JP4396519B2 - 電源回路及び電源回路の駆動方法 - Google Patents

電源回路及び電源回路の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、チャージポンプ型の電源回路及び電源回路の駆動方法に関する。
例えば、表示駆動回路等のように、回路を駆動させる際に複数の電源電圧が必要な回路がある。このような複数の電源電圧を供給する電源回路として、特許文献1に開示されている技術のようなチャージポンプ型の電源回路がある。このような電源回路は1つ又は複数のキャパシタを有し、このキャパシタに充電された電圧を加算することによって別の電圧を生成する。
更に、表示駆動回路等に用いるチャージポンプ型の電源回路では、キャパシタへの複数の電源電圧との接続が周期的に切り替えられるように構成される。このキャパシタと複数の電源電圧との接続の切り替えは、例えば特許文献1に開示されている技術のように、スイッチのオンオフによって制御される。
図4は従来のチャージポンプ型の電源回路の一例を示す概略構成図である。電源回路900は、図4(a)に示すように、一端に電圧VCCが印加され、他端が端子C1Mに接続されるスイッチSW1と、一端が端子C1Mに接続され、他端に電圧VSS(GND)が印加されるスイッチSW2と、一端に電圧VDCが印加され、他端が端子C1Pに接続されるスイッチSW3と、一端が端子C1Pに接続され、他端が端子VOUTに接続されるスイッチSW4と、一端が端子C1Mに接続され、他端がC1Pに接続されるキャパシタC1と、一端が端子VOUTに接続され、他端に電圧VSSが印加されるキャパシタC2と、を備えて構成される。
この電源回路900は、図4(b)に示すように、まず、第1の期間において、スイッチSW2とSW3がオン、スイッチSW1とSW4がオフとされて、端子C1Pの電位はVDCとなり、端子C1Mの電位はVSSとなって、キャパシタC1が電圧VDCに充電される。
次いで、第2期間において、スイッチSW1とSW4がオン、スイッチSW2とSW3がオフとされて、端子C1Mの電位がVCCとなり、端子C1PがキャパシタC2の一端に接続される。キャパシタC1には電圧VDCが保持されているため、端子C1Pの電位は(VDC+VCC)となって、キャパシタC2の一端に電圧(VDC+VCC=VGH)が印加されて、キャパシタC2が電圧VGHに充電される。そして、出力端子VOUTから電圧VGHが出力される。
次いで、再び、第1期間において、スイッチSW1とSW4がオフ、スイッチSW2とSW3がオンとされると、キャパシタC2の電圧は保持され、出力端子VOUTから出力される電圧も維持される。このような動作が繰り返されて、キャパシタC2の充電が周期的に行われて、電源回路900は出力端子VOUTから一定の電圧を供給することができる。
特開2001−100177号公報
しかしながら、上述したようなチャージポンプ型の電源回路の場合、第1期間及び第2期間において、各スイッチがオンとなってキャパシタに各電圧が印加された直後の期間において、電源からキャパシタに過渡電流が流れる。この過渡電流はキャパシタと電源の間の配線が低抵抗であれば非常に大きな電流となる。チャージポンプ型の電源回路においてこのような過渡電流が発生すると、スイッチを構成するトランジスタやその制御回路内でラッチアップが生じ、動作不能となったり、また、電源回路から大電流が流れ出すことにより、電源側の動作不良を引き起こす、というような誤動作が発生することがあるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、回路誤動作を防ぐことができる電源回路及び電源回路の駆動方法を提供することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、少なくとも一つのキャパシタを備えるチャージポンプ型の電源回路において、複数のスイッチ手段を有し、前記複数のスイッチ手段を制御して複数の電圧を周期的に切替えて前記キャパシタの一端へ印加する切替手段を備え、前記切替手段は、前記複数の電圧の何れかが前記キャパシタの一端に印加された直後の電流制限期間においては、当該電圧を抵抗を介して前記キャパシタの一端に印加し、前記電流制限期間は、前記キャパシタに対する予め定めた印加電圧切替え回数として設定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の電源回路において、前記切替