JP4277658B2 - 走行支援用車載情報提供装置 - Google Patents
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Description
つまり、通行体の有無に応じてドライバに対して通知が行われるため、何らかによってこれら通行体を一時的に検出することができなくなった場合には、通行体の検出の有無に応じて、ドライバへの通知及び非通知が切り替わる。したがって、例えば、エリア端部近傍に歩行者が存在する場合や、横断者を検出するためのカメラやレーダ装置側の問題、或いは、カメラやレーダ装置からの情報に基づいて歩行者の存在を検出するための処理装置側での問題等によって、一時的に歩行者を検出することができなかった場合等には、その都度、ドライバへの通知及び非通知が切り替わることになる。
そこで、この発明は、上記従来の未解決の問題に着目してなされたものであり、横断者の有無を的確に検出することの可能な走行支援用車載情報提供装置を提供することを目的としている。
このとき、物体が横断者であるかどうかを判別するための判別条件を物体の存在位置に応じて変更する。つまり、物体を連続して検知する連続検知時間が、連続検知時間のしきい値以上であるときに物体は横断者であると判断し、このとき、連続検知時間のしきい値を、横断歩道の中程よりも横断歩道の歩道端側の方がより大きな値となるように設定し、横断歩道の中程に存在するのか或いは横断歩道の端部にいるのかに応じた判別条件で横断者であるかどうかの判別を行う。
まず、第1の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した車載情報提供装置100、及び道路側に配設され、前記車載情報提供装置100に対して道路側の情報を提供するインフラシステム200の一例を示す概略構成図である。
図1中、1は、前記インフラシステム200との間で通信を行い、横断歩道及びその近傍の領域からなる監視領域内に存在する物体に関する物体情報を、インフラ情報として獲得するための路車間通信装置としての車載無線機、2は、情報提供処理装置である。この情報提供処理装置は、前記車載無線機1で獲得されたインフラ情報を入力し、前記インフラ情報に基づいて監視領域内の横断者の存在を検出し、横断者が存在するときには、運転席近傍に設けたモニタ3やスピーカ4等の情報提供機器を作動し、モニタ3を用いた画像による情報提供や、スピーカ4を用いた音声案内や警報音等によって、前記横断者の存在及びその位置を、ドライバに対して通知する。
また、前記路側無線機14は、交差点に進入しようとしている車両が、この車両が交差点に進入するよりも前の地点で、この交差点に設定された監視領域E1〜E4の物体情報を受信することが可能な位置に配置されている。
図3は、情報提供処理装置2で実行される情報提供処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。情報提供処理装置2では、前記インフラ情報を受信している間、前記情報提供処理を予め設定した所定周期で実行するようになっている。
続いてステップS3に移行し、ステップS2の処理で横断者有りと判断された場合にはステップS4に移行し、ドライバへの横断者情報の報知を開始する。すなわち、前記モニタ3やスピーカ4を作動させ、モニタ表示や音声によって、ドライバに対し、横断者の存在の通知を行う。そして処理を終了する。
一方、前記ステップS3で、横断者無しと判断されたときには、ステップS3からステップS5に移行し、ドライバへの横断者情報の報知を中止する。すなわち、前記モニタ3やスピーカ4の作動を停止させ、モニタ表示や音声によるドライバへの横断者の存在の通知を中止する。そして処理を終了する。
図4に示すように、まず、ステップS11で、横断者の有無を判断するための時間閾値、つまり、物体が検知されている継続時間に基づいて横断者有りと判断するための時間閾値Tonと、横断者として検知中であった物体が検知されなくなった時点からの継続時間に基づいて横断者無しと判断するための時間閾値Toffとを設定する。これら各時間閾値の設定は、図5に示す特性図にしたがって設定し、前記横断者有りと判断するための時間閾値Tonは特性線LTonにしたがって設定し、横断者無しと判断するための時間閾値Toffは特性線LToffにしたがって設定する。
