JP4304247B2 - 減速制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カーブを旋回走行する車両の減速制御を行う減速制御装置に関する。
カーブ或いはコーナを旋回走行する車両の運動状態及び運転操作から安全車速を算出し、その安全車速に実際の車速が達すると、自動的に安全車速以下に車速を減速し、スピン、ドリフトアウト又は横転等を防止する減速制御装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−278762号公報
車両の旋回走行状態でみれば同じであっても、カーブの入口を旋回走行している場合とカーブの出口を旋回走行している場合とではその後の道路の状態(形状等)は異なる。よって、カーブの入口と出口とで同じ減速制御をしてしまうと、運転者に違和感を与えてしまう。例えば、カーブで行う減速制御が運転者に失速感或いは加速不良感を与えてしまう。
そこで、本発明は、前述の問題に鑑みてなされたものであり、カーブで行う減速制御が運転者に違和感を与えてしまうことを防止する減速制御装置の提供を目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、車両の旋回走行時の旋回状態に基づいて設定される目標車速になるように減速制御を行う減速制御装置において、ハンドル舵角及び実車速に基づいて、車両の推定ヨーレートを推定ヨーレート算出手段により算出し、車両に発生している実ヨーレートを実ヨーレート検出手段により検出し、車両が安定して旋回走行できる横加速度の限界値を、前記推定ヨーレート算出手段が算出した推定ヨーレートと前記実ヨーレート検出手段が検出した実ヨーレートとのうちの大きい方の値で除算した値に基づいて、目標車速設定手段により前記目標車速を設定する。そして、本発明は、車両がカーブ出口を走行していることをカーブ出口検出手段により検出し、前記カーブ出口検出手段が車両がカーブ出口を走行していることを検出した場合、補正手段により、スロットル開度の増加に応じて増加するスロットル開度対応横加速度制限値補正量と、車速の増加に応じて減少する車速対応横加速度制限値補正量とを前記横加速度の限界値に加算する補正をする。
一般的に、ハンドル舵角から求まる推定ヨーレートの方がヨーレートセンサ等のヨーレート検出手段が検出した実ヨーレートよりも早く検出できる。その一方で、低μ路等の走行時に、ハンドルをあまり切らない状態で実ヨーレートが増加する方向に車両挙動が変化する場合がある。このようなことから、推定ヨーレートと実ヨーレートとのうちの大きい方の値に基づいて、減速制御の目標車速を設定している。
本発明によれば、推定ヨーレートと実ヨーレートとのうちの大きい方の値に基づいて、減速制御の目標車速を設定していることで、減速制御を早期に介入できるようになる。さらに、カーブ出口を検出して、その検出したカーブ出口で減速制御の制御量を減少させることができるので、カーブで行う減速制御が運転者に違和感を与えてしまうことを防止できる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した車両構成を示す。
この車両は、制御コントローラ2、エンジンスロットル制御ユニット3、ブレーキ制御ユニット4、ヨーレートセンサ5、車輪速センサ6及び舵角センサ7を備えている。
エンジンスロットル制御ユニット3は、図示しないエンジンのスロットルを、運転者による操作と独立して制御するように構成されている。ブレーキ制御ユニット4は、図示しないブレーキ機構を、運転者による操作と独立して制御するように構成されている。
ヨーレートセンサ5は、車両のヨーレートを検出する。車速パルス6は、車両の各輪の車輪速を検出する。舵角センサ7はハンドルの舵角を検出する。これらのセンサ5,6,7は、検出結果を制御コントローラ2に出力する。
制御コントローラ2は、車両の各部を制御するように構成されている。制御コントロー
ラ2は、前記各センサ5,6,7の検出結果に基づいて各部を制御する。そして、この制御コントローラ2は、カーブを旋回走行している場合、自動的に減速制御を実行する。その減速制御では、制御コントローラ2は、その制御介入時に目標減速度に応じてエンジンスロットル制御ユニット3やブレーキ制御ユニット4に指令信号を出力する。これにより、エンジンスロットル制御ユニット3は、エンジン、具体的にはスロットルの開度を制御して、また、ブレーキ制御ユニット4は、ブレーキ機構、具体的にはブレーキ液圧を制御する。
次に制御コントローラ2の処理を詳細に説明する。
図2は、制御コントローラ2の構成を示す。この図2に示すように、制御コントローラ2は、ヨーレート算出部11、横加速度制限値算出部12、目標車速算出部13、目標減速度算出部14、減速制御部15、カーブ出口判定部(或いはコーナ出口判定部)16及び横加速度制限値補正部17を備えている。図3は、この各部の処理の順序を示している。この図3を用いながら、制御コントローラ2の各部の処理内容を説明する。
