JP4900294B2 - 分割固定子製造方法 - Google Patents

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この発明は、コイル間の絶縁距離を精度よく確実に確保できるモータの分割固定子製造方法に関するものである。
プレス加工で打ち抜いた鋼板を積層して固定子コアを構成し、巻線を組み付けた状態で、巻線部等に樹脂を射出成形することにより、固定子を製造する方法が知られている。
一方、固定子コアを複数個に分割して、巻線を組み付けた分割固定子を用いる方法も、固定子の製造方法として知られている。分割固定子の場合には、焼きバメリングで複数の分割固定子を一体的に組み立てることが行われている。
分割コアに対して、成形済みコイルを装着することが、特許文献1に記載されている。記載されている図では、隣り合う成形済みコイル同士が接触しているが、コイル間の絶縁性を確保する点からは問題がある。
この問題を解決するために、成形済みコイル同士の間に相間絶縁紙を装着することが行われている。
特開2006-166610号公報
しかしながら、成形済みコイル同士の間に相間絶縁紙を装着する方法には、相間絶縁紙セット時の位置決めの問題、相間絶縁紙の取り付けによるコストアップの問題、及び後工程である樹脂モールド工程における相間絶縁紙の皺による不具合の問題があった。
一方、相間絶縁紙を用いなくても、コイル間の隙間が例えば、0.2mm以上確実に確保できれば、空間により絶縁性を確保できるのであるが、分割固定子コアに取り付けられたインシュレータの外周寸法と、成形済みコイルの内周寸法との間には、各々公差があるため、樹脂モールドしたときに、高い圧力で樹脂が注入され、樹脂の押圧力が直接成形済みコイルにかかるため、成形済みコイルの位置が固定子コアに対して円周方向(隣り合うコイルの方向)に、+0.3mm〜−0.3mmの幅でずれる。これにより、隣り合うコイル間の隙間を、確実に0.2mm以上確保することは、実際上困難であった。
この発明は上記問題点を解決するためのものであって、成形済みコイルを精度よく位置決めすることにより、成形済みコイル間の隙間を、例えば、0.2mm以上確実に確保できる分割固定子製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の分割固定子製造方法は、次の構成を有している。
(1)幾重かに巻かれた巻線を成形して形状を確定した成形済みコイルが、成形金型内にインサートされた、分割コアにインシュレータを介して装着され、前記成形済みコイルの周囲に、樹脂を成形する分割固定子製造方法において、前記成形済みコイルの外周面であって、製品状態で他の成形済みコイルと隣り合う面の一部を、前記成形金型に直線状に形成された凸条の先端部に、直接接触させることにより、前記巻線の各々を前記インシュレータを介して前記分割コアに近づく方向に押し付けて位置決めした状態で、樹脂成形する。
(2)(1)に記載する分割固定子製造方法において、前記分割コアは、前記成形済みコイルを装着されるティース部が、根本に向かって幅広に設けられていること、前記成形済みコイルは、前記製品状態で他の成形済みコイルと隣り合う面が、前記ティース部の根元に向かうほど外側に広がっており、台形形状に形成された前記凸条によって前記巻線の平行が確保された状態であることを特徴とする。
次に、上記構成を有する本発明の分割固定子の製造方法の作用・効果について説明する。
本発明の分割固定子製造方法の第1工程においては、第1成形金型(例えば、固定型)に分割コアをセットし、さらに分割コアのティース部にインシュレータをセットし、さらに成形済みコイル(例えば、成形済みエッジワイズコイル)をインシュレータの上にセットする。
次に、第2成形金型(例えば、可動型)を第1成形金型に当接させて、キャビティを構成する。
このとき、第2成形金型の、成形済みコイルの外周面に対応する位置に、凸条が形成されていて、第2成形金型と第1成形金型とが当接したときに、その凸条の先端部が成形済みコイルの外周部を、幾重かに巻かれている各々の巻線に対して、分割コアのティース部に向かって両側から当接して位置決めしているため、樹脂モールド用樹脂をキャビティに注入して、高い圧力の樹脂が流入して成形済みコイルを押圧したときに、樹脂の圧力により成形済みコイルの全ての巻線が移動せず、分割コアに対して成形済みコイルが精度よく位置決めされる。これにより、隣り合う成形済みコイルの外周間の隙間を、0.2mm以上確実に確保することができる。
