JP4277640B2 - 突起付形鋼の製造方法及び形鋼の圧延設備 - Google Patents

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Description

本発明は、突起付形鋼の製造方法、及びそれに使用される形鋼の圧延設備に関する。
ウェブとそのウェブの両端に設けられたフランジとを有するH形鋼等の形鋼は、一般に図15に示す圧延設備101によって圧延されて最終製品となる。
この圧延設備101は、図15中(A)に示すように、ブレークダウン圧延機102、粗ユニバーサル圧延機103、エッジング圧延機104及び仕上ユニバーサル圧延機105からなるものや、図15中(B)に示すように、ブレークダウン圧延機102、第1粗ユニバーサル圧延機103a、エッジング圧延機104、第2粗ユニバーサル圧延機103b及び仕上ユニバーサル圧延機105からなるものがある。このような圧延設備101により、加熱炉で加熱されたスラブやブルーム、或いはビームブランク等の素材を順次に各圧延機で圧延することによって所定の断面寸法の形鋼が製造される。
先ず、図15中(A)に示す圧延設備101によってH形鋼を圧延する方法について説明する。
先ず、加熱炉で加熱された素材はブレークダウン圧延機102によって粗形のH断面に圧延される。このブレークダウン圧延機102は、ロール胴に沿って開孔型または閉孔型を複数個設けた上下ロールが配置された二重式の圧延機である。
そして、ブレークダウン圧延機102によって粗形のH断面に圧延された素材は、粗ユニバーサル圧延機103及びエッジング圧延機104からなる粗ユニバーサル圧延機群で複数回往復圧延され、図16中(B)に示す形状の所定厚みを有するH形断面に圧延される。
粗ユニバーサル圧延機103は、図16中(A)に示すように、上下一対の水平ロール106と左右一対の垂直ロール107とを備えている。この粗ユニバーサル圧延機103により、上下一対の水平ロール106により形成されるロール隙で素材SのウェブSがその厚さ方向に圧下され、左右それぞれの垂直ロール107と上下の水平ロール106の側面とにより形成されるロール隙で左右のフランジSがその厚さ方向に圧下される。
また、エッジング圧延機104は、図16中(B)に示すように、上下一対のエッジングロール108を備えている。このエッジング圧延機104により、上下一対のエッジングロール108によって形成されるロール隙でフランジSの幅が所定の寸法にまで圧下される。
図16中(B)に示す形状に圧延された素材Sは、仕上ユニバーサル圧延機105に搬入される。仕上ユニバーサル圧延機105は、図16中(C)に示すように、上下一対の水平ロール109と左右一対の垂直ロール110とを備えている。この仕上ユニバーサル圧延機105により、フランジSの厚み圧下、ウェブSの厚み圧下及びフランジSの角度おこしが行われ、最終製品の寸法に仕上られる。
ところで、ビル建設等で用いられる鉄筋・鉄骨コンクリート工法では、コンクリートと鉄骨との付着性を増すため、突起付の鋼材が使用されることがある。例えば、柱・梁材等で使用されるH形鋼では、フランジの内面や外面に突起を有するものが用いられる。この突起は、ある程度の高さ(例えば1mm以上)が必要とされており、また、突起の数が多い場合や突起が長い場合には、よりコンクリートとの付着性が増加する。
ここで、図17に示すように、フランジSの外面に複数の突起tを有するH形鋼Sを製造する場合には、仕上ユニバーサル圧延機205において、左右一対の垂直ロール210の外面に垂直方向に延びる複数の溝210aを形成しておき、この垂直ロール210でフランジSの外面を圧下することにより、フランジSの外面に複数の突起tを有するH形鋼Sを比較的容易に製造することができる。図17中、符号209は水平ロールである。
一方、仕上ユニバーサル圧延機105による仕上ユニバーサル圧延では、図16中(C)に示すように、フランジSの内面は水平ロール109の側面で圧下されるが、水平ロール109の側面には抜け勾配がほとんどなく、かつロールと材料との相対すべりが大きいため、水平ロール109の側面に単に溝を形成し、これをフランジSの内面に転写させて突起を形成しても、圧延の出側で突起が潰れてしまうという問題があった。このため、フランジSの内面に突起を有するH形鋼は、熱間圧延では簡単に製造できないと考えられていた。