そして、物体情報で監視領域内に存在するとして通知された物体について、横断歩道端から物体までの距離を算出し、算出した距離に対応する時間閾値Tonを図5から特定する。また、物体情報で監視領域内に存在するとして通知されていたが、物体情報として通知されず、現在は検知されていない物体について、監視領域内に存在していたときの最後の存在位置から横断歩道端までの距離を算出し、算出した距離に対応する時間閾値Toffを図5から特定する。
このようにして、ステップS11の処理で、時間閾値を算出したならばステップS12に移行し、次に、連続検知時間及び連続非検知時間に基づいて横断者の有無を判断する。
また、前記連続非検知時間は、前記カメラ11及びレーザレーダ12の検出情報に基づいて、横断者として検知中の物体を検知しなくなった時点からの経過時間を計測したものであって、横断者として検知中の物体を検知しなくなった時点でタイマを起動する等によって、その経過時間を計測しておく。
これら各大きさ閾値は図6に示す特性図にしたがって設定し、横断者有りと判断するための大きさ閾値Monは特性線LMonにしたがって設定し、横断者無しと判断するための大きさ閾値Moffは特性線LMoffにしたがって設定する。
このようにして、横断歩道端から物体までの距離に基づいて物体の大きさ閾値を演算したならば、ステップS14に移行し、ステップS13で設定した大きさ閾値と、前記カメラ11及びレーザレーダ12の検出情報に基づいて特定した物体の大きさとに基づいて、横断者の有無を判定する。
なお、検知中の物体の大きさが、横断者有りと判断するための閾値Monを下回った場合であっても、大きさ閾値Moffを下回らない間は、横断者無しと判断しない。
このようにして、検知物体の大きさに基づいて横断者の有無を判断したならば、次にステップS15に移行し、物体の反射強度閾値を、図7に示す特性図に基づいて算出する。
図7に示すように、横断者有りと判断するための反射強度閾値Ron及び横断者無しと判断するための反射強度閾値Roffは、共に、横断歩道の端部から物体までの距離が比較的小さい領域では、比較的大きな値に設定され、横断歩道端から物体までの距離が比較的大きい領域では、反射強度閾値は比較的小さな値に設定される。つまり、反射強度閾値Ron、Roffは、横断歩道端近傍の方が横断歩道中程よりもより大きな値に設定される。さらに、横断者有りと判断するための反射強度閾値Ronに比較して、横断者無しと判断するための反射強度閾値Roffはより小さな値に設定され、且つ、反射強度閾値RonとRoffとの差は、横断歩道端近傍の方が横断歩道中程よりもより大きな値に設定される。
具体的には、連続検知時間及び連続非検知時間、検知物体の大きさ、検知物体の反射強度のいずれか1つに基づいて横断者有りと判断された場合には、この検知物体は横断者であると判断し、何れによっても横断者有りと判断されない場合には、この検知物体は横断者ではないと判断する。そして横断者有りとも横断者無しとも判断されない場合には、前回の判断結果を継続する。なお、横断者ではないと判断された物体については、以後、前記連続非検知時間の計測を終了する。
今、自車両Mが図2に示すように、交差点に近づいているものとする。
自車両Mは、インフラシステム200からのインフラ情報を受信可能な領域に達し、車載無線機1と路側無線機14との間での路車間通信によって、インフラ情報を受信し、監視領域内の物体の有無、位置、大きさ反射強度等のデータを読み込むと、図3のステップS1からステップS2に移行し、これらに基づいて、横断者の有無を判断する。
このように、監視領域E1内に存在する歩行者Xに対し、その連続検知時間が時間閾値Tonを上回り、明らかに横断者であるとみなすことの可能なときにのみ横断者であると判断するようにしているから、例えば、横断歩道そばを通過するだけの歩行者等を横断者として誤検知することを回避することができる。
したがって、例えば、カメラ11やレーザレーダ12の、天候や明るさ、また、横断者の服装つまり衣服の材質によっては、弱い反射波しか得られない場合等があり、横断者として検知されていた物体を一時的に検出することができなくなる場合等があるが、このような場合であっても横断者無しと誤判断することはなく、引き続き横断者であると判定することができる。したがって、一時的に検出できなかった場合等に、ドライバへの情報提供が行われたり行われなかったりと頻繁に切り替わることはなく、ドライバに対して違和感や煩わしさ間を与えることを回避することができる。
