JP3464996B2 - 回転ブラシ用スクレーパおよびブランケット胴洗浄装置 - Google Patents

回転ブラシ用スクレーパおよびブランケット胴洗浄装置

Info

Publication number
JP3464996B2
JP3464996B2 JP2003506668A JP2003506668A JP3464996B2 JP 3464996 B2 JP3464996 B2 JP 3464996B2 JP 2003506668 A JP2003506668 A JP 2003506668A JP 2003506668 A JP2003506668 A JP 2003506668A JP 3464996 B2 JP3464996 B2 JP 3464996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scraper
brush
rotating brush
blanket cylinder
rotary brush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003506668A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2003000436A1 (ja
Inventor
宏之 青木
Original Assignee
清水製作株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 清水製作株式会社 filed Critical 清水製作株式会社
Application granted granted Critical
Publication of JP3464996B2 publication Critical patent/JP3464996B2/ja
Publication of JPWO2003000436A1 publication Critical patent/JPWO2003000436A1/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B13/00Brushes with driven brush bodies or carriers
    • A46B13/001Cylindrical or annular brush bodies
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F35/00Cleaning arrangements or devices
    • B41F35/06Cleaning arrangements or devices for offset cylinders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B1/00Cleaning by methods involving the use of tools
    • B08B1/30Cleaning by methods involving the use of tools by movement of cleaning members over a surface
    • B08B1/32Cleaning by methods involving the use of tools by movement of cleaning members over a surface using rotary cleaning members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B1/00Cleaning by methods involving the use of tools
    • B08B1/50Cleaning by methods involving the use of tools involving cleaning of the cleaning members
    • B08B1/52Cleaning by methods involving the use of tools involving cleaning of the cleaning members using fluids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B1/00Cleaning by methods involving the use of tools
    • B08B1/50Cleaning by methods involving the use of tools involving cleaning of the cleaning members
