JP4312705B2 - 直交復調誤差補償方法および直交復調誤差補償回路 - Google Patents

直交復調誤差補償方法および直交復調誤差補償回路 Download PDF

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Description

本発明は送受信装置に用いられる直交復調器の位相誤差および振幅誤差を補償する方法およびその回路に関するものである。
直交復調器は、無線通信の受信機において、被変調信号から互いに90度の位相差を持つ二つの復調信号を取り出す復調器である。
従来の直交復調器回路図を図8に示す。図8において、入力端子47より入力される被変調信号は直交復調器50に入力される。この入力信号は2分配され、一方の信号はミキサ51において局部発振器53の出力信号と乗算され、ローパスフィルタ55によって高周波成分を除去されてベースバンド同相信号として出力端子48に出力する。また2分配された他方の信号はミキサ52に入力され、局部発振器53の出力信号を90度移相器54により90度位相をシフトされた信号と乗算され、ローパスフィルタ56によって高周波成分を除去されてベースバンド同相信号として出力端子49に出力する。
このとき、ミキサ51に入力される局部発振器53の出力信号と、ミキサ52に入力される90度移相器54の出力との間に90度からの位相誤差や振幅誤差があると、復調特性が劣化する。
このような直交復調器の位相誤差や振幅誤差を補償するには、下記「非特許文献1」に報告されているように送信側である直交変調器側と、受信側である直交復調器間での位相誤差や振幅誤差を補償するか、位相誤差や振幅誤差がない理想的な直交変調器を用いなければならなかった。このため、高品質送受信を行うためには比較的規模の大きい、高価な装置が必要となっていた。
Scott A. Olson and Robert E. Stengel, "LINC Imbalance Correction using Baseband Preconditioning," IEEE Radio and Wireless Conference (RAWCON), pp.179-182, Aug. 1999
上述したように従来の直交変調による通信系における送受信に際しての位相誤差や振幅誤差を補償するためには、送信側と受信側とでこれら誤差を補償する手段を構成するか、あるいは位相誤差や振幅誤差がない理想的な直交変調器を用いなければならず、高価なものとなっていた。本発明においては、このような復調誤差の補償を変調器側で補償する必要がなく、復調器すなわち受信機側で変調器側の誤差も含めて補償し、回路構成が簡易化され安価な直交通信手段を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1においては、受信用搬送波信号と送信用被変調信号とを入力し、受信同相ベースバンド信号を出力する第1のミキサと、前記受信用搬送波信号に対して90度の位相差を与えた受信用搬送波信号と前記被変調信号とを入力し、受信直交ベースバンド信号を出力する第2のミキサとを有する直交復調器と、送信用搬送波信号と送信同相ベースバンド信号とを入力し、同相被変調信号を出力する第3のミキサと、前記送信用搬送波信号に対して90度の位相差を与えた送信用搬送波信号と送信直交ベースバンド信号とを入力し、直交被変調信号を出力する第4のミキサと、前記同相被変調信号と前記直交被変調信号とを加算して送信用被変調信号を出力する加算器とを有する直交変調器と、を備えた送受信装置における直交復調誤差補償方法であって、予め定められたパターンを有するの既知信号を前記直交変調器に与えて前記直交変調器の位相誤差および振幅誤差を与える係数を求め、さらに前記既知信号を入力した前記直交変調器から得られる出力信号である前記送信用被変調波信号を前記直交復調器に入力し、前記直交変調器の前記位相誤差および前記振幅誤差を与える係数と前記直交復調器の出力から前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を与える係数を求め、信号受信時には、受信同相ベースバンド信号または受信直交ベースバンド信号に対して、前記直交復調器の前記位相誤差および振幅誤差を与える係数により前記直交復調器の前記位相誤差および前記振幅誤差の補償処理を行う直交復調誤差補償方法を規定している。
請求項2においては、受信用搬送波信号と送信用被変調信号とを入力し、受信同相ベースバンド信号を出力する第1のミキサと、前記受信用搬送波信号と直交復調器の入力回路で前記被変調信号に対して90度の位相差を与えた信号を入力し、受信直交ベースバンド信号を出力する第2のミキサとを有する直交復調器と、送信用搬送波信号と送信同相ベースバンド信号とを入力し、同相被変調信号を出力する第3のミキサと、前記送信用搬送波信号と送信直交ベースバンド信号とを入力し、出力回路で90度の位相差を与えた直交被変調信号を出力する第4のミキサと、前記同相被変調信号と前記直交被変調信号とを加算して送信用被変調信号を出力する加算器とを有する直交変調器と、を備えた送受信装置における直交復調誤差補償方法であって、予め定められたパターンを有する既知信号を前記直交変調器に与えて前記直交変調器の位相誤差および振幅誤差の係数を求め、さらに前記既知信号を入力した前記直交変調器から得られる出力信号である前記被変調信号を前記直交復調器に入力し、前記直交変調器の位相誤差および振幅誤差を与える係数と前記直交復調器の出力から前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を与える係数を求め、信号受信時には、前記受信同相ベースバンド信号または前記受信直交ベースバンド信号に対して、前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差の前記係数により前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を与える補償処理を行う直交復調誤差補償方法について規定している。
請求項3においては、請求項1又は2の何れかに記載の直交復調誤差補償方法において、前記既知信号の送信同相ベースバンド信号および前記既知信号の送信直交ベースバンド信号を前記直交変調器に入力し、前記同相被変調信号、前記直交被変調信号、および前記送信用被変調信号の各々の交流成分を2乗した上で平均して得た値を、各々第1被変調信号2乗平均値、第2被変調信号2乗平均値、第3被変調信号の2乗平均値として求め、該第1,第2,第3の各送信用被変調信号2乗平均値から前記直交変調器の位相誤差および振幅誤差の係数を求め、該係数を用いて前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差の補償処理を行う直交復調誤差補償方法について規定している。
