JP4199064B2 - 車両用照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は自動車等の車両の前照灯装置に適用される車両用照明装置に関し、特に走行状況に対応してランプの照射方向や照射範囲を追従変化させる配光制御手段、例えば適応型照明システム(以下、AFS(Adaptive Front-lighting System))を備える車両用照明装置に関するものである。
自動車の走行安全性を高めるために提案されているAFSとして、本出願人により提案されている特許文献1に記載の技術がある。このAFSは、図1に概念図を示すように、自動車CARにステアリング装置での操舵角を検出するステアリングセンサ1Aや車速を検出する車速センサ1Bを設けておき、これらセンサ1A,1Bの検出出力を電子制御ユニット(以下、ECU(Electronic Control Unit )2に入力し、ECU2は入力された検出出力に基づいて自動車の前部の左右にそれぞれ装備された前照灯3(スイブルランプ3R,3L)の照射範囲、例えば照射方向を左右方向に偏向制御してその配光特性を変化させている。このAFSによれば、自動車がカーブした道路を走行する際には、当該自動車の操舵角に対応してスイブルランプの照射方向を偏向制御してカーブ前方の道路を照明することが可能になり、走行安全性を高める上で有効になる。
このようなAFSにおいて、単純に操舵角に対応して左右のスイブルランプを偏向制御するのみでは種々の不都合が生じることがあり、従来ではこのような不都合を改善するための試みがなされている。例えば、特許文献2では、高速走行時にはスイブルランプの偏向角を大きく制御するようにその変化率を大きくし、高速になるほど進行方向のより先を早めに照射して走行先の視認性を向上させる技術が提案されている。また、特許文献2では、直進走行からカーブ走行に移行するような場合に操舵に対するスイブルランプの偏向動作の遅れによる違和感を解消する目的で、直進走行時のような操舵角が小さい領域においてもスイブルランプの偏向動作を小さい変化率で行うようにした技術が提案されている。
特開2002−160581号公報 特開平8−301005号公報
このように特許文献2の技術では、自動車の高速走行時にはスイブルランプの偏向角を大きくしているが、実際に高速道路等を走行する場合には、道路の曲率半径が大きいカーブ道路では曲率半径の小さい道路に比較して高速で走行することが殆どである。そのため高速走行時にスイブルランプの偏向角を大きくしてしまうと、道路の曲率半径に対して偏向角が大きくなりすぎ、照明範囲が走行先の道路を外れてしまい、適切な照明が行われないという問題がある。また、特許文献2の技術では、直進に近い状態での走行時には操舵角に対するスイブルランプの偏向角の変化率を小さくしているが、偏向動作が完全に停止されてはいないため特許文献2にも記載されているように、スイブルランプの偏向が頻繁に行われることによって運転者が煩わしさを感じる状況が生じ易くなる。特に、高速走行時は路面の抵抗を受けてステアリングが微小角度で振れることがことが多く、これに伴ってスイブルランプが微小ではあるが偏向動作されてしまい、運転者における煩わしさを完全に解消することは困難である。
本発明の目的は、車両の異なる速度での走行時のそれぞれにおいて適切な照明を実現することを可能にした車両用照明装置を提供するものである。
本発明は、車両の各車速において所定の操舵角で所定の最大偏向角となり、この最大偏向角に達するまでは車速が高速になるほど操舵角に対するランプの偏向角の変化率を緩やかにしたことを特徴としている。また、車両の直進方向を含む所要の操舵角範囲内においてはランプの偏向動作を行わない不感帯領域を有し、車速が高速になるほど不感帯領域の幅を小さくし、この不感帯領域を除いた所定の操舵角よりも小さい領域では、同じ操舵角でも高速走行時ほどスイブルランプの偏向角を大きくしている。
本発明によれば、車両の車速が高速になるほど操舵角に対するランプの偏向角の変化率を緩やかにしているので、曲率半径が異なるカーブ道路を走行する際に、カーブ道路の曲率半径と密接な関係のある車両速度に対応させてランプの偏向角を変化制御することができ、これにより各速度での走行時におけるカーブ道路の先方を好適に照明してAFSによる安全走行を実現することが可能になる。また、直進走行を含む領域にランプの偏向動作の不感帯領域を設け、特に車速が高速になるほど不感帯の幅を小さくすることで、各速度の直進走行近傍走行時に運転者が煩わしく感じることが防止できる。さらに、不感帯領域を除く操舵角が最大偏向角となる所定の操舵角よりも小さい領域では、同じ操舵角でも高速走行時ほどスイブルランプの偏向角を大きくすることで、高速になるとカーブ道路の先方を優先して照明することが可能になり、曲率半径の異なるカーブ道路に対してそれぞれ適切な照明が可能になる。
本発明の最良の形態は、図8に特性を示すように、車両の各車速において所定の操舵角で最大偏向角となり、その一方で車両が高速になるほど不感帯領域の幅を小さくし、さらに不感帯領域を除いた最大偏向角となる所定の操舵角よりも小さい操舵角範囲では、車両の車速が高速になるほど操舵角に対する偏向角が大きくなるように操舵角に対するランプの偏向角の変化率を緩やかにする特性とする。
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図2は図1で説明したAFSの構成要素のうち、照射方向を左右に偏向可能なスイブルランプの内部構造の縦断面図、図3はその主要部の部分分解斜視図である。灯具ボディ11の前部開口にはレンズ12が、後部開口には後カバー13がそれぞれ取着されて灯室14が形成されており、当該灯室14内にはプロジェクタランプ30が配設されている。前記プロジェクタランプ30はスリーブ301、リフレクタ302、レンズ303及び光源304が一体化されており、既に広く使用されているものであるので詳細な説明は省略するが、ここでは光源304には放電バルブを用いたものを使用している。前記プロジェクタランプ30は概ねコ字状をしたブラケット31に支持されている。また、前記灯具ボディ11内のプロジェクタランプ30の周囲にはレンズ12を通して内部が露呈しないようにエクステンション15が配設されている。さらに、この実施形態では、前記灯具ボディ11の底面開口に取着される下カバー16を利用してプロジェクタランプ30の放電バルブを点灯させるための点灯回路7が内装されている。
前記プロジェクタランプ30は、前記ブラケット31の垂直板311からほぼ直角に曲げ形成された下板312と上板313との間に挟さまれた状態で支持されている。前記下板312の下側には後述するアクチュエータ4がネジ314により固定されており、当該アクチュエータ4の回転出力軸411は下板312に開口された軸穴315を通して上側に突出されている。ネジ314は下板312の下面に突出されたボス318にネジ止めされる。そして、前記プロジェクタランプ30の上面に設けられた軸部305が上板313に設けられた軸受316に嵌合され、プロジェクタランプ30の下面に設けられた連結部306が前記アクチュエータ4の回転出力軸411に嵌合して連結されており、これによりプロジェクタランプ30はブラケット31に対して左右方向に回動可能とされ、かつ後述するようにアクチュエータ4の動作によって回転出力軸411と一体に水平方向に回動動作されるようになっている。
ここで、前記ブラケット31は正面から見て左右の各上部にエイミングナット321,322が一体的に取着され、右側の下部にレベリング軸受323が一体的に取着されており、それぞれ灯具ボディ11に軸転可能に支持された水平エイミングスクリュ331、垂直エイミングスクリュ332が螺合され、レベリング機構5のレベリングボール51が嵌合される。そして、これら水平エイミングスクリュ331、垂直エイミングスクリュ332を軸転操作することでブラケット31を左右方向及び上下方向に回動することが可能となる。また、レベリング機構5によりレベリングポール51を軸方向に前後移動することで、ブラケット31を上下方向に回動することが可能となる。これにより、プロジェクタランプ30の光軸を左右方向及び上下方向に調整するためのエイミング調整、及び自動車の車高変化に伴うレベリング状態に対応してプロジェクタランプの光軸を上下方向に調整するレベリング調整が可能になる。なお、プロジェクタランプ30のリフレクタ302の下面には突起307が突出されており、またこれに対向するブラケット31の下板312には左右位置にそれぞれ一対のストッパ317が切り起こし形成されており、プロジェクタランプ30の回動に伴って突起307がいずれか一方のストッパ317に衝接することで、当該プロジェクタランプ30の回動範囲が規制されるようになっている。
前記アクチュエータ4は、五角形に近いケース41を備えており、このケース41の両側面には支持片412,413が両側に向けて突出形成され、ケース41をブラケット31のボス318にネジ314により固定するために利用される。前記ケース41の上面にはスプライン構成をした回転出力軸411が突出されて前記プロジェクタランプ30の底面の連結部306に結合される。この回転出力軸411はアクチュエータ4内に内蔵されている後述するモータ42によって所要の回転角範囲内で往復回転駆動されるものである。また、前記ケース41の背面には図には表れないコネクタが配設され、前記ECU2に接続された外部コネクタ21が嵌合されるようになっている。
図4は前記ECU2及びアクチュエータ4を含む照明装置の電気回路構成を示すブロック回路図である。なお、アクチュエータ4は自動車の左右のスイブルランプ3R,3Lに装備されたものであり、ECU2との間で双方向通信が可能とされている。前記ECU2内には前記ステアリングセンサ1A及び車速センサ1Bで検出された操舵角と車速とにより所定のアルゴリズムでの処理を行なって所要の制御信号C0を出力するメイン制御回路としてのメインCPU201と、当該メインCPU201と前記アクチュエータ4との間で前記制御信号C0を入出力するためのインターフェース(以下、I/Fと称する)回路202とを備えている。ここでは前記制御信号C0は、アクチュエータ4に対してスイブルランプ3R,3Lの光軸偏向角度を制御するための左右偏向角度信号である。
自動車の左右の各スイブルランプ3R,3Lにそれぞれ設けられた前記アクチュエータ4内に構成されるサブ制御回路43は、サブCPU431と、前記ECU2との間の信号を入出力するためのI/F回路432と、回転駆動手段として前記アクチュエータ4のケース41内に内装されて前記回転出力軸411を回転駆動する駆動源としてのブラシレスモータ42を回転駆動するためのモータドライブ回路433とを備えている。前記サブCPU431は、I/F回路432を通して入力される前記ECU2からの制御信号C0によりモータドライブ回路433を制御し、モータ42を駆動することでプロジェクタランプ30の偏向角を制御することが可能とされている。
以上の構成によれば、自動車CARに配設されたステアリングセンサ1AからはステアリングホイールSWの回転角度、すなわち自動車の操舵角の信号と、自動車の車速の信号がそれぞれ検出されてECU2に入力される。ECU2は入力された検出出力に基づいてメインCPU201で演算を行い、自動車のスイブルランプ3R,3Lにおけるプロジェクタランプ30の左右偏向角度信号C0を算出し両スイブルランプ3R,3Lの各アクチュエータ4に入力する。アクチュエータ4では入力された左右偏向角度信号C0によりサブCPU431が演算を行い、当該左右偏向角度信号C0に対応した信号を算出してモータドライブ回路433に出力しモータ42を回転駆動する。モータ42の回転駆動力は減速されて回転出力軸411に伝達され、回転出力軸411に連結されているプロジェクタランプ30が水平方向に回動し、スイブルランプ3R,3Lの照射方向(光軸方向)が左右に偏向される。なお、プロジェクタランプ30の偏向角は図示を省略した回転角センサによって検出し、これをサブCPU431にフィードバックすることで偏向角度信号C0に対応した偏向角に制御することが可能とされている。
図5はこのようなAFS制御に際して、ECUにおいてスイブルランプの偏向角を車速に対応させて変化制御する際の変化率特性の参考例を示す図である。横軸は操舵角、縦軸はスイブルランプの偏向角であり、直進操舵方向を0として操舵角が大きくなるとこれに追従してスイブルランプの偏向角が徐々に増加して行く特性であることが示されている。また、同図における特性vs,vm,vfはそれぞれ低速時(30Km/h以下)、中速時(30〜70Km/h)、高速時(70km/h以上)の各特性を示している。ただし、ここでの各速度の区分は一つの例である。低速時の特性vsは操舵角がほぼθ3までは0であるが、それ以上になると比較的に変化率(傾き)の大きい急峻な傾きの特性となり、操舵角θ4において最大偏向角MAXに到達する。中速時の特性vmは操舵角がθ3よりも小さいθ2までは0であるが、それ以上になると中間程度の変化率の特性となり、θ4よりも大きい操舵角θ5において最大偏向角MAXに到達する。高速時の特性vfは操舵角がθ2よりも小さいθ1までは0であるが、それ以上になると変化率の小さい緩やかな傾きの直線特性となり、θ5よりも大きい操舵角θ6において最大偏向角MAXに到達する。これらの特性vf,vm,vsは所定の操舵角θtにおいて交わっており、所定の操舵角θtの前後で各特性の偏向角の大小が反転するようになっている。この特性は左右の操舵方向の一方向についてのみを示したおり、反対の操舵方向についても同様の特性である。また、直進操舵方向から前記θ1,θ2,θ3までの範囲はそれぞれ操舵によってもスイブルランプが偏向動作されることがない不感帯領域となる。
図6はそのフローチャートであり、ステアリングセンサ1Aの出力に基づいて操舵角θxを検出し(S101)、続いて車速センサ1Bの出力に基づいて車速vxを検出する(S102)。次いで、検出した車速vxが高速であるか、中速であるか、低速であるかを判定する(S103)。そして、検出した操舵角θxを判定した各速度についてそれぞれθ1,θ2,θ3の不感帯領域に入るか否かを判定する(S104,S105,S106)。不感帯領域に入る場合にはスイブルランプの偏向動作は行なわず、リターンする。不感帯領域に入らない場合には、それぞれの特性vf,vm,vsに基づいてスイブルランプを偏向動作させる(S107,S108,S109)。
このように車速に対応してスイブルランプの偏向動作での変化率を制御し、特に自動車が高速になるほど操舵角に対するスイブルランプの偏向角の変化率を緩やかにすることで、次のような照明方向の制御が可能になる。図7(a)は自動車CARがカーブ道路ROADを低速で走行する場合、図7(b)は中速で走行する場合、図7(c)は高速で走行する場合の各模式平面図である。同図(a)のように、曲率半径の小さいカーブ道路ROAD1の場合には通常は低速で走行することが多く、この低速走行の場合には操舵角に対する偏向角の変化率が大きいため、ステアリングホイールを小さく操作した場合、すなわち操舵角を小さく変化した場合のスイブルランプの照射方向の角度変化α1も大きくなる。このため、カーブ道路の曲率半径に対応して走行方向の直前に近い領域S1を比較的に広い範囲で照明し、この領域S1の視認性を高いものとする。
一方、同図(b)のように、カーブ道路ROAD2の曲率半径が大きくなってくると速度を上げて中速で走行するようになり、この中速走行では操舵角に対する偏向角の変化率が小さくなり、同じ角度だけ操舵角を変化した場合のスイブルランプの照射方向の角度変化α2は小さくなる。このため、カーブ道路の曲率半径に対応して直前よりも遠方の先方領域S2を中程度の範囲で照明し、この領域S2の視認性を高いものとする。さらに、同図(c)のように、カーブ道路ROAD3の曲率半径が大きくなってくるとさらに速度を上げて高速で走行するようになり、この高速走行では操舵角に対する偏向角の変化率がさらに小さくなり、スイブルランプの照射方向の角度変化α3はさらに小さくなる。これにより、カーブ道路の大きな曲率半径に対応した走行方向の比較的に遠方の領域S3を集中的に照明し、この領域S3の視認性を高いものとする。
また、これと同時に各速度での走行時には操舵角に不感帯が確保されているため、直進走行の近傍の走行状態ではスイブルランプの照射範囲が小刻みに偏向されて運転者が煩わしく感じるようなことが防止される。特に、高速走行では操舵角は殆ど直進状態に近い状態に保持されるため、不感帯幅が小さくでも十分な効果が得られる反面、前述のようなカーブ道路を走行する際には小さい角度の操舵を行った際には直ちにスイブルランプが追従して偏向動作されることになるため、高い応答性が得られることになる。逆に、中速走行時ないし低速走行時は高速走行時よりも操舵角が大きくなることが多いため不感帯幅を大きくしており、これにより、直進走行に近い走行時にスイブルランプが偏向動作されることはなく、運転者が煩わしく感じることが防止される。
さらに、この特性では、図5に示したように、不感帯領域を除く操舵角が所定の操舵角θtよりも小さい領域では、同じ操舵角でも高速走行時ほどスイブルランプの偏向角が大きくされている。これは操舵角が所定の操舵角θtよりも小さい場合には低速ではカーブ道路の先方よりも自動車の直前領域を照明することを重視し、高速になるとカーブ道路の先方を優先して照明することを重視しているためである。そして、当該所定の操舵角θtを越えたときには、高速ほど操舵角に対する偏向角が小さくなり曲率半径の大きなカーブ道路に対して適切な照明が可能になることは前述した通りである。
ここで、本発明の変化率特性としては図8に示す特性とする。同図には図5に対応する符号vs,vm,vfを付してある。この特性では高速になるほど不感帯幅をθ1,θ2’,θ3’のように小さくし、かつ変化率(傾き)を緩やかにしている点で図5に示した特性と共通しているが、最大の偏向角MAXになる操舵角を各速度において操舵角θ6に一致させている。この変化率特性によれば、操舵角に対する偏向角の変化率は高速になるほど小さいため、図5の特性と同様に、各速度においてそれぞれカーブ道路での先方の照明をより適切に行うことが可能になる。また、不感帯幅が高速ほど小さいため直進走行時におけるスイブルランプの偏向動作が抑制でき、運転者が煩わしく感じることを防止する点についても図5の特性と同様である。さらに、この変化率特性では、最大の偏向角MAXに到達するまでの間は常に所定の操舵角に対する偏向角は高速になるほど大きいため、走行先のカーブ道路先方をより早く照明して視認性を高めることが可能になる。
また、参考例としての変化率特性として、図9に示すように、不感帯幅を各速度において操舵角θ1に一致させる特性が考えられる。この操舵角θ1からそれぞれ変化率(傾き)が異なり、低速では操舵角θ4’において、中速では操舵角θ5’において、高速では操舵角θ6においてそれぞれ最大偏向角MAXに到達するように設定している。この特性では操舵角に対する偏向角は高速ほど変化率が小さいので、図5及び図8の特性と同様にカーブ道路での先方の視認性を高めることが可能である。一方、この特性では各速度において不感帯の幅が等しいため、速度に関わらず常に一定の操舵角範囲での偏向動作の安定化が可能であり、運転者に対する煩わしさを速度に関わらず確保することができる。その反面、この特性では同じ操舵角に対する偏向角は高速ほど小さくなるため、図5及び図8の特性に比較するとカーブ道路に進入したときの遠方の視認性は若干低下するが、直前ないし近傍の視認性を高める上では有利になる。
ここで、前記実施例では説明を簡単にするために、操舵角に対するスイブルランプの偏向角が直線的に変化する例を示しているが、曲線的に変化するように特性を設定することも可能である。ただし、この場合においても高速になるほど変化率を小さくする特性にすることは同じである。
なお、前記実施例では、スイブルランプを構成しているプロジェクタランプを左右方向に偏向して照射光軸を変化させる前照灯に適用した例を示したが、本発明は、リフレクタのみを偏向動作させる構成、あるいは主リフレクタと独立して設けた補助リフレクタを偏向動作させることで実質的な照射範囲を変化させるようにした前照灯に適用してもよい。
AFSの概念構成を示す図である。 スイブルランプの縦断面図である。 スイブルランプの内部構造の主要部の分解斜視図である。 AFSの回路構成を示すブロック回路図である。 操舵角に対する偏向角の参考例の特性を示す特性図である。 偏向動作を説明するためのフローチャートである。 低速、中速、高速時の各偏向角を示す配光パターン図である。 操舵角に対する偏向角の本発明の特性を示す特性図である。 操舵角に対する偏向角の特性の他の参考例を示す特性図である。
符号の説明
1A ステアリングセンサ
1B 車速センサ
2 ECU
3L,3R スイブルランプ
4 アクチュエータ
5 レベリング機構
7 点灯回路
30 プロジェクタランプ
31 ブラケット
41 ケース
42 モータ
43 制御回路
201 メインCPU
431 サブCPU
434 モータドライブ回路
SW ステアリングホイール

Claims (1)

  1. 車両の前部に設けられたランプの照射方向をステアリング装置の操舵に連動して左右に偏向可能な車両用照明装置であって、前記ランプの偏向角は最大偏向角を有し、当該最大偏向角になる操舵角を車両の各車速において所定の操舵角に一致させ、車両の直進方向を含む所要の操舵角範囲内においては前記ランプの偏向動作を行わない不感帯領域を有し、車両が高速になるほど前記不感帯領域の幅を小さくし、かつ前記不感帯領域を除いた前記所定の操舵角よりも小さい操舵角範囲では、車速が高速になるほど操舵角に対する偏向角が大きくなるように操舵角に対する前記ランプの偏向角の変化率を緩やかにしたことを特徴とする車両用照明装置。
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