JP4434275B2 - ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられた車輪に付与される制動力を制御するブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法に関する。
例えば特許文献1及び特許文献2は、いわゆるブレーキバイワイヤによるブレーキ制御系に関して開示している。ブレーキバイワイヤでは、運転者のブレーキ操作を検出し、電子制御により必要な制動力を発生させる。
特開2005−35471号公報 特開2006−123889号公報
ブレーキバイワイヤでは運転者のブレーキ操作を検出する必要がある。運転者からの要求に応じて確実に制動力を発生させるためには、ブレーキ操作の検出に関して高いフェイルセーフ性を有するブレーキシステムであることが求められる。また、ブレーキ操作がなされていないときに誤って制動力が発生しないようにすることも求められる。
本発明は、運転者によるブレーキ操作の有無を良好に判定するブレーキ制御装置及びブレーキ制御方法を提供する。
本発明の第1の態様のブレーキ制御装置は、制動オン判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が発生したものと判定し、制動オフ判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が解除されたものと判定する制御部を備える。
本発明の第2の態様のブレーキ制御装置は、制動オン判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が発生したものと判定し、制動オフ判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が解除されたものと判定する制御部を備えるブレーキ制御装置であって、制御部は、制動オン判定条件の否定とは異なる条件を制動オフ判定条件とする。
この態様によれば、制動オフ条件は、単に制動オン条件の否定として設定されるのではなく、制動オン判定条件の否定とは異なる条件に設定される。ここで、条件の否定とは、条件Aに対して「条件Aでない」という条件をいう。このため、制動オン及び制動オフすなわち制動要求の発生及び解除のそれぞれの際のブレーキシステムの挙動に応じて最適な判定条件を設定することが可能となる。特に制動オン及び制動オフを検出するための測定対象量例えば作動液圧の制動オン及び制動オフそれぞれの際の変動の違いを考慮して判定条件を設定することが可能となる。これにより、運転者からの制動要求の有無を良好に判定することが可能となる。
制御部は、制動オン判定条件に関してはホイールシリンダ圧を利用し、かつ制動オフ判定条件に関してはホイールシリンダ圧を利用しないよう設定されていてもよい。この態様によれば、制御部はホイールシリンダ圧を利用せずに他の入力信号に基づいて制動オフすなわち制動要求の解除を判定する。運転者のブレーキ操作が解除されたときに事情によりホイールシリンダ圧が残っている場合がある。このため制動オフの判定に際してホイールシリンダ圧の利用を避けることにより、良好に制動オフを判定することが可能となり得る。
制御部は、運転者のブレーキ操作の解除に対してホイールシリンダ圧よりも高い応答性を有する入力信号を利用して制動オフを判定してもよい。この態様によれば、制御部は、運転者のブレーキ操作の解除に対してホイールシリンダ圧よりも高い応答性を有する入力信号例えばストップランプスイッチからの入力信号に基づいて制動オフを判定する。このようにホイールシリンダ圧に代えて、ブレーキ操作の解除に応じてすぐに変化する入力信号を用いることにより、迅速に制動オフを判定することができる。
制御部は、ストップランプスイッチからの入力信号を利用して制動オフを判定してもよい。このようにストップランプスイッチからの入力信号を用いれば、迅速に制動オフを判定することができる。
本発明の第3の態様のブレーキ制御方法は、制動オン判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が発生したものと判定し、制動オフ判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が解除されたものと判定する。
本発明の第4の態様のブレーキ制御方法は、制動オン判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が発生したものと判定し、制動オフ判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が解除されたものと判定する。制動オン判定条件の否定とは異なる条件を制動オフ判定条件とする。
上記第1、第3の態様において、制動オフ判定条件は、制動オン判定条件の否定であるようにすることができる。
本発明によれば、運転者のブレーキ操作の有無を良好に判定することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るブレーキ制御装置20を示す系統図である。同図に示されるブレーキ制御装置20は、車両用の電子制御式ブレーキシステム(ECB)を構成しており、車両に設けられた4つの車輪に付与される制動力を制御する。本実施形態に係るブレーキ制御装置20は、例えば、走行駆動源として電動モータと内燃機関とを備えるハイブリッド車両に搭載される。このようなハイブリッド車両においては、車両の運動エネルギを電気エネルギに回生することによって車両を制動する回生制動と、ブレーキ制御装置20による液圧制動とのそれぞれを車両の制動に用いることができる。本実施形態における車両は、これらの回生制動と液圧制動とを併用して所望の制動力を発生させるブレーキ回生協調制御を実行することができる。
ブレーキ制御装置20は、図1に示されるように、各車輪に対応して設けられたディスクブレーキユニット21FR,21FL、21RRおよび21RLと、マスタシリンダユニット27と、動力液圧源30と、液圧アクチュエータ40とを含む。
ディスクブレーキユニット21FR,21FL、21RRおよび21RLは、車両の右前輪、左前輪、右後輪、および左後輪のそれぞれに制動力を付与する。本実施形態におけるマニュアル液圧源としてのマスタシリンダユニット27は、ブレーキ操作部材としてのブレーキペダル24の運転者による操作量に応じて加圧されたブレーキフルードをディスクブレーキユニット21FR〜21RLに対して送出する。動力液圧源30は、動力の供給により加圧された作動流体としてのブレーキフルードを、運転者によるブレーキペダル24の操作から独立してディスクブレーキユニット21FR〜21RLに対して送出することが可能である。液圧アクチュエータ40は、動力液圧源30またはマスタシリンダユニット27から供給されたブレーキフルードの液圧を適宜調整してディスクブレーキユニット21FR〜21RLに送出する。これにより、液圧制動による各車輪に対する制動力が調整される。