フランジの内面に突起を有するH形鋼は、フランジの外面に突起を有するものよりコンクリートとの付着性が優れているといわれているため、熱間圧延後に溶接によりリブや突起をフランジの内面に付与して製造されていた。しかし、このような手法では生産性は非常に悪かった。
そこで、熱間圧延によってフランジの内面に突起を付与することがなおも望まれており、いくつか提案されている。
例えば、特許文献1には、図18に示すように、H形鋼Sの各フランジSの内面を圧下する溝付の小径ロールからなる第2垂直ロール308を上下左右各フランジS の内面毎に4個配設し、フランジSの外面を圧下する左右2個の垂直ロール307の各チョック309を内方へ延長して各第2垂直ロール308を軸受にて支持し、各水平ロール306側面のベベルギヤ310と各第2垂直ロール308のベベルギヤ311とを噛合せ、これらベベルギヤ310,311による駆動部周速と第2垂直ロール308の圧下側面部周速との周速調整手段を設けた仕上圧延装置305が開示されている。
この仕上圧延装置305によれば、コンクリートとの付着性が優れたフランジSの内面に突起を有するH形鋼を、熱間圧延で製造することができる。
また、特許文献2には、図19に示すように、水平ロール401の側面に溝402を形成し、その水平ロール401を組み込んだ仕上ユニバーサル圧延機が開示されている。ここで、溝402は、水平ロール401の側面のコーナ部401aを始点としてほぼロール軸403に向かうものとされ、その水平ロール401の側面に複数形成されている。
この仕上ユニバーサル圧延機により、フランジ及びウェブを有する形鋼の仕上圧延を行うことで、水平ロール401の側面によるフランジ内面への押圧時にフランジ内面に複数の突起を形成している。
さらに、特許文献3には、図20に示すように水平ロール411の側面に縞状の凹部を刻設し、そのような水平ロール411を組み込んだユニバーサル圧延機が開示されている。
このユニバーサル圧延機により、竪ロール412でフランジ及びウェブを有する形鋼413の圧延を行うことで、水平ロール411の縞状の凹部によるフランジ内面への押圧時にフランジ内面に複数の突起を形成している。図21は、そのように複数の突起が形成された形鋼413を示す。
なお、図20及び図21から、ユニバーサル圧延機が、抜け勾配を有する粗ユニバーサル圧延機であることがわかる。
特開平3−32408号公報 特開2003−136102号公報 特開平8−174054号公報
前記特許文献1の技術については、仕上圧延装置に特殊な第2垂直ロールを組み込む必要があり、非常に複雑な仕上圧延設備となる。よって、特許文献1に開示される技術を実現しようとした場合、設備コストが非常に高くなる。
一方、前記特許文献2の技術については、大きな設備投資なしで簡便にフランジ内面等への突起形成が期待できる。しかし、抜け勾配のほとんどない仕上圧延機で突起を形成するので、形成できる健全な突起の長さが制約される。このため、健全な突起を形成するには、圧延条件(例えば圧下率)を限定しなければならないといった問題があった。
ここで、健全な突起とは、当該突起の形成後に剥離や大きな変形の見られない突起のことである。
また、前記特許文献3の技術は、粗ユニバーサル圧延機でフランジ内面に突起を形成できることが記載されている。しかし、健全な突起形成が行える具体的な水平ロール側面の凹部(すなわち溝)形状や、突起形成後に行う仕上圧延方法について開示が何らされていない。
そこで、本発明は、前述の問題に鑑みてなされたものであり、損傷することなく突起を形鋼に形成することができる突起付形鋼の製造方法、及びそれに使用される形鋼の圧延設備の提供を目的とする。
請求項1記載の発明に係る突起付形鋼の製造方法は、フランジ及びウェブを有する形鋼の仕上圧延の前に、側面と周面とがなす角度が鈍角であり、そのコーナ部を含んだ側面に、ロール軸方向に延びる複数の溝を周方向に所定のピッチで形成した水平ロールを組み込んだ圧延機を使用して、前記水平ロールのコーナ部近傍で前記形鋼のフィレッ卜部近傍を押圧することで、当該フィレッ卜部近傍であり、当該形鋼の長手方向に複数の突起を形成し、前記仕上圧延では、前記仕上圧延前の前記形鋼のウェブの内幅より小さい幅の水平ロールの周面でウェブを拘束しつつ、前記垂直ロールの周面で前記形鋼のフランジの角度おこしを行うことで、前記仕上圧延前に前記形鋼のフィレッ卜部近傍に形成した複数の突起を潰すことなく、垂直ロールで前記形鋼のフランジの角度おこしを行う。
これにより、仕上圧延の前の形鋼はフランジの角度おこしが未だされていないので、突起形成時の抜け勾配を確保できる。また、水平ロールのコーナ部近傍に溝を設けているので、溝から突起を確実に抜くことができる。さらに、仕上圧延では、形鋼に形成された突起を潰すことなく、当該形鋼のフランジの角度おこしを行っている
また、請求項記載の発明に係る突起付形鋼の製造方法は、フランジ及びウェブを有する形鋼の仕上圧延の前に、側面と周面とがなす角度が鈍角であり、そのコーナ部を含んだ側面に、ロール軸方向に延びる複数の溝を周方向に所定のピッチで形成した水平ロールを組み込んだ圧延機を使用して、前記水平ロールのコーナ部近傍で前記形鋼のフィレッ卜部近傍を押圧することで、当該フィレッ卜部近傍であり、当該形鋼の長手方向に複数の突起を形成し、前記仕上圧延では、前記仕上圧延前の前記形鋼のウェブの内幅とほぼ等しい幅を有し、かつコーナ部近傍に凹部を設けた水平ロールの周面で前記ウェブを拘束し、かつ当該水平ロールの側面と垂直ロールの周面とで前記フランジを拘束しつつ前記形鋼のフランジの角度おこしを行うことで、前記仕上圧延前に前記形鋼のフィレッ卜部近傍に形成した複数の突起を潰すことなく、垂直ロールで前記形鋼のフランジの角度おこしを行う。
また、請求項記載の発明に係る突起付形鋼の製造方法は、請求項1又は2に記載の発明に係る突起付形鋼の製造方法において、前記突起を形成する前に、当該突起を形成するための余肉を、前記形鋼をなす材料に形成しておく。
また、請求項記載の発明に係る形鋼の圧延設備は、フランジ及びウェブを有する形鋼の仕上圧延を行う仕上圧延機の前段に、前記形鋼のフィレッ卜部近傍であり、当該形鋼の長手方向に複数の突起を形成するための突起形成用圧延機を備えている。そして、前記突起形成用圧延機は、側面と周面とがなす角度が鈍角であり、そのコーナ部近を含んだ側面に、ロール軸方向に延びる複数の溝を周方向に所定のピッチで形成した水平ロールを備えており、前記仕上圧延機は、前記突起形成用圧延機で前記形鋼のフィレッ卜部近傍に形成した複数の突起を潰すことなく、周面で前記ウェブを拘束することができる水平ロールを備え、前記仕上圧延機の水平ロールが、前記仕上圧延前の前記形鋼のウェブの内幅より小さい幅となっている。
た、請求項記載の発明に係る形鋼の圧延設備は、フランジ及びウェブを有する形鋼の仕上圧延を行う仕上圧延機の前段に、前記形鋼のフィレッ卜部近傍であり、当該形鋼の長手方向に複数の突起を形成するための突起形成用圧延機を備えている。そして、前記突起形成用圧延機は、側面と周面とがなす角度が鈍角であり、そのコーナ部近を含んだ側面に、ロール軸方向に延びる複数の溝を周方向に所定のピッチで形成した水平ロールを備えており、前記仕上圧延機は、前記突起形成用圧延機で前記形鋼のフィレッ卜部近傍に形成した複数の突起を潰すことなく、周面で前記ウェブを拘束することができる水平ロールを備え、前記仕上圧延機の水平ロールが、前記仕上圧延前の前記形鋼のウェブの内幅とほぼ等しい幅を有し、かつコーナ部近傍に凹部を設けている。
また、請求項記載の発明に係る形鋼の圧延設備は、請求項4又は5に記載の発明に係る形鋼の圧延設備において、前記突起形成用圧延機がユニバーサル圧延機である。
本発明によれば、損傷することなく突起を形鋼に形成することができる。
本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る突起付形鋼の製造方法が適用される圧延設備の概略構成図である。
図1に示すように、H形鋼Sを製造するための圧延設備1は、図15中(A)に示す圧延設備101と同様に、ブレークダウン圧延機2、粗ユニバーサル圧延機3、エッジング圧延機4及び仕上ユニバーサル圧延機6を備えている。そして、圧延設備1は、仕上ユニバーサル圧延機6の前段に突起形成用圧延機5を設置している。
図2は、突起形成用圧延機5のロールの構成及びロール形状を示す。
この図2に示すように、突起形成用圧延機5は、上下一対の水平ロール11,12と左右一対の垂直ロール21,22を組み込んで構成されている。例えば、このような構成は、粗ユニバーサル圧延機3と同様な構成となる。
上下一対の水平ロール11,12は、フランジSの角度おこしが行われる前の形鋼の形状に対応する形状をなしている。すなわち、水平ロール11,12において、側面11a,12aと周面11b,12bとがなす角度は少なくとも鈍角になっている。
