JP4421392B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、トッププレートの加熱部に載置された被加熱調理器具を、加熱手段によって加熱する加熱調理器に関する。
例えば、特許文献1には、以下のような加熱調理器が開示されている。ユーザが選択した調理モードが天ぷらモードである場合に、加熱を開始すると鍋の温度を検知し、ユーザが設定した温度(即ち油の加熱温度)に達するように制御する。そして、ユーザの設定温度が例えば、160度,180度,200度などであれば、夫々の温度を表示するためのLEDを点灯させるようになっている。
特開平11−2412号公報
ところで、加熱調理器には、ユーザによって選択された調理タイプに応じて加熱調理を自動的に制御する自動調理モードを備えているものがある。しかしながら、加熱調理器が自動調理モードを実行している場合に、ユーザは、その調理の進行状況を明確に把握できないという問題があった。従って、加熱調理器に、前記進行状況を明確に表示するような機能を持たせることが望ましい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが選択して実行させている加熱調理の進行状況を表示することができる加熱調理器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の加熱調理器は、調理器本体の上面を構成し、加熱部に被加熱調理器具が載置されるトッププレートと、
前記加熱部に載置された被加熱調理器具を加熱するための加熱手段と、
加熱調理についての設定操作を行うための操作手段と、
前記設定操作に基づいて前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、
前記操作手段における調理設定状態及び設定された調理の進行状況を表示パターンによって表示する表示手段と、
この表示手段における表示を制御する表示制御手段とを備え
前記加熱手段を、誘導加熱用の加熱コイルで構成し、
前記表示手段を、前記トッププレートの下方に配置される蛍光表示管で構成し、
前記蛍光表示管を構成している磁性金属部材を、前記加熱コイルの下方側に配置される高透磁率体よりも下方に位置するように配置したことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザは、実行している調理の進行状況を把握できるようになる。従って、例えば、ユーザが、加熱調理器による調理と共に、他の作業を並行して行う場合でも、調理を失敗することなく確実に遂行することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図10には、台所のキャビネット1に、加熱調理器2が組み込まれた状態の外観斜視図が示されている。また、図11は、トッププレートを外した状態で示す要部の平面図である。加熱調理器2の本体3は、キャビネット1に設けられた収納部4に収納されている。本体3の左部には、ロースタ部5が設けられ、右部には、操作部6が設けられている。操作部(操作手段)6には、複数のスイッチ7が設けられている。
本体3の上部には、図11に示すような上部加熱ユニット10が設けられている。この上部加熱ユニット10は、上面が開口した矩形箱状の上部ケース11内に、夫々誘導加熱用の左加熱コイル12と右加熱コイル13を左右に配置すると共に、中央部の後部側に位置させて例えばラジエントヒータからなる中央ヒータ14を配置し、その上面開口部にそれらコイル12,13及びヒータ14を上方から覆うように、耐熱ガラス製のトッププレート15を設けて構成されている。
トッププレート15には、左右の加熱コイル12,13及び中央ヒータ14の上方に位置させて、夫々円形の加熱部16,17,18が表示されている。そして、左右の加熱コイル12,13は、加熱部16,17上に調理容器Pを載置した状態で通電制御されることに基づき、その調理容器Pを誘導加熱し、また、中央ヒータ14は、加熱部18上に調理容器Pを載置した状態で通電制御されることに基づき、その調理容器Pを加熱するようになっている。
上部ケース11内の前部には、左右の加熱コイル12,13の前方に位置させて夫々多数個のLED(発光ダイオード)19を有する火力表示部20,21を設けていると共に、左右の加熱コイル12,13間に位置させて、LED19を有する高温注意表示部22と、表示部の1つである蛍光表示管(表示手段)23を設けている。従って、これら火力表示部20,21、高温表示部22及び蛍光表示管23は、上記トッププレート15の下方に配置されている。各火力表示部20,21は、対応する加熱部16,17の外周にほぼ沿うように配置されている。この場合、トッププレート15は、ほぼ透明な結晶化ガラスの裏面(下面)に金属例えばチタンの薄膜をスパッタリングにより形成したことで半透明の構成となっており、可視光領域において分光透過特性を有している。
