JP4303273B2 - 光ピックアップ - Google Patents

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Description

本発明は、光ピックアップに係り、特に導体レーザへの配線をカバーするように金属性のカバーを設置した光ピックアップに好適なものである。
光ディスク装置内に設置され、半導体レーザにより光ディスクに対して情報の記録・再生を行う光ピックアップにおいて、半導体レーザは、その使用条件によっては高温になることがある。しかし、半導体レーザは、高温下で使用を続けることで、効率や寿命が劣化し信頼性が低下する。このため光ピックアップでは、半導体レーザがその寿命を保証されている温度を超えないように放熱性の高い設計が必要である。
特に近年、光ディスク装置においては、情報の記録・再生の短時間化が求められており、これに伴い半導体レーザの高出力化による半導体レーザ自身の温度上昇が非常に大きくなる傾向があり、半導体レーザの放熱性を高めることが重要な課題となっている。
光ピックアップにおける半導体レーザの温度低減を図るには、半導体レーザから筐体への放熱経路の熱抵抗を減らすか、半導体レーザから筐体以外への放熱経路を作る、ことにより放熱量を増加することが必要である。
特開平10−83564号公報(特許文献1)には、リードフレーム型半導体レーザを金属筐体にかしめて固定することにより、半導体レーザと金属筐体との取付け位置の経時変化を生じることなく、半導体レーザと金属筐体との間の熱抵抗を下げて金属筐体からの放熱特性を優れたものとすることが記述されている。
特開2000−251297号公報(特許文献2)には、コモン端子を備えるレーザダイオードと、レーザダイオードに接続されたプリント基板と、プリント基板を及びレーザダイオードの底面を覆うシールドケースとを備え、コモン端子をシールドケースに半田付けすることにより、レーザダイオードから発せられた熱をシールドケースに伝導して放熱することが記述されている。
特開2005−235288号公報(特許文献3)には、半導体レーザを熱伝導率の大きい材料からなる第1の支持部材で支持し、この第1の支持部材を当該第1の支持部材よりも熱伝導率の小さい材料からなる第2の支持部材に半田付けしてキャリッジに支持し、この第1の支持部材を熱伝動率の大きい材料で形成された熱伝導部材を介してキャリッジに連結することにより、半導体レーザで生じる熱を第1の支持部材に留めて熱伝導部材を通して半導体レーザから離れた箇所に効率良く伝導することが記述されている。
特開平10−83564号公報 特開2000−251297号公報 特開2005−235288号公報
前述した特許文献1では、半導体レーザの熱が金属筐体を通してのみ放熱されるものであり、筐体が金属製の材料に制約されて高価なものとならざるを得なかった。また、この特許文献1では、半導体レーザを金属筐体にかしめて固定するものであるため、製造誤差に起因する半導体レーザの発するレーザの軸を調整することができなかった。すなわち、半導体レーザの発するレーザの軸は、製造誤差により半導体レーザの外形寸法に対して僅かにずれてしまうことが多く、半導体レーザを筐体に取付ける際には、レーザの軸ずれの調整が必要であるが、特許文献1ではその調整ができる構造とはなっていない。このため、半導体レーザを筐体に取付ける際には、レーザの軸ずれの調整が必要であり、筐体と半導体レーザとの間の調整代を接着剤を用いて埋める必要がある。
また、前述した特許文献2では、細長いコモン端子の先端部とシールドケースとの熱的接続であるため、この接続部分での熱抵抗が大きくなってしまい、十分な放熱効果が得られないという問題があった。
また、前述した特許文献3では、半導体レーザに支持された第1の支持部材を第2の支持部材に半田付けしてキャリッジに支持しているが、構造部材としての半田の信頼性は低いために、信頼性の高い支持構造とは言えなかった。また、この特許文献3では、半導体レーザの熱がキャリッジを通してのみ放熱されるものであり、キャリッジが金属製の材料に制約されて高価なものとならざるを得なかった。