この水平ロール11,12には、その側面11a,12aから周面11b,12bにかけて、すなわちコーナ部近傍に、突起形成用の溝が形成されている。ここで、水平ロール11,12のコーナ部とは、側面11a,12aと周面11b,12bとの境界部分である。そして、このコーナ部は通常R面形状をなしている。
図3中(A)及び(B)は、突起形成用の溝(或いはスリット)13が形成されている水平ロール11,12を示す。
溝13は、周面11b,12bの縁部からコーナ部を介して側面11a,12aに至っており、その側面11a,12aではロール軸14に向って直線状に延びている。このように、溝13は、少なくとも水平ロール11,12のコーナ部を含んで形成されている。そして、溝13は、水平ロール11,12の周方向で所定のピッチとして複数形成されている。
図4は、仕上ユニバーサル圧延機6のロールの構成及びロール形状を示す。
この図4に示すように、仕上ユニバーサル圧延機6は、上下一対の水平ロール31,32と左右一対の垂直ロール41,42を組み込んで構成されている。
水平ロール31,32の幅は、ウェブSの内幅より小さい。この水平ロール31,32は、一方の垂直ロール41と他方の垂直ロール42との略中間位置に配置されている。なお、水平ロール31,32の幅は、固定されるものであってもよく、自由に変更できるものであってもよい。
図1のように構成されている圧延設備1では、ブレークダウン圧延機2、粗ユニバーサル圧延機3及びエッジング圧延機4において、素材が図16中(B)に示す形状と同一の形状に圧延される。
そして、図16中(B)に示す形状と同一の形状に圧延された素材には、突起形成用圧延機5の図3に示す水平ロール11,12の溝13により、フィレッ卜部近傍に突起が形成される。
ここで、フィレッ卜部とは、形鋼のフランジSとウェブSとがつながる部位をいう。また、フィレッ卜部近傍とは、フィレッ卜部を含む、当該フィレッ卜部近くのフランジ内面やフィレッ卜部近くのウェブ両端面のことを総称している。
その後、仕上ユニバーサル圧延機6の図4に示す水平ロール31,32によりウェブSを拘束しつつ、及び垂直ロール41,42により、フランジSの角度おこしが行われ、最終製品の寸法に仕上げられる。
なお、水平ロール31,32の幅がウェブSの内幅より小さいので、フランジSの厚み圧下は行われない。
図5は、その最終製品を示す。前述のとおり突起形成用圧延機5にて水平ロール11,12でフィレッ卜部近傍が圧下されたことで、その溝13の形状が転写されて、図5に示すように、最終製品は、フィレット部近傍に突起tが形成されている。
次に実施の形態における効果を説明する。
図3のように、水平ロール11,12が、側面11a,12aが周面11b,12bに対して鈍角になっている。これにより、フランジSの内面に対して側面11a,12aが抜け勾配を持つようになり、溝13から突起tを容易に抜くことができるようになる。この効果について図6を用いて説明する。
図6に示すように、一対の水平ロール11,12が配置されている場合を考える。さらにここで、紙面垂直方向において、一対の水平ロール11,12のロール軸14間を結ぶ線14aとその境界が一致する領域Aと領域Bとを考える。領域Aにおいてフランジ内面に突起が形成される。
この場合において、水平ロール11,12の溝13(特に水平ロール11,12の側面における部分)で転写されたフランジSの内面の突起tが領域Bで潰されないようにするためには、領域Bでは突起tが常に溝13内に収容されていることが条件になる。
ここで、水平ロール11,12の側面11a,12aが周面11b,12bに対して直角になっている場合を想定する。例えば、仕上ユニバーサル圧延機に使用している水平ロールのようにである。
このような場合、領域Bでは、側面11a,12aがフランジSの内面に接した状態になっていることから、フランジSの内面の突起tが領域Bで潰されないようにするためには、領域Bでは、突起tが常に溝13内に収容されていることが要求される。
しかし、H形鋼Sの圧延方向の速度に対し水平ロール11,12の回転方向の速度が遅くなった場合や、H形鋼Sの圧延方向の速度に対し水平ロール11,12の回転方向の速度が速くなった場合、領域Bで、溝13と突起tとが接触してしまい、突起tが潰されてしまう。
これに対して本発明を適用した場合、水平ロール11,12では、側面11a,12aが周面11b,12bに対して鈍角になっているので、領域Bでは、側面11a,12aがフランジSの内面から離れていくようになる。すなわち、フランジSの内面に対して側面11a,12aが抜け勾配を持つようになり、これにより、領域Bでは、溝13から突起tを安全に抜くことができるようになる。
