JP4412252B2 - 運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、持ち運び可能な記憶媒体を用いて、例えばシートポジションなど車載機器の各種設定を可能にする運転支援装置に関し、特にこの記憶媒体を複数の車両装置間で共通利用することを可能にする装置に関する。
さて、利用者個人に適した車載機器の設定情報(乗車運転環境形態データ)をICカードに記憶させておき、乗車時にこのICカードの設定情報に基いて車載機器を設定することが知られている。例えば、リースカーやレンタカーの利用サービスなどにおいて、共通のICカードをこのシステムにセットすることで、レンタカーの乗車運転環境形態を、マイカーのように利用者個人に適した運転環境形態に変身させることが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−120670号公報
しかしながら、上記システムの場合、利用する車両に対応した設定情報をICカードに記憶させておく必要があるが、その際、同種の車両を利用対象の前提とした設定情報をICカードに設定している。そのため、利用する車両の種類(例えば、セダンタイプ、ワゴンタイプ、スポーツタイプなど)が異なる場合には、より良い状態に適合させることは難しい。従来、例えば車種の異なる複数の車両を利用したい場合には、複数車両の設定情報を全てICカードに記憶させる必要がある。その場合、ICカードの記憶容量を十分に大きくして対応するか、もしくは記憶容量が小さいときは記憶させる設定情報を制限して対応する必要があり、使い勝手が十分とは言えない。
本発明の目的は、上記点に鑑みてなされたものであり、可搬の記憶媒体の記憶容量を大きくせずとも、車載機器の個別設定を可能にする運転支援装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、可搬の記録媒体の記憶容量を大きくせずとも、車種の異なる車両に対して共通利用を可能にする運転支援装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、各請求項に示す技術的手段を採用する。
請求項1に記載の本発明の運転支援装置によれば、
書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための標準値が予め設定記憶された記憶手段と、
利用者が前記車載機器を調整した調整結果を示す設定情報と、前記記憶手段に記憶された前記標準値とに基いて前記個別設定情報を求め、この個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と
前記車両の置かれた周囲環境条件もしくは前記車両の走行条件を検出する条件検出センサと、を備え、
前記情報処理手段は、前記条件検出センサの検出情報に応じて複数の条件モードを求め、各条件モードと対応付けて前記個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする。
また、請求項2に記載の運転支援装置によれば、
書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための、予め定めた基準値に対する所定の標準オフセット量が記憶された記憶手段と、
利用者が前記車載機器を調整した設定情報を前記車載機器より受け、この設定情報と前記記憶手段に記憶された前記標準オフセット量とに基いて前記基準値に対する調整オフセット量を求め、この調整オフセット量を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と、
前記車両の置かれた周囲環境条件もしくは前記車両の走行条件を検出する条件検出センサと、を備え、
前記情報処理手段は、前記条件検出センサの検出情報に応じて複数の条件モードを求め、各条件モードと対応付けて前記個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の運転支援装置によれば、
書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための標準値が予め設定記憶された記憶手段と、
利用者が前記車載機器を調整した設定情報を前記車載機器より受け、この設定情報と前記記憶手段に記憶された前記標準値とに基いて前記標準値に対する偏差値を求め、この偏差値を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と、
前記車両の置かれた周囲環境条件もしくは前記車両の走行条件を検出する条件検出センサと、を備え、
前記情報処理手段は、前記条件検出センサの検出情報に応じて複数の条件モードを求め、各条件モードと対応付けて前記個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする。
また、請求項4に記載の運転支援装置によれば、
書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための標準値が予め設定記憶された記憶手段と、
利用者が前記車載機器を調整した調整結果を示す設定情報と、前記記憶手段に記憶された前記標準値とに基いて前記個別設定情報を求め、この個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と、
