JP4198004B2 - 画像分類プログラム、画像分類装置 - Google Patents

画像分類プログラム、画像分類装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4198004B2
JP4198004B2 JP2003199373A JP2003199373A JP4198004B2 JP 4198004 B2 JP4198004 B2 JP 4198004B2 JP 2003199373 A JP2003199373 A JP 2003199373A JP 2003199373 A JP2003199373 A JP 2003199373A JP 4198004 B2 JP4198004 B2 JP 4198004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
displayed
display
thumbnail
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003199373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005039486A (ja
Inventor
裕人 西山
利昭 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2003199373A priority Critical patent/JP4198004B2/ja
Publication of JP2005039486A publication Critical patent/JP2005039486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4198004B2 publication Critical patent/JP4198004B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像群の中の画像を好適に分類するための画像分類プログラム、画像分類装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラ等で撮影された画像データは、パーソナルコンピュータ(PC)等に取り込まれて保存されることが多く、該PCでは、画像データを印刷したり加工したりすることが可能である。
【0003】
こうした画像データは、新たに撮影される毎に追加されるために、時間の経過とともにその数が増大することになる。従って、PC上において画像データを取り扱うためのソフトウェアは、画像データを分類する機能を備えていることが少なくない。
【0004】
このような画像分類機能を備えた従来のソフトウェアは、画像の分類処理を行う際に、まず、フォルダを指定することで、該フォルダ内に格納されている画像データのサムネール表示等を行う。そして、この状態から、サムネール画像の1つをマウス等でクリック(あるいはダブルクリックなど)することにより、該サムネール画像に対応する画像データがビュー画面等に大きく表示され、その画像を見て操作者が分類先を決定した後に、ドラッグアンドドロップ操作やキーによるカットアンドペースト操作等を行うことによりその画像(またはサムネール画像)を分類先のフォルダに移動する、などの操作が必要となっていた。このような操作を行う際には、各画像毎に通常3アクションの操作(選択し、移動し、目的の場所で放す)を要していた。
【0005】
一方、PC上におけるソフトウェアではなく、デジタルカメラ自体において、画像分類機能を備えたものが提案されている。
【0006】
例えば、特開2002−152557号公報には、電子的撮像手段を有する電子カメラ装置において、記録媒体に記録されている画像を表示するための表示装置と、上記記録媒体から読み出した画像を1コマ単位で上記表示装置に順次表示させるスライドショー表示を実行するスライドショー表示手段と、上記スライドショー表示の実行時に、上記表示装置に表示されている画像に対する選択入力がなされると、当該画像を選択設定する選択手段と、上記選択手段により選択設定された画像について所定の処理を実行する処理手段と、を備えた電子カメラ装置が記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−152557号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような操作手順のソフトウェアで画像の分類を行うときには、画像の枚数が少なければそれ程面倒な作業ではないが、枚数が多くなると3アクションの操作を毎回繰り返すのは手間が掛かって面倒となる。
【0009】
また、上記特開2002−152557号公報に記載されているのは電子カメラ装置に関するものであるが、電子カメラ装置では、搭載されている表示画面が小型なものに限られていて、入力装置なども比較的小さいボタンやダイヤル等に限られている。従って、PC上においてソフトウェアにより行う場合のように、広い画面や、マウス等を用いた快適な操作性を享受することはできない。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、より簡単な操作で画像を分類することができる画像分類プログラム、画像分類装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明による画像分類プログラムは、コンピュータを、複数の第1のサムネール画像が所定の順序で配列して表示される第2の表示エリアと、上記第2の表示エリアで指定された第1のサムネール画像の原画像を表示する第1の表示エリアと、上記複数の第1のサムネール画像の原画像を複数のグループの何れかに分類してその原画像の第2のサムネール画像を各グループ毎に表示する第3の表示エリアと、を同一画面に表示する表示手段、上記表示エリアに表示されている画像に対して操作入力を行うための操作入力手段、上記操作入力手段からの操作入力に応じて上記第1の表示エリアに表示されている画像に上記グループの何れかを指定する分類手段、上記操作入力手段からの上記操作入力に応じて上記第1の表示エリアに表示されている画像の第2のサムネール画像を上記第3の表示エリアに表示すると共に、上記第1の表示エリアに表示された原画像を上記所定の順序に従った次の第1のサムネール画像の原画像に更新するように制御する制御手段、として機能させるためのプログラムである。
【0012】
また、第2の発明による画像分類プログラムは、上記第1の発明による画像分類プログラムにおいて、上記分類手段が、画像を複数のグループの何れかに分類したときに、各グループに一対一に関連付けられたマークの内の、該画像が分類されたグループに対応するマークを、該画像の第1のサムネール画像に付与するものである。
【0013】
さらに、第3の発明による画像分類プログラムは、上記第2の発明による画像分類プログラムにおいて、上記制御手段が、上記第1の表示エリアに表示されている画像が、既に分類されてグループが指定されている場合には、該グループに対応するマークを該画像の第1のサムネール画像とともに上記第2の表示エリアに表示するように制御し得るものである。
【0014】
第4の発明による画像分類プログラムは、上記第1の発明による画像分類プログラムにおいて、上記制御手段が、前回第1の表示エリアに表示された原画像の更新を行うように制御した後に、所定の時間が経過しても画像を分類するための上記操作入力がない場合には、画像の分類を行うことなく、上記第1の表示エリアに表示されている画像を、上記所定の順序に従った上記第2の表示エリアに表示された次の第1のサムネール画像の原画像に更新するように制御する。
【0015】
第5の発明による画像分類プログラムは、上記第1の発明による画像分類プログラムにおいて、上記制御手段は、画像を分類するための上記操作入力に応じて、上記第1の表示エリアに表示されている原画像を、上記所定の順序に従った次の原画像に更新するとともに、上記第2の表示エリアに表示されている所定数の第1のサムネール画像を、上記所定の順序に従って1つずらした所定数の第1のサムネール画像に更新するように制御するものである。
【0017】
の発明による画像分類プログラムは、上記第の発明による画像分類プログラムにおいて、上記所定数の第1のサムネール画像の内の1つが注目画像として選択操作されたことにより上記第1の表示エリアに表示されている原画像が、上記操作入力手段からの操作入力に応じて再度分類されもしくは再度の分類がキャンセルされると、上記制御手段は、上記第1のサムネール画像の内の1つを選択操作する前に注目画像であった第1のサムネール画像を再度注目画像に設定するとともに、該注目画像となった第1のサムネール画像に対応する原画像を上記第1の表示エリアに表示するように制御する。
【0018】
の発明による画像分類プログラムは、上記第5の発明による画像分類プログラムにおいて、上記表示手段が、上記原画像に対応し上記第1のサムネール画像よりも小さい上記第2のサムネール画像を、上記分類に係る複数のグループに各対応した表示領域にそれぞれ配列して上記第3の表示エリアに表示する
【0019】
の発明による画像分類プログラムは、上記第の発明による画像分類プログラムにおいて、上記操作入力手段により、上記第3の表示エリアに表示されている第2のサムネール画像の内の1つが注目画像として選択操作されると、上記制御手段は、選択された第2のサムネール画像に対応する原画像を上記第1の表示エリアに表示させるように制御する。
【0020】
の発明による画像分類プログラムは、上記第の発明による画像分類プログラムにおいて、上記操作入力手段により、上記第3の表示エリアに表示されている第2のサムネール画像の内の1つが注目画像として選択操作されると、上記制御手段は、さらに、該選択された第2のサムネール画像に対応する第1のサムネール画像を注目画像として含む、該選択された第2のサムネール画像が属するグループと同一のグループの所定数の第1のサムネール画像を、該グループにおける上記所定の順序に従って配列し表示するように制御する。
【0021】
