JP4479445B2 - アンテナ用磁心 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ用磁心に関する。
無線通信を行う小型の電子機器(例えば、車両のスマートキー)に設けられるアンテナとしては、磁性材料であるフェライトやアモルファス等からなる磁心にコイルを巻回して構成されたものが知られている。
この磁心の構造には様々なものがあり、例えば、後述の特許文献1乃至4に記載の磁心は、複数枚の薄板状の磁性材料(アモルファス等)を積層することで形成されている。
また、後述の特許文献5に記載の磁心は、薄帯状のアモルファスをボビンに複数回巻回することで形成されている。この磁心を用いたアンテナ装置の構成を、図13に示す。
図13に示す様に、アンテナ装置に用いられる磁心1は、薄帯状アモルファス材からなるリボン2と、リボン2が巻回されるボビン3とを備えている。磁心1は、リボン2をボビン3に複数回巻回することで形成されている。この磁心1には、発振回路5に接続されたコイル4が巻回されている。これにより、アンテナ装置が構成されている。
特開2003−110340号公報 特開2003−318633号公報 特開2004−48136号公報 特開2004−128956号公報 特開2004−147097号公報(図1参照)
ところで、上述の特許文献5に記載の磁心1においては、ボビン3に対するリボン2の巻き始め及び巻き終わりの固定が、樹脂(接着材)によって成されている。
この場合、リボン2をボビン3に巻き始めてから最終的に巻き終わるまでの一連の組み立て作業においては、ボビン3に対してリボン2を確実に固定するために、樹脂を硬化させるための時間を設ける必要がある。
つまり、磁心1の組み立て作業においては、樹脂が硬化するまでの待ち時間(作業が行われない時間)が発生することとなり、生産性の向上という観点から考えると改善の余地があった。
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、磁心の組み立て作業に係る工数を低減することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の様に、磁性材料からなる薄帯状のリボンと、該リボンが巻回されるボビンとを備えるアンテナ用磁心において、前記ボビンに予め設けられ、前記リボンの巻き始めに前記リボンの端を前記ボビンに対して圧接させる第1固定部と、前記ボビンに予め設けられ、前記リボンの巻き終わりに前記リボンをすでに巻回された前記リボンを介して前記ボビンに対して圧接させる第2固定部とを備えると共に、前記ボビンは、前記リボンが巻回され、前記第1固定部及び第2固定部を屈曲自在に支持する基部と、該基部に対して屈曲された前記第1固定部及び第2固定部が保持される保持部とを備え、前記保持部に保持された前記第1固定部及び第2固定部が、前記リボンを前記基部に対して圧接させる構成としたことである。
好ましくは、請求項2に記載の様に、前記基部に設けられ、前記リボンが巻回される凹部を備えると良い。
請求項1に記載の発明によれば、リボンが巻回されるボビンには、リボンの巻き始めにリボンの端をボビンに圧接させる第1固定部と、リボンの巻き終わりにリボンをすでに巻回されたリボンを介してボビンに圧接させる第2固定部とが予め設けられる。この場合、ボビンに対するリボンの巻き始め及び巻き終わりの固定は、リボンとボビン、リボンと第1固定部及び第2固定部、ならびにリボン同士の間に作用する摩擦力によってなされる。したがって、樹脂を用いた固定時に発生し、磁心の組み立て作業に係る工数の一部分を占めていた待ち時間がなくなる。
その結果、ボビンに対してリボンをより短時間で簡単に固定でき、磁心の組み立て作業に係る工数を低減できる。