先ずステップS1において、ヨーレート算出部11はヨーレートを算出する。図4は、ヨーレートを算出するためのヨーレート算出部11の構成を示す。この図4に示すように、ヨーレート算出部11は、ヨーレート推定部21及びセレクトハイ部22を備えている。
先ず、ヨーレート算出部11は、車輪速センサ6が検出した車速度と舵角センサ7が検出した舵角とに基づいてヨーレートを推定する。ここでのヨーレートの推定は、一般的な手法により車速度と舵角とに基づいて行う。そして、ヨーレート算出部11は、推定したヨーレート(以下、ヨーレート推定値という。)をセレクトハイ部22に出力する。
セレクトハイ部22は、ヨーレート算出部11が得たヨーレート推定値と、ヨーレートセンサ5が検出したヨーレート実測値とからセレクトハイ(大きい方の値の選択)を行なう。
一般的には、舵角から求まるヨーレート推定値の方がヨーレートセンサ5が検出したヨーレート実測値よりも早く検出できる。しかし、低μ路等の走行時に、ハンドルをあまり切らない状態でヨーレートが増加する方向に車両挙動が変化する場合(例えばスロースピンモードの場合)がある。このようなことから、ヨーレート推定値とヨーレート実測値とからセレクトハイを行なうことで、ヨーレート実測値も選択可能にして、ヨーレート実測値の方が大きい値である場合には、このヨーレート実測値を選択し、減速制御を早期に介入できるようにしている。
ヨーレート算出部11は、このようにセレクトハイ部22がセレクトハイにより選択したヨーレートをヨーレートセレクト値ψ(>0)として、目標車速算出部13に出力する。
続いてステップS2において、横加速度制限値算出部12は横加速度制限値Ygを算出する。横加速度制限値Ygはカーブ内を車両がスピン、ドリフトアウト又は横転等することなく走行するための目標横加速度の限界値である。横加速度制限値算出部12は、この横加速度制限値Ygとして目標横加速度Ygaにしている。この目標横加速度Ygaは例えば0.45Gである。そして、この横加速度制限値算出部12は、算出した横加速度制限Ygを目標車速算出部13に出力する。
なお、後述するが、本発明を適用することで、車両がカーブ出口を走行している場合には、この横加速度制限値Ygを補正しているのである。
続いてステップS3において、目標車速算出部13は目標車速Vを算出する。具体的には、目標車速算出部13は、図5に示すように、前記ステップS1でヨーレート算出部11が算出したヨーレートセレクト値ψ、前記ステップS2で横加速度制限値算出部1
2が算出した横加速度制限値Yg及び路面μの推定値μに基づいて下記(1)式により目標車速Vを算出する。
= μ×Yg/ψ ・・・(1)
この(1)式によれば、路面μが低いほど目標車速Vは小さくなる。また、横加速度制限値Ygが小さいほど目標車速Vは小さくなる。また、ヨーレートセレクト値ψが大きくなるほど目標車速Vは小さくなる。
続いてステップS4において、目標減速度算出部14は目標減速度Xgを算出する。具体的には、目標減速度算出部14は、下記(2)式により目標減速度Xgを算出する。
Xg=K1×ΔV/Δt ・・・(2)
ここで、ΔVは、車速Vから前記ステップS3で目標車速算出部13が算出した目標車速Vを減算した差分値(速度偏差値)であり(ΔV=V−V)、Δtは所定の時間であり、K1はゲインである。
この(2)式によれば、ΔVが大きくなると、すなわち車速Vと目標車速Vとの差分が正の方向に大きくなると、目標減速度Xgも大きくなる。また、(1)式を用いると、ヨーレートψが大きくなると、ΔVが大きくなるので、目標減速度Xgも大きくなる。すなわち例えば、カーブ半径が大きくなるほど、目標減速度Xgが大きくなる。
この目標減速度算出部14は、算出した目標減速度Xgを減速制御部15に出力する。
続いてステップS5において、減速制御部15は、実際の減速度が目標減速度Xgになるように、エンジンスロットル制御ユニット3及びブレーキ制御ユニット4を制御する。
図6はこの減速制御部15の処理手順を示す。
先ずステップS11において、減速制御部15には目標減速度Xg及びスロットル開度Accが入力される。スロットル開度Accは、運転者によるアクセル操作量に対応するスロットル開度量である。
続いてステップS12において、減速制御部15は、目標減速度Xgが0より大きいか否かを判定する。ここで、減速制御部15は、目標減速度Xgが0より大きい場合(Xg>0)、すなわち目標減速度Xgが減速を要する値の場合、ステップS13に進み、目標減速度Xgが0以下の場合(Xg≦0)、すなわち目標減速度Xgが加速を要する値になった場合、ステップS17に進む。
ステップS13では、減速制御部15は、減速制御フラグFlagをONにする(Flag=ON)。そして、減速制御部15はステップS14に進む。
