JP4293241B2 - 光源装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、光源装置及びプロジェクタ、特に、プロジェクタに用いられる光源装置の技術に関する。
近年、プロジェクタの光源装置において、レーザ光を供給するレーザ光源を用いる技術が提案されている。プロジェクタの光源装置として従来用いられているUHPランプと比較すると、レーザ光源を用いる光源装置は、高い色再現性、瞬時点灯が可能、長寿命である等の利点がある。レーザ光源を用いる光源装置としては、レーザ光源からの基本波レーザ光を直接供給するものの他、基本波レーザ光の波長を変換して供給するものが知られている。基本波レーザ光の波長を変換する波長変換素子として、例えば第二高調波発生(Second−Harmonic Generation;SHG)素子が知られている。波長変換素子を用いることで、容易に入手可能な汎用のレーザ光源を用いて、所望の波長のレーザ光を供給することが可能となる。また、十分な光量のレーザ光を供給可能な構成とすることもできる。SHG素子を用いる光源装置において、レーザ光を共振させる共振器構造内にSHG素子を配置する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。共振器構造において基本波レーザ光を共振させるうち所望の波長に変換されたレーザ光を取り出すことにより、高い波長変換効率でレーザ光を供給することが可能となる。
特開平5−235441号公報
共振器構造には、基本波レーザ光を反射させる波長選択性を持たせたミラーが用いられる。波長選択性を持たせたミラーであっても基本波レーザ光の全てを反射可能とすることは困難であって、一部の基本波レーザ光はミラーを透過してしまう。上記特許文献1に提案される構成によると、共振器構造から出射した基本波レーザ光はそのまま光源装置の外部へ漏れ出すこととなる。高い出力のレーザ光は、人体、特に眼に不快感を与える不具合をもたらす場合がある。レーザ光を扱う装置は、レーザ光による不具合の発生を確実に回避可能な構成である必要がある。
プロジェクタの光源装置の場合、SHG素子により基本波レーザ光である赤外光を可視光へ変換する構成が一般的である。赤外光の場合は可視光の場合よりも忌避反応による退避が難しいことから、特に高出力の赤外光が漏れ出すことは確実に防ぐ必要がある。赤外光の漏れを防止するには、赤外光を吸収する赤外光カットガラスを用いることが考えられる。しかし、赤外光カットガラスを用いる構成では、赤外光カットガラスの破損があった場合に赤外光は容易に外部へ漏れ出してしまうことになる。このように、従来の技術によると、高い波長変換効率を実現可能な構成において不具合の発生の確実な回避が困難であるという問題を生じる。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、高い波長変換効率を実現可能な構成において不具合の発生の確実な回避が可能な光源装置、及びその光源装置を用いるプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、第1波長の光を供給する光源部と、第1波長の光を、第1波長とは異なる第2波長の光へ変換する波長変換素子と、第1波長の光及び第2波長の光を分離させる波長分離部と、を有し、波長分離部は、波長変換素子からの第2波長の光を出射方向へ進行させ、かつ波長変換素子からの第1波長の光を出射方向以外の方向へ進行させることを特徴とする光源装置を提供することができる。
波長分離部から出射方向へ進行させた光のみを光源装置の外部へ出射させる構成とすることで、波長分離部から出射方向以外の方向へ進行させた第1波長の光が直接光源装置の外部へ出射する事態を確実に回避することが可能となる。また、例えば赤外光カットガラスを用いる構成において赤外光カットガラスの破損があった場合であっても、第1波長の光の直接外部への出射を防ぐことができる。これにより、高い波長変換効率を実現可能な構成において不具合の発生の確実な回避が可能な光源装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、波長分離部は、第1波長の光を透過させることにより出射方向以外の方向へ進行させ、かつ第2波長の光を反射させることにより出射方向へ進行させることが望ましい。波長分離部における反射により第2波長の光の進行方向を出射方向へ変換させる構成とすることで、たとえ波長分離部の破損があったとしても第1波長の光の直接外部への出射を防ぐことができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部、波長変換素子及び波長分離部を収納する筐体を有し、筐体は、波長分離部から出射方向以外の方向へ進行した光が入射する位置において第1波長の光を吸収することが望ましい。