このように領域Bで溝13から突起tを安全に抜くことができるので、突起tを長くすることができる。すなわち、水平ロール11,12の側面11a,12aを周面11b,12bに対して直角とした場合において、長い突起tを形成しようとすれば、突起tが溝13で潰されてしまう可能性は高くなる。しかし、本発明を適用すれば、領域Bで溝13から突起tを安全に抜くことができるので、突起tを長くすることができる。
また、言い換えれば、水平ロール11,12において、側面11a,12aが周面11b,12bに対して鈍角になっている形状は、仕上圧延前に突起形成用圧延機5を設置する上で必然的な形状であるといえる。よって、仕上圧延前に突起形成用圧延機5を設置することで、フランジSの角度おこし前のH形鋼Sに合致するように、水平ロール11,12の形状を決定するだけで、抜け勾配を確保して、突起tが溝13で潰されてしまうことを防止しているといえる。すなわち、簡単な構成により、健全な突起tの形成を実現しているといえる。
なお、このように溝13から突起tを容易に抜くことができるためには、溝13が水平ロール11,12のコーナ部と連続している必要がある。前述したように、溝13を水平ロール11,12の側面11a,12aから周面11b,12bの縁部まで延ばして形成しているので、その条件は満たされている。
また、図4のように、垂直ロール21,22でフランジSの外面を圧下しているので、その圧下力により、フランジSの内面側で形成される突起tの高さをより高くすることができる。
また、前述したように、仕上ユニバーサル圧延機6の水平ロール31,32の幅を、ウェブSの内幅より小さくしている。これにより、前段の突起形成用圧延機5で形成した突起tを潰すことなく、ウェブSを水平ロール31,32の周面で拘束して、垂直ロール41,42でフランジSの角度おこしを行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施の形態として実現されることに限定されるものではない。
すなわち、前述の実施の形態では、突起形成用圧延機5が備える水平ロール11,12は、その側面11a,12aと周面11b,12bとがなす角度は少なくとも鈍角になっており、その側面11a,12aから周面11b,12bにかけて溝13を形成している場合を説明した。しかし、これに限定されないことはいうまでもない。
例えば、突起形成用圧延機5が図7に示すような水平ロール51,52のみを備えているだけでもよい。この水平ロール51,52は、その側面51a,52aと周面51b,52bとのなす角度がほぼ直角になっている。そして、水平ロール51,52は、側面51a,52aから周面51b,52bにかけて、すなわちコーナ部近傍に、突起形成用の溝53が形成されている。このような突起形成用圧延機5にすることで、H形鋼Sは、そのフィレッ卜部近傍に突起が形成されるようになる。
この例のように、フィレッ卜部近傍のみに突起を形成することを主目的とする場合や、それほど大きな突起高さや長さが必要でない場合などは、垂直ロールを省略することができ、水平ロール51,52に抜け勾配を設ける必要もない。
また、水平ロール51,52の幅をウェブSの内幅よりも多少大きくしてもよい。このようにすることで、水平ロール51,52のコーナ部近傍によるH形鋼Sのフィレット部近傍の圧下が強圧下になるので、高さや長さがある突起を形成することができる。
また、前述の実施の形態では、仕上圧延で前段の突起形成用圧延機5で形成した突起tを潰してしまうことを防止する目的で、仕上ユニバーサル圧延機6の水平ロール31,32の幅をウェブSの内幅より小さくしている。しかし、これに限定されるものではない。図8は、他の例を示す。
図8に示すように、仕上ユニバーサル圧延機6の水平ロール35,36に、そのコーナ部全周にわたって凹部35a,36aを設ける。これにより、前段の突起形成用圧延機5で形成した突起tが、仕上ユニバーサル圧延機6では、水平ロール35,36の凹部35a,36a内に収容されるので、水平ロール35,36との接触が回避される。これにより、仕上ユニバーサル圧延機6の仕上圧延で前段の突起形成用圧延機5で形成した突起tを潰してしまうことを防止することができる。
なお、このような構成の場合、前述の実施の形態と異なり、水平ロール35,36の幅をウェブSの内幅よりやや大きくして水平ロール35,36の側面と垂直ロール41,42の周面とでフランジSの厚み圧下を行うことができる。つまり、水平ロールは、ウェブの内幅とほぼ等しい幅を有する。
