JP4428971B2 - 飾り額兼用の装丁体、およびその製造方法 - Google Patents

飾り額兼用の装丁体、およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、刺繍等の鑑賞物の装着が容易であり、また、飾り額縁として再度使用できる装丁体に関するものであり、特に、電報用紙、招待状、商品券、切符等を、配達したり贈答したりする際に、それらを取り扱う場合に使用する外観が豪華で美麗な装丁体に関する。
グリーティングカード、電報用紙、商品券等の各種の印刷紙葉を挟持するホルダーとして使用する装丁体は、厚紙を芯材として表装した表紙部の裏側に紙葉保持部を形成したもの、若しくは厚紙を芯材として表装した表表紙部と裏表紙部とを背部を介して接合し、裏表紙部の内側に紙葉保持部を形成したものが普通であった。例えば、特許文献1〜4に示されている如く、ボール紙からなる芯材を表装した表表紙部と裏表紙部とを背部を介して折畳み可能に連接し、表表紙部に装飾物などを挿入し目視する為の窓部を設けたものや、表表紙部に刺繍等の装飾を施した装丁体が知られている。特許文献1には、表表紙部に窓部を有する額縁体となした装丁体が記載され、その際、立体的に形成される額縁体の縁取りは、例えば、ダンボール紙、ポリウレタン発泡体等の詰め物を貼り付け、その上から表装用化粧紙で包み込むことにより形成されている。
しかしながら、詰め物が芯材と異なる材料から形成されていると、その材料を調達するのに手間がかかり、また、詰め物がポリウレタン発泡体であると、その焼却時にシアンなどの有害ガスが発生したりして好ましくなく、また、紙材として再生利用する際には詰め物を除去する必要があり、手間がかかり、再生利用は困難であった。
また、装丁体の表面の装飾模様が表表紙部に固着されていると、その装飾模様は送り主が選択して贈答するので受取人の好みのものでないこともあり、そのような場合には、しまい込まれるか破棄されてしまうので、装飾模様を好みのものに取り替え得ることが要望されていた。
特開平11−309962号公報 特開2001−293980号公報 特開2002−211173号公報 実公平06−019588号公報
そこで、本発明は、表表紙部が立体感があり、窓部を有する額縁様に形成され、その窓部に好みの装飾模様片などを取り付けることが可能であり、額縁として再利用できるとともに、焼却時に有害ガスを発生することもなく、紙材として再生利用が可能な装丁体を提供することを課題とする。
本願の第1の発明は、紙製の芯材と表装用化粧紙からなり、表表紙部と裏表紙部とを背部を介して開閉自在に蝶着した装丁体であって、表表紙部の主体部の上下左右辺に折り曲げ線と該線によって区画される複数の台形で構成される折り曲げ片からなる枠形成部を、表表紙用芯材と一体に形成し、該枠形成部を巻き込む様に折り畳むことによって外層と内層の2層からなり多角形の各角の頂点が外層の内面に接するように立体状に形成した縁取りを設けた表表紙部用芯材と裏表紙部用芯材との表側面を表装用化粧紙で包み込んだ開閉自在の表紙部と、表表紙部の裏面に装飾片挟部用の用紙を2つ折りにして重ね合わせ表装紙を貼り付けた2重構造の部材の1枚の用紙のみに、折り曲げ辺と対向する開口片と上下辺に沿って折り曲げ片に達する切り込みを形成し、それよって枠部と扉部とに分割し、扉部の周辺部のみを表表紙部内面に貼り付けた装飾片挟持部と、裏貼紙の裏貼部に上下に折り曲げ片を備えた紙葉挿入部形成片を連続して設け、折り曲げて重ね合せると共に上下の折り曲げ片を裏貼部の裏面に折り曲げ接着した紙葉挿入部を形成した裏貼紙を裏表紙部内面に貼り付けた紙葉挿入部と、表表紙部と装飾片挟持部の扉部とを貫通する窓部を備えたことを特徴とする装丁体、である。
