JP4312464B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、孔版印刷に用いられる版(原紙)としての感熱性孔版マスタ(以下、単にマスタという。)をロール状に巻成したマスタロールを使用する孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な孔版印刷装置は、マスタやインキ等のサプライを使用して印刷動作を行なっている。ここで用いられるマスタとしては、熱可塑性樹脂フィルム(厚み1〜3μmのものが一般的に用いられる)と、和紙繊維、合成繊維或いは和紙繊維と合成繊維とを混抄したものからなる多孔性支持体とを貼り合わせてなるラミネート構造ものをロール状に巻成したマスタロールが主に用いられている。
【0003】
印刷に際しては、原稿画像の読取情報に基づいてサーマルヘッドを備えた製版装置により加熱穿孔製版を行い、版胴のサイズに応じて定まる所定のサイズ(クランパによるくわえ込み分を含め、1版分と称する。)に切断手段によりカットされる。こうして製版されたマスタをその熱可塑性樹脂フィルム面が外側になるように多孔性円筒状である版胴の外周面上に巻装する。
【0004】
給紙装置より版胴に印刷用紙が給送され、また、版胴内部に設けられたインキ供給手段によりインキが版胴開孔部に供給されつつプレスローラなどの押圧部材により該印刷用紙が版胴外周面上の製版済みマスタに連続的に押圧されつつ送られる過程で、版胴開孔部およびマスタ穿孔部から浸出したインキが印刷用紙に転移し印刷が行なわれる。
【0005】
マスタロールは、筒状をした芯部にマスタを巻装したものであり、印刷に伴い消費されていく。マスタロールの残部が少なくなり、芯部近くまで消費されたときに自動検知して交換を促すために、マスタロールの実質的最後尾部に透過率の異なった被検出部分を、少なくとも1ヵ所以上設けている。
一方、孔版印刷装置には、設けられたエンドマークを検知する検知手段が設けられていて、前記検出部分の検知が行なう。マスタロールの残部が少なくなると、この検知に基づいてオペレーターに対して警告し、原稿の送りを停止させる(例えば、特許文献参照)。
【0006】
マスタロールに巻かれたマスタは切断手段により所定サイズにカットされて該切断手段よりも搬送方向の下流側に設けられた送りローラにくわえられて版胴に送り込まれる。上記検出部分はマスタを有効に活用するためマスタロールの芯部直前に設けられている。
【0007】
前回までのマスタの残量については未知のため、仮に1版分には達していないが1版分に近い残量のマスタがある場合、該マスタの被検出部分が検知手段により検知され、マスタエンドが警告されたときに、該マスタの下流側が、未切断のまま切断手段よりも下流側に1版分近い量送られていて、その先端側は既に版胴側に達していることがある。
【0008】
かかる場合には、マスタロールを版胴にまで達しているその下流側までの分を含めて、孔版印刷装置から外さねばならないが、版胴のクランパを解除したり、送りローラによるくわえ込みを解除するなど、煩雑な作業を伴うことになる。
【0009】
一方、従来実施されている技術として、検知手段に反射型のセンサを用い、マスタロールのマスタには芯部から1版分の長さの位置に黒い帯状の検出部分を形成するものがある。かかる技術では、用いる反射型のセンサには感度のバラツキがあるため正確を期する手段として、対象となる反射型のセンサについて治具マスタによりマスタの無い状態を模擬し、その出力電圧に見合った閾値の設定を行なっていた。
【0010】
このような従来技術では、マスタロールについては、黒い帯状の検出部分をつくるため予め、煩雑な印刷という手段により印刷しておかなければならず、また、検知手段については高価な反射型センサを用い、しかも閾値の設定調整が必要であることあから、作業が煩雑であり、調整した際の閾値を記憶しておくためのバックアップRAMが必要である等、構成、手段共に簡単とはいえず、また、高価であった。
【0011】
【特許文献】
特開平9−229953号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、マスタエンドを簡易な手段により検知でき、簡単に交換できるマスタロールを用いる孔版印刷装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
(1).マスタをくわえるクランパを具備した版胴のまわりに少なくとも製版装置と、排版装置が配置されている孔版印刷装置であって、
前記製版装置は、マスタの送り方向での上流側から、マスタロールを支持する支持手段と、該支持手段により支持されたマスタロールから引き出されたマスタを穿孔製版するサーマルヘッドと、該マスタを前記サーマルヘッドに接触させつつ搬送するプラテンローラと、マスタを切断する切断手段と、マスタを版胴側へ向けて送る送りローラを、順に配置していると共に、前記排版装置は、前記版胴に巻装されたマスタの一端部をくわえ込んで排版方向に引き出す搬送手段を具備している孔版印刷装置において、
