JP4223379B2 - スイッチングデバイスの制御装置およびモーターの駆動回路の制御装置 - Google Patents

スイッチングデバイスの制御装置およびモーターの駆動回路の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4223379B2
JP4223379B2 JP2003411304A JP2003411304A JP4223379B2 JP 4223379 B2 JP4223379 B2 JP 4223379B2 JP 2003411304 A JP2003411304 A JP 2003411304A JP 2003411304 A JP2003411304 A JP 2003411304A JP 4223379 B2 JP4223379 B2 JP 4223379B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control state
switching device
control
voltage
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003411304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005175741A (ja
Inventor
宮本  昇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2003411304A priority Critical patent/JP4223379B2/ja
Priority to US10/834,085 priority patent/US7206179B2/en
Publication of JP2005175741A publication Critical patent/JP2005175741A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4223379B2 publication Critical patent/JP4223379B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/53Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M7/537Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters
    • H02M7/538Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters in a push-pull configuration
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/08Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
    • H03K17/082Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit
    • H03K17/0828Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit in composite switches

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)

Description

本発明はスイッチングデバイスの制御装置に関し、特にサージ電圧抑制のためのスナバ回路を有したスイッチングデバイスの制御装置に関する。
インバータなどの電力変換装置においては、スイッチングデバイスとして、パワーMOSFETや、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ:Insulated Gate Bipolar Transistor)が用いられるが、これらのスイッチングデバイスにおいては、スイッチング時のサージ電圧の抑制と、電力損失の低減とが重要な課題である。
例えば特許文献1には、サージ電圧を抑制すべきスイッチングデバイスのゲートに、2つの抵抗可変手段を接続し、制御電圧を分圧してゲート電圧としてスイッチングデバイスに印加することで、ゲート電圧の時間的な変化を抑制して、スイッチング時のサージ電圧を抑制する半導体デバイスの駆動装置が開示されている。
特開2001−217697号公報(図1)
上述した特許文献1の半導体デバイスの駆動装置では、スナバ回路を有する構成については考慮されておらず、特許文献1の構成にスナバ回路を付加すると、スナバ回路に不具合が発生した場合に、サージ電圧が増大したり、電力損失が増大する可能性を含んでおり、例えば、昨今注目されているハイブリッド自動車(モーターとエンジンとを動力源として使用する自動車)のモーターの制御に使用するような場合、スナバ回路に不具合が発生すると、自動車の駆動に支障を来す可能性がある。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、サージ電圧抑制のためのスナバ回路を有したスイッチングデバイスにおいて、スナバ回路に不具合が発生した場合でも、サージ電圧の増大や電力損失の増大を防止したスイッチングデバイスの制御装置を提供するとともに、当該制御装置を備えた自動車のモーターの駆動回路の制御装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のスイッチングデバイスの制御装置は、前記スイッチングデバイスの駆動制御を行う駆動装置と、前記スイッチングデバイスのスイッチング動作時に発生するサージ電圧抑制のために、少なくともキャパシタを有して構成されるスナバ回路と、前記スイッチングデバイスの主電極間の電圧を検出する電圧検出装置と、前記電圧検出装置の検出電圧を監視して前記サージ電圧を検知する検出電圧監視装置と、前記検出電圧監視装置からの指示に基づいて前記スイッチングデバイスの制御状態を変更する制御状態変更装置とを備え、前記検出電圧監視装置は、前記サージ電圧との比較対象であって、予め設定された第1および第2の規定値を有し、前記サージ電圧が前記第1の規定値を越えた場合には、前記制御状態変更装置に指示して前記スイッチングデバイスの制御状態を通常制御状態から第1の制御状態に移行させ、前記スイッチングデバイスが前記第1の制御状態にある場合に、前記サージ電圧が前記第2の規定値を越える状態となった場合には、前記制御状態変更装置に指示して前記スイッチングデバイスの制御状態を前記第1の制御状態から第2の制御状態に移行させることで、前記サージ電圧を抑制する。

請求項9記載のモーターの駆動回路の制御装置は、駆動源としてモーターを含む自動車の、前記モーターの駆動回路の制御装置であって、前記制御装置は、請求項1記載のスイッチングデバイスの制御装置を備える。
本発明に係る請求項1記載のスイッチングデバイスの制御装置によれば、サージ電圧が第1の規定値を越えた場合には、スイッチングデバイスの制御状態を通常制御状態から第1の制御状態に移行させ、スイッチングデバイスが第1の制御状態にある場合に、サージ電圧が第2の規定値を越える状態となった場合には、制御状態変更装置に指示してスイッチングデバイスの制御状態を第1の制御状態から第2の制御状態に移行させてサージ電圧を抑制するので、スナバ回路の不具合を放置することでスイッチングデバイスに不具合が発生することを防止できる。また、スナバ回路の不具合の検知に際しては、予め設定された第1および第2の規定値を不具合判定の指標として使用し、2段階に分けて不具合判定を行うので、誤判定の発生を低減できる。
