JP4328443B2 - 床パネル体支持具、及び床構造 - Google Patents

床パネル体支持具、及び床構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は床パネル体支持具及び床構造に係り、特に屋内外に配置されるベランダや木造デッキ等の床構造を構成するのに好適であり、木製の床板材が複数並設されて構成された四角形の床パネル体を複数隣接させてコンクリートスラブ等の床基盤上に規則的に配置して木製の床面を構成することができる床パネル体支持具、及び床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来床構造として、屋外に配置されたベランダ等のコンクリートスラブ上に木製の床パネル体を配置して構成しているものがある。このような床構造においては、床パネル体は、木製の2本の枠材の間に複数の床板材をそれぞれの間隔を開けて並べて、この床板材の両端部を上記枠材に金属釘で固定し、簀子板状としたものを用い、この床パネル体を直接コンクリートスラブ上に配置するもとのしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の床構造あっては、ベランダ等の屋外における床は、雨水等を水はけを良好とするため傾斜して設けられているため、この床面上に床パネル体を直接設置するので、床パネル体で形成した床面も傾斜したままとなる。
【0004】
また、コンクリートスラブの平面度も必ずしも良好でないので、コンクリートスラブの表面に多少でも凹凸があると、この床面上に配置した床パネルを安定して配置することができず、がたつきが生じることとなる。
【0005】
さらに、ベランダに木製の床を配置する場合には、ベランダに設置する木床と室内の床面とに段差なしに、同じレベルであることが望まれる。この要望に応えるために従来の床構造では枠材の高さを高くして木床と室内床とのレベルを同一にすることができるが、実際的ではない。
【0006】
そこで、本件特許出願人は、このような床構造に使用する床パネル及び床パネル体支持具として、図14に示すものを提案している(特願平10−373977号)。
【0007】
図14において、床パネル体支持具130は、床パネル体10に接触する略円板状の支持板131と、この支持板131を床基盤1からの高さ位置変更可能に保持する保持具132とからなる。また、この保持具132は、支持板131にねじ込まれるねじ棒133と、このねじ棒133の下端に設けられた平板部134と、この平板部134を床基盤1上に回動可能に支承する弾力体例えば硬質ゴムで形成された支持台部135とからなる。更に、ねじ棒133の上端部には、ねじ棒133回転用の係合凹部136が設けられ、ねじ棒133の上端部を上記床パネル体10の隅部の間から回転して、支持板131を上下動させて支持板131の床基盤1からの高さを変えることができるものとしている。
【0008】
前記支持板131には、その中央部に上記ねじ棒133がねじ込まれる雌ねじ部140が内部に形成され、下方に向けて突出するヘミング形成がされたねじ棒螺合部137が形成されている。さらに、この支持板131には、前記ねじ棒螺合部137を中心とした円周上に90度ずつ離れて、上記床パネル体10の係合孔16に嵌まり、床パネル体10と支持具130との位置関係を定める係合突起138が4か所に形成されている。この係合突起138はヘミング加工で上方に突出形成され、内部には上記床パネル体10を固定するため床パネル体10の上方から挿入される六角ボルト141が螺合する雌ねじ部142が形成されている。また、この支持板131の周縁は下方に向け、垂下縁部139が形成されている。
【0009】
このような従来の床パネル体支持具では、床パネル体10を支持板131上に固定する六角ボルト141を床パネル体の上側から係合孔16を通して係合突起138の雌ねじ部142にねじ込まなければならず、施工の際には、係合孔16に六角ボルト41の先端を挿入し、手さぐりで六角ボルト141の先端を雌ねじ部142にねじ込むものであり、その作業は煩雑なものとなっていた。
【0010】