手段は、駆動パルス信号を出力する信号生成手段と、該信号生成手段より出力された駆動パルス信号のパルス数をカウントするカウント手段と、を備え、前記駆動パルス信号に応じて前記複数のスイッチ手段を制御し、前記電流制限期間は前記カウント手段によるカウント数に基づいて設定されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の電源回路において、前記電流制限期間は、1msecから30msecの時間を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の電源回路において、前記キャパシタは第1キャパシタ及び第2キャパシタからなり、前記切替手段は、駆動パルス信号を出力する信号生成手段と、前記信号生成手段より出力される前記駆動パルス信号に応じて前記第1キャパシタの一端に印加する電圧を第1電圧又は第2電圧に切り替える第1切替手段と、前記駆動パルス信号に応じて前記第1キャパシタの他端に第3電圧を印加するか又は前記第2キャパシタの一端を接続するかを切り替える第2切替手段と、前記信号生成手段より出力された駆動パルス信号のパルス数をカウントするカウント手段と、を備え、前記電流制限期間は前記カウント手段によるカウント数に基づいて設定され、該電流制限期間において、少なくとも、前記第1切替手段における前記第1キャパシタの一端への前記第1電圧の印加を前記抵抗を介して行う手段、又は、前記第2切替手段における前記第3電圧の前記第1キャパシタの他端への印加を前記抵抗を介して行う手段、の何れかを備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、少なくとも一つのキャパシタを備え、前記キャパシタの一端へ複数の電圧の何れかを周期的に印加して所定の電圧を生成するチャージポンプ型の電源回路の駆動方法において、前記キャパシタの一端に前記複数の電圧の何れかが印加された直後の電流制限期間においては、当該電圧を抵抗を介して前記キャパシタの一端に印加するステップと、前記電流制限期間経過後においては、前記キャパシタの一端に前記複数の電圧の何れかを直接印加するステップと、を含み、前記電流制限期間は、前記キャパシタに対する予め定めた印加電圧切替え回数として設定することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の電源回路の駆動方法において、前記電圧を前記抵抗を介して前記キャパシタの一端に印加するステップは、駆動パルス信号のパルス数をカウントして前記電流制限期間を設定するステップを含むことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5記載の電源回路の駆動方法において、前記電流制限期間は、1msecから30msecの時間を有することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5記載の電源回路の駆動方法において、前記キャパシタは第1キャパシタ及び第2キャパシタからなり、前記電圧を前記抵抗を介して前記キャパシタの一端に供給するステップは、駆動パルス信号のパルス数をカウントするステップと、前記駆動パルス信号に応じて前記第1キャパシタの一端に印加する電圧を第1電圧又は第2電圧に切り替えるステップと、前記駆動パルス信号に応じて前記第1キャパシタの他端に第3電圧を印加するか又は前記第2キャパシタの一端を接続するかを切り替えるステップと、前記駆動パルス信号のパルス数をカウントして前記電流制限期間を設定するステップと、前記電流制限期間中において、少なくとも、前記第1キャパシタの一端へ前記抵抗を介して前記第1電圧の印加を行うステップ、又は、前記第1キャパシタの他端へ前記抵抗を介して前記第3電圧の印加を行うステップ、の何れかを含むことを特徴とする。
本発明によれば、キャパシタの一端への複数の電圧の印加が周期的に切替え制御され、キャパシタの一端に複数の電圧の何れかが印加された直後の所定期間において、当該電圧を抵抗を介してキャパシタの一端に印加するようにされて、過渡電流の電流値を抑え、ラッチアップの発生を防ぐことができる。従って、回路の誤動作を防ぐことができ、電源回路としての信頼性を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明に好適な実施形態を説明する。なお、以下では、チャージポンプ型の電源回路として、二つのキャパシタを有して構成される場合を説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、更に多くのキャパシタを有して構成されるものであってもよい。
