JP4274676B2 - ウェザストリップ - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、車輛のドア外周辺に装着されてドアと車体間を密封するためのウェザストリップに関し、特に、リテーナレス・ドアパネルの外周端面に固定されるウェザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車輛、特に乗用車のドアパネルにおいて、その外周端面に横断面形状を略円弧状にプレス加工された一対の係止片を突設して成る所謂リテーナを除去したタイプ、即ちリテーナレス・ドアパネルが採用されている。図4及び図5に示したように、リテーナレス・ドアパネルRLDPの外周端面の比較的直線的で長い領域には通常、エチレンプロピレンゴム材から成る合成ゴム材及び又は合成樹脂材から押出成形された所謂押出成形ウェザストリップ18が装着される一方、前記リテーナレス・ドアパネルRLDPの外周端面の湾曲した比較的短い領域には、その横断面形状が前記押出成形ウェザストリップ18と比べて若干変形した部位を除き基本的な形状を略同等になるように、エチレンプロピレンゴム材から成る合成ゴム材及び又は合成樹脂材から型成形された所謂型成形ウェザストリップ19が装着されていた。
【0003】
なお、押出成形後の前記押出成形ウェザストリップ18は、その端末部近傍が型成形用金型に挿着され、前記型成形ウェザストリップ19の型成形に伴って接合部Jで両者の一体化が図られていた。更に、前記一体化されたウェザストリップ10を構成する各部材について詳述すれば以下の通りである。
即ち、前記ウェザストリップ10は、先ず前記押出成形ウェザストリップ18の部材として、前記リテーナレス・ドアパネルRLDPの外周端面に固定される基底部11と、該基底部11の一部を画成してウェザストリップの他の部材の弾性を助長させ、また、クリップ部CLの頭部を収容する補助中空部12から、ボディパネルBPによって画成されるドア開口部の内周端面に向けて突出した中空状のメインシール部13と、前記基底部11から前記メインシール部13に隣接して前記ドア開口部の内周端縁に向けて突出した第1シールリップ部14と、前記基底部11から前記第1シールリップ部14に隣接して前記リテーナレス・ドアパネルRLDPの内側面に向けて突出した第2シールリップ部15とを具備して成っていた。
【0004】
また、前記第2シールリップ部15が、前記リテーナレス・ドアパネルRLDPの外周端面に対向する前記基底部11の外底面に連続するアンダーカット部15aを凹設し、該アンダーカット部15aに第1補助シール部16を配置して、前記アンダーカット部と一体的に押出成形して成っていた。また、前記型成形ウェザストリップ19が前記押出成形ウェザストリップ18と異なった構成を採る点は、型成形の際の中芯を抜く穴(図示省略)が設定されている点と、前記アンダーカット部15a凹設及び前記第1補助シール部16を配置していない点であった。また、型成形ウェザストリップ19には、第1補助シール部16の代わりに、前記基底部11の外底面の長手方向に沿って第2補助シール部17を付着していた。
前記第1補助シール部16は、押出成形ウェザストリップ18の一部として押出一体成形され、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその比重を0.1〜0.3とする高発泡スポンジゴム材であり、前記第2補助シール部17は、押出成形ウェザストリップ18と型成形ウェザストリップ19が一体型成形された後に、別体としてウェザストリップ10にはりつけられ、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその厚さを3〜10mmとするテープ状コーキング・スポンジゴム材であった。
【0005】
前記第1補助シール部16と第1補助シール部17とは、潜り水Wの浸入を防止するために、接合されていることが好ましく、前記第1補助シール部16及び前記第2補助シール部17のつなげ方としては以下の方法があげられる。
まず、図6に示すように、前記第1補助シール部16に対して前記第2補助シール部17を、断面的に同位置に貼り付け、さらに、前記第2補助シール部17の端部を、前記第1補助シール部16端部の真上に乗り上げさせてつなげる方法があげられる。