本発明に係る請求項9記載のモーターの駆動回路の制御装置によれば、スナバ回路の不具合を放置することでスイッチングデバイスに不具合が発生することを防止できるので、車両の駆動に寄与するスイッチングデバイス に不具合が発生して自動車の運行に自動車の運行に支障を来すことを防止できる。
<実施の形態>
以下、図1〜図7を用いて本発明に係るスイッチングデバイスの制御装置の実施の形態について説明する。
<A.装置構成>
図1に、本発明に係るスイッチングデバイスの制御装置を含む電力変換装置を備えた3相モーターの駆動回路の構成を示す。図1に示すように、3相モーターMの電源となる主電源DPWがP−N線間に配設され、モーターMの各々の相には、電力変換装置としてインバータ100、101、102が接続されている。
インバータ100、101、102は、それぞれP−N線間にトーテムポール接続されたIGBTなどのパワーデバイスであるトランジスタT1およびT2、T3およびT4、T5およびT6の組を有している。トーテムポール接続されたトランジスタT1およびT2、T3およびT4、T5およびT6は、ハーフブリッジを構成し、各々の出力端子U、V、Wには、モーターMの各相の入力端子が接続されている。また、トランジスタT1〜T6には、各々フリーホイールダイオードD1〜D6が逆並列接続されている。
ここで、主電源DPWは、電源PWと、電源PWから供給される電圧を昇圧する昇圧回路BVとを備え、昇圧回路BVから出力される電圧が主電源DPWの出力電圧となる。
なお、インバータ100、101、102の構成要素は、トランジスタとダイオードだけではなく、詳細な構成についてはインバータ100を例に採って図2を用いて以下に説明する。
図2に示すようにインバータ100は、P−N線間に接続されたトランジスタT1およびT2に対して、それぞれゲート制御信号を相補的に与えることで交互にオン・オフ制御するインバータ制御装置110と、P−N線間に配設され、スナバ回路を構成するキャパシタ1と、P−N線間に配設され、抵抗分割によりP−N線間の電圧を検出することでトランジスタT1およびT2のサージ電圧を検知する電圧検出抵抗(電圧検出装置)2とを有し、インバータ制御装置110に含まれるドライバ(駆動装置)6および7から、トランジスタT1およびT2に対して、それぞれゲート制御信号を与える構成となっている。
ここで、電力線であるP線側のトランジスタT1は、出力端子Uの電位を基準電位として、当該基準電位と主電源DPWが供給する電源電位との間でスイッチング動作するデバイスであり、高電位側デバイスと呼称される。また、トランジスタT2は接地電位を基準電位として、当該基準電位と出力端子Uの電位との間でスイッチング動作するデバイスであり、低電位側デバイスと呼称される。
ドライバ6および7は、それぞれ電源11および12によって駆動し、それぞれデバイス制御信号発生装置9から与えられるパルス状の制御信号S6およびS7に基づいて制御されるが、高電位側にあるドライバ6には、接地電位を基準として生成されたパルス状の制御信号S6を直接に与えることができないので、制御信号S6の正および負のレベル遷移に応答して、パルス状の信号を発生させるレベルシフト回路8を介して与える構成となっている。
なお、デバイス制御信号発生装置9は、インバータ100の外部から与えられる入力信号S0によって制御される構成となっている。
また、レベルシフト回路8は、例えば高耐圧のMOSトランジスタによって実現され、ドライバ6および7は、CMOSインバータあるいはそれに相当する構成によって実現されるが、何れの構成についても周知であるので説明は省略する。
そして、ドライバ6および7の出力であるゲート制御信号は、それぞれゲート抵抗可変装置(制御状態変更装置)4および5を介してトランジスタT1およびT2に与えられる構成となっている。
ゲート抵抗可変装置4は、固定抵抗41および可変抵抗42を有し、ゲート抵抗可変装置5は、固定抵抗51および可変抵抗52を有している。可変抵抗42および52は、それぞれ検出電圧監視装置3から与えられる可変抵抗制御信号S21およびS22に基づいて抵抗値が制御される構成となっている。
なお、高電位側にある可変抵抗42に対しては、接地電位を基準として生成された可変抵抗制御信号S21を直接に与えることができないので、レベルシフト回路8を介して与える構成となっている。
ここで、可変抵抗52を例に採り、図3を用いてその構成の一例について説明する。
図3に示すように、可変抵抗52は、直列に接続された複数の抵抗(ここでは抵抗521、522、523および524)と、各抵抗にそれぞれ並列に接続されたトランジスタ(ここではバイポーラトランジスタT521、T522、T523およびT524と、トランジスタT521〜T524のベースに電圧を与えて、トランジスタT521〜T524のオン・オフ制御を行う可変抵抗制御装置VRCとを備えている。可変抵抗制御装置VRCは、検出電圧監視装置3から与えられる可変抵抗制御信号S22に対応させて、予め設定したトランジスタT521〜T524の組み合わせをオンあるいはオフさせることで、所望の抵抗値を得るものである。
なお、トランジスタT1およびT2のゲート抵抗は、トランジスタT1およびT2が通常制御状態にある場合は、それぞれ固定抵抗41および51の抵抗値に相当し、可変抵抗42および52の抵抗値は、ほぼゼロに等しくなるように設定されている。そして、抵抗値の制御が必要になった場合には、ゲート抵抗が増えるように可変抵抗42および52を制御することになる。
ここで、可変抵抗制御装置VRCは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのような、用途を特化した集積回路で実現することができる。
なお、図3の例では、複数の抵抗を直列に接続した構成を示したが、これに限定されるものではなく、抵抗を並列に接続した構成を含めることで、抵抗値のより細かい調整が可能となることは言うまでもない。
ここで、再び図2の説明に戻る。
検出電圧監視装置3は、電圧検知抵抗2で検出された電圧を信号S1として受け、予め設けた規定値との比較結果に基づいて、トランジスタT1およびT2の制御状態の変更の要否を判定する機能と、当該判定結果に基づいて可変抵抗制御信号S21およびS22を生成して出力する機能と、トランジスタT1およびT2の制御状態を変更した場合には、外部に対してその旨を通知する通知信号S3を出力する機能と有し、例えばマイクロコンピュータを含んで構成されている。
また、検出電圧監視装置3は、デバイス制御信号発生装置9に電流制御信号S4を与えて、トランジスタT1およびT2に流れる主電流を制限する機能も併せて有している。
<B.装置動作>
<B−1.ゲート抵抗とサージ電圧との関係について>
次に、インバータ制御装置110の動作説明に先立って、ゲート抵抗とスイッチングデバイスのサージ電圧の関係について、図4〜図6を用いて説明する。
図4は、トランジスタ(IGBT)TXと、トランジスタTXに逆並列に接続されたダイオードDXとを有する構成において、トランジスタTXのターンオン時の電流の流れを模式的に示す図であり、図5はターンオフ時の電流の流れを模式的に示す図である。
図4に示すように、トランジスタTXのゲートとエミッタとの間には入力容量Ciが存在し、ゲートとコレクタとの間には帰還容量Crが存在しており、ターンオン時には、まず入力容量Ciが充電されるように電流I1が流れる。
