JP3686519B2 - 車両の挙動制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の挙動制御装置に関するものであり、特に、走行時における車両のドリフトアウトやスピン等の異常な車両挙動を抑制するための車両の挙動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両のドリフトアウトやスピンの発生を検出して該ドリフトアウトやスピンを抑制するように車両の挙動を制御する従来の制御装置は、該挙動制御を行う際の基準となる基準値を、車速、操舵角、路面の摩擦係数又は挙動制御の開始頻度に応じて可変していた。例えば、特開平6−115418号公報では、旋回状態量の実際値と目標値との差が基準値より大きくなると車両の駆動・制動力の配分を制御する配分制御において、上記基準値を車速に応じて可変するようにした駆動・制動力配分制御装置が開示されている。
【0003】
また、特開平7−215190号公報では、車速、操舵角及び操舵角速度等の車両の走行状態、走行路面の摩擦係数等の走行環境、車両状態の不安定領域内への侵入度合に応じて車両の挙動修正制御を変更することにより車両の挙動修正制御を的確に行うようにした車両の挙動制御装置が開示されている。更に、特開平8−80823号公報では、車両の挙動制御の作動頻度に応じて挙動制御開始のしきい値を制御したり、スピン状態量の変化に応じて挙動制御量を制御する車両の挙動制御装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、車両の旋回時にドリフトアウトやスピンの発生を防止するために、車両の挙動制御開始のしきい値を、車速、操舵角、路面の摩擦係数又は挙動制御の作動頻度等で可変し、車両の状態量が該しきい値を超えたときに車両の挙動制御を実施することによって、車両を安定させて走行させることができるようにしている。しかし、上記しきい値においては、実際に車両が不安定になった後に比較されるため、車両が不安定になった後に車両の挙動制御が開始され、該車両の挙動制御が収束するまでは安定した車両走行ができないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、車両の不安定状態を予測して車両の挙動制御を実施することにより車両の挙動制御開始の遅れを改善することができる車両の挙動制御装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る車両の挙動制御装置は、各種センサから得られたデータを基にして算出される目標ヨーレートとヨーレートセンサから得られる車両のヨーレートとの偏差から、車両のアンダステアの判定を行い、アンダステア状態であると判定すると所定の制動力制御及び駆動力制御を行って車両のアンダステア制御を行う挙動制御装置において、各種センサから得られるデータから車両の不安定状態を予測すると共に、上記偏差を算出して該算出した偏差と車両の状態を判定するためのしきい値とを比較し、車両のアンダステアを判定する車両状態演算部と、該車両状態演算部による判定に従って所定の制動力制御を行う制動力制御部と、車両状態演算部による判定に従って所定の駆動力制御を行う駆動力制御部とを備え、車両状態演算部は、車両が不安定状態になると予測したときに、ステアリングの操舵角を検出する舵角センサから得られるステアリング舵角の変化量が所定値を超えると、制動力制御部及び駆動力制御部によるアンダステア制御を開始させるものである。
【0007】
具体的には、車両状態演算部は、各種センサから得られるデータより算出した車両の車体速度、及びステアリングの操舵角を検出する舵角センサより得られたステアリング舵角から算出したヨーレートである舵角ヨーレートと、ヨーレートセンサから得られるヨーレートとを比較し、該比較結果に応じて車両の不安定状態を予測する。
【0008】
具体的には、車両状態演算部は、舵角ヨーレートがヨーレートセンサから得られるヨーレートの2倍の値を超えるか、又は舵角ヨーレートがヨーレートセンサから得られるヨーレートの1.の値に所定値を加算した値を超えると、車両が不安定状態になると予測する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における車両の挙動制御装置の例を示した概略のブロック図である。
【0011】
図1において、車両の挙動制御装置1は、各車輪の車輪速度を検出する車輪速センサ2、ステアリングの操舵角を検出する舵角センサ3、車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサ4、マスタシリンダのブレーキ液圧を検出するMC液圧センサ5、スロットル開度を検出するスロットルセンサ6及び車両の横方向の加減速度を検出する横Gセンサ7の各種センサと、該各センサからの入力信号より車両の状態を判定するための様々なデータを算出すると共に該算出したデータから、アンダステア状態を解消するように行われる制御であるアンダステア制御の実施判定を行う車両状態演算部8とを備えている。