10の発明による画像分類プログラムは、上記第1の発明による画像分類プログラムにおいて、上記制御手段が、上記分類の対象となる全ての画像の第1のサムネール画像を表示対象として表示可能な数だけ上記表示手段に一覧表示するように制御し得るものであり、さらに、上記操作入力手段からの操作入力に応じて、上記分類に係る複数のグループの何れかが指定された場合には、指定されたグループに既に分類されている画像のサムネール画像のみを表示対象として表示可能な数だけ上記表示手段に一覧表示するように制御し得るものである。
【0022】
11の発明による画像分類装置は、複数の第1のサムネール画像が所定の順序で配列して表示される第2の表示エリアと、上記第2の表示エリアで指定された第1のサムネール画像の原画像を表示する第1の表示エリアと、上記複数の第1のサムネール画像の原画像を複数のグループの何れかに分類してその原画像の第2のサムネール画像を各グループ毎に表示する第3の表示エリアと、を同一画面に表示する表示手段と、上記表示エリアに表示されている画像に対して操作入力を行うための操作入力手段と、上記操作入力手段からの操作入力に応じて上記第1の表示エリアに表示されている画像に上記グループの何れかを指定する分類手段と、上記操作入力手段からの上記操作入力に応じて上記第1の表示エリアに表示されている画像の第2のサムネール画像を上記第3の表示エリアに表示すると共に、上記第1の表示エリアに表示された原画像を上記所定の順序に従った次の第1のサムネール画像の原画像に更新するように制御する制御手段と、を具備したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1から図21は本発明の一実施形態を示したものであり、図1は画像分類装置の構成を示すブロック図である。
【0025】
この画像分類装置は、例えば、コンピュータにおいて、画像分類プログラムを実行することにより構成される装置である。なお、これに限らず、専用のハードウェアにより、同等の機能を果たすようにしても構わないし、既存の装置を組み合わせたものに画像分類方法を適用することにより、同等の機能を果たすようにしても良いことは勿論である。
【0026】
この画像分類装置は、図1に示すように、例えばメモリカードアダプタやUSBなどを介してデジタルカメラにより記録された画像データやその他の画像データ等を入出力するための画像入出力インターフェース1と、この画像入出力インターフェース1を介して入力した原画像を記憶するための原画像メモリ2aと、上記画像入出力インターフェース1を介して入力したサムネール画像または上記原画像から作成されたサムネール画像を記憶するためのサムネール画像メモリ2bと、画面上に上記原画像を大きく表示するために該原画像から作成された表示画像を記憶するための表示画像メモリ2cと、を含んで構成される画像メモリ2と、処理を行う際のデータや設定値や画像等を一時的に記憶するための一時メモリ3と、オペレーティングシステムや画像分類プログラムがハードディスク等の記録媒体からロードされて実行時に逐次参照されるプログラムメモリ4と、後述する表示装置6を制御するための表示手段たる表示部5と、この表示部5の制御により上記画像分類プログラムを含む各種プログラムの操作画面を表示するためのCRTモニタや液晶ディスプレイ等でなる表示手段たる表示装置6と、上記表示装置6を観察しながら操作者が各種の操作入力を行うための例えばキーボードやマウス等を有してなる操作入力手段たる操作入力部7と、上記画像入出力インターフェース1、画像メモリ2、一時メモリ3、プログラムメモリ4、表示部5、操作入力部7、および後述する処理部9が互いに接続されているバス8と、上述したような各ブロック等を含むこの画像分類装置を統括的に制御するためのCPU等でなる分類手段であり制御手段たる処理部9と、を有して構成されている。
【0027】
なお、画像メモリ2と一時メモリ3とプログラムメモリ4は、ブロック図上は別ブロックとして図示しているが、これは実際上も別のメモリとして構成されているという意味ではない。つまり、別のメモリとして構成されていても構わないが、同一のメモリ内においてそれぞれの領域として設けられていても良い。例えば、記憶容量を必要とする原画像メモリ2aをハードディスク上に置き、サムネール画像メモリ2bと表示画像メモリ2cを高速アクセスを行うことができるようにRAM上に置くようにしても良い。また、画像メモリ2中の原画像メモリ2a,サムネール画像メモリ2b,表示画像メモリ2cもそれぞれ別メモリとして構成されていても構わない。
【0028】
このような画像分類装置における画像データの大まかな流れは、次のようになっている。
【0029】
例えばデジタルカメラ等で撮像された画像データを、上記画像入出力インターフェース1を介して取り込む。具体的には、画像データが記録されたメモリカード等を、メモリカードアダプタを介してこの画像分類装置に接続することにより、該メモリカードから画像データを取り込んだり、あるいはデジタルカメラをこの画像分類装置にUSB(Universal Serial Bus)を介して接続することにより、該デジタルカメラから画像データを取り込んだりする。
【0030】
ここで、取り込む画像データは、原画像と、この原画像が縮小されたものであるサムネール画像と、で構成されているものとする。
【0031】
こうして取り込まれた画像データは、コンピュータに備えられているハードディスク等の、オペレーティングシステムにより作成された所定のフォルダ内などに、格納される。本実施の形態では、原画像メモリ2aはハードディスク上に置かれ、そこに画像データが格納される。
【0032】
ここまでの処理は、画像分類プログラム自体で行っても良いが、該画像分類プログラムを組み込んだ画像処理ソフトウェア等により行っても構わないし、あるいはオペレーティングシステムに備えられているファイル操作機能を用いても良い。
【0033】
次に、操作者が上記操作入力部7を介して画像分類プログラムの起動をオペレーティングシステムにリクエストすると、例えばハードディスク等の記録媒体に記録されている画像分類プログラムが該オペレーティングシステムにより読み出されて上記プログラムメモリ4にロードされ、CPU等のコンピュータ資源の制御がオペレーティングシステムから該画像分類プログラムに渡されて、該画像分類プログラムの実行が開始される。
【0034】
そして、該画像分類プログラムに格納されているコードに従って、上記表示部5を介して表示装置6にプログラム画面が表示される。
【0035】
その後は、後で詳しく説明するように、該プログラム画面に表示されているフォルダを指定すると、該フォルダ内の画像データのサムネール画像がアイコンとして表示されると共に、サムネールメモリ2bに記憶される。そして、該フォルダ内の画像ファイルを示すアイコンを、操作者が、上記操作入力部7を介して例えばマウス等でクリック操作することにより、選択された原画像データが原画像メモリ2aから読み出されて、処理部9により表示画像が作成され、表示部5により表示装置6上に表示されると共に、画像メモリ2中の表示画像メモリ2cに記憶される。そして、さらに、操作者が、プログラム画面に表示されている操作ボタン等を上記マウスなどでクリック操作することにより、該フォルダに記憶されている画像データの分類処理が処理部9により行われる。このときには、上記一時メモリ3が、各画像がどのようなグループに分類されたかを示すデータなどを、一時的に記憶するようになっている。
【0036】
こうして画像データの分類が行われると、分類された画像データを例えば一括して所定のフォルダへコピーや移動したり、消去したり、あるいは印刷の処理に送ったりすることができる。
【0037】
図2はブラウズモード時の画面を示す図、図3はブラウズモード時に特定の分類ボタンが選択されたときの画面を示す図である。これらの画面および後述するような各画面は、例えばグラフィックユーザインターフェースを備えたマルチウィンドウタイプのオペレーティングシステム上で、1つのウィンドウとして表示される画面を示したものである。
【0038】
上記画像分類プログラムを起動すると、最初に表示されるのがこのブラウズモードの画面となっている。
【0039】
このブラウズモードのウィンドウ画面内には、PC等の処理装置内におけるフォルダ構造(ファイルシステム構造)21を視覚的に示すフォルダエリア11と、該フォルダエリア11内でフォルダ構造21を介して指定された特定のフォルダ(ここでは、例えばフォルダ22とする)内に格納されている画像ファイルの一覧をサムネール画像によるアイコン23として表示するファイルエリア12と、これらフォルダエリア11とファイルエリア12とに跨るように画面内の下側に配置されている各種の操作を行うための操作エリア13と、が表示されている。
【0040】
この図2に示す例では、指定されたフォルダ22がハイライト表示されるとともに、該フォルダ22に格納されている画像のアイコン23がサムネール画像により表示される。なお、該画像分類プログラムを起動したときには、前回の起動時に最後に指定されていたフォルダ22とそのフォルダ22に含まれる画像ファイルを一覧表示するようにしても良い。
【0041】
上記フォルダエリア11は、近年のグラフィックユーザインタフェースを備えたPCにおいて広範に用いられているタイプの、フォルダ構造をアイコンを用いてツリー表示するものとなっている。
【0042】
上記ファイルエリア12にサムネール画像として表示されるアイコン23は、グループに分類されているものについては、該グループを示すマーク29(例えば、上記A,B,Cなど)が該アイコン23内の例えば右上角部に表示されるようになっている。なお、まだ何れのグループにも分類されていないときには、マーク29は表示されない。
【0043】
そして、選択されたフォルダ22に格納されている画像ファイルは、例えば名前、作成日時(ここに「日時」は、年、月、日、時、分、秒などの時間的概念を広範に含んでおり、これらを代表して「日時」と記載している。)、画像の種類(例えばJPEG,GIF等)、ファイルサイズ、等の属性の内の一以上に応じて、ソートを行うことにより、順序列を規定することができるようになっている。そして、選択されたフォルダ22内の画像ファイルのソートを行うことにより、上記ファイルエリア12に表示されるアイコン23も、該順序列に従って再配置される。なお、ここで規定した順序列は、このブラウズモードから後述するスライドショーモードに移行した際にもそのまま引き継がれ、画像を順に表示させるときの順序列として用いられるようになっている。
【0044】
また、上記操作エリア13には、上記ファイルエリア12に表示するアイコン23をグループに分類されたものを選択表示するための分類ボタン24と、上記ファイルエリア12に表示するアイコン23を何れのグループにも分類されていない(言い換えれば、「未分類」のグループに属する)ものを選択表示するための「Non−Mark」と表示されたマークなしボタン25と、この図2に示すようなブラウズモードから後述する図4等に示すようなスライドショーモードへ移行するためのスライドショーボタン26と、が配置されている。
【0045】
上記分類ボタン24は、例えば「A」の記号で表示される第1のグループの選択表示を行うための第1分類ボタン24aと、「B」の記号で表示される第2のグループの選択表示を行うための第2分類ボタン24bと、「C」の記号で表示される第3のグループの選択表示を行うための第3分類ボタン24cと、を有して構成されている。また、「Non−Mark」と表示されたマークなしボタン25は、「A」、「B」、「C」の記号で各表示される第1〜第3のグループの何れにも分類されていない画像を選択表示する。
【0046】
上記分類ボタン24a〜24cと上記マークなしボタン25とは、例えば択一的に選択されるようになっている。一例として、図3に示すように、第1分類ボタン24aをマウスでクリック操作してオンにした場合には、該第1分類ボタン24aが操作されたことを示す表示状態に変化するとともに、指定されているフォルダ22に格納された画像ファイルの内の、第1のグループに属する画像ファイルのみがアイコン23として表示され、各アイコン23内の右上に表示されるマーク29も当然「A」のみとなる。
【0047】
なお、例えば、第1分類ボタン24aがオンの状態において、再度、該第1分類ボタン24aを操作することにより、その表示状態が元の非操作の状態(オフの状態)に戻るとともに、全ての画像ファイルがアイコン23として表示される。
【0048】
一方、「A」の記号で表示される第1分類ボタン24a、「B」の記号で表示される第2分類ボタン24b、「C」の記号で表示される第3分類ボタン24c、および「Non−Mark」と表示されるマークなしボタン25の何れもがオフである場合には、フォルダ内の全ての画像のアイコンを表示する。
【0049】
また、ここでは分類ボタン24a〜24cとマークなしボタン25とが択一的に選択されるようにしたが、これに限らず、分類ボタン24a〜24cとマークなしボタン25との内の複数を、同時に操作することができるようにしても良い。例えば、第1分類ボタン24aおよび第2分類ボタン24bの両方をマウスでクリック操作してオンにすると、指定されているフォルダに格納された画像ファイルの内の、第1のグループに属する画像ファイルおよび第2のグループに属する画像ファイルがアイコン23として表示され、各アイコン23内の右上に表示されるマーク29は、「A」または「B」の何れかのみとなる。
【0050】
次に、図4は、スライドショーモードの画面の第1の例を示す図である。
【0051】
上記図2に示したようなブラウズモードにおいて、フォルダ22を指定してから上記スライドショーボタン26を操作すると、この図4に示すようなスライドショーモードに移行する。
【0052】
この第1の例におけるスライドショーモードのウィンドウ画面内には、注目画像に係る原画像データをなるべく大きな画面で観察できるように表示するための第1の表示エリアたるビューエリア14と、このビューエリア14の例えば下側に配置される上記操作エリア13と、が表示されている。
【0053】
この第1の例のスライドショーモードにおいては、上記操作エリア13に、上記ビューエリア14に表示されている注目画像のグループ分類を行うためのマークボタン31と、上記ビューエリア14に表示する画像を上記マークボタン31により分類することなく上述したような画像ファイルのソートによる所定の順序列に従って次または前の画像へ移行させるためのスキップボタン32と、上記ビューエリア14に表示されている画像を削除するための削除ボタン33と、この図4に示すようなスライドショーモードから上記図2に示したようなブラウズモードに移行するためのブラウズモードボタン34と、が配置されている。
【0054】
上記マークボタン31は、上記「A」の記号で表示される第1のグループへの分類を行うための第1マークボタン31aと、上記「B」の記号で表示される第2のグループへの分類を行うための第2マークボタン31bと、上記「C」の記号で表示される第3のグループへの分類を行うための第3マークボタン31cと、を有して構成されている。なお、これらのマークボタン31は、この例では上記分類ボタン24と同じデザインのボタンを用いているが、該分類ボタン24はグループを指定することにより上記ファイルエリア12に表示する画像を絞り込むためのものであるのに対して、このマークボタン31は、上記ビューエリア14に表示されている注目画像に対してグループの関連付けを与えるためのものである点で、機能が異なるものとなっている。
【0055】
上記スキップボタン32は、次の画像(1つ後の画像)に移行させるための次ボタン32aと、前の画像(1つ前の画像)に移行させるための前ボタン32bと、を有して構成されている。
【0056】
また、上記ビューエリア14内の右上には、該ビューエリア14に現在表示されている注目画像が何れかのグループに分類されている場合には、その分類を示すマーク29が表示されるようになっていて、何れのグループにもまだ分類されていない場合に何も表示されないのは、上述と同様である。
【0057】
上記マークボタン31を操作(上述したように、例えばマウスを用いてポイントしクリックするなどの操作。以下、適宜「押す」などと表現する。)することにより、ビューエリア14に表示されている注目画像とグループとの関連付けが、上記一時メモリ3内に記録される。そして、他の操作を行わなくても、自動的に次の画像が注目画像となってビューエリア14の表示が更新される。
【0058】
一方、上記削除ボタン33を操作すると、ビューエリア14に表示されている画像に係る原画像データが原画像メモリ2aから削除されるとともに、該画像に係るサムネール画像データと表示画像データとがそれぞれサムネール画像メモリ2bと表示画像メモリ2cとから削除され、さらに、該画像が何れかのグループと関連付けられているときには、上記一時メモリ3に記録されている関連付けのデータも削除されるようになっている。
【0059】
また、図5はスライドショーモードの画面の第2の例の初期状態を示す図、図6はスライドショーモードの画面の第2の例の操作中の状態を示す図である。
【0060】
この第2の例におけるスライドショーモードのウィンドウ画面内には、上記第1の例におけるスライドショーモードのウィンドウ画面と同様に、注目画像に係る原画像データをなるべく大きな画面で観察可能に表示するためのビューエリア14と、このビューエリア14の例えば下側に配置される上記操作エリア13と、が表示されるとともに、これらに加えて、上記ビューエリア14の下部であって上記操作エリア13の上側に隣接する部分に、第2の表示エリアたるサムネールエリア15が表示されるようになっている。
【0061】
上記操作エリア13には、上述した第1の例におけるような、マークボタン31と、スキップボタン32と、削除ボタン33と、ブラウズモードボタン34と、が表示されるとともに、さらに後述する図7に示すような選択ボックスエリア16を表示させるための選択ボックス表示ボタン35が配置されている。
【0062】
上記サムネールエリア15は、指定されたフォルダ22内に格納されている所定の順序列をなす画像群の内の、注目画像を含む前後の所定数の画像に係るサムネール画像を表示するためのエリアである。この図5に示す例においては、サムネールエリア15内に、8つのサムネール画像表示領域15a〜15hが横方向に配列して設けられていて、これらの中でサムネール画像表示領域15aに8つのサムネール画像の内の一番順序が高い(つまり、所定の順序列における1番に最も近い)サムネール画像が表示され、サムネール画像表示領域15hに一番順序が低い(つまり、所定の順序列における1番に最も遠い)サムネール画像が表示されるようになっている。
【0063】
この図5に示す例は、格納されている画像群が何れのグループにも分類されていないフォルダを指定して、スライドショーモードに移行したときの直後の様子を示しており、画像群の中の1番目の画像に係るサムネール画像が一番右側に位置するサムネール画像表示領域15aに表示され、以下順に、8番目の画像に係るサムネール画像が一番左側に位置するサムネール画像表示領域15hに表示されている。
【0064】
そして、ここではスライドショーモードへの移行直後であるために、1番目の画像に係るサムネール画像を表示しているサムネール画像表示領域15aがハイライト表示(注目画像であることを示している)されている。
【0065】
この状態で、例えば第1マークボタン31aを操作すると、サムネール画像表示領域15aに表示されているサムネール画像の右上にマーク「A」が表示され、ハイライト表示がサムネール画像表示領域15bに移動して、ビューエリア14には該サムネール画像表示領域15bに表示されているサムネール画像に対応する原画像の表示画像が表示される。
【0066】
なお、表示画像は、ビューエリア14に原画像全体が表示されるように、該原画像から作成されたものである。作成された表示画像は、上述したように、表示画像メモリ2cに記憶されるようになっている。ビューエリア14に画像を表示するときに、表示対象の原画像に対応する表示画像が表示画像メモリ2cに記憶されている場合は、該表示画像がビューエリア14に表示される。一方、ビューエリア14に画像を表示するときに、原画像に対応する表示画像が表示画像メモリ2cに記憶されていない場合には、表示画像が処理部9により原画像から作成されて、作成された表示画像がビューエリア14に表示されるとともに、作成された表示画像が上記表示画像メモリ2cに記憶される。
【0067】
また、本実施形態の説明においては、「原画像をビューエリアに表示する」という表現は、「原画像に対応する表示画像をビューエリアに表示する」という意味で使用される。同様に、原画像がビューエリアに表示されることに関する表現は、原画像に対応する表示画像がビューエリアに表示されることを意味している。
【0068】
このような操作を6回繰り返して行って、図6に示すように、サムネール画像表示領域15gがハイライト表示されたところで、それ以降は継続してこのサムネール画像表示領域15gがハイライト表示される。つまり、サムネール画像表示領域15gはビューエリア14に表示する原画像に対応するサムネール画像を表示する領域となり、サムネール画像表示領域15hは次にビューエリア14に表示する原画像に対応するサムネール画像を表示する領域となる。また、この状態でマークボタン31または次ボタン32aを操作すると、サムネールエリア15内に表示されている各サムネール画像が所定の順序列に従って1つスクロールし、それまでサムネール画像表示領域15aに表示されていたサムネール画像がサムネールエリア15内の表示から外れることになる。一方、この状態で前ボタン32bを操作すると、サムネールエリア15内に表示されている各サムネール画像が所定の順序列に従って逆方向に1つスクロールし、それまでサムネール画像表示領域15fに表示されていたサムネール画像がサムネール画像表示領域15gに移動して、ビューエリア14にも対応する原画像が表示される。
【0069】
また、サムネールエリア15に表示されている複数のサムネール画像の内の、何れか1つを選択操作することもできるようになっている。この選択操作が行われると、選択されたサムネール画像がハイライト表示されて注目画像であることが示されるとともに、該選択されたサムネール画像に対応する原画像が上記ビューエリア14に表示される。その後、該ビューエリア14に表示されている原画像に対してマークボタン31の操作が行われることにより該画像の再分類が行われるか、もしくは再度の分類のキャンセルが例えばキーボードのエスケープキーを操作するなどにより行われた場合には、サムネールエリア15に表示されている複数のサムネール画像の内の1つを選択操作する前にハイライト表示され注目画像であったサムネール画像を再度ハイライト表示して注目画像に設定するとともに、該注目画像となったサムネール画像に対応する原画像を上記ビューエリア14に表示するようになっている。これにより、面倒な操作を行うことなく、既に分類済みの画像の再分類を行った後に、すぐに元の分類動作に復帰することができるようになっている。
【0070】
次に、図7は選択ボックスエリアを表示させたときの画面を示す図である。
【0071】
上記図6に示す状態において、選択ボックス表示ボタン35を操作することにより、この図7に示す状態に移行するようになっている。
【0072】
この図7に示す状態においては、矩形状をなす画面の右辺に沿って第3の表示エリアたる選択ボックスエリア16が表示されるようになっている。
【0073】
この選択ボックスエリア16は、上記マークボタン31により分類されたグループ毎に、上記サムネールエリア15に表示するサムネール画像よりもさらに小さい縮小サムネール画像を該グループ内における上記所定の順序列に従って表示するようになっている。図示の例では、グループA、グループB、グループCのそれぞれに既に分類されている画像に係る縮小サムネール画像38が、グループ毎の表示領域16a,16b,16cにそれぞれ表示されている。なお、ここでは、所定の順序列における順序が高いものほど、各表示領域16a,16b,16c内における上側に表示されるようになっている。
【0074】
また、操作エリア13には、上記図6における選択ボックス表示ボタン35に代えて、該選択ボックスエリア16の表示を消去するための選択ボックス消去ボタン36が配置されており、さらに、図6におけるブラウズモードボタン34は表示されない。従って、この図7に示すような表示状態においては、ブラウズモードへ直接移行することはできず、一旦上記図6に示す状態に戻ってからブラウズモードへの移行を行うことになる。ここでは、このような仕様としたが、もちろん、図4に示すような表示状態から直接ブラウズモードへ移行するような仕様とすることも可能である。
【0075】
なお、上記縮小サムネール画像38は、上記画像メモリ2に縮小サムネール画像用のメモリ部を設けて、該メモリ部に記憶されている縮小サムネール画像を用いるようにしても構わないし、あるいは、表示する必要が発生した時点で、上記サムネール画像メモリ2bに記憶されているサムネール画像からその度毎に作成するようにしても構わない。作成元のサムネール画像はデータサイズが小さく、かつ作成される縮小サムネール画像はデータサイズがさらに小さいために、必要になる毎に縮小サムネール画像を作成しても、処理部9にかかる負荷はそれほど大きくないためである。
【0076】
そして、画面の右側に選択ボックスエリア16を表示したために、サムネールエリア15のサムネール画像表示領域は、15a〜15gまでの7つとなっている。このときには、一番左側のサムネール画像表示領域15gが次に表示する画像に係るサムネール画像を表示するための領域となり、左から2番目のサムネール画像表示領域15fがビューエリア14に表示している原画像に対応するサムネール画像を表示するための領域(ハイライト表示される表域)となる。ただし、所定の順序列における6番目未満の画像が着目画像である場合には、左から2番目がハイライト表示されるとは限らないのは上述と同様である。
【0077】
続いて、図8は、選択ボックスエリアの縮小サムネール画像を選択したときの画面の様子を示す図である。
【0078】
選択ボックスエリア16の表示領域16aに表示されている縮小サムネール画像38の内の1つの縮小サムネール画像38aを、例えばマウス等でポイントし、クリックして選択したとする。すると、サムネールエリア15には、選択された縮小サムネール画像38aが属するグループAのサムネール画像のみが、該縮小サムネール画像38aに対応するサムネール画像を含むように、所定の順序列に従って所定数だけ表示されるとともに、ビューエリア14には該選択された縮小サムネール画像38aに対応する原画像が表示される。なお、この図8に示す例では、縮小サムネール画像38aよりも所定の順序列における順序が高い画像が4つしかないために、該縮小サムネール画像38aに対応するサムネール画像がサムネール画像表示領域15eに表示されているが、通常はサムネール画像表示領域15fに表示されることは上述と同様である。
【0079】
そして、このときにも、サムネール画像表示領域15a〜15gに表示された各サムネール画像の右上と、ビューエリア14に表示された原画像の右上とには、マーク29が表示される。
【0080】
さらに、このときには、上記選択ボックス消去ボタン36に代えて、選択表示解除ボタン37が配置されている。
【0081】
次に、図9は、ブラウズモードの動作を示すフローチャートである。
【0082】
この画像分類プログラムが起動されると、まず、上記図2に示したようなブラウズモードの画面が表示される。
【0083】
そして、操作者により画像データを格納しているフォルダが選択されると、選択されたフォルダが上記一時メモリ3に既に登録されているか否かを判断する(ステップS1)。この画像分類プログラムを起動した直後は、特定のフォルダはまだ一時メモリ3には登録されていないが、プログラム起動後、一度でも選択されたフォルダは、一時メモリ3に登録される。ここでは、1つ以上のフォルダが一時メモリ3に既に登録されているときに、該登録に基づいて、選択したフォルダが、過去に選択されたものであるかを判断する。
【0084】
なお、この実施形態においては、プログラム起動時に、上記一時メモリ3が初期化されてクリアされることを想定している。
【0085】
ここで、フォルダが登録されていない場合には、選択されたフォルダ内の画像のサムネール画像をサムネール画像メモリ2bに記憶する(ステップS2)。
【0086】
そして、選択したフォルダと、このフォルダの中に記録されている画像ファイルと、を一時メモリ3に登録して、該フォルダ中の全ての画像に「マークなし」フラグを付与する(マークの記憶領域を初期化する)(ステップS3)。この動作は、該フォルダ中の全ての画像を、「未分類」のグループに属するものとして扱うことに該当する。
【0087】
続いて、操作エリア13のボタン状態(マーク選択状態等)を初期状態として一時メモリ3に記憶する(つまり、分類ボタン24やマークなしボタン25の選択状態を、全て解除した状態(オフ状態)に設定する)(ステップS4)。
【0088】
このステップS4の処理が終了するか、または、上記ステップS1において選択されたフォルダが上記一時メモリ3に既に登録されているものである場合には、該一時メモリ3に記憶されているフォルダのマーク選択情報に合わせて、操作エリア13のマーク選択状態を実際に設定する(ステップS5)。
【0089】
そして、後で説明するようなファイルエリア表示を行う(ステップS6)。
【0090】
その後、操作が行われるのを待機して、分類ボタン24またはマークなしボタン25が新たに選択されるかまたは解除されたことを検出した場合には(ステップS7)、後で説明するようにファイルエリア12の表示を該操作に応じて更新し(ステップS8)、次の操作がなされるのを待機する。
【0091】
また、上記ステップS6の後に、スライドショーボタン26が押されたことを検出した場合には(ステップS9)、このブラウズモードからスライドショーモードへ移行する(ステップS10)。
【0092】
次に、図10は、上記図9のステップS6,S8におけるファイルエリア表示の処理の詳細を示すフローチャートである。
【0093】
この処理を開始すると、操作エリア13におけるマーク選択状態(つまり、図3に示すような分類ボタン24またはマークなしボタン25の選択状態)を検出して(ステップS11)、分類ボタン24およびマークなしボタン25の何れもが選択解除状態となっているか否かを判断する(ステップS12)。
【0094】
ここで、分類ボタン24およびマークなしボタン25が全て選択解除状態となっている場合には、フォルダ内の全ての画像ファイルに対応するサムネール画像をサムネール画像メモリ2bから読み出して、表示対象としてファイルエリア12に表示する(ステップS13)。ただし、全てのサムネール画像を表示するに足るスペースがファイルエリア12にない場合には、表示可能な数だけを表示し、表示できなかった部分についてはスクロール等で表示することができるようにするのは、通常のウィンドウにおける一般的な表示と同様である。
【0095】
また、分類ボタン24またはマークなしボタン25の何れかが選択されている場合には、上記一時メモリ3に記憶されているマークフラグ情報に基づいて、選択されたマークが付与されている画像、または何れのマークも付与されていない画像、を特定し(ステップS14)、特定した画像に対応するサムネール画像をサムネール画像メモリ2bから読み出して、表示対象としてファイルエリア12に表示可能な数だけ表示する(ステップS15)。
【0096】
上記ステップS13またはステップS15を行ったら、このファイルエリア表示の処理を完了する。
【0097】
図11は、第1のスライドショーモードの処理を示すフローチャートである。
【0098】
上記図2に示したようなブラウズモードにおいて、上記スライドショーボタン26が操作される(上記図9のステップS8参照)と、該図9のステップS9において、このスライドショーモードに移行するようになっている。
【0099】
スライドショーモードに入ると、まず、上記図4に示したようなスライドショー画面を表示する(ステップS21)。
【0100】
次に、上記ブラウズモードにおいて選択されたフォルダに含まれる、所定の順序列に従った画像の内の、最初の画像を注目画像として選択し(ステップS22)、後述する図16に示すように、原画像の表示画像を上記表示画像メモリ2cから読み出してビューエリア14に表示し(ステップS23)、その後は何等かの操作が行われるのを待機する。
【0101】
ここで、第1〜第3マークボタン31a〜31cの内の何れかが選択されたことを検出したら(ステップS26)、後述する図17に示すようなマーク処理を行う(ステップS27)。
【0102】
また、スキップボタン32が押されたことを検出したら(ステップS28)、後述する図18に示すようなスキップ処理を行う(ステップS29)。
【0103】
あるいは、削除ボタン33が押されたことを検出した場合には(ステップS30)、後述する図19に示すような削除処理を行う(ステップS31)。
【0104】
上記ステップS27のマーク処理、ステップS29のスキップ処理、ステップS31の削除処理の何れかが終了したら、ビュー表示を行って(ステップS32)、何等かの操作が行われるのを再び待機する。
【0105】
また、操作が行われるのを待機しているときに、ブラウズモードボタン34が押されたことを検出した場合には(ステップS24)、上記図9に示すようなブラウズモード(上記図2参照)の処理に移行する(ステップS25)。
【0106】
図12は、第2のスライドショーモードの処理を示すフローチャートである。この図12において、上記図11と同様の処理をする部分には同一の符号を付して説明を省略している。
【0107】
この第2のスライドショーモードは、上記図6に対応するものであり、サムネール表示を行うスライドショーモードの例である。この実施形態においては、この第2のスライドショーモードは、上記第1のスライドショーモードとは排他的となっていて、該第1のスライドショーモードとこの第2のスライドショーモードとの何れかを択一的に選択することができるようにしても構わないし、該プログラムに一方のみを実装するようにしても良い。あるいは、これに限らず、上記第1のスライドショーモードからこの第2のスライドショーモードに移行することができるように構成しても良い。
【0108】
上記ステップS22が終了したところで、後述する図20に示すようなサムネール表示の更新を行い(ステップS35)、その後に上記ステップS23に進む。
【0109】
また、ステップS23のビュー表示を行ったところで、ステップS26およびステップS27の処理が終了してから、ステップS28およびステップS29の処理が終了してから、またはステップS30およびステップS31の処理が終了してから、上記サムネール表示の更新を行い(ステップS36)、その後は上記ステップS32へ進む。
【0110】
一方、上記ステップS23を行った後に、ステップS24、ステップS26、ステップS28、ステップS30の何れかの検出を行う以外に、さらに、サムネールエリアに表示されている何れかのサムネール画像上でマウスクリックされたことを検出するか、または選択ボックス表示ボタン35が押されたか否かの検出を行うようになっている。
【0111】
ここで、選択ボックス表示ボタン35が押されたことを検出した場合には(ステップS37)、後述する図13に示すような第3のスライドショーモードに移行する(ステップS38)。
【0112】
一方、サムネールエリアの何れかのサムネール画像でマウスクリックするのが検出された場合(ステップS39)には、マーク変更処理が実行され(ステップS40)、この処理が完了すると、上記ステップS32が続いて実行される。
【0113】
図13は、第3のスライドショーモードの処理を示すフローチャートである。この図13において、上記図11または図12と同様の処理をする部分には同一の符号を付して説明を省略している。
【0114】
この第3のスライドショーモードは、上記図7に対応するものであり、選択ボックスエリア16を表示するスライドショーモードの例である。この実施形態においては、上記図12に示したような第2のスライドショーモードにおいて、上記ステップS37で選択ボックス表示ボタン35が操作されたときに、上記ステップS38でこの第3のスライドショーモードに移行するようになっている。なお、これに限らず、この第3のスライドショーモードが、上記第2のスライドショーモードや第1のスライドショーモードと択一的に選択されるようにしても構わない。
【0115】
この処理を開始すると、上述したような「A」〜「C」の記号で示されるマークが付されたサムネール画像に係る縮小サムネール画像38を作成して、選択ボックスエリア16における表示領域16a〜16cの内の対応する領域に、上記所定の順序列に従って表示する(ステップS41)。
【0116】
次に、サムネールエリア15に所定の順序列で表示されたサムネール画像の内の、サムネール画像表示領域15aに表示されている最初のサムネール画像を、着目画像としてハイライト表示する(ステップS42)。
【0117】
その後、上記ステップS23を行って、着目画像をビューエリア14に表示する。
【0118】
また、ステップS23のビュー表示を行ったところで、ステップS26およびステップS27の処理が終了してから、またはステップS30およびステップS31の処理が終了してから、操作エリア13のボタンの状態変化に応じて、選択ボックスエリア16の縮小サムネール画像38の表示を後述する図20に示すように更新する(ステップS43)。
【0119】
このステップS43の処理が終了したら、または上記ステップS28およびステップS29の処理が終了したら、その後は上記ステップS36へ進む。
【0120】
一方、上記ステップS23を行った後に、ステップS26、ステップS28、ステップS30の何れかの検出を行う以外に、さらに、選択ボックス消去ボタン36が押されたか否かの検出と、選択ボックスエリア16に表示した縮小サムネール画像38の内の何れかが選択されたか否かの検出と、を行うようになっている。
【0121】
ここで、選択ボックス消去ボタン36が押されたことが検出された場合には(ステップS44)、上記第2のスライドショーモードへ移行する(ステップS45)。
【0122】
また、選択ボックスエリア16に表示された縮小サムネール画像38の内の何れかが選択されたことが検出された場合には(ステップS46)、後述する図14に示すようなマーク選択表示を行う(ステップS47)。
【0123】
図14は、マーク選択表示の処理を示すフローチャートである。この図14においても、上記図11から図13と同様の処理をする部分には同一の符号を付して説明を省略している。
【0124】
このマーク選択表示の処理は、上記図8に対応するものであり、上記図13に示したような第3のスライドショーモードにおいて、上記ステップS46で縮小サムネール画像が選択されたときに、上記ステップS47で実行されるようになっている。
【0125】
このマーク選択表示の処理に入ると、選択ボックスエリア16内において選択した縮小サムネール画像が属するグループと同じグループに属している(同じマークの)サムネール画像を、該選択された縮小サムネール画像に対応するサムネール画像も含むようにサムネールエリア15に表示する(ステップS51)。
【0126】
そして、選択した縮小サムネール画像に対応するサムネール画像を注目画像としてハイライト表示する(ステップS52)。
【0127】
その後、上記ステップS23のビュー表示を実行する。
【0128】
このマーク選択表示の処理においては、上記ステップS46で選択ボックスエリア16に表示された縮小サムネール画像38の内の何れかが選択された場合には、上記ステップS51へ戻って上述したような処理を繰り返して行う。
【0129】
また、このマーク選択表示の処理においては、上記図13に示したようなステップS44およびステップS45の処理に代えて、選択表示解除ボタン37が押されたか否かを検出して、押されたことが検出された場合には(ステップS53)、上記図13に示したような第3のスライドショーモードに移行するようになっている(ステップS54)。
【0130】
図15は、第1のスライドショーモードの変形例の処理を示すフローチャートである。
【0131】
この変形例は、上記図11に示したようなスライドショーモードにおいて、所定時間内に操作が行われない場合でも、ビューエリア14に表示される画像を自動的に更新するようにしたものである。この図15に示す変形例において、上記図11と同様の処理をする部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0132】
上記ステップS23の処理を行ってから、スライドショー更新モードを検出し(ステップS61)、自動更新モードであるか否かを判断する(ステップS62)。
【0133】
ここで、自動更新モードである場合には、タイマをスタートさせてから(ステップS63)、自動更新モードでない場合にはそのまま、上記操作エリア13に配置されている各ボタンの操作の検出や、後述する時間判断を行う。
【0134】
すなわち、このボタン等の検出においては、上記図11に示した各ボタンの検出を行う他に、上記ステップS63(または後述するステップS68)でスタートさせたタイマがカウントする時間が、所定時間に達したか否かを検出するようになっている。
【0135】
ここで、タイマをスタートしてから所定時間が経過したことが検出された場合には(ステップS64)、上記所定の順序列における1つ次の画像へのスキップを行うように設定し(ステップS65)、その後は上記ステップS29へ行って実際のスキップ処理を行う。
【0136】
また、上記ステップS32の処理を行ってから、自動更新モードであるか否かを判断し(ステップS66)、自動更新モードである場合には、タイマをリセットしてから(ステップS67)スタートさせ(ステップS68)、自動更新モードでない場合にはそのまま、上記各ボタン操作の検出や時間判断へ戻る。
【0137】
図16は、ビュー表示の処理を示すフローチャートである。
【0138】
このビュー表示の処理を開始すると、表示画像メモリ2cに、注目画像に対応する原画像の表示画像が記憶されているか否かを調べて(ステップS71)、表示画像が表示画像メモリ2cに記憶されている場合は、選択された注目画像に対応する原画像の表示画像を表示画像メモリ2cから読み出す(ステップS72)。
【0139】
一方、表示画像が表示画像メモリ2cに記憶されていない場合には、原画像メモリ2aに記憶されている注目画像に対応する原画像から処理部9の処理により表示画像が作成されて、表示画像メモリ2cに記憶される(ステップS73)。
【0140】
そして、上記ステップS72またはステップS73で得られた表示画像を、ビューエリア14に表示する(ステップS74)。
【0141】
そして、一時メモリ3に記憶されている注目画像に「A」、「B」、「C」の何れかのマークフラグが付与されているか否かを判断し(ステップS75)、付与されている場合には、注目画像に対応するマークを特定して(ステップS76)、そのマークをビューエリア14内に表示してから(ステップS77)、また、上記ステップS75において、対応情報が記憶されていないと判断された場合にはそのまま、このビュー表示の処理を完了する。
【0142】
図17は、マーク処理を示すフローチャートである。
【0143】
このマーク処理を開始すると、第1〜第3マークボタン31a〜31cの何れが操作されたのかを特定し(ステップS81)、この結果検出されたマークボタン31によりマークの選択または解除の何れの操作がなされたかを判断する(ステップS82)。
【0144】
ここで、解除の操作がなされている場合には、一時メモリ3に記憶されている画像のマークフラグを「マーク無し」フラグに変更する(ステップS83)。
【0145】
一方、上記ステップS82において、マークの選択操作がなされている場合には、一時メモリ3に記憶されている画像のマークフラグを選択されたマークのマークフラグに変更する(ステップS84)。
【0146】
上記ステップS83またはステップS84の処理が終了した場合には、注目画像が所定の順序列における最後の画像であるか否かを判断し(ステップS85)、最後の画像でない場合には次の画像を注目画像として選択してから(ステップS86)、最後の画像である場合には最初の画像を注目画像として選択してから(ステップS87)、このマーク処理を完了する。
【0147】
図18は、スキップ処理を示すフローチャートである。
【0148】
このスキップ処理を開始すると、注目画像を次の画像(1つ後の画像)に移行させるための次ボタン32aと、注目画像を前の画像(1つ前の画像)に移行させるための前ボタン32bと、の何れが操作されたのかを判断する(ステップS91)。
【0149】
ここで、次ボタン32aが操作された場合には、注目画像が最後の画像であるか否かを判断し(ステップS92)、最後の画像でない場合には次の画像を注目画像として選択し(ステップS93)、最後の画像である場合には最初の画像を注目画像として選択する(ステップS94)。
【0150】
また上記ステップS91において、前ボタン32bが操作された場合には、注目画像が最初の画像であるか否かを判断し(ステップS95)、最初の画像でない場合には1つ前の画像を注目画像として選択し(ステップS96)、最初の画像である場合には最後の画像を注目画像として選択する(ステップS97)。
【0151】
上記ステップS93、ステップS94、ステップS96、ステップS97の何れかを行ったところで、このスキップ処理を完了する。
【0152】
図19は、削除処理を示すフローチャートである。
【0153】
この削除処理を開始すると、原画像メモリ2aから注目画像に対応する原画像の画像データを削除するとともに、サムネール画像メモリ2bから該注目画像に対応するサムネール画像を削除し、さらに、表示画像メモリ2cから該注目画像に対応する表示画像を削除する(ステップS101)。
【0154】
そして、一時メモリ3から画像とマークとの対応関係を示す情報を削除する(ステップS102)。
【0155】
次に、注目画像が最後の画像であるか否かを判断し(ステップS103)、最後の画像でない場合には次の画像を注目画像として選択してから(ステップS104)、最後の画像である場合には最初の画像を注目画像として選択してから(ステップS105)、この削除処理を完了する。
【0156】
図20は、サムネール表示更新の処理を示すフローチャートである。
【0157】
このサムネール表示更新の処理は、上記サムネールエリア15の表示を更新するための処理である。この処理を開始すると、ブラウズモードで選択されたフォルダ中の画像の中から、注目画像を含む上記所定の順序列における所定数の画像に係るサムネール画像を、サムネールエリア15に表示する(ステップS111)。
【0158】
そして、注目画像に対応するサムネール画像に注目マークを付ける(例えばハイライト表示したり、太枠で囲んだりする)(ステップS112)。
【0159】
次に、サムネールエリア15に表示されたサムネール画像の中の最初のサムネール画像に対応する画像を選択し(ステップS113)、選択された画像に何れかのマークのマークフラグが付与されているかを一時メモリ3に記憶されている情報から判定する(ステップS114)。
【0160】
ここで、何れかのマークフラグが付与されている場合には、付与されているマーク29を、サムネールエリア15の該当するサムネール画像表示領域に表示する(ステップS115)。
【0161】
この処理が終了するか、または、上記ステップS114において、選択された画像に「マークなし」フラグが付与されている場合には、サムネールエリア15に表示されている全てのサムネール画像を選択したか否かを判断する(ステップS116)。
【0162】
ここで、まだサムネールエリアに表示されている全てのサムネール画像を選択していない場合には、次のサムネール画像を選択してから(ステップS117)、上記ステップS114へ戻って上述したような処理を繰り返して行い、一方、全ての画像の選択が行われている場合には、このサムネール表示更新の処理を完了する。
【0163】
図21は、マーク変更処理を示すフローチャートである。
【0164】
このマーク変更処理は、上記ステップS39において、サムネールエリア15に表示されているサムネール画像上でマウスクリックされたことが検出されると、上記ステップS40において開始される。
【0165】
処理を開始するとまず最初に、マウスクリックにより指定されたサムネール画像が、現在の注目画像であるか否かを判定する(ステップS121)。ここで、注目画像である場合には、このマーク変更処理をそのまま完了する。
【0166】
また、注目画像でない場合には、現在の注目画像を特定する情報を一時メモリに記憶する(ステップS122)。そして、マウスクリックされたサムネール画像に対応する画像を注目画像として選択し(ステップS123)、そのサムネール画像に注目マークを付けて(例えばハイライト表示したり、太枠で囲んだりする)(ステップS124)、続くビュー表示処理(ステップS125)で、ビューエリアにおいてマウスクリックされたサムネール画像に対応する原画像の表示画像を表示する。
【0167】
この状態で、何れかのマークボタンが押されたことが検出されると(ステップS126)、第1〜第3マークボタン31a〜31cの何れが操作されたのかを特定し(ステップS127)、この結果検出されたマークボタン31によりマークの選択または解除の何れの操作がなされたかを判断する(ステップS128)。
【0168】
ここで、解除の操作がなされている場合には、一時メモリ3に記憶されている画像のマークフラグを「マーク無し」フラグに変更する(ステップS129)。
【0169】
一方、上記ステップS128において、マークの選択操作がなされている場合には、一時メモリ3に記憶されている画像のマークフラグを選択されたマークのマークフラグに変更する(ステップS130)。
【0170】
以上の処理により、マウスクリックで選択したサムネールエリアに表示されているサムネール画像に対応した画像のマークが変更される。
【0171】
続いて、一時メモリに記憶されている、マウスクリック前に選択されていた注目画像を特定する情報から、マウスクリック直前の注目画像を特定し、再度注目画像として選択する(ステップS131)。
【0172】
以上で、マークの変更処理を完了する。
【0173】
ここで説明したマーク変更処理では、サムネール表示されている画像をマウスクリックで指定してマークを付け替えると、直ちにマウスクリック直前に選択していた画像が操作対象となるために、分類操作全体の流れを、マーク変更操作が乱してしまうことが少なくなり、画像分類の操作性が向上する。
【0174】
以上説明した実施の形態では、表示画像をビュー表示するときに、表示対象となる原画像の表示画像を作成するようになっているが、ブラウズモードで原画像を表示するときに表示画像が作成されるのに加えて、スライドショーモードに切り換えられたときに、選択されたフォルダに含まれる画像の内、表示画像が表示画像メモリ2cに記憶されていない画像の表示画像を原画像から作成して画像メモリ2bに記憶するようにしても良い。この場合は、スライドショーモードで画像の選択処理をしているときに表示画像を作成する処理が実行されることはないために、選択操作のレスポンスが良くなる。
【0175】
このような実施形態によれば、画像を分類する操作を行うだけで、他の操作を要することなく表示が更新されて、次の画像を分類することができる状態になるために、より簡単な操作で画像を分類することが可能となる。
【0176】
さらに、サムネール画像が表示されるために、最新の分類済み画像を容易に一覧することができるとともに、再分類を容易に行うことができる。さらに、再分類後は、すぐに元の分類動作に復帰することも可能である。
【0177】
そして、選択ボックスエリアにより縮小サムネール画像を所望に表示することができるために、どのグループにどのような画像が分類されているかを、容易に確かめることができる。このとき、縮小サムネール画像の1つを選択することにより、サムネールエリアに表示されるサムネール画像を、該選択した縮小サムネール画像が属するグループのサムネール画像のみに制限することができる。
【0178】
また、画像が分類されたときには、グループを示すマークを画像とともに表示することができるようにしたために、一目でどのグループに分類されたかを認識することが可能となる。
【0179】
さらに、表示の自動更新を行うことにより、更新される画像を観察しながら必要な画像のみを分類選択することが、少ない操作で行える。また、画像を間違えて選択した場合にも、選択操作後しばらくの間はサムネールエリアに表示されているために、選択間違いの画像を指定して、選択修正することも簡単に行うことができる。
【0180】
加えて、フォルダを選択することにより、フォルダ内に格納されている画像ファイルがサムネール画像としてファイルエリアに一覧表示されるために、一目でフォルダ内の画像を確認することができる。このとき、グループ(上述の例では、記号「A」で示される第1のグループ、記号「B」で示される第2のグループ、記号「C」で示される第3のグループ、および「未分類」となっているグループ)を選択して、所定のグループに属する画像のみを表示させることも可能であるために、使い勝手が良い。
【0181】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0182】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の画像分類プログラム、画像分類装置によれば、より簡単な操作で画像を分類することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像分類装置の構成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態において、ブラウズモード時の画面を示す図。
【図3】上記実施形態において、ブラウズモード時に特定の分類ボタンが選択されたときの画面を示す図。
【図4】上記実施形態におけるスライドショーモードの画面の第1の例を示す図。
【図5】上記実施形態におけるスライドショーモードの画面の第2の例の初期状態を示す図。
【図6】上記実施形態におけるスライドショーモードの画面の第2の例の操作中の状態を示す図。
【図7】上記実施形態において、選択ボックスエリアを表示させたときの画面を示す図。
【図8】上記実施形態において、選択ボックスエリアの縮小サムネール画像を選択したときの画面の様子を示す図。
【図9】上記実施形態におけるブラウズモードの動作を示すフローチャート。
【図10】上記図9のステップS5,S7におけるファイルエリア表示の処理の詳細を示すフローチャート。
【図11】上記実施形態における第1のスライドショーモードの処理を示すフローチャート。
【図12】上記実施形態における第2のスライドショーモードの処理を示すフローチャート。
【図13】上記実施形態における第3のスライドショーモードの処理を示すフローチャート。
【図14】上記実施形態におけるマーク選択表示の処理を示すフローチャート。
【図15】上記実施形態における第1のスライドショーモードの変形例の処理を示すフローチャート。
【図16】上記実施形態におけるビュー表示の処理を示すフローチャート。
【図17】上記実施形態におけるマーク処理を示すフローチャート。
【図18】上記実施形態におけるスキップ処理を示すフローチャート。
【図19】上記実施形態における削除処理を示すフローチャート。
【図20】上記実施形態におけるサムネール表示更新の処理を示すフローチャート。
【図21】上記実施形態におけるマーク変更処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…画像入出力インターフェース
2…画像メモリ
2a…原画像メモリ
2b…サムネール画像メモリ
2c…表示画像メモリ
3…一時メモリ
4…プログラムメモリ
5…表示部(表示手段)
6…表示装置(表示手段)
7…操作入力部(操作入力手段)
8…バス
9…処理部(分類手段、制御手段)
11…フォルダエリア
12…ファイルエリア
13…操作エリア
14…ビューエリア(第1の表示エリア)
15…サムネールエリア(第2の表示エリア)
16…選択ボックスエリア(第3の表示エリア)
16a,16b,16c…表示領域
23…アイコン(サムネール画像)
24…分類ボタン
25…マークなしボタン
26…スライドショーボタン
29…マーク
31…マークボタン
32…スキップボタン
33…削除ボタン
34…ブラウズモードボタン
35…選択ボックス表示ボタン
36…選択ボックス消去ボタン
37…選択表示解除ボタン
38…縮小サムネール画像

Claims (11)

  1. コンピュータを、
    複数の第1のサムネール画像が所定の順序で配列して表示される第2の表示エリアと、上記第2の表示エリアで指定された第1のサムネール画像の原画像を表示する第1の表示エリアと、上記複数の第1のサムネール画像の原画像を複数のグループの何れかに分類してその原画像の第2のサムネール画像を各グループ毎に表示する第3の表示エリアと、を同一画面に表示する表示手段、
    上記表示エリアに表示されている画像に対して操作入力を行うための操作入力手段、
    上記操作入力手段からの操作入力に応じて、上記第1の表示エリアに表示されている画像に上記グループの何れかを指定する分類手段、
    上記操作入力手段からの上記操作入力に応じて、上記第1の表示エリアに表示されている画像の第2のサムネール画像を上記第3の表示エリアに表示すると共に、上記第1の表示エリアに表示された原画像を上記所定の順序に従った次の第1のサムネール画像の原画像に更新するように制御する制御手段、
    として機能させるための画像分類プログラム。
  2. 上記分類手段は、画像を複数のグループの何れかに分類したときに、各グループに一対一に関連付けられたマークの内の、該画像が分類されたグループに対応するマークを、該画像の第1のサムネール画像に付与するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像分類プログラム。
  3. 上記制御手段は、上記第1の表示エリアに表示されている画像が、既に分類されてグループが指定されている場合には、該グループに対応するマークを該画像の第1のサムネール画像とともに上記第2の表示エリアに表示するように制御し得るものであることを特徴とする請求項2に記載の画像分類プログラム。
  4. 上記制御手段は、前回第1の表示エリアに表示された原画像の更新を行うように制御した後に、所定の時間が経過しても画像を分類するための上記操作入力がない場合には、画像の分類を行うことなく、上記第1の表示エリアに表示されている画像を、上記所定の順序に従った上記第2の表示エリアに表示された次の第1のサムネール画像の原画像に更新するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像分類プログラム。
  5. 記制御手段は、画像を分類するための上記操作入力に応じて、上記第1の表示エリアに表示されている原画像を、上記所定の順序に従った次の原画像に更新するとともに、上記第2の表示エリアに表示されている所定数の第1のサムネール画像を、上記所定の順序に従って1つずらした所定数の第1のサムネール画像に更新するように制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像分類プログラム。
  6. 上記所定数の第1のサムネール画像の内の1つが注目画像として選択操作されたことにより上記第1の表示エリアに表示されている原画像が、上記操作入力手段からの操作入力に応じて再度分類されもしくは再度の分類がキャンセルされると、
    上記制御手段は、上記第1のサムネール画像の内の1つを選択操作する前に注目画像であった第1のサムネール画像を再度注目画像に設定するとともに、該注目画像となった第1のサムネール画像に対応する原画像を上記第1の表示エリアに表示するように制御することを特徴とする請求項に記載の画像分類プログラム。
  7. 上記表示手段は、上記原画像に対応し上記第1のサムネール画像よりも小さい上記第2のサムネール画像を、上記分類に係る複数のグループに各対応した表示領域にそれぞれ配列して上記第3の表示エリアに表示することを特徴とする請求項5に記載の画像分類プログラム。
  8. 上記操作入力手段により、上記第3の表示エリアに表示されている第2のサムネール画像の内の1つが注目画像として選択操作されると、
    上記制御手段は、選択された第2のサムネール画像に対応する原画像を上記第1の表示エリアに表示させるように制御することを特徴とする請求項に記載の画像分類プログラム。
  9. 上記操作入力手段により、上記第3の表示エリアに表示されている第2のサムネール画像の内の1つが注目画像として選択操作されると、
    上記制御手段は、さらに、該選択された第2のサムネール画像に対応する第1のサムネール画像を注目画像として含む、該選択された第2のサムネール画像が属するグループと同一のグループの所定数の第1のサムネール画像を、該グループにおける上記所定の順序に従って配列し表示するように制御することを特徴とする請求項に記載の画像分類プログラム。
  10. 上記制御手段は、上記分類の対象となる全ての画像の第1のサムネール画像を表示対象として表示可能な数だけ上記表示手段に一覧表示するように制御し得るものであり、
    さらに、上記操作入力手段からの操作入力に応じて、上記分類に係る複数のグループの何れかが指定された場合には、指定されたグループに既に分類されている画像のサムネール画像のみを表示対象として表示可能な数だけ上記表示手段に一覧表示するように制御し得るものであることを特徴とする請求項1に記載の画像分類プログラム。
  11. 複数の第1のサムネール画像が所定の順序で配列して表示される第2の表示エリアと、上記第2の表示エリアで指定された第1のサムネール画像の原画像を表示する第1の表示エリアと、上記複数の第1のサムネール画像の原画像を複数のグループの何れかに分類してその原画像の第2のサムネール画像を各グループ毎に表示する第3の表示エリアと、を同一画面に表示する表示手段と、
    上記表示エリアに表示されている画像に対して操作入力を行うための操作入力手段と、
    上記操作入力手段からの操作入力に応じて、上記第1の表示エリアに表示されている画像に上記グループの何れかを指定する分類手段と、
    上記操作入力手段からの上記操作入力に応じて、上記第1の表示エリアに表示されている画像の第2のサムネール画像を上記第3の表示エリアに表示すると共に、上記第1の表示エリアに表示された原画像を上記所定の順序に従った次の第1のサムネール画像の原画像に更新するように制御する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする画像分類装置。
JP2003199373A 2003-07-18 2003-07-18 画像分類プログラム、画像分類装置 Expired - Fee Related JP4198004B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003199373A JP4198004B2 (ja) 2003-07-18 2003-07-18 画像分類プログラム、画像分類装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003199373A JP4198004B2 (ja) 2003-07-18 2003-07-18 画像分類プログラム、画像分類装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005039486A JP2005039486A (ja) 2005-02-10
JP4198004B2 true JP4198004B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=34208846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003199373A Expired - Fee Related JP4198004B2 (ja) 2003-07-18 2003-07-18 画像分類プログラム、画像分類装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4198004B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006293961A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Norio Goto コンテンツ閲覧システム、コンテンツ閲覧コンピュータプログラム
JP2008187413A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Sharp Corp しおり機能付映像再生装置
JP5292700B2 (ja) * 2007-02-05 2013-09-18 ソニー株式会社 情報処理装置、画像表示装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム
US8762882B2 (en) 2007-02-05 2014-06-24 Sony Corporation Information processing apparatus, control method for use therein, and computer program
KR101406289B1 (ko) 2007-03-08 2014-06-12 삼성전자주식회사 스크롤 기반 아이템 제공 장치 및 방법
JP4959498B2 (ja) 2007-09-27 2012-06-20 富士フイルム株式会社 画像表示装置、画像表示方法、プログラム及び撮影装置
WO2009085534A1 (en) * 2007-12-27 2009-07-09 Siemens Heathcare Diagnostics Inc. Method and apparatus for remote multiple-process graphical monitoring
JP2010102178A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Fujifilm Corp 画像表示装置、画像表示方法および画像表示プログラム
JP2010102180A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Fujifilm Corp 画像表示装置、画像表示方法および画像表示プログラム
JP5485954B2 (ja) * 2011-09-06 2014-05-07 東芝テック株式会社 店舗システム及びプログラム
JP6295519B2 (ja) * 2013-05-21 2018-03-20 富士通株式会社 表示処理装置、システム及び表示処理プログラム
JPWO2015076320A1 (ja) * 2013-11-22 2017-03-16 株式会社村田製作所 表示装置及びプログラム
CN110543579A (zh) * 2019-07-26 2019-12-06 华为技术有限公司 一种图像显示方法与电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005039486A (ja) 2005-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3792405B2 (ja) ファイル操作装置およびファイル操作プログラムを記録した記録媒体
US20050278331A1 (en) Information management apparatus, information management method and program
US7542994B2 (en) Graphical user interface for rapid image categorization
US8214761B2 (en) Imaging device
JP5043748B2 (ja) コンテンツ管理装置、コンテンツ管理装置の制御方法、プログラム及び記録媒体
JP4198004B2 (ja) 画像分類プログラム、画像分類装置
US20050086093A1 (en) Asset management systems
US20100107125A1 (en) Light Box for Organizing Digital Images
US20080120572A1 (en) Method and apparatus for displaying menu in cross shape
US20060259477A1 (en) Image managing apparatus, image managing method, image managing program, and storage medium
US8707203B2 (en) Object display apparatus and control method thereof
JP2013149160A (ja) 情報処理装置、その制御方法、およびプログラム
JP2005227826A (ja) 画像順序づけ装置、画像順序づけ方法およびコンピュータプログラム
US20080123123A1 (en) Document management body processing apparatus and computer readable medium
JP5361278B2 (ja) 画像管理装置、サーバコンピュータ、画像管理方法、及び、コンピュータプログラム
JP2018074272A (ja) 情報処理装置、プログラム及び記憶媒体
JP2009284070A (ja) 画像閲覧装置およびプログラム
JP5896757B2 (ja) 情報処理装置、その制御方法、およびプログラム
JP2009282606A (ja) 画像閲覧装置およびプログラム
JP4683322B2 (ja) 画像表示制御装置及び画像表示制御プログラム
US20060238819A1 (en) Processing manipulation utilizing graphical user interface
JP2008197932A (ja) 画像ファイル管理装置
JP4333045B2 (ja) ファイル管理プログラム、ファイル管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体、ファイル管理装置およびファイル管理方法
JP4609523B2 (ja) 画像選択装置およびコンピュータプログラム、並びに記録媒体
US20230315687A1 (en) Information processing system and method and non-transitory computer readable medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080930

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4198004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees