JP4308691B2 - 半導体基板および半導体基板の製造方法 - Google Patents

半導体基板および半導体基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は一般に半導体装置に係り、特に強誘電体膜を有する半導体装置に関する。
いわゆるDRAMあるいはSRAM等の半導体記憶装置はコンピュータを始めとする情報処理装置において高速主記憶装置として広く使われているが、これらは揮発性の記憶装置であり、電源をオフにすると記憶された情報は失われてしまう。これに対し、従来よりプログラムやデータを格納する大容量補助記憶装置として不揮発性の磁気ディスク装置が使われている。
しかし、磁気ディスク装置は大型で機械的に脆弱であり、消費電力も大きく、さらに情報を読み書きする際のアクセス速度が遅い欠点を有している。これに対し、最近では不揮発性補助記憶装置として、フローティングゲート電極に情報を電荷の形で蓄積するEEPROMあるいはフラッシュメモリが使われていることが多くなっている。特にフラッシュメモリはDRAMと同様なセル構成を有するため大きな集積密度に形成しやすく、磁気ディスク装置に匹敵する大容量記憶装置として期待されている。
一方、EEPROMやフラッシュメモリでは、情報の書き込みがトンネル絶縁膜を介してのフローティングゲート電極へのホットエレクトロンの注入によってなされるため、必然的に書き込みに時間がかかり、また情報の書き込みおよび消去を繰り返すとトンネル絶縁膜が劣化してしまう問題が生じていた。トンネル絶縁膜が劣化してしまうと書き込みあるいは消去動作が不安定になってしまう。
これに対し、情報を強誘電体膜の自発分極の形で記憶する強誘電体記憶装置(以下FeRAMと記す)が提案されている。かかるFeRAMでは個々のメモリセルトランジスタがDRAMの場合と同様に単一のMOSFETよりなり、メモリセルキャパシタ中の誘電体膜をPZT(Pb(Zr,Ti)O3)あるいはPLZT(Pb(Zr,Ti,La)O3)、さらにはSBT(SrBi2Ta23)、SBTN(SrBi2(Ta,Nb)23)等の強誘電体に置き換えた構成を有しており、高い集積密度での集積が可能である。また、FeRAMは電界の印加により強誘電体キャパシタの自発分極を制御するため、書き込みをホットエレクトロンの注入によって行なうEEPROMやフラッシュメモリに比べて書き込み速度が1000倍あるいはそれ以上速くなり、また消費電力が約1/10に低減される有利な特徴を有している。さらにトンネル酸化膜を使う必要がないため寿命も長く、フラッシュメモリの10万倍の書き換え回数を確保できると考えられる。
図1は、従来のFeRAM20の構成を示す。
図1を参照するに、FeRAM20はフィールド絶縁膜22により画成されたp型ウェル21Aとn型ウェル21Bとを有するp型あるいはn型のSi基板21上に形成されており、前記p型ウェル21A上にはポリサイド構造のゲート電極24Aが、ゲート絶縁膜23Aを介して形成されている。また前記n型ウェル21B上には、ポリサイド構造のゲート電極24Bがゲート絶縁膜23Bを介して形成されている。さらに前記p型ウェル21A中には、前記ゲート電極24Aの両側にn型拡散領域21a,21bが形成されており、前記n型ウェル21B中には前記ゲート電極24Bの両側にp型拡散領域21c,21dが形成されている。前記ゲート電極24Aは活性領域の外ではフィールド酸化膜22上を延在し、FeRAMのワード線(WL)の一部を構成する。
前記ゲート電極24A,24Bの各々は側壁絶縁膜を有し、前記Si基板21上に前記フィールド絶縁膜22を覆うようにCVD法により形成された厚さが約200nmのSiONカバー膜25により覆われている。
前記カバー膜25は、さらにTEOSガスを原料としたCVD法により形成された厚さが約1μmのSiO2層間絶縁膜26により覆われており、前記層間絶縁膜26の表面はCMP法により平坦化されている。
さらに前記層間絶縁膜26の平坦化表面上には厚さが10〜30nm、好ましくは約20nmのTi膜と、厚さが100〜300nm、好ましくは約175nmのPt膜とを順次積層した構造の下部電極27と、厚さが100〜300nm、好ましくは約240nmのPZT((Pb(Zr,Ti)O3)あるいはPZLT((Pb,La)(Zr,Ti)O3)よりなる強誘電体キャパシタ絶縁膜28と、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28上に形成された厚さが100〜300nm、好ましくは約200nmのIrOxよりなる上部電極29とを順次積層した構成の強誘電体キャパシタが形成されている。前記Ti膜およびPt膜は、典型的にはスパッタリングにより形成され、一方、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28は、典型的にはスパッタリングの後、酸素雰囲気中、725°Cで20秒間、急速熱処理を行うことにより結晶化される。前記強誘電体膜28は、CaとSrとを添加されているのが好ましく、スパッタリング以外にも、スピンオン法、ゾルゲル法、MOD(metal organic deposition)法、あるいはMOCVD法により形成することができる。また、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28としては、PZTあるいはPLZT膜以外にも、SBT(SrBi2(Ta,Nb)29)膜,BTO(Bi4Ti212)膜などを使うことが可能である。また、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28の代わりにBST((Ba,Sr)TiO3)膜やSTO(SrTiO3)膜などの高誘電体膜を使うことにより、DRAMを形成することも可能である。また、前記上部電極29を構成するIrOx膜は、典型的にはスパッタリングにより形成される。なお、前記上部電極29としては、IrOx膜の代わりにPt膜やSRO(SrRuO3)膜を使うことも可能である。
ところで、このようにして形成された強誘電体キャパシタでは、半導体プロセスに伴う還元性雰囲気、特に水素に暴露されると前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28に容易に還元が生じてしまい、電気特性が著しく劣化する。このため前記強誘電体キャパシタは、常温下におけるスパッタリング法により形成された厚さが約50nmのAl23よりなるエンキャップ層330Aにより覆われており、さらに前記エンキャップ層330Aは、前記層間絶縁膜26上にスパッタリンクにより約20nmの厚さに形成された別のAl23エンキャップ層330により覆われている。ここで前記Al23エンキャップ層330は、水素の進入を阻止するバリア膜として機能する。
前記エンキャップ層330上には、SiO2層間絶縁膜30がSiH4、あるいはSi26,Si38,Si23Clなどのポリシラン化合物、あるいはSiF4あるいはTEOSを原料としたCVD法、好ましくはプラズマCVD法により、前記上部電極29から上で約400nmの厚さになるように形成されており、前記層間絶縁膜30中には前記上部電極29および下部電極27をそれぞれ露出するコンタクトホール30A,30Bが、また前記層間絶縁膜26中に延在し、それぞれ前記拡散領域21a,21b,21cおよび21dを露出するコンタクトホール30C,30D,30Eおよび30Fが形成されている。また、前記層間絶縁膜30中には、前記素子分離膜22上に形成されたワード線パターンWLを露出するコンタクトホール30Gが形成されている。
