JP4182681B2 - ワイピングテープ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、好適にはハードディスク(磁気ディスク)や磁気テープ等の電子機器部品等の表面の汚れ、および光ファイバーフェルール端面汚れなどの拭取り用に使用されるワイピングテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハードディスクや磁気テープ等の電子機器部品および光ファイバー端面では、それらの表面にできる油膜や塵などの汚れの有無が性能に重大な影響を及ぼすため、これら部品の製造工程には汚れの拭取り工程が設けられて、製品の清浄処理が行なわれるようになっている。
【0003】
従来、このような拭取り工程の拭取り手段としては、例えば実開平1−160959号公報等に提案されているような極細繊維使いの布帛をスリットしたワイピングテープが使用されている。この極細繊維使い布帛からなるワイピングテープは、通常繊度の繊維からなるワイピングテープに比べて被処理面への拭き残しが少ないため、より高い拭き取り性能を発揮することができるものであった。
【0004】
しかしながら、最近のハードディスク等の電子機器部品は、その性能の一層の向上を図るために、拭き取り後の清浄度をさらに高度にすることが要求されるようになっている。そのため、例え極細繊維使いの布帛であっても、従来のワイピングテープでは、上記最近の要求に対して十分に対応することが難しくなってきている。
【0005】
また、特開平2−139449号公報では、ポリエステルとポリアミドの分割繊維からなる捲縮加工糸により構成された織編物の比容積を限定したワイピングクロスが提案されている。しかしながら、これは拭取性能を水と油の吸収速度と量で数値化したものであり、現実に使用される電子情報機器の製造工程でのワイピング材としては十分な拭取性能が得られ難い。すなわち、一定方向で、テープ形状でのワイピングクロスまたは対象物の機械的移動による拭取の場合には、拭き残しが避けられないのである。
【0006】
さらに、0.5デニール以下の極細繊維からなる布帛に立毛を付与したワイピングクロスが特開平4−263648号公報で提案されているが、発塵があるためクリーンルーム等での実用には適さない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、拭き取り後の清浄度をこれまで以上に向上することができるワイピングテープを提供することにあり、特に、本発明の多葉形断面糸を用いることにより、微少な粒子を捕獲し、拭き取り作業では拭き残しのないワイピングテープを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、静電気の発生を押さえ、クリーン度が要求される産業界での使用に適した絶縁破壊のない高度な拭取性を有する発塵量の少ないワイピングテープを提供することにある。
【0009】
本発明のさらに他の目的は、電子機器の製造工程など一定方向での拭取性が要求される用途での拭き残しのないワイピングテープを提供することにある。
【0010】
本発明のさらに他の目的は、光ファイバーコネクター部の光ファイバーフェルール端を清浄する作業において、端面の拭き残しがなく、光減衰量をできるだけ小さくする、ワイピングテープを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため以下の構成を採用する。すなわち、単繊維繊度が0.01〜3dTexの多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条をタテ糸またはヨコ糸の少なくとも一方に用いてなる織物からなり、前記多葉形断面繊維が、その横断面において、次の(1)〜(3)の要件を満たす多葉形断面繊維であることを特徴とするワイピングテープ。
(1)葉が中心から葉の先端部に向かって葉と葉の間の隙間が漸次広がるように放射線状に延びていること、
(2)葉数が3〜50枚であること、
(3)中心から葉の先端までの長さに対し、隣り合った葉の間にできる溝の最下端までの長さ比が0.1〜0.9であること。
【0014】
]前記タテ糸または該ヨコ糸の少なくとも一方に制電性繊維を含むマルチフィラメント糸条を配してなることを特徴とする前記[1]に記載のワイピングテープ。
【0015】
]前記ヨコ糸の多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条が生糸および/または実質的にノントルクの捲縮糸であり、タテ糸が制電性繊維を含むマルチフィラメント糸条であることを特徴とする前記[1]または[2]に記載のワイピングテープ。
