JP4366333B2 - 無段変速機の変速制御装置及び変速制御方法 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置及び変速制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両に備えられた無段変速機の変速制御装置及び変速制御方法に関するものである。
車両に備えられた無段変速機の変速制御を行なう際に、一般には、車速とアクセル操作量とに応じた変速パターンを目標入力軸回転数のマップとして記憶し、運転状態に応じた目標入力軸回転数から目標変速比を決定しているが、この場合、変速マップの設定は、発進時に良好な加速が得られるようにアクセル操作量毎に変速線を設定しているため、キックダウン操作などの再加速時には、ダウンシフト量が過大になり、エンジン回転数が過大に上昇するだけで運転者が期待する加速が得られるまでにタイムラグが生じてしまう。
この対策として、加速要求の大きなときには変速比変化を抑制することが考えられ、例えばスロットル開度がしきい値以上になったら変速比を一定に固定するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。この場合、変速比の固定値は、スロットル開度がしきい値になったときにおける変速マップ上の変速比の値に決められる。このようにして、大きな変速比になる前に変速比を固定することにより、エンジン回転の増加が速やかに駆動力の増加をもたらすので、スロットル増加から加速感が得られるまでの時間的遅れが短くなり、それだけ違和感が減少すると共に体感上の加速応答性が向上する。
しかしながら、この特許文献1の技術では、スロットル開度をしきい値およびヒステリシス設定分から戻さない限り変速比が一定に保たれたままとなり、運転者の当初の加速意図が満たされた後も変速比の変化が起こらないので、そのことが却って違和感をもたらすことになってしまう。
そこで、このような違和感をもたらすことのないようにキックダウン加速時等の再加速時にも発進加速時と同様に運転者の加速意図に応じた車速の上昇を確実に提供する技術が開発されている(例えば特許文献2参照)。
この技術では、車速とアクセル操作量とに変速比を対応させたものとして予め作られた変速マップをトレースするように変速比を可変制御するマップ変速モードと、所定の加速条件(キックダウン操作などの再加速)を満たしたときに、変速マップをトレースせずにマップレス変速制御により変速を行なうマップレス変速モードとを切り替えるようになっている。
マップレス変速制御では、アクセル操作量と車速とに基づいてダウンシフトの変速特性とアップシフトの変速特性とをそれぞれ決定し、これにより、決定したダウンシフト変速特性に基づいて通常の目標変速比よりも抑制されたダウンシフト目標変速比を演算するとともに、決定したアップシフト変速特性に基づいてアップシフト目標変速比を演算して、ダウンシフト目標変速比へダウンシフトした後には、アップシフト目標値演算手段のアップシフト目標変速比に応じてアップシフトする仮想変速線に沿って変速制御を行なうようにするものである。
つまり、ダウンシフト目標変速比を演算するには、図8(a)に示すダウンシフト量決定マップを用い、アップシフト目標変速比を演算するには、図8(b)に示すアップシフト量決定マップを用いる。これらのマップは、適宜の段階に分割されたアクセル操作量毎に車速Vspに対するプーリ比(変速比)の変更量を対応させたものである。図8(a)に示すように、アクセル操作量Apoが小さい場合(図中のアクセル操作量を示す矢印の基端側参照)にはダウンシフト量が小さくなり、アクセル操作量Apoが大きい場合(図中のアクセル操作量を示す矢印参照)にはダウンシフト量が大きくなるように設定されていて、キックダウン時の過度なダウンシフト量を抑えてエンジン回転が上昇しすぎるのを防ぐ。また、車速Vspが大きくなるにつれてダウンシフト量が減少するように設定されて、高車速時のキックダウン加速でエンジン騒音が過大になるのを防ぐ。
例えば、図9に示すように、時点t0において、アクセル操作量がApo0で車速がV0の状態からキックダウン操作(アクセル開度の急増)がなされれば、図8(a)からアクセル操作量Apo0で車速V0に対応したプーリ比変更量Rpd0(図中の白抜き☆印参照)がダウンシフト量として選択され、現在のプーリ比Rpaにこのプーリ比変更量Rpd0分を加えた分だけダウンシフト側に目標プーリ比Rpa(←Rpa+Rpd0)を設定し、実プーリ比をこの目標プーリ比に制御するダウンシフトを実施する。
この際、設定されるダウンシフト目標プーリ比(目標変速比)Rpa0は、ダウンシフトが過剰にならないように設定されるので、図9に示すように、エンジン回転数(プライマリ回転数Npri参照)の過度な上昇が防止される。
そして、実プーリ比が目標プーリ比に達したら、ダウンシフトモードからアップシフトモードへと移行する。このアップシフトモードでは、図8(b)から、キックダウン操作時の車速V0とアクセル操作量Apo0とに対応したプーリ比の変更量Rpu0(図中の黒三角印参照)と、その制御時点の車速Vxとアクセル操作量Apoxとに対応したプーリ比の変更量Rpux(図中の黒四角印参照)との差(Rpu0−Rpux)をアップシフト量として算出し、目標プーリ比(即ち、上記のキックダウン操作時にダウンシフト側に設定した目標プーリ比)から、このアップシフト量(Rpu0−Rpux)分だけ減じたものを新たな目標プーリ比Rpa[←Rpa−(Rpu0−Rpux)]とする。
このように、ダウンシフトが達成されたらアップシフトへと移行して、車速の上昇にしたがったアップシフトが実施されるので、図9に示すように、エンジン回転数に対応するプライマリ回転数Npriと車速Vspとがバランスよく同期性をもって(即ち、リニアに)上昇する。例えば、図10中の実太線は、この時の変速線を示すもので、キックダウン後(車速V0以降)には、プライマリ回転数Npriと車速とが略線形に増大する。そして、その後、次第に変速比が高速側に変更されていく、これにより、例えば時点txでは車速Vxというように、車速の上昇が達成される。
特許第2593432号 特開2004−183854号公報
ところで、上述の特許文献2の技術によれば、アクセルペダルを踏み込んでからアクセル開度が一定の場合の再加速時には、エンジン回転と車速との同期性(リニアリティ)を得ることができる。