請求項4においては、請求項1乃至3の何れかに記載の直交復調誤差補償方法において、前記直交変調器に入力すべき前記既知信号として、ベースバンド同相信号およびベースバンド直交信号がそれぞれ予め定められた二つの信号レベルを同時に一定周期で繰り返す信号を用い、前記既知信号を前記直交変調器に入力することによって得られる被変調信号で、搬送波成分が互いに直交する2つの被変調信号である第1の被変調信号及び第2の被変調信号と、これら第1の被変調信号と第2の被変調信号の和である第3の被変調信号について、該第1から第3の被変調信号各々の交流成分を2乗した上で平均化することで得られる各々の2乗平均値を第1の被変調信号2乗平均値PRF1、第2の被変調信号2乗平均値PRF2、第3の被変調信号2乗平均値PRF3として求め、前記第1の被変調信号2乗平均値PRF1と前記第2の被変調信号2乗平均値PRF2との比から前記直交変調器の振幅誤差を与える係数Gを求め、前記第1の被変調信号2乗平均値PRF1もしくは前記第2の被変調信号2乗平均値PRF2と前記第3の被変調信号2乗平均値PRF3との比および前記直交変調器の振幅誤差を与える係数Gから前記直交変調器の位相誤差φを求める直交復調誤差補償方法について規定している。
請求項5においては、請求項1又は2の何れかに記載の直交復調誤差補償方法において、前記既知信号を前記直交変調器に入力し、位相誤差および振幅誤差を有する前記直交変調器から得られる出力信号を前記直交復調器に入力し、前記直交復調器のベースバンド同相出力信号の平均値を第1のDCオフセットとして求めると共に、ベースバンド直交出力信号の平均値を第2のDCオフセットとして求め、前記第1のDCオフセットを前記ベースバンド同相出力信号から差し引くと共に、前記第2のDCオフセットを前記ベースバンド直交出力信号から差し引き、前記第1のDCオフセットが差し引かれたベースバンド同相出力信号および前記第2のDCオフセットが差し引かれたベースバンド直交出力信号をそれぞれ2乗した上で平均して得たそれぞれの2乗平均値、および前記直交変調器の位相誤差、振幅誤差から前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差の係数を求め、信号受信時には、前記ベースバンド同相出力信号から前記第1のDCオフセットを差し引くと共に、前記ベースバンド直交出力信号から前記第2のDCオフセットを差し引き、前記第1のDCオフセットが差し引かれたベースバンド同相出力信号または前記第2のDCオフセットが差し引かれたベースバンド直交出力信号に対して、前記直交復調器の位相誤差および前記振幅誤差の係数により補償処理を行う直交復調誤差補償方法について規定している。
請求項6においては、請求項1又は2又は5の何れかに記載の直交復調誤差補償方法において、前記直交変調器に入力すべき前記既知信号として、ベースバンド同相信号が予め定められた二つの信号レベルを交互に繰り返す周期信号でかつベースバンド直交信号が常時0である第1の既知信号と、
ベースバンド同相信号が常時0でかつベースバンド直交信号が予め定められた二つの信号レベルが交互に繰り返される周期信号である第2の既知信号と、ベースバンド同相信号とベースバンド直交信号とが予め定められた二つの信号レベルを同時に一定周期で繰り返す第3の既知信号とを用い、上記信号レベルが交互に繰り返される周期信号をベースバンド信号として前記直交変調器の入力端子に入力し、前記直交復調器から得られるベースバンド同相出力信号およびベースバンド直交出力信号をそれぞれ前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で平均してベースバンド同相平均値すなわち第1のDCオフセットδとベースバンド直交平均値δすなわち第2のDCオフセットを求め、前記第1の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド同相出力信号から前記ベースバンド同相平均値である前記第1のDCオフセットδを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第1のベースバンド同相2乗平均値PI1を求め、前記第2の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド同相出力信号から前記ベースバンド同相平均値すなわち前記第1のDCオフセットδを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第2のベースバンド同相2乗平均値PI2を求め、前記第3の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド同相出力信号から前記ベースバンド同相平均値δを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第3のベースバンド同相2乗平均値PI3を求め、前記直交変調器の振幅誤差を与える係数G、前記直交変調器の位相誤差φ,および前記第1、第2及び第3の各ベースバンド同相出力信号2乗平均値から、送信用被変調信号の直交変調器出力と直交復調器入力間の遅延による位相差αを求め、前記第1の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド直交出力信号から前記ベースバンド直交平均値δを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第1のベースバンド直交2乗平均値PQ1を求め、前記第2の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド直交出力信号から前記ベースバンド直交平均値δを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第2のベースバンド直交2乗平均値PQ2を求め、前記第3の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド直交出力信号から前記ベースバンド直交平均値δを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第3のベースバンド直交2乗平均値PQ3を求め、前記位相差α、前記直交変調器の振幅誤差を与える係数G、前記直交変調器の位相誤差φ,および第1、第2、第3の各ベースバンド直交出力信号の2乗平均値から前記直交復調器の位相誤差φを求め、前記位相差α、前記直交変調器の振幅誤差を与える係数G、前記直交変調器の位相誤差φ、前記直交復調器の位相誤差φ、第1、第2、第3の各ベースバンド直交出力信号の2乗平均値から前記直交復調器の振幅誤差Gを求めることにより誤差補償処理を行う直交復調誤差補償方法について規定している。
請求項7においては、請求項6に記載の直交復調誤差補償方法において、第1ベースバンド同相2乗平均値PI1、第2ベースバンド同相2乗平均値PI2、第1ベースバンド直交2乗平均値PQ1および第2ベースバンド直交2乗平均値PQ2の少なくとも1つが0に近い著しく小さな値である時、前記直交変調器と前記直交復調器との間に設けた移相器を用いて、被変調信号の搬送波と、復調器の局部発振器信号との位相差αをシフトして、この位相差αの関数である第1ベースバンド同相2乗平均値PI1、第2ベースバンド同相2乗平均値PI2、第1ベースバンド直交2乗平均値PQ1および第2ベースバンド直交2乗平均値PQ2が0に近い著しく小さな値にならないようにすることによって、第1ベースバンド同相2乗平均値PI1、第2ベースバンド同相2乗平均値PI2、第1ベースバンド直交2乗平均値PQ1および第2ベースバンド直交2乗平均値PQ2が0に近い著しく小さな値であるときに生じる検出誤差の補償演算への影響を低減して前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差の補償処理を行う直交復調誤差補償方法について規定している。
