JP2012218454A - 車内環境情報共有化システム - Google Patents

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Abstract

【課題】一人のユーザが複数の車両を利用する場合に車内環境のカスタマイズ化が簡便なシステムを提供する。
【解決手段】車内環境情報共有化システム1は、データセンタ4の管理サーバ40として構成される車内環境推定部42(推定手段)、記憶部43(記憶手段)、カスタマイズ情報変換部44(変換手段)及び個人認証部45(認証手段)を備える。車内環境推定部42は、複数の車両3のうちの一車両aにおいてユーザ2により設定された当該一車両aでの設定値に基づいてユーザ2の望む車内環境情報を推定する。記憶部43は、車内環境推定部42により推定された車内環境情報をユーザ2と対応付けて記憶する。カスタマイズ情報変換部44は、記憶部43に記憶されている車内環境情報を読み出し、その読み出した車内環境情報を複数の車両3のうちの他車両bに適合するように変換する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両装備を調整するための車内環境情報を共有化する車内環境情報共有化システムに関する。
近年、自動車に搭載される車両装備(機能)の数が増加する傾向にあり、種々の車両装備をユーザが個々のニーズに合わせて調整するという車内環境のカスタマイズ指向が高まっている。一方で、カーシェアリング等の普及により、ユーザ一人が一台の自動車を保有する時代から一台の自動車を複数人のユーザが共有する時代へと変化し、ユーザの一人が利用する自動車の数が増加する傾向にある。このような傾向の中、例えば下記特許文献1に示されるような車両共有化システムが提案されている。この車両共有化システムでは、ユーザが設定した車内環境がユーザと対応付けて記憶される一方で、ユーザからの予約操作によって車両の予約スケジュールが生成されるように構成されている。そして、予約スケジュールに基づいて車両を予約したユーザに対応した車内環境が読み出され、予約車両の車内環境が、読み出された車内環境へ調整可能とされている。
特開2009−061978号公報
しかし、上記特許文献1に記載された車両共有化システムにおいて、複数の車両が同じ車種であれば、各ユーザが設定した車内環境をそのまま適用することが可能であるが、複数の車両が異なる車種である場合は、車両毎に車両装備の有無やデバイスの取付位置が異なるため、各ユーザが一車両で設定した車内環境をそのまま他車両に適用することが困難であるという課題があった。
本発明は、上記課題に対処するためになされたものであり、その目的は、一人のユーザが複数の車両を利用する場合に車内環境のカスタマイズ化が簡便な車内環境情報共有化システムを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記目的を達成するため、本発明は、ユーザのニーズに応じて調整された車両装備の調整に関する車内環境情報を複数の車両間で共有化可能な車内環境情報共有化システムであって、複数の車両のうちの一車両においてユーザにより設定された当該一車両での設定値に基づいてユーザの望む車内環境情報を推定する推定手段と、推定手段により推定された車内環境情報をユーザと対応付けて記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されている車内環境情報を読み出し、その読み出した車内環境情報を複数の車両のうちの他車両に適合するように変換する変換手段と、複数の車両毎に設けられ、変換手段により変換された後の車内環境情報に基づいて車内環境を調整する車内環境調整手段と、を備えることを特徴とする。この場合、ユーザの望む車内環境情報としては、例えばサイドミラーもしくはルームミラーを通した景色の見え方であるとか、足先からアクセルペダルもしくはブレーキペダルまでの余裕具合、ハンドルを握ったときの腕の余裕具合などが挙げられる。
本発明の車内環境情報共有化システムでは、推定手段が複数の車両のうちの一車両においてユーザにより設定された当該一車両での設定値に基づいてユーザの望む車内環境情報を推定し、記憶手段がその車内環境情報をユーザと対応付けて記憶する。そして、変換手段が記憶手段から読み出した車内環境情報を複数の車両のうちの他車両に適合するように変換し、車内環境調整手段がその車内環境情報に基づいて車内環境を調整する。このため、ユーザが利用する車両が異なる車種で構成されていても、記憶手段に記憶されている車内環境情報に基づいて車両毎に車内環境を適合させることが可能となって、ユーザが期待する車内環境を車両毎に自動的に実現することが可能となる。
