JP4217493B2 - 画素シフトデジタルカメラの調整方法、画素シフトデジタルカメラシステム及び顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステム - Google Patents

画素シフトデジタルカメラの調整方法、画素シフトデジタルカメラシステム及び顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光像と撮像手段の相対位置を変化させて各位置で静止画を撮像し、それらの画像を合成することにより高解像化を行う画素シフトデジタルカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
被写体の光像をCCD等の撮像素子により撮像するデジタルカメラシステムにおいて、撮像素子自体の画素数を上げることなく高解像度化を図る方法としていわゆる画素シフト法が開発されている。
【0003】
図32は、画素シフト法を用いたデジタルカメラを顕微鏡の標本像の撮像に適用したデジタルカメラシステムの構成を示す図である。
【0004】
本デジタルカメラシステムは、デジタルカメラヘッド部71、顕微鏡72、デジタルカメラヘッド部71の操作及び制御を行うパーソナルコンピュータ(PC)73で構成されている。顕微鏡72のステージ上に置かれた標本の光像は顕微鏡の出力ポートを介してデジタルカメラヘッド部71へ射出される。デジタルカメラヘッド部71は顕微鏡72からの入射光像を撮像するCCD74、CCD74と入射された光像の撮像面内の相対位置を2次元的に変化させる画素シフト機構75、撮像素子74や画素シフト機構75の駆動を行う制御処理部76からなる。
【0005】
つぎにこのデジタルカメラシステムの動作について説明する。
【0006】
画素シフト機構75はCCD74の撮像素子間の間隔(画素ピッチ)に対して、n/mピッチ(n,mは整数)ごとの変位を水平方向及び垂直方向に与え、それぞれの位置で入射光像を撮像する。そして、これらの各位置で撮影した画像を合成することにより画像の解像度を上げることができる。
【0007】
例えばn=1、m=2とし、x方向及びy方向にそれぞれ初期位置、(1/2画素ピッチ、0画素ピッチ)、(0画素ピッチ、1/2画素ピッチ)、(1/2画素ピッチ、1/2画素ピッチ)の変位を与え、計4ヶ所で入射光像の撮像を行なう。そして、それらの画像を合成処理することにより、4倍の画素数の画像を得ることができる。尚、以下の説明では、(n/m画素ピッチ、n/m画素ピッチ)を(n/m画素、n/m画素)と記載する。
【0008】
ところで、画素シフト法による高解像化では、この変位量の誤差が数%あると画質の劣化を招く。画素シフト機構75により与えられる変位量は、この例では、CCD74の画素ピッチが4μmであった場合、その1/2の2μmである。即ち、変位量の許容誤差5%とすると0.1μm以下の精度で画素シフト機構75による入射光像とCCD74の相対変位を制御しなければならない。
【0009】
この制御精度を実現するため、初期状態において高精度の変位測定器などを使用してCCD74の変位を測定しながら、画素シフト機構75の駆動電圧等の調整が行われる。そして調整後は、その調整電圧によって画素シフト機構75が駆動動作を行う。しかしながら上述のように調整しなければならない変位量が0.1μm程度と小さいため高精度の変位測定器等を用いた調整では、測定器の組み付けによる誤差も無視することができない。このため精度良い調整は熟練を要するものであった。
【0010】
そこでこのような測定器を用いない調整が求められている。このような画素シフトデジタルカメラの調整方法として、画素シフト機構の初期位置で撮像した画像から、目標移動量だけ変位したときの画像を計算により求め、画素シフト機構を移動させたとき撮影した画像と計算により求めた画像の差が最小となるように移動量を調節する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開平9−135381号公報。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
通常、画素シフト機構は撮像面内で、CCD74を水平方向及び垂直方向へ格子状へ移動させる。したがって画素シフト機構は水平方向の駆動機構と垂直方向の駆動機構の2つを備えている。
【0013】
ところで特許文献1で開示された方法では、目標画像と移動したときに得られた画像の差を最小にするため、水平方向と垂直方向のそれぞれの駆動機構毎に画素シフト動作を行って画像の差を求める演算処理を繰り返し、目標精度へ収束させる必要がある。したがって画像処理に関する計算量が極めて大きなものとなり目標精度へ収束させるために要する計算時間も長くなるという問題がある。またこの計算をハードウェアなどにより構成し、時間の短縮化を図ろうとするとコストが増大するという問題が生ずる。
【0014】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、安価かつ短時間で、画素シフトデジタルカメラのシフト変位量を精度良く調整できる画素シフトデジタルカメラの調整方法、画素シフトデジタルカメラシステム、顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するため、本発明の第1の局面に係る画素シフトデジタルカメラの調整方法は、少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本の光像を、撮像手段に対して所定の初期位置に配置する第1の工程と、画素シフト手段に駆動電圧を設定して、調整用標本の光像と撮像手段との相対位置を変化させる第2の工程と、撮像手段により調整用標本の光像を撮像する第3の工程と、撮像された図形の第1の端辺上にある点について、初期位置からの変位量の水平方向成分値を求める第4の工程と、撮像された図形の第2の端辺上にある点について、初期位置からの変位量の垂直方向成分値を求める第5の工程と、第2から第5の工程を、調整用標本の光像と撮像手段との相対位置をそれぞれ異ならせる駆動電圧を画素シフト手段に設定して繰り返す第6の工程と、画像シフト手段に設定した複数の駆動電圧と求めた複数の変位量の水平及び垂直方向成分値とから、調整用標本の光像と撮像手段との相対位置が所定値となるように画像シフト手段に設定する駆動電圧を求める第7の工程とを備えている。
【0016】