しかしながら、この再加速中に、運転者がアクセルペダルの踏み増し操作をするなどしてアクセル開度を変化させると、ダウンシフトの変速特性とアップシフトの変速特性とをそれぞれ補間演算等を用いて再設定して制御を行なうことになるが、この結果、上記の再加速中に行なった運転者のアクセル操作を反映させた、即ち、エンジン回転と車速との同期性を確保した制御を実現できない場合が生じる。
例えば、図11に示すように、時点t0でアクセルペダルを踏込んで再加速を始めると、これに対応してキックダウンが判定されて、上記のマップレス変速制御が開始される。このマップレス変速制御(以下、リニアモード変速制御ともいう)実施されている間の時点t1から時点t2まで、アクセルペダルを更に踏み込んだ場合を想定する。
この場合、時点t1の更なるアクセルペダルの踏み込みに応じて、車速Vxとアクセル操作量Apoxとに対応したプーリ比の変更量Rpuxが増大するので、アップシフト側への補正量(Rpu0−Rpux)が減少し、目標プーリ比[=Rpa0−(Rpu0−Rpux)]がダウンシフト側に増加することがある。また、その後の時点t2のアクセルペダルの踏み戻しに応じて、車速Vxとアクセル操作量θacxとに対応したプーリ比の変更量Rpuxが減少するので、アップシフト側への補正量(Rpu0−Rpux)が増大し、目標プーリ比Rpa[←Rpa−(Rpu0−Rpux)]がアップシフト側に減少することがある。
したがって、時点t1から時点t2に至るアクセルペダルの踏み込み,踏み戻しに対しては、図11,図12(特に太線)に示すように変速され、エンジン回転数(入力回転数)には反映されるものの、車速にはほとんど反映されないことになり、エンジン回転と車速との同期性を確保した制御を実現できないことになる。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、キックダウン操作による再加速中にアクセルペダルの踏み増し操作等を行なっても、エンジン回転と車速との同期性を確保することができるようにした、無段変速機の変速制御装置及び変速制御方法を提供することを目的とする。
上記目標を達成するため、本発明の無段変速機の変速制御装置(請求項1)は、車速とアクセル操作量とを含む車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段により検出された車速とアクセル操作量とに応じた通常時目標変速比を決定する変速比決定手段と、前記変速比決定手段により決定された前記通常時目標変速比に基づいて無段変速機の変速比を制御する通常時制御手段と、前記運転状態検出手段により検出されたアクセル操作量に基づいてキックダウン加速を判定するキックダウン加速要求判定手段と、前記キックダウン加速が判定されたときには、前記無段変速機の入力回転数と出力回転数とが略線形に増加するように前記運転状態検出手段により検出された車速とアクセル操作量とに応じてキックダウン加速時目標変速比を設定して、前記通常時目標変速比に代えて該キックダウン加速時目標変速比に基づいて変速比を制御するキックダウン加速時制御手段と、をそなえた無段変速機の変速制御装置において、前記キックダウン加速時制御手段による変速比制御が行なわれている間に、前記運転状態検出手段により検出されたアクセル操作量所定の変化として該アクセル操作量の増加率の大きさが予め設定された基準増加率以下となる前記アクセル操作量の緩やかな増加又は減少が発生したら、前記検出されたアクセル操作量の変化率よりも低い変化率で変化するように変化率に制限を与えた補正アクセル操作量を算出し、前記キックダウン加速時制御手段に前記キックダウン加速時目標変速比の設定のために出力すると共に、前記運転状態検出手段により検出されたアクセル操作量の増加率が前記基準増加率よりも大きくなる前記アクセル操作量の急激な増加が発生したら、前記アクセル操作量の変化率に対する制限は行わずに、前記検出されたアクセル操作量をそのまま、前記キックダウン加速時制御手段に前記キックダウン加速時目標変速比の設定のために出力するアクセル操作量変化率制限手段とをそなえていることを特徴としている。
前記のアクセル操作量についての所定の変化とは、上記アクセル操作量の増加であって、且つ、上記アクセル操作量の増加率が予め設定された基準増加率以下の緩やかな増加であることが好ましい(請求項2)。
さらに、前記キックダウン加速時制御手段は、前記車速と前記アクセル操作量とに基づいてダウンシフトの変速特性とアップシフトの変速特性とをそれぞれ決定する加速用変速特性決定手段と、前記ダウンシフト変速特性に基づいて前記変速比決定手段で決まる前記通常時目標変速比よりも抑制されたダウンシフト目標変速比を演算するダウンシフト目標値演算手段と、前記アップシフト変速特性に基づいてアップシフト目標変速比を演算するアップシフト目標値演算手段と、前記ダウンシフト目標値演算手段のダウンシフト目標変速比へダウンシフトした後、前記アップシフト目標値演算手段のアップシフト目標変速比に応じてアップシフトする前記キックダウン加速時目標変速比の仮想変速線を演算する仮想変速線生成手段とをそなえ、前記キックダウン加速が判定されたときには、前記変速比決定手段に代わって仮想変速線生成手段の仮想変速線に応じた変速比に基づいて変速を制御することが好ましい(請求項3)。
また、前記加速用変速特性決定手段は、前記ダウンシフト変速特性として、アクセル操作量毎に車速と変速比または目標入力軸回転速度を対応付けた変速線を複数設定し、前記アップシフト変速特性として、アクセル操作量毎に車速と変速比または目標入力軸回転速度を対応付けた変速線を複数設定したことが好ましい(請求項4)。
この場合、前記ダウンシフト目標値演算手段は、前記複数の変速線と車速及びアクセル操作量に応じて補間演算によりダウンシフト目標変速比を求め、前記アップシフト目標値演算手段は、前記複数の変速線と車速及びアクセル操作量に応じて補間演算によりアップシフト目標変速比を求めることが好ましい(請求項5)。
また、前記キックダウン加速要求判定手段は、アクセル操作量に基づいてアクセル操作速度を検出するとともに、予め設定した車速とアクセル操作量に応じた基準値を求め、前記アクセル操作速度が基準値を超えたときにキックダウン加速の要求であることを判定することが好ましい(請求項6)。