本発明の目的は、半導体レーザから筐体への放熱経路を維持することで信頼性と生産性を確保しつつ、筐体以外への熱抵抗の小さな放熱経路を確立して半導体レーザの放熱性を高めることができると共に、樹脂性の筐体においても十分な放熱性が得られる光ピックアップを提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明は、半導体レーザと、光検出器と、前記半導体レーザの光を光ディスクに導くと共に当該光ディスクからの反射光を前記光検出器に導く光学系を収めた筐体と、前記半導体レーザに電流を供給する配線と、前記筐体の外側に設置された金属製のカバーと、を備える光ピックアップにおいて、前記半導体レーザは、導電性金属からなる円板状のフレームと、このフレームの一方の平坦な側面に設置されてレーザを出すレーザ素子と、前記フレームの他方の平坦な側面から突出されている複数の端子とを備えるステム型半導体レーザで構成され、前記半導体レーザの前記フレームにおける他方の平坦な側面に金属部材の面を熱的に接続して当該半導体レーザに当該金属部材が取付けられ、前記半導体レーザは回転軸となる突出部を設けた支持部品に固定され、前記支持部品は前記突出部を回転軸として回転調整した状態で前記接着剤を介して前記筐体に固定され、前記金属部材は、前記突出部の回転軸に平行な方向へ延長され、その延長先で前記カバー半田を介して熱的に接続されている構成としたことにある。
係る本発明のより好ましい具体的な構成例は次の通りである。
(1)前記金属部材と前記カバーのそれぞれの接続部に櫛歯部を設け、これら櫛歯部が噛み合わさる部分が半田付けされていること
係る本発明の光ピックアップによれば、半導体レーザから筐体への放熱経路を維持することで信頼性と生産性を確保しつつ、筐体以外への熱抵抗の小さな放熱経路を確立して半導体レーザの放熱性を高めることができると共に、樹脂性の筐体においても十分な放熱性が得られる。
以下、本発明の複数の実施形態について図を用いて説明する。各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の光ピックアップを図1から図4を用いて説明する。
まず、本実施形態の光ピックアップ50の全体構成に関して図1から図4を参照しながら説明する。図1は本実施形態の光ピックアップの分解斜視図、図2は図1の組み立てた状態における斜視図、図3は本実施形態に用いられる半導体レーザの分解斜視図、図4は本実施形態の光ピックアップにおける半導体レーザ付近の分解斜視図、図5は図4の組み立てた状態における斜視図である。
光ピックアップ50は、図1及び図2に示すように、半導体レーザ1(図3参照)、光学系、筐体3、支持部品4、配線5、放熱ブロック8、カバー9、金属部材10、電子基板11を主な構成要素して備えている。
半導体レーザ1は、その大部分が支持部品4に収納された状態で、支持部品4に支持されている。支持部品4は、筐体3の側面に設置され、接着剤を介して筐体3に固定されている。半導体レーザ1には金属部材10が熱的に接続して固定されている。この金属部材10は、平板部材で構成され、半導体レーザ1から下方に延び、その下端部に櫛歯部10aを有している。
筐体3は、内部に複数の光学部品からなる光学系を納めた複雑な3次元形状を有しており、樹脂で構成されている。筐体3を樹脂で構成することにより、金属で構成する場合に比較して、放熱性能は低下するものの、安価で軽量なものとすることができる。
光学系は、半導体レーザ1の発するレーザの軸が所定の範囲に入力されたとき、レーザを対物レンズ18を通して光ディスクに導き、光ディスクからの反射光を光検出器2に導くようになっている。対物レンズ18は筐体3の上面に設置され、光検出器2は支持部品4の側面に設置されている。
電子基板11は、筐体3の前面に設置され、螺子19により筐体3に固定されている。電子基板11には、レーザドライバ12が搭載されている。
配線5は、電子基板11の配線と半導体レーザ1の端子15とを連結するフレキシブルプリント配線板であり、電子基板11の下部から筐体3の下面下方を通り、金属部材10の側面外方から端子15に接続されている。