まず、本実施形態における電源回路の概略構成について説明する。図1は、本発明に係る電源回路の実施形態を示す概略構成図である。ここで、従来技術に示した電源回路と同等の構成については同等の符号を付して説明する。本実施形態における電源回路100は、図1(a)に示すように、一端に電圧VCCが印加され、他端が端子C1Mに接続されるスイッチSW1と、一端に抵抗R1を介して電圧VCCが印加され、他端が端子C1Mに接続されるスイッチSW5と、一端が端子C1Mに接続され、他端に電圧VSS(GND)が印加されるスイッチSW2と、一端に電圧VDCが印加され、他端が端子C1Pに接続されるスイッチSW3と、一端に抵抗R2を介して電圧VDCが印加され、他端が端子C1Pに接続されるスイッチSW6と、一端が端子C1Pに接続され、他端が端子VOUTに接続されるスイッチSW4と、一端が端子C1Mに接続され、他端がC1Pに接続されるキャパシタC1と、一端が端子VOUTに接続され、他端に電圧VSSが印加されるキャパシタC2と、を備えて構成される。ここで、スイッチSW1〜SW6は本発明におけるスイッチ手段をなす。
次いで、この電源回路100の動作を説明する。図1(b)に示すように、まず、この電源回路100の動作開始直後からの経過時間tが予め設定された電流制限期間T0に達しない期間においては、第1期間では、スイッチSW2とSW6がオン、スイッチSW1、SW3、SW4、SW5がオフとされて、端子C1Pは抵抗R2を介して電圧VDCが印加され、端子C1Mの電位はVSS(GND)となる。従って端子C1Pの電位は、電圧VDCより抵抗R2による電圧降下ΔVR2分下がった電位(VDC−ΔVR2)となり、キャパシタC1は電圧(VDC−ΔVR2)に充電される。次に、第2期間では、スイッチSW4とSW5がオン、スイッチSW1、SW2、SW3、SW6がオフとされて、端子C1Mは抵抗R1を介して電圧VCCが印加され、端子C1Mの電位は、電圧VCCより抵抗R1による電圧降下ΔVR1分下がった電位(VCC−ΔVR1)となり、端子C1PはキャパシタC2の一端に接続される。キャパシタC1には電圧(VDC−ΔVR2)が保持されているため、端子C1Pの電位は(VDC−ΔVR2+VCC−ΔVR1)となって、キャパシタC2の一端に電圧(VDC−ΔVR2+VCC−ΔVR1)が印加されて、キャパシタC2がこの電圧に充電される。経過時間tが所定の電流制限期間T0に達しない期間においては、この第1期間と第2期間の動作が繰り返されて、キャパシタC2の電圧が保持される。
次いで、動作開始からの経過時間tが電流制限期間T0を過ぎた後においては、図1(b)に示すように、第1期間では、スイッチSW2、SW3、SW6がオン、スイッチSW1、SW4、SW5がオフとされて、端子C1Pには電圧VDCが直接印加され、端子C1Pの電位はVDCとなり、キャパシタC1は電圧VDCに充電される。第2期間では、スイッチSW1、SW4、SW5がオン、スイッチSW2、SW3、SW6がオフとされて、端子C1Mには電圧VCCが直接印加され、端子C1Mの電位はVCCとなる。これにより、キャパシタC1には電圧VDCが保持されているため、端子C1Pの電位は(VDC+VCC)となり、キャパシタC2の一端に電圧(VDC+VCC=VGH)が印加されて、キャパシタC2が電圧VGHに充電される。この第1期間と第2期間の動作が繰り返されてキャパシタC2の電圧が保持され、出力端子VOUTから電圧VGHが出力される。
このように、本実施形態における電源回路100は、動作開始直後からの経過時間tが所定の電流制限期間T0を過ぎた後においては、実質的に従来技術において示した電源回路900と同様の構成を備えるが、経過時間tが電流制限期間T0に達しない期間においては、各電圧VDC、VCCは抵抗R1、R2を介してキャパシタC1の各端子に供給される。これにより、各電圧VDC、VCCの電源からキャパシタC1に流れる過渡電流の電流値を低減させることができて、これにより、ラッチアップの発生を抑制して、誤動作の発生を防ぐことができる。ここで、電流制限期間T0は、例えば、抵抗R1、R2の抵抗値及びキャパシタC1、C2の容量値に応じた、キャパシタC1、C2の充電に係る過渡電流の時定数、電源から流せる電流の上限値に応じて設定される。また、この電源回路を表示駆動回路の電源回路として用いた場合には、電流制限期間T0は表示駆動回路の動作に支障が生じない時間に設定する必要があり、この場合には、電流制限期間T0は、概ね、1msec〜30msecの時間に設定される。