ディスクブレーキユニット21FR〜21RL、マスタシリンダユニット27、動力液圧源30、および液圧アクチュエータ40のそれぞれについて以下で更に詳しく説明する。各ディスクブレーキユニット21FR〜21RLは、それぞれブレーキディスク22とブレーキキャリパに内蔵されたホイールシリンダ23FR〜23RLを含む。そして、各ホイールシリンダ23FR〜23RLは、それぞれ異なる流体通路を介して液圧アクチュエータ40に接続されている。なお以下では適宜、ホイールシリンダ23FR〜23RLを総称して「ホイールシリンダ23」という。
ディスクブレーキユニット21FR〜21RLにおいては、ホイールシリンダ23に液圧アクチュエータ40からブレーキフルードが供給されると、車輪と共に回転するブレーキディスク22に摩擦部材としてのブレーキパッドが押し付けられる。これにより、各車輪に制動力が付与される。なお、本実施形態においてはディスクブレーキユニット21FR〜21RLを用いているが、例えばドラムブレーキ等のホイールシリンダ23を含む他の制動力付与機構を用いてもよい。
マスタシリンダユニット27は、本実施形態では液圧ブースタ付きマスタシリンダであり、液圧ブースタ31、マスタシリンダ32、レギュレータ33、およびリザーバ34を含む。液圧ブースタ31は、ブレーキペダル24に連結されており、ブレーキペダル24に加えられたペダル踏力を増幅してマスタシリンダ32に伝達する。動力液圧源30からレギュレータ33を介して液圧ブースタ31にブレーキフルードが供給されることにより、ペダル踏力は増幅される。そして、マスタシリンダ32は、ペダル踏力に対して所定の倍力比を有するマスタシリンダ圧を発生する。
マスタシリンダ32とレギュレータ33との上部には、ブレーキフルードを貯留するリザーバ34が配置されている。マスタシリンダ32は、ブレーキペダル24の踏み込みが解除されているときにリザーバ34と連通する。一方、レギュレータ33は、リザーバ34と動力液圧源30のアキュムレータ35との双方と連通しており、リザーバ34を低圧源とすると共に、アキュムレータ35を高圧源とし、マスタシリンダ圧とほぼ等しい液圧を発生する。レギュレータ33における液圧を以下では適宜、「レギュレータ圧」という。なお、マスタシリンダ圧とレギュレータ圧とは厳密に同一圧にされる必要はなく、例えばレギュレータ圧のほうが若干高圧となるようにマスタシリンダユニット27を設計することも可能である。
動力液圧源30は、アキュムレータ35およびポンプ36を含む。アキュムレータ35は、ポンプ36により昇圧されたブレーキフルードの圧力エネルギを窒素等の封入ガスの圧力エネルギ、例えば14〜22MPa程度に変換して蓄えるものである。ポンプ36は、駆動源としてモータ36aを有し、その吸込口がリザーバ34に接続される一方、その吐出口がアキュムレータ35に接続される。また、アキュムレータ35は、マスタシリンダユニット27に設けられたリリーフバルブ35aにも接続されている。アキュムレータ35におけるブレーキフルードの圧力が異常に高まって例えば25MPa程度になると、リリーフバルブ35aが開弁し、高圧のブレーキフルードはリザーバ34へと戻される。
上述のように、ブレーキ制御装置20は、ホイールシリンダ23に対するブレーキフルードの供給源として、マスタシリンダ32、レギュレータ33およびアキュムレータ35を有している。そして、マスタシリンダ32にはマスタ配管37が、レギュレータ33にはレギュレータ配管38が、アキュムレータ35にはアキュムレータ配管39が接続されている。これらのマスタ配管37、レギュレータ配管38およびアキュムレータ配管39は、それぞれ液圧アクチュエータ40に接続される。
液圧アクチュエータ40は、複数の流路が形成されるアクチュエータブロックと、複数の電磁制御弁を含む。アクチュエータブロックに形成された流路には、個別流路41、42,43および44と、主流路45とが含まれる。個別流路41〜44は、それぞれ主流路45から分岐されて、対応するディスクブレーキユニット21FR、21FL,21RR,21RLのホイールシリンダ23FR、23FL,23RR,23RLに接続されている。これにより、各ホイールシリンダ23は主流路45と連通可能となる。
また、個別流路41,42,43および44の中途には、ABS保持弁51,52,53および54が設けられている。各ABS保持弁51〜54は、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングをそれぞれ有しており、何れもソレノイドが非通電状態にある場合に開とされる常開型電磁制御弁である。開状態とされた各ABS保持弁51〜54は、ブレーキフルードを双方向に流通させることができる。つまり、主流路45からホイールシリンダ23へとブレーキフルードを流すことができるとともに、逆にホイールシリンダ23から主流路45へもブレーキフルードを流すことができる。ソレノイドに通電されて各ABS保持弁51〜54が閉弁されると、個別流路41〜44におけるブレーキフルードの流通は遮断される。
更に、ホイールシリンダ23は、個別流路41〜44にそれぞれ接続された減圧用流路46,47,48および49を介してリザーバ流路55に接続されている。減圧用流路46,47,48および49の中途には、ABS減圧弁56,57,58および59が設けられている。各ABS減圧弁56〜59は、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングをそれぞれ有しており、何れもソレノイドが非通電状態にある場合に閉とされる常閉型電磁制御弁である。各ABS減圧弁56〜59が閉状態であるときには、減圧用流路46〜49におけるブレーキフルードの流通は遮断される。ソレノイドに通電されて各ABS減圧弁56〜59が開弁されると、減圧用流路46〜49におけるブレーキフルードの流通が許容され、ブレーキフルードがホイールシリンダ23から減圧用流路46〜49およびリザーバ流路55を介してリザーバ34へと還流する。なお、リザーバ流路55は、リザーバ配管77を介してマスタシリンダユニット27のリザーバ34に接続されている。
主流路45は、中途に分離弁60を有する。この分離弁60により、主流路45は、個別流路41および42と接続される第1流路45aと、個別流路43および44と接続される第2流路45bとに区分けされている。第1流路45aは、個別流路41および42を介して前輪用のホイールシリンダ23FRおよび23FLに接続され、第2流路45bは、個別流路43および44を介して後輪用のホイールシリンダ23RRおよび23RLに接続される。