この場合、設定値は、一車両におけるユーザ固有のカスタマイズ情報であり、推定手段は、該カスタマイズ情報に加えて、該一車両における車両装備の取付位置を含んで構成される車両情報を参照することにより、車内環境情報を推定するように構成されているとよい。一車両におけるユーザ固有のカスタマイズ情報に、該一車両における車両装備の取付位置を含んで構成される車両情報を加味することで、一車両におけるユーザ固有のカスタマイズ情報を他車両におけるユーザ固有のスタマイズ情報へと変換する場合に、変換の基礎となる情報を容易に作成できるようになる。
また、変換手段は、記憶手段に記憶されている車内環境情報を、他車両における車両装備の取付位置を含んで構成される車両情報を参照することにより、当該他車両におけるユーザ固有のカスタマイズ情報に変換するように構成されているとよい。記憶手段に記憶されている車内環境情報(上記した変換の基礎となる情報)に、他車両における車両装備の取付位置を含んで構成される車両情報を加味することで、他車両におけるユーザ固有のカスタマイズ情報を容易に作成できるようになる。
また、複数の車両の一車両においてユーザにより車内環境情報が変更されたとき、推定手段は、変更後の車内環境情報に基づいてユーザが望む車内環境情報を新たに推定し、記憶手段は、先に記憶されている車内環境情報を新たに推定された車内環境情報へと更新するように構成されているとよい。これによれば、一車両において設定変更された車内環境情報を、他車両の利用時にほぼ確実に反映させることができる。
また、車両使用時においてユーザの認証を行う認証手段が設けられ、認証手段によりユーザの受理認証がされたことを条件として、車内環境調整手段は、変換された後の車内環境情報に基づいて車内環境の調整を開始するように構成されているとよい。これによれば、ユーザの認証を利用することで、記憶手段に記憶されている車内環境情報(上記した変換の基礎となる情報)に基づいてカスタマイズ情報の変換を効率良く実行できるようになる。
また、認証手段、推定手段、記憶手段及び変換手段は、各車両との間で車内環境情報を通信でやりとり可能なデータセンタの管理サーバとして構成されているとよい。この場合、車内環境情報共有化システムでは、例えば複数の車両のうちの一車両がユーザにより設定された当該一車両での設定値を管理サーバに送信し、管理サーバの推定手段が、送信された設定値に基づいてユーザの望む車内環境情報を推定し、管理サーバの記憶手段が、推定された車内環境情報をユーザと対応付けて記憶し、管理サーバの変換手段が、記憶手段に記憶されている車内環境情報を読み出し、読み出した車内環境情報を複数の車両のうちの他車両に適合するように変換し、その後管理サーバが、変換手段により変換された後の車内環境情報を複数の車両のうちの他車両に送信し、他車両の車内環境調整手段が、送信された車内環境情報に基づいて車内環境を調整することで、車内環境情報の共有化が図られる。これによれば、車内環境情報の共有化を図るシステムにおいて、各車両が保持しなければならない情報を極力少なくできるので、車両側のコストを低減することができる。また、既存の車両に対して上記システムを容易に拡張できるようになる。
本発明の車内環境情報共有化システムの一例を示す概念図。 本発明の車内環境情報共有化システムの構成を示すブロック図。 (a)はカスタマイズ情報を説明するために車内を側方から見た説明図。(b)はカスタマイズ情報を説明するために車内を上方から見た説明図。 車両a(一車両)での設定値とデータセンタで保持する情報との対応関係を示す説明図。 車両b(他車両)での設定値とデータセンタで保持する情報との対応関係を示す説明図。 図2に示した車内環境情報共有化システムにおいて、データセンタで保持する情報が、例えば車両b(他車両)に固有のカスタマイズ情報に変換される場合の動作順序を時系列的に示す説明図。 図2に示した車内環境情報共有化システムにおいて、例えば車両a(一車両)においてカスタマイズ情報が変更された場合に、データセンタで保持する情報が更新される場合の動作順序を時系列的に示す説明図。 図1の変形例を示す概念図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の車内環境情報共有化システム1の一例を示す概念図である。車内環境情報共有化システム1は、一人のユーザ2が複数の車両3(この実施例1では車両a,bの2台の場合を例示)を使用する場合に、ユーザ2のニーズに応じて調整された車両装備30B(図2参照)の調整に関する車内環境情報を複数の車両3間で共有可能なシステムであり、各車両3がデータセンタ4の管理サーバ40との間で車内環境情報を通信でやり取りするように構成されている。