また、成形済みコイルと接触する部分が、スロット側面の中央位置で凸条であるので、通常、樹脂注入口を、成形済みコイルの両端部に設けたときに、樹脂の流入経路が同じ条件となるため、樹脂モールド用樹脂を、キャビティ内に均一に流入させることができる。また、凸条であるので、成形済みコイルの外周で樹脂モールドが形成されない部分が所定幅のみであるため、成形済みコイルからの熱の放熱にほとんど影響を与えることがない。
以下、本発明における分割固定子、及び分割固定子製造方法を具体化した一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に、分割固定子の製造手順を示す。分割固定子コア10は、成形済みのコイルが装着されるティース部11を備えている。分割固定子コア10は、プレス打ち抜きで製造された鋼板を積層して構成している。ここでは、分割固定子コア10は、18個組み合わさることにより、環状の完成した固定子コアになる構造とする。分割固定子コア10を(a)に示す。次に、分割固定子コア10のティース部11に、インシュレータ12が装着された状態を図1の(b)に示す。インシュレータ12は、ティース部11を覆う筒部12b、分割固定子コア10のティース部11が突き出した以外の内面部分を覆い、上下方向に延設されたカバー部12a、筒部12bの上下に突き出した2箇所の突起部12cを備
えている。ここで、インシュレータ12bの側面の厚みは、0.2〜0.3mmである。インシュレータは、本実施例では、ガラス繊維フィラを50%程度含有する熱可塑性樹脂であるPPS樹脂を材質としている。
図1の(c)に、成形済みのエッジワイズコイル13をインシュレータ12の筒部12bを介して、ティース部11に装着した図を示す。エッジワイズコイル13は、断面が平角(矩形状)のコイル線をティース部11の形状に内径を合わせて成形したものである。
エッジワイズコイル13は、カバー部12aを介して、分割固定子コア10に密着している。また、エッジワイズコイル13は、左右方向は筒部12bを介してティース部11により位置決めされている。また、上下方向は、インシュレータ12の突起部12cにより位置決めされている。これにより、エッジワイズコイル13は、分割固定子コア10に対して、定位置に位置決めされている。エッジワイズコイル13には、カバー部12a近くで上に突き出ている長端末13aと、ティース部11先端付近で上に突き出ている長端末13bが備えられている。
本実施例では、成形済みコイルとして、エッジワイズコイル13について説明するが、断面が丸形でも、角形でも、成形されて形状が確定しているものであれば、他の種類のコイルでも同じである。
図1の(d)に、樹脂モールドされた分割固定子18を示す。(c)のエッジワイズコイル13部分が樹脂モールド14されている。樹脂モールドの成形方法については、後で詳細に説明する。分割固定子18の樹脂モールド14からは、一対の長端末13a,13bが外部に突き出ている。樹脂モールド14の円周方向の両面(他のコイルと隣り合う両面)の各々の面に、所定幅の凹溝14aが形成されている。この凹溝14aについては、後で詳細に説明する。
樹脂モールドされた分割固定子18の断面図を図3に示す。この断面図は、エッジワイズコイル13と樹脂モールド14との位置関係を示すものである。
分割固定子コア10にインシュレータ12を介して、エッジワイズコイル13が装着され、エッジワイズコイル13のコイル部分を囲む部分にのみ樹脂モールド14が形成されている。図3は、分割固定子コア10の上にバスバー17を保持する樹脂製のバスバーホルダ16が取り付けられている状態を示している。バスバー17に対して、長端末13a,13bが曲げられて、接続される。