そこで本発明は、床パネル体を支持具の支持板上に容易にとりつけることができる床パネル体支持具及び床構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、床パネル体を床基盤上に支承する床パネル体支持具であって、床パネル体の下面に接触する支持板と、この支持板を床基盤上に保持する保持具と、床パネル体を上記支持板に締結する固定部材とからなり、上記支持板は雌ねじ部が形成され、上記固定部材は、上記支持板の雌ねじ部に床側からねじ込まれるねじ部及び頭部を備えたボルトと、回転工具が係合する係合部を備え上記支持板との間で上記床パネル体を挟む頭部、及びこの頭部から延設され上記床パネル体に穿設された締結用孔部に挿入できる筒鞘部からなり、上記筒鞘部に上記ボルトのねじ部先端にねじ込まれる雌ねじ部が形成された締付部材とからなり、上記締付部材のねじ込みの際には、上記支持板の雌ねじ部に上記ボルトを床側からこのボルトの頭部が上記支持板に当接するまでねじ込み、上記床パネル体の締結用孔部を上記ボルトのねじ部に嵌め込み、この締結用孔部の上方から上記ボルトに上記締付部材の筒鞘部をねじ込み、上記締結用孔部に没入する上記頭部で上記床パネル体を挟んで固定する一方、上記締付部材の取り外しの際には、上記締付部材を緩み方向に回し、この締付部材と共に上記ボルトが回転する場合にはこのボルトの頭部が上記支持板に当接した後、続けてこの締付部材を緩み方向に回して上記ボルトから取り外すことを構成とする床パネル体支持具である。
【0012】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の支持板は円盤状であり、その中心部に脚部が取り付けられ、周囲の4か所に90°を隔てて雌ねじ部が形成されている床パネル体支持具である。
【0013】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1に記載の保持具は床基盤と支持板との間隔を調整可能に支持する床パネル体支持具である。
【0015】
請求項4に記載の発明は、2本の枠材間に一定長さの木製床板材を平行に複数並べ、これらの床板材の両端縁を前記枠材で固定し、四角形状のパネル体を構成した床パネル体を複数隣接させて床基盤上に請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の床パネル体支持具で床パネル体を規則的に配置して床面を構成する床構造である。
【0016】
本発明で、床パネル体支持具を用いて床パネル体を床基盤上に配置するとき、まず床基盤上の所定個所に床パネル体支持具を配置する。このとき、あらかじめ床パネル体支持具の支持板には雌ねじ部にボルトが床側からボルトの頭部が支持板の床基盤側面に接触するまでねじ込まれている。このため、床パネル体に形成された孔部にボルトを挿入することにより、床パネル体支持具上に床パネル体を容易に配置できる。次にこのボルトのねじ部先端に締付部材をねじ込む。このとき締付部材の筒鞘部を床パネル体の孔部に挿入するだけで締付部材の雌ねじ部をボルトのねじ部先端に容易に位置合わせし、ねじ込むことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る床構造の実施の形態について説明する。図1乃至図13は、本発明に係る床パネル体支持具及び床構造の実施の形態を示すものである。
【0018】
本例では、図1乃至図3に示すように、コンクリート製の床基盤1上に床パネル体10を配置して木製の床面を構成するものである。
【0019】
この例においては、床パネル体10は全体略正方形状に形成されている。この床パネル体10は図2及び図3に示すように、アルミニウム型材からなる2本の枠材11と、超耐候製の材木、例えば「メルバウ」や「セランガンバツ」からなる5枚の床板材20とから構成されている。
【0020】
即ち、本例に係る床パネル体10は、2本の枠材11間に一定長さの木製床板材20を平行に5本並べ、これらの床板材の両端縁20aを前記枠材11に組付けて木ねじで固定し、全体を正方形状として構成したものである。尚、全体形状は、正方形に限られず長方形でもよい。
【0021】
枠材11の断面形状は一定で、図1に示すように、鉛直方向に形成され上記床板材の端面に当接する縦板部12と、縦板部12の上端12aから水平方向に延設され上記床材の端面から内部に嵌入される嵌入板部13と、上記縦板部の嵌入板部延設位置より下側位置から水平方向に延設され上記床板材20の下端面に配置される支持板部14とを備えている。また、枠材11の縦板部の下端部には、上記床パネル体10を床基盤1上に支持する支持具30が当接する支持具当接板部15を設けている。この支持具当接板部15の先端には補強用の立上り板部15aが形成されている。さらに、各枠材11の支持板部14には、等間隔に5つの木ねじ貫通用の孔が開設され、その両端部に2つのボルト貫通孔19が開設されている。
【0022】
そして、床板材20の端縁には、その略中央部に水平方向に上記枠材11の嵌入板部13が挿入される係合溝部21が形成されている。また、この端縁において係合溝部21より上部には上記枠材11の嵌入板部13の上側に突出して上面に被さる棚部が形成されている。
【0023】