前記支持手段は、前記マスタロールとして、ロール状に巻かれたマスタの芯部に近い最後尾部であってマスタ幅方向の片側に設けた第2マークと、この第2マークの前方側1/2版分の位置で該マスタ幅方向の他の片側に設けた第1マークとを有するマスタロール(但し、1/2版とは、当該マスタの装着対象である版胴に巻装することができる最大サイズの版を1版とするとき、その1/2の長さの版とする。)を支持することができるものであり、該支持手段の近傍には前記第1のマーク及び前記第2のマークを検知する2つの検知手段をマスタの幅方向に対向配置すると共に、該検知手段による前記マークの検知時の該マスタの送り量に応じて、前記製版装置、前記排版装置、前記版胴の各駆動を制御する制御手段を具備していることとした(請求項1)。
(2).(1)記載の孔版印刷装置において、前記マスタロールとして、前記ロール状に巻かれたマスタは透過型検知手段による検知が可能な光透過性を有し、前記マークは光不透過性とした(請求項2)。
(3).(1)又は(2)記載の孔版印刷装置において、前記制御手段は、当該孔版印刷装置を起動後、最初に前記検知手段により検知されたのが前記第2マークであり、その時の前記マスタの送り量が給版、排版可能な長さであるときには、マスタの搬送を停止し、前記切断手段によりマスタを切断してから給版、排版を行なうように制御することとした(請求項3)。
(4).(1)又は(2)記載の孔版印刷装置において、当該孔版印刷装置はマスタ残量無しを警告する警告手段を具備していて、前記制御手段は、当該孔版印刷装置を起動後、最初に前記検知手段により検知されたのが前記第2マークであり、その時の前記マスタの送り量が給版不能な長さであるときには、マスタの搬送を停止し、前記警告手段によりマスタ残量無しを警告することとした(請求項4)。
(5).(1)又は(2)記載の孔版印刷装置において、前記制御手段は、当該孔版印刷装置を起動後、最初に前記検知手段により検知されたのが前記第1マークであり、その時の前記マスタの送り量が1/2版未満の時は、さらに前記第2マークが前記検知手段により検知されるまで搬送し、前記切断手段によりマスタを切断してから給版、排版を行なうように制御することとした(請求項5)。
(6).(5)記載の孔版印刷装置において、当該孔版印刷装置はマスタ残量無しを警告する警告手段を具備していて、前記制御手段は、当該孔版印刷装置を起動後、最初に前記検知手段により検知されたのが前記第1マークであり、その時の前記マスタの送り量が1/2版以上の時は、1版分の長さを送った後、前記切断手段によりマスタを切断して印刷に供し、さらに前記第2マークが前記検知手段により検知されるまで搬送し、その検知時における前記マスタの送り量に応じて前記警告手段によりマスタ残量無しを警告もしくは前記切断手段により切断して給版、排版するように制御することとした(請求項6)。
【0014】
【発明の実施の形態】
[1]孔版印刷装置
図1に本発明を適用した給紙装置を有する画像形成装置としての孔版印刷装置の全体構成を示す。孔版印刷装置1は、周知の感熱デジタル製版一体型孔版印刷装置の構造であり、製版済みのマスタ2を外周面に巻き付けることにより像を担持した状態となる像担持体ドラムとしての版胴3と、版胴3の右方上側に配置されマスタ2を製版する製版装置4と、版胴3の左方上側に配置され使用済みのマスタ2を版胴3から剥ぎ取り排版する排版装置5と、製版装置4の下方に配置され給紙トレイ6上に積載されたシート状媒体としての印刷用紙7を給送する給紙装置8と、給紙装置8に備えられ給紙トレイ6側から給送されてきた印刷用紙7を版胴3に巻かれたマスタ2の画像と印刷部で会合し得る所定のタイミングで該印刷部に向けて搬送するレジストローラ9と、版胴3の下方に配置され給送されてくる印刷用紙7を版胴3上の製版済みのマスタ2に押し付けることにより印刷を行う印圧装置10と、版胴3、製版装置4、排版装置5の上方に位置し原稿11の画像を読み取るための原稿読取装置12と、孔版印刷装置1の左方に配置され印圧装置10で印刷された印刷済みの印刷用紙7を版胴3から剥ぎ取るためのエアナイフ13および排紙爪14と、剥ぎ取られた印刷用紙7を搬送する排紙部15と、排紙部15によって搬送され孔版印刷装置1から排出される印刷用紙7を積載する排紙台16と、孔版印刷装置1を操作し印刷を行うための図示しない操作パネルなどから主に構成されている。
【0015】
版胴3は、周知の多孔性円筒状をなし、ドラム軸17の周りに回動自在に支持されている。版胴3は、図示しないメインモータにより線速度を可変に回転させることができる。版胴3の外周部の一母線上には、マスタ2の先端部をクランプする開閉自在なクランパ18が設けられている。版胴3の内部には、版胴3の内周面から外周面に向けてインクを供給するためのインク供給手段19が配設されている。