各車両3は、図2に示すように、カスタマイズECU30Aを始めとして、車内環境調整手段としての各種の車両装備30Bに対応して設けられた複数のECU(Electronic Control Unit:制御回路)、例えばマルチメディアECU30B1、エンジンECU30B2、ブレーキECU30B3、メインボデーECU30B4、ステアリングECU30B5、シートECU30B6、ミラーECU30B7、メータECU30B8、エアコンECU30B9などを備えている。各ECU30B1〜30B9は、CPU、ROM、RAM、メモリ、入出力インターフェース回路などからなるマイクロコンピュータを主要部品として構成され、多重通信線BUS(例えば、CAN、LINなどの車内通信線)を介して相互に情報をやり取りする。
カスタマイズECU30Aは、上記マイクロコンピュータに加えて通信モジュール31を含んで構成されている。カスタマイズECU30Aは、各ECU30B1〜30B9からのカスタマイズ情報をまとめてカスタマイズ情報記憶部32(メモリ)に記憶しあるいは読み出す機能、車両3に固有の車両情報を車両情報記憶部33(メモリ)に記憶しあるいは読み出す機能、ユーザ2の個人IDを受信するID受信手段としての機能を有し、各情報を通信モジュール31を介してデータセンタ40に送信する。
カスタマイズECU30Aがカスタマイズ情報記憶部32にて管理するカスタマイズ情報は、例えば図3及び図4に示すように、各車両3におけるユーザ固有の設定値として管理されている。具体的には、ユーザ2が車両3(図4は車両aを例示)において左右サイドミラー35a,35bの水平又は垂直角度を変更したり、ルームミラー35cの水平又は垂直角度を変更したりすると、ミラーECU30B7(図2参照)が変更後の角度(各ミラー35a〜35cの水平又は垂直角度)を記憶するとともに、カスタマイズECU30Aに向けて送信する。カスタマイズECU30Aは、車両aにおける各ミラー35a〜35cの角度の設定値として、カスタマイズ情報記憶部32の対応する記憶領域32a〜32f(図4参照)にそれぞれ記憶する。
また、ユーザ2がシート36の前後位置や高さ位置、角度位置を変更したりすると、シートECU30B6(図2参照)が変更後のシート位置(前後位置、高さ位置、角度位置)を記憶するとともに、カスタマイズECU30Aに向けて送信する。カスタマイズECU30Aは、車両aにおけるシート位置設定値、シート36の高さ設定値、シート36の角度設定値として、カスタマイズ情報記憶部32の対応する記憶領域32g〜32i(図4参照)にそれぞれ記憶する。
同様に、ユーザ2がハンドル37の角度位置や重さを変更すると、ステアリングECU30B5(図2参照)が変更後のハンドル37の角度位置や重さを記憶するとともに、カスタマイズECU30Aに向けて送信する。カスタマイズECU30Aは、車両aにおけるハンドル37の角度設定値、ハンドル37の重さ設定値として、カスタマイズ情報記憶部32の対応する記憶領域32m,32p(図4参照)にそれぞれ記憶する。
また、ユーザ2がアクセル38aの重さを変更したり、ブレーキ38bの重さを変更したりすると、エンジンECU30B2(図2参照)が変更後のアクセル38aの重さを記憶しブレーキECU30B3(図2参照)が変更後のブレーキ38bの重さを記憶し、それぞれカスタマイズECU30Aに向けて送信する。カスタマイズECU30Aは、車両aにおけるアクセル38aの重さ設定値、ブレーキ38bの重さ設定値として、カスタマイズ情報記憶部32の対応する記憶領域32n,32o(図4参照)にそれぞれ記憶する。
また、ユーザ2がナビゲーション39の音量を変更すると、マルチメディアECU30B1(図2参照)が変更後のナビゲーション39の音量を記憶するとともに、カスタマイズECU30Aに向けて送信する。カスタマイズECU30Aは、車両aにおけるナビゲーション39の音量値として、カスタマイズ情報記憶部32の対応する記憶領域32q(図4参照)に記憶する。
一方、カスタマイズECU30Aが車両情報記憶部33にて管理する車両情報は、各車両装備30Bの取付位置や寸法など車両3に固有の特性、例えばミラー35a〜35c、シート36、ハンドル37の取付位置や寸法、アクセルペダル38a、ブレーキペダル38bの重さであるといった物理的な数値情報である。