分離弁60は、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングを有しており、ソレノイドが非通電状態にある場合に閉とされる常閉型電磁制御弁である。分離弁60が閉状態であるときには、主流路45におけるブレーキフルードの流通は遮断される。ソレノイドに通電されて分離弁60が開弁されると、第1流路45aと第2流路45bとの間でブレーキフルードを双方向に流通させることができる。
また、液圧アクチュエータ40においては、主流路45に連通するマスタ流路61およびレギュレータ流路62が形成されている。より詳細には、マスタ流路61は、主流路45の第1流路45aに接続されており、レギュレータ流路62は、主流路45の第2流路45bに接続されている。また、マスタ流路61は、マスタシリンダ32と連通するマスタ配管37に接続される。レギュレータ流路62は、レギュレータ33と連通するレギュレータ配管38に接続される。
マスタ流路61は、中途にマスタカット弁64を有する。マスタカット弁64は、マスタシリンダ32から各ホイールシリンダ23へのブレーキフルードの供給経路上に設けられている。マスタカット弁64は、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングを有しており、規定の制御電流の供給を受けてソレノイドが発生させる電磁力により閉弁状態が保証され、ソレノイドが非通電状態にある場合に開とされる常開型電磁制御弁である。開状態とされたマスタカット弁64は、マスタシリンダ32と主流路45の第1流路45aとの間でブレーキフルードを双方向に流通させることができる。ソレノイドに規定の制御電流が通電されてマスタカット弁64が閉弁されると、マスタ流路61におけるブレーキフルードの流通は遮断される。
また、マスタ流路61には、マスタカット弁64よりも上流側において、シミュレータカット弁68を介してストロークシミュレータ69が接続されている。すなわち、シミュレータカット弁68は、マスタシリンダ32とストロークシミュレータ69とを接続する流路に設けられている。シミュレータカット弁68は、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングを有しており、規定の制御電流の供給を受けてソレノイドが発生させる電磁力により開弁状態が保証され、ソレノイドが非通電状態にある場合に閉とされる常閉型電磁制御弁である。シミュレータカット弁68が閉状態であるときには、マスタ流路61とストロークシミュレータ69との間のブレーキフルードの流通は遮断される。ソレノイドに通電されてシミュレータカット弁68が開弁されると、マスタシリンダ32とストロークシミュレータ69との間でブレーキフルードを双方向に流通させることができる。
ストロークシミュレータ69は、複数のピストンやスプリングを含むものであり、シミュレータカット弁68の開放時に運転者によるブレーキペダル24の踏力に応じた反力を創出する。ストロークシミュレータ69としては、運転者によるブレーキ操作のフィーリングを向上させるために、多段のバネ特性を有するものが採用されると好ましい。
レギュレータ流路62は、中途にレギュレータカット弁65を有する。レギュレータカット弁65は、レギュレータ33から各ホイールシリンダ23へのブレーキフルードの供給経路上に設けられている。レギュレータカット弁65も、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングを有しており、規定の制御電流の供給を受けてソレノイドが発生させる電磁力により閉弁状態が保証され、ソレノイドが非通電状態にある場合に開とされる常開型電磁制御弁である。開状態とされたレギュレータカット弁65は、レギュレータ33と主流路45の第2流路45bとの間でブレーキフルードを双方向に流通させることができる。ソレノイドに通電されてレギュレータカット弁65が閉弁されると、レギュレータ流路62におけるブレーキフルードの流通は遮断される。
液圧アクチュエータ40には、マスタ流路61およびレギュレータ流路62に加えて、アキュムレータ流路63も形成されている。アキュムレータ流路63の一端は、主流路45の第2流路45bに接続され、他端は、アキュムレータ35と連通するアキュムレータ配管39に接続される。
アキュムレータ流路63は、中途に増圧リニア制御弁66を有する。また、アキュムレータ流路63および主流路45の第2流路45bは、減圧リニア制御弁67を介してリザーバ流路55に接続されている。増圧リニア制御弁66と減圧リニア制御弁67とは、それぞれリニアソレノイドおよびスプリングを有しており、何れもソレノイドが非通電状態にある場合に閉とされる常閉型電磁制御弁である。増圧リニア制御弁66および減圧リニア制御弁67は、それぞれのソレノイドに供給される電流に比例して弁の開度が調整される。
増圧リニア制御弁66は、各車輪に対応して複数設けられた各ホイールシリンダ23に対して共通の増圧用制御弁として設けられている。また、減圧リニア制御弁67も同様に、各ホイールシリンダ23に対して共通の減圧用制御弁として設けられている。つまり、本実施形態においては、増圧リニア制御弁66および減圧リニア制御弁67は、動力液圧源30から送出される作動流体を各ホイールシリンダ23へ給排制御する1対の共通の制御弁として設けられている。このように増圧リニア制御弁66及び減圧リニア制御弁67を各ホイールシリンダ23に対して共通化すれば、ホイールシリンダ23ごとにリニア制御弁を設けるのと比べて、コストの観点からは好ましい。
なお、ここで、増圧リニア制御弁66の出入口間の差圧は、アキュムレータ35におけるブレーキフルードの圧力と主流路45におけるブレーキフルードの圧力との差圧に対応し、減圧リニア制御弁67の出入口間の差圧は、主流路45におけるブレーキフルードの圧力とリザーバ34におけるブレーキフルードの圧力との差圧に対応する。また、増圧リニア制御弁66および減圧リニア制御弁67のリニアソレノイドへの供給電力に応じた電磁駆動力をF1とし、スプリングの付勢力をF2とし、増圧リニア制御弁66および減圧リニア制御弁67の出入口間の差圧に応じた差圧作用力をF3とすると、F1+F3=F2という関係が成立する。従って、増圧リニア制御弁66および減圧リニア制御弁67のリニアソレノイドへの供給電力を連続的に制御することにより、増圧リニア制御弁66および減圧リニア制御弁67の出入口間の差圧を制御することができる。
ブレーキ制御装置20において、動力液圧源30および液圧アクチュエータ40は、本実施形態における制御部としてのブレーキECU70により制御される。ブレーキECU70は、CPUを含むマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に各種プログラムを記憶するROM、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポートおよび通信ポート等を備える。そして、ブレーキECU70は、上位のハイブリッドECU(図示せず)などと通信可能であり、ハイブリッドECUからの制御信号や、各種センサからの信号に基づいて動力液圧源30のポンプ36や、液圧アクチュエータ40を構成する電磁制御弁51〜54,56〜59,60,64〜68を制御する。
また、ブレーキECU70には、レギュレータ圧センサ71、アキュムレータ圧センサ72、および制御圧センサ73が接続される。レギュレータ圧センサ71は、レギュレータカット弁65の上流側でレギュレータ流路62内のブレーキフルードの圧力、すなわちレギュレータ圧を検知し、検知した値を示す信号をブレーキECU70に与える。アキュムレータ圧センサ72は、増圧リニア制御弁66の上流側でアキュムレータ流路63内のブレーキフルードの圧力、すなわちアキュムレータ圧を検知し、検知した値を示す信号をブレーキECU70に与える。制御圧センサ73は、主流路45の第1流路45a内のブレーキフルードの圧力を検知し、検知した値を示す信号をブレーキECU70に与える。各圧力センサ71〜73の検出値は、所定時間おきにブレーキECU70に順次与えられ、ブレーキECU70の所定の記憶領域に格納保持される。
分離弁60が開状態とされて主流路45の第1流路45aと第2流路45bとが互いに連通している場合、制御圧センサ73の出力値は、増圧リニア制御弁66の低圧側の液圧を示すと共に減圧リニア制御弁67の高圧側の液圧を示すので、この出力値を増圧リニア制御弁66および減圧リニア制御弁67の制御に利用することができる。また、増圧リニア制御弁66および減圧リニア制御弁67が閉鎖されていると共に、マスタカット弁64が開状態とされている場合、制御圧センサ73の出力値は、マスタシリンダ圧を示す。更に、分離弁60が開放されて主流路45の第1流路45aと第2流路45bとが互いに連通しており、各ABS保持弁51〜54が開放される一方、各ABS減圧弁56〜59が閉鎖されている場合、制御圧センサの73の出力値は、各ホイールシリンダ23に作用する作動流体圧、すなわちホイールシリンダ圧を示す。
さらに、ブレーキECU70に接続されるセンサには、ブレーキペダル24に設けられたストロークセンサ25も含まれる。ストロークセンサ25は、ブレーキペダル24の操作量としてのペダルストロークを検知し、検知した値を示す信号をブレーキECU70に与える。ストロークセンサ25の出力値も、所定時間おきにブレーキECU70に順次与えられ、ブレーキECU70の所定の記憶領域に格納保持される。本実施形態においてはストロークセンサ25は2つの接点を有しており、見かけ上2つのセンサであるかのように2つの測定値をブレーキECU70に出力することができる。
また、ブレーキECU70にはストップランプスイッチ80が接続されている。ストップランプスイッチ80はブレーキペダル24が踏み込まれるとオン状態となる。これによりストップランプ(図示せず)が点灯される。また、ブレーキペダル24の踏込が解除されるとストップランプスイッチ80はオフ状態となり、ストップランプは消灯される。ストップランプスイッチ80の点灯状態を示す信号がストップランプスイッチ80からブレーキECU70へと所定時間おきに入力され、ブレーキECU70の所定の記憶領域に格納保持される。
上述のように構成されたブレーキ制御装置20は、ブレーキ回生協調制御を実行することができる。ブレーキ制御装置20は制動要求を受けて制動を開始する。制動要求は、例えば運転者がブレーキペダル24を操作した場合など、車両に制動力を付与すべきときに生起される。制動要求を受けてブレーキECU70は要求制動力を演算し、要求制動力から回生による制動力を減じることによりブレーキ制御装置20により発生させるべき制動力である要求液圧制動力を算出する。ここで、回生による制動力の値は、ハイブリッドECUからブレーキ制御装置20に供給される。そして、ブレーキECU70は、算出した要求液圧制動力に基づいて各ホイールシリンダ23FR〜23RLの目標液圧を算出する。ブレーキECU70は、ホイールシリンダ圧が目標液圧となるように、フィードバック制御則により増圧リニア制御弁66や減圧リニア制御弁67に供給する制御電流の値を決定する。
その結果、ブレーキ制御装置20においては、ブレーキフルードが動力液圧源30から増圧リニア制御弁66を介して各ホイールシリンダ23に供給され、車輪に制動力が付与される。また、各ホイールシリンダ23からブレーキフルードが減圧リニア制御弁67を介して必要に応じて排出され、車輪に付与される制動力が調整される。本実施形態においては、動力液圧源30、増圧リニア制御弁66及び減圧リニア制御弁67等を含んでホイールシリンダ圧制御系統が構成されている。ホイールシリンダ圧制御系統によりいわゆるブレーキバイワイヤによる制動力制御が行われる。ホイールシリンダ圧制御系統は、マスタシリンダユニット27からホイールシリンダ23へのブレーキフルードの供給経路に並列に設けられている。
このとき、ブレーキECU70は、レギュレータカット弁65を閉状態とし、レギュレータ33から送出されるブレーキフルードがホイールシリンダ23へ供給されないようにする。更にブレーキECU70は、マスタカット弁64を閉状態とするとともにシミュレータカット弁68を開状態とする。これは、運転者によるブレーキペダル24の操作に伴ってマスタシリンダ32から送出されるブレーキフルードがホイールシリンダ23ではなくストロークシミュレータ69へと供給されるようにするためである。ブレーキ回生協調制御中は、レギュレータカット弁65及びマスタカット弁64の上下流間には、回生制動力の大きさに対応する差圧が作用する。
本実施形態においては、運転者からの制動要求の発生及び解除つまり運転者によるブレーキペダル24の踏込の開始及び終了が、センサからの入力に基づいて制御部すなわちブレーキECU70により判定される。制動オン条件が成立した場合に、ブレーキECU70は、運転者によるブレーキ操作が開始され制動要求が発生したものと判定する。また、制動オフ条件が成立した場合に、ブレーキECU70は、運転者によるブレーキ操作が解除され制動要求も解除されたものと判定する。なお、以下では便宜上、制動要求の発生を「制動オン」、制動要求の解除を「制動オフ」と適宜称する。
