JP4265530B2 - ディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラム、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

ディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラム、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ディスク型の記録媒体に記録されている情報を再生するディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、CDやDVDを始めとした光ディスクなど、可搬型の記録媒体からデータの再生処理を行なうディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
さらに詳しくは、本発明は、装填された記録媒体の劣化の状態に応じたデータ再生処理を行なうディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、記録媒体の劣化の進行に対するユーザの不安を解消するディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
昨今の技術革新に伴い、さまざまな種類の計算機システムが開発され市販されている。これら計算機システムは、一般に、情報の蓄積並びに動作プログラムのインストールを行なうために、外部記憶システムを備えている。
磁気記録方式のハード・ディスク記憶装置(Hard Disk Drive)は、代表的な記憶装置である。ドライブ・ユニット内には記録媒体である数枚の磁気メディアが収容され、スピンドル・モータによって高速に回転する。メディアには、ニッケル・リンなどのメッキを施した磁性体が塗布されている。そして、磁気ヘッドを回転するメディア表面上で半径方向にスキャンさせることによって、メディア上にデータに相当する磁化を生じさせて書き込みを行ない、あるいはデータを読み出すことができる。
ハード・ディスクは既に広汎に普及している。例えば、パーソナル・コンピュータ用の標準的な外部記憶装置として、コンピュータを起動するために必要なオペレーティング・システム(OS)やアプリケーションなど、さまざまなソフトウェアをインストールしたり、作成・編集したファイルを保存したりするためにハード・ディスクが利用されている。
また、ハード・ディスクにインストールするための動作プログラムや、データ・コンテンツをシステム間で移動するために、リムーバブルな記録ディスクを着脱自在に装填して情報を再生するタイプの外部記憶装置もある。従来は、フレキシブル・ディスクのような可搬型メディアが主流であったが、最近ではプログラムやデータ・コンテンツの肥大化とも相俟って、CDやDVDのような大容量のディスク型記録媒体並びにそのディスク再生装置が広く使用されている。
例えば、CDは、記録面への照射光に対する反射光を受光して得られるRF信号に基づいて情報を再生することができる記録媒体であり、反射層と記録層色素の組合せに応じてメディアのバリエーションができている(例えば、非特許文献1を参照のこと)。
CD−ROMのように記録情報に相当するピットが製造元であらかじめ形成された読み出し専用のCD(プレスCD)の他に、CD−RやCD−RW、DVD−R、DVD−RWのように、エンドユーザで情報の書き込みを行なうことができるディスク並びにこれ対応したドライブが普及してきている。最近では、デジタル・カメラやカムコーダなどの保存媒体として、CDやDVDなどの光ディスクが使用される機会が増え、その必要度はさらに増す勢いである。
ところで、この種の光ディスクは、一般には、数十年単位の寿命がある媒体であるとされているが、実際には、メディアの種類や記録品質、保存状態などの各種要因によりその寿命が大きく変化する。
アナログの時代であれば、記録された媒体は徐々に劣化が進んだため、ユーザはその保存状態を容易に知ることができ、またかなりひどい保存状態であっても、基本的には再生することが可能である。すなわち、媒体の劣化は言わば連続的な過程であり、ある日突然メディアが寿命を迎えるということはない。
これに対し、デジタル化された記録媒体においては、劣化の過程は離散的、不連続的なものであり、ある日突然メディアが寿命に至り、予期できないままデータを読み取ることができなくなることが多い。一般のユーザが記録されたメディアの劣化の状態を知ることは困難なため、ユーザに不安感を与える結果となる。勿論、バックアップを取っておくなどの対策を行なうことは可能であるが、またいつメディアが再生できなるのか判らないため、不安であることに変わりはない。
今後、記録や記念を残すのに、デジタル・カメラやデジタル・ビデオに記録を残していくニーズがますます高まり、記録されたメディアの保存に対しても重要度が増すことが予想される。ユーザに与える不安感は、商品普及においても大きな障壁となる。
例えば、記録された情報が破損する前にユーザに記録情報のバックアップをとるように警告することができる情報記録媒体について提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。この情報記録媒体は、記録領域よりも寿命の短い寿命判定領域が設けられており、長期保存によって劣化が進んでいる記録領域が寿命に達する前に、寿命判定領域が寿命に達するので、記録領域の劣化の進行を知ることができる。しかしながら、寿命判定領域を備えていない従来の記録フォーマットのディスクの場合、その寿命若しくは劣化の度合いを検出することはできない。