本願の第2の発明は、次の(イ)〜(ヘ)の工程からなる第1に記載の装丁体の製造方法、である。
(イ)紙製の表表紙部用芯材を主体部とその上下左右に枠形成部を設ける如くに打ち抜き、折り曲げ線、および補助折り曲げ線を形成する工程。
(ロ)表表紙部用芯材の枠形成部を巻き込むように折り曲げて外層及び内層の2層からなる立体状の縁取りを有する表表紙部用芯材を形成する工程。
(ハ)立体状の縁取りを有する表表紙部用芯材と表表紙部用芯材を主体部と同形状の裏表紙部用芯材とを表装用化粧紙で包み込んで背部を介して連結する表紙部を作製する工程。
(ニ)裏貼紙の裏貼部に上下に折り曲げ片を備えた紙葉挿入部形成片を連続して設け、折り曲げて重ね合せると共に上下の折り曲げ片を裏貼部の裏面に折り曲げ接着した後、裏表紙部内面に貼り付ける工程。
(ホ)別に、表表紙の主体部の2枚分の大きさの紙葉挟部用芯紙を2つ折りにして重ね合わせ、裏貼紙を貼り付けて2重構造の装飾片挟持部材を形成し、1枚の芯紙のみに、折り曲げ辺と対向する開口辺と上下辺に沿って折り曲げ辺側縁に達する切り込みを形成して枠部と扉部とに分割し、扉部の周辺部のみを表表紙部内面に貼り付ける工程。
(へ)表表紙部と紙葉挟持部の扉部とを貫通する窓部を形成する工程。
お、上記各工程を経て作製された装丁体には、更なる装飾のための箔押しや内容物の説明のための印刷を施すことは適宜なしえることである。
また、第の発明における(ホ)工程の切り込みは、直線や波形などいかなる形状でよいが、波形とするこにより切り込み部が長くなり、摩擦係数が向上するので、閉鎖時の保持が容易となる。
本発明の装丁体は、表表紙部に立体的な額縁様の縁取りを有し、立体感があり重厚で額縁として再利用できる装丁体であり、さらに、該装丁体は、厚紙、表装用化粧紙、及び裏貼紙でのみで作製されているので、焼却処分しても有害ガスの発生がなく、また、紙材として再生利用が可能である。
本発明を更に具体的に説明する。
本発明の装丁体は、腰の有る厚紙を芯材として用いて、方形の主体部とその上下左右の4辺に枠形成部として機能する折り曲げ片一体に形成し、その折り曲げ片の自由端を巻き込むように折り曲げて断面円弧状の外層と内層との2層からなる立体的な額縁様の縁取りを形成した表表紙用芯材と、方形主体部と同形の裏表紙用芯材とを表装用化粧紙で包み込んで表紙部を作製する。表表紙部と裏表紙部は、蝶番として機能する背部を介して折り畳み可能に連接する。芯材と用いる腰の有る厚紙としては、白ボール紙、馬糞紙などが用いられる。表装用化粧紙は、装丁体に豪華さや綺麗さを付与するものであれば単層の色紙、模様紙、編織布、ポリオレフィン系フィルム(例えばポリエチレン系フィルム、ポリプロピレン系フィルム等)など如何なる装飾材でよいが、好ましくは薄層布地と裏打ち紙とを積層してなる材料が好適である。
次いで、裏表紙部の内面に、裏貼紙の裏貼部に上下に折り曲げ片を備えた紙葉挿入部形成片を連続して設け、折り曲げて重ね合せると共に上下の折り曲げ片を裏貼部の裏面に折り曲げ接着した後、裏表紙部内面に貼り付けて、紙葉を出し入れ可能な紙葉挿入部を形成する。
別に、表表紙の主体部の2枚分の大きさの装飾片挟持部用芯材を2つ折りにして重ね合わせ、裏貼紙で包み込んで2重構造の部材を形成し、1枚の芯紙のみに、折り曲げ辺に対向する開口辺、および上下辺に沿って折り曲げ辺側縁に達する波形の切り込みを形成し、それによって枠部と扉部とに分割し、扉部の周辺部のみ糊付けして表表紙部内面に貼り付ける。枠と扉部とは折り曲げ部を介して蝶番連結しているので、枠を開くと装飾片挟持部となる。扉部を表表紙部内面に貼り付けるための糊材としては、通常の澱粉糊、ポリ酢酸ビニルなどの化学糊、ホットメルト系接着剤、両面粘着テープ等が用いられる。切り込みを波形に形成するのは、切り込み線を出来るだけ長くしてその摩擦力によりロック機能を持たせるためである。
