JP4332843B2 - 電動アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転駆動部の回転駆動力を、駆動力伝達ベルトを介してスライダに伝達することにより前記スライダを移動させる電動アクチュエータに関する。
従来から、ワーク等を搬送する手段として、モータ等の回転駆動源の回転駆動力によってタイミングベルトを駆動して、ワークを搬送するスライダを変位させる電動アクチュエータが広く用いられている。
この種の電動アクチュエータは、長尺なフレームの一端部に回転駆動源として機能するモータが一体的に連結され、前記モータはフレームの上面側に所定高さだけ突出するように設けられている。前記モータの駆動軸には、フレームの内部において駆動側プーリが連結され、前記フレームの他端部側に回転自在に軸支される従動側プーリと前記駆動側プーリとの間にタイミングベルトが懸架されている。
そして、ワークを搬送するスライダが、フレームの上面に軸線方向に沿って変位自在に設けられ、前記スライダに前記タイミングベルトが連結されている。回転駆動源の駆動作用下にタイミングベルトを介してスライダをフレームに沿って変位させ、前記スライダの上面に載置されたワークを搬送している(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−198874号公報
ところで、特許文献1に係る電動アクチュエータにおいては、スライダの上面より外側へと突出するような形状及び大きさを有するワークをスライダで搬送する場合がある。そして、前記ワークを載置してスライダがその変位作用下にモータ側の端部まで変位した変位終端位置において、すなわち、前記スライダと前記モータとの離間距離が最も小さくなった場合に、フレームの端部において上方側に突出するように装着された前記モータと前記ワークとが接触するおそれがある。
そのため、スライダが変位終端位置に到達した際にワークとモータとの接触を回避するための対策として、スライダによって搬送するワークの形状及び大きさに応じて、前記スライダの変位終端位置からモータ側へのフレームの長さを伸長して形成することが考えられる。すなわち、フレームの長さを伸長することによりスライダの変位終端位置における前記スライダの位置とモータとの離間距離を増大させて接触を回避することができる。
しかしながら、スライダによって搬送するワークの形状及び大きさに応じてそれぞれフレームの長さを変更する必要があるため、様々なワーク形状等に応じてフレームの種類が増大すると共に、製造コストが増大するという問題がある。
また、スライダ上に載置されたワークと前記モータとの接触を回避するための他の対策として、モータをフレームの下方側へ突出するように該フレームの下面側に装着することが考えられる。そうすることにより、フレームの上面に沿って搬送されるワークと、前記フレームの下方側に設けられたモータとの接触を回避することができる。
その場合、電動アクチュエータは、一般的に、そのフレームが平面等に沿って略水平に設置されているため、前記フレームの下方に向かって突出して設けられたモータが電動アクチュエータを設置する際の障害となる。そのため、例えば、前記電動アクチュエータを設置する平面等に予めモータを収納するための収納穴を形成し、前記収納穴にモータを収納することにより電動アクチュエータを平面上に略水平に設置することができる。しかしながら、モータの形状及び電動アクチュエータを設置する位置に応じて平面等に予め収納穴を形成する必要があり、煩雑である。
本発明は、前記の種々の問題等を考慮してなされたものであり、ワークを搬送するスライダと回転駆動部との軸線方向に沿った離間距離を簡便且つ低コストで変更することが可能な電動アクチュエータを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、回転駆動部の回転駆動力を、駆動力伝達ベルトを介してスライダに伝達する電動アクチュエータにおいて、
ボディと、
前記ボディに軸線方向に沿って変位自在に設けられ、ワークを搬送するスライダと、
前記ボディの一端部に該ボディの軸線と略直交し、且つ前記スライダ側に突出して設けられる回転駆動部と、