請求項8においては、受信用搬送波信号と送信用被変調信号とを入力し、受信同相ベースバンド信号を出力する第1のミキサと、前記受信用搬送波信号に対して90度の位相差を与えた受信用搬送波信号と前記被変調信号とを入力し、受信直交ベースバンド信号を出力する第2のミキサとを有する直交復調器と、送信用搬送波信号と送信同相ベースバンド信号とを入力し、同相被変調信号を出力する第3のミキサと、前記送信用搬送波信号に対して90度の位相差を与えた送信用搬送波信号と送信直交ベースバンド信号とを入力し、直交被変調信号を出力する第4のミキサと、前記同相被変調信号と前記直交被変調信号とを加算して送信用被変調信号を出力する第1の加算器とを有する直交変調器と、前記直交変調器の同相被変調出力信号、直交被変調出力信号および前記第1の加算器出力信号それぞれの交流成分の2乗平均値を検出する第1の2乗平均値検出回路と、前記直交復調器の予め定められたパターンを有する既知信号のベースバンド同相出力信号の平均値を第1DCオフセットとして検出する第1の平均値検出回路と、前記直交復調器の予め定められたパターンを有する既知信号のベースバンド直交出力信号の平均値を第1のDCオフセットとして検出する第2の平均値検出回路と、前記直交復調器のベースバンド同相出力信号から前記第1DCオフセットを差し引く第2の加算器と、前記直交復調器のベースバンド直交出力信号から前記第2DCオフセットを差し引く第3の加算器と、前記直交復調器の前記第2の加算器から出力するベースバンド同相出力信号の2乗平均値と前記第3の加算器から出力するベースバンド直交出力信号の2乗平均値とを検出する第2の2乗平均値検出回路と、前記第1及び第2の2乗平均値検出回路で求めた2乗平均値から前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を補償する係数を求める演算回路と、この演算回路で得られた前記係数により、受信時に前記第2の加算器から出力するベースバンド同相信号または前記第3の加算器から出力するベースバンド直交信号に対して、前記直交復調器の前記位相誤差および振幅誤差を除去する位相・振幅補償回路とを具備した直交復調誤差補償回路について規定している。
請求項9においては、受信用搬送波信号と送信用被変調信号とを入力し、受信同相ベースバンド信号を出力する第1のミキサと、前記受信用搬送波信号と入力回路で前記被変調信号に対して90度の位相差を与えた送信用被変調信号を入力し、受信直交ベースバンド信号を出力する第2のミキサとを備える直交復調器と、送信用搬送波信号と送信同相ベースバンド信号とを入力し、同相被変調信号を出力する第3のミキサと、前記送信用搬送波信号と送信直交ベースバンド信号を入力し、90度の位相差を与えて直交被変調信号を出力する第4のミキサと、前記同相被変調信号と前記直交被変調信号とを加算して前記送信用被変調信号を出力する第1の加算器と、前記直交変調器の同相被変調出力信号、直交被変調出力信号および前記第1の加算器出力信号の交流成分の2乗平均値を検出する第1の2乗平均値検出回路と、前記直交復調器の既知のベースバンド同相出力信号の平均値を第1のDCオフセットとして検出する第1の平均値検出回路と、前記直交復調器の既知のベースバンド直交出力信号の平均値を第2のDCオフセットとして検出する第2平均値検出回路と、前記直交復調器のベースバンド同相出力信号から前記第1のDCオフセットを差し引く第2の加算器と、前記直交復調器のベースバンド直交出力信号から前記第2のDCオフセットを差し引く第3の加算器と、前記直交復調器の前記第2の加算器から出力するベースバンド同相出力信号の2乗平均値と前記第3の加算器から出力するベースバンド直交出力信号の2乗平均値を検出する第2の2乗平均値検出回路と、第1及び第2の2乗平均値検出回路で求めた2乗平均値から前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を補償する係数を求める演算回路と、この演算回路で得られた前記係数により、受信時に前記第2の加算器から出力するベースバンド同相信号または前記第3の加算器から出力するベースバンド直交信号に対して、前記直交復調器の前記位相誤差および振幅誤差を除去する位相・振幅補償回路とを具備した直交復調誤差補償回路について規定している。
請求項10においては、請求項8又は9の何れかに記載の直交復調誤差補償回路において、前記直交変調器と前記直交復調器とで局部発振器の信号を共有する直交復調誤差補償回路について規定している。
請求項11においては、請求項8又は9の何れかに記載の直交復調誤差補償回路において、前記直交変調器と前記直交復調器の各々の位相同期ループで同一の基準信号を用いる直交復調誤差補償回路について規定している。
請求項12においては、請求項8又は9の何れかに記載の直交復調誤差補償回路において、前記第2の2乗平均値検出回路で検出されたベースバンド同相出力信号の2乗平均値とベースバンド直交信号の2乗平均値が所定のレベルに対する大小によって被変調信号の位相を変化させるか否か判定する比較回路と、該比較回路の判定結果にしたがって被変調信号の位相を変化させる移相器とを具備した直交復調誤差補償回路について規定している。
以上説明したように、本発明によれば、復調器側で通信システムの振幅誤差及び位相誤差を、送信器側での振幅誤差及び位相誤差を含めて補償することが出来るようになるため、装置構成が簡素化され、安価で高精度の直交変調利用通信系を構成することが出来るようになった。
(第1の実施の形態)
図1は本発明による直交復調誤差補償回路を示すブロック図である。図1において、1は受信信号入力端子、2,3は互いに90度の位相差を有する復調信号出力端子、4,5は変調信号入力端子、6は送信信号出力端子、7,31はスイッチ、8は直交復調器、13,14はローパスフィルタ(LPF)、15,16は平均値検出回路、17,18は加算器、19,30は2乗平均値検出回路、20は演算回路、21は位相・振幅補償回路、25は直交変調器である。
直交復調器8はミキサ9,10、送受信用搬送波となる信号を発振する局部発振器11および90度移相器12により構成されている。位相・振幅補償回路21は乗算器22,23、加算器24により構成されている。直交変調器25はミキサ26,27、加算器29により構成されている。
送信時には直交変調器25の出力端子となる加算器29の出力端子と送信信号出力端子6とをスイッチ31により接続する。受信時には受信信号入力端子1と直交復調器8の入力端子となるミキサ9,10の入力端子とをスイッチ7により接続する。また、直交復調器8の位相誤差、振幅誤差の検出時には、スイッチ31およびスイッチ7により直交変調器25の出力端子となる加算器29の出力端子と直交復調器8の入力端子となる2つのミキサ9,10の入力端子とを接続する。