また、床パネル体10の両端に配置される床板材20には、ボルト貫通孔24が開設されている。このボルト貫通孔24は床板材20上面側に、締付部材60の頭部62が没入する拡径部25が形成されている。このボルト貫通孔24の開設位置は、組み立て時に上記枠材11の貫通孔19と一致するものとしている。
【0024】
また、本例において、床板材20は、図2及び図3に示すように、各床パネル体10は各床板材20の間に隙間を設け、枠材11に配置されている。そして、本例において、枠材11と、床板材20とは、木ねじで固定され、該木ねじは、枠材11の支持板部14に開設された孔を通して床板材20にねじ込まれる。また、この組み立てに接着剤を併用してもよい。
【0025】
そして、相対向する一対の枠材11の間には複数の木製床板材20をそれぞれの床板材の間に隙間を開けて一方向に並べて取り付け簀子板状に形成するものとしている。また、本例において、床パネル体10の隅部は、図2に示すように、隅取り、若しくはアールを設けて形成されており、下記支持具30のねじ棒33の上方への突出部を挟みこむようにしている。
【0026】
そして、本例では、上記隣接する複数の床パネル体10を同時に支持する支持具30を備えている。この支持具30は、床基盤1からの高さ位置を変更可能として構成している。即ち、本実施の形態において、床構造は図1乃至図3に示すように、隣接する4台の正方形状の床パネル体10の隅部を近接させて配置し、この近接した4台の床パネル体10の隅部10aを床基盤1からの高さ位置を同時に支承する支持具30を設けるものとしている。このとき、床パネル体10の床板材20の取り付け方向を隣接する各床パネル体10で直交するようにすると見栄えがよい。
【0027】
本例では支持具30は、図1乃至図5に示すように床パネル体10にその上面が当接する略円板状の支持板31と、この支持板31を床基盤1からの高さ位置変更可能に保持する保持具32と、床パネル体10を上記支持板31に締結する固定部材70とからなる。
【0028】
この固定部材70は、上記支持板の雌ねじ部に床側からねじ込まれ、頭部を備えたボルト50と、このボルト50のねじ部52先端にねじ込まれる雄ねじ部61及び前記支持板との間で上記床パネルを挟む頭部62を供えた締付部材60とからなる。
【0029】
そして本例では、ボルト50は六角の頭部51を備えるとともに頭部端面にドライバのビットが差し込める十字の切り込みを設けているものである。
【0030】
本例に係る締付部材60は、図5(1),(2)に示すように、回転工具である六角棒レンチが係合する六角孔状の係合部64を備えた頭部62と、この頭部62から延設され床パネル体10に穿設されたボルト貫通孔24よりやや小さい直径を備えた筒鞘部63とからなり、該筒鞘部63に雌ねじ部61を形成してなる。
【0031】
上記保持具32は、図1に示すように、従来例に示したもの同様に、ねじ棒33と、このねじ棒33の下端に設けられた平板部34と、この平板部34を床基盤1上に回動可能に支承する弾力体例えば硬質ゴムで形成された支持台部35とからなる。また、ねじ棒33の上端部には、ねじ棒33回転用の係合凹部36を設けている。このねじ棒33の上端部を上記床パネル体10の隅部10a間から回転して、支持板31の床基盤1からの高さを変えることができるものとしている。
【0032】
前記支持板31は、図4に示すようにその中央部に上記ねじ棒33がねじ込まれる雌ねじ部40が内部に形成され、下方に向けて突出するようヘミング形成されたねじ棒螺合部37が形成されている。
【0033】
また、この支持板31には、前記ねじ棒螺合部37を中心とした円周上に90度ずつ離れて、上記床パネル体10の係合孔16に嵌まり、床パネル体10と支持具30との位置関係を定める係合突起38が4か所に形成されている。この係合突起38は上方に突出し、内部には上記床パネル体10を固定するためのボルト50が螺合する雌ねじ部42が形成されヘミング加工で形成されている。また、この支持板31の周縁は下方に向け、垂下縁部39を形成している。
【0034】
本例に係る床パネル体支持具を使用して床構造を形成するには、使用する支持具30について支持板31の4か所の雌ねじ部42にボルト50を床基盤側からボルト50の頭部51が支持板31に当接するまで電動工具等でねじ込む。そして、1台の床パネル体10の四方の隅部に4台の支持具30を配置する。これは、床パネル体10の枠材11の支持具当接板部15端縁を係合突起38に接触させると共に、4つのボルト貫通孔24に各支持具30の支持板31に立設されたボルト50を嵌め込み、床パネル体10の上方から締付部材60の筒鞘部63を床パネル体10のボルト貫通孔24に差し込み、電動工具等を用いボルト50にねじ込む。そして床パネル体の四隅に支持具30が取り付けられた状態で床パネル体10をコンクリートスラブ1上に配置する。このとき、隅部に配置した支持具30のねじ棒33を適宜回動して、床パネル体10の隅部のコンクリートスラブ1からの高さを調整し、水平度と高さを調整する。
