JP4265950B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に使用され、像担持体や転写担持体上に形成される画像の画質を維持するために転写する画像の濃度の調整を行う画像形成装置に関するものである。
従来より、静電力を利用して画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置が広く用いられている。このような電子写真方式の画像形成装置では、各プロセス部の使用状況や周囲の環境状況によって、例えば、感光体の感度やトナーの転写効率などの特性が変化する。そして、これらの特性が変化した場合、形成される画像の濃度が変動しやすく、画質の低下を招きやすい。
このような画質の低下を防止するためには、画像形成部の各部の制御条件(帯電出力、露光量、現像バイアス、転写バイアス等)を、所定の条件にしたがって調整し、常に良好な画質が得られるように画質調整を行う必要がある。
この画質調整は、通常、所定のタイミングでテスト用の濃度パッチ画像(諧調パターン)を形成し、そのテスト用の濃度パッチ画像を濃度検出器にて測定した値に基づいて、上記の制御条件を調整することにより行われる。なお、テスト用の諧調パターンの測定タイミングは、像担持体上に形成された後、あるいはさらに転写担持体に転写形成された後に行う2つの方式が一般的である。
例えば、特許文献1には、透明部材からなる転写ベルトに諧調パターンを形成し、この諧調パターンの透過率を測定することによって、制御条件を調整する技術が開示されている。
また、特許文献2には、転写ベルト上に形成した諧調パターンの濃度、あるいは、転写ベルト上に形成した諧調パターンおよび感光体上に形成した基準濃度パターンの両方の濃度を検出し、各色の像形成ステーションに設定されている諧調特性を個別的に補正制御する技術が開示されている。
また、特許文献3には、転写ベルト上にプリントされた位置決めパターンと濃度パターン(濃度パッチ画像、諧調パターン)とを、転写ベルトの主走査方向の右側端及び左側端に形成することにより、同一のパターン読み取り装置で読み取る技術が開示されている。
特開平10−161388号(公開日1998年6月19日) 特開平5−333652号(公開日1993年12月17日) 特開平1−167769号(公開日1989年7月3日) 特開平11−84771号(公開日1999年3月30日)
しかしながら、上記の方法では、諧調パターンが、転写ベルトの搬送方向(主走査方向)に対して、常に同じ位置に形成されるため、諧調パターンのクリーニングを行うための部材が消耗しやすく、画質の低下を招きやすいという問題がある。
テスト用の諧調パターンは、感光ドラム(像担持体)上あるいは転写ベルト(転写担持体)上で濃度検出器にて検出されるが、その後、諧調パターンは用紙(シート)などの記録媒体に転写されずにクリーニング手段にて像担持体あるいは転写担持体から回収される。つまり、像担持体あるいは転写担持体上に形成された諧調パターンがそのまま回収されるのであり、回収される諧調パターンを形成している現像剤(トナー)の量が通常の画像形成時に比べ非常に多い。
上記の特許文献1および特許文献2の方法では、濃度検出器が画像形成部の特定の部分に位置しており、その濃度検出器が検出できる範囲内の位置に諧調パターンが形成される。つまり、いつも決まった位置に諧調パターンが形成されることになり、クリーニング手段に備えられるクリーニング部材の同一箇所で諧調パターンを形成する現像剤(トナー)がクリーニングされるため、その部分のクリーニング性が低下しクリーニング不良を発生する問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、画質調整のための濃度パッチ画像の形成箇所を主走査方向に対して異ならせることにより、クリーニング手段のクリーニング不良の発生を低減することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、上記の課題を解決するために、記録媒体を搬送する転写担持体と、上記記録媒体または上記転写担持体にトナー像を転写することによって画像を形成する画像形成手段と、上記転写担持体に形成されるパッチ画像の濃度を検出する濃度検出手段と、上記パッチ画像を除去するクリーニング手段とを備え、上記画像形成手段によって転写担持体に形成されたパッチ画像の濃度を検出することにより上記記録媒体に転写する画像の画質調整を行う画像形成装置において、所定のタイミング毎に、上記パッチ画像を形成する主走査方向の位置を異ならせることを特徴としている。
また、本発明の画像形成装置は、上記パッチ画像を形成する毎に、上記パッチ画像を、前回上記パッチ画像を形成した位置とは主走査方向に対して異なる位置に形成する構成としてもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上記パッチ画像を主走査方向に対して同一の箇所に所定回数形成する毎に、上記パッチ画像を、前回までパッチ画像を形成していた位置とは主走査方向に対して異なる位置に形成する構成としてもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上記画像形成装置が、自身の電源のオン・オフを切り替えるスイッチを備えており、上記電源がオンにされてから所定の経過時間毎に、上記パッチ画像を、前回までパッチ画像を形成していた位置とは主走査方向に対して異なる位置に形成する構成としてもよい。
本発明の画像形成装置は、上記の課題を解決するために、記録媒体を搬送する転写担持体と、上記記録媒体または上記転写担持体にトナー像を転写することによって画像を形成する画像形成手段と、上記転写担持体に形成されるパッチ画像の濃度を検出する濃度検出手段と、上記パッチ画像を除去するクリーニング手段とを備え、上記画像形成手段によって転写担持体に形成された諧調レベルの異なる複数のパッチ画像の濃度を検出することにより上記記録媒体に転写する画像の画質調整を行う画像形成装置において、上記諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、各パッチ画像の諧調レベルに応じて、上記転写担持体上の、主走査方向に対して複数の位置に形成し、所定のタイミング毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えることを特徴としている。
また、この場合、本発明の画像形成装置は、上記パッチ画像を形成する毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替える構成としてもよい。
あるいは、本発明の画像形成装置は、上記パッチ画像を主走査方向に対して同一の箇所に所定回数形成する毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替える構成としてもよい。
あるいは、本発明の画像形成装置は、上記画像形成装置が、自身の電源のオン・オフを切り替えるスイッチを備えており、上記電源がオンにされてから所定の経過時間毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替える構成としてもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上記の課題を解決するために、記録媒体を搬送する転写担持体と、上記記録媒体または上記転写担持体にトナー像を転写することによって複数色の画像を形成する画像形成手段と、上記転写担持体に形成されるパッチ画像の濃度を検出する濃度検出手段と、上記パッチ画像を除去するクリーニング手段とを備え、選択された1色のみの画像を形成する単色画像形成モードと、複数色の画像を形成するカラー画像形成モードとを選択することができ、さらに、上記画像形成手段によって転写担持体に形成されるパッチ画像の濃度を検出することにより上記記録媒体に転写する画像の画質調整を行う画像形成装置において、上記単色画像形成モードが選択されている場合には、上記選択された1色のパッチ画像のみを、上記転写担持体上の、他の色のパッチ画像が形成される位置とは主走査方向に対して異なる位置に形成することを特徴としている。
また、本発明の画像形成装置は、上記単色画像形成モードで形成される画像が黒色であってもよい。
本発明の画像形成装置は、上記の課題を解決するために、記録媒体を搬送する転写担持体と、上記記録媒体または上記転写担持体にトナー像を転写することによって画像を形成する画像形成手段と、上記転写担持体に形成される諧調レベルの異なる複数のパッチ画像の濃度を検出する濃度検出手段と、上記パッチ画像を除去するクリーニング手段とを備え、上記画像形成手段によって転写担持体に形成されるパッチ画像の濃度を検出することにより上記記録媒体に転写する画像の画質調整を行う画像形成装置において、上記諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、各パッチ画像の諧調レベルに応じて、上記転写担持体上の、主走査方向に対して複数の位置に形成することを特徴としている。
また、本発明の画像形成装置は、上記画像形成手段が複数色の画像を形成するものであり、上記複数色それぞれについての諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、当該パッチ画像の諧調レベルに応じて上記転写担持体上の主走査方向に対して複数の位置に形成する構成としてもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上記複数色それぞれについての諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、諧調レベルに応じて複数のグループに分け、各グループのパッチ画像を、主走査方向に対して複数の位置に形成する構成としてもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上記の課題を解決するために、記録媒体を搬送する転写担持体と、上記記録媒体または上記転写担持体にトナー像を転写することによって複数色の画像を形成する画像形成手段と、上記転写担持体に形成されるパッチ画像の濃度を検出する濃度検出手段と、上記パッチ画像を除去するクリーニング手段とを備え、上記画像形成手段によって転写担持体に形成されるパッチ画像の濃度を検出することにより上記記録媒体に形成する画像の画質調整を行う画像形成装置において、上記画像形成手段により形成される各色のパッチ画像を、上記転写担持体上の、上記記録媒体の搬送方向に対して直交する方向である主走査方向に対してそれぞれ異なる位置に上記パッチ画像を形成することを特徴としている。