図2に、分割固定子18を18個組み合わせた固定子19を示す。18個の分割固定子18が環状に組み合わされ、外側に加熱され、膨張して内径が大きくなっている外筒15が嵌め込まれる。その後、常温に冷却されることにより、外筒15の内径が縮小して、18個の分割固定子18が締りバメされ、一体化され固定子19となる。いわゆる外筒の焼きバメである。
次の工程において、図示していないが、分割固定子18の長端末13aは、左側に2つの分割固定子を越えた3つ目の分割固定子18の長端末13bと、バスバーホルダ16内のバスバー17により接続される。このように、18個の長端末は、順次バスバーホルダ16内のバスバー17により接続され、U,V,W相の3つのモータコイルを構成される。
次に、分割固定子18を製造するための本発明の分割固定子製造方法について説明する。図4から図7に、本発明の分割固定子製造方法の工程を示す。また、図8に、固定型21に装着された、分割固定子コア10のティース部11と、インシュレータ12と、エッジワイズコイル13との位置関係を示す。
樹脂モールドを成形する成形金型構造について説明する。図4及び図8に示すように、第1金型である固定型21は、固定型本体21d、分割固定子コア10を左右から挟みこむ一対のスライド型21a、固定型本体21dから突出した一対のガイド部21c、一対のガイド部21cにガイドされて摺動するスライド型21bを備えている。
分割固定子コア10は、両側から一対のスライド型21aにより挟まれ、かつスライド型21aが挟む方向と直交する方向でスライド型21bにより固定されている。分割固定子コア10のティース部11には、インシュレータ12が装着されている。インシュレータの厚みは、本実施例では、0.3mmであるが、図中見やすくするため、厚く記載している。
一方、成形済みエッジワイズコイル13の形状を図8に示す。図8は、コイル把持ブロック20によるエッジワイズコイル13を保持する構造を示す斜視図である。
図8に示すように、エッジワイズコイル13は、2つの長端末13a、13bを備えている。略立方体形状のコイル把持ブロック20には、エッジワイズコイル13の長端末13a、13bの端部を挿入して嵌合する保持孔20a、20bが形成されている。また、コイル把持ブロック20には、一辺に傾斜部が形成されている。
図8に、コイル把持ブロック20の保持孔20a、20bに、エッジワイズコイル13の長端末13a、13bの端部が挿入して嵌合されている状態を示す。製造工程においては、コイル把持ブロック20は、多数個用意されており、予め、エッジワイズコイル13を図8の状態にして準備しておく。そして、成形モールドが終了すると、コイル把持ブロック20は回収され、何度でも治具として利用される。
本実施例の固定型21及び可動型22は、可動型が水平方向に移動する横締めタイプの金型である。
図4に示すように、固定型21に分割固定子コア10が固定された状態で、上型である可動型22が全開した状態で、コイル把持ブロック20を、固定型21に装着する。これにより、コイル把持ブロック20は固定型21の一部を構成する。その状態を図9に斜視図で示す。
一方、可動型は、ガイド型26及びスライド型22より構成されている。スライド型22には、固定型21のスライド型21aの内周面に対応して、突状部22aが形成されている。
突状部22aのエッジワイズコイル13に対応する面の中央位置には、図6及び図7に示すように、所定の幅を備える台形形状の凸条22bが直線状に形成されている。突状部22aのエッジワイズコイル13に対応する面は、エッジワイズコイル13が、ティース部11の根元に向かうほど外側に広がっていると合わせて、ティース部11の根元に向かうほど外側に位置している。凸条22bは突状部22aの面に平行に形成されている。
凸条22bを台形形状として上辺に所定の幅を持たせているのは、当接するエッジワイズコイル13の各々の巻線が可動型に対して平行を確保するためである。
図5に、ガイド型26がティース部11の上面に当接し、スライド型22がスライド型21aに当接した、型が閉まった状態を示す。ティース部11の外周に装着されたインシュレータ12の外周面、固定型本体21d、突状部22aの内周面、スライド型22により、キャビティ空間が形成されている。この状態では、未だ樹脂モールド用樹脂の注入を開始していない。