【0035】
そして隣接する床パネル体10を、すでに設置した支持具30を使用しつつ、残りの隅部に新たな支持具30を取付けて、同様に設置していく。このとき、あらかじめ床パネル体支持具30の支持板31にはボルト50が床基盤側からボルト50の頭部51が支持板31の床基盤側面に接触するまでねじ込まれているので、床パネル体10に形成されたボルト貫通孔24にボルト50を挿入でき床パネル体支持具30上に床パネル体10を容易に配置できる。また、締付部材をねじ込む。このとき締付部材の筒鞘部を床パネル体の孔部に挿入するだけで締付部材の雌ねじ部をボルトのねじ部先端に容易に位置合わせし、ねじ込むことができる。
【0036】
このとき、図6及び図7に示すように、ボルト50の長さ寸法がボルト50の先端が床板材20のボルト貫通孔24内に配置でき、かつ締付部材60の筒鞘部63を形成した雌ねじ部61をねじ込むことができるものであれば、図8に示すように締付部材60をねじ込み、床板材20を支持板31上に固定することができる。この場合にあっては、締付部材60を取り外す際にも上記手順と逆の手順をとることにより取り外すことができる。
【0037】
また、図9に示すように、ボルト50の長さ寸法がボルト50の先端が床板材20のボルト貫通孔24から突出するものであったとしても、この突出長さ分を締付部材60の筒鞘部63に形成した雌ねじ部61内に収納できるものであれば、図10に示すように締付部材60がねじ込まれ、ボルト50の先端が締付部材60の雌ねじ部61の終端までねじ込まれて、締付部材60を回転することにより締付部材60と共にボルト50が回転してボルト50のねじ部52が支持板31の雌ねじ部42にねじ込まれ、床板材20を支持板31上に固定することができる。このような場合にあっては、締付部材60を取り外す際には、締付部材60を緩み方向に回転すると締付部材60と共にボルト50が回転してボルト50のねじ部52が支持板31の雌ねじ部42に対して上側に移動していき、ボルト50の頭部51が支持板31に接触したときから締付部材60がボルト50のねじ部52から外れていき、最終的に締付部材60をボルト50から取り外すことができる。
【0038】
本例では上述した手順により、所定数の床パネル体10を床基盤1上に設置する。床パネル体10の設置後において、床パネル体の高さを調整するには、床パネル体の間から、ねじ棒33の頭に設けた係合凹部36にドライバ等の工具を係合させて、ねじ棒33を回動すればよい。
【0039】
ねじ棒33を回動することにより、支持具30の支持板31のコンクリートスラブ1からの高さ位置を変更することができ、これにより、床パネル体10の四方の隅部の高さ位置を変更することができる。
【0040】
また、本実施の形態において、床構造は、図11及び図12に示すように、床パネル体10が敷き並べられて構成された床面の端縁10bと、床基盤1の端縁の立ち上り部2との間に、支持具150で床基盤1からの高さ位置を変更可能に支持された板状の隙間調整部材100を配置するものとすることができる。この支持具150は、ボルト151を硬質ゴム製の支持台152上に立設し、上記隙間調整部材100を高さ調整可能に支承するものである。
【0041】
また、このとき床への敷設面積を調整するため、床パネル体として上記略正方形に形成した床パネル体10の半分の大きさの床パネル体110,120を使用することができる。上述した床パネル体10と同様に組み立てられる。
【0042】
ここで隙間調整部材100を床面の両縁に設けるとすると、調整部材100の幅寸法W,wは、上記半分寸法の床パネル体110,120の半分以下の寸法のものを準備すればよい。
【0043】
したがって、本実施の形態によれば、コンクリートスラブ1上に床パネル体10、110、120、及び隙間調整部材100を支持具30で任意の高さに支承することができるので、図11に示すように、必要な広さのコンクリートスラブ1上に木床面を構成することができる。
【0044】
〔他の実施の形態の床構造〕
【0045】
図13は、支持具30のねじ棒33を、床基盤1に形成した孔部234に接着剤233で固定した例を示している。尚図中上記第1の実施の形態と同一の部材には同一の符号を付している。また符号232は、ねじ棒33に取り付けられた円盤状部材であり、内部に雌ねじ部が形成され接着剤233が硬化するまでの間ねじ棒33を立設させるものである。
