JP4252485B2 - スイッチングレギュレータ制御回路、スイッチングレギュレータ、およびスイッチングレギュレータ制御方法 - Google Patents

スイッチングレギュレータ制御回路、スイッチングレギュレータ、およびスイッチングレギュレータ制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、スイッチングレギュレータに関するものであり、特に、低消費電流でありながら出力電圧の変動に対する高速応答性に優れたスイッチングレギュレータに関するものである。
特許文献1に開示されているスイッチングレギュレータでは、負荷電流が消費されない休止期間において、制御回路にて消費される消費電流を低減することを目的としている。図5に示すスイッチングレギュレータ200では、コンパレータ128から出力されるスリープ(SLEEP)信号は、スイッチ127を制御する。また、エラーアンプ222の省電力イネーブル端子223に接続され、エラーアンプ222の制御状態を、通常動作期間と省電力動作状態である休止期間とで切り替える制御を行う。
大きな負荷電流を供給する通常動作期間では、スリープ(SLEEP)信号によりスイッチ127がA側に接続され、フィルタ回路225がエラーアンプ222の出力端子に接続される。出力信号ITHの電圧が閾値電圧V1を上回る状態に維持されスリープ(SLEEP)信号がローレベルに維持されて、スイッチングタイミング回路101、コンパレータ102が活性化されると共に、エラーアンプ222が、通常動作期間において十分な応答速度を確保できる活性状態に維持される。
休止期間では、負荷電流が減じ信号ITHの電圧が降下して閾値電圧V1を下回り、スリープ(SLEEP)信号がハイレベルに反転する。スイッチングタイミング回路101、コンパレータ102が非活性化されると共に、高速応答性の不要なエラーアンプ222は省電力動作状態となる。更に、スイッチ127がB側に接続されて、フィルタ回路225がエラーアンプ222の出力端子から切り離される。これにより消費電流が削減される。
米国特許第6127815号公報
上記特許文献1では、負荷電流が流れない休止期間において、スイッチングタイミング回路101、コンパレータ102が非活性化され、更にエラーアンプ222が省電力動作状態とされることにより、スイッチングレギュレータ制御回路での電流消費の低減を図るものではある。
しかしながら、通常動作状態においては、負荷電流の変化に対する高速応答性を確保する必要から、スイッチングタイミング回路101、コンパレータ102が活性化され、エラーアンプ222が通常動作状態とされる。更にエラーアンプ222の出力端子にはフィルタ回路225が接続される。スイッチングタイミング回路101、コンパレータ102の活性化により消費電流が増加すると共に、フィルタ回路225が接続された出力端子を高速駆動するためエラーアンプ222のバイアス電流等が増強される結果、消費電流が増大する。通常動作状態においては、高速応答性を確保するために、スイッチングレギュレータ制御回路の消費電流が増大してしまう。
逆に、通常動作状態において、スイッチングレギュレータ制御回路の消費電流を低減するためには、エラーアンプ222の駆動能力を制限することが必要となる。この場合、負荷電流の変化に追従することができなくなり問題である。
本発明は前記従来技術の課題を解消するためになされたものであり、通常動作状態においても休止期間における低消費電流性を維持しながら、出力電圧の変動に対する高速応答性を実現することが可能なスイッチングレギュレータ制御回路、スイッチングレギュレータ、およびスイッチングレギュレータ制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るスイッチングレギュレータ制御回路は、スイッチ素子の断続に応じて電力供給を繰り返すことにより出力電圧を制御するスイッチングレギュレータに対して、出力電圧の、目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、誤差増幅器の入出力間に接続され、制御系の動作状態の安定化を図る位相補償とを備えるスイッチングレギュレータ制御回路において、スイッチ素子導通へ切り替わるタイミングおよびスイッチ素子が非導通へ切り替わるタイミングに応じて、位相補償における位相補償量を切り替える位相補償量切替部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチングレギュレータは、出力電圧の、目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、誤差増幅器の入出力間に接続され、制御系の動作状態の安定化を図る位相補償とを備え、スイッチ素子の断続に応じて電力供給を繰り返すことにより出力電圧を制御するスイッチングレギュレータにおいて、スイッチ素子導通へ切り替わるタイミングおよびスイッチ素子が非導通へ切り替わるタイミングに応じて、位相補償における位相補償量を切り替える位相補償量切替部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチングレギュレータ制御方法は、スイッチ素子の断続に応じて電力供給を繰り返すことにより出力電圧を制御するスイッチングレギュレータに対して、出力電圧の、目的電圧からの差電圧を誤差増幅すると共に、制御系の動作状態の安定化を図るために出力電圧が負帰還されるスイッチングレギュレータ制御方法において、スイッチ素子導通へ切り替わるタイミングおよびスイッチ素子が非導通へ切り替わるタイミングに応じて、位相補償における位相補償量を切り替えることを特徴とする。
本発明のスイッチングレギュレータ制御回路、スイッチングレギュレータ、およびスイッチングレギュレータ制御方法では、制御系の動作状態の安定化を図る誤差増幅器の位相補償における位相補償量を切り替える。位相補償の位相補償量は、スイッチ素子導通へ切り替わるタイミングおよびスイッチ素子が非導通へ切り替わるタイミングに応じて切り替えられる。ここで、低減とは、位相補償量の値が減少することを意味し、帰還ループが切断されて位相補償量がゼロになる場合を含むものとする。
これにより、誤差増幅器がスイッチ素子の導通状態を含む期間に、位相補償の位相補償量が低減されるので、出力電圧と目的電圧との差電圧に対する誤差増幅の応答抑制作用は働かず、誤差増幅において大きなゲインで応答することができる。出力電圧を急峻に目的電圧に近づけることができる。通常動作時、負荷電流の増大等により出力電圧が低下しても、誤差増幅器等の制御回路における電流消費を増大させることなく高速な過渡応答特性を得ることができる。
また、スイッチ素子の非導通状態を含む期間では位相補償の位相補償量が増大するので、出力電圧と目的電圧との差電圧に対する誤差増幅の応答は抑制される。出力電圧の変動に対して誤差増幅される誤差増幅電圧の変動は抑制され、出力への電力供給量が増大する次の電力供給サイクルにおいて、誤差増幅電圧が大きく変動していることはない。隣接する電力供給サイクルの終了時と開始時との間における誤差増幅電圧の連続性を維持することができ、スムーズな出力電圧の制御を行うことができる。
スイッチングレギュレーション動作において、低消費電流動作であって、しかも高速な過渡応答性能を備えることができる。
本発明によれば、誤差増幅器がスイッチ素子の導通状態を制御する期間を含む期間に誤差増幅器の位相補償の位相補償量を低減して、出力電圧と目的電圧との差電圧を誤差増幅することにより、通常動作状態において、回路の消費電流を増大させることなく、出力電圧の変動に対して高速な過渡応答特性を実現することが可能なスイッチングレギュレータ制御回路、スイッチングレギュレータ、およびスイッチングレギュレータ制御方法を提供することが可能となる。
以下、本発明のスイッチングレギュレータ制御回路、スイッチングレギュレータ、およびスイッチングレギュレータ制御方法について具体化した実施形態を図1乃至図4に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1には、本発明の実施形態として降圧型スイッチングレギュレータを示す。出力端子(VOUT)には、図示されていない負荷が接続されると共に、負荷への電荷供給用に出力容量素子COUTが接続されている。また、出力電圧VOUTを検出するために、接地電位に向かって抵抗素子R1、R2が直列に接続されている。更に、位相補償用の容量素子C1が抵抗素子R1に並列に接続されている。
抵抗素子R1、R2の分圧点(VM)は出力電圧VOUTの検出点であり、誤差増幅器EAの反転入力端子(−)に接続されている。誤差増幅器EAの非反転入力端子(+)には参照電圧Vrefが接続されている。誤差増幅器EAの出力端子(O)は、次段の比較器CMPの非反転入力端子(+)に接続されている。比較器CMPの反転入力端子(−)には電流モニタ信号IMが入力される。電流モニタ信号IMとは、電源電圧VCCからインダクタL1に入力される電流の検出信号である。
また、誤差増幅器EAの出力端子(O)から反転入力端子(−)に向けて位相補償が形成されている。位相補償は、帰還容量素子CFBと、帰還容量素子CFBを経由する帰還ループを開閉する切替スイッチMFBとを経て誤差増幅器EAの反転入力端子(−)、すなわち出力電圧VOUTの検出点である抵抗素子R1、R2の分岐点(VM)に接続されている。切替スイッチMFBの開閉制御は、図3、4において後述するように、制御信号CTLにより行われる。
比較器CMPの出力端子(O)は、フリップフロップ回路FFのリセット端子(/R)に接続されている。ローレベルの信号によりフリップフロップ回路FFの内容がリセットされる。また、フリップフロップ回路FFのセット端子(/S)には、トリガ信号TGが入力される。ローレベルのトリガ信号TGの入力に応じてフリップフロップ回路FFの内容がセットされ、出力端子(/Q)からローレベルの出力信号が出力される。
フリップフロップ回路FFの出力端子(/Q)は、PMOSトランジスタM1のゲート端子に接続されている。PMOSトランジスタM1は、ソース端子が電源電圧VCCに、ドレイン端子がインダクタL1の一端子に接続されている。また、接地電位にアノード端子が接続されているダイオード素子D1のカソード端子も、インダクタL1の一端子に接続されている。インダクタL1の他端子は出力端子(VOUT)に接続されている。
上記の接続を有する実施形態のスイッチングレギュレータは、いわゆる電流モードでスイッチング制御が行われる降圧型のスイッチングレギュレータである。
PMOSトランジスタM1が導通してインダクタL1の一端子が電源電圧VCCに接続されると、他端子の出力電圧VOUTに比して大きな電圧が一端子に印加されることになり、端子間電圧差およびインダクタンス値により決定される所定の時間傾きでインダクタL1に流れる電流が増大する。インダクタL1に蓄積される電磁エネルギが増大すると共に出力容量素子COUTおよび不図示の負荷に電力供給が行われる。PMOSトランジスタM1が非導通となると、それまでに蓄積されているインダクタL1の電磁エネルギとの連続性の必要から、非導通直前の電流との電流値の連続性を有してインダクタL1に電流が流れ続ける。この電流はダイオードD1を介して供給されるので、インダクタL1の一端子は接地電位に略等しくなり、出力電圧VOUTの他端子に比して低い電圧が印加されることとなる。これにより、負の時間傾きを有して電流が減少する。インダクタL1に蓄積されている電磁エネルギは、ダイオードD1を介して流れる電流と共に、出力容量素子COUTおよび負荷に放出される。
出力容量素子COUTおよび負荷に電力供給しながら出力電圧VOUTを所定の電圧値に維持するために、出力電圧VOUTを分岐点(VM)で検出して、PMOSトランジスタM1の導通・非導通のタイミングを調整する。分岐点(VM)の検出電圧VMが参照電圧Vrefに一致する状態で出力電圧VOUTが目的電圧に等しくなる。スイッチングレギュレータでは、出力電圧VOUTが常時フィードバックされ、参照電圧Vrefを中心にして制御されることにより目的電圧を中心にした出力電圧VOUTにレギュレートされる。
ローレベルのトリガ信号TGによりフリップフロップ回路FFがセットされ、/Q出力端子からローレベル信号が出力されることにより、PMOSトランジスタM1が導通を開始する。誤差増幅器EAでは、抵抗素子R1、R2の分岐点(VM)において分圧された検出電圧VMが入力され、参照電圧Vrefからの検出電圧VMの差電圧を誤差増幅して誤差増幅電圧VEAを出力する。誤差増幅電圧VEAは、検出電圧VMが参照電圧Vrefに比して不足している場合に、その不足の程度に応じて高い 電圧が出力される。比較器CMPでは、誤差増幅電圧VEAを電流モニタ信号IMと比較して、電流モニタ信号IMが誤差増幅電圧VEAを越えるとローレベルのリセット信号を出力する。これにより、フリップフロップ回路FFはリセットされ、/Q出力端子からハイレベルの信号が出力されることによりPMOSトランジスタM1は非導通となる。
PMOSトランジスタM1の非導通タイミングは、誤差増幅電圧VEAの電圧レベルに電流モニタ信号IMが到達するタイミングで決定される。このタイミングでPMOSトランジスタM1が非導通とされることから、PMOSトランジスタM1を介してインダクタL1に入力されるピーク電流値が、目的電圧に対する出力電圧VOUTの不足の程度に応じて決定されることとなる。すなわち、出力電圧VOUTの、目的電圧からの不足分が僅少の場合には、検出電圧VMと参照電圧Vrefとの差電圧も僅少となり、この差電圧を誤差増幅した誤差増幅電圧VEAの電圧レベルも低くなる。小さな電流モニタ信号IMにおいて比較器CMPの出力電圧がローレベルに反転して、PMOSトランジスタM1が非導通となる。インダクタL1に入力されるピーク電流は小さいものとなる。出力電圧VOUTが、目的電圧から大きく低下している場合には、検出電圧VMの参照電圧Vrefからの不足分も大きくなり、この差電圧を誤差増幅した誤差増幅電圧VEAの電圧レベルは高い電圧レベルとなる。大きな電流モニタ信号IMに至って比較器CMPの出力電圧がローレベルに反転して、PMOSトランジスタM1が非導通となる。インダクタL1に入力されるピーク電流は大きなものとなる。
トリガ信号TGは、発振回路等から出力される所定周期のクロック信号等に基づいて生成されるパルス信号である(図3)。電流モードのスイッチングレギュレータでは、トリガ信号TGの周期ごとに出力電圧VOUTの不足分に応じてインダクタL1に入力されるピーク電流が制御されることにより制御が行われる。
さて、誤差増幅器EAの出力端子(O)から反転入力端子(−)には、NMOSトランジスタ等で構成される切替スイッチMFBが導通される際に、帰還容量素子CFBを介して構成される位相補償は、スイッチングレギュレータ等のフィードバック制御が行われる制御系において一般的に採用される回路構成である。反転入力端子(−)への検出電圧VMの急激な変化に対して出力端子(O)から負帰還をかけることにより、急激な過渡応答をある程度抑制して制御系の安定を図ることを目的としている。しかしながら、位相補償は、誤差増幅電圧VEAが検出電圧VMの変化を妨げる方向に働くため、過度な負帰還は出力電圧VOUTの急激な変化に対する出力電圧VOUTの回復動作を抑制することにもなりかねない。系の安定性を維持するために過渡応答特性を犠牲にせざるを得ない場合がある。
また、高速応答性を極限まで追及すると誤差増幅器EAの入出力間に位相補償を備えない構成とすることが考えられる。この場合には、誤差増幅器EAに入力される検出電圧VMの参照電圧Vrefからの差電圧を、誤差増幅器EAのゲインで誤差増幅することができる。しかしながら、負帰還されない大きなゲインで誤差増幅してしまうと、検出電圧VMから出力電圧VOUTに至り再び検出電圧VMに戻る、系のフィードバック制御において、制御系が安定せず発振してしまうこととなる。
そこで、実施形態のスイッチングレギュレータ(図1)では、位相補償を設けない誤差増幅器EAのゲインを利用する高速応答性と、位相補償を備えることによる制御系の安定性とを両立するために、位相補償を開閉する切替スイッチMFBを備えている。切替スイッチMFBは、後述する制御回路により(図3)、後述する制御タイミングに応じて(図4)、位相補償を開閉する。
PMOSトランジスタM1の導通タイミングに同期して(図3、4中、CTL(1)の場合)、導通タイミングから所定期間の間(図3、4中、CTL(2)の場合)、あるいは導通タイミングに先立つタイミングから導通後の所定タイミングの間(図3、4中、CTL(3)の場合)に、切替スイッチMFBを非導通として誤差増幅器EAの入出力間の位相補償を切断する。出力電圧VOUTに応じた検出電圧VMを、位相補償が形成されず誤差増幅器EA自体の有するゲインで誤差増幅する。得られた誤差増幅電圧VEAは、参照電圧Vrefからの検出電圧VMの差電圧を直接反映した電圧であり、これにより比較器CMPにおいて決定されるインダクタL1へのピーク電流は、出力電圧Vrefを目的電圧に回復させるための最大電流となる。PMOSトランジスタM1の導通によりインダクタL1を介した出力端子(VOUT)への電力供給が増加に転ずるタイミングで、最大の応答特性に応じて出力容量素子COUTおよび負荷への電力供給が行われ、高速な過渡応答を実現することができる。
PMOSトランジスタM1の非導通タイミングに同期して(図3、4中、CTL(1)の場合)、導通タイミングから所定期間の後(図3、4中、CTL(2)の場合)、あるいは導通後の所定タイミングから次サイクルの導通タイミングに先立つタイミングまでの間(図3、4中、CTL(3)の場合)に、切替スイッチMFBを導通して誤差増幅器EAの入出力間の位相補償を形成する。切替スイッチMFBの導通により誤差増幅器EAの入出力間に帰還容量素子CFBが挿入されて位相補償が形成される。これにより、PMOSトランジスタM1の非導通によりインダクタL1を介した出力端子(VOUT)への電流供給が減少に転ずるタイミングで、制御系のフィードバック制御における安定性が確保され発振が防止される。
誤差増幅器EAの出力端子(O)から反転入力端子(−)への位相補償の切断を、インダクタL1を介して出力端子(VOUT)への電力供給が増加する期間で行うことにより、出力電圧VOUTの変動に対する高速な応答特性を確保すると共に、インダクタL1を介して出力端子(VOUT)への電力供給が減少する期間には、誤差増幅器EAの入出力端子間に位相補償を形成することにより、スイッチングレギュレータにおけるフィードバック制御の安定性を確保することができる。
図2には、誤差増幅器EAの位相補償についての変形例を示す。図1の実施形態では、帰還容量素子CFBを備える位相補償を、切替スイッチMFBにより、出力端子(VOUT)への電力供給の増加タイミングで位相補償を切断し、電力供給の減少タイミングで位相補償を接続する制御を行う。これに対して、図2の変形例では、(A)の場合のように帰還容量素子CFBおよび切替スイッチMFBに並列に帰還容量素子CFB2を備え、あるいは(B)の場合のように切替スイッチMFBに並列に帰還抵抗素子RFBを備えている。出力端子(VOUT)への電力供給の増加タイミングで切替スイッチMFBを非導通として帰還容量素子CFBを備える位相補償を切断し((A)の場合)、あるいは帰還抵抗素子RFBをバイパスして、帰還ループにおける位相補償量を切り替える。
(A)の場合では、出力端子(VOUT)への電力供給の減少タイミングでは切替スイッチMFBが導通しており、帰還容量素子CFBおよびCFB2が並列に接続されて位相補償が形成されるところ、出力端子(VOUT)への電力供給の増加タイミングで切替スイッチMFBが非導通となり、帰還容量素子CFBが位相補償から切り離され、帰還容量素子CFB2のみにより位相補償が形成される。電力供給の減少タイミングに比して電力供給の増加タイミングにおいて、ループに挿入される帰還容量素子の総容量値が小さくなり位相補償の位相補償量が減少する。電流減少タイミングでの位相補償の位相補償量を確保して安定動作を実現しながら、電流増加タイミングにおいて位相補償量を制限して、出力電圧VOUTの変動に対して高速な過渡応答特性を実現することができる。
(B)の場合では、出力端子(VOUT)への電力供給の減少タイミングでは切替スイッチMFBが導通しており、帰還抵抗素子RFBがバイパスされて帰還容量素子CFBにより位相補償が形成されるところ、出力端子(VOUT)への電力供給の増加タイミングで切替スイッチMFBが非導通となり、帰還容量素子CFBに帰還抵抗素子RFBが接続されて位相補償が形成される。電力供給の減少タイミングに比して電力供給の増加タイミングにおいて、帰還抵抗素子RFBが挿入されるため位相補償の位相補償量が減少する。電流減少タイミングでの位相補償の位相補償量を確保して安定動作を実現しながら、電流増加タイミングにおいて位相補償量を制限して、出力電圧VOUTの変動に対して高速な過渡応答特性を実現することができる。
図3には、位相補償を開閉(図1)し、あるいは位相補償の位相補償量を増減(図2)させる、切替スイッチMFBの制御信号CTLの生成部を示す。更に図4には、制御信号CTLの動作タイミング波形をトリガ信号TGと共に示す。ここで、切替スイッチMFBは、例えばNMOSトランジスタで構成されているものとし、ハイレベルの制御信号CTLで導通、ローレベルの制御信号CTLで非導通となるものとする。
図3の要部回路図は、PMOSトランジスタM1を駆動制御するフリップフロップ回路FFを含む回路図である。発振回路OSCから出力される発振信号は、ナンドゲートNA1、遅延回路DL1、インバータゲートI2、および積分回路DL2に入力されている。遅延回路DL1の出力信号はインバータゲートI1に入力され、インバータゲートI1の出力信号がナンドゲートNA1の他方の入力端子に入力される。ナンドゲートNA1からトリガ信号TGが出力される。トリガ信号TGによりセットされ比較器CMP(図1)によりリセットされる、フリップフロップ回路FFの/Q出力端子から出力されるPMOSトランジスタM1の駆動信号が、制御信号CTL(1)である。インバータゲートI2の出力端子からは制御信号CTL(2)が出力される。また、積分回路DL2の出力信号は2段のインバータゲートI3、I4に順次伝播し、微分回路DFを介して、更に2段のインバータゲートI5、I6を介して制御信号CTL(3)が出力される。制御信号CTL(1)乃至CTL(3)の何れを使用することもできる。
図4に示すように、ナンドゲートNA1から出力されるローレベルのパルス信号TGは、発振信号の立ち上がりエッジに同期して、遅延回路DLの遅延時間TPのパルス幅を有して出力される。このローレベル信号によりフリップフロップ回路FFがセットされてPMOSトランジスタM1が導通する。
制御信号CTL(1)は、PMOSトランジスタM1の導通信号をそのまま使用する場合である。PMOSトランジスタM1が導通して出力端子(VOUT)への電力供給が増加する期間に、位相補償を切断しあるいは位相補償量を制限して、電力供給に伴う出力電圧VOUTの過渡応答を高速に行うことができる。
制御信号CTL(2)は、発振信号を反転して制御信号とするものである。PMOSトランジスタM1の導通タイミングに同期して、位相補償を切断しあるいは位相補償量を制限すると共に、発振信号における発振周期の中間タイミングにおいて、位相補償を接続しあるいは位相補償量を増大させる。発振周期におけるPMOSトランジスタM1の導通割合は、電源電圧VCCおよび出力電圧VOUTにおいて定常的に決定されることに加えて、過渡状態に応じて変動する。制御信号(2)を使用することにより、位相補償の切断あるいは位相補償量の制限は、PMOSトランジスタM1の導通開始と同時期に開始され、PMOSトランジスタM1の非導通に先立ちあるいは遅れて終了させることができる。PMOSトランジスタM1が導通して出力端子(VOUT)への電力供給が開始される発振周期の前半周期において、位相補償を切断しあるいは位相補償量を制限して、電力供給に伴う出力電圧VOUTの過渡応答を高速に行うことができる。
制御信号CTL(3)の生成径路では、先ず、積分回路DL2により発振信号が積分されることにより、発振信号における信号レベルの遷移に対してCR時定数に応じた遅れを有して遷移する信号が出力される。この遷移遅れの信号をインバータゲートI3およびI4により波形整形する。これにより、CR時定数で定まる時間遅延T1を有する信号がインバータゲートI4から出力される。インバータゲートI4から出力される信号は微分回路DFに入力され微分が行われる。信号遷移に対して急峻なレベル遷移を生ずる波形が出力される。この微分波形は、信号遷移により微分された電圧レベルをピーク電圧として徐々にレベルが定常値に復帰することとなる。したがって、この信号がインバータゲートI5に入力されるので、信号遷移時のピーク電圧からインバータゲートI5の閾値電圧に至るまでの期間において反転パルス信号が出力され、更にインバータゲートI6により信号レベルが再反転される。パルス信号の時間幅は、微分回路を構成する容量素子及び抵抗素子の値に応じて設定され、時間幅T2のパルス信号がインバータゲートI6から出力される。
ここで、トリガ信号TGが出力される発振信号のハイレベル遷移のタイミングでは、インバータゲートI4から遅延時間T1の後に同相の信号が出力され、更に、インバータゲートI6からパルス幅T2のハイレベルパルス信号が出力される。PMOSトランジスタM1が導通して出力端子(VOUT)への電力供給が開始されるタイミングから時間T1の遅延を有して、位相補償の切断あるいは位相補償量の制限が開始され、この継続時間は時間T2となる。時間T1およびT2を調整することにより、出力端子(VOUT)への電力供給の開始に先立ち、帰還ループの切断あるいは位相補償量の制限を開始すると共に、その後の所定タイミングで帰還ループの切断あるいは位相補償量の制限を終了させることができる。この間において、電力供給に伴う出力電圧VOUTの過渡応答を高速に行うことができる。
以上詳細に説明したとおり、本実施形態に係るスイッチングレギュレータ制御回路、スイッチングレギュレータ、およびスイッチングレギュレータ制御方法によれば、誤差増幅器EAによりスイッチ素子の一例であるPMOSトランジスタM1の導通期間が制御され、出力端子(VOUT)に供給される電力量が増大する期間を少なくとも一部に含む所定期間に、位相補償の位相補償量が低減されるので、出力電圧VOUTと目的電圧との差電圧に対する誤差増幅の応答抑制作用は働かず、誤差増幅において大きなゲインで応答する。通常動作時、負荷電流の増大等により出力電圧VOUTが低下しても、誤差増幅器EA等の制御回路における電流消費を増大させることなく高速な過渡応答特性を得ることができる。
また、誤差増幅器EAの制御によらず次サイクルまでPMOSトランジスタM1の非導通状態が維持され、出力端子(VOUT)への電力供給量が減少する期間では位相補償の位相補償量が増大するので、出力電圧VOUTと目的電圧との差電圧に対する誤差増幅の応答は抑制される。出力電圧VOUTの変動に対して誤差増幅電圧VEAの変動は抑制され、出力端子(VOUT)への電力供給量が増大する次の電力供給サイクルにおいて、誤差増幅電圧VEAが大きく変動していることはない。隣接する電力供給サイクルの終了時と開始時との間における誤差増幅電圧VEAの連続性を維持することができ、スムーズな出力電圧VOUTの制御を行うことができる。
スイッチングレギュレーション動作において、低消費電流動作であって、しかも高速な過渡応答性能を備えることができる。
このとき、位相補償量切替部の一例である切替スイッチMFBが、位相補償の切断あるいは位相補償量の制限をするので、ループ切断時あるいは位相補償量の制限時に誤差増幅のゲインを最大化することができる。
実施形態のスイッチングレギュレータは降圧型スイッチングコンバータであり、スイッチ素子の一例であるPMOSトランジスタM1が導通状態となる導通制御信号に応じて位相補償量が切断されあるいは低減される。PMOSトランジスタM1が導通状態の場合に出力端子(VOUT)への電力供給が増大するので、出力端子(VOUT)への電力供給の増大時に応じて位相補償量が切断されあるいは低減される。
また、所定期間を設定する制御信号CTL(1)は、導通制御信号に同期して設定される。また、制御信号(2)は、導通制御信号の終了に先行してあるいは遅れて終了させることもできる。何れの場合にも出力端子(VOUT)への電力供給に際し、出力電圧VOUTと目的電圧との差電圧を誤差増幅の大きなゲインで増幅することができ、出力電圧を急峻に目的電圧に近づけることができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態においては、降圧型スイッチングコンバータの場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、昇圧型スイッチングコンバータやその他のタイプのスイッチングコンバータに対しても同様に適用することができる。
昇圧型スイッチングコンバータについても、スイッチ素子が導通状態となる導通制御信号に応じて位相補償量が切断されあるいは低減されることが好ましい。スイッチ素子の導通時間を正確に制御するため、スイッチ素子が導通状態となる導通制御信号に応じて位相補償量が切断されあるいは低減されればよい。
また、実施形態では、電流モードのスイッチングレギュレータを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。図1において比較器CMPに入力されている電流モニタ信号IMに代えて、三角波やノコギリ波といった発振信号等を入力することにより、電圧モードのスイッチングレギュレータを校正することができ、電圧モードのスイッチングレギュレータにおいても同様に適用することができる。
また、図3では発振信号と同じ周期でトリガ信号TGが出力される場合を説明したが、発振信号を分周して構成することも可能である。
ここで、本発明の技術思想により、従来技術における課題を解決するための手段を以下に列記する。
(付記1) スイッチ素子の断続に応じて電力供給を繰り返すことにより出力電圧を制御するスイッチングレギュレータに対して、
出力電圧の、目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、
前記誤差増幅器の入出力間に接続され、制御系の動作状態の安定化を図る位相補償とを備えるスイッチングレギュレータ制御回路において、
前記スイッチ素子の導通が開始されるタイミングを含む所定期間に、前記位相補償における位相補償量を低減する位相補償量切替部を備えることを特徴とするスイッチングレギュレータ制御回路。
(付記2) 前記位相補償量切替部は、位相補償を切断することにより位相補償量の低減を行うことを特徴とする付記1に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
(付記3) 前記所定期間は、前記スイッチ素子の導通制御信号に応じて設定されることを特徴とする付記1または2に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
(付記4) 前記スイッチングレギュレータは降圧コンバータであり、
前記位相補償量切替部は、前記スイッチ素子が導通状態となる前記導通制御信号に応じて、位相補償量を低減することを特徴とする付記3に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
(付記5) 前記スイッチングレギュレータは昇圧コンバータであり、
前記位相補償量切替部は、前記スイッチ素子が導通状態となる前記導通制御信号に応じて、位相補償量を低減することを特徴とする付記3に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
(付記6) 前記所定期間は、前記導通制御信号に同期して設定されることを特徴とする付記3乃至5の少なくとも何れか1項に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
(付記7) 前記所定期間は、前記導通制御信号の開始に先行して開始されることを特徴とする付記3乃至5の少なくとも何れか1項に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
(付記8) 前記所定期間は、前記導通制御信号の終了に先行して終了されることを特徴とする付記3乃至5の少なくとも何れか1項に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
(付記9) 前記スイッチ素子の断続は所定周期で行われ、前記所定期間は、前記所定周期内において、前記スイッチ素子の導通が開始されるタイミングから固定された期間であることを特徴とする付記3乃至5の少なくとも何れか1項に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
(付記10) 前記位相補償は、並列接続される複数の容量素子を備えており、前記位相補償量切替部は、複数の容量素子の一部に備えられることを特徴とする付記1に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
(付記11) 前記位相補償は、直列接続される容量素子および抵抗素子を備えており、前記位相補償量切替部は、前記抵抗素子をバイパスすることを特徴とする付記1に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
(付記12) 出力電圧の、目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、
前記誤差増幅器の入出力間に接続され、制御系の動作状態の安定化を図る位相補償とを備え、
スイッチ素子の断続に応じて電力供給を繰り返すことにより出力電圧を制御するスイッチングレギュレータにおいて、
前記スイッチ素子の導通が開始されるタイミングを含む所定期間に、前記位相補償における位相補償量を低減する位相補償量切替部を備えることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
(付記13) スイッチ素子の断続に応じて電力供給を繰り返すことにより出力電圧を制御するスイッチングレギュレータに対して、
出力電圧の、目的電圧からの差電圧を誤差増幅すると共に、
制御系の動作状態の安定化を図るために出力電圧が負帰還されるスイッチングレギュレータ制御方法において、
前記スイッチ素子の導通が開始されるタイミングを含む所定期間に、前記位相補償における位相補償量を低減することを特徴とするスイッチングレギュレータ制御方法。
実施形態の回路図である。 位相補償の変形例を示す回路図である。 使用可能な切替信号(CTL)の生成部を示す要部回路図である。 使用可能な切替信号のタイミングチャートである。 背景技術の回路図である。
符号の説明
CFB、CFB2 帰還容量素子
CMP 比較器
D1 ダイオード素子
DL 遅延回路
EA 誤差増幅器
FF フリップフロップ回路
L1 インダクタ
M1 PMOSトランジスタ
MFB 切替スイッチ
OSC 発振回路
RFB 帰還抵抗素子
(VM) 分圧点
(VOUT) 出力端子
CTL 制御信号
IM 電流モニタ信号
TG トリガ信号
TP 遅延回路DLの遅延時間
VEA 誤差増幅電圧
VM 検出電圧
Vref 参照電圧

Claims (9)

  1. スイッチ素子の断続に応じて電力供給を繰り返すことにより出力電圧を制御するスイッチングレギュレータに対して、
    出力電圧の、目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、
    前記誤差増幅器の入出力間に接続され、制御系の動作状態の安定化を図る位相補償とを備えるスイッチングレギュレータ制御回路において、
    前記スイッチ素子導通へ切り替わるタイミングおよび前記スイッチ素子が非導通へ切り替わるタイミングに応じて、前記位相補償における位相補償量を切り替える位相補償量切替部を備えることを特徴とするスイッチングレギュレータ制御回路。
  2. 前記位相補償量切替部は、位相補償を切断することにより位相補償量の低減を行うことを特徴とする請求項1に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
  3. 前記位相補償量切替部は、前記スイッチ素子の導通制御信号に応じて、前記位相補償量の切り替えを周期的に行うことを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
  4. 前記スイッチングレギュレータは降圧コンバータであり、
    前記位相補償量切替部は、前記スイッチ素子が導通状態となる前記導通制御信号に応じて、位相補償量を低減することを特徴とする請求項3に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
  5. 前記スイッチングレギュレータは昇圧コンバータであり、
    前記位相補償量切替部は、前記スイッチ素子が導通状態となる前記導通制御信号に応じて、位相補償量を低減することを特徴とする請求項3に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
  6. 前記位相補償量切替部は、前記スイッチ素子が非導通状態となる前記導通制御信号に応じて、位相補償量を増大することを特徴とする請求項4または5に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
  7. 前記位相補償量切替部は、前記スイッチ素子が導通する場合の前記位相補償量が、前記スイッチ素子が非導通の場合の前記位相補償量より小さくなる切り替えをすることを特徴とする請求項に記載のスイッチングレギュレータ制御回路。
  8. 出力電圧の、目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、
    前記誤差増幅器の入出力間に接続され、制御系の動作状態の安定化を図る位相補償とを備え、
    スイッチ素子の断続に応じて電力供給を繰り返すことにより出力電圧を制御するスイッチングレギュレータにおいて、
    前記スイッチ素子導通へ切り替わるタイミングおよび前記スイッチ素子が非導通へ切り替わるタイミングに応じて、前記位相補償における位相補償量を切り替える位相補償量切替部を備えることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  9. スイッチ素子の断続に応じて電力供給を繰り返すことにより出力電圧を制御するスイッチングレギュレータに対して、
    出力電圧の、目的電圧からの差電圧を誤差増幅すると共に、
    制御系の動作状態の安定化を図るために出力電圧が負帰還されるスイッチングレギュレータ制御方法において、
    前記スイッチ素子導通へ切り替わるタイミングおよび前記スイッチ素子が非導通へ切り替わるタイミングに応じて、前記位相補償における位相補償量を切り替えることを特徴とするスイッチングレギュレータ制御方法。
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