JP4292711B2 - 低抵抗抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

低抵抗抵抗器およびその製造方法 Download PDF

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泰宏 進藤
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通電回路中の電流値を電圧値として検出するための電流検出用として用いられる低抵抗抵抗器(以下抵抗器と記述する)およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の抵抗器としては、特開平6−20802号公報に開示されたものが知られている。
【0003】
以下、従来の抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0004】
図29(a)は従来の抵抗器の斜視図、図29(b)は同抵抗器の断面図である。
【0005】
図29(a),(b)において、1は対向した両端2,3を有する直方体形のニッケル,クロム,アルミニウムおよび銅との合金からなる抵抗金属の一体構造の抵抗体である。この抵抗体1の両端2,3には、それらにはんだ等の導電材料をメッキ等でコーティングして得られた端子4,5を有する。6は抵抗体1の端子4,5を除いた中央部分で、この中央部分6は抵抗器を実装する際基板面から浮かすために、端子4,5に対して曲がっている。7は抵抗体1の中央部分6に設けられた絶縁材料である。
【0006】
以上のように構成された従来の抵抗器について、以下にその製造方法を説明する。
【0007】
図30は従来の抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0008】
まず、図30(a)に示すように、所定の抵抗値を有するニッケル,クロム,アルミニウムおよび銅との合金からなる一体構造の直方体形の抵抗体1を形成する。
【0009】
次に、図30(b)に示すように、抵抗体1(本図では、図示せず)の全面にメッキによって導電材8をコーティングする。
【0010】
次に、図30(c)に示すように、導電材8を有する抵抗体1の中央部分6をワイヤブラシで剥ぎ取ることによってコーティングされた導電材8を除去し、抵抗体1の中央部分6を露出させる。
【0011】
次に、図30(d)に示すように、抵抗体1の側部に位置する端子4,5を抵抗体1の中央部分6に対して下方に折り曲げる。
【0012】
最後に、図30(e)に示すように、抵抗体1の中央部分6の周りを絶縁材料7の成形加工によって被覆することにより、従来の抵抗器を製造するものである。
【0013】
しかしながら、上記従来の抵抗器は、抵抗金属を折り曲げて抵抗体1と端子4,5を一体構造とした抵抗器であって、抵抗体1はニッケル,クロム,アルミニウムおよび銅とからなる合金で構成されており、また端子4,5は抵抗体1の両端2,3の表面にはんだ等の導電材料をメッキ等でコーティングすることにより構成されているものである。
【0014】
前記抵抗体1を構成しているニッケル,クロム,アルミニウムおよび銅とからなる合金の電気伝導率は銅,銀,金およびアルミニウム等の一般に導電性にすぐれている金属の電気伝導率に比べて小さいものである。上記端子4,5を構成する母材は、抵抗体1と同じ合金であるため、端子4,5を構成する母材の抵抗値は、一般に導電性にすぐれている金属に比べて電気伝導率が小さい分だけ大きくなるため、その抵抗値を小さくするために、上記端子4,5は抵抗体1の両端2,3の表面にはんだ等の導電材料をメッキ等でコーティングすることにより構成しているものである。
【0015】
一般に抵抗値の大きい抵抗器の場合は、上記した従来の構成においては、抵抗体1の両端2,3の表面にはんだ等の導電材料をコーティングして端子4,5における抵抗値を小さくしているため、抵抗体1と端子4,5の抵抗値の差は非常に大きくなり、その結果、抵抗体1と端子4,5の合成抵抗としての抵抗器全体の抵抗値は、端子4,5部分の抵抗値を無視した抵抗体1のみの抵抗値で代表されるものである。
【0016】
しかし、抵抗値が0.1Ω以下の抵抗器の場合には、抵抗器全体に占める端子4,5の抵抗値は無視できないものである。すなわち、通常高抵抗値の抵抗器の抵抗値を高精度に測定したい場合は、4探針法を用いて行えば問題はないが、抵抗値が0.1Ω以下の抵抗器の抵抗値を測定する場合には、例え4探針法を用いたとしても、端子4,5の抵抗値が抵抗器全体の抵抗値に影響するため、端子4,5の抵抗値が高くなるほど、端子4,5上のどこに触針するかで抵抗値が変動するものである。この場合、抵抗体1の抵抗値と端子4,5の抵抗値の比率をみて、抵抗器全体における端子4,5が占める抵抗値の比率が大きいほど、測定位置のずれによる抵抗値の変動は大きくなるものであり、したがって、従来の構成のもので測定値を高精度に再現させるためには、測定位置を規定する必要があった。しかしながら、測定位置を規定しても、その測定位置を再現することは非常に困難であるため、抵抗値の測定再現性が低いという課題を有していた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、測定位置のずれ等に対しても高精度に抵抗値を保証できる抵抗器を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の抵抗器は、金属製の板状の抵抗体と、前記板状の抵抗体の両端部に電気的に接続される別体の金属製の端子とを有し、前記端子を前記抵抗体の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する材料で構成し、前記抵抗体と前記端子とを、前記端子の全面をコーティングした融点が500℃以下の低融点金属を介して接続したものである。
【0019】
上記構成によれば、端子を抵抗体の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する材料で構成しているため、端子の抵抗値を抵抗体の抵抗値より小さくすることができ、これにより、抵抗器全体における端子が占める抵抗値の比率を小さくすることができるため、抵抗値測定端子の測定位置のずれ等による抵抗値の変動の影響は無視することができ、その結果、端子上の測定位置を厳格に規定しなくても、高精度に抵抗値の測定再現性を得ることができるため、測定位置のずれ等に対しても高精度に抵抗値を保証できる抵抗器を提供することができるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1(a)は本発明の実施の形態1における抵抗器の断面図、図1(b)は同抵抗器の平面図、図1(c)は同抵抗器の要部である端子の開放部側から見た側面図である。
【0022】
図1において、11は板状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。12,13は抵抗体11の厚みTと同等の幅kの凹状の溝14を有し、かつ抵抗体11の両端に設けられるとともに電気的に接続された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子12,13は厚みtが抵抗体11の厚みTよりも厚いとともに、幅mが抵抗体11の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体11の長さLよりも短い形状を有するもので、抵抗体11の電気伝導率と同等または抵抗体11の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。
【0023】
以上のように構成された本発明の実施の形態1における抵抗器について、以下のその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0024】
図2は本発明の実施の形態1における抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0025】
まず、図2(a)に示すように、抵抗体11(本図では、図示せず)の電気伝導率と同等または抵抗体11の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなる板状あるいは帯状の金属体を、切削、鋳造、鍛造、プレス加工、引き抜き加工等して、抵抗体11の厚みTと同等の幅kの凹状の溝14を有し、かつ厚みtが抵抗体11の厚みTよりも厚く、幅mが抵抗体11の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体11の長さLよりも短い形状の第1,第2の端子12,13を形成する。
【0026】
次に、図2(b)に示すように、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッケル合金等からなる板状あるいは帯状の金属体を、切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する板状の所定形状の抵抗体11を形成する。
【0027】
次に、図2(c)に示すように、抵抗体11の両端に第1,第2の端子12,13の溝14を被せた後、第1,第2の端子12,13の上下方向(抵抗体11を挟む方向)を熱プレスする。
【0028】
次に、図2(d)に示すように、フィルム状のエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂あるいはポリカルボジイミド樹脂等からなる保護膜16を切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして所定形状に切り出した後、抵抗体11(本図では、図示せず)の上下に置き、熱圧着あるいは超音波溶着して抵抗体11の上面、下面および側面に保護膜16を形成して、本発明の実施の形態1における抵抗器を製造するものである。
【0029】
なお、抵抗体11の両端に第1,第2の端子12,13の溝14を被せる際の挿入方向は、上述したように、第1,第2の端子12,13の開口部からでも良いし、第1,第2の端子12,13の側面からでも良い。
【0030】
なお、本発明の実施の形態1における抵抗器の抵抗値を調整および修正するために、所定箇所間の抵抗値を測定しながら、あるいは抵抗値を測定後加工量を算出した後に、レーザー、打ち抜き加工、ダイヤモンドホイールによるカット、研削あるいはエッチング等により、抵抗体11に貫通溝を形成したり、表面および/または側面の一部を切削しても構わない。この抵抗値調整および修正を行う時期は、抵抗体11を得るのと同時でも良い。
【0031】
以上のようにして製造した抵抗器において、電気伝導率が抵抗体11より小さいものを第1,第2の端子12,13に使用した場合は、抵抗値測定において測定位置による抵抗値の変動が大きく使用に不都合であるため、使用する第1,第2の端子12,13は、電気伝導率が抵抗体11と同等または抵抗体11より大きいものとした。
