JP5390237B2 - ドライバ使用機器制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両におけるドライバ使用機器をドライバの体形に合うように調整するドライバ使用機器制御装置に関する。
従来、車両においてドライバの体形に合うようにドライバ使用機器を調整する技術として、特許文献1に記載された技術がある。この技術は、自車両に設定した車両設備データ(シート位置、エアコン温度、ドアミラー角度など)を各ユーザーの好みとしてICカードに記憶させ、各ユーザーが、自車両を使用するときに、ICカードの車両設備データを読み込んで、車両設備を制御するようにしている。このようにすると、各ユーザーに合った使用環境で車両を運転できるようになる。
特開2002−104105号公報
ところが、上記従来技術では、他の車種の車両に乗り換えた場合には、前記車両設備データでは、役に立たないものであり、ユーザーに合った車両設備の環境が得られないといった不具合があった。つまり、自車両と他車両との車種が異なると、車両設備の大きさや形状が異なり、自車両及び他車両間で、アクセルペダルからのシート前後位置や、シート高さや、ハンドル高さの相互関係が異なる。このため、例えば自車両においては、シート角度の実使用値が100°のときにハンドル操作がしやすいものであっても、他の車両ではユーザーの体形と車両設備の配置距離などの関係がずれて、例えばシート角度の実使用値を95°にしないとユーザーの体形値に合わずに、ハンドル操作がしにくいと事態が発生する。
これを改善する策として、異なる車種間で、変換テーブルを用意することも考えられるが、車種が極めて多種であって、各車種間の組み合わせ数は極めて多く、変換テーブルのデータ量が大量になる問題がある。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、異なる車種を考慮した多数の変換テーブルを用いることなく、容易に自車両及び他種車両間でのドライバの使用環境をほぼ同じにすることができるドライバ使用機器制御装置を提供することにある。
本発明は次の点に着目してなされている。すなわち、車両におけるドライバ使用機器としてのハンドルやシート、あるいはルームミラー、左右のサイドミラーの実使用値はドライバの体形に応じて調整される。例えばシートについての実使用値(アクセルペダルからシートまでの前後距離、シートの高さ、シート角度など)や、ルームミラーの実使用値(例えば、左右角度や上下角度)、又左右のサイドミラーの実使用値(例えば左右角度や上下角度)と体形値(例えば脚部長さ、腕部長さ、頭部高さなど)とはほぼ相関する。従って、ドライバ体形値を持ち出し用のデータとすれば、車種が異なっても普遍的なデータとして取り扱うことができる。そして、自車両において、ドライバ使用機器の実使用値からユーザー(ドライバ)の体形値を推測し、この推測結果を外部記憶手段に記憶させると、ドライバ体形値のデータを持ち出すことができる。
また、自車両において、他車から持ち出されたドライバ体形値のデータを読み込んで、該ドライバ体形値から自車両が備えたドライバ使用機器の実使用値を算出するようにすれば、自車両に合った実使用値を得ることができ、この実使用値となるようにドライバ使用機器を制御すれば、各ドライバに合った使用環境とすることが可能となる。従って、各車両においては、自車両のドライバ使用機器の実使用値とドライバ体形値との相互関係を逆変換可能な変換データとして保有しておけば、自車両と他車両との間でのドライバ個々にあった使用環境を得ることが可能となる。
上述の点に着目してなされた請求項1の発明は、ドライバ使用機器の実使用値を取得する実使用値取得手段と、前記ドライバ使用機器の実使用値と、該実使用値から推測されるドライバ体形値との相互関係の逆変換可能な変換データを記憶した変換データ記憶手段と、前記実使用値取得手段により取得した前記ドライバ使用機器の実使用値から前記変換データに基づいてドライバ体形値を推測するドライバ体形値推測手段と、持ち運び可能な外部記憶手段へのデータ転送が可能で前記ドライバ体形値算出手段により推測したドライバ体形値を該外部記憶手段に転送し記憶させるデータ転送手段と、持ち運び可能な外部記憶手段からのドライバ体形値のデータ取得が可能なデータ取得手段と、このデータ取得手段により取得したドライバ体形値と前記変換データ記憶手段の変換データとに基づき実使用値を算出する実使用値算出手段と、この実使用値算出手段により算出された実使用値となるように前記ドライバ使用機器を制御する機器制御手段とを備えている。
この請求項1の発明によれば、前記実使用値取得手段により前記ドライバ使用機器の実使用値を取得し、前記ドライバ体形値推測手段により、前記ドライバ使用機器の実使用値と前記変換データとに基づいてドライバ体形値を推測し、前記データ転送手段により該ドライバ体形値を持ち運び可能な外部記憶手段へデータ転送する。この結果、ドライバ固有の絶対値としてのドライバ体形値をデータとして前記外部記憶手段に記憶させることができる。
そしてまた、請求項1の発明によれば、自車両から持ち出すデータは、ドライバ個々の体形値であるから、自己の体形値データを他車両で使用する場合には、該他車両が当該ドライバ使用機器制御装置を備えておけば、前記データ取得手段により、持ち運び可能な外部記憶手段からドライバ体形値を取得し、前記実使用値算出手段により、該取得したドライバ体形値と前記変換データ記憶手段の変換データと基づき実使用値を算出するから、各ドライバ個々の体形値から、ドライバ自身と当該車両のドライバ使用機器とに合った実使用値を算出できる。従って、機器制御手段により該実使用値となるように前記ドライバ使用機器を制御することにより、ドライバ使用機器をドライバ体形に合わせることができ、もって、容易に自車両及び他種車両間でのドライバの使用環境をほぼ同じにすることができる。
そして、車両が備える変換データとしては、実使用値から推測されるドライバ体形値との相互関係の逆変換可能な変換データで済むから、多数の異なる車種間を補填する多数の変換テーブルのデータ量とは違って、データ量も極めて少なくでき、又データ作成も容易である。
さらに、請求項1の発明は、ユーザーにより操作されて実使用値取得指令を入力する実使用値取得指令入力手段と、ユーザーにより操作されて前記ドライバ使用機器制御指令を入力するドライバ使用機器セット指令入力手段とを備え、前記実使用値取得入力手段が操作されると、前記実使用値取得手段により前記ドライバ使用機器の実使用値を取得し、前記ドライバ体形値推測手段により、前記ドライバ使用機器の実使用値と前記変換データとに基づいてドライバ体形値を推測し、前記データ転送手段により該ドライバ体形値を持ち運び可能な外部記憶手段へデータ転送し、前記ドライバ使用機器セット指令入力手段が操作されると、前記データ取得手段により、持ち運び可能な外部記憶手段からドライバ体形値を取得し、前記実使用値算出手段により、該取得したドライバ体形値と前記変換データ記憶手段の変換データと基づき実使用値を算出し、機器制御手段により該実使用値となるように前記ドライバ使用機器を制御するところに特徴を有する。
この請求項の発明によれば、実使用値取得指令入力手段を操作すれば、自動的に、現状のドライ使用機器の実使用値の取得、ドライバ体形値の推測、外部記憶手段へのデータ転送を行うことができ、又、ドライバ使用機器セット指令入力手段を操作すれば、自動的にドライバ体形値の取得、自車に合った実使用値の算出、ドライバ使用機器の制御を行うことができる。
