JP4949815B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。詳しくは、作成する基準パターンで画像濃度を調整して記録画像を形成する静電記録方式や電子写真方式などのプロセスでトナーの記録画像を形成する複写機、ファクシミリ装置、プリンタあるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置において、電子写真方式を用いた画像形成装置では、画像濃度の安定化のために、所定の作像条件において像坦持体上に基準パターンを作成している。所定の作像条件は、現像剤のトナー濃度、像坦持体上の電位や現像スリーブに印加するバイアス等の条件である。
そして、画像濃度検出手段の光学式画像濃度センサによってその画像濃度を検出し、それを作像条件や現像剤濃度にフィードバックして画像濃度の安定化を図っている。通常、この光学式画像濃度センサは画像形成装置の長手方向に対して所定位置に固定されており、基準パターンはこの光学式画像濃度センサに対応する位置に作成される。
そして、繰り返しの画像形成動作を行なう際には、被記録媒体の転写紙と転写紙の間の紙間に基準パターンを作成して、光学式画像濃度センサにて基準パターンの画像濃度を検出する。その検出値の大小により作像条件や現像剤濃度にフィードバックをかけて画像濃度が一定になるように制御している。
この基準パターンは、転写部では被記録媒体の転写紙がない状態で転写ニップを通過するので、基準パターン部のトナーは、一部はそのまま像坦持体上のクリーニング部に回収されることになる。また、他の一部は、中間転写体の中間転写ベルトや被記録媒体搬送手段の転写搬送ベルトに移り、中間転写ベルトや転写搬送ベルトに対向するクリーニング部に回収されることになる。
クリーニング部に回収される基準パターン部の単位面積当たりのトナー量は、通常の画像形成動作時に比べて5〜20倍程度になり、クリーニング手段にとっては高負荷になる。
図16は、従来の画像形成装置において作成する画像濃度調整用の基準パターン1003のエッジ部分の状態を示す図である。
そのうえ、基準パターン1003のエッジ部は、図16に図示するように、エッジ効果により高いポテンシャルによって基準パターン1003の内側よりもトナー付着量が多く強固に像坦持体上に付着しており、クリーニングしにくい状態にある。
図17は、従来の画像形成装置において画像濃度調整用の基準パターン1003の作成位置を示す図である。
通常、従来の複数の感光体を有する画像形成装置では、図17に図示するように基準パターン1003の作成位置は感光体ごとに固定であり、毎回決まった位置に基準パターン1003の転写残が入力されている。例えば、K(ブラック)トナーはP1の位置に、Y(イエロー)トナーはP2の位置に、C(シアン)トナーはP3の位置に、M(マゼンタ)トナーはP4の位置に毎回転写残が入力されている。
基準パターン1003を図示の矢印(G)方向の主走査方向に対して同じ位置に作像していくと、基準パターン1003部のエッジ部には画像形成枚数ごとにクリーニングしにくいトナーが入力される。そして、エッジ部に相当する位置のクリーニングブレードの磨耗が促進して、限界を超えたときには、トナーがすり抜けてクリーニング不良となってしまう。
更に、近年、形成する画像の高品質化に対応するために、小粒径重合トナーのような従来よりも粒径が小さくて球体に近い形状のトナーが用いられるようになっている。このようなトナーは、従来の粉砕型の比較的角が多い形状をしたトナーよりもクリーニング余裕度が低く、クリーニングブレードをすり抜けやすい特性をもち、従来までの方法ではクリーニング性の確保が難しくなってきている。従来までの方法としては、クリーニングブレードの材質、当接条件、トナー外添材などの改良等が行なわれている。
従来技術として、現像の濃度を検出する検出手段を主走査方向に対して任意の位置に移動させ画像濃度検出を行なうことを可能とすることが提案されている(特許文献1を参照)。しかし、この基準パターンの作成位置は、検出手段の検出値に基づいて決められる。そして、主走査方向に対して同位置で検出が行なわれる可能性がある。
したがって、上述したように基準パターンのエッジが連続して入力されるため、クリーニングブレードの磨耗が促進して交換サイクルを早め、高画質化への対応を困難にしている。
また、各像担持体への濃度検出パターンの形成及び搬送転写体への濃度検出パターンの転写は主走査方向の位置が異なる複数位置で行なうようにして、濃度検出パターンのデータ量を増やすことが提案されている(特許文献2を参照)。しかし、主走査方向に対して同位置で濃度検出パターンの形成及び転写が行なわれる可能性がある。
したがって、上述したように濃度検出パターンのエッジが連続して入力されるため、クリーニング不良が発生してクリーニングブレードの磨耗が促進して交換サイクルを早め、高画質化への対応を困難にしている。
特開平8−262862号公報 特開2002−91114公報
従来の画像形成装置においては、クリーニング不良が発生してクリーニングブレードの磨耗が促進して交換サイクルを早め、高画質化への対応を困難にしていると言う問題が発生していた。
そこで本発明の課題は、このような問題点を解決するものである。即ち、クリーニング不良を防止しクリーニング装置の寿命を延ばすことに加え、高品質な画像を形成する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、作成する基準パターンで画像濃度を調整して記録画像を形成する画像形成装置において、回動可能に保持されて形成される記録画像を担持する第1の像担持体と、前記第1の像担持体から転写される記録画像を担持して回動可能に保持される第2の像担持体と、前記第2の像担持体上に前記第1の像担持体から記録画像の主走査方向と副走査方向に対して前回作成した位置と異なる位置に順次に形成されて転写される画像濃度調整用の基準パターンと、前記第2の像担持体上の前記基準パターンの光学濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記画像濃度検出手段の検出結果をもとに形成する記録画像の画像濃度調整を行なう画像濃度調整手段を備え、前記第1の像担持体をそれぞれに含むブラック作像部と、複数のカラー作像部とを有し、前記基準パターンは、ブラックトナーと複数のカラートナーとで形成され、第2の像担持体上の記録画像が転写される記録紙と記録紙との紙間に相当する位置に異なるトナーの色順に1つ形成される画像形成装置であることを特徴とする
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2の像担持体は、中間転写体を備える画像形成装置であることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2の像担持体は、記録紙搬送手段を兼ねて備える画像形成装置であることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記基準パターンは、前回作成した位置から所定の距離だけ離れた位置に形成されて転写されて備える画像形成装置であることを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記基準パターンは、前回作成した位置から前記基準パターンの主走査方向への所定の長さだけ離れた位置に形成されて転写されて備える画像形成装置であることを特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記基準パターンは、次回形成して転写する位置が前記画像濃度検出手段の光学濃度の検出範囲外に達した場合に、前記画像濃度検出手段の光学濃度の検出可能範囲の他端側の位置に次回の前記基準パターンを形成して転写して備える画像形成装置であることを特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記基準パターンは、次回形成して転写する位置が前記画像濃度検出手段の光学濃度の検出範囲外に達した場合に、折り返し方向に所定の距離だけ離れた位置に次回の前記基準パターンを形成して転写して備える画像形成装置であることを特徴とする。
請求項8に記載の本発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像濃度検出手段は、複数個の画像濃度センサを備える画像形成装置であることを特徴とする。
請求項9に記載の本発明は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像濃度検出手段は、ブラック用とカラートナー用の複数個の画像濃度センサを備える画像形成装置であることを特徴とする。
請求項10に記載の本発明は、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像濃度検出手段は、前記第2の像担持体の表面上に沿って移動する画像濃度検出手段移動手段を備える画像形成装置であることを特徴とする。
請求項11に記載の本発明は、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置において、トナーの平均粒径は、6μm以下を備える画像形成装置であることを特徴とする。
請求項12に記載の本発明は、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、トナーは、球形の程度を表す形状係数(SF−1)が150以下を備える画像形成装置であることを特徴とする。
本発明によれば、クリーニング不良を防止しクリーニング装置の寿命を延ばすことに加え、高品質な画像を形成する画像形成装置を提供することが出来る。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる参考例としての第1実施例の基本構成図である。
図2は、第1実施例の画像濃度調整用の基準パターン3の作成位置を示す図である。
図1と図2において、作成する基準パターンで画像濃度を調整して記録画像を形成する画像形成装置100において、回動可能に保持されて形成される記録画像を担持する第1の像担持体1と、第1の像担持体1から転写される記録画像を担持して回動可能に保持される第2の像担持体2と、第2の像担持体2上に第1の像担持体1から記録画像の主走査方向に対して前回作成した位置と異なる位置に順次に形成されて転写される画像濃度調整用の基準パターン3と、第2の像担持体2上の基準パターン3の光学濃度を検出する画像濃度検出手段4と、画像濃度検出手段4の検出結果をもとに形成する記録画像の画像濃度調整を行なう画像濃度調整手段5を備えている。
画像形成装置100は、被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2に対向する位置の作像部10に図示の矢印(A)方向の時計回り方向に回転するドラム形状の感光体ドラムである第1の像坦持体1が配置されている。その第1の像坦持体1の周囲には、帯電装置101、露光装置102、現像装置103、転写装置104、クリーニング装置105が順に配置されている。これらの装置により、第1の像坦持体1に対し、帯電、露光、現像、転写、クリーニングの工程を行なう。これらの工程を行なうことにより、直接転写方式の被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上に搬送されてきた被記録媒体(P)の転写用紙上にトナー像が形成される。