【0012】
更に、車両の挙動制御装置1は、車両状態演算部8からの様々なデータ及び各種判定から各車輪に対する制動力の制御量を算出する制動力演算部9と、車両状態演算部8からの各データ及び各種判定から駆動力の制御量を算出する駆動力演算部10と、制動力演算部9で算出された制動力の制御量から各車輪のブレーキ制御を行うブレーキアクチュエータ11と、駆動力演算部10で算出された駆動力の制御量からスロットルの制御を行うスロットルアクチュエータ12とを備えている。
【0013】
車輪速センサ2、舵角センサ3、ヨーレートセンサ4、MC液圧センサ5、スロットルセンサ6及び横Gセンサ7は、それぞれ車両状態演算部8に接続され、該車両状態演算部8は制動力演算部9及び駆動力演算部10にそれぞれ接続され、制動力演算部9はブレーキアクチュエータ11に、駆動力演算部10はスロットルアクチュエータ12に接続されている。なお、制動力演算部9及びブレーキアクチュエータ11は制動力制御部をなし、駆動力演算部10及びスロットルアクチュエータ12は駆動力制御部をなしている。
【0014】
このような構成において、車両状態演算部8は、車輪速センサ2からの入力信号より得られた各車輪の車輪速度から車体速度Vを算出すると共に、舵角センサ3からの入力信号よりステアリング舵角δを、ヨーレートセンサ4からの入力信号より車両の実際のヨーレートである実ヨーレートYAWrを、スロットルセンサ6からの入力信号よりスロットル開度αを、横Gセンサ7からの入力信号より横方向減速度Gyをそれぞれ得る。車両状態演算部8は、これら各センサからのそれぞれの入力信号から得られた各値より、車両の状態を判定するための様々なデータの算出を行い、該算出した各データから車両が不安定状態になるか否かの予測を行うと共に車両の挙動制御であるアンダステア制御の実施判定を行う。
【0015】
制動力演算部9は、車両状態演算部8で算出された各データ及びアンダステア制御実施判定から各車輪の制動力の制御量を算出してブレーキアクチュエータ11の制御を行う。また、駆動力演算部10は、車両状態演算部8で算出された各データ及びアンダステア制御実施判定から駆動力の制御量を算出してスロットルアクチュエータ12の制御を行う。
【0016】
次に、車両状態演算部8による車両のアンダステア制御の実施判定方法について説明する。
車両状態演算部8は、上記各センサから得られた値の内、車体速度V及びステアリング舵角δを用いて算出したヨーレートである舵角ヨーレートSTYAWを下記(1)式より算出する。
STYAW=V×δ/{(1+A×V2)×L} ……………(1)
なお、上記(1)式において、Aは車両に起因する定数であり、Lはホイールベースを示す定数である。
【0017】
次に、車両状態演算部8は、各センサから得られた値の内、車体速度V及び横方向の減速度Gyを用いて算出したヨーレートである減速度ヨーレートGYAWを下記(2)式より算出する。
GYAW=Gy/V ………………………………………(2)
【0018】
更に、車両状態演算部8は、目標ヨーレートYAWtを下記(3)式より得る。
YAWt=fmin(STYAW,GYAW) ……………………………(3)
なお、上記(3)式において、関数fmin(STYAW,GYAW)は、舵角ヨーレートSTYAWと減速度ヨーレートGYAWの内、絶対値の小さい方の値を選択することを示している。
このようにして、車両状態演算部8は、舵角ヨーレートSTYAWと減速度ヨーレートGYAWの内、絶対値の小さい方を目標ヨーレートYAWtとする。
【0019】
次に、車両状態演算部8は、このようにして得られた目標ヨーレートYAWtとヨーレートセンサ4から得られた実ヨーレートYAWrとの比較を行い、偏差であるヨーレート偏差ΔYAWを算出する。ヨーレート偏差ΔYAWは下記(4)式より算出される。
ΔYAW=YAWr−YAWt ……………………………………(4)
【0020】
例えば、ヨーレートセンサ4の極性が左回りのときに正、右回りのときに負とすると、車両状態演算部8は、車両が左旋回を行っている場合、算出したヨーレート偏差ΔYAWが、負の値であるアンダステアしきい値Thus未満であるとアンダステア制御開始判定を行う。また、車両が右旋回を行っている場合、車両状態演算部8は、算出したヨーレート偏差ΔYAWが、正の値であるアンダステアしきい値Thusを超えるとアンダステア制御開始判定を行う。制動力演算部9及び駆動力演算部10は、ブレーキアクチュエータ11及びスロットルアクチュエータ12に対して、車両状態演算部8がアンダステア制御開始判定を行うと所定のアンダステア制御を行わせる。
【0021】
アンダステア制御として、制動力演算部9は、内後輪に制動力をかけるようにし、内後輪にかける制動量を算出する。例えば、制動力演算部9は、ヨーレート偏差ΔYAWの車両不安定方向への変化率が大きいほど内後輪にかける制動力を大きくすると共に該変化率が小さいほど内後輪にかける制動力を小さくし、更に、ヨーレート偏差ΔYAWの絶対値が大きいときは内後輪にかける制動力を大きくすると共に該絶対値が小さいときは内後輪にかける制動力を小さくする。同時に、駆動力演算部10は、所定の方法で駆動量を算出し、例えば駆動力を減少させるようにする。