さらに、請求項に記載の発明によれば、ボビンは、リボンが巻回され、第1固定部及び第2固定部を屈曲自在に支持する基部と、基部に対して屈曲された第1固定部及び第2固定部が保持される保持部とを備えている。この場合、基部に対して第1固定部及び第2固定部が屈曲された後、屈曲された第1固定部及び第2固定部が保持部により保持されることで、リボンが基部に対して圧接される。つまり、ボビンに対するリボンの巻き始め及び巻き終わりの固定は、いわゆるスナップフィット構造によってなされる。その結果、磁心の組み立て作業をより簡単に行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、ボビンの基部には、リボンが巻回される凹部が設けられる。この場合、巻回されるリボンが、凹部によってガイド(案内)される。その結果、ボビンの基部にリボンを巻回する時に、リボンの幅方向のズレを防止できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を基に説明する。
図1は、本発明に係るアンテナ用磁心10の構造を示す図である。図2は、図1におけるII−II線に沿う断面図、図3は、図2におけるIII−III線に沿う断面図である。
アンテナ用磁心10は、リボン20と、ボビン30とを備えている。
リボン20は、アモルファス合金からなり、薄帯状を呈する。アモルファス合金としては、ロール法等の公知の製造方法を用いてコイル状(ロール状)に形成されたものが使用される。なお、リボン20の材質は、アモルファス合金に限定されず、薄帯状の磁性材料であれば良い。
ボビン30は、ガラス繊維強化の樹脂材料(例えば、PPS、液晶ポリマー樹脂)成形したものである。ボビン30の材質は、絶縁体であれば良いが、ある程度の強度及び柔軟性を有する樹脂材料を用いることが好ましい。
ボビン30は、大まかには細長の薄板形状を呈している。ボビン30は、ベース31と、ストッパ32及びストッパ33とを備えている。ベース31、ストッパ32及びストッパ33は、すべて一体に成形されて製造されている。
ベース31(基部)は、ボビン30の構造における基部として機能し、ボビン30の長手方向(図1示左右方向)に延在している。ベース31には、溝部31aが設けられている。溝部31aは、ボビン30の厚み方向(図2示上下方向)の両面側にそれぞれ設けられ、ボビン30の長手方向に延在している。一対の溝部31aは、図3に示す様に、ボビン30の厚み方向(図3示左右方向)に関して、互いに対向するように凹状に形成された凹部である。この溝部31aには、上述したリボン20が巻回される。また、ベース31の横断面の形状は、一対の溝部31aにより、略H型形状(図3参照)を呈するものとなっている。これにより、ボビン30においては、単純な角断面形状の場合に比べて、その長手方向の曲げに対する強度が向上されたものとなっている。
ストッパ32及びストッパ33は、ボビン30において、その長手方向の一端30a及び他端30bにそれぞれ設けられている。以下、ストッパ32及びストッパ33に係る構造について、図4乃至図8を参照して説明する。なお、図4は、ストッパ32及びストッパ32の周辺の構造を示す上面図(図1におけるA示部分の拡大図)、図5は、図4におけるV−V線に沿う断面図である。図6は、ストッパ33及びストッパ33の周辺の構造を示す上面図(図1におけるB示部分の拡大図)、図7は、図6におけるVII−VII線に沿う断面図、図8は、図7におけるVIII−VIII線に沿う断面図である。
ストッパ32(第1固定部)は、大まかには平板形状を呈し、ボビン30の一端30aにおいて、ベース31に一体に形成されている。ストッパ32は、支持部34を介して、ベース31により支持されている。支持部34は、ボビン30において、挿通孔35を挟んだその幅方向(図5示上下方向)の両側にそれぞれ設けられている。挿通孔35は、ボビン30を、その厚み方向(図5示上下方向)に貫通している。支持部34においては、図5に示す様に、その厚みが部分的に薄くなるように形成されている。これにより、ストッパ32は、支持部34を中心に、ベース31に対して、図5示時計周り方向に折れ曲がることができる。つまり、ストッパ32は、支持部34を介して、ベース31により屈曲自在に支持されている。なお、ベース31に対して折り曲げられたストッパ32は、その端部32aにおいて、ベース31に設けられた爪部31b(保持部)により保持される構造となっている。