前記個別設定情報の発生履歴を記憶する発生履歴記憶手段と、を備え、
前記情報処理手段は、前記個別設定情報を順次前記発生履歴記憶手段に記憶させると共に、そこに記憶された前記複数の個別設定情報の中から所定の条件を満たす該当個別設定情報を抽出する学習手段を有し、この学習手段で抽出した前記該当個別設定情報を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする
また、請求項5に記載の運転支援装置によれば、
書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための、予め定めた基準値に対する所定の標準オフセット量が記憶された記憶手段と、
利用者が前記車載機器を調整した設定情報を前記車載機器より受け、この設定情報と前記記憶手段に記憶された前記標準オフセット量とに基いて前記基準値に対する調整オフセット量を求め、この調整オフセット量を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と、
前記個別設定情報の発生履歴を記憶する発生履歴記憶手段と、を備え、
前記情報処理手段は、前記個別設定情報を順次前記発生履歴記憶手段に記憶させると共に、そこに記憶された前記複数の個別設定情報の中から所定の条件を満たす該当個別設定情報を抽出する学習手段を有し、この学習手段で抽出した前記該当個別設定情報を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする
また、請求項6に記載の運転支援装置によれば、
書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための標準値が予め設定記憶された記憶手段と、
利用者が前記車載機器を調整した設定情報を前記車載機器より受け、この設定情報と前記記憶手段に記憶された前記標準値とに基いて前記標準値に対する偏差値を求め、この偏差値を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と、
前記個別設定情報の発生履歴を記憶する発生履歴記憶手段と、を備え、
前記情報処理手段は、前記個別設定情報を順次前記発生履歴記憶手段に記憶させると共に、そこに記憶された前記複数の個別設定情報の中から所定の条件を満たす該当個別設定情報を抽出する学習手段を有し、この学習手段で抽出した前記該当個別設定情報を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする。
上述した請求項1及び請求項4の運転支援装置では、車載機器を設定するための標準値を記憶する車両側の記憶手段に備えることで、可搬の記憶媒体には、車載機器を具体的に設定するための設定情報の全てを保有する必要がなくなり、利用者特有の調整結果を反映する個別設定情報を書き込む程度で個別調整が可能になる。そのため、可搬の記憶媒体の記憶容量を大きくせずとも、車載機器の個別設定を可能にする運転支援装置を提供することが可能になる。
また、上述した請求項2及び請求項5の運転支援装置では、上記請求項1及び請求項4の運転支援装置の効果に加えて、予め定めた基準位置からのオフセット量として標準オフセット量および調整オフセット量を求めているため、利用者が異なる車種に乗り換える場合にも、この可搬の記憶媒体を用いて利用者の好みの合わせた車載機の個別設定が可能になる。
また、上述した請求項3及び請求項6の運転支援装置では、上記請求項1及び請求項4の運転支援装置の効果に加えて、予め設定記憶した標準値から利用者が調整した設定情報までの差分を偏差値として求めているため、利用者が異なる車種に乗り換える場合にも、この可搬の記憶媒体を用いて利用者の好みの合わせた車載機器の個別設定が可能になる。
そして、上述した請求項1ないし請求項3の運転支援装置は、前記車両の置かれた周囲環境条件もしくは前記車両の走行条件を検出する条件検出センサを有し、前記情報処理手段が、条件検出センサの検出情報に応じて複数の条件モードを求め、各条件モードと対応付けて前記個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込むことから、各条件モードに応じて個別設定情報を読み出し、車載機器を個別調整することが可能になる。
また、上述した請求項4ないし請求項6の運転支援装置は、直近で求めた個別設定情報を一義的に設定せず、これまでに発生した複数の個別設定情報の中から所定の条件を満たす該当個別設定情報を抽出し、可搬の記憶媒体に書き込むため、直近の個別設定状態に影響されることなく、利用者の好み合わせた車載機器の個別調整が可能になる。
請求項7に記載の本発明によれば、
前記記憶手段には、対象となる車種毎に、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための標準値が予め設定記憶されており、
前記情報処理手段は、利用者が調整した前記設定情報と前記標準値とに基いて、前記個別設定情報として、各車種に共通利用可能な調整オフセット量を求めることを特徴とする。
それにより、本発明では車種毎の標準値を記憶する記憶手段を車両側に備えることで、可搬の記憶媒体には、利用者特有の調整結果を反映する個別設定情報(調整オフセット量)を書き込む程度で各車種に対して個別調整が可能になる。そのため、可搬の記録媒体の記憶容量を大きくせずとも、車種の異なる車両に対して共通利用を可能にする運転支援装置を提供することが可能になる。