請求項の発明は、前記ドライバ体形値推測手段が、前記実使用値取得手段により取得した前記ドライバ使用機器の実使用値から前記変換データに基づいて複数種類のドライバ体形値を推測することが可能であり、前記データ転送手段が、前記各種類の実使用値から推測された各ドライバ体形値を、当該各実使用値の種類と関連付けてデータ転送し、前記実使用値算出手段が、取得したドライバ体形値と前記変換データ記憶手段の変換データと基づき、前記各ドライバ体形値から、当該各ドライバ体形値に関連付けられた種類の実使用値を算出し、同一種類の実使用値が一つ算出されたときには、当該実使用値を選択し、同一種類の実使用値が複数算出されたときには、当該複数の実使用値のうち、当該実使用値が対象とするドライバ使用機器の安全使用形態に近い方の実使用値を選択するところに特徴を有する。
この請求項の発明によれば、各ドライバ体形値に関連付けられた種類の実使用値を算出するから、同一種類の実使用値が一つあるいは複数算出されるようになる。そして、実使用値算出手段は、同一種類の実使用値が複数算出されたときには、当該複数の実使用値のうち、当該実使用値が対象とするドライバ使用機器の安全使用形態に近い方の実使用値を選択するから、いずれもユーザーの体形に合った複数の実使用値の中から安全な走行が可能な運転環境つまり運転機器使用状況を設定することができる。
請求項の発明は、前記実使用値算出手段において、同一種類で複数算出される実使用値としては、アクセルペダルからの運転席シートの前後距離があり、前記実使用値算出手段が、当該運転席シートの前後距離が複数算出されたときには、当該複数の実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シートの安全使用形態に近い方の実使用値として、当該複数の運転席シートの前後距離のうち最小となる運転席シートの前後距離を選択するところに特徴を有する。
この請求項の発明によれば、アクセルペダルからの運転席シートの前後距離(以下、シート前後距離と称する)を複数算出し、当該複数のシート前後距離のうち、当該実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シートの安全使用形態に近い方の実使用値として最小のシート前後距離を選択するから、いずれもユーザーの体形に合った複数のシート前後距離の中からより安全な走行が可能な運転環境つまりシート前後距離を設定することができる。つまり、シート前後距離が複数算出された場合、安全使用形態としては、運転席シートがアクセルに近いほう(シート前後距離が最小)が安全である。
請求項の発明は、前記実使用値算出手段において、同一種類で複数算出される実使用値としては、運転席床からシート座面までの高さがあり、前記実使用値算出手段が、当該シート座面までの高さが複数算出されたときには、当該複数の実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シートの安全使用形態に近い方の実使用値として、当該複数のシート座面までの高さのうち最大となるシート座面までの高さを選択するところに特徴を有する。
この請求項の発明によれば、運転席床からシート座面までの高さ(以下、シート高さと称する)を複数算出し、当該複数のシート高さのうち、当該実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シートの安全使用形態に近い方の実使用値として最大のシート高さを選択するから、いずれもユーザーの体形に合った複数のシート高さの中からより安全な走行が可能な運転環境つまりシート高さを設定することができる。つまり、シート高さが複数算出された場合、安全使用形態としては、シート高さが高いほう(シート高さが最大)が運転視野確保の面から安全である。
請求項の発明は、前記実使用値算出手段において、同一種類で複数算出される実使用値としては、シート背もたれ角度があり、前記実使用値算出手段が、当該シート背もたれ角度が複数算出されたときには、当該複数の実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シートの安全使用形態に近い方の実使用値として、当該複数のシート背もたれ角度のうち最小となるシート背もたれ角度を選択するところに特徴を有する。
この請求項の発明によれば、シート背もたれ角度(以下、シート角度と称する)を複数算出し、当該複数のシート角度のうち、当該実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シートの安全使用形態に近い方の実使用値として最小のシート角度を選択するから、いずれもユーザーの体形に合った複数のシート角度からより安全な走行が可能な運転環境つまりシート角度を設定することができる。つまり、シート角度が複数算出された場合、安全使用形態としては、シートが寝ているよりも起立に近いほう(シート角度が最小)が、ハンドル保持のし易さ及び運転視野確保の面から安全である。
請求項の発明は、前記シート前後距離を算出するためのドライバ体形値が脚部長さ及び腕部長さであるところに特徴を有する。
この請求項の発明によれば、脚部長さ及び腕部長さといったドライバ体形値からシート前後距離を算出するから、シート前後距離として、ハンドル操作及びアクセル操作に対して最適な値を算出することが可能となる。
請求項の発明は、前記シート高さを算出するためのドライバ体形値が脚部長さ及び頭部高さであるところに特徴を有する。
この請求項の発明によれば、脚部長さ及び頭部高さといったドライバ体形値からシート高さを算出するから、シート高さとしてアクセル操作に対して最適で且つ運転視野確保も良好となる値を算出することが可能となる。
請求項の発明は、前記シート角度を算出するためのドライバ体形値が脚部長さ及び腕部長さであるところに特徴を有する。
この請求項の発明によれば、脚部長さ及び腕部長さといったドライバ体形値からシート角度を算出するから、シート角度としてハンドル操作及びアクセル操作に対して最適な値を算出することが可能となる。
請求項の発明は、同一種類で一つのみ算出される実使用値としては、ルームミラー及びサイドミラーの角度があり、このルームミラー及びサイドミラーの角度を算出するためのドライバ体形値が頭部高さであるところに特徴を有する。
この請求項の発明によれば、頭部高さのみといった少ないドライバ体形値データからルームミラー及びサイドミラーの角度を最適に算出することができる。つまり、ルームミラー及びサイドミラーの角度はユーザー(ドライバ)の視点に応じて設定するのが良く、この場合、平面的にみた視点位置はドライバによってさほど変わらないが、視点の高さはドライバの体形によって変わるものである。従って、この視点の高さに相関する頭部高さからルームミラー及びサイドミラーの角度を算出することは、最適なルームミラー及びサイドミラーの角度を算出できることになる。
本発明の一実施形態を示す電気的構成のブロック図 実使用値を説明するための運転席部分の概略的側面図 ルームミラーを概略的に示し、(a)は正面図、(b)は(a)の矢印U方向矢視図、(c)は(a)の矢印V方向矢視図 左サイドミラーを概略的に示し、(a)は正面図、(b)は(a)の矢印W方向矢視図(平面図)、(c)は(a)の矢印X方向矢視図(側面図) 右サイドミラーを概略的に示し、(a)は正面図、(b)は(a)の矢印Y方向矢視図(平面図)、(c)は(a)の矢印Z方向矢視図(側面図) 取得した各実使用値から各ドライバ体形値を推測するための変換データ及び変換式を示す図 各ドライバ体形値から各実使用値を算出するための変換データ及び変換式を示す図 制御部の制御内容を示すフローチャート (a)〜(c)は表示器の表示画面を時系列的に示す図 (a)〜(c)は表示器の表示画面を時系列的に示す図 ドライバ体形値を説明するためのドライバ及び運転席部分の概略的側面図