また、メモリ容量を増加することなく、しかも重要なエラー情報を消失させることのない自己診断情報の記録機構を有する情報記録再生装置について提案がなされている(例えば、特許文献2を参照のこと)。この情報記録再生装置は、装置本体の不具合や記録媒体に記録された信号の良否を検出し、エラー情報をメモリに記憶するとともに、致命的なエラーが発生したときは以降のエラー情報の記憶を禁止するようになっている。しかしながら、記録媒体の劣化が進行することに対するユーザの不安感をどのように解消すべきかに関しては、一切言及がない。
特開平11−203728号公報 特開平5−298835号公報 森康裕著「CD−R・DVD−Rマスター」(三才ムック、90頁〜92頁、2002年6月1日)
本発明の目的は、可搬型の記録媒体からデータの再生処理を好適に行なうことができる、優れたディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、装填された記録媒体の劣化の状態に応じたデータ再生処理を行なうことができる、優れたディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、記録媒体の劣化の進行に対するユーザの不安を解消することができる、優れたディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、ディスク型の記録媒体からデータを再生するディスク再生装置であって、
ディスクの劣化状態を判定するディスク劣化判定手段と、
前記ディスク劣化判定手段によりディスクの劣化が所定以上進行したと判定されたときに、ユーザに通知するユーザ通知手段と、
を具備することを特徴とするディスク再生装置である。
ここで、前記ディスク劣化判定手段は、例えば、ディスクからデータを再生するときのエラーレートを計測するエラーレート計測手段と、エラーレート計測値を閾値判定によりディスクの劣化を判定する閾値比較手段を備えている。
また、前記ユーザ通知手段は、劣化が判定されたディスクのバックアップをとることをユーザに促すことができる。
また、本発明の第2の側面は、ディスク型の記録媒体からデータを再生するディスク再生装置であって、
ディスクからデータを再生するときのエラーレートを計測するエラーレート計測手段と、
エラーレート計測値を閾値判定することによりディスクの劣化を判定する閾値比較手段と、
を具備することを特徴とするディスク再生装置である。
最近では、デジタル・カメラやカムコーダなどの保存媒体として、CDやDVDなどの光ディスクが使用される機会が増えてきている。ところが、デジタル化された記録媒体においては、劣化の過程は離散的、不連続的なものであり、ある日突然メディアが寿命に至り、予期できないままデータを読み取ることができなくなる、という問題がある。一般のユーザが記録されたメディアの劣化の状態を知ることは困難なため、ユーザに不安感を与える結果となる。
これに対し、本発明に係るディスク再生装置では、エラーレートのカウントに基づいてディスクの劣化の状態を観察し、劣化の状態がある程度以上進行すると、ユーザにこれを通知することができる。ユーザへの通知方法として、ディスクの記録内容のバックアップ指示などである。ユーザにとっては、バックアップを取るべきタイミングを好適に知り得るので、保存しておいた貴重なデータの損失を防ぐことができ、安心感が増す。
すなわち、本発明に係るディスク再生装置は、デジタル・カメラやデジタル・ビデオに記録を残していくニーズや、記録されたメディアの保存に関する重要度に対応することができる。
ここで、市場のディスクでは経年変化だけでなく、光暴、傷、ディスクの歪みなどによっても再生の状況は変化する。本発明に係るディスク再生装置は、ディスクの状況に応じて劣化判定用の閾値を変更することにより、適応的な劣化状態の判定を行なうようにしている。
例えば、傷の検出により閾値の変更を行なう。ディスクの記録面から傷が検出された場合、通常のディスクよりも多少閾値を下げて、低いエラーレートであってもバックアップを取ることをユーザに通知する。傷は記録状態とは直接関連性はないので、傷のない部分で評価を行ない、傷を踏まえた閾値により評価を行なう。そして、ユーザにバックアップの通知を行なうか否かを決定する。
また、圧縮された信号では、同じ欠損に対してその影響度が異なる。したがって、記録されたフォーマットによってディスクの品質が与える度合いが異なるので、記録データのフォーマットに応じて、その閾値を変化させるようにしてもよい。
また、ディスクのそりや歪みによってエラーに対するマージンが変化するので、閾値を変更する。ディスクのそり、面ぶれなどのスキュー要因により再生品質の低下が起こるが、スキューに関する場合スキュー量に対して急激に再生品質が低下することが考えられるので、その分を加味して閾値の設定を行なう。
また、エラーレートに基づいてメディアの劣化を判定すると言っても、ディスク型のメディアにおいては、半径位置毎にデータ再生に与える影響が異なる。例えば、内周側のトラックでは正常に再生可能なエラーレートであっても、外周に向かうにつれ面触れの影響などにより再生できなくなるという問題がある。そこで、ディスクを装填する度に、その内周、中周、外周といった具合に、ディスク記録面を半径方向で複数の領域に分割し、各領域で半径位置に応じたエラーレート・チェックを行なうという手法を取り入れるようにしてもよい。