ステップS14では、減速制御部15は、スロットル開度Accが所定値a未満か否かを判定する。ここで、減速制御部15は、スロットル開度Accが所定値a未満の場合(Acc<a)、ステップS15に進み、スロットル開度Accが所定値a以上の場合(Acc≧a)、ステップS16に進む。
ステップS15では、減速制御部15は、目標減速度Xgになるように、ブレーキ制御ユニット4によりブレーキを制御する。具体的には、ブレーキ制御ユニット4がブレーキ液圧を制御する。一方、減速制御部15は、スロットルを全開にしておく。すなわち、減速制御部15は、エンジンスロットル制御ユニット3によるエンジンの制御を行わずに、運転者が操作しているスロットル開度を維持する、すなわちスロットルを全開にしておく。そして、減速制御部15は、前記ステップS11からの処理を再び行う。
また、ステップS16では、減速制御部15は、目標減速度Xgになるように、エン
ジンスロットル制御ユニット3によるエンジンを制御し、さらにブレーキ制御ユニット4によりブレーキを制御する。
具体的には、ブレーキ制御ユニット4によりブレーキを動作させる(ブレーキ液圧を高くする)一方で、エンジンスロットル制御ユニット3により運転者によるアクセル操作に対してスロットル開度を抑える。このときさらに、ブレーキ制御ユニット4により、ブレーキを一定動作させた後、すなわちブレーキ液圧を一定値まで増加させた後、そのブレーキ液圧を減圧していき、最後には0にする。減速制御部15は、このようにエンジンスロットル制御ユニット3及びブレーキ制御ユニット4によりエンジン及びブレーキを制御して、目標減速度Xgにする。そして、減速制御部15は、前記ステップS11からの処理を再び行う。
一方、前記ステップS17では、減速制御部15は、減速制御フラグFlagがONになっているか否かを判定する。ここで、減速制御部15は、減速制御フラグFlagがONになっている場合(Flag=ON)、ステップS18に進み、減速制御フラグFlagがONになっていない場合、ステップS21に進む。
ステップS18では、減速制御部15は、エンジンスロットル制御ユニット3及びブレーキ制御ユニット4を制御して、ブレーキ液圧を減圧させ、スロットルのリカバをする。具体的には、ブレーキ制御ユニット4によりブレーキ液圧を徐々に減圧していく一方で、エンジンスロットル制御ユニット3により運転者のアクセル操作量に対応する値になるまでスロットル開度を徐々に復帰させていく。
続いてステップS19において、減速制御部15は、ブレーキ液圧の減圧とスロットルのリカバが終了したか否かを判定する。ここで、減速制御部15は、ブレーキ液圧の減圧とスロットルのリカバが終了した場合、ステップS20に進み、減速制御フラグFlagをOFFにして、前記ステップS11からの処理を再び行う。また、減速制御部15は、ブレーキ液圧の減圧とスロットルのリカバが終了していない場合、減速制御フラグFlagをOFFにすることなく、前記ステップS11からの処理を再び行う。
また、減速制御部15は、前記ステップS21で減速制御フラグFlagをOFFにして、前記ステップS11からの処理を再び行う。
このように、減速制御部15は、実際の減速度が目標減速度Xgになるように、エンジンスロットル制御ユニット3及びブレーキ制御ユニット4を制御している。
このような処理により、例えば次のような減速制御が行われる。
車両がカーブを旋回走行することで目標減速度Xgが0よりも大きくなると(Xg>0)、目標減速度Xgになるように減速制御が作動する。このとき、運転者によるスロットル開度Accが所定値aよりも大きい場合、ブレーキ(ブレーキ液圧)が減圧方向に制御され、最終的にはそのブレーキ液圧が0になるように制御される。その一方で、エンジンのスロットル制御が行なわれる(前記ステップS16)。
また、車両がカーブを旋回走行することで目標減速度Xgが0よりも大きくなるが(Xg>0)、運転者によるスロットル開度Accが所定値aよりも小さい場合、例えば運転者がアクセルを踏んでいない場合、ブレーキ制御のみによる減速制御、すなわちブレーキ液圧を増加させて、目標減速度Xgになるような減速制御がなされる(前記ステップS15)。
そして、車両がカーブを抜ける等して目標減速度Xgが0よりも小さくなると(Xg≦0)、ブレーキ(ブレーキ液圧)が減圧方向に制御され、その一方で運転者のアクセル操作量に対応する量までアクセル開度がリカバされる。そして、アクセル開度が完全にリカバした状態で減速制御が終了する(前記ステップS18)。
例えば、前記路面μとの関係でいえば、この減速制御は、路面μが低くなるほど介入しやすくなる。また、前記横加速度制限値Ygとの関係でいえば、この減速制御は、横加速度制限値Ygが小さくなるほど介入しやすくなる。また、前記ヨーレートセレクト値ψとの関係でいえば、この減速制御は、ヨーレートセレクト値ψが大きくなるほど介入しやすくなる。
次に、車両がカーブ出口を走行している場合に行う横加速度限界値Ygの補正を説明する。
図7は、カーブ出口判定部16によるカーブ出口判定の処理手順を示す。
