JPH1170641A - 印刷胴の洗浄装置 - Google Patents

印刷胴の洗浄装置

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JPH1170641A
JPH1170641A JP9233788A JP23378897A JPH1170641A JP H1170641 A JPH1170641 A JP H1170641A JP 9233788 A JP9233788 A JP 9233788A JP 23378897 A JP23378897 A JP 23378897A JP H1170641 A JPH1170641 A JP H1170641A
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JP
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printing cylinder
peripheral surface
outer peripheral
cleaning
blade
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JP9233788A
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Inventor
Katsutoshi Okazaki
勝利 岡崎
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷胴の外周面に付着したインキや紙粉等の
汚れの除去効果を大幅に向上させることができ、機械洗
浄後における人手による払拭作業を軽減することがで
き、しかも構造が簡単で安価に構成できると共にランニ
ングコストの低減を図ることが可能な印刷胴の洗浄装置
を提供する。 【解決手段】 印刷胴の外周面を洗浄する洗浄装置にお
いて、印刷胴(例えば、圧胴1)の軸方向に沿って配設
される複数個の洗浄液噴射ノズル14と、この洗浄液噴
射ノズル14に洗浄液16を供給する洗浄液供給管13
と、印刷胴1の軸方向に沿って並設されかつ先端部が印
刷胴1の外周面に当接されるブレード6と、このブレー
ド6を印刷胴1の外周面に対して接離する方向に振動さ
せる振動付与手段(超音波振動子8a,8b)とをそれ
ぞれ設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に設置さ
れる印刷胴(例えば、圧胴等)の外周面に付着するイン
キや紙粉等の汚れを洗浄する印刷胴の洗浄装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】印刷装置に用いられるインキローラ等の
種々の印刷胴の外周面(表面)にはインキや紙粉等の汚
れが付着するため、印刷胴の外周面に付着した汚れ(イ
ンキや紙粉等)を洗浄するための洗浄装置が設備されて
いる。なお、この洗浄装置としては従来より種々多様な
形式のものが提案されている。
【0003】図6及び図7は印刷装置に設備される従来
の印刷胴外周面洗浄装置の例をそれぞれ説明するための
ものであり、圧胴部の構造を例示している。図6に例示
した洗浄装置は、圧胴(印刷胴)1の軸方向に沿って配
設された複数個の洗浄液噴射ノズル14を有しかつ圧胴
1の軸方向に沿って並設された洗浄液供給管13と、圧
胴1の軸方向に沿ってそれぞれ並設された不織布供給ロ
ーラ28,不織布巻き取りローラ29及びガイドローラ
30と、取付板31を介して上端に固着されたスポンジ
32を昇降する一対のエアシリンダ7a,7bと、洗浄
液容器15等から構成されている。なお、上述の不織布
供給ローラ28,不織布巻き取りローラ29及びガイド
ローラ30はこれらのローラの軸方向の両側端に配設さ
れた一対のフレーム部(図示せず)に回動可能に取付け
られると共に、エアシリンダ7a,7bは上記一対のフ
レーム部の間に架設された支持部材(図示せず)に取付
けられている。
【0004】上述の不織布3は、その両端が不織布供給
ローラ28及び不織布巻き取りローラ29に止着されて
巻回されるようになっており、不織布供給ローラ28か
ら繰り出された不織布3がガイドローラ30に掛け渡さ
れて圧胴1の外周面とスポンジ32の外周面との間を通
って不織布巻き取りローラ29に巻き取られるように構
成されている。すなわち、不織布3が不織布供給ローラ
28に巻き戻された状態の下でモータ4を作動させて不
織布巻き取りローラ29を回転駆動することにより、不
織布供給ローラ28に巻回されている不織布3がガイド
ローラ30を介して圧胴1の外周面とスポンジ32の外
周面との間に移動され、この後に不織布巻き取りローラ
29に巻き取られて回収されるようになっている。
【0005】一方、上記一対のエアシリンダ7a,7b
は、圧胴1の外周面から突出する紙把持用の爪18と不