請求項8に記載の本発明によれば、
前記情報処理手段は、前記可搬の記憶媒体に記憶された前記調整オフセット量と、前記記憶手段に記憶された利用者が利用中の当該車種に応じた前記標準値とに基いて、前記車載機器の調整量を決定しているから、可搬の記憶媒体に記録された調整オフセット量でもって、当初と異なる車種に対しても設定調整が可能となり、利用者にとって利便性を高めることが可能になる。
請求項9に記載の発明による作用効果は、請求項1ないし請求項3の発明の作用効果として説明済みであり、請求項10に記載の発明による作用効果は、請求項4ないし請求項6の発明の作用効果として説明済みであるため、説明を省略する。
請求項11に記載の本発明によれば、
前記学習手段は、前記発生履歴記憶手段に記憶された前記複数の個別設定情報の中から、発生頻度の高い個別設定情報を前記該当個別設定情報として抽出しているから、直近の個別設定状態に影響されることなく、利用者がより一層好む設定状態に車載機器の個別調整が可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
本発明は、可搬の記憶媒体と車両側システムからなる運転支援装置であって、車両側システムを複数の車両で共通化することにより、乗り換え時などに車載機器を個別設定する煩わしさを解消し、利用者の利便性を高めるものである。
(第1実施形態)
図1は、運転支援装置の全体構成を示すブロック図である。図2および図3は、図1中の記憶手段5内に設定されているシートポジションとミラーポジションのデータテーブルを示す説明図である。図4〜図7は、情報処理手段4の作動を示すフローチャートである。図8は、ICカード1内に記憶設定されている個別設定情報のデータテーブルの説明図である。
まず、図1において、ICカード1は、EEPROMやフラッシュメモリなどの電気的に書き換え可能な不揮発性の記憶手段1aを含む1チップマイコンを搭載する樹脂製カードであり、利用する車両の各種車載機器に対する利用者個人の個別設定情報が記憶される。なお、このICカード1は、持ち運び可能(可搬)でかつ電気的に書き換え可能な記憶媒体であれば、必ずしもICカードに限らない。
ICカードスロット2は、例えば車両室内のインスツルメントパネルの一部に設置されており、ICカード1が挿入されて間接的もしくは直接的にICカード1と通信を行う機器である。読み書き手段2は、情報処理手段4の指示に従って、ICカード1内の記憶手段1aに記憶された個別設定情報を読み出したり、もしくはこの記憶手段1aに対して個別設定情報を書き込んだり、更新したりする手段である。
情報処理手段4は、運転支援装置の中央制御部であり、マイクロコンピュータから構成され、各種センサやイグニッションスイッチ等の情報入力手段5からの検出情報や入力情報、および記憶手段6の車種別設定情報に基いて、所定のタイミングでICカード1の読み書きを行ったり、個別設定情報に基いて、例えばシートやミラーなどの複数の車載機器7の調整を行う。
記憶手段6は、セダンタイプ、ワゴンタイプ、スポーツタイプなど種類の異なる車両に対して、例えばシートポジションやミラーポジションを所定の標準状態に調整するための車種別設定情報(標準値)を記憶している。
本実施形態では、情報処理手段4および記憶手段6などからなる同じ車両側システムを複数の車両に搭載し、共通のICカード1を用いて車載機器7を個別設定可能にする。車両側システムには、車種毎に共通の車種別設定情報を実験などにより予め用意し、記憶手段6に記憶しておくと共に、利用者個人が好みに応じて調整した個別設定情報をICカード1に記憶しておく。その際、ICカード1には、後述するように各車種に共通利用可能な形式の個別設定情報が記憶され、メモリ容量を小さくするデータ構造が採用されている。そこで、両者1、6に記憶された設定情報に基いて、ICカード1に書き込んだときの車両と別途乗車する車両の種類が異なるときでも、書き込んだときの車載機器7の設定関係に合わせるように、異なる車両の車載機器7の設定を可能にしている。
ここで、本発明における記憶手段6の車種別設定情報(標準値)およびICカード1の個別設定情報の設定構造およびその概要について説明する。
記憶手段6のデータベースを構成するデータテーブルには、車種毎に標準化した標準値、もしくは予め設定した基準値とこの標準値との偏差値(つまり標準値に対する基準値からのオフセット量)を車種専用詳細データとして記憶しておき、各車両共通のデータベースとして利用する。その際、代表車種毎に、多数の利用者による個別設定データを実験等によって求め、それらのデータの平均値もしくはデータ分布中心値を車種毎の標準値として用いている。
他方、ICカード1の記憶手段1aには、利用者個人が手動等により調整した調整値と標準値との偏差値(つまり調整値に対する標準値からの調整オフセット量)、もしくは予め設定した基準値とこの調整値との偏差値(つまり調整値に対する基準値からの調整オフセット量)を汎用データとして記憶しておく。その際、車種毎に各調整値を記憶することはせず、例えば最初に乗車した車両で求めた個別設定情報を記憶する程度となる。
本発明では、車種が異なる車両間でも、基準値と調整値との偏差値(基準値からの調整オフセット量)、もしくは標準値と調整値との偏差値(標準値からの調整オフセット量)は実質的に変わらず、異なる車種間で共通利用できることを前提として構成されている。