フェイルセーフ性を向上させ、あるいはより高精度に制動判定を実現するという観点から、複数のセンサからの入力信号に基づいてブレーキECU70は制動オン及び制動オフを判定する。もちろん、ブレーキECU70は単一のセンサの測定値に基づいて判定することも可能であり、そのようにしてもよい。
本実施形態においては、制御部は、ストロークを示す入力信号を含む複数の入力信号に基づいて制動要求の発生を判定する第1判定と、作動液圧を示す入力信号を含む複数の入力信号に基づいて制動要求の発生を判定する第2判定とを実行する。制御部は、第1判定及び第2判定の判定結果の少なくともいずれか一方が制動要求の発生を示すことを制動オン判定条件とする。第1判定において制御部は、ストロークを示す入力信号を含む複数の入力信号のすべてまたは過半数が制動要求の発生を示すものである場合に、第1判定の判定結果として制動要求が発生したものとする。第2判定において制御部は、作動液圧を示す入力信号を含む複数の入力信号のすべてまたは過半数が制動要求の発生を示すものである場合に、第2判定の判定結果として制動要求が発生したものとする。
制御部が各判定に用いる入力信号は、典型的には例えばストロークセンサや液圧センサなどのセンサにより測定される測定値を示す信号であって当該センサから制御部へと入力される信号であるが、これに限られない。センサからの測定値を示す信号ではなく、例えばストップランプスイッチから制御部への入力信号のようにブレーキ操作のオンまたはオフにより変化する信号であってもよい。なお以下では便宜上、「センサ」という用語にはいわゆるセンサだけではなくブレーキ操作に応じて変化する信号を制御部に入力する手段を含むものとする。
このように、制御部は第1判定または第2判定の判定結果のいずれかが制動オンを示す場合に制動オンであると判定することにより、ブレーキバイワイヤにおいて制動力発生のトリガとなる制動オンの検出に関してフェイルセーフ性を高めることができる。第1判定及び第2判定を併用することにより、一方の判定に用いられるいずれかのセンサが異常である場合、あるいは異常でないとしてもノイズ等の影響によりごく短時間だけセンサの出力値を信頼できない状態いわゆる無効状態である場合であっても、他方の判定結果により制動オンの検出が可能となる。なお、上述の第1判定及び第2判定に更に追加の判定を加えていずれかの判定結果が制動オンを示す場合に制動オンであると判定してもよく、例えば3つの判定結果のいずれかが制動要求の発生を示すことを制動オン判定条件としてもよい。
また、第1判定及び第2判定のそれぞれにおいては、複数の入力信号のすべてまたは過半数が制動オンを示すものである場合に制動オンであると結論づけられる。第1判定及び第2判定はそれぞれ複数のセンサによる多重系として構成されている。第1判定及び第2判定のそれぞれにおいて、制御部は典型的には2つの入力信号に基づいて判定する。このように各判定系統においてすべてまたは過半数の入力信号が一致して制動オンを示す場合に当該判定系統で制動オンと判定されるようにしているので、制動オンとは無関係のセンサ値の変動により誤って制動オンと判定される可能性を小さくすることができる。制動オンとは無関係にセンサ値に変動を与える要因としては、例えばセンサ値のノイズや環境温度の変化などがある。
また、上述の制動オン条件と同様に制動オフ条件に関しても、制御部は、複数のセンサによる多重系として構成される複数の判定系統を用いることができる。制御部は、ストロークを示す入力信号を含む複数の入力信号に基づいて制動要求の解除を判定する第3判定と、作動液圧を示す入力信号を含む複数の入力信号に基づいて制動要求の解除を判定する第4判定とを実行する。制御部は、第3判定及び第4判定の判定結果がともに制動要求の解除を示すことを制動オフ判定条件とする。第3判定において制御部は、ストロークを示す入力信号を含む複数の入力信号のすべてまたは過半数が制動要求の解除を示すものである場合に、第3判定の判定結果として制動要求が解除されたものとする。第4判定において制御部は、作動液圧を示す入力信号を含む複数の入力信号のすべてまたは過半数が制動要求の解除を示すものである場合に、第4判定の判定結果として制動要求が解除されたものとする。
また、第3判定及び第4判定のそれぞれにおいては、複数の入力信号のいずれかが制動オフを示すものである場合に制動オフであると結論づけられる。第3判定及び第4判定はそれぞれ複数のセンサによる多重系として構成されている。第3判定及び第4判定のそれぞれにおいて、制御部は典型的には2つの入力信号に基づいて判定する。
制御部は、第1判定と第3判定とを共通のセンサからの入力信号に基づいて実行してもよいし、参照する複数のセンサの組み合わせを第1判定と第3判定とで異ならせてもよい。また、制御部は、第2判定と第4判定とを共通のセンサからの入力信号に基づいて実行してもよいし、参照する複数のセンサの組み合わせを第2判定と第4判定とで異ならせてもよい。第1判定と第3判定とが共通のセンサからの入力信号に基づいて実行され、かつ第2判定と第4判定とが共通のセンサからの入力信号に基づいて実行される場合には、制動オフ条件は制動オン条件の否定となる。
より具体的に言えば、本実施形態において制動オン条件は、ストロークとレギュレータ圧とホイールシリンダ圧とを利用するように設定されている。ブレーキECU70は第1判定として例えばストロークセンサ25からの2つの測定値を利用して制動オンか否かを判定する。ブレーキECU70は、ストロークセンサ25からの2つの測定値がともに予め設定されたしきい値を超えたことを条件として第1判定の判定結果を制動オンであるとする。また、ブレーキECU70は第2判定として例えばレギュレータ圧センサ71及び制御圧センサ73のそれぞれの測定値を利用して制動オンか否かを判定する。ブレーキECU70は、レギュレータ圧センサ71及び制御圧センサ73のそれぞれの測定値がともに予め設定されたしきい値を超えたことを条件として第2判定の判定結果を制動オンであるとする。ブレーキECU70は、第1判定及び第2判定の判定結果の少なくとも一方が制動オンを示す場合に制動オンであると判定してブレーキバイワイヤによる制動力制御を開始する。
ここで、理解を容易にするために、
条件A1:ストロークセンサ25の一方の系統からの入力信号が制動オンを示す。
条件A2:ストロークセンサ25の他方の系統からの入力信号が制動オンを示す。
条件A3:レギュレータ圧センサ71からの入力信号が制動オンを示す。
条件A4:制御圧センサ73からの入力信号が制動オンを示す。
と表記することとすると、本実施形態の制動オン条件は、
(A1かつA2)または(A3かつA4)