織布3との相互間の衝突を回避すべく、圧胴1の軸部に
連結したエンコーダ(図示せず)からの電気的信号に基
づいて適宜のタイミングで伸縮するよう制御される。つ
まり、圧胴1と一緒に回動する爪18がスポンジ32の
外周面に摺接している不織布3に衝突する直前の時点で
一対のエアシリンダ7a,7bがそれぞれ収縮状態に設
定され、これにより不織布3への爪18の衝突が回避さ
れるように構成されている。そして、爪18が上記スポ
ンジ32に対応刷る領域を通過した直後に、一対のエア
シリンダ7a,7bがそれぞれ伸長状態に設定され、こ
れに伴って不織布3がスポンジ32にて押圧されて圧胴
1の外周面へ摺接されるようになっている。
【0006】ところで、圧胴1の洗浄に際しては、先ず
圧胴1を低速回転状態に設定し、洗浄液供給管13を通
して供給される洗浄液16を洗浄液噴射ノズル14から
圧胴1の外周面(表面)へ霧状にて噴射し、続いてエア
シリンダ7a,7bを伸張状態に設定することによりス
ポンジ32を介して不織布3を圧胴1に向けて押圧移動
させて圧胴1の外周面へ押し付けた状態にし、この状態
の下での不織布3の摺接移動による払拭作用にて圧胴1
の外周面を洗浄(払拭)する。なお、この際、モータ4
は間欠的に作動され、これに応じて不織布3が不織布供
給ローラ28から間欠的に送り出され、圧胴1の外周面
の汚れを拭き取った後に巻き取りローラ29へ巻き取ら
れて回収される。
【0007】また、図7に例示した洗浄装置は、洗浄す
べきローラ(印刷胴)1′に対向する箇所に開口部15
aを有する洗浄液容器15と、洗浄すべきローラ1′の
軸方向に沿って並設されかつ支軸38を中心に揺動可能
に軸支されたドクタブレード21と、このドクタブレー
ド21に対応するように上記洗浄液容器15内に取付け
られた拭浄用ブラシ33と、この拭浄用ブラシ33に向
かう洗浄液噴射口34を有する一対の配管(洗浄液16
を供給する供給管)35a,35bと、洗浄液容器15
の下端に設けられた排液管17と、上記ドクタブレード
21の揺動駆動機構や上記ドクタブレード21の揺動範
囲可変機構等から構成されている。かくして、この洗浄
装置にあっては、洗浄すべきローラ1′の回転方向の下
流側にドクタブレード21の先端部を向けた状態でこの
ドクタブレード21の先端の掻き取り部を上記ローラ
1′の外周面に当接させるスクラブ動作と、洗浄液容器
15内でドクタブレード21を拭浄用ブラシ33の先端
に接触させつつ揺振させる拭浄動作とを選択的に行ない
得るようになっている(特開昭55−55871号参
照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す従来の洗浄装置では、 (1) 圧胴1の外周面(表面)に対して不織布3を固
定的にこすり付けるだけのため、乾いたインキ等に対し
ては清掃効果が低く、機械洗浄後において多くの手作業
による払拭作業が必要となる。 (2) 圧胴1の洗浄によって汚れた不織布3は、巻き
取りローラ29へ回収した後に廃棄する使い方、すなわ
ち使い捨てであるため、ランニングコストが高くなる。 等々の不具合があった。
【0009】また、図7に示す従来の洗浄装置では、 (1) 洗浄すべきローラ1′の回転方向の下流側にド
クタブレード21の先端の掻き取り部を向けて配置する
ようにしているため、ローラ1′の外周面の汚れ(イン
キや紙粉)を除去するに当って汚れをローラ′の外周面
に押し付ける(こすり付ける)ように作用することとな
り、従って剥離効果が少ない。 (2) ドクタブレード21の揺動範囲可変機構等を備
える必要があるため、構造が複雑である。 (3) 清掃効果が低く、機械洗浄後において多くの手
作業による払拭作業が必要となる。 等々の不具合があった。
【0010】本発明は、このような種々の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、印刷胴の外周面
に付着したインキや紙粉等の汚れの除去効果を大幅に向
上させることができ、機械洗浄後における人手による払
拭作業を軽減することができ、しかも構造が簡単で安価
に構成できると共にランニングコストの低減を図ること
が可能な印刷胴の洗浄装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、印刷胴の外周面を洗浄する洗浄装置
において、上記印刷胴の軸方向に沿って配設される複数
個の洗浄液噴射ノズルと、上記洗浄液噴射ノズルに洗浄
液を供給する洗浄液供給管と、上記印刷胴の軸方向に沿
って並設されかつ先端部が上記印刷胴の外周面に当接さ
れるブレードと、上記ブレードの先端部を上記印刷胴の
外周面に対して接離する方向に振動させる振動付与手段
とをそれぞれ設けるようにしている。
【0012】また、本発明では、上記ブレードを上記印
刷胴の外周面に対して接離する方向に振動させる上記振