本発明の無段変速機の変速制御方法(請求項7)は、通常走行時には、検出した車速と検出したアクセル操作量とに応じて通常時目標変速比を決定する通常目標変速比決定ステップと、前記通常目標変速比決定ステップにより決定された前記通常時目標変速比に基づいて無段変速機の変速比を制御する通常時制御を行なう通常時制御ステップとを実施し、前記通常走行時にキックダウン加速を判定したら、前記通常走行時の処理ステップに代えて、前記無段変速機の入力回転数と出力回転数とが略線形に増加するように、前記運転状態検出手段により検出された車速とアクセル操作量とに応じてキックダウン時目標変速比を設定するキックダウン時目標変速比設定ステップと、前記キックダウン時目標変速比設定ステップにより設定された前記キックダウン時目標変速比に基づいて変速比を制御するキックダウン加速時制御を行なうキックダウン加速時制御ステップとを実施する、無段変速機の変速制御方法であって、前記キックダウン加速時制御が行なわれている間に、前記アクセル操作量所定の変化として該アクセル操作量の増加率の大きさが予め設定された基準増加率以下となる前記アクセル操作量の緩やかな増加又は減少が発生したら、前記検出されたアクセル操作量の変化率よりも低い変化率で変化するように変化率に制限を与えた補正アクセル操作量を算出し、前記キックダウン時目標変速比設定ステップでは、前記補正アクセル操作量に基づいて前記キックダウン時目標変速比の設定を行ない、前記キックダウン加速時制御が行なわれている間に、前記アクセル操作量の増加率が前記基準増加率よりも大きくなる前記アクセル操作量の急激な増加が発生したら、前記アクセル操作量の変化率に対する制限は行わずに、前記検出されたアクセル操作量に基づいて前記キックダウン時目標変速比の設定を行なうことを特徴としている。
前記のアクセル操作量についての所定の変化とは、上記アクセル操作量の増加であって、且つ、上記アクセル操作量の増加率が予め設定された基準増加率以下の緩やかな増加であることが好ましい(請求項8)。
本発明の無段変速機の変速制御装置(請求項1)又は無段変速機の変速制御方法(請求項7)によれば、キックダウン加速要求がない通常走行時には、変速比決定手段により車速とアクセル操作量に応じて決まる通常時目標変速比に基づいて変速制御(通常時制御)を行なうが、キックダウン加速要求があった時には、無段変速機の入力回転数と出力回転数とが略線形に増加するように、車速とアクセル操作量とに応じてキックダウン時目標変速比を設定し、このキックダウン時目標変速比に基づいて変速制御(キックダウン加速時制御)を行なう。
そして、キックダウン加速時制御による変速比制御が行なわれている間に、アクセル操作量所定の変化として該アクセル操作量の増加率が予め設定された基準増加率以下となる前記アクセル操作量の緩やかな増加又は減少が発生したら、検出されたアクセル操作量の変化率に制限を与えた補正アクセル操作量を算出し、この補正アクセル操作量に基づいて、キックダウン加速時制御のダウンシフト目標変速比及びアップシフト目標変速比を設定する。このため、キックダウン加速時制御中のアクセル操作量の実際の変化が抑制されて、ダウンシフト目標変速比及びアップシフト目標変速比に反映されることになり、ダウンシフト目標変速比やアップシフト目標変速比の変化が抑えられ、アクセル操作量の変化に伴うエンジン回転数の変化が車速に反映され易くなり、エンジン回転数と車速との同期性(リニアリティ)を確保することができるようになる。
一方、アクセル操作量を急増させた場合は、速やかにエンジン回転数が上昇して、変速比が低速側の限界に達するので、変速比が固定されることになり、エンジン回転数の上昇を追うように車速も上昇していくので、アクセル操作量の増加率に制限を与えると却って加速に時間がかかってしまうが、アクセル操作量の増加率に制限を与えずに、レスポンスのよい変速を行うことができる。
また、請求項2又は8に記載のように、アクセル操作量が増加し、且つ、この増加率が予め設定された基準増加率以下の緩やかな増加である場合に、補正アクセル操作量を算出するように構成すれば、アクセル操作量の急増に対しては、キックダウン開始時とほぼ同様に明確なダウンシフトがなされてエンジン回転数が上昇した後、エンジン回転数と共に車速が上昇していくが、アクセル操作量の緩やかな増加に対しては、アクセル操作量を増加した時点から、エンジン回転数と車速とが同期性(リニアリティ)をもって増加するため、滑らかな加速感が得られる。
また、請求項3に記載の無段変速機の変速制御装置によれば、抑制されたダウンシフト変速特性のダウンシフト目標変速比でダウンシフトを行った後、アップシフト変速特性によるアップシフト目標変速比で変速比へアップシフトを行なうことで、加速途上のエンジン回転速度の過大な上昇と車両加速度の減少を抑制して、車両加速度の立ち上がりと落ち込みをバランスさせて、運転者の加速意図に応じた車両加速度を確実に得ることができ、通常の変速制御で用いる変速比決定手段の変速特性にとらわれることなく、理想的な変速特性によりキックダウン操作時の加速のレスポンスと加速の伸びを実現して運転者の加速意図に応じた加速感を維持し、さらにアップシフトの際には、運転者のアクセル操作の変化に対して最適なアップシフト量の変化を付与することができ、加速の伸びを運転者の意図通りに実現することが可能となるのである。
また、請求項4に記載の無段変速機の変速制御装置によれば、ダウンシフト変速特性とアップシフト変速特性を、それぞれアクセル操作量毎に車速と変速比または目標入力軸回転速度を対応付けた変速線を複数設定したので、アクセル操作量や車速に係わらず最適な変速特性を得手、通常の変速制御で用いる変速比決定手段の変速特性の制約を受けずにキックダウン加速を実現できる。
さらに、請求項5に記載の無段変速機の変速制御装置成によれば、検出したアクセル操作量に対応する変速特性がない場合でも、補間演算により最適な変速特性を算出し、運転状態に適した仮想変速線を生成性できる。
さらに、請求項6に記載の無段変速機の変速制御装置によれば、キックダウン加速の誤判定を防いで、運転者のキックダウンによる加速意図を正確に検出できる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる車両の駆動系の概略構成図であり、図1に示すように、エンジン1にトルクコンバータ2を備えた無段変速機3が連結されて、走行状態に応じて最適な運転状態となるように、エンジン1の出力と無段変速機3の変速比とを制御するコントローラ10を備えている。なお、無段変速機3の無段変速機構としては、Vベルト式やトロイダル式を採用することができる。
コントローラ10は、運転状態に応じてエンジン1の燃料噴射量制御、点火時期制御などを行なう機能(エンジン制御手段)と、また、運転状態に応じて無段変速機3の変速比を無段階に制御する機能(変速制御手段)とを兼ね備えた、統合型の制御装置として構成されている。