また、CD−RやCD−RWなどの書き込み方のディスクに対しては、データを記録する際のエラーレートのデータを取り、記録日時及びエラーレートの状況を記録しておくようにしてもよい。このような場合、ディスクから読み取られた記録日時及びエラーレートの状況と、前記エラーレート計測手段による計測結果に基づいて、ディスクの劣化曲線を算出し、ディスクの寿命を求めることができる。
また、本発明の第3の側面は、ディスク型の記録媒体からデータを再生するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
ディスクの劣化状態を判定するディスク劣化判定ステップと、
前記ディスク劣化判定ステップにおいてディスクの劣化が所定以上進行したと判定されたときに、ユーザに通知するユーザ通知ステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
また、本発明の第4の側面は、ディスク型の記録媒体からデータを再生するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
ディスクからデータを再生するときのエラーレートを計測するエラーレート計測ステップと、
エラーレート計測値を閾値判定することによりディスクの劣化を判定する閾値比較ステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
本発明の第3及び第4の各側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第3及び第4の各側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1及び第2の各側面に係るディスク再生装置と同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、可搬型の記録媒体からデータの再生処理を好適に行なうことができる、優れたディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、装填された記録媒体の劣化の状態に応じたデータ再生処理を行なうことができる、優れたディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、記録媒体の劣化の進行に対するユーザの不安を解消することができる、優れたディスク再生装置及びディスク再生方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
今後益々、記録や記念を残すのに、デジタル・カメラやデジタル・ビデオに記録を残していくニーズが高まり、記録されたメディアの保存に対しても重要度が増すことが予想される。本発明によれば、このような環境下で、記録メディアのバックアップを取るべきタイミングを好適に指示することができる。この結果、ユーザは保存しておいた貴重なデータの損失を防ぐことができる。また、ユーザの安心感が増し、記録メディアの利用が促進される。
また、本発明に係るバックアップの指示機能は、既存のメディア記録再生装置のデザインをベースにして低コストで実現することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
A.システム構成
図1には、本発明の一実施形態に係るディスク再生装置のハードウェア構成を模式的に示している。
図示のディスク再生装置は、CD−ROM(プレスCD)や、CD−R、CD−RWなどいわゆる光ディスク型の記録メディアから、レーザ光を記録面に照射したときのピットの有無に応じて反射光の強度に変化に基づいてデータを読み取ることができる。これらの光ディスクは、最短データ長(最短ピット長)及び最長データ長(最長ピット長)がそれぞれ3T、11Tに規定され、且つDCフリーであるEFM(Eight to Fourteen Moduration)方式により変調されたデータが記録されている。
ディスク再生装置は、CPU(Central Processing Unit)1にバス2が接続され、このバス2に作業メモリとしてのRAM(Random Access Memory)3、システム制御用のプログラム・データ4aや制御用のパラメータ・データ4bが不揮発的に書き込まれたROM(Read Only Memory)4、サーボ系信号処理部5、このサーボ系信号処理部5を介して光ディスク7を回転させるためのスピンドル・モータ6及び光学ピックアップ8が接続されている。
また、入出力ポート10を介して、RF信号処理部9からのRF信号を波形等化するイコライザ11、イコライザ11の出力を2値化した後にクロックを再生し、このクロックによりデータを再生するデジタル信号処理部12、このデジタル信号処理部12からの出力に対しエラー訂正処理などを施すとともに、そのデータを元のデータ列にデコードするデコーダ13、及びホスト・コンピュータ18と通信を行なうためのホスト・インターフェース回路14が接続されて構成される。
ホスト・インターフェース回路14は、例えばUSB(Universal Serial Bus)やSCSI(Small Computer System Interface)などのインターフェース規格に準拠する。このディスク再生装置は、ホスト・インターフェース回路14並びに外部バス17を経由して、パーソナル・コンピュータなどのホスト・システムに接続されている。
サーボ系信号処理部5は、スピンドル・モータ6の回転駆動と、光学ピックアップ8のディスク半径方向のスキャン動作を同期的に制御し、フォーカッシング及びトラッキング動作を行なう。