動付与手段に加えて、上記ブレードを上記印刷胴の軸方
向に振動させる振動付与手段を設け、これらの振動付与
手段の両方又はこれらの振動付与手段の少なくとも一方
を作動させるようにしている。
【0013】また、本発明では、上記振動付与手段とし
て超音波振動子を用いるようにしている。
【0014】また、本発明では、上記ブレードと印刷胴
との間に布を介在させると共に上記布を無端状に構成
し、上記無端状の布を案内する複数のローラと、これら
の複数のローラを回転駆動するための回転駆動手段とを
それぞれ設け、上記無端状の布の走行方向において上記
ブレードよりも上流側に布洗浄装置を設けるようにして
いる。
【0015】また、本発明では、上記ブレードの先端の
掻き取り部を上記印刷胴の外周面に押圧接触される位置
と上記印刷胴の外周面から離れる位置との2ケ所に選択
的に揺動する手段を設けると共に、上記ブレードが上記
印刷胴の外周面から離れた位置に揺動された時に上記ブ
レードの掻き取り部を清掃する清掃手段を設けるように
している。
【0016】また、本発明では、上記ブレードの先端の
掻き取り部を上記印刷胴の回転方向の上流側へ向けて上
記印刷胴の外周面に押圧接触させるようにしている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様について
図1〜図5を参照して説明する。なお、これらの図1〜
図5において、図6及び図7と同様の部分には同一の符
号を付して重複する説明を省略する。
【0018】図1〜図3は本発明の第1実施形態に係る
印刷胴の洗浄装置を示すものであって、この洗浄装置
は、圧胴(印刷胴)1の軸方向に沿って配設された複数
個の洗浄液噴射ノズル14と、洗浄液噴射ノズル14に
洗浄液16を供給する洗浄液供給管13と、圧胴1の軸
方向に沿って並設されかつ先端部が上記印刷胴の外周面
に当接されるブレード6と、ブレード6を圧胴1の外周
面に対して接離する方向に振動させる一対の超音波振動
子(振動付与手段)8a,8bとをそれぞれ具備してい
る。そして、この第1実施形態においては、複数組のロ
ーラ2a〜2cと、これらのうちの1組のローラ2aを
回転駆動するモータ4と、複数組のローラ2a〜2c及
びブレード6を通る無端経路に沿って掛け渡された無端
状の不織布3と、この不織布3を洗浄する不織布洗浄装
置5とから構成された不織布駆動機構45が設けられて
いる。
【0019】上述の不織布駆動機構45についてさらに
詳述すると、次の通りである。圧胴1の軸方向に沿って
複数組のローラ2a〜2cが並設され、圧胴1のローラ
長に対応した横幅を持つ無端(エンドレス)の不織布3
がこれらのローラ2a〜2cに掛け渡されて巻回されて
いる。そして、これらのローラ2a〜2cの1組、例え
ば1組のローラ2aがモータ4にて回転駆動されるよう
に構成され、ローラ2aを間欠的、あるいは連続的に回
転駆動させることによって不織布3が所定の無端経路に
沿って走行されるようになっている。また、不織布洗浄
装置5は、不織布3の走行途中においてこの不織布3の
外周面に付着したインキや紙粉等の汚れを清掃するため
に上記無端経路の所定箇所に配設されたのもであって、
図3に示すように、一対の洗浄用ローラ(挟持ローラ)
50とこれらのうちの一方の洗浄用ローラ50に洗浄液
を噴射する液噴射用ノズル60とから構成されている。
なお、この不織布洗浄装置5は、不織布3の走行方向に
おいてブレード6の配設位置よりも上流側に配置されて
いる。
【0020】一方、上述のブレード6は、圧胴1の外周
面に付着したインキや紙粉等の汚れを掻き取るための部
材であって、不織布3の幅方向の適宜箇所に配設された
一対のシリンダ7a,7b(接離機構)が伸縮作動され
るのに応じて圧胴1の外周面へ接離されるように構成さ
れている。具体的には、これらのシリンダ7a,7bは
図2に示すようにフレーム40a,40間に架設された
支持部材9に固着される一方、ブレード6は図1に示す
ように弾性体10を介して或いは摺動可能な状態でシリ
ンダ7a,7bの作動ロッド部47に取り付けられてい
る。かくして、一対のシリンダ7a,7bの作動ロッド
部47が同期して伸長作動されるのに伴い、ブレード6
の先端が上昇されて圧胴1の外周面へ不織布3を介して
当接(押圧接触)されるよう構成されている。従って、
圧胴1の外周面とブレード6との間に不織布3が挟持状
態で介在され、この状態の下で不織布3が無端経路に沿
って循環走行されるようになっている。
【0021】なお、上述の一対のシリンダ7a,7b
は、圧胴1に連結したエンコーダ(図示せず)からの電
気的信号に基づいて伸縮作動され、圧胴1の外周面にブ
レード6が接触されるモード時に、圧胴1の外周面から
突出した紙把持用の爪18がブレード6に衝突するのを
回避するために、爪18がブレード6の配置箇所を通過
する際にはブレード6を引き込み位置すなわち圧胴1の