先ずステップS31において、カーブ出口判定部16は、舵角strの絶対値abs(str)を得て、この舵角絶対値abs(str)を現在舵角値str(t)に代入する。
続いてステップS32において、カーブ出口判定部16は、ステップS31で得た現在舵角値str(t)から直前舵角値str(t−1)を減算して差分値Δstrを得る。
tをサンプリング時間とした場合に、現在舵角値str(t)は最新の舵角値であり、直前舵角値str(t−1)は、その現在舵角値str(t)の直前に得ている舵角値である。
続いてステップS33において、カーブ出口判定部16は、ステップS32で得た差分値Δstrが0未満か否かを判定する。ここで、差分値Δstrが0未満の場合(Δstr<0)とは、舵角が減少している場合であり、すなわち運転者がハンドルを切り戻ししている場合であり、差分値Δstrが0以上の場合(Δstr≧0)とは、舵角が維持又は舵角が増加している場合であり、運転者がハンドルを操作していない場合又は運転者がハンドルを切り増ししている場合である。カーブ出口判定部16は、差分値Δstrが0未満の場合(Δstr<0)、ステップS34に進み、差分値Δstrが0以上の場合(Δstr≧0)、ステップS35に進む。
ステップS34では、カーブ出口判定部16は、カーブ出口判定フラグFlag_outをONにする(Flag_out=ON)。また、ステップS35では、カーブ出口判定部16は、カーブ出口判定フラグFlag_outをOFFにする(Flag_out=OFF)。
この図7に示すように、カーブ出口判定部16によりカーブ出口判定の処理を行っている。このカーブ出口判定の処理により、運転者がハンドルを切り戻ししている場合には、カーブ出口判定フラグFlag_outがONになり(Flag_out=ON)、運転者がハンドルを操作していない場合又は運転者がハンドルを切り増ししている場合には、カーブ出口判定フラグFlag_outがOFFになる(Flag_out=OFF)。
カーブの出口等に近づいたために自車両の旋回運動を止めようとする場合、運転者はハンドルを切り戻す。このようなことから、運転者がハンドルを切り戻ししている場合、車両がカーブの出口に近づいているとして、カーブ出口判定フラグFlag_outをONにしている。その一方で、直線路(カーブを完全に抜けた場合も含む)やカーブ内では運転者はハンドルを操作しなかったり、ハンドルを切り増したりする。このようなことから、運転者がハンドルを操作していない場合又は運転者がハンドルを切り増ししている場合、車両が直線路やカーブ内を走行中であるとして、カーブ出口判定フラグFlag_outをOFFにしている。
図8は、横加速度制限値補正部17による横加速度制限値の補正の処理手順を示す。この横加速度制限値の補正の処理により、車両がカーブ出口を走行していることに対応して横加速度限界値Ygを補正している。
先ずステップS41において、横加速度制限値補正部17は、カーブ出口判定フラグF
lag_outがONか否かを判定する。ここで、横加速度制限値補正部17は、カーブ出口判定フラグFlag_outがONの場合(Flag_out=ON)、ステップS42に進み、カーブ出口判定フラグFlag_outがONでない場合(Flag_out=OFF)、ステップS43に進む。
ステップS42では、横加速度制限値補正部17は、横加速度限界値Ygの補正用の補正量(以下、第1横加速制限値補正量という。)Ygeをカウントアップする。そして、横加速度制限値補正部17はステップS44に進む。また、ステップS43では、横加速度制限値補正部17は、第1横加速制限値補正量Ygeをカウントダウンする。そして、横加速度制限値補正部17はステップS44に進む。ここで、第1横加速制限値補正量Ygeは、初期値が0であり、カウントアップやカウントダウンにより所定量ずつ変化する値である。
ステップS44では、横加速度制限値補正部17は、第1横加速制限値補正量Ygeが0未満か否かを判定する。ここで、横加速度制限値補正部17は、第1横加速制限値補正量Ygeが0未満の場合(Yge<0)、ステップS45に進み、第1横加速制限値補正量Ygeが0以上の場合(Yge≧0)、ステップS46に進む。
ステップS45では、横加速度制限値補正部17は、第1横加速制限値補正量Ygeを0にする。そして、横加速度制限値補正部17はステップS48に進む。
ステップS46では、横加速度制限値補正部17は、第1横加速制限値補正量Ygeが所定値(上限値)Eより大きいか否かを判定する。ここで、横加速度制限値補正部17は、第1横加速制限値補正量Ygeが所定値Eより大きい場合(Yge>E)、ステップS47に進み、第1横加速制限値補正量Ygeが所定値E以下の場合(Yge≦E)、ステップS48に進む。
ステップS47では、横加速度制限値補正部17は、第1横加速制限値補正量Ygeに所定値Eを代入する。そして、横加速度制限値補正部17は、ステップS48に進む。