以下、本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。図1には、図示しない車両に搭載されたドライバ使用機器制御装置1及びこれに関連する構成を概略的に示している。ドライバ使用機器制御装置1は、制御部2と、スピーカ3と、表示器4と、タッチパネルスイッチ5と、通信部6とを備えて構成されている。
制御部2は、実使用値取得手段、ドライバ体形値推測手段、データ転送手段、データ取得手段、実使用値算出手段、機器制御手段に相当するものである。この制御部2は、CPU2a、ROM2b、RAM2c、データ用メモリ2d等を備えたマイクロコンピュータを含むと共に接続ポート2eを含んで構成されている。この接続ポート2eは外部記憶手段たる不揮発性メモリ7が着脱可能に接続される。この不揮発性メモリ7としては、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDメモリカード(登録商標)などの種々のメモリカードや可搬型固定ディスク装置などに代表される記憶装置や、携帯型ハードディスクドライブなどが使用可能である。
前記スピーカ3及び表示器4は報知手段たるものである。表示器4は例えばカラー液晶ディスプレイから構成され、表示画面には前記タッチパネルスイッチ5が形成される。このタッチパネルスイッチ5には、図9(a)に示すように、実使用値取得指令入力手段としての取り込みスイッチ5a及びドライバ使用機器セット指令入力手段としてのセットスイッチ5bが含まれている。
前記通信部6は、外部記憶手段としての機能を備えた携帯電話8と通信するものであり、その通信方式としては、例えばBleutooth(登録商標)通信方式が用いられる。
又、前記制御部2は車内LAN9を介してシート制御部10、ハンドル高さ制御部11、ルームミラー制御部12、サイドミラー制御部13を制御可能である。
前記シート制御部10は、図2に示すシート14を前後に移動させてシート前後距離(アクセルペダルから運転席シート14までの前後距離)Aを調整し、また、シート14を上下に移動させてシート高さ(運転席床15から座面までの高さ)Bを調整し、シート14の背もたれ14aを前後に回動させてシート角度(シート背もたれ角度)Cを調整するためのものであり、前記制御部2からの制御指令により上記各調整を行い得るようになっている。又、このシート制御部10は、上述したシート前後距離A、シート高さB、シート角度Cの情報つまり実使用値の情報を制御部2に送信可能である。
前記ハンドル高さ制御部11は、図2に示すハンドル16を上下移動させてハンドル高さDを調整するためのものであり、前記制御部2からの制御指令により該調整を行い得るようになっている。又、このハンドル高さ制御部11は、前述したハンドル高さDの情報つまり実使用値の情報を制御部2に送信可能である。
ルームミラー制御部12は、図3(b)に示すルームミラー17を左右に回動させてルームミラー左右角度Eを調整し、又、該ルームミラー17を、図3(c)に示すように上下に回動させてルームミラー上下角度Fを調整するためのものであり、前記制御部2からの制御指令により該調整を行い得るようになっている。このルームミラー制御部12は、上述したルームミラー左右角度E、ルームミラー上下角度Fの情報つまり実使用値の情報を制御部2に送信可能である。
前記サイドミラー制御部13は、図4(a)、(b)に示す左サイドミラー18を左右に回動させて左サイドミラー左右角度Gを調整し、又、図4(c)に示すように左サイドミラー18を上下に回動させて左サイドミラー18の上下角度Hを調整し、さらに、図5(a)、(b)に示す右サイドミラー19を左右に回動させて右サイドミラー左右角度Iを調整し、又、図5(c)に示すように右サイドミラー19を上下に回動させて右サイドミラー上下角度Jを調整するためのものである。又、このサイドミラー制御部13は、上述した左サイドミラー左右角度G、左サイドミラー上下角度H、右サイドミラー左右角度I、右サイドミラー上下角度Jの情報つまり実使用値の情報を制御部2に送信可能である。
前記制御部2のデータ用メモリ2dは、例えば不揮発性メモリから構成されており、変換データ記憶手段たるものである。このデータ用メモリ2dには、図6、図7に示す変換データが記憶されている。この変換データは、各実使用値A〜Jから後述するドライバ体形値L1、L2、R1〜R3、T1〜T8を推測するため、及び逆にこれらドライバ体形値L1、L2、R1〜R3、T1〜T8から各実使用値A〜Jを算出するための変換データである。
変換データとしては具体的には次の通りである。
※実使用値のデフォルト値関連(図6参照):
シート前後距離Aのデフォルト値AD[cm](本実施形態では50cm)、
シート高さBのデフォルト値BD[cm](本実施形態では20cm)、
シート角度Cのデフォルト値CD[°](本実施形態では90°)、
ハンドル高さのデフォルト値DD[cm](本実施形態では60cm)、
ルームミラー左右角度Eのデフォルト値ED[°](本実施形態では0°)、
ルームミラー上下角度Fのデフォルト値FD[°](本実施形態では0°)、
左サイドミラー左右角度Gのデフォルト値をGD「°」(本実施形態では0°)、
左サイドミラー上下角度Hのデフォルト値HD[°](本実施形態では0°)、
右サイドミラー左右角度Iのデフォルト値ID[°](本実施形態では0°)、
右サイドミラー上下角度Iのデフォルト値JD[°](本実施形態では0°)。
※変換係数関連(図6参照)
シート前後距離の実使用値から脚部長さ(ドライバ体形値)への変換係数KL1[cm/cm](本実施形態では1[cm/cm])、
シート前後距離の実使用値から腕部長さ(ドライバ体形値)への変換係数KR1[cm/cm](本実施形態では1[cm/cm])、
シート高さから脚部長さの変換係数KL2[cm/cm](本実施形態では1[cm/cm])、
シート高さから頭部高さへの変換係数KT1[cm/cm](本実施形態では1[cm/cm])、
シート角度から腕部長さへの変換係数KR2[cm/度](本実施形態では0.2[cm/度])、
シート角度から頭部長さへの変換係数KT2[cm/度](本実施形態では0.3[cm/度])、
ハンドル高さから腕部長さへの変換係数KR3[cm/cm](本実施形態では0.5[cm/cm])、
ルームミラー左右角度から頭部高さへの変換係数KT3[cm/度](本実施形態では0.1[cm/度])、
ルームミラー上下角度から頭部高さへの変換係数KT4[cm/度](本実施形態では0.5[cm/度])、
左サイドミラー左右角度から頭部高さへの変換係数KT5[cm/度](本実施形態では0.1[cm/度])、
左サイドミラー上下角度から頭部高さへの変換係数KT6[cm/度](本実施形態では0.5[cm/度])、
右サイドミラー左右角度から頭部高さへの変換係数KT7[cm/度](本実施形態では0.2[cm/度])、
右サイドミラー上下角度から頭部高さへの変換係数をKT8[cm/度](本実施形態では[1cm/度])。
※ドライバ体形値のデフォルト値関連(図6参照)
脚部長さのデフォルト値をLD[cm](本実施形態では60cm)、
腕部長さのデフォルト値をRD[cm](本実施形態では40cm)、
頭部高さのデフォルト値をTD[cm](本実施形態では90cm)。
※逆変換係数関連(図7参照)
脚部長さL1からシート前後距離Aを算出するときの逆変換係数GL1(本実施形態ではGL1=(1/KL1))、
腕部長さR1からシート前後距離Aを算出するときの逆変換係数GR1(本実施形態ではGR1=1/KR1)、
脚部長さL2からシート高さBを算出するときの逆変換係数GL2(本実施形態ではGL2=1/KL2)、