以下の各実施形態では、調整値に対する基準値からの調整オフセット量は車種が異なる車両間でも実質的に変わらないことを利用して構成されている。
図2および図3は、記憶手段6において、シートポジションとミラーポジションのデータテーブルを示す説明図である。シートポジションの設定対象として、運転席の前後位置X、シート高さY、およびシート角度Zがあり、車種A(セダンタイプ)、B(ワゴンタイプ)、およびC(スポーツタイプ)毎に、所定の標準状態に調整するために、予め定めた基準値に対する標準オフセット量(AX、BX、CX、・・・)が記憶されている。この基準値は、各車種に対してオフセット量を共通利用するための基準点であり、車種毎に任意に設定可能である。
また、ミラーポジションの設定対象として、ルームミラーの角度U、右サイドミラーの角度V、および左サイドミラーの角度Wがあり、車種A、B、C毎に所定の標準状態に調整するために、予め定めた基準値に対する標準オフセット量(AU、BU、CU、・・・)が記憶されている。なお、図2および図3において、括弧内の数字は標準オフセット量の一例である。
車載機器7は、例えばシートポジションとミラーポジションを調整する装置であり、制御部71、操作部72、および駆動部73を有し、操作部72からの手動指示もしくは情報処理手段4からの調整指示を受けて、制御部71が位置調整のために駆動部73を作動させ、機器を調整する構成である。
この車載機器7としては、上述したシート、ルームミラー・サイドミラー、ステアリングなどのポジション設定装置の他に、室温、換気、臭いや除菌制御する空調装置、照明輝度を調整可能な計器装置、クルーズコントロールや走行レーン逸脱抑制装置などの安全走行装置、超音波ソナーやバックガイドモニター、交差路監視用電子ミラーや後側方監視などの周辺監視装置、カーナビゲーションやメータなどの情報提供装置、オーディオやテレビジョンなどのエンタティメント装置、ハンズフリー携帯電話システムやメーデーシステムなどの車外との情報伝達装置がある。いずれにしても利用者個人が好みに応じて個別設定が可能な機器は全て対象となり、個別設定情報や標準オフセット量として、ICカード1や記憶手段6に設定記憶することが可能である。
<運転支援装置の作動>
次に、運転支援装置の作動を説明する。
まず、車両Aに乗車した際に、個人別設定情報をICカード1に設定記憶する処理について、図4および図5に示すフローチャートを用いて説明する。
図4において、まず、ICカード1がICカードスロット2に挿入されると(ステップ101)、ICカード1に設定記憶された認証番号(IDコード)と支援装置側に予め設定記憶された認証番号との一致を確認し、一致したときには次のカード確認処理に進む(ステップ102)。その際、支援装置側に予め設定記憶された認証番号を用いず、利用者(運転者)が装置5より直接入力する認証番号との一致を確認するようにすれば、利用者本人の確認が確実になりセキュリティ性能を向上させることが可能になる。
続いて、ICカード1内の記憶手段1aからカード情報として個別設定情報を読み取り(ステップ103)、個別設定情報があればこの設定情報を用いて車載機器7に対する設定処理を行う(ステップ105)。他方、ICカード1内に個別設定情報がなければ、支援装置側の記憶手段1のデータベースに設定記憶された標準値を用いて車載機器7に対する設定処理を行う(ステップ106)。
続いて、ステップ107では、個別設定情報もしくは標準値を用いて車載機器7を設定処理したにも係わらず、利用者が手動で車載機器7を調整し、設定値を変更したときには、それを判定してステップ108に進む。なお、ICカード1内の記憶手段1aへの個別設定情報の書き込み、もしくは書き換えは、より最新の設定情報を記憶させるために、通常イグニッションスイッチのOFF直後もしくは利用者が書き込みを指示したときに行う。これらの情報は情報入力手段5より情報処理手段4に入力される。
そこで、書換え可能時期にあると判定したときにはステップ109に進み、ICカード1の書換え処理を行うことになる。
次に、図5は、図4のステップ107、109において、利用者による手動調整があったときのICカード1の書換え処理の一例(車両Aのシートポジションの前後位置Xの調整例)を示す。
まず、利用者が手動で車載機器(シート調整装置)7の前後位置Xを、AX1=+20に設定調整する(ステップ201)。
続いて、予め設定記憶した記憶手段6のシートポジションのデータテーブル(図2参照)より、標準オフセット量AX=+10を読み出す(ステップ202)。
続いて、ステップ201、202で求めた情報を用いて新たな前後位置Xのオフセット量AX2=+30を算出する(ステップ203)。但し、AX2は次式1で算出する。
(数1) AX2=AX1+AX=+30
続いて、ICカード1に記憶する調整オフセット量Xiとして、調整オフセット量Xi=+30を書き込む(ステップ204)。この調整オフセット量Xiは、図8に示すように、ICカード1においてシートポジションのデータテーブルに個別設定情報として書き込まれる。
このように、本例では利用者が調整する前後位置Xを、標準オフセット量AX(標準値)に対するオフセット量AX1、もしくは前後位置Xと標準値AXとの偏差値として求め、このオフセット量AX1(偏差値)と標準オフセット量AX(標準値)とを加算することで、予め設定した基準値に対する前後位置Xのオフセット量AX2を求めている。そして、このオフセット量AX2を調整オフセット量XiとしてICカード1に記憶する。