前記ボディと前記回転駆動部との間に着脱自在に挟持される離間部材と、
を備え、
前記離間部材によって前記ボディと前記回転駆動部との間の該ボディの軸線方向に沿った離間距離が変更されることを特徴とする。
本発明によれば、スライダ側に突出するようにボディの端部に設けられた回転駆動部とボディとの間に離間部材を一体的に挟持することにより、前記ボディと回転駆動部との間の離間距離を増大させる方向に変更することができる。
従って、ワークが載置されたスライダが、回転駆動部の方向に向かって変位した際、前記スライダと回転駆動部との離間距離を十分に確保することができるため、前記ワークが該スライダの上面より回転駆動部側に突出している場合においても、前記離間部材によってワークと回転駆動部との接触を阻止することができる。
また、ボディと回転駆動部との間に離間部材を設けることにより、前記ボディの軸線方向に沿った長さを変更することなく回転駆動部とスライダとの間の離間距離を変更することができるため、ワークの形状及び大きさに応じてそれぞれボディを別個に形成する必要がなく、前記ボディの製造コストを削減することができる。なお、予め軸線方向に沿って長さの異なる離間部材を複数用意し、必要に応じて前記離間部材を交換することにより、回転駆動部とスライダとの離間距離を簡便且つ低コストで変更することができる。
さらに、離間部材及び回転駆動部は、軸線方向に沿って形成される挿通孔に挿通され、前記ボディに螺合される連結ボルトを介して該ボディに一体的に連結することにより、前記回転駆動部とボディとの間に離間部材を簡便且つ確実に連結することができると共に、前記離間部材を交換することも容易である。
さらにまた、回転駆動部は電流によって回転駆動する回転駆動源と、前記回転駆動源を装着し、且つ前記離間部材に連結されるベース体とからなり、前記ベース体と離間部材を、押出し成形によって成形された同一の押出し部材からそれぞれ形成することにより、前記離間部材を設ける場合に該離間部材を別個に準備する必要がないため、前記離間部材を安価に製造することができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、ボディと回転駆動部との間に離間部材を一体的に設け、該離間部材によって前記ボディと回転駆動部との間の離間距離を増大させる方向に変更することにより、スライダが回転駆動部側へと変位した際、前記スライダと回転駆動部との離間距離を十分に確保することができ、前記スライダの上面に載置されたワークと回転駆動部との接触を阻止することができる。
また、離間部材を設けることにより前記ボディの軸線方向に沿った長さを変更することなく、回転駆動部とスライダとの間の離間距離を変更することができるため、ワークの形状及び大きさに応じてそれぞれボディを形成する必要がなく、前記ボディの製造コストを削減することができる。
本発明に係る電動アクチュエータについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る電動アクチュエータを示す。
この電動アクチュエータ10は、長尺状のボディ12と、前記ボディ12の両端部に一体的に連結されるエンドブロック14a、14b及びサブエンドブロック16a、16bと、一方のエンドブロック14a及びサブエンドブロック16a側の端部に配設され、電流によって回転駆動する回転駆動部17と、ワーク22(図6参照)を搬送するためのスライダ24と、前記回転駆動部17に嵌入されたギア部26aを介して駆動力をスライダ24に伝達するタイミングベルト(駆動力伝達ベルト)28(図5参照)と、前記スライダ24の変位量を規制するストッパ機構30と、電動アクチュエータ10を制御する制御盤32とから構成される。
ボディ12は、軸線方向に沿って配設されるメインフレーム34と、前記メインフレーム34と略平行に設けられ、その内部にタイミングベルト28が挿通される中空状のサブフレーム36と、ボディ12の略中央部に軸線方向に沿って配設され、スライダ24を軸線方向に沿ってガイドするガイドレール38とからなる。前記メインフレーム34の両端部には、それぞれエンドブロック14a、14bが連結されると共に、前記サブフレーム36の両端部には、同様にそれぞれサブエンドブロック16a、16bが連結されている。