頭部高さT1からシート高さBを算出するときの逆変換係数GT1(本実施形態ではGT1=1/KT1)、
腕部長さR2からシート角度Cを算出するときの逆変換係数GR2(本実施形態ではGR2=1/KR2)、
頭部高さT2からシート角度Cを算出するときの逆変換係数GT2(本実施形態ではGT2=1/KT2)、
腕部長さR3からハンドル高さDを算出するときの逆変換係数GR3(本実施形態ではGR3=1/KR3)、
頭部高さT4からルームミラー上下角度Fを算出するときの逆変換係数GT4(本実施形態ではGT4=1/KT4)、
頭部高さT5から左サイドミラー左右角度Gを算出するときの逆変換係数GT5(本実施形態ではGT5=1/KT5)、
頭部高さT6から左サイドミラー上下角度Hを算出するときの逆変換係数GT6(本実施形態ではGT6=1/KT6)、
頭部高さT7から右サイドミラー左右角度Iを算出するときの逆変換係数GT7(本実施形態ではGT7=1/KT7)、
頭部高さT8から右サイドミラー上下角度Jを算出するときの逆変換係数GT8(本実施形態ではGT8=1/KT8)。
次に前記制御部2の制御について説明する。
例えば図示しないスタートスイッチがオン操作されると、表示器4に図10に示す表示画面4Aが現れると共に、図8に示す制御フローチャートがスタートする。図8において、ステップS1では、図9(a)の画面4Aに示した取り込みスイッチ5aがユーザー(ドライバ)によりオン操作されたか否かを判断し、オン操作されると、ステップS2に移行し、各実使用値を取得する。すなわち、シート制御部10からシート前後距離A、シート高さB、シート角度Cを取得し、ハンドル高さ制御部11からハンドル高さDを取得し、ルームミラー制御部12からルームミラー左右角度E、ルームミラー上下角度Fを取得し、サイドミラー制御部13から左サイドミラー左右角度G、左サイドミラー上下角度H、右サイドミラー左右角度I、右サイドミラー上下角度Jを取得する。このとき、表示器4に図9(b)の表示画面4Bを出現させて、取得処理及び次の推測処理の処理状況の表示を開始する。
そして、ステップS3では、取得した各実使用値(上記A〜J)から、それぞれ、ドライバ体形値である脚部長さL1、腕部長さR1、脚部長さL2、頭部高さT1、腕部長さR2、頭部高さT2、腕部長さR3、頭部高さT3〜T8を推測する。詳細は次の通りである(図6も参照)。
[1−1]シート前後距離A[cm]から脚部長さL1[cm]を推測する。
シート前後距離のデフォルト値をAD[cm](本実施形態では50cm)とし、
脚部長さのデフォルト値をLD[cm](本実施形態では60cm)とし、
デフォルト値からのシート前後距離の調整値をa[cm](前方向への調整は−、後方向への調整は+)とすると、
シート前後距離(実使用値)Aは、A=AD+aとなる。
ここで、シート前後距離の実使用値からドライバ体形値(脚部長さ)への変換係数をKL1(本実施形態では1[cm/cm])とすると、
シート前後距離から推測される脚部長さL1[cm]は
L1=LD+KL1×a・・・(1)
となる。
[1−2]シート前後距離A[cm]から腕部長さR1[cm]を推測する。
シート前後距離のデフォルト値を前記AD(50cm)とし、
腕部長さのデフォルト値をRD[cm](本実施形態では40cm)とし、
デフォルト値からの調整値をa[cm](前方向への調整は−、後方向への調整は+)とすると、
シート前後距離(実使用値)Aは、A=AD+aとなる。
ここで、シート前後距離の実使用値からドライバ体形値(腕部長さ)への変換係数をKR1(本実施形態では1[cm/cm])とすると、
シート前後距離から推測される腕部長さR1=RD+KR1×a・・・(2)
となる。
[1−3]シート高さB[cm]から脚部長さL2[cm]を推測する。
シート高さのデフォルト値をBD[cm](本実施形態では20cm)とし、
脚部長さのデフォルト値を前記LD(60cm)とし、
デフォルト値BDからの調整値をb(上げる方向は+、下げる方向は−)とすると、
シート高さ(実使用値)Bは、B=BD+bとなる。
ここでシート高さから脚部長さの変換係数をKL2(1[cm/cm])とすると、
シート高さBから推測される脚部長さL2[cm]は
L=LD+KL2×b・・・(3)
[1−4]シート高さB[cm]から頭部高さT1[cm]を推測する。
シート高さのデフォルト値を前記BD(20cm)とし、
頭部高さのデフォルト値をTD[cm](本実施形態では90cm)とし、
デフォルト値BDからの調整値をb(上げる方向は+、下げる方向は−)とすると、
シート高さ(実使用値)Bは、B=BD+bとなる。
ここでシート高さから頭部高さへの変換係数をKT1(本実施形態では1[cm/cm])とすると、
シート高さBから推測される頭部高さT1は
T1=TD+KT1×b・・・(4)
となる。
[1−5]シート角度C[°]から腕部長さR2[cm]を推測する。
シート角度のデフォルト値をCD[°](本実施形態では90°)とし、
腕部長さのデフォルト値をRD[cm](本実施形態では40cm)とし、
デフォルト値CDからの調整値をc[°](後方向は+、前方向は−)とすると、
シート角度(実使用値)Cは、C=CD+cとなる。
ここで、シート角度から腕部長さへの変換係数をKR2[cm/度](本実施形態では0.2[cm/度])とすると、
シート角度Cから推測される腕部長さR2は、
R2=RD+KR2×c・・・(5)
となる。
[1−6]シート角度C[°]から頭部高さT2[cm]を推測する。
シート角度のデフォルト値を前記CD[°](90°)とし、
頭部高さのデフォルト値を前記TD[cm](90cm)とし、
デフォルト値CDからの調整値をc[°](後方向は+、前方向は−)とすると、
シート角度(実使用値)Cは、C=CD+cとなる。
ここで、シート角度から頭部高さへの変換係数をKT2[cm/度](本実施形態では0.3[cm/度])とすると、
シート角度Cから推測される頭部高さT2は、
T2=TD+KT2×c・・・(6)
となる。
[1−7]ハンドル高さD[cm]から腕部長さR3[cm]を推測する。
ハンドル高さのデフォルト値をDD[cm](本実施形態では60cm)とし、
腕部長さのデフォルト値を前記RD(40cm)とし、
デフォルト値CDからの調整値をd[cm](上方向は+、下方向は−)とすると、
ハンドル高さ(実使用値)Dは、D=DD+dとなる。
ここで、ハンドル高さから腕部長さへの変換係数をKR3[cm/cm](本実施形態では0.5[cm/cm])とすると、
ハンドル高さDから推測される腕部長さR3は、
R3=RD+KR3×d・・・(7)
となる。
[1−8]ルームミラー左右角度E[°]から頭部高さT3[cm]を推測する。
ルームミラー左右角度Eのデフォルト値をED[°](本実施形態では0°(ミラー面が左右方向に傾きのない角度))とし、
頭部高さのデフォルト値を前記TD(90cm)とし、
デフォルト値CDからの調整値をe[°](時計方向は+、反時計方向は−)とすると、
ルームミラー左右角度(実使用値)Eは、E=ED+eとなる。
ここで、ルームミラー左右角度から頭部高さへの変換係数をKT3[cm/度](本実施形態では0.1[cm/度])とすると、
ルームミラー左右角度Eから推測される頭部高さT3は、
T3=TD+KT3×e・・・(8)
となる。
[1−9]ルームミラー上下角度F[°]から頭部高さT4[cm]を推測する。
ルームミラー上下角度Fのデフォルト値をFD[°](本実施形態では0°(ミラー面が垂直))とし、
頭部高さのデフォルト値を前記TD(90cm)とし、
デフォルト値FDからの調整値をf[°](上方向は+、下方向は−)とすると、
ルームミラー左右角度(実使用値)Fは、F=FD+fとなる。