ディスク再生装置に電源が投入されると、ROM4に記憶されているプログラム・データ4aがCPU1のメイン・メモリにロードされることにより、CPU1は、図中の破線で示すように、RAM制御手段15及びシステム制御手段16としての機能を有する。
ディスク再生装置で使用可能な光ディスク7は、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどである。また、ディスク再生装置は、ホスト・コンピュータ18からの指令により、通常速再生若しくはx倍速再生を行なうことが可能である。
イコライザ11は、MTF(Modulation Transfer Function)によるアイパターンの劣化を補正する目的で設けられている。光ディスク7の再生においては、ディスクの成型条件などにより、光学ピックアップ8の出力のインパルス応答波形の裾部分が広がり、アイパターンの中心が鈍ってしまい、この結果、アイパターンの中心を基準として行なう2値化を安定して行えなくなる。そこで、イコライザ11は、例えば、RF再生波形の高周波数領域レベルを持ち上げることで、デジタル信号処理部12が安定して2値化を行なえるようにし、等価的にMTFの劣化が補正される。
ディスク再生装置に光ディスク7が装填されると、スピンドル・モータ6が回転を開始し、光ディスク7が線速度一定で回転される。光ディスク7の回転速度が一定になると、光学ピックアップ8により、レーザ光を記録面に照射するとともにその反射光が読み取られる。記録面ではピットの有無に応じて反射光の強度が変化するので、光ディスク7からデータが読み取られる。
光ピックアップ8により読み取られたデータは、再生RF信号として、RF信号処理部9及びイコライザ11を介してデジタル信号処理部12に供給され、このデジタル信号処理部12においてデジタル・データとして再生される。このデジタル・データは、デコーダ13に供給され、このデコーダ13においてエラー訂正が施され、さらに元のデータ配列に戻される。
B.メディアの劣化判定と、劣化に伴うバックアップ指示
本実施形態に係るディスク再生装置は、装填されたディスクの劣化の状態を観察し、劣化の状態がある程度以上進行すると、ユーザにこれを通知する。ユーザへの通知方法として、ディスクの記録内容のバックアップ指示などである。ユーザにとっては、バックアップを取るべきタイミングを好適に知り得るので、保存しておいた貴重なデータの損失を防ぐことができ、安心感が増す。すなわち、本実施形態に係るディスク再生装置は、デジタル・カメラやデジタル・ビデオに記録を残していくニーズや、記録されたメディアの保存に関する重要度に対応することができる。
本実施形態に係るディスク再生装置は、エラーレートに基づいてメディアの劣化を判定する。すなわち、エラーレートが単位時間当たり所定の閾値以上の値となったときに、バックアップを指示する信号を発生する。
ここで、本発明者らは、エラーレートに基づいてメディアの劣化を判定する際、一様な閾値を適用するのは妥当でないと思料する。何故ならば、ディスクの状態如何によってはメディアの劣化が明白であり、ユーザに早めにバックアップの指示を行なわなければ、データの消失を招く可能性が高まるからである。
そこで、本実施形態では、ディスクの状況に応じて閾値を変更することにより、適応的な劣化状態の判定を行なうようにしている。ディスクの状態として、具体的には以下の項目が挙げられる。
(1)ディスクの記録面における傷の状態を検出し、この検出結果に応じてバックアップを指示(若しくはメディアの不具合を通知)する信号を発生させる閾値を変更する。
(2)装填された光ディスク8のそり、面触れを検出し、この検出結果に応じてバックアップを指示(若しくはメディアの不具合を通知)する信号を発生させる閾値を変更する。
(3)記録データの圧縮方法に基づいて、バックアップを指示(若しくはメディアの不具合を通知)する信号を発生させる閾値を変更する。
また、エラーレートに基づいてメディアの劣化を判定すると言っても、ディスク型のメディアにおいては、半径位置毎にデータ再生に与える影響が異なる。例えば、内周側のトラックでは正常に再生可能なエラーレートであっても、外周に向かうにつれ面触れの影響などにより再生できなくなるという問題がある。そこで、本実施形態では、ディスクを装填する度に、その内周、中周、外周といった具合に、ディスク記録面を半径方向で複数の領域に分割し、各領域でエラーレート・チェックを行なうという手法を取り入れている。但し、ディスクにデータの追記などを行なう場合、同一の機器で記録されているとは限らないので、セッション毎に半径方向の計測位置を決めて計測を行なうことが好ましい。
図2には、本実施形態に係るディスク再生装置において、エラーレートに基づいてメディアの劣化を判定し、劣化状態に基づいてユーザにバックアップを指示する(若しくはディスクの不具合を通知する)機能を実現するための構成を図解している。
光ディスク7の記録面には、ピットの有無により信号が記録されている。光ピックアップ8は、レーザ光を記録面に照射したときのピットの有無に応じた反射光の強度の変化に基づいて、光ディスク7に記録された信号を読み取る。
RF信号処理部9は、光ピックアップ8から得られたピット信号を加算、並びに増幅をして、デジタル信号処理部12に送る。その際に、サーボに必要なトラッキング・エラー信号やフォーカス・エラー信号の生成も行ない、サーボ信号処理部5へ供給する。
サーボ信号処理部5は、スピンドル・モータ6による光ディスク7の回転動作と、光ピックアップ8のディスク半径方向のスキャン動作とを同期的に行なうことで、光ディスク7の記録面上のアクセス制御を実現する。ここで、光ピックアップ8が傷をまたぐ際に、誤ったエラー信号により正確にトラックをトレースできなくなるという問題がある。サーボ信号処理部5は、これを防ぐために、傷が発生したことを知らせるためのディフェクト信号を発生させる機能を搭載している。
また、光ピックアップ8からの照射レーザ光が十分高い結像性でピットに結像しなければ読み取り信号に誤差を生じたり、となりのトラックの信号を拾うエラーを生じたりする原因になる。そこで、本実施形態では、そり(スキュー)のある光ディスク7を再生したときに、光軸に対してディスク記録面が傾くことにより収差が発生し、結像性が悪化することを防止するために、スキュー量を検出するスキュー検出部を備えている。スキュー量に応じて光ピックアップ8全体(若しくは対物レンズなど光学系のみ)を傾けて、収差を減らす調整を行なうことができる。スキュー検出部自体の構成は、本発明の要旨ではない。例えば、本出願人既に譲渡されている特開平7−262585号公報に記載のスキュー検出装置を適用することができる。
デジタル信号処理部12は、光ピックアップ8により読み取られた再生RF信号をデジタル・データとして再生する。本実施形態では、デジタル信号処理部12は、エラーレートをカウントするエラーレート・カウンタ12−1を備えており、このカウンタの値を基本にしてディスクの判定を行なう。閾値管理部12−2には、エラーレートに基づいてメディアの劣化を判定するための閾値が格納されている。比較器12−3は、閾値管理部12−2から取り出された閾値とエラーレート・カウンタ12−1の値を比較して、ディスクの判定を行なう。そして、エラーレートが単位時間当たり所定の閾値以上の値となったときに、検出信号を生成する。
この検出信号は、例えば表示部12−5に供給される。表示部12−5は、ディスクの劣化の状態がある程度以上進行したことをユーザに通知し、その記録内容のバックアップをとるべきタイミングを教えることができる。
また、デジタル信号処理部12内には、装填されたディスクのデータの圧縮若しくは記録方法や、メディア種別の判定を行なう記録方法検出部12−4が配設されている。記録方法やメディアの種別は、例えばTOC(Table Of Contents)を解析することで検知することができる。
ここで、市場のディスクでは経年変化だけでなく、光暴、傷、ディスクの歪みなどによっても再生の状況は変化する。本実施形態では、以下に示すように、ディスクの状況に応じて閾値管理部12−2に格納されている劣化判定用の閾値を変更することにより、適応的な劣化状態の判定を行なうようにしている。
(1)傷の検出により閾値管理部12−2上のデータの書き換えを行なうことで、閾値の変更を行なう。
(2)記録方法により、例えば圧縮オーディオと通常のCDとではエラーに対する耐性が異なるので、それぞれ記録フォーマットに応じて閾値の変更を行なう。
(3)ディスクのそりや歪みによってエラーに対するマージンが変化するので、閾値を変更する。ディスク記録面を半径方向で複数の領域に分割し、分割した領域毎にディスクの劣化を判定する。
本実施形態に係るディスク再生装置には、サーボの機能を有するシステム部分が傷をまたぐ際に、誤ったエラー信号により正確にトラックをトレースできなくなることを防ぐために、傷が発生したことを知らせるディフェクト信号を発生させる機能が搭載されている(前述)。一般には、ディフェクト信号は、傷を検出することでサーボ制御に用いられるが、同時にピットの欠損情報も持つので、その信号の幅などからエラーの予測が可能となる。
例えば、ディフェクト信号が検出された場合、通常のディスクよりも多少閾値を下げて、少ないエラーでもバックアップをとることを通知する。傷は記録状態とは直接関連性はないので、傷のない部分で評価を行ない、閾値管理部12−2は傷を踏まえた閾値を適用してディスクの劣化状態の評価を行なう。そして、バックアップの通知をユーザに行なうか否かを決定する。
また、圧縮された信号では、同じ欠損に対してその影響度が異なり、記録されたフォーマットによってディスクの品質が与える度合いが異なる。そこで、閾値管理部12−2は、ディスクの記録フォーマットに応じて、劣化判定用の閾値を変化させるようにしてもよい。
また、ディスクのそりや面振れなどのスキュー要因により再生品質の低下が起こるが、スキューに関する場合、スキュー量に対して急激に再生品質が低下することが考えられる。そこで、閾値管理部12−2は、スキュー量の分を加味して閾値の設定を行なう。
本実施形態のようにスキューのキャンセル機構がついている場合には、キャンセル機構から得られるスキュー量に応じて、閾値管理部12−2は、閾値を変化させる。また、スキュー・キャンセル機構がついていない場合には、RF信号処理部9で生成されるエラー信号の振幅などからスキュー量を検出し、閾値管理部12−2はその大きさにより閾値を変更する。また、偏芯、面振れに関しても同様な方法で検出できるので、その情報から閾値を変更することができる。
また、エラーレートに基づいてメディアの劣化を判定すると言っても、ディスク型のメディアにおいては、半径位置毎にデータ再生に与える影響が異なる。例えば、内周側のトラックでは正常に再生可能なエラーレートであっても、外周に向かうにつれ面触れの影響などにより再生できなくなるという問題がある。そこで、ディスクを装填する度に、その内周、中周、外周といった具合に、ディスク記録面を半径方向で複数の領域に分割し、各領域でエラーレート・チェックを行なうという手法を取り入れる。但し、ディスクにデータの追記などを行なう場合、同一の機器で記録されているとは限らないので、セッション毎に半径方向の計測位置を決めて計測を行なうことが好ましい。