【0032】
同様に、抵抗体11の厚みTに対して第1,第2の端子12,13の厚みtが厚いほど、抵抗値測定において測定位置による抵抗値の変動を小さくすることができた。特に、内部仕様を十分に満足する抵抗値ばらつきを得るには、第1,第2の端子12,13の厚みtが抵抗体11の厚みTの3倍以上ある必要があった。
【0033】
なお、図3は本発明の実施の形態1における抵抗器の他の例を示す断面図である。
【0034】
図3において、15は第3の導電性金属層で、この第3の導電性金属層15は抵抗体11と第1の端子12の間および抵抗体11と第2の端子13の間に存在し、抵抗体11と第1の端子12および抵抗体11と第2の端子13を電気的に接続するもので、その際の製造方法としては、抵抗体11と第1,第2の端子12,13を接合する場合、▲1▼抵抗体11と第1,第2の端子12,13の間に、例えば銅,銀,金,錫、はんだ等からなる第3の導電性金属を挟んでろう接、▲2▼抵抗体11と第1,第2の端子12,13にメッキした後、抵抗体11に第1,第2の端子12,13を挿入して熱圧着、▲3▼抵抗体11と第1,第2の端子12,13に導電性ペーストを塗布した後、抵抗体11に第1,第2の端子12,13を挿入して熱硬化する方法等がある。
【0035】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0036】
図4(a)は本発明の実施の形態2における抵抗器の断面図、図4(b)は同抵抗器の平面図である。
【0037】
図4において、17は厚み方向に波状に折り曲げた形状の、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。18,19は抵抗体17の厚みTと同等の幅kの凹状の溝20を有し、かつ抵抗体17の両端に設けられるとともに電気的に接続された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子18,19は厚みtが抵抗体17の総厚みVより厚く、幅mが抵抗体17の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体17の長さLよりも短い形状であり、抵抗体17の電気伝導率と同等または抵抗体17の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。
【0038】
以上のように構成された本発明の実施の形態2における抵抗器について、以下のその製造方法を説明する。
【0039】
ここで、本発明の実施の形態2における抵抗器の製造方法は、基本的には実施の形態1における抵抗器の製造方法で説明した図2と同様であるが、実施の形態1と異なる点は、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッケル合金等からなる板状あるいは帯状の金属体を、切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する板状の所定形状の抵抗体11を得た後に、抵抗器所望の寸法に合わせて板状の抵抗体11を厚み方向に波状に折り曲げて抵抗体17を形成した点である。
【0040】
なお、本発明の実施の形態2における抵抗器は、折り曲げ方向を抵抗体17の長さLが長手方向に長くなるように波状に折り曲げると高抵抗化が図れるが、90度回転させた状態、即ち折り曲げ方向を抵抗体の幅Wが大きくなるように波状に折り曲げて低抵抗化を図っても良い。
【0041】
この際、抵抗体17を幅W方向に折り曲げた場合の第1,第2の端子18,19は、抵抗体17の折り曲げられた厚み方向の総厚みVに合わせて溝20の幅kが広くなるか、元の溝20の幅kに抵抗体17が差し込めるように抵抗体17のエッジを折り曲げないようにする等の形状的変化は発生し得る。
【0042】
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0043】
図5は本発明の実施の形態3における抵抗器の断面図である。
【0044】
図5において、21は銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。22は抵抗体21の上,下面の少なくとも一方に抵抗体21の上,下面と同寸法に配置されたアルミナ,ガラス,ガラスエポキシあるいは紙フェノール等からなる絶縁シートである。23,24は抵抗体21の厚みT1と絶縁シート22の厚みT2の和Tと同等の幅kの凹状の溝25を有し、かつ抵抗体21の両端に設けられるとともに電気的に接続された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子23,24は厚みtが抵抗体21の厚みT1と絶縁シート22の厚みT2の和Tよりも厚いとともに、幅mが抵抗体21の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体21の長さLよりも短い形状を有するもので、抵抗体21の電気伝導率と同等または抵抗体21の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。
【0045】
以上のように構成された本発明の実施の形態3における抵抗器について、以下にその製造方法を説明する。
【0046】
ここで、本発明の実施の形態3における抵抗器の製造方法は、基本的には実施の形態1における抵抗器の製造方法で説明した図2と同様であるが、実施の形態1と異なる点は、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッケル合金等からなる板状あるいは帯状の金属体を、切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する板状の所定形状の抵抗体21を得た後に、分割、切断、打ち抜き加工およびプレス加工等によって抵抗体21と同じ2次元寸法のアルミナ,ガラス,ガラスエポキシあるいは紙フェノール等からなる絶縁シート22を得て、抵抗体21と絶縁シート22を重ね合わせた点である。
【0047】
なお、第1,第2の端子23,24の製造方法においては、図2(a)に示すものと工法および材料は同じであるが、絶縁シート22の厚み分だけ第1,第2の端子23,24の厚みtと形成される溝幅kは異なる。
【0048】
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0049】
図6は本発明の実施の形態4における抵抗器の要部である端子の開放部側から見た側面図である。
【0050】
図6において、26,27は抵抗体11の短手方向の断面形状と同等の形状の凹み28を有する第1,第2の端子で、この第1,第2の端子26,27は厚みtが抵抗体11の厚みTよりも厚く、幅mが抵抗体11の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体11の長さLよりも短い形状を有するもので、抵抗体11の電気伝導率と同等または抵抗体11の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。
【0051】
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0052】
図7(a)は本発明の実施の形態5における抵抗器の断面図、図7(b)は同抵抗器の平面図である。
【0053】
図7において、29は線状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。30,31は抵抗体29の直径Rと同等の幅kの凹状の溝32を有し、かつ抵抗体29の両端に設けられるとともに電気的に接続された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子30,31は抵抗体29よりも厚みtが厚いとともに、幅mが抵抗体29の直径Rと同等以上でかつ長さwが抵抗体29の長さLよりも短い形状を有するもので、抵抗体29の電気伝導率と同等または抵抗体29の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。
【0054】
以上のように構成された本発明の実施の形態5における抵抗器について、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0055】
図8は本発明の実施の形態5における抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0056】
まず、図8(a)に示すように、抵抗体29(本図では、図示せず)の電気伝導率と同等または抵抗体29の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなる線状の金属体を、切削、鋳造、鍛造、プレス加工、引き抜き加工等をして、抵抗体29の直径Rと同等の幅kの溝32を有し、かつ厚みtが抵抗体29よりも厚く、幅mが抵抗体29の直径Rと同等以上でかつ長さwが抵抗体29の長さLよりも短い形状の第1,第2の端子30,31を得る。
【0057】
次に、図8(b)に示すように、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッケル合金等からなる線状の金属体を切断して、体積抵抗率、断面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する板状の所定形状の抵抗体29を形成する。
【0058】
次に、図8(c)に示すように、抵抗体29の両端に第1,第2の端子30,31の溝32を被せた後、端子上下方向(抵抗体を挟む方向)を熱プレスする。
【0059】
次に、図8(d)に示すように、フィルム状のエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂あるいはポリカルボジイミド樹脂等からなる保護膜33を切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして所定形状に切り出した後、抵抗体29(本図では、図示せず)の上下に置き、熱圧着あるいは超音波溶着して抵抗体29の上面、下面および側面に保護膜33を形成して、本発明の実施の形態5における抵抗器を製造するものである。
【0060】
抵抗体29の両端に第1,第2の端子30,31の溝32を被せる際の挿入方向は、上述したように、第1,第2の端子30,31の開口部側からでも良いし、第1,第2の端子30,31の側面からでも良い。
【0061】
なお、抵抗体29と第1,第2の端子30,31を接合する場合、▲1▼抵抗体29と第1,第2の端子30,31の間に、例えば銅,銀,金,錫、はんだ等からなる金属を挟んでろう接、▲2▼抵抗体29と第1,第2の端子30,31にメッキして熱圧着、▲3▼抵抗体29と第1,第2の端子30,31に導電性ペーストを塗布した後、抵抗体29に第1,第2の端子30,31を挿入して熱硬化する方法等がある。
【0062】