波長分離部からの第1波長の光を吸収可能とすることで、筐体内での第1波長の光の散乱を防ぐことができる。これにより、散乱により出射部の方向へ進行した第1波長の光を低減させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、波長分離部から出射方向へ進行した光を筐体の外部へ出射させる出射部と、出射部の周囲に設けられ、波長分離部から出射方向へ進行した光以外の光を遮光する遮光部と、を有することが望ましい。遮光部を設けることで、出射方向以外の方向へ進行した後散乱により出射部の方向へ進行した第1波長の光を遮ることが可能となる。これにより、筐体内で散乱した後出射部から出射する第1波長の光をさらに低減させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、筐体は、波長分離部から出射方向以外の方向へ進行した光が入射する位置に設けられた凹部を備えることが望ましい。凹部を設けることで、第1波長の光の散乱を低減させることが可能となる。これにより、出射部から出射する第1波長の光をさらに低減させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部は、第1波長の光である赤外光を供給し、波長分離部から出射方向へ進行した光が入射する位置に設けられ、赤外光の透過を低減させる赤外光低減部材を有することが望ましい。これにより、出射部から出射する赤外光を低減させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、波長変換素子が設けられた光路にて第1波長の光を共振させる共振器構造を有し、波長分離部は、共振器構造より出射側に設けられることが望ましい。共振器構造により、所望の波長の光を効率良く出射させることができる。また、共振器構造より出射側に波長分離部を設けることで、共振器構造から出射した第1波長の光の直接外部への出射を防ぐことができる。
さらに、本発明によれば、上記の光源装置と、光源装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有することを特徴とするプロジェクタを提供することができる。上記の光源装置を用いることにより、高い波長変換効率を実現可能な構成において不具合の発生の確実な回避が可能となる。これにより、明るい画像を表示可能な構成において不具合の発生の確実な回避が可能なプロジェクタを得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る光源装置10の概略構成を示す。光源装置10は、半導体レーザ励起固体(Diode Pumped Solid State;DPSS)レーザ発振器である。励起用レーザ11は、例えば、808nmの波長を持つレーザ光を供給する半導体レーザである。励起用レーザ11の出射側には、第1共振ミラー12が設けられている。励起用レーザ11からのレーザ光は、第1共振ミラー12を透過した後、レーザ結晶13へ入射する。レーザ結晶13は、励起されることによりレーザ発振し、第1波長のレーザ光を供給する。レーザ結晶13としては、例えばNd:YVO4結晶やNd:YAG(Y3Al512)結晶を用いることができる。励起用レーザ11及びレーザ結晶13は、第1波長のレーザ光であって赤外光を供給する光源部である。第1波長は、例えば1064nmである。
SHG素子14は、レーザ結晶13からの第1波長のレーザ光を、第1波長とは異なる第2波長のレーザ光へ変換させる波長変換素子である。第2波長は、第1波長の半分の波長であって、例えば532nmである。SHG素子14としては、例えば、非線形光学結晶を用いることができる。SHG素子14及びダイクロイックミラー16の間には、第2共振ミラー15が設けられている。第2共振ミラー15は、第1波長のレーザ光を選択的に反射させ、第1波長以外の波長(第2波長を含む)の光を透過させる機能を有する。第2共振ミラー15を透過したレーザ光は、ダイクロイックミラー16の方向へ進行する。第2共振ミラー15で反射されたレーザ光は、SHG素子14の方向へ進行する。
第1共振ミラー12は、第2共振ミラー15と同様に、第1波長のレーザ光を選択的に反射させ、第1波長以外の波長の光を透過させる。第1共振ミラー12及び第2共振ミラー15は、SHG素子14が設けられた光路にて第1波長の光を共振させる共振器構造を構成する。第1共振ミラー12及び第2共振ミラー15の間にて第2波長に変換されたレーザ光は、第2共振ミラー15を通過しダイクロイックミラー16の方向へ進行する。共振器構造により、所望の波長のレーザ光を効率良く出射させることができる。