図1の直交復調誤差補償回路において、直交変調器25と直交復調器8とは直交復調器8中の局部発振器11の出力信号をそれぞれ搬送波信号として共有しており、この出力信号の角周波数をωとすると、局部発振器11からミキサ26に入力される送信用の搬送波となる信号はsinωt、局部発振器11より90度移相器12を介してミキサ27に入力される90度の位相差を有する送信用搬送波となる信号はGcos(ωt+φ)と書ける。ただし、Gはミキサ27に入力される搬送波信号とミキサ26に入力される搬送波信号との振幅誤差、φはミキサ27に入力される搬送波信号とミキサ26に入力される搬送波信号との位相誤差である。
直交復調器8および直交変調器25における位相誤差および振幅誤差の検出時において、変調信号入力端子4に入力する第1の変調信号をIREF(t)、変調信号入力端子5に入力する第2の変調信号をQREF(t)として、IREF(t)が信号レベルaと−aとが交互に繰り返される周期信号でかつQREF(t)が常時0である第1既知信号と、IREF(t)が常時0でかつQREF(t)が信号レベルaと−aとが交互に繰り返される周期信号である第2既知信号と、IREF(t)およびQREF(t)がaと−aとが同時に一定周期で繰り返される第3既知信号とを用意する。ここでa=1としてもよい。このとき、
第1既知信号は、IREF(t)=[1,-1,1,-,1,1,-1,…,1,-1]、
REF(t)=[0,0,0,…,0,0]、
第2既知信号は、IREF(t)=[0,0,0,…,0,0]、
REF(t)=[1,-1,1,-,1,1,-1,…,1,-1]、
第3既知信号は,IREF(t)=[1,-1,1,-,1,1,-1,…,1,-1]、
REF(t)=[1,-1,1,-,1,1,-1,…,1,-1]、
である。
第3既知信号を直交変調器25に入力したときミキサ26の出力として得られる被変調信号の2乗平均値をPRF1、ミキサ27の出力として得られる被変調信号の2乗平均値をPRF2、ミキサ26とミキサ27から得られる被変調信号の和すなわち加算器29の出力として得られる出力信号の2乗平均値をPRF3とすると、2乗平均値検出回路30でこれら各信号の2乗平均値を求めた結果、
Figure 0004312705
Figure 0004312705
Figure 0004312705
となる。ここでkは定数である。
(数1)式と(数2)式を用いると、直交変調器25の振幅誤差を与える係数Gは、
Figure 0004312705
により与えることができる。また、(数1)式、(数3)式より直交変調器25の位相誤差φは、
Figure 0004312705
と求まる。
このような振幅誤差や位相誤差を有する直交変調器25から出力される被変調信号をS(t)とすると、S(t)が直交復調器8に入力されたとき
Figure 0004312705
となる。αは送信用被変調信号の直交変調器出力から直交復調器入力までの遅延による位相差である。
この信号S(t)をスイッチ31およびスイッチ7を介して直交復調器8に入力させる。直交復調器8中の局部発振器11よりミキサ9に入力される搬送波信号はsinωt、局部発振器11より90度移相器12を介してミキサ10に入力される搬送波信号はGcos(ωt+φ)と書ける。ただし、Gは局部発振器11から90度移相器12を介してミキサ27に入力される信号と、局部発振器11からミキサ26に入力される信号との振幅誤差、φは局部発振器11から90度移相器12を介してミキサ27に入力される信号と局部発振器11からミキサ26に入力される信号との位相誤差である。
したがって、直交復調器8より出力された後、ローパスフィルタ13を介して得られるベースバンド同相出力信号I(t)、およびローパスフィルタ14を介して得られるベースバンド直交出力信号Q(t)は、
Figure 0004312705
Figure 0004312705
となる。ただしkは定数、δ、δはDCオフセットである。一般に能動素子の出力にはDCオフセットが含まれているが、直交復調器8の出力信号はベースバンド信号であり、DC成分を信号として含んでいる。したがって、特に低速信号(低周波信号)を復調する場合には、キャパシタC(容量)で低周波成分をカットし、これによりDCオフセットを取り除く方法は適用することができない。
ここで、第1既知信号、第2既知信号、第3既知信号のようにIREF(t)とQREF(t)のどちらか、または両方が1と−1とが交互に繰り返される信号を直交変調器25に入力すると、(数7)式のI(t)を平均値検出回路15に入力して平均化した値はDCオフセットδとなる。同様に(数8)式のQ(t)を平均値検出回路16に入力して平均化した値はDCオフセットδとなる。
検出したDCオフセットδ、δを加算器17および18により差し引いた信号Idc(t)およびQdc(t)は、
Figure 0004312705
Figure 0004312705
となる。(数10)式は、
Figure 0004312705
に変形できる。
直交復調器8に振幅誤差および位相誤差がない場合には、G=1、φ=0であり、(数9)式のIdc(t)はそのまま理想的な同相信号として取り出すことができる。一方、(数11)式のQdc(t)から振幅誤差および位相誤差を除去した信号をQcor(t)とすると、G=1、φ=0より、
Figure 0004312705
となる。(数9)式および(数12)式を用いると、(数11)式は、
Figure 0004312705
となる。
したがって、φがφ≠nπ/2(rad)(ただし、nは奇数)の範囲でQcor(t)は、
Figure 0004312705
により与えることができる。
すなわち、以下のようにして振幅誤差Gおよび位相誤差φを求め、DCオフセットを取り除いた信号に対して(数14)式の演算を行うことにより、振幅誤差Gおよび位相誤差φを除去した理想的な直交信号を得ることができる。
次に、振幅誤差G、位相誤差φを求める。
まずIREF(t)が1と−1とを交互に繰り返す周期信号であり、QREF(t)が常時0である第1既知信号を直交変調器25に入力する。IREF(t)=1のとき、(数9)式より加算器17の出力Idc(t)は、
Figure 0004312705
となる。また、IREF(t)=0のとき、Idc(t)=0である。したがって、IREF(t)として入力する周期信号の1周期分またはそれ以上の時間でIdc(t)を2乗平均した値PI1は、
Figure 0004312705
となる。
次に、IREF(t)が常時0であり、QREF(t)が1と−1とを交互に繰り返す周期信号である第2既知信号を直交変調器25に入力する。QREF(t)=1のとき,(数9)式よりIdc(t)は、
Figure 0004312705
となる。また、QREF(t)=0のとき、Idc(t)=0である。したがって、QREF(t)として入力する周期信号の1周期分またはそれ以上の時間でIdc(t)を2乗平均した値PI2は、