【0016】
]前記ヨコ糸のフィラメント数がタテ糸のフィラメント数より多いことを特徴とする前記[1]〜[]のいずれかに記載のワイピングテープ。
【0017】
]前記織物の織組織におけるタテ糸によるヨコ糸の拘束点の最小径太さと非拘束点の最大径太さの比率が1.5〜5倍であり、織組織構造が実質的に多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条の生糸および/またはノントルクの捲縮糸の浮き構造であることを特徴とする前記[1]〜[]のいずれかに記載のワイピングテープ。
【0018】
]前記タテ糸が単繊維繊度0.5〜5.0dTexのマルチフィラメント糸条の生糸からなるワイピングテープであって、98℃の熱水中におけるテープの収縮率が10%以下の合成繊維からなることを特徴とする前記[1]〜[]のいずれかに記載のワイピングテープ。
【0019】
]前記ワイピングテープが、厚さ0.1〜0.7mm、幅3〜1,800mmのテープ状に両エッジをヒートカットされて形成されており、かつ該ワイピングテープ長手方向の引張り強度が40〜70kg/5cm、伸度が20〜50%であることを特徴とする前記[1]〜[]のいずれかに記載のワイピングテープ。
【0020】
]JIS B9923 6.2(1.1)による該ワイピングテープの発塵量を5μm以上のパーティクルが20個/ft3 ・100cm2 以下にし、該ワイピングテープを樹脂フィルムの袋内に密封パックしてなることを特徴とする前記[1]〜[]のいずれかに記載のワイピングテープ。
【0021】
]前記ワイピングテープが巻芯にロール状に巻上げられているものであることを特徴とする前記[1]〜[]のいずれかに記載のワイピングテープ。
【0022】
[1]回転駆動ローラ系で引張り移動させながら電子機器部品の汚れ拭取り用に使用されることを特徴とする前記[1]〜[]のいずれかに記載のワイピングテープ。
【0023】
[1]光ファイバーコネクター部のフェルール端面汚れの拭取り用に使用されることを特徴とする前記[1]〜[10]のいずれかに記載のワイピングテープ。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明のワイピングテープを構成するタテ糸および/またはヨコ糸には、単繊維繊度0.01〜3dTexの多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条が用いられる。
【0025】
本発明で用いられる多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条は、例えば2種の異なるポリマーからなる剥離分割型複合繊維の一成分の全てを溶解または分解除去することによって得ることができる。
【0026】
本発明において、多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条を造るために使用されるポリマーは、特に限定されるものではなく、通常の方法で製糸可能なものであればいずれのポリマーであっても使用することができる。例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、およびポリオレフィンなどを例示することができ、なかでもポリアミドが特に好ましく用いられる。
【0027】
本発明において多葉形断面繊維は、単繊維繊度が0.01〜3dTex、好ましくは0.05〜2dTexの多葉形断面繊維が用いられる。
【0028】
さらに、多葉形断面繊維の横断面形状は次の要件を満たしていることが重要である。
【0029】
(1)葉が中心から葉の先端部に向かって葉と葉の間の隙間が漸次広がるように放射線状に延びていること。
【0030】
(2)葉数が3〜50枚であること。
【0031】
(3)中心から葉の先端までの長さaに対し、隣り合った葉の間にできる溝の最下端までの長さbの比が0.1〜0.9であること。
【0032】
図1、2に断面形状を例示する。図1は、本発明の好適な断面形状例であり、図2は適さない例である。aは中心から葉の先端までの長さを示し、bは中心から溝の最下端まで長さを示す。
【0033】
上記の範囲を外れる場合、例えば上記(2)、(3)項の範囲を外れる場合には、(1)項の多様形断面構造の繊維を製造することが難しくなり、例えできたとしても、拭き取り性の高い布帛を得ることができにくくなる。
すなわち、該繊維が汚れ面に接した時に葉の先端で微小な汚れを掻き取り、隣り合った葉の間で形成された溝(空隙)に微小な粒子が捕獲されて、優れた拭取性を発現されるのである。
【0034】