装飾片としては、メッシュ織物に刺繍した刺繍片、写真、絵画、絵葉書、模様織物等が用いられるが、刺繍片が特に好ましく用いられる。これらの装飾片は、必要に応じて適宜取り替えて使用される。また、窓部は、略芯材2枚分の厚みを有するので、刺繍や押し絵などの立体装飾片を挿入することも可能である。
なお、扉部と表表紙部内面とは周辺のみで貼り付けられているので、窓部近辺では隙間が形成されており、該隙間に刺繍片などの装飾片を挿入して仮止めするこが可能である。
表表紙部の中央であって、額縁様の縁取り部の内側に、紙葉挟持部の扉部とを貫通する窓部を形成する。窓部の形状は、円形、楕円形、三角形、方形、多角形など如何なる形状でも良い。
更なる装飾のために、表裏の表紙部の表面に、箔押し、印刷などによる装飾を施してもよく、刺繍片等の装飾片の説明などの印刷を施してもよい。
図1は、本発明の装丁体を半開した状態を示す概略図であり、装飾性を向上させるために立体的にに形成された額縁様の縁取り枠部31を備えた表表紙部11と、表表紙部の内側面に貼着し、刺繍体、写真等の装飾片おを挟持する装飾片挟持部24と、裏表紙部の内面に設けた紙葉挿入部22とで構成されている。
《表表紙用芯材の構成》
表表紙用芯材は、腰のある厚紙を打ち抜き加工により作製するものであり、図2に示すように、方形の主体部12の4辺に上下の折り曲げ片13、13と、左右の折り曲げ片16、16が一体に形成されている。
上下の折り曲げ片13、13は、折り曲げ線14a〜14dによって台形部13a〜13dに区画されており、台形部13bの幅を形成する立体的縁取り枠部の幅と同一にし、台形部13aおよび13cの幅を台形部13bの幅より大きくし、台形部13aには折り曲げ補助線15aが、台形部13cには折り曲げ補助線15bが形成されている。ここで、折り曲げ線14dを谷折に折り曲げる。
次いで、折り曲げ線14cと谷折りに折り曲げ、次いで、折り曲げ線14bを谷折りに折り曲げ、更に、折り曲げ線14aを谷折りに折り曲げて立体的縁取り枠部を形成する。そして、折り曲げ片13bを主体部12に貼り付ける。即ち、台形部13d乃至13aを順次巻き込む様に折り曲げて、主体部12に台形部13bを貼り付けると、台形部13a及び13cの幅が台形部13bの幅より大きいので、台形部13cは補助折り曲げ線15bに沿って折れ曲がり断面三角形を形成し、台形部13aは補助折り曲げ線15aに沿って湾曲し、図5の(a)に断面で示す如く、底辺を13bとする膨出部が形成される。図2では補助折り曲げ線15bは1本であるが、該補助折り曲げ線は2本以上複数本設けても構わない。補助折り曲げ線を増やすとその分だけ角が増加した多角形となり、外層との接点が増加する。
左右の折り曲げ片16、16も同様にして、台形部16d乃至16aを折り曲げ線17d乃至17aを順次巻き込む様に折り曲げて、主体部12に台形部16bを貼り付けると、台形部16a及び16cの幅が台形部16bの幅より大きいので、台形部16cは補助折り曲げ線18に沿って折れ曲がり断面多角形を形成し、図5の(b)に断面で示す如く、底辺を16bとする膨出部が形成される。
なお、上記例では、用紙の繊維方向が上下方向に一致するので、上下の台形部13aに補助折り曲げ線15aを台形部13cには補助折り曲げ線15bを形成し、左右の台形部16cでは、該折り曲げ片のみに補助折り曲げ線18を設けている。