ステップS48では、横加速度制限値補正部17は、第1横加速制限値補正量Ygeを用いて下記(3)式により、前記ステップS2で横加速度制限値算出部12が算出した横加速度制限値Ygを補正する。
Yg= Yga+Yge ・・・(3)
この図8に示すように、横加速度制限値補正部17により目標横加速度の補正の処理を行っている。この目標減速度補正の処理により、カーブ出口判定フラグFlag_outがONの場合、第1横加速制限値補正量Ygeは大きくなるようにカウントアップされ、所定値Eを限度に増加する。また、カーブ出口判定フラグFlag_outがOFFの場合、第1横加速制限値補正量Ygeは小さくなるようにカウントダウンされ、0を限度に減少する。
これにより、カーブ出口判定フラグFlag_outがONになっている期間分だけ、第1横加速制限値補正量Ygeは大きくなり、この結果、横加速度制限値Ygも大きくなる。
エンジンスロットル制御ユニット3及びブレーキ制御ユニット4を制御するための目標値である目標減速度Xgとの関係では次のようになる。
前述したように、横加速度制限値Ygに応じて目標車速Vが変化し、例えば横加速度制限値Ygが小さいほど目標車速Vは小さくなる(前記(1)参照)。そして、目標車速Vに応じて目標減速度Xgが変化し、例えば目標車速Vが小さいほど目標減速度Xgは大きくなる(前記(2)参照)。
よって、横加速度制限値Ygに応じて目標減速度Xgが変化し、横加速度制限値Y
が小さくなるほど目標減速度Xgは大きくなり、横加速度制限値Ygが大きくなるほど目標減速度Xgは小さくなる。
よって、カーブ出口判定フラグFlag_outがONになっている場合、すなわち運転者がハンドルを切り戻ししている場合、横加速度制限値Ygが大きくなる方向に補正されるので、この結果、目標減速度Xgが小さくなる方向に補正される。この結果、カーブの出口を車両が走行している場合、エンジンスロットル制御ユニット3及びブレーキ制御ユニット4により減速制御が抑制或いは減速制御の介入が抑制されるようになり、カーブ出口付近でのスムーズな立ち上がりが可能になる。これにより、カーブの出口で減速制御が運転者に拘束感、違和感を与えてしまうことを防止することができる。
これにより、減速制御装置は、出口から遠いカーブ内では、通常の制御量により減速制御を行うので、車両を安全に走行させることを可能にして、カーブの出口付近では減速制御が運転者に拘束感、違和感を与えてしまうことを防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施の形態として実現されることに限定されるものではない。
すなわち、前述の実施の形態では、運転者の運転操作により得られるハンドルの舵角に基づいてカーブの出口を判定している(図7参照)。しかし、これに限定されるものではない。すなわち、運転者の他の運転操作に基づいてカーブの出口を判定してもよい。例えば、運転者の運転操作としての運転者の加速操作に基づいてカーブの出口を判定してもよい。図9は、運転者の加速操作に基づくカーブ出口判定の処理手順を示す。
先ずステップS51において、カーブ出口判定部16は、舵角strの絶対値abs(str)を得て、この舵角絶対値abs(str)を舵角値str_aに代入する。
続いてステップS52において、カーブ出口判定部16は、ブレーキのマスタシリンダ圧mc(t)からマスタシリンダ圧の直前値mc(t−1)を減算して差分値Δmcを得る。
マスタシリンダ圧の直前値mc(t−1)は、tをサンプリング時間とした場合に、マスタシリンダ圧の現在値mc(t)の直前に得ているマスタシリンダ圧である。
続いてステップS53において、カーブ出口判定部16は、ステップS51で得た舵角値str_aが所定値bより大きいか否かを判定する。ここで、舵角値str_aが所定値bより大きい場合とは、ハンドルが一定量切られた状態になっている場合である。
カーブ出口判定部16は、舵角値str_aが所定値bより大きい場合(str_a>b)、ステップS54に進み、舵角値str_aが所定値b以下の場合(str_a≦b)、ステップS57に進む。
続いてステップS54において、カーブ出口判定部16は、ブレーキbrkswがONか否かを判定する。ここで、カーブ出口判定部16は、ブレーキbrkswがONの場合(brksw=ON)、ステップS55に進み、ブレーキbrkswがONでない場合(brksw=OFF)、ステップS57に進む。
ステップS55では、カーブ出口判定部16は、前記ステップS52で得たマスタシリンダ圧の差分値Δmcが0未満か否かを判定する。ここで、マスタシリンダ圧の差分値Δmcが0未満の場合とは、ブレーキをかけた状態から解除してきている場合である。
カーブ出口判定部16は、マスタシリンダ圧の差分値Δmcが0未満の場合(Δmc<0)、ステップS56に進み、マスタシリンダ圧の差分値Δmcが0以上の場合(Δmc≧0)、ステップS57に進む。
ステップS56では、カーブ出口判定部16は、カーブ出口判定フラグFlag_ou