なお、本発明の実施の形態5における抵抗器の抵抗値を調整および修正するために、所定箇所間の抵抗値を測定しながら、あるいは抵抗値を測定後加工量を算出した後に、レーザー、打ち抜き加工、ダイヤモンドホイールによるカット、研削あるいはエッチング等により、抵抗体29に貫通溝を形成したり、表面および/または側面の一部を切削しても構わない。この抵抗値調整および修正を行う時期は、抵抗体29を得るのと同時でも良い。
【0063】
(実施の形態6)
以下、本発明の実施の形態6における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0064】
図9(a)は本発明の実施の形態6における抵抗器の断面図、図9(b)は同抵抗器の平面図である。
【0065】
図9において、34は線を円筒コイル状に折り曲げた形状の、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。35,36は抵抗体34の直径Rと同等の幅kの凹状の溝37を有し、かつ抵抗体34の両端に設けられるとともに電気的に接続された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子35,36は抵抗体36の総厚みVよりも厚みtが厚いとともに、幅mが抵抗体34の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体34の長さLよりも短い形状を有するもので、抵抗体34の電気伝導率と同等または抵抗体34の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。
【0066】
以上のように構成された本発明の実施の形態6における抵抗器について、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0067】
ここで、本発明の実施の形態6における抵抗器の製造方法は、基本的には実施の形態5における抵抗器の製造方法で説明した図8と同様であるが、実施の形態5と異なる点は、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッケル合金等からなる線状の金属体を、分割、切断およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する線状の所定形状の抵抗体29を得た後に、抵抗器所望の寸法に合わせて線状の抵抗体29を円筒コイル状に折り曲げて抵抗体34を形成した点である。
【0068】
(実施の形態7)
以下、本発明の実施の形態7における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0069】
図10(a)は本発明の実施の形態7における抵抗器の断面図、図10(b)は同抵抗器の平面図である。
【0070】
図10において、38は線を同一平面内において左右対称になるよう折り曲げた形状の、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金、銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。39,40は抵抗体38の直径Rと同等の幅kの凹状の溝41を有し、かつ抵抗体38の両端に設けられるとともに電気的に接続された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子39,40は抵抗体38の直径Rよりも厚みtが厚いとともに、幅mが抵抗体38の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体38の長さLよりも短い形状を有するもので、抵抗体38の電気伝導率と同等または抵抗体38の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。
【0071】
以上のように構成された本発明の実施の形態7における抵抗器について、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0072】
ここで、本発明の実施の形態7における抵抗器の製造方法は、基本的には実施の形態5における抵抗器の製造方法で説明した図8と同様であるが、実施の形態5と異なる点は、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッケル合金等からなる線状の金属体を、分割、切断およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する線状の所定形状の抵抗体29を得た後に、抵抗器所望の寸法に合わせて線状の抵抗体29を同一平面内において左右対称となるように折り曲げて抵抗体38を形成した点である。
【0073】
(実施の形態8)
以下、本発明の実施の形態8における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0074】
図11(a)は本発明の実施の形態8における抵抗器の断面図、図11(b)は同抵抗器の平面図、図11(c)は同抵抗器の要部である端子の開放部側から見た側面図である。
【0075】
図11において、42,43は線状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金、銅マンガンニッケル合金等からなる第1,第2の抵抗体である。44,45は抵抗体42,43の直径Rと同等の幅kの凹状の溝46を有し、かつ抵抗体42,43の両端に設けられるとともに電気的に接続された第1、第2の端子で、この第1,第2の端子44,45は抵抗体42,43よりも厚みtが厚いとともに、幅mが抵抗体42,43の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体42,43の長さLよりも短い形状を有するもので、抵抗体42,43の電気伝導率と同等または抵抗体42,43の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。
【0076】
以上のように構成された本発明の実施の形態8における抵抗器について、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0077】
ここで、本発明の実施の形態8における抵抗器の製造方法は、基本的には実施の形態5における抵抗器の製造方法で説明した図8と同様であるが、実施の形態5と異なる点は、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッケル合金等からなる線状の金属体を、切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する線状の所定形状の抵抗体42,43を複数形成し、この複数の抵抗体42,43同士が電気的に直接接触しないように配置して端子44,45と接続するようにした点である。
【0078】
なお、図12は本発明の実施の形態8における抵抗器の他の例を示す端子の開放部側から見た側面図である。
【0079】
図12に示す47,48は、図11に示す抵抗体42,43の直径Rと同等の幅kの凹状の溝46の代わりに、第1,第2の端子44,45にそれぞれ形成された第1,第2の抵抗体42,43と同等の断面形状の第1,第2の凹みである。
【0080】
(実施の形態9)
以下、本発明の実施の形態9における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0081】
図13(a)は本発明の実施の形態9における抵抗器の断面図、図13(b)は同抵抗器の平面図である。
【0082】
図13において、49は板状あるいは帯状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金、銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。50,51は抵抗体49の総厚みTと同等の幅kの凹状の溝52を有し、かつ抵抗体49の両端に設けられるとともに電気的に接続された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子50,51は抵抗体49の総厚みTよりも厚みtが厚いとともに、幅mが抵抗体49の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体49の長さLよりも短い形状を有するもので、抵抗体49の電気伝導率と同等または抵抗体49の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。53は第1,第2の端子50,51と接続していない抵抗体49に形成されたエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂あるいはポリカルボジイミド樹脂等からなる保護膜である。
【0083】
以上のように構成された本発明の実施の形態9における抵抗器の製造方法は、基本的には実施の形態1における抵抗器の製造方法で説明した図2と同様である。即ち、抵抗体の形状に関係なく、フィルム状のエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂あるいはポリカルボジイミド樹脂等を抵抗体49の上下から挟み、熱圧着あるいは超音波溶着して抵抗体49の上面、下面および側面に保護膜53を形成して、本発明の実施の形態9における抵抗器を製造したものである。
【0084】
(実施の形態10)
以下、本発明の実施の形態10における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0085】
図14(a)は本発明の実施の形態10における抵抗器の断面図、図14(b)は同抵抗器の平面図、図14(c)は同抵抗器における端子を幅m方向に切断した断面図である。
【0086】
図14において、54は板状あるいは帯状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金、銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。55,56は抵抗体54の総厚みTと同等の幅kの凹状の溝57を有し、かつ抵抗体54の両端に設けられるとともに電気的に接続された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子55,56は抵抗体54の総厚みTよりも厚みtが厚いとともに、幅mが抵抗体54の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体54の長さLよりも短い形状を有するもので、抵抗体54の電気伝導率と同等または抵抗体54の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。58は第1,第2の端子55,56と接続していない抵抗体54に第1,第2の端子55,56の幅mと厚みtと同等になるように形成された保護膜で、この保護膜58はエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂あるいはポリカルボジイミド樹脂等からなるものである。