コントローラ10には、アクセルペダル操作量(又はアクセル操作量或いはアクセル開度)Aposenを検出するアクセルポジションセンサ11、車両の走行速度(以下、車速)Vspを検出する車速センサ12、エンジン1の回転速度Neを検出するエンジン回転センサ13、無段変速機10の入力軸回転速度inREVを検出する入力軸回転センサ14などが接続され、これらのセンサが、車両の運転状態として検出する運転状態検出手段として機能する。なお、ここでは、車速センサ12は、無段変速機3の出力軸回転速度outREVを検出し、これに終減速比や車両の仕様に応じた定数(タイヤ半径など)を乗じたものを車速Vspとする。
図2は、コントローラ1の変速制御部の主要な構成を示すブロック図であり、図2に示すように、コントローラ1には、アクセル操作速度dApoを算出するアクセル操作速度算出部101と、運転者がキックダウン操作を行なったこと(即ち、再加速意図を表示したこと)を判定するキックダウン加速要求判定手段としてのキックダウン操作判定部102と、所定の条件でアクセル操作量の増加率を制限して検出したアクセル開度を補正するアクセル操作量変化率制限手段としてのアクセル開度補正部103と、キックダウン操作判定部102によりキックダウン操作がなされたことが判定されると実施し、車速とエンジン回転数(入力回転数)とが同期して略線形に増加するように変速比(プーリ比)を制御するキックダウン加速時制御手段としてのリニアモード変速部(マップレス変速部)110と、キックダウン操作時以外の発進後の通常走行時に実施し、予めアクセル操作量(又は、このアクセル操作量に対応したスロットル開度)に応じて設定された変速線マップに基づいて入力回転数指令値を算出して変速を制御する通常時制御手段としてのノーマルモード変速部(通常時変速部又はマップ変速部)120と、変速動作を行なうための司令部130と、をそなえている。
なお、リニアモード変速部110で行なうリニアモード変速制御は特許文献2のマップモードに相当し、ノーマルモード変速部120で行なうノーマルモード変速制御は特許文献2のマップレスモードに相当する。
また、ここでは、ノーマルモード変速部120が、発進時にも良好な加速が得られるように入力回転数指令値を算出して発進時の変速を制御するようになっている。
また、アクセル操作速度算出部101は、アクセルポジションセンサ11からのアクセル操作量Aposenを時間微分してアクセル操作速度dApoを算出する。
キックダウン操作判定部102,リニアモード変速部110,ノーマルモード変速部120,スタートモード変速部(図示略)には、アクセルポジションセンサ11からアクセル操作量Aposenと、アクセル操作速度算出部101からのアクセル操作速度dApoと、車速センサ12からの車速Vspとがそれぞれ入力される。
キックダウン操作判定部102は、アクセル操作速度dApoが車速Vspとアクセル操作量Aposenと応じて設定された閾値dApolを超えていれば、運転者がキックダウン操作を行ったと判定して、リニアモード変速部110による変速制御(リニアモード)を選択し、それ以外では通常走行の変速制御であるノーマルモード変速部120又はスタートモード変速部による変速制御(ノーマルモード)を選択する。また、リニアモードとなった後に、アクセル操作量Apoが所定値以下に戻され、かつ、リニアモードとなってから所定時間を経過していれば(リニアモード解除条件)、リニアモードを解除ノーマルモードに戻すようになっている。
ノーマルモード変速部120は、発進時を含む通常走行時に、通常変速マップ121に基づいて、車速Vspとアクセル操作量Apoに応じた通常時目標入力軸回転数(または通常時目標変速比)を検索し(この機能を、通常時目標入力軸回転数決定手段、又は、通常時目標変速比決定手段とする)、この通常時目標入力軸回転数を司令部130へ送出する。なお、司令部130は入力された目標入力軸回転数に基づいて無段変速機3のアクチュエータなどを駆動して変速動作を行なう。
一方、キックダウン操作時の制御を行なうリニアモード変速部110は、アクセル操作量Apo毎に車速Vspに対応するダウンシフト目標値としてのダウンシフト量(ダウンシフト特性)が複数設定されたダウンシフト量規定マップ111と、アクセル操作量Apo毎に車速Vspに対応するダウンシフト目標値としてのアップシフト量(アップシフト特性)が複数設定されたアップシフト量規定マップ112と、これらの2つのマップ111,112に対する入力から補間演算によりダウンシフト量及びアップシフト量を演算する変速線補間演算部113とをそなえて構成される。
ダウンシフト量規定マップ111は、アクセル操作量Apo毎に車速Vspに応じたダウンシフト量が設定され、かつ、アクセル操作量Apoの大きさに応じて異なる変速特性が設定されている。アップシフト量規定マップ112も、アクセル操作量Apo毎に車速Vspに応じたアップシフト量が設定され、かつ、アクセル操作量Apoの大きさに応じて異なる変速特性が設定されている。
そして、ダウンシフト量規定マップ111に設定する変速線の数及びアップシフト量規定マップ112に設定する変速線の数は、アクセルポジションセンサ11の分解能力や、コントローラ10の記憶手段(ROM等の記憶媒体)の容量に応じて適宜設定される。ここでは、アクセル操作量Apoを全閉開度10°〜全開開度80°の範囲で10°毎に8段階に分割して、これに対応したそれぞれ8本の変速線を設けている。
また、ダウンシフト量規定マップ111の各変速線は、アクセル操作量Apoが小さい場合(図中低開度)にはダウンシフト量が小さくなるように設定され、アクセル操作量Apoが大きい場合(図中高開度)にはダウンシフト量が大きくなるように設定されており、さらに、車速Vspが大きくなるにつれてダウンシフト量が減少するように設定されて、高車速時のキックダウン加速でエンジン騒音が過大になるのを防いでいる。
また、ダウンシフト量規定マップ111のダウンシフト量(目標入力軸回転速度変化量)は、通常の変速マップ121と同条件のダウンシフト量に比して目標入力軸回転速度DsrRevの変化量が低く抑制されて変速比の小側(Hi側)に設定されている。
一方、アップシフト量規定マップ112は、アクセル操作量Apoが小さい場合(図中低開度)には車速Vspの増加に対してアップシフト量が多くなるよう設定され、エンジン回転速度の上昇を抑制して騒音の少ない静かなキックダウン加速を行なうことができるようにしている。
