JP4400465B2 - 金属薄板のエンボス加工方法 - Google Patents

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Description

本願発明は、金属薄板のエンボス加工方法に関するものである。
図4に示されるような凹凸柄を有する金属薄板1を得るために、従来より、金属薄板に凹凸柄を形成するエンボス加工方法として図5に示されるように、凹凸部10を有する上型と下型の1組の金型を用いて金属薄板1全体に凹凸柄を形成する方法が知られている。この方法は、例えば、金属薄板1が下型上面に搬入され、プレス機ラムに取り付けられた上型が下降し、上下型で金属薄板1を加圧・圧縮することにより、金属薄板1に凹凸柄を形成するものである。
しかしながら、上記方法によれば、上下型で金属薄板1に凹凸柄を形成する際に、金属薄板1の両端は自由端とされているために矢印にて示すように型中央方向に引き込まれるが、金属薄板1の中央部近傍では、金属薄板1の凹凸柄の形成が上型の下降に伴い金属薄板1全体で同時に進行するため平面方向に引っ張り合い伸ばされる。したがって、凹凸柄の柄深さを深く、もしくは柄のコーナーアールをシャープにすると金属薄板1が破断するという問題があった。このため、金属薄板1のエンボス加工方法として、深彫り感があり、シャープな柄のデザインとすることができる方法が望まれている。
一方、素板に各種のプレス加工を分担して行う複数のユニット金型で構成され、プレス加工を逐次段階的に施す多段成形金型が知られている(例えば、特許文献1参照)。この多段成形金型によれば、各種の異なる加工がそれぞれの金型でなされるものであり、素板を順次送給させることで素板の各箇所に各種の加工がなされるため、能率よく成形することができる。しかしながら、このような多段成形金型でエンボス加工する場合であっても、それぞれの金型で同時に凹凸柄を形成するものであるため、上記方法と同様の問題があった。
また、別のエンボス加工方法として、金属薄板を送りながら1工程毎にプレス加工を行うことで連続的に板表面に凹凸柄を形成する方法も知られている。しかしながら、連続的にプレス加工することで凹凸柄と凹凸柄の繋がり部分に板折れや柄の変形が生じやすくなってしまうという問題があった。
特開2003−200297号公報
そこで、本願発明は、以上の通りの背景から、深彫り感があり、シャープな柄のデザインとすることができるとともに、板折れや柄の変形が生じることのない金属薄板のエンボス加工方法を提供することを課題としている。
本願発明の金属薄板のエンボス加工方法は、前記の課題を解決するものとして、第1には、最終的に凹凸柄が形成される金属薄板を2列または3列に区分し、各々の列に対応する凹凸柄が設けられた下型と上型とによって各列毎に段階的にプレス成形して凹凸柄を形成するエンボス加工方法であって、金属薄板の一方の列または中央の列に凹凸柄を形成してエンボス加工する第1工程の後、エンボス加工した列の凹凸柄に対応する凹凸柄が形成された下型をエンボス加工した列の凹凸柄に合致させるようにして金属薄板を位置決めし、次いでこの位置決めした下型とこれに対応する上型とでエンボス加工した列の凹凸柄を保持し加圧しつつ他方または両側の列に凹凸柄を形成してエンボス加工する第2工程を含むことを特徴とする。
本願発明は、第2には、最終的に凹凸柄が形成される金属薄板を4以上の複数列に区分し、各々の列に対応する凹凸柄が設けられた下型と上型とによって各列毎に段階的にプレス成形して凹凸柄を形成するエンボス加工方法であって、金属薄板の中央近傍に位置する列に凹凸柄を形成してエンボス加工する第1工程の後、エンボス加工した列の凹凸柄に対応する凹凸柄が形成された下型をエンボス加工した列の凹凸柄に合致させるようにして金属薄板を位置決めし、次いでこの位置決めした下型とこれに対応する上型とでエンボス加工した列の凹凸柄を保持し加圧しつつエンボス加工した列と近接する列に凹凸柄を形成してエンボス加工する第2工程を経て、さらに、最終的に区分した列すべてに凹凸柄を形成するまで、以前の工程でエンボス加工した列の凹凸柄に対応する凹凸柄が形成された下型をエンボス加工した列の凹凸柄に合致させるようにして金属薄板を位置決めし、次いでこの位置決めした下型とこれに対応する上型とでエンボス加工した列の凹凸柄を保持し加圧しつつエンボス加工した列と近接する列に凹凸柄を形成してエンボス加工する第3工程を繰り返して段階的にプレス成形するようにエンボス加工することを特徴とする。