【0087】
以上のように構成された本発明の実施の形態10における抵抗器の製造方法は、基本的には実施の形態1における抵抗器の製造方法で説明した図2と同様である。即ち、抵抗体の形状に関係なく、フィルム状のエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂あるいはポリカルボジイミド樹脂等を抵抗体54の上下から挟み、熱圧着あるいは超音波溶着して抵抗体54の上面、下面および側面に保護膜58を形成して、本発明の実施の形態10における抵抗器を製造したものである。
【0088】
なお、上記本発明の実施の形態9との違いは保護膜58の形成範囲であって、保護膜58が第1,第2の端子55,56の幅mと厚みtと同等になるように抵抗体54に形成されている点であり、フィルム状のエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂あるいはポリカルボジイミド樹脂等の厚みを抵抗体54の上面と第1,第2の端子55,56の上面との差ならびに抵抗体54の下面と第1,第2の端子55,56の下面との差より厚くすること、およびLフィルムの押し込み範囲を第1,第2の端子55,56の上面および下面と同一面までとすることにより実現できる。
【0089】
(実施の形態11)
以下、本発明の実施の形態11における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0090】
図15(a)は本発明の実施の形態11における抵抗器の断面図、図15(b)は同抵抗器の平面図である。
【0091】
図15において、59は板状あるいは帯状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。60,61は断面がL字状であって、かつ抵抗体59の両端に設けられるとともに電気的に接続された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子60,61は前記抵抗体59の下側に位置する部分の肉厚yが前記抵抗体59の端面が当接する部分の肉厚xよりも厚く、かつ前記抵抗体59の電気伝導率と同等または抵抗体59の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。
【0092】
以上のように構成された本発明の実施の形態11における抵抗器の製造方法は、基本的には実施の形態1における抵抗器の製造方法で説明した図2と同様であるが、図2(a)で説明した第1,第2の端子形状に対しては、断面がL字状の第1,第2の端子60,61を形成するものである。図2(c)に対応する工程においては、抵抗体59は第1,第2の端子60,61上に載置される。そして、抵抗体59と第1,第2の端子60,61の接合は、▲1▼抵抗体59と第1,第2の端子60,61の間に、例えば銅,銀,金,錫,はんだ等からなる第3の導電性金属を挟んでろう接、▲2▼抵抗体59と第1,第2の端子60,61に導電性ペーストを塗布して重ねた後、熱硬化等によって行うものである。
【0093】
(実施の形態12)
以下、本発明の実施の形態12における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0094】
図16は本発明の実施の形態12における抵抗器の断面図である。
【0095】
図16において、64は銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。65は抵抗体64の上面に貼り付けられたアルミナ,ガラス,ガラスエポキシあるいは紙フェノール等からなる絶縁シートである。66,67は断面がL字状であって、抵抗体64の両端に設けられるとともに電気的に接続された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子66,67は抵抗体64の電気伝導率と同等または抵抗体64の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。なお、前記絶縁シート65は抵抗体64の下面に貼り付けてもよいものである。
【0096】
以上のように構成された実施の形態12における抵抗器の製造方法は実施の形態11に示したものと基本的には同様であるが、図2(a)で説明した第1,第2の端子形状に対しては、断面がL字状の第1,第2の端子66,67を形成するものである。図2(b)に対応する工程においては、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッケル合金等からなる板状あるいは帯状の金属体を、切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する板状の所定形状の抵抗体64を得た後に、分割、切断、打ち抜き加工およびプレス加工等によって抵抗体64と同じ2次元寸法のアルミナ,ガラス,ガラスエポキシあるいは紙フェノール等からなる絶縁シート65を得て、抵抗体64と絶縁シート65を貼り合わせるものである。図2(c)に対応する工程においては、抵抗体64は第1,第2の端子66,67上に載置される。そして抵抗体64と第1,第2の端子66,67の接合は、▲1▼抵抗体64と第1,第2の端子66,67の間に、例えば銅,銀,金,錫、はんだ等からなる第3の導電性金属を挟んでろう接、▲2▼抵抗体64と第1,第2の端子66,67に導電性ペーストを塗布して重ねた後、熱硬化等によって行うものである。
【0097】
(実施の形態13)
以下、本発明の実施の形態13における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0098】
図17は本発明の実施の形態13における抵抗器の断面図である。
【0099】
図17において、68は中央部より両端の厚みが厚く、かつ両者間に段差がある形状(抵抗体長さ方向の断面形状がH形)の、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。69,70は抵抗体68の両端71,72に設けられた中央部73より厚い段差である。74,75は抵抗体68の両端に電気的に接続された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子74,75は断面がコの字状で、かつその開放部76,77より内側が広い形状に構成され、そして抵抗体68の電気伝導率と同等または抵抗体68の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケルあるいは銅亜鉛等の金属からなるものである。
【0100】
なお、図17では、段差69,70および開放部76,77の返しが厚み方向に形成されているが、それら69,70,76,77の方向は上記のものに限定されるものではなく、例えば、厚み方向に対して垂直方向に形成されていても良く、また段差および折り返しの数も限定されるものではない。
【0101】
以上のように構成された本発明の実施の形態13における抵抗器の製造方法は、基本的には実施の形態1における抵抗器の製造方法で説明した図2と同様であり、相違点は構成材料の形状である。図2(a)に対応する工程においては、第1,第2の端子74,75を、開放部76,77より内側が広い形状とするものであって、図2(b)に対応する工程においては、端子74,75の溝形状に合わせて抵抗体68の両端71,72に中央部73より厚い段差69,70を設けた形状とするものである。
【0102】
(実施の形態14)
以下、本発明の実施の形態14における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0103】
図18は本発明の実施の形態14における抵抗器の断面図である。
【0104】
図18において、79は板状のガラスエポキシ基板あるいは紙フェノール基板等からなる絶縁基板である。80,81は絶縁基板79の両端に絶縁基板79の上下面を導通するように形成された第1,第2の端子で、この第1,第2の端子80,81は、抵抗体78の電気伝導率と同等または抵抗体78の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケル,銅亜鉛等の金属からなるものである。また、第1,第2の端子80,81の上面には、はんだ等の金属層82があり、第1の端子80上の金属層82と第2の端子81上の金属層82を電気的に接続するように、金属層82の上に板状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体78が形成されている。
【0105】
なお、図18では、第1,第2の端子80,81が絶縁基板79の両端を経て形成されることにより絶縁基板79の上下面の導通を得ているが、絶縁基板79を上下に貫通する電極によって導通するようにしても良い。
【0106】
以上のように構成された本発明の実施の形態14における抵抗器について、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0107】
図19は本発明の実施の形態14における抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0108】
まず、図19(a)に示すように、ガラスエポキシ基板あるいは紙フェノール基板等からなる絶縁基板79の上面、下面および側面に、抵抗体78の電気伝導率と同等または抵抗体78の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金等からなる帯状の金属箔パターンを形成した後、露光およびエッチング等を経て所定形状の第1,第2の端子80,81を得る。
【0109】
次に、図19(b)に示すように、第1,第2の端子80,81の上面に、はんだペースト82をスクリーン印刷によって塗布する。
【0110】
次に、図19(c)に示すように、あらかじめ銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッケル合金等からなる板状の金属体を、切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する所定形状の抵抗体78とした後、はんだペースト82の上面に抵抗体78の両端を載置し、かつリフローにより固着して本発明の実施の形態14の抵抗器を製造するものである。
【0111】
なお、上記本発明の実施の形態14では、はんだペースト82の硬化により抵抗体78と第1,第2の端子80,81の接合を行ったが、この接合は、▲1▼抵抗体78と第1,第2の端子80,81の間に、例えば銅,銀,金,錫,はんだ等からなる第3の導電性金属を挟んでろう接、▲2▼抵抗体78と第1,第2の端子80,81にメッキを施して熱圧着を行う方法で行っても良い。