図1には、上記蛍光表示管23の具体的な表示例が示されている。この図1では、全ての表示部が点灯表示された状態が表されている。蛍光表示管23の表示内容としては、左右の加熱コイル12,13と中央ヒータ14の使用状態を示す使用状態表示部24(L,R,M)、湯沸し表示部25、炒め物表示部26、天ぷら表示部27、炊飯表示部28、ロースタ表示部29、火力表示部30(ロースタと中央ヒータ共用)となっている。この場合、これら各表示部24〜30の表示色としては、赤色と青色が使用される。
尚、加熱調理器2において蛍光表示管23を用いて表示を行う場合、以下のようなメリットがある。即ち、蛍光表示管23はアノードそのものが発光するので、液晶表示器に比較すると視野角が広く高輝度であるため、調理行ないながら、或いは操作部6を見ながらであっても(ユーザの視点からの角度がある場合でも)表示の視認性が良好である。また、トッププレート15を半透明にしているので、蛍光表示管23が点灯している表示部分のみをユーザに視認させることができる。従って、デザイン性に優れ、表示内容も判り易い。
更に、蛍光表示管23は、アノードを構成する蛍光体の材料に応じて可視光の略全帯域に対応する色(紫:400nm〜赤:700nm)を発光させることができる。従って、トッププレート15に、可視光領域において半透明となる分光透過特性を持たせることで、多色で表示を行うことが可能となる。また、蛍光表示管23は、蛍光体の発光効率により、青、緑色系の輝度が赤色系に比べて数倍良い。従って、トッププレート15に、赤色に相当する略700nmの分光透過率を、青,緑色相当する略500nmの分光透過率より大きくなるように設定すれば、各色の輝度を略均一にすることができる。
また、上記操作部6の内部には、マイクロコンピュータを備えた制御回路78(図14参照)が設けられている。この制御回路78は、操作部6のスイッチ7の操作信号と、上記温度センサの検出信号と、予め備えた制御プログラムに基づき、上記左右の加熱コイル12,13、中央ヒータ14、及びロースタ5のヒータ(図示せず)などを制御すると共に、上記火力表示部20,21、高温注意表示部22、及び蛍光表示管23を制御する機能を有している。
上記構成において、火力表示部20,21は、LED19の点灯個数により対応する加熱コイル12,13の火力の程度が表示される。高温注意表示部22は、温度センサの検出温度が設定温度よりも高い場合に点灯表示される。
図12は、トッププレート15付近における縦断正面図である。加熱部16,17の下面側において、加熱コイル12,13の中心部には、温度検出部40L,40Rが配置されている。また、加熱コイル12,13は、支持台33,34の上に載置された状態で配置されており、その支持台33,34の下方側には、棒状に形成されたフェライト(高透磁率体)35,36が夫々において複数放射状に配置されている。
そして、左右の加熱コイル12,13間に位置している蛍光表示管23は、プリント回路基板37に立設固定されている左右の支持部材38,39により、左右より挟み込まれるようにして支持されている。蛍光表示管23を構成する、リードピン23a、グリッド23c、封止蓋(図示せず)などは、例えば鉄・ニッケル・クロム合金などの磁性金属材料で構成されているが、蛍光表示管23は、上下方向において、上記の磁性金属材料の上端位置が、フェライト35,36の上面よりも下方に位置するように配置されている。尚、23dは、蛍光表示管23の表示面ガラスである。
誘導加熱コイル12,13は、夫々同心状に配置された大小2個の単位コイル12(B,S),13(B,S)から構成されている。そして、大径の単位コイル(以下、大コイル)12B,13Bと小径の単位コイル(以下、小コイル)12S,13Sとの間は離間している。
また、トッププレート15の下面のうち前記誘導加熱コイル12,13の上方に位置する部位には、夫々3個の温度検出部40〜42が配置されている。前記温度検出部40〜42のうちの1個の温度検出部38は小コイル12S,13Sの中心部に位置し、残りの2個の温度検出部39,40は小コイル12S,13Sの中心部を通り前後方向に延びる直線上であって大コイル12B,13Bと小コイル12S,13Sとの間に位置している。
図13は、トッププレート15付近の奥行き方向縦断側面図である。トッププレート15の下面のうち誘導加熱コイル12,13の上方に位置する部位には、夫々3個の温度検出部40〜42が配置されている。温度検出部40〜42のうちの1個の温度検出部40は小コイル12S,13Sの中心部に位置し、残りの2個の温度検出部41,42は小コイル12S,13Sの中心部を通り前後方向に延びる直線上であって大コイル12B,13Bと小コイル12S,13Sとの間に位置している。
前記温度検出部40〜42は、いずれも例えば窒化アルミニウムを主成分としたセラミック製のケース内に温度検知素子(例えば、サーミスタ)を収容して構成されており、そのケース表面がトッププレート15の裏面に密着するように配置されている。