本発明の多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条は、生糸でも良いが、実質的にノントルクの捲縮糸を用いる方がより好ましい。例えばかかる実質的にノントルクの捲縮糸を得る方法としては、押し込みスタッファー法、ギヤ法、および2段ヒーター仮より法などが挙げられるが、2段ヒーター仮より法が好ましく用いられる。
【0035】
この2段ヒーター仮より法は、第1次の仮よりに続き、第2次の熱処理を行なうもので、仮より糸を連続してオーバーフィード状態で走行熱処理することによって、伸長変形抗力の小さい捲縮成分が相殺されて、変形抗力が大きく細かで強固な捲縮成分が残った仮より糸が得られる。すなわち、トルクと伸縮性が小さく、かつバルキー性と熱的寸法安定性に優れた仮より糸が得られる。
【0036】
本発明において、実質的にノントルクとは、撚り数が5ターン/m以下を意味するが、熱セットされてトルクの小さいものも含む。
【0037】
この実質的にノントルクの捲縮糸を用いることによって、得られる織物は、表面が実質的に多葉形断面繊維で覆われた織物になり、その多葉形断面繊維により微少な粒子が捕獲され、拭き取り作業では拭き残しのないワイピングテープが得られる。
【0038】
本発明のワイピングテープは、生糸および/または実質的にノントルクの捲縮糸をタテ糸および/またはヨコ糸に用いて構成されることが好ましいが、生糸および/またはび実質的にノントルクの捲縮糸は、ヨコ糸に用いられることがより好ましい。
【0039】
本発明のワイピングテープにおいては、生糸および/または実質的にノントルクの捲縮糸の他に、他のマルチフィラメント糸条をタテ糸および/またはヨコ糸に、好ましくはタテ糸に配することができる。使用されるマルチフィラメント糸条は、例えば、単繊維繊度が0.1dTex以上の通常のマルチフィラメント糸条を用いることができる。具体的には、単繊維繊度が好ましくは0.5〜5dTexの範囲にある、総繊度が好ましくは20〜60dTexのマルチフィラメント糸条を用いることができる。
【0040】
本発明において、このマルチフィラメント糸条を作るために用いられるポリマーは特に限定されるものではなく、前記多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条に使用されるポリマーと同じ、通常の方法で製糸可能なものであればいずれのポリマーであっても適用することができる。例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、およびポリオレフィンなどを例示することができ、中でもポリアミドが特に好ましく用いられる。
【0041】
また、このマルチフィラメント糸条は、制電性繊維を含むことが好ましい。制電性繊維としては、例えば、ポリアルキレンエーテルセグメントを含有するブロックポリエーテルアミドまたはグラフトポリエーテルアミド(変性ポリアミド)をポリアミドまたはポリエステルと混合紡糸して、変性ポリアミドをポリアミドまたはポリエステル中に繊維軸方向に細長い分散粒子として混在させたフィラメント、カーボンブラックや炭素繊維等の導電性物質を含有せしめた重合体からなるフィラメント、特に芯鞘型複合繊維の芯成分に導電性物質を含有せしめた重合体からなるフィラメント、金属フィラメント等が挙げられる。
【0042】
本発明のワイピングテープの特徴のひとつは、タテ糸によるヨコ糸の拘束点の最小径太さと非拘束点の最大径太さの比率が1.1〜5倍であり、織組織構造が実質的にノントルクの捲縮糸の浮き構造であることである。多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条は、収束性が小さいため、拘束されることにより、非拘束部で広がろうとする性質があるため、結果として織物の表面が多く覆われた織物となる。
【0043】
本発明ではその拘束点の最小太さと非拘束点の最大太さ比率が好ましくは1.3〜4.5倍であり、より好ましくは1.5〜4倍である。1.1倍を下回る場合には、単繊維または布帛間の空隙が不足し、タテ糸が織物表面に浮き出るため、微小な粒子が捕獲されず、5倍を上回る場合は、浮き糸の空隙が大きすぎるため、微小な粒子が捕獲されず拭き残しが多発する傾向を示す。したがって、タテ糸を織物表面にできるだけ出さないようにし、かつ、良好な拭き取り性能を得るには生糸および/またはび捲縮形態を実質的にノントルクとすることによって得られる。
【0044】
本発明において、拘束点の最小太さと非拘束点の最大太さは、次のようにして測定される。すなわち、織物表面において、タテ糸またはヨコ糸によって拘束された多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条を倍率100倍で撮った顕微鏡写真から拘束点の最小太さと非拘束点の最大太さを10ケ所実測し、その平均値で測定する。