このとき、図7に示すように、エッジワイズコイル13の上から第1巻線13c、第2巻線13d、第3巻線13e、第4巻線13f(以下図示を省略)に対して、凸条22bの台形の上辺部が当接することにより、エッジワイズコイル13の全ての巻線13c、13d、13e、13f、・・・が、他のエッジワイズコイルと隣り合う面の中央位置において、凸条22bの上辺部により、ティース部11に近づく方向に押圧され、位置決めされる。
次に、図10に示すように、2箇所の樹脂モールド注入口21eより50kPaの高圧の樹脂が注入される。図10は、固定型21と可動型22とが型締めされたときの状態を示す部分断面図である。本実施例の金型は横締めタイプであるので、2箇所の樹脂モールド注入口21eから注入された樹脂モールド材料25は、エッジワイズコイル13の外周に沿って、エッジワイズコイル13の長手方向に流動する。エッジワイズコイル13の各巻線間には、ほとんど隙間がなく、エッジワイズコイル13の外周には、十分な空間があるため、樹脂モールド材料25は、始めにエッジワイズコイル13の内周部に回り込むことがなく、エッジワイズコイル13の外周に形成されている空間を満たす。
この高圧の樹脂は、エッジワイズコイル13の各巻線13c、13d、13e、13f、・・・に対して、各々押圧力を与えるが、エッジワイズコイル13の各巻線13c、13d、13e、13f、・・・は、凸条22bの所定幅の上辺部により位置決めされているため、凸条22bの先端より、外側に移動することがない。また、各巻線13c、13d、13e、13f、・・・の可動型に対する平行が確保されている。
この製造方法によると、図1(d)に示すように,分割固定子18の側面に、凸条22bと同じ幅の凹溝14aが形成される。
これにより、図2に示すように、分割固定子18を組み合わせたときに、図11に示すように、隣り合うエッジワイズコイル13Aとエッジワイズコイル13Bとの間の隙間を、図中Wで示すように、W=0.2mm以上とすることができる。これにより、隣り合うエッジワイズコイル13Aとエッジワイズコイル13Bとの間の絶縁性を確実に確保することができる。
以上詳細に説明したように、本実施例の分割固定子製造方法によれば、固定型21と可動型22内にインサートされた、分割固定子コア10にインシュレータ12を介して装着されたエッジワイズコイル13の周囲に、樹脂モールドを成形する分割固定子製造方法において、エッジワイズコイル13Aの外周面であって、製品状態(図2に示す固定子19の状態)で他のエッジワイズコイル13Bと隣り合う面の一部を、可動型22の突状部22aに形成された凸条22bの上辺部と直接接触させた状態で、樹脂モールド成形するので、エッジワイズコイル13の各巻線13c、13d、13e、13f、・・・に対して、各々押圧力を与えるが、エッジワイズコイル13の各巻線13c、13d、13e、13f、・・・は、凸条22bの上辺部により位置決めされているため、凸条22bの上辺部より、外側に移動することがない。
これにより、図2に示すように、分割固定子18を組み合わせて固定子19を完成させたときに、図11に示すように、隣り合うエッジワイズコイル13Aとエッジワイズコイル13Bとの間の隙間を、図中Wで示すように、W=0.2mm以上とすることができる。これにより、隣り合うエッジワイズコイル13Aとエッジワイズコイル13Bとの間の絶縁性を確実に確保することができる。
また、本実施例の分割固定子製造方法によれば、エッジワイズコイル13が可動型22の凸条22bと接触する部分が、スロット側面の中央位置で凸条であるので、本実施例のように、2箇所の樹脂モールド注入口21eを、エッジワイズコイル13の両端部に設けたときに、樹脂の流入経路が同じ条件となるため、樹脂モールド用樹脂を、キャビティ内に均一に流入させることができる。また、凸条22bが断面台形であるので、エッジワイズコイル13の外周で樹脂モールドが形成されない部分が所定幅のみであるため、エッジワイズコイル13からの熱の放熱にほとんど影響を与えることがない。
次に、第2の実施例について説明する。第2の実施例は、概略は第1の実施例とほぼ同じであるので、相違する点のみ詳細に説明して、同じ部分については、説明を割愛する。