サブエンドブロック16a、16bは略矩形状に形成され、その側部より突出したフランジ部40がボルト部材42を介してエンドブロック14a、14bに一体的に連結されている。また、サブエンドブロック16a、16bは、固定ボルト44(図2参照)を介してサブフレーム36の端面に一体的に連結されている。
一方、図2に示されるように、サブエンドブロック16aの内部には、略矩形状の第1貫通孔46が軸線方向に沿って形成され、その内部にはタイミングベルト28(図5参照)が挿通されている。そして、前記第1貫通孔46の内側面は、その高さ方向に沿った略中央部が該第1貫通孔46の中心側に向かって略半円状に僅かに突出し、その部位に一組のねじ孔48が軸線方向に沿って形成されている。前記ねじ孔48には、ベース体60の後述するボルト溝68a、68b及びスペーサ(離間部材)20の後述する係合溝56a、56bを介して連結ボルト50のねじ部52が螺合されている。
また、サブエンドブロック16bの内部には、ギア部26b(後述する)が回転軸83により回動自在に支持されると共に、前記ギア部26bに懸架されるタイミングベルト28(図5参照)が挿通されている。
回転駆動部17は、図1に示されるように、例えば、ステッピングモータ等からなる回転駆動源18と、前記回転駆動源18が上面側に装着されるベース体60とを有する。なお、前記回転駆動源18は、その上部が筐体62によって囲繞されている。すなわち、回転駆動源18は、前記ベース体60を介してサブエンドブロック16aの端部に連結されている。なお、前記筐体62は図示しないボルト等によってベース体60に着脱自在に取り付けられている。また、前記回転駆動源18の下方に突出した駆動軸64にはギア部26aが一体的に嵌入され、装着孔65(図2参照)を介してベース体60の内部に挿入されている。
ベース体60は、図2に示されるように、軸線方向に沿って押し出された押出し成形によって断面略矩形状に形成されている。このベース体60の略中央部には、軸線方向に沿って貫通する断面略矩形状の第2貫通孔66が形成され、前記第2貫通孔66の内部にはタイミングベルト28(図5参照)が挿通されている。
また、第2貫通孔66の内側面には、所定深さだけ窪んだ一組の断面略半円状のボルト溝(挿通孔)68a、68bが軸線方向に沿って延在し、前記一組のボルト溝68a、68bは、それぞれ対向するように形成されている。前記ボルト溝68a、68bの内部には連結ボルト(図示せず)が挿通されると共に、前記第2貫通孔66側に向かって開口した開口部(図示せず)が形成されている。
一方、前記ベース体60の一端面側には、図3に示されるように、前記ボルト溝68a、68bと連通し、前記ボルト溝68a、68bより拡径した凹部70が所定深さだけ窪んで形成されている。この凹部70は、前記連結ボルトの頭部72の形状に対応した略円形状に形成されている(図2参照)。すなわち、前記連結ボルトを凹部70及びボルト溝68a、68bへと挿入した際、前記連結ボルトの頭部72が前記凹部70に好適に収納されるため、ベース体60の一端面より突出することがない。
そして、ベース体60の一端面側には、その端面より若干窪んだプレート装着穴74が形成されている。このプレート装着穴74は、図2に示されるように、第2貫通孔66及び凹部70を含むように略矩形状に形成され、前記プレート装着穴74の形状と略同一形状に形成される薄板状のプレート76を装着することにより、第2貫通孔66及び連結ボルトが挿入された凹部70を閉塞している(図1参照)。なお、その際、ベース体60の一端面とプレート76の表面とが略同一平面となり、前記プレート76によって凹部70を閉塞した際に、該プレート76がベース体60の一端面から突出することがない。
スライダ24は、図1に示されるように、ワーク22(図6参照)等を載置するためのテーブル78と、前記テーブル78の側面に装着され、タイミングベルト28の端部がそれぞれ連結される取付部材80と、ストッパ機構30の後述するストッパボルト86a、86bにそれぞれ当接した際、テーブル78の端面の摩耗を防止するための端面プレート82a、82bとを有する。また、スライダ24は、ボディ12のメインフレーム34及びサブフレーム36と略平行に配設されるガイドレール38に沿って摺動自在に設けられている。