【0046】
この例に係る床構造によれば、床パネル体10の高さ調整は床パネル体10を取り外したのち、支持板31を適宜回転することによって行うことができるほかねじ棒33が床基盤1に接着剤233で強固に取り付けられているので、床パネル体10を床基盤1上に安定して取り付けることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、床構造を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床構造の実施の一例を示す断面図である。
【図2】図1に示した床構造を示す斜視図である。
【図3】図1に示した床構造を示す斜視図である。
【図4】図1に示した床構造に使用する支持部材の支持板を示す図であり、(1)は平面図、(2)は正面図、(3)は(1)中のiii-iii 線に相当する断面図である。
【図5】図1に示した床構造に使用する支持部材の締付部材を示す図であり、(1)は平面図、(2)は部分断面側面図である。
【図6】図1に示した取付状態を示す部分断面図である。
【図7】図1に示した取付状態を示す部分断面図である。
【図8】図1に示した取付状態を示す部分断面図である。
【図9】図1に示した取付状態を示す部分断面図である。
【図10】図1に示した取付状態を示す部分断面図である。
【図11】本発明に係る床構造を示す床パネル体の配置図である 。
【図12】図11に示した床構造のXII-XII線断面拡大図である。
【図13】本発明に係る他の支持具を示す断面図である。
【図14】従来の床構造の断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリートスラブ(床基盤)
10 床パネル体
16 係合孔
20 床板材
21 係合溝部
22 棚部
24 ボルト貫通孔
25 拡径部
30 支持具
31 支持板
32 保持具
33 ねじ棒
37 ねじ棒螺合部
38 係合突起
39 垂下縁部
40 雌ねじ部
42 雌ねじ部
50 六角ボルト(ボルト)
51 頭部
60 締付部材
61 雌ねじ部
62 頭部
63 筒鞘部
70 固定部材

Claims (5)

  1. 床パネル体を床基盤上に支承する床パネル体支持具であって、
    床パネル体の下面に接触する支持板と、この支持板を床基盤上に保持する保持具と、床パネル体を上記支持板に締結する固定部材とからなり、
    上記支持板は雌ねじ部が形成され、
    上記固定部材は、上記支持板の雌ねじ部に床側からねじ込まれるねじ部及び頭部を備えたボルトと、
    回転工具が係合する係合部を備え上記支持板との間で上記床パネル体を挟む頭部、及びこの頭部から延設され上記床パネル体に穿設された締結用孔部に挿入できる筒鞘部からなり、上記筒鞘部に上記ボルトのねじ部先端にねじ込まれる雌ねじ部が形成された締付部材とからなり、
    上記締付部材のねじ込みの際には、上記支持板の雌ねじ部に上記ボルトを床側からこのボルトの頭部が上記支持板に当接するまでねじ込み、上記床パネル体の締結用孔部を上記ボルトのねじ部に嵌め込み、この締結用孔部の上方から上記ボルトに上記締付部材の筒鞘部をねじ込み、上記締結用孔部に没入する上記頭部で上記床パネル体を挟んで固定する一方、
    上記締付部材の取り外しの際には、上記締付部材を緩み方向に回し、この締付部材と共に上記ボルトが回転する場合にはこのボルトの頭部が上記支持板に当接した後、続けてこの締付部材を緩み方向に回して上記ボルトから取り外すことを特徴とする床パネル体支持具。
  2. 上記支持板は円盤状であり、その中心部に部が取り付けられ、周囲の4か所に90°を隔てて雌ねじ部が形成されている請求項1に記載の床パネル体支持具。
  3. 上記保持具は床基盤と支持板との間隔を調整可能に支持する請求項1に記載の床パネル体支持具。
  4. 2本の枠材間に一定長さの木製床板材を平行に複数並べ、これらの床板材の両端縁を前記枠材で固定し、四角形状のパネル体を構成した床パネル体を複数隣接させて床基盤上に請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の床パネル体支持具で床パネル体を規則的に配置して床面を構成する床構造。
  5. 床基盤上に配置する複数の床パネル体のうち隣接する4台の床パネル体を各床パネル体の隅部を近接させて配置し、この近接した4台の床パネル体を、各隅部を近接させて配置し、この近接した4台の床パネル体の隅部を床基盤からの高さ位置を同時に支承する請求項記載の床構造。
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