また、本発明の画像形成装置は、上記濃度検出手段が、上記パッチ画像が形成される主走査方向の複数の位置それぞれに設けられている構成としてもよい。
さらにこの場合、上記パッチ画像が、副走査方向に対して、略同一位置に形成されることが好ましい。
また、本発明の画像形成装置は、上記濃度検出手段が、上記主走査方向に対して、移動可能に備えられている構成としてもよい。
さらにこの場合、上記パッチ画像が、副走査方向に対して、異なる位置に形成されることが好ましい。
本発明の画像形成装置は、以上のように、所定のタイミング毎に、上記パッチ画像を形成する主走査方向の位置を異ならせる。
それゆえ、上記の所定のタイミング毎に、クリーニング手段によって、パッチ画像のトナーが除去される位置が、主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
なお、上記の所定のタイミングは、ランダムに決定されるものであってもよい。あるいは、上記の所定のタイミングは、ユーザからの指示があったときであってもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上記パッチ画像を形成する毎に、上記パッチ画像を、前回上記パッチ画像を形成した位置とは主走査方向に対して異なる位置に形成する構成としてもよい。
この場合、パッチ画像を形成する毎に、クリーニング手段によって、パッチ画像のトナーが除去される位置が主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記パッチ画像を主走査方向に対して同一の箇所に所定回数形成する毎に、上記パッチ画像を、前回までパッチ画像を形成していた位置とは主走査方向に対して異なる位置に形成する構成としてもよい。
この場合、上記パッチ画像を主走査方向に対して同一の箇所に所定回数形成する毎に、クリーニング手段によって、パッチ画像のトナーが除去される位置が主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記画像形成装置が、自身の電源のオン・オフを切り替えるスイッチを備えており、上記電源がオンにされてから所定の経過時間毎に、上記パッチ画像を、前回までパッチ画像を形成していた位置とは主走査方向に対して異なる位置に形成する構成としてもよい。
この場合、上記電源がオンにされてから所定の経過時間毎に、クリーニング手段によって、パッチ画像のトナーが除去される位置が主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
本発明の画像形成装置は、以上のように、諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、各パッチ画像の諧調レベルに応じて、転写担持体上の、主走査方向に対して複数の位置に形成し、所定のタイミング毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替える。
なお、上記の所定のタイミングは、ランダムに決定されるものであってもよい。あるいは、上記の所定のタイミングは、ユーザからの指示があったときであってもよい。
また、パッチ画像の諧調レベルとは、同一色の複数のパッチ画像における諧調の高さ(濃度の高さ)を順位付けしたものである。
それゆえ、パッチ画像が形成される主走査方向の各位置において、所定のタイミング毎に、形成されるパッチ画像の諧調レベルが異なることとなる。これにより、上記の所定のタイミング毎に、クリーニング手段によってトナーを除去されるパッチ画像の諧調レベルが、主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
また、この場合、本発明の画像形成装置は、パッチ画像を形成する毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替える構成としてもよい。
これにより、パッチ画像が形成される主走査方向の各位置において、パッチ画像を形成する毎に、形成されるパッチ画像の諧調レベルが異なることとなる。これにより、パッチ画像を形成する毎に、クリーニング手段によってトナーを除去されるパッチ画像の諧調レベルが、主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
あるいは、本発明の画像形成装置は、パッチ画像を主走査方向に対して同一の箇所に所定回数形成する毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替える構成としてもよい。
これにより、パッチ画像が形成される主走査方向の各位置において、パッチ画像を主走査方向に対して同一の箇所に所定回数形成する毎に、形成されるパッチ画像の諧調レベルが異なることとなる。これにより、パッチ画像を主走査方向に対して同一の箇所に所定回数形成する毎に、クリーニング手段によってトナーを除去されるパッチ画像の諧調レベルが、主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
あるいは、本発明の画像形成装置は、上記画像形成装置が、自身の電源のオン・オフを切り替えるスイッチを備えており、上記電源がオンにされてから所定の経過時間毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替える構成としてもよい。
これにより、パッチ画像が形成される主走査方向の各位置において、上記電源がオンにされてから所定の経過時間毎に、形成されるパッチ画像の諧調レベルが異なることとなる。これにより、上記電源がオンにされてから所定の経過時間毎に、クリーニング手段によってトナーを除去されるパッチ画像の諧調レベルが、主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
本発明の画像形成装置は、以上のように、単色画像形成モードが選択されている場合には、選択された1色のパッチ画像のみを、転写担持体上の、他の色のパッチ画像が形成される位置とは主走査方向に対して異なる位置に形成する。
それゆえ、選択されている画像形成モードに応じて、パッチ画像が形成される位置が、主走査方向に対して異なることとなり、クリーニング手段によって、パッチ画像のトナーが除去される位置は、主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記単色画像形成モードで形成される画像が黒色であってもよい。
一般に、ユーザが単色画像形成モードとして選択する必要がある色は、黒色であることが多い。このため、黒色のみの画像を形成する白黒画像形成モードを選択できるようにすることにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の画像形成装置は、以上のように、諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、各パッチ画像の諧調レベルに応じて、上記転写担持体上の、主走査方向に対して複数の位置に形成する。
それゆえ、各パッチ画像の諧調レベルに応じて、パッチ画像が形成される位置が、主走査方向に対して異なることとなり、クリーニング手段によって、パッチ画像のトナーが除去される位置は、主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記画像形成手段が複数色の画像を形成するものであり、上記複数色それぞれについての諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、当該パッチ画像の諧調レベルに応じて上記転写担持体上の主走査方向に対して複数の位置に形成する構成としてもよい。
この場合にも、各パッチ画像の諧調レベルに応じて、パッチ画像が形成される位置が、主走査方向に対して異なることとなり、クリーニング手段によって、パッチ画像のトナーが除去される位置は、主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記複数色それぞれについての諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、諧調レベルに応じて複数のグループに分け、各グループのパッチ画像を、主走査方向に対して複数の位置に形成する構成としてもよい。
この場合にも、各パッチ画像の諧調レベルに応じて、パッチ画像が形成される位置が、主走査方向に対して異なることとなり、クリーニング手段によって、パッチ画像のトナーが除去される位置は、主走査方向に対して分散される。したがって、クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
また、本発明の画像形成装置は、以上のように、上記画像形成手段により形成される各色のパッチ画像を、上記転写担持体上の、上記記録媒体の搬送方向に対して直交する方向である主走査方向に対してそれぞれ異なる位置に上記パッチ画像を形成する。
それゆえ、上記クリーニング手段によって、パッチ画像のトナーが除去される位置は、主走査方向に対して分散される。したがって、上記クリーニング手段に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記濃度検出手段が、上記パッチ画像が形成される主走査方向の複数の位置それぞれに設けられている構成としてもよい。
これにより、主走査方向の複数の位置に形成されたパッチ画像の濃度を適切に検出することが可能となる。
さらにこの場合、上記パッチ画像が、副走査方向に対して、略同一位置に形成されることが好ましい。
これにより、同時に複数種類のパッチ画像の濃度を検出することができ、画質調整時間の短縮を図ることができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記濃度検出手段が、上記主走査方向に対して、移動可能に備えられている構成としてもよい。