また、折り曲げ片13によって形成された縁取り枠部と折り曲げ片16によって形成された縁取り枠部との間に、段違いおよび隙間が生じないように、台形部13aの底辺の角度と台形部16aの角度は、両者の和が90度になるようにし、台形部13aの側辺の長さと台形部16aの側辺の長さは、それらの接合部が一致するように設定している。
なお、補助折り曲げ線に沿う折り曲げを折り曲げ線による折り曲げ工程中に行っているが、折り曲げ線による折曲げを行う前に折り曲げておいても、折り曲げ線の重ね合せ時に自然に折り曲げさせても良い。
《裏表紙用芯材》
図3(a)中の12は表表紙用芯材で表表紙用芯材11の上下左右を巻き込むように折り畳んで縁取りを形成した表表紙用芯材であり、19は裏表紙用芯材であって、表表紙用芯材と同一材料で形成され、表表紙用芯材12と同一寸法に形成されている。
《裏貼紙・紙葉挿入部》
裏表紙から表表紙の一部の折り返し面を覆うように一回り小さい裏貼部と、裏貼部の一側に一体に形成され上下に折り返し片を有する紙葉挿入部形成片とで形成された裏貼紙21の、上下の折り返し片を裏側に折り曲げ接着し、紙葉入部22を備えた裏貼を形成する。
《表紙部の組立》
上記のように構成された、表表紙用芯材と裏表紙用芯材とを装丁体の背部を形成するための間隔をおいて並べた形状より一回り大きく、接着剤を塗布した表装用化粧紙20上に、背部を形成するに必要な幅を隔て、且つ表装用化粧紙20の四方辺が等間隔にはみだすように載置接着(図3(a))し、その後はみ出し部分を芯材の辺を包むように折り返して接着する(図3(b))。さらに、紙葉挿入部22を形成した裏貼紙21を表紙部12の裏面にまたがって貼り付ける(図3(c))。したがって、表裏の表紙部は、表装用化粧紙20と裏貼紙12とで構成された背部を介して蝶番開閉するように形成されている。背部には必要に応じて補強紙を重ねて貼り合わせてもよい。
なお、表表紙部の縁取り枠部は、図5に示す如く、2層からなる立体的な縁取りであり、外層は内層の角部に接して保持されているのであるから上からの押圧に対して強固でつぶれることがなく、また、その各層の間には空間が存在するが、該枠が表装用化粧紙で覆われるとその空間は密閉され、よって枠部を圧縮しても空間の空気は逃げ場がなく、クッションの如き機能を持たせることができる。
《装飾片挟持部用材・挟持部の組立》
刺繍、写真等の装飾片を挟持する挟部部用の芯材24(図3(d))を折り曲げ線25に沿って2つ折にし、2つ折にした形状より一回り大きく、接着剤を塗布した裏貼紙27上に、裏貼紙27の四方辺が等間隔にはみ出すように載置接着し(図3(e))、延長部分を裏面側に折り曲げて裏面側に貼り、裏になる芯材にのみ、折り曲げ辺と対向する開口辺と上下辺と平行に周縁から所定の間隔をおいて折り曲げ辺に達する鋸歯状の破断線26を形成する(図3(f)。したがって、破断線で枠体と分離された扉部32は、枠体と折り曲げ辺を介して蝶番開閉が可能となる様に連結されている。
《表表紙部と装飾挟持部の貼り合わせ》
上記のように構成した表表紙部11と装飾片挟持部33は、装飾片挟持部33の裏面側を表表紙部の裏面側に周辺のみを貼り付け(図3(g))、その後図4(a)、図4(b)に示すように、装飾片挟持部の枠部材を開いて表表紙部材と挟持用部材の扉部を打ち抜き、窓部28を形成する。この時窓部12の周縁の表表紙部と挟持用部材とは糊付けされていないので、両者の間に刺繍を施した布帛のように可撓性を有する装飾体を挿入することができ、また、挿入された装飾体は指等で押し出すことにより、容易に抜き取ることができる。
