JP4457041B2 - ベリファイ処理方法及び光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は,記録媒体上に物理的性質が他の部分とは異なる記録マークを形成し,情報を記録する光ディスク装置、媒体に記録された情報を再生する方法、及びIC回路に関する。
光ディスクはCD,DVDが普及し,青色レーザを用いた次世代光ディスクの開発も進んでおり,さらなる大容量化が求められ続けている。また,1台の光ディスク装置でCDを再生するだけでなく,CDとDVDの再生,CD-R/RW,DVD-RAM,DVD-R/RWの記録/再生機能をもったスーパーマルチドライブが製品化されており,今後の主流製品になると考えられている。
光ディスク媒体は光ディスク装置から取り出して,他の装置で再生できなければならない。このため,1台の光ディスク装置でデータの記録を行った際には,記録したデータが他の装置で再生可能なことを確認するために,ベリファイと呼ばれる記録データ品質の判定処理が実施されることが多い。光ディスク媒体に記録されるデータにはリード・ソロモン符号等を用いたエラー訂正のためのデータが付加されており,光ディスク媒体の欠陥や光ディスク装置の継時的な劣化等に対応して,エラー訂正処理を行うことにより,データが正しく再生できるように配慮されている。ベリファイ処理では記録したデータを再生する際にエラー訂正数を計測し,訂正能力に適切な余裕があるかどうかを判定して,記録データ品質が良好かそうでないかの判定を行うのが一般的である。DVD-RAMの規格書の1つであるJIS X 6243では附属書Mの中で,エラー訂正能力に余裕をもったベリファイ及びベリファイの結果,記録したデータの品質が不十分であると判定した場合のセクタ−置き換えまたは交替処理と呼ばれる方法のガイドラインが示されている。
光ディスク装置と媒体は前述の大容量化と同時に記録/再生速度の高速化も進んでおり,標準速度を基準としてCD-Rでは52倍速,DVD±Rでは16倍速の記録/再生速度を実現する光ディスク装置も製品化されている。
光ディスク装置の再生速度を高速化すると,ジッターやS/N比等の再生データ品質が低下する。これは,周知のように高速化に応じてアンプノイズに代表される回路雑音の影響が大きくなるためである。また,これもよく知られたことであるが,CD-RやDVD-Rのように有機色素を用いたライト・ワンス型の光ディスク媒体は,CD-ROMやDVD-ROMのような再生専用型の媒体と同等の反射率を有するので,アンプノイズの影響を比較的受け難い。一方,相変化材料を用いた書換え型の媒体はこれらに比較して反射率が低いためアンプノイズの影響を強く受ける。
光ディスクの再生信号の2値化方式としてはダイレクト・スライス法とPRML(Partial Response Maximum Likelihood)法が一般的である。PRML法はS/N比の改善効果が秀逸であるため磁気ディスクの高速化/大容量化手段として広く普及している。PRML法では連続するN時刻の再生信号と目標信号を比較しながら,最も確からしいビット列に2値化するものである。ML法の1つであるビタビ復号法は回路規模が大幅に削減できるため,広く実用化されている。光ディスクの再生方法としては,古くからダイレクト・スライス法が用いられて来たが,高速化,大容量化には限界が見えている。このため光ディスクの再生手段としてもPRML法が応用されつつある。しかしながら,ビタビ復号法でもダイレクト・スライス法に比較して回路規模が大きくなるため,CDやDVDの規格はダイレクト・スライス法に基づいて定められており,古い世代の光ディスク装置ではダイレクト・スライス法を搭載しているものが多い。
書き換え型の光ディスクの高速化が強く望まれている。特にDVD-RAMでは,記録したデータを即座にベリファイすることができるので,記録と同じ速度でベリファイすることが光ディスク装置の性能確保の上で必要がある。こうした書換え型の光ディスクに高速で記録/再生を行う光ディスク装置では,S/N比の向上のためにPRML法を搭載する必要がある。同時に,ダイレクト・スライス法を搭載した古い世代の光ディスク装置で再生可能なことを保証することも必要である。
光ディスク向けのPRML法を一例として,特開平11−296987公報では,再生信号のレベルに合わせて適応的にビタビ復号器の目標信号レベルを追従させる技術が示されている。
PRML法とダイレクト・スライス法の両方の2値化法を搭載する光ディスク装置の一例として,特開2002−298514公報では,PR等化した信号をエッジの期待値レベルに基づいて2値化する光ディスク装置の構成が示されている。
また,特開平11−149679公報では,PRML法を搭載した光ディスク装置で,データ記録中の再生信号を観測し,直前に記録されていたデータからの応答と記録と同時に再生される信号の応答とを同時に観測することによって,ベリファイを行う技術について示されている。
特開平11−296987
特開2002−298514 特開平11−149679
前述のように,PRML法を用いた高速記録/再生が可能な光ディスク装置で,ダイレクト・スライス法を用いた古い世代の光ディスク装置で再生可能なことを保証する技術の提供が本発明の目的である。図2は本発明が解決しようとする課題を摸式的に表わしたものである。高性能な新型装置で記録した光ディスクが,新型装置では再生可能であるが,性能の低い従来の装置で再生すると再生エラーになる場合である。こうした再生互換の問題は,新型装置が,自分が最も再生しやすいような条件でデータを記録した場合に発生する可能性が高くなる。
従来の技術では,高速化に対応した適切なベリファイを実施することが困難であり,再生互換の保証し,かつ不必要な記録エラーや交替処理の発生を防ぐことができなかった。
本発明の目的はPRMLを搭載する高速記録/再生が可能な光ディスク装置用に,適切なベリファイを現する再生方法とそれを用いた光ディスク装置を提供することにある。
尚、本発明では、DVD及びCDに用いられる最短ラン長が3Tの再生信号を中心にして論旨を進めるので,特に指定しない限り最短ラン長は3Tである。これをBlu-ray Discのような最小ラン長が2Tのシステムに展開することは容易であるので,特に重要な場合を除いてこうしたシステムへの適用に関する記述はしない。
まず、発明の構成そのものを説明する前に、検討した事項を以下に説明する。
以下,従来の技術である特開2002−298514公報に示されるPRMLとダイレクト・スライスを双方実装する技術と、JIS X 6243附属書Mに示されるベリファイ方法とを組み合わせて,上記課題を解決できるかどうかについて検討する。ここで,特開2002−298514公報に記載されているベリファイ方法はJIS X 6243に記載されているエラー訂正の発生数に基づくものではないので,DVD等の光ディスクの互換性を保証できるものではないため,以下では検討しない。
ここで,JIS X 6243にて推奨されるベリファイ基準を簡単にまとめておく。DVDフォーマットではPIとPOからなる2種類のエラー訂正フレームが存在し,それぞれ訂正用のデータがパリティ・データとしてユーザデータに付加されて光ディスク上に記録されている。ベリファイ処理ではPIフレームに着目する。PIフレームは172バイトのユーザ・データに対して10バイトのパリティ・データが付加された形式で構成される。エラー訂正にはリード・ソロモン符号が用いられており,1つのPIフレーム内で5バイトまでのエラー訂正と10バイトまでのエラー検出が可能である。PIフレーム内で4バイト以上のエラーが発生したものをRow Errorと呼ぶ。32kBのユーザデータからなる1データブロック中には全部で208のPIフレームが存在し,Row Errorの数が8個以上の場合に,当前記データブロックの品質は再生互換を保証するためには不足である判断する。以下こうした判断がされた状態をベリファイ・エラーと呼ぶことにする。ここに示したベリファイ基準はデータブロック全体に関するものであるが,DVD-RAMの場合にはベリファイ基準がもう1つ存在する。DVD-RAMではイニシャライズまたはサーティファイと呼ばれる初期検証の場合に2kBのユーザデータからなるセクタ−単位の判定も実施される。この場合には,1セクタ−内,すなわち連続する13個のPIフレーム内でRow Errorの数が6個以上の場合に,当前記セクタ−は不良であると判断してセクタ−単位の交替処理を行う。
詳細は記さないがもう1つのエラー訂正フレームであるPOフレームはPIフレームと直行するデータに対してパリティー・データが付加されており,バースト・エラーに強いエラー訂正能力を持つ。こうした構成から例えPIフレーム内でエラー訂正が不可能な場合にも,POフレームを用いてエラー訂正によりユーザ・データの再生が可能となっている。上の推奨方法におけるベリファイ基準の考え方は,概ねPIフレームだけでエラー訂正が可能であって,POフレームのエラー訂正能力を再生互換のための余裕として確保しておくものだと考えてよい。
以下,本発明では,特に明記しない限りベリファイ処理はデータブロック単位で行うものとして説明を進める。
図3は考察に用いた光ディスクの再生信号のシミュレーション・モデルである。基本的には、スカラー回折計算を行う光学シミュレータを用いて、光ヘッドのステップ・レスポンスを算出し、これと記録する信号コードとを畳み込み積分によって重ね合わせて再生信号を得る。ディスク・ノイズに関しては、信号コードにS/N比としてノイズ分を重畳し、アンプ・ノイズに関しては、畳み込み後の信号に加算する。これによって、ヘッドの収差、ディスク・ノイズ、アンプ・ノイズを独立に考慮した擬似信号を生成することができる。
図4はDVD-RAM媒体の再生速度とジッターの関係のシミュレーション結果である。上のシミュレーション・モデルを用い,実測値からディスク・ノイズを-23dB,アンプ・ノイズをDVD2倍速において-34dBとして計算した。アンプ・ノイズは周波数特性がフラットな所謂ホワイトノイズであると工程し,再生速度に応じて帯域の増加分に相当してアンプ・ノイズを増加させるものとした。図に見られるように,再生速度に応じて,ジッター値が増加することが判る。再生信号処理に必要な波形等化や直流成分補正の方式及びパラメータはJIS X 6243に記載されているものをそのまま用いて計算した。ただし,再生速度に比例して,例えば直流成分補正の帯域を増加させるものとした。
図5はジッターとPIエラーの関係を示す。PIフレームは周知のようにDVDの2つエラー
訂正コードの内の1つであり,PIエラーとは1ブロック中に208個あるPIフレームのう
ち,エラー訂正を実施したもしくはエラー訂正が不能なPIフレームの個数である。図に見
られるように,ダイレクト・スライス方式に比較してPRML方式では同じジッター値の信号
でもPIエラー数が少なくなることが判る。ここで用いたPRML方式はDVD用として一般的なP
R(3,4,4,3)MLクラスを用いたもので,ダイレクト・スライスとの比較のため,PR等化処理
を行っていない信号対する結果である。PR等化を実施することによって,さ
性能の改善が見込まれる。以下本発明では,特に断らない限り,PRMLとは上の条件の方式
であるものとする。このように,PRML方式を用いれば,再生速度の高速化によってジッタ
ー値が増加しても,エラーの発生を低減することができる。図中ジッター値が15%から20%
の領域の範囲では,PRML方式で再生するとエラー訂正数が少ないために記録データの品質
が良好と判断されるが,このデータをダイレクト・スライス方式で再生するとエラー訂正
数が非常に大きく再生不能になる危険性が高い。従って,PRML方式だけを用いてベリファ
イ処理を実施しても再生互換を保証することは困難である。
図6はベリファイを実施するための再生系のブロック図である。特開2002−298514公報に示されるPRMLとダイレクト・スライスを双方実装する技術とJIS X 6243に記載されているエラー訂正方式を実現する復調回路とを含むものである。全体の構成は波形等化器を含むアナログ信号処理器10,ビタビ復号器を含むデジタル信号処理器20,ラン長制限符号の復調及びエラー訂正処理機能を含むフォーマット・デコーダ30,及びベリファイ処理を実現するベリファイ・ユニット40からなる。ベリファイ・ユニット40はダイレクト・スライス機能を有するダイレクト・スライス2値化器45,30と同じ機能を持つ第2のフォーマット・デコーダ46から構成される。こうした構成において,通常のデータ再生時には,図示していない光ヘッドで再生された再生信号50は,アナログ信号処理器10で波形等化,直流成分補正,振幅補正等の処理がなされ,デジタル信号処理器20内のビタビ復号器で2値化された後,フォーマット・デコーダ30でラン長制限符号の復調及びエラー訂正が施され,図示していないインターフェース回路を通じて,ホスト・コンピュータやビデオ・レコーダの動画処理部に転送される。一方,ベリファイを実施する場合には,ベリファイ・ユニット40内のダイレクト・スライス2値化器45により2値化処理を行い,フォーマット・デコーダ46でエラー訂正処理を実施すると同時に訂正が発生した情報を計測し,これに基づいて信号品質の判定を実施する。こうした構成を用いれば,ベリファイ処理時にはダイレクト・スライス方式で2値化を実施することができるので,ベリファイ判定の結果良好と判断された記録データは他の光ディスク装置で再生することができる。しかしながら,図4に示したように,記録/再生速度を高速化するとジッター値が増加し,同時にPIエラー数も増加するため,JIS X 6243に推奨される基準でベリファイを実施すると再生互換を保証するためには基準が厳しすぎて,当前記光ディスク装置で記録エラーや交替処理が頻発することになる。
上記の検討結果に続いて,シミュレーション結果に基づいて,発明の構成について説明する。
高速/記録再生が可能な光ディスク装置では,光ディスクの安定な回転速度に上限があることからCAV(Constant Angular Velocity)モードもしくはその派生形態の回転速度制御方法が用いられる。こうした場合,1枚の光ディスク媒体でも内周側は低速,外周側は高速というように,半径位置によって記録/再生速度が異なる。上述のように,再生速度によってアンプ・ノイズの影響の大きさが変わるためジッター値が変化する。適正なベリファイは標準速度でダイレクト・スライス方式で再生したときに,エラー訂正能力に必要十分な余裕を確保することである。従って,本発明の骨子は再生速度が高速な場合にもダイレクト・スライスと等価な2値化を行うとともに,再生速度に応じて変化するジッター値もしくはS/N比に相当する分だけ,ベリファイの判定基準を変化させることにある。こうすることによって,標準速度でダイレクト・スライス方式で2値化した場合と同等のベリファイ判定が実施でき,本発明の課題を解決することができる。
次に本発明の骨子をより具体的に説明する。
先ず,光ディスク用のPRML方式の特徴について説明しておく。PRML法では拘束長またはクラスビット数と呼ばれる長のビット列と当前記ビット列に対応した目標信号レベルを持ち,再生信号との誤差が最小となる目標信号レベルに対応するビット列を2値化結果として出力する。拘束長よりも1ビット短いビット列はステートと呼ばれる。1時刻の遷移に対する処理は,ステートからステートへの遷移処理によって実施される。このとき,1つのステートに遷移する1時刻前のステートは基本的に2つあり,これら2つのステートから当前記ステートに遷移する工程(パス)で,それぞれに対応するビット列に対応する目標信号と再生信号との2乗誤差の積算量(メトリック値)が小さい方のみを選択することが基本である。もし,2つのパスのうち,ラン長制限によって1つのパスしか有効でない場合には,2乗誤差の積算量の大小関係の比較結果に依存せずに一意に遷移が実施される。DVDに用いられる符号は最短ラン長が3Tのラン長制限符号である。従って,DVDを再生するPRML法ではラン長が1Tもしくは2Tとなるビット列は予め排除している。こうすることによって,ラン長制限にない2値化結果を出力しないという性能上の向上が図れると同時に回路規模の削減とも実現している。
一方,ダイレクト・スライス方式ではこうした最小ラン長制限がなく,かつ最小ラン長の信号は最も振幅が小さくS/N比が小さいことが一般的であるから,エラーの多くは最小ラン長信号の2値化誤りに発生する。
こうした最小ラン長の制限に関する特性上の違いが,ダイレクト・スライス方式とPRML方式の違いのうち最も重要なものの1つであり,再生互換を実現する上での大きな障壁である。
最も簡単な方法は,図6の構成において,ベリファイのためのRow Errorの判定基準を再生速度に応じて変化させることである。例えば,標準速度においてしきい値が8である場合,6倍速で20,16倍速で150というように設定すればよい。これが第1の解決手段である。より、詳細には、以下の工程を有するものであえる。まず、データにエラー訂正符号を付加した後、ラン長制限符号を用いてデータブロックを記録する。続いて、Row Errorの判定基準を再生速度に応じて変化させるのだが、この工程は、
(1)記録したデータブロックを、光学的に再生して再生信号を得る工程,
(2)再生信号を2値化して2値化データ信号を得る工程,
(3)2値化データ信号を、ラン長制限符号を用いて復号しバイトデータ列を得る工程,
(4)バイトデータ列をエラー訂正フレーム単位に再編成した後,リード・ソロモン符号を用いてエラー訂正処理を行い,エラー訂正フレーム単位で訂正バイト数Nfrmを計測する工程,
(5)データブロック内で訂正バイト数Nfrmが第1のしきい値以上であるエラー訂正フレームの総数をエラーフレーム数Ntotとして計測する工程,
(6)エラーフレーム数Ntotの値が第2のしきい値以上の場合に,データブロックの品質が不十分であると判定する工程,
を有し,上記第1または第2のしきい値のうち少なくとも1つを再生速度に応じて変化させることによって,再生速度に応じた記録データ品質の判定を行うようにするものである。ただし,図6の構成をそのまま用いたのでは,フォーマット・デコーダが2つ必要になってしまう。これは非常に大規模な回路であるからベリファイのために新たな回路を追加することは現実的でない。ダイレクト・スライスと等価な方法で2値化した結果からエラー訂正の発生数を別の簡便な回路で計測する必要がある。
図7はDVD-RAMにおいて,PIエラーの数とブロック中の1T及び2Tデータの発生数の関係を示すシミュレーション結果である。図に示すように,PIエラーが100個程度までならPIエラー数と2Tデータの計測数がほぼ一致することが判った。これは上述のように,最小ラン長である3T信号が2値化エラーの主因であることに起因している。ラン長制限にないデータの発生数を計測することは,フォーマット・デコーダの規模に比較して,圧倒的に小規模の回路で実現可能である。DVDの場合には特に2Tに着目するだけで十分である。
以上のように,ダイレクト・スライスで2Tデータ数を計測することでエラー訂正数を近似的に計測し,2T計測数の判定基準を再生速度に応じて変化させることにより,再生速度に応じた適切なベリファイを実現することができる。また,2Tデータ数の計測をPIフレームと同じ長さの区間ごとに行えば,2Tデータを用いて,Row Error数を等価的に計測することができる。エラー訂正の能力の余裕を確保するという観点から,こうした拡張が適している。また,前述の解決手段では,エラー発生数の計測はエラー訂正符号に依存しており,DVDの場合にはPIフレーム単位で10バイトまでに制限される。一方,2Tデータ数を計測する方式では,エラー訂正符号に依存しないため,より判定基準の設定自由度が大きい。低価格化のためにアンプ・ノイズが大きい部品を選択しなければならない光ディスク装置においては,こうした判定基準の自由度の大きさは非常に大きなメリットとなる。また,PRML方式による2値化結果を使ってエラー訂正処理を行い,Row Error数を計測することを並列に実行できるため,両者の判定結果を総合してベリファイ処理を実現することもできる。第2の解決手段である。この第2の解決手段の工程詳細の第1の例として、以下がある。
(1)記録したデータブロックを光学的に再生して再生信号を得る工程,
(2)再生信号をビタビ復号法により2値化して第1の2値化データ信号を得る工程,
(3)第1の2値化データ信号を前記ラン長制限符号を用いて復号しバイトデータ列を得る工程,
(4)バイトデータ列をエラー訂正フレーム単位に再編成した後,リード・ソロモン符号を用いてエラー訂正処理を行い,エラー訂正情報を得る工程,
(4)再生信号をダイレクト・スライス復号法により2値化して第2の2値化データ信号を得る工程,
(5)第2の2値化データ信号から,ラン長制限符号の最小ラン長Lminよりも短い長さのうち少なくとも(Lmin−1)の長さのデータの発生数であるラン長エラー発生情報を得る工程,
を有し、前記エラー訂正情報及び前記ラン長エラー発生情報に基づいて記録データ品質の判定を行うものである。
または、第2の解決手段の第2の例として、ECCエラーとNtotとEtotの和判定する
もので、以下がある。
(1)記録したデータブロックを光学的に再生して再生信号を得る工程,
(2)再生信号をビタビ復号法により2値化して第1の2値化データ信号を得る工程,
(3)第1の2値化データ信号をラン長制限符号を用いて復号しバイトデータ列を得る工
程,
(4)バイトデータ列をエラー訂正フレーム単位に再編成した後,リード・ソロモン符号
を用いてエラー訂正処理を行い,エラー訂正フレーム単位で訂正バイト数Nfrmを計測す
る工程,
(5)データブロック内で前記訂正バイト数Nfrmが第1のしきい値以上であるエラー訂
正フレームの総数をエラーフレーム数Ntotとして計測する工程,
(6)再生信号をダイレクト・スライス復号法により2値化して第2の2値化データ信号
を得る工程,
(7)第2の2値化データ信号から,ラン長制限符号の最小ラン長Lminよりも短い長さ
のうち少なくとも(Lmin−1)の長さのデータの発生数をラン長エラー発生数Efrmとして
エラー訂正フレームと同じ長さの区間ごとに計測する工程,
(8)データブロック内で前記ラン長エラー発生数Efrmが第2のしきい値以上である区
間の総数をラン長エラーフレーム数Etotとして計測する工程,
(9)エラーフレーム数Ntotとラン長エラーフレーム数Etotの和値が第3のしきい値
以上の場合に,データブロックの品質が不十分であると判定する工程,
を有し,前記第1から第3のしきい値のうち少なくとも1つを再生速度に応じて変化させ
ることによって,再生速度に応じた記録データ品質の判定を行うものである。
また、第2の解決手段の第3の例として、ECC判定と2T数判定をそれぞれ行って総合判
定するもので、以下がある。
(1)記録したデータブロックを光学的に再生して再生信号を得る工程,
(2)再生信号をビタビ復号法により2値化して第1の2値化データ信号を得る工程,
(3)第1の2値化データ信号をラン長制限符号を用いて復号しバイトデータ列を得る
工程,
(4)バイトデータ列をエラー訂正フレーム単位に再編成した後,リード・ソロモン符号
を用いてエラー訂正処理を行い,エラー訂正フレーム単位で訂正バイト数Nfrmを計測す
る工程,
(5)データブロック内で訂正バイト数Nfrmが第1のしきい値以上であるエラー訂正フ
レームの総数をエラーフレーム数Ntotとして計測する工程,
(6)エラーフレーム数Ntotの値が第2のしきい値以上の場合に,結果を“真”とする
第1の判定を実施する工程,
(7)再生信号をダイレクト・スライス復号法により2値化して第2の2値化データ信号
を得る工程,
(8)第2の2値化データ信号から,ラン長制限符号の最小ラン長Lminよりも短い長さ
のうち少なくとも(Lmin−1)の長さのデータの発生数をラン長エラー発生数Efrmとして
エラー訂正フレームと同じ長さの区間ごとに計測する工程,
(9)データブロック内でラン長エラー発生数Efrmが第3のしきい値以上である区間の
総数をラン長エラーフレーム数Etotとして計測する工程,
(10)ラン長エラーフレーム数Etotの値が第4のしきい値以上の場合に,結果を“真
”とする第2の判定を実施する工程,
(11)第1の判定または第2の判定のうち少なくとも1つが“真”である場合に,デー
タブロックの品質が不十分であると判定する工程,
を有し,前記第1から第4のしきい値のうち少なくとも1つを再生速度に応じて変化させ
ることによって,再生速度に応じた記録データ品質の判定を行うものである。
図8はジッターとPIエラーの関係を示すシミュレーション結果である。図5との違いは2Tデータを有効にしたPRMLのデータを追加している点である。2Tデータをラン長制限からはずすことによって, PRML方式を用いた場合でも,ダイレクト・スライス方式と同等の特性が得られることが判る。ラン長制限の切り替えは簡単に実現できる。上述のように,通常のDVD用のPRML方式では,2Tデータを含むビット列を回路構成から排除している。そこで,2Tデータを含むビット列を回路に内蔵させるとともに,2Tデータを含むステート遷移が発生する場合には,2乗誤差の積算量の大小関係の判定を行うと同時に,その判定結果によらず,2Tデータを含むステート遷移を強制的に無効にするがスイッチを設けておけばよい。これにより,スイッチを切り替えることによって,通常の再生時には2Tデータの出力を無効とし,ベリファイ時には有効とする可変ラン長制限機能を持ったPRML方式を実現できる。以上の説明は複雑なようであるが,Blu-ray Disc(BD)のように最小ラン長が2Tの光ディスクが普及し,CD/DVD/BDに記録/再生が可能な光ディスク装置が市場に現れる時には,最小ラン長切り替え方式は一般化されるであろう。これが第3の解決手段である。
この第3の解決手段の詳細工程は、以下の通りである。
(1)記録したデータブロックを光学的に再生して再生信号を得る工程,
(2)再生信号をビタビ復号法により2値化して2値化データ信号を得る工程,
(3)2値化データ信号をラン長制限符号を用いて復号しバイトデータ列を得る工程,
(4)バイトデータ列をエラー訂正フレーム単位に再編成した後,リード・ソロモン符号を用いてエラー訂正処理を行い,エラー訂正フレーム単位で訂正バイト数Nfrmを計測する工程,
(5)データブロック内で訂正バイト数Nfrmが第1のしきい値以上であるエラー訂正フレームの総数をエラーフレーム数Ntotとして計測する工程,
(6)エラーフレーム数Ntotの値が第2のしきい値以上の場合に,データブロックの品質が不十分であると判定する工程,
を有し、
前記ビタビ復号法は前記ラン長制限符号の最小ラン長Lminよりも短い長さのうち少なくとも(Lmin−1)の長さのデータ列を含むビット列を内部状態として備えたものであって,
前記第1または第2のしきい値のうち少なくとも1つを再生速度に応じて変化させることによって,再生速度に応じた記録データ品質の判定を行うものである。
以上,課題を解決する手段について述べた。発明の理解を深めるために,以下にそれらをまとめる。(1)本発明の骨子
本発明の骨子は再生速度が高速な場合にもダイレクト・スライスと等価な2値化を行うとともに,再生速度に応じて適正な量だけベリファイの判定基準を変化させることにある。
(2)具体的な解決手段
(2−1)ダイレクト・スライス方式で2値化を実施し,再生速度に応じてRow Errorの判定基準を適切に変化させる方式。回路規模が大きくなりやすく,PIフレーム内のエラー検出数がエラー訂正符号によって制限される。
(2−2)ダイレクト・スライス方式で2値化を実施し,ラン長制限に反するデータ数を計測する方式。DVDでは2Tデータのみに着目すればよく,付加回路の規模を小さくできる。また,PIフレーム区間単位で2Tデータ数検出することによって,等価的にRow Error数を計測することができる。このときエラー訂正符号に依存せずに計測ができるので,速度に応じた基準値の設定自由度が大きい。また,PRML方式で2値化した結果からRow Error数を計測した結果と合わせて,総合的にベリファイ判定を実施することができる。
(2−3)ラン長制限にないデータを有効とするPRML方式で2値化を実施し,再生速度に応じてRow Errorの判定基準を適切に変化させる方式。CD/DVD/BD対応光ディスク装置で実施することが容易。PIフレーム内のエラー検出数がエラー訂正符号によって制限される。
以上説明したように,本発明によって,高速記録/再生が可能な光ディスク装置で,ダイレクト・スライス法を用いた古い世代の光ディスク装置と再生互換を実現するための適切なベリファイを実施する再生方法と光ディスク装置を実現することが可能になった。
以下本発明の詳細を,実施例を用いて説明する。
(再生方法)
前述の本発明のベリファイ方式の有効性を検証するため,16倍速DVD-RAMに対応した評価装置とサンプル媒体を用いて実験を行った。記録は6倍速で行い,連続した5トラックの中心トラックを再生速度とチルト条件を変えながら再生し,ジッター,PIエラー,Row Error数,2Tデータ数等を測定した。
図9はタンジェンシャル・チルトとジッター値の関係の実測結果である。
図10はタンジェンシャル・チルトとPIエラーの関係の実測結果である。ダイレクト・スライス方式とPRML方式の2つの2値化方式を比較している。PRML方式の方が性能が高いことが判る。
図11は再生速度とジッター値の関係を示す実測結果である。シミュレーションの結果と同様に再生速度の増加に応じて,ジッター値が増加することが判る。
図12はジッター値とPIエラー数の関係を示す実測結果である。シミュレーションの結果と同様にダイレクト・スライス方式とPRML方式の性能の差が大きいことが判る。
図13はジッター値とRow Error数の関係を示す実測結果である。Row Errorの判定基準はPIフレームあたりのバイトエラー数が4以上とした。上の結果と同様にダイレクト・スライス方式とPRML方式の性能の差が大きいことが判る。特にジッター値が15%-20%の領域においてその差が顕著である。
図14はダイレクト・スライス方式で2値化した場合のPIエラー数と2値化結果に含まれる2Tデータの数の関係を示す実測結果である。シミュレーションの結果と同様に2Tデータ数の計測によって,PIエラー数を近似して計測可能なことが確認された。
図15はダイレクト・スライス方式で2値化した場合のRow Error数と2値化結果に含まれる2T-Row-Error数の関係を示す実測結果である。ここで,2T-Row-Error数とは2値化結果に含まれる2Tデータ数をPIフレームと同じ区間で計測し,その数が4個以上の場合の区間の総数である。2T-Row-Error数の計測によって,Row Error数が非常によい精度で近似計測可能なことが判った。PIエラーの場合に比べて,より近似精度が高い理由はRow Errorの定義がPIフレーム内で複数のバイトエラーが発生する場合であるからと推察している。この実験結果によって,本発明の2T検出方式がベリファイの基準として優れたものであることが証明された。
図16は図12の結果に2Tデータ数を加えた実測結果である。ダイレクト・スライス方式のPIエラー数を2Tカウントで近似可能なことを示している。また,PIエラー数は定義によって上限が208に制限されるが,2Tデータ数はこうした制限がないため,ジッター値の増加に対して実質的に飽和が発生しておらず,再生速度に応じてベリファイのための基準値を設定する場合の設定自由度が大きいことを実験的に示すことができた。
図17は図13の結果に2T-Row-Error数を加えた実測結果である。2T-Row-Error数によってダイレクト・スライス方式のRow Error数を非常によい精度で等価的に計測可能なことを示している。2T-Row-Error数はPIフレームに対応する区間における計測が定義なので,値の上限はPIエラー数と同様に208である。しかしながら,前述のように,PIフレーム内のしきい値は4に限定されることは,エラー訂正符号の検出限界の10を超えても設定可能である。そうした意味では,図16と同様にベリファイのための基準値の設定自由度が大きいことに変わりはない。
図18は再生速度と2T-Row-Error数の関係を示す実測結果である。ジッター値の増加と同様に再生速度の増加に応じて,2T-Row-Error数も増加する。図中のベリファイのしきい値条件カーブは,4.7GB DVD-RAMの標準再生速度である2倍速でのダイレクト・スライスによるベリファイ判定が良好か否かの境界条件であり,これが再生速度によって変化する様子を示したものである。従って,2倍速における2T-Row-Error数のしきい値は推奨値の8である。図に見られるように,2倍速におけるベリファイ判定の結果は再生速度によらず良好に領域わけできることが判る。すなわち,図中のしきい値条件カーブに沿って,再生速度に応じた2T-Row-Error数の判定しきい値を設定することによって,標準速である2倍速でのダイレクト・スライス方式によるベリファイと同等の記録データ品質判定が実現でき,再生互換を保証することができるのである。
図19は再生速度とダイレクト・スライス方式のRow Error数の関係を示す実測結果である。図18と同様にダイレクト・スライス方式で2値化した結果からエラー訂正処理によってRow Error数を計測し,しきい値条件カーブに沿って判定しきい値を変化させることによって,再生互換を保証することができる。
図20は再生速度と2Tラン長を有効にしたPRML方式のRow Error数の関係を示す実測結果である。これも同様に,しきい値条件カーブに沿ってRow Error数の判定しきい値を変化させることによって,再生互換を保証することができる。
図21は再生速度と通常のPRML方式のRow Error数の関係を示す実測結果である。この場合,ダイレクト・スライスとPRMLの特性の差によって,明確にしきい値条件を定義することは不可能である。Row Error数がゼロの場合でもベリファイ・エラーと判定しないと再生互換を保証できないからである。
これらの実験結果は使用した評価装置のアンプ・ノイズの大きさに依存したものである。実際のドライブ装置ではアンプ・ノイズの大きさが異なる。こうした場合,ベリファイのしきい値条件カーブを光ディスク装置の機種ごとに設定する必要がある。図22はこれを摸式的に表したものである。上に示したのと同様の実験を行い,アンプ・ノイズの影響の大小に応じて,適切なしきい値条件を定めればよい。
図23はDVD-RAMのように複数のゾーンに分割されたディスクのベリファイのしきい値条件カーブを摸式的に表したものである。前述のように,CAVまたはそれに順ずる回転制御方式を用いて記録再生を実施する場合,ゾーン番号に応じてしきい値条件カーブを設定しておいた方が,ドライブ装置の制御ソフトウェアを構築する上で都合がよい。図の例はCAVモードの場合を示したものである。
図24は本発明を用いてベリファイを行う再生方法の流れ図を示している。データを記録した後,再生速度に応じた適切なしきい値条件の下でベリファイを実施し,判定結果がOKの場合には処理を終了し,判定結果がNGの場合には,記録リトライ処理または交替ブロック処理を実施すればよい。
(回路)
以下,本発明の光ディスク装置を実現する上で好適な回路の構成について図面を用いて説明する。
図1は本発明を実施するのに好適な回路構成のブロック図である。図示していない光ヘッドで検出したRF信号50はアナログ信号処理器10で等化処理とAGC処理等が施された後,デジタル信号処理部20に入力する。デジタル信号処理部20内では,入力したRF信号をADコンバータ21でクロックごとにデジタル信号化した後,FIRフィルター23でデジタル等化されてビタビ複号器24によって2値化され,2値化信号51として取り出される。ビタビ復号器24の内部構成については本発明の範囲を超えるので詳細には記述しないが,再生信号とビット列とPRクラスの畳み込みから生成される目標信号とを比較して,誤差が最小になるビット列を選択して2値化するものである。図示していないタップ係数学習器により,LMS(Least Mean Square)法等を用いてタップ係数を最適化してもよい。クロック信号52を生成するPLL(Phase Locked Loop)回路25は,図示していいない位相比較器,ローパスフィルター,DAC(Digital to Analog Converter),VCO(Voltage Controlled Oscillator)を内蔵し,VCO印加電圧を制御してクロック信号52を再生信号に追従させる。
フォーマット・デコーダ30は,シンクパターン検出器31,デモジュレータ32,PIエラー訂正器33,POエラー訂正器34,EDCチェック器35,デスクランブル器36,及びエラーカウンター37から構成される。シンクパターン検出器31は2値化信号51を入力として,ディスク・フォーマットに応じて特定なシンクパターンの位置を検出する。デモジュレータ32はディスク・フォーマットの符号に応じた復調処理を行い,シンクパターン検出器31で検出した位置情報に応じて,図示していないDRAMに復調したバイトデータを記録する。このデータはPIエラー訂正器33,POエラー訂正器34によって,リード・ソロモン符号に応じてそれぞれエラー訂正が施され,結果はEDCチェック器35により正常かどうかチェックされる。デスクランブル器36はディスク・フォーマットに応じてスクランブル状態を復調し,ユーザデータ53を図示していないインターフェース回路を通じてホスト・コンピュータに送信する。エラーカウンター37はPIエラー訂正器内でフレーム単位のエラー発生数を監視し計測する。この結果はPIエラー数54,Row Error数55として取り出される。
さて,本発明の特徴であるベリファイ・ユニット40は擬似ダイレクト・スライス2値化器41,2T検出器42,2Tカウンター43から構成される。擬似ダイレクト・スライス2値化器41は,特開2002−298514公報に記載されているように,別の回路としてダイレクト・スライス2値化器を持つのではなく,ADコンバータ21で変換されたデジタル信号を用いて,簡易な擬似2値化を実施するものである。詳細については後述するが,最も簡単な場合にはデジタル信号の符号ビットのみを取り出すことによってダイレクト・スライスと等価な2値化を実現できる。2T検出器42,2Tカウンター43によって2値化結果に含まれる2Tの数を計測する。その際,前述のようにPIエラーフレーム単位での計測等のタイミング制御については,フォーマット・デコーダ30からスタート/ストップ タイミング制御信号57等を通じて実現される。結果は2T-Row-Error数56として取り出される。
こうした構成を用いることにより,図22のような再生速度に依存したしきい値を用いて,PRMLとダイレクト・スライスの再生互換を実現することができる。
図25は,擬似ダイレクト・スライス2値化器の概念を示す摸式図である。AD変換のタイミングは再生信号のエッジから1/2クロックずれた場合と,エッジに同期した場合の2つのケースがある。図中のケース1はAD変換タイミングが再生信号のエッジから1/2クロックだけずれている場合を示す。図1には図示していないが,DC補正回路が搭載されている場合,ダイレクト・スライスによる2値化はデータy[i]の符号によって定められる。従って,回路内部が符号付ビット列である場合,MSBのみを取り出せばダイレクト・スライス方式と等価な2値化結果を得ることができる。一方,ケース2ではAD変換のタイミングが再生信号のエッジに同期している場合を示す。この場合は,デジタル化された再生信号列から内挿処理によって,2つのデータの間の信号レベルy'[i]を算出する必要がある。y'[i]を得ることができれば,ケース1と同様な処理によって,ダイレクト・スライス方式と等価な2値化結果を得ることができる。ここで,内挿方法としては(1)連続する2点の平均値,(2)FIRフィルターを使った演算,(3)スプライン関数を使った補間演算,を使うことができる。(1)は擬似的に移動平均を実施するのと等価なので,最小ラン長信号の振幅が小さい場合には誤差が大きく勧められない。(3)は性能は優れているが回路規模が膨大になる。従って,(2)のFIRフィルターを使った内挿が最も適していると考える。この際,使用FIRフィルターのタップ数を偶数にすることに気をつけなければならない。またタップ数が2では(1)と同じ問題が解決できないので,タップ数は4以上にすべきである。できるだけ周波数特性がフラットに近く,信号の位相のみを1/2クロックずらすことができるものを選ぶことが必要である。例えばタップ数が4の場合,係数列(-0.125,+0.625,+0.625,-0.125)を使用するとよい。
図26は本発明の回路構成のブロック図の別の実施例である。図中,ベリファイ・ユニット40以外は図1と同じである。また,フォーマット・デコーダ30を簡略化して図示しているのは,発明の理解を助けるためである。本実施例の特徴は特開2002−298514公報に記載されているように,ダイレクト・スライス2値化器45を別に設けている点にある。従って,アナログ信号処理器10の出力信号を入力として通常の2値化を実施する。図示していないが,このとき必要となるクロックはPLL回路25から供給される。動作については図1の説明で示したものと同じである。
図27は本発明の回路構成のブロック図の別の実施例である。これも図26と同様にベリファイ・ユニット40以外は図1と同じである。本実施例の特徴は擬似ダイレクト・スライス2値化器41の入力として,FIRフィルター23の出力信号を使用する点にある。高速で信号を再生する場合,前述のようにアンプノイズの影響の増大による信号品質の劣化だけでなく,主にI-V変換回路の群遅延や再生帯域不足による最小ラン長信号の振幅の低下についても配慮する必要がある。通常,こうした再生信号の歪はアナログ信号処理器だけでは補償することができない。ところが,十分にタップ数の大きなFIRフィルターを搭載すれば,再生信号の歪を補償することが可能である。実験結果については後述するが,再生信号の歪を補償するためにFIRフィルターを使う場合は,本図のようにその出力を擬似ダイレクト・スライス2値化器41に入力する必要がある。
図28は本発明の回路構成のブロック図の別の実施例である。本実施例の特徴はデジタル信号処理器20内にDC補正器22を内蔵した点にある。図25のような概念で,擬似ダイレクト・スライス2値化器41を正常に動作させるためには,信号のエッジのレベルがゼロになるようにDC成分の補正をする必要がある。DC補正器22に用いる方式としては,DFB(Duty Feed-Back)方式,JFB(Jitter Feed-Back )方式等がある。
図29は本発明の回路構成のブロック図の別の実施例である。本実施例は2Tカウント数を使わずに,ベリファイを実施するための回路構成を示している。このため,ベリファイ・ユニット40は擬似ダイレクト・スライス2値化器41とセレクター48から構成される。本実施例において,ベリファイ時には擬似ダイレクト・スライス2値化器41の2値化結果を使いフォーマット・デコーダ30によって処理し,Row Error数55を計測してベリファイ判定を実施する。通常再生時には,ビタビ・デコーダ24の2値化結果を使ってデータを再生する。セレクター48の機能は,2つの2値化結果を選択してフォーマット・デコーダ30に送るためにある。
なお、図29では、FIRフィルタ23で等化処理された後の信号を、疑似ダイレクトスライス41に入力したが、AD変換後、ビタビ復号器24で復号化される前のどの状態の信号でも良い。また、ここでは、疑似ダイレクトスライスを用いたが、図26のようにアナログの状態でダイレクトスライス法により2値化しても良い。
図30は本発明の回路構成のブロック図の別の実施例である。本実施例では前述の最小ラン長切り替え可能なビタビ復号器を使う場合の構成を示す。このため,ビタビデコーダ24は最小ラン長の切り替え機能がついたものであり,ベリファイ・ユニット40は最小ラン長セレクター49のみから構成される。DVDの場合には,再生時に最小ラン長3Tを指定し,ベリファイ時には最小ラン長2Tを指定する。便宜上,ベリファイ・ユニットをブロックとして記載してあるが,こうした処理は,図示していないCPUからの指示によって実現できる。
図31はRLL(2,10)符号に対応した最小ラン長切り替え可能なビタビデコーダの内部ステートについてまとめたものである。ここで,PRクラスはPR(3,4,4,3) とし,4ビットの全てのビット列に対する有効/無効の条件と,±1で規格化した目標信号レベルを示した。図に示すように,ベリファイ時に最小ラン長を2Tにするためには,ビット列”0110”と”1001”を有効にすればよい。これはビタビデコーダ回路内で,ステートメトリック値の判定回路部分に,ビット列”0110”と”1001”に対応する遷移について,外部から強制的に判定結果を上書きするような信号を導入することで簡単に実現できる。
次に,前述のFIRフィルタ−による再生信号の歪の補償の実験結果について述べる。ここでは16倍速DVD-RAMのサンプルディスクに対して,(株)シバソク製LM330A評価装置を用いて記録再生を行い,図27の回路と同じ機能のソフトウェア・エミュレータにより用いて,ジッター,エラー率等を測定しながら,FIRフィルターによる再生信号の歪の補償の検討をした。その際,AD変換器の代わりにデジタルオシロスコープを利用した。
図32はNA0.60の評価装置を用いて,2倍速で記録したトラックを2-16倍速の範囲で再生してジッタ値を測定した結果である。光ディスク装置及び媒体の高性能化に伴い,記録/再生速度が高速化するが,繰り返し述べたように,記録パルス形状及びパワーの適正化においては,再生互換を保証することが重要である。一方,同じトラックを高速に再生すると,(1)アンプノイズ及びレーザノイズの影響の増大に伴ってS/N比が低下,(2)I-Vアンプの帯域特性に応じた群遅延の相対的な増加,等に伴ってジッター値が増大する。このうち,(1)については,PRML技術を導入して低下したS/N比の分をある程度回復することが可能である。一方(2)については再生互換の観点で問題であるのは前述のとおりであり,特にDVDで8倍速を超える記録を実現するには,少なくとも一部にCAV方式の回転制御を導入する必要があるため,広い線速度の範囲において,良好な記録が実現可能な記録パルス形状とパワーの設定をする必要があるため,問題が深刻になる。図にはDVD-RAMの標準等化条件で再生した場合と,FIRフィルターによって主に群遅延を補正した場合の2つの結果を示した。DVD-RAMの標準等化条件は2倍速で規定されているので,ここでは,等化ブースと量を一定とし,周波数特性が再生速度に比例して変化するようにしながら測定を行った。標準等化条件の場合には,2倍速で約5%だったジッター値が,16倍速で再生すると12%を超える。一方,FIRフィルターによって再生補正した場合は,16倍速で再生してもジッター値は6%以下にすることができる。ここで用いたFIRフィルターによる再生補正は,上でNA0.65の装置で再生した信号をNA0.60の装置再生信号を目標とし,エッジに注目して適応的に等化学習した場合と同じ技術を使っている。具体的には,標準となる2倍速の再生信号からPRクラスを生成して基準信号とし,各再生速度において再生信号と基準信号の誤差が最小になるようにFIRフィルターの各タップ係数を求めた。
ここで,I-Vアンプの周波数特性とノイズについて定性的な説明を加える。I-Vアンプの帯域はゲインが3dB低下する条件で定義される。例えばDVD-RAMの場合,16倍速で再生すると,最小ラン長(3T)の繰り返し信号の周波数が約80MHzになる。この信号を良好に再生するためには,少なくとも80MHzの2倍の帯域を持ったI-Vアンプが必要になる。I-Vアンプの性能は光検出器と変換抵抗値とICプロセスによって変わる。一般的には,トランジスタやオペアンプの性能指標と同様に,帯域とゲイン(ノイズの逆数と考えてよい)の積がほぼ一定になるという制限条件が課せられる。したがって,広帯域なI−Vアンプを使用すると,アンプのノイズが増加するという関係にある。光ディスク装置に用いるヘッド用のI-Vアンプは,こうした制限条件の下で,装置性能が最大になるような設計と選択が行われる。こうしたケースにおいて,上の例に述べた160MHzの再生帯域を確保すると,ノイズが増加するので,帯域を120MHz程度に制限したものを用いることが良好な装置性能を得るために必要になる。ここで,実験に用いた装置の帯域は110MHzである。通常のデータ再生の場合にこうした特性が問題にならないように考慮されるが,記録パルス形状及びパワーの適正化のために,再生互換を保証する性能のI-Vアンプを使うことは,結果としてノイズを増やしたり,装置コストの増加を招くので好ましくない。ここに示したように,本発明の再生補正技術を使えば,ソフトウェア処理によって実現するので,装置コストの増加はなく,再生互換を保証することが可能になる。これは,本発明の最大の効果の1つである。
図33は16倍速における再生補正用のFIRフィルターのタップ数とジッター値の関係を計測した実験結果である。各タップ係数の求め方は,前述のとおりである。図に見られるように,タップ数が5以上になると,ジッター値が顕著に減少し始め,タップ数が9以上で,ほぼ飽和する特性となることが判った。ここでは,十分に余裕をとって,タップ数を15とした。
図34は再生補正用のFIRフィルターの周波数特性を示したものである。ここでは,一例として,2,4,8,16倍速におけるFIRフィルターの周波数特性を示した。FIRフィルターはチャネルクロックに同期して動作するので,横軸の周波数はチャネルクロックで規格化してある。最小ラン長(3T)の繰り返し信号の周波数は,0.167である。
2倍速は記録/再生の基準となるため,FIRフィルターは再生信号をそのまま通す特性である。このとき具体的には,センタータップの係数のみを"1"にして,その他の係数を"0"にすればよいことは既に述べた。各速度によってFIRフィルターの周波数特性は異なっている。周波数0.167以下における特性の違いは,主に群遅延を補正するためであり,周波数0.25付近に見られるゲインの極小値は,ローパスフィルターの効果を持ち,S/N比を向上する効果がある。
図35は,再生補正用のFIRフィルターによる群遅延の抑圧効果を示した実験結果である。図35(a)は標準等化条件における結果である。縦軸のエッジシフトは前述の4x4の各パターンにおけるエッジシフトの測定結果を,3T,4T,5T,6Tの各マーク長さで平均化したものである。2倍速を基準にすると,16倍速では,3Tが約-10%,6Tが約+7%,それぞれシフトすることがわかる。これは,前に示した記録/再生互換のための条件5%以下を満足しない。一方,FIRフィルターによって,再生補正をした場合は,図35(b)に見られるように,2-16倍速の範囲でエッジシフト量がほぼ一定で,再生互換のための条件5%以下を満たしている。
図36は再生補正を施した場合と施さない場合での各速度でのアイ・パターンとジッター値をまとめたものである。特に16倍速において,信号品質の改善効果が顕著であることが判る。
図37は各速度において再生補正用のFIRフィルターのタップ係数をまとめたものである。ここでは,DCゲインを1にするように規格化して示した。
図38は6倍速と16倍速においてジッター値とビットエラー率を測定した結果である。ビットエラー率の測定にはPR(3,4,4,3)MLを使った。オーバライト10回後でも,10-6以下の良好なビットエラー率が得られた。
最後に,2T-Row-Error数の計測領域について説明する。略号については,規格書等を通じて公知なものなので,特に説明をしない。
図39はDVD-RAMのデータブロック構成を示す摸式図である。データブロックは32kBのユーザデータ容量を持ち,PIDとデータからなる16のセクターにより構成されている。1つのデータセクタ−は2418バイト相当の物理長をもち,13のPIフレームから構成さている。各PIフレーム(ECCフレーム)は186バイトの物理長(シンクを除くと182バイト)をもつ。PIフレームに対応した2Tカウントの計測領域は連続する186バイト分(2976Tw)の領域である。この中で,シンク領域を除いた計測が本来であるが,回路の簡略化のため,186バイトの領域を全部計測してもよい。領域長の誤差は3%以内であるので無視できる。
図40はDVD±R/RWのデータブロック構成を示す摸式図である。データブロックは32kBのユーザデータ容量を持ち,PIDは存在しない。データブロックが16のセクタ−から構成されることはDVD-RAMと同様であり,ECCフレームの論理構造も全く同じで,ブロック内に208(13x16)ある。PIフレームに対応した2Tカウントの計測領域は連続する186バイト分の領域で,208個あることも変わらない。
図41は2T-Row-Errorカウンターの仕様の一例である。図に示す仕様においては,PIフレーム内の計測値を除いて,セクタ−ごとの2Tカウント数,ブロック内の2T全カウント数,2T-Row-Error数(=しきい値以上の計測値となるフレーム数)等,図18に示した結果を得るための値の計測と,欠陥やランド・グルーブ計測値の違いを定量化できるようなセクタ−単位の計測が可能となるものである。
(光ディスク装置)
図42は本発明の光ディスク装置の構成を示す実施例である。光ディスク媒体100はモータ160により回転される。再生時にはCPU140によって指令された光強度になるようにレーザパワー/パルス制御器120が光ヘッド110内の半導体レーザ112に流す電流を制御してレーザ光114を発生させる。レーザ光114は対物レンズ111によって集光され光スポット101を光ディスク媒体100上に形成する。この光スポット101からの反射光115は対物レンズ111を介して,光検出器113で検出される。光検出器は複数に分割された光検出素子から構成されている。再生信号処理回路130は,光ヘッド110で検出された信号を用いて,光ディスク媒体100上に記録された情報を再生する。記録時には,レーザパワー/パルス制御器120は,所定の記録データを所定の記録パルス電流に変換して,パルス光が半導体レーザ112から出射されるように制御する。図1に示した本発明の再生信号の復号回路は再生信号処理回路130に内蔵される。こうした構成によって,PRML方式とダイレクト・スライス方式の再生互換を実現する光ディスク装置を実現することができる。
本発明は,大容量光ディスク装置に用いられる。
本発明を実施するのに好適な回路構成のブロック図。 本発明が解決しようとする課題を摸式的に表わしたもの。 考察に用いた光ディスクの再生信号のシミュレーション・モデル。 DVD-RAM媒体の再生速度とジッターの関係のシミュレーション結果。 ジッターとPIエラーの関係。 従来技術の類推でベリファイを実施するための再生系のブロック図。 PIエラーの数とブロック中の1T及び2Tデータの発生数の関係。 ジッターとPIエラーの関係。 タンジェンシャル・チルトとジッター値の関係の実測結果。 タンジェンシャル・チルトとPIエラーの関係の実測結果。 再生速度とジッター値の関係を示す実測結果。 ジッター値とPIエラー数の関係を示す実測結果。 ジッター値とRow Error数の関係を示す実測結果。 ダイレクト・スライス方式で2値化した場合のPIエラー数と2値化結果に含まれる2Tデータの数の関係を示す実測結果。 ダイレクト・スライス方式で2値化した場合のRow Error数と2値化結果に含まれる2T-Row-Error数の関係を示す実測結果。 図12の結果に2Tデータ数を加えた実測結果。 図13の結果に2T-Row-Error数を加えた実測結果。 再生速度と2T-Row-Error数の関係を示す実測結果。 再生速度とダイレクト・スライス方式のRow Error数の関係を示す実測結果。 再生速度と2Tラン長を有効にしたPRML方式のRow Error数の関係を示す実測結果。 再生速度と通常のPRML方式のRow Error数の関係を示す実測結果。 ベリファイのしきい値条件カーブを光ディスク装置の機種ごとの設定方法を示す摸式図。 DVD-RAMのように複数のゾーンに分割されたディスクのベリファイのしきい値条件カーブを摸式的に表したもの。 本発明を用いてベリファイを行う再生方法の流れ図。 擬似ダイレクト・スライス2値化器の概念を示す摸式図。 本発明の回路構成のブロック図の別の実施例。 本発明の回路構成のブロック図の別の実施例。 本発明の回路構成のブロック図の別の実施例。 本発明の回路構成のブロック図の別の実施例。 本発明の回路構成のブロック図の別の実施例。 RLL(2,10)符号に対応した最小ラン長切り替え可能なビタビデコーダの内部ステートについてまとめたもの。 NA0.60の評価装置を用いて, 2倍速で記録したトラックを2-16倍速の範囲で再生してジッタ値を測定した結果。 16倍速における再生補正用のFIRフィルターのタップ数とジッター値の関係を計測した実験結果。 再生補正用のFIRフィルターの周波数特性を示したもの。 再生補正用のFIRフィルターによる群遅延の抑圧効果を示した実験結果。 再生補正を施した場合と施さない場合での各速度でのアイ・パターンとジッター値をまとめたもの 各速度において再生補正用のFIRフィルターのタップ係数をまとめたもの。 6倍速と16倍速においてジッター値とビットエラー率を測定した結果。 DVD-RAMのデータブロック構成を示す摸式図。 DVD±R/RWのデータブロック構成を示す摸式図。 2T-Row-Errorカウンターの仕様の一例。 本発明の光ディスク装置の構成を示す実施例。
符号の説明
100:光ディスク、101:光スポット、110:光ヘッド、111:対物レンズ、112:半導体レーザ、113:光検出器、120:レーザパワー/パルス制御器、130:再生信号処理回路、140:CPU、150:サーボ制御器、160:スピンドルモータ、170:インターフェース、180:ホストコンピュータ。

Claims (6)

  1. 光ディスク媒体に記録されたデータを、PRML方式で復号する第1の再生方式と前記PRML方式よりも低速で再生するダイレクト・スライス方式で復号する第2の再生方式との間で、再生互換を保証するための記録データ品質のベリファイ処理を行うベリファイ処理方法であって、
    前記データにエラー訂正符号を付加した後、ラン長制限符号を用いて前記光ディスク媒体にデータブロックを記録する工程と、
    記録した前記データブロックを光学的に再生して再生信号を得る工程と,
    前記再生信号をビタビ復号法により2値化して第1の2値化データ信号を得る工程と,
    前記第1の2値化データ信号を前記ラン長制限符号を用いて復号しバイトデータ列を得る工程と,
    前記バイトデータ列をエラー訂正フレーム単位に再編成した後,リード・ソロモン符号を用いてエラー訂正処理を行い,エラー訂正情報を得る工程と,
    前記再生信号を前記ダイレクト・スライス方式により2値化して第2の2値化データ信号を得る工程と,
    前記第2の2値化データ信号から,前記ラン長制限符号の最小ラン長L min よりも短い長さのうち少なくとも(L min −1)の長さのデータの発生数であるラン長エラー発生情報を得る工程と,
    再生速度に応じて、前記エラー訂正情報及び前記ラン長エラー発生情報に基づいた記録データ品質の判定基準を変化させることにより、前記再生速度に応じた前記記録データ品質の判定を行う工程とを有することを特徴とするベリファイ処理方法。
  2. 光ディスク媒体に記録されたデータを、PRML方式で復号する第1の再生方式と前記PRML方式よりも低速で再生するダイレクト・スライス方式で復号する第2の再生方式との間で、再生互換を保証するための記録データ品質のベリファイ処理を行うベリファイ処理方法であって、
    前記データにエラー訂正符号を付加した後、ラン長制限符号を用いて前記光ディスク媒体にデータブロックを記録する工程と、
    記録した前記データブロックを光学的に再生して再生信号を得る工程と,
    前記再生信号をビタビ復号法により2値化して第1の2値化データ信号を得る工程と,
    前記第1の2値化データ信号を前記ラン長制限符号を用いて復号しバイトデータ列を得る工程と,
    前記バイトデータ列をエラー訂正フレーム単位に再編成した後,リード・ソロモン符号を用いてエラー訂正処理を行い,前記エラー訂正フレーム単位で訂正バイト数N frm を計測する工程と,
    前記データブロック内で前記訂正バイト数N frm が第1のしきい値以上であるエラー訂正フレームの総数をエラーフレーム数N tot として計測する工程と,
    前記再生信号を前記ダイレクト・スライス方式により2値化して第2の2値化データ信号を得る工程と,
    前記第2の2値化データ信号から,前記ラン長制限符号の最小ラン長L min よりも短い長さのうち少なくとも(L min −1)の長さのデータの発生数をラン長エラー発生数E frm として前記エラー訂正フレームと同じ長さの区間ごとに計測する工程と,
    前記データブロック内で前記ラン長エラー発生数E frm が第2のしきい値以上である前記区間の総数をラン長エラーフレーム数E tot として計測する工程と,
    前記エラーフレーム数N tot と前記ラン長エラーフレーム数E tot の和の値が第3のしきい値以上の場合に,前記データブロックの品質が不十分であると判定する工程と,を有し,
    前記第1から第3のしきい値のうち少なくとも1つを再生速度に応じて変化させることによって,前記再生速度に応じた記録データ品質の判定を行うことを特徴とするベリファイ処理方法。
  3. 光ディスク媒体に記録されたデータを、PRML方式で復号する第1の再生方式と前記PRML方式よりも低速で再生するダイレクト・スライス方式で復号する第2の再生方式との間で、再生互換を保証するための記録データ品質のベリファイ処理を行うベリファイ処理方法であって、
    前記データにエラー訂正符号を付加した後、ラン長制限符号を用いて前記光ディスク媒体にデータブロックを記録する工程と、
    記録した前記データブロックを光学的に再生して再生信号を得る工程と,
    前記再生信号をビタビ復号法により2値化して第1の2値化データ信号を得る工程と,
    前記第1の2値化データ信号を前記ラン長制限符号を用いて復号しバイトデータ列を得る工程と,
    前記バイトデータ列をエラー訂正フレーム単位に再編成した後,リード・ソロモン符号を用いてエラー訂正処理を行い,前記エラー訂正フレーム単位で訂正バイト数N frm を計測する工程と,
    前記データブロック内で前記訂正バイト数N frm が第1のしきい値以上であるエラー訂正フレームの総数をエラーフレーム数N tot として計測する工程と,
    前記エラーフレーム数N tot の値が第2のしきい値以上の場合に,結果を“真”とする第1の判定を実施する工程と,
    前記再生信号を前記ダイレクト・スライス方式により2値化して第2の2値化データ信号を得る工程と,
    前記第2の2値化データ信号から,前記ラン長制限符号の最小ラン長L min よりも短い長さのうち少なくとも(L min −1)の長さのデータの発生数をラン長エラー発生数E frm として前記エラー訂正フレームと同じ長さの区間ごとに計測する工程と,
    前記データブロック内で前記ラン長エラー発生数E frm が第3のしきい値以上である前記区間の総数をラン長エラーフレーム数E tot として計測する工程と,
    前記ラン長エラーフレーム数E tot の値が第4のしきい値以上の場合に,結果を“真”とする第2の判定を実施する工程と,
    前記第1の判定または前記第2の判定のうち少なくとも1つが“真”である場合に,前記データブロックの品質が不十分であると判定する工程とを有し,
    前記第1から第4のしきい値のうち少なくとも1つを再生速度に応じて変化させることによって,前記再生速度に応じた記録データ品質の判定を行うことを特徴とするベリファイ処理方法。
  4. 光ディスク媒体に記録されたデータを、PRML方式で復号する第1の再生方式と前記PRML方式よりも低速で再生するダイレクト・スライス方式で復号する第2の再生方式との間で、再生互換を保証するための記録データ品質のベリファイ処理を実行する機能を備え、前記光ディスク媒体にデータの記録及び再生が可能な光ディスク装置であって,
    再生速度を可変にする手段と、
    前記データにエラー訂正符号を付加した後ラン長制限符号を用いて前記光ディスク媒体にデータブロックを記録する手段と,
    記録した前記データブロックを光学的に再生して再生信号を得る手段と,
    前記再生信号をビタビ復号法により2値化して第1の2値化データ信号を得る手段と,
    前記第1の2値化データ信号を前記ラン長制限符号を用いて復号しバイトデータ列を得る手段と,
    前記バイトデータ列をエラー訂正フレーム単位に再編成した後,リード・ソロモン符号を用いてエラー訂正処理を行い,エラー訂正情報を得る手段と,
    前記再生信号を前記ダイレクト・スライス方式により2値化して第2の2値化データ信号を得る手段と,
    前記第2の2値化データ信号から,前記ラン長制限符号の最小ラン長L min よりも短い長さのうち少なくとも(L min −1)の長さのデータの発生数であるラン長エラー発生情報を得る手段とを有し,
    前記再生速度に応じて、前記エラー訂正情報及び前記ラン長エラー発生情報に基づいた記録データ品質の判定基準を変化させることにより、前記再生速度に応じた前記記録データ品質の判定を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 光ディスク媒体に記録されたデータを、PRML方式で復号する第1の再生方式と前記PRML方式よりも低速で再生するダイレクト・スライス方式で復号する第2の再生との間で、再生互換を保証するための記録データ品質のベリファイ処理を実行する機能を備え、前記光ディスク媒体にデータの記録及び再生が可能な光ディスク装置であって,
    再生速度を可変にする手段と、
    前記データにエラー訂正符号を付加した後ラン長制限符号を用いて前記光ディスク媒体にデータブロックを記録する手段と,
    記録した前記データブロックを光学的に再生して再生信号を得る手段と,
    前記再生信号をビタビ復号法により2値化して第1の2値化データ信号を得る手段と,
    前記第1の2値化データ信号を前記ラン長制限符号を用いて復号しバイトデータ列を得る手段と,
    前記バイトデータ列をエラー訂正フレーム単位に再編成した後,リード・ソロモン符号を用いてエラー訂正処理を行い,前記エラー訂正フレーム単位で訂正バイト数N frm を計測する手段と,
    前記データブロック内で前記訂正バイト数N frm が第1のしきい値以上であるエラー訂正フレームの総数をエラーフレーム数N tot として計測する手段と,
    前記再生信号を前記ダイレクト・スライス方式により2値化して第2の2値化データ信号を得る手段と、
    前記第2の2値化データ信号から,前記ラン長制限符号の最小ラン長L min よりも短い長さのうち少なくとも(L min −1)の長さのデータの発生数をラン長エラー発生数E frm として前記エラー訂正フレームと同じ長さの区間ごとに計測する手段と,
    前記データブロック内で前記ラン長エラー発生数E frm が第2のしきい値以上である前記区間の総数をラン長エラーフレーム数E tot として計測する手段と,
    前記エラーフレーム数N tot と前記ラン長エラーフレーム数E tot の和の値が第3のしきい値以上の場合に,前記データブロックの品質が不十分であると判定する手段とを有し、
    前記第1から第3のしきい値のうち少なくとも1つを前記再生速度に応じて変化させることによって,前記記録データ品質の判定を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 光ディスク媒体に記録されたデータを、PRML方式で復号する第1の再生方式と前記PRML方式よりも低速で再生するダイレクト・スライス方式で復号する第2の再生方式との間で、再生互換を保証するための記録データ品質のベリファイ処理を実行する機能を備え、前記光ディスク媒体にデータの記録及び再生が可能な光ディスク装置であって,
    再生速度を可変にする手段と、
    前記データにエラー訂正符号を付加した後ラン長制限符号を用いて前記光ディスク媒体にデータブロックを記録する手段と,
    記録した前記データブロックを光学的に再生して再生信号を得る手段と,
    前記再生信号をビタビ復号法により2値化して第1の2値化データ信号を得る手段と,
    前記第1の2値化データ信号を前記ラン長制限符号を用いて復号しバイトデータ列を得る手段と,
    前記バイトデータ列をエラー訂正フレーム単位に再編成した後,リード・ソロモン符号を用いてエラー訂正処理を行い,前記エラー訂正フレーム単位で訂正バイト数N frm を計測する手段と,
    前記データブロック内で前記訂正バイト数N frm が第1のしきい値以上であるエラー訂正フレームの総数をエラーフレーム数N tot として計測する手段と,
    前記エラーフレーム数N tot の値が第2のしきい値以上の場合に,結果を“真”とする第1の判定を実施する手段と,
    前記再生信号を前記ダイレクト・スライス方式により2値化して第2の2値化データ信号を得る手段と,
    前記第2の2値化データ信号から,前記ラン長制限符号の最小ラン長L min よりも短い長さのうち少なくとも(L min −1)の長さのデータの発生数をラン長エラー発生数E frm として前記エラー訂正フレームと同じ長さの区間ごとに計測する手段と,
    前記データブロック内で前記ラン長エラー発生数E frm が第3のしきい値以上である前記区間の総数をラン長エラーフレーム数E tot として計測する手段と,
    前記ラン長エラーフレーム数E tot の値が第4のしきい値以上の場合に,結果を“真”とする第2の判定を実施する手段と,
    前記第1の判定または前記第2の判定のうち少なくとも1つが“真”である場合に,前記データブロックの品質が不十分であると判定する手段とを有し,
    前記第1から第4のしきい値のうち少なくとも1つを前記再生速度に応じて変化させることによって,前記記録データ品質の判定を行うことを特徴とする光ディスク装置。
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