次に、本実施形態における電源回路の具体的な構成の一例について説明する。図2は、本実施形態に係る電源回路の具体的な構成の一例を示す回路図である。電源回路100はタイミングジェネレータTGと、カウンタ回路10と、インバータ11及び12と、PMOS13、15及び19と、NMOS14、16及び20と、NAND回路17と、AND回路18と、抵抗R1及びR2と、キャパシタC1及びC2と、ダイオードDとを備えて構成される。
タイミングジェネレータTGは電源回路100の動作期間(上述の第1期間及び第2期間)を設定する駆動パルス信号CPを生成して出力する。信号CPはインバータ11及び12と、NAND回路17と、カウンタ回路10に出力される。インバータ11の出力端子はNMOS14及びPMOS19のゲート端子と、AND回路18の入力端子に接続される。またインバータ11から出力される信号をSINV1とする。PMOS19のドレイン端子は抵抗R1の一端に接続され、ソース端子は端子C1Mに接続される。抵抗R1の他端には電圧VCCが印加される。NMOS14のドレイン端子は端子C1Mに接続され、ソース端子には電圧VSSが印加される。
インバータ12の出力端子はPMOS15及びNMOS20のゲート端子に接続される。また、インバータ12から出力される信号をSINV2とする。PMOS15のドレイン端子は出力端子VGHに接続され、ソース端子は端子C1Pに接続される。NMOS20のドレイン端子は端子C1Pに接続され、ソース端子には抵抗R2の一端が接続される。抵抗R2の他端には電圧VDCが印加される。ここで、PMOS13は図1のSW1に対応し、NMOS14はSW2に対応し、PMOS19はSW5に対応し、NMOS16はSW3に対応し、PMOS15はSW4に対応し、NMOS20はSW6に対応する。
カウンタ回路10は電源回路100の駆動開始時から信号CPのパルス数をカウントし、カウント数がn(nは1以上の整数)以下の期間はロウレベルの信号SCNTを出力する。そして信号CPのパルス数がnを超えると、信号SCNTをハイレベルにして出力する。ここで、カウント数がn以下の期間は上述の電流制限期間T0に対応する。
カウンタ回路10から出力される信号SCNTはNAND回路17とAND回路18に入力される。NAND回路17の出力端子はPMOS13のゲート端子に接続される。NAND回路17から出力される信号をSPとする。PMOS13のドレイン端子には電圧VCCが印加され、ソース端子は端子C1Mに接続される。AND回路18の出力端子はNMOS16のゲート端子に接続される。NMOS16のドレイン端子は端子C1Pに接続され、ソース端子には電圧VDCが印加される。AND回路18から出力される信号をSNとする。
またキャパシタC1の一端は端子C1Mに接続され、他端は端子C1Pに接続される。キャパシタC2の一端は出力端子VOUTに接続され、他端には電圧VSSが印加される。ダイオードDのアノード端子には電圧VDCが印加され、カソード端子は出力端子VGHに接続される。
図3は本実施形態に係る電源回路の動作を説明するためのタイミングチャート図である。電源回路100の駆動開始に応じて、カウンタ回路10によって信号CPのパルス数がカウントされる。尚、本実施形態では信号CPのロウレベル(立ち下がり)をカウントアップすることとする。カウント数がn以下の期間はロウレベルの信号SCNTがカウンタ回路10から出力される。従って、信号SNはハイレベル、信号SPはロウレベルとなり、PMOS13及びNMOS16はオフ状態となる。
時間t1において、信号CPがロウレベル(第1期間)の時、信号SINV1及びSINV2はハイレベルとなるため、NMOS14及び20はオン状態となり、PMOS15及び19はオフ状態となる。従って端子C1Pの電位は、電圧VDCより抵抗R2による電圧降下ΔVR2分下がった電位(VDC−ΔVR2)となる。キャパシタC1の他端に電圧(VDC−ΔVR2)が印加され、電荷が充電されて保持される。