    • B08B1/54Cleaning by methods involving the use of tools involving cleaning of the cleaning members using mechanical tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F35/00Cleaning arrangements or devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B2200/00Brushes characterized by their functions, uses or applications
    • A46B2200/30Brushes for cleaning or polishing
    • A46B2200/3073Brush for cleaning specific unusual places not otherwise covered, e.g. gutters, golf clubs, tops of tin cans, corners
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2235/00Cleaning
    • B41P2235/10Cleaning characterised by the methods or devices
    • B41P2235/20Wiping devices
    • B41P2235/23Brushes

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ブラシの付着
物を掻き取る回転ブラシ用スクレーパ、およびブランケ
ット胴を洗浄するブランケット胴洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷機のブランケット胴を洗浄す
るブランケット胴洗浄装置では、ブランケット胴の表面
に回転する回転ブラシを接触させ、回転ブラシに洗浄液
を与え、回転ブラシでブランケット胴を擦りながらブラ
ンケット胴に付着しているインクや紙粉などの付着物を
掻き取っている。
【0003】回転ブラシにはその回転ブラシの全長域に
わたって板状のスクレーパを線または面で接触させ、こ
の板状のスクレーパで回転ブラシに付着したインクや紙
粉などの付着物を掻き取って除去している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブランケット胴洗浄装置では、板状のスクレーパが回転
ブラシの全長域にわたって線または面で接触するため、
回転ブラシの摩耗度が増す問題があり、しかも、回転ブ
ラシにかかる負荷が増加し、回転ブラシを回転させる駆
動機構の負荷も増加する問題がある。
【0005】また、洗浄動作時に回転ブラシが撓むこと
を考慮し、回転ブラシの全長域に対して板状のスクレー
パが均等に接触するように調整する必要があるが、回転
ブラシは軸方向に長いものであるため、回転ブラシの全
長域に対して板状のスクレーパが均等に接触するように
調整するのが難しい問題がある。
【0006】本発明は、回転ブラシの摩耗やこの回転ブ
ラシを回転駆動させる手段にかかる負荷を低減し、しか
も、回転ブラシの全長域に対する接触の調整も容易にで
きる回転ブラシ用スクレーパおよびブランケット胴洗浄
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の回転ブラ
シ用スクレーパは、スクレーパ本体と、このスクレーパ
本体の周囲に螺旋状に設けられ回転ブラシの付着物を掻
き取る掻取部とを具備し、掻取部は、スクレーパ本体を
ねじり加工して螺旋状に形成されているものである。
【0008】そして、この構成により、螺旋状の掻取部
が回転ブラシに点接触して回転ブラシの付着物を掻き取
るため、線や面で接触する板状のスクレーパに比べ、回
転ブラシの摩耗やこの回転ブラシを回転駆動する手段に
かかる負荷を低減できるとともに、回転ブラシの全長域
に対して回転ブラシ用スクレーパを均等に接触させる厳
密さが緩和され、回転ブラシとの位置関係の調整を容易
にできる。スクレーパ本体をねじり加工して掻取部を形
成するため、螺旋状の掻取部を有する回転ブラシ用スク
レーパを容易に製造できる。
【0009】請求項2記載の回転ブラシ用スクレーパ
は、スクレーパ本体と、このスクレーパ本体の周囲に螺
旋状に設けられ回転ブラシの付着物を掻き取る掻取部と
を具備し、掻取部は、断面多角形のスクレーパ本体をね
じり加工して螺旋状に形成される多角形の各頂点に設け
られているものである。
【0010】そして、この構成により、螺旋状の掻取部