図14には全体の電気的構成が示されている。この図14において、直流電源回路45は、交流電源46の出力を全波整流するための整流スタック47と、その整流出力を平滑化するための平滑コンデンサ48とによって構成されている。この直流電源回路45から給電されるハーフブリッジ型のインバータ回路49は、前記加熱コイル12(又は13)と共に本発明でいう加熱手段を構成するものである。
このインバータ回路49は、平滑コンデンサ48と並列に、IGBT50、51の直列回路並びに共振用のコンデンサ52、53の直列回路を夫々接続すると共に、IGBT50、51の共通接続点とコンデンサ52、53の共通接続点との間に直列共振回路を形成するように加熱コイル12を接続した構成となっている。尚、IGBT50、51の各コレクタ・エミッタ間にはフライホイールダイオード(符号なし)が夫々接続される。
インバータ電圧位相検知回路54は、インバータ回路49の出力端子(IGBT50、51の共通接続点)から出力されるインバータ電圧Vivを検出し、この検出したインバータ電圧Vivを位相比較回路55へ出力する。また、コンデンサ電圧位相検知回路56は、コンデンサ52、53の共通接続点の電圧、つまり当該コンデンサ52、53を流れるインバータ電流と位相的に相関するコンデンサ電圧Vc を検出し、この検出した電圧Vc を位相比較回路55へ出力する。
位相比較回路55は、インバータ電圧Viv及びコンデンサ電圧Vc の位相を比較することにより各入力信号の位相差を示す位相差信号Vp1を出力するものであり、その位相差信号Vp1は差分比較回路57に与えられる。また、位相差設定回路58は、可変設定できる位相差設定電圧Vset を入力電力決定のための入力電力調整用信号として出力する構成となっており、その位相差設定電圧Vset は差分比較回路57に与えられる。
差分比較回路57は、位相比較回路55から出力される位相差信号Vp1と、位相差設定回路58において可変設定された位相差設定電圧Vset との大小を比較して、その比較結果を2値信号Vp2として電圧制御発振器(以下VCOと称する)59へ出力する。即ち、差分比較回路57は、Vp1>Vset であればVp2を大きくし、Vp1≦Vset であればVp2を小さくする。
VCO59は、インバータ電圧Viv及びコンデンサ電圧Vc の位相差が前記位相差設定回路58によって可変設定された位相差となるようにインバータ回路49の発振周波数を制御するための周波数制御手段であり、差分比較回路57からの出力信号に応じて発振周波数を変化させる。
尚、一般的なアナログ回路としてのVCOは、入力電圧に応じて発振周波数が変化するものであるが、ここでのVCO59は、回路動作をデジタル的にシミュレートしたものであり、差分比較回路57より与えられる比較結果に応じて発振周波数を変化させる構成となっている。
駆動回路60はVCO59からの信号に基づいてIGBT50、51を交互にオンオフ動作させる。このようにIGBT50、51が交互にオンオフ動作すると、加熱コイル2とコンデンサ52、53の一方とが交互に直列共振状態を呈するようになり、これにより加熱コイル12が高周波電力を発生してトッププレート15上に載置された調理容器Pを誘導加熱する。
初期回路61はインバータ回路49の出力電圧と位相的に相関するインバータ電圧Vivと、インバータ回路49の出力電流と位相的に相関するコンデンサ電圧Vc との位相差を初期設定するための手段であり、電源が投入されると初期信号を位相差設定回路58に与える。この場合、位相差設定回路58は、上記初期信号が与えられると、インバータ電圧Viv及びコンデンサ電圧Vc の位相差が基準の位相差となるような位相差設定電圧Vset を出力した状態を呈する構成となっている。これにより、入力電力が所定の初期設定電力(例えば、トッププレート15上に載置された調理容器Pが鉄製の鍋である場合には100W程度)となるように設定される。
カレントトランスCT(1)は、交流電源46からの入力電流Iinを検出するために、当該交流電源46と直流電源回路45との間の通電路を一次導体とした状態で設けられている。入力電流検知回路62は、カレントトランスCT(1)の二次側出力に基づいて入力電流Iinに応じた電圧レベルの電流検知信号を出力するものであり、その電流検知信号を、負荷状態検知回路63に与えると共に、A/D変換部66aを介して電力量検出部67に与える。
負荷状態検知回路63は、入力電流検知回路62からの電流検知信号に基づいてトッププレート15上に載置された被加熱物(調理容器P)が適正な負荷であるか否かを検知する。即ち、負荷状態検知回路63は、負荷の状態を判断するための所定の幅を有するしきい値Is1及びIs2(Is1<Is2)を設定しており、これらのしきい値Is1及びIs2と入力電流検知回路22によって検知した入力電流Iinの値とを比較する。
具体的には、負荷状態検知回路63は、入力電流Iinの値がしきい値Is1を下回る場合には、トッププレート15上に載置された被加熱物が鉄製若しくは非磁性のステンレス製の調理容器Pであると判断する。また、入力電流Iinの値がしきい値Is1しきい値Is2との間であるときには、トッププレート15上に載置された被加熱物がアルミニウム製の調理容器Pであると判断する。さらに、入力電流Iinの値がしきい値Is2より大きい場合には無負荷状態であると判断し検出信号を出力する。