カバー9は、筐体3の2つの面(図示例では、前面と下面)に対向する面を有して配置され、螺子20により筐体3に固定されている。従って、カバー9は広い面積を有している。具体的には、カバー9は、筐体3及び電子基板11の前面側に配置される前面部9aと、筐体3及び配線5の下面側に配置される下面部9bと、櫛歯部9cとからなる金属板で構成されている。このカバー9は、金属平板からプレス成形により製作されている。カバー9の前面部9aは、レーザドライバ12と熱的に接続されている。カバー9の下面部9bは、筐体3の下面下方に延びる配線5の部分をカバーするように配置されている。カバー9の櫛歯部9cは、金属部材10の櫛歯部10aと係合され、半田を介して固定されている。
半導体レーザ1は、図3から図5に示すように、ステム型半導体レーザで構成されている。この半導体レーザ1は、レーザを出すレーザ素子13と、導電性金属からなる円板状のフレーム14と、複数の端子15とを備えている。レーザ素子13はフレーム14の一方の平坦な側面に設置されている。複数の端子15は、レーザ素子13への入力を行うLD端子15aとコモン端子15bとからなり、フレーム14の他方の平坦な側面から大きく突出されている。LD端子15aはフレーム14に絶縁物を介して取付けられており、レーザ素子13とは細い配線でつながっている。フレーム14とコモン端子15bとは、多くの場合、構造的に直接接触しているか、電気的にほぼ同電位となっている。
半導体レーザ1の発熱部はレーザ素子13である。レーザ素子13による熱の大部分はフレーム14に伝わる。筐体3と接着する支持部品4側には壁が必要なことと、端子15が出ているフレーム14の端子面には後に配線5を取付ける必要があることから、半導体レーザ1は、支持部品4へ端子面が外側になるように取付けられ、支持部品4とフレーム14の外周面で接触している。このため、レーザ素子13からフレーム14に伝わった熱は、フレーム14の外周面から支持部品4へ伝わる。しかし、レーザ素子13はフレーム14の中央部分に取付けられているため、フレーム14の外周面よりも、端子面の方が発熱部に近く放熱しやすい。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、半導体レーザ1のフレーム14の端子面に金属部材10を取付け、効率よく半導体レーザ1の熱を逃がす構造としている。フレーム14とコモン端子15bとは金属部材10と電気的に接していても良いが、LD端子15aとは直接接することはできない。そこで、予めLD端子15aとは接触しないように金属部材10には、大き目の端子穴を開けておくか、LD端子15aに予めスペーサ16を取付けておき、金属部材10と電気的に短絡しないようにしてある。
コモン端子15bまたはスペーサ16を取付けたLD端子15aを用いて金属板の位置決めに用いれば、半導体レーザ1に対する金属部材10の取付け誤差は、ある程度の範囲に抑えることが可能であり、また半導体レーザ1を筐体3に取付ける際の調整にともなう変位量もある程度範囲がわかるので、櫛歯部10a、9cの噛み合わせの間隔をどの程度とれば良いかは設計が可能である。
金属部材10には半田付けが可能な金属を選ぶことで、半導体レーザ1の端子面に金属部材10を半田付けすることが可能となり、高い放熱性を得ることができる。また、金属部材10を半導体レーザ1の端子面に接着剤を用いて接着する場合にも、半導体レーザ1の平らな端子面に金属部材10の平らな面を接着するので、接着剤の層は非常に薄くする事が可能であり、熱抵抗は小さく抑えることが可能である。
突出部6を支持部品4に設け、支持部品4が図5中の矢印A方向に示すような回転調整のみ行うようにすることで、調整にともなう変位量は小さく抑えることができる。また、金属部材10をこの突出部6の突出方向、つまりは調整の回転軸方向に伸ばし、この軸方向に延長した先でカバー9と接続できるようにすれば、カバー9の変形にともなう半導体レーザ1への負荷は、調整の回転成分以外にはかからなくなる。このためカバー9の変形による半導体レーザ1の位置ズレへの影響を小さく抑えることができる。ここで、カバー9の変形は、高温時および低温時における部品の膨張率の違いによって起こる変形のことである。図1に示すカバー9では、さらにカバー9の櫛歯構造7の手前に折り曲げを設けることで、カバー9の表面積を増やすとともに、カバー9の変形にともなう応力が半導体レーザ1へ伝わることを緩衝するようになっている。
図5に示すように、まず半導体レーザ1に金属部材10を半田付けして取付け、この半導体レーザ1を支持部品4に取付ける。図6にあるような組みあがったものを、筐体3に調整しながら接着剤により固定する。接着剤には紫外線により硬化するものを使用することで、半導体レーザの位置が治具により調整できたと同時に紫外光を当てることで、素早く筐体への固定が可能であり、生産時間が短縮でき量産性が高い。
また、半導体レーザ1から筐体3への放熱性を高めるには、接着後、筐体3と支持部品4もしくは半導体レーザ1の間に、熱伝導シリコーンのような熱伝導率の高い流動体で充填することで、固定した半導体レーザ1の取付け位置をずらすことなく放熱性が高められる。ここでは、半導体レーザ1と筐体3間の隙間を、固定した半導体レーザ1に対して大きな荷重を与えることなく、空気以外の物質で充填することが重要であり、放熱性の高い流動体とは、シリコーンに熱伝導性のフィラーを混ぜた混合物だけでなく、後に硬化するような接着剤なども含む。
半導体レーザ1を筐体3に取付けた後、電子基板11を筐体3に取付けると共に配線5を半導体レーザ1に取付ける。電子基板11には、半導体レーザ1を駆動する集積回路であるレーザドライバ12が搭載されており、配線5も取付けられている。
電子基板11及び配線5を取付けた後、カバー9を筐体3に取付ける。配線3を取付けた後にカバー9を取付けることで、このカバー9で配線5が垂れることを防ぐという効果を得ることができる。またカバー9には、製品管理情報が記載されたシールを貼るという目的もある。このためにカバー9は、ある程度の面積が必要であるため光ピックアップ50のディスク対向面とは逆側に取付けられる。
ここで、光ピックアップ50のディスク対向面とは、光ピックアップ50よりレーザが光ディスクに放出される面(図示例では上面)であり、この面には対物レンズ18が存在するため、小型化を目指す光ピックアップにおいては、この面に製品管理情報シールを貼るだけの平らな面を有するカバーを設けることは困難である。
本実施形態では、光ピックアップ50の小型化を維持するために、カバー9はディスク対向面とは逆側に配置されている。また、同時にカバー9を光ピックアップ50の前面に立て、前面に配置されているレーザドライバ12の冷却にも用いている。表面積の大きいカバー9は放熱部として非常に有効であり、レーザドライバ12の放熱にも利用できる。
特に、本実施形態の金属部材10による放熱効果を高めるには、カバー9の放熱性を高めることが有効であり、カバー9に折り曲げ構造を多く適用することで表面積を拡大し、さらには表面の放射率を高めている。なお、前述した製品管理情報シールは、多くの場合で金属表面よりも放射率が高く、カバーの放熱性向上に役立つ。
本実施形態では、カバー9と金属部材10の双方に櫛歯部9c、10aを設けた櫛歯構造7を有している。カバー9を取付ける際には、これらの櫛歯部9c、10a櫛歯構造が噛み合わさって組み立つように設計してある。この金属部材10の櫛歯部10aとカバー9の櫛歯部9cとの間の隙間は、半導体レーザ1の調整に伴う金属部材10の変位を吸収できるようになっており、組みあがった状態ではこの金属部材10とカバー9とは接触していない。
この櫛歯部10a、9cの噛み合わさった部分を半田付けすることで、半導体レーザ1の熱をカバー9へ低い熱抵抗で伝えることができる。また、櫛歯構造7は表面積が広いため、確実な半田付けが可能であるとともに、半田付けの作業性が良い。そして、半導体レーザ1の調整を可能としながら、カバー9への放熱経路を確立している。特に半田付けによりカバー9と半導体レーザ1のフレーム14を電気的に接続できることによって、コモン端子15b側の電位をカバー9と同電位にすることと近い効果が得られ半導体レーザ1の電気的特性を有利にすることが可能である。
なお、金属部材10とカバー9の間を熱伝導シリコーンのような熱伝導性の良い流動材で充填すことによっても、半導体レーザ1の調整に伴う変位の吸収と、放熱性の確保は可能である。この場合、半導体レーザ1の調整に伴う変位量を吸収するために、金属部材10とカバー9との間にある程度の間隔が必要となってしまう。この間隔が広がることで熱抵抗が大きくなることを、熱伝導面積を拡大することで解消するため、金属部材10には予めカバー9と向き合う広い面を用意しておき、この向き合う面の間を放熱シリコーンで充填することで放熱性を確保することが可能である。
また、半導体レーザ1の放熱性を高めるために、ディスク対向面側に放熱ブロック8を設置し、この放熱ブロック8の端と支持部品4とが直接もしくは放熱シリコーンなどの熱伝導性の良い流動体を介して接しており、半導体レーザ1の熱をディスク対向面側でも冷却できるようにしている。特に、筐体3が樹脂製の場合には、筐体3での放熱性は落ちるため、少しでも筐体3以外の部品に放熱面を設けることで半導体レーザ1の温度上昇を抑制することが重要であり、フィン状の放熱ブロック8をディスク対向面側に設置することは効果が大きい。特に光ディスク近傍においては、ディスク回転に伴う風の影響が大きく放熱性が良好となるため、放熱ブロック8はなるべく対物レンズ18と同じ高さにまで高くすることによって高い放熱性を得ることができる。
本実施形態における半導体レーザ1の放熱経路は、従来どおりの接着剤や流動性の放熱材を用いて筐体3へ熱を逃がす経路と、ディスク対向面側に設置した放熱ブロック8へ熱を逃がす経路と、そして金属部材10を介して半導体レーザ1からカバー9へ熱を逃がす3つの経路が用意されており、半導体レーザ1の温度上昇を小さく抑えることが可能である。
以上に述べたように、半導体レーザ1において最も放熱に適した面に、金属部材10を取付け、この金属部材10とカバー9を半導体レーザ1の調整に伴う変位を吸収できるように取付けることで、半導体レーザ1の筐体3への取付けは、信頼性と量産性の高い従来の構造を維持したまま、半導体レーザ1の放熱性を高める事ができる。また、半導体レーザ1の熱を積極的にカバー9で放熱できるため、筐体3に樹脂が使用されることで筐体3での放熱性が低下した場合にも、半導体レーザ1の放熱性を確保する事ができる。さらに、光ピックアップ50のディスク対向面側に放熱ブロック8を設け、半導体レーザ1を支持する支持部材4と直接もしくは熱伝導部材を介して接続することで、筐体3の材質によらず、半導体レーザ1の放熱性を確保する事ができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図6を用いて説明する。図6は本発明の第2実施形態に係る光ピックアップにおける金属部材とカバーとの接続構造の説明図である。この第2実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
この第2実施形態における金属部材10とカバー9との接続構造は、調整による変位を吸収でき、かつ熱抵抗の小さな接続構造としたものであり、具体的には、金属部材10とカバー9との間をグラファイトシート17で結んだ構造である。グラファイトシート17は、熱伝導性が高く柔軟性があるため、半導体レーザ1の調整に伴う変位を吸収しながら熱を伝える素材としては優れている。なお、グラファイトシート17の代用として、多数の細い銅線をよったものなども考えられる。グラファイトシート17は、両面テープもしくは接着剤を用いて金属部材10及びカバー9に固定されるが、銅線を用いた場合には半田付けによる固定が可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図7を用いて説明する。図7は本発明の第3実施形態に係る光ピックアップにおける金属部材とカバーとの接続構造の説明図である。この第3実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
この第3実施形態では、突出部6を有する支持部品4を用いて、半導体レーザ1の調整を1軸の回転調整のみ行う場合、金属部材10とカバー9との間に回転調整と中心を同じくする曲面を設けることによって、金属部材10とカバー9との間に半導体レーザ1の調整を吸収するための間隔を設ける必要が無い構造としたものである。ただし、この場合も完全に面で接触させることは困難であるので、金属部材10とカバー9との間に放熱シリコーンのような流動性の放熱部材を充填することが望ましい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図8から図10を用いて説明する。図8は本発明の第4実施形態に係る光ピックアップに用いる半導体レーザの斜視図、図9は第4実施形態の光ピックアップにおける半導体レーザ付近の分解斜視図、図10は図9の組み立て状態における斜視図である。この第4実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