これにより、主走査方向の複数の位置に形成されたパッチ画像の濃度を適切に検出することが可能となる。また、濃度検出手段を1つ備えるだけで各パッチ画像の濃度を検出できるため、濃度検出手段を複数設ける場合に比べて、濃度検出手段の検出特性のばらつきを考慮する必要がなくなる。さらに、パッチ画像が形成される主走査方向の位置それぞれに、濃度検出手段を設ける必要がなくなるため、主走査方向に対するパッチ画像の形成位置をさらに分散させることができる。
さらにこの場合、上記パッチ画像が、副走査方向に対して、異なる位置に形成されることが好ましい。
これにより、上記の濃度検出手段によって、主走査方向に対して異なる位置に形成された各パッチ画像の濃度を順次検出することが可能となる。
本発明の一実施形態について図1〜図20に基づいて説明すると以下の通りである。
本実施の形態における画像形成装置としての画像形成部210は、デジタルカラー複写機(電子写真装置)1に搭載されるものである。なお、画像形成部210は、用紙(記録媒体)上に形成される画像の画質を維持するために、画像形成部210における各部の制御(プロセス制御)条件(帯電出力、露光量、現像バイアス、転写バイアス等)を、常に良好な画質が得られるように調整する機能を備えている。また、デジタルカラー複写機1は、白黒(無彩色)画像形成モードと、カラー(有彩色)画像形成モードを選択することができるようになっている。
(デジタルカラー複写機1の構成)
デジタルカラー複写機1の構成について、図2および図3を用いて説明する。
図2は、デジタルカラー複写機1の構成を示す説明図である。この図に示すように、デジタルカラー複写機1は、両面読取装置112、操作パネル101、画像読み取り部110、給紙機構211、画像形成部210、制御部100を備えた構成である。
制御部100は、デジタルカラー複写機1における全ての動作を制御する、デジタルカラー複写機1の中枢部である。すなわち、制御部100は、操作パネル101に対するユーザの指示に応じて、各構成要素を制御し、複写する画像の読み取り、給紙、画像形成を行わせるものである。
さらに、制御部100は、パッチ画像(基準パッチ画像、濃度パッチ画像)からの濃度検出結果に基づいて、画像形成部210における各部の制御条件(帯電出力、露光量、現像バイアス、転写バイアス等)を、適切に調整するようになっている。
画像形成部210は、帯電部223a〜223d、現像部224a〜224d、転写部225aから225d、書込み部227a〜227d、画像処理部230、パッチ画像検出部(濃度検出手段)232、環境検出器(環境検出部)251、カウンタ252、タイマー253を含んでいる。
図3は、デジタルカラー複写機1の断面図である。この図を用いて、デジタルカラー複写機1の構成について、さらに詳しく説明する。デジタルカラー複写機本体1の上面には、原稿台111、両面読取装置112、操作パネル101(図3では図示せず)が備えられている。そして、デジタルカラー複写機本体1の内部には、画像読み取り部110、画像形成部210、給紙機構211、制御部100(図3では図示せず)が備えられている。
原稿台111の上面には、原稿台111に対して開閉可能な状態で支持され、原稿台111面に対して所定の位置関係をもって両面読取装置(両面自動原稿送り装置(RADF;Reversing Automatic Document Feeder))112が装着されている。
この両面読取装置112は、まず、原稿の一方の面が原稿台111の所定位置において画像読み取り部110に対向するよう原稿を搬送し、この一方の面についての画像読み取りが終了した後に、他方の面が原稿台111の所定位置において画像読み取り部110に対向するよう原稿を反転して原稿台111に向かって搬送するものである。そして、両面読取装置112は、原稿の片面のみあるいは両面の画像を読み取ることができるように原稿を搬送し、1枚の原稿についての画像読み取りが終了した後に、この原稿を排出し、次の原稿についての読み取り搬送動作を実行するものである。また、以上の原稿の搬送および表裏反転の動作は、デジタルカラー複写機1全体の動作に関連して行われるものであり、制御部100によって制御される。
画像読み取り部110は、両面読取装置112により原稿台111上に搬送されてきた原稿の画像を読み取るために、原稿台111の下方に配置されている。画像読み取り部110は原稿台111の下面に沿って平行に往復移動する原稿走査体(第1の走査ユニット)113、原稿走査体(第2の走査ユニット)114と、光学レンズ115と、光電変換素子であるCCDラインセンサ116とを有している。
第1の走査ユニット113は原稿画像表面を露光する露光ランプ113aと、原稿からの反射光像を所定の方向に向かって偏向する第1ミラー113bとを有し、原稿台111の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の走査速度で平行に往復移動するものである。第2の走査ユニット114は、第1の走査ユニット113の第1ミラー113bにより偏向された原稿からの反射光像をさらに所定の方向(光学レンズ115)に向かって偏向する第2ミラー114aおよび第3ミラー114bを有し、第1の走査ユニット113と一定の速度関係を保って平行に往復移動するものである。
光学レンズ115は、第2の走査ユニット114の第3ミラー114bにより偏向された原稿からの反射光像を縮小し、縮小された光像をCCDラインセンサ116上の受光面に結像させるものである。
CCDラインセンサ116は、結像された光像を順次光電変換して電気信号として出力するものである。CCDラインセンサ116は、白黒画像あるいはカラー画像を読み取り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に色分解したラインデータを出力することのできる3ラインのカラーCCDである。このCCDラインセンサ116により電気信号に変換された原稿画像情報は、さらに、画像処理部230に転送されて所定の画像データ処理が施される。なお、制御部100は、画像処理部230における中間調を有する画像を形成する時に用いる中間諧調テーブルを変化させ、画像のγカーブを制御することにより、良好な中間調画像を維持させるようになっている。
給紙機構211は、デジタルカラー複写機1では、画像形成部210の下方に設けられている。この給紙機構211は、給紙カセット250内に蓄積されている用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ分離し、給紙搬送経路のガイド内に用紙Pを供給するものである。デジタルカラー複写機1においては、用紙Pとしてカットシート状の紙が使用される。
また、デジタルカラー複写機1には、給紙機構211によって搬送された用紙Pの先端部分が特定位置に達したことを検知するセンサ(図示せず)が備えられている。そして、一対のレジストローラ212は、このセンサから出力される検知信号に基づいて用紙Pの搬送を一旦停止するものである。これにより、給紙カセット250で1枚ずつ分離供給された用紙Pが、画像形成部210の手前に配置された一対のレジストローラ212によりタイミングを制御されて画像形成部210に搬送されるようになっている。
また、給紙機構211は、画像形成部210から排出された定着処理後の用紙Pの搬送経路を、排紙トレイ220へ用紙Pを排出する経路と、画像形成部210に向かって用紙Pを再供給する経路との間で選択的に切り換える切り換えゲート218を備えている。この切り換えゲート218により、両面画像形成モードにおいて、片面に画像が形成された用紙Pは、画像形成部210の画像形成にタイミングを合わせて画像形成部210に再供給搬送されるようになっている。切り換えゲート218により再び画像形成部210に向かって搬送方向が切り換えられた用紙Pは、スイッチバック搬送経路221を介して表裏反転された後、画像形成部210へと再度供給されるようになっている。
なお、両面片面画像形成モードで両面に画像が形成された用紙P、または、片面画像形成モードで片面に画像が形成された用紙Pは、切り換えゲート218を経て、排出ローラ219によりデジタルカラー複写機1の外壁に取り付けられている排紙トレイ220上に排出されるようになっている。
画像形成部210は、上記のレジストローラ212を経て供給された用紙Pに、画像を形成するものである。この画像形成部210に係わる各部の構成について説明する。
画像形成部210の下部には、転写搬送ベルト機構213が配置されている。転写搬送ベルト機構213は、駆動ローラ214と従動ローラ215との間に略平行に伸びるように張架された転写搬送ベルト(転写担持体)216に用紙Pを静電吸着させて、矢印Zで示す方向に搬送する構成となっている。
さらに、用紙搬送路における転写搬送ベルト機構213の下流側には、用紙P上に転写形成されたトナー像を用紙P上に定着させるための定着装置217が配置されている。この定着装置217の一対の定着ローラ217a・217b間におけるニップ部を通過した用紙Pは、上記の切り換えゲート218へ送られる。
画像形成部210における転写搬送ベルト216の上部には、転写搬送ベルト216に近接して、第1の画像形成ステーション(画像形成手段)Pa、第2の画像形成ステーション(画像形成手段)Pb、第3の画像形成ステーション(画像形成手段)Pc、および第4の画像形成ステーション(画像形成手段)Pdが、用紙搬送経路上流側から順に並設されている。
転写搬送ベルト216は、駆動ローラ214によって、図3において矢印Zで示す方向に摩擦駆動され、把持した用紙Pを画像形成ステーションPa〜Pdへと順次搬送するものである。
各画像ステーションPa〜Pdは、実質的に同一の構成を有している。各画像ステーションPa,Pb,Pc,Pdは、図3に示す矢印F方向に回転駆動される感光体ドラム(像担持体)222a〜222dをそれぞれ含んでいる。
また、各画像ステーションPa,Pb,Pc,Pdは、感光体ドラム222a〜222dの回転方向に沿って各感光体ドラム222a〜222dの周辺に順次配置される、感光体ドラム222a〜222dをそれぞれ一様に帯電する帯電器(帯電部)223a〜223dと、感光体ドラム222a〜222d上に形成された静電潜像をそれぞれ現像する現像装置(現像部)224a〜224dと、現像された感光体ドラム222a〜222d上のトナー像を用紙Pへ転写する転写用電極として機能する転写ローラ(転写部)225a〜225dと、感光体ドラム222a〜222d上に残留するトナーを除去するクリーニング装置226a〜226dと、を備えている。
さらに、各画像ステーションPa,Pb,Pc,Pdは、各感光体ドラム222a〜222dの上方に、レーザ書込みユニット(書込み部)227a,227b,227c,227dを備えている。レーザ書込みユニット227a〜227dは、画像データに応じて変調されたドット光を発する半導体レーザ素子(図示せず)、半導体レーザ素子からのレーザビームを主走査方向に偏向させるためのポリゴンミラー(偏向装置)240a〜240dと、ポリゴンミラー240a〜240dにより偏向されたレーザビームを感光体ドラム222a〜222d表面に結像させるためのfθレンズ241a〜241dやミラー242a〜242d,243a〜243dなどから構成されている。なお、半導体レーザ素子の光ビームパワーは、制御部100が制御するようになっている。
帯電器223a,223b,223c,223dは帯電チャージャー(帯電手段、図示せず)を備えている。そして、制御部100が、帯電チャージャーのグリッドバイアス電圧を制御することにより、感光体ドラム222a〜222dの表面電位を制御するようになっている。なお、帯電手段は、接触型の帯電ローラとしてもよい。この場合には、制御部100が、帯電ローラに印加する電圧を制御することにより感光体ドラム222a〜222dの表面電位を制御することになる。
転写ローラ225a〜225dは、転写用の高圧電源(図示せず)に接続されている。制御部100は、この転写用の高圧電源が転写ローラ225a〜225dに印加する電圧を制御するようになっている。
レーザ書込みユニット227aにはカラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信号が、レーザ書込みユニット227bにはカラー原稿画像のシアン色成分像に対応する画素信号が、レーザ書込みユニット227cにはカラー原稿画像のマゼンタ色成分像に対応する画素信号が、レーザ書込みユニット227dにはカラー原稿画像のイエロー色成分像に対応する画素信号が、それぞれ入力されるようになっている。そして、レーザ書込みユニット227a〜227dは、色変換された原稿画像情報に対応する静電潜像を、各感光体ドラム222a〜222d上に形成するようになっている。
また、レーザ書込みユニット227a〜227dは、制御部100の指示に応じて、各色成分のパッチ画像に対応する静電潜像を、各感光体ドラム222a〜222d上に形成するようになっている。ここで、パッチ画像とは、画像形成部210の各部の制御条件(帯電出力、露光量、現像バイアス、転写バイアス等)を得るために作成されるテスト用の画像である。このパッチ画像については後で詳しく述べる。
現像装置224a〜224dは、感光体ドラム222a〜222d上の静電潜像を、各色のトナーによって現像するためのものである。すなわち、現像装置224aには黒(k)色のトナーが、現像装置224bにはシアン(C)色のトナーが、現像装置224cにはマゼンタ(M)色のトナーが、現像装置224dにはイエロー(Y)色のトナーがそれぞれ収容されており、感光体ドラム222a〜222d上の静電潜像が、これら各色のトナーにより現像される。これにより、画像形成部210にて色変換された原稿画像情報、または、パッチ画像が各色のトナー像として再現されるようになっている。
また、現像装置224a〜224dは、現像ローラ260a〜260dを備えており、制御部100が、この現像ローラ260a〜260dのバイアス電圧を制御することにより、適正な現像を行わせるようになっている。
このように、デジタルカラー複写機1では、各画像ステーションPa〜Pdにおける処理のタイミングに応じて、レジストローラ212から、図3の矢印Z方向に回転している転写搬送ベルト216上に用紙Pが送られる。さらに、転写搬送ベルト(転写担持体)216が、このように搬送された用紙Pを静電吸着して、画像形成ステーションPaからPdへと送るようになっている。
また、各画像ステーションPa〜Pdにおいては、各色のトナー像が、それぞれ形成され、転写搬送ベルト216により静電吸着されて搬送される用紙Pの支持面上で重ね合わされる(転写される)。第4の画像ステーションPdによる画像の転写が完了すると、用紙Pは、その先端部分から順次、転写搬送ベルト216上から剥離され、定着装置217へと導かれる。また、各画像ステーションPa〜Pdは、画像調整を行う際には、各色のトナー像を転写搬送ベルト216上に転写することにより、各色のパッチ画像を形成するようになっている。
また、デジタルカラー複写機1における転写搬送ベルト216の下側には、転写搬送ベルト216に転写形成された画像調整用のパッチ画像の濃度を測定するパッチ画像検出部(濃度パッチ画像検出部、濃度検出手段)232が設けられている。
図4(b)は、パッチ画像検出部232の概略構成を示す説明図である。この図に示すように、パッチ画像検出部232は、拡散反射光用(有彩色用)パッチ画像検出器232cおよび正反射光用(無彩色(黒色)用)パッチ画像検出器232kを備えている。
図4(a)は、パッチ画像検出部232における濃度測定を説明するための説明図である。図4(a)における正反射光受光部262は、無彩色用パッチ画像検出器232kに備えられるものであり、拡散反射光受光部263は、有彩色用パッチ画像検出器232cに備えられるものである。また、発光部261は、有彩色用パッチ画像検出器232cおよび無彩色用パッチ画像検出器232kの双方に備えられるものである。
パッチ画像の濃度測定方式は、無彩色のパッチ画像と、有彩色のパッチ画像とで異なる。無彩色のパッチ画像の濃度測定は、発光部261から照射され、パッチ画像から正反射してくる反射光を測定するのに対して、有彩色のパッチ画像の濃度測定では、パッチ画像から拡散反射してくる反射光を測定する。制御部100は、この測定結果をもとにパッチ画像の濃度を特定する。
また、パッチ画像検出部232の転写搬送ベルト216の回転方向(Z方向)に対して上流側および下流側における、転写搬送ベルト216の内面(パッチ画像検出部232と反対側の面)に接するように、2本のローラ231aおよび231bが備えられている。このローラ231aおよび231bは、転写搬送ベルト216を外側に押出すように設けられており、パッチ画像検出部232と転写搬送ベルト216との距離が常に安定に保たれるようになっている。
また、転写搬送ベルト216の回転方向に対して、パッチ画像検出部232の下流側には、転写搬送ベルト216に転写されたパッチ画像のトナーをクリーニングするパッチ画像クリーニング部(クリーニング手段)233が備えられている。このパッチ画像クリーニング部233は、ローラ234、ブレード(クリーニング部材)235、トナー回収トレイ236からなる。
ローラ234は転写搬送ベルト216の内面側に接しており、転写搬送ベルト216の外面に接するように備えられたブレード235の方向に、転写搬送ベルト216を押し付けるように設けられている。これにより、転写搬送ベルト216上に形成されたパッチ画像のトナーが、ブレード235によって掻き取られることによりクリーニング(除去)され、トナー回収トレイ236に回収されるようになっている。
また、画像形成部210には、デジタルカラー複写機1の内部における温度および湿度を検出するための環境検出器251が設置されている。なお、この環境検出器251は、急激な温度や湿度の変化がないプロセス部近傍に設置される。
また、デジタルカラー複写機1は画像形成(プリント)枚数をカウントするカウンタ252(図3では図示せず)を備えている。そして、制御部100は、このカウンタのよってカウントする画像形成枚数が200枚に達するごとに、パッチ画像を形成し、カウンタを0にリセットするようになっている。
制御部100は、パッチ画像検出部232によって検出されたパッチ画像の濃度測定結果により、画像形成部210の各部の制御条件(感光体ドラムの表面電位、現像バイアス電圧、転写バイアス電圧、半導体レーザ素子からなる光源のパワー等)を調整する。この際、制御部100は、この環境検出器251で検出した温度や湿度、カウンタによってカウントした画像形成枚数、交換可能な消耗品の使用時間等を用いて、上記の制御条件の補正を行うようになっている。
また、デジタルカラー複写機1には、タイマー253(図3では図示せず)が備えられている。このタイマーは、デジタルカラー複写機1の電源(図示せず)がONにされた時にスタートし、制御部100によって、パッチ画像が形成されるごとにリセットされるようになっている。
(パッチ画像の形成)
ここで、パッチ画像の形成について説明する。
上述のように、制御部100は、画像形成部210における各部の制御条件を調整するために、パッチ画像を形成する。このパッチ画像の形成は、デジタルカラー複写機1の電源(図示せず)がONにされたとき、前回パッチ画像が形成されてから2時間経過する毎、画像形成枚数が200枚に達する毎に行われる。
パッチ画像を形成する際、制御部100はまず、レーザ書込みユニット227a〜227dに、各色のパッチ画像の画素信号をそれぞれ入力する。
そして、レーザ書込みユニット227a〜227bを制御して、感光体ドラム222a〜222d上に入力した画素信号に応じた静電潜像を形成させる。
次に、制御部100は、現像装置224a〜224dを制御し、感光体ドラム222a〜222d上の静電潜像を、各色のトナーによって現像させる。
そして、転写用電極である転写ローラ225a〜225dによって、転写搬送ベルト216を感光体ドラム222a〜222dに押し付けながら摺動することにより、トナー像を転写搬送ベルト216上に転写させる。
パッチ画像は、各色について、濃度が段階的に異なるように数個程度形成される。すなわち、諧調の異なるパッチ画像が、各色について、数個ずつ形成される。そして、各パッチ画像から濃度を10点サンプリングし、上下の値を1点ずつ除いた残りの8点を平均した値が、制御部100が画像形成部210の制御条件を調整するために用いられる。
また、上記のように形成されたパッチ画像(トナー像)は、パッチ画像検出部232を通過した後、ブレード235によってクリーニングされる(掻き取られる)。
また、デジタルカラー複写機1では、パッチ画像の形成位置が、転写搬送ベルト216の回転方向(Z方向、用紙Pの搬送方向)と直交する方向(主走査方向)に対して、分散されるようになっている。すなわち、パッチ画像が、主走査方向に対して常に同じ1箇所のみに形成される、ということがないようになっている。
図1は、デジタルカラー複写機1におけるパッチ画像の形成位置の一例を示した説明図である。
この図に示した例では、各色のパッチ画像が、主走査方向に対してそれぞれ異なる位置に形成される。すなわち、現像材の種類(色)ごとに、主走査方向に対して異なる位置にパッチ画像が形成される。なお、各色のパッチ画像の主走査方向に対する配置順序は、図1の順序に限るものではなく、各色の配置を適宜入れ替えてもよい。
制御部100は、このように形成された各色のパッチ画像の濃度を、パッチ画像検出部232によって検出し、検出結果に応じて画像形成部210の各部の制御条件(帯電出力、露光量、現像バイアス、転写バイアス等)を調整する。なお、パッチ画像検出部232は、主走査方向に対するパッチ画像の形成位置に応じて、複数設けられている。すなわち、図1の例では、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、黒色のそれぞれに対して、1つずつのパッチ画像検出部232が備えられている。
なお、図1の例のように、黒色のパッチ画像が、他の色のパッチ画像と主走査方向に対して異なる位置に形成される場合、黒色のパッチ画像が形成される位置におけるパッチ画像検出部232は、有彩色用パッチ画像検出器232cを含まない構成としてもよい。また、この場合、有彩色のパッチ画像が形成される位置におけるパッチ画像検出部232は、無彩色用パッチ画像検出器232kを含まない構成としてもよい。
また、デジタルカラー複写機1では、制御条件の調整の際には、制御部100が、環境検出器251で検出される温度、湿度等の条件によって上記の制御条件を補正するようになっている。
以上のように、各色のパッチ画像を主走査方向に対してそれぞれ異なる位置に形成することにより、パッチ画像クリーニング部233に備えられたブレード235によって、パッチ画像のトナーが掻き取られる位置が、主走査方向に対して分散される。したがって、ブレード235および転写搬送ベルト216に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
(パッチ画像形成位置の変形例)
(パッチ画像の色に応じて形成位置を決める場合)
なお、デジタルカラー複写機1にいて、パッチ画像を形成する位置は、図1の例に限るものではない。以下に、パッチ画像を形成する位置の他の例について、詳述する。
図1のパッチ画像の形成位置は、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、黒色の4色それぞれについて、主走査方向に異なっている。しかしながら、例えば、図5に示すように、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、黒色のうち、いずれか2色のパッチ画像を主走査方向に対して同じ位置に形成し、残りの2色のパッチ画像を他のパッチ画像と主走査方向に対して異なる位置となるように形成してもよい。
あるいは、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、黒色のうち、いずれか1色のみのパッチ画像を、主走査方向に対して、他の色のパッチ画像と異なる位置に形成してもよい。
また、デジタルカラー複写機1におけるパッチ画像の種類は4色に限るものではなく、例えば、選択されている画像形成モードに応じて、形成するパッチ画像を選定すればよい。この場合、形成するパッチ画像の種類に応じて、パッチ画像の形成位置を主走査方向に対して分散することにより、上記の場合と同様に、ブレード235および転写搬送ベルト216に局所的に加わる負荷を低減させることができる。
例えば、カラー画像形成モードで用いる3色のパッチ画像を形成する場合、図6に示すように、各色のパッチ画像を主走査方向に異なる位置に形成してもよい。あるいは、3色のパッチ画像のうち、いずれか1色を他の2色と主走査方向に異なる位置に異なる位置に形成してもよい。
以上のように、現像材の種類(色)に応じて、パッチ画像の形成位置を、主走査方向に異ならせることにより、パッチ画像クリーニング部233に備えられたブレード235によって、パッチ画像のトナーが掻き取られる位置は、主走査方向に対して分散される。したがって、ブレード235および転写搬送ベルト216に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
(画像形成モードに応じて形成位置を決める場合)
また、デジタルカラー複写機1では、制御部100が、選択されている画像形成モードによって、形成するパッチ画像が異なる。すなわち、制御部100は、白黒画像形成モードが選択されている場合には、黒色のパッチ画像のみを形成させるようになっている。
このため、例えば、上記の図1および図5に示した例のように、黒色のパッチ画像が形成される主走査方向の位置を、他の色のパッチ画像が形成される主走査方向の位置と異ならせることにより、選択されている画像形成モードに応じて、パッチ画像の形成位置を主走査方向に分散させることができる。
また、選択される画像形成モードに応じて、パッチ画像の形成位置を主走査方向に分散させるための構成は、図1および図5の構成に限るものではない。例えば、図7に示すように、有彩色(シアン色、マゼンタ色、イエロー色)のパッチ画像を主走査方向に対して同じ位置に配置し、無彩色(黒色)のパッチ画像のみを主走査方向に対して異なる位置に形成してもよい。
また、デジタルカラー複写機1では、白黒画像形成モードと、カラー画像形成モードとを選択できるようになっているが、画像形成モードの選択方法はこれに限るものではない。例えば、黒以外のいずれか1色のみの画像形成モード(単色画像形成モード)を選択可能としてもよい。
この場合、単色画像形成モードで選択される色のパッチ画像を、他の色のパッチ画像と主走査方向に対して異なる位置に形成することにより、選択される画像形成モードに応じて、パッチ画像の形成位置を主走査方向に分散させることができる。ただし、一般に、ユーザが画像形成モードを切り替える(選択する)必要があるのは、白黒画像を形成したい場合と、カラー画像を形成したい場合とであることが多い。このため、白黒画像形成モードと、カラー画像形成モードとを選択できるようにしておくことにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、デジタルカラー複写機1では主走査方向に対するパッチ画像の形成位置の数に応じたパッチ画像検出部232が備えられる。そして、パッチ画像が、主走査方向の各位置において、用紙Pの搬送方向(転写搬送ベルト216の回転方向)、すなわち副走査方向に対して、略同一位置に形成される。
このように、主走査方向に対するパッチ画像の形成位置それぞれに、パッチ画像検出部232を備え、主走査方向の各位置に形成されるパッチ画像を、副走査方向に対して略同一位置に形成することにより、同時に複数種類のパッチ画像の濃度を検出することができ、調整時間の短縮を図ることができる。
(諧調レベルに応じて形成位置を決める場合)
また、以上の説明では、パッチ画像の色に応じて、パッチ画像を主走査方向に対して異なる位置に形成する場合について述べたが、パッチ画像の形成位置を主走査方向に対して分散させるための構成は、これに限るものではない。
上述のように、デジタルカラー複写機1では、諧調の異なるパッチ画像が、各色について、数個ずつ形成される。
そこで、パッチ画像を、パッチ画像の諧調レベル(各色のパッチ画像における、諧調(濃度)の高さを順位付けしたもの)に応じて、主走査方向に異なる位置に形成してもよい。図8は、このようなパッチ画像の形成方法を説明するための説明図である。
図8の例では、各色について、諧調の異なるパッチ画像が4個ずつ形成される。すなわち、諧調レベルの異なる黒色のパッチ画像K1〜K4、諧調レベルの異なるシアン色のパッチ画像C1〜C4、諧調レベルの異なるマゼンタ色のパッチ画像M1〜M4、諧調レベルの異なるイエロー色のパッチ画像Y1〜Y4、がそれぞれ形成される。
なお、各色のパッチ画像の符号は、数字の小さいものほど諧調レベルが高い(濃度が濃い)ことを表している。例えば、黒色のパッチ画像では、K1,K2,K3,K4の順に諧調レベルが高くなっている。
そして、図8の例では、パッチ画像を、各色のパッチ画像の諧調レベルごとに、主走査方向に対して異なる位置に形成している。すなわち、各色のパッチ画像を、諧調レベルごとに(C1,M1,Y1,K1)、(C2,M2,Y2,K2)、(C3,M3,Y3,K3)、(C1,M1,Y1,K1)の4組に分け、それぞれの組を主走査方向に対して異なる位置に形成している。
これにより、パッチ画像の形成位置が、主走査方向に対して分散される。したがって、パッチ画像クリーニング部233に備えられたブレード235によって、パッチ画像のトナーが掻き取られる位置は、主走査方向に対してパッチ画像形成機会ごとに分散される。このため、ブレード235および転写搬送ベルト216に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
なお、図8の例では、各色のパッチ画像の諧調レベルごとに(C1,M1,Y1,K1)、(C2,M2,Y2,K2)、(C3,M3,Y3,K3)、(C1,M1,Y1,K1)の4グループに分け、それぞれのグループを主走査方向に対して異なる位置に形成しているが、このような構成に限るものではない。
例えば、図9に示すように、上記の4グループを、それぞれ2グループからなる2つの組に分け、その2つの組を主走査方向に対して異なる位置に形成するようにしてもよい。
あるいは、上記の4つのグループのうち、2つのグループが主走査方向に対して同じ位置に形成され、残りの2つのグループが、それぞれ主走査方向に対して他のグループと異なる位置に形成されるようにしてもよい。
また、図8の例では、各色のパッチ画像の諧調レベルごとに(C1,M1,Y1,K1)、(C2,M2,Y2,K2)、(C3,M3,Y3,K3)、(C1,M1,Y1,K1)の4グループに分けているが、諧調レベルごとにグループ分けする方法は、これに限るものではない。パッチ画像を主走査方向に分散できればよく、各色の諧調レベルの組み合わせを、適宜変更してもよい。例えば、(C1,M2,Y3,K4)(C2,M3,Y4,K1)(C3,M4,Y1,K2)(C4,M1,Y2,K3)としてもよい。
また、例えば、白黒画像形成モードが選択されている場合(黒色のパッチ画像のみを形成する場合)、諧調レベルの異なる黒色のパッチ画像K1〜K4を、主走査方向に対してそれぞれ異なる位置に形成してもよい。あるいは、諧調レベルの異なる黒色のパッチ画像K1〜K4のうち、少なくとも1つのパッチ画像を、他のパッチ画像と主走査方向に対して異なる位置に形成してもよい。
以上のように、パッチ画像の諧調レベルに応じて、パッチ画像を主走査方向に対して複数の位置に形成することによって、パッチ画像クリーニング部233に備えられたブレード235によって、パッチ画像のトナーが掻き取られる位置は、主走査方向に対して分散されることになる。したがって、ブレード235および転写搬送ベルト216に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
(所定のタイミング毎に形成位置を異ならせる場合)
また、以上の説明では、各色のパッチ画像または各諧調レベルからなるグループのパッチ画像が、主走査方向に対して毎回同じ位置に形成されるが、これに限るものではない。
上述のように、デジタルカラー複写機1では、電源がONされたとき、電源がONされてから2時間経過ごと、画像形成枚数が200枚に達するごとに、それぞれパッチ画像を形成し、画像形成部210の各部の制御条件を調整する。そこで、所定のタイミング毎に、パッチ画像を形成する主走査方向の位置を異ならせてもよい。
例えば、図10に示すように、パッチ画像を形成するごと(パッチ画像形成機会ごと)に、パッチ画像の形成位置を異ならせてもよい。
図10の例では、各パッチ画像形成機会におけるパッチ画像形成位置は、主走査方向に対して同じ位置であるが、パッチ画像形成機会ごとに、パッチ画像の形成位置を、主走査方向に対して異ならせている。
このため、パッチ画像クリーニング部233に備えられたブレード235によって、パッチ画像のトナーが掻き取られる位置は、主走査方向に対してパッチ画像形成機会ごとに分散される。したがって、ブレード235および転写搬送ベルト216に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
なお、図10の例では、主走査方向に対して複数のパッチ画像検出部232が備えられており、パッチ画像検出部232が備えられている主走査方向の位置に応じて、各パッチ画像形成機会におけるパッチ画像形成位置が順次変更されるようになっている。
また、図10の例では、各パッチ画像形成機会におけるパッチ画像形成位置が、主走査方向に対して同じ位置である。しかしながら、パッチ画像形成機会ごとにパッチ画像の形成位置を主走査方向に対して分散させる場合、各パッチ画像形成機会におけるパッチ画像の形成位置はこれに限るものではない。
例えば、各パッチ画像形成機会におけるパッチ画像形成位置は、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、黒色のうち、いずれか1色のみのパッチ画像を、主走査方向に対して他の色のパッチ画像と異なる位置に形成してもよい。
また、図11に示すように、各パッチ画像形成機会におけるパッチ画像形成位置は、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、黒色のパッチ画像を、2色ずつの2つの組に分け、それぞれの組のパッチ画像を主走査方向に対して異なる位置に形成してもよい。
また、各パッチ画像形成機会におけるパッチ画像形成位置は、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、黒色のパッチ画像のうち、いずれか2色のパッチ画像を、主走査方向に対して同じ位置に形成し、残りの2色のパッチ画像を主走査方向に対して他のパッチ画像と異なる位置に形成してもよい。
あるいは、各パッチ画像形成機会におけるパッチ画像形成位置は、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、黒色のパッチ画像が、それぞれ主走査方向に異なる位置となるように形成してもよい。
また、カラー画像形成モードが選択されている場合、パッチ画像を図12に示すように形成してもよい。すなわち、各パッチ画像形成機会において、有彩色(シアン色、マゼンタ色、イエロー色)のパッチ画像を、それぞれ主走査方向に対して同じ位置に形成し、パッチ画像形成機会ごとに、パッチ画像の形成位置を、主走査方向に対して異ならせてもよい。
また、各パッチ画像形成機会におけるパッチ画像形成位置は、有彩色のパッチ画像のうち、いずれか1色を他の2色と主走査方向に異なる位置に形成してもよい。
あるいは、各パッチ画像形成機会におけるパッチ画像形成位置は、有彩色のパッチ画像それぞれを、主走査方向に対して異なる位置に形成してもよい。
また、上記の説明では、パッチ画像形成機会ごとにパッチ画像を形成する位置を主走査方向に異ならせるとしているが、白黒画像形成モードが選択されている場合には、黒色のパッチ画像の形成位置のみを主走査方向に移動させるようにしてもよい。
例えば、図13に示すように、各パッチ画像形成機会において、主走査方向に対して同じ位置に黒色のパッチ画像(諧調レベルが異なる複数の黒色のパッチ画像)を形成し、パッチ画像形成機会ごとに主走査方向に異なる位置となるように形成してもよい。
また、各パッチ画像形成機会におけるパッチ画像形成位置を、パッチ画像の諧調レベルに応じて、主走査方向に対して複数の位置に形成し、さらに、パッチ画像形成機会ごとに、主走査方向に異なる位置に形成するようにしてもよい。図14および図15に、このように形成したパッチ画像の例を示す。
また、パッチ画像を形成する主走査方向の位置を異ならせるタイミング(所定のタイミング)は、パッチ画像形成機会ごとに限るものではなく、クリーニング手段の負荷が特定部分に集中しないように主走査方向に分散させることができればよい。
例えば、パッチ画像を主走査方向に対して同一の箇所に所定回数形成する毎に、パッチ画像を形成する主走査方向の位置を異ならせてもよい。この場合、上記の所定回数とは、例えば、予め設定されたものでもよく、あるいは、ユーザが操作パネル101を介して任意に指定するものであってもよい。
また、デジタルカラー複写機1の電源がオンにされてから所定の経過時間毎に、パッチ画像を形成する主走査方向の位置を異ならせてもよい。この場合にも、上記の所定の経過時間とは、予め設定されたものでもよく、あるいは、ユーザが操作パネル101を介して任意に指定するものであってもよい。
また、パッチ画像を形成する主走査方向の位置を異ならせるタイミング(所定のタイミング)は、制御部100によってランダムに決定されるものであってもよい。
あるいは、パッチ画像を形成する主走査方向の位置を異ならせるタイミング(所定のタイミング)は、ユーザからパッチ画像を形成する主走査方向の位置を異ならせるように操作パネル101を介して指示されたときとしてもよい。
以上のように、デジタルカラー複写機1においては、所定のタイミングごとに、パッチ画像の形成位置を主走査方向に対して異ならせてもよい。これにより、パッチ画像クリーニング部233に備えられたブレード235によって、パッチ画像のトナーが掻き取られる位置を、所定のタイミングごとに、主走査方向に対して分散できる。したがって、ブレード235および転写搬送ベルト216に局所的に加わる負荷を低減させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
また、諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、各パッチ画像の諧調レベルに応じて、転写搬送ベルト216上の、主走査方向に対して複数の位置に形成する場合、所定のタイミング毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えるようにしてもよい。
図16は、図8に示した構成において、パッチ画像形成機会ごとに、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替える場合を示す説明図である。
図16に示す例では、前回のパッチ画像形成機会にK1,Y1,M1,C1のパッチ画像が形成されていた位置にK2,Y2,M2,C2のパッチ画像が形成される。そして、前回のパッチ画像形成機会にK2,Y2,M2,C2のパッチ画像が形成されていた位置にK3,Y3,M3,C3のパッチ画像が、K3,Y3,M3,C3のパッチ画像が形成されていた位置にK4,Y4,M4,C4のパッチ画像が、K4,Y4,M4,C4のパッチ画像が形成されていた位置にK1,Y1,M1,C1のパッチ画像がそれぞれ形成される。
これにより、パッチ画像が形成される主走査方向の各位置において、形成されるパッチ画像の諧調レベルが、パッチ画像形成機会ごとに異なることとなる。したがって、ブレード235および転写搬送ベルト216に局所的に加わる負荷を、パッチ画像形成機会ごとに、主走査方向に分散させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
また、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替える方法は、図16の方法に限らない。例えば、前回のパッチ画像形成機会にK1,Y1,M1,C1のパッチ画像が形成されていた位置にK4,Y4,M4,C4のパッチ画像を、K2,Y2,M2,C2のパッチ画像が形成されていた位置にK1,Y1,M1,C1のパッチ画像を、K3,Y3,M3,C3のパッチ画像が形成されていた位置にK2,Y2,M2,C2のパッチ画像を、K4,Y4,M4,C4のパッチ画像が形成されていた位置にK3,Y3,M3,C3のパッチ画像をそれぞれ形成してもよい。
あるいは、他の方法により、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えてもよい。
また、図16の構成では、各色のパッチ画像の諧調レベルごとに(C1,M1,Y1,K1)、(C2,M2,Y2,K2)、(C3,M3,Y3,K3)、(C1,M1,Y1,K1)の4グループに分け、それぞれのグループを主走査方向に対して異なる位置に形成しているが、このような構成に限るものではない。
例えば、上記の4グループを、それぞれ2グループからなる2つの組に分け、その2つの組を主走査方向に対して異なる位置に形成するようにしてもよい。
あるいは、上記の4つのグループのうち、2つのグループが主走査方向に対して同じ位置に形成され、残りの2つのグループが、それぞれ主走査方向に対して他のグループと異なる位置に形成されるようにしてもよい。
また、図16の構成では、各色のパッチ画像の諧調レベルごとに(C1,M1,Y1,K1)、(C2,M2,Y2,K2)、(C3,M3,Y3,K3)、(C1,M1,Y1,K1)の4グループに分けているが、諧調レベルごとにグループ分けする方法は、これに限るものではない。パッチ画像を主走査方向に分散できればよく、各色の諧調レベルの組み合わせを、適宜変更してもよい。例えば、(C1,M2,Y3,K4)(C2,M3,Y4,K1)(C3,M4,Y1,K2)(C4,M1,Y2,K3)のように各グループを分けてもよい。
また、白黒画像形成モードが選択されている場合、例えば、諧調レベルの異なる黒色のパッチ画像K1〜K4を、主走査方向に対してそれぞれ異なる位置に形成し、黒色のパッチ画像形成機会ごとに各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えてもよい。あるいは、諧調レベルの異なる黒色のパッチ画像K1〜K4のうち、少なくとも1つのパッチ画像を、他のパッチ画像と主走査方向に対して異なる位置に形成し、黒色のパッチ画像形成機会ごとに各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えてもよい。
以上のように、デジタルカラー複写機1では、諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、各パッチ画像の諧調レベルに応じて、転写搬送ベルト216上の、主走査方向に対して複数の位置に形成し、所定のタイミング毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えるようにしてもよい。
これにより、パッチ画像が形成される主走査方向の各位置において、形成されるパッチ画像の諧調レベル(濃度)が、パッチ画像形成機会ごとに異なることとなる。したがって、ブレード235および転写搬送ベルト216に局所的に加わる負荷を、パッチ画像形成機会ごとに、主走査方向に分散させることができ、クリーニング不良の発生を低減させることができる。
また、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えるタイミングは、パッチ画像形成機会ごとに限るものではない。
例えば、パッチ画像を主走査方向に対して同一の箇所に所定回数形成する毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えてもよい。この場合、上記の所定回数とは、例えば、予め設定されたものでもよく、あるいは、ユーザが操作パネル101を介して任意に指定するものであってもよい。
また、デジタルカラー複写機1の電源がオンにされてから所定の経過時間毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えてもよい。この場合にも、上記の所定の経過時間とは、予め設定されたものでもよく、あるいは、ユーザが操作パネル101を介して任意に指定するものであってもよい。
また、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えるタイミングは、制御部100によってランダムに決定されるものであってもよい。
あるいは、パッチ画像を形成する主走査方向の位置を異ならせるタイミングは、ユーザからパッチ画像を形成する主走査方向の位置を異ならせるように操作パネル101を介して指示されたときとしてもよい。
なお、図10〜図16では、便宜上、パッチ画像形成機会ごとにパッチ画像を形成する主走査方向の位置は、2箇所または3箇所のみ描いているが、これに限るものではない。例えば、主走査方向にパッチ画像検出部232をさらに設けておき、この複数のパッチ画像検出部232の設置位置に応じて、パッチ画像の形成位置を変化させてもよい。
また、図10〜図16では、パッチ画像を形成する主走査方向の位置を、所定のタイミング毎に、パッチ画像検出部232の設置位置に応じて順次異ならせる場合を示しているが、これに限るものではない。
例えば、パッチ画像の形成位置を、パッチ画像検出部232が設置されている主走査方向の複数の位置の中から、所定のタイミング毎にランダムに選定してもよい。
(濃度検出器を移動可能に設ける場合)
また、以上の説明では、各色の濃度検出パッチ画像の濃度を検出するために、主走査方向に対するパッチ画像の形成位置の数に応じたパッチ画像検出部232が備えられる。しかしながら、デジタルカラー複写機1は、パッチ画像検出部232を、このように主走査方向に対するパッチ画像の形成位置の数に応じて備える構成に限るものではない。
例えば、主走査方向に移動可能なパッチ画像検出部232を少なくとも1つ備える構成としてもよい。図17は、このようにパッチ画像検出部232を、主走査方向に移動可能とする場合の、デジタルカラー複写機1の構成を示す説明図である。
この図に示すように、パッチ画像検出部232を主走査方向に移動可能とする場合、図2の構成に加えて、画像形成部210内に検出器移動部300が備えられる。
検出器移動部300は、スライドモーター301と位置検出器302とを備えている。そして、制御部100は、位置検出器302による検出結果に基づいて、スライドモーター301の動作を制御し、パッチ画像検出部232を、各パッチ画像を検出するための所定の位置に移動させるようになっている。
図18は、パッチ画像検出部232を、主走査方向に移動可能に設けた場合の、画像形成部210およびパッチ画像形成位置の一例を示す説明図である。図18の例では、パッチ画像検出部232が、スライド部材303上に設けられ、スライド部材303が、スライドホルダー304によって、主走査方向に移動可能に保持されている。また、スライドホルダー304は、ベルト305と接続されており、スライドモーター301によって発生される駆動力が、図示しない伝達手段によってベルト305に伝えられることにより、主走査方向に移動可能となっている。これにより、パッチ画像検出部232が、主走査方向に移動可能となっている。
このように、パッチ画像検出部232を、主走査方向に移動可能とすることにより、パッチ画像検出部232を複数設ける場合に比べて、検出器の検出特性のばらつきを考慮する必要がなくなる。また、パッチ画像検出部232を、主走査方向に移動可能とする場合、パッチ画像検出部232を1つ備えるだけで、主走査方向の異なる位置に形成された複数のパッチ画像の濃度を検出することができる。さらに、パッチ画像が形成される主走査方向の位置それぞれに、パッチ画像検出部232を設ける必要がなくなるため、主走査方向に対するパッチ画像の形成位置をさらに分散させることができる。
また、図18では、各色のパッチ画像が、主走査方向に対して異なる位置に形成され、さらに、副走査方向に対して段階的に異なる位置に形成されている。これにより、転写搬送ベルト216の回転速度を変化させることなく、パッチ検出部232によって各色のパッチ画像の濃度を順次検出することが可能となる。なお、図18において、点線で表したパッチ画像およびパッチ画像検出部232は、転写搬送ベルト216の回転により移動した後のパッチ画像、および、転写搬送ベルト216の回転に応じて移動した後のパッチ画像検出部232の位置を模式的に表したものである。
また、図18の例に限らず、例えば、パッチ画像検出部232を主走査方向に移動可能とし、かつ、有彩色のパッチ画像のうち少なくとも1色のパッチ画像を、他の有彩色のパッチ画像と異なる位置に形成し、さらに、無彩色(黒色)のパッチ画像を、他の色のパッチ画像と主走査方向に異なる位置に形成してもよい。
また、例えば、パッチ画像検出部232を2つ備え、一方のパッチ画像検出部232を有彩色の各パッチ画像の濃度を検出するために移動可能とし、他方のパッチ画像検出部232を黒色のパッチ画像の濃度を検出するために黒色のパッチ画像が形成される主走査方向の位置に固定して設けてもよい。
なお、この場合、有彩色の各パッチ画像の濃度を検出するためのパッチ画像検出部232は無彩色用パッチ画像検出器232kを備えない構成とし、無彩色のパッチ画像の濃度を検出するためのパッチ画像検出部232は有彩色用パッチ画像検出器232cを備えない構成としてもよい。
また、デジタルカラー複写機1におけるパッチ画像の種類は4色に限るものではない。例えば、カラー画像形成モードで用いる3色のパッチ画像を形成する場合、図19に示すように、パッチ画像検出部232を主走査方向に移動可能とし、さらに、各色のパッチ画像を主走査方向に異なる位置に形成してもよい。
なお、図19では、各色のパッチ画像を副走査方向に段階的に異ならせることにより、転写搬送ベルト216の回転速度を変化させることなく、パッチ検出部232によって各色のパッチ画像の濃度を順次検出することが可能となっている。
また、カラー画像形成モードで用いる3色のパッチ画像を形成する場合、パッチ画像検出部232を主走査方向に移動可能とし、さらに、3色のパッチ画像のうち、いずれか1色を他の2色と主走査方向に異なる位置に異なる位置に形成してもよい。
また、パッチ画像検出部232を主走査方向に移動可能とし、さらに、所定のタイミング毎に、パッチ画像を形成する位置を主走査方向に異ならせてもよい。
また、パッチ画像検出部232を主走査方向に移動可能とし、さらに、諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、それぞれのパッチ画像の諧調レベルに応じて、主走査方向に異なる位置に形成してもよい。
また、諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、各パッチ画像の諧調レベルに応じて、転写搬送ベルト216上の、主走査方向に対して複数の位置に形成する場合、所定のタイミング毎に各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えるようにし、さらに、パッチ画像検出部232を主走査方向に移動可能としてもよい。
以上のように、パッチ画像検出部232を主走査方向に移動可能とすることにより、主走査方向に対して複数の位置に形成されたパッチ画像の濃度を適切に検出することが可能となる。また、パッチ画像検出部232を1つ備えるだけで、主走査方向に対して複数の位置に形成されたパッチ画像の濃度を検出することができるので、パッチ画像検出部232を複数備える場合に比べて、検出器(パッチ画像検出部232)の検出特性のばらつきを考慮する必要がなくなる。さらに、パッチ画像が形成される主走査方向の位置それぞれに、パッチ画像検出部232を設ける必要がなくなるため、主走査方向に対するパッチ画像の形成位置をさらに分散させることができる。
また、主走査方向に対して異なる位置に形成したパッチ画像を、さらに、副走査方向に対して異なる位置に形成することにより、転写搬送ベルト216の回転速度を変化させることなく、パッチ検出部232によって主走査方向に対して異なる位置に形成された各パッチ画像の濃度を順次検出することが可能となる。
本実施の形態における画像形成部210では、上述のように、レーザ書込みユニット227a〜227dによって、レーザビームを走査して露光することにより、感光体への書きこみ(光書込み)を行っている。しかしながら、感光体への書き込みの方法はこれに限るものではない。例えば、レーザ書込みユニット227a〜227dの代わりに、発光ダイオードアレイと結像レンズアレイ等からなる固体走査書込み光学系(LEDヘッド)を用いても良い。LEDヘッドはレーザ書込みユニットに比べ、サイズが小さく、また可動部分がないため無音である。よって、複数個の光書込みユニットを必要とするタンデム方式のデジタルカラー複写機などの画像形成装置では、好適に用いることができる。
また、本実施の形態では画像形成ステーションを複数備えたデジタルカラー複写機(カラー画像形成装置)1について説明したが、本発明を適用できる対象は、これに限るものではなく、パッチ画像を形成し、そのパッチ画像の濃度を検出することにより、画質調整を行う画像形成装置であればよい。
例えば、図20に示すようなカラー画像形成装置であってもよい。あるいは、画像形成ステーションを1個のみ備えたモノクロ複写機(モノクロ画像形成装置)に対しても、本発明を適用することができる。
また、以上の説明では、転写搬送ベルト216上に転写形成したパッチ画像の濃度を検出する例を示したが、本発明を適用する対象は、これに限るものではない。例えば、感光体ドラム222a〜222d上に形成されたパッチ画像の濃度を検出してもよい。
また、デジタルカラー複写機1においては、デジタルカラー複写機1の電源がONにされたとき、電源がONにされてから2時間経過する毎、複写(プリント)枚数が200枚に達する毎にそれぞれ画質調整が行われる。
しかしながら、画質調整を行うタイミングは、これに限るものではない。例えば、感光体ドラム222a〜222dの回転数によってもよい。この場合、感光体ドラムの回転数を計測するためのカウンタを備えてもよい。
また、デジタルカラー複写機1では、各濃度パッチ画像から濃度を10点サンプリングし、上下の値を1点ずつ除いた残りの8点を平均した値を、制御部100が画像形成部210の制御条件を調整するために用いるとしているがこれに限るものではない。サンプリング数は、必要な精度の濃度サンプリング結果が得られるように適宜決めればよい。また、必ずしも上下の各1点を除く必要はない。
また、デジタルカラー複写機1では、制御条件の調整の際には、制御部100が、環境検出器251で検出される温度、湿度等の条件によって上記の制御条件を補正するようになっているが、これに限るものではない。例えば、カウンタ252でカウントした画像形成枚数を、上記の補正にさらに用いてもよい。あるいは、デジタルカラー複写機1に、交換可能な消耗品の使用時間を計測する手段をさらに設け、この交換可能な消耗品の使用時間を上記の補正にさらに用いてもよい。
また、パッチ画像の形成方法は、上記したそれぞれのパッチ画像の形成方法を、適宜組み合わせた方法であってもよい。
画質調整のためにパッチ画像を形成する、さまざまな画像形成装置に適用することができる。
各パッチ画像の色に応じて主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置の一例を示す説明図である。 デジタルカラー複写機1の構成を示す説明図である。 デジタルカラー複写機1の断面図である。 図4(a)は、パッチ画像検出部232における濃度測定を説明するための説明図である。図4(b)は、拡散反射光用パッチ画像検出器232cおよび正反射光用パッチ画像検出器232kの概略を示した説明図である。 各パッチ画像の色に応じて主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置の他の例を示す説明図である。 各パッチ画像の色に応じて主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置のさらに他の例を示す説明図である。 各パッチ画像の色に応じて主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置のさらに他の例を示す説明図である。 各パッチ画像の諧調レベルに応じて主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置の一例を示す説明図である 各パッチ画像の諧調レベルに応じて主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置の他の例を示す説明図である。 所定のタイミング毎に、パッチ画像を主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置の一例を示す説明図である。 所定のタイミング毎に、パッチ画像を主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置の他の例を示す説明図である。 所定のタイミング毎に、パッチ画像を主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置のさらに他の例を示す説明図である。 所定のタイミング毎に、パッチ画像を主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置のさらに他の例を示す説明図である。 所定のタイミング毎に、パッチ画像を主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置のさらに他の例を示す説明図である。 所定のタイミング毎に、パッチ画像を主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置のさらに他の例を示す説明図である。 所定のタイミング毎に、パッチ画像を主走査方向に対して異なるように形成する場合の、パッチ画像形成位置のさらに他の例を示す説明図である。 パッチ画像検出部232を主走査方向に移動可能とする場合の、デジタルカラー複写機1の構成を示す説明図である。 パッチ画像検出部232を主走査方向に移動可能とする場合の、デジタルカラー複写機1におけるパッチ画像の形成位置の一例を示す説明図である。 パッチ画像検出部232を主走査方向に移動可能とする場合の、デジタルカラー複写機1におけるパッチ画像の形成位置の他の例を示す説明図である。 本発明を適用できる、他のカラー画像形成装置の断面図である。
符号の説明
1 デジタルカラー複写機(電子写真装置)
100 制御部
210 画像形成部
213 転写搬送ベルト機構
216 転写搬送ベルト(転写担持体)
222a〜222d 感光体ドラム(像担持体)
223a〜223d 帯電器(帯電部)
224a〜224d 現像装置(現像部)
225a〜225d 転写ローラ(転写部)
226a〜226d クリーニング装置
227a〜227d レーザ書込みユニット(書込み部)
230 画像処理部
232 パッチ画像検出部(濃度検出手段)
232c 有彩色用パッチ画像検出器
232k 無彩色用パッチ画像検出器
233 パッチ画像クリーニング部(クリーニング手段)
235 ブレード(クリーニング部材)
251 環境検出器(環境検出部)
Pa〜Pd 画像形成ステーション(画像形成手段)
C シアン色のパッチ画像
M マゼンタ色のパッチ画像
Y イエロー色のパッチ画像
K 黒色のパッチ画像

Claims (8)

  1. 記録媒体を搬送する転写担持体と、上記記録媒体または上記転写担持体にトナー像を転写することによって画像を形成する画像形成手段と、上記転写担持体に形成されるパッチ画像の濃度を検出する濃度検出手段と、上記パッチ画像を除去するクリーニング手段とを備え、上記画像形成手段によって転写担持体に形成された諧調レベルの異なる複数のパッチ画像の濃度を検出することにより上記記録媒体に転写する画像の画質調整を行う画像形成装置において、
    上記諧調レベルの異なる複数のパッチ画像を、各パッチ画像の諧調レベルに応じて、上記転写担持体上の、主走査方向に対して複数の位置に形成し、
    所定のタイミング毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記パッチ画像を形成する毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 上記パッチ画像を主走査方向に対して同一の箇所に所定回数形成する毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 上記画像形成装置が、自身の電源のオン・オフを切り替えるスイッチを備えており、上記電源がオンにされてから所定の経過時間毎に、各パッチ画像を形成する主走査方向の位置を相互に入れ替えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 上記濃度検出手段が、上記パッチ画像が形成される主走査方向の複数の位置それぞれに備えられていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 上記パッチ画像が、上記記録媒体の搬送方向である副走査方向に対して、略同一位置に形成されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 上記濃度検出手段が、上記主走査方向に対して、移動可能に備えられていることを特徴とする請求項1〜に記載の画像形成装置。
  8. 上記パッチ画像が、副走査方向に対して、異なる位置に形成されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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