また、突起形成前(突起形成用圧延機5の前段)の材料のフィレット部近傍には、図9及び図10に示すように、余肉x1,x2を形成しておくこともできる。図9は、フランジSの内面に余肉x1を形成した場合を示し、図10は、フランジSの外面に余肉x2を形成した場合を示す。このように余肉x1,x2を形成しておくことで、突起tを形成する部分が強圧下となることから、突起tをより高く形成することができる。
図9に示すようなフランジSの内面に余肉x1を形成する手段としては、突起形成用圧延機5よりも前段に存在する水平ロール(例えば粗ユニバーサル圧延機3の水平ロール)61,62の側面に凹部61a,62aを設ける。これにより、上下一対の水平ロール61,62により形成されるロール隙でウェブSをその厚さ方向に圧下し、垂直ロール(図示せず)と上下の水平ロール61,62の側面とにより形成されるロール隙でフランジSをその厚さ方向に圧下する。これにより、フランジSの内面に余肉x1を形成する。その後、図2の突起形成用圧延機5の水平ロール11,12の側面と垂直ロール21,22でフランジSの厚み圧下を余肉x1を含んで行い、図3の溝13をもつ水平ロール11,12のコーナ部側面と接するフランジSの内面に突起tを形成する。
また、図10に示すようなフランジSの内面に余肉x2を形成する手段としては、突起形成用圧延機5よりも前段の垂直ロール(例えば粗ユニバーサル圧延機3の垂直ロール)65の周面に凹部65aを設ける。凹部65aの形成位置は、フランジSの中央部分を圧下する領域にする。これにより、上下一対の水平ロール67,68により形成されるロール隙でウェブSをその厚さ方向に圧下し、垂直ロール65と上下の水平ロール67,68の側面とにより形成されるロール隙でフランジSをその厚さ方向に圧下することで、フランジSの外面に余肉x2を形成する。その後、図2の突起形成用圧延機5の水平ロール11,12の側面と垂直ロール21,22によるロール隙でフランジSをその厚さ方向に圧下する。図3のように、水平ロール11,12にはコーナ部に溝13が形成されているので突起tが形成される。このとき、垂直ロール21,22による圧下が余肉x2分多くなされるので、突起tを形成する部分が強圧下となり、突起tがより高く形成される。
また、前述の実施の形態では、フランジ内面に突起tを形成する形鋼がH形鋼である場合に説明した。しかし、これに限定されるものではない。すなわち、ウェブ及びフランジを有するI形鋼、T形鋼或いは溝形鋼等の他の形鋼であってもよい。
また、仕上ユニバーサル圧延機6の垂直ロールの周面にも垂直方向に伸びる溝を設け、フランジ外面にも突起を形成してもよい。また、仕上ユニバーサル圧延機の水平ロールの周面に溝を設け、ウェブ面の中央部分にも突起を形成してもよい。
図1に示す圧延設備1において、フィレッ卜部近傍に突起を有するH形鋼(製品寸法:ウェブ高さ600mm、フランジ幅300mm,ウェブ厚12mm,フランジ厚25mm)を製造した。
(1)仕上ユニバーサル圧延機の水平ロールに凹部を設けた場合
突起形成用圧延機5としてユニバーサル圧延機を使用した。水平ロール11,12のコーナ部から側面に、図11中(A)及び(B)に示すように、長さL1が100mm、幅Wが20mm、ピッチPが60mmである溝13を形成した。また、溝13の深さd1は位置によらず一定として、その深さd1を4mmにした。水平ロール11,12のテーパ角度θ(抜け勾配)は5°とした。これに対応して、垂直ロール21,22のテーパ角度も5°にした。突起形成圧延における目標圧下率はフランジ及びウェブともに12%にした。
このような条件の下、本発明の第1の適合例として、仕上ユニバーサル圧延機6は、前段の突起形成用圧延機5で形成した突起tを潰してしまうことを防止する目的で、図8に示したように、コーナ部全周にわたって凹部35a,36aを設けた水平ロール35,36を備えている。寸法は、図12に示すように、水平ロール35,36のコーナ部から側面にかけての長さL2を100mm、深さd2を5mmとした。このような仕上ユニバーサル圧延機6により、フランジの厚み圧下、ウェブの厚み圧下及びフランジの角度おこしを行った。
比較例(従来例)では、突起形成圧延は、第1の適合例の突起形成と同様に行い、仕上圧延は、図16(C)のように通常の仕上圧延方法でフランジの厚み圧下、ウェブの厚み圧下及びフランジの角度おこしを行った。