この第4実施形態では、半導体レーザとしてフレーム型半導体レーザ1を適用したものである。フレーム型半導体レーザ1の場合フレーム14がレーザ素子1の真下の板状物であり、レーザ素子1の真下にフレーム14があるため、フレーム14からの放熱がしやすいようになっている。ステム型の半導体レーザと異なり端子面は発熱源から若干離れておりまた、その薄型の形状から表面積も小さい。
そこで、この第4実施形態では、図9及び図10に示すように、金属部材10はレーザ素子1の下面のフレーム14に取付け、金属部材10と半導体レーザ1とを支持部品4へ取付けたものである。支持部品4は、ダイカスト製であることが多く、フレーム14とは半田付けできないが、金属部材10はフレーム14と半田付け可能であるため、半田付けによる放熱性の高い接合が可能である。また、金属部材10を介して支持部品4への熱が伝わるため、筐体3への放熱も維持できる。また、ステム型半導体レーザ1の場合には、端子を位置決めに利用できたが、ステム型半導体レーザ1では端子面は使用しないため、金属部材10に折り曲げ部や突起を設け、半導体レーザ1の外形形状より位置決めが可能となるようにする必要がある。
本発明の第1実施形態の光ピックアップの分解斜視図である。 図1の組み立てた状態における斜視図である。 第1実施形態に用いられる半導体レーザの分解斜視図である。 第1実施形態の光ピックアップにおける半導体レーザ付近の分解斜視図である。 図4の組み立てた状態における斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る光ピックアップにおける金属部材とカバーとの接続構造の説明図である。 本発明の第3実施形態に係る光ピックアップにおける金属部材とカバーとの接続構造の説明図である。 本発明の第4実施形態に係る光ピックアップに用いる半導体レーザの斜視図である。 第4実施形態の光ピックアップにおける半導体レーザ付近の分解斜視図である。 図9の組み立て状態における斜視図である。
符号の説明
1…半導体レーザ、2…光検出器、3…筐体、4…支持部品、5…配線、6…突出部、7…櫛歯構造、8…放熱ブロック、9…カバー、9a…前面部、9b…下面部、9c…櫛歯部、10…金属部材、10a…櫛歯部、11…電子基板、12…レーザドライバ、13…レーザ素子、14…フレーム、15…端子、16…スペーサ、17…グラファイトシート、18…対物レンズ、19、20…螺子、50…光ピックアップ。

Claims (2)

  1. 半導体レーザと、光検出器と、前記半導体レーザの光を光ディスクに導くと共に当該光ディスクからの反射光を前記光検出器に導く光学系を収めた筐体と、前記半導体レーザに電流を供給する配線と、前記筐体の外側に設置された金属製のカバーと、を備える光ピックアップにおいて、
    前記半導体レーザは、導電性金属からなる円板状のフレームと、このフレームの一方の平坦な側面に設置されてレーザを出すレーザ素子と、前記フレームの他方の平坦な側面から突出されている複数の端子とを備えるステム型半導体レーザで構成され、
    前記半導体レーザの前記フレームにおける他方の平坦な側面に金属部材の面を熱的に接続して当該半導体レーザに当該金属部材が取付けられ、
    前記半導体レーザは回転軸となる突出部を設けた支持部品に固定され、
    前記支持部品は前記突出部を回転軸として回転調整した状態で前記接着剤を介して前記筐体に固定され、
    前記金属部材は、前記突出部の回転軸に平行な方向へ延長され、その延長先で前記カバー半田を介して熱的に接続されている
    ことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 請求項の光ピックアップにおいて、
    前記金属部材と前記カバーのそれぞれの接続部に櫛歯部を設け、これら櫛歯部が噛み合わさる部分が半田付けされていることを特徴とする光ピックアップ。
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