また、アクセル操作量Apoが大きい場合(図中高開度)には車速Vspの増加に対するアップシフト量が少なく設定されて、エンジン回転速度と車速を共に上昇させて、運転者の加速意図に応じた加速感を継続するようにしている。さらに、車速Vspが低くなるにつれて車速Vspの増加に対するアップシフト量が多くなるような変速特性に設定されて、エンジンの空吹けを防いで車両加速度を速やかに立ち上げるようにしている。
ダウンシフト量規定マップ111及びアップシフト量規定マップ112は、アクセル操作量Apo毎に設定されているので、入力されたアクセル操作量Apoに対応するダウンシフト量またはアップシフト量がない場合があり、補間演算部113は、これに対応するためにそなえられている。補間演算部113では、前後のマップから補間演算によって各値を演算し、キックダウン操作時のダウンシフト量をダウンシフト量規定マップ111から求め、また、ダウンシフト完了後にはアップシフト量規定マップ112よりキックダウン操作時点からのアップシフト量を算出し、司令部120へダウンシフト量またはアップシフト量に対応する目標入力軸回転数(または変速比)を出力する。
このように、マップ111,112及び補間演算部113からダウンシフト量及びアップシフト量を設定する際に、車速Vsp及びアクセル操作量Apoに対応したアップシフト線又はダウンシフト線を選定する機能を加速用変速特性決定手段とする。また、選定したアップシフト線に基づいてアップシフト目標変速比を演算する機能をウンシフト目標値演算手段とし、選定したダウンシフト線に基づいてダウンシフト目標変速比を演算する機能をダウンシフト目標値演算手段とする。
この結果、キックダウン操作時の変速特性は、仮想変速線114に示す軌跡となる。なお、キックダウン操作時の仮想変速線114は、補間演算部113の出力結果を経過時間に応じた軌跡として示したものである。このように、マップ111,112,補間演算部113からのダウンシフト量又はアップシフト量に基づいて仮想変速線114を演算する機能を仮想変速線生成手段とする。
ところで、本変速制御装置には、アクセル操作量変化率制限手段としてのアクセル開度補正部103が備えられる(ここでは、リニアモード変速部110内の機能要素として備えられている)。このアクセル開度補正部103は、キックダウン操作時のリニアモード変速部110による制御時に、更なるアクセル操作量(アクセル開度)の緩やかな増加又は減少があった場合に、アクセル操作量検出値Apoをそのまま用いて制御するのではなく、アクセル操作量Apoの増加率に制限を与えて、アクセル操作量Apoを擬似的に緩やかに増加又は減少させて変速制御を行なうようになっている。
具体的には、アクセル操作速度算出部101で算出されたアクセル操作速度dApoが、下限値d1と上限値(基準増加率)d2との間にある(d1<|dApo|<d2)場合に、アクセル操作量の緩やかな増加又は減少があったものと判定する。下限値d1は、アクセル操作量に変化があったと認められる閾値であり、下限値d1以下の変化ではドライバの車速変化意思は認められないものとしている。
このように、本装置では、アクセル操作量の緩やかな増加又は減少に対しては、図3(b1)〜(b3)に示すように、アクセル操作量Apoの増加率や減少率に制限を与えるが、アクセル操作量の急変(特に急増)に対しては、図3(a1)〜(a3)に示すように、アクセル操作量Apoの増加率や減少率に制限を与えていない。
アクセル操作量Apoの増加率や減少率に制限を与える目的は、リニアモードでの変速制御は、キックダウン後、アクセル開度が一定の場合は同期性を持ってエンジン回転と車速とが増加するが、このリニアモードでの変速制御中に、アクセルペダルを更に踏み込んだ場合や踏み込み後に踏み戻しをした場合には、アクセル操作量の変化は、エンジン回転数(入力回転数)には反映されるものの、車速にはほとんど反映されず、エンジン回転と車速との同期性を確保した制御を実現できない点を解決する点にある。
ただし、アクセル操作量を急増させた場合は、速やかにエンジン回転数が上昇して、変速比が低速側の限界に達するので、変速比が固定されることになり、エンジン回転数の上昇を追うように車速も上昇していく。このため、アクセル操作量を急増させた場合には、アクセル操作量Apoの増加率に制限を与えると却って加速に時間がかかってしまう。そこで、アクセル操作量の急変(特に急増)に対しては、図3(a1)に示すように、アクセル操作量Apoの増加率や減少率に制限を与える制御を解除する判定(急踏み判定)を行ない、図3(a2),(a3)に示すように、アクセル操作量Apoの増加率に制限を与えずに、レスポンスのよい変速を行っているのである。
一方、アクセル操作量を緩やかに増加させた場合は、図3(b1)に示すように、制限制御を解除判定(急踏み判定)はせずに、図3(b2)に示すように、アクセル操作量Apoの変化に制限(変化リミッタ作動)を与え、目標入力軸回転DsrRevの上昇を抑え、粘りのある加速感を与えるのである。
このようにアクセル操作量Apoの増加率や減少率に制限を与える具体的な手法としては、リニアモードでの変速制御中に、アクセルペダルを更に緩やかに踏み込んだ場合やその踏み込み後に緩やかに踏み戻しをした場合には、まず、その増加率や減少率に制限を与えることを判定した時点における検出アクセル操作量Aposenをアクセル操作量基準値Apo2、判定時点における検出アクセル操作量変化率dApoをアクセル操作量変化率基準値dApo1、として記憶する。
その後は、アクセル操作量Apoの増加時には、次式(1),(2)で算出されるアクセル操作量Apoのうちの大きい方を制御に用いるアクセル操作量(補正アクセル操作量)Apoに設定する。なお、dApoは、1制御周期当たりのアクセル操作量の変化量であり、直近の適当な制御周期数での移動平均を用いれば、ドライバの加速意思を適正に判断することができる。また、nは、判定時点で1、以降、制御周期毎に1ずつインクリメントされる。
Apo(n)=Apo2+(n/2)・dApo1 ・・・(1)
Apo(n)=Apo2+n・d1 ・・・(2)
式(1)は、アクセル操作量変化率基準値dApo1を単純に1/2倍(半減)させたものであるが、この減少割合は一例であり、アクセル操作量変化率基準値dApo1に少なくとも1よりも小さい係数α(α<1)を乗算すればよく、係数αは適宜設定しうる。
式(1)は、アクセル操作量変化率基準値dApo1が下限値d1に近い場合に、アクセル操作量変化率の下限値d1以下に変化率を制限してしまい、過剰に制限を与えることになる。そこで、少なくとも、アクセル操作量変化率を下限値d1以上にするために、式(2)が設けられている。