【0045】
この場合、タテ糸には、前述の単繊維繊度0.5〜5dTexのマルチフィラメント糸条の生糸が好ましく用いられる。このタテ糸は、織物の形態安定化に役立ち、織物のタテ方向の伸びを抑制する。タテ糸は、生機から製品に仕上げるまでの熱履歴を受けて寸法変化の少ない織物となり、テープ形成後において、98℃の熱水処理における収縮率が10%以下が好ましく、さらには6%以下が好ましい。この収縮率が大きすぎると、拭取作業時にかかる張力でワイピングテープが変形し、十分な拭取性能を示さない傾向となる。なお収縮率は以下の方法で測定した。
【0046】
織物のタテ方向に幅1cm、長さ20cmの大きさに溶融裁断したテープを2本準備し、一方は98℃の熱水中で10分間処理し、他方は処理しないで3セット用意した。次に、それぞれの下端に10gの荷重を掛けて処理前後の長さを測り、n3の平均値で算出した。
【0047】
収縮率(%)=[(A−B)/A]×100
A:処理する前のテープの長さ
B:処理した後のテープの長さ
本発明において、織組織は平織り、綾織り、朱子織り等いずれでもよいが、ヨコ糸の浮き構造をより効果的にするため、朱子織りのように一方の糸条が織物表面に浮き出る織組織とすることが好ましい。
【0048】
本発明の特に好ましい実施態様として、多葉形断面繊維からなる生糸および/または実質的にノントルクの捲縮糸が主に織物表面に浮き出ており、制電性繊維等の他のマルチフィラメント糸条が織物内部に存在する構造とすることができる。
【0049】
本発明ではこのように構成したことで、ワイピングテープを構成する織物の表面に浮き出た多葉形断面繊維からなる生糸および/または実質的にノントルクの捲縮糸が、表面の油膜などの汚れを葉の先端で掻き取り、隣り合った葉の間にできた溝で汚れを捕獲する作用を有するため、被処理表面に汚れを残さないように拭き取ることができる。また、一方に制電性繊維を配することで、静電気の発生を押さえ発塵量を少なくすることができる。
【0050】
本発明のワイピングテープは、好ましくは厚さ0.1〜0.7mmの織物を、幅3〜1,800mmのテープ状に両エッジをヒートカットすることによって製造することができる。そして、ワイピングテープ長手方向の引張り強度が40〜70kg/5cm、伸度が20〜50%であることが好ましい。
【0051】
このように両エッジがカットされたテープは、そのエッジ部分から繊維が切断端末が発塵しやすいという問題があるが、上記のようにエッジがヒートカットされていることにより繊維の切断端末が相互に融着し、発塵を制御することができる。さらに多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント生糸および/または捲縮糸が毛羽立ちのない長繊維であるため、マルチフィラメント自身が自己発塵することがなく、無塵性に優れたワイピングテープとすることができる。
【0052】
本発明のワイピングテープは、さらにテープ長手方向の伸度が20〜50%であることにより、拭取り時に適度の伸びを発生して摩擦力を逃がすようにするため多葉形断面繊維の単糸切れを発生せず、新たな発塵の原因になることがないので、清浄度を一層向上することができる。しかも、ワイピングテープ厚さを0.1〜0.7mm、長手方向の引張り強度を40〜70kg/5cmにしているため、上記伸びによる多葉形断面繊維の単糸切れも発生せず、優れた清浄度の拭き取りを可能にする。
【0053】
図3(A)、(B)は、それぞれ本発明の実施形態からなるワイピングテープを示すものである。
【0054】
図3(A)に示すワイピングクロスは、多葉形断面繊維からなる実質的にノントルクの捲縮糸の織物を幅狭にヒートカットによりスリットしたワイピングテープ1であって、巻芯2にロール状の巻上げ体10として巻き上げられている。また、図3(B)に示すワイピングクロスは、同じ織物を幅広にヒートカットによりスリットしたワイピングテープ1であって、同じく巻芯2にロール状の巻上げ体10として巻き上げられている。
【0055】
これらワイピングテープ1は、必ずしも図示のようにロール状に巻き上げる必要はないが、ロール状に巻き上げると、例えば40〜50mにも及ぶ長いテープであっても極めてコンパクトに収納することができる。また、ロール状に巻き上げておけば、図6のような方法で使用するとき、磁気テープなどの樹脂フィルム表面の拭取り操作を容易にすることができる。
【0056】