図2に戻って、データセンタ4の管理サーバ40は、CPU、ROM、RAM、メモリ、入出力インターフェース回路などからなるマイクロコンピュータを主要部品として構成され、カスタマイズECU30Aの通信モジュール31との間で各情報をやり取りする通信モジュール41を始めとして、機能的に見た場合に車内環境推定部42、記憶部43、カスタマイズ情報変換部44及び個人認証部45を含んで構成されている。
個人認証部45は、カスタマイズECU30Aから送信されたユーザ2の個人IDを認証する。ユーザ2の個人IDは、例えばユーザが携帯する携帯キーのIDコードとされるが、このIDコードに加えて又は代えて、ユーザ本人を特定可能なユーザ2の認証情報(例えば、指紋等の生体情報)とすることもできる。同じ車両3を複数のユーザ2が使用する場合もあるため、記憶部43には、ユーザ2毎に個人IDが記憶されている。個人認証部45が本発明の認証手段としての機能を果たす。
車内環境推定部42は、車両3においてユーザ2により設定されたカスタマイズ情報、例えば車両aにおいてカスタマイズ情報が設定された場合には車両aでの設定値に基づいて、車両aに固有の車両情報を参照することにより、ユーザ2の望む車内環境情報を推定する。
ユーザ2の望む車内環境情報としては、ミラー35a〜35cを通した景色の見え方、アクセルペダル38a(ブレーキペダル38b)からシート36の背面までの距離を例示することができる。すなわち、ユーザ2により設定されたミラー35a〜35cの角度(車両aでの設定値)に、ミラー35a〜35cの取付位置(車両情報)を加味することで、ミラー35a〜35cを通した背景がユーザ2にどのように見えているのかを各車両3に共通する角度値として算出することができる。車内環境推定部42は、算出した角度値をミラー35a〜35cに関するユーザ2が望む車内環境情報として、記憶部43の対応する記憶領域43a〜43f(図4参照)にそれぞれに記憶する。
また、ユーザ2により設定されたシート位置設定値(車両aでの設定値)に、シート36の取付位置及びアクセルペダル38a等の取付位置(車両情報)を加味することで、足先からアクセルペダル38a等までのユーザの望む余裕度を考慮に入れたシート位置を演算により算出することができる。
シート36の取付位置やアクセルペダル38a等の取付位置は車両3毎に異なるので、例えば車両aでのシート位置設定値を車両bにそのまま適用しただけでは、ユーザ2の望む足先の余裕度を反映させることはできない。そこで、シート位置設定値(車両aでの設定値)に、シート36の取付位置及びアクセルペダル38a等の取付位置を加味して、アクセルペダル38a等からシート36の背面までの距離を算出することとした。車内環境推定部42は、算出したアクセルペダル38a等からシート36の背面までの距離を記憶部43の対応する記憶領域43g(図4参照)に記憶する。車内環境推定部42が本発明の推定手段としての機能を果たす。
また、特に数値を演算する必要のないシート36の高さ、シート36の角度、ハンドル37の角度、アクセル38aの重さ、ブレーキ38bの重さ、ハンドル37の重さ、ナビゲーション39の音量は、それぞれ記憶部43の対応する記憶領域43h,43i, 43m〜43q(図4参照)にそれぞれ記憶される。
さらに、記憶部43には、例えばユーザ2の座高(頭部の位置)、ユーザ2の肩の高さ、ユーザ2の肩からハンドル37までの距離などのユーザ情報が記憶され、それぞれ記憶領域43j〜43lに記憶されるようになっている。これらの情報は、例えば車両aでの設定値に基づいて演算により算出したり(例えば、ミラー35a〜35cの角度からユーザの座高を算出)、ユーザ2により予め入力されるように設定したり、車室内に設置したカメラ(撮像手段)によるシート36に着座したユーザ2の画像情報に基づいて求めることができる。
記憶部43の記憶領域43a〜43i,43m〜43qに記憶された車内環境情報に加えて、上記したユーザ情報、例えばユーザ2の座高(頭部の位置)を考慮に入れることで、ミラー35a〜35cの角度の精度を向上させることができる。また、例えば、記憶領域43iに記憶されたシート36の角度に加えて、ユーザ2の肩の高さ、及びユーザ2の肩からハンドル37までの距離を考慮に入れることで、ユーザ2の望むハンドル角度をより的確に推定できるようになる。記憶部43が本発明の記憶手段としての機能を果たす。
カスタマイズ情報変換部44は、図5に示すように、記憶部43に記憶されている車内環境情報を読み出し、その読み出した車内環境情報を、例えば車両bにおける車両装備30Bの取付位置を含んで構成される車両情報を参照することにより、車両bにおけるユーザ2に固有のカスタマイズ情報、すなわち車両bでの設定値に変換する。カスタマイズ情報変換部44が本発明の変換手段としての機能を果たす。