Figure 0004312705
となる。(数16)式と(数18)式との2条平均した値はそれぞれ等しいことから、
Figure 0004312705
が得られる。ここで、A≡(1/G )(PI2/PI1)と定義すると、
Figure 0004312705
となる。
γ≡tan−1{(A+cos2φ)/(sin2φ)}と定義し、(数20)式を変形すると、
Figure 0004312705
となる。したがって、被変調信号の搬送波と直交復調器8の局部発振器信号との位相差αは、
Figure 0004312705
と求まる。(数22)式中のαは2値存在する。
次に、IREF(t)およびQREF(t)が同じ1と−1とが交互に繰り返す周期信号である第3既知信号を直交変調器25に入力する。IREF(t)=1でかつQREF(t)=1のとき、(数9)式よりIdc(t)は、
Figure 0004312705
となる。また、IREF(t)=0でかつQREF(t)=0のとき、Idc(t)=0である。したがって、IREF(t)、QREF(t)として入力する周期信号の1周期分またはそれ以上の時間でIdc(t)を2乗平均した値PI3は、
Figure 0004312705
となる。(数16)式と(数24)式とから、
Figure 0004312705
(数22)式の2値のαのうち(数25)式を満たす値が、求める解である。
次に同じ変調信号で得られる加算器18の出力Qdc(t)に着目する。まず第1既知信号の場合に、IREF(t)=1のとき、(数10)式よりQdc(t)は、
Figure 0004312705
となる。また、IREF(t)=0のとき、Qdc(t)=0である。したがって、IREF(t)として入力する周期信号の1周期分以上の時間でQdc(t)を2乗平均した値PQ1は、
Figure 0004312705
となる。
次に、第2既知信号の場合に、IREF(t)=1のとき、(数10)式よりQdc(t)は、
Figure 0004312705
となる。また、QREF(t)=0のとき、Qdc(t)=0である。したがって、QREF(t)として入力する周期信号の1周期分以上の時間でQdc(t)を2乗平均した値PQ2は、
Figure 0004312705
となる。(数27)式と(数29)式から、
Figure 0004312705
が得られる。ここで、B=(1/G12)(PQ2/PQ1)と定義すると、
Figure 0004312705
となる。
λ≡tan−1(B+cos2φ)と定義し、(数31)式を変形すると、
Figure 0004312705
となる。したがって、直交復調器8の位相誤差φは、
Figure 0004312705
と求まる。(数33)式中のφは2値存在する。
次に、IREF(t)およびQREF(t)が同じ1と−1とが交互に繰り返す周期信号である第3既知信号を直交変調器25に入力する。IREF(t)=1でかつQREF(t)=1のとき、(数10)式よりQdc(t)は、
Figure 0004312705
となる。また、IREF(t)=0でかつQREF(t)=0のとき、Qdc(t)=0である。したがって、IREF(t)、QREF(t)として入力する周期信号の1周期分またはそれ以上の時間でQdc(t)を2乗平均した値PI3は、
Figure 0004312705
となる。(数29)式と(数35)式から、
Figure 0004312705
(数33)式における2値のφのうち(数36)式を満たす値が、求める解である。
(数16)式と(数29)式より、
Figure 0004312705
が得られる。したがって(数37)式を変形することによって直交復調器8の振幅誤差Gは、
Figure 0004312705
と求まる。
以上の(数1)乃至(数5)式および(数15)乃至(数38)式の演算を2乗平均値検出回路19,30および演算回路20で行い、さらに(数14)式中のtanφおよびGcosφを求め、位相・振幅補償回路21中の乗算器22および23にそれぞれ係数として入力する。
この状態で受信信号入力端子1と直交復調器8の入力端子とをスイッチ7により接続することによって、受信信号に対してDCオフセット、振幅誤差および位相誤差を除去した理想的な直交信号を出力端子3に得ることができる。またDCオフセットを除去した理想的な同相信号は出力端子2に出力される。
本第1の実施の形態では受信していない時間を利用して、直交変調器25の振幅誤差および位相誤差を補償することなく、直交復調器8の振幅誤差および位相誤差を精度良く補償することが可能となる。
(第2の実施の形態)
図2は第2の実施の形態である直交復調誤差補償回路を示すブロック図である。図1と同一部分には同一符号を付与している。
図2の直交復調誤差補償回路において直交変調器25は直交復調器8と独立に局部発振器11と90度移相器33とを有している。直交復調器8と直交変調器25で異なる局部発振器11および32を用いることにより、送信と受信の搬送波周波数が異なる場合において直交変調器25を使って通常の信号送信ができる。さらに、このように局部発振器を分離した場合においても、直交復調器8と直交変調器25の各々の位相同期ループの基準信号に同一のものを使えば、第1の実施の形態と同様に位相差αが時間変動しない動作となる。
また、図2に回路においては、復調側のミキサ9および10に局部発振器11の出力信号を同相で入力し、スイッチ7を経由してミキサ9および10に入力される被変調信号に90度位相器34で90度位相差を与え、ミキサ26および27に局部発振器32の出力信号を同相で入力し、90度移相器33でミキサ27から出力される被変調信号の位相を90度変化させている。
このように90度位相の与え方は局部発振器の出力信号であっても、また被変調信号であっても直交復調器8の出力は同等であり、直交復調器8の振幅誤差、位相誤差を同じように補償が可能である。
(第3の実施の形態)
図3は第3の実施の形態である直交復調誤差補償回路を示すブロック図である。図1および図2と同一部分には同一符号を付与している。
本第3の実施の形態では第1のローパスフィルタ13の出力を第1のA/D変換器35に入力し、第2のローパスフィルタ14の出力を第2のA/D変換器36に入力して、それぞれデジタル信号に変換した後に、平均値検出、2乗平均、演算、位相・振幅補償を行っている。これらをデジタル信号処理で行うことにより、精度良く動作させることができる。A/D変換器は直交復調器8の前に置き、直交復調器をデジタル回路とする構成とすることも可能である。
また、2乗平均値検出回路30は図4のブロック図のようにミキサ26の出力を第3のA/D変換器37に入力し、加算器29の出力を第4のA/D変換器38に入力し、ミキサ27の出力を第5のA/D変換器39に入力して、それぞれデジタル信号に変換した後に、演算回路40の演算処理で2乗平均を求める構成にしても良い。