が回転ブラシに点接触して回転ブラシの付着物を掻き取
るため、線や面で接触する板状のスクレーパに比べ、回
転ブラシの摩耗やこの回転ブラシを回転駆動する手段に
かかる負荷を低減できるとともに、回転ブラシの全長域
に対して回転ブラシ用スクレーパを均等に接触させる厳
密さが緩和され、回転ブラシとの位置関係の調整を容易
にできる。断面多角形のスクレーパ本体をねじり加工し
て螺旋状に形成される多角形の各頂点に掻取部を設けて
いるため、螺旋状の掻取部を有する回転ブラシ用スクレ
ーパを容易に製造できる。
【0011】請求項3記載のブランケット胴洗浄装置
は、ブランケット胴との接触によってブランケット胴の
付着物を掻き取る回転ブラシと、この回転ブラシを回転
駆動する回転ブラシ回転駆動手段と、請求項1または2
記載の回転ブラシ用スクレーパと、この回転ブラシ用ス
クレーパを回転駆動するスクレーパ回転駆動手段とを具
備しているものである。
【0012】そして、この構成により、請求項1または
2記載の回転ブラシ用スクレーパを用い、この回転ブラ
シ用スクレーパを回転駆動させながら回転ブラシの付着
物を掻き取って除去するため、線や面で接触する板状の
スクレーパに比べ、回転ブラシの摩耗やこの回転ブラシ
を回転駆動させる回転ブラシ回転駆動手段にかかる負荷
を低減できるとともに、回転ブラシの全長域に対して回
転ブラシ用スクレーパを均等に接触させる厳密さが緩和
され、回転ブラシとの位置関係の調整を容易にできる。
【0013】請求項4記載のブランケット胴洗浄装置
は、請求項3記載のブランケット胴洗浄装置において、
回転ブラシを軸方向に往復移動させる回転ブラシ軸方向
移動手段を備えているものである。
【0014】そして、この構成により、回転ブラシを軸
方向に往復移動させるため、回転ブラシでブランケット
胴の汚れを容易に取り除くことができるとともに、回転
ブラシ用スクレーパで回転ブラシの付着物を容易に掻き
取ることができ、洗浄効率を向上できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図1ないし図4に第1の実施の形態を示
す。
【0017】図3に、ブランケット胴Bを示し、このブ
ランケット胴Bは、オフセット印刷機に用いられるもの
で、円筒状で軸方向に長尺に形成され、図1矢印a方向
に回転駆動される。
【0018】また、図3に、ブランケット胴Bを洗浄す
るブランケット胴洗浄装置11を示し、このブランケット
胴洗浄装置11は、装置本体12を有し、この装置本体12に
は、ブランケット胴Bの付着物を掻き取る回転ブラシ1
3、この回転ブラシ13の付着物を掻き取る回転ブラシ用
スクレーパ(以下、スクレーパという)14、および回転
ブラシ13に洗浄液を供給する洗浄液供給手段15などが配
設されている。
【0019】装置本体12は、回転ブラシ13および回転ブ
ラシ用スクレーパ14を回転自在に支持し、周囲がカバー
17によって覆われ、このカバー17には回転ブラシ13の一
部が突出する開口部18が形成されている。
【0020】図1、図3および図4に示すように、回転
ブラシ13は、ブランケット胴Bの軸方向長さと略同一長
さの円筒状に形成され、芯体19、およびこの芯体19の外
周面から突出する複数のブラシ毛20を有している。芯体
19は、例えば合成樹脂や金属などの剛性を有する材質に
よって、両端が開口する円筒状に形成されている。ブラ
シ毛20は、例えばナイロン(商品名)などの化学繊維な
ど、弾性および柔軟性を有する材質の糸状材によって構
成されている。そして、回転ブラシ13は、両端が装置本
体12に対して回転自在に支持され、装置本体12側に配設
される回転ブラシ回転駆動手段21により、ブランケット
胴Bの周面の回転方向aと同一方向bまたは逆方向cに
選択的に回転駆動される。
【0021】図1ないし図3に示すように、スクレーパ
14は、例えばアルミニウムなどの金属製で、回転ブラシ
13の軸方向長さと略同一か長く形成されたスクレーパ本
体22である円筒状の軸体22aを有している。この軸体22a
の周面には、軸体22aから一体に突出する複数条の掻取
部23が螺旋状に形成されている。掻取部23は、例えば4
条を有し、軸体22aの周方向の等間隔な位置で、軸体22a
の周囲に複数回、例えば4周周回されている。さらに、
各掻取部23は、断面略四角形で、その角部は例えば半径
1mm以下の曲面状に面取り形成されている。軸体22a
の周面の掻取部23間には、溝部24が螺旋状に形成されて
いる。
【0022】そして、螺旋状の掻取部23を有する軸体22
aを製造するには、例えば、軸方向に平行な複数の掻取
部23を有する軸体22aを押出成形によって形成した後
に、この軸体22aの軸心を中心として円周方向にねじり