次に、利用者が異なる車種の車両Bに乗車した際、車両Aで用いた共通のICカード1を用いて車両Bを設定する処理について、図6および図7に示すフローチャートを用いて説明する。
図6に示す設定処理(ステップ301〜309)は、図4に示す設定処理(ステップ101〜109)と実質同じであり作動説明を省略する。
図7は、図6のステップ305において、車両Aのときに設定記憶されたICカード1の個別設定情報を用いて、車両Bのシートポジションの前後位置Xを調整する一例を示す。
まず、ICカード1のシートポジションのデータテーブルK1(図8参照)より、車両Aで求めた前後位置Xの調整オフセット量Xi=+30を読み出す(ステップ401)。
続いて、予め設定記憶した記憶手段6のシートポジションのデータテーブル(図2参照)より、車両Bの標準オフセット量BX=+20を読み出す(ステップ402)。
続いて、ステップ401、402で求めた情報を用いて新たな前後位置Xのオフセット量BX2=+30を算出する(ステップ403)。但し、BX2は次式2で算出する。
(数2) BX2=Xi−BX=+10
続いて、車載機器(シート調整装置)7の前後位置Xを、オフセット量BX2=+10に設定調整する(ステップ404)。
このように、予め設定した基準値に対する前後位置Xのオフセット量AX2は、車種が車両Aから異なる車両Bに変わっても同じ利用者に対しては略共通していることを前提として、求めることができる。そこで、本例ではICカード1に記憶された車両Aで求めた前後位置Xのオフセット量AX2、つまり調整オフセット量Xiをベースとして、予め設定した基準値に対する車両Bの標準オフセット量BX(標準値)を減算することで、標準オフセット量BX(標準値)に対する前後位置Xのオフセット量BX2(偏差値)を求めている。
それにより、ICカード1には車両A、B毎の個別設定情報を記憶させる必要がなくなるため、ICカード1内の記憶手段1aの記憶容量を小さくすることが可能になる。逆に、同じ記憶容量であれば、多くの種類の個別設定情報を記憶させることが可能になる。このように記憶容量を大きくせずとも、車両乗り換え時において各種車載機器を個別設定する煩わしさを解消し、利用者に対し利便性を向上させることが可能になる。
また、本実施形態によれば、車載機器7を設定するための車種別設定情報として標準オフセット量(標準値)を記憶する記憶手段6を車両側システムに備えることで、可搬の記憶媒体であるICカード1には、車載機器7を具体的に設定するための設定情報の全てを保有する必要がなくなり、利用者特有の調整結果を反映する個別設定情報を書き込む程度で個別調整が可能になる。そのため、ICカード1の記憶容量を大きくせずとも、車載機器7の個別設定を可能にする運転支援装置を提供することが可能になる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図9を用いて説明する。
図9は、運転支援装置の全体構成を示すブロック図であり、図1に示す第1実施形態と異なる点は、持ち運び可能(可搬)でかつ電気的に書き換え可能な記憶媒体として、ICカード1と異なる可搬型記憶媒体1Bを用い、この可搬型記憶媒体1Bを搭載する例えば携帯電話、携帯端末器(PDS)や電子キー装置など無線通信可能な可搬型通信機器(インターフェース)1Cを用いること、ICカードスロット2に代えて無線通信可能な車両側通信手段(インターフェース)2Aを備えたこと、および通信手段1C、2Aを通して可搬型記憶媒体1Bへの情報の書き込みおよび読み出し指示する読み書き手段3Aを備えたことである。
また、可搬型記憶媒体1Bは、可搬型通信機器1Cから必ずしも取り外しできる必要は無く、一体構造であってもかまわない。
それにより、車載機器調整用の専用ICカードを不要にし、他の用途に用いる通信機器1Cを兼用して利用可能になる。なお、両者1C、2A間の通信方式は、例えばブルートゥースなどの電波、光、超音波などいずれの方式でもよい。また、可搬型記憶媒体1Bにはコネクタ一体型や、スティック型のような携帯型のフラッシュメモリなどの記憶媒体を用いてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について、図10〜図13を用いて説明する。
図10は、運転支援装置の全体構成を示すブロック図、図11は、ICカード1の記憶手段1a内のデータテーブルの一例を示す説明図、および図12は、条件モードと対応付けて個人別設定情報をICカード1に設定処理するフローチャートである。
本実施形態では、例えば天候や昼夜など周囲環境条件や車両の走行条件に応じて、利用者個人の設定状態の好みが変化することがあり、状況に応じたより適切な設定を可能にするために、このような条件モードと対応付けて自動的に記録させる例である。
そこで、図10に示すように、各種センサ8a、8b、8cを設け、これらのセンサ8a、8b、8cによって判定される条件モード毎に、そのときの車載機器7の個別設定情報(調整オフセット量)をセットでICカード1に記憶する構成である。