ディスクをディスク再生装置に装填(ロード)して再生する場合、特にデータが収納されている場合、全面を再生することはない。そこで、例えばスキューの調整などを内周、外周など半径方向に分割した領域毎で行なうことなどを利用して、同時にエラーレートのデータを収集することで、面振れの問題で、外周側が再生できなくなるような問題が解消される。
図3には、本実施形態に係るディスク再生装置における、ディスクの劣化判定並びにユーザ通知を行なうための処理手順をフローチャートの形式で示している。
ディスクがディスク再生装置に装填されると(ステップS1)、メディアの種類の判別を行なう(ステップS2)。
このとき、著作権保護のかかったディスクに関しては、バックアップができないため、本実施形態に係るバックアップ指示処理の対象からはずし、その後のチェックを行なわない(ステップS3)。但し、記録可能なメディアに書き込まれたものの場合は、スワップ後破壊若しくは消去できるので、対象とすることも可能である。
一方、RやRWなどの記録可能なメディアと判別された場合、エラーレートのカウントを例えばDVDの場合セクタアドレスと併せてエラーレートのデータを収集する。
このとき、ディスクのそりなどの影響を反映させるため、内周と外周(若しくは半径位置)毎に分けてエラーレートのデータを取得する。すなわち、まず、目標のセクタアドレスにジャンプし(ステップS4)、内周側において、セクタアドレスと併せてエラーレートのデータを収集する(ステップS5)。また同時に傷などの情報も記録しておく。続いて、目標のセクタアドレスにジャンプし(ステップS6)、外周側において、セクタアドレスと併せてエラーレートのデータを収集し、同時に傷などの情報も記録する(ステップS7)。
次いで、ディスクの傷の有無、大小により閾値を変化させ、ディスクのエラー状況を確認する(ステップS8)。
そして、エラー状況がデータのバックアップが必要となるレベルだと判断された場合には、ユーザにディスプレイなどの表示部12−5を通して通知する(ステップS9)。また、エラー状況のみを数値として表示することも可能である。
なお、上述したディスクの劣化判定処理の変形例として、上記のチェックを仮チェックとして、OKレベル以外はすべて詳細なチャックを行なうなどが考えられる。詳細チェックでは全面的にPLAY、若しくはより広い範囲をチェックして傷の有無などを調べる方法がある。基本的には、危険なディスクはできるだけ正確に検出した方がよいからである。また、判定を行なった後で、実際に記録されたデータを再生しながら、新たにデータを更新していくことで、より正確な判定が可能となる。
また、既に述べたように、本実施形態ではディスクの状況に基づいて劣化判定用の閾値を適応的に変更するようにしている。ディスクの状況として、主に、記録面の傷の有無、ディスクのそりや面振れを見ている。
図4には、本実施形態に係るディスク再生装置において、ディスクの状況に応じた閾値を用いてディスクの劣化を判定し、ユーザに通知するための処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、装填されているディスクのアクセス領域において、エラーレートを測定する(ステップS11)。
ここで、アクセスした領域から傷を検出したかどうかをチェックする(ステップS12)。そして、傷を検出したときには、劣化判定用の閾値を変更する(ステップS13)。
次いで、ディスクの内周側においてそりがあるかどうかをチェックする(ステップS14)。内周側でそりがある場合には、閾値として仮値1に設定しておく(ステップS15)。
次いで、ディスクの内周側において面振れがあるかどうかをチェックする(ステップS16)。内周側で面振れがある場合には、閾値として仮値1に設定しておく(ステップS17)。
次いで、ディスクの外周側においてそりがあるかどうかをチェックする(ステップS18)。外周側でそりがある場合には、閾値として仮値2に設定しておく(ステップS19)。
次いで、ディスクの外周側において面振れがあるかどうかをチェックする(ステップS20)。外周側で面振れがある場合には、閾値として仮値2に設定しておく(ステップS21)。
そして、仮値1と仮値2を比較し、より小さい値を劣化判定用の閾値として設定する(ステップS22)。
次いで、ステップS1において測定されたエラーレートと閾値を大小比較する(ステップS23)。
そして、エラーレートの測定値が閾値よりも大きいときには、ユーザにバックアップ指示を行なう(ステップS24)。エラーレートの測定値が閾値以下であれば、バックアップ指示は行なわない(ステップS25)。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、ディスク型の記録媒体から記録データの再生処理を行なう情報再生装置を例にとって説明してきたが、本発明の要旨は必ずしもこれに限定されるものではない。ディスク型以外の記録媒体からデータ再生を行なうタイプの装置に対しても、本発明を適用することで、同様にメディアの劣化に対応してバックアップの指示を行ない、ユーザに安心感を与えることができる。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の記載を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係るディスク再生装置のハードウェア構成を模式的に示した図である。 図2は、本発明に係るディスク再生装置において、エラーレートに基づいてメディアの劣化を判定し、劣化状態に基づいてユーザにバックアップを指示する機能を実現するための構成を示したブロック図である。 図3は、本発明に係るディスク再生装置における、ディスクの劣化判定並びにユーザ通知を行なうための処理手順を示したフローチャートである。 図4は、本発明に係るディスク再生装置において、ディスクの状況に応じた閾値を用いてディスクの劣化を判定し、ユーザに通知するための処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1…CPU