アクセル操作量Apoの減少時には、次式(3),(4)で算出されるアクセル操作量Apoのうちの小さい方を制御に用いるアクセル操作量(補正アクセル操作量)Apoに設定する。なお、dApoは、上述と同様に、1制御周期当たりのアクセル操作量の変化量である。また、nは、判定時点で1、以降、制御周期毎に1ずつインクリメントされる。
Apo(n)=Apo2−(n/2)・dApo1 ・・・(3)
Apo(n)=Apo2−n・d1 ・・・(4)
式(3),(4)を設けているのは、式(1),(2)の場合と同様である。
そして、このように補正されたアクセル操作量Apoが、検出アクセル操作量Aposenに達したら、即ち、アクセル操作量Apoの増加時には、アクセル操作量Apoが検出アクセル操作量Aposen以上になったら、また、アクセル操作量Apoの減少時には、アクセル操作量Apoが検出アクセル操作量Aposen以下になったら、アクセル操作量Apoの増加率制限を終了するようになっている。
本発明の第1実施形態にかかる無段変速機の変速制御装置及び変速制御方法は上述のように構成されているので、例えば、図4のフローチャートに示すように、変速制御を行なうことができる。なお、図4の(a),(b),(c)の各フローチャートは、予め設定された制御周期で繰り返される。
まず、図4(a)に示すように、リニアモードフラグF1が0であるか否かを判定する(ステップS10)。このリニアモードフラグF1は、キックダウン操作判定部102で、アクセル操作速度dApoが閾値dApolを超えていて運転者がキックダウン操作を行ったと判定されて、リニアモードが選択されると1となるが、それ以外(通常)は0である。
いま、リニアモードフラグF1が0のノーマルモードが選択されているものとすると、ステップS20に進み、リニアモード条件が成立しているか(キックダウン操作あり)か否かを判定する。リニアモード条件が成立していない(キックダウン操作なし)と判定されなければ、ステップS20からステップS110に進んで、ノーマルモードの変速制御を実施する。ノーマルモード時には、図6,図7の破線に示すような変速特性で制御される。
リニアモード条件が成立した(キックダウン操作あり)ならば、ステップS30に進み、リニアモードフラグF1を1に、リニアモード突入フラグF2を1にセットする。そして、ステップS32に進み、変化率抑制フラグF3が1であるか否かを判定する。この変化率抑制フラグF3は、アクセル操作量変化率を抑制する制御を実施するモードでは1に、その他の時には0にセットされる。
いま、変化率抑制フラグF3が0であるものとして説明すると、ステップS40に進み、リニアモード突入フラグF2が1であるか否かを判定する。リニアモード突入フラグF2が1、即ち、リニアモードに突入した制御周期であれば、ステップS50に進み、ダウンシフト量規定マップ111から或いは補間演算部113を経て得られたキックダウン操作時の車速Vspとアクセル操作量Apoとに対応したダウンシフト量Ppd0を求め、次式(5)のように、その時点の目標変速比(前回の制御周期で用いた目標変速比)Ppa0にこのダウンシフト量Ppd0を加えて新たな目標変速比Ppa0を設定する。
Ppa0←Ppa0+Ppd0 ・・・(5)
また、このときの目標変速比Ppa0をリニアモード突入時目標変速比Ppa01として記憶する(ステップS70)。
一方、リニアモードに突入した後の制御周期であれば、ステップS10からステップS100に進んで、リニアモード解除条件が成立したか否かを判定する。つまり、リニアモードとなった後に、アクセル操作量Apoが所定値以下に戻され、かつ、リニアモードとなってから所定時間を経過していれば、リニアモード解除条件が成立したとして、ステップS110に進んで、ノーマルモードの変速制御を実施する。
また、リニアモード解除条件が成立しなければ、ステップS120に進んで、リニアモード突入フラグF2が0とされるため、ステップS32、或いは、ステップS32,S34を経て、ステップS40からステップS60に進む。ステップS60では、アップシフト量規定マップ112から或いは補間演算部113から、キックダウン操作時の車速Vspとアクセル操作量Apoとに対応したアップシフト量Ppu0と、その時点の車速Vspとアクセル操作量Apoとに対応したアップシフト量Ppuxとを求め、次式(6)のように、リニアモード突入時目標変速比Ppa01から、これらの差(Ppu0−Ppux)を減算して、新たな目標変速比Ppa0を設定する。
Ppa0←Ppa01−(Ppu0−Ppux) ・・・(6)
そして、設定された目標変速比Ppa0とそのときの出力軸回転数OutRevの検出値とから次式(7)により、目標入力軸回転数DsrRevを算出し(ステップS80)、変速比制御を実施する(ステップS90)。
DsrRev=Ppa0×OutRev ・・・(7)
このように、キックダウン操作がされると、図6,図7の実細線に示すような変速特性で制御される。まずは、マップ111及び式(5)によって、目標変速比Ppa0のダウンシフト量が、アクセル操作量が大きいほどノーマルモード時よりも抑制されたものに設定されるので、入力軸回転数inRev(即ち、エンジン回転数Ne)だけが上昇して車速Vspがほとんど上昇しないような事態が回避される。そして、その後は、マップ112及び式(6)によって、車速の上昇に応じてシフトダウン抑制がなされることになり、入力軸回転数inRev(エンジン回転数Ne)と車速Vspとが同期性を持って略線形に変化しながら、変速比が次第にアップシフト側に調整されて、エンジン回転が車速Vspに有効に反映されるようになる。
そして、従来の変速マップ121の変速線に制限を受けることなく理想的な変速特性により、キックダウン操作時の加速のレスポンスと加速の伸びを実現して運転者の加速意図に応じた加速感を実現でき、さらにアップシフトモードでは、運転者のアクセル操作の変化に対して最適なアップシフト量の変化を付与することができ、加速の伸びを運転者の加速意図通りに実現することができる。
ところで、変化率抑制フラグF3のセットについては、図4(b)に示すように、ステップS210,S220の判定の結果、リニアモードフラグF1が1のリニアモード時であって、リニアモード突入フラグF2が0のリニアモード突入周期以降である場合に、ステップS230に進み、アクセル操作量の緩やかな増加又は減少があったか否か、つまり、アクセル操作速度算出部101で算出されたアクセル操作速度dApoが、下限値d1と上限値d2との間にあるか(d1<|dApo|<d2)否かを判定する。アクセル操作速度dApoが、アクセル操作量の緩やかな増加又は減少がある、即ち、下限値d1と上限値d2との間にあると、変化率抑制フラグF3が1にセットされる。