ここで、ルームミラー上下角度から頭部高さへの変換係数をKT4[cm/度](本実施形態では0.5[cm/度])とすると、
ルームミラー上下角度Fから推測される頭部高さT4は、
T4=TD+KT4×f・・・(9)
となる。
[1−10]左サイドミラー左右角度G[°]から頭部高さT5[cm]を推測する。
左サイドミラー左右角度Gのデフォルト値をGD「°」(本実施形態では0°(ミラー面が垂直))とし、
頭部高さのデフォルト値を前記TD(90cm)とし、
デフォルト値GDからの調整値をg[°](デフォルト値GDから平面視反時計回り方向は+、時計回り方向は−)とすると、
左サイドミラー左右角度(実使用値)Gは、G=GD+gとなる。
ここで、左サイドミラー左右角度から頭部高さへの変換係数をKT5[cm/度](本実施形態では0.1[cm/度])とすると、
左サイドミラー左右角度Gから推測される頭部高さT5は、
T5=TD+KT5×g・・・(10)
となる。
[1−11]左サイドミラー上下角度H[°]から頭部高さT6[cm]を推測する。
左サイドミラー上下角度Hのデフォルト値をHD[°](本実施形態では0°(ミラー面が垂直))とし、
頭部高さのデフォルト値を前記TD(90cm)とし、
デフォルト値HDからの調整値をh[°](デフォルト値HDから側面視下向き方向を+、上向き方向を−)とすると、
左サイドミラー上下角度Hは、H=HD+hとなる。
ここで、左サイドミラー上下角度から頭部高さへの変換係数をKT6[cm/度](本実施形態では0.5[cm/度])とすると、
左サイドミラー上下角度Hから頭部高さT6は、
T6=TD+KT6×h・・・(11)
となる。
[1−12]右サイドミラー左右角度I[°]から頭部高さT7[cm]を推測する。
右サイドミラー左右角度Iのデフォルト値をID[°](本実施形態では0°(ミラー面が垂直))とし、
頭部高さのデフォルト値を前記TD(90cm)とし、
デフォルト値IDからの調整値を:i[°](デフォルト値IDから平面視反時計回り方向を+、時計方向を−)とすると、
左サイドミラー左右角度(実使用値)Iは、I=ID+iとなる。
ここで、右サイドミラー左右角度から頭部高さへの変換係数をKT7[cm/度](本実施形態では0.2[cm/度])とすると、
右サイドミラー左右角度Iから推測される頭部高さT7は、
T7=TD+KT7×i・・・(12)
となる。
[1−13]右サイドミラー上下角度J[°]から頭部高さT8[cm]を推測する。
右サイドミラー上下角度Jのデフォルト値をJD[°](本実施形態では0°(ミラー面が垂直))とし、
頭部高さのデフォルト値を前記TD(90cm)とし、
デフォルト値HDからの調整値をj[°](デフォルト値JDから側面視下向き方向を+、上向き方向を−)とすると、
右サイドミラー上下角度Jは、J=JD+jとなる。
ここで、右サイドミラー上下角度から頭部高さへの変換係数をKT8[cm/度](本実施形態では1cm/度)とすると、
右サイドミラー上下角度Jから頭部高さT6は
T6=TD+KT8×j・・・(13)
となる。
このようにして、取得した各実使用値(上記A〜J)から、それぞれ、図11に示すように、ドライバ体形値である脚部長さL1、腕部長さR1、脚部長さL2、頭部高さT1、腕部長さR2、頭部高さT2、腕部長さR3、頭部高さT3〜T8が推測される。
なお、実使用値であるシート前後距離A、シート高さB、シート角度C、ハンドル高さD、ルームミラー左右角度E、ルームミラー上下角度F、左サイドミラー左右角度G、左サイドミラー上下角度H、右サイドミラー左右角度I、右サイドミラー上下角度Jのうち、取得できない実使用値については値なしとし、対応するドライバ体形値は推測しない。
この後、ステップS4に移行し、上述のドライバ体形値推測結果である脚部長さL1、腕部長さR1、脚部長さL2、頭部高さT1、腕部長さR2、頭部高さT2、腕部長さR3、頭部高さT3〜T8を、夫々、各実使用値の種類と関連付けて、通信部6を介して携帯電話8の内部メモリに転送し、あるいは接続ポート2eを介して不揮発性メモリ7に転送し該不揮発性メモリ7あるいは携帯電話8に記憶させる。
上述の各実使用値の種類と関連付けは、次のように行う。ライバ体形値推測結果である脚部長さL1、腕部長さR1は、シート前後距離と関連付けられ、脚部長さL2、頭部高さT1はシート高さと関連付けられ、腕部長さR2、頭部高さT2はシート角度と関連付けられる。又、腕部長さR3はハンドル高さに関連付けられる。さらに、頭部高さT3、T4、T5、T6、T7、T8は夫々、ルームミラー左右角度、ルームミラー上下角度、左サイドミラー左右角度、左サイドミラー上下角度、右サイドミラー左右角度、右サイドミラー上下角度に関連付けられる。上記各ドライバ体形値から実使用値が算出される場合には、上記関連付けられた実使用値が算出されることになる。
この後ステップS5に移行して、転送完了を表示する。この場合、表示器4に図9(c)の表示画面4Cを出現させることにより、転送完了を表示する。この場合スピーカ3により転送完了を報知するようにしても良い。
なお、この後、ユーザーは、ドライバ体形値推測結果を記憶した外部メモリ(携帯電話8又は不揮発性メモリ7)を携帯して、他車のドライバ使用機器制御装置1にドライバ体形値推測結果を送信することになる。
自車両のドライバ使用機器制御装置1に外部メモリのドライバ体形値推測結果を取り込む場合には、セットスイッチ5bがオン操作される。
ステップS6では、上記セットスイッチ5bがオン操作されたか否かを判断し、オン操作されれば、ステップS7に移行し、外部メモリ(携帯電話8又は不揮発性メモリ7)から、ドライバ体形値である脚部長さL1、腕部長さR1、脚部長さL2、頭部高さT1、腕部長さR2、頭部高さT2、腕部長さR3、頭部高さT3〜T8を取得すると共に、表示器4に、図10(b)で示すように、当該ステップS7の取得処理からステップS9のドライバ使用機器の制御処理までの処理状況の表示を開始させる。
次のステップS8では、上述の脚部長さL1、腕部長さR1、脚部長さL2、頭部高さT1、腕部長さR2、頭部高さT2、腕部長さR3、頭部高さT3〜T8から、夫々関連付けられた実使用値であるシート前後距離A、シート高さB、シート角度C、ハンドル高さD、ルームミラー左右角度E、ルームミラー上下角度F、左サイドミラー左右角度G、左サイドミラー上下角度H、右サイドミラー左右角度I、右サイドミラー上下角度Jを算出する(逆変換する)。
つまり、脚部長さL1、腕部長さR1からは夫々個別にシート前後距離Aを算出し、脚部長さL2、頭部高さT1からは夫々個別にシート高さBを算出し、腕部長さR2、頭部高さT2からは夫々個別にシート角度Cを算出する。そして、腕部長さR3からはハンドル高さDを算出し、頭部高さT3、T4、T5、T6、T7、T8からは、夫々個別にルームミラー左右角度E、ルームミラー上下角度F、左サイドミラー左右角度G、左サイドミラー上下角度H、右サイドミラー左右角度I、右サイドミラー上下角度Jを算出する。
この算出の仕方は次の通りである(図7参照)。
[2−1]推測された脚部長さL1からシート前後距離Aを算出する。
前記(1)式から
A=AD+a
aは、a=逆変換係数×(L1−LD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGL1(本実施形態ではGL1=(1/KL1))とすると、
A=AD+GL1×(L1−LD)・・・(2−1)
となる。
[2−2]推測された腕部長さR1からシート前後距離Aを算出する。
前記(2)式から
A=AD+a
aは、a=逆変換係数×(R1−RD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGR1(本実施形態ではGR1=1/KR1)とすると、