また、本願発明は、第3には、上記の第1または第2の金属薄板のエンボス加工方法において、上下自在に可動する可動下型を上昇させこの可動下型の上に金属薄板を載せて金属薄板を位置決めし、この可動下型と上型とでこの凹凸柄を挟持し可動下型を下降させつつエンボス加工した列の凹凸柄を保持することを特徴とする。
第1、第2の発明の金属薄板のエンボス加工方法によれば、列毎に段階的にプレス成形して凹凸柄を形成する際に、下型をエンボス加工した列に合致させるようにして金属薄板を位置決めし、次いでこの位置決めした下型と上型とでエンボス加工した列の凹凸柄を保持し加圧しつつエンボス加工した列と近接する列に凹凸柄を形成してエンボス加工することにより、深彫り感があり、シャープな柄のデザインとすることができるとともに、板折れや柄の変形が生じることなく金属薄板にエンボス加工することができる。
第3の発明の金属薄板のエンボス加工方法によれば、上下自在に可動する可動下型を上昇させこの可動下型の上に金属薄板を載せて金属薄板を位置決めし、この可動下型と上型とでこの凹凸柄を挟持し可動下型を下降させつつエンボス加工した列の凹凸柄を保持することにより、確実かつ容易に位置決めと凹凸柄を保持することができる。したがって、エンボス加工の作業効率をより向上させることができるとともに、より一層板折れや柄の変形が生じることなく金属薄板にエンボス加工することができる。
本願発明は前記のとおりの特徴をもつものであるが、以下に、発明を実施するための最良の形態を図1から図3を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1(a)は本願発明の一実施形態である金属薄板のエンボス加工方法で凹凸柄が形成された金属薄板を模式的に例示した平面図で、図1(b)は図1(a)のA−A間においてその金属薄板へのエンボス加工工程を模式的に例示した断面図である。
この実施の形態では、図1(a)に示すように最終的に凹凸柄2が形成される金属薄板1を目地3の位置に合わせて、中央の列に位置する第1列、両側に位置する第2列と第3列の3列に区分している。そして、この区分された各々の列に対応するように凹凸柄2aが設けられた第1型4、第2型5、第3型6とによって各列毎に段階的にプレス成形して金属薄板に凹凸柄2を形成する。この実施の形態では、第1工程において第1型4によって金属薄板1の第1列に凹凸柄2を形成させ、第二工程において第2型5と第3型6によってそれぞれ第2列、第3列に凹凸柄2を形成させるようにしている。以下、第1工程と第2工程について説明する。
[第1工程]
図1(b)に示すように、第1上型42を下降させて、この第1上型42と第1下型41とのプレス成形により金属薄板1を加圧・圧縮して中央の列に凹凸柄2を形成する。この成形時において、金属薄板1の両端は自由端となっているため、金属薄板1は矢印にて示すように型中央方向に引き込まれることになり、平面方向に引っ張り合って伸ばされることがない。したがって、金属薄板1が破断することなく第1列に凹凸柄2が形成されることになる。
[第2工程]
金属薄板1の第1列に凹凸柄2を形成した後は、この第1列の凹凸柄2に対応する凹凸柄2aが形成された第1’下型411と第1’上型421のうち、第1’下型411を第1列の凹凸柄2aに合致させるようにして金属薄板1を位置決めする。次いでこの位置決めした第1’下型411と第1’上型421とで第1列の凹凸柄2を保持しつつ、第1’下型411と第1’上型421の両隣に配設された、第2下型51と第2上型52、および第3下型61と第3上型62とで第2列と第3列に凹凸柄2を形成する。
ここでは、位置決めした第1’下型411は、例えばスプリング9などを用いた上下自在に可動する可動下型としているがこれに限定されるものではない。
位置決めは、この第1’下型411を上昇させて、第1’下型411の凹凸柄2a上に金属薄板1の第1列の凹凸柄2を合致させるようにして金属薄板1を載せることでなされる。そして、第1’下型411の上昇高さは凹凸柄2,2aの高さより高くするようにする。これによって、第1’下型411の凹凸柄2aと金属薄板1の第1列の凹凸柄2とを十分に合致させることができ、位置決めがより確実になされる。