図1の従来のFeRAM20では、前記コンタクトホール30Aおよび30Bの各々において、それぞれのコンタクトホール内壁面に直接に接するように、また露出された上部電極29あるいは下部電極27の表面と直接に接するように、TiNなどの導電性窒化物よりなる密着膜31Aあるいは31Bが約50nmの厚さに形成され、前記コンタクトホール30Aにおいては前記TiN密着膜31A上に、Wよりなる導体プラグ32Aが、また前記コンタクトホール30Bにおいては前記TiN密着膜31B上に、Wよりなる導体プラグ32Bが、WF6,ArおよびH2の混合ガスを使ったCVD法により形成されている。
また前記FeRAM20では同様に、前記コンタクトホール30C〜30Gのそれぞれの内壁面上にTi/TiN密着層31C〜31Gが形成されており、前記Ti/TiN密着層31C〜31Gの各々の上には、それぞれのコンタクトホールを充填するように、Wプラグ32C〜32Gが形成されている。
さらに前記層間絶縁膜30上には、前記Wプラグ32A〜32Gの各々に対応して、Alよりなる配線パターン33A〜33Fが形成されており、前記配線パターン33A〜33Fは、プラズマCVD法により形成されたSiO2膜よりなる次の層間絶縁膜34により覆われている。前記層間絶縁膜30と同様に、層間絶縁膜34はSiH4、あるいはSi26やSi38、Si23Clなどよりなるポリシラン化合物、あるいはTEOSを原料として形成することができる。
さらに前記層間絶縁膜34上にはSiO2よりなる保護絶縁膜35を、プラズマCVD法により、100nm以上の厚さに形成する。このようにして形成された保護絶縁膜35は、層間絶縁膜34の形成に続く平坦化工程(CMP)により露出されたスリット(空洞)を覆う。
さらに前記保護絶縁膜35中には前記層間絶縁膜34を貫通して、前記配線パターン33Aおよび33Fを露出するコンタクトホール35A,35Bがそれぞれ形成され、前記コンタクトホール35A,35Bの内壁面上には、TiN密着層36A,36Bをそれぞれ介してWプラグ37A,37Bが形成されている。
さらに前記保護絶縁膜35上には、前記Wプラグ37A,37BとコンタクトするAlあるいはAl合金よりなる配線パターン38A,38Bが形成される。その際、前記配線パターン38Aあるいは38Bと前記保護絶縁膜35との間には、前記コンタクトホール35A,35Bの内壁面を覆うTiN密着膜36A,36Bが延在する。
さらに前記配線パターン38A,38Bは、前記層間絶縁膜30あるいは34と同様にして形成された層間絶縁膜39により覆われ、さらに前記保護絶縁膜35と同様な保護絶縁膜40により覆われた後、前記保護絶縁膜40上にビット線(BL)パターンを含む配線パターン41A〜41Eが形成される。
図1のFeRAM20は、図2(A)〜図5(F)の工程により製造される。
図2(A)を参照するに、前記拡散領域21a〜21dを形成され前記ポリサイドゲート電極24A,24Bを担持するSi基板21上には、前記ゲート電極24A,24Bを覆うようにSiO2層間絶縁膜26がTEOSを原料としたプラズマCVD法により約1μmの厚さに形成されている。さらに前記層間絶縁膜26をCMP法により平坦化した後、Ti膜とPt膜とを順次、それぞれ20nmおよび175nmの厚さに堆積し、その上にスパッタリングにより、先にも説明したように好ましくはCaとSrとを添加されたPLZTなどの強誘電体膜を240nmの厚さに形成する。このようにして形成されたPLZT膜は、酸素雰囲気中、725°Cにて20秒間、125°C/秒の昇温速度の急速熱処理工程により結晶化される。
さらに強誘電体膜の結晶化の後、前記強誘電体膜上にIrOx膜をスパッタリング法により、200nmの厚さに形成する。
このようにして形成されたIrOxをレジストプロセスによりパターニングすることにより、前記上部電極29が形成される。前記レジストプロセスの後、前記強誘電体膜は、再び酸素雰囲気中、650°Cで60分間熱処理され、IrOx膜のスパッタリング工程およびパターニング工程の際に強誘電体膜中に導入された欠陥が補償される。
次に、前記上部電極29を含むようにレジストパターンを形成し、かかるレジストパターンをマスクに前記強誘電体膜をパターニングし、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜膜28を形成する。前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28の形成の後、さらに窒素雰囲気中において熱処理を行うことにより、前記層間絶縁膜26中の脱水を行う。
さらに前記Pt/Ti層上に、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28および上部電極29を覆うようにAl23膜を常温でスパッタリングすることにより、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28をH2から保護するエンキャップ層330Aを形成する。前記エンキャップ層330Aの形成後、酸素雰囲気中、550°Cで60分間の熱処理を行い、エンキャップ層330Aの膜質を向上させる。
さらにこのようにして形成されたエンキャップ層330A上にレジストパターンを形成し、かかるレジストパターンをマスクに前記Pt/Ti層をパターニングし、下部電極27を形成する。
さらに前記下部電極27のパターニングの際に使ったレジストパターンを除去し、350°Cにて30分間熱処理し、さらに前記層間絶縁膜26上にAl23膜をスパッタリングすることにより、第2のエンキャップ層330を、エンキャップ層330がその下のエンキャップ層330Aを覆うように形成する。
さらに図2(A)の工程では、前記エンキャップ層330の形成の後、酸素雰囲気中、650°Cで30分間の熱処理を行い、強誘電体キャパシタ絶縁膜28中に導入されたダメージを解消する。さらに前記エンキャップ層330上に層間絶縁膜30を、先にも説明したように、SiH4、あるいはSi26,Si38やSi23Cl等のポリシラン化合物、あるいはSiF4を原料としたプラズマCVD法により、約1200nmの厚さに形成する。前記層間絶縁膜30は、TEOSを原料として形成することも可能である。また、プラズマCVD法の他に、熱励起CVD法やレーザ励起CVD法を使うこともできる。前記層間絶縁膜30は、形成された後、CMP法により、上部電極29の表面から測った厚さが約400nmになるまで研磨され、平坦化される。
次に図2(B)の工程において前記層間絶縁膜30の脱水処理を、N2プラズマあるいはN2Oプラズマを使って行った後、CHF3およびCF4とArの混合ガスを使ったレジストプロセスにより、前記層間絶縁膜30中に、前記エンキャップ層330および330Aを貫通して、それぞれ前記上部電極29および下部電極27を露出するようにコンタクトホール30Aおよび30Bを形成する。
さらに図2(B)の工程では、このようにして形成された構造を酸素雰囲気中、550°Cで60分間熱処理し、コンタクトホール30Aおよび30Bの形成に伴って生じる強誘電体キャパシタ絶縁膜28の膜質劣化を回復させる。
次に図3(C)の工程において図2(B)の構造上にコンタクトホール30C〜30Fに対応する開口部を有するレジストパターンRを形成し、前記レジストパターンRをマスクに前記層間絶縁膜30および26をパターニングし、拡散領域21a〜21dをそれぞれ露出するコンタクトホール30C〜30Fを形成する。図3(C)および以下の説明では、図1に示したコンタクトホール30Gの形成は、簡単のため省略して示している。
次に図3(D)の工程において前記レジストパターンRを除去し、Arプラズマエッチングによる前処理を行った後、前記層間絶縁膜30上にTiN膜31をスパッタリングにより、約50nmの厚さに、前記TiN膜31が前記コンタクトホール31Aの内壁面および底面、また前記コンタクトホール31Bの内壁面および底面を連続して覆うように形成する。このようにして形成されたTiN膜31は、前記コンタクトホール31Aの底面において前記上部電極29の露出部にコンタクトし、また前記コンタクトホール31Bの底面において前記下部電極27の露出部にコンタクトする。また前記TiN膜31は、コンタクトホール30C〜30Fにおいて、露出された拡散領域21a〜21dとコンタクトする。