タイマ回路64は、所定のタイマ時間例えば3秒に設定されており、負荷状態検知回路63からの検知信号を入力すると、3秒経過後に初期回路61を動作させることにより再び負荷検出動作を実行する。
一方、IGBT50、51の共通接続点(インバータ回路49の出力端子)と加熱コイル2との間にも、その間の通電路を一次導体とした状態のカレントトランスCT(2)が設けられている。インバータ電流検知回路65は、カレントトランスCT(2)の二次側出力に基づいてインバータ電流に応じた電圧レベルの電流検知信号を出力するものであり、その電流検知信号をA/D変換部66bによりデジタル値の信号に変換した後に位相差設定回路58に与えることによりインバータ電流の最大値を制限する。また、電源電圧検知回路68は、交流電源46の電圧を検知し、その電源電圧検知信号をA/D変換部66bによりデジタル値の信号に変換した後に電力量検出部(電力量検出手段)67に与える。
この電力量検出部67は、入力電流を時間的に積分することにより入力電力を積算し、その電力積算値を被加熱物検知部69に与える。尚、電力量検出部67は、電源電圧が一定であることを前提に入力電力を算出する構成のものであり、電源電圧が変動する場合には、電源電圧検知回路68から与えられる電源電圧信号を加味して入力電力の算出を行なうことになる。
電圧信号発生回路70は、温度検出部40〜42(図12では、温度検出部40のみ図示)が有する温度検知素子の抵抗値変化を検知温度に応じたレベルの電圧信号に変換して出力するものであり、その電圧信号はA/D変換部71によりデジタル値の信号に変換されて被加熱物温度判定部72に与えられる。尚、実際には、電圧信号発生回路70は、3つの温度検出部40〜42によって夫々出力される検出信号をマルチプレックスして取り込むようになっている。被加熱物温度判定部72は、A/D変換部71からの電圧信号に基づいて温度検知素子による実際の検知温度(被加熱物の温度)を示す温度信号を発生するものであり、その温度信号は、被加熱物検知部69並びに後述する火力設定部73に与えられる。
被加熱物判定基準記憶部74には、電力量検出部67による電力積算値及び温度検出部40〜42による検知温度(被加熱物温度判定部72の出力)の相関関係が、被加熱物についての情報を得るための後述する判定基準値情報として記憶されており、その判定基準値情報を被加熱物検知部69に与える構成となっている。
被加熱物検知部69は、被加熱物判定基準記憶部74に記憶された判定基準値情報と、電力量検出部67からの電力積算値及び被加熱物温度判定部72からの温度信号とを比較した結果に基づいて、被加熱物についての情報(調理動作の種類(例えば、加熱対象が水である鍋物調理、加熱対象が油である揚げ物調理など)、調理容器Pの種類や重量、調理容器Pの底部の反り具合、調理物の量など)を取得して出力するためのものである。
操作部6は、加熱出力(入力電力)や調理時間などの調理条件の設定、複数種類の中から選択可能な加熱調理モードの設定、加熱調理の開始及び停止などの操作を行うために設けられたもので、このような操作機能の他に、設定された加熱出力、調理時間、加熱調理モードの表示、調理動作中にあるか否かなどを表示する機能、並びに後述する加熱出力制御手段76により実際の加熱出力が変更されたときにこれを表示する機能が設定されている。
この場合、上記加熱調理モードとしては、一定の加熱出力で調理開始する通常加熱モードの他に、自動調理モードとして例えば、炒め物調理モード、天ぷら(揚げ物)調理モード、炊飯モード、湯沸しモードが設定されており、操作部6には、炒め物調理、天ぷら調理、炊飯、湯沸しの各モードを選択するためのキースイッチ(例えば「炒め物キー」、「天ぷらキー」、「炊飯キー」、「湯沸しキー」)が操作部6に設けられていると共に、加熱調理の開始及び停止を行なうためのスタートキーやストップキー並びに加熱出力や調理時間を設定する操作ダイヤルなども設けられている。また、「炊飯モード」においては、その調理量として炊飯量、即ち炊飯する米の合数を入力設定するようになっている。尚、通常加熱モードについては、スタートキーが操作されたときに自動的に選択される構成となっている。
加熱出力制御手段76は、前記火力設定部73とこれの出力を受ける火力比較回路77とにより構成されている。これらのうち火力設定部73は、被加熱物検知部69からの出力並びに操作部6による設定出力を出力制御情報として受けると共に、その出力制御情報及び被加熱物温度判定部72からの温度信号に基づいて加熱コイル12,13による加熱出力の制御、並びに表示部20〜23の表示制御を行う構成となっている。
具体的には、火力設定部73は、操作部6による設定出力(設定された調理条件や加熱調理モードに応じた加熱出力)を、被加熱物温度判定部72からの温度信号をフィードバックしながら設定する構成のもので、その設定加熱出力を被加熱物検知部69が取得した被加熱物についての情報に基づいて変更する機能を備えており、さらに、変更後の設定加熱出力を表示部20〜22において表示させる機能を備えている。