と表記することができる。つまり、ブレーキECU70は、ストロークの測定値に基づいて制動オンと判定される場合または作動液圧に基づいて制動オンと判定される場合のいずれかの場合に制動オンであると判定する。なお、ここで、「または」という表現は、「A1かつA2」及び「A3かつA4」のいずれか一方が成立する場合だけではなく、「A1かつA2」及び「A3かつA4」の両方が成立する場合も含むものとする。
また、制動オフ条件も制動オン条件と同様にストロークとレギュレータ圧とホイールシリンダ圧とを利用するように設定されている。ブレーキECU70は第3判定として例えばストロークセンサ25からの2つの測定値を利用して制動オフか否かを判定する。ブレーキECU70は、ストロークセンサ25からの2つの測定値の少なくともいずれか一方が予め設定されたしきい値を下回ったことを条件として第3判定の判定結果を制動オフであるとする。本実施形態では第1判定及び第3判定におけるストロークのしきい値は同じ値に設定される。
第4判定としてブレーキECU70は例えばレギュレータ圧センサ71及び制御圧センサ73のそれぞれの測定値を利用して制動オフか否かを判定する。ブレーキECU70は、レギュレータ圧センサ71及び制御圧センサ73の測定値の少なくともいずれか一方が予め設定されたしきい値を下回ったことを条件として第4判定の判定結果を制動オフであるとする。本実施形態では第2判定及び第4判定における液圧のしきい値は同じ値に設定される。ブレーキECU70は、第3判定及び第4判定の判定結果がともに制動オフを示す場合に制動オフであると判定してブレーキ制御を終了する。
上の制動オン条件の説明と同様に理解を容易にするために、
条件B1:ストロークセンサ25の一方の系統からの入力信号が制動オフを示す。
条件B2:ストロークセンサ25の他方の系統からの入力信号が制動オフを示す。
条件B3:レギュレータ圧センサ71からの入力信号が制動オフを示す。
条件B4:制御圧センサ73からの入力信号が制動オフを示す。
と表記することとすると、本実施形態の制動オフ条件は、
(B1またはB2)かつ(B3またはB4)
と表記することができる。条件B1〜B4は条件A1〜A4のそれぞれの否定であることに留意すると、本実施形態の制動オフ条件が制動オン条件の否定となっていることが理解されよう。すなわち、本実施形態では制動オン条件が成立しない場合に制動オフ条件が成立する。
本実施形態においてはホイールシリンダ圧を測定するための制御圧センサ73を利用して制動要求の発生及び解除の判定するための判定系統を構築している。このため、上述のようにフェイルセーフ性などの観点から複数の判定系統を多重系として構築する場合にブレーキ制御装置20に搭載されるセンサ数を少なくすることができる。具体的には、レギュレータ圧センサ71と対になるようマスタ側に配置されマスタシリンダ圧を直接測定するための液圧センサを省略することが可能となる。これにより、ブレーキ制御システムにおける配線の簡素化やシステムの小型化が実現され、コストを低減することができるという点で好ましい。
なお、本実施形態に係るマスタシリンダユニット27は液圧ブースタ付きマスタシリンダであるため、運転者のブレーキ操作時に比較的ホイールシリンダ圧が上昇しやすい。よって、制動オン条件または制動オフ条件にホイールシリンダ圧を利用しても、良好な精度で制動オンまたは制動オフの判定が可能である。
なお、各センサに対する判定のしきい値を制動オン条件と制動オフ条件とで異ならせてもよい。例えば、上述の実施形態では第2判定及び第4判定における液圧のしきい値は同じ値に設定されているが、これを異なる値に設定してもよい。第2判定における液圧のしきい値よりも第4判定における液圧のしきい値を高い値に設定してもよい。このようにすれば、例えば制動オフ時の液圧応答に遅れが生じることがあったとしても、第4判定における液圧のしきい値が高めに設定されていることにより、制動オフ条件の成立の遅れを軽減することができる。
本実施形態におけるレギュレータ圧センサ71及び制御圧センサ73の配置は、システムを構成するためにブレーキ制御装置20に搭載すべき液圧センサの数を最小にすることができるという点で好ましいものである。
上述のようにブレーキ制御装置20は、マスタシリンダユニット27と前輪側のホイールシリンダ23FL、23FRとを接続するフロント系統と、マスタシリンダユニット27と後輪側のホイールシリンダ23RL、23RRとを接続するリア系統と、フロント系統とリア系統とを接続し、中途に分離弁60が設けられている主流路45とを備える。フロント系統及びリア系統にはそれぞれマスタシリンダユニット27と各ホイールシリンダ23との作動液の流通を制御するためのカット弁、具体的にはマスタカット弁64及びレギュレータカット弁65が設けられている。また、分離弁60が開弁されている場合に各ホイールシリンダ圧を共通に制御するためのホイールシリンダ圧制御系統がフロント系統及びリア系統に平行に設けられている。
このような全体構成のもとで、ブレーキ制御装置20は、フロント系統に設けられているカット弁のホイールシリンダ側に配置されるホイールシリンダ圧センサ例えば制御圧センサ73を備える。またブレーキ制御装置20は、リア系統に設けられているカット弁のマスタシリンダユニット側に配置される液圧源圧力センサ例えばレギュレータ圧センサ71を備える。本実施形態に係るブレーキ制御装置20は、液圧センサとして、レギュレータ圧センサ71、アキュムレータ圧センサ72、及び制御圧センサ73の3つのみを備える。
フロント系統に配置されるホイールシリンダ圧センサにより、分離弁60が開弁状態であるときに共通に制御されるホイールシリンダ圧を測定することができる。また、分離弁60の閉弁によりフロント系統とリア系統とが分離された場合にも、制動への寄与が一般に大きい前輪側のホイールシリンダ圧を当該ホイールシリンダ圧センサにより確実に知ることが可能となる。
一方、リア系統に配置される液圧源圧力センサによりマスタシリンダユニット27における液圧すなわちマスタシリンダ圧及びレギュレータ圧を測定することができる。また、分離弁60の閉弁によりフロント系統とリア系統とが分離された場合にリア系統の液圧を知ることもできる。
このような液圧センサの配置により、最小の液圧センサ数でブレーキシステムを構築することが可能となる。これにより、ブレーキ制御システムにおける配線の簡素化やシステムの小型化が実現され、コストを低減することができる。
次に本実施形態の第1の変形例を説明する。この変形例は、作動液圧を用いる上述の第2判定及び第4判定に関する変形例である。この変形例においては、制御部は、ホイールシリンダ圧を示す入力信号とストップランプスイッチ80からの入力信号とを併用する。制御部は、制動オンの判定に際してホイールシリンダ圧を示す入力信号とストップランプスイッチ80からの入力信号とを選択的に用いる。