加工することにより、掻取部23を螺旋状に形成する方法
などがある。
【0023】軸体22aの両端には軸部25,26が固定さ
れ、これら軸部25,26により装置本体12側に対して回転
自在に軸支される。これら軸部25,26のうちのいずれか
一方は、装置本体12側に配設されるスクレーパ回転駆動
手段27により回転駆動される。スクレーパ14の回転方向
は、回転ブラシ13の回転方向と逆方向とされる。装置本
体12内には、スクレーパ14の下方に、スクレーパ14で回
転ブラシ13から掻き取った付着物を回収する図示しない
ドレンが配設される。
【0024】また、図3に示すように、洗浄液供給手段
15は、回転ブラシ13に対向して回転ブラシ13の軸方向に
沿って配列される複数のノズル28を有し、図示しない洗
浄液圧送手段から送られてくる洗浄液を各ノズル28から
回転ブラシ13に対して吹き付ける。
【0025】また、図4に示すように、装置本体12は、
フレーム32を有し、このフレーム32の両側には側枠33,
34が配設され、これら側枠33,34が複数の連結部材35に
よって互いに連結されている。側枠33,34の相対向する
内面には同軸上に軸受36,37がそれぞれ配設され、これ
ら各軸受36,37には軸体38,39の外端側がそれぞれ同軸
上でかつ回転自在に軸支されている。これら軸体38,39
の相対向する内端側には回転ブラシ13の芯体19の内側に
両端から差し込み結合される結合部40,41が形成されて
いる。すなわち、回転ブラシ13と軸体38,39とが同軸上
に並んで一体に回転可能になっている。
【0026】一端の軸体38には周方向に沿って環状の溝
部42を有する軸方向ガイド43が一体的に回転するように
取り付けられている。一端の側枠33にブラケット44が取
り付けられ、このブラケット44にローラ45が回転自在に
軸支され、このローラ45が軸方向ガイド43の溝部42に転
動可能に係合されている。軸方向ガイド43の溝部42は、
周方向には環状であるが軸方向には偏心して設けられて
おり、軸方向ガイド43の回転時に、溝部42が係合するロ
ーラ45に対して、軸方向ガイド43が軸方向に往復移動す
る。すなわち、溝部42を有する軸方向ガイド43やローラ
45などによって、回転ブラシ13を軸方向に往復移動させ
るオシュレーション機構である回転ブラシ軸方向移動手
段46が構成されている。
【0027】他端の軸体39には、この軸体39の回転を許
容するベアリング47を介在して支持部48が配設され、こ
の支持部48が連結部材49によってフレーム32側に支持さ
れている。したがって、支持部48は非回転状態に保たれ
る。
【0028】他端の軸体39には、プーリ50が固定され、
側枠34に固定された回転ブラシ回転駆動手段21のモータ
51の駆動軸52にプーリ53が固定され、これらプーリ50,
53にベルト54が張設されている。そして、モータ51の駆
動により、軸体39を通じて回転ブラシ13が回転する。
【0029】また、ブランケット胴洗浄装置11は、図示
しない移動機構により、回転ブラシ13がブランケット胴
Bから離反する離反位置と、回転ブラシ13がブランケッ
ト胴Bに接触する洗浄位置との間で移動する。
【0030】次に、ブランケット胴洗浄装置11によるブ
ランケット胴Bの洗浄動作について説明する。
【0031】なお、ブランケット胴洗浄装置11は、洗浄
動作を開始する前の待機時において、回転ブラシ13がブ
ランケット胴Bから離反した離反位置に待機している。
【0032】まず、洗浄液塗布工程を実行する。
【0033】ブランケット胴Bを図3において回転方向
aに回転させる。
【0034】回転ブラシ13をブランケット胴Bの表面の
回転方向aと同一方向bに回転させる。洗浄液供給手段
15のノズル28から洗浄液を回転ブラシ13に吹き付けて保
液させる。回転ブラシ13に十分な量の洗浄液を保液させ
たら、洗浄液供給手段15のノズル28からの洗浄液の吹き
付けを停止させる。
【0035】ブランケット胴洗浄装置11をブランケット
胴Bへ向けて接近移動させ、回転ブラシ13をブランケッ
ト胴Bの表面に接触させる。
【0036】これにより、回転ブラシ13に保液された洗
浄液をブランケット胴Bに移して塗布する。このとき、
ブランケット胴Bと回転ブラシ13とが互いに同一方向に
回転するためと、回転ブラシ軸方向移動手段46によって
回転ブラシ13が軸方向に往復移動するためとにより、回
転ブラシ13に保液した洗浄液がブランケット胴Bに容易
に移りやすく、短時間で十分な量の洗浄液をブランケッ
ト胴Bに与えることができ、ブランケット胴Bのインク
や紙粉などの付着物に洗浄液を十分に馴染ませることが
できる。
【0037】ブランケット胴Bに洗浄液を十分に馴染ま
せたら、ブランケット胴洗浄装置11をブランケット胴B