【0022】
一方、車両状態演算部8は、ヨーレート偏差ΔYAWの絶対値がアンダステアしきい値Thusの絶対値を超えていない場合、車両が不安定状態になるか否かの予測を行う。例えば、車両状態演算部8は、上記(1)式から算出した舵角ヨーレートSTYAWが、
STYAW>2×YAWr
又は、
STYAW>1.2×YAWr+C1
のとき、車両が不安定状態になるという予測判定を行う。なお、C1は所定値であり、例えば0.2rad/秒である。
【0023】
更に、車両状態演算部8は、車両が不安定状態になるという予測判定を行った後、ステアリングの切り増しが行われて舵角センサ3で検出したステアリング舵角δの変化量Δδが所定値k1を超えるか、又はドライバによってアクセルが踏み込まれてスロットルセンサ6で検出したスロットル開度αの変化量Δαが所定値k2を超えると、アンダステア制御開始判定を行い、所定のアンダステア制御が行われる。なお、所定値k1は例えば600度/秒であり、所定値k2は例えばスロットル開度αを0〜100%としたときの80%/秒である。
【0024】
次に、図2は、図1で示した車両の挙動制御装置1の動作例を示したフローチャートであり、図3は、図2における不安定状態予測判定のルーチンを示したフローチャートである。図2及び図3を用いて車両の挙動制御装置1の動作についてもう少し詳細に説明する。なお、特に明記しない限り、図2及び図3で行われる処理はすべて車両状態演算部8で行われるものである。
【0025】
図2において、ステップS1で、車輪速センサ2からの入力信号より得られる各車輪の車輪速度から車体速度Vを算出すると共に、舵角センサ3からの入力信号よりステアリング舵角δを、ヨーレートセンサ4からの入力信号より実ヨーレートYAWrを、スロットルセンサ6からの入力信号よりスロットル開度を、横Gセンサ7からの入力信号より横方向減速度Gyをそれぞれ得る。次に、ステップS2で、車両が不安定状態にあるか否かを判定する不安定状態判定処理を行う。
【0026】
ここで、上記ステップS2で示した車両状態演算部8による不安定状態判定処理の例を図3のフローチャートを用いて説明する。
図3において、最初にステップS11で、車両が不安定状態になるという予測判定が行われたか否かを示すフラグUSTFLAGをリセットする。次にステップS12で、上記(1)式を用いて舵角ヨーレートSTYAWを算出し、ステップS13で、算出した舵角ヨーレートSTYAWが実ヨーレートYAWrの2倍の値を超えるか否かを調べ、実ヨーレートYAWrの2倍の値を超えると(YES)、ステップS14に進み、ステップS14で、フラグUSTFLAGをセットした後、図2のステップS3に進む。
【0027】
また、図3のステップS13で、実ヨーレートYAWrの2倍の値を超えていない場合(NO)、ステップS15に進み、ステップS15で、算出した舵角ヨーレートSTYAWが実ヨーレートYAWrの1.の値に所定値C1を加算した値を超えるか否かを調べ、超える場合(YES)は、ステップS14に進み、超えていない場合(NO)は、図2のステップS3に進む。
【0028】
次に、図2に戻り、ステップS3で、目標ヨーレートYAWtを算出し、ステップS4において、ステップS1で得た実ヨーレートYAWr及びステップS3で算出した目標ヨーレートYAWtからヨーレート偏差ΔYAWを算出してステップS5に進む。ステップS5において、ステップS4で算出したヨーレート偏差ΔYAWの絶対値がアンダステアしきい値Thusを超えているか否かを調べ、ヨーレート偏差ΔYAWの絶対値がアンダステアしきい値Thusを超えている場合(YES)、ステップS6に進む。ステップS6で、アンダステア制御開始判定を行って所定のアンダステア制御を行わせて本フローは終了する。
【0029】
また、ステップS5で、ヨーレート偏差ΔYAWの絶対値がアンダステアしきい値Thusを超えていない場合(NO)、ステップS7に進む。ステップS7で、フラグUSTFLAGがセットされて不安定予測判定が成立しているか否かを調べ、不安定予測判定が成立している場合(YES)、ステップS8に進み、不安定予測判定が成立していない場合(NO)、ステップS10に進む。ステップS8で、舵角変化量Δδが所定値k1を超えているか否かを調べ、所定値k1を超えている場合(YES)、ステップS6に進み、所定値k1を超えていない場合(NO)、ステップS9に進む。ステップS9で、スロットル開度αの変化量Δαが所定値k2を超えているか否かを調べ、所定値k2を超えている場合(YES)、ステップS6に進み、所定値k2を超えていない場合(NO)、ステップS10で、アンダステア制御を開始しない判定を行って所定のアンダステア制御を行わせずに本フローは終了する。
【0030】