次に図4(E)の工程において、図3(D)の構造上にWF6とArおよびH2を使ったCVD法により、W層32を前記TiN膜31上に、前記コンタクトホール30C〜30Fの各々を充填するように堆積する。
図4(E)の工程では、W層のCVD工程においてH2が使われるが、図4(E)の構造では強誘電体膜28を含む強誘電体キャパシタ全体がエンキャップ層330,330Aおよび前記TiN膜31により連続的に覆われているため、H2が強誘電体膜28に到達することはなく、還元による強誘電体キャパシタの特性劣化の問題が回避される。
次に図4(F)の工程において、前記層間絶縁膜30上のW層32をCMP法により研磨・除去し、その結果、コンタクトホール30A〜30F内に残留したW層部分により、Wプラグ32A〜32Fがそれぞれ形成される。また、かかるCMP工程の結果、前記TiN膜31も平坦化され、各々のコンタクトホール30A〜30Fに対応してTiNパターン31A〜31Fが形成される。
このようにして形成されたWプラグ32A〜32Fのうち、Wプラグ32AはIrOxよりなる上部電極29とTiNパターン31Aを介してコンタクトするが、先にも表1で説明したように、TiNパターン31AはIrOxなどの導電性酸化物と反応することがなく、このためコンタクト抵抗の増大は生じない。
さらに、図4(F)の構造上に通常の工程により多層配線構造を形成することにより、図1のFeRAM20が得られる。
特開昭63−107037号公報 特開2002−93868号公報 特開平4−368147号公報 特開2003−23138号公報
ところで、このようなAl23エンキャップ層330,330Aを水素バリアとして使う従来のFeRAM20においては、前記強誘電体キャパシタの大きさを、FeRAM20の微細化に合わせて減少させた場合、強誘電体キャパシタの電気特性を維持するために前記Al23エンキャップ層330,330Aの膜厚を増大させ、より完全な水素遮断を実現することが要求される。このため、図1の構成を有する最近のFeRAMでは、前記Al23エンキャップ層330Aの膜厚を例えば50nmに、また前記Al23エンキャップ層330の膜厚を例えば100nmまで増大させることが行われているが、本発明の発明者は、図1のFeRAM20においてこのように厚いAl23エンキャップ層330,330Aを用いた場合、スクライブラインに設けられているアラインメントマークに腐食やはがれが生じ、特に図3(B)の工程におけるコンタクトホール30A,30Bの形成の際の位置合わせが困難となり、またパーティクルが発生し、FeRAMの製造歩留まりが大きく低下する問題が生じるのを見出した。
本発明の発明者は、上記問題の原因を鋭意究明し、本発明に至ったものである。
一の観点によれば本発明は、素子領域と非素子領域とを画成されたウェハと、前記素子領域に形成された第1の積層構造と、前記第1の積層構造を覆う、エッチングレシピに対して第1のエッチング速度を示す第1の絶縁膜と、前記素子領域に前記第1の絶縁膜で覆われた前記第1の絶縁構造を覆うように形成され、前記エッチングレシピに対して第1のエッチング速度をよりも大きな第2のエッチング速度を示す第2の絶縁膜とを含む半導体基板であって、前記非素子領域に第2の積層構造を有し、前記第1の絶縁膜は、Al23膜であり、前記第2の絶縁膜はSiO2膜であり、前記第2の積層構造は、前記第1の積層構造と同一の層構造を有し、前記第1の積層構造は、下部電極と、前記下部電極上に形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成された上部電極とよりなるキャパシタ構造を形成し、前記第2の積層構造は第1の位置合わせマークを形成し、前記第2の積層構造上には、前記第1の位置合わせマークに対応した第2の位置合わせマークが形成されていることを特徴とする半導体基板を提供する。
他の観点によれば本発明は、非素子領域で画成されたウェハの素子領域において、下地層上に第1の積層構造を形成する工程と、前記第1の積層構造を、エッチングレシピに対して第1のエッチング速度を示す第1の絶縁膜により覆う工程と、前記第1の積層構造を、前記第1の絶縁膜により覆われた状態で、前記エッチングレシピに対して第2のより大きなエッチング速度を示す第2の絶縁膜により覆う工程と、前記第2の絶縁膜中に、前記第1の積層構造を露出する第1の開口部を形成する工程と、前記第1の開口部を充填する第1の導体プラグを形成する工程とを含む半導体基板の製造方法において、前記第1の積層構造を形成する工程は、前記第1の積層構造と同時に第2の積層構造を、前記非素子領域上に形成する工程を含み、前記第1の開口部を形成する工程は、前記第1の開口部と同時に、前記第2の絶縁膜中に前記第2の積層構造を露出する第2の開口部を形成する工程を含み、前記第1の導体プラグを形成する工程は、前記第1の導体プラグと同時に、前記第2の開口部を充填する導体パターンを形成する工程とを含み、前記第1の絶縁膜は、Al23膜であり、前記第2の絶縁膜はSiO2膜であり、前記第2の積層構造は、前記第1の積層構造と同一の層構造を有し、前記第1の積層構造は、下部電極と、前記下部電極上に形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成された上部電極とよりなるキャパシタ構造を形成し、前記第2の積層構造は第1の位置合わせマークを形成し、前記第2の積層構造上には、前記第1の位置合わせマークに対応した第2の位置合わせマークが形成されていることを特徴とする半導体基板の製造方法を提供する。

本発明によれば、前記非素子領域に前記積層構造の少なくとも一部を含む第2の積層構造を形成することにより、前記第2の絶縁膜中、前記第1の積層構造上に、前記第1の絶縁膜を貫通して前記第1の積層構造にコンタクトするように第1の導体パターンを形成すると同時に、前記非素子領域上にマークパターンとして第2の導体パターンを形成するような場合に、前記第1および第2の絶縁膜を介して前記第1の導体パターンのための第1の開口部をエッチングにより形成する際のエッチング時間が、前記第1の絶縁膜のエッチング工程に伴って増大することがあっても、前記非素子領域において前記第2の開口部の延伸が前記第2の積層構造によって止められ、第2の開口部が前記半導体基板に達することはない。このため、かかる第1および第2の開口部を例えばWF6などの原料ガスを使ったCVD法により導体パターンで充填した場合でも、原料ガスが半導体基板に接することがなく、その結果、前記第2の開口部において原料ガスが半導体基板に接することで生じる腐食性ガスの発生が抑制される。その結果、前記第2の開口部に形成される第2の導体パターンの形状が不明確になることはない。また、腐食性ガスの発生が抑制されるため、望ましくないパーティクルの発生も効果的に抑制することができ、半導体装置の製造歩留まりが向上する。
本発明によれば、前記第2の積層構造を前記第1の積層構造と同時に形成し、さらに前記第1の開口部を前記第2の開口部と同時に、従って前記第1の導体パターンを前記第2の導体パターンと同時に形成することにより、前記非素子領域において前記第2の積層構造と前記第2の導体パターンを、位置合わせマークとして使うことが可能になり、前記第1の積層構造と前記第1の導体パターンとの間に高い位置合わせ精度を確保することが可能になる。