次に、図7に示すように、前記第1補助シール部16に対して前記第2補助シール部17を、断面的に同位置に貼り付け、さらに、前記第2補助シール部17の端部を、前記第1補助シール部16端部の直前で終了させる方法があげられる。
最後に、図8に示すように前記第1補助シール部16に対して前記第2補助シール部17を、断面的に車内側に、貼り付け、さらに、前記第2補助シール部17の端部を、前記第1補助シール部16端部位置より延長させる方法があげられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のウェザストリップ10は、図6から図8にしめすような前記第1補助シール部16に対する前記第2補助シール部17の貼り方をしているために以下のような問題点があった。
【0007】
すなわち、図6に示す方法では、前記第1補助シール部16端部と前記第2補助シール部17との間に隙Gが発生し、ドアパネルRLDPに取り付けた際に潜り水が防止できない。また、図7に示す方法では、前記第1補助シール部16端部と前記第2補助シール部17端部との間に隙Gが発生し、ドアパネルRLDPに取り付けた際に潜り水が防止できない。ここで、理論上は、図6と図7の中間的な貼り方として、前記第1補助シール部16端部に対して前記第2補助シール部17の間に隙Gが発生しないようにはりあわせれば良いのであるが、前記第2補助シール部17の長さ寸法のバラツキと前記第2補助シール部17の長手方向の貼り付け位置のバラツキがあるため現実問題としては成立しない。
また、図8に示す方法では、前記第1補助シール部16端部と前記第2補助シール部17との間に隙Gが発生し、ドアパネルRLDPに取り付けた際に潜り水が防止できない。
ここでは、理論上は、図6と図8の中間的な貼り方として、前記第1補助シール部16に対して前記第2補助シール部17の間に隙Gが発生しないようにはりあわせれば良いのであるが、前記第2補助シール部17の断面方向の取り付け位置のバラツキがあるため現実問題としては成立しない。
【0008】
本発明は、前述した従来技術の問題点を解消し、極めてコンパクトな構成で優れた密封性を維持可能なウェザストリップを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明かかる目的は、リテーナレス・ドアパネルの外周端面に固定される基底部と、該基底部からボディパネルによって画成されるドア開口部の内周端面に向けて突出した中空状のメインシール部と、前記基底部から前記メインシール部に隣接して前記ドア開口部の内周端縁に向けて突出した第1シールリップ部と、前記基底部から前記第1シールリップ部に隣接して前記リテーナレス・ドアパネルの内側面に向けて突出した第2シールリップ部とをそれぞれ有し、前記リテーナレス・ドア・パネルの外周端面に沿って装着される、押出成形部と型成形部が接合して一体化されたウェザストリップにおいて、
前記押出成形部における前記第2シールリップ部が、前記基底部の外底面に連続するアンダーカット部を有し、該アンダーカット部に第1補助シール部が配置され、且つ該第1補助シール部は接合する前記型成形部側の端部の厚さが漸減するように型成形されて成り、更に、前記第1補助シール部の前記型成形部側の前記端部の外面が、隣接する前記型成形部に具備された第2補助シール部の先端部によってオーバーラップされた状態で、前記基底部及び前記第2シールリップ部が、前記リテーナレス・ドアパネルの外周端面に固定されることを特徴とするウェザストリップによって達成される。
【0010】
更に、本発明のかかる目的は、前記第1補助シール部が、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその比重を0.1〜0.3とする高発泡スポンジゴム材であり、前記第2補助シール部が、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその厚さを3〜10mmとするテープ状コーキング・スポンジゴム材であることを特徴とするウェザストリップによって達成される。
【0011】
【作用】