タイミングベルト28は、回転駆動源18の駆動軸64に嵌入され、ベース体60の内部に配設されるギア部26aと、サブエンドブロック16b内において回転軸83により回動自在に支持されるギア部26bとの間に懸架される。また、タイミングベルト28の内周面には、所定間隔離間する複数の平行歯(図示せず)が形成され、この平行歯がギア部26a、26bに噛み合うことにより、タイミングベルト28が周回する。
なお、この電動アクチュエータ10には、タイミングベルト28の張力を調整する張力調整機構(図示せず)が設けられている。前記張力調整機構は、例えば、ベース体60又はサブエンドブロック16b、タイミングベルト28の端部同士を接続する部位等に設けられ、前記タイミングベルト28の張力を調整する機能を有するものであれば、特に形状及びその設置場所を限定されるものではない。
ストッパ機構30は、エンドブロック14a、14bの上部にそれぞれ装着されたストッパ84a、84bと、前記ストッパ84a、84bに螺合され、スライダ24の始点と終点の相対的停止位置を調整するストッパボルト86a、86bとからなる。
制御盤32は、図示しないボルト等によって筐体62の側面に着脱自在に装着されている。前記制御盤32に接続される図示しない配管は、ベース体60及びスペーサ20の側面に窪んで形成される配線用溝88に収納される。なお、前記配線用溝88は、ベース体60と前記スペーサ20とを連結した際に一直線上になるように形成されている。
一方、スライダ24が回転駆動源18側に変位した変位終端位置において、回転駆動源18側に突出したワーク22(図6参照)が載置されたスライダ24と、前記回転駆動源18との離間距離を大きく設定するために、前記回転駆動源18が装着されるベース体60と一方のサブエンドブロック16aとの間には所定長さのスペーサ20が装着されている。
このスペーサ20は、図1に示されるように、ベース体60と同一の押出し部材を切断した断面略矩形状に形成され、一方のサブエンドブロック16aの端面に当接するように設けられている。そして、このスペーサ20は、軸線方向に沿って押し出された押出し部材を所望の長さに切断することにより形成されている。
スペーサ20の略中央部には、図2及び図4に示されるように、タイミングベルト28aが挿通される第3貫通孔54が軸線方向に沿って形成されている。この第3貫通孔54は断面略矩形状に形成され、その内側面には所定深さだけ窪んだ係合溝(挿通孔)56a、56bが軸線方向に沿って延在している。前記係合溝56a、56bは、それぞれ内側面に対向するように一組となって断面略半円状に形成されている。なお、このタイミングベルト28aは、スペーサ20を装着しない場合と比較して、前記スペーサ20の軸線方向に沿った長さの分だけ長く形成されている。
この第3貫通孔54は、図4に示されるように、スペーサ20とサブエンドブロック16a、16bとを連結した際に、第1貫通孔46および第2貫通孔66と対向する位置に形成されると共に、一組の係合溝56a、56bもそれぞれねじ孔48およびボルト溝68a、68bと対向する位置に形成されている。前記係合溝56a、56bにも、ボルト溝68a、68bと同様に第3貫通孔54側に向かって開口した開口部58が形成されている。
そして、前記係合溝56a、56bの内部には、ベース体60のボルト溝68a、68bを介して連結ボルト50が挿通され、前記連結ボルト50のねじ部52がサブエンドブロック16aのねじ孔48に螺合されることにより、前記スペーサ20がベース体60とサブエンドブロック16aとの間に挟持される。この際、連結ボルト50は、スペーサ20を装着しない場合と比較して、前記スペーサ20の軸線方向に沿った長さの分だけ長く形成されている。
また、スペーサ20とベース体60とを同一の押出し部材から形成することにより、前記スペーサ20を形成するために別個の部材を準備する必要がないため、スペーサ20を安価に製造することができる。なお、前記ベース体60及びスペーサ20は、前記押出し部材から形成される場合に限定されるものではなく、前記押出し部材とは別個の部材より形成するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る電動アクチュエータ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