この場合、火力設定部73は、温度検知素子42による検知温度に対応した複数種類の加熱出力制御パターンを記憶しており、被加熱物検知部69からの設定出力に応じて上記複数種類の加熱出力制御パターンの何れかを選択するようになっている。また、火力比較回路77は、火力設定部73において選択された加熱出力制御パターンと、入力電流検知回路62及び電源電圧検知回路68からA/D変換部66a及び66bを通じて与えられる電流検知信号及び電源電圧信号により示される実際の入力電力とを比較し、その比較出力を位相差設定回路58に与える構成となっている。このような比較出力を受けた位相差設定回路58は、当該比較出力に応じた位相差設定電圧Vset を出力することにより、入力電力を上記選択された加熱出力制御パターンとなるように制御する。
尚、本実施例においては、位相比較回路55、差分比較回路57、位相差設定回路58、VCO59、初期回路61、負荷状態検知回路63、タイマ回路24、A/D変換部66a、66b及び71、電力量検出部67、被加熱物検知部69、被加熱物温度判定部72、被加熱物判定基準記憶部74、加熱出力制御手段76によりインバータ出力制御回路(加熱制御手段,表示制御手段)78を構成しているが、このインバータ出力制御回路78は、RISCアーキテクチャのCPUコアを有するマイクロコンピュータ(RISCマイコン)で構成されている。また、図14の構成は、特願2003−11416において示されているものと同様である。
次に、本実施例の作用について図2乃至図9も参照して説明する。図4は、インバータ出力制御回路(以下、単に制御回路と称す)78による本発明の要旨にかかる部分の制御内容を示すフローチャートである。まず、ユーザによって3つの加熱部16〜18のうち、何れを使用するかが選択されると(ステップA01)、制御回路78は、対応する使用状態表示部24を点灯させる(ステップA02)。例えば、加熱部16が選択された場合は、表示部24Lを点灯させる。
次に、ユーザによって調理モードの選択が行われると(ステップA1)、制御回路78は、自動調理モードが選択されたか否かを判断する(ステップA2)。そして、自動調理モードが選択された場合(「YES」)、その選択された自動調理の進行状況に応じた表示を行い(ステップA3)、選択された自動調理に応じた加熱制御を行う(ステップA4)。それから、調理が終了するまでは(ステップA5,「NO」)ステップA2に戻る。
一方、ステップA2において、ユーザの選択が自動調理モードでなければ(「NO」)調理モードが「炒めもの」であるか否かを判断する(ステップA7)。フライパンなどの被加熱調理器具を炒めものに使用する場合には、その調理器具自体を事前にある程度加熱しておいてから高温で加熱調理を開始するように「予熱」を行うことが多い。そこで、その「予熱」をユーザが実施するかどうかを判断して表示を行う。
即ち、調理モードが「炒めもの」である場合(ステップA2,「YES」)、その火力設定が「中火」であるか否かを判断し(ステップA8)、「中火」でない場合は(「NO」)「予熱」を行う意思がないものと判断して、炒め物表示部26において炒めもの調理が可能な状態であることを示す表示部26a及び26bを点灯させる(ステップA9,図2参照)。それから、ステップA4に移行する。
また、ステップA8において火力設定が「中火」である場合は(「YES」)「予熱」であると判断されるため、炒め物表示部26において「予熱」表示部26cを点灯すると共にフライパン部分の表示部26aだけを点灯させる(ステップA10)。そして、温度検出部40〜42により温度検出を行い、予熱設定温度に達した場合は(ステップA11,「YES」)、「予熱」表示部26cを消灯して(ステップA12)ステップA9に移行する。尚、図2は、調理モードが「炒めもの」である場合に、予熱を経て炒めものを行うのに適温に達する場合の温度上昇状態と、その温度変化に応じた表示の変化を示す。
更に、ステップA7で「NO」と判断した場合は、ユーザが選択した調理モードは加熱モードであると判断される。従って、この場合は設定された火力に応じた表示を行い、ステップA4に移行する。
図5は、ステップA3における調理進行状況表示の処理内容を示すフローチャートであり、自動調理モードとして「天ぷらモード」を選択した場合を例とする。また、図3には、「天ぷらモード」を実行した場合の鍋の温度変化と、対応する表示の変化状態を示す。天ぷら表示部27は、「天ぷらモード」であることを示すシンボル表示部27aと、油を適温まで加熱する予熱期間を3段階で示すための予熱表示部27〜27(図5では、表示パターンP1〜P3として示す)と、適温に達したことを示す適温表示部27とで構成されている。そして、これらの表示部27a〜27eは並列して一体的に配置されている。