さらに、この2乗平均値検出回路30は図5のブロック図のようにミキサ26の出力を局部発振器41とミキサ42で低い周波数の信号に変換して第3のA/D変換器37に入力し、加算器29の出力を局部発振器41とミキサ43で低い周波数の信号に変換して第4のA/D変換器38に入力し、ミキサ27の出力を局部発振器41とミキサ44で低い周波数の信号に変換して第5のA/D変換器39に入力して、それぞれデジタル信号に変換した後に、演算回路40の演算処理で2乗平均を求める構成にしても良い。
(第4の実施の形態)
図6は第4の実施形態である直交復調誤差補償回路を示すブロック図である。図1乃至図3と同一部分には同一符号を付与している。
本第4の実施の形態は直交変調器25の出力信号の周波数と直交復調器8に入力される受信信号の周波数が異なる場合に有効な構成である。本第4の実施の形態ではスイッチ31およびスイッチ7の間に周波数変換用の発振器45とミキサ46を設けて、直交変調器25の出力信号の周波数を、受信信号入力端子1より入力される受信信号の周波数に合わせるように変換している。これにより第1、第2および第3の実施の形態と同様に直交変調器25の出力信号を直交復調器8の位相誤差検出に用いることができる。
(第5の実施の形態)
図7は第5の実施の形態である直交復調誤差補償回路を示すブロック図である。2乗平均値検出回路19で求めたPI1,PI2,PQ1およびPQ2の値を比較回路45によってレベル判定し、PI1,PI2,PQ1およびPQ2の少なくとも1つが0に近い著しく小さな値であるとき、前記直交変調器25と前記直交復調器8との間に設けた移相器46を用いて、被変調信号の直交変調器出力から直行復調器入力間における遅延位相差αをシフトして、この位相差αの関数であるPI1,PI2,PQ1およびPQ2が0に近い著しく小さな値にならないようにすることによって、これらPI1,PI2,PQ1およびPQ2が0に近い著しく小さな値のときに生じる検出誤差の補償演算への影響をなくし、精度良く前記直交復調器8の位相誤差および振幅誤差の補償処理を行うことができる。
(その他の実施の形態)
なお、以上の第1乃至第4の実施の形態では出力端子2側のベースバンド同相出力信号を基準として、出力端子3側のベースバンド直交出力信号に対して位相誤差、振幅誤差を補償する処理を行ったが、逆に、ベースバンド直交出力信号を基準として、ベースバンド同相出力信号に対して同様に行うこともできる。
本発明の第1の実施の形態である直交復調誤差補償回路を示すブロック図。 本発明の第2の実施の形態である直交復調誤差補償回路を示すブロック図。 本発明の第3の実施の形態である直交復調誤差補償回路を示すブロック図。 本発明の第3の実施の形態の直交変調器の出力信号の2乗平均値検出回路の第1の構成例を示すブロック図。 第3の実施の形態の直交変調器の出力信号の2乗平均値検出回路の第2の構成例を示すブロック図。 本発明の第4の実施の形態である直交復調誤差補償回路を示すブロック図。 本発明の第5の実施の形態である直交復調誤差補償回路を示すブロック図。 従来の直交復調器を示すブロック図。
符号の説明
1:受信信号入力端子
2:復調同相信号出力端子
3:復調90度位相差信号出力端子
4,5:変調信号入力端子
6:送信信号出力端子
7,31:スイッチ
8、50:直交復調器
9,10、26,27、42,43,44:ミキサ
11、32、53:局部発振器
12、33,34,45、54:90度移相器
13,14、55,56:ローパスフィルタ
15,16:平均値検出回路
17,18:加算器
19,30:2乗平均値検出回路
20:演算回路
21:位相・振幅補償回路
22,23:乗算器
24、29:加算器
25:直交変調器
37,38,39:A/D変換器

Claims (12)

  1. 受信用搬送波信号と送信用被変調信号とを入力し、受信同相ベースバンド信号を出力する第1のミキサと、前記受信用搬送波信号に対して90度の位相差を与えた受信用搬送波信号と前記被変調信号とを入力し、受信直交ベースバンド信号を出力する第2のミキサとを有する直交復調器と、
    送信用搬送波信号と送信同相ベースバンド信号とを入力し、同相被変調信号を出力する第3のミキサと、前記送信用搬送波信号に対して90度の位相差を与えた送信用搬送波信号と送信直交ベースバンド信号とを入力し、直交被変調信号を出力する第4のミキサと、前記同相被変調信号と前記直交被変調信号とを加算して送信用被変調信号を出力する加算器とを有する直交変調器と、を備えた送受信装置における直交復調誤差補償方法であって、
    予め定められたパターンを有する既知信号を前記直交変調器に与えて前記直交変調器の位相誤差および振幅誤差を与える係数を求め、
    さらに前記既知信号を入力した前記直交変調器から得られる出力信号である前記送信用被変調波信号を前記直交復調器に入力し、
    前記直交変調器の前記位相誤差および前記振幅誤差を与える係数と前記直交復調器の出力から前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を与える係数を求め、
    信号受信時には、前記受信同相ベースバンド信号または前記受信直交ベースバンド信号に対して、前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を与える係数により前記直交復調器の前記位相誤差および前記振幅誤差の補償処理を行うことを特徴とする直交復調誤差補償方法。
  2. 受信用搬送波信号と送信用被変調信号とを入力し、受信同相ベースバンド信号を出力する第1のミキサと、前記受信用搬送波信号と直交復調器の入力回路で前記被変調信号に対して90度の位相差を与えた信号を入力し、受信直交ベースバンド信号を出力する第2のミキサとを有する直交復調器と、
    送信用搬送波信号と送信同相ベースバンド信号とを入力し、同相被変調信号を出力する第3のミキサと、前記送信用搬送波信号と送信直交ベースバンド信号とを入力し、出力回路で90度の位相差を与えた直交被変調信号を出力する第4のミキサと、前記同相被変調信号と前記直交被変調信号とを加算して送信用被変調信号を出力する加算器とを有する直交変調器と、を備えた送受信装置における直交復調誤差補償方法であって、
    予め定められたパターンを有する既知信号を前記直交変調器に与えて前記直交変調器の位相誤差および振幅誤差の係数を求め、
    さらに前記既知信号を入力した前記直交変調器から得られる出力信号である前記被変調信号を前記直交復調器に入力し、
    前記直交変調器の位相誤差および振幅誤差を与える係数と前記直交復調器の出力から前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を与える係数を求め、
    信号受信時には、前記受信同相ベースバンド信号または前記受信直交ベースバンド信号に対して、前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差の前記係数により前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を与える補償処理を行うことを特徴とする直交復調誤差補償方法。
  3. 請求項1又は2の何れかに記載の直交復調誤差補償方法において、