ストッパ32の端部32aには、押さえ部32bが設けられている。押さえ部32bは、図5に示す様に、その先端が尖った山形状を呈している。ベース31の溝部31aにリボン20を巻き始める時には、ストッパ32がベース31に対して折り曲げられて爪部31bに保持された状態で、この押さえ部32bが、リボン20をボビン30の溝部31aに対して圧接させる。これにより、ボビン30に対するリボン20の巻き始めの固定がなされる。ストッパ32の端部32aは支持部34につながる部分32cよりも幅方向に狭くなっており、更に図5における上方向に飛び出ている。この端部32aの形状に合わせる形で、ベース31の端部には、前述の溝31aよりも深い溝部31dが形成されている。ストッパ32の折り曲げ時に、端部32aと溝部31dが組み合わさり、溝部31aから端部32aが大きく飛び出さないようになっている。リボン20が巻き回される際には、リボン20は挿入孔35の側面を通り、端部32aの上に巻かれるようになる。
ストッパ33(第2固定部)は、ストッパ32と同様に、大まかには平板形状を呈している。ストッパ33は、ボビン30の他端30bにおいて、ベース31に一体に形成されている。ストッパ33は、支持部36を介して、ベース31により支持されている。支持部36においては、図7に示す様に、その厚みが部分的に薄くなるように形成されている。これにより、ストッパ33は、支持部36を中心に、ベース31に対して、図7示時計周り方向に折れ曲がることができる。つまり、ストッパ33は、支持部36を介して、ベース31により屈曲自在に支持されている。なお、ベース31に対して折り曲げられたストッパ33は、その側端部33a,33bにおいて、ベース31に設けられた爪部31c(保持部)により保持される構造となっている。
ストッパ33には、押さえ部33cが設けられている。押さえ部33cは、ストッパ33において、挿通孔33dを挟んだその幅方向(図6及び図8示左右方向)の両側に、それぞれ設けられている。挿通孔33dは、ストッパ33を、その厚み方向(図8示上下方向)に貫通している。押さえ部33cは、図8に示す様に、その先端が尖った山形状を呈している。ベース31の溝部31aにリボン20を巻き終わる時には、ストッパ33がベース31に対して折り曲げられて爪部31cに保持された状態で、この押さえ部33cが、リボン20をボビン30の溝部31aに対して圧接させる。これにより、ボビン30に対するリボン20の巻き終わりの固定がなされる。
なお、ボビン30の他の実施形態として、図9に示す様な構造を有するものも適用できる。
ここで、図9は、ボビン30’(ボビン30の他の実施形態)の構造を示す図、図10は、図9におけるX−X線に沿う部分的な断面図、図11は、図9におけるXI方向矢視図である。
ボビン30’は、ボビン30と同様に、大まかには細長の薄板形状を呈し、その長手方向の一端30a’及び他端30b’には、ストッパ32’及びストッパ33’がそれぞれ設けられている。
ストッパ32’(第1固定部)は、支持部34’と共に、ベース31’に一体に形成されている。支持部34’は、ボビン30’において、挿通孔35’を挟んだその幅方向(図9示上下方向)の両側にそれぞれ設けられている。ストッパ32’は、その厚みが部分的に薄く形成された支持部34’(図10参照)を介して、ベース31’により支持されている。これにより、ストッパ32’は、支持部34’を中心に、ベース31’に対して、図10示反時計周り方向に折れ曲がることができる。つまり、ストッパ32’は、支持部34’を介して、ベース31’により屈曲自在に支持されている。
また、ストッパ32’の端部32a’には、ボビン30’の厚み方向(図10示上下方向)に関して凸状を成す凸部32b’が設けられている。この凸部32b’は、ベース31’に対してストッパ32’が折り曲げられた時に、ベース31’の溝部31a’に設けられた嵌合部31b’(保持部)に嵌合される。この嵌合により、ストッパ32’は、ベース31’に対して折り曲げられた状態に保持される。なお、嵌合部31b’は、ボビン30’の厚み方向に関して、溝部31a’よりも凹状に深くなるように形成されている。ベース31’の嵌合部31b’とストッパ32’の凸部32b’との間にリボン20が挟み込まれるようにストッパ32’がベース31’に対して折り曲げられて保持されることで、リボン20がベース31’の溝部31a’に対して圧接される。これにより、ボビン30に対するリボン20の巻き始めの固定がなされる構造となっている。