現像装置103には、現像剤が充填されており、第1の像坦持体1上にはトナー像が形成される。また、現像装置103は、現像装置103内へトナーを補給するためのトナー補給装置130を備えている。トナー像が形成された被記録媒体(P)は図示の矢印(B)方向の反時計回り方向に移動する被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2により定着装置106に運ばれトナー像は定着される。
転写後の第1の像坦持体1上の転写残トナーはクリーニング装置105でクリーニングされる。この動作を連続的に行い、1枚あるいは複数枚の被記録媒体(P)の転写紙に対して画像形成を行なう。また、被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上には第1の像坦持体1と定着装置106との間で第2の像坦持体2上の基準パターン3のトナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段4が配置されている。画像濃度検出手段4は、画像濃度センサ41、42、43、44を主走査方向上に一列に4つ配置されている。
画像形成装置100は、画像形成動作の中で、被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上の被記録媒体(P)間、即ち、被記録媒体(P)と被記録媒体(P)の間に相当する位置に基準パターン3を1つ形成する。そして、画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44に対向する位置に基準パターン3がきたときに画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44で画像濃度を検出している。基準パターン3のトナー像はそのままベルトクリーニング装置107でクリーニングされる。
トナー補給装置130は、現像装置103に取り付けられたトナー濃度センサ131によって現像剤(キャリア)の透磁率を検出している。被記録媒体(P)への作像一回ごとに、トナー濃度センサ131の出力の目標値に対する現在値の大小によってトナー補給量を変え、現像剤のトナー濃度を一定に保つように制御している。
しかし、現像剤は環境変動や経時劣化等による帯電能力の変化に伴い現像能力が変化し、作像条件が一定のもとでは結果として画像濃度が変化してしまう。そのため画像濃度調整手段5は、画像濃度を一定に保つために、被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上の被記録媒体(P)間に相当する位置に作成した基準パターン3の画像濃度を画像濃度検出手段4で検出している。
画像濃度調整手段5は、基準パターン3の画像濃度を画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44で検出し、その出力により、画像濃度が目標値に近づくように、トナーの濃度制御へフィードバックする。現在の画像濃度が画像濃度目標値よりも濃いと判断したときはトナー濃度を低めに、薄いと判断したときは高めになるように設定してトナー補給を行なう。結果として画像濃度が一定となるように制御している。本実施例では、被記録媒体(P)である転写紙の通紙枚数10枚毎に、この基準パターン3を作成し、その画像濃度を検出してトナー濃度制御にフィードバックする。
画像形成装置100では、基準パターン3の作成位置を前回作成した位置とは異なる位置に次回の基準パターン3を作成する。その例は、図2を用いて説明する。
画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44が配置されている図示の矢印(G)方向の主走査方向の位置をそれぞれP1、P2、P3、P4とする。1回目の基準パターン3の図示の矢印(G)方向の主走査方向への作成位置はP1、2回目ではP2、3回目ではP3、4回目ではP4と順次に形成する。記録画像の図示の矢印(G)方向の主走査方向に対して前回作成した位置と異なる位置に順次に形成されて転写されるP1、P2、P3、P4の位置をローテーションするような位置に作成し、5回目で再び同じ位置に作成する。
このように基準パターン3の作成位置を変えることによって、クリーニング装置105では同じ位置に基準パターン3の転写残が突入する回数が4回に1回の割合となる。
通常、従来の画像形成装置では、基準パターンの作成位置は固定的であり、毎回決まった位置に基準パターンの転写残が入力されていた。
しかし、本実施例の画像形成装置100のクリーニング装置105では4回に1回の割合になり、クリーニングブレード150の磨耗が減少してクリーニングブレード150の交換サイクルを延ばすことが可能になる。
図3は、本発明の実施形態にかかる参考例としての第2実施例の基本構成図である。
図4は、第2実施例の画像濃度調整用の基準パターン3の作成位置を示す図である。
図3と図4において、画像形成装置200は、第2の像坦持体2である中間転写体20の中間転写ベルトに対向する位置に、図示の矢印(C)方向の反時計回り方向に回転する4つの第1の像坦持体1の感光体ドラムが配置されている。4つの第1の像坦持体1は、ブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ(M)作像部14に並列に配置されている。
それぞれの第1の像坦持体1の周囲には、帯電装置101、露光装置102、現像装置103、1次転写装置140、クリーニング装置105が順に配置されている。これらの装置により、それぞれの第1の像坦持体1の感光体ドラムに対し、帯電、露光、現像、転写、クリーニングの工程を行なうことにより、中間転写方式の第2の像坦持体2の中間転写ベルトである中間転写体20上にトナー像が形成される。
ブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14の各現像装置103には、それぞれK(ブラック)、Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)の現像剤が充填される。それぞれの第1の像坦持体1上にはそれぞれK、Y、C、Mのトナー像が形成される。また、各現像装置103は、各現像装置103内へ各トナーを補給するためのトナー補給装置130を備えている。図示の矢印(D)方向の時計回りに方向に移動する第2の像担持体2の中間転写体20上に形成されたトナー像は2次転写装置141により、被記録媒体(P)上に転写される。
続いて、被記録媒体(P)上に転写されたトナー像は、図示の矢印(E)方向の反時計回り方向に移動する搬送ベルト22により定着装置106に運ばれて定着される。
1次転写後のそれぞれの第1の像坦持体1上の転写残トナーはそれぞれのクリーニング装置105で、2次転写後の第2の像担持体2の中間転写体20上の転写残トナーはベルトクリーニング装置107でそれぞれクリーニングされる。この動作を連続的に行い、1枚あるいは複数枚の被記録媒体(P)の転写紙に対して記録画像の形成を行なう。また、第2の像担持体2の中間転写体20上には、最下流の第1の像坦持体1と2次転写装置141との間で中間転写体20上の基準パターン3のブラックとカラートナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段4が配置されている。画像濃度検出手段4は、画像濃度センサ41、42、43、44を主走査方向上に一列に4つ配置されている。
画像形成装置200は、画像形成動作の中で、中間転写体20の第2の像坦持体2上の被記録媒体(P)間、即ち、被記録媒体(P)と被記録媒体(P)の間に相当する位置に基準パターン3を1つ形成する。そして、画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44に対向する位置に基準パターン3がきたときに画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44で画像濃度を検出している。基準パターン3のブラックとカラートナー像はそのまま2次転写ニップ、即ち、中間転写体20の第2の像坦持体2と2次転写装置141の2次転写ローラの当接する部分に突入する。
2次転写ニップでは、被記録媒体(P)間に相当する位置が通過する場合には2次転写装置141の2次転写ローラに転写バイアスを印加せず、基準パターン3のトナー像の大部分はそのまま中間転写体20の第2の像坦持体2上に残る。
そして、ベルトクリーニング装置107でクリーニングされる。また、基準パターン3のブラックとカラートナー像の一部は、2次転写装置141の2次転写ローラ上に移り、2次転写クリーニング装置142でクリーニングされる。
トナー補給装置130は、それぞれの現像装置103に取り付けられたトナー濃度センサ131によって各現像剤(キャリア)の透磁率を検出している。被記録媒体(P)への作像一回ごとに、トナー濃度センサ131の出力の目標値に対する現在値の大小によってトナー補給量を変え、現像剤のトナー濃度を一定に保つように制御している。
しかし、現像剤は環境変動や経時劣化等によつ帯電能力の変化に伴い現像能力が変化し、作像条件が一定のもとでは結果として画像濃度が変化してしまう。
そのため画像濃度調整手段5は、画像濃度を一定に保つために、中間転写体20の第2の像坦持体2上の被記録媒体(P)間に相当する位置に作成した基準パターン3の画像濃度を画像濃度検出手段4で検出している。
画像濃度調整手段5は、基準パターン3の画像濃度を画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44で検出し、その出力により、画像濃度が目標値に近づくように、トナーの濃度制御へフィードバックする。現在の画像濃度が画像濃度目標値よりも濃いと判断したときはトナー濃度を低めに、薄いと判断したときは高めになるように設定してトナー補給を行なう。結果として画像濃度が一定となるように制御している。本実施例では、被記録媒体(P)である転写紙の通紙枚数10枚毎に、この基準パターン3を作成し、その画像濃度を検出してトナー濃度制御にフィードバックする。
画像形成装置200では、基準パターン3の作成位置を前回作成した位置とは異なる位置に次回の基準パターン3を作成する。その例は、図4を用いて説明する。
画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44が配置されている図示の矢印(G)方向の主走査方向の位置をそれぞれP1、P2、P3、P4とする。