また本発明では前記第2の積層構造を、前記第2の絶縁膜に接して形成することにより、前記第1の絶縁膜は前記第1の積層構造上に限定されており、その結果、前記素子領域の他の部分において前記第1の積層構造よりも下のレベルに到達する様々なコンタクトホールやビアホールを形成する際に、前記第1の絶縁膜の存在によりかかるコンタクトホールやビアホールをエッチングにより形成する際のプロセス時間が短縮される。
さらに本発明では前記第2の積層構造を、前記第1の積層構造と同一の層構造を有するように形成することにより、発明を実施するに当たり、プロセスの増加を回避することができる。
また本発明では、前記第2の積層構造の近傍に第1の位置合わせマークあるいは親マークを形成し、前記第2の積層構造上に、前記親マークに対応した第2の位置合わせマークないし子マークを形成することで、前記第1の積層構造と前記第1の導体パターンとのアラインメントを確実に検出することが可能になる。さらに前記第2の積層構造自体を前記第1の位置合わせマークとして使うことも可能である。
本発明では前記第1の絶縁膜として、水素の浸透を阻止する膜を使うことが可能である。特に前記第1の絶縁膜として、Al23を含む膜を使うことにより、前記第1の素子構造を水素あるいは水素を含む還元性雰囲気から効果的に保護することが可能である。
特に前記第1の積層構造として、下部電極と、前記下部電極上に形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成された上部電極とよりなるキャパシタ構造を形成することにより、前記素子領域には強誘電体メモリを形成することが可能になる。その際、前記第2の積層構造を、前記下部電極に対応した、前記下部電極と同一の材料よりなり前記下部電極と同一の膜厚の第1の層と、前記第1の層上に形成され、前記強誘電体膜に対応した、前記強誘電体膜と同一の材料よりなり前記強誘電体膜と同一の膜厚の第2の層と、前記第2の層上に形成され、前記上部電極に対応した、前記上部電極と同一の材料よりなり、前記上部電極と同一の膜厚の第3の層とよりなるように形成することで、前記第2の積層構造を前記第1の積層構造と同時に、追加工程なく形成することが可能となる。
本発明では、かかる非素子領域として、前記ウェハ上のスクライブラインを使うことができる。前記第2の積層構造をかかるスクライブライン上に形成することで、貴重な素子領域に前記第2の積層構造を形成する必要がなくなり、前記素子領域の利用効率を向上させることができる。
[原理]
図5(A)〜図7(F)は、本発明の発明者が、本発明の基礎となる研究において見出した、前記図1のFeRAM20において前記アラインメントマークに腐食やはがれが生じるメカニズムを説明する図である。ただし図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。また図中、説明に関係しない部分は簡単のため、省略してある。
図5(A)〜7(F)は、前記FeRAM20の製造工程のうち、図2(A)〜2(B)の工程を詳細に示したものである。
図5(A)を参照するに、図1のFeRAM20はシリコンウェハよりなる基板21のうちのセル領域21Cに形成されており、前記セル領域21Cはスクライブ領域21Dにより画成されている。
図5(A)の工程では、前記セル領域21Cにおいて前記層間絶縁膜26上に、前記下部電極27に対応する導体膜270と、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28に対応する強誘電体膜と、前記上部電極29に対応する導体膜とが順次形成され、レジストプロセスによりこれらをパターニングすることにより、前記導体膜270上に強誘電体キャパシタ絶縁膜28および上部電極29が形成されている。さらに前記導体膜270上には前記上部電極29および前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28、さらに前記導体膜270のうち、前記下部電極27が形成される領域を覆うようにAl23パターン330Aが形成されている。
次に図5(B)の工程において前記導体膜270がパターニングされ、前記セル領域21Cにおいて前記下部電極27が形成されると同時に、前記スクライブ領域21Dにおいて前記導体膜270のパターニングの結果、位置合わせマークパターン27Mが形成される。
次に図5(C)の工程において前記図5(B)の構造上にAl23膜330が、一様に形成され、このようにして形成されたAl23膜330は図5(C)の段階では前記スクライブ領域21Dにおいて前記位置合わせマークパターン27Mを覆う。
このように図5(C)の段階では前記Al23膜330は前記位置合わせマークパターン27Mのみならず、前記層間絶縁膜26を基板21全体にわたり覆っているが、このような層間絶縁膜26全体を覆うAl23膜330の存在は、例えば図3(C)のような基板表面に達する深いコンタクトホール30C〜30Fの形成工程において処理効率を低下させるため、図6(D)の工程において前記Al23膜330はパターニングされ、前記下部電極27上の強誘電体キャパシタ上のみに残される。これに伴い、図6(D)の工程においては、前記スクライブ領域21D上の位置合わせマークパターン27Mも露出される。
図6(D)の工程では、さらに前記層間絶縁膜26上に前記セル領域21C中においては前記強誘電体キャパシタを覆うように、また前記スクライブ領域21D中においては前記位置合わせマークパターン27Mを覆うように、前記層間絶縁膜30が形成される。
次に図6(E)の工程において、前記位置合わせマーク27M,従って前記下部電極27を基準に、前記層間絶縁膜30中に前記上部電極29および下部電極27がそれぞれ露出するようにコンタクトホール30A、30Bが、また前記スクライブ領域21D中においては前記位置合わせマークパターン27M(親パターン)に対応した位置合わせマークパターン(子パターン)に対応して、開口部30mが形成される。なお、図6(E)では簡単のため、バリア膜の図示は省略している。
ところで図6(E)の工程では、前記コンタクトホール30A,30Bを形成するエッチングプロセスは、前記Al23膜330および330Aを積層した構造中を貫通して開口部を形成する必要があるため時間がかかり、特に最近のFeRAMのように強誘電体キャパシタが微細化された素子では、より完全な水素侵入阻止が要求されるため前記Al23膜330AおよびAl23膜330の厚さが厚くなる傾向にあり(例えば前記Al23膜330の厚さが100nm、前記Al23膜330Aの厚さが50nm)、その結果、図6(E)の工程には非常に長い時間がかかってしまう。
しかし、このように図6(E)の工程を長く行うと、前記位置合わせマークパターン30mとして前記スクライブ領域21Dに形成される開口部は非常に深くなり、その下の層間絶縁膜26中に侵入してしまい、さらにシリコン基板21にまで到達してしまう。前記スクライブ領域21Dにおいては、前記開口部30mの下にAl23膜が存在しないことに注意すべきである。
このように前記位置合わせ開口部30mがシリコン基板21に到達してしまった場合、先の図4(F)に対応する図7の工程において前記コンタクトホール30A,30Bおよび位置合わせ開口部30mをWで充填してコンタクトプラグ32A,32Bおよび位置合わせマーク(子マーク)32Mを形成しようとすると、WのCVDプロセスで使われるWF6などのFを含有する原料ガスが前記開口部30mで露出しているシリコン基板21と反応してしまい、例えば反応
WF6+Si→W+SiF6
により、腐食性のSiF6ガスが反応ガスとして発生してしまう。
このような反応ガスによる腐食作用により、前記マークパターン32Mの側壁面は不規則になり、隙間が生じたり、剥離が生じたりして、親マークパターン27Mと子マークパターン32Mとの間の距離δを使った位置合わせの精度が低下し、また以後のプロセスでの位置合わせ精度が不良となる問題が生じるものと考えられる。また基板表面にパーティクルが飛散してFeRAMの製造歩留まりが低下するなどの問題が生じるものと考えられる。