図6に示す拭取り操作では、拭取り操作前の樹脂フィルム5が巻き上げられた巻上げ体30を巻戻機6にセットし、この巻上げ体30から樹脂フィルム5を引き出しながら巻取機7に連続的に巻き上げる一方、この上方の巻戻し機8にワイピングテープ1の巻上げ体10をセットし、この巻上げ体10からワイピングテープ1を引き出しながら巻取機9に巻き上げるようにしている。ワイピングテープ1と樹脂フィルム5とは互いに反対方向に走行しており、そのワイピングテープ1の上面から圧着ロール4を押し下げて樹脂フィルム5に圧着させると、ワイピングテープ1が樹脂フィルム5の表面に所定の摩擦力で相対移動しながら拭取り作用を行うようになっている。
【0057】
また、図7(A)、(B)は、ロール状に巻き上げたワイピングテープをハードディスク表面の拭取り操作に利用する場合を示す。
【0058】
この拭取り操作工程では、回転軸にセットしたハードディスク15の上方の巻戻し機8にワイピングテープ1の巻上げ体10をセットし、この巻上げ体10からワイピングテープ1をハードディスク15の半径方向上面を横切らせるように巻取機9に巻き上げている。そしてそのワイピングテープ1の上面から圧着ロール14を押し下げてハードディスク15の半径方向上面に圧着させると、ワイピングテープ1がハードディスク15の表面に所定の摩擦力で相対移動しながら拭取り作用を行なうようになっている。
【0059】
また、ワイピングテープ1が、多葉形断面繊維が集束したマルチフィラメント糸の機能によって、図8(A)、(B)に示すような原理による拭取り性能を奏する。
【0060】
この拭取り性能は、前記の多葉形断面形態の範囲を外れる場合には十分な効果が得られなくなってしまう。
【0061】
図8(A)に示すように、多葉形断面繊維fが集束されたマルチフィラメント糸Fは、その内部に溝の隙間Gを形成している。このマルチフィラメント糸条からなる糸Fの織物から形成されたワイピングテープ1によって被処理表面を拭き取ると、油膜や汚れは葉の先端によって掻き取られ、掻き取られた油膜や汚れDが溝部によってトラップされた状態になる。したがって、被処理表面に汚れを残すことなく拭き取ることができ、かつワイピングテープ1の表面にも油膜や汚れDを残さないので、繰り返し拭き取りすることが可能になる。
図9(A)、(B)は、巻き上げたワイピングテープ表面で光ファイバーフェルール端面を拭取る操作に利用する場合を示す。図9(A)は光ファイバーのフェルール端の図であり、20はフェルールであり、21はその端面であり、22は光ファイバーである。図9(B)は拭き取り操作であり、光ファイバーのフェルール端面を巻き上げたワイピングテープ25の表面でこすることによって光減衰量が小さく、汚れのないフェルール端面を得ることができる。
【0062】
さらに上記ワイピングテープ1は、多葉形断面繊維のマルチフィラメント糸条からなる生糸および/または捲縮糸が毛羽立ちのない長繊維であるため自己発塵することがなく、実質的に無塵性の特性を有している。
【0063】
本発明のワイピングテープ1は、上記多葉形断面繊維のマルチフィラメント糸条からなる生糸および/または実質的にノントルクの捲縮糸を用いて製織された厚さ0.1〜0.7mm、好ましくは0.2〜0.5mmの織物が、幅3〜1800mmでテープ状にスリットされて形成されており、かつテープ物性として、テープ長手方向の引張り強度が40〜70kg/5cm、伸度が20〜50%であるようにしてある。
【0064】
このようにテープ長手方向に20〜50%の伸度(破断伸度)を有するため、拭き取り時の摩擦力により伸びを発生することによって、多葉形断面繊維の単糸が切断を招くようなことがないので、新たに発塵を起こすことがない。このテープ長手方向の伸度が小さすぎると、多葉形断面繊維が単糸切れを起こしやすくなり、また大きすぎると伸びが大きくなりすぎ、良好な拭取りを行なうことができなくなる。また、本発明において、テープの厚さを0.1〜0.7mm、長手方向の引張り強度を40〜70kg/5cmにするのは、上記摩擦力に対して多葉形断面繊維に単糸切れが発生しないようにするためである。
【0065】
したがって、本発明のワイピングテープは、上記のようなテープ特性を備えることによって、一層清浄度の高い拭取り操作を可能にすることができる。
【0066】
上記ワイピングテープにおいて、特にクリーンルームで生産が行われるハードディスク製造工程における拭取り工程に使用するものについては、図4および図5に示すように、実質的無塵状態に処理したのち樹脂フィルム袋3の中に密封パックするようにするとよい。
【0067】
ここでワイピングテープが実質的無塵状態であるとは、JIS B9923 6.2(1.1)の規定に準じて測定した発塵量が、5μm以上のパーティクルが20個/ft3 ・100cm2 以下、さらに好ましくは5個/ft3 ・100cm2 以下になっていることである。このように実質的無塵状態にしたワイピングテープ1を、図4および図5のように樹脂フィルム袋3内に密封パックし、これをハードディスク製造工程の置かれたクリーンルームで開封して拭取り工程に使用するようにすれば、超無塵状態にするハードディスク製造工程等に対しても容易に適用することができるようになる。