2…バス
3…RAM
4…ROM
5…サーボ信号処理部
6…スピンドル・モータ
7…ディスク
8…光ピックアップ
9…RF信号処理部
10…入出力ポート
11…イコライザ
12…デジタル信号処理部
12−1…エラーレート・カウンタ
12−2…閾値管理部
12−3…比較器
12−4…記録方法検出部
12−5…表示部
13…デコーダ
14…ホスト・インターフェース
18…ホスト・コンピュータ

Claims (13)

  1. ディスク型の記録媒体からデータを再生するディスク再生装置であって、
    ディスクの状況として、ディスクのそり又は面振れを検出するディスク状況検出手段と、
    ディスクからデータを再生するときのエラーレートを計測するエラーレート計測手段と、
    前記エラーレート計測手段が計測したエラーレートを所定の閾値と比較して、エラーレートが前記閾値以上の値となったときに検出信号を生成する比較手段と、
    前記検出信号に応じて、ディスクの劣化の状態が進行したことをユーザに通知するユーザ通知手段と、
    前記ディスク状況検出手段によって検出したディスクの状況に応じて前記閾値を変更する閾値変更手段と、
    を具備することを特徴とするディスク再生装置。
  2. ディスク型の記録媒体からデータを再生するディスク再生装置であって、
    ディスクの状況を検出するディスク状況検出手段と、
    ディスクに記録されたデータの圧縮若しくは記録方法を検出するデータ記録方法検出手段と、
    ディスクからデータを再生するときのエラーレートを計測するエラーレート計測手段と、
    前記エラーレート計測手段が計測したエラーレートを所定の閾値と比較して、エラーレートが前記閾値以上の値となったときに検出信号を生成する比較手段と、
    前記検出信号に応じて、ディスクの劣化の状態が進行したことをユーザに通知するユーザ通知手段と、
    前記ディスク状況検出手段によって検出したディスクの状況に応じて前記閾値を変更するとともに、前記データ記録方法検出手段によって検出されたデータの記録方法に応じて前記閾値を変更する閾値変更手段と、
    を具備することを特徴とするディスク再生装置。
  3. ディスク型の記録媒体からデータを再生するディスク再生装置であって、
    ディスクの状況を検出するディスク状況検出手段と、
    ディスク記録面を半径方向で複数の領域に分割し、ディスクからデータを再生するときのエラーレートを分割した領域毎に計測するエラーレート計測手段と、
    前記エラーレート計測手段が計測したエラーレートを所定の閾値と比較して、エラーレートが前記閾値以上の値となったときに検出信号を生成する比較手段と、
    前記検出信号に応じて、ディスクの劣化の状態が進行したことをユーザに通知するユーザ通知手段と、
    前記ディスク状況検出手段によって検出したディスクの状況に応じて前記閾値を変更するとともに、分割した各領域におけるエラーレート計測結果に対し半径位置に応じて前記閾値を変更する閾値変更手段と、
    を具備し、
    前記比較手段は、前記エラーレート計測手段によって分割した領域毎に計測したエラーレートを該当する閾値と比較する、
    ことを特徴とするディスク再生装置。
  4. 前記ユーザ通知手段は、劣化が判定されたディスクのバックアップをとることをユーザに促す、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のディスク再生装置。
  5. 前記ディスク状況検出手段は、ディスク記録面の傷を検出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のディスク再生装置。
  6. ディスク型の記録媒体からデータを再生するディスク再生方法であって、
    ディスクの状況として、ディスクのそり又は面振れを検出するディスク状況検出ステップと、
    ディスクからデータを再生するときのエラーレートを計測するエラーレート計測ステップと、
    前記エラーレート計測ステップにおいて計測したエラーレートを所定の閾値と比較して、エラーレートが前記閾値以上の値となったときに検出信号を生成する比較ステップと、
    前記検出信号に応じて、ディスクの劣化の状態が進行したことをユーザに通知するユーザ通知ステップと、
    前記ディスク状況検出ステップにおいて検出したディスクの状況に応じて前記閾値を変更する閾値変更ステップと、
    を有することを特徴とするディスク再生方法。
  7. ディスク型の記録媒体からデータを再生するディスク再生方法であって、
    ディスクの状況を検出するディスク状況検出ステップと、
    ディスクに記録されたデータの圧縮若しくは記録方法を検出するデータ記録方法検出ステップと、