図5に示されるように、参考例として示される電動アクチュエータ100においては、回転駆動源18が装着されたベース体60をボディ12の端部に設けられたサブエンドブロック16aに直接連結しているため、ワーク22を上面に載置したスライダ24が変位終端位置まで変位した際に、前記回転駆動源18と前記スライダ24との離間距離、前記ワーク22の形状及び大きさによっては回転駆動源18と接触することがある。
そのため、図1に示されるように、前記スライダ24の変位終端位置におけるワーク22と回転駆動源18との離間距離を大きくするために、前記回転駆動源18が装着されるベース体60と一方のサブエンドブロック16aとの間に、スペーサ20を一体的に連結する場合について説明する。
最初に、ベース体60(図5参照)より回転駆動源18を上方へと取り外した後、前記ベース体60からプレート76を外して、図示しない連結ボルトを螺回することによりサブエンドブロック16aの端面に連結された前記ベース体60を脱着する。
そして、予めワーク22(図6参照)の回転駆動源18側への突出量に応じた所定長さを有するスペーサ20を、前記ベース体60とサブエンドブロック16aとの間に配置する(図2参照)。
次に、図2に示されるように、サブエンドブロック16aの端面に形成された一組のねじ孔48に、スペーサ20の係合溝56a、56bをそれぞれ対向するように位置合わせし、前記スペーサ20の端面をサブエンドブロック16aの端面へと当接させる。なお、その際、サブエンドブロック16aの第1貫通孔46と、スペーサ20の第3貫通孔54の位置とが一致した状態になる。
次に、サブエンドブロック16aに当接されたスペーサ20の反対側の端面に、ベース体60を当接させ、係合溝56a、56bとボルト溝68a、68bとの位置をそれぞれ一致させると共に、第3貫通孔54と第2貫通孔66の位置とを一致させる。なお、この際、前記ベース体60には、その上面に回転駆動源18が装着されていない状態とする。
そして、前記スペーサ20の長さに対応した連結ボルト50を、前記ベース体60の一組のボルト溝68a、68bに凹部70を介してそれぞれ挿入することにより、前記ボルト溝68a、68b、係合溝56a、56b及びねじ孔48の位置がそれぞれ一致した状態であるため、前記連結ボルト50がボルト溝68a、68b及び係合溝56a、56bの内部を介してねじ孔48の内部に挿入される。連結ボルト50を回転させてねじ部52をねじ孔48に螺合することにより、前記連結ボルト50の螺合作用下に前記スペーサ20がベース体60とサブエンドブロック16aとの間に挟持された状態で一体的に連結される。
次に、ベース体60の上面に図示しないねじ部材を介して回転駆動源18を連結する。その際、駆動軸64と該駆動軸64に連結されるギア部26aが、装着孔65を介してベース体60の内部に挿入される。
そして、サブフレーム36に予め挿通され、スペーサ20の長さに対応したタイミングベルト28aの端部を、一方のサブエンドブロック16aの第1貫通孔46、スペーサ20における第3貫通孔54及びベース体60における第2貫通孔66の順番に挿通させて、前記第2貫通孔66を介して一旦ベース体60の外部に出す。このタイミングベルト28aの端部を、ベース体60の内部に配設されたギア部26aの外周面に沿って周回させるようにして、再び第2貫通孔66の内部へと挿入する。
前記タイミングベルト28aの端部を、再び第2貫通孔66、第3貫通孔54及び第1貫通孔46へと順番に挿通させ、前記サブエンドブロック16aの第1貫通孔46の内部を挿通した前記端部を、スライダ24の取付部材80に一体的に連結する。
最後に、第2貫通孔66が開口したベース体60のプレート装着穴74にプレート76を装着して、第2貫通孔66及び連結ボルト50が挿入された凹部70を閉塞する。
このような構成とすることにより、サブフレーム36に連結された一方のサブエンドブロック16aと、上部に回転駆動源18が設けられたベース体60との間に、連結ボルト50を介してスペーサ20を簡便に連結することができる。