第1実施例では凸条22bが、突状部22aの表面に形成されていたが、本実施例では、図12から図14に示すように、表面に凸条22bが形成された2個の凸条スライド30が、突状部22aに対して、スライド可能に保持されている。そして、図13に示すように、可動型22が閉じた状態では、凸条スライド30は、未だ下降しておらず、可動型22が閉じた後で、図14に示すように、凸条スライド30が下降して、エッジワイズコイル13の側面と当接して、エッジワイズコイル13を位置決めする。
第2の実施例によれば、凸条スライド30によるエッジワイズコイル13の位置決めのみを単独の作用として行うことができるため、エッジワイズコイル13の位置決めを安定して確実に行うことができる。
なお、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することもできる。
例えば、本実施例では、凸条22bを一直線状としているが、少しずれた位置で2直線状としても良い。それにより、樹脂モールド用樹脂の流れを遮断しない効果を奏する。
また、本実施例では、隙間を0.2mm以上確保することを目的としたが、使用する電圧等により、必要な隙間に応じて、凸条22aの高さを決定すればよい。
また、エッジワイズコイルについて説明したが、コイル巻線の断面が丸や正方形等であっても、コイルとして成形されておれば、本発明が適用できることは、明解である。
また、本実施例では、熱可塑性樹脂を使用する場合について説明したが、熱硬化性樹脂を用いた場合についても、本発明を利用することは可能である。
分割固定子18の製造手順を示す図面である。 分割固定子18を18個組み合わせ、外筒15により焼きバメされた固定子19を示す図である。 分割固定子18の断面図である。 本発明の分割固定子製造方法の実施例の第1工程を示す図である。 本発明の分割固定子製造方法の実施例の第2工程を示す図である。 突状部22aの一面に形成された凸条22bの拡大図である。 凸条22bがエッジワイズコイル13と当接する状態を示す拡大図である。 固定型21に装着された、分割固定子コア10とインシュレータ12と、エッジワイズコイル13との関係を示す図である。 エッジワイズコイル13が固定型21に装着された状態を示す図である。 樹脂モールドの注入口を示す部分断面図である。 図2の状態における、ティース部11とエッジワイズコイル13との位置関係を示す図である。 第2実施例の第1工程を示す図である。 第2実施例の第2工程を示す図である。 第2実施例の第3工程を示す図である。
符号の説明
10 分割固定子コア
11 ティース部
12 インシュレータ
13 エッジワイズコイル
13a、13b 長端末
14 樹脂モールド
14a 凹溝
18 分割固定子
20 コイル把持ブロック
21 固定型
21a、21b スライド型
21d 固定型本体
22 可動型
22a 突状部
22b 凸条
30 凸条スライド

Claims (2)

  1. 幾重かに巻かれた巻線を成形して形状を確定した成形済みコイルが、成形金型内にインサートされた、分割コアにインシュレータを介して装着され、前記成形済みコイルの周囲に、樹脂を成形する分割固定子製造方法において、
    前記成形済みコイルの外周面であって、製品状態で他の成形済みコイルと隣り合う面の一部を、前記成形金型に直線状に形成された凸条の先端部に、直接接触させることにより、前記巻線の各々を前記インシュレータを介して前記分割コアに近づく方向に押し付けて位置決めした状態で、樹脂成形することを特徴とする分割固定子製造方法。
  2. 請求項1に記載する分割固定子製造方法において、
    前記分割コアは、前記成形済みコイルを装着されるティース部が、根本に向かって幅広に設けられていること、
    前記成形済みコイルは、前記製品状態で他の成形済みコイルと隣り合う面が、前記ティース部の根元に向かうほど外側に広がっており、台形形状に形成された前記凸条によって前記巻線の平行が確保された状態であること
    を特徴とする分割固定子製造方法。
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