【0112】
なお、本発明の実施の形態14における抵抗器の抵抗値を調整および修正するために、所定箇所間の抵抗値を測定しながら、あるいは抵抗値を測定後加工量を算出した後に、レーザー、打ち抜き加工、ダイヤモンドホイールによるカット、研削あるいはエッチング等により、抵抗体78に貫通溝を形成したり、表面および側面の一部を切削しても良い。
【0113】
(実施の形態15)
以下、本発明の実施の形態15における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0114】
図20(a)は本発明の実施の形態15における抵抗器の断面図、図20(b)は同抵抗器の表面側の平面図、図20(c)は同抵抗器の裏面側の平面図である。
【0115】
図20において、83は板状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。84は板状のガラスエポキシ基板あるいは紙フェノール基板等からなる絶縁基板である。85,86,87,88は絶縁基板84の四隅に絶縁基板84の上下面を導通するように形成された第1,第2,第3,第4の端子で、この第1,第2,第3,第4の端子85,86,87,88は抵抗体83の電気伝導率と同等または抵抗体83の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケル,銅亜鉛等の金属からなるものである。前記抵抗体83は第1,第2,第3,第4の端子85,86,87,88の上面に金属層89を介して電気的に接続されている。
【0116】
なお、図20では、第1,第2,第3,第4の端子85,86,87,88が絶縁基板84の四隅を経て形成されることにより絶縁基板84の上下面の導通を得ているが、絶縁基板84を上下に貫通する電極によって導通するようにしても良い。
【0117】
以上のように構成された本発明の実施の形態15における抵抗器の製造方法は図19に示したものと同様である。形成される端子の数が実施の形態14では二つに対して実施の形態15では四つである点が異なる。
【0118】
(実施の形態16)
以下、本発明の実施の形態16における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0119】
図21(a)は本発明の実施の形態16における抵抗器の断面図、図21(b)は同抵抗器の平面図である。
【0120】
図21において、90は板状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金、銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。91,92,93,94は直方体形状の第1,第2,第3,第4の端子であり、抵抗体90の両端の上下面に1つずつ電気的に接続している。
【0121】
以上のように構成された本発明の実施の形態16における抵抗器の製造方法は、基本的には実施の形態1における抵抗器の製造方法で説明した図2と同様であるが、図2(a)と対応する工程においては、直方体形状の端子を4個形成する。図2(c)と対応する工程においては、▲1▼抵抗体と端子の間に、例えば、銅,銀,金,錫,はんだ等からなる第3の導電性金属を挟んで、抵抗体90の両端の上面に第1と第3の端子91,93を載置した後、ろう接、▲2▼抵抗体90と第1,第3の端子91,93に導電性ペーストを塗布した後、抵抗体90の両端の上面に第1と第3の端子91,93を載置して熱硬化等を行うことにより、抵抗体90の両端の上面に第1と第3の端子91,93を接続した後、抵抗体90をひっくり返し、同様に第2と第4の端子92,94を抵抗体90の両端の下面に接続する。なお、上記行為を1回として、一度に第1,第2,第3,第4の端子91,92,93,94を抵抗体90に接続しても構わない。
【0122】
なお、図22は本発明の実施の形態16における抵抗器の他の例を示す断面図である。
【0123】
図22においては、第1と第2の端子91と92、第3と第4の端子93と94が電気的に接続され、見かけ上それぞれ1個の端子となっていることが図21とは異なる。
【0124】
従って、図22の製造方法は、▲1▼抵抗体と端子の間に、例えば、銅,銀,金,錫,はんだ等からなる第3の導電性金属を挟んで、抵抗体90の両端の上面に第1と第3の端子91,93を載置した後、ろう接、▲2▼抵抗体90と第1,第3の端子91,93に導電性ペーストを塗布した後、抵抗体90の両端の上面に第1と第3の端子91,93を載置して熱硬化等を行うことにより、抵抗体90の両端の上面に第1と第3の端子91,93を接続した後、抵抗体90をひっくり返し、同様に第2と第4の端子92,94を抵抗体90の両端の下面に接続する際に、第1と第2の端子91と92、第3と第4の端子93と94を同時に接続するものである。
【0125】
(実施の形態17)
以下、本発明の実施の形態17における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0126】
図23は本発明の実施の形態17における抵抗器の断面図である。
【0127】
図23において、95は両端近傍に設けられた第1,第2の切り欠き96,97を有する板状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体で、この抵抗体95における第1,第2の切り欠き96,97は抵抗体95の幅方向にわたってスリット状に設けられているものである。98,99は抵抗体95の電気伝導率と同等以上の高電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケル,銅亜鉛等の金属からなる第1,第2の端子である。
【0128】
この第1,第2の端子98,99における第1,第2の突起100,101は、第1,第2の切り欠き96,97と同等以下の大きさで、第1,第2の端子98,99のそれぞれの幅方向にわたってスリット状に設けられているものである。
【0129】
第1,第2の端子98,99が抵抗体95の両端に配置され、抵抗体95の第1の切り欠き96と第1の端子98の第1の突起100、抵抗体95の第2の切り欠き97と第2の端子99の第2の突起101が機械的に接続され、さらに抵抗体95と第1,第2の端子98,99が電気的に接続されている。
【0130】
以上のように構成された本発明の実施の形態17における抵抗器について、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0131】
ここで、本発明の実施の形態17における抵抗器の製造方法は、基本的には実施の形態1における抵抗器の製造方法で説明した図2と同様であるが、図2(a)で説明した第1,第2の端子とは形状が異なる。図2(b)で説明した抵抗体とは抵抗体95に切り欠き96,97を設けることが異なる。切り欠き96,97は所望の抵抗値を有する板状の所定形状の抵抗体95を得た後に、切削およびプレス加工等によって形成する。図2(c)に対応する工程においては、図23に示すように、抵抗体95の第1の切り欠き96と第1の端子98の第1の突起100、抵抗体95の第2の切り欠き97と第2の端子99の第2の突起101が合うように、抵抗体95が第1,第2の端子98,99上に載置される。そして、抵抗体95と第1,第2の端子98,99の接合が、▲1▼抵抗体95と第1,第2の端子98,99の間に、例えば銅,銀,金、錫、はんだ等からなる第3の導電性金属を挟んでろう接、▲2▼抵抗体95と第1,第2の端子98,99の間に導電性ペーストを塗布して重ねた後、熱硬化等を行うことによってなされ、抵抗体95と第1,第2の端子98,99が接続される。
【0132】
(実施の形態18)
以下、本発明の実施の形態18における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0133】
図24(a)は本発明の実施の形態18における抵抗器の断面図、図24(b)は同抵抗器の平面図である。
【0134】
図24において、102は第1,第2の貫通孔103,104が設けられた銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。105,106は第1,第2の貫通孔103,104に挿入できる形状の第1,第2の突起107,108が設けられた第1,第2の端子で、この第1,第2の端子105,106は抵抗体102の電気伝導率と同等または抵抗体102の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケル,銅亜鉛等の金属からなるものである。
【0135】
第1,第2の端子105,106が抵抗体102の両端に配置され、かつ抵抗体102の第1の貫通孔103と第1の端子105の第1の突起107、抵抗体102の第2の貫通孔104と第2の端子106の第2の突起108が機械的に接続され、さらに抵抗体102と第1,第2の端子105,106が電気的に接続されている。
【0136】
以上のように構成された本発明の実施の形態18における抵抗器について、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0137】
図25は本発明の実施の形態18における抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0138】
まず、図25(a)に示すように、抵抗体102の電気伝導率と同等または抵抗体102の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム,銅ニッケル,銅亜鉛等の金属からなる板状あるいは帯状の金属体を、切削、鋳造、鍛造、プレス加工、引き抜き加工等をして、第1,第2の突起107,108を有する第1,第2の端子105,106を形成する。
【0139】
次に、図25(b)に示すように、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッケル合金等からなる板状あるいは帯状の金属体を、切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する所定形状の抵抗体102を形成する。
【0140】
次に、図25(c)に示すように、打ち抜き、切削、レーザー等によって、抵抗体102の両端に第1,第2の貫通孔103,104を形成する。
【0141】
次に、図25(d)に示すように、第1の端子105の第1の突起107を抵抗体102の第1の貫通孔103に挿入し、第2の端子106の第2の突起108を抵抗体102の第2の貫通孔104に挿入する。
【0142】
次に、図25(e)に示すように、プレスによって、第1,第2の端子105,106を抵抗体102の外周に沿って折り曲げ、抵抗体102を厚み方向に挟む。
【0143】
なお、第1,第2の端子105,106は図25に示した形状である必要はなく、抵抗体102が挿入できる程度に開口部が少し開いた形状で、抵抗体102の両端に挿入した後にかしめても良い。
【0144】
なお、抵抗体102と第1,第2の端子105,106の接合は、▲1▼抵抗体と端子の間に、例えば銅,銀,金,錫、はんだ等からなる第3の導電性金属を挟んでろう接、▲2▼抵抗体102と第1,第2の端子105,106に導電性ペーストを塗布して熱硬化等を行うことにより行っても良い。
【0145】
なお、本発明の実施の形態18における抵抗器の抵抗値を調整および修正するために、所定箇所間の抵抗値を測定しながら、あるいは抵抗値を測定後加工量を算出した後に、レーザー、打ち抜き加工、ダイヤモンドホイールによるカット、研削あるいはエッチング等により、抵抗体102に貫通溝を形成したり、表面および/または側面の一部を切削しても構わない。この抵抗値調整および修正を行う時期は、抵抗体102を得るのと同時でも良い。
【0146】
上記した本発明の実施の形態1においては、抵抗体11の両端に第1,第2の端子12,13の溝14を被せた後、第1,第2の端子12,13の上下方向(抵抗体11を挟む方向)を熱プレスするようにしているため、第1,第2の端子12,13は抵抗体11の上下面に来ることになり、その結果、抵抗器の表裏を気にすることなくどちらでも実装できるという効果を有するものである。
【0147】
本発明の実施の形態2においては、金属製の板を厚み方向に波状に折り曲げて抵抗体17を形成しているため、折り曲げ方向を抵抗体17の長さLが長手方向に長くなるように波状に折り曲げた場合は、得られる抵抗値幅の上限を大きくすることができて高抵抗化が図れるものであり、一方、折り曲げ方向を抵抗体17の幅Wが大きくなるように波状に折り曲げた場合は、得られる抵抗値幅の下限を大きくすることができて低抵抗化が図れるものである。
【0148】
また本発明の実施の形態2においては、抵抗体17の厚みTと同等の幅kの溝20を有し、かつ厚みtが前記抵抗体17の総厚みVよりも厚く、幅mが抵抗体17の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体17の長さLよりも短い形状の第1,第2の端子18,19としているため、この第1,第2の端子18,19は形状的に抵抗値を抵抗体17の抵抗値より小さくすることができ、これにより、抵抗器全体に占める第1,第2の端子18,19の抵抗値の比率を小さくすることができるため、抵抗値測定端子の接触位置に依存する抵抗値の変動の影響を小さくすることができるという効果を有するものである。さらに抵抗体17を浮かした構造となるため、抵抗体17の自己発熱による熱によって実装基板に熱的ダメージを与えるのも防止することができるものである。
【0149】
本発明の実施の形態3においては、金属製の板状の抵抗体21と、前記抵抗体21の上面あるいは下面の少なくとも一面に配置された絶縁シート22と、前記抵抗体21の厚みT1と絶縁シート22の厚みT2の合計Tと同等の幅kの凹状の溝25を有し、かつ前記抵抗体21と電気的に接続される第1,第2の端子23,24とを備えた構成としているため、前記絶縁シート22によって抵抗体21を支持あるいは補強することができ、これにより、機械的強度を向上させることができるとともに、変形による特性変化を防止できるものである。
【0150】
また本発明の実施の形態3においては、第1,第2の端子23,24の形状として、抵抗体21の厚みT1と絶縁シート22の厚みT2の合計Tと同等の幅kの溝25を有し、かつ厚みtが抵抗体21の厚みT1と絶縁シート22の厚みT2の合計Tよりも厚く、幅mが抵抗体21の幅Wと同等以上でかつ長さwが抵抗体21の長さLよりも短い形状に構成しているため、この第1,第2の端子23,24は形状的に抵抗値を抵抗体21の抵抗値より小さくすることができ、これにより、抵抗器全体に占める第1,第2の端子23,24の抵抗値の比率を小さくすることができるため、抵抗値測定端子の接触位置に依存する抵抗値の変動の影響を小さくすることができるという効果を有するものである。さらに抵抗体21を浮かした構造となるため、抵抗体21の自己発熱による熱によって実装基板に熱的ダメージを与えるのも防止することができるものである。
【0151】
本発明の実施の形態5においては、金属製の線状の抵抗体29と、前記抵抗体29の両端部を被覆する凹状の溝32を有するとともに、前記抵抗体29と電気的に接続される金属製の第1,第2の端子30,31とを備えた構成としているため、板状の抵抗体で得られる抵抗値を、板状の抵抗体の厚みよりも大きい直径を有する線状の抵抗体29で得ることができるとともに、機械的強度も高められて抵抗器の曲げ強度を向上させることができるものである。
【0152】
本発明の実施の形態6においては、金属製の線を円筒コイル状に折り曲げた形状の抵抗体34と、前記抵抗体34の両端部を被覆する凹状の溝37を有するとともに、前記抵抗体34と電気的に接続される金属製の第1,第2の端子35,36とを備えた構成としているため、抵抗体34はコイル状に折り曲げることにより抵抗体長さを長くすることができ、これにより、この抵抗体34によって得られる抵抗値幅の上限をさらに大きくすることができるものである。
【0153】
本発明の実施の形態7においては、金属製の線を同一平面内において左右対称になるように折り曲げた形状の抵抗体38と、前記抵抗体38の両端部を被覆する凹状の溝41を有するとともに、前記抵抗体38と電気的に接続される金属製の第1,第2の端子39,40とを備えた構成としているため、抵抗体38を構成する金属製の線を同一平面内において左右対称になるように折り曲げることにより、電流方向が交互になるように線が配置されることになり、これにより、発生磁場をキャンセルできるため、磁気成分を低減させることができるものである。
【0154】
本発明の実施の形態8においては、金属製の線状の抵抗体42,43が複数あって、前記抵抗体42,43同士が直接電気的に接触しないように並んだ第1,第2の抵抗体42,43と、前記抵抗体42,43の両端部を被覆する凹状の溝46を有するとともに、前記抵抗体42,43と電気的に接続される金属製の第1,第2の端子44,45とを備えた構成としているため、前記抵抗体42,43を並列に接続して抵抗体の形状のみでは抵抗値調整しない、即ち抵抗値が抵抗器寸法に直接連動しないようにすることにより、形状変更による強度低下を防止することができるものである。
【0155】
本発明の実施の形態11においては、金属製の板状の抵抗体59と、前記抵抗体59の両端部に位置して前記抵抗体59に電気的に接続され、かつ断面がL字状の金属製の第1,第2の端子60,61とを備えた構成としているため、前記第1,第2の端子60,61におけるL字の内壁が抵抗体59の両端に対して位置決め基準となり、これにより、第1,第2の端子60,61と抵抗体59の接続位置精度を向上させることができるため、抵抗値ばらつきが小さくなるものである。
【0156】
また本発明の実施の形態11においては、第1,第2の端子60,61における抵抗体59の下側に位置する部分の肉厚yを、前記抵抗体59の端面が当接する部分の肉厚xよりも厚くしているため、放熱性を向上させることができるものである。
【0157】
本発明の実施の形態12においては、金属製の板状の抵抗体64と、この抵抗体64の上面あるいは下面の少なくとも一面に貼り付けた絶縁シート65と、前記抵抗体64の両端に位置して抵抗体64と電気的に接続され、かつ断面がL字状の金属製の第1,第2の端子66,67とを備えた構成としているため、前記絶縁シート65によって抵抗体64を支持あるいは補強することができ、これにより、機械的強度を向上させることができるとともに、変形による特性変化も防止できるものである。
【0158】
本発明の実施の形態13においては、中央部73より両端71,72の厚みを厚くして両者間に段差69,70を設けた抵抗体68と、前記抵抗体68の両端に位置する金属製の第1,第2の端子74,75とを備え、前記金属製の第1,第2の端子74,75の形状として、断面がコの字状で、かつその開放部より内側が広い形状に構成し、さらに前記抵抗体68の段差69,70部分と少なくとも前記第1,第2の端子74,75の開放部内側とを電気的に接続した構成としているため、第1,第2の端子74,75の開放部内側と抵抗体68の段差69,70部分の機械的結合により、第1,第2の端子74,75と抵抗体68の結合位置精度および結合信頼性を向上させることができるものである。
【0159】
本発明の実施の形態14においては、金属製の板状の抵抗体78と、絶縁基板79と、前記絶縁基板79の両端部の上面から下面を電気的に接続するように形成された金属製の第1,第2の端子80,81とを有し、かつ前記抵抗体78と前記絶縁基板79の上面に位置する金属製の第1,第2の端子80,81とを電気的に接続した構成としているため、第1,第2の端子80,81の形成位置および寸法の精度を向上させて第1,第2の端子80,81と抵抗体78の接続面積を制御することによって、抵抗器の抵抗値ばらつきを小さくすることができるものである。
【0160】
本発明の実施の形態15においては、金属製の板状の抵抗体83と、絶縁基板84と、前記絶縁基板84の上面から下面を電気的に接続するように形成された四つの金属製の端子85,86,87,88とを有し、かつ前記抵抗体83と前記絶縁基板84の上面に位置する四つの金属製の端子85,86,87,88を電気的に接続した構成としているため、4端子抵抗器を実現することができるとともに、電流検出精度を向上させることができるものである。
【0161】
本発明の実施の形態16においては、金属製の抵抗体90と四つの金属製の端子91,92,93,94とを有し、前記端子91,92,93,94は前記抵抗体90の両端の上下面に一つずつ配置して前記抵抗体90と電気的に接続した構成としているため、前記四つの金属製の端子91,92,93,94は抵抗体90を中心にして抵抗体90の厚み方向に対称に配置されることになり、これにより、抵抗器の表裏の方向性を無くすことができるものである。
【0162】
また本発明の実施の形態16においては、図22に示すように、抵抗体90の両端の上下面に位置する端子91,92,93,94同士を電気的に接続した構成としているため、前記四つの端子91,92,93,94は抵抗体90を中心にして抵抗体90の厚み方向に対称に配置されることになり、これにより、抵抗器の表裏の方向性を無くすことができ、さらには端子体積を大きくすることができるため、放熱性を向上させることができるものである。
【0163】
本発明の実施の形態17においては、両端近傍に第1,第2の切り欠き96,97を有する金属製の抵抗体95と、前記抵抗体95の両端に配置され、かつ前記第1,第2の切り欠き96,97と対応する第1,第2の突起100,101を有する金属製の第1,第2の端子98,99とを有し、かつ前記抵抗体95と前記第1,第2の端子98,99は少なくとも前記第1,第2の突起100,101と前記第1,第2の切り欠き96,97を介して電気的に接続した構成としているため、前記突起100,101と切り欠き96,97の機械的結合により、抵抗体95と第1,第2の端子98,99の位置精度の向上、抵抗値精度の向上および結合信頼性の向上が図れるものである。
【0164】
本発明の実施の形態18においては、少なくとも二つ以上の第1,第2の貫通孔103,104を有する金属製の抵抗体102と、前記抵抗体102の両端に配置され、かつ前記貫通孔103,104と同等形状の少なくとも一つ以上の第1,第2の突起107,108を有する金属製の第1,第2の端子105,106とを有し、前記端子105,106の突起107,108の少なくとも一つを前記抵抗体102の少なくとも一つの貫通孔103,104に挿入し、前記端子105,106の少なくとも一面と前記抵抗体102とを電気的に接続した構成としているため、前記突起107,108と貫通孔103,104の機械的結合により、抵抗体102と第1,第2の端子105,106の位置精度の向上、抵抗値精度の向上および結合信頼性の向上が図れるものである。
【0165】
また本発明の実施の形態14における抵抗器の製造方法においては、絶縁基板79の上面、側面および下面の一部に上面と下面を電気的に接続するように所定形状の金属箔パターンよりなる第1,第2の端子80,81を形成する工程を備えているもので、この場合、金属箔パターンは露光等の薄膜形成プロセスを用いて得ることができるため、その形状精度および形成位置精度は高くなり、これにより、端子部ならびに端子部と抵抗体との接続部の抵抗値ばらつきを低減させることができるものである。
【0166】
(実施の形態19)
以下、本発明の実施の形態19における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0167】
図26(a)は本発明の実施の形態19における抵抗器の断面図、図26(b)は同抵抗器の平面図、図26(c)は図26(b)のA−A線断面図である。
【0168】
図26において、111は板状の銅ニッケル合金、ニッケルクロム合金、銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。112,113は抵抗体111の厚みTと同等の幅kの凹状の溝114を有し、かつ全面をメッキ等により、例えば錫,錫鉛,錫銀,錫アンチモン,錫亜鉛,錫ビスマス,銀亜鉛,銀鉛,金錫,亜鉛等からなる低融点金属115でコーティングした凹形状の第1,第2の端子で、この第1,第2の端子112,113は溝114内で前記抵抗体111の両端と低融点金属115を介して電気的に接続され、そしてこの第1,第2の端子112,113は抵抗体111の厚みTよりも厚みtが厚いとともに、幅mが抵抗体111の幅Wと同等以上に広くかつ長さwは抵抗体111の長さLよりも狭い形状を有するもので、抵抗体111の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム等の金属からなるものである。前記低融点金属115は、抵抗体111と第1,第2の端子112,113を電気的に接続する用途の他にその外周に存在するものはプリント基板上に抵抗器を実装する際の接続材となるものである。ここで低融点金属115とは、融点が500℃以下の金属を指すものであって、より高融点の金属を端子のコーティングに使用した場合に発生する端子と抵抗体の接続時の端子あるいは抵抗体の酸化等による抵抗特性の劣化を防止するために、制限を設けたものである。116は第1,第2の端子112,113を除く抵抗体111の全面を覆うエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂あるいはポリカルボジイミド樹脂等からなる絶縁保護膜である。
【0169】
以上のように構成された本発明の実施の形態19における抵抗器について、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0170】
図27は本発明の実施の形態19における抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0171】
まず、図27(a)に示すように、抵抗体111(本図では、図示せず)の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金、アルミニウム等の金属からなる板状の金属体を、切削、鋳造、鍛造、プレス加工、引き抜き加工等をして、抵抗体111の厚みTと同等以上の幅kの溝114を有し、かつ厚みtが抵抗体111の厚みTよりも厚く、幅mが抵抗体111の幅Wと同等以上に長くかつ長さwが抵抗体111の長さLよりも短い形状の第1,第2の端子112,113を形成する。
【0172】
次に、図27(b)に示すように、第1,第2の端子112,113の全面に、例えばバレルメッキ等によって、錫,錫鉛,錫銀,錫アンチモン,錫亜鉛,錫ビスマス,銀亜鉛,銀鉛,金錫,亜鉛等からなる低融点金属115を形成する。
【0173】
次に、図27(c)に示すように、銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッケル合金等からなる板状の金属体を、切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する板状の所定形状の抵抗体111を形成する。
【0174】
次に、図27(d)に示すように、低融点金属115が全面にコーティングされた第1,第2の端子112,113をその溝114を介して抵抗体111の両端に被せて金型にセットして、第1,第2の端子112,113を冷間鍛造する。
【0175】
次に、これらを低融点金属115の融点以上に保持された炉中に投入後取り出し(以上図示せず)て、低融点金属115を介して第1,第2の端子112あるいは113と抵抗体111を電気的に接続する。
【0176】
最後に、図27(e)に示すように、フィルム状のエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂あるいはポリカルボジイミド樹脂等からなる絶縁保護膜116を切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして所定形状に切り出した後、抵抗体111の上下に置き(本図では、図示せず)、熱圧着して、第1,第2の端子112,113を除く抵抗体111の全面に絶縁保護膜116を形成して、本発明の実施の形態19における抵抗器を製造するものである。
【0177】
なお、抵抗体111に接続後の第1,第2の端子112,113の側面は、図27に示すように必ず隙間があいているとは限らない。例えば、隙間があいていない場合も有り得る。即ち、冷間鍛造の状態によって変化する。
【0178】
なお、本発明の実施の形態19における抵抗器の抵抗値を調整および修正するために、所定箇所間の抵抗値を測定しながら、あるいは抵抗値を測定後加工量を算出した後に、レーザー、打ち抜き加工、ダイヤモンドホイールによるカット、研削あるいはエッチング等によって、抵抗体111に貫通溝を形成したり、表面および/または側面の一部を切削しても構わない。この抵抗値調整および修正を行う時期は、抵抗体111を得るのと同時でも良い。
【0179】
以上のようにして製造した抵抗器において、電気伝導率が抵抗体111の電気伝導率より小さいものを第1,第2の端子112,113に使用した場合は、抵抗値測定において測定位置による抵抗値の変動が大きく使用に不都合であったため、使用する第1,第2の端子112,113は、電気伝導率が抵抗体の電気伝導率より大きいものとした。
【0180】
同様に、抵抗体111の厚みTに対して第1,第2の端子112,113の厚みtが厚いほど、抵抗値測定において測定位置による抵抗値の変動が小さくできた。
【0181】
また、電流印加時の発熱に対する温度上昇の抑制のためにも、第1,第2の端子112,113の厚みtが抵抗体111の厚みTより大きいほど有利であった。
【0182】
なお、図27(c)で示した工程を図27(a)で示した工程の前に移動、即ち図27(c)、図27(a)、図27(b)、図27(d)、図27(e)の順序で製造しても同様の効果が得られるものである。
【0183】
(実施の形態20)
以下、本発明の実施の形態20における抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
【0184】
図28(a)は本発明の実施の形態20における抵抗器の断面図、図28(b)は同平面図、図28(c)は図28(b)のB−B線断面図である。
【0185】
図28において、121は板状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体である。122,123は抵抗体121の厚みTと同等の幅kの凹状の溝124を有し、かつ全面をメッキ等により、例えば錫,錫鉛,錫銀,錫アンチモン,錫亜鉛,錫ビスマス,銀亜鉛,銀鉛,金錫,亜鉛等からなる低融点金属125でコーティングした凹形状の第1,第2の端子で、この第1,第2の端子122,123は溝124内で前記抵抗体121の両端と低融点金属125を介して電気的に接続され、そしてこの第1,第2の端子122,123は抵抗体121の厚みTよりも厚みtが厚いとともに、幅mが抵抗体121の幅Wと同等以上に広くかつ長さwは抵抗体121の長さLよりも短い形状を有するもので、抵抗体121の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,銀,金,アルミニウム等の金属からなるものである。前記低融点金属125は、抵抗体121と第1,第2の端子122,123を電気的に接続する用途の他にその外周に存在するものはプリント基板上に抵抗器を実装する際の接続材となるものである。126は第1,第2の端子122,123を除く抵抗体121の全面を覆うエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂あるいはポリカルボジイミド樹脂等からなる絶縁保護膜である。
【0186】
以上のように構成された本発明の実施の形態20における抵抗器について、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0187】
ここで、本発明の実施の形態20における抵抗器の製造方法は、基本的には本発明の実施の形態19における抵抗器の製造方法で説明した図27と同様であるが、図27(e)で説明した工程と同様に行われる工程、即ち、フィルム状のエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂あるいはポリカルボジイミド樹脂等からなる絶縁保護膜126を切断、打ち抜き加工およびプレス加工等をして所定形状に切り出した後、抵抗体121の上下に置き(本図では、図示せず)、熱圧着して、第1,第2の端子122,123を除く抵抗体121の全面に絶縁保護膜126を形成する工程において、絶縁保護膜126を前記第1,第2の端子122,123の上面および下面と面一の厚みとするためにフィルム厚を厚くした点および形状を整えるためのプレス加工を必要とする点が本発明の実施の形態19とは異なるものである。