本例ではICカード1には、図11に示すように、例えばシートポジションのデータテーブルにおいて、条件モード(標準モード1、雨モード2、夜モード3、高速モード4)と対応付けて調整項目(前後位置X、シート高さY、シート角度Z)毎に個人別設定情報(調整オフセット量Xi、Yi、Zi)を記憶する構成例が示してあるが、必ずしもこれに限定されない。雨の夜間時など可能性の高い複数の条件を組み合わせた条件モードを設定してもよいし、各条件を全て加えた条件モードを設定してもよい。また複数のモードが同時発生する場合には、各モードに優先順位が付与してあり、高い優先順位のモードを選択するように構成してもよい。そこで各種センサ情報などより条件モードを選択することで、個別設定情報を読み出し、もしくは書き込みを行うことができる。その際、個別設定対象はシートポジションに限らず、全ての車載機器7が対象となる。
次に、第3実施形態における運転支援装置の作動を説明する。特に、車両Aに乗車した際に、個人別設定情報をICカード1に設定記憶する処理について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、図12に示す設定処理(ステップ501〜507)は、図4に示す設定処理(ステップ501〜507)と実質同じであり作動説明を省略する。
続いて、ステップ509では、各種センサ8a、8b、8cの情報を入力処理し、続いて、ステップ508において、例えばイグニッションスイッチのOFF直後もしくは利用者が書き換えを指示したときなど書換え可能時期であればステップ510に進む。このステップ510では、各種センサ8a、8b、8cの情報に基いて条件モードを選択し、ICカード1において例えばシートポジションのデータテーブルのうち該当条件モードのメモリ領域に、個人別設定情報(調整オフセット量Xi、Yi、Zi)を記憶する。
このように、本例ではICカード1において、条件モード毎に個別設定情報を記憶することにより、利用者が同種もしくは異なる種類の車両に乗車する場合に、周囲環境条件や車両の走行条件に応じた利用者特有もしくは利用者好みの個別設定状態を車載機器7に再現可能となり、機器調整の煩わしさから解消される。
(第4実施形態)
第1〜第3実施形態では、直近において書換えされたICカード1の個別設定情報に基いて、次回に車載機器7が設定、調整されているが、必ずしも直近の個別設定情報が常に利用者に好ましい設定状態になるとは限らない。
そこで第4実施形態では、直近の個別設定情報をそのまま記憶せず、この個別設定情報を履歴として記憶しておき、所定の条件を満たす個別設定情報、例えば最も発生頻度の高い個別設定情報を抽出してICカード1に書換え処理することで、利用者の好みに合わせた設定状態を再現可能とする学習機能(学習手段)を備えた実施形態を示す。
図10中に破線で示すように、車両側システムに発生履歴記憶手段9を設け、この発生履歴記憶手段9は、データとして、これらのセンサ8a、8b、8cによって判定される条件モードと、そのときの車載機器7の個別設定情報(調整オフセット量)とをセットで時系列に記憶する。その際、データの発生履歴として、現在から過去に遡り所定データ数か、もしくは現在から過去所定期間の間に発生するデータを順次追加記憶する構成である。
そこで、図12に示すステップ510において、個人別設定情報をICカード1に設定処理する例を、図13に示すフローチャートにより説明する。
まず、センサ8a、8b、8cによって判定される条件モードと、そのときの車載機器7の個別設定情報(調整オフセット量)とをセットで発生履歴記憶手段9に記憶する(ステップ601)。
続いて、選択した条件モードに該当し、かつ現在から過去に遡り時系列に記憶された所定データ数の個別設定情報を読み出し、そのうち発生頻度の高い個別設定情報を抽出処理する(学習手段、ステップ602)。
続いて、今回の条件モードと抽出した個別設定情報をICカード1に書き込む(ステップ603)。
このように、本実施形態では、学習手段を用い、直近で求めた個別設定情報を一義的に設定せず、これまでに発生した複数の個別設定情報の中から所定の条件を満たす個別設定情報を抽出し、ICカード1に書き込むため、直近の個別設定状態に影響されることなく、利用者の好み合わせた車載機器の個別調整が可能になる。とりわけ、本例では選択した条件モードにおいて最も発生頻度の高い個別設定情報を逐次抽出してICカード1に書換え処理することで、利用者の好みにより一層合わせた設定状態が再現可能になる。
(他の実施形態)
上記の各実施形態では、調整値に対する基準値からの調整オフセット量は車種が異なる車両間でも実質的に変わらないことを利用して構成されているが、記憶手段6の車種別設定情報(標準値)およびICカード1の個別設定情報の設定構造およびその概要説明のところで述べたように、調整値に対する標準値からの偏差値(調整オフセット量)は車種が異なる車両間でも実質的に変わらないことを利用して、各実施形態を構成してもよい。
また、上記実施形態では、ICカード1に個別設定情報を記憶するタイミングとして、イグニッションスイッチもしくはエンジンのOFFした直後もしくは利用者が書き込みを指示したときに行うように構成しているが、記憶させたい状態を車両側システムに知らせるためのスイッチを設け、そのスイッチが投入されたときの設定状態を記憶させる構成としてもよい。また、ナビゲーション装置の入力装置など車両内にある入力装置を介して設定したり、車外から入力設定してもよい。