【0068】
ワイピングテープを上記のように実質的無塵状態に方法としては、特に限定されるものではないが、好ましくは洗濯機で純水を使用し完全洗浄するとよく、その洗浄後、クリーンルーム内において上記ワイピングテープを樹脂フィルム袋内に収納シールするとよい。
【0069】
本発明のワイピングテープは、各種装置等の清掃に用いられるが、特に磁気ディスクや磁気テープ等の電子機器部品等の表面の汚れおよび光ファイバーフェルール端汚れの拭取り用に好適に使用される。
【0070】
【実施例】
(実施例1)
タテ糸に、33dTex、26フィラメントのポリアミド長繊維を用い、また、ヨコ糸に、生糸56dTex、18フィラメントの剥離分割型マルチフィラメント糸条(単糸繊維の断面形状は、中心がポリアミド成分の8葉形で、それを取り巻く形でポリエステル成分が配された剥離分割型の繊維であって、ポリエステル溶出・除去後の単繊維繊度が0.89dTexの剥離分割型繊維)の実質ノントルクの生糸4本引きそろえて用いた。織物密度は、タテ密度:178本/インチ、ヨコ密度:108本/インチとし、組織は、8枚サテンとし、これを生機とした。得られた生機をアルカリの存在下で熱処理し、ヨコ糸のポリエステル成分を完全に除去し、ヨコ糸を8葉形断面糸にした。8葉形断面形状は、葉が中心から葉の先端部に向かって葉の幅が漸次狭くなり、すなわち葉の先端部に向かって葉と葉の間の隙間が漸次広がるように放射線状に延びて広がっており、中心から葉の先端までの長さに対し、隣り合った葉の間にできた溝の最下端までの比は、0.6であった。
次に、この織物を160℃で40秒間乾熱処理し仕上げ加工した。
【0071】
得られた織物は、タテ密度:206本/インチ、すなわち、1インチ間のフィラメント数は、206×26=5,356本であり、ヨコ密度:116本/インチ、すなわち、116×18×4=8,352本/インチであった。タテ糸とヨコ糸のフィラメント数の比率は、約1.6倍であった。また、織物表面をSONY製のビデオ・マイクロ・スコープを使って倍率100倍で写真撮影したところ、ヨコ糸の拘束点の最小直径太さ(7mm)と非拘束点の最大直径太さ(13mm)比率は約1.9倍であり、厚さは、0.3mmであった。
【0072】
さらにこの織物をタテ方向に70mm幅のテープ形状にヒートカットし、ワイピングテープとした。得られたテープ(引張強度:62kg/5cm、伸度25%、収縮率1.5%)は、ヨコ糸の浮き構造であった。拭取性を評価した結果、拭き残しが全くなく、拭取性は5級でタテ筋がなく、優れた性能が確認された。
【0073】
なお、拭取性は次のようにして評価した。シリコーンオイルSH200(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)を注射針で約5mgガラス板上に落とし、直径45mm、重さ1Kgfの円柱状荷重の一端面に固定した試料(ワイピングクロス)をガラス板上に乗せ1m/minの速度で移動し、シリコーンを拭き取る。次に、乾式複写機用トナー(SF−76T:シャープ株式会社製)をガラス板上に振りかけ、そのトナーを圧縮空気(1Kgf/m2 )で吹き飛ばす。ガラス板表面にセロテープ(登録商標)(積水化学工業株式会社製)を張り付けてガラス板上の残留トナーを剥ぎ取り、セロテープ(登録商標)に付着したトナーの程度を判定する。トナーが全く付着しないもの(ガラス板のシリコーンを完全に拭き取ったもの)を5級、トナーが極めて多量に残るものを1級として5段階で肉眼判定した。さらに、残存するトナーの付着状態をタテ筋の有無でも評価した。このタテ筋の有無が実際のハードディスク製造工程での研磨剤の除去を目的とした拭取性の拭き残し有無と一致した。
【0074】
発塵量は、5μm以上のパーティクルの数が9個/ft3 ・100cm2であった。
【0075】
(比較例1)
タテ糸に、実施例1と同様の繊維を用い、ヨコ糸に、仮ヨリ加工された77dTex(丸断面)、40フィラメントのポリエステル繊維糸を用いて、実施例1と同様に製織し、アルカリ処理を除き、実施例1と同様の加工をした。得られた織物は、タテ密度:200本/インチ、すなわち1インチ間のフィラメント数は、200×26=5,200本であり、ヨコ密度:101本/インチ、すなわち101×40=4,040本/インチであった。タテ糸とヨコ糸のフィラメント数の比率は約0.8であった。
【0076】