次に、上記のように構成された実施例1の作動について説明する。最初に、図6を用いてユーザ2が車両bに乗車する場合について説明する。この場合、図4に示したように、車両aでの設定値及び車両情報に基づいて管理サーバ40の車内環境推定部42により車内環境情報が推定され、推定された車内環境情報が既に記憶部43に記憶されていれば、図6に示すステップS1〜S7の処理がこの順に実行される。
具体的には、車両bにおいてカスタマイズECU30Aは、ユーザ2が携帯する携帯キー等を通じてユーザ2のIDコードを受信すると(S1)、車両bであることを特定する自車情報(車両bに固有の車両情報を含む)を管理サーバ40に通知するとともに(S2)、受信したユーザ2のIDコードを通知する(S3)。
個人認証部45がユーザ2の個人IDを認証した後、管理サーバ40の車内環境推定部42は、ユーザ2のIDコードに基づいて、記憶部43からユーザ2と対応付けて記憶(登録)されている車内環境情報(図4参照)を取得し(S4)、車両bの車両情報を参照して車両b用のカスタマイズ情報に変換する(S5)。
管理サーバ40が車両b用のカスタマイズ情報を車両bのカスタマイズECU30Aに通知すると(S6)、カスタマイズECU30Aは、通知されたカスタマイズ情報に対応する各ECU30B1〜30B9に制御信号を出力する。これを受けて、各ECU30B1〜30B9は、カスタマイズ設定を開始、すなわち関連するアクチュエータを駆動する(S7)。
これにより、ユーザ2が利用する車両3が異なる車種で構成されていても、管理サーバ40の記憶部43に記憶されている車内環境情報に基づいて車両3毎に車内環境を適合させることが可能となって、ユーザ2が期待する車内環境を車両3毎に自動的に実現することができる。
一方、管理サーバ40の記憶部43に、未だ車内環境情報が記憶(登録)されていなければ、図6のステップS1〜S3,S8,S9の処理がこの順に実行される。具体的には、ステップS1〜S3の処理が実行された後、管理サーバ40は車両bのカスタマイズECU30Aに車内環境情報が記憶(登録)されていない旨を通知する(S8)。その後、カスタマイズECU30Aは、デフォルトの設定情報(例えば出荷時の初期状態)となるよう対応する各ECU30B1〜30B9に制御信号を出力する(S9)。
次に、図7を用いてユーザ2が、例えば車両aにおいてカスタマイズ情報の設定を変更した場合について説明する。この場合においても上記と同様、カスタマイズECU30Aは、ユーザ2が携帯する携帯キー等を通じてユーザ2のIDコードを受信すると(S11)、車両aであることを特定する自車情報(車両aに固有の車両情報を含む)を管理サーバ40に通知するとともに(S12)、受信したユーザ2のIDコードを通知する(S13)。
個人認証部45がユーザ2の個人IDを認証した後、ユーザ2が車両aにおいて、例えばシート36の位置を変更し(S14)、シート36の角度を変更し(S15)、さらにサイドミラー35a,35bの角度を変更したような場合には(S16)、車両aのカスタマイズECU30Aは、ユーザ2の降車時に(例えばIGがオフでドアロック状態にあるとき)、ステップS14〜S16における変更後のカスタマイズ情報を管理サーバ40に通知する(S17)。
管理サーバ40の車内環境推定部42は、車両aにおいてユーザ2により設定された変更後のカスタマイズ情報、すなわち車両aでの変更後の設定値に基づいて、さらに車両aに固有の車両情報を参照して、ユーザ2が望む車内環境情報を新たに推定する(S18)。そして、記憶部43は、登録情報を更新、すなわち先に記憶されている車内環境情報を新たに推定された車内環境情報に書き換える(S19)。登録情報を更新した後、管理サーバ40は、新たに推定された車内環境情報に基づいてカスタマイズ設定が開始できるようになった旨を車両aのカスタマイズECU30Aに通知する(S20)。
このように複数のカスタマイズ情報が変更された場合に、例えばユーザ2の降車時にまとめて管理サーバ40に通知することにより、新たな推定に当たって相互に関係する設定値同士を一度に考慮に入れることができるようになって、車内環境推定部42が推定する車内環境情報の精度を高めることができる。
また、上記実施例1では、車内環境推定部42、記憶部43及びカスタマイズ情報変換部44が、データセンタ4の管理サーバ40として構成されている。これにより、各車両3が保持しなければならない情報を極力少なくできるので、車内環境情報共有化システム1において車両3側のコストを低減することができる。また、既存の車両3に対して車内環境情報共有化システム1を容易に拡張することもできる。