から離反するように移動させ、回転ブラシ13をブランケ
ット胴Bの表面から離反させ、回転ブラシ13の回転を停
止させる。これで洗浄液塗布工程を完了する。
【0038】そして、洗浄液塗布工程を完了した後、次
に、洗浄工程を実行する。
【0039】回転ブラシ13をブランケット胴Bの表面の
回転方向aと逆方向cに回転させ、スクレーパ14を回転
ブラシ13の表面の回転方向と同一方向または逆方向に回
転させる。
【0040】ブランケット胴洗浄装置11をブランケット
胴Bへ向けて接近移動させ、回転ブラシ13をブランケッ
ト胴Bの表面に接触させる。
【0041】これにより、回転ブラシ13とブランケット
胴Bとが互いに反対方向にそれぞれ回転し、回転ブラシ
13とブランケット胴Bとが相対的に擦れる速度が速いた
め、回転ブラシ13でブランケット胴Bのインクや紙粉な
どの付着物を効率よく掻き取ることができる。このと
き、前工程の洗浄液塗布工程において、ブランケット胴
Bの付着物に洗浄液を十分に馴染ませているためと、回
転ブラシ軸方向移動手段46によって回転ブラシ13が軸方
向に往復移動するためとにより、回転ブラシ13でブラン
ケット胴Bの付着物を容易に掻き取ることができ、短時
間で確実に付着物を取り除くことができる。
【0042】そして、回転ブラシ13に付着した付着物を
洗浄液とともにスクレーパ14で掻き取る。スクレーパ14
は、軸体22aの周面に螺旋状に突設した複数の掻取部23
が回転ブラシ13と点接触するとともに、軸体22aの回転
に伴って各掻取部23の回転ブラシ13との点接触箇所が軸
方向に移動して行き、回転ブラシ13の軸方向の全長域に
おける付着物を掻き取ることができる。このとき、回転
ブラシ軸方向移動手段46によって回転ブラシ13が軸方向
に往復移動するため、回転ブラシ13の付着物を容易に掻
き取ることができる。各掻取部23で掻き取った付着物
は、溝部24に受け入れ、一部は溝部24に沿って移動して
端部側からドレンに回収し、一部は溝部24内から落下し
てドレンに回収する。
【0043】ブランケット胴Bのインクや紙粉などの付
着物の掻き取りが完了したら、ブランケット胴洗浄装置
11をブランケット胴Bから離反するように移動させ、回
転ブラシ13をブランケット胴Bの表面から離反させ、回
転ブラシ13およびスクレーパ14の回転を停止させる。ま
た、ブランケット胴Bの回転を停止させる。これで洗浄
工程を完了する。
【0044】そして、洗浄工程を完了した後、次に、回
転ブラシ13の自己洗浄工程を実行する。
【0045】回転ブラシ13をブランケット胴Bの表面の
回転方向aと同一方向bまたは逆方向cに回転させ、ス
クレーパ14を回転ブラシ13の表面の回転方向と同一方向
または逆方向に回転させながら、洗浄液供給手段15のノ
ズル28から洗浄液を回転ブラシ13に吹き付ける。
【0046】その後、洗浄液供給手段15のノズル28から
の洗浄液の吹き付けを停止させるが、回転ブラシ13およ
びスクレーパ14の回転は継続させる。
【0047】これにより、回転ブラシ13に付着した汚れ
を洗浄液で洗い流し、洗浄液とともに汚れをスクレーパ
14で掻き取り、回転ブラシ13を自動的に洗浄する。
【0048】回転ブラシ13の洗浄後は、回転ブラシ13お
よびスクレーパ14の回転を停止させる。これにより、一
連の洗浄動作を完了する。
【0049】そして、ブランケット胴洗浄装置11のスク
レーパ14によれば、軸体22aの周面に螺旋状に突設した
掻取部23が回転ブラシ13と点接触して回転ブラシ13の付
着物を掻き取るため、線や面で接触する板状のスクレー
パに比べ、回転ブラシ13の摩耗やこの回転ブラシ13を
回転駆動させる回転ブラシ回転駆動手段21にかかる負荷
を低減できるとともに、回転ブラシ13の全長域に対して
スクレーパ14を均等に接触させる厳密さが緩和され、回
転ブラシ13との位置関係の調整を容易にできる。
【0050】軸体22aの周面に掻取部23を螺旋状に突設
したため、軸体22aからの掻取部23の突出量など、掻取
部23の設定を容易にできる。
【0051】掻取部23を、軸体22aの周方向の複数位置
に等間隔に突設するとともに、軸体22aの周囲に複数回
周回して設けるため、回転ブラシ13との接触が点接触で
も、掻き取り効果を高めることができる。
【0052】なお、スクレーパ14の掻取部23は、軸体22
aの周面の4箇所に限らず、少なくとも1箇所にあれば
よく、また、軸体22aの周囲の周回回数も4周に限ら
ず、軸体22aの軸方向の長さに応じて適宜設定できる。
掻取部23の螺旋のリードは、大きい場合には回転ブラシ
13に対する点接触が線接触または面接触に近付き、小さ
い場合には回転ブラシ13からの掻き取り効果が低下する
ことから、これらを考慮して適宜設定する。