1回目のそれぞれのブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14での基準パターン3の図示の矢印(G)方向の主走査方向への作成位置は、図4に図示する位置にする。即ち、ブラック作像部11の第1の像担持体1ではP1、イエロー作像部12の第1の像担持体1ではP2、シアン作像部13の第1の像担持体1ではP3、マゼンタ作像部14の第1の像担持体1ではP4とする。
2回目以降は、図4に図示するように、1つずつずらした位置に作成し、5回目で再び同じ位置に作成する。このように作成位置を変えることによってそれぞれのクリーニング装置105では同じ位置に基準パターン3の転写残が突入する回数が4回に1回の割合となる。
通常、従来の複数の感光体を有する画像形成装置では、基準パターンの作成位置は感光体(トナー)ごとに固定的であり、毎回決まった位置に基準パターンの転写残が入力されていた。例えば、KトナーはP1の位置に、YトナーはP2の位置に、CトナーはP3の位置に、MトナーはP4の位置に毎回転写残が入力されていた。
しかし、本実施例の画像形成装置200では4回に一回の割合になり、クリーニングブレード150の磨耗が減少してクリーニングブレード150の交換サイクルを延ばすことが可能になる。
次に、画像形成装置200にトナーの平均粒径が6μm以下の平均粒径が5.8μmのK、Y、C、Mの各トナーを用いた例について説明する。
従来の基準パターンの作成方法では平均粒径が5.8μmのトナーを用いた場合、それぞれのトナーの基準パターンのエッジ部に相当する位置で経時でクリーニングブレードの磨耗が促進する。例えば、KはP1で、YはP2で、CはP3で、MはP4でクリーニングブレードの磨耗が促進する。そして、クリーニングブレードの交換サイクルが短くなる傾向にある。
しかし、画像形成装置200の場合、クリーニング装置105へ基準パターン3の転写残トナーが入力されるのは4回に1回となり、クリーニングブレード150の磨耗が減少する。このため、それと同時に従来よりも小粒径のトナーを用いることが可能となり、それに伴いトナー像ドットの粒状性が向上して高品質な画像を形成する画像形成装置200を提供することが出来る。
5は、本発明の実施形態にかかる参考例としての第3実施例の基本構成図である。
図6は、第3実施例の画像濃度調整用の基準パターン3の作成位置を示す図である。
図5と図6において、画像形成装置300は、被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2に対向する位置に、図示の矢印(A)方向の時計回り方向に回転する4つの第1の像坦持体1の感光体ドラムが配置されている。4つの第1の像坦持体1は、ブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ(M)作像部14に並列に配置されている。
それぞれの第1の像坦持体1の周囲には、帯電装置101、露光装置102、現像装置103、転写装置104、クリーニング装置105が順に配置されている。それぞれの第1の像坦持体1に対し、帯電、露光、現像、転写、クリーニングの工程を行なうことにより、被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上に搬送されてきた被記録媒体(P)の転写紙上にトナー像が形成される。
ブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14の各現像装置103には、それぞれK、Y、C、Mの現像剤が充填される。それぞれの第1の像坦持体1上に、はそれぞれK、Y、C、Mのトナー像が形成される。また、各現像装置103は、各現像装置103内へ各トナーを補給するためのトナー補給装置130を備えている。
トナー像が形成された被記録媒体(P)は、図示の矢印(F)方向の反時計回り方向に移動する被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2により定着装置106に運ばれトナー像は定着される。
転写後のそれぞれの第1の像坦持体1上の転写残トナーはそれぞれのクリーニング装置105でクリーニングされる。この動作を連続的に行い、1枚あるいは複数枚の被記録媒体(P)に対して画像形成を行なう。また、第2の像坦持体2の被記録媒体搬送手段21上には、最下流の第1の像坦持体1とベルトクリーニング装置107との間で被記録媒体搬送手段21上の基準パターン3のトナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段4が配置されている。画像濃度検出手段4は、画像濃度センサ41、42、43、44を主走査方向上に一列に4つ配置されている。
このうち画像濃度センサ41は、Kトナーの画像濃度検出専用のセンサでありカラートナーの画像濃度を検出することはできない。また、画像濃度センサ42〜44は、カラートナーの画像濃度検出専用のセンサでありKトナーの画像濃度を検出することはできない。
画像形成装置300は、画像形成動作の中で、第2の像坦持体2の被記録媒体搬送手段21上の被記録媒体(P)間、即ち、被記録媒体(P)と被記録媒体(P)の間に相当する位置に基準パターン3を1つ形成する。そして、画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44に対向する位置に基準パターン3がきたときに画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44で画像濃度を検出している。基準パターン3のトナー像はそのままベルトクリーニング装置107でクリーニングされる。
トナー補給装置130は、現像装置103に取り付けられたトナー濃度センサ131によって現像剤(キャリア)の透磁率を検出している。被記録媒体(P)への作像一回ごとに、トナー濃度センサ131の出力の目標値に対する現在値の大小によってトナー補給量を変え、現像剤のトナー濃度を一定に保つように制御している。
しかし、現像剤は環境変動や経時劣化等による帯電能力の変化に伴い現像能力が変化し、作像条件が一定のもとでは結果として画像濃度が変化してしまう。そのため画像濃度調整手段5は、画像濃度を一定に保つために、被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上の被記録媒体(P)間に相当する位置に作成した基準パターン3の画像濃度を画像濃度検出手段4で検出している。
画像濃度調整手段5は、基準パターン3の画像濃度を画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44で検出し、その出力により、画像濃度が目標値に近づくように、トナーの濃度制御へフィードバックする。現在の画像濃度が画像濃度目標値よりも濃いと判断したときはトナー濃度を低めに、薄いと判断したときは高めになるように設定してトナー補給を行なう。結果として画像濃度が一定となるように制御している。本実施例では、被記録媒体(P)である転写紙の通紙枚数10枚毎に、この基準パターン3を作成し、その画像濃度を検出してトナー濃度制御にフィードバックする。
画像形成装置300では、カラートナーのみ基準パターン3の作成位置を前回作成した位置とは異なる位置に次回基準パターン3を作成する。その例は、図6を用いて説明する。
画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41、42、43、44が配置されている図示の矢印(G)方向の主走査方向の位置をそれぞれP1、P2、P3、P4とする。
1回目のそれぞれのブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14での基準パターン3の図示の矢印(G)方向の主走査方向への作成位置は、図6に図示する位置にする。即ち、ブラック作像部11の第1の像担持体1ではP1、イエロー作像部12の第1の像担持体1ではP2、シアン作像部13の第1の像担持体1ではP3、マゼンタ作像部14の第1の像担持体1ではP4とする。
2回目以降は図6に図示するようにブラック作像部11の第1の像担持体1では同じP1の位置にする。イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14ではP2、P3、P4の位置をローテーションするような位置に作成し、4回目で再び同じ位置に作成する。このように作成位置を変えることによって、ブラック作像部11以外のクリーニング装置105では同じ位置に基準パターン3の転写残が突入する回数が3回に1回の割合なる。
通常、従来の複数の感光体を有する画像形成装置では、基準パターンの作成位置は感光体(トナー)ごとに固定的であり、毎回決まった位置に基準パターンの転写残が入力されていた。例えば、YトナーはP2の位置に、CトナーはP3の位置に、MトナーはP4の位置に毎回転写残が入力されていた。
しかし、本実施例の画像形成装置300ではイエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14のそれぞれのクリーニング装置105には3回に1回の割合の転写残入力となる。そして、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14のクリーニングブレード150の磨耗が減少してクリーニングブレード150の交換サイクルを延ばすことが可能になった。
次に、画像形成装置300にトナーの球形の程度を表す形状係数(SF−1)が150以下の形状係数(SF−1)が140のY、C、Mの各トナーを用いた例について説明する。
凸を有する略球形状のトナーであって、トナーの球形の程度を表す形状係数(SF−1)は、次式で定義される。
(SF−1)=(MXLNG)2/AREA×π/4×100
但し、MXLNGは、トナーを二次元平面に投影してできる形状の最大長を表す。そして、AREAは、トナーを二次元平面に投影してできる図形の面積を表す。
従来の基準パターンの作成方法では形状係数(SF−1)が160のトナーを用いた場合、それぞれのトナーの基準パターンのエッジ部に相当する位置で経時でクリーニングブレードの磨耗が促進する。例えば、KはP1で、YはP2で、CはP3で、MはP4でクリーニングブレードの磨耗が促進する。そして、クリーニングブレードの交換サイクルが短くなる傾向にある。
しかし、画像形成装置300の場合、それぞれのイエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14のクリーニング装置105、107へ基準パターン3の転写残トナーが入力されるのは3回に1回となる。そして、クリーニングブレード150、170の磨耗が減少する。このため、それと同時に従来よりも形状が球形に近いトナーを用いることが可能となり、それに伴いトナー像ドットの粒状性が向上して高品質な画像を形成する画像形成装置300を提供することが出来る。
図7は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置400の第4実施例の基本構成図である。
図8は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置400(500)の画像濃度検出手段移動手段40の基本構成図である。