    前記既知信号の送信同相ベースバンド信号および前記既知信号の送信直交ベースバンド信号を前記直交変調器に入力し、前記同相被変調信号、前記直交被変調信号、および前記送信用被変調信号の各々の交流成分を2乗した上で平均して得た値を、各々第1被変調信号2乗平均値、第2被変調信号2乗平均値、第3被変調信号の2乗平均値として求め、該第1,第2,第3の各送信用被変調信号2乗平均値から前記直交変調器の位相誤差および振幅誤差の係数を求め、該係数を用いて前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差の補償処理を行うことを特徴とする直交復調誤差補償方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の直交復調誤差補償方法において、
    前記直交変調器に入力すべき前記既知信号として、ベースバンド同相信号およびベースバンド直交信号がそれぞれ予め定められた二つの信号レベルを同時に一定周期で繰り返す信号を用い、
    前記既知信号を前記直交変調器に入力することによって得られる被変調信号で、搬送波成分が互いに直交する2つの被変調信号である第1の被変調信号及び第2の被変調信号と、これら第1の被変調信号と第2の被変調信号の和である第3の被変調信号について、該第1から第3の被変調信号各々の交流成分を2乗した上で平均化することで得られる各々の2乗平均値を第1の被変調信号2乗平均値PRF1、第2の被変調信号2乗平均値PRF2、第3の被変調信号2乗平均値PRF3として求め、
    前記第1の被変調信号2乗平均値PRF1と前記第2の被変調信号2乗平均値PRF2との比から前記直交変調器の振幅誤差を与える係数Gを求め、前記第1の被変調信号2乗平均値PRF1もしくは前記第2の被変調信号2乗平均値PRF2と前記第3の被変調信号2乗平均値PRF3との比および前記直交変調器の振幅誤差を与える係数Gから前記直交変調器の位相誤差φを求めることを特徴とする直交復調誤差補償方法。
  5. 請求項1又は2の何れかに記載の直交復調誤差補償方法において、
    前記既知信号を前記直交変調器に入力し、位相誤差および振幅誤差を有する前記直交変調器から得られる出力信号を前記直交復調器に入力し、
    前記直交復調器のベースバンド同相出力信号の平均値を第1のDCオフセットとして求めると共に、ベースバンド直交出力信号の平均値を第2のDCオフセットとして求め、前記第1のDCオフセットを前記ベースバンド同相出力信号から差し引くと共に、前記第2のDCオフセットを前記ベースバンド直交出力信号から差し引き、前記第1のDCオフセットが差し引かれたベースバンド同相出力信号および前記第2のDCオフセットが差し引かれたベースバンド直交出力信号をそれぞれ2乗した上で平均して得たそれぞれの2乗平均値、および前記直交変調器の位相誤差、振幅誤差から前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差の係数を求め、
    信号受信時には、前記ベースバンド同相出力信号から前記第1のDCオフセットを差し引くと共に、前記ベースバンド直交出力信号から前記第2のDCオフセットを差し引き、
    前記第1のDCオフセットが差し引かれたベースバンド同相出力信号または前記第2のDCオフセットが差し引かれたベースバンド直交出力信号に対して、前記直交復調器の位相誤差および前記振幅誤差の係数により補償処理を行うことを特徴とする直交復調誤差補償方法。
  6. 請求項1又は2又は5の何れかに記載の直交復調誤差補償方法において、
    前記直交変調器に入力すべき前記既知信号として、ベースバンド同相信号が予め定められた二つの信号レベルを交互に繰り返す周期信号でかつベースバンド直交信号が常時0である第1の既知信号と、
    ベースバンド同相信号が常時0でかつベースバンド直交信号が予め定められた二つの信号レベルが交互に繰り返される周期信号である第2の既知信号と、
    ベースバンド同相信号とベースバンド直交信号とが予め定められた二つの信号レベルを同時に一定周期で繰り返す第3の既知信号とを用い、
    上記信号レベルが交互に繰り返される周期信号をベースバンド信号として前記直交変調器の入力端子に入力し、前記直交復調器から得られるベースバンド同相出力信号およびベースバンド直交出力信号をそれぞれ前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で平均してベースバンド同相平均値すなわち第1のDCオフセットδとベースバンド直交平均値δすなわち第2のDCオフセットを求め、
    前記第1の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド同相出力信号から前記ベースバンド同相平均値である前記第1のDCオフセットδを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第1のベースバンド同相2乗平均値PI1を求め、
    前記第2の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド同相出力信号から前記ベースバンド同相平均値すなわち前記第1のDCオフセットδを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第2のベースバンド同相2乗平均値PI2を求め、
    前記第3の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド同相出力信号から前記ベースバンド同相平均値δを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第3のベースバンド同相2乗平均値PI3を求め、
    前記直交変調器の振幅誤差を与える係数G、前記直交変調器の位相誤差φ,および前記第1、第2及び第3の各ベースバンド同相出力信号2乗平均値から、送信用被変調信号の直交変調器出力と直交復調器入力間の遅延による位相差αを求め、
    前記第1の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド直交出力信号から前記ベースバンド直交平均値δを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第1のベースバンド直交2乗平均値PQ1を求め、
    前記第2の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド直交出力信号から前記ベースバンド直交平均値δを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第2のベースバンド直交2乗平均値PQ2を求め、
    前記第3の既知信号を用いたときの前記直交復調器のベースバンド直交出力信号から前記ベースバンド直交平均値δを差し引き、この差し引いた値を前記周期信号の1周期分またはそれ以上の時間で2乗平均した第3のベースバンド直交2乗平均値PQ3を求め、