そして、ゲート電圧がしきい値に達すると、トランジスタTXがオンすることで、コレクタ電圧が低下し、帰還容量Crが放電する。
一方、図5に示すように、ターンオフ時には、ゲート電流は入力容量Ciの放電によりゲート電圧をしきい値電圧以下とし、トランジスタTXをオフしようとするが、これによりコレクタ電圧が上昇するので帰還容量Crが充電されることになる。
このように、トランジスタTXのターンオン、ターンオフに際しては、ゲート電流によって入力容量Ciが充放電され、その充放電時間はゲート抵抗RXの抵抗値によって変わることとなる。
すなわち、ゲート抵抗RXの抵抗値を小さくすれば、ゲート電流が大きくなるので入力容量Ciの充放電時間が短くなり、トランジスタTXのスイッチング速度(ターンオン、ターンオフの速度)が速くなる。逆に、ゲート抵抗RXの抵抗値を大きくすれば、ゲート電流が小さくなるので入力容量Ciの充放電時間が長くなり、トランジスタTXのスイッチング速度が遅くなる。
ここで、図6にスイッチングデバイスの動作特性を示す。図6に示されるように、スイッチングデバイスのサージ電圧とは、ターンオフ時(コレクタ電流が遮断される時)にコレクタ電圧Vcが定常値よりも突出して最大になる時の電圧であり、主回路の寄生インダクタンスと、ターンオフ時の主電流(コレクタ電流Ic)の電流勾配(di/dt)の積で与えられるので、ターンオフ速度が速いとdi/dtが大きくなり、サージ電圧が大きくなる。逆に、ターンオフ速度が遅いとdi/dtが小さくなり、サージ電圧が小さくなる。従って、サージ電圧を小さくしたければ、ゲート抵抗の抵抗値を大きくしてターンオフ速度を遅くすれば良いということになる。
しかし、ターンオフ速度を遅くすると電力損失が大きくなる。すなわち、図6においてハッチングを施した領域A1およびA2で示されるように、スイッチング時の電力損失は、ターンオオン時およびターンオフ時の過渡領域におけるコレクタ電流Icとコレクタ電圧Vcの積の時間積分により得られるので、ゲート抵抗の抵抗値が大きくなってdi/dtが小さくなると、領域A1およびA2の面積、すなわちスイッチング時の電力損失が増えることとなる。従って、サージ電圧を小さくするために無制限にゲート抵抗の抵抗値を大きくすることはできない。
<B−2.スナバ回路について>
そこで、サージ電圧の抑制には、スナバ回路を用いることが多い。スナバ回路には、キャパシタおよび抵抗を用いたRCスナバ回路、キャパシタ、抵抗およびダイオードを用いた非充電型RCDスナバ回路、充電型RCDスナバ回路などが使用される。
図2に示すインバータ100では、最も単純なスナバ回路として、キャパシタ1で構成されるスナバを備えた例を示したが、上述したRCスナバ回路、非充電型RCDスナバ回路および充電型RCDスナバ回路の何れを使用しても良く、また、これ以外のスナバ回路を使用しても良い。
しかし、何れのスナバ回路においても共通するのは、キャパシタがサージのエネルギーを吸収するという点であるが、キャパシタがオープン(ショートの反対)状態になると、キャパシタの容量がゼロとなり、サージのエネルギーを吸収できず、逆にサージ電圧が増大するという可能性がある。そして、サージ電圧が増大した状態でスイッチングデバイスの動作を続けると、スイッチングデバイスに負荷がかかるだけでなく、スイッチングデバイスの耐圧以上のサージ電圧が加わった場合には、スイッチングデバイスの機能が損なわれる可能性もある。
しかし、図2に示すインバータ制御装置110では、スナバ回路の動作状態を検知するための電圧検知抵抗2を備え、電圧検知抵抗2で検出された電圧を検出電圧監視装置3に与えて、サージ電圧を抑制する構成となっているので、スナバ回路およびスイッチングデバイスの機能が損なわれることを防止できる。以下、インバータ制御装置110の動作について具体的に説明する。
<B−3.インバータ制御装置の動作>
図7に示すフローチャートを用いてインバータ制御装置110の動作について説明する。
図7に示すように、インバータ100の制御が始まると、まず検出電圧監視装置3は、現状の制御状態の確認を行う。具体的には、ステップST1において、制御状態が第1制御状態であるか否かを確認し、第1制御状態である場合にはステップST6に進み、第1制御状態ではない場合、すなわち通常制御状態あるいは第2制御状態である場合にはステップST2に進む。
検出電圧監視装置3は、電圧検知抵抗2で検出されたP−N線間の分圧電圧に基づいてトランジスタT1およびT2の制御状態を変更することができるが、制御状態を変更した場合には、各状態に対応して、検出電圧監視装置3内に、例えばフラグを立てることで、現状の制御状態が何であるかを認識することができる。
<B−3−1.通常制御状態から第1制御状態への移行>
ステップST2では、制御状態が第2制御状態であるか否かを確認し、第2制御状態ではない場合、すなわち通常制御状態である場合にはステップST3に進み、第2制御状態である場合には、ステップST1以下の動作を繰り返す。
ステップST3では、電圧検知抵抗2で検出された検出電圧と、予め設定された規定値1との比較を行う。すなわち、電圧検知抵抗2はP−N線間の分圧電圧を測定しており、測定された分圧電圧は、検出電圧監視装置3に与えられ、検出電圧監視装置3では、最大ピーク電圧、すなわちサージ電圧をモニターしており、トランジスタT1およびT2が通常制御状態である場合には、規定値1と最大ピーク電圧との比較を行う。
なお、最大ピーク電圧を取得するには、電圧検知抵抗2から与えられる分圧電圧を任意の間隔でサンプリングするようにし、例えば、ドライバ6がオフ信号を出力してからトランジスタT1のコレクタ電圧が電源電圧に戻るまでの期間に複数回測定された分圧電圧の中から最大の電圧を選択して最大ピーク電圧としても良いし、電圧検知抵抗2から与えられる分圧電圧を連続的に取り込み、ドライバ6がオフ信号を出力してからトランジスタT1のコレクタ電圧が電源電圧に戻るまでの期間の最大電圧を一般的なピーク検出回路等により検出するようにしても良い。
ここで、通常制御状態とは、トランジスタT1およびT2のゲート抵抗が、それぞれ固定抵抗41および51の抵抗値に相当するように設定されている状態であり、スナバ回路が正常で、寄生インダクタンスにより発生するサージ電圧が、スイッチングデバイスの耐圧を越えない状態である場合を指す。
従って、規定値1は、通常制御状態のゲート抵抗値で、スナバ回路が正常な場合に寄生インダクタンスにより発生するサージ電圧以上であって、通常制御状態のゲート抵抗値で、スナバ回路がオープン状態になった場合に寄生インダクタンスにより発生するサージ電圧以下の電圧値となるように設定される。
そして、ステップST3における規定値1と検出電圧(最大ピーク電圧)との比較の結果、検出電圧の方が大きいと判定された場合、すなわち、スナバ回路が正常な場合よりも大きなサージ電圧が検出された場合には、ステップST4において、通常制御状態から第1制御状態に移行し、検出電圧(最大ピーク電圧)が規定値1以下と判定された場合は、ステップST1以下の動作を繰り返す。
ここで、第1制御状態とは、検出電圧監視装置3が、可変抵抗制御信号S21およびS22を出力してゲート抵抗可変装置4および5を操作し、トランジスタT1およびT2のゲート抵抗値を変更してトランジスタT1およびT2の動作を変更した状態を指す。具体的には、先に図4〜図6を用いて説明したように、ゲート抵抗の抵抗値を大きくしてターンオフ速度を遅くしてサージ電圧を低減している状態を指す。
このように、ゲート抵抗を可変することでサージ電圧を低減させる構成を採ることで、サージ電圧を確実に低減させることができる。