図9は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置400(500)の基準パターン3の検出タイミングとトナー濃度目標値の更新タイミングを説明する図である。
図10は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置400の動作を説明する図である。
図7乃至図10において、画像形成装置400は、第2の像坦持体2である中間転写体20の中間転写ベルトに対向する位置に、図示の矢印(C)方向の反時計回り方向に回転する4つの第1の像坦持体1の感光体ドラムが配置されている。4つの第1の像坦持体1は、ブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14に並列に配置されている。
それぞれの第1の像坦持体1の周囲には、帯電装置101、露光装置102、現像装置103、1次転写装置140、クリーニング装置105が順に配置されている。これらの装置により、それぞれの第1の像坦持体1の感光体ドラムに対し、帯電、露光、現像、転写、クリーニングの工程を行なうことにより中間転写ベルトの中間転写体20上にトナー像が形成される。
ブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14の各現像装置103には、それぞれK(ブラック)、Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)の現像剤が充填される。それぞれの第1の像坦持体1上には、それぞれK、Y、C、Mのトナー像が形成される。また、各現像装置103は、各現像装置103内へ各トナーを補給するためのトナー補給装置130を備えている。図示の矢印(D)方向の時計回りに方向に移動する第2の像担持体2の中間転写体20上に形成されるトナー像は2次転写装置141により、被記録媒体(P)上に転写される。
続いて、被記録媒体(P)上に転写されたトナー像は、図示の矢印(E)方向の反時計回り方向に移動する搬送ベルト22により定着装置106に運ばれて定着される。
1次転写後のそれぞれの第1の像坦持体1上の転写残トナーはそれぞれのクリーニング装置105で、2次転写後の第2の像担持体2の中間転写体20上の転写残トナーはベルトクリーニング装置107でそれぞれクリーニングされる。この動作を連続的に行い、1枚あるいは複数枚の被記録媒体(P)の転写紙に対して記録画像の形成を行なう。
また、第2の像担持体2の中間転写体20上には、最下流の第1の像坦持体1と2次転写装置141の間に中間転写体20上の基準パターン3のトナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41が配置されている。
この画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、画像濃度検出手段移動手段40によって主走査方向に移動可能な状態で設置されている。画像濃度検出手段移動手段40による画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41を移動する移動機構の詳細にについて、図8を用いて以下に説明する。
画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、左右の両端部が左右端支持板45(左、右)によって支持されたガイドシャフト46により図示の矢印(G)方向の主走査方向に沿って摺動可能に支持されている。画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、モータ47により回転駆動される無端ベルト状の濃度検知手段搬送ベルト48上に取り付けられている。そして、画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、制御部49によってモータ47の駆動力で図示の矢印(G)方向の主走査方向に沿って左右方向に移動される。
従って、図8における左端支持板45(左)から右端支持板45(右)までの範囲が画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41の移動可能範囲(H)となる。そして、画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、図示の矢印(G)方向の主走査方向に対して第2の像担持体2の中間転写体20上のこの範囲内で作成される基準パターン3の画像濃度を検出することができる。
現像剤のトナー濃度制御について説明する。トナー補給装置130は、それぞれの現像装置103に取り付けられたトナー濃度センサ131によって各現像剤(キャリア)の透磁率を検出している。被記録媒体(P)への作像一回ごとに、トナー濃度センサ131の出力の目標値に対する現在値の大小によってトナー補給量を変え、現像剤のトナー濃度を一定に保つように制御している。
しかし、現像剤は環境変動や経時劣化等によつ帯電能力の変化に伴い現像能力が変化し、作像条件が一定のもとでは結果として画像濃度が変化してしまう。
そのため画像濃度調整手段5は、画像濃度を一定に保つために、中間転写体20の第2の像坦持体2上の被記録媒体(P)間に相当する位置に作成した基準パターン3の画像濃度を画像濃度検出手段4で検出している。
画像濃度調整手段5は、基準パターン3の画像濃度を画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41で検出し、その出力により、画像濃度が目標値に近づくように、トナーの濃度制御へフィードバックする。現在の画像濃度が画像濃度目標値よりも濃いと判断したときはトナー濃度を低めに、薄いと判断したときは高めになるように設定してトナー補給を行なう。結果として画像濃度が一定となるように制御している。
図9を用いて基準パターン3の検出とトナー濃度制御の目標値について説明する。基準パターン3は、被記録媒体(P)の転写紙の通紙枚数1枚毎に1つ作成する。基準パターン3の大きさは、すべて主走査方向へは長さa(例えば、10mm)、副走査方向へは長さd(例えば、15mm)とする。4n+1枚目後の紙間ではK(ブラック)、4n+2枚目後の紙間ではY、4n+3枚目後の紙間ではC、4(n+1)枚目後の紙間ではMとする。このように被記録媒体(P)の転写紙の紙間1回につき基準パターン3を1つ作成して、その画像濃度を検出している。
4n+1枚目後の紙間でのKトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高い/低い場合、ブラック作像部11の現像剤のトナー濃度が低く/高くなるように目標トナー濃度Tk(n)を設定する。4n+2〜4(n+1)+1枚目まではTk(n)を目標値として適切な量のKトナーがブラック作像部11の現像装置103へ補給される。
4n+2枚目後の紙間でのYトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高い/低い場合、イエロー作像部12の現像剤のトナー濃度が低く/高くなるように目標トナー濃度Ty(n)を設定する。4n+3〜4(n+1)+2枚目まではTy(n)を目標値として適切な量のYトナーがイエロー作像部12の現像装置103へ補給される。
4n+3枚目後の紙間でのCトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高い/低い場合、シアン作像部13の現像剤のトナー濃度が低く/高くなるように目標トナー濃度Tc(n)を設定する。4(n+1)〜4(n+1)+3枚目まではTc(n)を目標値として適切な量のCトナーがシアン作像部13の現像装置103へ補給される。
4(n+1)枚目後の紙間でのMトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高い/低い場合、マゼンタ作像部14の現像剤のトナー濃度が低く/高くなるように目標トナー濃度Tm(n)を設定する。4(n+1)+1〜4(n+2)枚目まではTm(n)を目標値として適切な量のMトナーがマゼンタ作像部14の現像装置103へ補給される。
基準パターン3のクリーニングについて説明する。それぞれの基準パターン3は、画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41で画像濃度を検出後、中間転写体20の第2の像坦持体2とともに移動する。そのまま2次転写ニップ、即ち、第2の像坦持体2の中間転写体20と2次転写装置141の2次転写ローラの当接する部分に突入する。
2次転写ニップでは、被記録媒体(P)間に相当する位置の基準パターン3が通過する際には2次転写装置141の2次転写ローラに転写バイアスを印加しない。そのために、基準パターン3のトナー像の大部分は、そのまま中間転写体20の第2の像坦持体2上に残る。
そして、ベルトクリーニング装置107でクリーニングされる。また、基準パターン3のブラックとカラートナー像の一部は、2次転写装置141の2次転写ローラ上に移り、2次転写クリーニング装置142でクリーニングされる。
図10を用いて、基準パターン3の位置と画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41の画像濃度検出位置の移動シーケンスを説明する。
上記構成において、画像形成装置400では基準パターン3の作成位置を図示の矢印(G)方向の主走査方向に対して前回作成した位置とは異なる位置に、次回基準パターン3を作成する。
まず、電源投入時に制御部49は、モータ47を駆動してHP(ホームポジション)に画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41を移動する。
1枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しホームポジション(HP)とは異なる任意の位置P1に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の1枚目後の紙間ではK(ブラック)の基準パターン3を中間転写体20の第2の像坦持体2上のP1に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
2枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP1とは異なる任意の位置P2に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の2枚目後の紙間ではY(イエロー)の基準パターン3を中間転写体20の第2の像坦持体2上のP2に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
3枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP2とは異なる任意の位置P3に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の3枚目後の紙間ではC(シアン)の基準パターン3を中間転写体20の第2の像坦持体2上のP3に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
4枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP3とは異なる任意の位置P4に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の4枚目後の紙間ではM(マゼンタ)の基準パターン3を中間転写体20の第2の像坦持体2上のP4に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
5枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP4とは異なる任意の位置P5に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の5枚目後の紙間ではK(ブラック)の基準パターン3を中間転写体20の第2の像坦持体2上のP5に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
同様に、(4n+1)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP(4n)とは異なる任意の位置P(4n+1)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4n+1)枚目後の紙間ではKの基準パターン3を中間転写体20の第2の像坦持体2上のP(4n+1)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
(4n+2)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を主走査方向に移動しP(4n+1)とは異なる任意の位置P(4n+2)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4n+2)枚目後の紙間ではYの基準パターン3を中間転写体20の第2の像坦持体2上のP(4n+2)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
(4n+3)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を主走査方向に移動しP(4n+2)とは異なる任意の位置P(4n+3)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4n+3)枚目後の紙間ではCの基準パターン3を中間転写体20の第2の像坦持体2上のP(4n+3)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
4(n+1)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を主走査方向に移動しP(4n+3)とは異なる任意の位置P(4(n+1))に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4(n+1))枚目後の紙間ではMの基準パターン3を中間転写体20の第2の像坦持体2上のP(4(n+1))に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
4(n+1)+1枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を主走査方向に移動しP(4(n+1))とは異なる任意の位置P(4(n+1)+1)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4(n+1)+1)枚目後の紙間ではK(ブラック)の基準パターン3を中間転写体20の第2の像坦持体2上のP(4(n+1)+1)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。以下省略する。
以上のように、繰り返し基準パターン3の作像位置と画像濃度センサ41の画像濃度検出位置をセットで変えていくことにより、各クリーニング装置に入力される基準パターン3のトナー像は毎回同じ位置に入力されることがなくなる。
図11は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置500の第5実施例の基本構成図である。
図12は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置500の第5実施例の動作その1を説明する図である。
図13は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置500の第5実施例の動作その2を説明する図である。
図11において、画像形成装置500は、被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2に対向する位置に、図示の矢印(A)方向の時計回り方向に回転する4つの第1の像坦持体1の感光体ドラムが配置されている。4つの第1の像坦持体1は、ブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14に並列に配置されている。
それぞれの第1の像坦持体1の周囲には、帯電装置101、露光装置102、現像装置103、転写装置104、クリーニング装置105が順に配置されている。それぞれの第1の像坦持体1に対し、帯電、露光、現像、転写、クリーニングの工程を行なうことにより、被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上に搬送されてきた被記録媒体(P)の転写紙上にトナー像が形成される。
ブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14の各現像装置103には、それぞれK(ブラック)、Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)の現像剤が充填される。
それぞれの第1の像坦持体1上にはそれぞれK、Y、C、Mのトナー像が形成される。また、各現像装置103は、各現像装置103内へ各トナーを補給するためのトナー補給装置130を備えている。
トナー像が形成された被記録媒体(P)は、図示の矢印(F)方向の反時計回り方向に移動する被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2により定着装置106に運ばれトナー像は定着される。
転写後のそれぞれの第1の像坦持体1上の転写残トナーはそれぞれのクリーニング装置105でクリーニングされる。この動作を連続的に行い、1枚あるいは複数枚の被記録媒体(P)に対して画像形成を行なう。
また、第2の像坦持体2の被記録媒体搬送手段21上には、最下流の第1の像坦持体1とベルトクリーニング装置107との間に、被記録媒体搬送手段21上の基準パターン3の画像濃度を検出する画像濃度検出手段4が配置されている。この画像濃度検出手段4は、画像濃度センサ41を画像濃度検出手段移動手段40によって主走査方向に移動可能な状態で設置されて基準パターン3のトナー像の画像濃度を検出する。画像濃度検出手段移動手段40による画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41を移動する移動機構について、図8を用いて説明する。
画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、左右の両端部が左右端支持板45(左、右)によって支持されたガイドシャフト46により図示の矢印(G)方向の主走査方向に沿って摺動可能に支持されている。画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、モータ47により回転駆動される無端ベルト状の濃度検知手段搬送ベルト48上に取り付けられている。そして、画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、制御部49によってモータ47の駆動力で図示の矢印(G)方向の主走査方向に沿って左右方向に移動される。
従って、図8における左端支持板45(左)から右端支持板45(右)までの範囲が画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41の移動可能範囲(H)となる。図示の矢印(G)方向の主走査方向に対して第2の像担持体2の中間転写体20上のこの範囲内で作成される基準パターン3の画像濃度を検出することができる。
次に、画像形成装置500の現像剤のトナー濃度制御について説明する。各トナー補給装置130は、それぞれの現像装置103に取り付けられたトナー濃度センサ131によって各現像剤(キャリア)の透磁率を検出している。被記録媒体(P)への作像一回ごとに、トナー濃度センサ131の出力の目標値に対する現在値の大小によってトナー補給量を変え、現像剤のトナー濃度を一定に保つように制御している。
しかし、現像剤は環境変動や経時劣化等による帯電能力の変化に伴い現像能力が変化し、作像条件が一定のもとでは結果として画像濃度が変化してしまう。そのため画像濃度調整手段5は、画像濃度を一定に保つために、被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上の被記録媒体(P)間に相当する位置に作成した基準パターン3の画像濃度を画像濃度検出手段4で検出している。
画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41の出力により、画像濃度が目標値に近づくように、トナーの濃度制御へフィードバックする。現在の画像濃度が画像濃度目標値よりも濃いと判断したときはトナー濃度を低めに、薄いと判断したときは高めになるように設定してトナー補給を行なう。結果として画像濃度が一定となるように制御している。
図9を用いて、画像形成装置500における基準パターン3の検出とトナー濃度制御の目標値について説明する。基準パターン3は、被記録媒体(P)の転写紙の通紙枚数1枚毎に1つ作成する。基準パターン3の大きさは、すべて主走査方向へは長さa(例えば、10mm)、副走査方向へは長さd(例えば、15mm)とする。4n+1枚目後の紙間ではK、4n+2枚目後の紙間ではY、4n+3枚目後の紙間ではC、4(n+1)枚目後の紙間ではMとする。このように被記録媒体(P)の転写紙の紙間1回につき基準パターン3を1つ作成して、その画像濃度を検出している。
4n+1枚目後の紙間でのKトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高いまたは低い場合になる。そのような場合に、ブラック作像部11の現像装置103中の現像剤のトナー濃度が低くまたは高くなるように目標トナー濃度Tk(n)を設定する。4n+2〜4(n+1)+1枚目まではTk(n)を目標値として適切な量のKトナーがブラック作像部11の現像装置103へ補給される。