この結果、第1の適合例では突起が潰されたり剥がされたりすることなく、長さが95mm、高さが1.8mmの健全な突起tを形成することができた。一方、比較例では、仕上圧延で突起tが潰されてしまい、健全な突起形成が行えなかった。
(2)粗ユニバーサル圧延機で余肉を形成した場合
本発明の第2の適合例として、粗ユニバーサル圧延機3は、図10に示したように、側面に凹部65aを設けた垂直ロール65を備えている。寸法は、図13に示すように、深さd3を2mm、長さL3を220mmとした。これにより、粗ユニバーサル圧延機3で、突起形成前の材料のフランジ外面に余肉を形成した。なお、突起形成圧延条件及び仕上圧延方法は前記第1の適合例と同様である。
この結果、長さ100mm、高さ3.5mmの突起を形成することができ、従来よりも高さが高い健全な突起を形成することができた。
(3)突起形成用圧延機が、コーナ部近傍に溝を設けた水平ロールのみを備えた場合
本発明の第3の適合例として、突起形成用圧延機5は、図7に示したように、水平ロール51,52のみを備え、コーナ部近傍に突起形成用の溝53を設けた。具体的には、突起形成用圧延機5としてユニバーサル圧延機を使用した。寸法は、図14中(A)及び(B)に示すように、側面51a,52aにおける長さL4が30mm、周面51b,52bにおける長さL5が20mm、幅Wが10mm、ピッチPが30mmである溝53を形成した。また、溝53の深さd4は3mmにした。水平ロールのテーパ角度θは0°、すなわち抜け勾配をなしとした。水平ロール51,52の幅は形鋼のウェブ内幅より4mm大きくした。突起形成圧延における目標圧下率はフィレット部近傍で10%にした。
また、仕上ユニバーサル圧延機6は、前段の突起形成用圧延機5で形成した突起tを潰してしまうことを防止する目的で、図4に示したように、ウェブSの内幅より小さい幅の水平ロール31,32を備えている。これにより、仕上ユニバーサル圧延機6では、フランジの厚み圧下を行わず、フランジの角度おこし及びウェブの厚み圧下を行った。
この結果、突起のピッチ30mmという細かいピッチで、高さが1.5mm、トータルの長さ(L4+L5相当)が50mmの突起tを形成することができ、その形状を損ねることなしに形成することができた。
本発明の実施の形態の圧延設備の概略構成図である。 前記圧延設備の突起形成用圧延機に組み込まれる水平ロール及び垂直ロールを示す図である。 前記水平ロールの形状を示す図である。 前記圧延設備の仕上ユニバーサル圧延機に組み込まれる水平ロール及び垂直ロールを示す図である。 突起を有するH形鋼の部分斜視図である。 効果の説明のために使用した図である。 前記突起形成用圧延機に組み込まれる他の水平ロールを示す図である。 前記仕上ユニバーサル圧延機の水平ロールのコーナ部近傍に凹部を設けた場合を示す図である。 粗ユニバーサル圧延機の水平ロールの側面に、フランジの内面に余肉を形成するための凹部を設けた場合を示す図である。 粗ユニバーサル圧延機の垂直ロールの周面に、フランジの外面に余肉を形成するための凹部を設けた場合を示す図である。 実施例における第1の適合例を説明するための図であって、突起形成用圧延機の水平ロールに設けた溝を説明するために使用した図である。 実施例における第1の適合例1を説明するための図であって、仕上ユニバーサル圧延機の水平ロールに設けた凹部を説明するために使用した図である。 実施例における第2の適合例を説明するための図であって、粗ユニバーサル圧延機の垂直ロールの形状に設けた凹部を説明するために使用した図である。 実施例における第3の適合例を説明するための図であって、突起形成用圧延機の水平ロールに設けた溝を説明するために使用した図である。 ウェブとフランジを有する形鋼の一般的な圧延設備の概略構成図で、(A)は1つの粗ユニバーサル圧延機を配列した圧延設備の概略構成図、(B)は2つの粗ユニバーサル圧延機を配列した圧延設備の概略構成図である。 図15中(A)に示す圧延設備によってH形鋼を圧延する場合の圧下状態を示し、(A)は粗ユニバーサル圧延による圧下状態、(B)はエッジング圧延による圧下状態、(C)は仕上ユニバーサル圧延による圧下状態を示している。 従来例の、フランジ外面に突起を形成する仕上ユニバーサル圧延機の概略斜視図である。 特許文献1の、フランジ内面に突起を形成する仕上圧延装置の概略正面図である。 特許文献2の圧延設備の仕上ユニバーサル圧延機に組み込まれている溝を設けた水平ロールを示す図である。 特許文献3の仕上ユニバーサル圧延機に組み込まれている凹部を設けた水平ロールを示す図である。 前記特許文献3の仕上ユニバーサル圧延機において突起が形成された形鋼を示す斜視図である。