この第1の変形例は、ブースタ機構を持たないブレーキシステムや比較的大きなブレーキキャリパつまりホイールシリンダ容積を有するブレーキシステムに対して有効である。これらのブレーキシステムにおいては運転者のブレーキ操作に対してホイールシリンダ圧が比較的上昇しにくくなる。なお、これに対してマスタシリンダ圧及びレギュレータ圧は、マスタカット弁64及びレギュレータカット弁65がオリフィスとして機能するため比較的昇圧しやすい。
この変形例においては、ブレーキECU70は、制御圧センサ73及びストップランプスイッチ80の少なくとも一方からの入力信号が制動オンを示し、かつレギュレータ圧センサ71からの入力信号が制動オンを示す場合に、第2判定の判定結果を制動オンであるとする。また、ブレーキECU70は、制御圧センサ73及びストップランプスイッチ80の双方からの入力信号が制動オフを示す場合、またはレギュレータ圧センサ71からの入力信号が制動オフを示す場合に、第4判定の判定結果を制動オフであるとする。なお、ストップランプスイッチ80からの入力信号が制動オンを示すというのは具体的にはストップランプを点灯させるべき状態であるということであり、ストップランプスイッチ80からの入力信号が制動オフを示すというのは具体的にはストップランプを消灯させるべき状態であるということである。
ここで、上述と同様に理解を容易にするために、
条件A5:ストップランプスイッチ80からの入力信号が制動オンを示す。
条件B5:ストップランプスイッチ80からの入力信号が制動オフを示す。
と表記することとすると、この変形例の制動オン条件及び制動オフ条件はそれぞれ、
制動オン条件:(A1かつA2)または(A3かつ(A4またはA5))
制動オフ条件:(B1またはB2)かつ(B3または(B4かつB5))
と表記することができる。条件B5が条件A5の否定であることに留意すると、この変形例においても制動オフ条件が制動オン条件の否定となっていることが理解されよう。
この第1の変形例においては、運転者のブレーキ操作に対してホイールシリンダ圧よりも高い応答性を有する入力信号が、ホイールシリンダ圧を示す入力信号に併用される。これにより、ブレーキ操作に対するホイールシリンダ圧の応答に遅れが生じたとしても、制動判定の遅れを軽減することが可能となる。特にストップランプスイッチ80からの信号は一般に運転者のブレーキ操作に対してホイールシリンダ圧よりも高い応答性を有するので、判定の遅れを軽減するために有効である。
次に本実施形態の第2の変形例を説明する。この変形例においては、制御部は、制動オン判定条件の否定とは異なる条件を制動オフ判定条件とする。制御部は、制動オンか否かを判定するために用いるセンサの組み合わせと、制動オフか否かを判定するために用いるセンサの組み合わせとを異ならせる。例えば、制御部は、制動オン判定条件に関してはホイールシリンダ圧を利用し、制動オフ判定条件に関してはホイールシリンダ圧を利用しないよう設定されている。
ブレーキバイワイヤのブレーキシステムにおいては、運転者がブレーキペダル24から足を離して操作を解除しても直ちにホイールシリンダ圧が減圧されない場合がある。本実施形態においては例えば、減圧リニア制御弁67における減圧応答遅れがある場合がある。あるいは、減圧リニア制御弁67における自励振動等による作動音を低減させるために意図的に減圧リニア制御弁67による減圧応答を生じさせている場合もある。これらの場合には、運転者のブレーキ操作の解除とホイールシリンダ圧の減圧との間に時間差が生じ、ホイールシリンダ圧を利用する制動オフ判定が遅れてしまう可能性がある。特にレギュレータ圧センサ71に異常が発生し、制御圧センサ73によるホイールシリンダ圧の減圧の検出が必須となっている状態において制動オフ判定が遅れてしまう可能性がある。
この第2の変形例は、上述の第1の変形例に関連する更なる変形例である。第2の変形例は、制動オン条件については第1の変形例と同一であり、制動オフ条件が第1の変形例とは異なる。第1の変形例と第2の変形例とは、制動オフ条件の第4判定に関して異なる。第2の変形例に係る制動オフ条件においてはホイールシリンダ圧の代わりにストップランプスイッチからの入力信号を利用する。具体的には、ブレーキECU70は、ストップランプスイッチ80からの入力信号が制動オフを示す場合、またはレギュレータ圧センサ71からの入力信号が制動オフを示す場合に、第4判定の判定結果を制動オフであるとする。
ここで、上述と同様に理解を容易にするための表記を用いれば、第2の変形例に係る制動オン条件及び制動オフ条件はそれぞれ、
制動オン条件:(A1かつA2)または(A3かつ(A4またはA5))
制動オフ条件:(B1またはB2)かつ(B3またはB5)
となる。制動オフ条件が制動オン条件の否定とは異なる条件に設定されていることが理解されよう。
このように第2の変形例においては、運転者のブレーキ操作の解除に際してホイールシリンダ圧よりも高い応答性を有する入力信号、具体的には例えばストップランプスイッチからの入力信号を利用して制動オフが判定される。このようにホイールシリンダ圧に代えて、ブレーキ操作の解除に応じてすぐに変化する入力信号を用いることにより、迅速に制動オフを良好に判定することができる。また、レギュレータ圧センサ71の異常時にもストップランプスイッチが正常である限りは迅速に制動オフを判定することができるので、フェイルセーフ性の高い制動判定が実現される。更に、減圧リニア制御弁67の意図的な減圧応答遅れに関する設計自由度を向上させることもできる。尚、上記第4判定は、ストップランプスイッチ80からの入力信号およびレギュレータ圧センサ71からの入力信号を用いて制動オフを判定する例を示したが、第4判定は、ストップランプスイッチ80からの入力信号のみに基づいて判定することも可能である。
また第2の変形例によれば、制動オフ条件は、単に制動オン条件の否定として設定されるのではなく、制動オン判定条件の否定とは異なる条件に設定されている。このため、制動オン及び制動オフそれぞれの際の測定対象量例えば作動液圧の変動の違いを考慮して判定条件を設定することができる。これにより、運転者からの制動要求の有無を良好に判定することができる。
なおここでストップランプスイッチ80に代えてストロークセンサ25を用いることも可能である。しかし、本実施形態のようにストロークによる判定系統と液圧による判定系統とで二重に判定系統を構築している場合には、既に判定系統に組み込まれているストロークセンサ25以外のセンサを用いることが好ましいであろう。
本発明の一実施形態に係るブレーキ制御装置を示す系統図である。
符号の説明
20 ブレーキ制御装置、 23 ホイールシリンダ、 24 ブレーキペダル、 25 ストロークセンサ、 70 ブレーキECU、 71 レギュレータ圧センサ、 73 制御圧センサ、 80 ストップランプスイッチ。