4n+2枚目後の紙間でのYトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高いまたは低い場合になる。そのような場合に、イエロー作像部12の現像装置103中の現像剤のトナー濃度が低くまたは高くなるように目標トナー濃度Ty(n)を設定する。4n+3〜4(n+1)+2枚目まではTy(n)を目標値として適切な量のYトナーがイエロー作像部12の現像装置103へ補給される。
4n+3枚目後の紙間でのCトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高いまたは低い場合になる。そのような場合に、シアン作像部13の現像装置103中の現像剤のトナー濃度が低くまたは高くなるように目標トナー濃度Tc(n)を設定する。4(n+1)〜4(n+1)+3枚目まではTc(n)を目標値として適切な量のCトナーがシアン作像部13の現像装置103へ補給される。
4(n+1)枚目後の紙間でのMトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高いまたは低い場合になる。そのような場合に、マゼンタ作像部14の現像装置103中の現像剤のトナー濃度が低く/高くなるように目標トナー濃度Tm(n)を設定する。4(n+1)+1〜4(n+2)枚目まではTm(n)を目標値として適切な量のMトナーがマゼンタ作像部14の現像装置103へ補給される。
それぞれの基準パターン3は画像濃度検出後、被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2とともに移動してそのままベルトクリーニング装置107でクリーニングされる。
図12を用いて、画像形成装置500における基準パターン3の位置と画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41の画像濃度検出位置の移動シーケンスを説明する。
上記構成において、画像形成装置500では基準パターン3の作成位置を図示の矢印(G)方向の主走査方向に対して前回作成した位置から距離bmm、例えば、20mm離れた位置に、次回基準パターン3を作成する。
まず、電源投入時に制御部49は、モータ47を駆動してHP(ホームポジション)に画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41を移動する。
被記録媒体(P)の転写紙の1枚目後の紙間ではKの基準パターン3を被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上のP1に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
2枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP1から距離b(20mm)だけ離れた位置P2に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の2枚目後の紙間ではY(イエロー)の基準パターン3を被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上のP2に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
3枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP2から距離b(20mm)だけ離れた位置P3に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の3枚目後の紙間ではCの基準パターン3を被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上のP3に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
4枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP3から距離b(20mm)だけ離れた位置P4に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の4枚目後の紙間ではMの基準パターン3を被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上のP4に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
5枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP4から距離b(20mm)だけ離れた位置P5に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の5枚目後の紙間ではK(ブラック)の基準パターン3を被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上のP5に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
同様に、(4n+1)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP(4n)から距離b(20mm)だけ離れた位置P(4n+1)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4n+1)枚目後の紙間ではK(ブラック)の基準パターン3を被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上のP(4n+1)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
(4n+2)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP(4n+1)から距離b(20mm)だけ離れた位置P(4n+2)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4n+2)枚目後の紙間ではYの基準パターン3を被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上のP(4n+2)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
(4n+3)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP(4n+2)から距離b(20mm)だけ離れた位置P(4n+3)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4n+3)枚目後の紙間ではCの基準パターン3を被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上のP(4n+3)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
4(n+1)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP(4n+3)から距離b(20mm)だけ離れた位置P(4(n+1))に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4(n+1))枚目後の紙間ではMの基準パターン3を被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上のP(4(n+1))に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
4(n+1)+1枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP(4(n+1))から距離b(20mm)だけ離れた位置P(4(n+1)+1)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4(n+1)+1)枚目後の紙間ではKの基準パターン3を被記録媒体搬送手段21を兼用する第2の像坦持体2上のP(4(n+1)+1)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
以上のように、繰り返し基準パターン3の作像位置と画像濃度センサ41の画像濃度検出位置をセットで変えていく。この繰り返しを継続すると、基準パターン3と画像濃度センサ41は、画像濃度センサ41の移動可能範囲(H)の一端を超えてしまう。この場合の処理を図13で説明する。
今m回目でKの基準パターン3を位置P(m)で検出したとする。(m+1)回目はYの基準パターン3を位置P(m)から距離b(20mm)だけ離れた位置で検出することになるが、その位置は画像濃度センサ41の移動可能範囲(H)の一端を超えてしまう。そこで、他端側の1回目の基準パターン3を作像した位置P1に戻り、その位置で(m+1)回目の基準パターン3のYの画像濃度検出を行う。
それ以降は、基準パターン3の作成位置を図示の矢印(G)方向の主走査方向に対して前回作成した位置から距離b(20mm)だけ正方向に離れた位置に次回基準パターン3を作成するシーケンスを繰り返す。そして、再び画像濃度センサ41の移動可能範囲(H)の一端を超えてしまうときは同様の動作を繰り返すことになる。
以上のように、繰り返し基準パターン3の作像位置と画像濃度センサ41の画像濃度検出位置をセットで変えていくことにより、各クリーニング装置に入力される基準パターン3のトナー像は毎回同じ位置に入力されることがなくなる。例えば、移動距離bが20mmで画像濃度センサ41の移動可能幅(H)が300mmの場合、15回に1回の割合でクリーニングブレード150、170へ基準パターン3が入力されることになる。
図7は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置600の第6実施例の基本構成図である。
図14は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置600の第6実施例の動作その1を説明する図である。
図15は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置600の第6実施例の動作その2を説明する図である。
図7、図14と図15において、画像形成装置600は、第2の像坦持体2である中間転写体20の中間転写ベルトに対向する位置に、図示の矢印(C)方向の反時計回り方向に回転する4つの第1の像坦持体1が配置されている。4つの第1の像坦持体1は、ブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ(M)作像部14に並列に配置されている。