ストッパ33’(第2固定部)は、支持部36’と共に、ベース31’に一体に形成されている。ストッパ33’は、その厚みが部分的に薄く形成された支持部36’(図11参照)を介して、ベース31’により支持されている。これにより、ストッパ33’は、支持部36’を中心に、ベース31’に対して、図11示時計周り方向に折れ曲がることができる。つまり、ストッパ33’は、支持部36’を介して、ベース31’により屈曲自在に支持されている。なお、ベース31’に対して折り曲げられたストッパ33’は、その端部33a’において、ベース31’に設けられた爪部31c’(保持部)により保持される構造となっている。
また、ストッパ33’には、ボビン30’の厚み方向(図11示左右方向)に関して凸状を成す凸部33b’が設けられている。この凸部33b’は、ベース31’に対してストッパ33’が折り曲げられた時に、ベース31’の溝部31a’に嵌合される。ベース31’の溝部31a’とストッパ33’の凸部33b’との間にリボン20が挟み込まれるようにストッパ33’がベース31’に対して折り曲げられて爪部31c’に保持されることで、リボン20がベース31’の溝部31a’に対して圧接される。これにより、ボビン30に対するリボン20の巻き終わりの固定がなされる構造となっている。
なお、本実施態様においては、ストッパ33(33’)をボビン30(30’)の他端30b(30b’)に設けたが、ベース31(31’)の側部におけるどの位置に配置してもかまわない。ただし、ストッパ33(33’)を設けた部分はボビン30(30’)の厚みが増すようになるので、製造したアンテナ用磁心10にコイルを巻き回す際に、コイルの下にならない部分に設けるようにするほうが好ましい。
また、リボン20の巻き始めの端部を固定するストッパ32(32’)は、ボビン30(30’)の長手方向端部の外側に設けたが、ストッパ33(33’)と同じように、ベース31(31’)の幅方向の外側に設けるようにしてもよい。
以下、ボビン30に対するリボン20の巻き始め及び巻き終わりの固定方法について、図12を参照して説明する。図12は、ボビン30に対するリボン20の巻き始め及び巻き終わりの固定方法の態様を模式的に示す図である。
まず、図12(a)に示す様に、ボビン30の一端30aにおいて、リボン20の一方の側20aを、ボビン30に設けられた挿通孔35に挿通した状態とする。
この状態で、図12(b)に示す様に、ストッパ32を、支持部34を中心に、ベース31に対して折り曲げ、折り曲げられたストッパ32を、ベース31に設けられた爪部31bに係止させる。この時点で、ストッパ32に設けられた押さえ部32bが、リボン20の一方の側20aをボビン30に対して圧接し、ボビン30に対するリボン20の巻き始めの固定がなされた状態となる。
そして、ボビン30に対してリボン20を複数回巻回した後の巻き終わりの固定は、図12(c)及び図12(d)に示す様に、ストッパ33を、支持部36を中心に、ベース31に対して折り曲げ、折り曲げられたストッパ33を、ベース31に設けられた爪部31cに係止させる。この時点で、ストッパ33に設けられた押さえ部33cが、リボン20の他方の側20bを、すでに巻回されたリボン20cを介してボビン30に対して圧接し、ボビン30に対するリボン20の巻き終わりの固定がなされた状態となっている。
最後に、巻き終わりの固定がなされたリボン20を所定の位置にてカットすることで、リボン20をボビン30に巻き始めてから最終的に巻き終わるまでのアンテナ用磁心10の一連の組み立て作業が完了する。