次に時間t2において信号CPがハイレベル(第2期間)になると、信号SINV1及びSINV2はロウレベルとなるため、PMOS15及び19はオン状態となり、NMOS14及び20はオフ状態となる。端子C1Mの電位は電圧VCCより抵抗R1による電圧降下ΔVR1分下がった電位(VCC−ΔVR1)となる。キャパシタC1の一端には電圧(VCC−ΔVR1)が印加される。また、キャパシタC1には既に電圧(VDC−ΔVR2)が印加された時に充電された電荷が保持されているため、端子C1Pの電位は(VDC−ΔVR2)+(VCC−ΔVR1)となる。更にキャパシタC2の一端の電位も(VDC−ΔVR2)+(VCC−ΔVR1)となり、電荷が充電されて保持される。そして、出力端子VGHから電圧(VDC−ΔVR2)+(VCC−ΔVR1)が出力される。
このような動作が繰り返されて、出力端子VGHから出力される電圧は(VDC−ΔVR2)+(VCC−ΔVR1)に維持される。そして時間t3においてカウンタ回路10によるカウント数がn+1に達すると、信号SCNTがハイレベルとなり、これ以降、ハイレベルに維持される。そして、信号SNはロウレベルからハイレベルとなるため、NMOS16はオン状態となる。
一方、信号SPはハイレベルのままであるため、PMOS13はオフ状態のままとなる。また信号CPはロウレベルであるため、信号SINV1及びSINV2はハイレベルとなる。つまり、NMOS14及び20はオン状態となり、PMOS15及び19はオフ状態となる。然して、NMOS20がオン状態となるが、NMOS16もオン状態となるため、端子C1Pには抵抗R2を介した電圧ではなく、電圧VDCが直接印加される。そしてキャパシタC1によって保持されている電圧と加算されて、端子C1Pの電位は{VDC+(VCC−ΔVR1)}となる。
次に時間t4において信号CPがハイレベルになると、信号SNはロウレベルとなりNMOS16はオフ状態となる。また信号SPはロウレベルとなり、PMOS13はオン状態となる。信号SINV1及びSINV2はロウレベルとなるため、PMOS15及び19はオン状態、NMOS14及び20はオフ状態となる。然して、PMOS19がオン状態となるが、PMOS13もオン状態となるため、端子C1Mには抵抗R1を介した電圧ではなく、電圧VCCが直接印加される。従ってキャパシタC1によって保持されている電圧と加算されるため端子C1Pの電位は(VDC+VCC)となり、キャパシタC2の一端には電圧(VDC+VCC)が印加されて、電荷が充電され保持される。そして、出力端子VGHから電圧(VDC+VCC)が出力される。時間t4以降はこのような動作が繰り返され、出力端子VGHから電圧(VDC+VCC)が維持されて出力される。
このように、カウンタ回路10のカウント数がn以下の期間においてはキャパシタC1の各端子に対して抵抗R1、R2を介して各電圧を印加することにより、過渡電流の電流値を抑えることができる。これにより、ラッチアップの発生を防ぐことができて、回路の誤動作を防ぐことができ、電源回路としての信頼性を向上させることができる。
尚、本実施形態の電源回路100は加算型回路であるが、電源回路の駆動開始後の所定期間においてキャパシタの両端に抵抗を介して電源電圧を印加する電源回路であれば、他の形態のチャージポンプ型電源回路であっても構わない。
また、電源回路100では時間t3以降において、信号CPがロウレベルのときはNMOS16とNMOS20とが共にオン状態となり、信号CPがハイレベルのときはとPMOS19とが共にオン状態となるようにしたが、それぞれNMOS16及びPMOS13のみがオン状態となるようにしてもよい。
また、電源回路100では端子C1P、C1Mに対して、それぞれ抵抗R1、R2を介して電圧VDC、VCCが印加されるようにしたが、どちらか一方にのみ抵抗を配設するようにしてもよい。つまり、電源回路100において抵抗R1のみ配設し、抵抗R2、NMOS20及びAND回路18をなくして、インバータ12の出力端子をNMOS16のゲート端子に接続した回路としてもよい。または、電源回路100において抵抗R2のみ配設し、抵抗R1、PMOS19及びNAND回路17をなくして、インバータ11の出力端子をPMOS13のゲート端子に接続した回路としてもよい。
本発明に係る電源回路の実施形態を示す概略構成図。 本実施形態に係る電源回路の具体的な構成の一例を示す回路図。 本実施形態に係る電源回路の動作を説明するためのタイミングチャート。 従来の電源回路の一例を示す概略構成図。
符号の説明
100 電源回路
TG タイミングジェネレータ
10 カウンタ回路
11、12 インバータ
13、15、19 PMOS
14、16、20 NMOS
17 NAND回路
18 AND回路
R1、R2 抵抗
C1、C2 キャパシタ