なお、これも先に説明したが、ゲート抵抗の抵抗値を大きくすると、スイッチング時の電力損失が増えるので、ゲート抵抗の抵抗値には上限を設け、固定抵抗41および51の抵抗値から、当該上限値までの範囲までが可変となるように可変抵抗42および52の調整範囲が設定されている。
従って、可変抵抗42および52の調整に際しては、抵抗値を段階的に変更するものとし、第1制御状態ではそのうちの第1段階の変更を行う。
なお、一般的には、サージ電圧は、最大電流を使用しているときに発生した場合であっても、スイッチングデバイスの耐圧以下となるように設定されており、さらに、サージ電圧が大きくなると、外部の装置に伝導されるノイズが大きくなるので、伝導ノイズが許容範囲に収まるようにサージ電圧が設定されている。
しかし、本願発明は、サージ電圧を抑制するための機構、例えばスナバ回路が不具合となった場合にも対応できる制御装置を得ることを目的としているので、例えばスナバ回路が存在しない状態での評価を行った上で、ゲート抵抗値の上限値や、変更値(上述した第1段階の変更値や、後述する第2段階の変更値)を設定しており、サージ電圧がスイッチングデバイスの耐圧以下にでき、かつ、ゲート抵抗値の変更に起因して、電力損失による発熱によりスイッチングデバイスに不具合が発生することを防止することを最優先とし、伝導ノイズ発生の防止については優先度を下げる場合もある。
なお、最大電流を使用している状態で、サージ電圧がスイッチングデバイスの耐圧以下になるようにゲート抵抗値を増やすと、電力損失による発熱を抑制できず、スイッチングデバイスに不具合が発生する可能性がある場合には、主電流を低減するようにスイッチングデバイスのスイッチング制御を変更するようにしても良い。
すなわち、トランジスタT1およびT2は、デバイス制御信号発生装置9(図2参照)が発するパルス状の制御信号S6およびS7に基づいてオン、オフ制御されており、オン時間およびオフ時間を変更することで、主電流の電流値を変更することができる。従って、ゲート抵抗値の変更による電力損失が問題になる場合には、主電流の電流値も変更する場合がある。
ステップST4において第1制御状態に移行した後、その情報をステップST5においてスナバ回路故障の予備判定が出されたとして、外部に通知する。
すなわち、通常制御状態から第1制御状態に移行する場合とは、スナバ回路が正常な場合よりも大きなサージ電圧が検出された場合であり、スナバ回路が例えばオープン状態になるような不具合が発生している可能性が考えられる。ただし、スナバ回路の不具合が確定されたわけではないので予備的な判定として扱っている。
そこで、不具合発生の可能性をインバータ制御装置110の外部、例えば、インバータ制御装置110よりも上位の制御システムに通知することで、当該上位システムが必要に応じて制御方法を変更するなどの措置を採ることができるようにする。
例えば、先に説明したように、主電流を低減するようにスイッチングデバイスのスイッチング制御を変更した場合には、モーターM(図2参照)の駆動に使用できる電流が減っているので、上位システムは、それに応じた対応を実行する必要が生じる。
より具体的には、インバータ制御装置110が、ハイブリッド自動車(モーターとエンジンとを動力源として使用する自動車)のモーターを制御するものである場合、モーターの駆動力が低下した場合には、その低下分をエンジンの駆動力で補うように制御するなどの措置を採る必要が生じるが、スナバ回路故障の予備判定が出されたという情報を受けた上位システムは、上記措置を速やかに実行することが可能となる。なお、本発明の制御装置をハイブリッド自動車に適用する場合については、後にさらに説明する。
ステップST5において、スナバ回路故障の予備判定を外部に通知した後は、ステップST1以下の動作を繰り返す。
<B−3−2.第1制御状態から第2制御状態への移行>
次に、ステップST1において、制御状態が第1制御状態であると判断された場合の動作について説明する。
ステップST6では、電圧検知抵抗2で検出された検出電圧と、予め設定された規定値2との比較を行う。すなわち、検出電圧監視装置3では、トランジスタT1およびT2が第1制御状態である場合には、規定値2と電圧検知抵抗2で測定された最大ピーク電圧との比較を行う。
第1制御状態では、ゲート抵抗可変装置4および5の可変抵抗42および52が操作されて、固定抵抗41および51の抵抗値に可変抵抗42および52の抵抗値が加わって、ゲート抵抗が通常制御状態よりも増加した状態にある。
従って、この状態ではサージ電圧が抑制されているはずであるが、ステップST6の処理を行うのは、以下の理由からである。
すなわち、先に説明したように第1制御状態では、可変抵抗42および52の抵抗値は第1段階の値に変更されているが、そのゲート抵抗値では、スイッチングデバイスの耐圧を越えない電圧までサージ電圧を抑制できないほどスナバ回路の不具合の程度が大きい場合があること、また、ステップST3で検出された最大ピーク電圧が、スナバ回路の不具合に起因するものではなく、電磁ノイズ等に起因する擬似的、一時的な現象である可能性もあり、その場合に第1制御状態を維持し続けることは電力損失の点でも得策ではないからである。
なお、規定値2は、第1制御状態のゲート抵抗値で、スナバ回路が正常な場合に寄生インダクタンスにより発生するサージ電圧以上であって、第1制御状態のゲート抵抗値で、スナバ回路がオープン状態になった場合に寄生インダクタンスにより発生するサージ電圧以下の電圧値となるように設定される。
ステップST6において検出電圧が規定値2よりも大きいと判定されると、ステップST7において判定回数を1つインクリメントする。これは、第1制御状態を維持した状態でステップST1以下の処理を繰り返した場合に、検出電圧が規定値2よりも大きいと判定された回数を検出電圧監視装置3においてカウントする処理である。
なお、ステップST6において検出電圧が規定値2以下であると判定された場合には、検出電圧監視装置3においてカウントされた判定回数をリセットし(ステップST11)、ゲート抵抗可変装置4および5の可変抵抗42および52の抵抗値をゼロに戻して通常制御状態に復帰し(ステップST12)、その後はステップST1以下の動作を繰り返す。スイッチングデバイスの制御状態が通常制御状態に復帰することで、必要以上の電力損失が低減される。
ステップST7において判定回数(CONT)を1つインクリメント(CONT+1)した後、ステップST8において、判定回数と予め定めた規定回数との比較を行う。
この処理は、第1制御状態にあってもサージ電圧が規定値2を越えている状態が持続しているか否かを確認する処理であり、判定回数が規定回数を越えるということは、スナバ回路の不具合が確定的になったことを意味する。
そこで、判定回数が規定回数を越えた場合はステップST9において、第1制御状態から第2制御状態に移行し、判定回数が規定回数以下である場合は、第1制御状態を維持してステップST1以下の動作を繰り返す。
なお、先に説明したように電磁ノイズ等によっても擬似的なサージ電圧が検出される可能性があるので、規定回数は誤判定を防止するという観点に立って決定され、インバータ制御装置110を電磁ノイズが多い環境下で使用する場合には、規定回数を比較的多く設定し、電磁ノイズが少ない環境下で使用する場合には、規定回数は数回程度でも良い。
このように、サージ電圧が規定値2を越えている状態が持続しているか否かを確認した後に第2制御状態に移行するので、判定の精度を高めることができる。
また、判定回数が規定回数を越える場合に、サージ電圧が規定値2を越える状態が持続しているものと判断するので、判断基準が明確となり、また、規定回数を変更することで容易に判断の精度を高めることができる。
ここで、第2制御状態とは、検出電圧監視装置3が、可変抵抗制御信号S21およびS22を出力してゲート抵抗可変装置4および5を操作し、トランジスタT1およびT2のゲート抵抗値を第2段階にまで変更して、トランジスタT1およびT2の動作状態をさらに変更した状態を指す。
第2制御状態に移行する目的は、スナバ回路の不具合が確定的である場合、第1制御状態のままトランジスタT1およびT2の動作を続行すると、トランジスタT1およびT2そのものに耐圧能力の低下や、発熱等の不具合が発生する可能性があるので、トランジスタT1およびT2のゲート抵抗値をさらに増やしてサージ電圧を低減させて、トランジスタT1およびT2を保護するためである。
ただし、先に説明したように、ゲート抵抗の抵抗値を大きくすると、スイッチング時の電力損失が増えるので、上述した第2段階の変更値は、サージ電圧を低減できるとともに、電力損失による発熱によりスイッチングデバイスに不具合が発生することを防止できるような値に設定される。
なお、第1制御状態に移行する場合と同様に、第2制御状態に移行する場合も、最大電流を使用している状態で、サージ電圧がスイッチングデバイスの耐圧以下になるようにゲート抵抗値を増やすと、電力損失による発熱を抑制できず、スイッチングデバイスに不具合が発生する可能性がある場合には、主電流を低減するようにスイッチングデバイスのスイッチング制御を変更するようにしても良い。
ステップST9において第制御状態に移行した後、その情報をステップST10においてスナバ回路故障の本判定が出されたして、外部(例えば、インバータ制御装置110の上位システム)に通知する。
すなわち、第1制御状態から第2制御状態に移行する場合とは、スナバ回路が例えばオープン状態になるような不具合が発生している場合であるので、スナバ回路の不具合が確定したものとして扱う。
スナバ回路の不具合が確定的になったこと知得した上位システムは、可能であればシステムの動作を停止したり、自動車のようにシステムの動作を停止できない場合には、上限速度を制限したり、運転者に不具合が明確になるようにシステムの制御を変更したり、運転者に不具合を警告するなどの措置を採る。
このように、上位システムがスナバ回路の不具合の可能性の情報および不具合の情報を受け取ることで、スイッチングデバイスに不具合が発生することを積極的に防止できる。
ステップST10において、スナバ回路故障の判定を外部に通知した後は、ステップST1以下の動作を繰り返す。
<C.効果>
以上説明したように、本発明に係るスイッチングデバイスの制御装置の実施の形態によれば、サージ電圧を監視することでスナバ回路の不具合を検知し、スナバ回路の不具合を上位システムに通知することでスイッチングデバイスに不具合が発生することを防止できる。
また、スナバ回路の不具合の検知に際しては、サージ電圧に基づいて設定された規定値1および規定値2を不具合判定の指標として使用し、2段階に分けて不具合判定を行うので、誤判定の発生を低減できる。
<D.変形例1>
以上説明した実施の形態においては、図7を用いて説明したように、第1制御状態に移行した後は、ステップST5において、スナバ回路故障の予備判定を外部に通知する処理を行う例を示したが、この処理は必須というものではない。
先に説明したように、予備判定はスナバ回路に不具合が発生した可能性がある場合に出されるものであり、電磁ノイズが多い環境下では頻繁に出される可能性がある。それを、毎回上位システム等に通知すると、その処理のために上位システムや通信ラインの負荷が増大するので、予備判定を外部に通知する処理を最初から有さない構成としても良いし、操作者の判断で、当該処理を省略できるようにしても良い。
このような構成を採ることで、上位システムや通信ラインの負荷が増大することが防止され、上位システムの動作をスムーズに行うことができる。
<E.変形例2>
以上説明した実施の形態においては、図1および図2を用いて説明したように、インバータ100を構成するインバータ制御装置110に本発明を適用した例を示したが、本発明の適用はインバータ制御装置に限定されるものではなく、コンバータの制御装置に適用しても良い。
コンバータはインバータとは逆の機能を有するが、装置構成としてはインバータと同様であるので本発明も同様に適用できる。
<F.変形例3>
以上説明した実施の形態においては、図2を用いて説明したように、P−N線間にトーテムポール接続されたトランジスタT1およびT2のゲート抵抗を共に変更する構成を示したが、例えば、高電位側デバイスには、低電位側デバイスほど主電流が流れず、スナバ回路の有無に係わらずサージ電圧が高電位側デバイスの耐圧を越えないのであれば、ゲート抵抗を変更するための構成は、低電位側デバイスのみに設ければ良い。
また、逆に、低電位側デバイスには、高電位側デバイスほど主電流が流れず、スナバ回路の有無に係わらずサージ電圧が低電位側デバイスの耐圧を越えないのであれば、ゲート抵抗を変更するための構成は、高電位側デバイスのみに設ければ良い。
<G.ハイブリッド自動車への適用例>
図2を用いて説明したインバータ制御装置110を、ハイブリッド自動車のインバータに適用した場合の構成および動作について図8〜図10を用いて説明する。
図8はハイブリッド自動車の車両制御システムの構成を示すブロック図である。図8に示すように、ハイブリッド自動車の車両制御システムは、車両全体の制御を統括するハイブリッドECU(Electronic Control Unit)500を最上位システムとし、その下に、インバータの制御を統括するインバータECU200、エンジンの制御を統括するエンジンECU300ブレーキの制御を統括するブレーキECU400等のシステムを有し、インバータ制御装置110は、インバータECU200の下位のシステムとなっている。
図9に、インバータ制御装置110を、ハイブリッド自動車のインバータに適用した場合の構成について示す。
図9に示すように、検出電圧監視装置3から外部に出力される通知信号S3は、インバータ制御装置110の上位システムであるインバータECU200に与えられる構成となっている。そして、インバータECU200は、通知信号S3に基づいて、デバイス制御信号発生装置9に電流制御信号S41を与えて、トランジスタT1およびT2に流れる主電流を制限したり、主電源DPWに電圧制御信号S5を与えて、出力電圧を制御する機能を有している。なお、トランジスタT1およびT2に流れる主電流の制限については、デバイス制御信号発生装置9に電流制御信号S41を与えるのではなく、デバイス制御信号発生装置9を制御する入力信号S0を変更することで実行しても良い。入力信号S0はインバータECU200が生成しているので、入力信号S0を変更することは容易にできる。
図10は、インバータECU200の動作を説明するフローチャートである。
図10に示すように、まず、インバータ制御装置110から、通知信号S3として、スナバ回路故障の予備判定が出された旨の通知を受けたか否かの確認を行い(ステップST21)、通知を受けた場合は、デバイス制御信号発生装置9に電流制御信号S41を与えて、トランジスタT1およびT2のオン時間およびオフ時間を変更することで、トランジスタT1およびT2に流れる主電流、すなわち出力電流を制限する(ステップST22)。この場合、サージ電圧とスイッチングデバイスの動作電圧との合計が、スイッチングデバイスの耐圧を越えないように出力電流を制限する。
なお、主電流の制限については、検出電圧監視装置3が必要に応じて電流制御信号S41をデバイス制御信号発生装置9に与えて実行する場合もあるが、このように予備判定が出された場合には、インバータECU200が無条件に行うという構成を採っても良い。
また、検出電圧監視装置3の機能がインバータECU200に含まれる場合、すなわち、検出電圧監視装置3がインバータECU200を構成するマイクロコンピュータの一部の機能によって実現されている場合には、検出電圧監視装置3とインバータECU200との構成上の区分が明確ではなくなるので、検出電圧監視装置3がスイッチングデバイスの主電流を制限するということは、インバータECU200がスイッチングデバイスの主電流を制限することと等価となる。
ステップST21において、スナバ回路故障の予備判定が出された旨の通知を受けていない場合は、ステップST23に進み、インバータ制御装置110から、通知信号S3として、スナバ回路故障の判定が出された旨の通知を受けたか否かの確認を行う。
そして、通知を受けた場合は、主電源DPWに電圧制御信号S5を与えて、出力電圧を低減する制御を行うことで、サージ電圧とスイッチングデバイスの動作電圧との合計が、スイッチングデバイスの耐圧を越えないようにする(ステップST24)。その後、運転者にスナバ回路の不具合を警告する(ステップST25)。
主電源DPWの出力電圧を制御するには、例えば図1に示した昇圧回路BVの昇圧電圧を制御したり、主電源DPWの源となる電源PWに可変直流電源を使用し、電源PWを制御することで実現できる。
なお、ステップST23において、スナバ回路故障の本判定が出された旨の通知を受けていない場合は、予備判定が撤回され通常制御状態に復帰したことを意味する。すなわち、インバータ制御装置110からスナバ回路故障の予備判定が出された場合でも、図7を用いて説明したように、第1制御状態下でのサージ電圧が規定値2より小さくなっている場合は、スイッチングデバイスの制御は通常制御状態に復帰するので(ステップST12)、ステップST21において、スナバ回路故障の予備判定が出された旨の通知を受けた後、所定時間(図7で示すステップST9を経て第2制御状態に移行するまでに要する時間)を経てもスナバ回路故障の本判定が出された旨の通知を受けない場合は、ステップST26においてスイッチングデバイスの出力電流の制限を解除し、ステップST21以下の処理を繰り返す。
このように、インバータ制御装置110の上位システムであるインバータECU200が、インバータ制御装置110からのスナバ回路故障の予備判定および本判定に基づいて、スイッチングデバイスの保護動作を行うとともに、スナバ回路の不具合を運転者に警告することで、自動車の運行に支障を来すことを防止できる。
また、スイッチングデバイスの制御が通常制御状態に復帰した場合には、スイッチングデバイスの出力電流の制限を解除するので、自動車の運行が制限される可能性が低減する。
なお、上述の説明では、上位システムは、スナバ回路故障の予備判定が出された旨の通知を受けた後、所定時間(図7で示すステップST9を経て第2制御状態に移行するまでに要する時間)を経てもスナバ回路故障の本判定が出された旨の通知を受けない場合は、スイッチングデバイスの制御は通常制御状態に復帰したものとして、スイッチングデバイスの出力電流の制限を解除するとしたが、インバータ制御装置110から、通常制御状態に復帰した旨の情報を上位システムに与え、それを受けた上位システムが、スイッチングデバイスの出力電流の制限を解除する構成としても良い。
<H.昇圧回路への適用例>
これまでの説明では、本発明の制御装置を、P−N線間にトーテムポール接続されたスイッチングデバイスの制御に適用する例について示したが、これに限定されるものではなく、例えば、昇圧回路を構成するスイッチングデバイスの制御に適用しても良い。
より具体的な構成を図11に示す。図11に示すように昇圧回路900は、電源PWのP−N線間に配設されたIGBTなどのパワーデバイスであるトランジスタT10およびキャパシタC1、トランジスタT10のドレインにアノードを接続され、カソードがキャパシタC1のP線側の電極に接続されたダイオードD10、トランジスタT10のドレインと電源PWの正電極との間に接続されたインダクタL1を電圧昇圧のための構成として有し、P−N線間には抵抗分割によりP−N線間の電圧を検出することでトランジスタT10のサージ電圧を検出するための電圧検出抵抗(電圧検出装置)20が配設され、P−N線のそれぞれの出力端子O1およびO2の間に昇圧された電圧(Vout)が出力される。また、P−N線間にはスナバ回路を構成するキャパシタ10が配設されている。
トランジスタT10はドライバ(駆動装置)70から与えられるゲート制御信号によって駆動し、ドライバ70はデバイス制御信号発生装置90によって制御される構成となっている。なお、デバイス制御信号発生装置90は、昇圧回路900の外部から与えられる入力信号S10によって制御される構成となっている。
そして、ドライバ70の出力であるゲート制御信号は、ゲート抵抗可変装置(制御状態変更装置)50を介してトランジスタT10に与えられる構成となっている。
ゲート抵抗可変装置50は、固定抵抗501および可変抵抗502を有し、可変抵抗502は、検出電圧監視装置30から与えられる可変抵抗制御信号S12に基づいて抵抗値が制御される構成となっている。
なお、可変抵抗502の構成については図3を用いて説明した可変抵抗52と同様であるので説明は省略する。
検出電圧監視装置30は、電圧検知抵抗20で検出された電圧を信号S11として受け、予め設けた規定値との比較結果に基づいて、トランジスタT10の制御状態の変更の要否を判定する機能と、当該判定結果に基づいて可変抵抗制御信号S12を生成して出力する機能と、トランジスタT10の制御状態を変更した場合には、外部に対してその旨を通知する通知信号S13を出力する機能と有し、例えばマイクロコンピュータを含んで構成されている。
また、検出電圧監視装置30は、デバイス制御信号発生装置90に電流制御信号S14を与えて、トランジスタT10に流れる主電流を制限する機能も併せて有している。
このような構成を有する昇圧回路900は、図7を用いて説明したインバータ制御装置110と同様の処理により、スナバ回路の状態を判定し、判定結果を外部に通知することができる。
なお、図11に示す昇圧回路900は、図1に示すインバータ100の主電源DPWを構成する昇圧回路BVとして使用しても良い。
本発明に係るスイッチングデバイスの制御装置を含む電力変換装置を備えた3相モーターの駆動回路の構成を示す図である。 本発明に係るスイッチングデバイスの制御装置を含むインバータの構成を示す図である。 ゲート抵抗可変装置の構成例を説明する図である。 トランジスタのターンオン時の電流の流れを模式的に示す図である。 トランジスタのターンオフ時の電流の流れを模式的に示す図である。 スイッチングデバイスの動作特性を示す図である。 本発明に係るスイッチングデバイスの制御装置の動作を説明するフローチャートである。 ハイブリッド自動車の車両制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明に係るスイッチングデバイスの制御装置を含むインバータを、ハイブリッド自動車のインバータに適用した場合の構成を示す図である。 ハイブリッド自動車のインバータの上位システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明に係るスイッチングデバイスの制御装置を昇圧回路に適用した場合の構成を示す図である。
符号の説明
2 電圧検出抵抗、4,5 ゲート抵抗可変装置、110 インバータ制御装置。

Claims (9)

  1. スイッチングデバイスの制御装置であって、
    前記スイッチングデバイスの駆動制御を行う駆動装置、
    前記スイッチングデバイスのスイッチング動作時に発生するサージ電圧抑制のために、少なくともキャパシタを有して構成されるスナバ回路と、
    前記スイッチングデバイスの主電極間の電圧を検出する電圧検出装置と、
    前記電圧検出装置の検出電圧を監視して前記サージ電圧を検知する検出電圧監視装置と、
    前記検出電圧監視装置からの指示に基づいて前記スイッチングデバイスの制御状態を変更する制御状態変更装置とを備え、
    前記検出電圧監視装置は、前記サージ電圧との比較対象であって、予め設定された第1および第2の規定値を有し、
    前記サージ電圧が前記第1の規定値を越えた場合には、前記制御状態変更装置に指示して前記スイッチングデバイスの制御状態を通常制御状態から第1の制御状態に移行させ、
    前記スイッチングデバイスが前記第1の制御状態にある場合に、前記サージ電圧が前記第2の規定値を越える状態となった場合には、前記制御状態変更装置に指示して前記スイッチングデバイスの制御状態を前記第1の制御状態から第2の制御状態に移行させることで、前記サージ電圧を抑制するスイッチングデバイスの制御装置。
  2. 前記検出電圧監視装置は、
    前記スイッチングデバイスが前記第1の制御状態にある場合に、前記サージ電圧が前記第2の規定値以下を維持する場合には、前記制御状態変更装置に指示して前記スイッチングデバイスの制御状態を前記第1の制御状態から前記通常制御状態に復帰させる、請求項1記載のスイッチングデバイスの制御装置。
  3. 前記検出電圧監視装置は、
    前記スイッチングデバイスが前記第1の制御状態にあって、前記サージ電圧が前記第2の規定値を越える状態となった場合であって、それが持続する場合にのみ前記スイッチングデバイスの制御状態を前記第1の制御状態から第2の制御状態に移行させる、請求項2記載のスイッチングデバイスの制御装置。
  4. 前記検出電圧監視装置は、
    前記スイッチングデバイスが前記第1の制御状態にある場合に、前記サージ電圧と前記第2の規定値との比較判定を繰り返して行い、前記サージ電圧が前記第2の規定値を越える判定が出された回数が予め定めた規定回数を越えた場合に、前記サージ電圧が前記第2の規定値を越える状態が持続しているものと判断する、請求項3記載のスイッチングデバイスの制御装置。
  5. 前記検出電圧監視装置は、
    前記スイッチングデバイスの制御状態を前記第1の制御状態に移行させた場合に、その情報を前記制御装置の上位システムに通知し、
    前記スイッチングデバイスの制御状態を前記第2の制御状態に移行させた場合に、その情報を前記上位システムに通知する機能を有する、請求項2記載のスイッチングデバイスの制御装置。
  6. 前記検出電圧監視装置は、
    前記スイッチングデバイスの制御状態を前記第2の制御状態に移行させた場合に、その情報を前記制御装置の上位システムに通知する機能を有する、請求項2記載のスイッチングデバイスの制御装置。
  7. 前記上位システムは、
    前記第1の制御状態に移行した情報の通知および前記第2の制御状態に移行した情報の通知を受け、それぞれに対応して前記スイッチングデバイスの動作制限を実行し、
    前記スイッチングデバイスの制御状態が、前記第1の制御状態から前記通常制御状態に復帰し、前記第2の制御状態に移行した情報の通知を受けない場合には、前記第1の制御状態への移行に対応する前記スイッチングデバイスの動作制限を解除する、請求項5記載のスイッチングデバイスの制御装置。
  8. 前記制御状態変更装置は、前記スイッチングデバイスのゲート抵抗を変更するゲート抵抗可変装置を含み、
    前記ゲート抵抗可変装置は、前記スイッチングデバイスのゲート抵抗を段階的に変更する機能を有し、
    前記第1の制御状態は、
    前記スイッチングデバイスのゲート抵抗を前記通常制御状態の抵抗値から増加させて第1の抵抗値とすることで前記スイッチングデバイスのターンオフ速度を低下させる制御状態を含み、
    前記第2の制御状態は、
    前記スイッチングデバイスのゲート抵抗を前記第1の抵抗値から増加させて第2の抵抗値とすることで前記スイッチングデバイスのターンオフ速度を低下させる制御状態を含む、請求項1記載のスイッチングデバイスの制御装置。
  9. 駆動源としてモーターを含む自動車の、前記モーターの駆動回路の制御装置であって、 前記制御装置は、請求項1記載のスイッチングデバイスの制御装置を備える、モーターの駆動回路の制御装置。
JP2003411304A 2003-12-10 2003-12-10 スイッチングデバイスの制御装置およびモーターの駆動回路の制御装置 Expired - Lifetime JP4223379B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003411304A JP4223379B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 スイッチングデバイスの制御装置およびモーターの駆動回路の制御装置
US10/834,085 US7206179B2 (en) 2003-12-10 2004-04-29 Control device of switching device and control device of driving circuit of motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003411304A JP4223379B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 スイッチングデバイスの制御装置およびモーターの駆動回路の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005175741A JP2005175741A (ja) 2005-06-30
JP4223379B2 true JP4223379B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=34650429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003411304A Expired - Lifetime JP4223379B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 スイッチングデバイスの制御装置およびモーターの駆動回路の制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7206179B2 (ja)
JP (1) JP4223379B2 (ja)

Families Citing this family (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4364651B2 (ja) * 2004-01-07 2009-11-18 三菱電機株式会社 昇圧装置及びモータ制御装置
WO2006005885A2 (fr) * 2004-07-05 2006-01-19 Moteurs Leroy-Somer Redresseur et systeme de controle de la vitesse d'un moteur electrique.
US7660094B2 (en) * 2004-12-14 2010-02-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Inverter circuit
JP2006203995A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Hitachi Ltd Mos整流装置,mos整流装置の駆動方法,電動発電機及びそれを用いた電動車両
US8149683B2 (en) * 2005-05-18 2012-04-03 Cisco Technology, Inc. Fail-safe inline power in a wired data telecommunications network
JP4842603B2 (ja) * 2005-09-22 2011-12-21 日立オートモティブシステムズ株式会社 インバータ装置およびインバータ制御装置
US7609016B2 (en) * 2006-02-23 2009-10-27 Infineon Technologies Ag Systems and methods for driving a motor
JP4807577B2 (ja) * 2006-07-27 2011-11-02 株式会社デンソー トランジスタの駆動回路
JP4858253B2 (ja) * 2006-07-27 2012-01-18 株式会社デンソー トランジスタの駆動回路
US7812647B2 (en) * 2007-05-21 2010-10-12 Advanced Analogic Technologies, Inc. MOSFET gate drive with reduced power loss
DE202007009332U1 (de) * 2007-07-04 2008-02-07 Aizo Ag FET-Tiefpass
JP2009105221A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Nec Electronics Corp 半導体集積回路装置
JP2009296721A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Denso Corp 昇圧電源装置及び駆動装置
CN102138264A (zh) * 2008-09-05 2011-07-27 西门子公司 具有变流器的装置
JP5270300B2 (ja) * 2008-10-29 2013-08-21 新電元工業株式会社 スイッチングコンバータ
JP4957870B2 (ja) * 2009-05-15 2012-06-20 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置、電力変換装置の制御方法およびそれを搭載する車両
JP2011142752A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Toshiba Corp ゲートドライブ回路
KR101449083B1 (ko) * 2010-05-06 2014-10-13 엘에스산전 주식회사 스위칭 게이트 드라이브
CN102480226B (zh) * 2010-11-22 2015-04-08 中山市云创知识产权服务有限公司 降压式变换电路
US9071169B2 (en) * 2011-02-18 2015-06-30 Ge Hybrid Technologies, Llc Programmable gate controller system and method
JP5633442B2 (ja) * 2011-03-18 2014-12-03 三菱電機株式会社 インバータ制御装置及び冷凍空調装置
TW201310877A (zh) * 2011-08-16 2013-03-01 Wistron Corp 電源供應裝置及電源供應方法
JP5582123B2 (ja) * 2011-10-05 2014-09-03 三菱電機株式会社 半導体装置
FR2982099B1 (fr) * 2011-10-27 2013-11-15 St Microelectronics Tours Sas Commande d'un interrupteur dans un convertisseur de puissance
CN102594099A (zh) * 2011-11-10 2012-07-18 广东美的电器股份有限公司 智能功率模块的栅极驱动电路
WO2013156078A1 (en) * 2012-04-20 2013-10-24 Abb Research Ltd Passive circuit for improved failure mode handling in power electronics modules
JP5704121B2 (ja) * 2012-06-01 2015-04-22 トヨタ自動車株式会社 スナバコンデンサが搭載された半導体モジュールの保護回路
JP5799899B2 (ja) * 2012-06-27 2015-10-28 株式会社デンソー 電力変換装置
GB2508129B (en) * 2012-09-19 2020-02-26 Nidec Control Techniques Ltd Semiconductor device driving unit
US9797959B2 (en) * 2013-11-19 2017-10-24 Qualcomm Incorporated Battery fuel gauges using FET segment control to increase low current measurement accuracy
TWI511437B (zh) * 2013-12-27 2015-12-01 Ind Tech Res Inst 功率元件驅動器失效檢測裝置及其檢測方法
DE102014200503A1 (de) * 2014-01-09 2015-07-09 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Betreiben eines aktiven Gleichrichters, Schaltungsanordnung und Computerprogramm
JPWO2015111154A1 (ja) * 2014-01-22 2017-03-23 株式会社安川電機 スイッチング回路、インバータ回路、及びモータ制御装置
JP6270987B2 (ja) * 2014-03-14 2018-01-31 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置の監視装置
JP5931116B2 (ja) * 2014-04-28 2016-06-08 三菱電機株式会社 ゲート駆動回路
KR101639488B1 (ko) * 2014-12-10 2016-07-13 현대모비스 주식회사 암 쇼트 방지를 위한 게이트 구동 회로 및 방법
WO2016136187A1 (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 双方向コンバータ、コントローラ、および半導体装置
JP6390535B2 (ja) 2015-06-26 2018-09-19 株式会社デンソー 電力変換制御装置
CN105048780A (zh) * 2015-07-28 2015-11-11 周海波 一种半桥驱动电路的电磁干扰与效率动态平衡装置
DE112015006875T5 (de) * 2015-09-03 2018-05-17 Mitsubishi Electric Corporation Leistungswandler
JP6350479B2 (ja) * 2015-10-02 2018-07-04 トヨタ自動車株式会社 ゲート電圧制御装置
DE102016122003A1 (de) * 2016-11-16 2018-05-17 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Ansteuerschaltung
US10396772B2 (en) 2016-12-12 2019-08-27 Psemi Corporation Methods and devices to improve switching time by bypassing gate resistor
KR101864622B1 (ko) 2016-12-22 2018-06-07 엘지전자 주식회사 스위칭 모듈 구동 회로
JP6961944B2 (ja) * 2017-01-18 2021-11-05 富士電機株式会社 パワー半導体モジュール
WO2019163205A1 (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 三菱電機株式会社 電力用半導体モジュール及びそれを用いた電力変換装置
JP6840695B2 (ja) * 2018-03-21 2021-03-10 株式会社東芝 半導体装置、電力変換装置、駆動装置、車両、及び、昇降機
WO2019202922A1 (ja) * 2018-04-19 2019-10-24 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP6908010B2 (ja) * 2018-08-28 2021-07-21 株式会社デンソー スイッチの駆動装置
JP7172912B2 (ja) * 2019-08-08 2022-11-16 株式会社デンソー スイッチの駆動回路及び駆動装置
JP7172913B2 (ja) * 2019-08-08 2022-11-16 株式会社デンソー スイッチの駆動回路

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05111143A (ja) 1991-10-15 1993-04-30 Toshiba Corp 交直変換装置の保護装置
JP3141613B2 (ja) 1993-03-31 2001-03-05 株式会社日立製作所 電圧駆動形素子の駆動方法及びその回路
JPH0821861A (ja) 1994-07-08 1996-01-23 Toshiba Corp 電力変換装置の故障検出回路
JPH1118291A (ja) 1997-06-25 1999-01-22 Denso Corp 過電圧保護装置
JP2000083370A (ja) 1998-09-02 2000-03-21 Fuji Electric Co Ltd 電力変換器におけるゲート駆動回路
JP3752943B2 (ja) 2000-01-31 2006-03-08 株式会社日立製作所 半導体素子の駆動装置及びその制御方法
US6570780B2 (en) * 2001-05-17 2003-05-27 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Resonant inverter control system
US6720792B2 (en) * 2001-09-17 2004-04-13 Ford Global Technologies, Llc Detection of demagnetization in a motor in an electric or partially electric motor vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
US20050128671A1 (en) 2005-06-16
US7206179B2 (en) 2007-04-17
JP2005175741A (ja) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4223379B2 (ja) スイッチングデバイスの制御装置およびモーターの駆動回路の制御装置
JP6358304B2 (ja) 車両用電源装置
JP5389730B2 (ja) 電力変換システムの放電装置
KR101729833B1 (ko) 전동 차량
JP5206198B2 (ja) 電力変換回路の駆動回路
US10924001B2 (en) Gate driver controller and associated discharge method
JP5195220B2 (ja) 電力変換回路の駆動回路
CN109428389B (zh) 车辆的电源***
US9496790B2 (en) Power conversion device
US7907431B2 (en) Devices and methods for converting or buffering a voltage
JP2009213305A (ja) 電力変換装置
JP4212546B2 (ja) 電力変換装置
JP5611420B1 (ja) Dc−dcコンバータ
JP5098872B2 (ja) 電力変換回路の駆動回路
JP2016149878A (ja) 電力変換装置
JPWO2018225375A1 (ja) 電力変換装置
WO2022131121A1 (ja) 電力変換装置
JP5251553B2 (ja) 半導体装置
JP2005217774A (ja) スイッチング回路
JP2017147887A (ja) 電源システム
JP2021065039A (ja) スイッチの駆動装置
JP6665795B2 (ja) 電圧変換装置
US20240113614A1 (en) Driving circuit of bridge circuit
US20100045361A1 (en) Power circuit
JP6914399B1 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080208

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080828

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4223379

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term