また、変化率抑制フラグF3が1にセットされると、図4(c)に示すように、ステップS250の判定を経て、ステップS260に進んで、アクセル操作量の緩やかな変化が増加であるか減少であるかを判定する。
アクセル操作量の緩やかな増加であれば、ステップS270に進んで、前記の式(1)(2)で算出されるアクセル操作量Apoのうちの大きい方を制御に用いるアクセル操作量Apoに設定する。そして、ステップS290に進んで、アクセル操作量Apoが検出アクセル操作量Aposen以上になったか否かを判定して、アクセル操作量Apoが検出アクセル操作量Aposen以上になったら、ステップS300に進んで、変化率抑制フラグF3を0にセットして、アクセル操作量Apoの増加率制限を終了する。
また、アクセル操作量の緩やかな減少であれば、ステップS280に進んで、前記の式(3)(4)で算出されるアクセル操作量Apoのうちの小さい方を制御に用いるアクセル操作量Apoに設定する。そして、ステップS295に進んで、アクセル操作量Apoが検出アクセル操作量Aposen以下になったか否かを判定して、アクセル操作量Apoが検出アクセル操作量Aposen以下になったら、ステップS300に進んで、変化率抑制フラグF3を0にセットして、アクセル操作量Apoの増加率制限を終了する。
したがって、例えば図5に示すように、時点t0でキックダウンが行われ、リニアモードが開始され、この最中に、例えば図5に示すように、時点t1で図5中に実線で示すように、アクセル操作量Aposenを緩やかに増加する操作が行なわれると、増加率制限がなければ、アクセル操作量Apoが大きいほど、車速Vxとアクセル操作量θacxとに対応したプーリ比の変更量Rpuxが増大してアップシフト側への補正量(Rpu0−Rpux)が減少し、目標プーリ比[=Rpa0−(Rpu0−Rpux)]がダウンシフト側に増加してしまうが、これに対して、制御に用いるアクセル操作量Apoは破線で示すように増加率制限が行われるので、図6に太実線で示すように、目標プーリ比のダウンシフト側への増加が抑えられて、アクセル操作量を増加した時点から、エンジン回転数と車速とが同期性(リニアリティ)をもって増加するようになって、滑らかな加速感が得られる。
一方、リニアモード制御中のアクセル操作量の急増に対しては、図7に太実線で示すように、キックダウン開始時とほぼ同様に明確なダウンシフトがなされてエンジン回転数が上昇した後、エンジン回転数と共に車速が上昇していき、レスポンスのよい加速感が得られる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、本実施形態では、図2にマップ111,112で示すようなダウンシフト特性及びアップシフト特性によりキックダウン時の変速制御を実施しているが、これらの特性は、車速(変速機の出力回転)とエンジン回転(変速機の入力回転)とが同期性を持って増加するように変速するという技術思想を背景にすれば適宜設定変更しうるのもである。
また、キックダウン加速制御時に、アクセル操作量に変化があった場合、前記の式(1)〜(4)のようなアクセル操作量Apoの補正は一例であり、例えば、アクセル操作量に変化があった時の変化率(アクセル操作量変化率基準値)dApo1とアクセル操作量の変化率下限値d1との差(dApo1−d1)に着目して、アクセル操作量増加時には、式(8)を用い、アクセル操作量減少時には、式(9)を用いるなど、適宜の変化量制限が考えられる。
Apo(n)=Apo2+(n/2)・(dApo1−d1) ・・・(8)
Apo(n)=Apo2−(n/2)・(dApo1−d1) ・・・(9)
本発明の一実施形態にかかる無段変速機の概略構成図である。 本発明の一実施形態にかかる無段変速機の変速制御装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかるリニアモード制御中のアクセル操作量の変化率抑制を説明する図であって、(a1)〜(a3)はアクセル操作量の急な増加に関し、(b1)〜(b3)はアクセル操作量の緩やかな増加に関する。 本発明の一実施形態にかかる変速制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるリニアモード制御中のアクセル操作量の変化率抑制を説明するタイムチャートである。 本発明の一実施形態にかかる変速制御の変速線及びリニアモード制御中のアクセル操作量の変化率抑制による変速線を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる変速制御のノーマルモード制御及びリニアモード制御の変速線を示す図である。 従来技術のキックダウン操作時の変速制御に用いるマップを示す図であり、(a)は車速に対応したアクセル操作量毎のダウンシフト量を決定するダウンシフト量規定マップ、(b)は車速に対応したアクセル操作量毎のアップシフト量を決定するアップシフト量規定マップを示す。 従来技術のキックダウン操作時のリニアモード制御を説明する図である。 従来技術のキックダウン操作時のリニアモード制御を説明する変速線図である。 従来技術のキックダウン操作時のリニアモード制御の課題を説明する図である。 従来技術のキックダウン操作時のリニアモード制御の課題を説明する変速線図である。
符号の説明
1 エンジン
2 トルクコンバータ
3 無段変速機
10 コントローラ
11 アクセルポジションセンサ
12 車速センサ
13 エンジン回転センサ
14 入力軸回転センサ
101 アクセル操作速度算出部
102 キックダウン加速要求判定手段としてのキックダウン操作判定部
103 アクセル操作量変化率制限手段としてのアクセル開度補正部
110 キックダウン加速時制御手段としてのリニアモード変速部
120 通常時制御手段としてのノーマルモード変速部
130 司令部

Claims (8)

  1. 車速とアクセル操作量とを含む車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    前記運転状態検出手段により検出された車速とアクセル操作量とに応じた通常時目標変速比を決定する通常時変速比決定手段と、