また、横断歩道を渡り終えつつある歩行者が存在する場合には、横断歩道の向こう側の端部から物体までの距離が短い領域、つまり、横断歩道端近傍では、横断者無しと判断するための時間閾値Toffは小さな値に設定されるから、渡り終えつつある歩行者が監視領域から外れ、監視領域内の物体として検知されなくなる状態が継続すると、比較的短い時間閾値Toffが経過した時点で速やかに横断者無しと判断される。したがって、横断歩道を渡り終えた歩行者を速やかに情報提供対象から除外することができる。
また、このとき、天候や、周囲の明るさ、歩行者の服装等によっては、監視領域内にいる歩行者を検知することができなくなり、実際には、歩行者が存在する場合であっても場合によっては、この歩行者を検出することができず頻繁に欠落することがある。このため、物体が検知されている継続時間が、横断者有りと判断するための時間閾値Tonを超えない間は、連続検知時間に基づく横断者有無の判断では、横断者無しと判断されてしまう。
したがって、例えば、新たに監視領域内に歩行者Xが検知された場合、この歩行者Xは、この時点では連続検知時間に基づく横断者有無の判断では、横断者有りと判断されない。しかしながら、物体が歩行者Xであってその大きさやその反射強度が図6や図7に基づいて設定される横断者有りと判断するための閾値以上である場合には、横断者有りと判断される。したがって、この時点で、横断者の存在をドライバに通知することができる。仮に、検知物体が、歩行者Xではなく道路脇の植木等の場合には、その大きさやその反射強度が横断者有りと判断するための閾値を下回ることになり、横断者有りとは判断されない。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、図3の横断者の有無を判断する際の処理手順が異なること以外は同様であるので、同一部には同一符号を付与しその詳細な説明は省略する。
この第2の実施の形態においては、図8のフローチャートにしたがって横断者の有無の判断を行う。
具体的には、まず、ステップS21で、監視領域内に存在するとして物体情報で通知された物体、また、監視領域内に存在するとして通知されていたが現在検知されていない物体又は検知されない状態が継続している物体について、その物体の存在位置に基づいて物体の連続検知時間及び連続非検知時間に関わる重みを求める。
そして、このようにして、連続検知時間及び連続非検知時間に関する重みを算出したならばステップS22に移行し、次に、物体の大きさに関わる重みを、図10の特性図に基づいて算出する。
図10において、横軸は横断歩道端から物体までの距離、縦軸は物体の大きさに関する重みkMである。この重みkMは、横断歩道端から物体までの距離が比較的小さい領域では、比較的小さな値に設定され、横断歩道端から物体までの距離が比較的大きい領域では比較的大きな値に設定される。つまり、重みkMは、横断歩道端近傍の方が、横断歩道中程よりもより大きな値に設定される。
次いで、ステップS23に移行し、物体の反射強度に関わる重みを、図11の特性図に基づいて算出する。
次いで、ステップS24に移行し、連続検知時間、物体の大きさ、物体の反射強度の各パラメータと、ステップS21からステップS23で特定した物体の各存在位置における各重みとに基づいて、横断者有りとみなすことが可能であるかどうかの判断を行う。
Pon=
(連続検知時間×その重み)+(大きさ×その重み)+(反射強度×その重み)>αon
……(1)
すなわち、次式(2)に示すように、前記各パラメータとそれぞれに対応する重みとを乗算して総和を算出し、この総和を、横断者無しの判断用パラメータPoffとし、このパラメータPoffと予め設定した横断者無しと判断するための閾値αoffとを比較する。そして、前記横断者無しの判断用パラメータPoffが閾値αoffを下回るとき、横断者無しとみなすことが可能と判断する。なお、閾値αoffは、αoff<αonを満足する値である。
+(非検知となる直前の反射強度×その重み)<αoff ……(2)
そして、ステップS26に移行し、前記各判断用パラメータPon、Poffに基づき横断者有り又は横断者無しと特定することができたかどうかを判定する。そして、前記判断用パラメータPon又はPoffが前記(1)式又は(2)式を満足し、横断者有り又は横断者無しと判断することができた場合には、そのまま処理を終了する。