A=AD+GR1×(R1−RD)・・・(2−2)
となる。
すなわちシート前後距離Aが求まる。
但し、(2−1)式で求めたシート前後距離Aと、(2−2)式で求めたシート前後距離Aとのうち、ドライバ使用機器(運転席シート14)の安全使用形態に近い方の実使用値(この場合、値が最小の方)を採用する。
[2−3]推測された脚部長さL2からシート高さBを算出する。
前記(3)式から
B=BD+b
bは、b=逆変換係数×(L2−LD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGL2(本実施形態ではGL2=1/KL2)とすると、
B=BD+GL2×(L2−LD)・・・(2−3)
となる。
すなわち、シート高さBが算出される。
[2−4]推測された頭部高さT1からシート高さBを算出する。
前記(4)式から
B=BD+b
bは、b=逆変換係数×(T1−TD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGT1(本実施形態ではGT1=1/KT1)とすると、
B=BD+GT1×(T1−TD)・・・(2−4)
となる。
すなわち、シート高さBが算出される。
但し(2−3)式で算出されたシート高さBと(2−4)式で算出されたシート高さBとのうち、ドライバ使用機器(運転席シート14)の安全使用形態に近い方の実使用値(この場合、値が最大の方)を採用する。
[2−5]推測された腕部長さR2からシート角度Cを算出する。
前記(5)式から
C=CD+c
cは、c=逆変換係数×(R2−RD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGR2(本実施形態ではGR2=1/KR2)とすると、
C=CD+GR2×(R2−RD)・・・(2−5)
となる。
すなわち、推測された腕部長さR2からシート角度Cが算出される。
[2−6]推測された頭部高さT2からシート角度Cを算出する。
前記(6)式から
C=CD+c
cは、c=逆変換係数×(T2−TD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGT2(本実施形態ではGT2=1/KT2)とすると、
C=CD+GT2×(T2−TD)・・・(2−6)
となる。
すなわち、推測された頭部高さT2からシート角度Cが算出される。
但し、(2−5)式で得たCと(2−6)式で得たCとのうち、ドライバ使用機器(運転席シート14)の安全使用形態に近い方の実使用値(この場合、値が最小の方)を採用する。
[2−7]推測された腕部長さR3からハンドル高さDを算出する。
前記(7)式から
D=DD+d
dは、d=逆変換係数×(R3−RD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGR3(本実施形態ではGR3=1/KR3)とすると、
D=DD+GR3×(R3−RD)・・・(2−7)
となる。
すなわち、推測された腕部長さR3からハンドル高さDが算出される。
[2−8]推測された頭部高さT3からルームミラー左右角度Eを算出する。
前記(8)式から
E=ED+e
eは、e=逆変換係数×(T3−TD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGT3(本実施形態ではGT3=1/KT2)とすると、
E=ED+GT3×(T3−TD)・・・(2−8)
となる。
すなわち、推測された頭部高さT3からルームミラー左右角度Eが算出される。
[2−9]推測された頭部高さT4からルームミラー上下角度Fを算出する。
前記(9)式から
F=FD+f
fは、f=逆変換係数×(T4−TD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGT4(本実施形態ではGT4=1/KT4)とすると、
F=FD+GT4×(T4−TD)・・・(2−9)
となる。
すなわち、推測された頭部高さT4からルームミラー上下角度Fが算出される。
[2−10]頭部高さT5から左サイドミラー左右角度Gを算出する。
前記(10)式から
G=GD+g
gは、g=逆変換係数×(T5−TD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGT5(本実施形態ではGT5=1/KT5)とすると、
G=GD+GT5×(T5−TD)・・・(2−10)
となる。
すなわち、推測された頭部高さT5から左サイドミラー左右角度Gが算出される。
[2−11]推測された頭部高さT6から左サイドミラー上下角度Hを算出する。
前記(11)式から
H=HD+h
hは、h=逆変換係数×(T6−TD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGT6(本実施形態ではGT6=1/KT6)とすると、
H=HD+GT6×(T6−TD)・・・(2−11)
すなわち、推測された頭部高さT6から左サイドミラー上下角度Hが算出される。
[2−12]推測された頭部高さT7から右サイドミラー左右角度Iを算出する。
前記(12)式から
I=ID+i
iは、i=逆変換係数×(T7−TD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGT7(本実施形態ではGT7=1/KT7)とすると、
I=ID+GT7×(T7−TD)・・・(2−12)
となる。
すなわち、推測された頭部高さT7から右サイドミラー左右角度Iが算出される。
[2−13]推測された頭部高さT8から右サイドミラー上下角度Jを算出する。
前記(13)式から
J=JD+j
jは、i=逆変換係数×(T8−TD)で求めることができ、
ここで逆変換係数をGT8(本実施形態ではGT8=1/KT8)とすると、
J=JD+GT8×(T8−TD)・・・(2−13)
となる。
すなわち、推測された頭部高さT8から右サイドミラー上下角度Jが算出される。
このようにして実使用値であるシート前後距離A、シート高さB、シート角度C、ハンドル高さD、ルームミラー左右角度E、ルームミラー上下角度F、左サイドミラー左右角度G、左サイドミラー上下角度H、右サイドミラー左右角度I、右サイドミラー上下角度Jを算出される。
なお、ドライバ体形値である脚部長さL1、腕部長さR1、脚部長さL2、頭部高さT1、腕部長さR2、頭部高さT2、腕部長さR3、頭部高さT3〜T8のうち読み込みデータにないドライバ体形値については、当該ドライバ体形値に対応する実使用値は無し(ドライバ使用機器は制御せず、そのままとする)とする。
この後、ステップS9では、上述のシート前後距離A、シート高さB、シート角度C、ハンドル高さD、ルームミラー左右角度E、ルームミラー上下角度F、左サイドミラー左右角度G、左サイドミラー上下角度H、右サイドミラー左右角度I、右サイドミラー上下角度Jとなるように、シート制御部10、ハンドル高さ制御部11、ルームミラー制御部12、サイドミラー制御部13に制御指令を出力してシート14の前後距離、高さ、角度、ハンドル16の高さ、ルームミラー17の左右角度、上下角度、左サイドミラー18の左右角度、上下角度、右サイドミラー19の左右角度、上下角度を制御する。
次のステップS10で、上述のシート制御部10、ハンドル高さ制御部11、ルームミラー制御部12、サイドミラー制御部13から制御完了通知が有ったことが判断されると、ステップS11で、表示器4に制御完了の表示をさせる(図10(c)の表示画面4E参照)。