このように、本実施の形態1における車両の挙動制御装置は、車両状態演算部8で、車両が不安定状態になるか否かの予測を行い、舵角ヨーレートSTYAWが、実ヨーレートYAWrの2倍の値を超えるか、又は実ヨーレートYAWrの1.の値に所定値C1を加算した値を超えて車両が不安定状態になるという予測判定が行われると、ヨーレート偏差ΔYAWの絶対値がアンダステアしきい値Thus以下でありアンダステア制御を行う状態になくとも、ステアリング舵角δの変化量Δδが所定値k1を超えるか、又はスロットル開度αの変化量Δαが所定値k2を超えると、所定のアンダステア制御を行うようにした。このことから、実際に車両がアンダステア状態になる前に、車両がアンダステア状態になることを予測して所定のアンダステア制御を開始することができ、車両の挙動制御開始の遅れを改善することができる。
【0031】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明の車両の挙動制御装置によれば、車両状態演算部は、各種センサから得られるデータから車両が不安定状態になると予測したときに、車両運転者による車両操作の変化量が所定値を超えると、制動力制御部及び駆動力制御部によるアンダステア制御を開始させる。具体的には、車両状態演算部は、舵角ヨーレートとヨーレートセンサから得られる車両のヨーレートとを比較し、該比較結果に応じて車両が不安定状態になるか否かの予測を行う。
【0032】
例えば、車両状態演算部は、舵角ヨーレートが、ヨーレートセンサから得られるヨーレートの2倍の値を超えるか、又はヨーレートセンサから得られるヨーレートの1.の値に所定値を加算した値を超えて車両が不安定状態になるという予測判定を行うと、車両がアンダステア制御を行う状態になくとも、車両運転者による車両操作の変化量が所定値を超えたとき、すなわち、ステアリング舵角の変化量が所定値を超えるか、又はスロットル開度の変化量が所定値を超えたとき、所定のアンダステア制御を行うようにした。このことから、実際に車両がアンダステア状態になる前に、車両がアンダステア状態になることを予測して所定のアンダステア制御を開始することができ、車両の挙動制御開始の遅れを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における車両の挙動制御装置の例を示した概略のブロック図である。
【図2】 図1で示した車両の挙動制御装置1の動作例を示したフローチャートである。
【図3】 図2における不安定状態予測判定のルーチンを示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 車両の挙動制御装置
2 車輪速センサ
3 舵角センサ
4 ヨーレートセンサ
5 MC液圧センサ
6 スロットルセンサ
7 横Gセンサ
8 車両状態演算部
9 制動力演算部
10 駆動力演算部
11 ブレーキアクチュエータ
12 スロットルアクチュエータ

Claims (4)

  1. 各種センサから得られたデータを基にして算出される目標ヨーレートとヨーレートセンサから得られる車両のヨーレートとの偏差から、車両のアンダステアの判定を行い、アンダステア状態であると判定すると所定の制動力制御及び駆動力制御を行って車両のアンダステア制御を行う挙動制御装置において、
    上記各種センサから得られるデータから車両の不安定状態を予測すると共に、上記偏差を算出して該算出した偏差と車両の状態を判定するためのしきい値とを比較し、車両のアンダステアを判定する車両状態演算部と、
    該車両状態演算部による判定に従って所定の制動力制御を行う制動力制御部と、
    上記車両状態演算部による判定に従って所定の駆動力制御を行う駆動力制御部とを備え、
    上記車両状態演算部は、車両が不安定状態になると予測したときに、ステアリングの操舵角を検出する舵角センサから得られるステアリング舵角の変化量が所定値を超えると、上記制動力制御部及び駆動力制御部によるアンダステア制御を開始させることを特徴とする車両の挙動制御装置。
  2. 上記車両状態演算部は、各種センサから得られるデータより算出した車両の車体速度、及びステアリングの操舵角を検出する舵角センサより得られたステアリング舵角から算出したヨーレートである舵角ヨーレートと、ヨーレートセンサから得られるヨーレートとを比較し、該比較結果に応じて車両の不安定状態を予測することを特徴とする請求項1に記載の車両の挙動制御装置。
  3. 上記車両状態演算部は、舵角ヨーレートがヨーレートセンサから得られるヨーレートの2倍の値を超えると、車両が不安定状態になると予測することを特徴とする請求項2に記載の車両の挙動制御装置。
  4. 上記車両状態演算部は、舵角ヨーレートがヨーレートセンサから得られるヨーレートの1.の値に所定値を加算した値を超えると、車両が不安定状態になると予測することを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の車両の挙動制御装置。
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