[第1実施例]
これに対し、図8(A),(B)は、上記の課題を解決した、本発明の第1実施例によるFeRAM400が形成される半導体ウェハ401を示す。ただし図8(A)は、前記ウェハ401の全体図を、また図8(B)は図8(A)の一部を拡大して示す平面図である。
図8(A),(B)を参照するに、前記半導体ウェハ401上には多数のスクライブ領域401Sが格子状に存在し、前記スクライブ領域401Sは前記ウェハ401上において格子状に配列した素子領域401A〜401Iを画成する。また前記スクライブ領域401S上には、各々の素子領域401A〜401Iの近傍に、位置合わせマークパターン401Mが形成されている。また前記素子領域401A〜401Iの各々には、強誘電体キャパシタを有するFeRAMが形成されている。
図9は、前記素子領域401AにおけるFeRAMの構成を示す断面図である。
図9のFeRAMは、図1のFeRAM20と同様な構成を有しており、フィールド絶縁膜122により画成されたp型ウェル121Aとn型ウェル121Bとを有するp型あるいはn型のSi基板121上に形成されており、前記p型ウェル121A上にはポリサイド構造のゲート電極124Aが、ゲート絶縁膜123Aを介して形成されている。また前記n型ウェル121B上には、ポリサイド構造のゲート電極124Bがゲート絶縁膜123Bを介して形成されている。さらに前記p型ウェル121A中には、前記ゲート電極124Aの両側にn型拡散領域121a,121bが形成されており、前記n型ウェル121B中には前記ゲート電極124Bの両側にp型拡散領域121c,121dが形成されている。前記ゲート電極124Aは活性領域の外ではフィールド酸化膜122上を延在し、FeRAMのワード線(WL)の一部を構成する。
前記ゲート電極124A,124Bの各々は側壁絶縁膜を有し、前記Si基板121上に前記フィールド絶縁膜122を覆うようにCVD法により形成された厚さが約200nmのSiONカバー膜125により覆われている。
前記カバー膜125は、さらにTEOSガスを原料としたCVD法により形成された厚さが約1μmのSiO2層間絶縁膜126により覆われており、前記層間絶縁膜126の表面はCMP法により平坦化されている。
さらに前記層間絶縁膜126の平坦化表面上には厚さが10〜30nm、好ましくは約20nmのTi膜と、厚さが100〜300nm、好ましくは約175nmのPt膜とを順次積層した構造の下部電極127と、厚さが100〜300nm、好ましくは約240nmのPZT((Pb(Zr,Ti)O3)あるいはPZLT((Pb,La)(Zr,Ti)O3)よりなる強誘電体キャパシタ絶縁膜128と、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128上に形成された厚さが100〜300nm、好ましくは約200nmのIrOxよりなる上部電極129とを順次積層した構成の強誘電体キャパシタが形成されている。前記Ti膜およびPt膜は、典型的にはスパッタリングにより形成され、一方、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128は、典型的にはスパッタリングの後、酸素雰囲気中、725°Cで20秒間、急速熱処理を行うことにより結晶化される。前記強誘電体膜128は、CaとSrとを添加されているのが好ましく、スパッタリング以外にも、スピンオン法、ゾルゲル法、MOD(metal organic deposition)法、あるいはMOCVD法により形成することができる。また、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128としては、PZTあるいはPLZT膜以外にも、SBT(SrBi2(Ta,Nb)29)膜,BTO(Bi4Ti212)膜などを使うことが可能である。また、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128の代わりにBST((Ba,Sr)TiO3)膜やSTO(SrTiO3)膜などの高誘電体膜を使うことにより、DRAMを形成することも可能である。また、前記上部電極129を構成するIrOx膜は、典型的にはスパッタリングにより形成される。なお、前記上部電極129としては、IrOx膜の代わりにPt膜やSRO(SrRuO3)膜を使うことも可能である。
ところで、このようにして形成された強誘電体キャパシタでは、半導体プロセスに伴う還元性雰囲気、特に水素に暴露されると前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128に容易に還元が生じてしまい、電気特性が著しく劣化する。このため前記強誘電体キャパシタは、常温下におけるスパッタリング法により形成された厚さが約50nmのAl23よりなるエンキャップ層430Aにより覆われており、さらに前記エンキャップ層430Aは、前記層間絶縁膜126上にスパッタリンクにより約100nmの厚さに形成された別のAl23エンキャップ層430により覆われている。ここで前記Al23エンキャップ層430,430Aは、水素の進入を阻止するバリア膜として機能する。
前記エンキャップ層430上には、SiO2層間絶縁膜130がSiH4、あるいはSi26,Si38,Si23Clなどのポリシラン化合物、あるいはSiF4あるいはTEOSを原料としたCVD法、好ましくはプラズマCVD法により、前記上部電極129から上で約400nmの厚さになるように形成されており、前記層間絶縁膜130中には前記上部電極129および下部電極127をそれぞれ露出するコンタクトホール130A,130Bが、また前記層間絶縁膜126中に延在し、それぞれ前記拡散領域121a,121b,121cおよび121dを露出するコンタクトホール130C,130D,130Eおよび130Fが形成されている。また、前記層間絶縁膜130中には、前記素子分離膜122上に形成されたワード線パターンWLを露出するコンタクトホール130Gが形成されている。
図9のFeRAM120では、前記コンタクトホール130Aおよび130Bの各々において、それぞれのコンタクトホール内壁面に直接に接するように、また露出された上部電極129あるいは下部電極127の表面と直接に接するように、TiNなどの導電性窒化物よりなる密着膜131Aあるいは131Bが約50nmの厚さに形成され、前記コンタクトホール130Aにおいては前記TiN密着膜131A上に、Wよりなる導体プラグ132Aが、また前記コンタクトホール130Bにおいては前記TiN密着膜131B上に、Wよりなる導体プラグ132Bが、WF6,ArおよびH2の混合ガスを使ったCVD法により形成されている。
また前記FeRAM120では同様に、前記コンタクトホール130C〜130Gのそれぞれの内壁面上にTi/TiN密着層131C〜131Gが形成されており、前記TiN密着層131C〜131Gの各々の上には、それぞれのコンタクトホールを充填するように、Wプラグ132C〜132Gが形成されている。
さらに前記層間絶縁膜130上には、前記Wプラグ132A〜132Gの各々に対応して、Alよりなる配線パターン133A〜133Fが形成されており、前記配線パターン133A〜133Fは、プラズマCVD法により形成されたSiO2膜よりなる次の層間絶縁膜134により覆われている。前記層間絶縁膜130と同様に、層間絶縁膜134はSiH4、あるいはSi26やSi38、Si23Clなどよりなるポリシラン化合物、あるいはTEOSを原料として形成することができる。
さらに前記層間絶縁膜134上にはSiO2よりなる保護絶縁膜135を、プラズマCVD法により、100nm以上の厚さに形成する。このようにして形成された保護絶縁膜35は、層間絶縁膜134の形成に続く平坦化工程(CMP)により露出されたスリット(空洞)を覆う。