得られた織物のヨコ糸は、捲縮による浮き構造であるが、拘束点と非拘束点の比率は0.9倍であり、拭取性の評価結果も拭き残しが多く、拭取性は2級でタテ筋が認められ、十分な性能が得られなかった。これは、ヨコ糸のフィラメント数が少なく単糸繊度が太く、断面形状が丸であることが原因と考えられる。
【0077】
(実施例2)
タテ糸に、56dTex、18フィラメントのナイロン長繊維を用い、また、ヨコ糸に、2段ヒーター仮より方式で加工された55dTex、18フィラメントのナイロンとポリエステルの剥離分割型マルチフィラメント糸条からなる4ターン/mの実質ノントルクの捲縮糸を6本引き揃えて用いた。この捲縮糸は、ナイロンが16葉形でそれを取り巻くようにポリエチレンテレフタレートが配された剥離分割型複合繊維(ポリエチレンテレフタレート成分溶出後の単糸繊度:1.1dTex)である。これらのタテ糸およびヨコ糸をそれぞれ用いて、タテ密度:130本/インチ、ヨコ密度:100本/インチである5枚サテンを製織し生機とした。この生機をアルカリの存在下で熱処理し、ポリエチレンテレフタレート成分を完全に除去し、ヨコ糸を16葉断面糸に分解した。
得られた16葉形断面糸は葉が中心から放射線状に広がっており、中心から葉の先端までの長さに対し、隣り合った葉で形成された溝の最下端までの長さ比は0.7であった。さらに130℃の熱水で処理することにより、糸の収縮による高密度化と洗浄を同時に実施した。次に、この織物を160℃で40秒間乾熱処理し仕上げ加工した。
【0078】
得られた織物は、タテ密度:143本/インチ、すなわち1インチ間のフィラメント数は、143×18=2,574本であり、ヨコ密度:113本/インチ、すなわち113×18×6=12,204本/インチであった。タテ糸に対しヨコ糸のフィラメント数は約4.7倍であった。また、織物表面をSONY製のビデオ・マイクロ・スコープを使って倍率100倍で写真撮影したところヨコ糸の拘束点の太さ(16mm)と非拘束点の最大太さ(30mm)比率は約1.9倍であり、厚みは0.5mmであった。
【0079】
さらに織物をタテ方向に70mm幅のテープ形状にカットし、ワイピングテープとした。得られたテープ(引張強度:59kg/5cm、伸度37%、収縮率2.1%)は、ヨコ糸の浮き構造が十分なものであった。拭取性を評価した結果、拭き残しが全くなく、拭取性は5級でタテ筋がなく、優れた性能が確認された。
発塵量は、5μm以上のパーティクルの数が5個/ft3 ・100cm2であった。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条がタテ糸によって拘束されることによって、非拘束部が広がり、浮き構造となっており、また、その多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸に基づく優れた拭取り性と長繊維としたことによって、一定方向の拭取り性が一段と優れたワイピングテープが得られる。特に、クリーンルームで使用され、人間の手作業ではなく、機械的に拭き取る電子情報機器類の製造工程でのワイピンク材として高い信頼性を有するワイピングテープが得られる。この効果は、多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸に、生糸および/または実質的にノントルクの多葉形断面繊維を用いることによって増長される。特に、実質的にノントルクの捲縮糸を使いることにより、布帛の表面が実質的に多葉形断面繊維で覆われた織物になり、その多葉形断面繊維の葉の頂点で汚れが掻き取られ、溝により捕獲され、拭き取り作業では拭き残しのないワイピングテープが得られる。
【0081】
また、制電性繊維からなるマルチフィラメント糸条を他方の糸に用いた場合には、静電気の発生を押さえることができ、発塵量を少なくすることができる。
【0082】
さらに、両エッジがヒートされている場合は、低塵性を有し、その上に、さらにテープ長手方向の伸度を20〜50%にした場合は、拭取り時に適度の伸びを発生して多葉形断面繊維に単糸切れを発生させず、新たな発塵による清浄度の低下を招くことがなく、かつテープ厚さを0.1〜0.7mm、長手方向の引張り強度を40〜70kg/5cmにした場合は、同じく多葉形断面繊維の単糸切れを発生せず、清浄度の一層高い拭き取り操作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の断面形状を例示したものである。
【図2】本発明に適さない断面形状を示したものである。
【図3】(A)、(B)は、それぞれ本発明の実施形態からなるワイピングテープを示す斜視図である。
【図4】本発明のワイピングテープを樹脂フィルム袋に密封パックした他の実施形態を示す斜視図である。
【図5】図4のX−X矢視による断面図である。