位置決めを行った後は、第1’上型421を下降させて金属薄板1の第1列の凹凸柄2に合致させるように当接させ、第1’下型411と第1’上型421とで金属薄板1の第1列の凹凸柄2を挟持する。これによって金属薄板1の第1列の凹凸柄2が保持されることになる。なお、第1’上型421が金属薄板1と当接した後は、第1’下型411と第1’上型421とで金属薄板1を挟持しつつ第1’上型421の下降とともに第1’下型411も下降することになる。
この実施の形態では、図1(b)に示すように第1’上型421の下降と同時に第2上型52と第3上型62も下降する。そして、第2上型52と第2下型51、第3上型62と第3下型61とにより金属薄板1の第2列と第3列に凹凸柄2が形成される。このとき、金属薄板1の両端は自由端とされているため、金属薄板1が矢印にて示すように型中央方向に引き込まれるようにして凹凸柄2が形成される。ここで、金属薄板1の第1列には既に凹凸柄2が形成され第1’下型411と第1’上型421とで保持されているため、金属薄板1の平面方向の引っ張り合いを低減することができ、金属薄板1の破断を防止することができる。さらに、第1’上型421、第2上型52および第3上型62とそれぞれに対応する下型とで金属薄板1を加圧しているため、各列の凹凸柄2の繋がり部分に板折れが生じることなく、金属薄板1の平坦性が向上することになる。また、各列の凹凸柄2はそれぞれの金型で確実に加圧されているため、凹凸柄2の変形を低減することができる。このようにして、深彫り感があり、シャープな柄のデザインを金属薄板1に施すことができる。
上記の実施の形態では、最終的に凹凸柄2が形成される金属薄板1において目地3を直線的に3列に区分し、各列の金型の幅を一定にした場合の金属薄板1のエンボス加工方法を示しているが、このような目地3の金属薄板1のエンボス加工方法に限定されるものではない。例えば図2に示すように目地3に合わせて階段状に3列に区分するようにしたり、あるいは2列に区分するようにした金属薄板1のエンボス加工方法であってもよい。2列に区分した場合には、まず、金属薄板1の一方の列に凹凸柄2を形成してエンボス加工した後、この列の凹凸柄2に対応する凹凸柄が形成された下型と上型のうち、下型をこの列に合致させるようにして金属薄板1を位置決めし、次いでこの位置決めした下型と上型とで凹凸柄2を保持しつつ他方の列に凹凸柄2を形成してエンボス加工するようにする。
<第2の実施形態>
本願発明は、最終的に凹凸柄2が形成される金属薄板1を4以上の複数列に区分した金属薄板1のエンボス加工方法をも提供するものである。
図3(a)は本願発明の別の実施形態である金属薄板1のエンボス加工方法で凹凸柄2が形成された金属薄板1を模式的に例示した平面図で、図3(b)は図3(a)のB−B間においてその金属薄板1へのエンボス加工工程を模式的に例示した断面図である。
この実施の形態では、図3(a)に示すように最終的に凹凸柄2が形成される金属薄板1を目地3の位置に合わせて、中央の列に位置する第1列、その第1列の両側に近接して位置する第2列と第3列、さらに第2列と第3列の各々の両側に近接して位置する第4列と第5列の5列に区分している。そして、図3(b)に示すようにこの区分された各々の列に対応するように凹凸柄2aが設けられた第1型4、第2型5、第3型6、第4型7、第5型8とによって各列毎に段階的にプレス成形して金属薄板1に凹凸柄2を形成する。すなわち、この実施の形態では、第1工程において第1型4によって金属薄板1の第1列に凹凸柄2を形成し、第2工程において第2型5と第3型6によってそれぞれ第2列、第3列に凹凸柄2を形成し、第3工程において第4型7と第5型8によってそれぞれ第4列、第5列に凹凸柄2を形成するようにしている。以下、この実施の形態について説明するが、第1工程と第2工程は上記<第1の実施形態>で説明した[第1工程]と[第2工程]と同様であるので、ここでは第3工程について説明する。
[第3工程]
第3工程では、第1工程および第2工程でエンボス加工した第1列、第2列、第3列のそれぞれの凹凸柄2に対応する凹凸柄2aが形成された第1’'下型412と第1’'上型422、第2’下型511と第2’上型521、第3’下型611と第3’上型621のうち、第1''下型412、第2'下型511、第3'下型611をそれぞれ第1列、第2列、第3列の凹凸柄2aに合致させるようにして金属薄板1を位置決めする。次いでこの位置決めした第1''下型412と第1''上型422、第2’下型511と第2’上型521、第3’下型611と第3’上型621とでそれぞれ第1列、第2列、第3列の凹凸柄2を保持しつつ、第2’下型511と第2’上型521、第3’下型611と第3’上型621に隣接して配設された、第4下型71と第4上型72、および第5下型81と第5上型82とで第4列と第5列に凹凸柄2を形成する。