tをONにする(Flag_out=ON)。また、ステップS57では、カーブ出口判定部16は、カーブ出口判定フラグFlag_outをOFFにする(Flag_out=OFF)。
この図9に示すように、カーブ出口判定部16によりカーブ出口判定の処理を行っている。このカーブ出口判定の処理により、運転者が一定量ハンドルを切った状態で(前記ステップS53)、運転者がブレーキペダルを踏み込んでいた状態から戻している場合(前記ステップS54、ステップS55)には、カーブ出口判定フラグFlag_outがONになり(Flag_out=ON)、運転者が一定量ハンドルを切っていない場合、運転者がブレーキペダルを踏み込んでいない場合、又は運転者がブレーキペダルを踏み込んでいるが、ブレーキペダルの戻し操作をしていない場合には、カーブ出口判定フラグFlag_outがOFFになる(Flag_out=OFF)。
運転者がハンドルを切ったままで、ブレーキを解除する操作をするということは、自車両がカーブの出口等に近づいたために、運転者が自車両を加速させようとしている場合である。このようなことから、運転者がハンドルを切っている状態で、ブレーキを解除する操作をする場合を、運転者が自車両を加速させようとしている場合とし、このような場合には、自車両がカーブの出口に近づいているものとして、カーブ出口判定フラグFlag_outをONにしている。そして、そのような操作が行われなくなった場合には、例えばカーブを出たとして、カーブ出口判定フラグFlag_outをOFFにしている。
このように、運転者の加速操作に基づいて、カーブ出口を判定してもよい。さらに、運転者の加速する意思をハンドル操作とブレーキ操作とに基づいて推測しているが、このように、運転者の種々の操作情報から複合的に判断して、カーブ出口を判定してもよい。
また、運転者の運転操作に基づいてカーブの出口を判定することに限定されるものでもなく、車両挙動に基づいてカーブ出口を判定してもよい。例えば、自車両のヨーレートや横加速度等の車両挙動に基づいてカーブの出口を判定してもよい。例えばこの場合、ヨーレートが減少している場合、或いは横加速度が減少している場合を、カーブの出口と判定する。
また、前述の実施の形態では、目標減速度Xgを前記(2)式で算出した場合を説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、下記(4)式を用いて目標減速度Xgを算出してもよい。
Xg=(K2×ΔV+K3×dΔV)/Δt
ΔV=V−V
dΔV=ΔV−ΔVZ ただしΔV>0
・・・(4)
ここで、ΔVZはΔVの過去値(ΔVの1つ前のサンプリング値)である。また、Δtは所定の時間であり、速度偏差値を0にするまでの時間である。また、K2,K3はゲインである。よって、dΔVは速度偏差値の差分値であるので、目標減速度Xgは、そのような速度偏差値の差分値dΔVを考慮して得られる値になる。
これにより、前記(1)式及びこの(4)式によれば、ヨーレートセレクト値ψの変化量に対する目標減速度Xgの増加量も多くなる。よって、例えば運転者が速い操舵操作を行った場合、目標減速度がそれに応じて即座に反応して、瞬時に増加するようになる。この結果、運転者の操舵操作に応じてすばやく減速制御を行うことができるようになる。
また、前述の実施の形態では、横加速度制限値の補正を前記図8を用いて行う場合を説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、下記(5)式を用いて横加速度制限値Ygを補正してもよい。
Yg= Yga+Ygb+Ygc+Ygd ・・・(5)
ここで、Ygbはスロットル開度(アクセルペダル角度)に基づく補正量(以下、第2横加速制限値補正量という。)であり、Ygcは車速に基づく補正量(以下、第3横加速制限値補正量という。)であり、Ygdは道路勾配に基づく補正量(以下、第4横加速制限値補正量という。)である。
図10乃至図12は、これら第2乃至第4横加速制限値補正量の特性を示す。
図10に示すように、第2横加速制限値補正量Ygbは、スロットル開度(アクセルペダル角度)に比例して大きくなる。また、図11に示すように、第3横加速制限値補正量Ygcは、車速がある速度になるまで、一定値となるが、その一定速度を超えると、車速に応じて小さくなる。また、図12に示すように、第4横加速制限値補正量Ygdは、走行路の道路勾配がある大きさになると、その道路勾配に応じて大きくなる。
よって、スロットル開度(アクセルペダル角度)が大きくなるほど、或いは車速が遅くなるほど、或いは道路勾配がきつくなるほど、横加速度制限値Ygは大きくなる方向に補正されるようになる。
そして、このような横加速度制限値Ygを、前記図8の処理と同様に、カーブ出口判定フラグFlag_outがONになっている場合に行う。例えば、図8のステップS48では第1横加速制限値補正量Ygeにより横加速度制限値Ygを補正しているが、このとき、これら第2乃至第4横加速制限値補正量Ygb,Ygc,Ygdを用いた補正も同時に行う。