この場合、各車両3の車両情報記憶部33に記憶される車両情報を、例えば車種名(車種コード)のみとし、各車両3の物理的な特性を示す設計データ等の車両情報を全てデータセンタ4の管理サーバ40で管理するような設定とすれば、各車両3が保持しなければならない情報をより一層減らすことができ、車両3側のコストをより一層低減化することができる。
なお、車内環境推定部42、記憶部43、カスタマイズ情報変換部44及び個人認証部45を、データセンタ4の管理サーバ40として構成するのに代えて、例えば図8の車内環境情報共有化システム100に示すように、車両130毎に管理サーバ40の車内環境推定部42に相当する車内環境推定部131と、管理サーバ40のカスタマイズ情報変換部44に相当するカスタマイズ情報変換部132とを持たせ、データセンタ140の管理サーバ141が各車内環境推定部131により推定された車内環境情報を、単に記憶・保持するような構成としてもよい。
これによれば、車両3側のコストの低減化を図ることは困難となるが、カスタマイズ情報が頻繁に変更される場合でも、車内環境情報の推定処理、カスタマイズ情報の変換処理を迅速に行うことができる。
1,100 車内環境情報共有化システム
2 ユーザ
3,130 車両(車両a,b)
4 データセンタ
30A カスタマイズECU
30B 車両装備(車内環境調整手段)
31 通信モジュール
32 カスタマイズ情報記憶部
33 車両情報記憶部
40 管理サーバ
41 通信モジュール
42,131 車内環境推定部(推定手段)
43 記憶部(記憶手段)
44,132 カスタマイズ情報変換部(変換手段)
45 個人認証部(認証手段)

Claims (6)

  1. ユーザのニーズに応じて調整された車両装備の調整に関する車内環境情報を複数の車両間で共有化可能な車内環境情報共有化システムであって、
    前記複数の車両のうちの一車両においてユーザにより設定された当該一車両での設定値に基づいてユーザの望む車内環境情報を推定する推定手段と、
    前記推定手段により推定された車内環境情報をユーザと対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている車内環境情報を読み出し、その読み出した車内環境情報を前記複数の車両のうちの他車両に適合するように変換する変換手段と、
    前記複数の車両毎に設けられ、前記変換手段により変換された後の車内環境情報に基づいて車内環境を調整する車内環境調整手段と、
    を備えることを特徴とする車内環境情報共有化システム。
  2. 前記設定値は、前記一車両におけるユーザ固有のカスタマイズ情報であり、前記推定手段は、該カスタマイズ情報に基づいて前記一車両における車両装備の取付位置を含んで構成される車両情報を参照することにより、前記車内環境情報を推定する請求項1に記載の車内環境情報共有化システム。
  3. 前記変換手段は、前記記憶手段に記憶されている車内環境情報に基づいて前記他車両における車両装備の取付位置を含んで構成される車両情報を参照することにより、当該他車両におけるユーザ固有のカスタマイズ情報に変換する請求項1又は2に記載の車内環境情報共有化システム。
  4. 前記複数の車両の一車両においてユーザにより車内環境情報が変更されたとき、前記推定手段は、変更後の車内環境情報に基づいてユーザが望む車内環境情報を新たに推定し、前記記憶手段は、先に記憶されている車内環境情報を新たに推定された車内環境情報へと更新する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車内環境情報共有化システム。
  5. 車両使用時においてユーザの認証を行う認証手段が設けられ、前記認証手段によりユーザの受理認証がされたことを条件として、前記車内環境調整手段は、前記変換された後の車内環境情報に基づいて車内環境の調整を開始する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車内環境情報共有化システム。
  6. 前記認証手段、前記推定手段、前記記憶手段及び前記変換手段は、前記各車両との間で前記車内環境情報を通信でやりとり可能なデータセンタの管理サーバとして構成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車内環境情報共有化システム。
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