ここでは、位置決めした第1''下型412、第2'下型511、第3'下型611は、第2工程と同様に、例えばスプリング9などを用いた上下自在に可動する可動下型としているがこれに限定されるものではない。
位置決めは、これら第1''下型412、第2'下型511、第3'下型611を上昇させて、第1''下型412の凹凸柄2上に金属薄板1の第1列の凹凸柄2を、第2'下型511の凹凸柄2a上に第2列の凹凸柄2を、第3'下型611の凹凸柄2a上に第3列の凹凸柄2を、合致させるようにして金属薄板1を載せることでなされる。そして、第1''下型412、第2'下型511、第3'下型611の上昇高さはそれぞれの凹凸柄2,2aの高さより高くするようにする。これによって、それぞれの下型の凹凸柄2aとこれに対応する金属薄板1の凹凸柄2とを十分に合致させることができ、位置決めがより確実になされる。
位置決めを行った後は、第1''上型422、第2'上型521、第3'上型621を下降させて金属薄板1の第1列、第2列、第3列の凹凸柄2に合致させるように当接させ、第1''下型412と第1''上型422、第2’下型511と第2’上型521、第3’下型611と第3’上型621とでそれぞれ第1列、第2列、第3列の凹凸柄2を挟持する。これによって金属薄板1の第1列、第2列、第3列の凹凸柄2が保持されることになる。なお、第1''上型422、第2'上型521、第3'上型621が金属薄板1と当接した後は、第1''下型412と第1''上型422、第2’下型511と第2’上型521、第3’下型611と第3’上型621とで金属薄板1を挟持しつつ第1''上型422、第2'上型521、第3'上型621の下降とともに第1''下型412、第2'下型511、第3'下型611も下降することになる。
この実施の形態では、第1''上型422、第2'上型521、第3'上型621の下降と同時に第4上型72と第5上型82も下降する。そして、第4上型72と第4下型71、第5上型82と第5下型81とにより金属薄板1の第4列と第5列に凹凸柄2が形成される。このとき、金属薄板1の両端は自由端とされているため、金属薄板1が型中央方向に引き込まれるようにして凹凸柄2が形成される。ここで、金属薄板1の第1列、第2列、第3列には既に凹凸柄2が形成され、第1列の凹凸柄2は第1''下型412と第1''上型422とで、第2列の凹凸柄2は第2’下型511と第2’上型521とで、第3列の凹凸柄2は第3’下型611と第3’上型621とで保持されているため、第4列、第5列の凹凸柄2の形成時に金属薄板1の平面方向の引っ張り合いを低減することができ、金属薄板1の破断を防止することができる。さらに、、第1''上型422、第2'上型521、第3'上型621、第4上型72、第5上型82とそれぞれに対応する下型とで金属薄板1を加圧しているため、各列の凹凸柄2の繋がり部分に板折れが生じることなく、金属薄板1の平坦性が向上することになる。また、各列の凹凸柄2はそれぞれの金型で確実に加圧されているため、凹凸柄2の変形を低減することができる。このようにして、深彫り感があり、シャープな柄のデザインを金属薄板1に施すことができる。
上記の実施の形態では、最終的に凹凸柄2が形成される金属薄板1において目地3を5列に区分した場合の金属薄板1のエンボス加工方法を示しているが、4列もしくは6列以上に区分することもできる。すなわち、4列にする場合では、上記の第3工程において第5型8を除いた場合で対応できる。6列以上に区分する場合には、最終的に全ての列に凹凸柄2が形成されるまで、上記の第3工程と同様な工程を続ける。すなわち、例えば、6列に区分した場合には、第3工程に続いて第4工程を行うが、この第4工程においては、第1工程から第3工程までにエンボス加工した第1列から第5列の凹凸柄2に対応する凹凸柄2aが形成された下型と上型のうち、下型を第1列から第5列の凹凸柄2に合致させるようにして金属薄板1を位置決めし、次いでこの位置決めした下型と上型とで第1列から第5列の凹凸柄2を保持しつつエンボス加工した列と近接する第6列に凹凸柄2を形成してエンボス加工するものである。