さらに前記保護絶縁膜135中には前記層間絶縁膜134を貫通して、前記配線パターン133Aおよび133Fを露出するコンタクトホール135A,135Bがそれぞれ形成され、前記コンタクトホール135A,135Bの内壁面上には、TiN密着層136A,136Bをそれぞれ介してWプラグ137A,137Bが形成されている。
さらに前記保護絶縁膜135上には、前記Wプラグ137A,137BとコンタクトするAlあるいはAl合金よりなる配線パターン138A,138Bが形成される。その際、前記配線パターン138Aあるいは138Bと前記保護絶縁膜135との間には、前記コンタクトホール135A,135Bの内壁面を覆うTiN密着膜136A,136Bが延在する。
さらに前記配線パターン138A,138Bは、前記層間絶縁膜130あるいは134と同様にして形成された層間絶縁膜139により覆われ、さらに前記保護絶縁膜135と同様な保護絶縁膜140により覆われた後、前記保護絶縁膜140上にビット線(BL)パターンを含む配線パターン141A〜141Eが形成される。
図9のFeRAMの製造工程は、先に図2(A)〜4(F)で説明したものと同様であり、さらなる説明は省略する。
以下、図9のFeRAMの製造工程のうち、特に前記強誘電体キャパシタおよびそれを覆うAl23膜430,430Aの形成工程を、前記スクライブ領域401Sにおける位置合わせマークの形成工程と合わせて、図10(A)〜12(F)を参照しながら説明する。
図10(A)を参照するに、図8(A)のシリコンウェハ401に対応するシリコン基板121上の層間絶縁膜126上には、前記下部電極127を形成する導電膜127Aと、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128を形成する強誘電体膜128Aと、さらに前記上部電極を形成する導電膜129Aとが、素子領域401Aおよびスクライブ領域401Sを覆って一様に形成されており、図10(B)の工程で前記導電膜129Aおよびその下の強誘電体膜128Aを順次パターニングすることにより、前記素子領域401Aにおいて前記導電膜127A上に強誘電体キャパシタ絶縁膜128および上部電極129が形成される。
図10(B)の工程では、前記スクライブ領域401Sにおいて、前記強誘電体膜129Aのパターニングにより、前記上部電極129と同時に導電パターン129Bが、前記上部電極129と同一の組成で同一の厚さに形成され、また前記強誘電体膜128Aのパターニングにより、前記導体パターン129Bの下に強誘電体パターン128Bが、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128と同時に形成される。図10(B)の構造はさらに酸素雰囲気中で熱処理され、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128中に導入された酸素欠損が補償される。なお図10(B)の工程では、前記上部電極129と導電パターン129Bのパターニング、および強誘電体キャパシタ絶縁膜128と導電パターン128Bのパターニングは、それぞれ同一のマスクを使って行われる。
さらに図10(C)の工程において、図10(B)の構造上に前記エンキャップ層430Aを形成するAl23膜Nが、前記素子領域401Aおよびスクライブ領域401Sを例えば50nmの膜厚で一様に覆うように形成され、図11(D)の工程で前記Al23膜430Nを前記強誘電体キャパシタが形成される領域にのみ残るようにパターニングすることにより、前記エンキャップ層430Aが形成される。
さらに図11(E)の工程において前記導電膜127Aがパターニングされて前記下部電極層127が形成され、これにより前記素子領域401Aには、下部電極層127を有する強誘電体キャパシタFCが形成される。同時に前記スクライブ領域401Sにおいては導電パターン127Aが形成され、前記導電パターン127A,強誘電体パターン128Bおよび導電パターン129Bは、前記スクライブ領域401Sにおいて、位置合わせマークパターン127Mを形成する。前記下部電極127と前記導電パターン127Bのパターニングは、同一のマスクを使って行われる。
次に図11(F)の工程において図11(E)の構造上には、前記エンキャップ層430に対応するAl23膜430Mが、前記素子領域401Aおよびスクライブ領域401Sを例えば100nmの膜厚で一様に覆うように形成され、図12(G)の工程においてこれをパターニングすることにより、前記強誘電体キャパシタFCを前記Al23エンキャップ層430Aを介して覆う第2のエンキャップ層430が形成される。なお、図12(G)の工程の結果、前記スクライブ領域401Sにおいては前記図11(F)の工程では前記Al23膜430Mで覆われていた位置合わせマークパターン127Mが露出されている。また図11(F)の工程では、前記層間絶縁膜126上に次の層間絶縁膜130が形成されている。
次に図12(H)の工程において前記位置合わせマークパターン127Mを基準に、マスク合わせ工程が行われ、このようにして位置合わせされたマスクを使ったフォトリソグラフィ工程およびドライエッチング工程を行うことにより、前記素子領域401Aにおいては前記層間絶縁膜130中に、前記Al23エンキャップ層430,430Aを貫通して前記上部電極129および前記下部電極127をそれぞれ露出するコンタクトホール130A,130Bが形成される。また同時に前記スクライブ領域430Aには、同じマスクを使って、前記位置合わせマークパターン127Mの導電パターン129Bを露出する位置合わせ開口部130mが、同時に形成される。図12(H)の工程では、前記ドライエッチング工程は、例えばICP型の高密度プラズマエッチング装置中において実行される。
ここで図12(H)の工程では、前記コンタクトホール130A,130Bが前記エンキャップ層430,430Aを貫通するのに長いエッチング時間を要し、このため前記位置合わせ開口部130mにおいても顕著な過エッチングが生じるのが避けられないが、本発明では前記位置合わせ開口部130mの下に前記強誘電体キャパシタと同じ層構造を有する位置合わせマークパターン127Mが形成されているため、前記位置合わせ開口部130mにおけるエッチング速度は、前記位置合わせマークパターン127Mが露出された後は低下し、先に図6(E)で説明したような、前記位置合わせ開口部130mが層間絶縁膜126を貫通してシリコン基板121に達するような問題は生じない。
また図12(H)の工程では、前記コンタクトホール130A,130Bを形成する際に、使われるマスクの位置合わせを、レジストプロセスの際に前記位置合わせ開口部130mと前記位置合わせマークパターン127Mを使って行うことにより、前記コンタクトホール130A,130Bを前記強誘電体キャパシタFCに対して正確に位置決めすることが可能になる。
次に図12(I)の工程においてTiN膜を図12(H)の構造上に、密着層としてスパッタリングにより堆積し、さらにその上にWF6を気相原料としたCVD法によりW膜を堆積し、前記コンタクトホール130A,130Bおよび位置合わせ開口部130mを、前記TiN密着膜を介してW膜により充填し、さらに前記層間絶縁膜130上に残留している余計なTiN膜およびW膜をCMP法により除去することにより、図12(I)に示すように前記コンタクトホール130AがTiN密着膜131Aを介してWプラグ132Aにより充填され、前記コンタクトホール130BがTiN密着膜131Bを介してWプラグ132Bにより充填され、さらに前記位置合わせ開口部130mがTiN密着膜132Nを介してWパターン132Mで充填された構造が得られる。ここで前記位置合わせマークパターン127Mは親マークパターンを構成し、前記Wパターン132Mは子マークパターンを構成する。