【0188】
なお、熱圧着は、抵抗体121へフィルム状の絶縁保護膜126を接着させる間だけ加圧し、その後、無加圧かつ加熱状態で絶縁保護膜126の硬化促進を行う方法でも構わない。
【0189】
上記した本発明の実施の形態19における抵抗器の製造方法においては、凹形状の金属製の第1,第2の端子112,113を加工した後その全面に低融点金属115をコーティングして第1,第2の端子112,113を得る第1工程と、所定の抵抗値になるように形状調整した金属製の板状の抵抗体111を得る第2工程と、前記抵抗体111の両端部に前記第1,第2の端子112,113を被せて前記第1,第2の端子112,113を冷間鍛造し、加熱後冷却して前記抵抗体111と第1,第2の端子112,113とを電気的に接続する第3工程を備えているため、前記第3工程の実施により、溶接で起こり得る接合部形状の変形を起こすことなく、かつ接触抵抗の低減が図れ、これにより、抵抗体111と第1,第2の端子112,113間の電気的接続性を向上させることができるとともに、プリント基板上への抵抗器の実装の際の接続材を初期コーティング以後に新たに形成する必要もなくなって生産性を向上させることができるものである。
【0190】
【発明の効果】
以上のように本発明の抵抗器は、金属製の板状の抵抗体と、前記抵抗体の両端部に配置され、前記抵抗体よりも大きな電気伝導率を有する金属で形成されるとともに、前記抵抗体が挿入可能な幅の溝を有する金属製の端子とからなり、前記抵抗体が前記溝に挿入されて前記端子に電気的に接続された抵抗器において、前記抵抗体と前記端子とが、前記端子の全面をコーティングした融点が500℃以下の低融点金属を介して電気的に接続されてなることを特徴とするものであり、この構成によれば、端子を抵抗体の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する材料で構成しているため、端子の抵抗値を抵抗体の抵抗値より小さくすることができ、これにより、抵抗器全体における端子が占める抵抗値の比率を小さくすることができるため、抵抗値測定端子の測定位置のずれ等による抵抗値の変動の影響は無視することができ、その結果、端子上の測定位置を厳格に規定しなくても、高精度に抵抗値の測定再現性を得ることができるため、測定位置のずれ等に対しても高精度に抵抗値を保証できる抵抗器を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の実施の形態1における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
(c)同抵抗器の要部である端子の開放部側から見た側面図
【図2】 (a)〜(d)同抵抗器の製造方法を示す工程図
【図3】 同抵抗器の他の例を示す断面図
【図4】 (a)本発明の実施の形態2における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
【図5】 本発明の実施の形態3における抵抗器の断面図
【図6】 本発明の実施の形態4における抵抗器の要部である端子の開放部側から見た側面図
【図7】 (a)本発明の実施の形態5における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
【図8】 (a)〜(d)同抵抗器の製造方法を示す工程図
【図9】 (a)本発明の実施の形態6における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
【図10】 (a)本発明の実施の形態7における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
【図11】 (a)本発明の実施の形態8における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
(c)同抵抗器の要部である端子の開放部側から見た側面図
【図12】 本発明の実施の形態8における抵抗器の他の例を示す端子の開放部側から見た側面図
【図13】 (a)本発明の実施の形態9における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
【図14】 (a)本発明の実施の形態10における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
(c)同抵抗器における端子を幅方向に切断した断面図
【図15】 (a)本発明の実施の形態11における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
【図16】 本発明の実施の形態12における抵抗器の断面図
【図17】 本発明の実施の形態13における抵抗器の断面図
【図18】 本発明の実施の形態14における抵抗器の断面図
【図19】 (a)〜(c)同抵抗器の製造方法を示す工程図
【図20】 (a)本発明の実施の形態15における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の表面側の平面図
(c)同抵抗器の裏面側の平面図
【図21】 (a)本発明の実施の形態16における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
【図22】 本発明の実施の形態16における抵抗器の他の例を示す断面図
【図23】 本発明の実施の形態17における抵抗器の断面図
【図24】 (a)本発明の実施の形態18における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
【図25】 (a)〜(e)同抵抗器の製造方法を示す工程図
【図26】 (a)本発明の実施の形態19における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
(c)は(b)のA−A線断面図
【図27】 (a)〜(e)同抵抗器の製造方法を示す工程図
【図28】 (a)本発明の実施の形態20における抵抗器の断面図
(b)同抵抗器の平面図
(c)は(b)のB−B線断面図
【図29】 (a)従来の抵抗器の斜視図
(b)同抵抗器の断面図
【図30】 (a)〜(e)同抵抗器の製造方法を示す工程図
【符号の説明】
1 抵抗体
2,3 抵抗体の両端
4,5 端子
6 抵抗体の中央部分
7 絶縁材料
8 導電材
11 抵抗体
12 第1の端子
13 第2の端子
14 凹状の溝
15 第3の導電性金属層
16 保護膜
17 抵抗体
18 第1の端子
19 第2の端子
20 凹状の溝
21 抵抗体
22 絶縁シート
23 第1の端子
24 第2の端子
25 凹状の溝
26 第1の端子
27 第2の端子
28 凹み
29 抵抗体
30 第1の端子
31 第2の端子
32 凹状の溝
33 保護膜
34 抵抗体
35 第1の端子
36 第2の端子
37 凹状の溝
38 抵抗体
39 第1の端子
40 第2の端子
41 凹状の溝
42 第1の抵抗体
43 第2の抵抗体
44 第1の端子
45 第2の端子
46 凹状の溝
47 第1の凹み
48 第2の凹み
49 抵抗体
50 第1の端子
51 第2の端子
52 凹状の溝
53 保護膜
54 抵抗体
55 第1の端子
56 第2の端子
57 凹状の溝
58 保護膜
59 抵抗体
60 第1の端子
61 第2の端子
64 抵抗体
65 絶縁シート
66 第1の端子
67 第2の端子
68 抵抗体
69,70 段差
71,72 抵抗体の両端
73 抵抗体の中央部
74 第1の端子
75 第2の端子
76,77 開放部
78 抵抗体
79 絶縁基板
80 第1の端子
81 第2の端子
82 金属層
83 抵抗体
84 絶縁基板
85 第1の端子
86 第2の端子
87 第3の端子
88 第4の端子
89 金属層
90 抵抗体
91 第1の端子
92 第2の端子
93 第3の端子
94 第4の端子
95 抵抗体
96 第1の切り欠き
97 第2の切り欠き
98 第1の端子
99 第2の端子
100 第1の突起
101 第2の突起
102 抵抗体
103 第1の貫通孔
104 第2の貫通孔
105 第1の端子
106 第2の端子
107 第1の突起
108 第2の突起
111 抵抗体
112 第1の端子
113 第2の端子
114 凹状の溝
115 低融点金属
116 絶縁保護膜
121 抵抗体
122 第1の端子
123 第2の端子
124 凹状の溝
125 低融点金属
126 絶縁保護膜

Claims (10)

  1. 金属製の板状の抵抗体と、前記抵抗体の両端部に配置され、前記抵抗体よりも大きな電気伝導率を有する金属で形成されるとともに、前記抵抗体が挿入可能な幅の溝を有する金属製の端子とからなり、前記抵抗体が前記溝に挿入されて前記端子に電気的に接続された抵抗器において、前記抵抗体と前記端子とが、前記端子の全面をコーティングした融点が500℃以下の低融点金属を介して電気的に接続されてなることを特徴とする低抵抗抵抗器。
  2. 請求項1において、前記端子の厚みは前記抵抗体の総厚みよりも厚いことを特徴とする低抵抗抵抗器。
  3. 請求項1において、少なくとも前記抵抗体の表面の一部が絶縁層で覆われたことを特徴とする低抵抗抵抗器。
  4. 請求項3において、絶縁層が前記抵抗体を完全に覆うことを特徴とする低抵抗抵抗器。
  5. 請求項3において、前記絶縁層はエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカルボジイミド樹脂から選ばれた少なくとも一つからなることを特徴とする低抵抗抵抗器。
  6. 所定の抵抗値になるように形状調整した金属製の板状の抵抗体を得る工程と、溝を有する金属製の端子を得る工程と、前記抵抗体の両端に前記端子を挿入する工程と、前記抵抗体と前記端子とを電気的に接続する工程とからなる抵抗器の製造方法において、前記端子の挿入に先立って前記端子の全面を融点が500℃以下の低融点金属でコーティングする工程を含む低抵抗抵抗器の製造方法。
  7. 請求項において、前記電気的に接続する工程の後に、さらに、前記端子部分を除いて絶縁層を形成する工程を含むことを特徴とする低抵抗抵抗器の製造方法。
  8. 請求項6、7において、前記電気的に接続する工程が圧接、かしめ、冷間鍛造とその後の加熱、熱圧着、蝋付け、または超音波溶着の少なくとも一つで行われることを特徴とする低抵抗抵抗器の製造方法。
  9. 請求項において、前記低融点金属を形成する工程が、メッキまたはペーストの印刷で行われることを特徴とする低抵抗抵抗器の製造方法。
  10. 請求項6、7において、抵抗体に端子を電気的に接続する工程は、前記端子に前記抵抗体および端子の形成物とは異なる金属体をコーティングする工程と、前記コーティング後の抵抗体と端子を組み合わせた後、ろう接、圧接あるいは超音波溶接して、前記抵抗体と前記端子を接続する工程とから成ることを特徴とする低抵抗抵抗器の製造方法。
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