Claims (17)

  1. 制動オン判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が発生したものと判定し、制動オフ判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が解除されたものと判定する制御部を備え
    前記制御部は、第1の複数の入力信号に基づいて前記制動要求の発生を判定する第1判定と、第2の複数の入力信号に基づいて前記制動要求の発生を判定する第2判定と、を実行することにより前記制動オン判定条件が成立したか否かを判定し、
    前記制御部は、第3の複数の入力信号に基づいて前記制動要求の解除を判定する第3判定と、第4の複数の入力信号に基づいて前記制動要求の解除を判定する第4判定と、を実行することにより前記制動オフ判定条件が成立したか否かを判定することを特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 前記制御部は、前記制動オン判定条件の否定とは異なる条件を前記制動オフ判定条件とすることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ制御装置。
  3. 前記制御部は、前記制動オン判定条件に関してはホイールシリンダ圧を利用し、かつ前記制動オフ判定条件に関してはホイールシリンダ圧を利用しないよう設定されていることを特徴とする請求項2に記載のブレーキ制御装置。
  4. 前記制御部は、運転者のブレーキ操作の解除に対してホイールシリンダ圧よりも高い応答性を有する入力信号に基づいて制動オフを判定することを特徴とする請求項3に記載のブレーキ制御装置。
  5. 前記制御部は、ストップランプスイッチからの入力信号に基づいて制動オフを判定することを特徴とする請求項4に記載のブレーキ制御装置。
  6. 前記制御部は、前記制動オン判定条件の否定を前記制動オフ判定条件とすることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ制御装置。
  7. 前記第1の複数の入力信号はペダルストロークを示すペダルストローク入力信号を含み、前記第2の複数の入力信号は作動液圧を示す作動液圧入力信号を含み、前記第3の複数の入力信号は前記ペダルストローク入力信号を含み、前記第4の複数の入力信号は前記作動液圧入力信号を含むことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ制御装置。
  8. 前記制動オン判定条件は、前記第1判定および前記第2判定の判定結果の少なくとも一方が前記制動要求の発生を示す場合に成立し、
    前記制動オフ判定条件は、前記第3判定および前記第4判定の判定結果がともに前記制動要求の解除を示す場合に成立することを特徴とする請求項に記載のブレーキ制御装置。
  9. 前記制御部は、前記第1判定において、前記第1の複数の入力信号のすべてまたは過半数が制動要求の発生を示すものである場合に、前記第1判定の判定結果として前記制動要求が発生したものとし、
    前記第2判定において、前記第2の複数の入力信号のすべてまたは過半数が前記制動要求の発生を示すものである場合に、前記第2判定の判定結果として前記制動要求が発生したものとし、
    前記第3判定において、前記第3の複数の入力信号のすべてまたは過半数が前記制動要求の解除を示すものである場合に、前記第3判定の判定結果として前記制動要求が解除されたものとし、
    前記第4判定において、前記第4の複数の入力信号のすべてまたは過半数が前記制動要求の解除を示すものである場合に、前記第4判定の判定結果として前記制動要求が解除されたものとすることを特徴とする請求項に記載のブレーキ制御装置。
  10. 前記第1判定は、ストロークセンサからの2つの測定値を利用して前記制動要求の発生を判定し、
    前記第2判定は、レギュレータ圧センサおよび制御圧センサのそれぞれの測定値を利用して前記制動要求の発生を判定し、
    前記第3判定は、前記ストロークセンサからの2つの測定値を利用して前記制動要求の解除を判定し、
    前記第4判定は、前記レギュレータ圧センサおよび前記制御圧センサのそれぞれの測定値を利用して前記制動要求の解除を判定することを特徴とする請求項に記載のブレーキ制御装置。
  11. 前記制御部は、制御圧センサ及びストップランプスイッチの少なくとも一方からの入力信号が制動オンを示し、かつレギュレータ圧センサからの入力信号が制動オンを示す場合、前記第2判定の判定結果を前記制動要求の発生であるとし、
    前記制御圧センサ及び前記ストップランプスイッチの双方からの入力信号が制動オフを示す場合、または前記レギュレータ圧センサからの入力信号が制動オフを示す場合、前記第4判定の判定結果を前記制動要求の解除であるとすることを特徴とする請求項に記載のブレーキ制御装置。
  12. 制動オン判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が発生したものと判定し、制動オフ判定条件が成立した場合には運転者からの制動要求が解除されたものと判定することを含み、
    運転者からの制動要求発生の判定は、第1の複数の入力信号に基づいて前記制動要求の発生を判定する第1判定を実行することと、第2の複数の入力信号に基づいて前記制動要求の発生を判定する第2判定を実行することと、を含み、
    制動要求解除の判定は、第3の複数の入力信号に基づいて前記制動要求の解除を判定する第3判定を実行することと、第4の複数の入力信号に基づいて前記制動要求の解除を判定する第4判定を実行することと、を含むことを特徴とするブレーキ制御方法。
  13. 前記制動オフ判定条件は、前記制動オン判定条件の否定とは異なる条件であることを特徴とする請求項12に記載にブレーキ制御方法。
  14. 前記制動オン判定条件に関してはホイールシリンダ圧を利用し、かつ前記制動オフ判定条件に関してはホイールシリンダ圧を利用しないことを特徴とする請求項13に記載のブレーキ制御方法。
  15. 運転者のブレーキ操作の解除に対してホイールシリンダ圧よりも高い応答性を有する入力信号に基づいて制動オフを判定することを特徴とする請求項14に記載のブレーキ制御方法。
  16. ストップランプスイッチからの入力信号に基づいて制動オフを判定することを特徴とする請求項15に記載のブレーキ制御方法。
  17. 前記制動オフ判定条件は、前記制動オン判定条件の否定であることを特徴とする請求項12に記載のブレーキ制御方法。
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