それぞれの第1の像坦持体1の周囲には、帯電装置101、露光装置102、現像装置103、1次転写装置140、クリーニング装置105が順に配置されている。これらの装置により、それぞれの第1の像坦持体1の感光体ドラムに対し、帯電、露光、現像、転写、クリーニングの工程を行なうことにより中間転写ベルトの中間転写体20上にトナー像が形成される。
ブラック作像部11、イエロー作像部12、シアン作像部13、マゼンタ作像部14の各現像装置103には、それぞれK、Y、C、Mの現像剤が充填される。それぞれの第1の像坦持体1上には、それぞれK、Y、C、Mのトナー像が形成される。また、各現像装置103は、各現像装置103内へ各トナーを補給するためのトナー補給装置130を備えている。図示の矢印(D)方向の時計回りに方向に移動する第2の像担持体2の中間転写体20上に形成されるトナー像は2次転写装置141により、被記録媒体(P)上に転写される。
続いて、被記録媒体(P)上に転写されたトナー像は、図示の矢印(E)方向の反時計回り方向に移動する搬送ベルト22により定着装置106に運ばれて定着される。
1次転写後のそれぞれの第1の像坦持体1上の転写残トナーはそれぞれのクリーニング装置105で、2次転写後の第2の像担持体2の中間転写体20上の転写残トナーはベルトクリーニング装置107でそれぞれクリーニングされる。この動作を連続的に行い、1枚あるいは複数枚の被記録媒体(P)の転写紙に対して記録画像の形成を行なう。
また、第2の像担持体2の中間転写体20上には、最下流の第1の像坦持体1と2次転写装置141の間に中間転写体20上の基準パターン3のトナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41が配置されている。
この画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、画像濃度検出手段移動手段40によって主走査方向に移動可能な状態で設置されている。画像濃度検出手段移動手段40による画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41を移動する移動機構の詳細にについて、図8を用いて以下に説明する。
画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、左右の両端部が左右端支持板45(左、右)によって支持されるガイドシャフト46により図示の矢印(G)方向の主走査方向に沿って摺動可能に支持されている。画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、モータ47により回転駆動される無端ベルト状の濃度検知手段搬送ベルト48上に取り付けられている。そして、画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、制御部49によってモータ47の駆動力で図示の矢印(G)方向の主走査方向に沿って左右方向に移動される。
従って、図8における左端支持板45(左)から右端支持板45(右)までの範囲が画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41の移動可能範囲(H)となる。そして、画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41は、図示の矢印(G)方向の主走査方向に対して第2の像担持体2の中間転写体20上のこの範囲内で作成される基準パターン3の画像濃度を検出することができる。
現像剤のトナー濃度制御について説明する。トナー補給装置130は、それぞれの現像装置103に取り付けられたトナー濃度センサ131によって各現像剤(キャリア)の透磁率を検出している。被記録媒体(P)への作像一回ごとに、トナー濃度センサ131の出力の目標値に対する現在値の大小によってトナー補給量を変え、現像剤のトナー濃度を一定に保つように制御している。
しかし、現像剤は環境変動や経時劣化等によつ帯電能力の変化に伴い現像能力が変化し、作像条件が一定のもとでは結果として画像濃度が変化してしまう。
そのため画像濃度調整手段5は、画像濃度を一定に保つために、中間転写体20の第2の像坦持体2上の被記録媒体(P)間に相当する位置に作成した基準パターン3の画像濃度を画像濃度検出手段4で検出している。
画像濃度調整手段5は、基準パターン3の画像濃度を画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41で検出し、その出力により、画像濃度が目標値に近づくように、トナーの濃度制御へフィードバックする。現在の画像濃度が画像濃度目標値よりも濃いと判断したときはトナー濃度を低めに、薄いと判断したときは高めになるように設定してトナー補給を行なう。結果として画像濃度が一定となるように制御している。
図9を用いて基準パターン3の検出とトナー濃度制御の目標値について説明する。基準パターン3は、被記録媒体(P)の転写紙の通紙枚数1枚毎に1つ作成する。基準パターン3の大きさは、すべて主走査方向へは長さa(例えば、10mm)、副走査方向へは長さd(例えば、15mm)とする。4n+1枚目後の紙間ではK、4n+2枚目後の紙間ではY、4n+3枚目後の紙間ではC、4(n+1)枚目後の紙間ではMとする。このように被記録媒体(P)の転写紙の紙間1回につき基準パターン3を1つ作成して、その画像濃度を検出している。
4n+1枚目後の紙間でのKトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高い/低い場合、ブラック作像部11の現像剤のトナー濃度が低く/高くなるように目標トナー濃度Tk(n)を設定する。4n+2〜4(n+1)+1枚目まではTk(n)を目標値として適切な量のKトナーがブラック作像部11の現像装置103へ補給される。
4n+2枚目後の紙間でのYトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高い/低い場合、イエロー作像部12の現像剤のトナー濃度が低く/高くなるように目標トナー濃度Ty(n)を設定する。4n+3〜4(n+1)+2枚目まではTy(n)を目標値として適切な量のYトナーがイエロー作像部12の現像装置103へ補給される。
4n+3枚目後の紙間でのCトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高い/低い場合、シアン作像部13の現像剤のトナー濃度が低く/高くなるように目標トナー濃度Tc(n)を設定する。4(n+1)〜4(n+1)+3枚目まではTc(n)を目標値として適切な量のCトナーがシアン作像部13の現像装置103へ補給される。
4(n+1)枚目後の紙間でのMトナーの基準パターン3の画像濃度が目標とする画像濃度よりも高い/低い場合、マゼンタ作像部14の現像剤のトナー濃度が低く/高くなるように目標トナー濃度Tm(n)を設定する。4(n+1)+1〜4(n+2)枚目まではTm(n)を目標値として適切な量のMトナーがマゼンタ作像部14の現像装置103へ補給される。
基準パターン3のクリーニングについて説明する。それぞれの基準パターン3は、画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41で画像濃度を検出後、中間転写体20の第2の像坦持体2とともに移動する。そのまま2次転写ニップ、即ち、第2の像坦持体2の中間転写体20と2次転写装置141の2次転写ローラの当接する部分に突入する。
2次転写ニップでは、被記録媒体(P)間に相当する位置の基準パターン3が通過する際には2次転写装置141の2次転写ローラに転写バイアスを印加しない。そのために、基準パターン3のトナー像の大部分は、そのまま中間転写体20の第2の像坦持体2上に残る。
そして、ベルトクリーニング装置107でクリーニングされる。また、基準パターン3のブラックとカラートナー像の一部は、2次転写装置141の2次転写ローラ上に移り、2次転写クリーニング装置142でクリーニングされる。
図14を用いて、画像形成装置600における基準パターン3の位置と画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41の画像濃度検出位置の移動シーケンスを説明する。
上記構成において、画像形成装置600では基準パターン3の作成位置を図示の矢印(G)方向の主走査方向に対して前回作成した位置から距離amm、例えば、10mm離れた位置に、次回基準パターン3を作成する。
まず、電源投入時に制御部49は、モータ47を駆動してHP(ホームポジション)に画像濃度検出手段4の画像濃度センサ41を移動する。
被記録媒体(P)の転写紙の1枚目後の紙間ではKの基準パターン3を第2の像坦持体2の中間転写体20上のP1に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
2枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP1から距離a(10mm)だけ離れた位置P2に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の2枚目後の紙間ではYの基準パターン3を第2の像坦持体2の中間転写体20上のP2に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
3枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP2から距離a(10mm)だけ離れた位置P3に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の3枚目後の紙間ではCの基準パターン3を第2の像坦持体2の中間転写体20上のP3に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
4枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP3から距離a(10mm)だけ離れた位置P4に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の4枚目後の紙間ではMの基準パターン3を第2の像坦持体2の中間転写体20上のP4に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
5枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP4から距離a(10mm)だけ離れた位置P5に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の5枚目後の紙間ではK(ブラック)の基準パターン3を第2の像坦持体2の中間転写体20上のP5に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
同様に、(4n+1)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP(4n)から距離a(10mm)だけ離れた位置P(4n+1)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4n+1)枚目後の紙間ではKの基準パターン3を第2の像坦持体2の中間転写体20上のP(4n+1)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
(4n+2)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP(4n+1)から距離a(10mm)だけ離れた位置P(4n+2)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4n+2)枚目後の紙間ではYの基準パターン3を第2の像坦持体2の中間転写体20上のP(4n+2)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
(4n+3)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP(4n+2)から距離a(10mm)だけ離れた位置P(4n+3)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4n+3)枚目後の紙間ではCの基準パターン3を第2の像坦持体2の中間転写体20上のP(4n+3)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
4(n+1)枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP(4n+3)から距離a(100mm)だけ離れた位置P(4(n+1))に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4(n+1))枚目後の紙間ではMの基準パターン3を第2の像坦持体2の中間転写体20上のP(4(n+1))に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
4(n+1)+1枚目の画像形成動作中にモータ47を駆動して、画像濃度センサ41を図示の矢印(G)方向の主走査方向に移動しP(4(n+1))から距離a(10mm)だけ離れた位置P(4(n+1)+1)に停止する。被記録媒体(P)の転写紙の(4(n+1)+1)枚目後の紙間ではKの基準パターン3を第2の像坦持体2の中間転写体20上のP(4(n+1)+1)に対向する位置に作像し、画像濃度を検出する。
以上のように、繰り返し基準パターン3の作像位置と画像濃度センサ41の画像濃度検出位置をセットで変えていく。この繰り返しを継続すると、基準パターン3と画像濃度センサ41は、画像濃度センサ41の移動可能範囲(H)の一端を超えてしまう。この場合の処理を図15で説明する。
今m回目でKの基準パターン3を位置P(m)で検出したとする。(m+1)回目はYの基準パターン3を位置P(m)から距離a(10mm)だけ離れた位置で検出することになるが、その位置は画像濃度センサ41の移動可能範囲(H)の一端を超えてしまう。そこで、位置P(m)から基準パターン3の移動してきた方向と逆方向に距離a(10mm)だけ離れた位置P(m+1)に戻り、その位置で(m+1)回目の基準パターン3のYの画像濃度検出を行う。
それ以降は、基準パターン3の作成位置を図示の矢印(G)方向の主走査方向に対して前回作成した位置から距離a(10mm)だけ逆方向に離れた位置に次回基準パターン3を作成するシーケンスを繰り返す。そして、再び画像濃度センサ41の移動可能範囲(H)の一端を超えてしまうときは、正方向に折り返す。この動作を繰り返すことになる。
以上のように、繰り返し基準パターン3の作像位置と画像濃度センサ41の画像濃度検出位置をセットで変えていくことにより、各クリーニング装置に入力される基準パターン3のトナー像は毎回同じ位置に入力されることがなくなりm回に1回の割合になる。例えば、移動距離aが10mmで画像濃度センサ41の移動可能幅が300mmの場合、30回に1回の割合でクリーニングブレード150、170へ基準パターン3が入力されることになる。
従って、画像形成装置100乃至600は、基準パターン3を主走査方向の画像幅に渡ってまんべんなく入力して、特定位置でのクリーニングブレード150、170の磨耗がなくなり交換サイクルを延ばすことが可能になる。そして、基準パターン3を作成して画像濃度を調整する電子写真方式の画像形成装置において、クリーニング不良を防止しクリーニング装置105、ベルトクリーニング装置107の寿命を延ばすことができる。また、基準パターン3が画像濃度検出手段4の移動可能範囲(H)の端部に達しても、そのまま継続して次の画像濃度検出が可能となる。更に、中間転写方式並びに直接転写方式においてもクリーニング不良を防止し、クリーニング装置の寿命を延ばすことができるとともに高品質な画像を形成する。
本発明の実施形態にかかる画像形成装置の参考例としての第1実施例の基本構成図である。 1実施例の画像濃度調整用の基準パターンの作成位置を示す図である。 本発明の実施形態にかかる画像形成装置の参考例としての第2実施例の基本構成図である。 2実施例の画像濃度調整用の基準パターンの作成位置を示す図である。 本発明の実施形態にかかる画像形成装置の参考例としての第3実施例の基本構成図である。 3実施例の画像濃度調整用の基準パターンの作成位置を示す図である。 本発明の実施形態にかかる画像形成装置の第4、6実施例の基本構成図である。 本発明の実施形態にかかる画像形成装置の画像濃度検出手段移動手段の基本構成図である。 本発明の実施形態にかかる画像形成装置の基準パターンの検出タイミングとトナー濃度目標値の更新タイミングを説明する図である。 本発明の実施形態にかかる画像形成装置の第4実施例の動作を説明する図である。 本発明の実施形態にかかる画像形成装置の第5実施例の基本構成図である。 本発明の実施形態にかかる画像形成装置の第5実施例の動作その1を説明する図である。 本発明の実施形態にかかる画像形成装置の第5実施例の動作その2を説明する図である。 本発明の実施形態にかかる画像形成装置の第6実施例の動作その1を説明する図である。 本発明の実施形態にかかる画像形成装置の第6実施例の動作その2を説明する図である。 従来の画像形成装置において作成する画像濃度調整用の基準パターンのエッジ部分の状態を示す図である。 従来の画像形成装置において画像濃度調整用の基準パターンの作成位置を示す図である。
符号の説明
1…第1の像担持体、2…第2の像担持体、3…基準パターン、4…画像濃度検出手段、5…画像濃度調整手段、10…作像部、11…ブラック作像部、12…イエロー作像部、13…シアン作像部、14…マゼンタ作像部、20…中間転写体、21…被記録媒体搬送手段、22…搬送ベルト、40…画像濃度検出手段移動手段、41、42、43、44…画像濃度センサ、45(左、右)…左右端支持板、46…ガイドシャフト、47…モータ、48…濃度検知手段搬送ベルト、49…制御部、100…画像形成装置、101…帯電装置、102…露光装置、103…現像装置、104…転写装置、105…クリーニング装置、106…定着装置、107…ベルトクリーニング装置、130…トナー補給装置、131…トナー濃度センサ、140…1次転写装置、141…2次転写装置、142…2次転写クリーニング装置、150…クリーニングブレード、170…クリーニングブレード、200、300、400、500、600…画像形成装置、1003…基準パターン

Claims (12)

  1. 作成する基準パターンで画像濃度を調整して記録画像を形成する画像形成装置において、
    回動可能に保持されて形成される記録画像を担持する第1の像担持体と、
    前記第1の像担持体から転写される記録画像を担持して回動可能に保持される第2の像担持体と、
    前記第2の像担持体上に前記第1の像担持体から記録画像の主走査方向と副走査方向に対して前回作成した位置と異なる位置に順次に形成されて転写される画像濃度調整用の基準パターンと、
    前記第2の像担持体上の前記基準パターンの光学濃度を検出する画像濃度検出手段と、
    前記画像濃度検出手段の検出結果をもとに形成する記録画像の画像濃度調整を行なう画像濃度調整手段を備え、
    前記第1の像担持体をそれぞれに含むブラック作像部と、複数のカラー作像部とを有し、
    前記基準パターンは、ブラックトナーと複数のカラートナーとで形成され、第2の像担持体上の記録画像が転写される記録紙と記録紙との紙間に相当する位置に異なるトナーの色順に1つ形成されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記第2の像担持体は、中間転写体を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記第2の像担持体は、記録紙搬送手段を兼ねて備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記基準パターンは、前回作成した位置から所定の距離だけ離れた位置に形成されて転写されて備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記基準パターンは、前回作成した位置から前記基準パターンの主走査方向への所定の長さだけ離れた位置に形成されて転写されて備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記基準パターンは、次回形成して転写する位置が前記画像濃度検出手段の光学濃度の検出範囲外に達した場合に、前記画像濃度検出手段の光学濃度の検出可能範囲の他端側の位置に次回の前記基準パターンを形成して転写して備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記基準パターンは、次回形成して転写する位置が前記画像濃度検出手段の光学濃度の検出範囲外に達した場合に、折り返し方向に所定の距離だけ離れた位置に次回の前記基準パターンを形成して転写して備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記画像濃度検出手段は、複数個の画像濃度センサを備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記画像濃度検出手段は、ブラック用とカラートナー用の複数個の画像濃度センサを備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記画像濃度検出手段は、前記第2の像担持体の表面上に沿って移動する画像濃度検出手段移動手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    トナーの平均粒径は、6μm以下を備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    トナーは、球形の程度を表す形状係数(SF−1)が150以下を備えることを特徴とする画像形成装置。
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