JP4234881B2 - ブランケット胴洗浄方法およびその装置 - Google Patents

ブランケット胴洗浄方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブランケット胴を洗浄するブランケット胴洗浄方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷機のブランケット胴を洗浄するブランケット胴洗浄装置では、ブランケット胴の表面に円筒状のブラシを接触させ、ブラシに洗浄液を与えながら、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転させてブラシでブランケット胴を擦り、ブランケット胴に付着しているインクや紙粉などの汚れを取り除いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のブランケット胴洗浄装置では、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転させて洗浄するため、ブランケット胴に付着しているインクや紙粉などの汚れを容易に取り除くことができず、ブランケット胴の洗浄に要する時間が長くかかり、洗浄効率が低い問題を有している。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ブランケット胴の汚れを容易に取り除くことができ、洗浄効率を向上できるブランケット胴洗浄方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のブランケット胴洗浄方法は、円筒状のブラシに洗浄液を供給し、このブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転駆動させるとともにその回転中に回転速度を変化させ、前記ブラシで前記ブランケット胴に洗浄液を塗布する洗浄液塗布工程と、この洗浄液塗布工程の後に、前記ブラシの回転方向を反転させて前記ブラシを前記ブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転駆動させるとともにその回転中に回転速度を変化させ、前記ブラシで前記ブランケット胴を擦る洗浄工程とを具備しているものである。
【0006】
そして、洗浄液塗布工程において、洗浄液を供給したブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転させ、ブラシでブランケット胴に洗浄液を塗布することで、ブランケット胴に洗浄液を十分に馴染ませてから、次の洗浄工程において、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転させ、ブラシでブランケット胴を擦ることにより、洗浄液が十分に馴染んだブランケット胴の汚れを容易に取り除ける。さらに、ブラシの回転中に回転速度を変化させることにより、ブラシとブランケット胴との接触状態を変化させ、ブランケット胴の汚れを取り除ける。
【0007】
請求項2記載のブランケット胴洗浄方法は、請求項1載のブランケット胴洗浄方法において、ブラシの付着物を掻き取るブレードをブラシに接触させ、ブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転するブラシの回転方向において、ブラシとブレードとの接触箇所より下流側でかつブラシとブランケット胴との接触箇所より上流側でブラシに洗浄液を供給するものである。
【0008】
そして、ブラシの付着物を掻き取るブレードをブラシに接触させ、ブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転するブラシの回転方向において、ブラシとブレードとの接触箇所より下流側でかつブラシとブランケット胴との接触箇所より上流側でブラシに洗浄液を供給することにより、ブラシに供給した洗浄液の多くをブレードで掻き取ることなく、ブランケット胴に与える。
【0009】
請求項3記載のブランケット胴洗浄方法は、請求項1記載のブランケット胴洗浄方法において、洗浄工程においてブラシの付着物を掻き取るブレードをブラシに接触させ、洗浄液塗布工程においてブレードをブラシから離反させるものである。
【0010】
そして、洗浄工程においてブラシの付着物を掻き取るブレードをブラシに接触させ、洗浄液塗布工程においてブレードをブラシから離反させることにより、洗浄液塗布工程において、ブラシに供給した洗浄液をブレードで掻き取ることなく、ブランケット胴に与える。
【0011】
求項記載のブランケット胴洗浄方法は、請求項1ないしいずれか記載のブランケット胴洗浄方法において、ブラシを回転方向と直交する軸方向に往復移動させるものである。
【0012】
そして、ブラシを回転方向と直交する軸方向に往復移動させることにより、ブランケット胴の汚れに洗浄液を馴染ませて容易に取り除ける。
【0013】
請求項記載のブランケット胴洗浄装置は、回転されるブランケット胴に接触するブラシ毛を有する円筒状のブラシと、このブラシを前記ブランケット胴の回転方向と同一方向および逆方向のいずれにも回転駆動可能とするブラシ回転駆動手段と、前記ブラシに洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、前記ブランケット胴の洗浄時に、前記ブラシに洗浄液を供給し、前記ブラシを前記ブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転駆動させるとともにその回転中に回転速度を変化させた後、前記ブラシの回転方向を反転させて前記ブラシを前記ブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転駆動させるとともにその回転中に回転速度を変化させる制御手段とを具備しているものである。
【0014】
そして、洗浄液を供給したブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転させ、ブラシでブランケット胴に洗浄液を塗布することで、ブランケット胴に洗浄液を十分に馴染ませてから、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転させ、ブラシでブランケット胴を擦ることにより、洗浄液が十分に馴染んだブランケット胴の汚れを容易に取り除ける。さらに、ブラシの回転中に回転速度を変化させることにより、ブラシとブランケット胴との接触状態を変化させ、ブランケット胴の汚れを取り除きやすくする。
【0015】
請求項記載のブランケット胴洗浄装置は、請求項記載のブランケット胴洗浄装置において、ブラシの付着物を掻き取るブレードを具備し、ブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転するブラシの回転方向に対応して、前記ブレード、洗浄液供給手段による洗浄液供給箇所、ブランケット胴との接触箇所が順に位置するものである。
【0016】
そして、ブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転するブラシの回転方向に対応して、ブレード、洗浄液供給手段による洗浄液供給箇所、ブランケット胴との接触箇所が順に位置することにより、ブラシに供給した洗浄液の多くをブレードで掻き取ることなくブランケット胴に与える。
【0017】
請求項記載のブランケット胴洗浄装置は、請求項記載のブランケット胴洗浄装置において、ブラシの付着物を掻き取るブレードと、このブレードをブラシに接離させるブレード移動手段とを具備し、制御手段は、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転させる際にブレードをブラシから離反させ、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転させる際にブレードをブラシに接触させるものである。
【0018】
そして、洗浄液を供給したブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転させる際にブレードをブラシから離反させ、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転させる際にブレードをブラシに接触させることにより、ブラシに供給した洗浄液をブレードで掻き取ることなく、ブランケット胴に与える。
【0019】
求項記載のブランケット胴洗浄装置は、請求項ないしいずれか記載のブランケット胴洗浄装置において、ブラシを回転方向と直交する軸方向に往復移動させるブラシ軸方向移動手段を具備しているものである。
【0020】
そして、ブラシを回転方向と直交する軸方向に往復移動させることにより、ブランケット胴の汚れに洗浄液を馴染ませて容易に取り除ける。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
図1にブランケット胴洗浄装置の概略側面図、図2にブランケット胴洗浄装置の一部を切り欠いた平面図を示す。
【0023】
図において、Bはブランケット胴で、このブランケット胴Bは、オフセット印刷機に用いられるもので、円筒状で軸方向に長尺に形成され、図1矢印方向aに回転駆動される。
【0024】
また、ブラシ11は、ブランケット胴Bと略同一長さの円筒状に形成され、芯体12、およびこの芯体12の外周面から突出する複数のブラシ毛13を有している。芯体12は、例えば合成樹脂や金属などの剛性を有する材質によって、両端が開口する円筒状に形成されている。ブラシ毛13は、例えば化学繊維などの弾性および柔軟性を有する材質の糸状材によって構成されている。
【0025】
また、21はブランケット胴洗浄装置で、このブランケット胴洗浄装置21は、フレーム22を有し、このフレーム22の両側には側枠23,24が配設され、これら側枠23,24が複数の連結部材25によって互いに連結されている。側枠23,24の相対向する内面には同軸上に軸受26,27がそれぞれ配設されているとともに、これら各軸受26,27には軸体28,29の外端側がそれぞれ同軸上で回転自在に軸支されている。これら軸体28,29の相対向する内端側にはブラシ11の芯体12の内側に両端から差し込み結合される結合部30,31が形成されている。すなわち、ブラシ11と軸体28,29とが同軸上に並んで一体に回転可能になっている。
【0026】
一端の軸体28には円周方向に沿って環状の溝部32を有する軸方向ガイド33が一体的に回転するように取り付けられ、この軸方向ガイド33の溝部32にローラ34が転動可能に嵌合され、このローラ34が側枠23に取り付けられたレバー35に対して回転自在に軸支されている。
【0027】
他端の軸体29には、軸体29の回転を許容するベアリング36を介して支持部37が配設され、この支持部37が連結部材38を介してフレーム22側に連結されている。したがって、支持部37は非回転状態に保たれる。
【0028】
他端の軸体29には、プーリ39が固定され、側枠24に固定されたブラシ回転駆動手段40のモータ41の駆動軸42にプーリ43が固定され、これらプーリ39,43にベルト44が張設されている。そして、モータ42の駆動により、軸体29を介してブラシ11が、ブランケット胴Bの回転方向aと同一方向b(図1実線矢印方向)、および逆方向c(図1破線矢印方向)の両方向に回転される。
【0029】
フレーム22にはブラシ11、フレーム22およびモータ42などを覆うカバー45が取り付けられ、このカバー45にはブランケット胴Bに接触されるブラシ11の一部が突出される開口部46が形成されている。
【0030】
また、ブラシ11に洗浄液を供給する洗浄液供給手段47を備えている。この洗浄液供給手段47は、ブラシ11に対向してブラシ11の軸方向に沿って配列される複数のノズル48を有し、図示しない洗浄液圧送手段から送られてくる洗浄液を各ノズル48からブラシ11に対して吹き付ける。
【0031】
また、ブランケット胴Bのインクや紙粉などの汚れを掻き取ることによりブラシ11に付着した付着物を掻き取るブレード49が配設されている。このブレード49は、ブラシ11の軸方向に長尺で、一辺がブラシ11に接触された状態でブラシ11の略径方向に沿って配置される。ブレード49は、ブレード移動手段50(図3に示す)により、ブラシ11に接触して付着物を掻き取る掻き取り位置と、ブラシ11から離反する退避位置とに移動される。ブレード49の下方には、ブレード49で掻き取った汚れを回収する図示しないドレンが配設されている。
【0032】
そして、ブランケット胴Bの表面の回転方向aと同一方向bに回転するブラシ11の回転方向に対応して、ブラシ11とブレード49との接触箇所、洗浄液供給手段47による洗浄液供給箇所、ブラシ11とブランケット胴Bとの接触箇所が順に位置されている。いいかえれば、洗浄液供給手段47からは、ブランケット胴Bの表面の回転方向aと同一方向bに回転するブラシ11の回転方向に対して、ブラシ11とブレード49との接触箇所より下流側でかつブラシ11とブランケット胴Bとの接触箇所より上流側でブラシ11に洗浄液が供給される。
【0033】
また、ブランケット洗浄装置21は、図示しない移動機構により、ブラシ11がブランケット胴Bから離反する退避位置と、ブラシ11がブランケット胴Bに接触する洗浄位置とに移動される。
【0034】
図3にブランケット洗浄装置のブロック図を示し、51は制御手段で、この制御手段51により、ブラシ回転駆動手段40、洗浄液供給手段47、およびブレード移動手段50などが制御される。
【0035】
制御手段51は、ブランケット胴Bの洗浄時に、ブラシ11に洗浄液を供給させるとともにブラシ11をブランケット胴Bの表面の回転方向aと同一方向bに回転させた後、ブラシ11をブランケット胴Bの表面の回転方向aに対して逆方向cに回転させる機能を有している。すなわち、円筒状のブラシ11に洗浄液を供給するとともにこのブラシ11をブランケット胴Bの表面の回転方向aと同一方向bに回転させ、ブラシ11でブランケット胴Bに洗浄液を塗布する洗浄液塗布工程と、この洗浄液塗布工程の後に、ブラシ11をブランケット胴Bの表面の回転方向aに対して逆方向cに回転させ、ブラシ11でブランケット胴Bを擦る洗浄工程とを制御する。
【0036】
さらに、制御手段51は、ブラシ回転駆動手段40によるブラシ11の回転中に回転速度を断続的に変化させる回転速度可変手段の機能を有している。
【0037】
さらに、制御手段51は、ブラシ11をブランケット胴Bの表面の回転方向aと同一方向bに回転させる際にブレード49をブラシ11から離反させ、ブラシ11をブランケット胴Bの表面の回転方向aに対して逆方向cに回転させる際にブレード49をブラシ11に接触させる機能を有している。
【0038】
次に、ブランケット胴洗浄装置21によるブランケット胴Bの洗浄について説明する。
【0039】
まず、洗浄液塗布工程を実行する。つまり、ブランケット胴Bを図1矢印に示す回転方向aに回転させるとともに、ブラシ11をブランケット胴Bの表面の回転方向aと同一方向bに回転させ、洗浄液供給手段47のノズル48から洗浄液をブラシ11に吹き付けて保液させ、ブランケット胴洗浄装置21をブランケット胴Bに接近させることにより、ブラシ11をブランケット胴Bの表面に接触させる。
【0040】
これにより、ブラシ11に保液された洗浄液をブランケット胴Bに移して塗布する。このとき、ブランケット胴Bとブラシ11とが互いに同一方向に回転するため、ブラシ11に保液した洗浄液がブランケット胴Bに容易に移りやすく、短時間で十分な量の洗浄液をブランケット胴Bに与えることができ、ブランケット胴Bのインクや紙粉などの汚れに洗浄液を十分に馴染ませることができる。
【0041】
このとき、ブレード49は、ブラシ11から離反した退避位置に位置し、ブラシ11に供給した洗浄液を掻き取ることがない。
【0042】
さらに、ブラシ11の回転中に回転速度を断続的に変化させることにより、ブラシ11とブランケット胴Bとの接触状態を変化させ、ブランケット胴Bの汚れに洗浄液を馴染ませやすくできる。
【0043】
そして、洗浄液塗布工程を完了した後、次に、洗浄工程を実行する。つまり、ブラシ11をブランケット胴Bの表面の回転方向aと逆方向cに回転させ、ブレード49をブラシ11に接触する掻き取り位置に移動させる。このとき、ブラシ11への洗浄液の供給は継続する。
【0044】
これにより、ブラシ11とブランケット胴Bとが互いに反対方向にそれぞれ回転し、ブラシ11とブランケット胴Bとが相対的に擦れる速度が速いため、ブラシ11でブランケット胴Bのインクや紙粉などの汚れを効率よく掻き取ることができる。このとき、前工程の洗浄液塗布工程において、ブランケット胴Bの汚れに洗浄液を十分に馴染ませているため、ブラシ11で擦ることによりブランケット胴Bの汚れを容易に掻き取ることができ、短時間で確実に汚れを取り除くことができ、洗浄効率を向上できる。そして、ブラシ11に付着した汚れを洗浄液とともにブレード49で掻き取る。
【0045】
このように、洗浄液塗布工程において、洗浄液を供給したブラシ11をブランケット胴Bの表面の回転方向aと同一方向bに回転させ、ブラシ11でブランケット胴Bに洗浄液を塗布することで、ブランケット胴Bに洗浄液を十分に馴染ませてから、次の洗浄工程において、ブラシ11をブランケット胴Bの表面の回転方向aに対して逆方向cに回転させ、ブラシ11でブランケット胴Bを擦るので、洗浄液が十分に馴染んだブランケット胴Bの汚れを容易に取り除くことができ、洗浄効率を向上できる。
【0046】
さらに、ブラシ11の回転中に回転速度を断続的に変化させることにより、ブラシ11とブランケット胴Bとの接触状態を変化させ、ブランケット胴Bの汚れをブラシ11で掻き取りやすくできる。
【0047】
さらに、洗浄工程においてブラシ11の付着物を掻き取るブレード49をブラシ11に接触させ、洗浄液塗布工程においてブレード49をブラシ11から離反させるので、洗浄液塗布工程において、ブラシ11に供給した洗浄液をブレード49で掻き取ることなく、ブランケット胴Bに与えることができる。
【0048】
お、上記実施の形態では、ブレード49をブラシ11に対して接離可能に構成したが、ブレード49をブラシ11に接触状態で固定してもよく、機構を簡素化できる。この場合、洗浄液塗布工程において、ブラシ11の回転方向bに対してブラシ11とブレード49との接触箇所より下流側でかつブラシ11とブランケット胴Bとの接触箇所より上流側でブラシ11に洗浄液を供給することにより、ブラシ11に供給した洗浄液の多くをブレード49で直ぐに掻き取ることなく、ブランケット胴Bに与えることができる。
【0049】
また、ブランケット胴洗浄装置21に図示しないブラシ軸方向移動手段を付加し、このブラシ軸方向移動手段によりブラシ11を回転方向と直交する軸方向に往復移動させることにより、ブランケット胴Bに接触するブラシ11のブラシ毛13がブランケット胴Bの軸方向に往復移動して擦るため、洗浄液塗布工程においてはブランケット胴Bの汚れに洗浄液を馴染ませることができ、洗浄工程においてはブランケット胴Bの汚れを容易に取り除くことができ、洗浄効率を向上できる。
【0050】
【発明の効果】
請求項1記載のブランケット胴洗浄方法によれば、洗浄液塗布工程において、洗浄液を供給したブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転させ、ブラシでブランケット胴に洗浄液を塗布することで、ブランケット胴に洗浄液を十分に馴染ませてから、次の洗浄工程において、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転させ、ブラシでブランケット胴を擦るので、洗浄液が十分に馴染んだブランケット胴の汚れを容易に取り除くことができ、洗浄効率を向上できる。さらに、ブラシの回転中に回転速度を変化させるので、ブラシとブランケット胴との接触状態を変化させ、ブランケット胴の汚れを取り除きやすくでき、洗浄効率を向上できる。
【0051】
請求項2記載のブランケット胴洗浄方法によれば、請求項1記載のブランケット胴洗浄方法の効果に加えて、ブラシの付着物を掻き取るブレードをブラシに接触させ、ブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転するブラシの回転方向において、ブラシとブレードとの接触箇所より下流側でかつブラシとブランケット胴との接触箇所より上流側でブラシに洗浄液を供給するので、ブラシに供給した洗浄液の多くをブレードで掻き取ることなく、ブランケット胴に与えることができる。
【0052】
請求項3記載のブランケット胴洗浄方法によれば、請求項1記載のブランケット胴洗浄方法の効果に加えて、洗浄工程においてブラシの付着物を掻き取るブレードをブラシに接触させ、洗浄液塗布工程においてブレードをブラシから離反させるので、洗浄液塗布工程において、ブラシに供給した洗浄液をブレードで掻き取ることなく、ブランケット胴に与えることができる。
【0053】
求項記載のブランケット胴洗浄方法によれば、請求項1ないしいずれか記載のブランケット胴洗浄方法の効果に加えて、ブラシを回転方向と直交する軸方向に往復移動させるので、ブランケット胴の汚れに洗浄液を馴染ませて容易に取り除くことができ、洗浄効率を向上できる。
【0054】
請求項記載のブランケット胴洗浄装置によれば、洗浄液を供給したブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転させ、ブラシでブランケット胴に洗浄液を塗布することで、ブランケット胴に洗浄液を十分に馴染ませてから、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転させ、ブラシでブランケット胴を擦るので、洗浄液が十分に馴染んだブランケット胴の汚れを容易に取り除くことができ、洗浄効率を向上できる。さらに、ブラシの回転中に回転速度を変化させるので、ブラシとブランケット胴との接触状態を変化させ、ブランケット胴の汚れを取り除きやすくでき、洗浄効率を向上できる。
【0055】
請求項記載のブランケット胴洗浄装置によれば、請求項記載のブランケット胴洗浄装置の効果に加えて、ブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転するブラシの回転方向に対応して、ブレード、洗浄液供給手段による洗浄液供給箇所、ブランケット胴との接触箇所が順に位置するので、ブラシに供給した洗浄液の多くをブレードで掻き取ることなくブランケット胴に与えることができる。
【0056】
請求項記載のブランケット胴洗浄装置によれば、請求項記載のブランケット胴洗浄装置の効果に加えて、洗浄液を供給したブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転させる際にブレードをブラシから離反させ、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転させる際にブレードをブラシに接触させるので、ブラシに供給した洗浄液をブレードで掻き取ることなく、ブランケット胴に与えることができる。
【0057】
求項記載のブランケット胴洗浄装置によれば、請求項ないしいずれか記載のブランケット胴洗浄装置の効果に加えて、ブラシを回転方向と直交する軸方向に往復移動させるので、ブランケット胴の汚れに洗浄液を馴染ませて容易に取り除くことができ、洗浄効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示すブランケット胴洗浄装置の概略側面図である。
【図2】 同上ブランケット胴洗浄装置の一部を切り欠いた平面図である。
【図3】 同上ブランケット胴洗浄装置のブロック図である。
【符号の説明】
11 ブラシ
13 ブラシ毛
21 ブランケット胴洗浄装置
40 ブラシ回転駆動手段
47 洗浄液供給手段
49 ブレード
50 ブレード移動手段
51 制御手段
B ブランケット胴

Claims (8)

  1. 円筒状のブラシに洗浄液を供給し、このブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転駆動させるとともにその回転中に回転速度を変化させ、前記ブラシで前記ブランケット胴に洗浄液を塗布する洗浄液塗布工程と、
    この洗浄液塗布工程の後に、前記ブラシの回転方向を反転させて前記ブラシを前記ブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転駆動させるとともにその回転中に回転速度を変化させ、前記ブラシで前記ブランケット胴を擦る洗浄工程と
    を具備していることを特徴とするブランケット胴洗浄方法。
  2. ブラシの付着物を掻き取るブレードをブラシに接触させ、ブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転するブラシの回転方向において、ブラシとブレードとの接触箇所より下流側でかつブラシとブランケット胴との接触箇所より上流側でブラシに洗浄液を供給する
    ことを特徴とする請求項1記載のブランケット胴洗浄方法。
  3. 洗浄工程においてブラシの付着物を掻き取るブレードをブラシに接触させ、洗浄液塗布工程においてブレードをブラシから離反させる
    ことを特徴とする請求項1記載のブランケット胴洗浄方法。
  4. ブラシを回転方向と直交する軸方向に往復移動させる
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか記載のブランケット胴洗浄方法。
  5. 回転されるブランケット胴に接触するブラシ毛を有する円筒状のブラシと、
    このブラシを前記ブランケット胴の回転方向と同一方向および逆方向のいずれにも回転駆動可能とするブラシ回転駆動手段と、
    前記ブラシに洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、
    前記ブランケット胴の洗浄時に、前記ブラシに洗浄液を供給し、前記ブラシを前記ブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転駆動させるとともにその回転中に回転速度を変化させた後、前記ブラシの回転方向を反転させて前記ブラシを前記ブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転駆動させるとともにその回転中に回転速度を変化させる制御手段と
    を具備していることを特徴とするブランケット胴洗浄装置。
  6. ブラシの付着物を掻き取るブレードを具備し、
    ブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転するブラシの回転方向に対応して、前記ブレード、洗浄液供給手段による洗浄液供給箇所、ブランケット胴との接触箇所が順に位置する
    ことを特徴とする請求項記載のブランケット胴洗浄装置。
  7. ブラシの付着物を掻き取るブレードと、
    このブレードをブラシに接離させるブレード移動手段とを具備し、
    制御手段は、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向と同一方向に回転させる際にブレードをブラシから離反させ、ブラシをブランケット胴の表面の回転方向に対して逆方向に回転させる際にブレードをブラシに接触させる
    ことを特徴とする請求項記載のブランケット胴洗浄装置。
  8. ブラシを回転方向と直交する軸方向に往復移動させるブラシ軸方向移動手段を具備している
    ことを特徴とする請求項ないしいずれか記載のブランケット胴洗浄装置。
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