制御回路78は、まず、「天ぷらモード」に対応するシンボル表示部27aを点灯させる。それから、3つの温度検出部40〜42によって検出された温度を参照し、それらの最大値を求める(ステップB1)。次に、電力量検出部67によって加熱調理に伴う消費電力量を検出する(ステップB2)。
続くステップB3においては、ステップB1において検出した温度の最大値がT1以上か否かを判断し、その温度がT1未満であれば(「NO」)、ステップB2で検出した電力量がW1以上か否かを判断する(ステップB4)。そして、電力量がW1以上でなければ(「NO」)、制御回路78は、予熱表示部27を点滅させる(ステップB5)。
一方、ステップB3において、温度がT1以上である場合(「YES」)、また、ステップB4において、電力量がW1以上であれば(「YES」)、制御回路78は、予熱表示部27を連続点灯(ON)させ、且つ予熱表示部27を点滅させて予熱が1段階進行したことを表示する(ステップB6)。ステップB5,B6の実行後は、何れもステップB7に移行する。
即ち、被加熱物の温度上昇度合いは熱容量に反比例し、被加熱物を加熱する投入熱量(カロリー)に比例する。従って、入力電力量に基づいて調理の進行状況を表示させることで、精度良く表示を行うことができる。
続くステップB7,B8において、制御回路78は、ステップB3,B4と同様に、温度がT2(>T1)以上か否か、電力量がW2(>W1)以上か否かを判断する。そして、何れかのステップで「YES」と判断した場合、制御回路78は、予熱表示部27b、27cを連続点灯させ、且つ予熱表示部27を点滅させる(ステップB9)。また、何れのステップでも「NO」と判断した場合は、続くステップB10〜B12を実行する。
ステップB10,B11は、ステップB7,B8と同様に、温度がT3(>T2)以上か否か、電力量がW3(>W2)以上か否かを判断する。そして、何れかのステップで「YES」と判断した場合、制御回路78は、予熱表示部27b、27c、27を連続点灯させると共に、「適温」を表示する表示部27を点灯させる(ステップB12)。また、何れのステップでも「NO」と判断した場合はリターンする。
以上のように制御を実行した結果、図3に示す態様で表示状態が遷移することになる。そして、図6に示す「炊飯モード」、図7に示す「湯沸しモード」においても、基本的な表示制御は図5に示すフローと同様であり、各自動調理モードについて設定されている温度の閾値に応じて、即ち、調理進行状況に応じて表示態様を段階的に変化させるようにする。
例えば、図6の「炊飯モード」では、「ひたし」、「炊き上げ」、「蒸らし」と行程が進んで行くのに応じて表示パターンP1〜P3を「てんぷらモード」と同様に変化させ、「蒸らし」行程では「むらし」を点灯表示し、当該行程が終了すると「むらし」を消灯させると共に「炊上り」を点灯表示する。また、図7の「湯沸しモード」では、湯温が100度に達するまでの「加熱中」においては、薬缶のシンボル内部に気泡を示すシンボルを表示させ、湯温が100度に達すると「保温」を行うが、その段階では気泡を示すシンボルを消灯させて「保温」を点灯表示させる。
これらのように、各自動調理モードについて調理進行状況を表示すれば、ユーザは、蛍光表示管23の表示を参照することでその進行状況を一目で把握することができる。従って、例えば、調味料などを投入するタイミングや、次の調理の下ごしらえや準備などを行う場合に時間の目安とすることができ、調理作業を行う上で便利である。
また、図8は、「天ぷらモード」、或いは「炒め物モード」や「湯沸しモード」の場合における、入力電力変化、並びに表示制御用の温度しきい値と電力量しきい値との関係を示すものである。但し、しきい値は「天ぷらモード」に合わせて3段階としているが、モードに応じて異なる。表示切替用の温度しきい値T1〜T3と電力量しきい値W1〜W3とが対応するようになっている。また、横軸のP1,P2,P3は、図3において進行状況の変化に伴い点滅対象となる表示部を示している。更に、図9は、「炊飯モード」の場合における図8相当図である。
以上のように本実施例によれば、操作部6における調理設定状態及び設定された調理の進行状況を表示する蛍光表示管23を備え、制御回路78は、温度検出部40〜42の出力信号に基づいて加熱コイル12,13の加熱出力を自動的に制御する自動調理機能を有し、操作部6により自動調理機能を含む複数の調理モードを設定可能とし、蛍光表示管23をトッププレート15の下面側に配置すると共に、選択された調理モード及び当該調理モードの調理進行状況を一体的に表示可能に構成した。
従って、ユーザは、実行している調理の進行状況を直感的に認識することが容易となるので、例えば、加熱調理器による調理と共に、他の作業を並行して行う場合でも、調理を失敗することなく確実に遂行することが可能となる。
例えば、特許文献1に開示されている技術では、鍋の温度を検知することで設定温度に達したか否かを判断しているが、その検知温度に基づいて、調理の進行状況を表示することは可能である。例えば、設定温度を示すLEDを点滅させ、その点滅周期を変化させることで温度の上昇過程を表示する。具体的には、鍋の温度が設定温度よりも低い期間は点滅周期を長くし、設定温度に近付くにつれて点滅周期を短くして行き、設定温度に到達した時点でLEDを連続点灯させれば良い。