以上説明した本実施形態によれば、制御部2における実使用値取得手段としての機能によりドライバ使用機器の実使用値であるシート前後距離A、シート高さB、シート角度C、ハンドル高さD、ルームミラー左右角度E、ルームミラー上下角度F、左サイドミラー左右角度G、左サイドミラー上下角度H、右サイドミラー左右角度I、右サイドミラー上下角度Jを取得し、前記制御部2におけるドライバ体形値推測手段としての機能により、前記ドライバ使用機器の実使用値と前記変換データとに基づいてドライバ体形値である脚部長さ、腕部長さ、頭部高さを推測し、前記制御部2におけるデータ転送手段としての機能により該ドライバ体形値を持ち運び可能な不揮発性メモリ7や携帯電話8へデータ転送する。この結果、ドライバ固有の絶対値としてのドライバ体形値をデータとして外部記憶手段である不揮発性メモリ7や携帯電話8に記憶させることができる。
そしてまた、本実施形態によれば、自車両から持ち出すデータは、ドライバ個々の体形値であるから、自己の体形値データを他車両で使用する場合には、該他車両が当該ドライバ使用機器制御装置1を備えておけば、当該他車両におけるデータ取得手段により、持ち運び可能な外部記憶手段からドライバ体形値を取得し、実使用値算出手段により、該取得したドライバ体形値と前記変換データ記憶手段の変換データと基づき実使用値を算出するから、各ドライバ個々の体形値から、ドライバ自身と当該車両のドライバ使用機器とに合った実使用値を算出できる。従って、機器制御手段により該実使用値となるように前記ドライバ使用機器を制御することにより、ドライバ使用機器をドライバ体形に合わせることができ、もって、容易に自車両及び他種車両間でのドライバの使用環境をほぼ同じにすることができる。この場合、他のユーザー(他のドライバ)から、前記外部記憶手段が持ち込まれた場合にも、同様の制御が実行されるから、ドライバ使用機器を他のドライバの体形に合わせることができ、もって、上述したように、容易に自車両及び他種車両間でのドライバの使用環境をほぼ同じにすることができる。
そして、ドライバ使用機器制御装置1が備える変換データとしては、実使用値から推測されるドライバ体形値との相互関係の逆変換可能な変換データで済むから、多数の異なる車種間を補填する多数の変換テーブルのデータ量とは違って、データ量も極めて少なくでき、又データ作成も容易である。
又、本実施形態によれば、取り込みスイッチ5aを操作すれば、自動的に、現状のドライ使用機器の実使用値の取得、ドライバ体形値の推測、外部記憶手段へのデータ転送を行うことができ、又、セットスイッチ5bを操作すれば、自動的にドライバ体形値の取得、自車に合った実使用値の算出、ドライバ使用機器の制御を行うことができ、利便性に優れている。
又、本実施形態においては、制御部2におけるドライバ体形値推測手段が、取得した実使用値から前記変換データに基づいて複数種類のドライバ体形値を推測することが可能であり、制御部2におけるデータ転送手段が、前記各種類の実使用値から推測された各ドライバ体形値を、当該各実使用値の種類と関連付けてデータ転送し、制御部2における実使用値算出手段が、取得したドライバ体形値と前記変換データと基づき、前記各ドライバ体形値から、当該各ドライバ体形値に関連付けられた種類の実使用値を算出し、同一種類の実使用値が一つ算出されたとき(この場合、ハンドル高さD、ルームミラー左右角度E、ルームミラー上下角度F、左サイドミラー左右角度G、左サイドミラー上下角度H、右サイドミラー左右角度I、右サイドミラー上下角度Jがその実使用値に相当する)には、当該実使用値を選択し、同一種類の実使用値が複数算出されたとき(この場合、シート前後距離A、シート高さB、シート角度Cがその実使用値に相当する)には、当該複数の実使用値のうち、当該実使用値が対象とするドライバ使用機器の安全使用形態に近い方の実使用値を選択するようにした。
この実施形態によれば、各ドライバ体形値に関連付けられた種類の実使用値を算出するから、同一種類の実使用値が一つあるいは複数算出されるようになる。そして、同一種類の実使用値が複数算出されたときには、当該複数の実使用値のうち、当該実使用値が対象とするドライバ使用機器の安全使用形態に近い方の実使用値を選択するから、いずれもユーザーの体形に合った複数の実使用値の中から安全な走行が可能な運転環境つまり運転機器使用状況を設定することができる。
又、本実施形態においては、同一種類で複数算出される実使用値としては、シート前後距離があり、制御部2における実使用値算出手段が、当該シート前後距離が複数算出されたときには、当該複数の実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シート14の安全使用形態に近い方の実使用値として、当該複数のシート前後距離のうち最小となるシート前後距離を選択するようにした。
この実施形態によれば、シート前後距離を複数算出し、当該複数のシート前後距離のうち、当該実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シート14の安全使用形態に近い方の実使用値として最小のシート前後距離を選択するから、いずれもユーザーの体形に合った複数のシート前後距離の中からより安全な走行が可能な運転環境つまりシート前後距離を設定することができる。つまり、シート前後距離が複数算出された場合、安全使用形態としては、運転席シートがアクセルに近いほう(シート前後距離が最小)が安全である。
又、本実施形態によれば、同一種類で複数算出される実使用値としては、シート高さがあり、当該シート高さが複数算出されたときには、当該複数の実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シート14の安全使用形態に近い方の実使用値として、当該シート高さのうち最大となるシート高さを選択するようにした。
この実施形態によれば、シート高さを複数算出し、当該複数のシート高さのうち、当該実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シート14の安全使用形態に近い方の実使用値として最大のシート高さを選択するから、いずれもユーザーの体形に合った複数のシート高さの中からより安全な走行が可能な運転環境つまりシート高さを設定することができる。つまり、シート高さが複数算出された場合、安全使用形態としては、シート高さが高いほう(シート高さが最大)が運転視野確保の面から安全である。
又、本実施形態においては、同一種類で複数算出される実使用値としては、シート背もたれ角度があり、当該シート角度が複数算出されたときには、当該複数の実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シート14の安全使用形態に近い方の実使用値として、当該複数のシート角度のうち最小となるシート角度を選択するようにした。
この実施形態によれば、シート角度を複数算出し、当該複数のシート角度のうち、当該実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シート14の安全使用形態に近い方の実使用値として最小のシート角度を選択するから、いずれもユーザーの体形に合った複数のシート角度からより安全な走行が可能な運転環境つまりシート角度を設定することができる。つまり、シート角度が複数算出された場合、安全使用形態としては、シートが寝ているよりも起立に近いほう(シート角度が最小)が、ハンドル保持のし易さ及び運転視野確保の面から安全である。
又、本実施形態においては、前記シート前後距離を算出するためのドライバ体形値を脚部長さ及び腕部長さとした。これによれば、脚部長さ及び腕部長さといったドライバ体形値からシート前後距離を算出するから、シート前後距離として、ハンドル操作及びアクセル操作に対して最適な値を算出することが可能となる。
又、本実施形態においては、シート高さを算出するためのドライバ体形値を脚部長さ及び頭部高さとした。これによれば、脚部長さ及び頭部高さといったドライバ体形値からシート高さを算出するから、シート高さとしてアクセル操作に対して最適で且つ運転視野確保も良好となる値を算出することが可能となる。
又、本実施形態においては、シート角度を算出するためのドライバ体形値を脚部長さ及び腕部長さとした。これによれば、脚部長さ及び腕部長さといったドライバ体形値からシート角度を算出するから、シート角度としてハンドル操作及びアクセル操作に対して最適な値を算出することが可能となる。
また、本実施形態においては、同一種類で一つのみ算出される実使用値として、ルームミラー及びサイドミラーの角度(ルームミラー左右角度E、ルームミラー上下角度F、左サイドミラー左右角度G、左サイドミラー上下角度H、右サイドミラー左右角度I、右サイドミラー上下角度J)があり、このルームミラー及びサイドミラーの角度を算出するためのドライバ体形値を頭部高さとした。これによれば、頭部高さのみといった少ないドライバ体形値データからルームミラー及びサイドミラーの角度を最適に算出することができる。
又、上記実施形態によれば、ドライバ体形値から実使用値を算出するについて、実使用値を、基準となる[デフォルト値]と、調整代である[調整値]とに区分するようにしたことで、調整代の分だけ、ドライバ使用機器を制御すれば良く、制御が簡単となる。この場合、基準となる[デフォルト値]は設けず、各実使用値を単一の値としても良い。又、ドライバ体形値の推測方式や、ドライバ体形値の算出方式は、上記実施例に限られるものではない。
図面中、1はドライバ使用機器制御装置、2は制御部(実使用値取得手段、ドライバ体形値推測手段、データ転送手段、データ取得手段、実使用値算出手段、機器制御手段)、7は不揮発性メモリ(外部記憶手段)、8は携帯電話(外部記憶手段)、14は運転席シート、16はハンドル、17はルームミラー、18は左サイドミラー、19は右サイドミラーを示す。

Claims (9)

  1. ドライバ使用機器の実使用値を取得する実使用値取得手段と、
    前記ドライバ使用機器の実使用値と、該実使用値から推測されるドライバ体形値との相互関係の逆変換可能な変換データを記憶した変換データ記憶手段と、
    前記実使用値取得手段により取得した前記ドライバ使用機器の実使用値から前記変換データに基づいてドライバ体形値を推測するドライバ体形値推測手段と、
    持ち運び可能な外部記憶手段へのデータ転送が可能で前記ドライバ体形値算出手段により推測したドライバ体形値を該外部記憶手段に転送し記憶させるデータ転送手段と、
    持ち運び可能な外部記憶手段からのドライバ体形値のデータ取得が可能なデータ取得手段と、
    このデータ取得手段により取得したドライバ体形値と前記変換データ記憶手段の変換データとに基づき実使用値を算出する実使用値算出手段と、
    この実使用値算出手段により算出された実使用値となるように前記ドライバ使用機器を制御する機器制御手段と、
    ユーザーにより操作されて実使用値取得指令を入力する実使用値取得指令入力手段と、
    ユーザーにより操作されて前記ドライバ使用機器制御指令を入力するドライバ使用機器セット指令入力手段とを備え、
    前記実使用値取得入力手段が操作されると、前記実使用値取得手段により前記ドライバ使用機器の実使用値を取得し、前記ドライバ体形値推測手段により、前記ドライバ使用機器の実使用値と前記変換データとに基づいてドライバ体形値を推測し、前記データ転送手段により該ドライバ体形値を持ち運び可能な外部記憶手段へデータ転送し、
    前記ドライバ使用機器セット指令入力手段が操作されると、前記データ取得手段により、持ち運び可能な外部記憶手段からドライバ体形値を取得し、前記実使用値算出手段により、該取得したドライバ体形値と前記変換データ記憶手段の変換データと基づき実使用値を算出し、機器制御手段により該実使用値となるように前記ドライバ使用機器を制御することを特徴とするドライバ使用機器制御装置。
  2. 前記ドライバ体形値推測手段は、前記実使用値取得手段により取得した前記ドライバ使用機器の実使用値から前記変換データに基づいて複数種類のドライバ体形値を推測することが可能であり、
    前記データ転送手段は、前記各種類の実使用値から推測された各ドライバ体形値を、当該各実使用値の種類と関連付けてデータ転送し、
    前記実使用値算出手段は、取得したドライバ体形値と前記変換データ記憶手段の変換データと基づき、前記各ドライバ体形値から、当該各ドライバ体形値に関連付けられた種類の実使用値を算出し、同一種類の実使用値が一つ算出されたときには、当該実使用値を選択し、同一種類の実使用値が複数算出されたときには、当該複数の実使用値のうち、当該実使用値が対象とするドライバ使用機器の安全使用形態に近い方の実使用値を選択することを特徴とする請求項1に記載のドライバ使用機器制御装置。
  3. 前記実使用値算出手段において、同一種類で複数算出される実使用値としては、アクセルペダルからの運転席シートの前後距離があり、前記実使用値算出手段は、当該運転席シートの前後距離が複数算出されたときには、当該複数の実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シートの安全使用形態に近い方の実使用値として、当該複数の運転席シートの前後距離のうち最小となる運転席シートの前後距離を選択することを特徴とする請求項2に記載のドライバ使用機器制御装置。
  4. 前記実使用値算出手段において、同一種類で複数算出される実使用値としては、運転席床からシート座面までの高さがあり、前記実使用値算出手段は、当該シート座面までの高さが複数算出されたときには、当該複数の実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シートの安全使用形態に近い方の実使用値として、当該複数のシート座面までの高さのうち最大となるシート座面までの高さを選択することを特徴とする請求項2又は3に記載のドライバ使用機器制御装置。
  5. 前記実使用値算出手段において、同一種類で複数算出される実使用値としては、シート背もたれ角度があり、前記実使用値算出手段は、当該シート背もたれ角度が複数算出されたときには、当該複数の実使用値が対象とするドライバ使用機器である運転席シートの安全使用形態に近い方の実使用値として、当該複数のシート背もたれ角度のうち最小となるシート背もたれ角度を選択することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のドライバ使用機器制御装置。
  6. 前記運転席シートの前後距離を算出するためのドライバ体形値は脚部長さ及び腕部長さであることを特徴とする請求項3に記載のドライバ使用機器制御装置。
  7. 前記シート座面までの高さを算出するためのドライバ体形値は脚部長さ及び頭部高さであることを特徴とする請求項4に記載のドライバ使用機器制御装置。
  8. 前記シート背もたれ角度を算出するためのドライバ体形値は脚部長さ及び腕部長さであることを特徴とする請求項5に記載のドライバ使用機器制御装置。
  9. 同一種類で一つのみ算出される実使用値としては、ルームミラー及びサイドミラーの角度があり、このルームミラー及びサイドミラーの角度を算出するためのドライバ体形値は頭部高さであることを特徴とする請求項2から8のいずれか一項に記載のドライバ使用機器制御装置。
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