例えば、カーブ出口では運転者は加速しようとする。よって、スロットル開度(アクセルペダル角度)が大きくなるほど横加速度制限値Ygを大きくすることで、そのような運転者の加速しようとする意思を横加速度制限値Ygの補正に反映させることができる。これにより、運転者の意思を反映して自車両がカーブ出口で減速制御を抑制して、スムーズに加速させることができる。
また、Uターンなど、半径を小さくして旋回するような場合、運転者は低速でそれを行おうとする。よって、車速が遅くなるほど横加速度制限値Ygを大きくすることで、そのように運転者が低速で車両操作しようとする意思を横加速度制限値Ygの補正に反映させることができる。これにより、運転者の意思を反映してUターン等において減速制御が介入してしまうことを抑制して、スムーズにそのUターン等を行うことができる。
また、登り坂でアクセルを離してしまうと、平坦路を走行している場合よりも、大きく減速してしまう。よって、道路勾配がきつくなるほど横加速度制限値Ygを大きくすることで、登り坂でアクセルを離してしまった場合でも大きく減速してしまうことがないようにできる。よって、登り坂のカーブになっているような場合でも、運転者の意思を反映してそのカーブ出口で減速制御を抑制してスムーズに加速するようになる。
また、路面μが推定値であることを考慮して前記ステップS4で算出する目標車速Vを補正してもよい。
図13は、その目標車速Vの補正処理の手順を示す。この補正は、例えば目標車速算出部13が行う。
先ずステップS61において、目標車速算出部13は、図示しない横加速度センサが検出した横加速度Ygの絶対値abs(Yg)を得て、この横加速度絶対値abs(Yg)を現在横加速度Yg(t)に代入する。
続いてステップS62において、目標車速算出部13は、ステップS61で得た現在横加速度Yg(t)が直前横加速度Yg(t−1)未満か否かを判定する。tをサンプリング時間とした場合に、現在横加速度Yg(t)は最新の横加速度であり、直前横加速度Y
g(t−1)は、その現在横加速度Yg(t)の直前に得ている横加速度である。すなわち、目標車速算出部13は、このステップS62で横加速度Ygが増加しているか否かを判定する。
ここで、目標車速算出部13は、現在横加速度Yg(t)が直前横加速度Yg(t−1)未満の場合(Yg(t)<Yg(t−1))、すなわち横加速度Ygが減少している場合、ステップS63に進み、現在横加速度Yg(t)が直前横加速度Yg(t−1)以上の場合(Yg(t)≧Yg(t−1))、すなわち横加速度Ygが増加している場合、ステップS64に進む。
ステップS63では、目標車速算出部13は、現在横加速度Yg(t)を所定量だけカウントダウンする。そして、目標車速算出部13はステップS64に進む。
ステップS64では、目標車速算出部13は、スロットル開度Accの増減量が5%より大きいか否かを判定する。すなわち、目標車速算出部13は、運転者がアクセルを一定量操作しているか否かを判定する。
ここで、目標車速算出部13は、スロットル開度Accの増減量が5%より大きい場合(Accの増減量>5%)、すなわち運転者がアクセルを一定量操作している場合、ステップS65に進み、スロットル開度Accの増減量が5%以下の場合(Accの増減量≦5%)、すなわち運転者がアクセルを一定量操作していない場合、ステップS66に進む。
ステップS66では、目標車速算出部13は、前記(1)式により目標車速Vを算出する。すなわち、目標車速算出部13は、目標車速Vを補正することなく算出する。
一方、ステップS65では、目標車速算出部13は、下記(6)式により目標車速Vを算出する。
=Yg(t)/ψ ・・・(6)
すなわち、この(6)式と前記(1)式とを比較するとわかるように、ステップS65では、μ×Ygの値を実際に車両に発生している横加速度に置き換えて、目標車速Vを算出する。
この図13に示すように、目標車速算出部13により目標車速Vの補正処理を行っている。この目標車速Vの補正処理により、運転者がアクセルを一定量操作している場合、(6)式により、路面μを用いることなく、目標車速Vを算出している。
前述したように、前記(1)式で用いる路面μは推定値であり、推定誤差により実際の路面μからかけ離れる場合がある。例えば、推定した路面μが実際の路面μよりも非常に小さくなっている場合、前記(1)式によれば、目標車速Vが小さい値として推定されるようになる。この場合、前記(2)式により、目標減速度Xgが大きい値として算出され、この結果、減速制御による減速度が大きくなる。これにより、運転者は減速制御により拘束感を感じるようになる。
このように減速制御中で用いる推定した路面μが実際の路面μよりも非常に小さくなっている状態において減速制御による拘束感を感じている場合、運転者は、実際の路面μを車両挙動等から把握して、その路面μに応じて、旋回中でもアクセル操作等の運転操作をして自車両を加速させる場合がある。