以上説明した様に、本発明のアンテナ用磁心10によれば、リボン20が巻回されるボビン30には、リボン20の巻き始めにリボン20の一方の側20aをボビン13に圧接させるストッパ32と、リボン20の巻き終わりにリボン20の他方の側20bをすでに巻き回されたリボン20cを介してボビン30に圧接させるストッパ33とが、予め設けられる。この場合、ボビン30に対するリボン20の巻き始め及び巻き終わりの固定は、リボン20とボビン30、リボン20とストッパ32及びストッパ33、ならびにリボン20同士の間(リボン20の他方の側20bとすでに巻き回されたリボン20cとの間)にて作用する摩擦力によってなされる。したがって、樹脂(接着剤)を用いた固定時に発生し、磁心の組み立て作業に係る工数の一部分を占めていた待ち時間がなくなる。その結果、ボビン30に対してリボン20をより短時間で簡単に固定でき、磁心の組み立て作業に係る工数を低減できる。また、リボン20の固定に際しては、自身に予め設けられたストッパ32及びストッパ33が使用されるので、樹脂(接着剤)を別個に用意する必要がない。その結果、磁心の組み立て作業に係る部品点数を低減できる。なお、一連の組み立て作業の工程(リボン20の配置、ストッパ32の折り曲げ、リボン20の巻回、ストッパ33の折り曲げ、リボン20の端部の切断)は、位置関係の定まった規定の一連の動作となるため、すべてを機械にて自動組み付けで行うことが可能になる。
また、本発明によれば、ボビン30は、リボン20が巻回され、ストッパ32及びストッパ33を屈曲自在に支持するベース31と、ベース31に対して屈曲されたストッパ32及びストッパ33が保持される爪部31b,31cとを備えている。この場合、ベース31に対してストッパ32及びストッパ33が屈曲された後、屈曲されたストッパ32及びストッパ33が爪部31b,31cによってそれぞれ保持されることで、リボン20の一方の側20a及び他方の側20bがベース31に圧接される。つまり、ボビン30に対するリボン20の巻き始め及び巻き終わりの固定は、いわゆるスナップフィット構造によってなされる。その結果、磁心の組み立て作業をより簡単に行うことができる。
また、本発明によれば、ボビン30のベース31には、リボン20が巻回される溝部31aが設けられる。この場合、巻回されるリボン20が、溝部31aによってガイド(案内)される。その結果、ボビン30のベース31にリボン20を巻回する時に、リボン20の幅方向のズレを防止できる。
本発明に係るアンテナ用磁心10の構造を示す図。 図1におけるII−II線に沿う断面図。 図2におけるIII−III線に沿う断面図。 ストッパ32及びストッパ32の周辺の構造を示す上面図(図1におけるA示部分の拡大図)。 図4におけるV−V線に沿う断面図。 ストッパ33及びストッパ33の周辺の構造を示す上面図(図1におけるB示部分の拡大図)。 図6におけるVII−VII線に沿う断面図。 図7におけるVIII−VIII線に沿う断面図。 ボビン30の他の実施形態を示す図。 図9におけるX−X線に沿う部分的な断面図。 図9におけるXI方向矢視図である。 ボビンに対するリボンの巻き始め及び巻き終わりの固定方法の態様を模式的に示す図。 公知のアンテナ用磁心を示す図。
符号の説明
10 アンテナ用磁心
20 リボン
20a 一方の側
20b 他方の側
20c すでに巻回されたリボン
30,30’ ボビン
31,31’ ベース(基部)
31a,31a’ 溝部(凹部)
31b 爪部(保持部)
31c 爪部(保持部)
31b’ 嵌合部(保持部)
31c’ 爪部(保持部)
32,32’ ストッパ(第1固定部)
33,33’ ストッパ(第2固定部)

Claims (2)

  1. 磁性材料からなる薄帯状のリボンと、該リボンが巻回されるボビンとを備えるアンテナ用磁心において、
    前記ボビンに予め設けられ、前記リボンの巻き始めに前記リボンの端を前記ボビンに対して圧接させる第1固定部と、
    前記ボビンに予め設けられ、前記リボンの巻き終わりに前記リボンをすでに巻回された前記リボンを介して前記ボビンに対して圧接させる第2固定部とを備えると共に、
    前記ボビンは、前記リボンが巻回され、前記第1固定部及び第2固定部を屈曲自在に支持する基部と、該基部に対して屈曲された前記第1固定部及び第2固定部が保持される保持部とを備え、
    前記保持部に保持された前記第1固定部及び第2固定部が、前記リボンを前記基部に対して圧接させることを特徴とするアンテナ用磁心。
  2. 前記基部に設けられ、前記リボンが巻回される凹部を備えることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ用磁心。
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