符号の説明
1 圧延設備
2 ブレークダウン圧延機
3 粗ユニバーサル圧延機
4 エッジング圧延機
5 突起形成用圧延機
6 仕上ユニバーサル圧延機
11,12,51,52 突起形成用圧延機の水平ロール
13 溝
21,22 突起形成用圧延機の垂直ロール
31,32 仕上ユニバーサル圧延機の水平ロール
41,42 仕上ユニバーサル圧延機の垂直ロール
S H形鋼(形鋼)
フランジ
ウェブ
t 突起

Claims (6)

  1. フランジ及びウェブを有する形鋼の仕上圧延の前に、側面と周面とがなす角度が鈍角であり、そのコーナ部を含んだ側面に、ロール軸方向に延びる複数の溝を周方向に所定のピッチで形成した水平ロールを組み込んだ圧延機を使用して、前記水平ロールのコーナ部近傍で前記形鋼のフィレッ卜部近傍を押圧することで、当該フィレッ卜部近傍であり、当該形鋼の長手方向に複数の突起を形成し、
    前記仕上圧延では、前記仕上圧延前の前記形鋼のウェブの内幅より小さい幅の水平ロールの周面でウェブを拘束しつつ、前記垂直ロールの周面で前記形鋼のフランジの角度おこしを行うことで、前記仕上圧延前に前記形鋼のフィレッ卜部近傍に形成した複数の突起を潰すことなく、垂直ロールで前記形鋼のフランジの角度おこしを行うこと
    を特徴とする突起付形鋼の製造方法。
  2. フランジ及びウェブを有する形鋼の仕上圧延の前に、側面と周面とがなす角度が鈍角であり、そのコーナ部を含んだ側面に、ロール軸方向に延びる複数の溝を周方向に所定のピッチで形成した水平ロールを組み込んだ圧延機を使用して、前記水平ロールのコーナ部近傍で前記形鋼のフィレッ卜部近傍を押圧することで、当該フィレッ卜部近傍であり、当該形鋼の長手方向に複数の突起を形成し、
    前記仕上圧延では、前記仕上圧延前の前記形鋼のウェブの内幅とほぼ等しい幅を有し、かつコーナ部近傍に凹部を設けた水平ロールの周面で前記ウェブを拘束し、かつ当該水平ロールの側面と垂直ロールの周面とで前記フランジを拘束しつつ前記形鋼のフランジの角度おこしを行うことで、前記仕上圧延前に前記形鋼のフィレッ卜部近傍に形成した複数の突起を潰すことなく、垂直ロールで前記形鋼のフランジの角度おこしを行うこと
    を特徴とする突起付形鋼の製造方法。
  3. 前記突起を形成する前に、当該突起を形成するための余肉を、前記形鋼をなす材料に形成しておくことを特徴とする請求項1又は2に記載の突起付形鋼の製造方法。
  4. フランジ及びウェブを有する形鋼の仕上圧延を行う仕上圧延機の前段に、前記形鋼のフィレッ卜部近傍であり、当該形鋼の長手方向に複数の突起を形成するための突起形成用圧延機を備え、
    前記突起形成用圧延機は、側面と周面とがなす角度が鈍角であり、そのコーナ部近を含んだ側面に、ロール軸方向に延びる複数の溝を周方向に所定のピッチで形成した水平ロールを備えており、
    前記仕上圧延機は、前記突起形成用圧延機で前記形鋼のフィレッ卜部近傍に形成した複数の突起を潰すことなく、周面で前記ウェブを拘束することができる水平ロールを備え
    前記仕上圧延機の水平ロールは、前記仕上圧延前の前記形鋼のウェブの内幅より小さい幅となっていることを特徴とする形鋼の圧延設備。
  5. フランジ及びウェブを有する形鋼の仕上圧延を行う仕上圧延機の前段に、前記形鋼のフィレッ卜部近傍であり、当該形鋼の長手方向に複数の突起を形成するための突起形成用圧延機を備え、
    前記突起形成用圧延機は、側面と周面とがなす角度が鈍角であり、そのコーナ部近を含んだ側面に、ロール軸方向に延びる複数の溝を周方向に所定のピッチで形成した水平ロールを備えており、
    前記仕上圧延機は、前記突起形成用圧延機で前記形鋼のフィレッ卜部近傍に形成した複数の突起を潰すことなく、周面で前記ウェブを拘束することができる水平ロールを備え、
    前記仕上圧延機の水平ロールは、前記仕上圧延前の前記形鋼のウェブの内幅とほぼ等しい幅を有し、かつコーナ部近傍に凹部を設けていることを特徴とする形鋼の圧延設備。
  6. 前記突起形成用圧延機はユニバーサル圧延機であることを特徴とする請求項4又は5に記載の形鋼の圧延設備。
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