JP3749064B2 - 強化包装紙 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は貼り合わせシートから成る包装紙、殊に貼り合わせ界面に介在した紙製テープの表面をシートを通して視認し得るようにした貼り合わせ包装紙における強化構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より各種工業製品の包装紙として、強靱で耐湿性に富み、安価であるところからクラフト紙を用いた強化包装紙が多用されている。
【0003】
而して従来の強化包装紙は、二枚のクラフト紙を貼り合わせ、この貼り合わせ界面にPP、PEから成る合成樹脂製メッシュを介在させた貼り合わせ構造、或いは同貼り合わせ界面にPP、PEから成る合成樹脂製フイルムを介在させた貼り合わせ構造を採っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然しながらこれら強化包装紙は、合成樹脂製メッシュやフイルムをサンドイッチした貼り合わせ構造であるためリサイクル性に欠ける点が最大の問題として指摘されており、その改善が課題となっている。又従来の強化包装紙は焼却処理時に有害ガスを発生する問題も内在している。
【0005】
本発明はこれら強化包装紙における強化目的を確保しつつ、上記従来例における問題点を適切に解決する強化包装紙を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この強化包装紙は、第1紙製シートと第2紙製シートをグラシン紙に代表される透明、又は半透明の紙製シートで形成し、該第1紙製シートと第2紙製シートとを貼り合わせ、該第1、第2紙製シートの貼り合わせ界面にクラフト紙から成る紙製テープを間隔をおいて並列に介在した貼り合わせ構造を採る。よって完全リサイクルを可能としつつ、紙製テープの表面の印刷を上記シートを通して視認し得る透視表示効果と共に、包装紙の強化目的を達成した。
【0007】
又他例として、グラシン紙から成る第1紙製シートと、クラフト紙とから成る第2紙製シートを貼り合わせ、該第1、第2紙製シートの貼り合わせ界面にクラフト紙から成る紙製テープを間隔をおいて並列に介在した貼り合わせ構造を採る。よって完全リサイクルを可能としつつ、紙製テープの表面の印刷を上記グラシン紙から成る第1紙製シートを通して視認し得る透視表示効果と共に、包装紙の強化目的を達成した。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1A,Bに示すように、グラシン紙から成る第1紙製シート1と、同グラシン紙から成る第2紙製シート2とを用意し、該第1、第2紙製シート1,2間にクラフト紙から成る紙製テープ3を並列に介在し三者を接着材5を介して貼り合わせ構造にする。
【0009】
これにより図3に示すように、第1、第2紙製シート1,2の貼り合わせ界面に紙製テープ3が間隔をおいて並列に介在された貼り合わせ構造を有する強化包装紙を形成すると共に、グラシン紙から成るシート1,2を通して紙製テープ3の表面を視認可能にする。
【0010】
又他例として図2A,Bに示すように、グラシン紙から成る第1紙製シート1と、クラフト紙から成る第2紙製シート2′とを用意し、該第1、第2紙製シート1,2′間にクラフト紙から成る紙製テープ3を並列に介在し三者を接着材5を介して貼り合わせ構造にする。
【0011】
これにより図3に示すように、第1、第2紙製シート1,2′の貼り合わせ界面に紙製テープ3が間隔をおいて並列に介在された貼り合わせ構造を有する強化包装紙を形成すると共に、グラシン紙から成る第1紙製シート1を通して紙製テープ3の表面を視認可能にする。
【0012】
上記グラシン紙は亜硫酸パルプを原料とし、光沢を付けて透明又は半透明に仕上げた紙であり、クラフト紙はクラフトパルプ(未さらしの硫酸塩パルプ)から作られる褐色の紙であり、何れも既知のものである。
【0013】
上記紙製テープ3の表面には強化包装紙の強度を判別できる着色や文字等の印刷4、又は使用者の視覚効果(包装紙の用途、機能、効能)を意図する文字、図形、模様等の印刷4を施し、上記グラシン紙から成る紙製シート1を通してこの印刷4を視認できるようにする。
