレータ取り付け部を拡大して示す斜視図。
【図4】図1のデッキ部の光学式可動ピックアップ及びその周辺部を示す斜視図。
【図5】図4の光学式可動ピックアップの分解斜視図。
【図6】図4の光学式可動ピックアップと光磁気ディスクとバイアス磁界用電磁石の位置関係を示す説明図。
【図7】図6の磁気回路の漏れ磁界の大きさを調整する第1の方法を示す説明図。
【図8】図6の磁気回路の漏れ磁界の大きさを調整する第2の方法を示す説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るVCMと光磁気ディスクとバイアス磁界用電磁石の位置関係を示す説明図。
【図10】図9のVCMのヨークの横から見た断面図。
【図11】図9の磁気回路の漏れ磁界の大きさを調整する第1の方法を示す説明図。
【図12】磁気回路の漏れ磁界の大きさを調整する第2の方法を示す説明図。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る光磁気ディスクとバイアス磁界用電磁石の位置関係を示す説明図。
【符号の説明】
1…光磁気ディスク装置
2…デッキ部
8…対物レンズ
20…バイアス磁界用電磁石
81…対物レンズ駆動装置
93,94…ヨーク
95,96…永久磁石

Claims (3)

  1. カートリッジ内に収納された磁気超解像用光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、
    対物レンズと、
    外部磁界を発生して前記光磁気ディスクに印加する磁界発生装置と、
    この磁界発生装置が前記光磁気ディスクに外部磁界を印加した状態で、光ビームを前記対物レンズを通して前記光磁気ディスクに照射して情報の記録再生を行う半導体レーザと、
    前記記録再生の際に、磁気回路によって前記対物レンズを前記光磁気ディスクの半径方向に駆動するとともに、該磁気回路からの漏れ磁界の方向が、前記光磁気ディスクの記録スポットにおいて記録側の方向となると共に、磁気超解像再生時においては再生磁界の方向となる対物レンズ駆動装置と、
    を具備したことを特徴とする光磁気ディスク装置。
  2. カートリッジ内に収納された磁気超解像用光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、
    対物レンズと、
    外部磁界を発生して前記光磁気ディスクに印加する磁界発生装置と、
    この磁界発生装置が前記光磁気ディスクに外部磁界を印加した状態で、光ビームを前記対物レンズを通して前記光磁気ディスクに照射して情報の記録再生を行う半導体レーザと、
    前記記録再生の際に、第1の磁気回路によって前記対物レンズを前記光磁気ディスクの半径方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、
    前記記録再生の際に、第2の磁気回路によって前記対物レンズ駆動装置を前記光磁気ディスクの半径方向に駆動するとともに、該第2の磁気回路からの漏れ磁界の方向が、前記光磁気ディスクの記録スポットにおいて記録側の方向となると共に、磁気超解像再生時においては再生磁界の方向となるボイスコイルモータと、
    を具備したことを特徴とする光磁気ディスク装置。
  3. カートリッジ内に収納された磁気超解像用光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、
    対物レンズと、
    外部磁界を発生して前記光磁気ディスクに印加する磁界発生装置と、
    この磁界発生装置が前記光磁気ディスクに外部磁界を印加した状態で、光ビームを前記対物レンズを通して前記光磁気ディスクに照射して情報の記録再生を行う半導体レーザと、
    前記記録再生の際に、第1の磁気回路によって前記対物レンズを前記光磁気ディスクの半径方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、
    前記光磁気ディスクの近傍に設けられ、磁界の方向が、前記光磁気ディスクの記録スポットにおいて記録側の方向となると共に、磁気超解像再生時においては再生磁界の方向となる補助永久磁石と、
    を具備したことを特徴とする光磁気ディスク装置。
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