外周面から離れた位置に移動すべく収縮制御されるよう
になっている。なお、図1において19は上記爪18に
対応する爪座である。
【0022】そして、圧胴1の軸方向に沿ったブレード
6の長手方向には図2に示すように例えば一対の超音波
振動子8a,8bが対応配置され、これら一対の超音波
振動子8a,8bが上記支持部材9に固着されている。
かくして、一対の超音波振動子8a,8bが作動される
のに応じてブレード6が圧胴1の外周面に対して接離す
る方向すなわち圧胴1の直径方向に振動されるように構
成されている。なお、図2に示すように、ブレード6に
対してその長手方向への振動を付与するために超音波振
動子12をブレード6の片側端に付設するようにしても
よい。
【0023】また、上述の洗浄液供給管13は、圧胴1
の外周面に近接し、かつ、不織布3の駆動方向において
ブレード6よりも下流側に配設された管状部材であっ
て、この洗浄液供給管13の周面のうち圧胴1に対向す
る周面部分には長手方向の複数箇所に複数個の液噴射用
ノズル14が設けられている。かくして、洗浄液供給管
13より供給された洗浄液16が各液噴射用ノズル14
から圧胴1の外周面に向けて霧状に噴射されるようにな
っている。
【0024】また、循環走行する不織布3の下方には、
圧胴1の長手方向に沿って細長状に延びる洗浄液容器1
5が配設されている。この洗浄液容器15に回収された
洗浄液16(洗浄廃液)は排出管17を通して外部へ排
出され、或いはフィルターやポンプ等を介して濾過して
上記洗浄液供給管13へフィードバックし、再利用する
ように構成されている(図示省略)。
【0025】次に、このような構成の洗浄装置の操作手
順及び作用について述べると、以下の通りである。圧胴
1の外周面の洗浄に当っては、先ず、圧胴1が低速回転
状態に設定され、この状態の下で洗浄液供給管13及び
液噴射用ノズル14を順次介して霧状の洗浄液16が圧
胴1の外周面(印刷胴1の回転方向においてブレード6
よりも上流側の外周面部分)に向けて噴射される。続い
て、圧胴1の爪18を避ける適宜なタイミングでエアシ
リンダ7a,7bが伸長作動され、これに応じて不織布
3を介しブレード6の先端が圧胴1の外周面へ押圧接触
される。
【0026】一方、モータ4の作動により駆動用ローラ
2aが回転駆動され、これに応じて不織布3が所定の無
端経路に沿って間欠的に、或いは低速で連続的に循環走
行される。これに伴い、不織布3の表面に付着したイン
キや紙粉等の汚れが不織布洗浄装置5を通過する際に除
去され、洗浄された後の不織布3が圧胴1とブレード6
との間へ移送されることになる。なお、不織布洗浄装置
5においては、不織布3に液噴射用ノズル60から洗浄
液が噴射されて不織布3が湿らされ、その後に一対の洗
浄用ローラ50,50間を通過する際の挟み付け力にて
不織布3の汚れが絞り出される。
【0027】また、これに同期して超音波振動子8a,
8b,12がそれぞれ作動状態に設定され、これにより
ブレード6にはエアシリンダ7a,7bの伸縮方向、換
言すれば圧胴1の外周面から接離する方向の振動が付与
されると共に、その長手方向(圧胴1の軸方向に沿う方
向)の振動が付与される。なお、超音波振動子8a,8
b,12の全てを同時に作動させることなく、超音波振
動子8a,8bのみを作動させて圧胴1の外周面から接
離する方向(ブレード6に板幅方向)の振動のみを付与
し、或いは超音波振動子12のみを作動させてブレード
の長手方向の振動のみを付与するようにしても良い。し
かして、このような超音波振動がブレード6に付与され
た状態の下で、ブレード6が圧胴1の外周面に不織布3
を介して押圧接触されると共に、不織布3が圧胴1とブ
レード6との間を循環走行されて圧胴1の外周面に摺接
される。これにより、圧胴1の外周面に付着されている
インキや紙粉等の汚れが不織布3にてこすり取られて清
掃される。
【0028】以上のような第1実施形態の洗浄装置によ
れば、ブレード6を超音波振動子8a、8b,12にて
振動させて圧胴1の外周面に接触する不織布3の走行方
向及び横幅方向の双方(或いは、これらのうちの少なく
とも一方)へ振動を付与せしめた状態で、無端経路に沿
って循環走行される不織布3にて圧胴1の外周面を払拭
するようにしているので、次のような作用効果を得るこ
とができる。 (1) ブレード6に超音波振動を付与したことによ
り、インキや紙粉の除去効果を大幅に向上させることが
可能となり、機械洗浄後において人手による作業を省略
でき、洗浄作業の省力化を図ることができる。 (2) 不織布3を使い捨てせずに、無端経路に沿って
循環走行させる途中で不織布洗浄装置5にて洗浄処理し
て再利用するため、ランニングコストを低減することが
できる。 (3) さらに、洗浄液16を再利用するように構成す
ることが可能であり、このような再利用を行うことによ
り、上記と同様にランニングコストの低減を図ることが
できる。
【0029】また、既述の第1実施形態とは別の第2実
施形態として、図1に示される不織布駆動機構45、す
なわち不織布3,モータ4,不織布洗浄装置5,及びロ
ーラ2a〜2cを取り除いた洗浄装置が挙げられる(図
示省略)。この場合には、ブレード6が不織布3を介す
ることなく圧胴1の外周面に直接適に押圧接触された状
態の下で、超音波振動子8a,8b,12にて振動が付
与されることとなる。
【0030】このように構成した場合にも、既述の第1
実施形態の場合と同様にインキや紙粉の除去効果を大幅
に向上させることが可能となり、機械洗浄後において人
手による作業を省略できて省力化を図ることができると
共に、洗浄液16を再利用する再利用を行なうことによ
りランニングコストの低減を図ることができる。さら
に、このような作用効果に加えて、第2実施形態の洗浄
装置によれば、不織布3及びそれに関連するローラ2a
〜2c及び不織布洗浄装置5等が不要のため、装置コス
トを安くでき、洗浄装置の全体寸法を小さくし得て洗浄
装置のコンパクト化を図ることが可能であるといった付
加的な作用効果を得ることができる。
【0031】また、図4及び図5は本発明の第3実施形
態に係る印刷胴の洗浄装置を示すものである。なお、図
4及び図5において、図1〜図3と同様の部分には同一
の符号を付することとする。
【0032】第3実施形態に係る洗浄装置は、図4に示
すように、圧胴1の下方に位置しかつこの圧胴1の軸方
向に対してほぼ平行に支承された長手状の洗浄液容器1
5と、この洗浄液容器15の上方において洗浄液容器1
5の長手方向(圧胴1の軸方向に沿う方向)に設けた清
掃用のブラシ20と、上記圧胴1に沿って配置されると
共に、圧胴1の外周面と清掃用のブラシ20の双方に対
して接離可能にかつこれらのうちの何れか一方に選択的
に係合されるように揺動可能に軸支された薄刃状のドク
タブレード21と、このドクタブレード21の先端の掻
き取り部(刃状先端部)が押圧接触される圧胴1の外周
面部分及び清掃用のブラシ20へそれぞれ洗浄液16を
噴射する複数個の洗浄液噴射ノズル14と、これらの洗
浄液噴射ノズル14に洗浄液16を供給する洗浄液供給
管13等にて構成されている。
【0033】そして、上記ドクタブレード21の先端の
掻き取り部を板厚方向或いは板幅方向(圧胴1の外周面
から接離する方向)に振動させる超音波振動子8a,8
bがブレード6への振動付与手段として備えられると共
に、ドクタブレード21の長手方向(圧胴1の軸方向に
沿う方向)に振動させる超音波振動子12がブレード振
動手段として備えられている。これらの超音波振動子8
a,8b,12は、それぞれ個別に取付けられて独立的
に作動可能に構成されている。なお、超音波振動子8
a,8bのみを若しくは超音波振動子12のみを単独で
取付けて作動させるようにしても良く、或いはこれらの
超音波振動子8a,8b,12の全てを取付けて同期状
態で作動させるようにしても良い。
【0034】さらに、第3実施形態に係る洗浄装置の要
部の構成を詳細に説明すると、次の通りである。図4及
び図5において、37はドクタブレード21の回動中心
となるブレード軸、11はこのドクタブレード軸37の
片側端へ歯車36等を介して連結された回転エアシリン
ダ又はエアモータから成る揺動機構である。この揺動機
構11が回転駆動されると、その回転駆動力が歯車36
を介しドクタブレード軸37に伝達されてドクタブレー
ド軸37と共にドクタブレード21が回動され、これに
よりドクタブレード21の先端の掻き取り部が圧胴1の
外周面に押圧接触される位置と清掃用のブラシ20に係
合する位置の2ケ所に選択的に揺動されるように構成さ
れている。
【0035】また、図5に示すように、超音波振動子1
2は、ドクタブレード21が取付けられる取付金具26
の端部に係着されており、この超音波振動子12により
発生される振動にてドクタブレード21が圧胴1の軸方
向へ振動されるようになっている。一方、超音波振動子
8a,8bは、取付金具26を介してドクタブレード2
1に係着されており、この超音波振動子12により発生
される振動にてドクタブレード21のの先端の掻き取り
部が圧胴1の外周面から接離する方向(ドクタブレード
21の板厚方向)に振動されるようになっている。
【0036】上記ドクタブレード21は、図4に示すよ
うに、ドクタブレード軸37の複数個所に固着されたア
ーム25の突設部に取付金具26及びゴム等の緩衝部材
27を介して取付けられており、緩衝部材27を介在さ
せることによって、ドクタブレード21の振動がドクタ
ブレード軸37に伝わって固定側の部材に悪影響が及ば
ないように構成されている。また、ドクタブレード軸3
7の軸端の歯車36を介して連結された回転エアシリン
ダ又はエアモータから成る揺動機構11は、圧胴1に連
結したエンコーダ(図示せず)からの電気的信号、或い
はカム(図示せず)による作動信号によって適宜に制御
され、圧胴1の外周面へのドクタブレード21の押圧接
触時には、圧胴1の外周面から突出した紙挟持用の爪1
8とドクタブレード21との衝突が回避されるようにな
っている。なお、本実施形態においては、ドクタブレー
ド21の先端の掻き取り部は、図4に示すように圧胴1
の回転方向の上流側へ向けられた状態で圧胴1の外周面
に押圧接触されるように設置されている。
【0037】また、洗浄液16を供給する洗浄液供給管
13は、洗浄液噴射ノズル14と一緒に所定の角度だけ
パイプ円周方向へ回転し得るように構成され、洗浄液供
給管13の外周面に設置された洗浄液噴射ノズル14は
ドクタブレード21が係合する圧胴1の外周面部分又は
清掃用のブラシ20へ向けて選択的に対向されるように
なっている。なお、別例として、洗浄液供給管13の外
周面に2組の洗浄洗浄液噴射ノズル14群を並設し、そ
の1組を圧胴1の外周面側へ対向させると共に、他の1
組を清掃用のブラシ20側へ対向して設定するようにし
ても良い。
【0038】一方、洗浄液容器15に回収された洗浄液
16は、排出管17を介して外部へ排出され、或いはフ
ィルタポンプ等を介して濾渦されて上記洗浄液供給管1
3へフィードバックされ、再利用に供されるように構成
されている。(図示省略)
【0039】さらに、ドクタブレード軸37の軸端には
図6に示すように継手23を介して軸方向揺動駆動手段
22が設けられ、この軸方向揺動駆動手段22にてドク
タブレード軸37を軸方向に揺動することによりドクタ
ブレード21の先端の掻き取り部が圧胴1の外周面の近
傍箇所において圧胴1の軸方向に揺動されるようになっ
ている。なお、軸方向揺動駆動手段22としては、エア
シリンダ,油圧シリンダ,或いは機械的揺動装置等が用
いられる。
【0040】次に、このような構成の洗浄装置の操作手
順及び作用について述べると、以下の通りである。圧胴
1の外周面の洗浄に当っては、先ず、圧胴1が低速回転
状態に設定され、この状態の下で洗浄液供給管13及び
液噴射用ノズル14を順次介して霧状の洗浄液16が圧
胴1の外周面に向けて噴射される。続いて、揺動機構1
1が作動されてドクタブレード軸37が回転され、これ
に伴ってドクタブレード21の先端の掻き取り部が圧胴
1の外周面へ押圧接触され、圧胴1の外周面の洗浄が行
われる。
【0041】このような洗浄操作に同期して超音波振動
子8a,8b,12が作動状態に設定され、これに応じ
て、ドクタブレード21が板厚方向若しくは板幅方向に
振動されると共に、ドクタブレード21の長手方向に超
音波振動が付与される。なお、超音波振動子8a,8b
のみを、或いは超音波振動子12のみを作動させ、ドク
タブレード21の板厚方向、或いは長手方向へ振動させ
るようにしても良い。
【0042】圧胴1の洗浄後は、軸方向揺動駆動手段
(シリンダ等)22の作動によりドクタブレード軸37
が回動され、ドクタブレード21の先端の掻き取り部が
清掃用のブラシ20側へ接触される。この際、同位置へ
洗浄液噴射ノズル14が対向されて霧状の洗浄液16の
噴射がなされると共に、超音波振動子8a,8b,12
が作動状態となされ、これにより、圧胴1の洗浄時と同
様にドクタブレード21へ板厚方向及び同ブレード長手
方向へ作用する超音波振動が付与される。従って、圧胴
1の外周面が洗浄されると共にドクタブレード21自体
も洗浄されることとなる。
【0043】なお、ドクタブレード軸37の軸端に接続
された軸方向揺動駆動手段22は洗浄期間中に作動され
て、ドクタブレード21が圧胴1の外周面に接触してい
る時も、清掃用のブラシ20に接触時も、軸方向に揺動
される。
【0044】以上のような第3実施形態に係る洗浄装置
によれば、ドクタブレード21を超音波振動させながら
圧胴1の外周面及びドクタブレード21の掻き取り部の
洗浄を行うようにしているので、次のような作用効果を
得ることができる。 (1) 超音波振動により、インキや紙粉等の汚れを圧
胴1の外周面及びドクタブレード21の掻き取り部の双
方から除去することができ、汚れの除去効果を大幅に向
上させることが可能となる。 (2) ドクタブレード21の掻き取り部を圧胴1の回
転方向の上流側へ向けて押圧接触させるようにしている
ため、インキや紙粉等の汚れに対する剥離作用を増大さ
せることができる。 (3) 上記(1)及び(2)項に記載の作用効果によ
り、機械洗浄後において人手による作業を省略すること
ができ、洗浄作業の省力化を図ることができる。 (4) 圧胴1の外周面から掻き取るのに伴ってブレー
ド6の掻き取り部に付着したインキや紙粉等の汚れを除
去するようにしているので、清浄なブレード6の掻き取
り部にて圧胴1の外周面の洗浄が行なわれることとな
り、従って圧胴1の外周面からの汚れの除去効果をより
一層向上させることができる。 (5) ブレード6の先端の掻き取り部を圧胴1の回転
方向の上流側へ向けて圧胴1の外周面に押圧接触させる
ようにしたものであるから、インキや紙粉等の汚れに対
する剥離作用すなわち圧胴1の外周面からの汚れの剥離
効果を増大させることができる。 (6) 洗浄液16を再利用することが可能であり、洗
浄液16の再利用によりランニングコストの低減を図る
ことが可能となる。 (7) 布を使うようにした既述の第1及び第2実施形
態の場合に比べて、構造が簡素で済み、ひいては保守が
容易となり、イニシャルコストの低廉化を図ることがで
きると共にランニングコストを安価にすることができ
る。
【0045】本発明の実施形態につき述べたが、本発明
はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、既述の実施形態では何れの場合もブレード
6に振動付与手段として超音波振動子8a,8b,12
を用いるようにしたが、超音波振動子8a,8b,12
以外の機械式又は電気式の振動付与手段(振動装置)を
用いることも可能である。さらに、既述の第1実施形態
では不織布3を用いるようにしたが、織布を用いるよう
にしても良い。また、本発明は、圧胴1以外の印刷胴を
洗浄する洗浄装置にも適用可能である。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、印刷胴の外
周面を洗浄する洗浄装置において、上記印刷胴の軸方向
に沿って配設される複数個の洗浄液噴射ノズルと、上記
洗浄液噴射ノズルに洗浄液を供給する洗浄液供給管と、
上記印刷胴の軸方向に沿って並設されかつ先端部が上記
印刷胴の外周面に当接されるブレードと、上記ブレード
の先端部を上記印刷胴の外周面に対して接離する方向に
振動させる振動付与手段とをそれぞれ設けるようにした
ものであるから、本発明によれば、振動付与手段にてブ
レードに超音波振動を付与したことにより、インキや紙
粉の除去効果を大幅に向上させることが可能となり、印
刷胴の外周面に付着したインキや紙粉等の汚れを効果的
に洗浄することができる。従って、機械洗浄後において
人手による洗浄作業を省略でき、洗浄作業の省力化を図
ることができる。さらに、洗浄装置の構成が簡素である
ため、保守が容易となり、イニシャルコストの低廉化を
図ることができると共にランニングコストを安価にする
ことができる。
【0047】また、請求項2に記載の本発明は、上記ブ
レードを上記印刷胴の外周面に対して接離する方向に振
動させる上記振動付与手段に加えて、上記ブレードを上
記印刷胴の軸方向に振動させる振動付与手段を設け、こ
れらの振動付与手段の両方又はこれらの振動付与手段の
少なくとも一方を作動させるようにしたものであるか
ら、本発明によれば、上述の如き振動付与効果にて、印
刷胴の外周面に付着したインキや紙粉等の汚れを確実に
除去でき、払拭作業を人手を要することなく機械的手段
のみにて良好に行なうことが可能となる。
【0048】また、請求項3に記載の本発明は、上記振
動付与手段として超音波振動子を用いるようにしたもの
であるから、本発明によれば、上述の如き作用効果を奏
することができる印刷胴の洗浄装置を簡素にかつ安価に
構成することができる。
【0049】また、請求項4に記載の本発明は、上記ブ
レードと印刷胴との間に布を介在させると共に上記布を
無端状に構成し、上記無端状の布を案内する複数のロー
ラと、これらの複数のローラを回転駆動するための回転
駆動手段とをそれぞれ設け、上記無端状の布の走行方向
において上記ブレードよりも上流側に布洗浄装置を設け
るようにしたものであるから、本発明によれば、布が無
端経路に沿って循環走行される途中で布洗浄装置により
布の洗浄がなされるため、この洗浄された布にて印刷胴
の外周面の汚れを効果的に払拭することができる。しか
も、不織布を使い捨てせずに、無端経路に沿って循環走
行させる途中で不織布洗浄装置にて洗浄処理して再利用
するようにしているため、ランニングコストを低減する
ことができる。
【0050】また、請求項5に記載の本発明は、上記ブ
レードの先端の掻き取り部(刃状先端部)を上記印刷胴
の外周面に押圧接触される位置と上記印刷胴の外周面か
ら離れる位置との2ケ所に選択的に揺動する手段を設け
ると共に、上記ブレードが上記印刷胴の外周面から離れ
た位置に揺動された時に上記ブレードの掻き取り部を清
掃する清掃手段(清掃用のブラシ等)を設けるようにし
たものであるから、本発明によれば、清掃手段による清
掃機能により、印刷胴の外周面から掻き取るのに伴って
ブレードの掻き取り部に付着したインキや紙粉等の汚れ
を除去することができる。そのため、汚れが確実に除去
されたブレードの掻き取り部にて印刷胴の外周面の洗浄
が行なわれることとなり、印刷胴の外周面からの汚れの
除去効果をより一層向上させることができる。
【0051】また、請求項6に記載の本発明は、上記ブ
レードの先端の掻き取り部を上記印刷胴の回転方向の上
流側へ向けて上記印刷胴の外周面に押圧接触させるよう
にしたものであるから、このようなブレードの配置構成
により、インキや紙粉等の汚れに対する剥離作用すなわ
ち印刷胴の外周面からの汚れの剥離効果を増大させるこ
とができる。
【0052】さらに、本発明に係る印刷胴の洗浄装置に
おいては、洗浄液を再利用するように構成することが可
能であり、このような再利用を行なうことにより、ラン
ニングコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る印刷胴の洗浄装置
の構成を示す側面図である。
【図2】図1において矢印Xで示す方向から見た正面図
である。
【図3】不織布洗浄装置の構成を示す側面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る印刷胴の洗浄装置
の構成を示す側面図である。
【図5】図4において矢印Yで示す方向から見た正面図
である。
【図6】従来における印刷胴の洗浄装置の構成を示す側
面図である。
【図7】従来における別の印刷胴の洗浄装置の構成を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 圧胴(印刷胴) 2a〜2c ローラ 3 不織布 5 不織布洗浄装置 6 ブレード 7a,7b エアシリンダ(接離機構) 8a,8b 超音波振動子 11 揺動機構 12 超音波振動子 13 洗浄液供給装置 14 洗浄液噴射ノズル 15 洗浄液容器 16 洗浄液 20 清掃用のブラシ 21 ドクタブレード 22 軸方向揺動駆動手段 25a,25b アーム 37 ドクタブレード軸 45 不織布駆動機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷胴の外周面を洗浄する洗浄装置にお
    いて、上記印刷胴の軸方向に沿って配設される複数個の
    洗浄液噴射ノズルと、上記洗浄液噴射ノズルに洗浄液を
    供給する洗浄液供給管と、上記印刷胴の軸方向に沿って
    並設されかつ先端部が上記印刷胴の外周面に当接される
    ブレードと、上記ブレードの先端部を上記印刷胴の外周
    面に対して接離する方向に振動させる振動付与手段とを
    それぞれ設けたことを特徴とする印刷胴の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記ブレードを上記印刷胴の外周面に対
    して接離する方向に振動させる上記振動付与手段に加え
    て、上記ブレードを上記印刷胴の軸方向に振動させる振
    動付与手段を設け、これらの振動付与手段の両方又はこ
    れらの振動付与手段の少なくとも一方を作動させるよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の印刷胴の洗浄
    装置。
  3. 【請求項3】 上記振動付与手段として超音波振動子を
    用いるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の印刷胴の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 上記ブレードと印刷胴との間に布を介在
    させると共に上記布を無端状に構成し、上記無端状の布
    を案内する複数のローラと、これらの複数のローラを回
    転駆動するための回転駆動手段とをそれぞれ設け、上記
    無端状の布の走行方向において上記ブレードよりも上流
    側に布洗浄装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    3項の何れか1項に記載の印刷胴の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 上記ブレードの先端の掻き取り部を上記
    印刷胴の外周面に押圧接触される位置と上記印刷胴の外
    周面から離れる位置との2ケ所に選択的に揺動する手段
    を設けると共に、上記ブレードが上記印刷胴の外周面か
    ら離れた位置に揺動された時に上記ブレードの掻き取り
    部を清掃する清掃手段を設けたことを特徴とする請求項
    1乃至3項の何れか1項に記載の印刷胴の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 上記ブレードの先端の掻き取り部を上記
    印刷胴の回転方向の上流側へ向けて上記印刷胴の外周面
    に押圧接触させるようにしたことを特徴とする請求項5
    に記載の印刷胴の洗浄装置。
JP9233788A 1997-08-29 1997-08-29 印刷胴の洗浄装置 Withdrawn JPH1170641A (ja)

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