また本発明の他の局面に係る画素シフトデジタルカメラシステムは、入射光像を撮像する撮像手段と、入射光像と撮像手段との相対位置を変化させる画素シフト手段と、画素シフト手段を駆動するための複数の駆動電圧を記憶する駆動電圧記憶手段と、駆動電圧記憶手段に記憶された駆動電圧に基づいて画素シフト手段を駆動する画素シフト駆動手段と、少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本と、記憶された駆動電圧に対応して画素シフト手段が駆動される位置毎に調整用標本の光像を撮像手段により撮像させる撮像制御手段と、撮影された相対位置の異なる2つの画像に基づいて、図形の第1の端辺上にある点について、変位量の水平方向成分値を求める水平相対変位量算出手段と、撮影された相対位置の異なる2つの画像に基づいて、図形の第2の端辺上にある点について、変位量の垂直方向成分値を求める垂直相対変位量算出手段と、画像シフト手段に与えた駆動電圧と求めた変位量の水平及び垂直方向成分値とから、調整用標本と撮像手段との相対位置が所定値となる駆動電圧を求める駆動電圧算出手段と算出した駆動電圧を駆動電圧記憶手段に記憶させる記憶更新手段とを備えている。
【0018】
また本発明の他の局面に係る顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムは、標本を積載するステージとこの標本に対向して配置される対物レンズとを有する顕微鏡と、対物レンズによる標本の光像を撮像する撮像手段と、標本の光像と撮像手段との相対位置を変化させる画素シフト手段と、画素シフト手段を駆動するための駆動電圧を記憶する駆動電圧記憶手段と、駆動電圧記憶手段に記憶された駆動電圧に基づいて画素シフト手段を駆動する画素シフト駆動手段と、少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本と、記憶された駆動電圧に対応して画素シフト手段が駆動される位置毎に調整用標本の光像を撮像手段により撮像させる撮像制御手段と、撮影された相対位置の異なる2つの画像に基づいて、図形の第1の端辺上にある点について、変位量の水平方向成分値を求める水平相対変位量算出手段と、撮影された相対位置の異なる2つの画像に基づいて、図形の第2の端辺上にある点について、変位量の垂直方向成分値を求める垂直相対変位量算出手段と、画像シフト手段に与えた駆動電圧と求めた変位量の水平及び垂直方向成分値とから、調整用標本と撮像手段との相対位置が所定値となる駆動電圧を求める駆動電圧算出手段と、算出した駆動電圧を駆動電圧記憶手段に記憶させる記憶更新手段とを備えている。
【0020】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態の画素シフトデジタルカメラの調整方法について説明する。
【0021】
図1は、画素シフトの原理を示す図である。図1の(1)に示すベイヤ配列のCCDを2/3画素ピッチで9回画素シフトを行うことにより、図1の(2)に示すように高解像化された合成画像を得ることができる。図2は、画素のシフト位置を示す図である。画素シフト機構は図2中のPos0からPos8の○に示す位置に画像と撮像素子の相対位置を正確に変化させることが求められる。
【0022】
次に、画素シフト機構が画素を図2中の○位置へ正確に変位させるための設定電圧の調整方法について説明する。
【0023】
図3は本実施の形態の調整方法を示すフローチャートである。このフローチャートと図2を参照しつつ、図2のPos4の位置に駆動電圧を調整する方法を説明する。
【0024】
ステップS101では、図4に示すように調整用標本を撮像素子の水平及び垂直それぞれの方向に対して約5度傾けて設置する。そしてこの状態において画素シフト機構をPos1、Pos3、Pos4a、Pos4b、Pos4c、Pos4dに変位させた各位置で撮影する。ここで、Pos4a、Pos4b、Pos4c、Pos4dは、Pos4の近傍の周囲の水平及び垂直方向の位置を示す点であり、図2では×印で表わしている。
【0025】
ステップS102では、Pos3及び水平方向のPos4の近傍の位置であるPos4a、Pos4bで撮影した画像からPos3のエッジ部aの位置とPos4a、Pos4bのそれぞれのエッジ部aの位置の水平方向の位置差を求める。ここで、エッジ部aは、図5に示すように傾いた調整用標本の1つの端辺(エッジ)を表わしている。
【0026】
図6はエッジ部aに注目した図である。x軸に平行な直線cに沿った画像の輝度信号レベルをグラフにすると図7のようになる。図7中の3つの曲線はそれぞれPos3、Pos4a、Pos4bの輝度信号曲線を示す。図7の点線で示す各曲線の半値位置を求め、Pos3の半値位置とPos4a、Pos4bの半値位置との変位量を求める。
【0027】
ところで輝度信号をY=0.3R+0.59G+0.11Bとし、Pos3に対するPos4aの相対変位を図6中のy方向位置を変えて表わすと図8のようになる。ここで、図8のy軸はPos3に対するPos4aへの変位量(画素ピッチ数)を表わし、x軸は垂直方向の画素数を表わしている。図8に示すように、求めた変位量は目標となる変位量2/3画素ピッチ(≒0.67)を中心として周期的に変化している。
【0028】
同様に、輝度信号としてG信号を使った場合もレベルは小さいが図9のように周期的に変化する。周期的に変化するのは、Y信号の場合は、ベイヤ配列の場合にRとBの画素の解像度がGに比べて低いために、モアレが発生しその結果垂直方向の位置によって変位量が変動するためである。またG信号の場合もY信号に比べると大きさは小さいがY信号の1/2周期の周期的変化が見られる。G信号の変化周期がY信号の1/2の周期となるのは、ベイヤ配列ではGの画素がR、Bの画素よりも多く使用され出現頻度が高いことによる。
【0029】
従って、エッジのどの位置を測定するかによって変位量にふくまれる誤差が変化するため、正確な変位量が測定できないことがわかる。したがって、測定するエッジの位置が水平方向及び垂直方向に一定の値に固定化されないように、エッジ部分は水平方向及び垂直方向に対して傾きを持たせるとともに、エッジの異なる位置において変位量を複数測定し、その複数の測定値を平均化することにより誤差を小さくすることができる。
【0030】
図10は変化の周期とエッジの傾きとの関係を示す図である。
【0031】
図8,9の横軸に示す画素数を単位として、変化が繰り返す画素数(以下、便宜的に「周期」という)をT画素、エッジの水平方向及び垂直方向に対する傾きをθ度とすると、その1周期の間にY信号では水平方向に2画素分変化し、G信号では1画素分の変化が生じている。
【0032】
従って、Y信号では式(1)の関係が成立し、G信号では式(2)の関係が成立する。
【0033】
Y信号の場合:T=2/tanθ …(1)
G信号の場合:T=1/tanθ …(2)
図11は、Y信号について平均化する周期数と平均化結果の関係を示す図であり、図12は、G信号について平均化する周期数と平均化結果の関係を示す図である。
【0034】
図11、図12より1周期以上の画素数について平均化することで、実用上問題のない誤差レベルで測定が可能となることがわかる。垂直方向に平均化する画素数をHとすると、H>Tの関係が成立する必要がある。従って、この式を変形してエッジ部分の傾きθを求めると、Y信号では式(3)が成立し、G信号では式(4)が成立する
Y信号の場合:θ>tan−1(2/H) …(3)
G信号の場合:θ>tan−1(1/H) …(4)
以上のように各y位置のPos3に対するPos4a及びPos4bの相対変位量を平均化して、Pos3に対するPos4aとPos4bの水平位置を求める。
【0035】
ステップS103では、画素シフト機構がPos3,Pos4a,Pos4bの位置に変位させたときの水平方向駆動電圧とステップS102で求めた水平方向のエッジ位置の関係から、画素シフト機構を目標位置に変位させるときの設定電圧を算出する。
【0036】
Pos3,Pos4a,Pos4bの位置に変位させたときの水平方向駆動電圧をVx3,Vx4a、Vx4bとし、ステップS102で求めたPos4a,Pos4bの相対変位をS4a,S4bとする。Pos4の目標変位をS4x、そのときの駆動電圧をVx4とすると、駆動電圧を式(5)で求めることができる。
【0037】
Vx4=(Vx4b−Vx4a)/(S4b−S4a)×(S4x−S4a)
+Vx4a …(5)
画素シフト機構として、ピエゾ圧電素子を使用している場合、駆動電圧と変位量との関係は線形ではないが、S4aとS4bの差が小さいため線形と仮定しても問題ない。
【0038】
ステップS104では、Pos1、Pos4c、Pos4dで撮影した画像からPos1のエッジ部bの位置を基準としたPos4c、Pos4dのエッジ部bの垂直位置を求める。そして、ステップS102と同様の方法により相対変位量を算出する。
【0039】
ステップS105では、画素シフト機構がPos1,Pos4c,Pos4dの位置に変位させたときの垂直方向駆動電圧とステップS104で求めた垂直方向のエッジ位置の関係から、画素シフト機構を目標位置に変位させるときの設定電圧を算出する。
【0040】
Pos1,Pos4c,Pos4dの位置に変位させたときの垂直方向駆動電圧をVy1,Vy4c、Vy4dとし、ステップS104で求めたPos4c,Pos4dの相対変位をS4c,S4dする。Pos4の目標変位をS4y、そのときの駆動電圧をVy4とすると、駆動電圧を式(6)で求めることができる。
【0041】
Vy4=(Vy4d−Vy4c)/(S4d−S4c)×(S4y−S4c)
+Vy4c …(6)
以上のステップをPos1からPos8について行うことで、各画素シフト位置の駆動電圧を算出することができる。ただし、Pos1及びPos2の垂直方向駆動電圧はPos0と同じとし、Pos3及びPos7の水平方向駆動電圧はPos0のそれと等しいとして設定する。通常、画素シフト機構の水平垂直方向変位の直交性は良いため、このようにしても問題ない。
【0042】
以上のように画素シフトデジタルカメラの調整を行うことでコストと調整時間を増大することなく、画素シフトデジタルカメラのシフト変位量を精度良く調整できるようになる。
【0043】
次に、第1の実施の形態の調整方法の第1の変形例について説明する。
【0044】
前述のエッジ位置算出では、エッジの各点の位置の変位量の平均から、画素シフト機構の変位量を求めたが以下のようにして求めることもできる。
【0045】
図6のエッジ部aの水平方向変位量の測定について説明する。
【0046】
前述の実施の形態と同様にPos3,Pos4a,Pos4bそれぞれについて、エッジの半値位置のx、y座標を求める。そして、このx、y座標を平面座標に表わすと、図13に示す3本の直線が得られる。
【0047】
次に、それぞれの直線の方程式を最小2乗法により求めて、式(7)、式(8)、式(9)を得る。
【0048】
Pos3について:x=p3*y+q3 …(7)
Pos4aについて:x=p4a*y+q4a …(8)
Pos4bについて:x=p4b*y+q4b …(9)
ここで、p3、p4a、p4b、q3、q4a、q4bは定数である。
【0049】
上式でy方向位置が中央値をとるときのPos3,Pos4a,Pos4bのx位置を各画素シフト位置における直線の位置として相対変位を算出する。図13の例ではy=40のときのxの値を用いる。
【0050】
このようにして相対変位を求めた場合、上述の周期的変化の影響は最小2乗法により除去されるので前述の実施の形態と同様に精度良く変位量を測定できる。そして、その変位量によって上述と同様に駆動電圧を算出する。
【0051】
次に、第1の実施の形態の調整方法の第2の変形例について説明する。
【0052】
図14は、標本の撮影位置を示す図である。図14に示すようにPos0からPos8までの各画素シフト位置についてそれぞれ上下左右方向の4箇所(×の位置)変位させた位置の標本像を撮影する。以下には、Pos5の駆動電圧を算出する方法について説明する。
【0053】
まずPos5a,Pos5b,Pos5c,Pos5dの位置で調整用標本を撮影する。それぞれの位置で撮影した画像のエッジ部a,bについて第1の変形例で述べたようにエッジの直線の方程式を求め、この2本の直線の方程式の交点を求める。これによりPos5a,Pos5b,Pos5c,Pos5dそれぞれの交点として(x5a,y5a)、(x5b,y5b)、(x5c,y5c)、(x5d,y5d)を得る。
【0054】
Pos5a,Pos5b,Pos5c,Pos5dへ画素シフト機構を変位させたときの駆動電圧を(V5xa,V5ya)、(V5xb,V5yb)、(V5xc,V5yc)、(V5xd,V5yd)とすると、Pos5を目標位置(x5,y5)へ変位させるための駆動電圧(V5x,V5y)は式(10)、式(11)で表わされる。
【0055】
V5x=(V5xb−V5xa)/(x5b−x5a)×(x5−x5a)
+V5xb …(10)
V5y=(V5yd−V5yc)/(y5d−y5c)×(y5−y5c)
+V5yc …(11)
この処理をPos0からPos8の全てについて行い、それぞれの目標位置に対する駆動電圧を算出する。
【0056】
この第2の変形例によれば、第1の実施の形態及び第1の変形例ではPos1,Pos2の垂直位置、Pos3,Pos6の水平位置が画素シフト機構の直交性に依存していたのに対し、画素シフト機構の直交性が悪い場合でも、精度良く駆動電圧を調整することができる。
【0057】
次に、第1の実施の形態の調整方法の第3の変形例について説明する。
【0058】
本第3の変形例では、上記の第1の実施の形態及び第1、第2の変形例に示される調整方法を繰返し行うことでさらに高精度に調整する。
【0059】
図2、図14の×で示される位置での処理に基づいて目標の駆動電圧を調整した後、その駆動電圧に基づいて、図15の△で示されるようなより狭い範囲に再設定した上で、目標位置の駆動電圧を算出する。
【0060】
目標位置のより近傍の位置のデータに基づいて処理を行うことにより、変位量の測定誤差を小さくすることができる。
【0061】
この再設定処理は、所定回数繰り返すことで調整精度を高めても良く、また、前回求めた目標位置の駆動電圧との差が小さくなったことで、収束したと判断しても良い。
【0062】
続いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。本第2の実施の形態は、本発明の画素シフトデジタルカメラシステムを顕微鏡の標本像の撮影に適用するものであるが、顕微鏡をカメラレンズとし、標本の大きさを適宜変更することで、一般の被写体を撮影する画素シフトデジタルカメラシステムへの応用も可能である。
【0063】
図16は、本発明に係る顕微鏡デジタルカメラシステムの構成を示す図であり、図17は、本発明に係る顕微鏡デジタルカメラシステムに用いられる信号処理部の構成を示す図である。
【0064】
図16において、顕微鏡本体2の光源4から発せられた照明光は、レンズ5、ミラー6、レンズ7、視野絞り8、開口絞り9、コンデンサレンズ10を介して、ステージ11上の試料Sを照明する。ここでステージ11は、光軸方向及び光軸に垂直な平面内で水平方向及び垂直方向への移動調整が可能である。
【0065】
照明光による試料Sの像は、対物レンズ12および結像レンズ13によって結像され、プリズム14に入射する。プリズム14では、試料Sの像を分岐し、一方を接眼レンズ15を介して射出し、もう一方はカメラアダプタ30を介して顕微鏡デジタルカメラのカメラヘッド部1へ入射させる。
【0066】
カメラヘッド部1では、入射された像はCCDなどの撮像素子16上に結像され、制御処理部18で画像処理等が行われる。カメラヘッド部1は、ケーブル19を介してPC3に接続される。
【0067】
次に図17を参照してカメラヘッド部について説明する。
【0068】
カメラヘッド部1は、ピエゾ圧電素子によりxy方向へ移動可能なxyステージからなる画素シフト機構17にCCDなどの撮像素子16が取り付けられている。CCDは例えばベイヤー配列の単板カラーCCDとし、その画素ピッチは6μmとする。
【0069】
撮像素子16には制御処理部18が接続されている。撮像素子16は撮像素子駆動部20からの駆動信号により撮像素子16上に結像された標本の光像を光電変換し、それに応じた信号を前置処理部19へ出力する。
【0070】
前置処理部19には撮像素子駆動部20と増幅部21が接続される。前置処理部19は、撮像素子駆動部20からの同期信号により撮像素子16と同期を取って、入力された信号を映像信号として増幅部21へ出力する。
【0071】
増幅部21には前置処理部19、A/D変換部22、制御部28が接続される。増幅部21は制御部28によるゲイン設定にしたがって前置処理部19からの映像信号を増幅してA/D変換部22へ出力する。
【0072】
A/D変換部22は撮像素子駆動部20、増幅部21、メモリコントローラ23に接続される。A/D変換部22では撮像素子駆動部20からの同期信号により撮像素子16と同期をとって増幅部21からの映像信号をデジタル化し、メモリコントローラ23へ出力する。
【0073】
メモリコントローラ23には、A/D変換部22、メモリ24、信号処理部25とバス26が接続される。メモリコントローラ23では、バス26を介して制御部28からの制御に応じてA/D変換部22からのデジタル信号をメモリ24へ出力し、またそのデジタル信号を信号処理部25へ出力する。
【0074】
信号処理部25はバス26に接続され、バス26を介した制御部28からの制御により、ベイヤ配列からの画素補間や色補正などの所定の信号処理を行ない、処理結果のデジタル信号をバス26を介して制御部へ出力する。
【0075】
制御部28にはI/F29が接続され、さらにI/F29を介してPC3が接続されている。制御部28は入力された画像データをI/F29を介してPC3へ出力する。
【0076】
画素シフト機構17には画素シフト機構駆動部31が接続され、さらに制御部28が接続される。制御部28は後述する静止画撮影の際に、バス26に接続される画素シフト機構駆動電圧記憶部27に記憶されている画素シフト機構17を所定の位置に移動させるための電圧値を読み出し、画素シフト機構駆動部31へ設定して、画素シフト機構17を変位させる。
【0077】
PC3のモニタには図18に示すような操作画面が表示され、図示しない画面上のマウスなどのポインティングデバイスによる操作指示に基づいて、I/F29を介して制御部28へ、標本の光像の静止画取得、撮像素子駆動部20の電子シャッタ設定、増幅部21のゲイン設定などを指示する。
【0078】
通常カメラヘッドは動画モードで動作しており、前述の処理を毎秒10数フレームで行ない、操作画面上に顕微鏡で観察している標本の画像をライブ像として表示する。
【0079】
次に、画素シフト動作と静止画撮影動作について説明する。
【0080】
操作画面上において、静止画撮影ボタンが押され、それに応じてPC3から制御部28へ撮影指示があると、以下の順で静止画撮影が行われる。なお本実施の形態では2/3画素ピッチ、9回シフトによる画素シフト法を例に説明する。この場合、画素シフト機構17は撮像素子16を(0,0)、(2/3画素,0)、(4/3画素,0)、(0,2/3画素)、(2/3画素,2/3画素)、(4/3画素、2/3画素)、(0,4/3画素)、(2/3画素,4/3画素)、(4/3画素、4/3画素)の9個所の位置に移動させる。
【0081】
手順1:制御部28は画素シフト機構駆動電圧記憶部27から初期位置の駆動電圧を読み込み画素シフト機構駆動部31に設定する。
【0082】
手順2:画素シフト機構駆動部31は設定された電圧に応じて画素シフト機構17を変位させる。
【0083】
手順3:制御部28は撮像素子駆動部20へ撮像素子16からの電荷読み出し等を指示すると共にメモリコントローラ23へ、撮影した画像データのメモリ24への記憶を指示する。
【0084】
手順4:制御部28は画素シフト機構駆動電圧記憶部27から第2の位置の駆動電圧を読み込み画素シフト駆動部31に設定する。
【0085】
手順5:画素シフト機構駆動部31は設定された電圧に応じて画素シフト機構17を変位させる。
【0086】
手順6:制御部28は撮像素子駆動部20へ撮像素子16からの電荷読み出し等を指示すると共にメモリコントローラ23へ、撮影した画像データのメモリ24への記憶を指示する。
【0087】
手順7: 手順4〜 手順6を第3〜第9の位置について繰り返す。
【0088】
手順8:画素シフト撮影終了後、制御部28はメモリコントローラへメモリ23からの読み出しを指示する。
【0089】
手順9:メモリコントローラ23は前述の画素シフト撮影によってメモリ24へ記憶された複数枚分の画像データを、図19のように画素シフトを考慮して相対的位置関係が整うように読み出し、信号処理部25へ出力する。
【0090】
手順10:信号処理部25は制御部28の指示に応じて入力された信号を処理し、制御部28へ出力する。
【0091】
手順11:制御部28は処理結果の画像データをPC3へ転送する。
【0092】
手順12:PC3は転送された画像データをPC3内のメモリへ記憶し、モニタへ表示して撮影を完了する。
【0093】
手順13:PC3のメモリを記憶された画像データを適宜ハードディスクへ保存する。
【0094】
本第2の実施の形態の顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムは、上述の顕微鏡デジタルカメラの構成に加えて、以下の構成及び機能を有する。
【0095】
▲1▼調整用標本
図20に示す調整用標本で、スライドガラス40上にクロム蒸着などにより図形が形成されている。図形は、撮像素子の水平垂直方向と平行な外枠41と、撮像素子の水平垂直方向に対して5度傾いた四角42で構成されている。
【0096】
▲2▼PC3上のプログラムによる図21の○△▽によって示す画素シフト機構17の変位を与える画素シフト機構駆動電圧データを記憶する機能。
【0097】
このデータは、画素シフト機構駆動電圧記憶部27に記憶させるものであっても良い。
【0098】
図21は画素シフト機構が静止画撮影時に変位させるべき位置を○で示しており、その間隔は撮像素子の画素ピッチの2/3である。Pos0が初期位置で、以下Pos8までの9箇所の位置で撮像を行ない、その画像を合成して高精細静止画を得ている。初期状態の○△▽の位置は正確な位置である必要はなく、未調整の画素シフト機構において○△▽の位置関係になると予想される位置であればよい。
【0099】
▲3▼PC上のプログラムによる機能として、画素シフト機構駆動電圧データをカメラヘッド1の制御部28を介して画素シフト機構駆動部31へ設定し、その状態で標本像の撮像を行ない、所定の信号処理を施してPCへ取り込む機能。
【0100】
▲4▼PC上のプログラムによる機能として、図5の標本のエッジ部aの水平方向の位置を計算する機能。
【0101】
▲5▼PC上のプログラムによる機能として、図5の標本のエッジ部bの垂直方向の位置を計算する機能。
【0102】
▲6▼PC上のプログラムによる機能として、複数組の画素シフト機構駆動電圧データとエッジ部の位置との関係から、画素シフト機構への入力電圧と変位量の関係を求め、目標移動量に対する入力電圧を算出する機能。
【0103】
続いて、本実施の形態に係る顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムにおいて、画素シフト機構17を目標通りの位置に変位させるための調整作用について図22のフローチャートにしたがって説明する。
【0104】
ステップS201では、ステージ11上に図20に示す調整用標本を置く。
【0105】
ステップS202では、標本のピント調整及び標本Sと撮像素子16の方向を調整する。ピント調整は顕微鏡のステージの上下動により行う。回転方向の調整は標本Sの載置方向を直接回転させたり、カメラヘッド1の取り付けられたアダプタ30の回転や、またステージ11に回転機構がついている場合はそれを利用し、図23のように操作画面の水平方向及び垂直方向と標本の外枠の水平方向及び垂直方向とが一致するように調整する。
【0106】
ステップS203では、図23のように操作画面上において撮影モードを「調整」に変更し、静止画撮影ボタンを押す。
【0107】
ステップS204では、PC3は制御部28を介して画素シフト機構が図21のPos0位置のときの標本像の撮影を行い、エッジ部aの水平位置及びエッジ部bの垂直位置を算出する
ステップS205では、PC3は制御部28を介して画素シフト機構が図21の△位置のときの標本像の撮影を行い、各位置のエッジ部aの水平位置を算出する
ステップS206では、PC3は制御部28を介して画素シフト機構17が図21の▽位置のときの標本像の撮影を行い、各位置のエッジ部bの垂直位置を算出する。
【0108】
ステップS207では、第1実施の形態で説明した計算方法により、図21に示す正確な目標位置○の画素シフト機構駆動電圧を算出する。
【0109】
ステップS208では、算出した駆動電圧値を制御部28を介して画素シフト機構駆動電圧記憶部27へ記憶させる。
【0110】
以上説明した構成及び作用によればコストと調整時間を増大することなく、画素シフトデジタルカメラの画素シフト変位量を精度良く調整できる画素シフトデジタルカメラシステムを提供することができる。
【0111】
尚、標本の変形例として、調整用標本は水平方向及び垂直方向それぞれに対し傾きを持ったエッジ部を有する標本であれば、その形状は図20に限定されるものではなく、その他さまざまなバリエーションが考えられる。たとえば図24に示すようなものでもよい。
【0112】
また顕微鏡用の通常使うスライドガラスの一部にエッジ部を形成するようにすれば、日常使う標本に常に調整用標本が付属するようになり、いつでも調整ができるようになる。さらには、図25に示すように標本の番号整理のためにバーコード付きのスライドガラスにエッジを形成することも可能である。
【0113】
更に、図26、図27に示すように調整用標本を、エッジ部とともにテストチャートや文字、数字、幾何学的模様と共に形成し、調整前後でエッジ部と共に形成した図柄を表示できるようにしても良い。比較画像の形状が滑らかに表示されることを確認することにより、操作者が調整の効果を確認することができる。
【0114】
また、製造時の調整専用の場合の操作画面の変形例として、図28に示すように静止画撮影ボタン等は設けず、調整を開始するボタンだけを設けても良く、標本に枠を設けるのではなく、操作画面上に合わせるべきエッジの傾きを表す直線を表示するようにしても良い。
【0115】
また、市販用アプリケーションの操作画面の変形例として、図29に示すように、画素シフト機構の調整開始はメニューのオプションの下に入れて、プルダウンメニューで表示しても良い。前述の実施の形態では操作画面上で直接調整モードに変更していたのに対し、オプションの下に入れてプルダウンメニューに表示することにより調整開始操作に2アクションが必要になるため誤操作を防止できる。
【0116】
また、顕微鏡構成の変形例として、図16の視野絞り8の位置に調整用標本を挿抜可能に顕微鏡に配置するようにしても良い。視野絞り8の位置は、標本面と光学的に共役な位置になっており、この位置の光像も撮像素子面上に結像されるからである。
【0117】
このように顕微鏡に調整用標本を組み込むことで、調整用標本の紛失防止等の効果がある。
【0118】
また視野絞り8を絞ると図30のようになるため、視野絞り8自体を調整用標本としてもよい。これにより調整用標本を付属させる必要がなくなりコストダウンさせることができる。
【0119】
また、図31に示すアダプタ30aのように中間に結像位置があるリレーレンズ光学系を有するものがある。このような場合、中間結像位置32に調整用標本を置くようにしても良い。このように顕微鏡に調整用標本を組み込むことで、調整用標本の紛失防止等の効果がある。
【0120】
尚、本発明は、上記記載の各実施の形態に基づいて、以下のように構成することができる。
【0121】
(1) 少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本の光像を、撮像手段に対して所定の初期位置に配置する第1の工程と、
画素シフト手段に駆動電圧を設定して、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置を変化させる第2の工程と、
前記撮像手段により前記調整用標本の光像を撮像する第3の工程と、
前記撮像された図形の第1の端辺上にある複数の点それぞれについて、初期位置からの変位量の水平方向成分値を求めて、この複数の水平方向成分値を平均した平均水平方向成分値を算出する第4の工程と、
前記撮像された図形の第2の端辺上にある複数の点それぞれについて、初期位置からの変位量の垂直方向成分値を求めて、この複数の垂直方向成分値を平均した平均垂直方向成分値を算出する第5の工程と、
第2から第5の工程を、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置をそれぞれ異ならせる駆動電圧を前記画素シフト手段に設定して繰り返す第6の工程と、
前記画像シフト手段に設定した複数の駆動電圧と求めた平均水平方向成分値及び平均垂直方向成分値とから、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置が所定値となるように前記画像シフト手段に設定する駆動電圧を求める第7の工程と
を備えたことを特徴とする画素シフトデジタルカメラの調整方法。
【0122】
(2) 少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本の光像を、撮像手段に対して所定の初期位置に配置する第1の工程と、
画素シフト手段に駆動電圧を設定して、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置を変化させる第2の工程と、
前記撮像手段により前記調整用標本の光像を撮像する第3の工程と、
前記撮像された画像中に設定された座標系において、前記撮像された図形の第1の端辺を表わす直線の式を最小2乗法で求め、この直線の式に基づいて初期位置からの変位量の水平方向成分値を求める第4の工程と、
前記撮像された画像中に設定された座標系において、前記撮像された図形の第2の端辺を表わす直線の式を最小2乗法で求め、この直線の式に基づいて初期位置からの変位量の垂直方向成分値を求める第5の工程と、
第2から第5の工程を、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置をそれぞれ異ならせる駆動電圧を前記画素シフト手段に設定して繰り返す第6の工程と、
前記画像シフト手段に設定した複数の駆動電圧と求めた複数の変位量の水平及び垂直方向成分値とから、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置が所定値となるように前記画像シフト手段に設定する駆動電圧を求める第7の工程と
を備えたことを特徴とする画素シフトデジタルカメラの調整方法。
【0123】
(3) 少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本の光像を、撮像手段に対して所定の初期位置に配置する第1の工程と、
画素シフト手段に駆動電圧を設定して、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置を変化させる第2の工程と、
前記撮像手段により前記調整用標本の光像を撮像する第3の工程と、
前記撮像された画像中に設定された座標系において、前記撮像された図形の第1の端辺を表わす直線の式を最小2乗法で求める第4の工程と、
前記撮像された画像中に設定された座標系において、前記撮像された図形の第2の端辺を表わす直線の式を最小2乗法で求める第5の工程と、
前記求めた2つの直線の式に基づいてその交点の座標を求める第6の工程と、
第2から第6の工程を、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置をそれぞれ異ならせる駆動電圧を前記画素シフト手段に設定して繰り返す第7の工程と、
前記画像シフト手段に設定した複数の駆動電圧と求めた複数の交点の座標値とから、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置が所定値となるように前記画像シフト手段に設定する駆動電圧を求める第8の工程と
を備えたことを特徴とする画素シフトデジタルカメラの調整方法。
【0124】
(4) 上記(1)〜(3)に記載の画素シフトデジタルカメラの調整方法において、
前記撮像手段が単板カラー撮像素子であり、
前記撮像された図形は、この単板カラー撮像素子からの映像信号であるRGB信号から求めた輝度信号によって表わされていることを特徴とする画素シフトデジタルカメラの調整方法。
【0125】
(5) 上記(1)〜(3)に記載の画素シフトデジタルカメラの調整方法において、
前記撮像手段が単板カラー撮像素子であり、
前記撮像された図形は、この単板カラー撮像素子からの映像信号であるRGB信号の内G信号によって表わされていることを特徴とする画素シフトデジタルカメラの調整方法。
【0126】
(6)少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本の光像を、撮像手段に対して所定の初期位置に配置する第1の工程と、
画素シフト手段に駆動電圧を設定して、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置を変化させる第2の工程と、
前記撮像手段により前記調整用標本の光像を撮像する第3の工程と、
前記撮像された図形の第1の端辺上にある点について、初期位置からの変位量の水平方向成分値を求める第4の工程と、
前記撮像された図形の第2の端辺上にある点について、初期位置からの変位量の垂直方向成分値を求める第5の工程と、
第2から第5の工程を、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置をそれぞれ異ならせる駆動電圧を前記画素シフト手段に設定して繰り返す第6の工程と、
前記画像シフト手段に設定した複数の駆動電圧と求めた複数の変位量の水平及び垂直方向成分値とから、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置が所定値となるように前記画像シフト手段に設定する駆動電圧を求める第7の工程と、
前記第2工程の駆動電圧を前記第7の工程で求めた駆動電圧との差がより少ない駆動電圧に更新して、前記第2から第7の工程を繰り返す第8の工程と
を備えたことを特徴とする画素シフトデジタルカメラの調整方法。
【0127】
(7) 標本を積載するステージとこの標本に対向して配置される対物レンズとを有する顕微鏡と、
対物レンズによる標本の光像を撮像する撮像手段と、
前記標本の光像と前記撮像手段との相対位置を変化させる画素シフト手段と、
前記画素シフト手段を駆動するための駆動電圧を記憶する駆動電圧記憶手段と、
前記駆動電圧記憶手段に記憶された駆動電圧に基づいて前記画素シフト手段を駆動する画素シフト駆動手段と、
少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本と、
前記記憶された駆動電圧に対応して前記画素シフト手段が駆動される位置毎に前記調整用標本の光像を撮像手段により撮像させる撮像制御手段と、
撮影された前記相対位置の異なる2つの画像に基づいて、前記図形の第1の端辺上にある点について、変位量の水平方向成分値を求める水平相対変位量算出手段と、
撮影された前記相対位置の異なる2つの画像に基づいて、前記図形の第2の端辺上にある点について、変位量の垂直方向成分値を求める垂直相対変位量算出手段と、
前記画像シフト手段に与えた駆動電圧と求めた変位量の水平及び垂直方向成分値とから、前記調整用標本と前記撮像手段との相対位置が所定値となる前記駆動電圧を求める駆動電圧算出手段と
算出した駆動電圧を駆動電圧記憶手段に記憶させる記憶更新手段と
を備えたことを特徴とする顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステム。
【0128】
(8) 上記(7)に記載の顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムにおいて、
前記調整用標本を前記ステージ上の載置すべき標本位置とは異なる、撮像手段と光学的に共役な位置に配置することを特徴とする顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステム。
【0129】
(9) 上記(8)に記載の顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムにおいて、
前記顕微鏡は、照明光源、視野絞り、コンデンサレンズからなる照明光学系を有し、前記調整用標本は、前記視野絞りであり、前記少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形は、前記視野絞りの縁であることを特徴とする顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステム。
【0130】
(10) 上記(9)に記載の顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムにおいて、
前記顕微鏡の対物レンズと撮像手段との間にリレーレンズ光学系を有し、
前記リレーレンズ光学系の中間結像位置に前記調整用標本を挿抜自在に配置することを特徴とする顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステム。
【0131】
(11) 上記(7)に記載の顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムにおいて、
前記駆動電圧記憶手段に算出した駆動電圧を記憶させる前後の前記調整用標本の画素シフト静止画撮影結果を比較表示することを特徴とする顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステム。
【0132】
(12) 画素シフトデジタルカメラシステムまたは顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムに用いられる少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本あって、
スライドガラスを用いて構成することを特徴とする調整用標本。
【0133】
(13) 画素シフトデジタルカメラシステムまたは顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムに用いられる少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本あって、
撮像手段の水平方向及び垂直方向を示す基準線を有することを特徴とする調整用標本。
【0134】
(14) 画素シフトデジタルカメラシステムまたは顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムに用いられる少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本あって、
バーコードを備えたことを特徴とする調整用標本。
【0135】
(15) 画素シフトデジタルカメラシステムまたは顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステムに用いられる少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本あって、
文字、数字、幾何学模様の内少なくとも1つを有することを特徴とする調整用標本。
【0136】
上述の本発明に係る各実施の形態は以下のような効果を有する。
【0137】
上記(1)、(2)、(4)、(5)、(6)によればコストと調整時間を増大することなく、画素シフトデジタルカメラのシフト変位量を精度良く調整できるようになる。
【0138】
上記(3)によれば、上述の効果に加えて、画素シフト機構の直交性が悪い場合でも精度良く調整できるようになる。
【0139】
上記(6)によれば、上述の効果に加えさらに精度良く調整できるようになる。
【0140】
上記(7)によればコストと調整時間を増大することなく画素シフトデジタルカメラのシフト変位量を精度良く調整でき、撮影画像の画質向上させることができる。
【0141】
上記(12)によれば顕微鏡のステージ上に調整用標本を置けるようになり、調整が簡便になる。
【0142】
上記(13)によれば、調整用標本の撮像手段の水平垂直方向を示す基準線を、撮像手段の水平垂直方向と合わせることで調整を簡便になる。
【0143】
上記(8)、(10)によれば、顕微鏡に組み込むことができ、利便性が向上する。
【0144】
上記(11)によれば従来からある顕微鏡構成の一部を標本として利用でき、コストダウンを図ることができる。
【0145】
上記(11)、(14)、(15)によれば、調整精度を容易に確認できるようになり、調整の信頼性を向上することができる。
【0146】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、安価かつ短時間で、画素シフトデジタルカメラのシフト変位量を精度良く調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画素シフトの原理を示す図。
【図2】 画素のシフト位置を示す図。
【図3】 調整方法を示すフロー図。
【図4】 調整用標本の設置例を示す図。
【図5】 エッジ部を示す図。
【図6】 エッジ部に注目して示す図。
【図7】 輝度信号レベルを示す図。
【図8】 垂直方向の相対変位を示す図。
【図9】 垂直方向の相対変位を示す図。
【図10】 変化の周期とエッジの傾きとの関係を示す図。
【図11】 Y信号について平均化する周期数と平均化結果の関係を示す図。
【図12】 G信号について平均化する周期数と平均化結果の関係を示す図。
【図13】 3本の直線を示す図。
【図14】 標本の撮影位置を示す図。
【図15】 標本の撮影位置を示す図。
【図16】 顕微鏡デジタルカメラシステムの構成を示す図。
【図17】 顕微鏡デジタルカメラシステムに用いられる信号処理部の構成を示す図。
【図18】 操作画面を示す図。
【図19】 画像の合成を示す図。
【図20】 調整用標本を示す図。
【図21】 標本の撮影位置を示す図。
【図22】 画素シフト機構を目標通りの位置に変位させるための調整動作を示すフロー図。
【図23】 操作画面を示す図。
【図24】 調整用標本を示す図。
【図25】 調整用標本を示す図。
【図26】 調整用標本を示す図。
【図27】 調整用標本を示す図。
【図28】 操作画面を示す図。
【図29】 操作画面を示す図。
【図30】 視野絞りを示す図。
【図31】 調整用標本の設置位置を示す図。
【図32】 画素シフト法を用いたデジタルカメラを顕微鏡の標本像の撮像に適用したデジタルカメラシステムの構成を示す図。
【符号の説明】
1…カメラヘッド部、 2…顕微鏡本体、 3…PC、 8…視野絞り、
11…ステージ、 12…対物レンズ、 16…撮像素子、
17…画素シフト機構、 25…信号処理部、 27…画素シフト機構駆動電圧記憶部、 30…アダプタ、 31…画素シフト機構駆動部、
32…中間結像位置、 40…スライドガラス

Claims (3)

  1. 少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本の光像を、撮像手段に対して所定の初期位置に配置する第1の工程と、
    画素シフト手段に駆動電圧を設定して、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置を変化させる第2の工程と、
    前記撮像手段により前記調整用標本の光像を撮像する第3の工程と、
    前記撮像された図形の第1の端辺上にある点について、初期位置からの変位量の水平方向成分値を求める第4の工程と、
    前記撮像された図形の第2の端辺上にある点について、初期位置からの変位量の垂直方向成分値を求める第5の工程と、
    第2から第5の工程を、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置をそれぞれ異ならせる駆動電圧を前記画素シフト手段に設定して繰り返す第6の工程と、
    前記画像シフト手段に設定した複数の駆動電圧と求めた複数の変位量の水平及び垂直方向成分値とから、前記調整用標本の光像と前記撮像手段との相対位置が所定値となるように前記画像シフト手段に設定する駆動電圧を求める第7の工程と
    を備えたことを特徴とする画素シフトデジタルカメラの調整方法。
  2. 入射光像を撮像する撮像手段と、
    前記入射光像と前記撮像手段との相対位置を変化させる画素シフト手段と、
    前記画素シフト手段を駆動するための複数の駆動電圧を記憶する駆動電圧記憶手段と、
    前記駆動電圧記憶手段に記憶された駆動電圧に基づいて前記画素シフト手段を駆動する画素シフト駆動手段と、
    少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本と、
    前記記憶された駆動電圧に対応して前記画素シフト手段が駆動される位置毎に前記調整用標本の光像を撮像手段により撮像させる撮像制御手段と、
    撮影された前記相対位置の異なる2つの画像に基づいて、前記図形の第1の端辺上にある点について、変位量の水平方向成分値を求める水平相対変位量算出手段と、
    撮影された前記相対位置の異なる2つの画像に基づいて、前記図形の第2の端辺上にある点について、変位量の垂直方向成分値を求める垂直相対変位量算出手段と、
    前記画像シフト手段に与えた駆動電圧と求めた変位量の水平及び垂直方向成分値とから、前記調整用標本と前記撮像手段との相対位置が所定値となる前記駆動電圧を求める駆動電圧算出手段と
    算出した駆動電圧を駆動電圧記憶手段に記憶させる記憶更新手段と
    を備えたことを特徴とする画素シフトデジタルカメラシステム。
  3. 標本を積載するステージとこの標本に対向して配置される対物レンズとを有する顕微鏡と、
    対物レンズによる標本の光像を撮像する撮像手段と、
    前記標本の光像と前記撮像手段との相対位置を変化させる画素シフト手段と、
    前記画素シフト手段を駆動するための駆動電圧を記憶する駆動電圧記憶手段と、
    前記駆動電圧記憶手段に記憶された駆動電圧に基づいて前記画素シフト手段を駆動する画素シフト駆動手段と、
    少なくとも2つの直線状の端辺をもつ図形を有する調整用標本と、
    前記記憶された駆動電圧に対応して前記画素シフト手段が駆動される位置毎に前記調整用標本の光像を撮像手段により撮像させる撮像制御手段と、
    撮影された前記相対位置の異なる2つの画像に基づいて、前記図形の第1の端辺上にある点について、変位量の水平方向成分値を求める水平相対変位量算出手段と、
    撮影された前記相対位置の異なる2つの画像に基づいて、前記図形の第2の端辺上にある点について、変位量の垂直方向成分値を求める垂直相対変位量算出手段と、
    前記画像シフト手段に与えた駆動電圧と求めた変位量の水平及び垂直方向成分値とから、前記調整用標本と前記撮像手段との相対位置が所定値となる前記駆動電圧を求める駆動電圧算出手段と
    算出した駆動電圧を駆動電圧記憶手段に記憶させる記憶更新手段と
    を備えたことを特徴とする顕微鏡画素シフトデジタルカメラシステム。
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