したがって、この第2の実施の形態においては、カメラ11やレーザレーダ12によって監視領域内の物体が的確に検出されている場合には、前記(1)式は、連続検知時間に支配されることになり、このとき、横断者がいると判断するための時間重みkTonは、図9に示すように、横断歩道端近傍は小さな値となるように設定されているから、横断歩道端近傍に物体が存在する場合には、この物体の連続検知時間がある程度長くなり、明らかに横断者であると判定されるときに横断者であると判断されることになる。
また、このとき、天候や歩行者の服装等の影響により、カメラ11やレーザレーダ12によって、物体の的確な大きさや反射強度を一時的に検出することができない場合であっても、前記(1)式に示すように、連続検知時間と物体の大きさやその反射強度に基づいて判定するようにしているから、ある程度連続検知時間が長ければ、この物体を横断者であると的確に判断することができる。
一方、横断者として検知されていた物体に関する情報が、物体情報として通知されなくなり、つまり、この物体が監視領域内で検知されなくなった場合には、このとき、この物体が検知されなくなる直前の物体の大きさや反射強度が的確に検出されている状態では、前記(2)式から、物体が存在しないとの判断は、連続非検知時間に支配される事になる。
なお、上記各実施の形態において、車載無線機1が物体情報獲得手段に対応し、図3のステップS2での横断者の有無を判断する処理が横断者判別手段に対応し、ステップS3〜ステップS5の処理が情報提供手段に対応している。
2 情報提供処理装置
3 モニタ
4 スピーカ
11 横断者検出用カメラ
12 横断者検出用レーザレーダ
13 データ処理装置
14 路側無線器
100 車載情報提供装置
200 インフラシステム
Claims (7)
- 横断歩道及びその近傍を含む監視領域に存在する物体に関する、少なくとも位置情報を含む物体情報を獲得する物体情報獲得手段と、
当該物体情報獲得手段で獲得した前記物体の存在位置及びその検出状況に基づいて前記物体が横断者であるか否かを判別する横断者判別手段と、
当該横断者判別手段で、前記物体が横断者であると判別されるとき、前記横断者の存在を乗員に通知する情報提供手段と、を備え、
前記横断者判別手段は、前記物体が横断者であるか否かを判別するための判別条件を、前記物体情報獲得手段で獲得した前記物体の存在位置に応じて変更するようにした走行支援用車載情報提供装置において、
前記横断者判別手段は、前記物体を連続して検知する連続検知時間が、前記物体の存在位置に応じて設定される連続検知時間のしきい値以上であるとき前記物体は横断者であると判別し、
前記連続検知時間のしきい値は、前記横断歩道の中程よりも前記横断歩道の歩道端側の方がより大きな値に設定されることを特徴とする走行支援用車載情報提供装置。 - 前記横断者判別手段は、横断者であると判別していた物体が検知されなくなった時点から当該物体を連続して検知しない連続非検知時間が、前記物体が存在していた位置に応じて設定される連続非検知時間のしきい値以上であるとき前記物体は横断者ではないと判別し、
前記連続非検知時間のしきい値は、前記横断歩道の中程よりも前記横断歩道の歩道端側の方がより小さな値に設定されることを特徴とする請求項1記載の走行支援用車載情報提供装置。 - 前記物体情報獲得手段は前記物体情報として前記位置情報及び前記物体の大きさに関する大きさ情報を獲得し、
前記横断者判別手段は、前記大きさ情報で特定される前記物体の大きさが、前記物体の存在位置に応じて設定される第1の大きさしきい値以上であるとき前記物体は横断者であると判別し、且つ、前記物体の大きさが、前記物体の存在位置に応じて設定される第2の大きさしきい値以下であるとき前記物体は横断者ではないと判別し、
前記第2の大きさしきい値は、前記第1の大きさしきい値よりも値が小さく且つ前記第1の大きさしきい値と第2の大きさしきい値との差は、横断歩道の中程よりも前記横断歩道の歩道端側の方がより大きな値に設定されることを特徴とする請求項1又は2記載の走行支援用車載情報提供装置。 - 前記物体情報獲得手段は前記物体情報として前記位置情報及び前記物体の大きさに関する大きさ情報を獲得し、
前記横断者判別手段は、前記大きさ情報で特定される前記物体の大きさが、前記物体の存在位置に応じて設定される第1の大きさしきい値以上であるとき前記物体は横断者であると判定し、且つ、前記物体の大きさが、前記物体の存在位置に応じて設定される第2の大きさしきい値以下であるとき前記物体は横断者ではないと判定し、