【0014】
又図5に示すように、上記第1、第2紙製シート1,2(2′)の貼り合わせ界面に介在した紙製テープ3としてはクラフト紙から成る平テープの他、上記印刷4を施したクラフト紙から成るクレープ紙(皺付き紙)を適用し、緩衝作用を富加しつつ、グラシン紙から成る紙製シート1を介し上記着色や文字等の印刷4を透視可能にする。このクレープ紙の皺形状は、既知の方法により抄造時又は抄造後に付与し、この抄造クラフト紙をテープ状にスリッティングして適用する。
【0015】
図4は、上記紙製テープ3を形成する平テープ又は皺付きテープを長手方向に二つ折り又はS字折りして第1紙製シート1と第2紙製シート2(2′)間の貼り合わせ界面に介在した強化包装紙を示している。この強化包装紙は、紙製テープ3による強化目的を著しく向上する。加えて上記二つ折り又はS字折りした紙製テープ3表面に前記着色や文字等の印刷4を施し、該印刷4をグラシン紙から成る紙製シート1を通して視認できるようにする。
【0016】
上記強化包装紙を形成する第1、第2紙製シート1,2(2′)及び紙製テープ3は何れも紙製(パルプ製)であり完全リサイクルが可能であると共に、図3、図5に示すように、上記グラシン紙の特性を活かしてシート1,2(2′)の貼り合わせ界面に介在した紙製テープ3の透視表示効果を得ながら包装紙の強化目的を達成する。
【0018】
【発明の効果】
本発明の上記強化包装紙は、同包装紙における強化構造目的を達成しながら、完全リサイクル目的を達成できる。
【0019】
又強化包装紙を形成するグラシン紙を通して紙製テープの色を透視し、この色分けにより包装紙の強度を判別し、包装対象品に対する強化包装紙の選択を容易にできる。
【0020】
又上記紙製テープに施した着色や文字等の印刷により強化包装紙の用途、機能、効能等を容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は透視可能なシートで形成した第1、第2紙製シートと紙製テープから成る強化包装紙を貼り合わせ前の状態を以て示す拡大断面図、(B)は同貼り合わせ後の構造を示す拡大断面図。
【図2】(A)は他例を示す強化包装紙を貼り合わせ前の状態を以て示す拡大断面図、(B)は同貼り合わせ後の構造を示す拡大断面図。
【図3】図1、図2における強化包装紙を部分切欠して示す拡大平面図。
【図4】上記強化包装紙の紙製テープを長手方向に亘り重ね折りして第1、第2紙製シート間に介在させた状態を示す拡大断面図。
【図5】上記強化包装紙の貼り合わせ界面にクレープ紙から成る紙製テープを並列に介在した状態を部分切欠して示す拡大平面図。
【符号の説明】
1 第1紙製シート
2,2′ 第2紙製シート
3 紙製テープ
4 印刷
5 接着剤
Claims (5)
- グラシン紙から成る透明又は半透明の第1紙製シートとグラシン紙から成る透明又は半透明の第2紙製シートとを貼り合わせ、該第1、第2紙製シートの貼り合わせ界面にクラフト紙から成る紙製テープを間隔をおいて並列に介在して第1、第2紙製シートと貼り合わせたことを特徴とする強化包装紙。
- グラシン紙から成る透明又は半透明の第1紙製シートとクラフト紙から成る第2紙製シートとを貼り合わせ、該第1、第2紙製シートの貼り合わせ界面にクラフト紙から成る紙製テープを間隔をおいて並列に介在して第1、第2紙製シートと貼り合わせたことを特徴とする強化包装紙。
- 上記クラフト紙から成る紙製テープがクレープ紙から成ることを特徴とする請求項1又は2記載の強化包装紙。
- 上記クラフト紙から成る紙製テープの表面に文字又は図形又は模様等の印刷を施し、該印刷を上記グラシン紙を通して視認する構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の強化包装紙。
- 上記クラフト紙から成る紙製テープは長手方向に二つ折り又はS字折りして介在したことを特徴とする請求項1又は2記載の強化包装紙。
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