【図6】本発明のワイピングテープの使用例を示す説明図である。
【図7】(A)、(B)は本発明のワイピングテープの他の使用例を示し、(A)は概略側面図、(B)は平面図である。
【図8】(A)、(B)は本発明のワイピングテープによる作用を示す説明図である。
【図9】(A)はフェルール図であり、(B)は本発明のワイピングテープによる作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 :ワイピングテープ
2 :巻芯
3 :樹脂フィルム袋
4 :圧着ロール
5 :樹脂フィルム
6 :巻き戻し機
7 :巻き取り機
8 :(ワイピングテープ)巻き戻し機
9 :(ワイピングテープ)巻き取り機
10 :(ワイピングテープの)巻上げ体
14 :圧着ロール
15 :ハードディスク
20 :フェルール
21 :フェルール端面
22 :光ファイバー
25 :ワイピングテープ

Claims (11)

  1. 単繊維繊度が0.01〜3dTexの多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条をタテ糸またはヨコ糸の少なくとも一方に用いてなる織物からなり、前記多葉形断面繊維が、その横断面において、次の(1)〜(3)の要件を満たす多葉形断面繊維であることを特徴とするワイピングテープ。
    (1)葉が中心から葉の先端部に向かって葉と葉の間の隙間が漸次広がるように放射線状に延びていること、
    (2)葉数が3〜50枚であること、
    (3)中心から葉の先端までの長さに対し、隣り合った葉の間にできる溝の最下端までの長さ比が0.1〜0.9であること。
  2. 前記タテ糸または該ヨコ糸の少なくとも一方に制電性繊維を含むマルチフィラメント糸条を配してなることを特徴とする請求項1に記載のワイピングテープ。
  3. 前記ヨコ糸の多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条が生糸および/または実質的にノントルクの捲縮糸であり、タテ糸が制電性繊維を含むマルチフィラメント糸条であることを特徴とする請求項1または2に記載のワイピングテープ。
  4. 前記ヨコ糸のフィラメント数がタテ糸のフィラメント数より多いことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のワイピングテープ。
  5. 前記織物の織組織におけるタテ糸によるヨコ糸の拘束点の最小径太さと非拘束点の最大径太さの比率が1.5〜5倍であり、織組織構造が実質的に多葉形断面繊維からなるマルチフィラメント糸条の生糸および/またはノントルクの捲縮糸の浮き構造であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のワイピングテープ。
  6. 前記タテ糸が単繊維繊度0.5〜5.0dTexのマルチフィラメント糸条の生糸からなるワイピングテープであって、98℃の熱水中におけるテープの収縮率が10%以下の合成繊維からなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のワイピングテープ。
  7. 前記ワイピングテープが、厚さ0.1〜0.7mm、幅3〜1,800mmのテープ状に両エッジをヒートカットされて形成されており、かつ該ワイピングテープ長手方向の引張り強度が40〜70kg/5cm、伸度が20〜50%であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のワイピングテープ。
  8. JIS B9923 6.2(1.1)による該ワイピングテープの発塵量を5μm以上のパーティクルが20個/ft3 ・100cm2 以下にし、該ワイピングテープを樹脂フィルムの袋内に密封パックしてなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のワイピングテープ。
  9. 前記ワイピングテープが巻芯にロール状に巻上げられているものであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のワイピングテープ。
  10. 回転駆動ローラ系で引張り移動させながら電子機器部品の汚れ拭取り用に使用されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のワイピングテープ。
  11. 光ファイバーコネクター部のフェルール端面汚れの拭取り用に使用されることを特徴とする請求項1〜1のいずれかに記載のワイピングテープ。
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