しかしながら、このような温度検知に基づく制御には、以下のような問題があった。例えば、鍋底が外底側から見て凹部をなすように沿っている場合には、鍋底が加熱調理器のトッププレートに密着しない状態になるため、温度検知を高精度で行なうことができない。その結果、進行状況の表示精度が常に正確であるとは言えなくなってしまう。
また、フライパンなどを用いた調理では、被調理物の熱容量が比較的小さいため温度が急激に上昇する。一方、トッププレート側の熱容量は大きいため、温度センサの追従性が非常に悪い。従って、熱容量が小さい状態での加熱調理では温度検知を高精度で行なうことができず、上記と同様に進行状況の表示精度が悪くなるという問題があった。
これに対して、本実施例によれば、制御回路78は、電力量検出部67によって検出される加熱調理の進行に応じて投入される電力量に基づいて進行状況の表示制御を行うので、精度良く表示を行うことができる。特に、熱容量が小さい加熱調理について表示精度を向上させることができる。従って、ユーザは、実行している調理の進行状況を高い精度で把握できるようになり、例えば、加熱調理器2による調理と共に他の作業を並行して行う場合でも、調理を失敗することなく確実に遂行することが可能となる。
加えて、制御回路78は、温度検出部40〜42によって検出される温度も参照して進行状況の表示制御を行う。即ち、鍋底が平坦であり、トッププレート15に密着するような鍋により熱容量が比較的大きい状態で調理を行なう場合は、トッププレート15の熱容量の影響が少なくなるので、温度検出部40〜42により検出された温度に基づいて表示制御を行っても、高い精度で表示を行うことが可能である。従って、電力量に併せて温度も検知して表示制御を行うことで、表示精度を一層向上させることができる。また、温度検出部22を1つの加熱部16又は17につき夫々3個配置し、それらによって検出される温度の最大値を得るようにしたので、鍋底の形状や大きさに影響されることなく、調理の進行状況表示を精度良く行うことができる。
また、本実施例によれば、操作部6において、「炊飯モード」における炊飯量を入力設定可能とした。従って、入力された炊飯量に基づいて、「炊飯モード」における加熱調理対象の熱容量が把握できるので、その熱容量も考慮することで、調理進行状況の表示制度を更に向上させることができる。また、「炒め物モード」が選択された場合は、通常は被調理物の熱容量は小さく、フライパンなどの熱容量が大きい、というように熱容量を推定することが可能である。従って、そのような推定に基づくことで、調理進行状況の表示制度を向上させることもできる。
そして、蛍光表示管23により、「炒め物モード」において、「予熱」から「適温」に移行する表示を行うようにした。即ち、フライパンなどで炒め物を行う場合は、一般に、フライパンを予熱した後に油を入れ、野菜などを投入して炒めるが、その予熱を行っている状態では熱容量が小さいため、フライパンを予熱し過ぎる場合がある。フライパンを予熱し過ぎると、油を入れた場合にその温度が上がり過ぎてしまう。従って、「適温」表示により予熱が完了したことをユーザに明確に報知し、適切なタイミングで炒め物調理の開始を促すことができる。
更に、「炒め物モード」において、火力設定が「中火」である場合に「予熱」表示を行うようにした。即ち、火力設定が「強火(即ち高火力)」である場合はフライパンなどの温度上昇度合いが高くなるため、ユーザが「適温」表示を確認した後に油を投入しようとすると、その作業中にも温度が上昇してしまう。従って、そのような火力設定の場合は「予熱」表示を行わず、最初から「適温」表示を行うので、フライパンなどの過度の温度上昇を抑制することができる。
本発明は上記し図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形が可能である。
図5に示すフローチャートにおいて、進行状況表示制御における温度の検知は、必ずしも行う必要はない。
温度検出センサは、1つの加熱部につき1個、2個或いは4個以上配置しても良い。また、温度検出センサが複数ある場合は、例えばそれらの検出温度の平均をとっても良い。更に、その場合、検出温度が高い方から何個かだけを平均演算の対象としても良い。
加熱部12〜14に対応する表示部24L,24R,24Mは、必要に応じて設ければ良い。
また、複数の加熱部がある場合で、表示部の配置面積に余裕がある場合には、それら複数の加熱部に対応して、調理モードやその進行状況表示を行う表示部を夫々設けるようにしても良い。
表示部は、蛍光表示管23を用いるものに限らず、液晶表示器やEL(Electro Luminescence)表示器を用いても良いし、LEDを光源とする表示器を用いても良い。
加熱調理器は、誘導加熱を行なうものを含む必要はなく、何らかの加熱手段によって加熱調理を行なうものであれば良い。
電力量検出手段は、電圧が一定であることを前提とする場合には、電流量をのみを検出し積算することで等価的に電力を検出しても良い。