このようなことから、旋回中に運転者が一定量アクセル操作した場合には、路面μの推定値に推定誤差が大きくなっているものと推定して、路面μの推定値を用いることなく、目標車速Vを算出する。そして、このとき、そのアクセル操作により自車両に発生している実際の横加速度Ygを目標値として目標車速Vを算出する(前記(6)式参照)。
これにより、路面μの推定値に推定誤差が生じても、カーブで自車両が旋回できる横加速度Ygに基づいて目標車速Vを算出することができる。この結果、路面μの推定値に推定誤差が生じているような場合でも、運転者に拘束感を感じさせることのない減速制御を実現できる。そして、このように運転者の意思に沿ってカーブ内で減速制御を行いつつも、カーブ出口では運転者に拘束感を与えることのない減速制御を実現できる。
なお、前述の実施の形態の説明において、横加速度制限値補正部17は、カーブ出口検出手段が車両がカーブ出口を走行していることを検出した場合、減速制御の制御量を減少させる制御量減少手段を構成している。また、横加速度制限値補正部17は、運転者による運転操作又は車両挙動に基づいて所定の目標横加速度である横加速度制限値Ygを補正する目標横加速度補正手段を構成している。
本発明の実施の形態であり、減速制御装置を搭載した車両の構成を示す。 前記減速制御装置を実現する制御コントローラの構成を示すブロック図である。 前記制御コントローラの基本的な処理手順を示すフローチャートである。 前記制御コントローラのヨーレート算出部の構成を示すブロック図である。 前記制御コントローラの目標車速算出部の構成を示すブロック図である。 前記制御コントローラの減速制御部の処理手順を示すフローチャートである。 前記制御コントローラのカーブ出口判定部の処理手順を示すフローチャートである。 前記制御コントローラの横加速度制限値補正部の処理手順を示すフローチャートである。 前記カーブ出口判定部による他の処理手順を示すフローチャートである。 第2横加速制限値補正量Ygbの特性図である。 第3横加速制限値補正量Ygcの特性図である。 第4横加速制限値補正量Ygdの特性図である。 路面μが推定値であることを考慮して行う、目標車速の補正の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 制御コントローラ
3 エンジンスロットル制御ユニット
4 ブレーキ制御ユニット
5 ヨーレートセンサ
6 車輪速センサ
7 舵角センサ
11 ヨーレート算出部
12 横加速度制限値算出部
13 目標車速算出部
14 目標減速度算出部
15 減速制御部
16 カーブ出口判定部
17 横加速度制限値補正部

Claims (3)

  1. 車両の旋回走行時の旋回状態に基づいて設定される目標車速になるように減速制御を行う減速制御装置において、
    ハンドル舵角及び実車速に基づいて、車両の推定ヨーレートを算出する推定ヨーレート算出手段と、
    車両に発生している実ヨーレートを検出する実ヨーレート検出手段と、
    車両が安定して旋回走行できる横加速度の限界値を、前記推定ヨーレート算出手段が算出した推定ヨーレートと前記実ヨーレート検出手段が検出した実ヨーレートとのうちの大きい方の値で除算した値に基づいて、前記目標車速を設定する目標車速設定手段と、
    車両がカーブ出口を走行していることを検出するカーブ出口検出手段と、
    前記カーブ出口検出手段が車両がカーブ出口を走行していることを検出した場合、スロットル開度の増加に応じて増加するスロットル開度対応横加速度制限値補正量と、車速の増加に応じて減少する車速対応横加速度制限値補正量とを前記横加速度の限界値に加算する補正をする補正手段と、
    を備えることを特徴とする減速制御装置。
  2. 車両の旋回走行時の旋回状態に基づいて設定される目標車速になるように減速制御を行う減速制御装置において、
    低μ路面走行時に、ハンドル操作位置に応じた推定ヨーレートよりも実ヨーレートが増加する方向に車両挙動が変化する場合、車両が安定して旋回走行できる横加速度の限界値を当該実ヨーレートで除算した値に基づいて、前記目標車速を設定する目標車速設定手段と、
    車両がカーブ出口を走行していることを検出するカーブ出口検出手段と、
    前記カーブ出口検出手段が車両がカーブ出口を走行していることを検出した場合、スロットル開度の増加に応じて増加するスロットル開度対応横加速度制限値補正量と、車速の増加に応じて減少する車速対応横加速度制限値補正量とを前記横加速度の限界値に加算する補正をする補正手段と、
    を備えることを特徴とする減速制御装置。
  3. 前記補正手段は、走行路の登り勾配の増加に応じて増加する登り勾配対応横加速度制限値補正量を前記横加速度の限界値に加算する補正をすることを特徴とする請求項1又は2に記載の減速制御装置。
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