【0016】
マスタ2としては、ポリエステル等の熱可塑性樹脂フィルムに多孔質の支持体として和紙等を貼り合わせたものが用いられているが、これに限らず、非常に薄い実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるものを用いることも可能である。
【0017】
先ず、オペレータが、原稿読取装置12の図示しない原稿受け台に印刷すべき原稿11をセットし、製版を起動させるため操作パネル上の図示しないスタートキーを押下すると、排版工程が版胴3において同様に実行される。版胴3が図中時計回り方向を示す矢印a方向と反対の反時計回りの矢印a‘方向に回転し、版胴3の外周面に巻装されていた使用済みのマスタ2が版胴3の外周面から漸次剥され搬送されつつ排版装置5の排版ボックス20内へ排出されることにより排版工程が終了する。
【0018】
排版工程と並行して、原稿読取部12が作動して原稿読み取りが行われる。この原稿読み取りに係る詳細な構成及ぴ動作は、例えば公知の「縮小式の原稿読取方式」により行われるようになっている。原縞読み取りされた画像は最終的にCCD(電荷結合素子)等の光電変換素子からなる画像センサにより光電変換される。光電変換され電気信号は、図示しないアナログ/デジタル(A/D)変換基板に送信されることによりデジタル画像信号に変換される。
【0019】
原稿読み取り動作と並行して、上記デジタル画像信号に基づき、製版装置4において製版・給版工程が行われる。サーマルヘッド21に押し付けられているプラテンローラ22の回転により、マスタ2がマスタロール23から引き出され、マスタ搬送路の下流側に搬送される。
【0020】
このように搬送されるマスタ2に対して、サーマルヘッド21の主走査方向に一列に配列された多数の微小な発熱素子が、上記A/D変換基板およびその後の製版制御基板(図示せず)で各種処理を施されて送られてくるデジタル画像信号に応じて各々選択的に発熱し、発熱した発熱素子に接触しているマスタ2の熱可塑性樹脂フィルムが溶融穿孔される。
【0021】
このようにして、画像情報に応じたマスタ2の位置選択的な溶融穿孔により、画像情報が穿孔パターン(画像)として書き込まれる。画像情報が書き込まれて製版された製版済みのマスタ2はその搬送方向下流側から送り出しローラ対24の回転により版胴3の外周部側へ向かって送り出され、図示の給版位置状態にある版胴3の拡開したクランパ18へ向かって移動する。このとき版胴3からは、既に排版工程により使用済みのマスタ2が除去されている。製版済みマスタ2の搬送方向下流側の端部である先端部が、一定のタイミングで版胴3上のクランパ18によりクランプされ、版胴3が図中矢印a方向に回転すると、この回転に伴い、外周面に製版済みのマスタ2が徐々に巻き付けられていく。
【0022】
製版済みマスタ2の後端部は、製版完了後に製版装置4に配設されている切断手段25の作動により一定の長さに切断されて、マスタ2が版胴3の外周面に完全に巻装されると、いわゆる給版工程が終了する。
【0023】
このようにして製版済みのマスタ2が版胴3の外周面にそれぞれ巻装されると製版・給版工程が終了し、印刷工程が開始される。給紙トレイ6上に積載された最上位の印刷用紙7が呼び出しコロ26に接触するまで給紙トレイ6は図示しない周知の手段により上昇されている。呼び出しコロ26に接触している最上位の印刷用紙7が、呼び出しコロ26の回転動作により搬送されると共に、一対の分離コロ27により1枚の印刷用紙7だけが分離されて一対のレジストローラ9に向けて給送される。
【0024】
このとき、給送される印刷用紙7の先端が、レジストローラ9のニップ部直前部位に当接した後も若干の送りを分離コロ27によって与えられることにより印刷用紙7は矢印cで示すシート状媒体搬送方向における中央部、つまり、レジストローラ9と分離コロ27の間の部位が上方に撓んだ状態で停止している。
【0025】
印刷動作が始まると版胴3が所定の線速度に対応する回転速度で回転され始める。版胴3の内周側では、インク供給ディストリビュータ(図示せず)からインク供給手段としてのインクローラ28とドクタローラ29との間に形成されたインク溜り30にインクが供給され、そのインクはインクローラ28とドクタローラ29とが回転することによって混練され伸ばされると共に、インクローラ28の外周面に均一に付着するようになる。
【0026】
インクの残量は、例えば特開平5−229243号公報の図2などにより公知のインク検知手段によって検知され、インクが少なくなったときには上記インク供給ディストリビュータからインクが補給される。こうして版胴3の回転方向と同一方向に、かつ、版胴3の回転速度と同期して回転しながら内周面に転接するインクローラ28により、インクが版胴3の内周側に供給される。
【0027】
印圧装置10は、インクローラ28、プレスローラ31、図示しないプレスローラブラケット、図示しないバネからなるプレスローラテンションおよび図示しないプレスローラカムによって主に構成されている。プレスローラ31は、レジストローラ9によって所定のタイミングで給送されてきた印刷用紙7を版胴3に押し付けて印刷画像を印刷用紙7上に形成する押圧手段としての機能を有する。
【0028】
プレスローラ31は、プレスローラブラケットの一方の揺動端において回転自在に支持されていて、プレスローラテンション及びプレスローラカムからなる周知の機構により版胴3の外周面に接離自在に設けられている。
【0029】
印刷用紙7が、レジストローラ9により版胴3の回転と同期した所定のタイミングで版胴3とプレスローラ31との間、すなわち画像形成部としての印刷部32に給送されてくると、これに同期して版胴3の外周面下方に離間していたプレスローラ31が揺動されることにより、版胴3の外周面に巻装されている製版済みのマスタ2に押し付けられる。
【0030】
これにより、版胴3の多孔部から滲み出たインクの粘性による付着力によって、製版済みのマスタ2が版胴3の外周面上に密着すると同時にさらに製版済みのマスタ2の穿孔パターン部からインクが滲み出し、この滲み出たインクが印刷用紙7の表面に転移されて、所望の印刷画像が形成される。
【0031】
印刷画像が形成された印刷用紙7は、その先端部が排紙部15近傍の所までくると、エアナイフ13および排紙爪14によって版胴3から分離・剥離される。分離・剥離された印刷済みの印刷用紙7は、排紙部15によって矢印bで示す向きに搬送され、排紙台16に向けて飛翔する。このようにしていわゆる「版付け」、あるいは「試し刷り」が終了する。
【0032】
次に、操作パネル上の図示しないテンキーで印刷枚数、印刷速度を設定し、再度スタートキーを押下すると上記試し刷りと同様の工程で、給紙、印刷および排紙の各工程が設定した印刷速度にて印刷枚数分繰り返して行なわれ、孔版印刷の全工程が終了する。
【0033】
[2]製版装置及び排版装置の詳細(請求項関連)
図1に示した孔版印刷装置のうち、本発明に関係の深い製版装置及び排版装置の詳細構成を図2により説明する。製版装置4は、マスタ2の矢印dで示す送り方向での上流側から、マスタ2を芯部23aの回りにロール状に巻いたマスタロール23を、その芯部23aで回転可能に支持すると共に駆動力を与える支持手段33と、該支持手段33により支持されたマスタロール23から引き出されたマスタ2を穿孔製版するサーマルヘッド21と、マスタ2をサーマルヘッド21に接触させつつ搬送するプラテンローラ22と、マスタ2を切断する切断手段25と、マスタ2を版胴3側へ向けて送る送り出しローラ対24(送りローラ)を、順に配置している。
【0034】
ここで、切断手段25を駆動する駆動源をモータM1とする。送り出しローラ対24を駆動する駆動源とプラテンローラ22を駆動する駆動源とを駆動する駆動源は共通で、この共通駆動源をここではモータM2とする。これら、送り出しローラ対24、プラテンローラ22間は中間歯車で連結され、共通駆動源であるモータM1により同期して回転駆動される。なお、支持手段33においても、芯部23aに回転駆動力を与える駆動源としてのモータが設けられている。このモータも上記モータM1に同期して駆動されるので、ここでは説明の煩雑化を避けるためモータM2の動作に含めることとし、特に取り上げて説明することはしない。版胴3は、正逆転可能なモータM3により駆動される。
排版装置5について、使用済みのマスタは、上下一対のベルト35、36間にくわえ込まれて排版ボックス20(図1参照)へ送り出される。これら上下一対のベルト35、36のうち、下側に位置するベルト36は、該ベルト36を支持する駆動側ローラ34rが回転すると共に、版胴3に離間した位置からマスタの後端をくわえこむことができる位置まで移動する横移動動作を伴う。ここでは、説明を簡単にするため、ベルトの回転駆動と、前記横移動動作を共に、モータM4が行なうものとする。上下一対のベルト35、36は、版胴3に巻装されたマスタ2の一端部をくわえ込んで矢印eで示す排版方向に引き出す搬送手段を構成している。
【0035】
支持手段33は形式は問わないが、上記したようにロール状に巻かれたマスタ2の芯部23aを回転可能に支持する。この支持手段33の近傍であって、マスタ2がプラテンローラ22とサーマルヘッド21との二ップ部へ向かう搬送経路上には、検知手段S1、S2がマスタ2の幅方向上で向き合う関係で位置、つまり、マスタの幅方向に対向配置されている。これら検知手段S1、S2については後述する。
【0036】
[3]マスタ(請求項関連)
本発明にかかるマスタを図3により説明する。図3において、マスタ2は軸状の芯部23aに巻かれている。未使用状態では、ロール状に巻かれているので、図1、図2に示したように芯部23aに巻かれた巻物になっている。ここでは、説明のため、芯部23aに近い状態まで使用され、残部が残り少ない最後尾部(芯部に近い部分)が引き出された状態を仮想して示している。
【0037】
ロール状に巻かれたマスタ2の芯部23aに近い最後尾部であってマスタ幅方向(芯部23aの軸方向)の片側に第2マーク(以下、黒色シールB2もいう)と、この黒色シールB2の前方側(矢印d方向側)1/2版分の位置で該マスタ幅方向の他の片側に設けた第1マーク(以下、黒色シールB1ともいう)とを有する。但し、ここで、1/2版とは、当該マスタ2の使用対象である版胴3に巻装することができる最大サイズの版を1版とするとき、その1/2の長さの版とする。図3において、黒色シールB1と黒色シールB2間の距離を1/2版で示している。
【0038】
(請求項2関連)
第1マーク、第2マークは、検知手段S1、S2で検知できるマークであれば足りる。本例では、検知手段S1、S2として光を検知する透過型センサを使用しているので、マスタ2として検知手段S1、S2による検知が可能な光透過性を有するものとし、第1マーク、第2マークは光不透過性とした。実際的には、黒色のシールを貼るという、極めて簡単な手段で足りる。ここでは、シールを貼った場合を例示して、黒色シールB1、B2と称することとしている。
【0039】
[4]黒色シールと検知手段との関係
図4に示すように、検知手段S1と検知手段S2とは、マスタ2の幅方向で対向して配置され、不動部材に固定されている。例えば、検知手段S1は、コの字型をした発光部と、受光部とが上下で、マスタ2の幅方向端部を間にして挟むように向き合っている。したがって、マスタ2の搬送過程で、検知手段S1を黒色シールB1が通過するときに、発光部からの光を受光部が検知しなくなるので、信号の出力が変化し、これを以って、黒色シールB1を検知できる。検知手段S2についても同様に、黒色シールB2を検知できる。
【0040】
[5]制御手段(請求項関連)
検知手段S1、S2によるマーク(黒色シールB1、黒色シールB2)の検知時のマスタ2の送り量に応じて、製版装置4、排版装置5、版胴3の各駆動を制御する制御手段を説明する。
【0041】
図5において、制御手段40はCPU(中央処理装置)を主要部として構成される。制御手段40には、検知手段S1、S2の出力が入力されるようになっている。制御手段40は、これら検知手段S1、S2からの入力により演算処理し、モータM1乃至M4及びエラー表示部41にこれらを駆動するための出力をする。エラー表示部41は、マスタ残量無しを警告する警告手段の一例であり、例えば、ランプを点灯するとか、ブザーを鳴らすとか、オペレータの五感に訴える電気的、機械的な手段として構成される。
【0042】
[6]制御手段によるマスタロールの後端検知等制御内容(請求項関連)
マスタロール23は、孔版印刷装置1の版胴3、製版装置4、排版装置5において、制御手段40を用いて後端検知等、制御により使用、交換が行なわれる。その制御内容を、図6、図7のフローチャート及び図を参照しつつ説明する。 図6、図7に示したフローチャートにおいて、「A」はマスタの送り量(制御手段内蔵のカウンターのカウント値)とする。制御手段40においてモータの回転数、或いは、プラテンローラ22の軸部の回転数などを検知することにより知ることができる。「X」は孔版印刷装置において、切断手段25の位置から版胴3がマスタを受け入れる回転位置にあるときのクランパ18によるくわえ込み位置までのマスタ搬送路の長さである。この「X」の長さだけマスタを送ることができれば、その位置で切断することにより、印刷できない長さであっても給版は可能であるので、自動給版、排版が可能である。
【0043】
孔版印刷装置1において、マスタロールが支持手段33に装着されている。印刷を終えて、電源が切られた状態にあり、マスタの残量がどの位あるかは、不明である。かかる前提のもとで、制御手段によるマスタロールの後端検知等制御内容について説明する。
【0044】
6.1 制御パターン1
図6において、孔版印刷装置1の主電源をオンすることで、「開始」される。ステップP1で検出手段S1、S2についてオンされているかどうかがチェックされる。マスタ先端部は切断手段25で切断された状態にある。検出手段S1がオンならば、さらに検出手段S2がオンするまで送ることができるが、可能なマスタ送り量は黒色シールB1、B2(第1マーク、第2マーク)間の1/2版分の長さしかない。また、検出手段S2がオンならば、残量はない。したがって、何れかの検出手段がオンならば、ステップP2へ進み、エラー表示部41によりマスタ無しをランプ表示する。
オペレータは、手動でマスタを支持手段33から取り外す。プラテンローラ22を解除するだけで簡単にマスタを除去できる。
【0045】
6.2 制御パターン2
図6において、ステップP1で検出手段S1又はS2がオンでないときには、マスタ残量は少なくとも1/2版以上ある。ステップP3に進み、製版モードにあるか否かがチェックされる。製版モードでなければリターンし、製版モードならステップP4でマスタの搬送開始のための準備が整えられる。
【0046】
ステップP5で、モータM1、M2、M3などがオンされてマスタが搬送され、これに伴いマスタ送り量Aのカウント開始がなされ、ステップP6でカウントアップされていく。
【0047】
マスタ残量が非常に大きい場合には、ステップP7、P8を通過してステップP9で送り量Aが1版分に達したら、ステップP10でオンしていた送り用のモータをオフにしてマスタの搬送を停止し、カウント数をクリアしてリターンへ抜ける。
【0048】
図8に、本制御パターン2における、マスタ2の状態を例示する。図8において、[S・P]は芯部23aが支持手段33にセットされているセット位置であり、[C・P]が切断手段によるカット位置であり、斜線を施した部分が、「開始」時から手順実行により搬送された送り量Aに相当する(後述する図9乃至図14においても同様の表示をしている)。
【0049】
本例ではステップP7までの送り量となる。図8に仮想線で示した部分は、マスタロールを支持手段33の位置を起点にして巻きほぐした場合を例示したもので、マスタの黒色シールB1、B2(第1マーク、第2マーク)が検知手段により検知されるまでにはまだ相当余裕があることを示している。
【0050】
6.3 制御パターン3(請求項関連)
図6において、ステップP6でマスタ送り量がカウントアップされつつ、搬送され、ステップP7で検出手段S1による黒色シールS1(第1マーク)の検知がなされず、ステップP8において最初に検知手段S2により黒色シールB2(第2マーク)が検知された場合には、ステップP11へ進み、A≧X?がチェックされる。A≧Xならば、それまでの送り量AがXに等しく、或いはXを超えているので自動給版、排版が可能である。
【0051】
よって、ステップP12で、マスタ送りにかかるモータをオフにして、マスタの搬送を停止し、それまでのカウンタ値をクリアし、切断手段によりマスタを切断した上で、ステップP13に進み、版胴3にマスタを巻き付ける巻き付け動作を行い、ステップP14でモータM4を駆動して自動で給版、排版動作を行なう。
【0052】
支持手段33に支持されたマスタは、残りがない状態なので、ステップP15でエラー表示部41でマスタ無しをランプ表示する。オペレータは、手動でマスタを支持手段33から取り外す。プラテンローラ22を解除するだけで簡単にマスタを除去できる。
【0053】
図9に、本制御パターン3における、マスタ2の状態を例示する。図9において、斜線を施した部分が、「開始」時から本手順実行により搬送された送り量Aに相当する。本例ではステップP8までの送り量となる。ステップP12においてマスタ切断後に製版装置4上に残るマスタは、図9において斜線部を除外した部分である。
【0054】
6.4 制御パターン4(請求項関連)
上記制御パターン3においてステップP11で、「A≧X?」がチェックされ、「A≧X」だった場合は説明した。本例では、「A≧X」でなかった場合に相当し、「A<X」であるので、マスタは自動給版不能な残量しか残っていない。かかるケースでは、ステップP16でマスタ送りにかかるモータをオフにして、マスタの搬送を停止し、それまでのカウンタ値をクリアし、マスタは切断することなく、ステップP17においてエラー表示部41でマスタ無しをランプ表示する。オペレータは、手動でマスタを支持手段33から取り外す。プラテンローラ22を解除するだけで簡単にマスタを除去できる。
【0055】
図10に、本制御パターン4における、マスタ2の状態を例示する。図10において、斜線を施した部分が、「開始」時から本手順実行により搬送された送り量Aに相当する。本例ではステップP8までの送り量となる。製版装置4上に残るマスタは、斜線部を施した部分を含めて製版装置4上から除去される。
【0056】
6.5 制御パターン5(請求項関連)
図6において、ステップP6でマスタ送り量がカウントアップされつつ、搬送され、ステップP7で検出手段S1による黒色シールS1(第1マーク)の検知がなされた場合には、図7のステップP18において「A≧1/2版分?」がチェックされる。「A≧1/2版分?」でなければ、「A<1/2版」ということであり、1版分に足りないので、ステップP19に進んで検知手段S2が黒色シールB2(第2マーク)を検知してオンするのを待ち、検知手段S2がオンしたら、ステップP20でマスタ送りにかかるモータをオフにして、マスタの搬送を停止し、それまでのカウンタ値をクリアし、切断手段によりマスタを切断した上で、ステップP21に進み、版胴3にマスタを巻き付ける巻き付け動作を行い、ステップP22でモータM4を駆動して自動で給版、排版動作を行なう。
【0057】