本発明の装丁体の斜視図である。 本発明の装丁体を製造するための表表紙の芯材の展開図である。 本発明の装丁体の組立て工程図である。 (a)は本発明の装丁体の展開図であり、(b)は(a)のI−I線における断面図である。 (a)は図1における縁取り枠部のI−I線の断面図であり、(b)は図1における縁取り枠部のII−II線の断面図である。
符号の説明
10 装丁体
11 表表紙部
12 表表紙用芯材
13 上下の折り曲げ片
14 折り曲げ線
15 補助折り曲げ線
16 左右の折り曲げ片
17 折り曲げ線
18 補助折り曲げ線
19 裏表紙芯材
20 表装用化粧紙
21 裏貼紙
22 紙葉挿入部
23 紙葉挟持部
24 装飾片挟持部
25 折り曲げ線
26 波形(鋸歯形)切り込み線
27 裏貼紙
28 窓部
31 縁取り枠部
32 扉部
33 装飾片挟持部

Claims (2)

  1. 紙製の芯材と表装用化粧紙からなり、表表紙部と裏表紙部とを背部を介して開閉自在に蝶着した装丁体であって、表表紙部の主体部の上下左右辺に折り曲げ線と該線によって区画される複数の台形で構成される折り曲げ片からなる枠形成部を、表表紙用芯材と一体に形成し、該枠形成部を巻き込む様に折り畳むことによって外層と内層の2層からなり多角形の各角の頂点が外層の内面に接するように立体状に形成した縁取りを設けた表表紙部用芯材と裏表紙部用芯材との表側面を表装用化粧紙で包み込んだ開閉自在の表紙部と、表表紙部の裏面に装飾片挟部用の用紙を2つ折りにして重ね合わせ表装紙を貼り付けた2重構造の部材の1枚の用紙のみに、折り曲げ辺と対向する開口片と上下辺に沿って折り曲げ片に達する切り込みを形成し、それよって枠部と扉部とに分割し、扉部の周辺部のみを表表紙部内面に貼り付けた装飾片挟持部と、裏貼紙の裏貼部に上下に折り曲げ片を備えた紙葉挿入部形成片を連続して設け、折り曲げて重ね合せると共に上下の折り曲げ片を裏貼部の裏面に折り曲げ接着した紙葉挿入部を形成した裏貼紙を裏表紙部内面に貼り付けた紙葉挿入部と、表表紙部と装飾片挟持部の扉部とを貫通する窓部を備えたことを特徴とする装丁体。
  2. 次の(イ)〜(ヘ)の工程からなる請求項1に記載の装丁体の製造方法。
    (イ)紙製の表表紙部用芯材を主体部とその上下左右に枠形成部を設ける如くに打ち抜き、折り曲げ線、および補助折り曲げ線を形成する工程。
    (ロ)表表紙部用芯材の枠形成部を巻き込むように折り曲げて外層及び内層の2層からなる立体状の縁取りを有する表表紙部用芯材を形成する工程。
    (ハ)立体状の縁取りを有する表表紙部用芯材と表表紙部用芯材を主体部と同形状の裏表紙部用芯材とを表装用化粧紙で包み込んで背部を介して連結する表紙部を作製する工程。
    (ニ)裏貼紙の裏貼部に上下に折り曲げ片を備えた紙葉挿入部形成片を連続して設け、折り曲げて重ね合せると共に上下の折り曲げ片を裏貼部の裏面に折り曲げ接着した後、裏表紙部内面に貼り付ける工程。
    (ホ)別に、表表紙の主体部の2枚分の大きさの紙葉挟部用芯紙を2つ折りにして重ね合わせ、裏貼紙を貼り付けて2重構造の装飾片挟持部材を形成し、1枚の芯紙のみに、折り曲げ辺と対向する開口辺と上下辺に沿って折り曲げ辺側縁に達する切り込みを形成して枠部と扉部とに分割し、扉部の周辺部のみを表表紙部内面に貼り付ける工程。
    (へ)表表紙部と紙葉挟持部の扉部とを貫通する窓部を形成する工程。
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