【0053】次に、図5に第2の実施の形態を示す。な
お、第1の実施の形態と同様の構成については同一符号
を用いてその説明を省略する。
【0054】回転ブラシ用スクレーパ(以下、スクレー
パという)61は、断面四角形で長尺の角柱をスクレーパ
本体62として用い、このスクレーパ本体62の4つの各頂
点63,64,65,66を例えば半径1mm以下の曲面状に面
取り加工した後、スクレーパ本体62の軸心67を中心とし
て周面方向にねじり加工して形成されている。このねじ
り加工によって各頂点63,64,65,66は螺旋状に形成さ
れ、これら各頂点63,64,65,66が回転ブラシ13の付着
物を掻き取る掻取部68として形成されている。これら頂
点63,64,65,66間には溝部69が螺旋状に形成されてい
る。
【0055】スクレーパ61の両端には、装置本体12側に
対して回転自在に軸支される軸部70,71が一体または別
体に設けられている。
【0056】そして、このスクレーパ61をブランケット
胴洗浄装置11に適用して、ブランケット胴Bの洗浄を実
行した場合にも、各頂点63,64,65,66の掻取部68が回
転ブラシ13と点接触して回転ブラシ13の付着物を掻き取
ることができ、第1の実施の形態と同様の作用効果が得
られる。特に、各頂点63,64,65,66の掻取部68と回転
ブラシ13のブラシ毛20との接触が滑らかになり、各頂点
63,64,65,66の掻取部68の接触箇所を回転ブラシ13の
軸方向にスムーズに送ることができる。
【0057】断面四角形のスクレーパ本体62をねじり加
工して螺旋状に形成される多角形の各頂点63,64,65,
66に掻取部68を設けているため、螺旋状の掻取部68を有
するスクレーパ61を容易に製造できる。しかも、むく材
の1本のスクレーパ本体62をねじり加工して形成するた
め、強度を保ちつつ、小径化して重量を軽くできる。
【0058】なお、スクレーパ本体62は、断面四角形に
限らず、断面三角形、断面五角形以上などの多角形でも
よく、いずれの場合にも各頂点を掻取部として構成する
ことにより、同様の作用効果が得られる。また、スクレ
ーパ本体62は、板状のものをねじり加工したものでもよ
く、板の両側縁を掻取部として構成することにより、同
様の作用効果が得られる。
【0059】また、前記実施の形態において、回転ブラ
シ回転駆動手段21とスクレーパ回転駆動手段27とは、別
の駆動機構を用いて個別に回転制御するようにしても、
または同一の駆動機構を用いて機構を簡素化するように
してもよい。そして、別の駆動機構を用いて個別に回転
制御する場合には、回転ブラシ13の回転方向とスクレー
パ14の回転方向とを逆方向または同方向に容易に設定す
ることができる。また、同一の駆動機構を用いる場合に
は、例えば、回転ブラシ13の軸とスクレーパ14の軸との
間にベルトを掛け回して駆動力を伝達するようにし、こ
のベルトを両軸間に平行に掛け回すか、あるいはひねっ
て掛け回すことによって、回転ブラシ13の回転方向とス
クレーパ14の回転方向とを逆方向または同方向に任意に
設定することができる。
【0060】また、スクレーパ14,61は、回転ブラシ13
に接触して付着物を掻き取る掻き取り位置と、回転ブラ
シ13から離反する退避位置とに移動させるようにしても
よい。この場合、洗浄工程において、回転ブラシ13の付
着物を掻き取るスクレーパ14,61を回転ブラシ13に接触
させ、洗浄液塗布工程においてスクレーパ14,61を回転
ブラシ13から離反させることにより、洗浄液塗布工程に
おいて、回転ブラシ13に供給した洗浄液をスクレーパ1
4,61で掻き取ることなく、ブランケット胴Bに与える
ことができる。
【0061】本発明の回転ブラシ用スクレーパは、回転
ブラシを用いてブランケット胴を洗浄するブランケット
胴洗浄装置に適用できる他、回転ブラシを用いて洗浄し
たり清掃する装置にも適用できる。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の回転ブラシ用スクレーパ
によれば、スクレーパ本体をねじり加工して掻取部を形
成するため、螺旋状の掻取部を有する回転ブラシ用スク
レーパを容易に製造できる。
【0063】請求項2記載の回転ブラシ用スクレーパに
よれば、断面多角形のスクレーパ本体をねじり加工して
螺旋状に形成される多角形の各頂点に掻取部を設けてい
るため、螺旋状の掻取部を有する回転ブラシ用スクレー
パを容易に製造できる。
【0064】請求項3記載のブランケット胴洗浄装置に
よれば、請求項1または2記載の回転ブラシ用スクレー
パを用い、この回転ブラシ用スクレーパを回転駆動させ
ながら回転ブラシの付着物を掻き取って除去するため、
線や面で接触する板状のスクレーパに比べ、回転ブラシ
の摩耗やこの回転ブラシを回転駆動させる回転ブラシ回
転駆動手段にかかる負荷を低減できるとともに、回転ブ
ラシの全長域に対して回転ブラシ用スクレーパを均等に
接触させる厳密さが緩和され、回転ブラシとの位置関係
の調整を容易にできる。
【0065】請求項4記載のブランケット胴洗浄装置に
よれば、請求項3記載のブランケット胴洗浄装置の効果
に加えて、回転ブラシを軸方向に往復移動させるため、
回転ブラシでブランケット胴の汚れを容易に取り除くこ
とができるとともに、回転ブラシ用スクレーパで回転ブ
ラシの付着物を容易に掻き取ることができ、洗浄効率を
向上できる。 [図面の簡単な説明]
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブランケット
胴洗浄装置の回転ブラシおよび回転ブラシ用スクレーパ
を示す一部を切り欠いた平面図である。
【図2】(a)は回転ブラシ用スクレーパの正面図であ
り、(b)は(a)のA−A拡大断面図である。
【図3】ブランケット胴洗浄装置の側面図である。
【図4】ブランケット胴洗浄装置の一部を切り欠いた平
面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示し、(a)は回転
ブラシ用スクレーパの正面図であり、(b)は回転ブラシ
用スクレーパの拡大断面図である。
【符号の説明】
13 回転ブラシ 14 回転ブラシ用スクレーパ 21 回転ブラシ回転駆動手段 22 スクレーパ本体 23 掻取部 27 スクレーパ回転駆動手段 46 回転ブラシ軸方向移動手段 61 回転ブラシ用スクレーパ 62 スクレーパ本体 63,64,65,66 頂点 68 掻取部 B ブランケット胴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 1/04 B41F 35/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクレーパ本体と、 このスクレーパ本体の周囲に螺旋状に設けられ回転ブラ
    シの付着物を掻き取る掻取部とを具備し、 掻取部は、スクレーパ本体をねじり加工して螺旋状に形
    成されている ことを特徴とする回転ブラシ用スクレーパ。
  2. 【請求項2】 スクレーパ本体と、 このスクレーパ本体の周囲に螺旋状に設けられ回転ブラ
    シの付着物を掻き取る掻取部とを具備し、 掻取部は、断面多角形のスクレーパ本体をねじり加工し
    て螺旋状に形成される多角形の各頂点に設けられている ことを特徴とする回転ブラシ用スクレーパ。
  3. 【請求項3】 ブランケット胴との接触によってブラン
    ケット胴の付着物を掻き取る回転ブラシと、 この回転ブラシを回転駆動する回転ブラシ回転駆動手段
    と、 請求項1または2記載の回転ブラシ用スクレーパと、 この回転ブラシ用スクレーパを回転駆動するスクレーパ
    回転駆動手段と を具備していることを特徴とするブランケット胴洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 回転ブラシを軸方向に往復移動させる回
    転ブラシ軸方向移動手段を備えている ことを特徴とする請求項3記載のブランケット胴洗浄装
    置。
JP2003506668A 2001-06-11 2002-06-06 回転ブラシ用スクレーパおよびブランケット胴洗浄装置 Expired - Fee Related JP3464996B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-176004 2001-06-11
JP2001176004 2001-06-11
JP2001176004 2001-06-11
JP2001-388641 2001-12-21
JP2001388641 2001-12-21
JP2001388641 2001-12-21
PCT/JP2002/005598 WO2003000436A1 (fr) 2001-06-11 2002-06-06 Grattoir pour brosse rotative et dispositif de nettoyage de cylindre a blanchet

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3464996B2 true JP3464996B2 (ja) 2003-11-10
JPWO2003000436A1 JPWO2003000436A1 (ja) 2004-10-07

Family