以上説明した金属薄板1のエンボス加工方法によって、図4に示すような金属サイジングや凹凸柄を有する化粧鋼板など各種の製品を製造することができる。金属薄板1の材質としては、例えばメッキ鋼板、塗装鋼板、鋼板、アルミ薄板など各種の材質のものが好適に用いられ、その形状としては、フープ材、切り板材などであってもよい。製品のサイズとしては、幅400〜500mm、長さ1〜4m、板厚み0.3〜0.5mmであって、エンボス加工形状として、凹凸深さが1〜6mm、柄最小コーナーアールがR0.5のものを製造することができる。
(a)本願発明の一実施形態である金属薄板のエンボス加工方法で凹凸柄が形成された金属薄板を模式的に例示した平面図である。(b)(a)のA−A間においてその金属薄板へのエンボス加工工程を模式的に例示した断面図である。 金属薄板のエンボス加工方法で凹凸柄が形成された別の金属薄板を模式的に例示した平面図である。 (a)本願発明の別の実施形態である金属薄板のエンボス加工方法で凹凸柄が形成された金属薄板を模式的に例示した平面図である。(b)(a)のB−B間においてその金属薄板へのエンボス加工工程を模式的に例示した断面図である。 エンボス加工された金属薄板を模式的に例示した断面図である。 従来の金属薄板へのエンボス加工工程を模式的に例示した断面図である。
符号の説明
1 金属薄板
2,2a 凹凸柄
3 目地
4 第1型
41 第1下型
411 第1'下型
412 第1’'下型
42 第1上型
421 第1'上型
422 第1’'上型
5 第2型
51 第2下型
511 第2'下型
52 第2上型
521 第2'上型
6 第3型
61 第3下型
611 第3'下型
62 第3上型
621 第3'上型
7 第4型
71 第4下型
72 第4上型
8 第5型
81 第5下型
82 第5上型
9 スプリング
10 凹凸部

Claims (3)

  1. 最終的に凹凸柄が形成される金属薄板を2列または3列に区分し、各々の列に対応する凹凸柄が設けられた下型と上型とによって各列毎に段階的にプレス成形して凹凸柄を形成するエンボス加工方法であって、金属薄板の一方の列または中央の列に凹凸柄を形成してエンボス加工する第1工程の後、エンボス加工した列の凹凸柄に対応する凹凸柄が形成された下型をエンボス加工した列の凹凸柄に合致させるようにして金属薄板を位置決めし、次いでこの位置決めした下型とこれに対応する上型とでエンボス加工した列の凹凸柄を保持し加圧しつつ他方または両側の列に凹凸柄を形成してエンボス加工する第2工程を含むことを特徴とする金属薄板のエンボス加工方法。
  2. 最終的に凹凸柄が形成される金属薄板を4以上の複数列に区分し、各々の列に対応する凹凸柄が設けられた下型と上型とによって各列毎に段階的にプレス成形して凹凸柄を形成するエンボス加工方法であって、金属薄板の中央近傍に位置する列に凹凸柄を形成してエンボス加工する第1工程の後、エンボス加工した列の凹凸柄に対応する凹凸柄が形成された下型をエンボス加工した列の凹凸柄に合致させるようにして金属薄板を位置決めし、次いでこの位置決めした下型とこれに対応する上型とでエンボス加工した列の凹凸柄を保持し加圧しつつエンボス加工した列と近接する列に凹凸柄を形成してエンボス加工する第2工程を経て、さらに、最終的に区分した列すべてに凹凸柄を形成するまで、以前の工程でエンボス加工した列の凹凸柄に対応する凹凸柄が形成された下型をエンボス加工した列の凹凸柄に合致させるようにして金属薄板を位置決めし、次いでこの位置決めした下型とこれに対応する上型とでエンボス加工した列の凹凸柄を保持し加圧しつつエンボス加工した列と近接する列に凹凸柄を形成してエンボス加工する第3工程を繰り返して段階的にプレス成形するようにエンボス加工することを特徴とする金属薄板のエンボス加工方法。
  3. 請求項1または2の金属薄板のエンボス加工方法において、上下自在に可動する可動下型を上昇させこの可動下型の上に金属薄板を載せて金属薄板を位置決めし、この可動下型と上型とでこの凹凸柄を挟持し可動下型を下降させつつエンボス加工した列の凹凸柄を保持することを特徴とする金属薄板のエンボス加工方法。
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