JP4220809B2 - ガラス微粒子合成用バーナ及び光ファイバ用多孔質母材の製造方法 - Google Patents

ガラス微粒子合成用バーナ及び光ファイバ用多孔質母材の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ガラス微粒子合成用バーナ及び光ファイバ用多孔質母材の製造方法に関するもので、特にガラス微粒子を効率的に合成させるものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、光ファイバ用多孔質母材の製造方法としては、VAD法、外付け法などが知られている。この場合に用いられるガラス微粒子合成用バーナとしては、各ノズルが同心円状に構成された多重管バーナやマルチノズル型バーナが用いられている。マルチノズル型バーナというのは概ね中心の原料ガス流出口の外周に環状の可燃性ガス流出口があって、さらに、この可燃性ガス流出口内に複数の小口径支燃性ガス流出口が内包して配置されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭62−187135号 1〜8頁、第4図
【0004】
マルチノズル型バーナは、可燃性ガス流出口内に複数の小口径支燃性ガス流出口が内包されているため、多重管バーナに比較して、可燃性ガスである水素ガスと支燃性ガスである酸素ガスが混ざり易く、良好な火炎反応が得られる利点があり、その一例を図示すれば、例えば図4の如くである。
【0005】
図示のマルチノズル型バーナ100では、一般に、SiCl4 などの原料ガスを、キャリアガス(添加ガス)などと共に、中心の原料ガス流出口110から流出させ、この直ぐ外周の不活性ガス流出口120からは、窒素ガスなどの不活性ガスを流出させる。この不活性ガス流出口120の外周には、大きな口径の可燃性ガス流出口130があって、ここからは、水素ガスなどの可燃性ガスを流出させる一方、この可燃性ガス流出口130の内部に内包された複数の小口径支燃性ガス流出口140から、酸素ガスなどの支燃性ガスを流出させ、さらに、可燃性ガス流出口130の最外側のもう一つの不活性ガス流出口150からも、窒素ガスなどの不活性ガスを流出させている。
【0006】
このようなマルチノズル型バーナ100を用いることで、ターゲットである光ファイバ用多孔質母材に対して、良好にガラス微粒子(スート)を堆積させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなマルチノズル型バーナ100を用いる場合であっても、本発明者等の研究によると、以下のような改善すべき点があることが判った。
【0008】
先ず、近年、光通信の需要の増大に伴い、光ファイバの需要も年々増加してきており、これに対応して、光ファイバ製造に対するコスト低減の要請も強く、母材の大型化(太径化)や紡糸速度の高速化などが押し進められている。
【0009】
特に、母材の大型化にあたっては、ガラス微粒子をいかに速く堆積させ得るか(堆積速度の向上)、或いは、使用した原料ガスが火炎反応によりすべてガラス微粒子となったと仮定して、いかに効率よく付着、堆積させ得るか(堆積効率の向上)が、重要なホイントとなる。
【0010】
このため、単純には、上記マルチノズル型バーナ100において、原料ガスの供給量を増やすことが考えられるが、原料ガスの流量を増やすと、当然原料ガス流出口110からの原料ガスの流速が速くなる。そうすると、火炎により生成されたガラス微粒子が、光ファイバ用多孔質母材と接する範囲内を短時間で通り過ぎてしまったり、原料ガスが未反応のうちに母材側に達してしまうなどの問題があって、かえって堆積効率や堆積速度が低下してしまうことが判った。
【0011】
そこで、次に、中心の原料ガス流出口110を広げたところ、原料ガスの供給量自体は増えるものの、結果的に堆積効率や堆積速度が必ずしも改善されないことが判った。その理由としては、以下のことが推論される。
【0012】
先ず、原料ガス流出口110を広げると、バーナ構造として、可燃性ガス流出口130内で、原料ガス流出口110の外周に環状に配置されている複数の小口径支燃性ガス流出口140が、火炎の中心より離れて位置するようになる。また、原料ガスの増量に対応して、当然可燃性ガスや支燃性ガスも増量されるが、可燃性ガスの流速は、その流出口の口径が大きいことから、あまり変化せず、相対的に流出口が小口である支燃性ガスの流速が速くなる。なお、原料ガス自体の流速は流出口を広げたことで、相対的に低下する傾向となる。
【0013】
従って、この状況下で、上記のように、原料ガス流出口110が広げられると、可燃性ガスは流速の速い支燃性ガス側に引き込まれる形で、大きく影響されるため、火炎中における可燃性ガスの分布は、支燃性ガスの周りに多く、その内側、即ち原料ガスの近傍(火炎の中心)には、少ないというような、一種のドーナツ型の分布となるものと考えられる。
【0014】
このようなドーナツ型の分布現象が起こると、火炎の中心部分でのガラス微粒子の生成が不十分となって、上記したように、原料ガスの流出量を増やしても、結果的に堆積効率や堆積速度が期待したほど向上しないことが判った。この可燃性ガスのドーナツ型の分布現象は、原料ガス流出口110の口径を広げれば広げるほど、相対的に原料ガスの流速が低下し、かつ、複数の小口径支燃性ガス流出口140がバーナ中心から離れるため、より顕著に現れることも判った。
【0015】
特に、このような可燃性ガスにおけるドーナツ型の分布現象を持ったバーナでは、ターゲットがある程度成長してその外径が大きいときには、ガラス微粒子の堆積があまり支障なく行われるものの、ターゲットが未成長の段階で、ターゲット径が細いときには、火炎のガラス微粒子の生成があまり行われない部分が、ターゲットと重なるため、火炎のガラス微粒子が存在する部分が、ターゲットに当たらないという状態が生じて、堆積効率や堆積速度が大きく低下するという懸念があった。
【0016】
このため、原料ガス流出口110を広げた場合であっても、可燃性ガスの流速を速くして、支燃性ガスの流速による影響をあまり受けないようにすることも可能であるが、この場合、多量の可燃性ガスが必要となり、また、この多量の可燃性ガスにより、火炎の温度が高くなり過ぎたりするため、トータル的には製造コストが上昇することが判った。
【0017】
このような状況下で、本発明者等がさらに鋭意研究したところ、マルチノズル型バーナにおいて、中心の原料ガス流出口と可燃性ガス流出口(第1の可燃性ガス流出口)との間に、第2の可燃性ガス流出口を設け、ここから、可燃性ガスを流出させた場合、良好な結果が得られることを見い出した。
本発明は、このような新たな着想による結果に基づきなされたものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、ガラス微粒子合成用バーナであって、中心に原料ガス流出口を設けると共に、その外周に、複数の小口径支燃性ガス流出口が内包された第1の可燃性ガス流出口を設け、前記中心の原料ガス流出口と前記第1の可燃性ガス流出口との間に、第2の可燃性ガス流出口を設け、前記第2の可燃性ガス流出口のノズル先端が、前記第1の可燃性ガス流出口のノズル先端より短く、バーナ基部方向の内側にあることを特徴とするガラス微粒子合成用バーナにある。
【0019】
請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載のバーナであって、前記第1の可燃性ガス流出口のノズル長さをL、第2の可燃性ガス流出口のノズル長さをL2 、第2の可燃性ガスの流速をv2H、原料ガスと添加ガスの混合ガスの流速をvS としたとき、関係式L2 =a×(v2H/vS )×Lにおいて、0.4≦a≦1.8を満たすことを特徴とするガラス微粒子合成用バーナにある。
【0020】
請求項3記載の本発明は、前記請求項1又は2記載のガラス微粒子合成用バーナを用いた光ファイバ用多孔質母材の製造方法において、可燃性ガスを、前記第1の可燃性ガス流出口と前記第2の可燃性ガス流出口から流出させることを特徴とする光ファイバ用多孔質母材の製造方法にある。
【0021】
請求項4記載の本発明は、前記請求項1又は2記載のガラス微粒子合成用バーナを用いた光ファイバ用多孔質母材の製造方法において、可燃性ガスを、前記第2の可燃性ガス流出口からのみ流出させることを特徴とする光ファイバ用多孔質母材の製造方法にある。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1〜図2は、本発明に係るガラス微粒子合成用バーナの一例を示したものである。このガラス微粒子合成用バーナ200において、210は中心の原料ガス流出口、220は不活性ガス流出口、230は第1の可燃性ガス流出口、240は第1の可燃性ガス流出口230の内部に内包された複数の小口径支燃性ガス流出口、250は最外側のもう一つの不活性ガス流出口、260は中心の原料ガス流出口210と第1の可燃性ガス流出口230との間に設けられた、第2の可燃性ガス流出口である。
【0024】
原料ガス流出口210のノズル211は、バーナの中心にあって、直線状のノズル管からなり、そのガス供給接続口には、SiCl4 などの原料ガスが供給される。なお、このとき、原料ガスには、キャリアガス(添加ガス)として、通常酸素ガスが混合される。内側の不活性ガス流出口220は、原料ガス流出口210のノズル211の直ぐ外周に同心円状に設置され、そのノズル221の先端は、原料ガス流出口210のノズル211の先端まで延びている。そして、そのガス供給接続口には、窒素ガスなどの不活性ガスが供給される。
【0025】
第2の可燃性ガス流出口260は、不活性ガス流出口220の直ぐ外周に同心円状に設置され、そのノズル261の先端は、各流出口と揃えた長さとすることも可能であるが、好ましい態様としては、図示のように、第1の可燃性ガス流出口230のノズル231内に開口させてある。そして、そのガス供給接続口には、水素ガスである可燃性ガスが供給される。また、このノズル261の先端とバーナ基部(A点)側との長さ、即ち、ノズル長さL2 は、第1の可燃性ガス流出口230のノズル長さ(バーナ長さ)Lとの関係において、後述するような、特定の関係式を満たすようにしてある。
【0026】
第1の可燃性ガス流出口230は、その内側に、上記第2の可燃性ガス流出口260が開口される一方、その大きな口径内には、複数の小口径支燃性ガス流出口240が内包される形で配置されている。この第1の可燃性ガス流出口230の外周には、最外側をなすもう一つの不活性ガス流出口250が配置されている。また、これらの各ノズル231、241、251の先端は、原料ガス流出口210のノズル211の先端と揃えた長さとしてある。さらにまた、これらの各ノズル231、241、251の先端寄りの部分(全長に対して1/4〜1/5程度の部分)は、ガスの流出方向が内側に向くように絞ったり、或いは、曲げたりすることも可能である。そして、第1の可燃性ガス流出口230、小口径支燃性ガス流出口240、及び不活性ガス流出口250の各ガス供給接続口には、それぞれ水素ガスなどの可燃性ガス、酸素ガスなどの支燃性ガス、窒素ガスなどの不活性ガスが供給される。
【0027】
このように構成された本発明のガラス微粒子合成用バーナ200を用いて、本発明に係る光ファイバ用多孔質母材の製造方法を実施するには、次のようにすればよい。例えば、図3に示すように、本発明のガラス微粒子合成用バーナ200を、外付け装置300の側方に2本設置する。そして、これを、外付け装置300の保持部(チャック)310、310に把持された光ファイバ用多孔質母材400の長手方向に移動させて、その火炎200aを母材に吹き付ければ、火炎200aで生成されたガラス微粒子が母材側に堆積される。なお、母材自体は、外付け装置300により回転される。
【0028】
この際、上記ガラス微粒子合成用バーナ200では、上記図4に示した、従来のバーナと異なり、第2の可燃性ガス流出口260を有するため、原料ガス流出口210の口径が広げられていても、このノズル先端の周囲に十分な量の可燃性ガスが供給される。しかも、この第2の可燃性ガス流出口260のノズル先端は、狭い環状の隙間からなるため、少ないガス量であっても、速い流速で流出させることができる。
【0029】
このため、仮に、第1の可燃性ガス流出口230からの可燃性ガスが、速い流速の小口径支燃性ガス流出口240からの支燃性ガスにより、引っ張られる形で影響を受けるようなことがあっても、原料ガス側に最も近い部分から、速い流速で、十分な量の可燃性ガスがスムーズに供給さることとなる。
【0030】
これにより、従来型のバーナのような、火炎中における可燃性ガスの分布が、支燃性ガスの周りに多く、その内側の原料ガスの近傍では少ないというような、ドーナツ型の分布が発生するのを有効に抑制することができる。また、第2の可燃性ガス流出口260のノズル先端は、上記したように狭く、ガス量もそれほど多くないため、大幅な火炎温度の上昇も招くこともない。
【0031】
従って、本発明のガラス微粒子合成用バーナ200の場合、ターゲットがある程度成長してその外径が大きいときには、勿論のこと、ターゲットが未成長の段階で、ターゲット径が細いときでも、火炎においてガラス微粒子の生成が満遍なく行われるため、良好な堆積効率や堆積速度が得られる。
【0032】
また、本発明のガラス微粒子合成用バーナ200では、上記したように、第2の可燃性ガス流出口260のノズル261の先端を、第1の可燃性ガス流出口230のノズル231の内側に開口させことが好ましく、この内側に開口させことで、可燃性ガスの分布を、火炎の全体にスムーズに広げることができる。
【0033】
このとき、さらに好ましくは第2の可燃性ガス流出口260のノズル長さをL2 、第1の可燃性ガス流出口のノズル長さをL、第2の可燃性ガスの流速をv2H、原料ガスと添加ガスの混合ガスの流速をvS としたとき、関係式L2 =a×(v2H/vS )×Lにおいて、0.4≦a≦1.8を満たすようにするとよい。
【0034】
つまり、a≧0.4を満たさないときには、第2の可燃性ガスの流速が速くなり過ぎて、原料ガスの流を乱すようになり、生成されたガラス微粒子が火炎全体にスムーズに広がらず、結局堆積効率や堆積速度が低下するようになるかと考えられる。また、a≦1.8を満たさないときには、第2の可燃性ガスの流速が遅くなり過ぎて、支燃性ガスに引っ張られる形で影響を受け、可燃性ガス分布がドーナツ型となってしまうからと考えられる。
【0035】
また、本発明のガラス微粒子合成用バーナ200を用いて、本発明に係る光ファイバ用多孔質母材の製造方法を実施する場合、必要量の可燃性ガスを、第2の可燃性ガス流出口260のみから流出させることもできる。この場合、例えば、流出口の隙間を広げるなどして、可燃性ガスの流速が速くなり過ぎないようにする必要があるものの、この方法によると、可燃性ガスの供給系統を少なくすることができるため、さらなるコストダウンが可能となる。
【0036】
〈実施例1〉
上記図1〜図2のガラス微粒子合成用バーナを用い、図3に示す方法により、外径(直径)が30mmφのターゲットの外周にSiO2 のガラス微粒子を15Kg堆積させて、光ファイバ用多孔質母材を得た。
【0037】
このとき、原料ガスはSiCl4 、キャリアガスは酸素ガス、可燃性ガスは水素ガス、支燃性ガスは酸素ガス、両不活性ガスは窒素ガスである。また、第2の可燃性ガス流出口のノズル長さL2 は100mm、バーナ長さLは120mmとした。ここで、中心の原料ガス流出口から流す原料ガスと添加ガスの混合ガスの流速vS を、9.8m/secに調整した。可燃性ガスの流量調整では、第1の可燃性ガス流出口からの流出により、光ファイバ用多孔質母材の外径の増加に合わせて、ガス流速が1.0〜1.8m/secになるように調整し、第2の可燃性ガス流出口からはガス流速v2Hが4.8m/secとなるように調整した。支燃性ガスの流速は13.1m/secとなるように調整し、内側の不活性ガスの流速は1.2m/secとなるように調整し、また、最外側の不活性ガスの流速は0.7m/secとなるように調整した。
【0038】
この際、上記関係式L2 =a×(v2H/vS )×Lにおいて、a=1.7であった。この場合、光ファイバ用多孔質母材の外径の大きさ毎の堆積効率は、最高堆積効率が86%を示す結果が得られ、最終的な平均堆積効率は68%で、平均堆積速度は28.0g/minであった。
【0039】
〈実施例2〉
上記実施例1の場合と同様、図1〜図2のガラス微粒子合成用バーナを用い、図3に示す方法により、外径(直径)が30mmφのターゲットの外周にSiO2 のガラス微粒子を15Kg堆積させて、光ファイバ用多孔質母材を得た。
【0040】
このとき、原料ガスはSiCl4 、キャリアガスは酸素ガス、可燃性ガスは水素ガス、支燃性ガスは酸素ガス、両不活性ガスは窒素ガスである。また、第2の可燃性ガス流出口のノズル長さL2 は80mm、バーナ長さLは120mmとした。ここで、中心の原料ガス流出口から流す原料ガスと添加ガスの混合ガスの流速vS を、9.8m/secに調整した。可燃性ガスの流量調整では、第1の可燃性ガス流出口からの流出により、光ファイバ用多孔質母材の外径の増加に合わせて、ガス流速が1.0〜1.8m/secになるように調整し、第2の可燃性ガス流出口からはガス流速v2Hが10.5m/secとなるように調整した。支燃性ガスの流速は13.1m/secとなるように調整し、内側の不活性ガスの流速は1.2m/secとなるように調整し、また、最外側の不活性ガスの流速は0.7m/secとなるように調整した。
【0041】
この際、上記関係式L2 =a×(v2H/vS )×Lにおいて、a=0.62であった。この場合、光ファイバ用多孔質母材の外径の大きさ毎の堆積効率は、最高堆積効率が83%を示す結果が得られ、最終的な平均堆積効率は65%で、平均堆積速度は26.0g/minであった。
【0042】
〈実施例3〉
上記実施例1の場合と同様、図1〜図2のガラス微粒子合成用バーナを用い、図3に示す方法により、外径(直径)が30mmφのターゲットの外周にSiO2 のガラス微粒子を15Kg堆積させて、光ファイバ用多孔質母材を得た。
【0043】
このとき、原料ガスはSiCl4 、キャリアガスは酸素ガス、可燃性ガスは水素ガス、支燃性ガスは酸素ガス、両不活性ガスは窒素ガスである。また、第2の可燃性ガス流出口のノズル長さL2 は50mm、バーナ長さLは120mmとした。ここで、中心の原料ガス流出口から流す原料ガスと添加ガスの混合ガスの流速vS を、9.8m/secに調整した。可燃性ガスの流量調整では、第1の可燃性ガス流出口からは可燃性ガスを流さず、第2の可燃性ガス流出口のみからの流出により、ガス流速v2Hが9.8m/secとなるように調整した。支燃性ガスの流速は7.0m/secとなるように調整し、内側の不活性ガスの流速は1.2m/secとなるように調整し、また、最外側の不活性ガスの流速は0.7m/secとなるように調整した。
【0044】
この際、上記関係式L2 =a×(v2H/vS )×Lにおいて、a=0.42であった。この場合、光ファイバ用多孔質母材の外径の大きさ毎の堆積効率は、最高堆積効率が80%を示す結果が得られ、最終的な平均堆積効率は63%で、平均堆積速度は25.4g/minであった。
【0045】
〈比較例1〉
上記実施例1の場合と同様、図1〜図2のガラス微粒子合成用バーナを用い、図3に示す方法により、外径(直径)が30mmφのターゲットの外周にSiO2 のガラス微粒子を15Kg堆積させて、光ファイバ用多孔質母材を得た。
【0046】
このとき、原料ガスはSiCl4 、キャリアガスは酸素ガス、可燃性ガスは水素ガス、支燃性ガスは酸素ガス、両不活性ガスは窒素ガスである。また、第2の可燃性ガス流出口のノズル長さL2 は110mm、バーナ長さLは120mmとした。ここで、中心の原料ガス流出口から流す原料ガスと添加ガスの混合ガスの流速vS を、9.8m/secに調整した。可燃性ガスの流量調整では、第1の可燃性ガス流出口からの流出により、光ファイバ用多孔質母材の外径の増加に合わせて、ガス流速が1.0〜1.8m/secになるように調整し、第2の可燃性ガス流出口からはガス流速v2Hが4.8m/secとなるように調整した。支燃性ガスの流速は13.1m/secとなるように調整し、内側の不活性ガスの流速は1.2m/secとなるように調整し、また、最外側の不活性ガスの流速は0.7m/secとなるように調整した。
【0047】
この際、上記関係式L2 =a×(v2H/vS )×Lにおいて、a=1.87であった。この場合、光ファイバ用多孔質母材の外径の大きさ毎の堆積効率は、最高堆積効率が80%を示す結果が得られるものの、開始直後の堆積効率が10.2%と低く、この結果が影響し、最終的な平均堆積効率は55%で、平均堆積速度は22.8g/minであった。
【0048】
〈比較例2〉
上記実施例1の場合と同様、図1〜図2のガラス微粒子合成用バーナを用い、図3に示す方法により、外径(直径)が30mmφのターゲットの外周にSiO2 のガラス微粒子を15Kg堆積させて、光ファイバ用多孔質母材を得た。
【0049】
このとき、原料ガスはSiCl4 、キャリアガスは酸素ガス、可燃性ガスは水素ガス、支燃性ガスは酸素ガス、両不活性ガスは窒素ガスである。また、第2の可燃性ガス流出口のノズル長さL2 は40mm、バーナ長さLは120mmとした。ここで、中心の原料ガス流出口から流す原料ガスと添加ガスの混合ガスの流速vS を、9.8m/secに調整した。可燃性ガスの流量調整では、第1の可燃性ガス流出口からの流出により、光ファイバ用多孔質母材の外径の増加に合わせて、ガス流速が1.0〜1.8m/secになるように調整し、第2の可燃性ガス流出口からはガス流速v2Hが10.5m/secとなるように調整した。支燃性ガスの流速は13.1m/secとなるように調整し、内側の不活性ガスの流速は1.2m/secとなるように調整し、また、最外側の不活性ガスの流速は0.7m/secとなるように調整した。
【0050】
この際、上記関係式L2 =a×(v2H/vS )×Lにおいて、a=0.31であった。この場合、光ファイバ用多孔質母材の外径の大きさ毎の堆積効率は、第2の可燃性ガス流出口から流れる可燃性ガスが原料ガスの広がりを阻害するため、最高堆積効率でも65.7%と低く、この結果が影響し、最終的な平均堆積効率は50%で、平均堆積速度は20.3g/minであった。
【0051】
〈比較例3〉
図4のガラス微粒子合成用バーナを用い、図3に示す方法により、外径(直径)が30mmφのターゲットの外周にSiO2 のガラス微粒子を15Kg堆積させて、光ファイバ用多孔質母材を得た。
【0052】
このとき、原料ガスはSiCl4 、キャリアガスは酸素ガス、可燃性ガスは水素ガス、支燃性ガスは酸素ガス、両不活性ガスは窒素ガスである。また、バーナ長さは120mmとした。ここで、中心の原料ガス流出口から流す原料ガスと添加ガスの混合ガスの流速を、9.8m/secに調整した。可燃性ガスの流量調整では、可燃性ガス流出口からの流出により、光ファイバ用多孔質母材の外径の増加に合わせて、ガス流速が1.0〜1.8m/secになるように調整した。支燃性ガスの流速は13.1m/secとなるように調整し、内側の不活性ガスの流速は1.2m/secとなるように調整し、また、最外側の不活性ガスの流速は0.7m/secとなるように調整した。
【0053】
この際、光ファイバ用多孔質母材の外径の大きさ毎の堆積効率は、最高堆積効率が81%を示す結果が得られるものの、開始直後の堆積効率が10.5%と低く、この結果が影響し、最終的な平均堆積効率は56%で、平均堆積速度は23.2g/minであった。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るガラス微粒子合成用バーナによると、中心の原料ガス流出口と第1の可燃性ガス流出口との間に、第2の可燃性ガス流出口を設けてあるため、仮に、原料ガスの増量を図るべく、原料ガス流出口を広げても、可燃性ガスの供給が原料ガス側に過不足なく行われ、ガラス微粒子の効率的な合成が可能となる。つまり、従来型のバーナのように、可燃性ガスの分布がドーナツ型となり難く、ターゲットがある程度成長してその外径が大きいときには、勿論のこと、ターゲットが未成長の段階でターゲット径が細いときでも、良好な堆積効率や堆積速度が得られる。
【0055】
また、第2の可燃性ガス流出口のノズル先端は、第1の可燃性ガス流出口に比べて、狭く、少ない量のガス量でも、流速を容易に調整することができ、さらにまた、ガス量の少ないことによって、大幅な火炎温度の上昇も招くこともないため、制御が容易となり、大きな自由度があるという利点も得られる。
【0056】
勿論、このような本発明のガラス微粒子合成用バーナを用いた本発明の光ファイバ用多孔質母材の製造方法によれば、光ファイバ用多孔質母材を効率的に製造することができる。特に、第1の可燃性ガス流出口からの可燃性ガスの流出を止め、第2の可燃性ガス流出口からのみの流出とする場合、可燃性ガスの系統を少なくすることができ、この面からのコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るガラス微粒子合成用バーナの一例を示した縦断側面図である。
【図2】 図1のバーナの流出口側の端面図である。
【図3】 本発明に係るガラス微粒子合成用バーナを用いた外付け装置による本発明の光ファイバ用多孔質母材の製造方法を示した概略説明図である。
【図4】 従来のガラス微粒子合成用バーナの一例を示した流出口側の端面図である。
【符号の説明】
200 ガラス微粒子合成用バーナ
210 中心の原料ガス流出口
220 不活性ガス流出口
230 第1の可燃性ガス流出口
240 複数の小口径支燃性ガス流出口
250 不活性ガス流出口
260 第2の可燃性ガス流出口
300 外付け装置
400 光ファイバ用多孔質母材
L 第1の可燃性ガス流出口のノズル長さ
2 第2の可燃性ガス流出口のノズル長さ

Claims (4)

  1. ガラス微粒子合成用バーナであって、中心に原料ガス流出口を設けると共に、その外周に、複数の小口径支燃性ガス流出口が内包された第1の可燃性ガス流出口を設け、前記中心の原料ガス流出口と前記第1の可燃性ガス流出口との間に、第2の可燃性ガス流出口を設け、前記第2の可燃性ガス流出口のノズル先端が、前記第1の可燃性ガス流出口のノズル先端より短く、バーナ基部方向の内側にあることを特徴とするガラス微粒子合成用バーナ。
  2. 前記請求項1記載のバーナであって、前記第1の可燃性ガス流出口のノズル長さをL、第2の可燃性ガス流出口のノズル長さをL2 、第2の可燃性ガスの流速をv2H、原料ガスと添加ガスの混合ガスの流速をvS としたとき、関係式L2 =a×(v2H/vS )×Lにおいて、0.4≦a≦1.8を満たすことを特徴とするガラス微粒子合成用バーナ。
  3. 前記請求項1又は2記載のガラス微粒子合成用バーナを用いた光ファイバ用多孔質母材の製造方法において、可燃性ガスを、前記第1の可燃性ガス流出口と前記第2の可燃性ガス流出口から流出させることを特徴とする光ファイバ用多孔質母材の製造方法。
  4. 前記請求項1又は2記載のガラス微粒子合成用バーナを用いた光ファイバ用多孔質母材の製造方法において、可燃性ガスを、前記第2の可燃性ガス流出口からのみ流出させることを特徴とする光ファイバ用多孔質母材の製造方法。
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