ダイクロイックミラー16は、第1波長の光を透過させ、かつ第2波長の光を反射させることで、第1波長の光及び第2波長の光を分離させる波長分離部である。ダイクロイックミラー16は、ガラス等の透明部材からなる直角プリズムの斜面21に波長選択膜、例えば誘電体多層膜を形成することにより構成されている。ダイクロイックミラー16は、入射光線に対して斜面21を略45度傾けて配置されている。ダイクロイックミラー16は、第1共振ミラー12及び第2共振ミラー15により構成される共振器構造より出射側に設けられている。
ダイクロイックミラー16へ入射した第2波長のレーザ光は、斜面21における反射により光路が略90度折り曲げられる。ダイクロイックミラー16において光路が折り曲げられた第2波長のレーザ光は、出射方向へ進行する。ダイクロイックミラー16へ入射した第1波長の光は、斜面21及び直角プリズムを透過することで、そのまま直進する。このように、ダイクロイックミラー16は、第1波長のレーザ光を透過させることにより出射方向以外の方向へ進行させ、かつ第2波長のレーザ光を反射させることにより出射方向へ進行させる。なお、ダイクロイックミラー16は、直角プリズムを用いる構成の他、ガラス等からなる平行平板を用いる構成であっても良い。
開口部22は、筐体18のうちダイクロイックミラー16で反射した第2波長のレーザ光が入射する位置に設けられている。開口部22は、ダイクロイックミラー16から出射方向へ進行したレーザ光を筐体18の外部へ出射させる出射部である。IRカットガラス17は、開口部22を完全に塞ぐように設けられている。IRカットガラス17へ入射した第2波長のレーザ光は、IRカットガラス17を透過し、筐体18の外部へ出射する。
IRカットガラス17は、SiO2を含有するガラス部材を用いて構成された基板であって、ガラス平板にIRカット膜をコーティングして構成されている。IRカットガラス17は、赤外線を吸収することで赤外線の透過を低減させる赤外線低減部材である。開口部22にIRカットガラス17を設けることで、赤外光である第1波長のレーザ光の出射を低減させることができる。IRカットガラス17は、IRカット膜を設ける構成とする他、ガラス組成に赤外線を吸収する素材を添加することとしても良い。
筐体18は、励起用レーザ11からダイクロイックミラー16までの光路中に設けられた各部を収納し、内部を密閉する。励起用レーザ11からダイクロイックミラー16までの各部は、筐体18内において互いにアライメントして配置されている。例えばレーザ結晶13及びSHG素子14は、共通の固定部19上に設けることで、他の構成とのアライメントがなされる。レーザ結晶13及びSHG素子14以外の構成についても固定部19を使用することにより他の構成とのアライメントを行うこととしても良い。
ダイクロイックミラー16から出射方向以外の方向へ進行した第1波長のレーザ光は、筐体18へ入射する。筐体18は、ダイクロイックミラー16から出射方向以外の方向へ進行したレーザ光が入射する位置において第1波長のレーザ光を吸収する。ダイクロイックミラー16から出射方向以外の方向へ進行したレーザ光を筐体18で吸収させる構成とすることで、筐体18内での第1波長のレーザ光の散乱を防ぐことができる。レーザ光の散乱を防ぐことで、開口部22の方向へ進行した第1波長のレーザ光を低減させることができる。なお、筐体18における第1波長のレーザ光の吸収が不十分であったとしても、IRカットガラス17により、筐体18で反射した第1波長のレーザ光の出射を低減させることができる。
ダイクロイックミラー16における反射により第2波長のレーザ光の進行方向を出射方向へ変換させる構成とすることで、たとえダイクロイックミラー16やIRカットガラス17の破損があったとしても第1波長のレーザ光の直接外部への出射を防ぐことができる。これにより、高い波長変換効率を実現可能な構成において不具合の発生を確実に回避することができるという効果を奏する。本発明の光源装置は、DPSSレーザ発振器である場合に限られない。光源部である半導体レーザからのレーザ光を波長変換素子へ入射させる光源装置であっても良い。この場合、光源部としては半導体レーザを用いる他、固体レーザ、液体レーザ、ガスレーザ等を用いても良い。
図2は、本実施例の変形例1に係る光源装置30の概略構成を示す。本変形例の光源装置30は、遮光部31を有することを特徴とする。遮光部31は、筐体18の内部であって、開口部22の周囲に設けられている。ダイクロイックミラー16から出射方向へ進行した第2波長のレーザ光は、遮光部31において遮られることなく、IRカットガラス17を経て外部へ出射する。ダイクロイックミラー16から出射方向以外の方向へ進行した後筐体18で反射した第1波長のレーザ光は、筐体18内で散乱することとなる。筐体18内で散乱したレーザ光のうち開口部22の方向へ進行した成分は、遮光部31によって遮られる。
このように遮光部31は、ダイクロイックミラー16から出射方向へ進行したレーザ光以外のレーザ光を遮光する。筐体18における第1波長のレーザ光の吸収が不十分であったとしても、遮光部31を設けることにより、第1波長のレーザ光の出射を低減させることができる。これにより、筐体18内で散乱した後出射部から出射する第1波長のレーザ光をさらに低減させることができる。
図3は、本実施例の変形例2に係る光源装置40の概略構成を示す。本変形例の光源装置40は、筐体18に設けられた凹部41を有することを特徴とする。凹部41は、筐体18のうち、ダイクロイックミラー16を透過した第1波長のレーザ光が入射する位置に設けられている。凹部41は、円の一部、例えば半円をなすような断面形状で構成されている。凹部41を形成することにより、凹部41へ入射した第1波長のレーザ光の反射をさらに低減させることができる。第1波長のレーザ光の散乱を低減させることで、出射部から出射する第1波長のレーザ光をさらに低減させることができる。凹部41の形状は、ダイクロイックミラー16からの第1波長のレーザ光の散乱を低減可能であれば良く、図示するものに限られない。
図4は、本発明の実施例2に係るプロジェクタ70の概略構成を示す。プロジェクタ70は、スクリーン88に光を供給し、スクリーン88で反射する光を観察することで画像を鑑賞するフロント投写型のプロジェクタである。上記実施例1と重複する説明は省略する。プロジェクタ70は、赤色(R)光用光源装置80R、緑色(G)光用光源装置80G、青色(B)光用光源装置80Bを有する。各色光用光源装置80R、80G、80Bは、いずれも上記実施例1の光源装置と同様の構成を有する。プロジェクタ70は、各色光用光源装置80R、80G、80Bからの光を用いて画像を表示する。
R光用光源装置80Rは、R光を供給する光源装置である。拡散素子81は、照明領域の整形、拡大、及びレーザ光の光量分布の均一化を行う。拡散素子81としては、例えば回折光学素子である計算機合成ホログラム(Computer Generated Hologram;CGH)を用いることができる。フィールドレンズ82は、拡散素子81からのレーザ光を平行化させ、R光用空間光変調装置83Rへ入射させる。R光用空間光変調装置83Rは、画像信号に応じてR光を変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。R光用空間光変調装置83Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム84へ入射する。
G光用光源装置80Gは、G光を供給する光源装置である。拡散素子81及びフィールドレンズ82を経たレーザ光は、G光用空間光変調装置83Gへ入射する。G光用空間光変調装置83Gは、画像信号に応じてG光を変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。G光用空間光変調装置83Gで変調されたG光は、R光とは異なる側からクロスダイクロイックプリズム84へ入射する。
B光用光源装置80Bは、B光を供給する光源装置である。拡散素子81及びフィールドレンズ82を経たレーザ光は、B光用空間光変調装置83Bへ入射する。B光用空間光変調装置83Bは、画像信号に応じてB光を変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。B光用空間光変調装置83Bで変調されたB光は、R光、G光とは異なる側からクロスダイクロイックプリズム84へ入射する。透過型液晶表示装置としては、例えば高温ポリシリコンTFT液晶パネル(High Temperature Polysilicon;HTPS)を用いることができる。
クロスダイクロイックプリズム84は、互いに略直交させて配置された2つのダイクロイック膜85、86を有する。第1ダイクロイック膜85は、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第2ダイクロイック膜86は、B光を反射し、R光及びG光を透過させる。クロスダイクロイックプリズム84は、それぞれ異なる方向から入射したR光、G光及びB光を合成し、投写レンズ87の方向へ出射させる。投写レンズ87は、クロスダイクロイックプリズム84で合成された光をスクリーン88の方向へ投写する。