このような構造では、図12(H)の工程において位置合わせ開口部130mおよび位置合わせマークパターン127Mを使ってマスク合わせがなされているため、例えば図12(I)の構造では、親マークパターン127Mのエッジと子マークパターン132Mのエッジとの間の距離δを測定することにより、位置合わせの状態をモニタすることができる。
先にも説明したように、本実施例では図12(H)の工程において前記コンタクトホール130A,130Bの形成に伴うドライエッチング工程において前記開口部130mの延伸が、前記マークパターン127Mにより阻止され、前記開口部130mがシリコン基板121に到達することがない。このため、図12(I)の工程において前記コンタクトホール130A,130Bをタングステンで充填する場合でも、CVD原料として使われるWF6ガスがシリコン基板121と接することがなく、これに伴い、SiF6などの腐食性のガスが発生することもない。
すなわち、図12(I)の工程では、明確なエッジを有する位置合わせパターン132Mが前記スクライブ領域401Sに形成され、かかる位置合わせパターンを親パターンとして使うことにより、図12(I)の構造上にさらに次の配線層を形成することが可能になる。
また本発明では、かかる腐食性ガスの発生が抑制されるため、前記マークパターン132Mにおいて剥れが生じることがなく、このためパーティクル発生により半導体装置の製造歩留まりが低下する問題も生じない。
図12(I)の構造上に次の配線パターンが多層配線構造の形で形成され、さらに最後に前記基板121を構成する図8(A)に示すシリコンウェハ401を前記スクライブ領域401Sに沿ってダイシングすることにより、図8(B)に示す個々の素子領域401A〜401Iが半導体集積回路チップとして分離される。
なお、以上の説明は図8(B)の素子領域401Aについて行ったが、以上の説明は他の素子領域401B〜401Iについても当てはまるものである。

[第2実施例]
図13は、本発明の第2実施例による半導体装置を含むウェハの断面構成を示す。図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
本実施例では、前記スクライブ領域401Sに形成される位置合わせパターン127Mにおいて最上部の導電パターン129Bを除去し、前記導電パターン127Bと強誘電体パターン128Bの積層により実現している。
かかる構造は、前記図12(H)のエッチング工程において前記位置合わせ開口部130mが前記強誘電体パターン128Bおよびその下の導電パターン127Bを突き抜け、層間絶縁膜126に侵入しない限りにおいて、先の実施例と同等の作用・効果を示すものである。

[第3実施例]
図14は、本発明の第3実施例による半導体装置の構成を示す。図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図14を参照するに、本実施例では前記位置合わせパターン127Mをスクライブ領域ではなく、素子領域中の使われていない領域に形成している。
かかる構成によれば、位置合わせマークパターン127Mが強誘電体キャパシタの近傍に形成されるため、より精度の高い位置合わせが可能となる。
また図14の実施例では、前記位置合わせパターン127Mを必要に応じて強誘電体キャパシタとして使うことも可能である。

さらに、本発明はFeRAMの製造に限定されるものではなく、所定のエッチングレシピに対してエッチング速度が大きく異なる層を含む構造をエッチングする必要のある半導体装置の製造工程一般に対しても有効である。
さらに本発明は上記の特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
(付記1)
素子領域と非素子領域とを画成されたウェハと、
前記素子領域に形成された第1の積層構造と、
前記第1の積層構造を覆う、エッチングレシピに対して第1のエッチング速度を示す第1の絶縁膜と、
前記素子領域に前記第1の絶縁膜で覆われた前記第1の絶縁構造を覆うように形成され、前記エッチングレシピに対して第1のエッチング速度をよりも大きな第2のエッチング速度を示す第2の絶縁膜と
を含む半導体基板であって、
前記非素子領域に、前記積層構造の少なくとも一部を含む第2の積層構造を有することを特徴とする半導体基板。
(付記2)
前記第2の絶縁膜には、前記第1の絶縁膜を貫通して前記第1の積層構造を露出する第1の開口部と、前記第1の開口部を充填する第1の導体パターンが形成されており、前記第2の絶縁膜には、さらに前記第2の積層構造を露出する第2の開口部と前記第2の開口部を充填する第2の導体パターンが形成されていることを特徴とする付記1記載の半導体基板。
(付記3)
前記第2の積層構造は、前記第2の絶縁膜に接して形成されていることを特徴とする付記1または2記載の半導体基板。
(付記4)
前記第2の積層構造は、前記第1の積層構造と同一の層構造を有することを特徴とする付記1〜3のうち、いずれか一項記載の半導体基板。
(付記5)
前記第2の積層構造は第1の位置合わせマークを形成し、前記第2の積層構造上には、前記第1の位置合わせマークに対応した第2の位置合わせマークが形成されていることを特徴とする付記1〜3のうち、いずれか一項記載の半導体基板。
(付記6)
前記第1の絶縁膜は、水素の浸透を阻止する膜であることを特徴とする付記1〜5のうち、いずれか一項記載の半導体基板。
(付記7)
前記第1の絶縁膜は、Al23を含むことを特徴とする付記1〜6のうち、いずれか一項記載の半導体基板。
(付記8)
前記第1の積層構造は、下部電極と、前記下部電極上に形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成された上部電極とよりなるキャパシタ構造を形成することを特徴とする付記1〜7のうち、いずれか一項記載の半導体基板。
(付記9)
前記第2の積層構造は、前記下部電極に対応した、前記下部電極と同一の材料よりなり前記下部電極と同一の膜厚の第1の層と、前記第1の層上に形成され、前記強誘電体膜に対応した、前記強誘電体膜と同一の材料よりなり前記強誘電体膜と同一の膜厚の第2の層と、前記第2の層上に形成され、前記上部電極に対応した、前記上部電極と同一の材料よりなり、前記上部電極と同一の膜厚の第3の層とよりなることを特徴とする付記8記載の半導体基板。
(付記10)
前記非素子領域は、前記ウェハ上に形成されたスクライブラインであり、前記素子領域は前記スクライブラインにより画成されていることを特徴とする付記1〜9のうち、いずれか一項記載の半導体基板。
(付記11)
素子領域と非素子領域とを画成されたウェハと、
前記素子領域に形成された第1の積層構造と、
前記第1の積層構造を覆う、エッチングレシピに対して第1のエッチング速度を示す第1の絶縁膜と、
前記素子領域に前記第1の絶縁膜で覆われた前記第1の絶縁構造を覆うように形成され、前記エッチングレシピに対して第1のエッチング速度をよりも大きな第2のエッチング速度を示す第2の絶縁膜と
を含む半導体装置であって、
前記半導体装置は前記非素子領域に、前記積層構造の少なくとも一部を含む第2の積層構造を有することを特徴とする半導体装置。
(付記12)
非素子領域で画成されたウェハの素子領域において、下地層上に第1の積層構造を形成する工程と、
前記第1の積層構造を、エッチングレシピに対して第1のエッチング速度を示す第1の絶縁膜により覆う工程と、
前記第1の積層構造を、前記第1の絶縁膜により覆われた状態で、前記エッチングレシピに対して第2のより大きなエッチング速度を示す第2の絶縁膜により覆う工程と、
前記第2の絶縁膜中に、前記第1の積層構造を露出する第1の開口部を形成する工程と、
前記第1の開口部を充填する第1の導体プラグを形成する工程と