また、上記第4実施形態では、センサ8a、8b、8cの出力に応じて選択した条件モードに該当し、かつ現在から過去に遡り時系列に記憶された所定データ数の個別設定情報を読み出し、そのうち発生頻度の高い個別設定情報を抽出処理(学習手段)している。その他にも、学習する個別設定対象として、各種車載機器7の例えば、シートポジション、ミラーポジション、ステアリングポジション、エアコン設定、ナビ地図表示パターン、オーディオ設定、ラジオ局などの操作履歴を、周囲環境条件や走行条件などに合わせて記憶しておき、書き込み時に所定の条件に適合したものを抽出するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態である運転支援装置の全体構成を示すブロック図である。 記憶手段5内に設定されているシートポジションのデータテーブルを示す説明図である。 記憶手段5内に設定されているミラーポジションのデータテーブルを示す説明図である。 第1実施形態において車両Aでの設定処理を示すフローチャートである。 図4中のICカード1の書換え処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態において車両Bでの設定処理を示すフローチャートである。 図6中の車載機器7への設定処理の一例を示すフローチャートである。 ICカード1内のデータテーブルの一例を示す説明図である。 本発明の第2実施形態である運転支援装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態である運転支援装置の全体構成を示すブロック図である。 ICカード1内のデータテーブルの一例を示す説明図である。 第3実施形態において車両Aでの設定処理を示すフローチャートである。 第4実施形態においてICカード1の書換え処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ICカード(可搬の記録媒体)
1a 記憶手段
4 情報処理手段
5 情報入力手段
6 記憶手段
7 車載機器
8a,8b,8c 各種センサ
9 発生履歴記憶手段

Claims (11)

  1. 書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
    対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための標準値が予め設定記憶された記憶手段と、
    利用者が前記車載機器を調整した調整結果を示す設定情報と、前記記憶手段に記憶された前記標準値とに基いて前記個別設定情報を求め、この個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と
    前記車両の置かれた周囲環境条件もしくは前記車両の走行条件を検出する条件検出センサと、を備え、
    前記情報処理手段は、前記条件検出センサの検出情報に応じて複数の条件モードを求め、各条件モードと対応付けて前記個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする運転支援装置。
  2. 書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
    対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための、予め定めた基準値に対する所定の標準オフセット量が記憶された記憶手段と、
    利用者が前記車載機器を調整した設定情報を前記車載機器より受け、この設定情報と前記記憶手段に記憶された前記標準オフセット量とに基いて前記基準値に対する調整オフセット量を求め、この調整オフセット量を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と、
    前記車両の置かれた周囲環境条件もしくは前記車両の走行条件を検出する条件検出センサと、を備え、
    前記情報処理手段は、前記条件検出センサの検出情報に応じて複数の条件モードを求め、各条件モードと対応付けて前記個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする運転支援装置。
  3. 書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
    対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための標準値が予め設定記憶された記憶手段と、
    利用者が前記車載機器を調整した設定情報を前記車載機器より受け、この設定情報と前記記憶手段に記憶された前記標準値とに基いて前記標準値に対する偏差値を求め、この偏差値を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と、
    前記車両の置かれた周囲環境条件もしくは前記車両の走行条件を検出する条件検出センサと、を備え、
    前記情報処理手段は、前記条件検出センサの検出情報に応じて複数の条件モードを求め、各条件モードと対応付けて前記個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする運転支援装置。
  4. 書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
    対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための標準値が予め設定記憶された記憶手段と、