本発明のウェザストリップは、リテーナレス・ドアパネルの外周端面に固定される基底部と、該基底部からボディパネルによって画成されるドア開口部の内周端面に向けて突出した中空状のメインシール部と、前記基底部から前記メインシール部に隣接して前記ドア開口部の内周端縁に向けて突出した第1シールリップ部と、前記基底部から前記第1シールリップ部に隣接して前記リテーナレス・ドアパネルの内側面に向けて突出した第2シールリップ部とをそれぞれ有し、前記リテーナレス・ドア・パネルの外周端面に沿って装着される、押出成形部と型成形部が接合して一体化されたウェザストリップにおいて、前記押出成形部における前記第2シールリップ部が、前記基底部の外底面に連続するアンダーカット部を有し、該アンダーカット部に第1補助シール部が配置され、且つ該第1補助シール部は接合する前記型成形部側の端部の厚さが漸減するように型成形されて成り、更に、前記第1補助シール部の前記型成形部側の前記端部の外面が、隣接する前記型成形部に具備された第2補助シール部の先端部によってオーバーラップされた状態で、前記基底部及び前記第2シールリップ部が、前記リテーナレス・ドアパネルの外周端面に固定されるので、前記第2補助シール部が、前記第1補助シール部の存在しない箇所のシールを補完し、且つ前記リテーナレス・ドアパネルの外周端面との段差を前記第1補助シール部の後端部の漸減する厚さによって小さく保ち、その結果、前記基底部周りの密封性を適正に維持する。
【0012】
更に、本発明のウェザストリップは、前記第1補助シール部が、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその比重を0.1〜0.3とする高発泡スポンジゴム材であり、前記第2補助シール部が、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその厚さを3〜10mmとするテープ状コーキング・スポンジゴム材であるので、前記第2補助シール部が、前記第1補助シール部とのつなぎ合わせ部分の隙Gを一層効果的に吸収、補完し、且つ前記リテーナレス・ドアパネルの外周端面との段差を一層小さく保つ。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のウェザストリップの一実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳述する。図1はリテーナレス・ドアパネルの外周端面に装着されてドア閉止状態下にある本発明のウェザストリップ要部を示す横断面図、図2はリテーナレス・ドアパネルの外周端面に装着されてドア閉止状態下にある本発明のウェザストリップの要部を一部破断して示す斜視図、更に図3は本発明のウェザストリップの型成形時の要部を一部破断して示す斜視図である。
図2に示したように、リテーナレス・ドアパネルRLDPの外周端面の比較的直線的で長い領域には通常、エチレンプロピレンゴム材から成る合成ゴム材及び又は合成樹脂材から押出成形された所謂押出成形ウェザストリップ28が装着される一方、前記リテーナレス・ドアパネルRLDPの外周端面の湾曲し比較的短い領域には、その横断面形状が前記押出成形ウェザストリップ28のそれと比べて若干変形した部位を除き基本的な形状を略同等になるように、エチレンプロピレンゴム材から成る合成ゴム材及び又は合成樹脂材から型成形された所謂型成形ウェザストリップ29が装着される。
【0014】
なお、押出成形後の前記押出成形ウェザストリップ28は、図3に示したように、その端末部近傍が型成形用金型MDに挿着され、前記型成形ウェザストリップ29の型成形に伴って接合部Jで両者の一体化が図られる。更に、前記一体化されたウェザストリップ20を構成する各部材について詳述すれば以下の通りである。 即ち、前記ウェザストリップ20は、先ず前記押出成形ウェザストリップ28部材として、前記リテーナレス・ドアパネルRLDPの外周端面に固定される基底部21と、該基底部21の一部を画成してウェザストリップの他の部材の弾性を助長させ、また、クリップ部CLの頭部を収容する補助中空部22から、ボディパネルBPによって画成されるドア開口部の内周端面に向けて突出した中空状のメインシール部23と、前記基底部21から前記メインシール部23に隣接して前記ドア開口部の内周端縁に向けて突出した第1シールリップ部24と、前記基底部21から前記第1シールリップ部24に隣接して前記リテーナレス・ドアパネルRLDPの内側面に向けて突出した第2シールリップ部25とを具備して成る。
【0015】
また、前記第2シールリップ部25が、前記リテーナレス・ドアパネルRLDPの外周端面に対向する前記基底部21の外底面に連続するアンダーカット部25aを凹設し、図3に示したように、該アンダーカット部25aに第1補助シール部26を配置し、前記アンダーカット部25aと一体的に押出成形して成っている。また、前記型成形ウェザストリップ29が前記押出成形ウェザストリップ28と異なった構成を採る点は、型成形の際の中芯を抜く穴(図示省略)が設定されている点と、前記アンダーカット部25a凹設及び前記第1補助シール部26を配置していない点である。また、前記型成形ウェザストリップ29には、第1補助シール部26の代わりに、前記基底部21の外底面の長手方向に沿って第2補助シール部27を付着している。
また、第1補助シール部26の後端部の厚さが漸減するような徐変深さを有する前記金型MD用いて第1補助シール部26の後端部の厚さを漸減させている。前記第1補助シール部26は、押出成形ウェザストリップ28の一部として押出一体成形され、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその比重を0.1〜0.3とする高発泡スポンジゴム材であり、前記第2補助シール部27は、押出成形ウェザストリップ28と型成形ウェザストリップ29が一体型成形された後、別体としてウェザストリップ20にはりつけられ、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその厚さを3〜10mmとするテープ状コーキング・スポンジゴム材である。
【0016】
なお、前記第2補助シール部27は、前記第1補助シール部26の存在しない箇所のシールを補完し、且つ前記リテーナレス・ドアパネルRLDPの前記外周端面との段差を、前記第1補助シール部26の後端部の漸減する厚さによって小さく保ち、その結果、前記基底部21周り図1〜図3に示したように、最悪の場合でも前記アンダーカット部25aと前記リテーナレス・ドアパネルRLDPの前記内側面との間までの前記潜り水Wの浸入を許容するだけである。
【0017】
【発明の効果】
以上、記述した本発明のウェザストリップは、以下に記すような新規な効果を奏するものである。即ち、本発明のウェザストリップは、リテーナレス・ドアパネルの外周端面に固定される基底部と、該基底部からボディパネルによって画成されるドア開口部の内周端面に向けて突出した中空状のメインシール部と、前記基底部から前記メインシール部に隣接して前記ドア開口部の内周端縁に向けて突出した第1シールリップ部と、前記基底部から前記第1シールリップ部に隣接して前記リテーナレス・ドアパネルの内側面に向けて突出した第2シールリップ部とをそれぞれ有し、前記リテーナレス・ドア・パネルの外周端面に沿って装着される、押出成形部と型成形部が接合して一体化されたウェザストリップにおいて、前記押出成形部における前記第2シールリップ部が、前記基底部の外底面に連続するアンダーカット部を有し、該アンダーカット部に第1補助シール部が配置され、且つ該第1補助シール部は接合する前記型成形部側の端部の厚さが漸減するように型成形されて成り、更に、前記第1補助シール部の前記型成形部側の前記端部の外面が、隣接する前記型成形部に具備された第2補助シール部の先端部によってオーバーラップされた状態で、前記基底部及び前記第2シールリップ部が、前記リテーナレス・ドアパネルの外周端面に固定されるので、前記第2補助シール部は、前記第1補助シール部の存在しない箇所のシールを補完し、且つ前記リテーナレス・ドアパネルの外周端面との段差を前記第1補助シール部の後端部の漸減する厚さによって小さく保ち、その結果、前記基底部周りの密封性を適正に維持することが可能になった。
【0018】
更に、本発明のウェザストリップは、前記第1補助シール部が、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその比重を0.1〜0.3とする高発泡スポンジゴム材であり、前記第2補助シール部が、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその厚さを3〜10mmとするテープ状コーキング・スポンジゴム材であるので、前記第2補助シール部は、前記第1補助シール部とのつなぎ合わせ部分の隙Gを一層効果的に吸収、補完し、且つ前記リテーナレス・ドアパネルの外周端面との段差を一層小さく保つことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】リテーナレス・ドアパネルの外周端面に装着されてドア閉止状態下にある本発明のウェザストリップ要部を示す横断面図である。
【図2】リテーナレス・ドアパネルの外周端面に装着されてドア閉止状態下にある本発明のウェザストリップの要部を一部破断して示す斜視図である。
【図3】装着後のドア閉止状態下の本発明のウェザストリップの要部を示す横断面図である。
【図4】リテーナレス・ドアパネルの外周端面に装着されてドア閉止状態下にある従来のウェザストリップ要部を示す横断面図である。
【図5】リテーナレス・ドアパネルの外周端面に装着されてドア閉止状態下にある従来のウェザストリップの要部を一部破断して示す斜視図である。
【図6】従来のウェザストリップの第1補助シール部と第2補助シール部のつなぎ方の1例を示した斜視図である。
【図7】従来のウェザストリップの第1補助シール部と第2補助シール部のつなぎ方の別の例を示した斜視図である。
【図8】従来のウェザストリップの第1補助シール部と第2補助シール部のつなぎ方のさらに別の例を示した斜視図である。
【図9】本発明のウェザストリップの第1補助シール部と第2補助シール部のつなぎ方を示した斜視図である。
【符号の説明】
10 従来のウェザストリップ
11 基底部
12 補助中空部
13 メインシール部
14 第1シールリップ部
15 第2シールリップ部
15a アンダーカット部
16 第1補助シール部
17 第2補助シール部
18 押出成形ウェザストリップ
19 型成形ウェザストリップ
RLDP リテーナレス・ドアパネル
BP ボディパネル
W 潜り水
CL クリップ部
J 接合部
20 本発明のウェザストリップ
21 基底部
22 補助中空部
23 中空状のメインシール部
24 第1シールリップ部
25 第2シールリップ部
25a アンダーカット部
26 第1補助シール部
27 第2補助シール部
28 押出成形ウェザストリップ
29 型成形ウェザストリップ
MD 型成形用金型
Claims (2)
- リテーナレス・ドアパネル(RLDP)の外周端面に固定される基底部(21)と、該基底部(21)からボディパネル(BP)によって画成されるドア開口部の内周端面に向けて突出した中空状のメインシール部(23)と、前記基底部(21)から前記メインシール部(23)に隣接して前記ドア開口部の内周端縁に向けて突出した第1シールリップ部(24)と、前記基底部(21)から前記第1シールリップ部(24)に隣接して前記リテーナレス・ドアパネル(RLDP)の内側面に向けて突出した第2シールリップ部(25)とをそれぞれ有し、前記リテーナレス・ドア・パネル(RLDP)の外周端面に沿って装着される、押出成形部(28)と型成形部(29)が接合して一体化されたウェザストリップ(20)において、
前記押出成形部(28)における前記第2シールリップ部(25)が、前記基底部(21)の外底面に連続するアンダーカット部(25a)を有し、該アンダーカット部に第1補助シール部(26)が配置され、且つ該第1補助シール部は接合する前記型成形部(29)側の端部の厚さが漸減するように型成形されて成り、更に、前記第1補助シール部(26)の前記型成形部(29)側の前記端部の外面が、隣接する前記型成形部(29)に具備された第2補助シール部(27)の先端部によってオーバーラップされた状態で、前記基底部(21)及び前記第2シールリップ部(25)が、前記リテーナレス・ドアパネル(RLDP)の外周端面に固定されることを特徴とするウェザストリップ。 - 前記第1補助シール部(26)が、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその比重を0.1〜0.3とする高発泡スポンジゴム材であり、前記第2補助シール部(27)が、エチレンプロピレン・スポンジゴム材から成り、且つその厚さを3〜10mmとするテープ状コーキング・スポンジゴム材であることを特徴とする請求項1に記載のウェザストリップ。
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