支持手段33に支持されたマスタは、残りがない状態なので、ステップP23に進み、エラー表示部41でマスタ無しをランプ表示する。オペレータは、手動でマスタを支持手段33から取り外す。プラテンローラ22を解除するだけで簡単にマスタを除去できる。
【0058】
図11に、本制御パターン5における、マスタ2の状態を例示する。図11において、斜線を施した部分が、「開始」時から本手順実行により搬送された送り量Aに相当する。本例ではステップP7までの送り量となる。ステップP20においてマスタ切断後に製版装置4上に残るマスタは、図11において斜線部を除外した部分である。
【0059】
6.6 制御パターン6(請求項関連)
上記制御パターン5において図7のステップP18で、「A≧1/2版分?」でなかった場合については説明した。本例では、「A≧1/2版分」だった場合に相当し、第1検知手段S1による黒色シールB1の検知時においてマスタ2の送り量が1/2版以上あるのであるから、黒色シールB1〜黒色シールB2間の1/2版の長さを入れると、少なくとも1版分は送り可能なはずである。
【0060】
本制御パターン4における、マスタ2の状態を例示する。図12において、斜線を施した部分が、「開始」時から本手順実行により搬送された送り量Aに相当する。本例ではステップP7までの送り量となる。
【0061】
かかる状態から、検知手段S2による黒色シールB2(第2マーク)の検知まで、さらに1版分の送りが可能である。この1版分を送った状態を例示したのが図13である。この1版分送られた量を図13に斜線で示した。
【0062】
こうして、ステップP24で1版分送り、ステップP25でマスタ送りにかかるモータをオフにして、マスタの搬送を停止し、それまでのカウンタ値をクリアし、切断手段によりマスタを切断した上で、ステップP26に進み、版胴3に図13における斜線部分に相当するマスタを巻き付ける巻き付け動作を行い、ステップP27で印刷動作を行なう。
【0063】
印刷後、ステップP28で再度マスタの送りを開始し、検知手段S2が黒色シールB2(第2マーク)を検知してオンするまで搬送する。かかるマスタの送り再開時においてマスタは、図13における斜線部分がない状態から送りが開始される。
【0064】
ステップP28以降、つまり、ステップP11'〜ステップP17'までのプロセスは、既に説明した前記図6におけるステップP11〜ステップP17までのプロセスと同じである。よって、対応するステップ符号に「'」を付している。
【0065】
ステップP28において検知手段S2により黒色シールB2(第2マーク)が検知された場合には、ステップP11'へ進み、A≧X?がチェックされる。A≧Xならば、それまでの送り量AがXに等しく、或いはXを超えているので自動給版、排版が可能である。
【0066】
よって、ステップP12'で、マスタ送りにかかるモータをオフにして、マスタの搬送を停止し、それまでのカウンタ値をクリアし、切断手段によりマスタを切断した上で、ステップP13'に進み、版胴3にマスタを巻き付ける巻き付け動作を行い、ステップP14'でモータM4を駆動して自動で給版、排版動作を行なう。
【0067】
支持手段33に支持されたマスタは、残りがない状態なので、ステップP15'でエラー表示部41でマスタ無しをランプ表示する。オペレータは、手動でマスタを支持手段33から取り外す。プラテンローラ22を解除するだけで簡単にマスタを除去できる。
【0068】
ステップP11'で「A≧X」でなかった場合には、「A<X」であるので、マスタは自動給版不能な残量しか残っていない。かかるケースでは、ステップP16'でマスタ送りにかかるモータをオフにして、マスタの搬送を停止し、それまでのカウンタ値をクリアし、マスタは切断することなく、ステップP17'においてエラー表示部41でマスタ無しをランプ表示する。オペレータは、手動でマスタを支持手段33から取り外す。プラテンローラ22を解除するだけで簡単にマスタを除去できる。
【0069】
【発明の効果】
請求項記載の発明では、マスタの後端検知及びその後の処理が簡易な孔版印刷装置を提供することができる。
【0070】
請求項2記載の発明では、マークは、煩雑な印刷という手段によることなく、光不透過性のシールを貼るなど簡単に付することができる。また、検知手段として従来問題のあった反射型でなく、光透過型のセンサを使用することができる。
【0072】
請求項記載の発明では、自動給版、排版によりマスタの残部がマスタ搬送経路上に残らないようにすることができる。
【0073】
請求項記載の発明では、オペレータは、マスタ残量がないことを警告手段により的確に知ることができる。
【0074】
請求項記載の発明では、マスタ残量が1版分に満たないときでも、自動給版、排版により、オペレータの負担を軽減することができる。
【0075】
請求項記載の発明では、マスタを可能な限り使いきり、かつ、マスタ残量がないことを警告手段により的確に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる孔版印刷装置の概略構成を説明した図である。