    前記通常時変速比決定手段により決定された前記通常時目標変速比に基づいて無段変速機の変速比を制御する通常時制御手段と、
    前記運転状態検出手段により検出されたアクセル操作量に基づいてキックダウン加速を判定するキックダウン加速要求判定手段と、
    前記キックダウン加速が判定されたときには、前記無段変速機の入力回転数と出力回転数とが略線形に増加するように前記運転状態検出手段により検出された車速とアクセル操作量とに応じてキックダウン加速時目標変速比を設定して、前記通常時目標変速比に代わって該キックダウン加速時目標変速比に基づいて変速比を制御するキックダウン加速時制御手段と、をそなえた無段変速機の変速制御装置において、
    前記キックダウン加速時制御手段による変速比制御が行なわれている間に、前記運転状態検出手段により検出されたアクセル操作量所定の変化として該アクセル操作量の増加率の大きさが予め設定された基準増加率以下となる前記アクセル操作量の緩やかな増加又は減少が発生したら、前記検出されたアクセル操作量の変化率よりも低い変化率で変化するように変化率に制限を与えた補正アクセル操作量を算出し、前記キックダウン加速時制御手段に前記キックダウン加速時目標変速比の設定のために出力すると共に、前記運転状態検出手段により検出されたアクセル操作量の増加率の大きさが前記基準増加率よりも大きくなる前記アクセル操作量の急激な増加が発生したら、前記アクセル操作量の変化率に対する制限は行わずに、前記検出されたアクセル操作量をそのまま、前記キックダウン加速時制御手段に前記キックダウン加速時目標変速比の設定のために出力するアクセル操作量変化率制限手段とをそなえている
    ことを特徴とする、無段変速機の変速制御装置。
  2. 前記のアクセル操作量についての所定の変化とは、上記アクセル操作量の増加であって、且つ、上記アクセル操作量の増加率が予め設定された基準増加率以下の緩やかな増加であることを特徴とする、請求項1記載の無段変速機の変速制御装置。
  3. 前記キックダウン加速時制御手段は、
    前記車速と前記アクセル操作量とに基づいてダウンシフトの変速特性とアップシフトの変速特性とをそれぞれ決定する加速用変速特性決定手段と、
    前記ダウンシフト変速特性に基づいて前記変速比決定手段で決まる前記通常時目標変速比よりも抑制されたダウンシフト目標変速比を演算するダウンシフト目標値演算手段と、
    前記アップシフト変速特性に基づいてアップシフト目標変速比を演算するアップシフト目標値演算手段と、
    前記ダウンシフト目標値演算手段のダウンシフト目標変速比へダウンシフトした後、前記アップシフト目標値演算手段のアップシフト目標変速比に応じてアップシフトする前記キックダウン加速時目標変速比の仮想変速線を演算する仮想変速線生成手段とをそなえ、
    前記キックダウン加速が判定されたときには、前記通常時変速比決定手段に代わって仮想変速線生成手段の仮想変速線に応じた変速比に基づいて変速を制御することを特徴とする、請求項1又は2記載の無段変速機の変速制御装置。
  4. 前記加速用変速特性決定手段は、
    前記ダウンシフト変速特性として、アクセル操作量毎に車速と変速比または目標入力軸回転速度を対応付けた変速線を複数設定し、
    前記アップシフト変速特性として、アクセル操作量毎に車速と変速比または目標入力軸回転速度を対応付けた変速線を複数設定したことを特徴とする、請求項1記載の無段変速機の変速制御装置。
  5. 前記ダウンシフト目標値演算手段は、前記複数の変速線と車速及びアクセル操作量に応じて補間演算によりダウンシフト目標変速比を求め、
    前記アップシフト目標値演算手段は、前記複数の変速線と車速及びアクセル操作量に応じて補間演算によりアップシフト目標変速比を求めることを特徴とする、請求項4記載の無段変速機の変速制御装置。
  6. 前記キックダウン加速要求判定手段は、アクセル操作量に基づいてアクセル操作速度を検出するとともに、予め設定した車速とアクセル操作量に応じた基準値を求め、前記アクセル操作速度が基準値を超えたときにキックダウン加速の要求であることを判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の無段変速機の変速制御装置。
  7. 通常走行時には、検出した車速と検出したアクセル操作量とに応じて通常時目標変速比を決定する通常目標変速比決定ステップと、前記通常目標変速比決定ステップにより決定された前記通常時目標変速比に基づいて無段変速機の変速比を制御する通常時制御を行なう通常時制御ステップとを実施し、
    前記通常走行時にキックダウン加速を判定したら、前記通常走行時の処理ステップに代えて、前記無段変速機の入力回転数と出力回転数とが略線形に増加するように、前記運転状態検出手段により検出された車速とアクセル操作量とに応じてキックダウン時目標変速比を設定するキックダウン時目標変速比設定ステップと、前記キックダウン時目標変速比設定ステップにより設定された前記キックダウン時目標変速比に基づいて変速比を制御するキックダウン加速時制御を行なうキックダウン加速時制御ステップとを実施する、無段変速機の変速制御方法であって、
    前記キックダウン加速時制御が行なわれている間に、前記アクセル操作量所定の変化として該アクセル操作量の増加率の大きさが予め設定された基準増加率以下となる前記アクセル操作量の緩やかな増加又は減少が発生したら、前記検出されたアクセル操作量の変化率よりも低い変化率で変化するように変化率に制限を与えた補正アクセル操作量を算出し、前記キックダウン時目標変速比設定ステップでは、前記補正アクセル操作量に基づいて前記キックダウン時目標変速比の設定を行ない、
    前記キックダウン加速時制御が行なわれている間に、前記アクセル操作量の増加率が前記基準増加率よりも大きくなる前記アクセル操作量の急激な増加が発生したら、前記アクセル操作量の変化率に対する制限は行わずに、前記検出されたアクセル操作量に基づいて前記キックダウン時目標変速比の設定を行なう
    ことを特徴とする、無段変速機の変速制御方法。
  8. 前記のアクセル操作量についての所定の変化とは、上記アクセル操作量の増加であって、且つ、上記アクセル操作量の増加率が予め設定された基準増加率以下の緩やかな増加であることを特徴とする、請求項7記載の無段変速機の変速制御方法。
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