    前記位相差α、前記直交変調器の振幅誤差を与える係数G、前記直交変調器の位相誤差φ,および第1、第2、第3の各ベースバンド直交出力信号の2乗平均値から前記直交復調器の位相誤差φを求め、前記位相差α、前記直交変調器の振幅誤差を与える係数G、前記直交変調器の位相誤差φ、前記直交復調器の位相誤差φ、第1、第2、第3の各ベースバンド直交出力信号の2乗平均値から前記直交復調器の振幅誤差Gを求めることにより誤差補償処理を行うことを特徴とする直交復調誤差補償方法。
  7. 請求項6に記載の直交復調誤差補償方法において、
    第1ベースバンド同相2乗平均値PI1、第2ベースバンド同相2乗平均値PI2、第1ベースバンド直交2乗平均値PQ1および第2ベースバンド直交2乗平均値PQ2の少なくとも1つが0に近い著しく小さな値である時、前記直交変調器と前記直交復調器との間に設けた移相器を用いて、被変調信号の搬送波と、復調器の局部発振器信号との位相差αをシフトして、この位相差αの関数である第1ベースバンド同相2乗平均値PI1、第2ベースバンド同相2乗平均値PI2、第1ベースバンド直交2乗平均値PQ1および第2ベースバンド直交2乗平均値PQ2が0に近い著しく小さな値にならないようにすることによって、第1ベースバンド同相2乗平均値PI1、第2ベースバンド同相2乗平均値PI2、第1ベースバンド直交2乗平均値PQ1および第2ベースバンド直交2乗平均値PQ2が0に近い著しく小さな値であるときに生じる検出誤差の補償演算への影響を低減して前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差の補償処理を行うことを特徴とする直交復調誤差補償方法。
  8. 受信用搬送波信号と送信用被変調信号とを入力し、受信同相ベースバンド信号を出力する第1のミキサと、前記受信用搬送波信号に対して90度の位相差を与えた受信用搬送波信号と前記被変調信号とを入力し、受信直交ベースバンド信号を出力する第2のミキサとを有する直交復調器と、
    送信用搬送波信号と送信同相ベースバンド信号とを入力し、同相被変調信号を出力する第3のミキサと、前記送信用搬送波信号に対して90度の位相差を与えた送信用搬送波信号と送信直交ベースバンド信号とを入力し、直交被変調信号を出力する第4のミキサと、前記同相被変調信号と前記直交被変調信号とを加算して送信用被変調信号を出力する第1の加算器とを有する直交変調器と、
    前記直交変調器の同相被変調出力信号、直交被変調出力信号および前記第1の加算器出力信号それぞれの交流成分の2乗平均値を検出する第1の2乗平均値検出回路と、
    前記直交復調器の予め定められたパターンを有する既知信号のベースバンド同相出力信号の平均値を第1DCオフセットとして検出する第1の平均値検出回路と、
    前記直交復調器の予め定められたパターンを有する既知信号のベースバンド直交出力信号の平均値を第1のDCオフセットとして検出する第2の平均値検出回路と、
    前記直交復調器のベースバンド同相出力信号から前記第1DCオフセットを差し引く第2の加算器と、
    前記直交復調器のベースバンド直交出力信号から前記第2DCオフセットを差し引く第3の加算器と、
    前記直交復調器の前記第2の加算器から出力するベースバンド同相出力信号の2乗平均値と前記第3の加算器から出力するベースバンド直交出力信号の2乗平均値とを検出する第2の2乗平均値検出回路と、
    前記第1及び第2の2乗平均値検出回路で求めた2乗平均値から前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を補償する係数を求める演算回路と、
    この演算回路で得られた前記係数により、受信時に前記第2の加算器から出力するベースバンド同相信号または前記第3の加算器から出力するベースバンド直交信号に対して、前記直交復調器の前記位相誤差および振幅誤差を除去する位相・振幅補償回路と
    を具備することを特徴とする直交復調誤差補償回路。
  9. 受信用搬送波信号と送信用被変調信号とを入力し、受信同相ベースバンド信号を出力する第1のミキサと、前記受信用搬送波信号と入力回路で前記被変調信号に対して90度の位相差を与えた送信用被変調信号を入力し、受信直交ベースバンド信号を出力する第2のミキサとを備える直交復調器と、
    送信用搬送波信号と送信同相ベースバンド信号とを入力し、同相被変調信号を出力する第3のミキサと、前記送信用搬送波信号と送信直交ベースバンド信号を入力し、90度の位相差を与えて直交被変調信号を出力する第4のミキサと、
    前記同相被変調信号と前記直交被変調信号とを加算して前記送信用被変調信号を出力する第1の加算器と、
    前記直交変調器の同相被変調出力信号、直交被変調出力信号および前記第1の加算器出力信号の交流成分の2乗平均値を検出する第1の2乗平均値検出回路と、
    前記直交復調器の既知のベースバンド同相出力信号の平均値を第1のDCオフセットとして検出する第1の平均値検出回路と、
    前記直交復調器の既知のベースバンド直交出力信号の平均値を第2のDCオフセットとして検出する第2平均値検出回路と、
    前記直交復調器のベースバンド同相出力信号から前記第1のDCオフセットを差し引く第2の加算器と、
    前記直交復調器のベースバンド直交出力信号から前記第2のDCオフセットを差し引く第3の加算器と、
    前記直交復調器の前記第2の加算器から出力するベースバンド同相出力信号の2乗平均値と前記第3の加算器から出力するベースバンド直交出力信号の2乗平均値を検出する第2の2乗平均値検出回路と、
    第1及び第2の2乗平均値検出回路で求めた2乗平均値から前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を補償する係数を求める演算回路と、
    この演算回路で得られた前記係数により、受信時に前記第2の加算器から出力するベースバンド同相信号または前記第3の加算器から出力するベースバンド直交信号に対して、前記直交復調器の前記位相誤差および振幅誤差を除去する位相・振幅補償回路と、を具備することを特徴とする直交復調誤差補償回路。
  10. 請求項8又は9の何れかに記載の直交復調誤差補償回路において、
    前記直交変調器と前記直交復調器とで局部発振器の信号を共有することを特徴とする直交復調誤差補償回路。
  11. 請求項8又は9の何れかに記載の直交復調誤差補償回路において、
    前記直交変調器と前記直交復調器の各々の位相同期ループで同一の基準信号を用いることを特徴とする直交復調誤差補償回路。
  12. 請求項8又は9の何れかに記載の直交復調誤差補償回路において、
    前記第2の2乗平均値検出回路で検出されたベースバンド同相出力信号の2乗平均値とベースバンド直交信号の2乗平均値が所定のレベルに対する大小によって被変調信号の位相を変化させるか否か判定する比較回路と、
    該比較回路の判定結果にしたがって被変調信号の位相を変化させる移相器と
    を具備することを特徴とする直交復調誤差補償回路。
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