そのため、前記スライダ24が変位終端位置まで変位した際、ベース体60の上方に設けられた回転駆動源18とスライダ24との離間距離を十分に確保することができ、前記スライダ24の上面に載置されたワーク22と回転駆動源18との離間距離を十分に確保することができる。その結果、スライダ24が変位終端位置まで変位してワーク22が回転駆動源18側に所定長だけ突出した場合においても、前記ワーク22と回転駆動源18との接触を好適に阻止することができる(図6参照)。
換言すると、スライダ24に載置されたワーク22が回転駆動源18側に突出した場合においても、前記ワーク22との接触を回避するために該回転駆動源18をボディ12の下方側に突出させて設ける必要がないと共に、ボディ12の回転駆動源18側の端部を軸線方向に延長する必要がない。
そのため、前記スペーサ20を設けることにより、前記ワーク22と回転駆動源18との接触を簡便且つ低コストで阻止することができる。
また、前記スペーサ20は、ベース体60と同様の押出し部材より製造することができるため、予め別個の部材を準備する必要がなく、安価に製造することができる。
さらに、予め軸線方向に沿った長さの異なるスペーサ20を複数用意し、スライダ24に載置されるワーク22の回転駆動源18側への突出量に応じてその都度交換することにより、簡便且つ低コストで前記ワーク22と回転駆動源18との接触を阻止することができる。
このように回転駆動源18が設けられたベース体60と、ボディ12に連結されたサブエンドブロック16aとの間にスペーサ20が一体的に組み付けられた電動アクチュエータ10の動作並びに作用効果について説明する。
図示しない電源より回転駆動源18に対して電流(例えば、パルス信号)を供給する。前記電流に基づいて回転駆動源18が回転することにより、駆動軸64を介してボディ12の一端部側に設けられたギア部26aが回転する。そして、前記ギア部26aの回動作用下にタイミングベルト28aを介して接続されたギア部26bが一体的に回転し、前記タイミングベルト28aが周回する。
その結果、タイミングベルト28aに一体的に連結されたスライダ24がボディ12のガイドレール38に沿って軸線方向(矢印X方向)に変位する。そして、スライダ24の端面プレート82aがストッパ84aのストッパボルト86aに当接して変位終端位置となる。
その際、スライダ24の上面に載置されたワーク22が、ボディ12の回転駆動源18側の端面より突出した場合(図6参照)においても、図1に示されるように、前記回転駆動源18が装着されるベース体60とサブエンドブロック16aとの間にスペーサ20が設けられているため、スライダ24が変位終端位置に変位した際の該スライダ24と回転駆動源18との離間距離を大きく設定することができ、ワーク22と回転駆動源18との接触を阻止することができる。
また、図示しない電源より供給される電流の極性を逆転することにより、回転駆動源18が前記とは逆方向に回転し、タイミングベルト28aに一体的に連結されたスライダ24がボディ12のガイドレール38に沿って軸線方向(矢印Y方向)に変位する。そして、スライダ24の端面プレート82bがストッパ84bのストッパボルト86bに当接して初期位置となる。
以上のように、本実施の形態では、回転駆動源18が装着されるベース体60とボディ12のサブエンドブロック16aとの間に軸線方向に沿って所定長さのスペーサ20を一体的に挟持することにより、図6に示されるように、スライダ24の上面に載置されたワーク22を変位終端位置まで変位させた際において、前記スペーサ20によって回転駆動源18と前記ワーク22が載置されたスライダ24との離間距離を十分に確保することができる。換言すれば、図5に示される電動アクチュエータ100と比較して、電動アクチュエータ10における回転駆動源18とスライダ24との離間距離を大きく確保することができる。
そのため、ワーク22がスライダ24に対して回転駆動源18側に突出している場合においても、前記ワーク22と回転駆動源18との接触を阻止することができる。