ID=26616718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003506668A Expired - Fee Related JP3464996B2 (ja) 2001-06-11 2002-06-06 回転ブラシ用スクレーパおよびブランケット胴洗浄装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3464996B2 (ja)
KR (1) KR20030019914A (ja)
WO (1) WO2003000436A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301960A (ja) * 2006-05-08 2007-11-22 Koike Seisakusho:Kk 印刷機のシリンダ洗浄装置
JP2011156624A (ja) 2010-02-02 2011-08-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ブローチ切屑除去装置及びブローチ切屑除去方法
KR101506555B1 (ko) * 2010-10-22 2015-03-30 갈라 인더스트리스 인코포레이티드 여과 장치
TWI749910B (zh) * 2020-11-27 2021-12-11 全利機械股份有限公司 複合式印刷滾輪表面清潔機構
TWI768632B (zh) * 2020-12-31 2022-06-21 永順利食品機械股份有限公司 豆腐機刮板結構及豆腐機清洗結構

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56123585A (en) * 1980-03-04 1981-09-28 Canon Inc Cleaning device
JP3165600B2 (ja) * 1994-11-28 2001-05-14 三菱重工業株式会社 印刷機用洗浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20030019914A (ko) 2003-03-07
JPWO2003000436A1 (ja) 2004-10-07
WO2003000436A1 (fr) 2003-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4015307A (en) Apparatus for cleaning rotating cylindrical surfaces
JP4381407B2 (ja) 吐出ノズルの洗浄装置
JP4234881B2 (ja) ブランケット胴洗浄方法およびその装置
CN112605828A (zh) 一种钢管表面除锈设备
JP2006159880A (ja) 印刷機のシリンダー洗浄装置
JP3464996B2 (ja) 回転ブラシ用スクレーパおよびブランケット胴洗浄装置
JPH01304944A (ja) 輪転印刷機における枚葉紙引渡し胴を洗浄する装置
EP3213924A1 (en) Printing apparatus
JP2009269144A (ja) ブラシロール及び洗浄装置
CN110303766A (zh) 一种印刷机橡皮布自动清洗装置
JP3033021B2 (ja) 塗工装置用清掃装置
JPH10337543A (ja) 洗浄処理装置
JP2010000154A (ja) ブラシロール及び洗浄装置
CN219126200U (zh) 一种用于湿式清洁设备的地刷组件及湿式清洁设备
JP3501869B2 (ja) 円筒状体または円柱状体の洗浄方法および装置
JPH07100229A (ja) 球体洗浄装置
JP2660847B2 (ja) 堆積汚れ除去用機器
CN218943206U (zh) 一种具有拖布组件的表面清洁装置
CN214137902U (zh) 圆网印花导带的水洗装置
JPH06225951A (ja) ゴルフクラブのグリップ洗浄装置
JP2593050Y2 (ja) 払拭装置
CN108554960A (zh) 一种牧场用快速清洗牛槽设备
JP2954021B2 (ja) ベルト洗浄装置
JP2010005504A (ja) ブラシロール及び洗浄装置
JP2002273352A (ja) 光学部品の洗浄方法及び洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030730

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100822

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100822

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees