JP4459868B2 - ケーブル用クリップ - Google Patents

ケーブル用クリップ Download PDF

Info

Publication number
JP4459868B2
JP4459868B2 JP2005179420A JP2005179420A JP4459868B2 JP 4459868 B2 JP4459868 B2 JP 4459868B2 JP 2005179420 A JP2005179420 A JP 2005179420A JP 2005179420 A JP2005179420 A JP 2005179420A JP 4459868 B2 JP4459868 B2 JP 4459868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
socket
clamp member
lock
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005179420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006353060A (ja
Inventor
哲也 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority to JP2005179420A priority Critical patent/JP4459868B2/ja
Publication of JP2006353060A publication Critical patent/JP2006353060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4459868B2 publication Critical patent/JP4459868B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は、電線などのケーブルを把持して配線箇所に留めるためのクリップに関し、特にケーブルの断面形状が楕円形で、把持した状態でのケーブルにおける線径の向きに方向性が求められるケーブル用クリップに関する。
通常の電線(単線)やワイヤハーネスのように、その断面形状が円形のケーブルを所定箇所に留めるには、例えば特許文献1に開示されているようなクリップが使用される。このクリップは、ケーブル(例えばワイヤハーネス)を結束するためのベルトと、配線箇所に開けられている取付け孔に差し込むことができる係止脚とを備えている。ベルトは、ケーブルの外周に巻いて締め付けることができ、それによってケーブルがクリップ側に把持される。この状態において、係止脚を取付け孔に差し込むことにより、ケーブルがクリップを通じて配線箇所に留められる。
特開平11−308739号公報
ケーブルの断面形状が楕円形で、クリップで把持した状態でのケーブルにおける線径の向きに方向性が求められる場合、ベルトによってケーブルを締め付ける間は、ケーブルを手や治具で保持する必要がある。また、ベルトを締め付けるときにケーブルの線径の向きに傾きが生じると、ケーブルに対する把持力が不足してケーブルが長さ方向へずれ動く原因となる。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、ケーブルに対する把持力を適正値に保ってケーブルが長さ方向へずれ動くことを防止するとともに、線径の向きの方向性を保つためにケーブルを手や治具で保持するといった手間を不要とすることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
ケーブルの断面形状が楕円形で、把持した状態でのケーブルにおける線径の向きに方向性が求められるケーブル用クリップであって、ケーブルの配線箇所に取り付けることが可能な本体と、本体に設けられたソケットと、同じく本体にヒンジで連結され、かつ、本体との間でケーブルを挟み込んで把持することが可能なクランプ部材と、このクランプ部材に設けられた挿入部と、この挿入部をソケットに挿入することにより、ケーブルを把持した状態のクランプ部材をソケット側にロックすることが可能なロック手段と、このロック手段がロック状態になる前で、かつ、ケーブルにおける線径の向きが適正に保たれた状態において、クランプ部材をソケット側に仮止めすることが可能な仮ロック手段とを備えている。
ロック手段はソケットの内部およびクランプ部材の挿入部にそれぞれ設けられたロック爪によって構成され、仮ロック手段はソケットの内部およびクランプ部材の挿入部にそれぞれ設けられた仮ロック爪によって構成されている。そして、挿入部をソケットに挿入することで最初に両仮ロック爪が互いに係止し、挿入部をさらに挿入することで両仮ロック爪の係止が外れるとともに両ロック爪が互いに係止するように設定されている。また、ソケット内のロック爪および仮ロック爪は、相互に隣接する内壁に形成されている。
この構成においては、仮ロック手段によってクランプ部材をソケット側に仮止めできれば、ケーブルにおける線径の向きが適正に保たれていることに他ならないので、その後はロック手段によってケーブルを適正な線径の向きでロックすることができる。これにより、ロック後のケーブルに対する把持力が適正値に保たれ、ケーブルが長さ方向へずれ動くことが防止される。また、仮ロック手段によってクランプ部材を仮止めした後は、方向性を保つためにケーブルを手や治具で保持するといった手間が不要になるので、作業性が向上する。
また、ソケットの内部については、成形型にスライド型を用いることなく、ロック爪および仮ロック爪を成形することも可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、ケーブル用クリップを表した正面図である。図2は、図1の平面図である。図3は、ケーブル用クリップを表した斜視図である。図4は、図2のA-A矢視方向の拡大断面図である。
これらの図面で示されているクリップは、樹脂による一体成形品である。また、このクリップは、主として車両におけるエアバッグ用インフレータの点火装置に通電するための電線40(ケーブル)を、シート内部のクッションバネ(Sバネ)に沿って配線する際に使用される。したがって、このクリップは、電線40を把持するための本体10と、この本体10をクッションバネ材に留めるための取付け用ブロック30とに大別される。なお、後で説明する図5〜9で示されているように、電線40は、その断面形状がほぼ楕円形で、クリップの本体10で把持されたときの線径の向きに方向性が求められる。
クリップの本体10は、電線40外周の一部を嵌め込むことができる溝形状の受承凹部11を備えている。この受承凹部11は、電線40をその長径に沿った向きでのみ、嵌め込むことができる形状に設定され(図1)、それによって電線40の線径の向きを規制するようになっている。また、本体10には、図面の上下方向へ貫通した矩形の中空部を有するソケット13が設けられている。このソケット13内において、本体10側の内壁にはロック爪14が形成されている(図4)。同じくソケット13内において、ロック爪14を有する内壁と隣接する内壁には仮ロック爪16が形成されている。なお、仮ロック爪16はその内壁に形成された溝15の一端を、ソケット13の端部に開放させずに止めることによって形成されている。これらのロック爪14および仮ロック爪16は、成形型にスライド型を用いることなく、成形できるように考慮されている。
クリップの本体10には、ソケット13の反対側においてクランプ部材20が設けられている。このクランプ部材20と本体10とは、弾性変形可能な薄肉のヒンジ27によって結合されている。クランプ部材20は、電線40外周の一部を受け入れることが可能な溝形状の凹部21を備えている。この凹部21は、本体10の受承凹部11に嵌め込まれた電線40において、この受承凹部11から露出した部分の外周を受け入れるようになっている。また、クランプ部材20の先端部には、挿入部23が凹部21のある側と同じ側に突出して設けられている。そして、挿入部23の端部には、ロック爪24および仮ロック爪26が設けられている。これらのロック爪24および仮ロック爪26は、挿入部23がソケット13内に挿入されたとき、このソケット13内壁のロック爪14および仮ロック爪16に対して個別に係止可能である。
クリップの取付け用ブロック30は、本体10のソケット13における片側の外壁と一体に成形されている。この取付け用ブロック30は、シートのクッションバネ材を嵌め込むことができる溝形状の受け入れ凹部31を備えている。本実施の形態におけるクリップでは、ブロック30の受け入れ凹部31と本体10の受承凹部11とは、上下に関して互いに反対側に位置している。また、取付け用ブロック30には、受け入れ凹部31を挟んだ両側において、ソケット32および押さえ部材36が個々に設けられている。押さえ部材36とブロック30とは、弾性変形可能な薄肉のヒンジ37によって結合されている。そして、ソケット32の内部には係止爪33があり、押さえ部材36の先端には係止爪33と係止可能な係止爪38がある。
引きつづき、クランプの本体10側に電線40(ケーブル)を把持した状態でロックするための作業について説明する。
図5は、ロック前の仮ロック状態のクリップを表した斜視図である。図6は、ロック状態のクリップを表した斜視図である。図7は、仮ロック状態のクリップの一部を表した正面図である。図8は、図7のB-B矢視方向の断面図である。図9は、ロック状態のクリップの一部を表した断面図である。
作業に際しては、まず、本体10の受承凹部11に対し、電線40をその長径に沿った向きで嵌め込む。つぎに、図5で示すように本体10に対してクランプ部材20をヒンジ27の箇所で折り曲げ、その挿入部23をソケット13に挿入する。これにより、最初に挿入部23の仮ロック爪26がソケット13内の仮ロック爪16に係止する(図7,8)。この結果、クランプ部材20がソケット13側に仮止めされる。ただし、受承凹部11に嵌め込まれた電線40の線径の向きが不適正な場合は、クランプ部材20が電線40に干渉して充分に折れ曲がることができず、両仮ロック爪16,26は係止できない。
さらに、挿入部23をソケット13に挿入することにより、挿入部23の仮ロック爪26はソケット13内の溝15内を移動して仮ロック爪16から離れ、今度は挿入部23のロック爪24がソケット13内のロック爪14に係止する(図9)。この結果、電線40が本体10の受承凹部11とクランプ部材20の凹部21とによって把持された状態で、クランプ部材20がソケット13側にロックされる。このように、電線40の線径方向を適正な向きに保ったまま、クランプ部材20を仮止め状態からロック状態にすることができるので、ロック前の電線40を手や治具で保持するといった手間が不要となる。そして、ロック後の電線40に対する把持力は適正に保たれ、電線40の長さ方向へのずれ動きに対する荷重が充分に確保される。
なお、両仮ロック爪16,26が本発明の「仮ロック手段」に相当し、両ロック爪14,24が本発明の「ロック手段」に相当する。
クランプをシートのクッションバネ材に留めるには、取付け用ブロック30の受け入れ凹部31にバネ材を嵌め込み、押さえ部材36をヒンジ37の箇所で折り曲げて係止爪38をソケット32に挿入する。これにより、係止爪33,38が係止してソケット32に押さえ部材36がロックされる。この結果、電線40はクランプを通じてシートのクッションバネ材に沿って配線される。
ケーブル用クリップを表した正面図 図1の平面図 ケーブル用クリップを表した斜視図 図2のA-A矢視方向の拡大断面図 ロック前の仮ロック状態のクリップを表した斜視図 ロック状態のクリップを表した斜視図 仮ロック状態のクリップの一部を表した正面図 図7のB-B矢視方向の断面図 ロック状態のクリップの一部を表した断面図
符号の説明
10 本体
13 ソケット
20 クランプ部材
23 挿入部
27 ヒンジ
40 電線(ケーブル)

Claims (1)

  1. ケーブルの断面形状が楕円形で、把持した状態でのケーブルにおける線径の向きに方向性が求められるケーブル用クリップであって、
    ケーブルの配線箇所に取り付けることが可能な本体と、本体に設けられたソケットと、同じく本体にヒンジで連結され、かつ、本体との間でケーブルを挟み込んで把持することが可能なクランプ部材と、このクランプ部材に設けられた挿入部と、この挿入部をソケットに挿入することにより、ケーブルを把持した状態のクランプ部材をソケット側にロックすることが可能なロック手段と、このロック手段がロック状態になる前で、かつ、ケーブルにおける線径の向きが適正に保たれた状態において、クランプ部材をソケット側に仮止めすることが可能な仮ロック手段とを備え
    ロック手段はソケットの内部およびクランプ部材の挿入部にそれぞれ設けられたロック爪によって構成され、仮ロック手段はソケットの内部およびクランプ部材の挿入部にそれぞれ設けられた仮ロック爪によって構成され、
    挿入部をソケットに挿入することで最初に両仮ロック爪が互いに係止し、挿入部をさらに挿入することで両仮ロック爪の係止が外れるとともに両ロック爪が互いに係止するように設定され、
    ソケット内のロック爪および仮ロック爪は、相互に隣接する内壁に形成されているケーブル用クリップ。
JP2005179420A 2005-06-20 2005-06-20 ケーブル用クリップ Active JP4459868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005179420A JP4459868B2 (ja) 2005-06-20 2005-06-20 ケーブル用クリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005179420A JP4459868B2 (ja) 2005-06-20 2005-06-20 ケーブル用クリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006353060A JP2006353060A (ja) 2006-12-28
JP4459868B2 true JP4459868B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=37648290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005179420A Active JP4459868B2 (ja) 2005-06-20 2005-06-20 ケーブル用クリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4459868B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116526391B (zh) * 2023-07-04 2023-09-08 冠诚建设工程有限公司 一种医药厂房施工用电缆安装设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006353060A (ja) 2006-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110260025A1 (en) Carpet clamp
JP4542394B2 (ja) 棒状体あるいは紐状体の保持具
JP2007232063A (ja) パイプ等の防振保持具
JP4357374B2 (ja) パイプ等の耐熱性クランプ装置
EP2056419A2 (en) Clamp for a plurality of wire harnesses
JP2010151174A (ja) クリップ
JP2009038899A (ja) コルゲートクランプ用サポート体及びコルゲートクランプ
US10666034B2 (en) Binding structure of wire routing material
US20050242246A1 (en) Fastener for elongated members such as wire harnesses
JP4494939B2 (ja) ホルダークリップ
JP2006296083A (ja) ケーブル用クランプ
JP6885805B2 (ja) 配索部材の保持体
JP4459868B2 (ja) ケーブル用クリップ
WO2017199842A1 (ja) クリップ
JP2016163433A (ja) ワイヤハーネス
JP4191083B2 (ja) ベルトクランプ
JP4890031B2 (ja) 仮留め用クランプ
JP2010052731A (ja) 特に、エアバッグ装置のアレスタストラップを固定するためのファスナ
JP2017078465A (ja) クリップ
JP2016163432A (ja) ワイヤハーネス
JP2006353061A (ja) ケーブル用クリップ
JP2006292064A (ja) ベルトクランプ
KR200438133Y1 (ko) 밴드클립
JP2007166733A (ja) ベルトクランプ
JP5807563B2 (ja) バンドロック構造部及びハーネスクランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4459868

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250