    ディスクからデータを再生するときのエラーレートを計測するエラーレート計測ステップと、
    前記エラーレート計測ステップにおいて計測したエラーレートを所定の閾値と比較して、エラーレートが前記閾値以上の値となったときに検出信号を生成する比較ステップと、
    前記検出信号に応じて、ディスクの劣化の状態が進行したことをユーザに通知するユーザ通知ステップと、
    前記ディスク状況検出ステップにおいて検出したディスクの状況に応じて前記閾値を変更するとともに、該検出されたデータの記録方法に応じて前記閾値を変更する閾値変更ステップと、
    を有することを特徴とするディスク再生方法。
  8. ディスク型の記録媒体からデータを再生するディスク再生方法であって、
    ディスクの状況を検出するディスク状況検出ステップと、
    ディスク記録面を半径方向で複数の領域に分割し、ディスクからデータを再生するときのエラーレートを分割した領域毎に計測するエラーレート計測ステップと、
    前記エラーレート計測ステップにおいて計測したエラーレートを所定の閾値と比較して、エラーレートが前記閾値以上の値となったときに検出信号を生成する比較ステップと、
    前記検出信号に応じて、ディスクの劣化の状態が進行したことをユーザに通知するユーザ通知ステップと、
    前記ディスク状況検出ステップにおいて検出したディスクの状況に応じて前記閾値を変更するとともに、各領域におけるエラーレート計測結果に対し半径位置に応じて閾値を変更する閾値変更ステップと、
    を有し、
    前記比較ステップでは、前記エラーレート計測ステップにおいて分割した領域毎に計測したエラーレートを該当する閾値と比較する、
    ことを特徴とするディスク再生方法。
  9. 前記ユーザ通知ステップでは、劣化が判定されたディスクのバックアップをとることをユーザに促す、
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のディスク再生方法。
  10. 前記ディスク状況検出ステップでは、ディスク記録面の傷を検出する、
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のディスク再生方法。
  11. ディスク型の記録媒体からデータを再生するための処理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータを、
    ディスクの状況として、ディスクのそり又は面振れを検出するディスク状況検出手段と、
    ディスクからデータを再生するときのエラーレートを計測するエラーレート計測手段と、
    前記エラーレート計測手段が計測したエラーレートを所定の閾値と比較して、エラーレートが前記閾値以上の値となったときに検出信号を生成する比較手段と、
    前記検出信号に応じて、ディスクの劣化の状態が進行したことをユーザに通知するユーザ通知手段と、
    前記ディスク状況検出手段によって検出したディスクの状況に応じて前記閾値を変更する閾値変更手段と、
    として機能させるためのコンピュータ・プログラム。
  12. ディスク型の記録媒体からデータを再生するための処理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータを、
    ディスクの状況を検出するディスク状況検出手段と、
    ディスクに記録されたデータの圧縮若しくは記録方法を検出するデータ記録方法検出手段と、
    ディスクからデータを再生するときのエラーレートを計測するエラーレート計測手段と、
    前記エラーレート計測手段が計測したエラーレートを所定の閾値と比較して、エラーレートが前記閾値以上の値となったときに検出信号を生成する比較手段と、
    前記検出信号に応じて、ディスクの劣化の状態が進行したことをユーザに通知するユーザ通知手段と、
    前記ディスク状況検出手段によって検出したディスクの状況に応じて前記閾値を変更するとともに、前記データ記録方法検出手段によって検出されたデータの記録方法に応じて前記閾値を変更する閾値変更手段と、
    として機能させるためのコンピュータ・プログラム。
  13. ディスク型の記録媒体からデータを再生するための処理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータを、
    ディスクの状況を検出するディスク状況検出手段と、
    ディスク記録面を半径方向で複数の領域に分割し、ディスクからデータを再生するときのエラーレートを分割した領域毎に計測するエラーレート計測手段と、
    前記エラーレート計測手段が計測したエラーレートを所定の閾値と比較して、エラーレートが前記閾値以上の値となったときに検出信号を生成する比較手段と、
    前記検出信号に応じて、ディスクの劣化の状態が進行したことをユーザに通知するユーザ通知手段と、
    前記ディスク状況検出手段によって検出したディスクの状況に応じて前記閾値を変更するとともに、分割した各領域におけるエラーレート計測結果に対し半径位置に応じて前記閾値を変更する閾値変更手段と、
    として機能させ、
    前記比較手段は、前記エラーレート計測手段によって分割した領域毎に計測したエラーレートを該当する閾値と比較する、
    コンピュータ・プログラム。
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