    利用者が前記車載機器を調整した調整結果を示す設定情報と、前記記憶手段に記憶された前記標準値とに基いて前記個別設定情報を求め、この個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と
    前記個別設定情報の発生履歴を記憶する発生履歴記憶手段と、を備え、
    前記情報処理手段は、前記個別設定情報を順次前記発生履歴記憶手段に記憶させると共に、そこに記憶された前記複数の個別設定情報の中から所定の条件を満たす該当個別設定情報を抽出する学習手段を有し、この学習手段で抽出した前記該当個別設定情報を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする運転支援装置。
  5. 書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
    対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための、予め定めた基準値に対する所定の標準オフセット量が記憶された記憶手段と、
    利用者が前記車載機器を調整した設定情報を前記車載機器より受け、この設定情報と前記記憶手段に記憶された前記標準オフセット量とに基いて前記基準値に対する調整オフセット量を求め、この調整オフセット量を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と、
    前記個別設定情報の発生履歴を記憶する発生履歴記憶手段と、を備え、
    前記情報処理手段は、前記個別設定情報を順次前記発生履歴記憶手段に記憶させると共に、そこに記憶された前記複数の個別設定情報の中から所定の条件を満たす該当個別設定情報を抽出する学習手段を有し、この学習手段で抽出した前記該当個別設定情報を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする運転支援装置。
  6. 書き換え可能な可搬の記憶媒体に利用者の個別設定情報を記憶しておき、前記記憶媒体から前記個別設定情報を読み取り、この個別設定情報に基いて車載機器の状態を調整、設定する運転支援装置であって、
    対象となる車両に関して、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための標準値が予め設定記憶された記憶手段と、
    利用者が前記車載機器を調整した設定情報を前記車載機器より受け、この設定情報と前記記憶手段に記憶された前記標準値とに基いて前記標準値に対する偏差値を求め、この偏差値を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込む情報処理手段と、
    前記個別設定情報の発生履歴を記憶する発生履歴記憶手段と、を備え、
    前記情報処理手段は、前記個別設定情報を順次前記発生履歴記憶手段に記憶させると共に、そこに記憶された前記複数の個別設定情報の中から所定の条件を満たす該当個別設定情報を抽出する学習手段を有し、この学習手段で抽出した前記該当個別設定情報を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする運転支援装置。
  7. 前記記憶手段には、対象となる車種毎に、前記車載機器を所定の標準状態に設定するための標準値が予め設定記憶されており、
    前記情報処理手段は、利用者が調整した前記設定情報と前記標準値とに基いて、前記個別設定情報として、各車種に共通利用可能な調整オフセット量を求めることを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の運転支援装置。
  8. 前記情報処理手段は、前記可搬の記憶媒体に記憶された前記調整オフセット量と、前記記憶手段に記憶された利用者が利用中の当該車種に応じた前記標準値とに基いて、前記車載機器の調整量を決定することを特徴とする請求項7に記載の運転支援装置。
  9. 前記車両の置かれた周囲環境条件もしくは前記車両の走行条件を検出する条件検出センサを設け、
    前記情報処理手段は、前記条件検出センサの検出情報に応じて複数の条件モードを求め、各条件モードと対応付けて前記個別設定情報を前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の運転支援装置。
  10. 前記個別設定情報の発生履歴を記憶する発生履歴記憶手段を設け、
    前記情報処理手段は、前記個別設定情報を順次前記発生履歴記憶手段に記憶させると共に、そこに記憶された前記複数の個別設定情報の中から所定の条件を満たす該当個別設定情報を抽出する学習手段を有し、この学習手段で抽出した前記該当個別設定情報を前記個別設定情報として前記可搬の記憶媒体に書き込むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の運転支援装置。
  11. 前記学習手段は、前記発生履歴記憶手段に記憶された前記複数の個別設定情報の中から、発生頻度の高い個別設定情報を前記該当個別設定情報として抽出することを特徴とする請求項4ないし請求項6ならびに請求項10のいずれかに記載の運転支援装置。
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