また、ベース体60とサブエンドブロック16aとの間にスペーサ20を挟持することにより、ボディ12の軸線方向に沿った長さを変更することなく回転駆動源18とスライダ24との離間距離を変更することができる。そのため、ワーク22の形状及び大きさに応じてそれぞれボディ12を形成する必要がないため、前記ボディ12の製造コストを削減することができる。
換言すると、スライダ24によって搬送されるワーク22の形状及び大きさが異なる場合においても、例えば、電動アクチュエータ10を平面上に設置したままの状態で軸線方向に沿った長さの異なるスペーサ20を交換することによって簡便に回転駆動源18と、スライダ24、すなわち、ワーク22との離間距離を変更することができる。
さらに、スペーサ20は、回転駆動源18が設けられるベース体60と同様に、押出し成形による押出し部材によって形成されている。そのため、前記スペーサ20を形成するために別個の部材を準備する必要がないため、該スペーサ20を安価に製造することができる。
さらにまた、スペーサ20を形成する押出し部材は長尺状に形成されるため、スライダ24によって搬送されるワーク22が変位終端位置に変位した際、前記ワーク22におけるボディ12の端部から回転駆動源18側への突出量A(図6参照)に応じて前記スペーサ20の軸線方向に沿った長さB(図6参照)を設定すればよい(A≦B)。すなわち、長尺状の押出し部材を前記A≦Bとの関係を満たす軸線方向に沿った所望の長さBに切断することにより、スペーサ20を簡便に形成することができる。
本発明の実施の形態に係る電動アクチュエータの斜視図である。 図1の電動アクチュエータの一端部側におけるベース体、スペーサ及び回転駆動源の一部省略分解斜視図である。 図1の電動アクチュエータの一端部側におけるベース体、スペーサ及びサブエンドブロックの部分縦断面図である。 図1のIV−IV線に沿った縦断面図である。 参考例の電動アクチュエータのスペーサが設けられていない状態を示す斜視図である。 図1の電動アクチュエータにおけるスライダの上面にワークが載置され、前記スライダが変位終端位置まで変位した状態を示す模式図である。
符号の説明
10、100…電動アクチュエータ 12…ボディ
14a、14b…エンドブロック 16a、16b…サブエンドブロック
18…回転駆動源 20…スペーサ
22…ワーク 24…スライダ
26a、26b…ギア部 28、28a…タイミングベルト
30…ストッパ機構 38…ガイドレール
46…第1貫通孔 48…ねじ孔
50…連結ボルト 52…ねじ部
54…第3貫通孔 56a、56b…係合溝
58…開口部 60…ベース体
66…第2貫通孔 68a、68b…ボルト溝
76…プレート 78…テーブル

Claims (3)

  1. 回転駆動部の回転駆動力を、駆動力伝達ベルトを介してスライダに伝達する電動アクチュエータにおいて、
    ボディと、
    前記ボディに軸線方向に沿って変位自在に設けられ、ワークを搬送するスライダと、
    前記ボディの一端部に該ボディの軸線と略直交し、且つ前記スライダ側に突出して設けられる回転駆動部と、
    前記ボディと前記回転駆動部との間に着脱自在に挟持される離間部材と、
    を備え、
    前記離間部材によって前記ボディと前記回転駆動部との間の該ボディの軸線方向に沿った離間距離が変更されることを特徴とする電動アクチュエータ。
  2. 請求項1記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記離間部材及び回転駆動部は、軸線方向に沿って形成される挿通孔に挿通され、且つ前記ボディに螺合される連結ボルトを介して該ボディに一体的に連結されることを特徴とする電動アクチュエータ。
  3. 請求項1又は2記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記回転駆動部は、電流によって回転駆動する回転駆動源と、前記回転駆動源が装着され、且つ前記離間部材に連結されるベース体とからなり、前記ベース体と離間部材は、押出し成形によって成形された同一の押出し部材からそれぞれ形成されることを特徴とする電動アクチュエータ。

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