その他、調理量として、例えば「湯沸しモード」における水の量などを入力設定可能としても良い。
「炒め物」モードにおける予熱表示機能は、必ずしも火力設定にかかわらず、検出温度のみに基づいて行っても良い。
各調理モードやその調理進行状況の表示について、個別の設計に応じて必要とされるものを適宜選択して実施すれば良い。
本発明の一実施例であり、加熱調理器に配置された蛍光表示管の具体的な表示例を示す図 「炒めものモード」を実行した場合の鍋の温度変化と、対応する表示の変化状態を示す図 「天ぷらモード」を実行した場合の図2相当図 インバータ出力制御回路による、本発明の要旨にかかる部分の制御内容を示すフローチャート 図4のステップA3における調理進行状況表示の処理内容を示すフローチャート 「炊飯モード」を実行した場合の図2相当図 「湯沸しモード」を実行した場合の図2相当図 「天ぷら/炒め物/湯沸しモード」の場合における、入力電力変化、並びに表示制御用の温度しきい値と電力量しきい値との関係を示す図 「炊飯モード」についての図8相当図 台所のキャビネットに加熱調理器が組み込まれた状態を示す外観斜視図 加熱調理器のトッププレートを外した状態で示す要部の平面図 トッププレート付近における縦断正面図 トッププレート付近の奥行き方向縦断側面図 全体の電気的構成を示す図
符号の説明
図面中、2は加熱調理器、6は操作部(操作手段)、12,13は加熱コイル、15はトッププレート、16〜18は加熱部、23は蛍光表示管(表示手段)、24〜30は表示部、40〜42は温度検出部、67は電力検出部(電力検出手段)、78はインバータ制御回路(加熱制御手段,表示制御手段)を示す。

Claims (7)

  1. 調理器本体の上面を構成し、加熱部に被加熱調理器具が載置されるトッププレートと、
    前記加熱部に載置された被加熱調理器具を加熱するための加熱手段と、
    加熱調理についての設定操作を行うための操作手段と、
    前記設定操作に基づいて前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、
    前記操作手段における調理設定状態及び設定された調理の進行状況を表示パターンによって表示する表示手段と、
    この表示手段における表示を制御する表示制御手段とを備え
    前記加熱手段を、誘導加熱用の加熱コイルで構成し、
    前記表示手段を、前記トッププレートの下方に配置される蛍光表示管で構成し、
    前記蛍光表示管を構成している磁性金属部材を、前記加熱コイルの下方側に配置される高透磁率体よりも下方に位置するように配置したことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記操作手段は、複数の調理モードが設定可能であり、
    前記表示手段は、選択された調理モード及び当該調理モードの調理進行状況を並列して一体的に表示可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記加熱手段への入力電力量を検出する電力量検出手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記調理の進行状況を、前記電力量検出手段によって検出された入力電力量が増加するのに応じて進行させるように表示させるように制御することを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  4. 前記加熱部の下面側に配置される温度検出センサを備え、
    前記表示制御手段は、前記調理の進行状況を、前記温度検出センサによって検出された温度が上昇するのに応じて進行させるように表示させることを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
  5. 前記加熱部及び加熱手段を複数備え、
    前記表示手段は、前記複数の加熱部に対応する複数の表示部を備え、それら複数の表示部のうち、加熱調理を行うため選択された加熱部に対応するものを表示させるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の加熱調理器。
  6. 前記加熱部及び加熱手段を複数備え、
    前記表示手段は、前記複数の加熱部に対応する複数の表示部を備え、それら複数の表示部のうち、加熱調理を行うため選択された加熱部に対応するものを表示させると共に、前記調理モードの進行状況パターンを表示する表示部を共通化したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の加熱調理器。
  7. 前記表示手段は、前記被加熱調理器具の予熱状態を表示可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の加熱調理器。
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