上記実施例1と同様の構成を有する各色光用光源装置80R、80G、80Bを用いることにより、高い波長変換効率を実現可能な構成において不具合の発生の確実な回避が可能となる。これにより、明るい画像を表示可能な構成において不具合の発生を確実に回避できるという効果を奏する。プロジェクタ70は、空間光変調装置として透過型液晶表示装置を用いる場合に限られない。空間光変調装置としては、反射型液晶表示装置(Liquid Crystal On Silicon;LCOS)、DMD(Digital Micromirror Device)、GLV(Grating Light Valve)等を用いても良い。
プロジェクタ70は、色光ごとに空間光変調装置を備える構成に限られない。プロジェクタ70は、一の空間光変調装置により2つ又は3つ以上の色光を変調する構成としても良い。プロジェクタは、スクリーンの一方の面に光を供給し、スクリーンの他方の面から出射される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタであっても良い。さらに、本発明の光源装置は、プロジェクタに適用する場合に限られない。例えば、レーザ光を用いて露光を行う露光装置や、レーザ光により照明された像をモニタするモニタ装置等に適用することとしても良い。さらに、本発明の光源装置は、光源部としてレーザ光源を用いる場合に限られない。光源装置は、光源部としてLED等の固体光源や超高圧水銀ランプ等のランプを用いる構成としても良い。
以上のように、本発明に係る光源装置は、プロジェクタに用いる場合に適している。
本発明の実施例1に係る光源装置の概略構成を示す図。 実施例1の変形例1に係る光源装置の概略構成を示す図。 実施例1の変形例2に係る光源装置の概略構成を示す図。 本発明の実施例2に係るプロジェクタの概略構成を示す図。
符号の説明
10 光源装置、11 励起用レーザ、12 第1共振ミラー、13 レーザ結晶、14 SHG素子、15 第2共振ミラー、16 ダイクロイックミラー、17 IRカットガラス、18 筐体、19 固定部、21 斜面、22 開口部、30 光源装置、31 遮光部、40 光源装置、41 凹部、70 プロジェクタ、80R R光用光源装置、80G G光用光源装置、80B B光用光源装置、81 拡散素子、82 フィールドレンズ、83R R光用空間光変調装置、83G G光用空間光変調装置、83B B光用空間光変調装置、84 クロスダイクロイックプリズム、85 第1ダイクロイック膜、86 第2ダイクロイック膜、87 投写レンズ、88 スクリーン

Claims (7)

  1. 赤外光である第1波長の光を供給する光源部と、
    前記第1波長の光を、前記第1波長とは異なる第2波長の光へ変換する波長変換素子と、
    前記第1波長の光及び前記第2波長の光を分離させる波長分離部と、を有し、
    前記波長分離部は、前記波長変換素子からの前記第2波長の光を出射方向へ進行させ、かつ前記波長変換素子からの前記第1波長の光を前記出射方向以外の方向へ進行させ
    前記波長分離部から前記出射方向へ進行した光が入射する位置に設けられ、前記赤外光の透過を低減させる赤外光低減部材を有することを特徴とする光源装置。
  2. 前記波長分離部は、前記第1波長の光を透過させることにより前記出射方向以外の方向へ進行させ、かつ前記第2波長の光を反射させることにより前記出射方向へ進行させることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光源部、前記波長変換素子及び前記波長分離部を収納する筐体を有し、
    前記筐体は、前記波長分離部から前記出射方向以外の方向へ進行した光が入射する位置において前記第1波長の光を吸収することを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記波長分離部から前記出射方向へ進行した光を前記筐体の外部へ出射させる出射部と、
    前記出射部の周囲に設けられ、前記波長分離部から前記出射方向へ進行した光以外の光を遮光する遮光部と、を有することを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記筐体は、前記波長分離部から前記出射方向以外の方向へ進行した光が入射する位置に設けられた凹部を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の光源装置。
  6. 前記波長変換素子が設けられた光路にて前記第1波長の光を共振させる共振器構造を有し、
    前記波長分離部は、前記共振器構造より出射側に設けられることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の光源装置。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有することを特徴とするプロジェクタ。
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