前記第2の大きさしきい値は、前記第1の大きさしきい値よりも値が小さく且つ前記横断歩道の歩道端側よりも前記横断歩道の中程の方がより小さな値に設定されることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の走行支援用車載情報提供装置。 - 前記物体情報獲得手段は前記物体情報として前記位置情報及び前記物体の反射強度に関する反射強度情報を獲得し、
前記横断者判別手段は、前記反射強度情報で特定される前記物体の反射強度が、前記物体の存在位置に応じて設定される第1の反射強度しきい値以上であるとき前記物体は横断者であると判別し、且つ、前記物体の反射強度が、前記物体の存在位置に応じて設定される第2の大きさしきい値以下であるとき前記物体は横断者ではないと判別し、
前記第2の反射強度しきい値は、前記第1の反射強度しきい値よりも値が小さく且つ、前記第1の反射強度しきい値と第2の反射強度しきい値との差は、横断歩道の中程よりも前記横断歩道の歩道端側の方がより大きな値に設定されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の走行支援用車載情報提供装置。 - 前記物体情報獲得手段は前記物体情報として前記位置情報及び前記物体の反射強度に関する反射強度情報を獲得し、
前記横断者判別手段は、前記反射強度情報で特定される前記物体の反射強度が、前記物体の存在位置に応じて設定される第1の反射強度しきい値以上であるとき前記物体は横断者であると判別し、且つ、前記物体の反射強度が、前記物体の存在位置に応じて設定される第2の大きさしきい値以下であるとき前記物体は横断者ではないと判別し、
前記第2の反射強度しきい値は、前記第1の反射強度しきい値よりも値が小さく且つ横断歩道の歩道端側よりも前記横断歩道の中程の方がより小さな値に設定されることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の走行支援用車載情報提供装置。 - 横断歩道及びその近傍を含む監視領域に存在する物体に関する、少なくとも位置情報を含む物体情報を獲得する物体情報獲得手段と、
当該物体情報獲得手段で獲得した前記物体の存在位置及びその検出状況に基づいて前記物体が横断者であるか否かを判別する横断者判別手段と、
当該横断者判別手段で、前記物体が横断者であると判別されるとき、前記横断者の存在を乗員に通知する情報提供手段と、を備え、
前記横断者判別手段は、前記物体が横断者であるか否かを判別するための判別条件を、前記物体情報獲得手段で獲得した前記物体の存在位置に応じて変更するようにした走行支援用車載情報提供装置において、
前記物体情報獲得手段は、前記物体情報として前記位置情報と前記物体の大きさに関する大きさ情報及び前記物体の反射強度に関する反射強度情報の少なくとも何れか一方とを獲得し、
前記横断者判別手段は、前記物体を連続して検知する連続検知時間に重み付けをした連続検知時間成分と前記物体の大きさ情報及び前記反射強度情報の少なくとも何れか一方に重み付けをした検出状況成分との和がそのしきい値を超えるとき前記物体は横断者であると判別し、
横断者と判別されていた物体が検知されなくなった時点からの連続非検知時間に重み付けをした連続非検知時間成分と前記横断者と判別されていた物体が検知されなくなる直前のその大きさ情報及び反射強度情報の少なくとも何れか一方に重み付けをした検出状況成分との差がそのしきい値を超えるとき前記物体は横断者ではないと判別し、
前記連続検知時間に対する重み付けは、前記物体が前記横断歩道の歩道端側に存在する場合の方が、横断歩道の中程に存在する場合に比較してより小さくなるように行われ、且つ前記連続非検知時間に対する重み付けは、前記物体が横断歩道の歩道端側に存在していた場合の方が、横断歩道の中程に存在していた場合に比較してより大きくなるように行われ、
前記大きさ情報及び前記反射強度情報に対する重み付けは、前記物体が横断歩道の中程に存在する場合又は存在していた場合の方が、前記横断歩道の歩道端側に存在する場合又は存在していた場合に比較してより大きくなるように行われることを特徴とする走行支援用車載情報提供装置。
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