【図2】本発明にかかる孔版印刷装置の一部であって、給版装置、排版装置などの要部を説明した図である。
【図3】マスタ後端部の斜視図である。
【図4】マスタ、マーク、検知手段の関係を説明した斜視図である。
【図5】制御手段を例示したブロック図である。
【図6】フローチャートである。
【図7】フローチャートである。
【図8】マスタの残量部を説明した図である。
【図9】マスタの残量部を説明した図である。
【図10】マスタの残量部を説明した図である。
【図11】マスタの残量部を説明した図である。
【図12】マスタの残量部を説明した図である。
【図13】マスタの残量部を説明した図である。
【符号の説明】
2 マスタ
3 版胴
23a 芯部
S1、S2 検知手段
B1 第1マーク
B2 第2マーク

Claims (6)

  1. マスタをくわえるクランパを具備した版胴のまわりに少なくとも製版装置と、排版装置が配置されている孔版印刷装置であって、
    前記製版装置は、マスタの送り方向での上流側から、マスタロールを支持する支持手段と、該支持手段により支持されたマスタロールから引き出されたマスタを穿孔製版するサーマルヘッドと、該マスタを前記サーマルヘッドに接触させつつ搬送するプラテンローラと、マスタを切断する切断手段と、マスタを版胴側へ向けて送る送りローラを、順に配置していると共に、前記排版装置は、前記版胴に巻装されたマスタの一端部をくわえ込んで排版方向に引き出す搬送手段を具備している孔版印刷装置において、
    前記支持手段は、前記マスタロールとして、ロール状に巻かれたマスタの芯部に近い最後尾部であってマスタ幅方向の片側に設けた第2マークと、この第2マークの前方側1/2版分の位置で該マスタ幅方向の他の片側に設けた第1マークとを有するマスタロール(但し、1/2版とは、当該マスタの装着対象である版胴に巻装することができる最大サイズの版を1版とするとき、その1/2の長さの版とする。)を支持することができるものであり、該支持手段の近傍には前記第1のマーク及び前記第2のマークを検知する2つの検知手段をマスタの幅方向に対向配置すると共に、該検知手段による前記マークの検知時の該マスタの送り量に応じて、前記製版装置、前記排版装置、前記版胴の各駆動を制御する制御手段を具備していることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷装置において、前記マスタロールとして、前記ロール状に巻かれたマスタは透過型検知手段による検知が可能な光透過性を有し、前記マークは光不透過性であることを特徴とする孔版印刷装置
  3. 請求項1又は2記載の孔版印刷装置において、
    前記制御手段は、当該孔版印刷装置を起動後、最初に前記検知手段により検知されたのが前記第2マークであり、その時の前記マスタの送り量が給版、排版可能な長さであるときには、マスタの搬送を停止し、前記切断手段によりマスタを切断してから給版、排版を行なうように制御することを特徴とする孔版印刷装置。
  4. 請求項1又は2記載の孔版印刷装置において、
    当該孔版印刷装置はマスタ残量無しを警告する警告手段を具備していて、
    前記制御手段は、当該孔版印刷装置を起動後、最初に前記検知手段により検知されたのが前記第2マークであり、その時の前記マスタの送り量が給版不能な長さであるときには、マスタの搬送を停止し、前記警告手段によりマスタ残量無しを警告するように制御することを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 請求項1又は2記載の孔版印刷装置において、
    前記制御手段は、当該孔版印刷装置を起動後、最初に前記検知手段により検知されたのが前記第1マークであり、その時の前記マスタの送り量が1/2版未満の時は、さらに前記第2マークが前記検知手段により検知されるまで搬送し、前記切断手段によりマスタを切断してから給版、排版を行なうように制御することを特徴とする孔版印刷装置。
  6. 請求項5記載の孔版印刷装置において、
    当該孔版印刷装置はマスタ残量無しを警告する警告手段を具備していて、
    前記制御手段は、当該孔版印刷装置を起動後、最初に前記検知手段により検知されたのが前記第1マークであり、その時の前記マスタの送り量が1/2版以上の時は、1版分の長さを送った後、前記切断手段によりマスタを切断して印刷に供し、さらに前記第2マークが前記検知手段により検知されるまで搬送し、その検知時における前記マスタの送り量に応じて前記警告手段によりマスタ残量無しを警告もしくは前記切断手段により切断して給版、排版するように制御することを特徴とする孔版印刷装置。
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