D ダイオード

Claims (8)

  1. 少なくとも一つのキャパシタを備えるチャージポンプ型の電源回路において、
    複数のスイッチ手段を有し、前記複数のスイッチ手段を制御して複数の電圧を周期的に切替えて前記キャパシタの一端へ印加する切替手段を備え、
    前記切替手段は、前記複数の電圧の何れかが前記キャパシタの一端に印加された直後の電流制限期間においては、当該電圧を抵抗を介して前記キャパシタの一端に印加し、
    前記電流制限期間は、前記キャパシタに対する予め定めた印加電圧切替え回数として設定されていることを特徴とする電源回路。
  2. 前記切替手段は、駆動パルス信号を出力する信号生成手段と、該信号生成手段より出力された駆動パルス信号のパルス数をカウントするカウント手段と、を備え、前記駆動パルス信号に応じて前記複数のスイッチ手段を制御し、前記電流制限期間は前記カウント手段によるカウント数に基づいて設定されることを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  3. 前記電流制限期間は、1msecから30msecの時間を有することを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  4. 前記キャパシタは第1キャパシタ及び第2キャパシタからなり、
    前記切替手段は、駆動パルス信号を出力する信号生成手段と、前記信号生成手段より出力される前記駆動パルス信号に応じて前記第1キャパシタの一端に印加する電圧を第1電圧又は第2電圧に切り替える第1切替手段と、前記駆動パルス信号に応じて前記第1キャパシタの他端に第3電圧を印加するか又は前記第2キャパシタの一端を接続するかを切り替える第2切替手段と、前記信号生成手段より出力された駆動パルス信号のパルス数をカウントするカウント手段と、を備え、前記電流制限期間は前記カウント手段によるカウント数に基づいて設定され、該電流制限期間において、少なくとも、前記第1切替手段における前記第1キャパシタの一端への前記第1電圧の印加を前記抵抗を介して行う手段、又は、前記第2切替手段における前記第3電圧の前記第1キャパシタの他端への印加を前記抵抗を介して行う手段、の何れかを備えることを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  5. 少なくとも一つのキャパシタを備え、前記キャパシタの一端へ複数の電圧の何れかを周期的に印加して所定の電圧を生成するチャージポンプ型の電源回路の駆動方法において、
    前記キャパシタの一端に前記複数の電圧の何れかが印加された直後の電流制限期間においては、当該電圧を抵抗を介して前記キャパシタの一端に印加するステップと、
    前記電流制限期間経過後においては、前記キャパシタの一端に前記複数の電圧の何れかを直接印加するステップと、を含み、
    前記電流制限期間は、前記キャパシタに対する予め定めた印加電圧切替え回数として設定することを特徴とする電源回路の駆動方法。
  6. 前記電圧を前記抵抗を介して前記キャパシタの一端に印加するステップは、駆動パルス信号のパルス数をカウントして前記電流制限期間を設定するステップを含むことを特徴とする請求項5記載の電源回路の駆動方法。
  7. 前記電流制限期間は、1msecから30msecの時間を有することを特徴とする請求項5記載の電源回路の駆動方法。
  8. 前記キャパシタは第1キャパシタ及び第2キャパシタからなり、
    前記電圧を前記抵抗を介して前記キャパシタの一端に供給するステップは、
    駆動パルス信号のパルス数をカウントするステップと、
    前記駆動パルス信号に応じて前記第1キャパシタの一端に印加する電圧を第1電圧又は第2電圧に切り替えるステップと、
    前記駆動パルス信号に応じて前記第1キャパシタの他端に第3電圧を印加するか又は前記第2キャパシタの一端を接続するかを切り替えるステップと、
    前記駆動パルス信号のパルス数をカウントして前記電流制限期間を設定するステップと、
    前記電流制限期間中において、少なくとも、前記第1キャパシタの一端へ前記抵抗を介して前記第1電圧の印加を行うステップ、又は、前記第1キャパシタの他端へ前記抵抗を介して前記第3電圧の印加を行うステップ、の何れかを含むことを特徴とする請求項5記載の電源回路の駆動方法。
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