を含む半導体装置の製造方法において、
前記第1の積層構造を形成する工程は、前記第1の積層構造と同時に、前記第1の積層構造の少なくとも一部を含む第2の積層構造を、前記非素子領域上に形成する工程を含み、
前記第1の開口部を形成する工程は、前記第1の開口部と同時に、前記第2の絶縁膜中に前記第2の積層構造を露出する第2の開口部を形成する工程を含み、
前記第1の導体プラグを形成する工程は、前記第1の導体プラグと同時に、前記第2の開口部を充填する導体パターンを形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記13)
さらに前記第2の積層構造と前記導体パターンとの位置関係を確認する工程を含むことを特徴とする付記12記載の半導体装置の製造方法。
(付記14)
前記第1の積層構造は、強誘電体膜を含み、前記第1の絶縁膜は水素の浸透を阻止する膜であることを特徴とする付記12または13記載の半導体装置の製造方法。
(付記15)
前記第1の絶縁膜はAl23を含むことを特徴とする付記14記載の半導体装置の製造方法。
(付記16)
前記非素子領域は、前記ウェハ上に形成されたスクライブ領域よりなり、前記半導体装置の製造方法は、さらに前記ウェハを前記スクライブ領域に沿って切断する工程を含むことを特徴とする付記12〜15のうち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
従来のFeRAMの構成を示す図である。 (A),(B)は、図1のFeRAMの製造工程を示す図(その1)である。 (C),(D)は、図1のFeRAMの製造工程を示す図(その2)である。 (E),(F)は、図1のFeRAMの製造工程を示す図(その3)である。 (A)〜(C)は、本発明の原理を説明する図(その1)である。 (D),(E)は、本発明の原理を説明する図(その2)である。 (F)は、本発明の原理を説明する図(その3)である。 (A),(B)は、本発明の第1実施例による半導体ウェハの構成を示す図である。 図8の半導体ウェハ中に形成されるFeRAMの構成を示す図である。 (A)〜(C)は、図9のFeRAMを含む半導体ウェハの製造工程を示す図(その1)である。 (D)〜(F)は、図9のFeRAMを含む半導体ウェハの製造工程を示す図(その2)である。 (G)〜(I)は、図9のFeRAMを含む半導体ウェハの製造工程を示す図(その3)である。 本発明の第2実施例によるFeRAMを含むウェハの構成を示す図である。 本発明の第3実施例によるFeRAMの構成を示す図である。
符号の説明
21,121 基板
21A,21B,121A,121B ウェル
21a〜21d,121a〜121d 拡散領域
22,122 素子分離膜
23A,23B,123A,123B ゲート絶縁膜
24A,24B,124A,124B ゲート電極
25,125 SiON膜
26,30,34,126,130,134 層間絶縁膜
27,127 下部電極
27M,127M 位置合わせマーク
28,128 強誘電体キャパシタ絶縁膜
29,129 上部電極
30A〜30F,130A,130B コンタクトホール
30m,130m 位置合わせ開口部
31 TiN膜
31A〜31G,131A〜131F TiN密着膜
32 W層
32A〜32G,132A〜132F Wプラグ
33A〜33F,38A,38B,41A〜41E,133A〜133F,138A,138B,141A〜141E 配線パターン
330,330A,430,430A Al23エンキャップ膜
35,40,135,140 保護膜
36A,36B,136A,136B Ti/TiN密着膜
401 ウェハ
401A〜401I 素子領域
401S スクライブライン
430M,430N Al23

Claims (5)

  1. 素子領域と非素子領域とを画成されたウェハと、
    前記素子領域に形成された第1の積層構造と、
    前記第1の積層構造を覆う、エッチングレシピに対して第1のエッチング速度を示す第1の絶縁膜と、
    前記素子領域に前記第1の絶縁膜で覆われた前記第1の絶縁構造を覆うように形成され、前記エッチングレシピに対して第1のエッチング速度をよりも大きな第2のエッチング速度を示す第2の絶縁膜と
    を含む半導体基板であって、
    前記非素子領域に第2の積層構造を有し、
    前記第1の絶縁膜は、Al23膜であり、
    前記第2の絶縁膜はSiO2膜であり、
    前記第2の積層構造は、前記第1の積層構造と同一の層構造を有し、
    前記第1の積層構造は、下部電極と、前記下部電極上に形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成された上部電極とよりなるキャパシタ構造を形成し、
    前記第2の積層構造は第1の位置合わせマークを形成し、前記第2の積層構造上には、前記第1の位置合わせマークに対応した第2の位置合わせマークが形成されていることを特徴とする半導体基板。
  2. 前記第2の絶縁膜には、前記第1の絶縁膜を貫通して前記第1の積層構造を露出する第1の開口部と、前記第1の開口部を充填する第1の導体パターンが形成されており、前記第2の絶縁膜には、さらに前記第2の積層構造を露出する第2の開口部と前記第2の開口部を充填する第2の導体パターンが形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体基板。
  3. 前記第1の絶縁膜は、水素の浸透を阻止する膜であることを特徴とする請求項1または2記載の半導体基板。
  4. 前記非素子領域は、前記ウェハ上に形成されたスクライブラインであり、前記素子領域は前記スクライブラインにより画成されていることを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか一項記載の半導体基板。
  5. 非素子領域で画成されたウェハの素子領域において、下地層上に第1の積層構造を形成する工程と、
    前記第1の積層構造を、エッチングレシピに対して第1のエッチング速度を示す第1の絶縁膜により覆う工程と、
    前記第1の積層構造を、前記第1の絶縁膜により覆われた状態で、前記エッチングレシピに対して第2のより大きなエッチング速度を示す第2の絶縁膜により覆う工程と、
    前記第2の絶縁膜中に、前記第1の積層構造を露出する第1の開口部を形成する工程と、
    前記第1の開口部を充填する第1の導体プラグを形成する工程と
    を含む半導体基板の製造方法において、
    前記第1の積層構造を形成する工程は、前記第1の積層構造と同時に第2の積層構造を、前記非素子領域上に形成する工程を含み、
    前記第1の開口部を形成する工程は、前記第1の開口部と同時に、前記第2の絶縁膜中に前記第2の積層構造を露出する第2の開口部を形成する工程を含み、
    前記第1の導体プラグを形成する工程は、前記第1の導体プラグと同時に、前記第2の開口部を充填する導体パターンを形成する工程とを含み、
    前記第1の絶縁膜は、Al23膜であり、
    前記第2の絶縁膜はSiO2膜であり、
    前記第2の積層構造は、前記第1の積層構造と同一の層構造を有し、
    前記第1の積層構造は、下部電極と、前記下部電極上に形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成された上部電極とよりなるキャパシタ構造を形成し、
    前記第2の積層構造は第1の位置合わせマークを形成し、前記第2の積層構造上には、前記第1の位置合わせマークに対応した第2の位置合わせマークが形成されていることを特徴とする半導体基板の製造方法。
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